◆TohWfFqdn.hV<>sage<>2012/10/14(日) 00:32:59.29 ID:Jiu3ftYuo<>これは、今まで語られることの無かった伝説の戦士の歴史――。

――漲る勇気!

――溢れる希望!

――光り輝く絆とともに!

彼女らが戦ったのは闇――ジャアクキング。

――花は咲き。

――鳥は舞う。

――風は薫り。

――月は満る。

彼女らが戦ったのは滅びの力――アクダイカーン。

――みんな、行くよ!

――Yes!!!!

彼女らが戦ったのは絶望そして略奪――ナイトメアそしてエターナル。

――しあわせゲットだよ!

――あたし完璧っ!

――わたし信じてる!

――精一杯頑張るわ!

彼女らが戦ったのは管理された世界――ラビリンス。

――私、堪忍袋の緒が切れましたぁああ!

――海より広いあたしの心も、ここらが我慢の限界よ!

――その心の闇、私の光で照らしてみせる!

――全ての心が満ちるまで、私は戦い続ける!

彼女らが戦ったのは心の潤いを奪うもの――砂漠の使徒。

――爪弾くは荒ぶる調べ!

――爪弾くはたおやかな調べ!

――爪弾くは魂の調べ!

――爪弾くは女神の調べ!

彼女らが戦ったのは悲しみのメロディ――ノイズ。

――届け!希望の光!

――羽ばたけ!光り輝く未来へ!

そして今現在清き心を受け継ぎ戦っている伝説の戦士達。




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1350142379
<>キュアホワイト「繋げなきゃ……未来へ……」
◆TohWfFqdn.hV<>saga<>2012/10/14(日) 00:35:32.64 ID:Jiu3ftYuo<> ………………
…………
……



この物語は、このように語られてきた女の子達の話では無い。

たった一人で世界を救い、たった一人で立ち上がり続け、プリキュアの清らかな魂を未来に繋げた伝説の中の伝説。

――私は……一人でも戦わなきゃいけないんだ……。
もう一度、綺麗な景色を見るために……。

――デュアル……オーロラ……ウェイブ……。
はは、私は……一人なのに……。

――もしも……もしもまた、世界に危機が訪れたら……今度のプリキュアには、仲間がいたらいいな。
一人で戦うのは……つらい、から……。

――私にあるのはたったひとつ。
この人並外れた身体能力だけ……。
対となるブラックがいなきゃ、本当は変身すら出来ないはずだから……むしろ感謝しなきゃね。

――最後の変身、最後の戦い……私は未来を繋いで見せるッ!!

時は流れる。
不完全な戦士が作り上げた平和は、未来は確かに受け継がれていた。

この物語は、そんな不完全な伝説の戦士“キュアホワイト”の物語。
<>
◆TohWfFqdn.hV<>saga<>2012/10/14(日) 00:36:11.39 ID:Jiu3ftYuo<>
……………
…………
………
……



「おばあちゃま?どうしたの、ぼんやりして」

「……昔のことを、少し思い出していたんですよ」

「あ、聞きたい聞きたい!おばあちゃんのお話ってとっても私たちに勇気をくれるから!」

「そうですか?なぎささんの勇気は生まれつきでしょう」

「確かに、なぎささんはすごいですよね、色々と……。
もちろん、ほのかさんもおばあちゃんも」

「ふふふ、そうですねぇ、もう……話してもいいでしょう。
わたしがまだ若かった頃……あなた達と同じか少し上くらいの時の話ですよ……」

その伝説が、今語られる……。 <>
◆TohWfFqdn.hV<>saga<>2012/10/14(日) 00:37:13.40 ID:Jiu3ftYuo<>
〜〜〜

「終戦、か」

大切なものは全て失った。
お父様もお母様も、お姉様や妹ちゃんも……。
わたしだけが生き残り、わたしだけがこうやって崩れた街を見下ろしている。

「愚かなものだね、人というのは」

「え?」

ぼんやりと、お父様とみた景色と今の景色を重ねていると、急に後ろから聞き心地の良い綺麗な声をかけられた。

「だって、そうだろう?誰も望みもしない虐殺を国という単位で行って……得たものはなんだい?」

青年は悲しそうにつぶやく。

「あなたは……」

「僕は、全てを……全部無くしたよ。
家も家族も、何もかも」

「私もよ……というか、この国の人は多くがそうよね」

死んだ友人を文字通り乗り越えて、家族がただの肉の塊になったのを見て……私はそれらの存在だけでなく心まで亡くしてしまった。

「僕は……雪城だ。君は?」

「私は、さなえよ」 <>
◆TohWfFqdn.hV<>saga<>2012/10/14(日) 00:38:27.69 ID:Jiu3ftYuo<>
〜〜〜

「戦争、か……絶対にダメだってわかっているけどその重みってやっぱ私達にはわからないんだろうなぁ」

「いいんですよ、わからなくって。
戦争なんて、お話の中の出来事の方が絶対にいいんです。
あんな経験を、私はほのかやなぎささん、ひかりさんにはして欲しくない。
ただ、絶対にダメなことなんだってわかっていてくれればそれでいいんですよ」

「そういえば私、お爺ちゃまの事って全く知らないわ。
どんな人だったの?」

「そうですねぇ……変な人、でしたね。
いつも難しい顔して難しいことばっかり言ってましたよ」

お婆ちゃまは懐かしむように外を眺めた。

「へぇ……ほのかみたいだね!」

「……嬉しいような腹立つような……?」

「あ、別にほのかが変な人って言ってる訳じゃないよ?
ただ、ほのかってたまに難しいこと言うじゃない?」

なぎさはあたふたと弁明する。

「もう……!
でも、やっぱり嬉しいかな……会った事ないけどお爺ちゃまと似てるって事だもんね」

私がそう言うと、お婆ちゃまは優しく微笑みそして、なぎさとひかりさんの顔を順番に見つめた。

「そのあとすぐにおばあちゃんとおじいちゃんは付き合い始めたんですか?」

未だに藤村くんに正面から想いを伝えていられていないなぎさは、顔を少し赤くしながら興味深そうにそうお婆ちゃまの顔を覗き込んだ。

そしてお婆ちゃまはいつもみたいに優しく笑い、話を再開した。 <>
◆TohWfFqdn.hV<>saga<>2012/10/14(日) 00:39:29.98 ID:Jiu3ftYuo<>
〜〜〜

それから、雪城さんとはよくケヤキの木の下で会った。
正直言うと、私はこの人が嫌いだった。
わけのわからない事ばかり言うし、世界を憂いて絶望しているこの人がひどく不愉快だった。

「さなえさんはさ、強いよね」

「……えぇ、だって私は一人だから。
頼れる家族も友人も失った。
一人で生きていかなきゃならないんですもの……もう、涙なんか見せちゃいけないのよ」

子供達を連れ、坂を登りここから街を見下ろした時ボロボロと涙をこぼした事を思い出した。
あの時、決めたのだ。

――もう、泣かない。泣いちゃいけない。
もう……私の涙をすくってくれる人はいないんだ……。

「本当に……強いね。
町の復興の方も君は精力的だと聞いているよ」

「あなたは何もせずに木の下で難しそうな顔をしているって評判よ。
一体いつも何を……やっぱいいわ、聞いてもわからないしわかりたくもないわ」

私がそんな憎まれ事を言っても、彼はクスクス笑うだけであった。

それがまた、私の心を逆立てた。 <>
◆TohWfFqdn.hV<>saga<>2012/10/14(日) 00:40:08.84 ID:Jiu3ftYuo<>
〜〜〜

「おじいちゃんはいつも何をしてたんですか?
ほのかさんのおじいちゃんがそんな無意味にぼーっとしているとも思えませんし……」

ひかりさんが、わくわくしたような顔で尋ねてきた。
少し前までは、何かを思い詰めるような顔ばかりしていたが、その悩みを消えたのだろう。
喜ばしいことだ。
そして、悩みが消えてしまえばやはり年頃の女の子、ということだろう。
それもまた、嬉しいことだ。

「それが本当にただぼーっとしていただけなんですよ。
ぼーっと街を眺めて、たまに降りてきては作業している人に助言をしていましたねぇ」

「助言?」

なぎささんが、可愛らしく首を傾げ聞き返してくる。
丁度想い人がいるようだし、この話がどう行き着くのか楽しんでくれているようだ。

「えぇ、聡明な方でしたから“この建物は危ない”とか“このままだと瓦礫の山が崩れるぞ”とか……」

「でも、よくみんなおじいちゃんの助言を聞き入れましたね。
だって、作業には参加していなかったんでしょう?
普通なら“この口だけの若造め!”とかなりそうじゃないですか」

「そうですねぇ、その話もしておきましょうか……」
<>
◆TohWfFqdn.hV<>saga<>2012/10/14(日) 00:40:43.16 ID:Jiu3ftYuo<>
〜〜〜

その日、私は初めてケヤキの下以外で彼を見た。

「……あぁ、おはよう、さなえさん。
ここは、危ないね……これじゃあちょっとした拍子に全部崩れてしまう」

「そんかこと言われても、ここには若い男の人がいないんですもの、子供達に近寄らないように言うくらいしか出来ないわよ?」

皮肉っぽく、言う。

「……そうだね、みんなが手を貸してくれたら崩さずバランス悪いところに何か噛ませてあげればいいけど……。
きっと、僕なんかの言うことは聞いてくれないだろう」

それが当たり前だと言うように彼は笑っていた。
しかし、その笑みは今まで見たことも無いようなさっぱりと清々しいものでまるっきり子供のように見えた。

「私が頼んであげるわよ?」

「いや、いいよ別に。
要は子どもや年寄りや君みたいな可愛らしい女の子が崩れた時に巻き込まれなきゃ良いわけだろう?
だったら……」

雪城さんは、棒切れを拾い上げ、それを思い切り積み上げられた瓦礫の山に投げつけた。

「なっ……」

雪城さんが投げた棒切れがあたると、山は一気にしかし綺麗に崩れ丘のようになった。

「誰もいない時に崩してやればいいだけだよね。
あ、怪我はないだろう?
怪我していたら見てあげるよ?」

「いや、その……綺麗に崩れたから良いものの……変な崩れ方したらどうするつもりだったのよ!」

「心配ないよ、こういう崩れ方をする場所を選んで力を加えたんだから。
自慢じゃあないけど僕は頭がいいのさ」

その声色は嫌味というものが全くなく、むしろ孤独さを感じさせるものだった。
そして、その表情も……。

「……なら、その頭を復興に役立ててよ」

私のそのつぶやきが雪城さんに届いたかはわからない。
ただ、にこりと笑ったその悲しそうな微笑みが私の心を強く締め付けた。 <>
◆TohWfFqdn.hV<>saga<>2012/10/14(日) 00:41:48.30 ID:Jiu3ftYuo<>
〜〜〜

「なるほど」

おばあちゃんの話を聞いて、私は思わずそうつぶやいていた。

「なにがなるほど、なの?」

ほのかのその問いには、ひかりが答えた。

「なぎささんはやっぱりほのかさんはおじいちゃん似だって言いたいんじゃないでしょうか?」

「そう!その通り!」

「……褒めてるのよね?」

「あったりまえじゃん!」

「なぁんか、なぎさがいうと引っかかるのよね」

不思議そうに、ほのかは天井を見上げた。

「それは褒めてないよね」

「そ、それがなぎささんの良いところですよ!」

ひかりが慌ててフォローをすると、おばあちゃんが笑い出した。

「ふっふふふ……相変わらず三人は仲がいいですねぇ。
あなた達とこうしてお喋りをしていると、私も青春時代に帰ったような錯覚に陥りますよ」

「そうしたら多分おばあちゃんとほのかの下駄箱には一日交代でラブレター入ってるよね、絶対……」 <>
◆TohWfFqdn.hV<>saga<>2012/10/14(日) 00:42:38.44 ID:Jiu3ftYuo<>
こんな時にこんな訳のわからない事をぽろっと言ってしまう自分が本当に嫌になるけど、おばあちゃんは笑ってくれた。
こうして人を笑わせることが出来るから、この考えなしの性格も嫌いにはなれない。

そして、

「もう、なぎさったら……」

「でも、言えてますよね。
ほのかさん、今一日置きくらいにラブレター貰ったり告白されてますし。
私のクラスにもほのかさんに憧れてる人たくさんいますよ」

ピンチになったら絶対に助けてくれる親友が二人もいる。
私の味方をしてくれる家族もいる。

だから、私は大丈夫なんだ。

プリキュアとして心が折れそうになっても立ち上がれた。

でも……おばあちゃんは友人も家族も死んでしまったと言っていた。

辛い時、おばあちゃんはどうやって立ち上がってきたんだろう……。

「じゃあ、お話を続けましょうねぇ」

おばあちゃんのこの微笑みは、どれほどの涙の上に浮かべられるものなのだろうか……。 <>
◆TohWfFqdn.hV<>saga<>2012/10/14(日) 00:45:00.72 ID:Jiu3ftYuo<>
〜〜〜

「あら?」

「ん?どうしたんだい?」

雪城さんの微笑みから目を逸らすように崩れた山に目を移すとそこには何やら見慣れない物が落ちていた。

「何……かしら、これ?お化粧道具かな?」

「……さぁ?わからないけれど……ここにあるって事はいらないって事じゃないかい?
気に入ったなら持って帰ったら?」

洒落た白いコンパクトのような物。

これを拾った事が私を変えた。

初めはこの出会いを恨んだりもした。

誰にも言えない……対となるはずの存在すらいない孤独な戦いの始まりだった。

<>
◆TohWfFqdn.hV<>saga<>2012/10/14(日) 00:50:18.36 ID:Jiu3ftYuo<> ここまで

こんな感じでさなえさんがプリキュアだった、みたいな設定のお話

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(岡山県)<>sage<>2012/10/14(日) 12:03:47.40 ID:lHidEYofo<> 期待、 <> ◆TohWfFqdn.hV<>saga<>2012/10/19(金) 22:29:31.26 ID:PWkpan0no<>
「それで?」

「それで?と言われてもね……なんだい?」

雪城さんは両手をやれやれ、とやるように少しあげた。

「これ、どうするの?
本格的に復興始まるまではここにまた積まれるよ?」

「危なくなったらまた崩せばいいだけだよ」

「違う、そういう事を言ってんじゃないわよ!
そのうちあなたがやってるって知られて、積み上げたのに崩すとは、とか言われるわよ?」

なぜ自分はこの人の心配などしているのだろう。

「あぁ、そんなのどうでもいいよ。
取るに足らない問題さ」

もう一度思った。
なぜ自分はこの人の心配などしているのだろう、と。
そのわからないイラつきと雪城さんの態度に私は怒りが込み上がってきた。

「もう知らない!勝手にして!」

そして、力強く地面を踏みだし、握りつぶす勢いで白いコンパクトを持つ手に力をいれた。

「……うん、ありがとう」

何に対するありがとうなのかはわからなかった。 <>
◆TohWfFqdn.hV<>saga<>2012/10/19(金) 22:30:13.79 ID:PWkpan0no<>
〜〜〜

「ほのかが怒るとかなり怖いのはおばあちゃんの遺伝かぁ……」

そこまで話すとなぎささんはあっけに取られたようにそうつぶやいた。

「私、なぎさに怒ったことあったっけ?」

「うん」

「その話も結構興味深いですね……」

ほのかは照れたようになぎささんとじゃれ合い、ひかりさんはそんな二人を見て笑っていた。

――私がプリキュアだったって事を言ったら、三人はどんな顔をするのかしらねぇ。

目の前の孫たちの穏やかな風景と、その孫たちの多いに驚いた顔を想像して私も笑った。

「なぎささんやひかりさんと出会えてほのかは幸せ者ですねぇ……。
もちろん、私も……二人で住むにはこの家は広すぎますからね。
こうやってあなた方が度々遊びにきてくれるのは嬉しいですよ」

何故だか、そんな今まで何回も言った事あるようなセリフをもう一度言わなくてはならないような気がした。

「そういってもらえると、すごく嬉しい!
私ってばほとんど毎日来てほのかに宿題教えて貰ったりおばあちゃんに料理教えてもらったり……正直少し邪魔かなぁとか思ってたんで!」

こうやって、自分の思ったことを素直に言えるのがなぎささんの一番の武器なんだろうと思う。
だけど……。

「藤村くんの前でもそのくらい素直に思ったこと言えたらいいのに」

ぼそりとほのかが私の思ったことを呟いた。 <>
◆TohWfFqdn.hV<>saga<>2012/10/19(金) 22:31:13.07 ID:PWkpan0no<>
〜〜〜

それから二年がたった。

町も復興し、私は大学に通う事が出来るようになった。

19歳になっていた。

「ここ来るの、ずいぶん久しぶり」

お父さんとの思い出、大泣きした思い出、そして……雪城さんの思い出。

「いや……思い出ってほど何かあったわけじゃないか」

あの日、雪城さんからありがとう、と言われたあの日から私は雪城さんと一度も会っていない。

「おぉ、このケヤキもなんだか立派になったような……気がする。
二年じゃ変わらないかな?でも、そんな気がする」

ケヤキを抱きしめるように手をそえるとお父さんにおぶられて来た時の事を思い出した。

「あの時と景色は全く違うけど……綺麗な景色になったよ、お父さん」

「綺麗な景色……か」

「誰ッ!」

その小馬鹿にしたような声に腹が立ち怒鳴るような声をあげ振り返る。

「俺に名前などない。
あるのはカオス様の命令……この世を混沌とした世界に再び変えろという使命のみ」

そこには美術室の石膏のような、そんなような顔をした男がたっていた。 <>
◆TohWfFqdn.hV<>saga<>2012/10/19(金) 22:31:50.40 ID:PWkpan0no<>
「何わけわかんない事いってるの?
警察でも呼んであげようか?
あ、黄色い救急車の方がいいかな?」

「ふん……まぁ、いい。
いでよッ!ナキワメーケ!」

懐からひし形の物を取り出し、それをケヤキの木に投げつけた。

「……え?」

何も起こるわけのない、子供のごっこ遊びを未だにやっているようないわゆるキ印の人かと思っていた。

「いや……なんの、冗談なの?」

ケヤキの木は人型の大きなバケモノに変わっていた。

「誰だか……知らないけど……変、身……するミポ」

「は?」

目の前の穏やかでない景色にパニックを起こしているとどこからかそんな声が聞こえた。

「変身?なにが?
てか、どっから聞こえた?」

すごく近くだったような気がする。
そう、まるで私の中から聞こえて来たような……。

「ま、まさか」

まさかと思いながらカバンを開きお守りとして持ち歩いていたあのコンパクトを取り出した。

決して開く事のなかったそれは、自動で開き、中には変な生き物の顔が張り付いている。

「あ、ありえない……」

「説明は、あとミポ……。
私が目を覚ます事が出来たって事はメップルも近くにいるミポ……二人で……はやく」

「メ、みぽ?
なにこれ?夢?なんなの?」
<>
◆TohWfFqdn.hV<>saga<>2012/10/19(金) 22:32:17.46 ID:PWkpan0no<>
混乱も絶頂に達しようとした時、ズシンと大きな振動を受け私の思考は止まった。

「あ……ああ……」

「ソレワターセ!まずはその女から殺してしまえ!」

怪物の腕が私に伸びる。

「……デュアル……オーロラ、ウェイブ?」

伸びて来るゴツゴツした木の腕を、見ながら、無意識に私はそう呟いていた。

そして、怪物の腕は私の身体を吹き飛ばし、土煙が上がった。

「ふふ……クソガキが。
よし、ソレワターセ町を徹底的に破壊しろ。
混沌とした町を我々がいただくぞ」

男は笑いながらそういうと、坂道を下っていこうとする。
しかし、怪物はその場から動かない。
いや、動けない。

「なにをしている?さっさといくぞ!」

「また、町を壊してぐちゃぐちゃにしようというの?
折角ここまで持ち直したのに?
ここまで来るのにどんだけみんなが涙を流したか知っている?」

「なっ……貴様……何者だ?」

「さぁ?ただ、本能でわかるわ、私はあなたの敵」

白いふわふわとしたシンプルな物に服装が変わり、自分の何倍もの大きさの怪物の攻撃を腕一本で防ぐ事が出来た。

「プリキュア、ミポ……光の使者……伝説の戦士……でも、メップルがいないのに……なんでミポ?」

腰にぶら下がるコンパクトから、先ほどの謎生物がそう声を出した。

「ふーん、プリキュアっていうんだ。
じゃあ、衣裳白いし、キュアホワイトでいっか……」

掴んでいる怪物の腕を突き飛ばすように離し、私は男と怪物にこう名乗った。

「光の使者!キュアホワイト!」
<>
◆TohWfFqdn.hV<>saga<>2012/10/19(金) 22:33:21.14 ID:PWkpan0no<>
〜〜〜

「……」

「……」

「……」

「あらあら、どうしました?
あなた方なら、信じられるお話でしょう?」

予想通り、三人はとても面白い反応をしてくれた。

「えぇと……プリキュアって、いいました?」

「はい、いいましたよ」

なぎささんが、聞き間違いですよね?というふうに聞いて来る。

「お婆ちゃま……プリキュアだったの?」

「えぇ、ほのかと同じ、キュアホワイトでした」

ほのかは今まで見た事もないような面白い顔をしていた。

「……でも、なんか納得です」

「ひかりさんは、あまり驚いてくれないんですねぇ……」

ひかりさんは、どこか納得したように微笑んでいた。

「いえ、十分驚いてますけど……考えたらやっぱ納得しちゃいました。
何かを守りたい、そんな強い気持ちが女の子をプリキュアにするんですもん」

「じゃあ、もう隠れなくていいメポ!」

「ミップル全然覚えてないミポ……」

「もう、隠れなくていいポポ?
ほのかのおばあちゃん、プリキュアだったポポ?」 <>
◆TohWfFqdn.hV<>saga<>2012/10/19(金) 22:33:48.68 ID:PWkpan0no<>
「これからは、おばあちゃん遊んでくれるルル?」

ぽんぽん、と音をたて、プリキュアの妖精達が姿を現した。

「ミップル、私はよく覚えてますよ。
でも、あなたが覚えていないのはしょうがないでしょう……だって、あなたほとんど寝てましたもん」

一回だけだ。
しっかりと会話をしたのは一回だけ。

「……ね、ねぇ……ほのか?」

「なぁに、なぎさ」

二人はまだ信じられないのか、私の顔を見つめたままポツリポツリと話す。

「信じられる?」

「うん、まぁ……驚いたけどお婆ちゃまが嘘つくとも思えないし。
なぎさは信じられない?」

ほのかはどうやらやっと信じたようだ。

「いや、信じるけどさ……なんというか……なんであんたたちそんなすぐ適応出来るの?
もっと驚くでしょ、普通!」

「驚いてるわよ?」

「私も驚いてますよ?」


「驚いてるなんてそんないつも通りの顔で言われても……あ、ありえなぁあああああい!」

<>
◆TohWfFqdn.hV<>saga<>2012/10/19(金) 22:36:11.47 ID:PWkpan0no<> まぁ、こんな感じでだらだら続く

敵は幹部と首領だけオリジナル

敵の使う怪物はシリーズで出た物を使ってく予定

では、暇つぶしにでもよんでくーださい <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(不明なsoftbank)<>sage<>2012/10/20(土) 00:34:41.56 ID:LF3ftFWz0<> 乙期待 <> ◆TohWfFqdn.hV<>saga<>2012/10/20(土) 19:26:17.32 ID:10abBB/Uo<> S☆SのBOX届いたから初めから見直してたらS☆SのSS書きたくなって来た。
おれ初代S☆Sが一番好きなんだよね。
咲舞が本当に素敵すぎる。

あとレスくれた人ありがとう!
一週間か二週間に一度くらいのスローペースだけどよろしくね! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage<>2012/10/28(日) 20:25:16.35 ID:6ixe0pgto<> いい切り口だ、期待してる <> プリッキュアの魔法<>sage<>2012/10/28(日) 21:41:50.91 ID:VnGm1vXNo<> >>18ミス
ソレワターセじゃなくてナキワメーケだった

投下は明日か明後日します

<>
◆TohWfFqdn.hV<>sage<>2012/10/28(日) 21:42:57.10 ID:VnGm1vXNo<> さらにミスったwwww

<>
◆Xph4Y5fzX9Gn<>sage<>2012/10/28(日) 21:43:31.44 ID:VnGm1vXNo<> というわけでトリかえます

あぁ、お恥ずかしい <>
◆Xph4Y5fzX9Gn<>saga<>2012/10/29(月) 02:35:38.90 ID:sxzdaLx2o<>
〜〜〜

「プリ、キュア……プリキュアだと?」

男は信じられない、というように私を睨む。

「あら?プリキュアが何か知ってるって顔ね……。
ミポちゃん寝ちゃったし、私がなんなのかあんたに説明してもらうとするわ」

出来る事と出来ない事が何故か分かった。
こうして思い切り地面を蹴れば、人間を超えたスピードで動ける事もこうして思い切りぶん殴れば、自分の何倍も大きい怪物を吹っ飛ばせる事も。

「でも……クッソ……」

もちろん、打撃だけではこの怪物は倒せない事もだ。

怪物を殴り飛ばし、男を捉えようとするが、ただ吹き飛んだだけでダメージのない怪物が腕を伸ばしそれを邪魔する。

「きゃあっ……」

横っ腹を突かれ、坂のほうまで吹き飛ばされる。

――まずい……。

こんだけ派手にやっていたら、不審に思い町の人がここにきてしまうかもしれない。

――それだけは避けなきゃ……折角傷が癒え始めているのに、こんな恐怖に巻き込んじゃいけない。

男は私が完全な力を出せないという事を知り、どこか安心したように、勝ち誇った。

「ふ、ふふはははは!
噂には聞いていたが、伝説の戦士とやらも大した事がないんだな……。
やってしまえ!ナキワメーケ!」 <>
◆Xph4Y5fzX9Gn<>saga<>2012/10/29(月) 02:36:07.13 ID:sxzdaLx2o<>
大地を揺らしながら、怪物が私に迫ってくる。
この怪物の攻撃で私が死ぬ事はおそらくないだろう。
だが、もしもこの町を、そして私の大好きな思い出のケヤキの木を失ったら……それは私の負けだ。

「大した……事がない、ですって……?
私を……なっめんなぁあああ!」

――出来ない?そんなの知らない!

「守るって、決めたんだっ!」

立ち上がり、怪物に飛びかかる。

「ホワイト……サンダーッ!」

白い稲妻が私の左手に落ちる。

「必殺技は撃てなくても……あんたみたいな弱いやつに従えられる怪物なんて……倒してやるんだから!」

その稲妻を纏った左手で、怪物のひたい部分にあるひし形のカードをぶん殴った。

パキン、とそれが壊れる音がして怪物は悲鳴をあげた。

「クッ……なんて事だ……」

男は屈辱に満ちた顔をしながら、その場から消えた。

全てを巻き戻すように、怪物はただの木に戻り、戦いで傷ついたものも治った。

すると、自動的にプリキュアの衣装から自分の普段着に戻っていた。

「はぁ……はぁ……勝った……?」

夢だと言われたほうがまだ信じられる出来事に、私はただ茫然とするしかなかった。 <>
◆Xph4Y5fzX9Gn<>saga<>2012/10/29(月) 02:37:53.92 ID:sxzdaLx2o<>
〜〜〜

「……す、凄い」

「でも……ナキワメーケって確か」

「うん、ラブちゃん達が戦ってたラビリンスの怪物……だよね」

「他にも色々戦いましたよ?
そうですねぇ……デザトリアンとかウザイナー、ザケンナーとも戦いました」

「それって!」

「つぼみさんや咲さん、そして私たちが戦った……」

三人は、私の戦ってきた怪物を知っているのか、とても驚いていた。

「もしかして……元々はひとつだったのかな?」

なぎささんがポツリともらす。

「どういうこと?」

「元々、カオスってやつがいて、その下にバルデスとかみたいな幹部的な奴らがいて……そいつらが独立してドツクゾーンやダークフォール、砂漠の使徒やラビリンスになったのかなって……」

「そう……かもね……でもそうしたら……」

ほのかが私のほうに顔を向けた。
私はその泣きそうな顔に、ただ微笑む。 <>
◆Xph4Y5fzX9Gn<>saga<>2012/10/29(月) 02:38:19.79 ID:sxzdaLx2o<>
「お婆ちゃまは……私達が必死で戦ってやっと倒した人たちに……一人で立ち向かっていたってこと、よね?」

なぎささん、ひかりさんもハッとしたように、私のほうへ顔をむけた。
本当に、この子達は優しい子だ。
同じプリキュアだから分かったのだろう。
理不尽に自分の大切なものを奪いにくる邪悪の恐ろしさ、それに立ち向かうのに必要な勇気……それを分かって泣きそうになってくれているのだろう。

「私には……ほのかがいた、ひかりも、家族も……メップル達もいた……」

「いつも、なぎさやひかりさんが私を支えてくれた。引っ張ってくれた……」

だから、と二人は声が揃った。
その様子がなんだか嬉しく、笑ってしまう。

「いつだって、立ち上がれた……」

「もうダメだって、思っても……頑張れた」

「私なんか、一人じゃ何も出来なくて、いつもお二人やおばあちゃんに励ましてもらってばかりだった……」

妖精達も、黙って私を見上げていた。 <>
◆Xph4Y5fzX9Gn<>saga<>2012/10/29(月) 02:38:48.34 ID:sxzdaLx2o<>
「みんながいても怖かったり辛かったり色々苦しかったのに……おばあちゃんはそれをたった一人で……そんなの、辛すぎるよ」

「えぇ、確かに辛かった……けれど、投げ出すわけにはいかなかったんですよ。
立ち向かえるのは私だけで、守りたいものがあった」

ほのかがプリキュアになったと気づいた時、パートナーがいてくれて良かったと心から思った。

「ほらほら、泣かないでください」

そのパートナーが、なぎささんのような子で安心した。
なぎささんはほのかに無いものをたくさん持っていたし、何よりも若い頃の私に似ていたから……。

三人が落ち着くように、お茶を淹れなおし、その日は話をもうやめ、続きはまた後日ということになった。

――少し、重い話になってしまいましたかねぇ……。
やはり、話すべきじゃなかったのかもしれませんね。

果たして三人は続きを聞こうという気になるのだろうか、なんてことを少しだけ思った。
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◆Xph4Y5fzX9Gn<>saga<>2012/10/29(月) 02:39:28.52 ID:sxzdaLx2o<>
〜〜〜

ほのかの家から帰る途中、色々なことを考えた。
一人で戦う恐怖とか、立ち上がれる強さとかさ……とにかく色々。

「おばあちゃん、凄いですよね」

「そうだね」

ひかりがつぶやいた。

「強い、ですよね……」

「そうだね」

「あ、私こっちなんで……」

分かれ道に差し掛かり、ひかりが一度立ち止まった。

「……送るよ。あかねさんにも久しぶりに会いたいしさ」

久しぶり、というほどでもないがなんとなく理由をつけてひかりといたかった。
一人で考え込みたくなかったのかもしれない。

「……じゃあ、タコ焼きご馳走しますよ」

「やった……ひかりが作ったのがいいな」

私達はまた、歩き出す。

「そんなこと言うと、あかねさんが寂しがりますよ?」

クスクスと笑う。

「お、もうあかねさんのタコ焼きを食べ続けてきた私を満足させられる自信が出てきたってこと?」

「ないです。なぎささんとほのかさんだけには、いつも見破られちゃいますもんね。
他のお客さんはもう私もタコ焼きだけは一人前って言ってくれますけど、まだまだです」

ひかりは将来どうしたいと考えているんだろう。
あかねさんとタコカフェをやっている時のひかりは良い。とても良い。
ラクロスやってる私や科学部で実験やってるほのかと同じくらい楽しそう。

でも、将来はどうしたいんだろう。

なんで今いきなりそんなことを思ったのかはわからない。
ただ、思ったんだ。 <>
◆Xph4Y5fzX9Gn<>saga<>2012/10/29(月) 02:39:55.70 ID:sxzdaLx2o<>
〜〜〜

「ほのか?」

縁側に座り、ぼんやりと空を見上げているとミップルが涙声で名前を呼んだ。

「どうしたの、ミップル?」

お婆ちゃまは夕飯の支度をしている。
手伝うと言ったが、やんわりと断られてしまった。

「ミップルは、ひどい妖精ミポ?」

「えぇ?」

「ほのかのおばあちゃんに一人で戦わせて、ひどい妖精ミポ?」

瞬時に答えられなかった。

「……私には分からないわ」

忠太郎がわふわふとミップルの元へよってきてはげますよに顔を押し付けてきた。 <>
◆Xph4Y5fzX9Gn<>saga<>2012/10/29(月) 02:40:49.50 ID:sxzdaLx2o<>
〜〜〜

「めっずらしいねぇ、ほのかは?」

タコカフェに着くと、あかねさんはいつも通り笑いながら迎えてくれた。

「ほのかの家で遊んでからひかりを送りがてらひかりの腕が上がったか試しに来ました!」

無理矢理、元気を装う。

「おー、なぁるほどねぇ……」

あかねさんは、言いながら席についた。

「ん?ひかりが作るから私は休憩だよ休憩。
いやぁ、今日も忙しかったよホント」

「お疲れ様です!」

「あ、ジュースくらいサービスしてあげるよ。ちょっと待ってな」

言うと、座ったばかりなのに立ち上がり車の中へ入って行った。
そこでひかりと一言二言会話をし、コップにジュースをいれて持って来てくれた。

「ありがとうございます!ご馳走様です!」

遠慮なく、飲む。

「なぎさー、何かあったぁ?」

どうやらカラ元気、とは少し違うが無理をしていたのはばれていたようだ。
さすが、この先輩は誤魔化せない。 <>
◆Xph4Y5fzX9Gn<>saga<>2012/10/29(月) 02:41:19.36 ID:sxzdaLx2o<>
「あ、そういえば……あかねさんってひかりが来るまで一人でタコ焼き屋さんやってたんですよね?」

「そだよー、あんたもそれはよく知ってるでしょう」

「……一人って辛くないですか?」

「そりゃあ辛いよ。助けてくれる人はいないし、頼れるのは自分だけだし、嬉しいことがあってもそれを誰かに話せないからねぇ」

辛いと言いながらあかねさんはわらう。

「心折れそうな時、どうやって立ち上がってましたか?」

「んー、いつかきっと続けて良かったと思う日が来る、って思い込んでたかな」

「そう、ですか……」

ここでわかった。
私がなんでこんなに悩んでいるのか。

私はおばあちゃんに何もしてあげられないからだ。
それが、凄く苦しいんだ。

「でもまぁ、なぎさ達が通ってくれてたから心が折れそうになる事もそんなになかったよ?」

「え?」

「後輩にみっともない所見せらんないってのもあったけど、やっぱ一番は本当に美味しそうに食べてくれるなぎさの顔見る事が元気のもとだったよ。
私が店やめたらきっとこいつは悲しんでくれるって思えたからね」 <>
◆Xph4Y5fzX9Gn<>saga<>2012/10/29(月) 02:41:48.96 ID:sxzdaLx2o<>
懐かしむように、また笑いをこぼす。

「まぁ、でもそうやって来たから今はひかりがいてひかるがいて、三人で店やる事が出来てるんだし、あの時の辛かった分まで今楽しいからいいんだよ」

「今が楽しければ、過去の辛かった事も良い思い出だと思えるようになりますか?」

「ん?あぁ、まぁ……なるんじゃない?
まぁあんたが何悩んでるかよくわかんないけど……その人が辛かった思い出を笑って話せるなら、ちゃんと最後まで聞いてやるだけでいいんじゃないの?
過去の事なんてどうにも出来やしないんだからさ」

あかねさんはそう言い残すと立ち上がり、ひかりからタコ焼きを受け取ると私に手渡してくれた。

「……ありがとうございます。いただきます」

冷めないうちに、一個ずつ口に放り込んでいく。

「うむ、うむ……うん?」

三つめを食べた時、違和感があったが黙って食べ続ける。

――そっか、そうだよね。

食べながらあかねさんの言葉を考える。 <>
◆Xph4Y5fzX9Gn<>saga<>2012/10/29(月) 02:42:19.68 ID:sxzdaLx2o<>
――うん、また明日ほのかの家に行こう。おばあちゃんの話最後まで聞こう!

最後のひとつを口にいれ、よく噛み飲み込む。

「ごちそうさまでした!」

「お、元気でたねー」

「タコ焼き、どうでした?」

あかねさんはからから笑い、ひかりはワクワクしながらそう尋ねて来た。

「うん、この前食べたのより美味しかった!でも一個だけあかねさんの作ったやつ混ぜたでしょ?」

「あ、ばれちゃいましたか。流石ですね」

舌を出し、てへへと笑った。

きっと、ひかりはわかっていたんだ。
この子は誰よりもその時何をしたらいいかって事が分かってしまう子だと私は思う。
だから、私が頭を悩ませ助言を得てたどり着いた答えにさっとたどり着いたんだろう。

「よっし!じゃあ私も帰るね!
あかねさんありがとうございました!ではまた!
ひかり、また明日ね!」

「おぉ、気ぃつけなよー!」

「はい、また明日!」 <>
◆Xph4Y5fzX9Gn<>saga<>2012/10/29(月) 02:43:09.66 ID:sxzdaLx2o<> 明日って今さ!

あかねさん甲斐性ありすぎ俺も養って欲しい

ではまたね <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/27(木) 08:25:11.03 ID:9sa3PANAO<> メップル無しだとミップルのコミューンの蓋すら開かないような <>