◆xSmW2B8ofc<>saga<>2012/06/10(日) 18:09:42.67 ID:Ph5IrwlZ0<>「まま〜ふうせんとんでっちゃった〜」
「あれは…ママじゃ取りにいけないな…」
男「ん…よっと!」
男「はい!これ…君のだよね!」
「おにいちゃん、ありがと!」
「ありがとうございます〜!じゃ、行こっか」
男「あの子、喜んでくれて良かったな…さ、俺も帰ろう」
神「待ちたまえ」
男「それにしても暑くなってきたな…アイスキャンディーでも買っていこうか」
神「待ちたまえ…おい、少年」
男「うぇぇ!一本250円!?高くね?」
神「待ちたまえ少ねn…ちょ、少n…おい!!!」
男「うぇ!?何!!?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1339319382(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
<>男「不幸の裏には幸せが」
◆xSmW2B8ofc<>saga<>2012/06/10(日) 18:10:50.65 ID:Ph5IrwlZ0<> 神「やっと気づいたか少年」
男「そ、空耳じゃなかった…」
神「わしの名は神。まぁ…人間らが言うところの神様じゃな」
男「神様って…なんか全然イメージと違うんだけど」
神「なんじゃ?信じられんか?」
男「テレパシー…ってやつか。こうやって頭ん中に話しかけられたら信じるしか…」
神「まぁそういうことじゃ。少年、お前に話があってな。」
男「俺に話?神様が?うぉお…なんか感激!」
神「なんというか、お前バカじゃろ…」
男「なぁ!話って何?ちょ、神様!何なの話って?」
神「…ちょっと周り見てみぃ」
男「?」
クスクス…エーナニアノヒトチョーウケルー
神「わしの姿が見えているのは少年、お前だけじゃ。」
男「や、早く言えよ!」
<>
◆xSmW2B8ofc<>saga<>2012/06/10(日) 18:12:10.88 ID:Ph5IrwlZ0<> 〜男の家〜
男「お茶でいいかな?」
神「あ、お構いなく」
男「神様でも飲めたり、触ったりできるんだ…」
神「マンガなんかだと触れないってのがデフォじゃけどな。わしリアル神様じゃもん」
男「それで、俺に話って?」
神「おぉ、そうじゃったな。ではぼちぼち話していこうかの」
神「お前、さっき子どもの風船を取ってあげとったな?」
神「それだけではない、普段から親切をはたらいておる」
男「好きなんだ。人が喜んだり、笑ったりしてるのを見るの。だから、俺にできることならしてあげたい、喜んでほしいって」
神「そうじゃな。わしはお前のそんなところに目をつけた」
男「目をつけた?」
<>
◆xSmW2B8ofc<>saga<>2012/06/10(日) 18:12:48.84 ID:Ph5IrwlZ0<>
神「お前に、この世界の幸度(こうど)を操る力を与える」
<>
◆xSmW2B8ofc<>saga<>2012/06/10(日) 18:14:04.17 ID:Ph5IrwlZ0<> 神「幸度を操作することでおm」
男「ちょ、ちょぉ!ちょっと待った!」
神「騒々しいやっちゃのう…なんじゃ」
男「いきなりそんな話されたってわかんねーよ…」
神「うむぅ…なら落ち着いて1つずつ質問せい」
男「んじゃ…まず幸度ってなんだ?」
神「幸度というのはこの世界に溢れる幸せ・不幸の、常に一定に保たれている総量のことじゃ。幸度が10だとすると、幸せと不幸の比率の合計が10を越えることはないのじゃ」
男「お、おぅ…大体わかった…んじゃ、"幸度を操る力"って?」
神「んー、簡単に言うとだな、その力を持つ者は幸せと不幸のバランスを調整できるようになる。その力をお前にやろうと言うのじゃ」
男「なんで俺?」
神「>>3で言ったように、普段から親切をはたらいているお前なら任せられると思うたんじゃよ」
男「いやいや!人を選ぶようなことなら神様がやれば…」
神「神と言っても暇じゃないんじゃよ〜…今日なんてアフロディーテちゃんとディナーに行くんじゃんへへへへ」
男「氏ね」 <>
◆xSmW2B8ofc<>saga<>2012/06/10(日) 18:15:55.08 ID:Ph5IrwlZ0<> 神「ちゅーことで!わしも時間ないからササっとやっちゃうぞ!」
男「え、ちょ」
神「それではこの幸度メーター、略して"コウダ"を身体に埋め込みます。あ、埋め込む言うてもアマダムみたいなもんじゃから安心せい」
男「おいやめ」
神「では、注☆入」
男「うぉい!こらやm…うひゃおおおおおおおおぅううう/////」 <>
◆xSmW2B8ofc<>saga<>2012/06/10(日) 18:20:51.26 ID:Ph5IrwlZ0<> 今回の投下は以上になります
このSSは
・欝要素ほぼ無し
・エログロ無し
となっております
投下は不定期ですが、必ず簡潔させますので、よろしくお願いします! <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福島県)<>saga<>2012/06/10(日) 20:16:59.07 ID:7h9rIRq30<> 乙です!続き楽しみにしてます!
この手のお話って、自分に幸運が集まるようにしようとしても、自分には効果がないってのがオチなんだよな。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)<>sage<>2012/06/10(日) 20:22:31.76 ID:eo2Afpao0<> なぜだろう五代雄介が頭をよぎった・・・ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)<>sage<>2012/06/11(月) 17:59:37.99 ID:gZc9/LAMo<> おっつん <>
◆xSmW2B8ofc<>saga<>2012/06/17(日) 17:30:07.28 ID:xhI12VSj0<> 長らくお待たせいたしました!
投下開始します! <>
◆xSmW2B8ofc<>saga<>2012/06/17(日) 17:32:27.08 ID:xhI12VSj0<> 男「はぁ…はぁ…っ///」ビクンビクン
神「よーし、注入完了じゃ」
男「ちゅ、注入って…何も変わってないけど…」
神「おう、特に何も変わりゃせんよ。使おうとしない限りはな」
男「んー…どうやって使うんだ?」
神「全てはお前の意思次第じゃ。実践あるのみ!外でもぶらぶら歩いてこい!」
男「うぉい!適当なこと言うな!」
神「んじゃわしはデェートに行くでの!精進せぇよ〜……」ボワワン
男「あ、おい!…んなろー。とりあえず、外をぶらぶらってか…」
<>
◆xSmW2B8ofc<>saga<>2012/06/17(日) 17:35:17.46 ID:xhI12VSj0<> 〜公園〜
男「とりあえず公園に来てみました」
男「さぁて、まずは使い方を知らないことにはどうにもならないからなぁ…いろいろやってみっかー」
神「(やはりわしの見込んだ人間…その意気や良し!)」
男「たしか、俺の意思次第とか言ってたな…使いたい!って思えばいいのかな?」
男「よーし…き、緊張するぜ…とりあえず、頭の中で唱えてみるぞ…」
男「(出てこいっ!!)」
男「…?」
男「(出てこい!!!)」
男「……」
男「(出てきてください!!!)」
男「あかんやん…」
<>
◆xSmW2B8ofc<>saga<>2012/06/17(日) 17:39:28.11 ID:xhI12VSj0<> 男「思うだけじゃだめなのかな…」
男「出てこい!!!ヘイカム!!!!かむぉおおおおおおおおんんんんん!!!!!!!!」
キャーナニアノヒトー ヒトリデサケンデルーアハハ
男「」
男「だめじゃん…ソウカコレハキットユメダッタンダアハハハh」
神「うぉい!待て少年!!わかった!教える!教えるから帰らないで!」
男「あんた見てたのかよ!!恥かかせやがって…」
神「こういうのは自分で気付くことが大事なんじゃよ…じゃがこのままふてくされられたら困るからの…わしが直接教えたる」
男「釈然としないけど…まぁいいや、どうやって使うんだ?」
神「うむ。頭の中に出てくるようなものではなくてな。お前が対象に向かって幸度を変えたいと思うだけで作動するんじゃ。」
男「だったら最初から言ってくれよ…」 <>
◆xSmW2B8ofc<>saga<>2012/06/17(日) 17:42:22.47 ID:xhI12VSj0<> 神「この際じゃ、全部説明しておこう」
神「この世界の幸度は常に一定に保たれておる。幸度を100とすると幸せと不幸が50:50でな。」
神「その総量に縛られずに幸度を操作できるのが幸度メーター"コウタ"じゃ。」
神「コウタで、例えばAさんの幸度を10幸せにする場合、総量は110となる。そうすることが可能だとはいえ、これはイレギュラーなことなのじゃ。つまりこの世界は総量を100に戻そうとする。」
男「戻そうとするって…無理矢理増やした10はどうなるんだ?」
神「そ、重要なのはそこじゃ。コウタによって増やした10は…」 <>
◆xSmW2B8ofc<>saga<>2012/06/17(日) 17:43:15.83 ID:xhI12VSj0<>
神「コウタの使用者、つまりお前自信に反対の力…今回の場合は不幸として降りかかるんじゃよ」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/06/17(日) 17:45:03.60 ID:W/tmVKPIO<> 支援
菩薩かよ <>
◆xSmW2B8ofc<>saga<>2012/06/17(日) 17:52:31.46 ID:xhI12VSj0<> 今回は以上です。
次の投下まで間が開くかもですので、気長にお待ちください… <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/06/17(日) 19:35:30.17 ID:7ud9rhKDO<> 幸運を作れない娘のために云々 <>
@jamaju<>saga<>2012/07/01(日) 08:34:02.31 ID:7lle2N2m0<> お待たせしました!投下開始します! <>
◆onLHyv7MhA<>saga<>2012/07/01(日) 08:35:47.27 ID:7lle2N2m0<> 酉のやり方ミスったお…酉変えますね
今度こそ投下開始します! <>
◆onLHyv7MhA<>saga<>2012/07/01(日) 08:38:28.41 ID:7lle2N2m0<> 男「反対の力が返ってくる…てのは、自分が不幸になったり、幸せになったりするってことか?」
男「それって…まさか他人を不幸にすれば自分が幸せになるってことじゃ…」
神「まぁ、そういう使い方もある。じゃが、わしはお前がそんなことをする人間ではないと見込んでコウタを託した。そういうことじゃ」
男「や、そんなことしないけどさ…それより、俺の他にコウタを持ってる人っているのか?」
神「あぁ、もう一人な。そやつもお前同様、わしが選んだした者じゃからな…問題はないわい!」
神「とりあえず一度コウタを使ってみたらどうじゃ?ほれ、あそこに困ってる男がおるようじゃぞ?」
モブ男「あぁ〜ちょっとちょっと!あー…メダルが奥のほういっちゃったよ…」
男「あの人か…よ〜し、やってみっか!」
『お前が対象に向かって幸度を変えたいと思うだけで作動するんじゃ。』
男「対象に向かって…!」
コウド+10
<>
◆onLHyv7MhA<>saga<>2012/07/01(日) 08:40:52.13 ID:7lle2N2m0<> モブ男「あの、すいません!誰か〜!手を貸してもらえませんか〜?」
モブ女「大丈夫ですか!?今助けますから!ふんにゅぅ〜!!」
男「お、なんとかなったみたいだな!そうか、これが幸度がはたらくってことなのか…」
神「さて、お前が作り出した10の幸度、不幸としてどんな形で返ってくるかのぅ…」
男「ま、考えててもしょうがないし!他に困っていそうな人でも探してみるか!」
神「おいこりゃ!使いすぎは危険じゃ!お前の体に何かあったらどうするんじゃ!」
キャー!!
カエシテモラッタゾ…オレノメダル!
ウワー!!! <>
◆onLHyv7MhA<>saga<>2012/07/01(日) 08:44:11.57 ID:7lle2N2m0<> 男「……」
神「……」
男「………」
男「なぁ、俺ってもう不幸になったの?」
神「いや、まだじゃな。返ってくるタイミングは特に決まっているわけではないからの…まぁ、長くてもせいぜい10分以内には来る。気長に待つことじゃ」
男「10分か…ジュースでも買いに行くか」
男「暑いからな〜…よし、お茶!」ピッ ゴトン
男「お釣りお釣り…ありゃ?」グイッグイッ
男「お釣りが出てこない…だと…」
男「ちょ、ふざけんな!おいこら自販機!」バンバン
男「ホーゥ、ワチャーッ!」ドンッ
神「こりゃ!やめんかい!無駄じゃ…これはお前に返ってきた不幸、つまり強制的な力なんじゃ。」
男「こ、これが不幸…」
男「あぁ…俺の50円…」 <>
◆onLHyv7MhA<>saga<>2012/07/01(日) 08:46:55.24 ID:7lle2N2m0<> 神「これで大体わかったかの…?んじゃ、あとはお前のやりたいようにやってみぃ。あ、ちなみに!」
神「わしが不正と判断する使い方をした場合、罰が下されるから気をつけるんじゃな。もちろんコウタは没収な」
男「ん、あぁ…とりあえずやってみるよ」
神「ではな!期待しておるぞ!」ボワン
男「さて、今日は疲れたからな。もう帰るか…」 <>
◆onLHyv7MhA<>saga<>2012/07/01(日) 08:48:10.04 ID:7lle2N2m0<> 〜男の家〜
男「反対の力、かぁ…」
男「たぶん幸度がデカいほど影響も大きいってことだし…今回は10だったけど、もっと大きく設定すればどうなるんだ…」
男「まぁ、100のうちの10くらいならなんともなさそうだしな。や、別に10のうちの1でもいいのか…」
男「もしかして俺、とんでもないもの背負っちゃったぁ…?」 <>
◆onLHyv7MhA<>saga<>2012/07/01(日) 08:50:11.74 ID:7lle2N2m0<> 今回は以上です。
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/07/01(日) 10:18:13.75 ID:jMbcIX26o<> まってたぜ!
朝から乙! <>
◆onLHyv7MhA<>saga<>2012/07/08(日) 18:30:27.07 ID:z2FuT3Ka0<> 1週間ぶりでございます。少量ですが投下開始します! <>
◆onLHyv7MhA<>saga<>2012/07/08(日) 18:32:51.31 ID:z2FuT3Ka0<> 〜学校〜
男「学校だるいな…」
友「まぁそう言うな若人よ…ほら、クラス1の可愛さを誇るマドンナちゃんで目の保養目の保養…」ジーッ
男「お前それじゃただの変態だぞ…」ジーッ
友「がっつり見ながら言われても説得力ねぇよ」
男「あはは…っておい、マドンナちゃんこっちくるぞ!」
友「や、やっべぇ…ジロジロ見すぎたか…」
男「(マズい…けどこんなことでコウタ使うのもなぁ…)」
<>
◆onLHyv7MhA<>saga<>2012/07/08(日) 18:33:51.72 ID:z2FuT3Ka0<> ………
マドンナ『ちょっと!二人ともどこ見てんのよ!!』パチーン
男・友『おぅっ』
モブ1『あの二人マドンナちゃんのことやらしい目で見てたんだってー』
モブ2『えーやだー』
モブ3『きんもーっ☆』
………
<>
◆onLHyv7MhA<>saga<>2012/07/08(日) 18:35:17.68 ID:z2FuT3Ka0<> 男「(いやいや、ヤバイ!ヤヴァイ!マジでやばい!!)」
マドンナ「……」ツカツカ
友「おいっどうすんだよっ」コソコソ
男「し、知るか!」コソコソ
マドンナ「…っ」ピタッ
男「(こ、こうなったらコウタで…!)」
マドンナ「あ、あの…」
友「ひ、ひゃい!」
<>
◆onLHyv7MhA<>saga<>2012/07/08(日) 18:35:53.25 ID:z2FuT3Ka0<>
マドンナ「あの、ツンくんの事で相談があるの…」
男・友「……え?」
<>
◆onLHyv7MhA<>saga<>2012/07/08(日) 18:36:52.98 ID:z2FuT3Ka0<> -ツン。
俺たちと同じクラスの男子。
誰もが認めるイケメンだが、ツンツンした性格のためにいつも一人でいる…
俺と友はツンと席が近かったこともあって、たまに話したりもするが…
あ、だから俺たちにツンのことを相談しようってか。
でもなんで、マドンナちゃんがツンのことを…?
<>
◆onLHyv7MhA<>saga<>2012/07/08(日) 18:38:39.43 ID:z2FuT3Ka0<> 今回はこれで以上です! <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/07/08(日) 19:11:19.15 ID:yZZI9sILo<> あいよっ、乙!
また来週、なのかな? <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/07/08(日) 20:01:28.02 ID:z2FuT3Kao<> >>36
投下は未定ですが、おそらく日曜になるかと… <>
◆onLHyv7MhA<>sage saga<>2012/07/08(日) 20:02:35.45 ID:z2FuT3Kao<> すみません、>>37は>>1です <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/07/09(月) 22:30:19.05 ID:2QtPJPEao<> おう、日曜楽しみにしてるぜー <>
◆onLHyv7MhA<>saga<>2012/07/16(月) 17:29:50.61 ID:iNBbQLLS0<> 日曜のうちに投下できず申し訳ない…
投下します! <>
◆onLHyv7MhA<>saga<>2012/07/16(月) 17:32:01.04 ID:iNBbQLLS0<> 男「相談って…ツンがどうかしたの?」
マドンナ「あ、あの…わ、わたし…」
友「ツンのことが好き、とか?」
男「おまっ、まさかぁ…」
マドンナ「///」コクコクッ
男・友「マジか!」
男「でもどうしてまた…」
友「こういう言い方はあれだけど、マドンナちゃんならもっと良い人がいるんじゃない?」
マドンナ「わ、わたし実は…嫌がらせを受けていて、それをツンくんが助けてくれたの」
男「ツンが…?」
<>
◆onLHyv7MhA<>saga<>2012/07/16(月) 17:33:56.73 ID:iNBbQLLS0<> -1ヶ月前-
〜教室〜
マドンナ「…っ」
クスクス…
マドンナ「(机…拭かなきゃ…雑巾、雑巾)」
ガッ
マドンナ「痛っ…」
「あ、ごめーん!つい足引っ掛けちゃったw」クスクス
マドンナ「……」
<>
◆onLHyv7MhA<>saga<>2012/07/16(月) 17:36:56.64 ID:iNBbQLLS0<> 「ほら、雑巾ならここにあるから!水付きでね!」
マドンナ「うっ!」ベチャッ
キャハハ チョーウケル
マドンナ「(どうして…こんな…)」
「ねぇ雑巾足りないでしょ?もう1枚あげよう…かっ!…えっ」ガシッ
ツン「机やったの…お前だろ。お前が…拭け。」
「っ…なんなのよ!!」ダッ
ツン「……」スタスタ
マドンナ「あ、あの!…行っちゃった…」
<>
◆onLHyv7MhA<>saga<>2012/07/16(月) 17:39:04.52 ID:iNBbQLLS0<> ………
友「それでツンに惚れた、と…」
マドンナ「す、好きなのかはわからないけど、とにかく一度きちんとお礼がしたくて…」
男「それならツンのとこに行けばいいんじゃ…どうして俺たちのところに?」
マドンナ「それがね、ツンくん、最近学校に来ていないらしくて…男くんたちなら何か知ってるかも、って…」
友「あぁ、言われてみると確かに最近見てないな…」
男「…っしゃ!んじゃ放課後俺たち二人で探してみるよ!」
マドンナ「えっ!?そ、そこまでしてもらうのは悪いよ…!」
友「だーいじょうぶ!俺たちこう見えて…暇なんだぜ!」
男「どう見えてると思ってんだ…ま、とりあえず!乗りかかった船だし!」
マドンナ「そ、それなら…私も行く!」
友「でも暗くなったりしたら危ないぜ?」
マドンナ「それでも、自分で行きたいんです…ツンくんは、身を挺して助けてくれた人だから…」
男「…よし、じゃあみんなで行こう。帰りは俺たちが送りゃいいさ!」
友「ま、どうせツンを探しに行くってだけだしな!危ないことはないか!」
マドンナ「よ、よろしくお願いします!」
<>
◆onLHyv7MhA<>saga<>2012/07/16(月) 17:41:33.67 ID:iNBbQLLS0<> 今回は以上です。
我ながら一度の更新量が少ない…次回からはもうちょっと書きます
次の更新は次の日曜の予定です! <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/07/16(月) 21:43:54.92 ID:ZYjn4MPfo<> 乙乙! <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)<>sage<>2012/07/25(水) 12:37:31.88 ID:qMqSs5YOo<> 日曜は過ぎましたよ <>
◆onLHyv7MhA<>sage<>2012/07/29(日) 14:44:25.97 ID:/tf3AMnTo<> 放置すみませんでした!!
最近何かと立て込んでおりますので、次の投下を8月7日以降とさせていただきます… <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/07/29(日) 14:48:40.88 ID:TtbZsjYFo<> 把握した。 <>
◆onLHyv7MhA<>saga<>2012/08/08(水) 18:27:15.55 ID:gnXbNh/T0<> 長らく更新できずに申し訳ありませんでした!
微量ながら投下します! <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)<>sage<>2012/08/08(水) 18:29:13.95 ID:ON/5XTLEo<> 舞ってた <>
◆onLHyv7MhA<>saga<>2012/08/08(水) 18:30:27.25 ID:gnXbNh/T0<> 友「そんじゃ、とりあえず最初はツンの家に行ってみるか」
マドンナ「い、いきなりお家ですかっ///」
男「マドンナちゃんは何を照れてんだ…それより友、家って言ったって場所わかるのか?」
友「前に一度CD借りに行ったからな!覚えてるぜ!たぶん!」
男「(たぶんって、大丈夫なのか…?)」 <>
◆onLHyv7MhA<>saga<>2012/08/08(水) 18:31:17.48 ID:gnXbNh/T0<> ………
友「……」
男「……」
マドンナ「……」
男「…友。ここさっきも通らなかった?」
友「迷った テヘペロッ☆彡」
男「だと思ったよ…」
男「(時間もないしなぁ…しょうがない、こうなったら友の幸度を)」コウド+5
友「…あ!あれはたしかツンの弟…って、ありゃケンカか?」
男「ケンカってより…一方的にやられてるでしょ!」ダッ
友「あ、おい!男ー!」
<>
◆onLHyv7MhA<>saga<>2012/08/08(水) 18:35:57.29 ID:gnXbNh/T0<> 小モブ1「お前うぜーんだよ!」ゲシッ
ツン弟「……っ」
小モブ2「黙ってねーで何とか言えよ!」バシッ
ツン弟「うっ!…くぅ」
男「ちょっとちょっと!やめなって…うわっ」ドシャア
マドンナ「だ、大丈夫ですか!」アワアワ
友「(走り出したとこまではかっこよかったんだけどなぁ…)」
小モブ1「なんだこいつ…ちっ、おい帰ろーぜ!」
小モブ2「助け(?)なんか呼びやがって、覚えとけよ!」
男「いてて…。それにしても何なんだあの子ら…っと、大丈夫か?」
ツン弟「…ありがとうございます。それじゃ」
友「あぁ!待って!大丈夫、俺らはお前の兄ちゃんの友だちだ!怪しいヤツじゃないから!」
マドンナ「ツンくんの弟さん…だよね?どうしてあんなことされてたのかな?」
ツン弟「…僕が弱いから」
男「弱い…?」 <>
◆onLHyv7MhA<>saga<>2012/08/08(水) 18:41:27.71 ID:gnXbNh/T0<> ツン弟「…バカにされても、嫌がらせをされても。やり返すのが怖いからやり返せないんだ。僕にやり返す勇気があったら、こんなことにはならないんだ」
マドンナ「本当にそうかな?」
ツン弟「…っ!おねーちゃんにはわからないんだよ!」
ツン弟「僕は何もしていないのに!!僕は1人なのに!あっちはみんなで集まって嫌がらせして!」
ツン弟「僕にはお父さんもお母さんもいないからって!参観日に誰も来てくれないからって!!」
ツン弟「…どうせ引き取ってくれた親戚と…グスッ…仲良ぐないんだろって!」
ツン弟「僕は…何もしてないのに…」
<>
◆onLHyv7MhA<>saga<>2012/08/08(水) 18:41:57.14 ID:gnXbNh/T0<>
マドンナ「私もね、君と同じなんだよ」
<>
◆onLHyv7MhA<>saga<>2012/08/08(水) 18:43:57.12 ID:gnXbNh/T0<> ツン弟「…えっ?」
マドンナ「君と同じ。私もね、嫌だなぁって思うことをされても、何もできなかった。そんな私を、君のお兄ちゃんが助けてくれた。」
ツン弟「にーちゃんが?」
マドンナ「ツンくんは、私を助けてくれた。でもそれは、相手にやり返すとか、そういう方法じゃなかったよ。」
ツン弟「……」
マドンナ「だから…だから、やり返したりするんじゃなくて、他にも方法があるんじゃないかな?」
ツン弟「おねーちゃん…」
男「…この事、兄ちゃんは知ってるのか?」
ツン弟「…知らないと思う。兄ちゃん、最近帰ってくるの遅いから…」
<>
◆onLHyv7MhA<>saga<>2012/08/08(水) 18:50:21.15 ID:gnXbNh/T0<> 友「なんで帰ってくるのが遅いか…理由知ってるか?」
ツン弟「ううん…兄ちゃんがどうかしたの?」
友「あ、いや…なんでもない!」
男「…とりあえずこの子を送って今日は解散かな?マドンナちゃんも送ってくよ」
マドンナ「お、お世話になります!」
男「それと…ツン弟!お前はこれから1人なんかじゃないよ。」
ツン弟「…?」
<>
◆onLHyv7MhA<>saga<>2012/08/08(水) 18:51:45.56 ID:gnXbNh/T0<> 男「俺が、俺たちが友だちになる。だから、辛いことがあったら頼ってくれ」
ツン弟「でもそれじゃあ、僕はずっと弱いままだ…」
友「誰かに頼るってのも勇気がなきゃできないし、頼れる人がいるってのはお前の強さだ!」
男「まぁ…俺たちが出来る範囲のことしかできないけどな!」
ツン弟「…ありがと…っ」
マドンナ「泣いても、いいんだよ?」
ツン弟「う…うわああああああん…」 <>
◆onLHyv7MhA<>saga<>2012/08/08(水) 18:52:15.18 ID:gnXbNh/T0<> 今回はここまでです! <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/08/08(水) 19:43:26.94 ID:QuwXka2Po<> 乙! <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)<>sage<>2012/08/08(水) 20:09:25.64 ID:ON/5XTLEo<> 乙 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/08/09(木) 13:57:33.43 ID:00YS01J50<> 糞スレ発見 <>
◆onLHyv7MhA<>saga<>2012/09/16(日) 09:08:46.49 ID:Q+dgxgo50<> 長らく更新できず…
だからといって書き溜めたわけではないのですが、とりあえず投下します <>
◆onLHyv7MhA<>saga<>2012/09/16(日) 09:09:40.88 ID:Q+dgxgo50<> 〜次の日〜
男「というわけで、今日は学校が休みなので1日中ツンの捜索にあたります!」
マドンナ「よ、よろしくお願いします!」
友「ちなみに、家にいるツン弟に電話したけど家にはいなかったぜ!」
男「家にいないとなると…どこを探せばいいんだか」
マドンナ「あ、あの!」
友「どした?」
マドンナ「実は私の友だちが、町はずれの方でツンくんを見かけたって教えてくれて…」
男「あのあたりって何かあったか…?」
友「いや、特に…何もないってのが余計に引っかかるな。なんでそんなところにいたんだか」
マドンナ「と、とにかく行ってみましょう!」 <>
◆onLHyv7MhA<>saga<>2012/09/16(日) 09:10:36.54 ID:Q+dgxgo50<> 男「マドンナちゃん、その友だちはどのあたりでツンを見たんだ?」
マドンナ「この先の工場跡の近く…らしいです」
友「工場跡、ねぇ…ベタな展開だなこりゃ」
男「あぁ、早く行かなきゃマズイ気がする!行こう!」 <>
◆onLHyv7MhA<>saga<>2012/09/16(日) 09:11:26.52 ID:Q+dgxgo50<> 〜工場跡〜
男「ここか…」
友「おい、中に誰かいる…ここからだと暗くてよくわかんねぇな。中に入らないと見えなそうだ」
男「友、マドンナちゃんとここで待っててくれ。俺が中に入って様子見てくる」
マドンナ「そんな!あ、危ないですよ!」
男「大丈夫!音さえたてなきゃバレないでしょ…たぶん」
友「…気をつけろよ」
友「(あいつここぞというときにドジだからな…)」
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◆onLHyv7MhA<>saga<>2012/09/16(日) 09:12:09.59 ID:Q+dgxgo50<> 男「(……何か話してるな。もうちょっと近づいてみるか)」
???「…マドン……ろって…」
男「(なんだ…マドンナちゃんの話か…?)」
???「あきらめろっつってんだよぉ!!!」
男「ッ!!」ガシャーン
???「誰だ!?誰かいるのか!!」
男「(やばい…バレる!)」
男「(あいつはたしか、3年のデカ男!!さらにその取り巻きが…3人か…)」
男「!(後ろのほうで倒れてんの、あれツンじゃねーか!!)」
男「…バレる前に自分から出たほうがよさそうだな。俺まで捕まったら元も子もないし」
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◆onLHyv7MhA<>saga<>2012/09/16(日) 09:12:59.95 ID:Q+dgxgo50<> デカ男「誰だ!!出てこい!!!」
男「…」スッ
取り巻き1「誰だテメェ!!」
男「あんたら…ツンに何したんだ」
取り巻き2「てめぇには関係ねーだろ!」
デカ男「俺が何度も『マドンナを譲れ』って言ってもまるで聞かねぇから!身体に直接教えてやってたんだよ!!」
男「(そうか、ツンはこいつらに呼び出されてたから学校に来れなかった)」
男「(あらかた、来なければマドンナに乱暴するぞーとでも言われたんだろうな…)」
男「(とりあえずツンを助けなきゃ…!)」
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◆onLHyv7MhA<>saga<>2012/09/16(日) 09:13:38.21 ID:Q+dgxgo50<> 男「(…よし、作戦決まった!)」
男「おーい!!友!!来てくれ!!!」
取り巻き3「てめっ…ナメたマネを!!」バキッ
男「ぐっ…」
友「男!!大丈夫か!!」
マドンナ「男さん!あれは…ツンくん!?」
取り巻き2「お前らもツンと同じ目に合わせてやるよ!」
友「やべ…っ!」
男「(よし…今だ!)」
コウド+40
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◆onLHyv7MhA<>saga<>2012/09/16(日) 09:14:20.31 ID:Q+dgxgo50<> 少ないですが以上です。次回の投下は未定です。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/09/16(日) 09:33:12.00 ID:8SIkVUbf0<> 不定期過ぎワロタ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/09/16(日) 13:25:12.79 ID:A3H9syGco<> ともあれ頑張って欲しい! <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)<>sage<>2012/11/14(水) 16:08:41.71 ID:TEHE76v1o<> もうダメか <>