1<>saga sage<>2012/10/22(月) 16:02:38.02 ID:WZ5DZ2MB0<>エリー「あ、あれ?」

シャロ「エリーさん、どうしたんですかー?」

エリー「トイズが使えるように…なったかも…」

シャロ「ホントですか?!じゃあそこにあるかばんをとってくれますか?」

エリー「あ、うん…それじゃ…えいっ!」ドサァッ

シャロ「すごいです!ホントにトイズが復活してます!ネロとコーデリアさんにも報告しましょう!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1350889357
<>エリー「私、怪盗になります!」 1<>saga sage<>2012/10/22(月) 16:09:36.42 ID:WZ5DZ2MB0<> ―農場

シャロ「二人とも聞いてくださーい!」

ネロ「どしたのシャロ?」

コーデリア「いったい何?」

シャロ「見て下さい!エリーさんがトイズを使えるようになったんですよ!」

ネロ「え〜、ウソでしょ?」

コーデリア「じゃあエリー、そこの大きなカブを引き抜いてくれる?」

エリー「分かりました…」

エリー「えーい!」ズボォッ

ネロ「うわっ!ホントに復活してるよ…これは使えそう」

コーデリア「私たちの作業も俄然楽になるわね」

エリー「え…?」 <> 1<>saga sage<>2012/10/22(月) 16:17:03.49 ID:WZ5DZ2MB0<> コーデリア「どうしたのエリー、不安そうな顔して?」

エリー「いや、そうじゃなくて…私ができたのだから、みんなもトイズを復活できるんじゃないかって…」

ネロ「何それ?自分がトイズ使えるようになったからって僕たちにあてつけでもしてんの?」

エリー「ち、ちが…」

コーデリア「ネロ、言い過ぎよ。でもエリー、今の私たちは生活が大変だしそんな暇はないの」

ネロ「そーいうこと。ま、誰かさんのトイズがお金を作れる能力なら別だけどね」

エリー「…私…部屋に戻ってます…」

コーデリア「あ、エリー!」 <> 1<>saga sage<>2012/10/22(月) 16:23:02.09 ID:WZ5DZ2MB0<> シャロ「エリーさん、気にしないでください。ネロだって悪気はないと思いますし」

エリー「シャロ、ごめんね…ちょっと一人にさせて…」

シャロ「どこ行くんですか?」

エリー「ちょっと校舎を回るだけ…すぐ戻るから」 <> 1<>saga sage<>2012/10/22(月) 16:27:37.32 ID:WZ5DZ2MB0<> エリー「私って…なんで探偵になったのかな…」トボトボ

エリー「なんで今、こんなことしてるんだろう…」ドンッ

エリー「痛っ…!」

アンリエット「あら、エルキュール・バートン。何故一人でこんなところに?」

エリー「か、会長…実は…私…」 <> 1<>saga sage<>2012/10/22(月) 16:43:52.81 ID:WZ5DZ2MB0<> アンリエット「トイズが復活したのね」

エリー「はい…でも…」

アンリエット「三人のやる気は戻らない…そういうことですね」

エリー「…」

アンリエット「エルキュール・バートン。あなたはこれからわたくしの秘密を守れると誓えるかしら?」

エリー「秘密…?何を…ですか?」

アンリエット「誓えるかしら?」

エリー「…はい」

アンリエット「分かったわ。それじゃああなただけに明かしますわ。わたくしの正体を」バサッ

エリー「あなたは…!!」

アルセーヌ「そう。アンリエットは仮の姿、アルセーヌとはわたくしのこと」

エリー(憧れの会長が…アルセーヌ?!でも、どうして…)

アルセーヌ「あなたがミルキィホームズに失望しているならば」

エリー「…」

アルセーヌ「一緒に怪盗として新たな道を踏み出してみることを勧めますわ」

エリー「でも…わ、私は…」

アルセーヌ「ここで警察に通報するのもまた一興。あなたの好きにすればいい」

エリー(このままの生活を続けるくらいなら…会長、いえこの人と一緒に…)

エリー「いえ、会長…私、怪盗になります!」

アルセーヌ「良いお返事ですわね…ですが、これからは会長ではなく、アルセーヌ様とお呼びなさい」

エリー「はい、アルセーヌ様…」 <> 1<>saga <>2012/10/22(月) 16:51:22.85 ID:WZ5DZ2MB0<> その頃、ネロたちは―

ネロ「あ〜疲れた…ただいま〜」

シャロ「あ…ネロ、コーデリアさん…おかえりです〜」

コーデリア「シャロ、ずっと机の上を見てどうしたの?」

シャロ「あ、トイズが使えるかどうか試してるんです!エリーさんみたいにいきなり使えるようになるかもしれないし」

ネロ「ふ〜ん、ところでエリーは?」

シャロ「さっき校舎を回るって一人で出ていきましたよ」

コーデリア「それじゃあエリーが帰ってくるまでに私たちもトイズが復活するか試してみない?」

ネロ「さんせい!帰ってきたエリーをびっくりさせてやろう!」

シャロ「二人ともやる気になったんですね!」

ネロ「正直、さっきはちょっと言い過ぎちゃった気もしたしね」

コーデリア「考え直してみれば、トイズって探偵に不可欠なものだもの」

シャロ「それじゃ、誰が一番初めにトイズを使えるようになるか、競争です!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方)<>sage<>2012/10/22(月) 16:53:35.60 ID:TON4pJvX0<> ksk <> 1<>saga <>2012/10/22(月) 17:10:58.58 ID:WZ5DZ2MB0<> 所変わって怪盗帝国―

ストーンリバー「先ほど、アルセーヌ様から新入りが入るとの連絡が入った」

トゥエンティ「なるほど。楽しみだね」

ラット「お、来たみたいだぜ」

エリー「あ、あの…よろしくお願いします…」トテトテ

ラット「おいおい…誰かと思えば探偵さんじゃん?来るとこ間違えたんじゃないの?」

トゥエンティ「まあそう言わずに…なかなか美味しそうじゃないか。僕と愛のハーモニーを奏でてみないかい?」バサッ

エリー「きゃああああ!」

ストーンリバー「やめろトゥエンティ。新入り、アルセーヌ様の許しでここに入ったのなら我々の仲間であることに変わりない」

エリー「はい…」

ストーンリバー「歓迎しよう…そして、ようこそ怪盗帝国へ」

エリー「あ、どうも…エルキュール・バートンです…いいいい以後、お見知りおきを…」

アルセーヌ「あら、思ったより早く打ち解けたみたいですわね」

4人「「「「アルセーヌ様!」」」」

アルセーヌ「ふふ…息もぴったりですわね。それじゃあ早速…今回の獲物は『ガリレオの秘宝』」

ストーンリバー「『ガリレオの秘宝』と言えば、あのヨコハマで最も厳重な金庫に保管されているという…」

ラット「聞いたことあるけどあらゆる爆発に耐えきる金属だったっけ?どうやってそん中から引っ張り出すんすか?」

アルセーヌ「ふふふ…エルキュールの力なら、造作もないことですわ」

エリー「わ、私?」 <> 1<>saga <>2012/10/22(月) 17:29:06.84 ID:WZ5DZ2MB0<> 再び寮内―

シャロ「エリーさん、遅いですね…」

コーデリア「どうしたのかしら…」

ネロ「探しに行ってこようか?」

シャロ「あ、電話ですー」

小衣「あ、シャロ?」

シャロ「ココロちゃん!」

小衣「ココロちゃん言うな!じゃなくて、そんな場合じゃない!こっちに『怪盗エルキュール』って書かれた予告状が来たんだけど…
まさかあんたらのとこのエロ女じゃないでしょうね!」

シャロ「そ、そんなエリーさんが?!そんな、そんなわけないですよ!」

小衣「落ち着け!今あいついるんでしょ?かわりなさいよ」

シャロ「エリーさんなら今、部屋を出たっきり見かけてないです…」

小衣「…!!」

シャロ「でもエリーさんはきっと、怪盗になんかならないです…」

小衣「…ともかく、三人とも現場に来てちょうだい。今から場所、教えるから」

シャロ「はい…」カキカキ

小衣「分かった?それじゃ、また後で」ガチャリ

ネロ「なんだって?」

シャロ「その…エリーさんが…」

<> 1<>saga <>2012/10/22(月) 17:42:25.00 ID:WZ5DZ2MB0<> G4の二人―

咲「どーだって?」

小衣「音沙汰ないって」

咲「…ふ〜ん」

小衣「何よ」

咲「いや、今の話でアリバイはバッチシなくなったけど、正直本人の性格的にそういうことできんのかなって感じ」

小衣「今回に関しては小衣もそう思う。でもだとしたら犯人は誰なわけよ?」

咲「さあね。ま、先に現場に着いてるお二人さんが頑張ってくれるっしょ。何事もなければ一番いいけど、
万が一なんか起こってもあの二人なら何とかなるんじゃないの?」

小衣「そうね」

咲「エラく素直だね、今日の小衣。なんか悪いもんでも食べたん?」

小衣「別に、ただ何となくやな予感するだけ」

咲「死フラっすか」

小衣「は?」

咲「なんでもない。忘れて」 <> 1<>saga <>2012/10/22(月) 17:55:08.08 ID:WZ5DZ2MB0<> ―ヨコハマ大金庫

エリー「えーい!」バカン

アルセーヌ「エルキュール、後は指示通りに」

エリー「はい…他の人はどこに?」

アルセーヌ「建物の外から監視に当たらせているわ。それじゃあ、後も抜かりなく」スッ

次子「今人がいたような…?」

平乃「ええ、私にも見えました」

エリー(G4の二人…!) <> 1<>saga <>2012/10/22(月) 18:06:51.67 ID:WZ5DZ2MB0<> エリー「あ、あの…どうも…」

平乃「ミルキィホームズの方?どうされたのですか?」

エリー「いえ…怪盗が来るという情報を聞きまして…調査を…」

次子(平乃、小衣から聞いた通りだ。怪しいよ)ヒソヒソ

平乃(分かってます。何か変な行動をしたら合図します。その時には…)ヒソヒソ

エリー「あのぅ…」

次子「ん?ああ悪い悪い。何?」

エリー「えいっ!」ハラパン

次子「?!」ドサリ

平乃「次子さん、しっかり!やっぱりあなたは…!」

エリー「ごめんなさい…でも、手加減はしました…」

平乃「怪盗としての行為に飽き足らず公務執行妨害までも…!許しません!」ダッ

エリー(…!!)

平乃「遅いですよ!長谷川流奥義、兜割り!」

エリー「利きません!」バキィッ

平乃(木刀が折れた?!ミルキィホームズはトイズを失っているはずじゃ…!)

エリー「はっ!」ドコォ

平乃(私が…格闘術で…負けるなんて…)バタリ

エリー「はぁっ…はぁっ…ふぅ…ふぅ…」
<> 1<>saga <>2012/10/22(月) 18:15:40.79 ID:WZ5DZ2MB0<> ―大金庫前

小衣「遅かったわね、ミルキィホームズ…の三人」

シャロ「ごめんなさい、ココロちゃん。エリーさんをぎりぎりまで探したけど見つからなくて」

小衣「ココロちゃん言うな…」

咲「やっぱ小衣も二人が心配みたいだね」

小衣「そりゃそうよ。連絡、まだ取れない?」

咲「全然ダメ」

ネロ「どうしたの?」

咲「次子と平乃が中に入ったきり出てこないわけ」

小衣「あんたたち、行って確認してくれる?何かあったら連絡して」

コーデリア「ええ!行きましょう、三人とも」

ネロ「そうだね」

シャロ「もちろんです!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(愛媛県)<><>2012/10/22(月) 18:17:19.40 ID:PPmkFhXW0<> コードネームはエルロックか <> 1<>saga <>2012/10/22(月) 18:40:27.14 ID:WZ5DZ2MB0<> 内部―

ネロ「壁に穴が空いてる…これってやっぱりエリーが…」

シャロ「エリーさんは絶対犯人じゃありません!」

コーデリア「私もそう信じたいけど…」

エリー「みんな…来たんだね…」

ネロデリア「「エリー!」」

シャロ「エリーさん!エリーさんは怪盗なんかじゃないですよね!」

エリー「ごめんね、みんな…私、今日から怪盗になるって決めた。だから、今から『ガリレオの秘宝』を…」

ネロ「そうはさせないよ!」

コーデリア「ネロ?」

ネロ「勝手に怪盗になんかさせない。今ここでエリーを力づくで連れ戻す」

エリー「やめて…私を一人にさせて!私はもう、怪盗なんだよ?」

ネロ「怪盗だろうがなんだろうがエリーはエリーだ!」

エリー「防火装置が…動いた?きゃっ!」プシャァァァァ

ネロ「見たかエリー!トイズが復活したのはエリーだけじゃないんだ!」

シャロ「そうですよ!エリーさんがいない間にみんなで頑張ったんですから!」

エリー「あっ…ロープで…体がぐるぐる巻きに…」

ネロ「今だ!コーデリア!」

コーデリア「ええ!エリー、おとなしくおうちに帰りなさーい!」ダッ

エリー「まだまだ…」ブチン

シャロ「あっロープが!」

ネロ「コーデリア!危ない!」

コーデリア「大丈夫、見えているわ。エリー、これでおしまいよ」ガシッ

エリー「うぅ…」

コーデリア「あなたの動きは私のトイズで丸わかりよ。さあ、一緒に帰りましょう。エリー」

エリー「でも…」

次子「お疲れさん、三人とも。そこどきな」

平乃「おとなしくお縄についてください!」

ネロ「G4!」 <> 1<>saga <>2012/10/22(月) 18:52:07.18 ID:WZ5DZ2MB0<> 次子「平乃、そいつを抑えてな」

平乃「分かりました。エルキュールさん、ちょっとおとなしくしててくださいね」

エリー「…」

次子「ほい、手錠かけたよ。最新式のトイズ無効化手錠。これで逃げも隠れもできないよ」ガチャリ

ネロ「おい、ちょっと待てよ!横から入ってきて何のつもりさ?」

シャロ「そうです!エリーさんはまだ犯罪者って決まったわけじゃありません!」

コーデリア「きっと何か理由があるはずよ!」

平乃「何にせよ、この場に居合わせたこと、そして私たちに暴行を加えたことは事実。
確かにここは金庫の強固さを信頼して監視カメラがありません。
ですが少なくともエルキュールさんが犯罪行為をしたことは私たちが証明できます」

次子「つーわけだ。こっちもあんましこういうことしたかないんだけど、今回ばかりは諦めな」

アルセーヌ「おーほっほっほ!」

一同「?!」 <> 1<>saga <>2012/10/22(月) 19:01:54.06 ID:WZ5DZ2MB0<> コーデリア「アルセーヌ…」

アルセーヌ「エルキュール・バートンに幻惑を見せて、ミルキィホームズと仲たがいをさせる作戦でしたが…。
見事に看破されてしまったようですわね」

次子「何だって?!」

アルセーヌ「ただ、こちらとしてもミルキィホームズ全員がトイズの力を取り戻すのは予想外でしたわ。
あなたたちの頑張りに敬意を表し、今回のところはこれで去るといたしましょう。それではごきげんよう…」バサッ

シャロ「あっ!」

ネロ「待て!…消えちゃった」

コーデリア「今の話、聞きました?エリーに罪はないわ」

平乃「まだ決まったわけでは…」

次子「平乃。今は離してやんな」

エリー「いいん…ですか?」

次子「今はね」
<> 1<>saga <>2012/10/22(月) 19:19:56.68 ID:WZ5DZ2MB0<> 小衣「あっ!あいつらが帰ってきたわ!」

咲「平乃も次子もいるね」

シャロ「お〜いココロちゃ〜ん!」

小衣「ココロちゃん言うな!」コワン

シャロ「痛っ」

エリー「あの…G4の方々、やっぱり私を逮捕してください…」

コーデリア「エリー、いきなり何を?!」

エリー「幻を見せられてたとしても、裏切ったのは私の意志です…だから、私、犯罪者です…みんなと一緒になんかいちゃいけないんです…」グスッ

小衣「どういうことよ?」

平乃「それが…」

次子「かくかくしかじかでさ」

小衣「…どうする、咲?」

咲「ここは一応リーダーのあんたに任せるよ。エルキュールを逮捕してブタ箱にぶち込むか、
それとも今まで通りミルキィホームズとして生活させるか」

ネロ「そんなこと勝手に決めるな!僕たちがいなきゃ何にも出来なかったくせに!」

コーデリア「ネロ…!」

小衣「…分かったわ、このIQ1400の明智小衣が判断するわ」チラリ

エリー「…」

シャロ「エリーさん…」

小衣「エルキュールは無罪よ。ここであったことも全部なかったことにする」

平乃「そんなことできるはずが!」

小衣「今回のことは全部小衣が責任持つ。それで文句ないでしょ?」

次子「ま、リーダーがそう言うんなら従うしかないじゃん?」

咲「だね」

シャロ「うぅ…ありがとー!ゴゴロぢゃーん!」グズグズ

小衣「泣きながら引っ付くなー!服が汚れる!それと…ゴゴロぢゃん言うなー!」バカン

コーデリア「エリー…よかったわね」

エリー「コーデリアさん…!」

コーデリア「それじゃ一緒に…お花畑に行きましょー!」

エリー「あっ…そんないきなり…心の準備が…」

ネロ「ふぅ…今日のうんまい棒はしょっぱいや」 <> 1<>saga <>2012/10/22(月) 19:23:19.08 ID:WZ5DZ2MB0<> 翌日―

シャロ「みなさん!起きて!起きてくださーい!」

ネロ「なんだよ〜」

コーデリア「むにゃ〜…お花畑〜」

エリー「どうしたの…?」

シャロ「アンリエットさんからお呼び出しが!」

ネロ「えぇっ?!もしかして、昨日の事件のことかな?」

エリー(会長…もしかして…) <> 1<>saga <>2012/10/22(月) 19:39:05.89 ID:WZ5DZ2MB0<> アンリエット「聞きましたわミルキィホームズ、全員がトイズを復活させたと」

シャロ「はい!」

コーデリア「もしかして会長、昨日のこともお聞きしているのですか?」

アンリエット「昨日のこと?いったいなんですの?」

ネロ「しっ!コーデリア、余計なこと言うなよな。知らないっぽいからそれでいいの」

アンリエット「まあいずれにしろ、あなたたちは努力を重ねて本来の力を取り戻しました。
その頑張りを認め、あなたたちの寮を一般生徒と同じ場所に戻しましょう」

エリー「本当ですか?!」

ネロ「やったー!極貧生活からもおさらばだよー!」

シャロ「ありがとうございますー!」

アンリエット「これで慢心せず以後も頑張るように。それでは行ってよいですよ」

四人「「「「はい!ありがとうございました!」」」」バタン

アンリエット「ふぅ…あら、エルキュール。何故一人残っておりますの?」

エリー「会長…会長って本当は怪盗アルセーヌ…なんですよね?」

アンリエット「何を言っているんですの?!失礼な!わたくしはアンリエット・ミステール。
それ以上でもそれ以下でもありませんわ!」

エリー「で、でも昨日…!」

アンリエット「昨日あなたと話した覚えなんてございませんわ!何かの勘違いではありませんか?」

エリー「す、すいません…」

アンリエット「まあ今日のところは大目に見ますわ。これからも頑張りなさいな」

エリー「はい、それじゃ失礼します!」バタン

シャロ「何話してたんですかー?」

エリー「みんな…待っててくれたんだ」

ネロ「そりゃまた置いてって一人で消えてもらっちゃあ困るからね」

コーデリア「もうネロったら素直じゃないんだから」

シャロ「へへへー、ネロは素直じゃないですー」

ネロ「おいこら、シャロまで何言ってんだよ!エリー助けてよ!」

エリー「えへへへ…」

エリー(やっぱり私、みんなと一緒が一番幸せ…!) <> 1<>saga <>2012/10/22(月) 19:44:21.56 ID:WZ5DZ2MB0<> 石流「アルs…会長、よろしかったのですか、あれで」

アンリエット「問題ありませんわ」

二十里「敵を強くするためにここまで回りくどい方法をとるとは…ですがそれもまた美しい作戦のひとつというもの」

アンリエット「余計なことを言ってないでさっさと持ち場に着きなさいな」

石流「わかりました、では。おい、いくぞ」

アンリエット(ライバルは強い方が張り合いがある…今の団結力とトイズを取り戻したミルキィホームズ…期待していますよ)


おしまい
<> 1<>saga <>2012/10/22(月) 19:51:29.72 ID:WZ5DZ2MB0<> 以上です。
初めてのSS速報でしたが読んでくれた方ありがとうございました。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage<>2012/10/22(月) 20:01:59.09 ID:kWSmgmZFo<> 乙
凄い良かった <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(愛知県)<>sage<>2012/10/22(月) 21:46:49.48 ID:WAHpeLdI0<> おもしろかった <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/10/23(火) 01:47:00.88 ID:KPn+waNLo<> イイハナシダナー
乙 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/10/23(火) 18:46:36.20 ID:wZXKMF70o<> おつおつ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)<><>2012/10/24(水) 00:29:14.02 ID:AucfNlwR0<> 乙 <>