VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/02(金) 00:17:06.10 ID:qhjcUDGDO<>男「えっ? 博士が尻を貸してくれるんですか?」

博士「違う、これを見るがいい」

男「……何ですかこの地図? 真ん中に大きく×がありますけど」

博士「うむ。この地図に書かれている×点は伝説の秘境『コーン・オーマン』を示しているのじゃ」

男「コーン・オーマン……なんて淫靡な響きなんだ!」

博士「響きだけではない、実際にエロいのじゃ!」

男「ど、どういうことですか博士!」

博士「この秘境は百戦錬磨の女傑たちがたむろしており、足を踏み入れた男たちの童貞を奪うことを生業としておるのだ!」

男「なんと!」

博士「ここならば必ず男君も童貞を捨てる事が出来るぞ!」

男「さすがです博士!
  さすが『性』科学者の世界権威!」

博士「ふはは、もっとほめてくれ。
   さて、思い立ったら吉日。ではいくか?」

男「はい!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1351783025
<>男「童貞を捨てたいです博士」博士「うむ、わかった」 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/02(金) 00:29:55.09 ID:qhjcUDGDO<> 〜 ジャングル上空・ヘリ 〜

──バラバラバラバラ

博士「もうそろそろ秘境の空域に入るぞ」

男「はい博士! ところで、ヘリの操縦も出来たのですね!」

博士「うむ。昔取ったきねづかといものじゃ」

男「さすがです博士! ……ん?」

?「〜〜! 〜〜!!」

男「あっ! ジャングルの木の上で誰かが叫んでます!」

博士「なに!? ……あれはっ!」

アマゾネス「ポコチ〜ン! ポコポコチ〜ン!」

博士「あれはアマゾネスじゃ! 早速童貞を捨てるチャンスじゃぞ男君!」

男「イヤですよあんな筋肉ダルマッ!
  今にも『グルガチャージ』を使いそうなグラフィックの女は女ではありません!
  初体験でトラウマ生成なんて御免こうむります!」

博士「そうか。ならばもっと秘境の奥へと……はっ!?」

アマゾネス「ポコチ〜ン!」

──バシュッ。

男「アマゾネスが何かを発射しました!」

博士「スティンガーミサイルじゃ! しっかり掴まっておれ男君!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/02(金) 00:58:30.92 ID:qhjcUDGDO<> ──ビュオ〜ン。

男「上から旋回して来ます!」

博士「ぬうっ!」

──ビシュ〜ウ。

男「ああっ! 今度は下から!」

博士「ていっ!」

──バビュ〜ン。

男「上上下下左右左右BA!」

博士「ダ、ダメじゃ! 最大速度マッハ2には勝てん!
   男君! パラシュートで脱出じゃ!」

男「は、はい!」

──ガラッ。

男「パラシュート装備よし! 
  いざ脱出……って、あれ? 下のジャングルが何か騒がし……」

アマゾネス軍団「ポコチ〜ン! 墜ちて来〜い!」

男「増えてるうぅーっ!?」

博士「どうした男君! 早く脱出せんか!」

男「今脱出してあの中に落ちたら、確実に童貞を筋肉ダルマたちに奪われます!
  そんなのイヤです!」

博士「そ、そんなこと言っておる場合か男君!
   童貞喪失の旅がこんな結末になるとはワシも残念じゃが、これも運命だと諦めるんじゃよ!」

男「い、いやだーっ!」

──ジョボボボ。

博士「ショックで男君が失禁した!?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)<>sage<>2012/11/02(金) 00:59:30.55 ID:kGDOv1iW0<> ちょwwwwwwスティンガーってwwwww <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/02(金) 01:11:19.38 ID:qhjcUDGDO<>  その時、奇跡が起こった。
 ヘリを執拗に狙っていたスティンガーミサイルが一転。
 地上へ向けて急降下を始めた。

男「あ、あれ? ミサイルが……」

博士「こ、これは……そうか! 男君の失禁のおかげじゃ!」

男「オレの失禁のおかげ?」

博士「うむ! スティンガーミサイルの熱感知に、暖まった尿が引っ掛かったのじゃ!
   開かれたドアから放たれた男君の尿は地上に向かって落下。
   スティンガーミサイルもそれにつられたのじゃ!」

男「なるほど……あっ、スティンガーミサイルが尿に導かれて地上のアマゾネス軍団に!」

アマゾネス軍団「ポコチーン!」

──ちゅどーん。

博士「自業自得じゃな」

男「と、とにかく助かりました」

博士「うむ。では先に進もうか?」

男「はい!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/02(金) 01:44:25.88 ID:qhjcUDGDO<> ──バラバラバラバラ。

男「空はいいなぁ、文明の利器に感謝感激です」

博士「これこれ、周囲の警戒を怠るでない。
   さっきのアマゾネスみたいな連中といつ出くわすかも知れないからの」

男「わかってますよ。気は抜いていません。
  ……ん?」

博士「どうした男君?」

男「遠くの空から何かがこっちに向かって来ます。
  アレは……巨大な鳥!? いや、人間!?」

ハーピー「ポコチーンッ!」

博士「違うぞ男君! アレは半鳥半人の生物『ハーピー』じゃ!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/02(金) 01:55:01.17 ID:qhjcUDGDO<> ──バサバサバサバサ。

ハーピー「ポコチーン!」

男「うわぁッ! 囲まれた!」

博士「大丈夫じゃ! このヘリは防弾仕様、生半可な攻撃はものともせんわ!」

ハーピー「ぐべっ」

──べちゃべちゃ。

男「ハーピーたちがヘリに向かってゲロを吐いた!?」

──じゅうぅぅ〜。

博士「違うぞ男君! これは酸じゃ!」

男君「博士! ヘリが溶けていきます!」

──ブスンブスン。

博士「いかん! 高度が下がっていく!」

男「どうにかならないんですか博士!」

博士「無理じゃ! 緊急着陸する!
   衝撃に備えるのじゃ男君!」

男「は、はい!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/02(金) 02:07:46.71 ID:qhjcUDGDO<> 〜 ヘリから脱出した二人 〜

博士「はぁ、はぁ、……ケガは無いか男君?」

男「な、なんとか」

ハーピー『ポコチーン! ポコチーン!』

男「墜落したヘリにハーピーたちが集まってる……」

博士「完全に逃げ道が無くなったわけじゃな。
   どうする男君?」

男「先へ進みます」

博士「……それはどうしてかな?」

男「そんなの決まっています。童貞を捨てるためです」

博士「童貞を捨てるならばここでも出来るぞ?
   あのハーピーたちにもまんまんが付いておるからな」

男「それは……なんというか、違うんです」

博士「違う?」

男「童貞は今まで苦楽を共にしてきた大切なもの。オレの人生です。
  その童貞を捨てるのならば、せめて悔いの残らない納得のいく形で捨てたいんです」

博士「……そうか、なら行こう。秘境の奥へ」

男「はい!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/02(金) 02:19:15.73 ID:qhjcUDGDO<> 〜 ジャングルを進む二人 〜

──ガサガサガサガサ。

男「だいぶん進みましたね」

博士「う、うむ」

男「ここいらで休みますか博士?」

博士「すまないな、男君。ほれ、水筒じゃ」

男「ありがとうございます博士。
  これで弁当でもあったらピクニックですね」

博士「はは、そうじゃな。
   ここはジャングルじゃから、そこらに果物でもあるかも知れん。一緒に探してみるか?」

男「いいですね。ならこれから……おや? さっそく、おいしそうな果物を発見!」

 密林の中、たわわに果物が実った木を見つけて男がダッシュ。

博士「──いかん! 男君!」

男「へ? うわっ!」

──ネバネバネバネバ。

男「こ、これは……糸?」

博士「ま、まさか……」

アラクネ「おちんぽゲット〜!」

博士「蜘蛛女、アラクネじゃー!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/02(金) 02:42:01.29 ID:qhjcUDGDO<> アラクネ「うふふふふふ〜」

男「ああっ! ズボンが脱がされていく!
  でも糸に絡まって身動きが取れません! 博士助けて!」

博士「待っておれ男君! 今助けに行くぞ!」

アラクネ「ジジイはお呼びじゃないの!」

──ビュビュッ。

博士「ぬわー! 糸がー!」

男「博士ー!」

アラクネ「うふふふふ〜。後はパンツを脱がして……おちんぽご対面〜」

──ポロリ。

男「うぅ……見ず知らずの人外にイチモツを見られるなんて……」

博士「そんなこと言っておる場合か男君! 童貞を奪われるぞ!」

男「ダメです博士……右手がかろうじて動くだけです。どうにもなりません」

アラクネ「そうそう、諦めて気持ち良くなろ?」

──ぷりん。

男「あぁ……人外のまんまん……予想以上に素晴らしい見た目。六足だけど」

博士「男君!」

男「この娘でオレの童貞は散るのか。顔はかわいい部類だし、悪くない。六足だけど」

博士「男君! 聞いておるのか!?」

男「な、何ですか博士? 見られるのはイヤなんで、エッチ中には気配を消していてくださいね?」

博士「童貞喪失ムードを漂わせるでない!
   いいか男君! 相手は蜘蛛女じゃぞ!?」

男「でも一応は女ですし……」

博士「そうではない! 蜘蛛は性行為の後……オスをバリバリと食うのじゃ! 噛み砕いてな!」

男「な、なんですと!?」

博士「男君! このままでは童貞と一緒にライフも喪失してしまうぞ!」

男「ち、ちょっと待ってください。本人に確認します。
  えっと、あのおじいちゃんはああ言ってるけどさ、万が一ボクとキミがエッチしたらその後は……」

アラクネ「食べるよ? むしゃむしゃと」

男「いやあぁぁあァァーッ!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/02(金) 03:06:55.61 ID:qhjcUDGDO<> 博士「落ち着け男君! どうにかして童貞を死守するのじゃ!」

男「どうにかするって言っても、この蜘蛛の糸をまずは除去しないと……
  博士! 何か方法は無いんですか!?」

博士「蜘蛛の糸はたんぱく質で出来ておるから熱に弱い。
   しかし、ワシは蜘蛛の糸でがんじがらめじゃ。   ポッケのライターに手が届かん」

男「……熱、ですか博士?」

博士「うん? そうじゃ、火があれば蜘蛛の糸は切れる。
   しかし男君はライターを持っていないじゃろう?」

男「確かにライターは持っていません。
  ですが、右手とポコチンはあるんです!」

博士「男君……何を!?」

男「うおーっ!」

──シコシコシコシコ。

博士「男君が自分のイチモツを右手でシゴき始めた!?」

アラクネ「エッチの準備? いいよ、待っててあげる」

男君「違う。これはエッチの準備じゃない!」

アラクネ「え? じゃあいったい何だというの?」

男君「それは……自分の目で確かめな!」

──ジュウウゥゥー。

アラクネ「そんな!? 男のイチモツが赤銅色に染まっていく!」

博士「こ、これは原始的発火術! かつて原始人が火を獲得したという光景そのもの!
   摩擦熱でイチモツに熱を溜めたのか男君!」

男「そう! そして……バーニングッ!」

──ドビュビューッ。

アラクネ「あ、ネトネト……って、あちゅいいぃぃー!?」

──ジュウウゥゥ。

博士「おおっ! 男君のバーニングスペルマで蜘蛛の糸が切れていく!」

アラクネ「あちゅい! あちゅいー!」

男「どうだ! オレのイチモツをまんまんに突っ込めるか!」

アラクネ「そ、そんなのまんまんに入れたら、私のまんまん使い物にならなくなっちゃう! そんなのヤダー!」

──ピュー。

博士「おお! アラクネが逃げていくぞ!」

男「……勝った」

──ドサッ。

博士「ああっ! だ、大丈夫か男君! しっかりしろ!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/02(金) 10:07:27.05 ID:SjpTc1MIO<> いいぞ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/02(金) 10:08:21.78 ID:ekYON49IO<> 気に入った <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)<>sage saga<>2012/11/02(金) 11:18:09.96 ID:GoDsTuWg0<> うむなかなか…… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/02(金) 11:42:26.72 ID:xYmkOEIYo<> 中々のカオス <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)<>sage<>2012/11/02(金) 13:09:52.92 ID:Pjg2IB+ao<> なるほど…… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/03(土) 00:42:29.47 ID:7wriHz8DO<> 〜 ジャングル・崖の岩肌 〜

男「うぅ……すみません博士、肩を貸してもらって」

博士「気にするな男君。むしろ、ワシが君に感謝しないといけぬ。
   君がいなければ、ワシもアラクネに食われていただろうからな」

男「そう言ってもらえると助かります。
  ところで、なんで密林から外れて険しい崖を登っているんですか?」

博士「ジャングルは女傑たちのテリトリーじゃ。
   それに第一、視界と地形がワシらに対して絶対的に不利じゃからのう」

男「そうですね、でも周りに木が無いと自分らが目立ちませんか?」

博士「じゃからこうして岩に身を隠せるよう、ゴツゴツした場所を登っておるんじゃよ」

男「さすが博士。でも足を踏み外して真っ坂さまなんて事は……」

博士「ははは、そんな間抜けなこと滅多に……」

──ズルッ。

博士「ぬわーっ!?」

男「博士ーっ! オレの手に掴まってー!」

博士「おおっ!」

──パシィッ。

男「ファイトー!」

博士「イッパーツ!」

ゴーレム「オロ○ナミンC」

男「誰かが混じったー!」

博士「こ、こやつは……超古代文明の遺産、ゴーレムじゃー!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/03(土) 01:07:20.55 ID:7wriHz8DO<> ゴーレム「対象の年齢……性行為適齢期にて問題無し。次に性器確認作業へと移行します」

──ズルッ。

男「うわぁっ! ズボンが脱がされた!
  でも何も見えない! 崖下のジャングルと博士の顔しか見えない!
  自分は崖のギリギリで『く』の字に折れ曲がって、今にも落下しそうな博士を掴んでいるから!」

博士「説明ありがとう男君!
   しかしこれはピンチじゃ!
   ワシと男君は身動きが取れない!
   これではゴーレムのなすがままじゃ!」

ゴーレム「膨張率確認作業開始」

──シコシコシコシコ。

男「シゴかれてる! オレのイチモツがシゴかれてる!」

博士「男君! 耐えるんじゃ!」

ゴーレム「110%……120%……」

男「う、うぅ……博士」

博士「なんじゃ男君?」

男「オレのイチモツをシゴいているゴーレムって可愛いですか? 女の子ですか?」

博士「女の子じゃ。それにまぁ、可愛い部類じゃな」

男「……」

──ムクムクムクムク。

ゴーレム「膨張率急上昇……140……160……」

博士「男君!」

男「すみません博士。でも、この状況じゃ……」

博士「男君、よく聞け! ゴーレムは古代文明の遺産で、男の精子を集めておる。
   ゴーレムの内部に集められた精子は遺伝情報を解析され、情報はどこか見知らぬ地に転送されるようじゃ!」

男「そ、それがいったい……」

博士「つまり要約すると! 一発出しただけで、子だくさん!
   しかもクローンで全員男君と同じ顔!」

男「イ、イヤァァーッ!
  そんなホラー漫画に出てくるような家庭環境イヤーッ!」

博士「なら我慢じゃ男君!」

男「はい!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/03(土) 01:24:38.17 ID:7wriHz8DO<> ゴーレム「膨張率上昇減速……190……195……」

博士「よし、ゴーレムは計測モードにある!
   反応を止めず、それでいてゆっくりと変化させていけば時間を稼げる!」

男「で、でもこのままじゃ一方的です。
  何か対策は無いんですか博士?」

博士「ゴーレムは精密機械、しかし衝撃にも強く頑丈じゃ。
   崖という地形を利用して上手く叩き落としてもピンピンしとるじゃろう」

男「打つ手無し……もうダメじゃないですか……」

博士「……いや、現在稼働中のゴーレムの大半は整備不良じゃ。整備する古代人がいないからな。
   何か予期せぬ不具合を起こせば対処出来ないはず……」

男「予期せぬ不具合? うっ、急に尿意が……」

ゴーレム「……? 膨張率に乱れあり……195……180……190……185……ガガッ」

博士「ゴーレムの声にノイズが走ったぞ男君!」

男「これだ!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/03(土) 01:39:17.12 ID:7wriHz8DO<> 男「うおおー!」

──バタバタバタバタ。

博士「男君が両足を動かし始めた!?」

ゴーレム「膨張率に乱れ……しかし、問題無し」

男「くっ、ならば……博士! 少し我慢していてください!」

──バタバタバタバタ。

博士「ぬわー! 男君がワシを掴んでおる両腕も動かし始めた!?」

ゴーレム「膨張率変動大……200……225……250……急激に肥大化」

博士「男君のイチモツが肥大化じゃと!?
   はっ!? そうか! 両足と両腕がポンプの役割となって血流を加速!
   中間点のイチモツに一局集中したのじゃな!」

ゴーレム「膨張率300……350……400……500……ガガッ」

──ブスンブスン。

博士「ゴーレムの口から煙が出てきおった!」

男「ラストスパートだー!」

──バタバタバタバタ。

ゴーレム「ポコチンの肥大化……まんまんの拡張限界を凌駕……事案対処法……無し……エラーエラーエラーエラーエラーエラー
     ……ブスン」

博士「ゴーレムが動きを止めたぞ男君!
   ワシらは勝ったのだ! 童貞は守られた!」

男「やったー!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/03(土) 02:09:46.25 ID:7wriHz8DO<> 〜 ジャングル 〜

──ザッザッザッザッ。

男「ひどい目に遭いました……」

博士「しかし、かなりの距離を短縮出来た。秘境の最奥まで一気に近づいたぞ」

男「博士、その事なんですが……」

博士「ん? どうした男君?」

男「秘境の奥に行くにつれて、女傑の質が変わってませんか?
  最初のアマゾネスやハーピーは知能が高いとはとても思えませんでした。
  しかし、アラクネやゴーレムは人の言葉をしゃべっていて、なんというか『厄介』な感じに」

博士「ふむ、確かに。このまま秘境の奥に行くと、より凶悪な性技を持つ女傑と出会うかも知れん」

男「性技、ですか?」

博士「うむ。童貞を射精させるための性の技じゃ。
   あらゆる種族の特性、練達した技法、それが童貞を狙っておる」

男「なるほど、さすが『コーン・オーマン』
  一筋縄ではいかない」

博士「しかし、童貞を捨てるには持って来いの場所じゃ。
   秘境の最奥まで進めば、男君が童貞を捨てる納得の相手にも出会えるじゃろう」

男「そうですね。前向きに行きましょう」

博士「うむうむ。……おや? ここは……」

男「湖ですね。かなり広い」

博士「迂回するかの」

男「迂回しましょう」

人魚「待って、お二人さん」

男「下半身が魚の女の子が湖から!?」

博士「人魚じゃ! 淡水人魚じゃ!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/03(土) 02:18:28.98 ID:7wriHz8DO<> 人魚「はい、人魚です。
   ところで、お困りでしたら向こう岸まで運んで上げますけど?」

博士「なんと優しい!」

男「では好意に甘えさせてもらいます」

人魚「はい。ではまず、男さんから私の背中に乗ってください」

男「博士、先に行かせてもらいます。よっと……」

人魚「では出発進行ー!」

男「おー!」

──ザバザバザバザバ。

男「早い早いー!」

──ピタッ。

男「あれ? どうしました人魚さん?
  まだ湖の真ん中ですよ?」

人魚「引っ掛かったなドアホめが!
   童貞はいただく!」

男「うわーっ!? しまったー!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/03(土) 02:44:32.10 ID:7wriHz8DO<> 人魚「湖の中にダイブ・イン!」

──バシャーン。

男「うわーっ!」

博士「なんという事じゃ! 罠だったとは!
   大丈夫か男君ーっ!」

男「オレは泳げないんです! げほげほげほ!」

──バシャバシャ。

人魚「あらあら大変。しっかり掴まって、私に」

男「は、はい!」

──ガシッ。

人魚「あらあら、肩じゃないわよ?
   ここ、私のふくよかなおっぱいが二つあるでしょ? ここを掴んで?」

男「え? それは……」

人魚「そう、さよなら」

──バシャバシャ。

男「うわーっ! 待ってー! げほげほげほ」

人魚「おっぱい掴む?」

男「はい! 掴ませてください!」

人魚「うふふ、どうぞ?」

──ぎゅー。

人魚「あんっ、……そんなに強くつねらないで」

男「あっ、すみません」

人魚「うふふ、冗談よ? 私のおっぱい、気持ちいい?」

男「は、はい。ふっくらしていて、柔らかくて……あっ、乳首が……」

人魚「もう、男君がいやらしく揉むから乳首が立っちゃった」

男「す、すみません……」

人魚「責任、とってよね?」

男「あぁ……、そんな上目遣いに言われたら断れない……」

博士「い、いかん!
   湖というテリトリーに相手を誘い込む手腕!
   プレイへと誘い込む流れの形成力!
   男君が完全に手玉に取られておる!
   やはり秘境の奥に進むにつれて、女傑のレベルが上がっておるのかー!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/03(土) 03:10:51.34 ID:7wriHz8DO<> 人魚「おっぱい、もっといじっていいわよ?」

男「い、いえ! そのっ!」

人魚「ふふふ……なら、私があなたのをいじっちゃうわ」

──ズルッ。

男「ああっ、オレのズボンとパンツが!」

人魚「……まあっ! こんなにガチガチに大きくしちゃって、私に興奮してくれたの?」

男「は、はぃぃ……」

人魚「嬉しいっ! ねえ……あなたの、触っていい?」

男「え? いや、その……」

人魚「あっ、そうよね。私だけ触ったら不公平よね」

──ガシッ。

男「え? オレの手を掴んで、いったい……」

人魚「左手はお互いに相手の背中に回すの。
   そして、右手はこうやって……おさわりっこ」

男「オレのポコチンに暖かい手が!
  そしてオレの手に! オレの手になま暖かいナニかが!」

人魚「私のまんまん、どう?」

男「『どう?』って言われても!
  『どう?』って言われてもーっ!!」

博士「いかん! 男君ーっ! 気をしっかりと保てー!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>sage<>2012/11/03(土) 03:21:34.28 ID:E0nR5x7Vo<> これはひどい <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/03(土) 13:14:51.62 ID:7wriHz8DO<> 男「あ、あぁ……もう限界だ……今こそ童貞を捨てる時かもしれない」

博士「落ち着け男君ー!
   本当にその女性でいいのかー!」

男「は、初めてはオペレーション・ビターチョコレート味って言うし……」

博士「それだと悪夢は終わらないぞ男君ー!」

人魚「うふふ、……勝ったわ」

男「え? いま何か言った?」

人魚「いえ、何も。
   それよりも早く挿入してほしいな? あなたのポコチンを私のまんまんに」

──ぺたぺたしこしこ。

男「う、上目遣いとなまめかしいボディタッチが、オレをめくるめく官能の世界に導いていく……」

人魚「ねえ? 早く……しよ?」

男「ま、待って、一から考える時間をください」

人魚「そんな悠長なこと言ってると女の子は離れていっちゃうゾ?
   カナヅチの男君は私が離れた瞬間にDEATHるのは確実だよね?」

博士「脅迫じゃ! まごうことなき脅迫じゃーっ!」

人魚「ふふ、どうする男君?」

男「わ、わかった。エッチ……する」

人魚「やったー!」

男「でも、せめて最初はキスからにして」

人魚「なんで?」

男「相手が人外娘でも、童貞喪失はノーマルにいきたいの……」

博士「相手が人外の時点でノーマルじゃないぞ男君ーっ!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/03(土) 13:56:48.56 ID:7wriHz8DO<> 人魚「じゃ、キスしよ? んー」

男「うん……んっ!?」

──ムワッ。

男「くさっ! 息くさっ!?」

人魚「……え?」

男「生ぐさっ! 魚臭い!
  そうだ! これ、モズの『はやにえ』が放置されたまま腐った臭いだ!」

人魚「……」

博士「正気に戻ったか男君!」

男「ええ! やはり、童貞を捨てる相手はこの人外ではありません!」

博士「そうじゃろう、そうじゃろう。
   しかし、少し高望みし過ぎではないかな?」

男「高望み? 口から生ゴミみたいな臭気のする女より上を望むのが高望みですか?」

博士「それもそうじゃな! はっはっはっ!」

男「はっはっはっ!」

人魚「……」

男「はっはっ……は?」

──ガシッ。

男「え?」

──ザッパーン。

博士「男君と人魚が湖に潜っていったー!」

──パシャ。

人魚「ふう」

博士「浮かび上がって来たー! けど人魚だけ!
   男君はどうしたー!?」

人魚「予定を変更して湖の底に置いてきただけよ。
   というか、こちらが本来のスタイルなのよ? 『狩り』の、ね」

博士「人魚の狩り……獲物を水の中に引き入れて衰弱させ、トドメを刺すというアレか!」

人魚「そう、そのアレよ。
   大丈夫、私が欲しいのは童貞だけだから殺しはしないわ。
   気絶してから無理やり童貞を奪うだけよ」

博士「な、なんという強行手段を……卑怯者め!」

人魚「あらあら? そんなに憤慨して……ならあなたが男君を助けてみる?
   あなたには手加減しないけど、私」

博士「く、くぅ……この老骨には祈る事しか出来ぬのか。
   男君! どうか、どうか童貞を守り抜くのじゃ!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/03(土) 14:22:02.82 ID:7wriHz8DO<> 〜 ??? 〜

男『おとうさーん!』

父『おや、どうしたんだい息子よ?』

男『怖いお姉さまたちがボクの童貞を奪おうとするんだ!
  どうしたらいいのおとうさん?』

父『そんな時はね。童貞をあげちゃってしまえばいいんだよ。
  もういらない、好きにしなよってね』

男『それが出来ねーからこうやって相談してるんだよっ!
  いいから解決策教えて! 有用なやつ!』

父『逆転の発想で水底に潜ればいいんじゃないかな?』

男『もう水底にいるんだよ!』

父『ならあれだ。地下水脈を利用するんだ。
  ジャブローとかも密林だったし解決の糸口になるだろ』

男『そんなご無体な!』

父『おや? 時間のようだ、頑張れ息子よ』

男『ちょっ!? ライフラインのテレフォンをせっかく使ったのに、自己紹介だけで終わってしまう役に立たない家族みたいにフェードアウトしていかないでー!』

父『アディオス!』

──ビシッ。

男『敬礼!? なぜにーっ!?』

…………………………

…………………

……… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/03(土) 14:38:56.14 ID:7wriHz8DO<> 〜 湖の底 〜

男「がぼっ!?」

男(ここは……湖の底? さっきのは夢?)

男(……いや、天啓だ! ありがとう父さん!)

──ブクブクブクブク。

男(水面では人魚が待ち構えているはず!
  どちらにせよ、水底で解決策を見出だせなければ……童貞喪失だ!)

──キョロキョロ。

男(……でもあるわけないよね! 地下水脈なんて!
  わかってたけどさ!)

──ブクブクブクブク。

男(あぁ……もうダメ……本当に……)

男「……」

男(待てよ? 逆転の発想……逆転の発想か!)

男(やってみるか! いや、やるしかない!) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/03(土) 15:01:05.15 ID:7wriHz8DO<> 〜 湖面 〜

人魚「ふふふ、男君はそろそろ気絶した頃かしら?」

博士「くぅっ! こうなったら、ワシが貴様の相手になってやる!」

人魚「やめなさい、老人を昇天させても面白くないわ。
   それに水中で人間が私に勝てるわけない」

博士「くっ、確かにそうじゃが……ん? 湖に波が……」

人魚「あら、本当」

──ざわざわざわざわ。

人魚「っ!? こ、これは!?」

博士「波が回転!?
   いや、湖全体の水が洗濯機のように周り始めた!?」

人魚「これはいったい……はっ!? まさかあの男が!」

──ザッパーン。

人魚「がぼがぼがぼがぼ!」

人魚(湖の底でナニをしてるか確かめてやるわ!
   待ってなさい男!) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(大阪府)<>sage<>2012/11/03(土) 23:36:49.40 ID:s/3eIol9o<> これはいいスレを見つけた <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/03(土) 23:39:37.54 ID:7wriHz8DO<> 〜 湖の底 〜

男「がぼがぼがぼがぼ!」

人魚「こ、これは!」

──ギュオーン。

人魚「男君がポコチンを地面に突き刺して……回ってる! コマのように!」

男「がぼがぼがぼがぼ!」

人魚「ま、まさか! それで湖全体に渦を発生させて……きゃー!」

──ビュオーン。

 やがて人魚も渦に飲み込まれていった。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(千葉県)<>sage<>2012/11/03(土) 23:49:28.05 ID:BKUzEybxo<> 股間が痛くなった <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/03(土) 23:51:45.93 ID:7wriHz8DO<> 〜 湖面 〜

博士「男君が浮いてきた!」

男「ぷかー」

博士「いま助けるぞ男君! とうっ!」

──バッシャーン。

博士「男君! 目を開けろ!」

──ぺちぺち。

男「う、うーん。ここは……湖? それに博士?」

博士「よかった! 気が付いたか!」

男「はっ! そうだ! 人魚は!?」

博士「人魚なら、ほれ、あそこじゃ」

人魚「ぷかー」

男「気絶してる……」

博士「男君がやったんじゃろ? 湖全体に渦を作ってな」

男「はい。ですが無我夢中で、勝手に身体が動いただけでして」

博士「勝手に身体が動いた、か。
   たいした奴じゃよ君は」

男「それで、これからいったい……」

博士「前に進むんじゃろう?」

男「……はいっ!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/04(日) 00:01:54.98 ID:zoDk3GyDO<> 〜 ジャングル 〜

男「へっくしょん!」

博士「もるごすっ!」

男「すごいクシャミですね博士!」

博士「うむ。だが感心している場合ではない。
   身体が濡れたままでは体力が著しく低下していく。
   どこかで身体を乾かさなくてはな」

男「はい……あっ!」

博士「どうした男君!?」

男「ジ、ジャングルの先に家があります!」

博士「……っ! 本当じゃ!
   木とレンガで造られた温かみのある家じゃ!」

──バタン。

エルフ「なによ、あなたたち?」

男「扉が開いて女の子が出てきた!?」

博士「あれはエルフじゃ!
   エルフは大の人間嫌い、何をしてくるか分からん! 気を付けろ男君!」

男「は、はい!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/04(日) 00:17:44.76 ID:zoDk3GyDO<> エルフ「ちょっと、あなたたち」

男「は、はい!?」

エルフ「身体、濡れてるわよ? なんで?」

博士「湖の人魚にやられてのう。
   別に好きこのんで水浸しになってるわけではない」

エルフ「ふーん」

男「あの、じゃあオレたちこれで……」

エルフ「待ちなさいよ! そのままじゃ風邪を引くわ!
    私の家で乾かしていきなさい!」

男「え? いいの?」

エルフ「ふ、ふんっだ!
    べ、別にあなたたちの事なんか、これっぽっちも心配していないんだから!
    ただ、家の周りでのたれ死なれて臭くなったら困るから言ってるのよ!」

博士「なるほど」

エルフ「わかったら早く、家に入りなさい!
    このノロマ!」

男「……博士」

博士「どっちみち服を乾かす必要がある。
   しかし、服を乾かす間に他の女傑と遭遇する確率が非常に高い。
   ここは素直に家へと招待してもらって服を乾かさせてもらおう」

男「でも、相手は人間嫌いのエルフですよ?」

博士「うむ。気を付けるんじゃ男君」

エルフ「なにやってるの! 早く来なさいよ!」

男「はーい」

博士「今行くぞい」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/04(日) 00:34:13.67 ID:zoDk3GyDO<> 〜 風呂前の洗面所 〜

エルフ「ここにタオルを置いておくから、勝手につかいなさい!」

男「はい」

博士「すまんの」

エルフ「あなたたちがお風呂に入っている間に、あなたたちの服は私が乾かしておいてあげるわ。感謝しなさい!」

男「はい」

博士「助かるの」

エルフ「ほら! 早くお風呂に入らないと風邪を引いちゃうわよ! 早く入りなさい!」

男「はい」

博士「そうするかの」

──ぬぎぬぎ。

エルフ「きゃっ! いきなり脱がないでよ変態!」

男「あ、すいません」

エルフ「もう! 早くお風呂に入りなさいよ!
    このダメダメ人間!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/04(日) 00:37:49.49 ID:zoDk3GyDO<> 〜 風呂 〜

男「嫌われてますね」

──ザバァッ。

博士「嫌われておるのう」

──ザバァッ。

男「でも、童貞を狙って来る感じではありませんね」

──ザバァッ。

博士「しかし、女傑には間違いない。
   何かしら特殊な方法でアプローチしてくるはずじゃ。
   用心しておくんじゃ男君」

男「はい」

──ザバァッ。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/04(日) 00:46:12.29 ID:zoDk3GyDO<> 〜 風呂上がり 〜

男「おお、服が乾いてる」

博士「あの短時間でどうやったのか分からんが、これは助かる」

エルフ「ふ、ふんっ! 人間なんかを家に長く引き留めたくないからよ!
    勘違いしないでよね!」

男「まあ、そうでしょうね」

エルフ「えっ?」

男「えっ?」

エルフ「ふ、ふんっ! 物分かりが良くて助かるわ!
    それと、ご飯があるから食べていきなさい!」

博士「それは助かるが、いいのかのう?」

エルフ「作りすぎちゃっただけなんだから!
    一人で食べきれないから手伝えって言ってるの!」

男「なるほど、なら手伝います」

博士「うむ、そうじゃな」

エルフ「ふんっだ!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/04(日) 00:59:40.98 ID:zoDk3GyDO<> 〜 食卓 〜

エルフ「ほら、ありがたく食べなさい!」

男「焦げたパン、皮を切らないまま煮込んだ野菜各種」

博士「カラが残ったままの玉子料理」

エルフ「ちょっと失敗しただけなんだから!
    それに、無知無能な人間風情にはそれで十分でしょう?」

男「はい、そうですね」

エルフ「えっ?」

男「えっ?」

エルフ「あの、ここは少しくらい言い返しても……許してあげるわよ?
    そしたら、私はそれに『バカバカー』って」

男「もらってるのはこちらです。そんな無礼な事はしません」

博士「それにお主の態度で、ワシらは歓迎されておらんことくらいわかる。
   すまんな、すぐに出ていくからのう」

エルフ「あ、あの……その……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/04(日) 01:10:26.56 ID:zoDk3GyDO<> 〜 デレるタイミングを失った結果 〜

男「それじゃあ、どうもありがとうございました」

博士「すまんかったの」

エルフ「ふ、ふんっ! あなたたちの顔なんて二度と見たくないわ!
    で、でもどうしてもって言うなら、もう少しくらい家にいてもいいわよ?」

男「いえ、大丈夫です。それでは」

博士「さよならじゃ」

エルフ「ふんっ! あなたたちの顔なんか、二度と見たくないんだから!
    で、でも! 困った事があったら立ち寄ってもいい……のよ?」

男「エルフの人間嫌いは知ってます。これ以上はお世話になれません」

博士「うむ。これっきりじゃよ。すまんかったな」

エルフ「あ、え? その……」

…………………………

………………

………

エルフ「…………くすん」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(大阪府)<>sage<>2012/11/04(日) 01:35:44.91 ID:WCcZgLrmo<> かわいい <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage<>2012/11/04(日) 09:12:07.91 ID:VAp/aLEL0<> ちょっとエルフの家に慰めに行ってくる <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)<>sage<>2012/11/04(日) 10:49:57.22 ID:yCuG7TZoo<> エルフいいな <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)<>sage<>2012/11/04(日) 11:05:09.48 ID:n7WUXDzNo<> もうここで童貞捨てときゃよかったのに <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/04(日) 17:48:38.39 ID:zoDk3GyDO<> 〜 ジャングル 〜

男「しかし、さっきのエルフは最後まで童貞を狙って来ませんでしたね?」

博士「そうじゃな。無関心な奴らもおるようじゃ」

男「でも服を乾かしてくれたのはありがたいです。
  こうやってポカポカで……少し暑いですけど」

博士「熱帯雨林じゃからな、しょうがない……む?」

──ガサガサ。

男「誰だっ!」

女1「……」

女2「……」

博士「女傑じゃ! 気を付けろ男君!」

男「はい! って、あれ?」

女1「あへー」
女2「あへー」

──バターン。

男「博士、こいつらいきなり倒れましたよ?」

博士「うむ。目がぐりんと上を向いておるし、これは完全にアヘっておるな」

男「いったいなぜでしょうか?」

博士「わからぬ。しかし用心しておく必要がありそうじゃな」

──ウィーン、ウィーン。

男「おや? 変な音が……」

博士「どうしたのじゃ男君?」

男「はい博士、音が……あっ、聞こえなくなった」

博士「音? どんな音じゃった?」

男「機械のモーターが動くような感じの音でした。
  ……今はもう聞こえませんけど」

博士「機械……」

男「何か心当たりがあるんですか博士?」

博士「え? いや、何でもない。少し考え込んでおっただけじゃ」

男「そうですか、それじゃ先を急ぎましょう」

博士「……うむ」

博士(機械……まさか、な……) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/04(日) 18:49:51.87 ID:zoDk3GyDO<> 〜 『コーン・オーマン』最奥部 〜

女1「エルフがやられたようだな」

女2「ふん、女傑の恥さらしめ」

女3「あやつは私たち女傑の中でも最下級の実力」

女4「では、次は私が……」

女5「ふむ。しかし、侵入者は二人組だけではないらしい」

女6「と、いうと?」

女7「報告では、二人組とは別の一団がここに向かって来ているようだ」

女8「ほう? いったいどのような奴らか?」

女9「……一団と遭遇した者からの連絡は、すべて途絶している」

女10「面白い、では私が」

女11「いいだろう。任せる」

女12「すべては『女帝』のために……」

──ズズゥーン。

女帝『…………』

──ズズゥーン、ズズゥーン…… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/04(日) 22:07:04.93 ID:zoDk3GyDO<> 〜 ジャングルを進む二人 〜

男「は、博士! 街があります!」

博士「何じゃと!? この秘境にか!?」

男「本当です! 見てください!」

博士「どれどれ……おお、確かに街じゃ。
   まるで中世ヨーロッパにタイムトラベルしたかと錯覚しかねない街並みじゃ」

男「石と木で組まれた建物。広がる石畳。
  確かに中世ヨーロッパ的な感じですけど……何でジャングルの奥地に?」

博士「ワシにも分からん。だが、街があるという事は人も……」

?「み、水……」

男「うわっ!? ボロボロの男が!」

博士「ほれ、水筒じゃ! しっかりせい!」

?「あ、ありがとう……ごくごく……」

博士「ところで、お主はいったい何者じゃ?
   男という事は、お主もここへ童貞を捨てに来たのか?」

?「童貞を捨てにだと? とんでもない!
  その逆さ!」

博士「逆じゃと?」

傭兵「オレは傭兵。
   ここへは童貞を取り返しに来たのさ!」

男「童貞を取り返しに来ただって!?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/05(月) 00:11:38.10 ID:hwpNhpgDO<> 傭兵「ああ、オレの部隊は秘境の女傑たちに、オレ以外全員とも童貞を奪われちまった……見てみろ!」

男「ん? 街に人が……あれは!?」

女「この後はショッピングに〜、映画に〜、最後はラブホで〜」

奴隷「ひぃ……ひぃ……」

博士「女と……死にそうな顔の男性がおる!」

傭兵「あれが童貞を奪われた者の末路だ。
   瞳からは生気が無くなり、ただ無気力に女の奴隷となる。
   くそっ! これじゃあ、命の尊厳を奪われたも同然だ!」

男「な、なんて恐ろしい……」

博士「お前さんの部隊とやらは、みんなあんな感じに?」

傭兵「……ああ、そして運良く助かったオレは、衰弱した仲間たちから頼まれたのさ。
   童貞を取り戻してくれってな」

男「でも、どうやって童貞を取り戻すんですか?
  というか、童貞って取り戻せるモノなんですか?」

傭兵「取り戻せる。
   これはまだ研究途上の論理らしいが、この世の中には童貞力(どうていぢから)と呼ばれるものが存在するらしい」

男「童貞力?」

博士「それはワシが説明しよう男君。
   童貞力とは、そのものズバリ童貞が発揮する無尽蔵のエネルギーの事じゃ。
   女風呂見たさに崖を越え、まんまんに似たアワビ見たさに深海へ。
   そんな童貞の行動源となっておるのが童貞力じゃ」

男「そうなんだ!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(田舎おでん)<>sage<>2012/11/05(月) 02:13:18.58 ID:I6rZRFz+o<> そんな訳あるか <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)<>sage saga<>2012/11/05(月) 10:04:41.73 ID:26y/onlA0<> じゃあこの魔法の源も童貞力なのか…… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)<>sage<>2012/11/06(火) 01:14:13.25 ID:MRScmDVEo<> まじか <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/06(火) 02:01:14.17 ID:mE/MdJeDO<> 傭兵「童貞力さえ取り戻せば、みんなは元の童貞に戻れる」

男「それで、その童貞力を取り戻す方法は?」

傭兵「童貞力を蓄えておくための装置があるらしい。
   その装置は秘境の奥地にて女傑たちに守られている。
   童貞力を蓄えているその装置を破壊すれば、みんなの下に童貞力が戻るはずだ」

男「童貞力を蓄えておく装置……博士、そんなものがあるんですか?」

博士「……」

男「……博士?」

博士「ん? ああ、すまんな男君。
   童貞力を蓄えておく装置について、じゃったな?」

男「は、はい」

博士「結論から言えば、ある。いや、作れるというべきか。
   しかし、よほど『性』科学について熟知しておらんとそんな装置は作れん」

男「では、いったい誰が作ったんでしょうか?」

博士「そんな高度な装置を作れる者。
   ワシの知っておる者の中で、それほどの技量と知識を備える者は、ワシを含めた三人だけじゃ」

男「博士を含めた三人? それは……」

傭兵「しっ! おしゃべりは終わりだ。誰か来る」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/06(火) 02:19:59.03 ID:mE/MdJeDO<> ──タッタッタッタッ。

非童貞「クッ! 行き止まりか!」

女1「逃げるなんて、非童貞らしくないわよ?
  非童貞は非童貞らしく、私たち女の性玩具になっていればいいのよ」

非童貞「うるさい! オレは童貞だ!
    ポコチンを無理やりまんまんに突っ込まされたが……童貞なんだ!」

女2「たまにいる。あなたみたいな非童貞」

女3「非童貞なのに、童貞であろうとする非童貞」

女4「自分が非童貞だって、身体の隅から隅まで思い知らせてやらないといけないわね」

非童貞「な、なんだ!?
    なんでそんな酷薄な笑みを浮かべてオレを見ている!
    やめろ! そんな目でオレを見るな!」

女1「さあ、広場で集団逆レイプの刑よ。
   自分が非童貞という現実に絶望しなさい」

非童貞「い、いやだあぁぁーッ!」

女1「ほら、あなたはそっちの足を持って」

女2「うん」

──ズルズルズルズル。

非童貞「誰かーっ! 誰か助けてー!」

奴隷1「……助けたい」
奴隷2「……助けたいが」
奴隷3「くっ、俺たちの力じゃ……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/06(火) 02:50:02.12 ID:mE/MdJeDO<> 男「待て!」

女1「なにやつ!?」

博士「童貞から無理やり童貞を奪い、さらにその傷口に塩を練り込むかの如き振る舞い。
   『性』を重んじる学問に身を置く一人の科学者として看過出来ぬ!」

女2「二人!?」

傭兵「そういうわけだ! 覚悟しな!」

女3「三人! こいつら……童貞か!」

女4「警報発令! 治安部隊の出撃を!」

男「やらせるか!
  博士! 傭兵さん! ポコチンを地面に突き立ててください!」

博士「うむ!」

傭兵「お、おう!」

──ザシュ。

女1「い、いったいナニをするつもりなの!?」

男「奥義! 『レゾナンス・ポコチン』」

──ブウゥーン。

博士「男君のポコチンから振動が発生しおった!?」

男「まだまだー!」

──ブキューン。

博士「振動が……ワシのポコチンと共鳴しておる!?」

女2「じ、地面が細かな砂粒になっていく!」

女3「流砂よ! 流砂に足を取られて!」

女4「みんな飲み込まれていくーっ!」

──ザザァァアァァ。

博士「振動で細かに砕かれた地面に、女たちが全員飲み込まれていった!
   すごいぞ男君!」

男「いえ、博士の協力があったからですよ」

博士「はは、……ところで、おぬしはさっきポコチンを地面に突き立てておらんかったな?」

傭兵「え? あ、いや……すまん」

博士「いやいや、責めておるわけではない。
   人前でポコチンを出したがらないのも、一つの個性じゃからな」

傭兵「う、うむ。そうだな……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/06(火) 19:46:13.51 ID:mE/MdJeDO<> 非童貞「お、おい……あんたら童貞か?」

男「うん、そうだけど?」

非童貞「あんたらに頼みがあるんだ。
    公開逆レイプになるところを助けてもらって、すぐにこういう頼みごとは厚かましいと思うが、頼む!
    あんたらしか頼める相手がいないんだ!」

博士「何じゃ、聞くだけは聞いてやろう。言ってみろ」

非童貞「ありがてぇ!
    実は女傑たちに飼われている非童貞たちが、一丸となって一斉蜂起を企んでいるんだ。
    あんたらには是非とも、その先導役になって欲しい」

男「自分たちが非童貞の一斉蜂起の先導役、ですか?」

非童貞「ああ、そうだ」

傭兵「やめた方がいい。
   非童貞のお前たちには童貞力が無い。
   一斉蜂起しても童貞力が無ければ、女傑たちの前では無力に過ぎない」

非童貞「分かってる! でもオレは……オレたちは童貞を取り戻したいんだ!」

博士「しかしな、もし失敗に終わったらどんな責め苦を女傑たちから受けるかも分からん。
   それでも……やるのか?」

非童貞「ああ、自分が生きている証拠を残すためにな」

博士「決意は固いようじゃな……
   それでは男君!」

男「はい! やりましょう、一斉蜂起!」

傭兵「……仕方ない。地獄まで一緒についていくぜ」

──ウワァーッ!

非童貞たち「よかった! これで童貞を取り戻せる!」

非童貞たち「こんな童貞たちがいるなら百人力だぜ!」

非童貞「そうと決まれば早い方が良い! 決戦は今夜だ!
    今から急いで準備をしろ!」

非童貞たち「はい!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(三重県)<>sage<>2012/11/11(日) 00:34:31.67 ID:EgqeQNH+o<> 乙 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/13(火) 01:40:12.10 ID:Ks9yNE4wo<> なんだこりゃwww <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/16(金) 22:58:54.60 ID:+dkUvMoIO<> 支援せざるおえない <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/16(金) 23:41:13.74 ID:oAkEm84IO<> まだか <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/17(土) 18:51:26.71 ID:smYsvbTJo<> これはひどいwwwwww <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)<>sage<>2012/11/21(水) 19:29:21.26 ID:n2Sg0q1uo<> ノリで書いて飽きたパターンか…たのむ… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)<>sage<>2012/11/21(水) 20:01:45.47 ID:j2PAkYhRo<> 最後までやり遂げてくれよ
待ってんだよ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/21(水) 22:29:17.90 ID:ZuAxLiypo<> 童貞の力は山を抜き世を蓋う如し
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/28(水) 02:47:18.49 ID:+pkCxLMDO<> 〜 治安部 〜

女1「大変だ! 非童貞たちが!」

──ガチャッ。

女2「あへー」
女3「あへー」

──バタバタ。

女1「治安要員たちがアヘってる!?
   こ、これはいったい!?」

黒服1「……」
黒服2「……」
黒服3「……」

女1「お、お前たちがやったのか!?」

?「その通り、だ」

女1「き、貴様は!?」

──ガシャコーンガシャコーン。

女1「う、うわーっ!?」

…………………………

………………

数分後。

女1「あへー」

?「ふん、他愛ない。
  さて、博士君も到着したようだ。
  彼らの手腕を高みの見物というのも一興、少しばかり様子を見てみるか。
  各員、散れ!」

黒服1・2・3「ラジャー!」

──シュババッ。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/28(水) 02:57:12.62 ID:+pkCxLMDO<> 〜 夜 〜

男「みんな集まったか!」

非童貞1「はい!」

博士「それで、作戦は?」
非童貞2「女傑たちはこの街に隣接する丘の頂上に砦を築いてます!
     我々はそこを急襲! 童貞力を蓄えている機器を発見しだい破壊!
     それでミッションコンプリートです!」

男「正面突破か!」

博士「しかし、砦というからには堅固な拠点ではないのか?」

非童貞3「はい! 拠点の周囲には高い城壁が張り巡らされており、生半可な攻撃では傷一つつきません!」

博士「なら、どうやって正面突破を?」

非童貞4「これを使います」

──バッ。

博士「こ、これは!?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/28(水) 03:04:21.13 ID:+pkCxLMDO<> 〜 砦 〜

──マンマンマンマンマンマンマンマン。

女指揮官「警報!? いったい何が!?」

女副官「非童貞たちが砦を攻めて来ました!
    現在、防衛隊と交戦中です!」

女指揮官「そうか、戦況は?」

女副官「聞く必要がおありと思いますか?」

女指揮官「ククク……無い、な。
    所詮は非童貞たち、捕まえて全員逆レイプの刑だ!」

女副官「はい!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(千葉県)<>sage<>2012/11/28(水) 07:17:54.85 ID:jojEVHcOo<> さすがだ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)<>sage<>2012/11/28(水) 10:53:15.31 ID:CQ3lble+o<> きた <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/28(水) 17:51:03.17 ID:+pkCxLMDO<> 〜 門前 〜

非童貞1「みんなー頑張れー! 押してるぞー!」

非童貞2「くっ! しかし、そろそろ……」

女精鋭「ヒャッハー! 逆レイプだー!」

非童貞3「来たーッ! 精鋭守備隊だー!」

女精鋭1「みんな! 飛べー!」
女精鋭2「せい!」
女精鋭3「はっ!」

──シュババッ。

非童貞1「城壁の上から精鋭守備隊が飛び降りたぞー!」

非童貞2「ま……まんまんが降って来る!」

非童貞3「迎え討てー!」

女精鋭1「無駄無駄無駄無駄ー!」

──ドカバキゴス。

非童貞1「くっ! 手がつけられない!」

非童貞2「……だが」

非童貞3「ああ、時間は稼げたな!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/28(水) 18:05:02.70 ID:+pkCxLMDO<> ──ガラガラガラガラ。

女精鋭1「む? 何だこの音は?」

女精鋭2「坂の下から聞こえてくるような……」

女精鋭3「待て……あれは!?」

男「らっせーらー! らっせーらー!」

博士「らっせーらー! らっせーらー!」

──ガラガラガラガラ。

女精鋭1「台車に乗った……巨大なポコチンだと!?」

非童貞1「ふふふ、あれこそオレたちの秘策!」

非童貞2「いつの日か童貞に返り咲き、男祭りをするためにコツコツと御神木を削って造り上げた一品……もといイチモツ!」

非童貞3「行け男と博士! 俺たちの希望を……無念を!」

非童貞4「ぶつけてやれー!」

男「らっせーらー! らっせーらー!」

博士「らっせーらー! らっせーらー!」

──ズガァーン!

女精鋭1「ポコチンが門に突撃した!?」

女精鋭2「まるで古代の攻城器……はっ!?」

女精鋭3「しまった!? 門がッ!」

──メコリメコリ。

非童貞たち「行けーッ!」

──クパァー!

女精鋭1「門がこじ開けられた!?」

男「みんなー! なだれ込めー!」

非童貞たち「おおー!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/11/28(水) 18:20:15.95 ID:+pkCxLMDO<> 〜 砦内部 〜

女1「何事か!?」

女2「非童貞たちが門を打ち破って侵入して来ました!」

女1「何だと!? 精鋭守備隊はどうした!?」

女2「それが強力な童貞が一人いるようでして……全滅しました」

女1「……なんと」

女3「面白い、私が行こう」

女4「いや、私が」

鉄仮面「やめなさい、あなたたちじゃ勝ち目は無いわ」

女1「鉄仮面様!」

女3「そんな! 我々でも童貞の一人や二人……」

鉄仮面「いえ……その童貞のことだけど、多分私の知り合いが一枚噛んでるわ」

女2「鉄仮面様のお知り合いが!?」

鉄仮面「そう、だからこの中枢部に女傑たちを集めなさい。
    盛大に祝ってあげなくちゃ、ね?」

女1「は、はい! わかりました!」

鉄仮面「……」

鉄仮面(そう、盛大に祝ってあげるわ……博士君!) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(千葉県)<>sage<>2012/11/28(水) 20:18:17.40 ID:jojEVHcOo<> メコリメコリまでくるとは… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県)<>sage<>2012/11/29(木) 00:25:11.24 ID:CnaU/Tkco<> おつ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/02(日) 11:35:07.24 ID:4I4CXXhH0<> 強力な童貞w <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/02(日) 21:32:47.74 ID:+0KNjxp7o<> らっせーらー!でやられた <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/05(水) 22:00:10.29 ID:N63/lXr/o<> まだー? <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/13(木) 02:02:30.57 ID:8W0QMAP0o<> まだー? <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/13(木) 02:30:00.59 ID:FEipuS40o<>
やはり書き始めのテンションを維持出来なくてエタったか… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/16(日) 09:38:56.73 ID:jlszDcsHo<> はよ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/12/25(火) 16:49:22.97 ID:e4sJWu9DO<> 〜 砦内部 〜

男「進めー!」

非童貞たち「うおー!」

──ズガガーン。

女1「つ、強い!」

女2「私たちでは止められない!」

男「よし! 絶好調だ!」

博士「……」

男「おや? どうしました博士?」

博士「うむ、何だか上手く行き過ぎている気がしてな」

男「気のせいですよ。きっとオレたちが強すぎるんです」

博士「……そうか、そうじゃな」

男「ええ……おや? 何だかでかい扉が……ぶち破れー!」

非童貞たち「うおー!」

──ズガガーン。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/12/25(火) 17:02:28.23 ID:e4sJWu9DO<> 〜 大広間 〜

女たち「チン……狂(クル)……獄(ヘル)」
女たち「チン……狂……獄……」

男「な、なんだこの部屋は!?」

博士「女たちが輪になってワシらを囲んでおる!」

男「まさか……待ち伏せ!?」

非童貞たち「う……うおぉー!?」

博士「むっ! 非童貞たちの様子がおかしいぞ!?」

非童貞1「……ボーナス全額彼女にプレゼントしないと……」
非童貞2「……ラブホで一晩中相手をしないと……」
非童貞3「……無償の愛と全財産を女様たちに提供しないと……」

男「こ、これは一体!?」

博士「おかしくなったのは非童貞たちのみ……まさか『性夜のビックドレイン』!」

鉄仮面「そう、そのまさかよ!」

男「人垣が割れて奥から鉄仮面を被った人が!?」

博士「お、お主……その声は!?」

鉄仮面「久しぶりね博士君?」

男「知り合い何ですか博士!?」

博士「……昔、共に性科学を研究していた研究仲間じゃ」

男「何ですって!?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/12/25(火) 17:14:57.11 ID:e4sJWu9DO<> 鉄仮面「そう、かつては共に学んだ仲間同士!
    昔のよしみでどうかしら? 降参して私の配下になれば童貞だけは助けてあげるわ」

博士「誰が降参なんぞするものか! 『性』をぞんざいに扱うものたちなんぞに!」

鉄仮面「そう……仕方ないわ。呪咀全開!」

女たち「チン……狂……獄……」
女たち「チン……狂……獄……」

男「ぐ、ぐあぁぁ! 体の力が抜けていく!?」

博士「くっ! 『性夜のビックドレイン』は大災厄の苦理吸魔空(クリスマス)でしか使えぬはずでは……?」

鉄仮面「今、シドニーは真夏日だぞ!」

博士「しまった! ここは南半球か! 密林ですっかり12月ではないと思い込んでおった!」

女たち「チン……狂……獄……」
女たち「チン……狂……獄……」

男「ぐ、ぐぐ……」

鉄仮面「ふはははは! 悶え苦しめ! 後でゆっくりと童貞を奪ってやるわ!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/25(火) 18:09:18.32 ID:X40gj+X/o<> おお <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/12/25(火) 18:44:07.48 ID:e4sJWu9DO<>  鉄仮面が勝利を確信した、まさにその時だった。

──チュドーン。

鉄仮面「っ! 爆発だと!?」

 爆発で壁の一部が崩落し、もうもうと立ち込める煙の中を黒服の一団がなだれ込んできた。

黒服たち「…………」

女1「なにやつ!?」
女2「構わん! 犯れ!」

──シュババッ。

男「ああっ! まんまんが黒服たちに殺到する!」

黒服たち「……ターゲット確認、戦闘レベル予測……」

博士「黒服たちが両手を広げて……ポコチンを突き出したー!?」

男「まんまんを受け止めるつもりだ! でも、そんなことをしたら童貞力を吸い取られて……死んでしまう!」

黒服たち「コネクト!」

──メコリメコリ。

博士「一斉に挿入しおったー!?」

女1「く、何という童貞力……意識が……」
女2「しかし、これでこいつらは童貞ではなくなった!」
女3「ふはは! 残りの女傑たちに弄ばれるといい!」

女たち「あへー」

──ボトボト。

 黒服たちのポコチンから女たちが抜け落ち、床に崩れた。

博士「何てことだ。ワシの目の前でこんなにも童貞が散って行ってしまった……」

男「博士……」

?「博士君、心配は無用だ!」

男「だ、誰だ!?」

博士「お前は……教授!?」

教授「そう、今は機械式性科学の教授。そしてかつてはお前と共に性は学んだ仲間だ!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/12/25(火) 18:58:49.40 ID:e4sJWu9DO<> 教授「さて、懐かしむ話は後だ。まずはまんまんを排除する。
   犯れ! 黒服たち!」

博士「し、しかし! 黒服たちは今さっき童貞を失って……はっ!?」

黒服「……インプロージョン!」

──チュドーン。

男「黒服たちのポコチンが爆発した!?」

教授「そう、そして……ポコチンヘッド交換!」

──ウィンウィンウィンウィン。

男「新しいポコチンが……背中のリュックサックから股の下を通るベルトコンベアーを流れて来て……」

──ガシャーン。

博士「黒服たちの股間にマウントしおったー!?」

教授「コレが機械と性の合体。まんまんへの対抗策だ!」

男「まんまんへの対抗策だって!?」

教授「左様。まんまんに挿入したポコチンを交換する事によって、童貞力を常に維持し続ける事が可能になる。
   この黒服たちは私の最高傑作である……ヤリチン童貞なのだ!」

男「ヤリチン童貞……で、でもそれじゃあ……」

黒服たち「オレタチヲ……コロシテクレ……」

博士「童貞喪失の恐怖と悲哀は黒服たちを常に苛み続ける事になる!
   教授! 貴様、人の心を失ったか!?」

教授「童貞力を維持したまま、まんまんと戦う事を考えればこうもなるさ!」

博士「機械に魅力されて性の誇りを失いおったか……この愚か者め!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/25(火) 20:13:21.34 ID:2B0ltW77o<> きてた <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/25(火) 20:25:10.19 ID:+s5zBFqBo<> 素晴らしい <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/12/25(火) 20:43:09.09 ID:e4sJWu9DO<> 非童貞たち「う……うぅ……ここは?」

博士「おお!? 呪咀の言葉が止んで非童貞たちも正気に帰りおったか!」

女1「くっ! 黒服に非童貞たちまで……」

女2「このままでは……」

教授「さて、私がここに来たのは他でもない。
   今は鉄仮面だったか、お前の蓄えた童貞力を貰いに来たのだ!」

鉄仮面「私の蓄えた童貞力を……だと?」

非童貞たち「ま、待ってくれ! オレたちは童貞力を取り戻すために……」

教授「早い者勝ちだ! 強く速い者がすべてを得る。これが世界の掟だ」

博士「教授……貴様!」

女1「くっ! まんまんツリーを守れ!」
女2「童貞力をあいつに渡すな!」

鉄仮面「バ、バカ!」

教授「ほう? そのデコレーションツリーに童貞力を蓄えているのか?」

女1「はっ!? しまった!」

鉄仮面「こうなっては仕方ない! 今すぐ教授君を取り押さえなさい!」

教授「遅い! 黒服たちよ!」

黒服たち「ラジャー……ポコチンミサイル発射!」

──バシュバシュバシュ。

男「ツリーに向けてポコチンが発射された!」

教授「童貞力を蓄えたポコチンミサイルだ! まとめてアヘるがいい!」

──チュドーン。

女たち「ぐ、うぅ……あへー」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/12/25(火) 20:55:59.03 ID:e4sJWu9DO<> 教授「くく……さて、後は童貞力を……む?」

男「デコレーションツリーが爆風で装飾を剥がされてる?
  というか、あれ? ツリー?」

博士「木というよりは人の肌みたいな感じに見えるが……」

教授「……これはポコチン? いや、女たちはまんまんツリーと言っていたな。
   ……ま、まさか!?」

鉄仮面「そう、それは女帝のクリちゃんだ……」

教授「鉄仮面!? まだアヘっていなかったのか!
   つーか、女帝って何だ!?」

鉄仮面「私は……女帝を鎮めるために童貞力を集めていた……。
    しかし、クリちゃんを刺激されまくった今となってはもう終わりだ」

──ゴゴゴゴゴ。

男「地響きが!」

博士「地面が割れるぞ!」

鉄仮面「もう私には止められない。女帝の……復活。
    世界から……童貞は死滅する」

──ズガガーン。

教授「地面が割れた!」

女帝『ポコツィィーン!』

──ズシーン、ズシーン。

男「き、巨大なまんまんが!?」

博士「アレはまさか……かつて大地を支配していたという巨人族!
   生き残りがいたのか!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/12/25(火) 21:01:55.99 ID:e4sJWu9DO<> 女帝『ポコツィィーン!』

黒服「……っ!?」

──ガシッ。

男「黒服が捕まった!?」

女帝『ポコツィーン!』

──ズブリズブリ。

博士「ああっ!? 女帝のまんまんに黒服が頭から押し込まれて行きおる!?」

黒服「ぐああああっ!」

女帝『ポコチン……ポコツィィーン!』

──ぺっ。

男「黒服がまんまんから吐き出された!」

博士「ミイラみたいにしわくちゃになっておる! 童貞力を根こそぎ吸われたのじゃ!」

非童貞「しかし……何故だか幸福そうな顔に見える……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/25(火) 22:58:09.07 ID:+s5zBFqBo<> 何故だか幸福そうじゃねーよwwwwww <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/25(火) 23:33:48.83 ID:2B0ltW77o<> クリちゃんデカすぎぃ! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/26(水) 01:40:05.82 ID:f9AqL0uWo<> 久しぶりにきてたけどやっぱり意味分からんwww <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/26(水) 06:41:13.51 ID:a0rz0Ftho<> 今年一番最後までやりとげて欲しいSS <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/27(木) 17:29:28.38 ID:CKVRsXHeo<> 乙乙!
ここまで面白いものは見たことないわwwww <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/12/31(月) 14:42:51.67 ID:UWezbWADO<> 女帝『ポコツィーン!』

黒服たち「ぐわぁーッ!」

男「黒服たちが次々と女帝のまんまんに押し込まれて干からびていく!」

博士「何という暴食っぷりじゃ!」

非童貞「だが、待ってくれ……あの女帝……」

女帝『おろろ〜ん! おろろ〜んッ!』

教授「泣いている……だと!?」

女医「そうよ、泣いているのよ」

非童貞「うわぁ! まんまんだ!」

博士「待て! その女医は先ほどの鉄仮面じゃ! 戦闘まんまんではない!」

教授「それよりも、なぜ女帝はあのように?」

女医「……巨人族はすでに滅亡しているわ。
   残されたのはまんまん一人だけ。
   入れるポコチンが無いのよ」

男「そんな……だからあんなに悲しそうに……」

博士「最強を誇るまんまんでも、相手がいなければむなしいものなのじゃな……」

教授「しかし、放置も出来ないだろう。このままだと女帝は世界中の童貞を食らい尽くすぞ」

男「でも、いったいどうすれば……」

女医「アヘらせるのよ」

男「え?」

女医「どうにかして女帝をアヘらせるの。そうすれば蓄えられた童貞力が霧散して女帝は永い眠りにつくわ」

教授「でも、どうやってアヘらせれば……それに、いかんせんサイズが違い過ぎる」

──ガラガラガラガラ。

博士「む? この音は……」

非童貞たち「門に突き刺さっていた御神体を運んで来たぜ!」

男「でかした非童貞!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/12/31(月) 14:53:19.49 ID:UWezbWADO<> 博士「なるほど! 御神体をディルドーにして女帝をアヘらせる作戦じゃな!」

教授「しかし、初撃はどうする? うかつに近づけばこちらがまんまんに飲み込まれてしまうぞ」

非童貞「道の途中でカタパルトを拾ったぞ!」

男「さすがだ非童貞!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/31(月) 20:51:01.21 ID:4ju4XCgjo<> カタパルトwwwwww <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/12/31(月) 22:34:48.66 ID:UWezbWADO<> 〜 砦外部 〜

傭兵?「……以上、コーン・オーマンの情報を本国へ転送っと」

──カタカタカタカタ。

傭兵?「……む?
   『すぐにその場から退避せよ』だと?」

傭兵?「……まさか」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/12/31(月) 22:48:10.48 ID:UWezbWADO<> 〜 砦内部 〜

黒服たち「うわー!」

女帝『ポコツィーン!』

博士「よし! 黒服たちに注意がいっておるうちに狙いを定めるんじゃ!」

男「はい!」

──ガラガラガラガラ。

非童貞「カタパルト、まんまんにロック! いつでも行けます!」

博士「よし! 発射!」

──バシューン。

女帝『ポコチンッ!?』

──メコリメコリ。

女帝『オウフッ!?』

男「当たった!?」

博士「気を抜くな! 勝負はこれからじゃ!
   全員! 御神体を前後させて女帝をアヘらせ……」

女帝『ポコツィーン!』

──ベキベキベキ。

男「そ、そんな!?」

非童貞「御神体が!?」

博士「まんまんに締め付けられてへし折れおった!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/12/31(月) 23:14:32.04 ID:UWezbWADO<> 女帝『ポコツィーン!』

──ガシッ。

非童貞「うわー! 捕まった!」

──メコリメコリ。

非童貞「ひぎぃー!」

教授「このままでは全滅だ! 御神体の状況は?」

博士「幹の部分は大丈夫じゃが、ポコチンヘッド部分が欠損しておる。これではアヘらせる事は出来ん!」

教授「……くっ! 万事休すか」

男「オレが……」

博士「む? どうした男君?」

男「オレが御神体のポコチンヘッドの代わりになります!」

博士「なんじゃと!? 正気か!?」

男「はい!」

教授「それすなわち、まんまんに突入するということだ。そうすればお前の童貞は……」

男「……オレだって、童貞喪失は怖いです。でも……あのまんまんはずっと一人ぼっちなんです。
  そんなの悲しいじゃないですか? オレなら、とても堪えられない。
  それに、悪くないじゃないですか? 誰かのために、みんなのために童貞を喪失するのなら」

博士「男君、キミという奴は……」

教授「決意は固いか……よし! 御神体の先端に掴まれ! カタパルトで再度飛ばしてやる!」

男「はい!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/12/31(月) 23:26:34.69 ID:UWezbWADO<> …………………………

博士「距離は十分! 用意は良いか男君!?」

男「はい!」

教授「御神体と違い、肉体を持つ君には童貞力がある。
   その童貞力が女帝のまんまんを刺激してアヘりやすくするだろうが……果たして、女帝がアヘるのが先か、君が童貞力をすべて喪失するのが先か、それは分からない。
   もし、君が先に童貞力を枯渇させれば……」

男「大丈夫です、持ちこたえて見せます」

教授「……そうか」

博士「よし! 全員準備は良いか!
   男君を載せた御神体を射出した後、みんなで御神体を前後させて女帝をアヘらせるのじゃ!」

非童貞たち「はい!」

教授「よし! 発射カウントダウン開始!
   3……」

非童貞たち「2……」

博士「1……!」

男「いっけーっ!」

──バシューン。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/12/31(月) 23:33:11.42 ID:UWezbWADO<> 女帝『オウフッ!?』

──メコリメコリ。

非童貞「刺さったぞ!」

博士「急いで前後させるのじゃ!」

非童貞たち「おー!」

──チンコーンチンコーン。

教授「この音は……!?」

博士「男君の童貞力がまんまんと拮抗しておるのじゃ!
   これぞまさに『初夜の鐘』じゃ!」

非童貞たち「男さん……うぅ……」

教授「泣いている場合か!
   男を思ってるなら……突きまくれ!」

非童貞たち「う……うおぉーッ!」

──チンコーン! チンコーン! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/12/31(月) 23:38:07.26 ID:UWezbWADO<> ──チンコーン! チンコーン!

非童貞「三十回!」

女帝『オオォ……』

──チンコーン! チンコーン!

教授「五十回……まだか!? まだアヘらないのか!?」

女帝『グウゥ……』

──チンコーン! チンコーン!

博士「八十回じゃ!」

女帝『グハァッ!』 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/12/31(月) 23:49:33.32 ID:UWezbWADO<> ──チンコーン! チンコーン!

女帝『ナゼダ……ナゼ……』

博士「女帝が人語を喋りおった!?」

女帝『ナゼ……コノポコチンハ……コウモアタタカイ……』

男「それは簡単な事だ!」

女帝『ワガマンマンカラ……コエガ!?』

男「童貞は助け合う者たちだ!
  そしてオレも……まだ童貞だからさ!」

女帝『……ッ!
   ソウカ……ソウダッタノカ……』

男「さあ、安心して……アヘるんだ!」

──チンコーン! チンコーン!

女帝『ウググ……ア……ア……ア……』

博士「108回じゃー!」

──チンコーン! チンコーン!

女帝『ア……ア……ア……』

教授「女帝が……」

非童貞「とうとう……」

女帝『アヘーッ!』

博士「アヘりおったーッ!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2012/12/31(月) 23:57:14.56 ID:UWezbWADO<> ──チュドーン。

非童貞たち「突風だ!」

博士「これは……女帝に蓄えられた童貞力が放出されておるのか」

童貞たち「え? あっ! ネーム欄から『非』が抜けて童貞になってる!」

童貞たち「俺たち、童貞に戻ったんだ!」

童貞たち「イヤッホー!」

教授「一件落着か……しかし、男は……」

男「……」

博士「かろうじて生きておるが……もう童貞力のかけらも残っておらん」

教授「彼は英雄になったわけだ。真の英雄にな」

博士「……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2013/01/01(火) 00:11:26.60 ID:gcf4xmODO<> 傭兵?「ばか騒ぎもそこまでだ!」

教授「誰だ!」

博士「おぬしは……傭兵!? 今までどこに!」

代理人「俺は傭兵ではない。エージェント……大国の意志を代弁して動く者だ!」

博士「なんじゃと!?」

教授「それで、その代弁者が何用かね?」

代理人「単刀直入に言おう。あと十分足らずで、コーン・オーマンは焼きまんまんになる」

博士「焼きまんまん?
   ……ミサイル攻撃か!」

代理人「ああ、そうだ」

教授「あと十分か、急な話だな。
   しかし、それではキミも危ないのではないか?」

代理人「……そうだな。だが仕方ない、大国の意志だ」

博士「くっ! 何か方法は無いのか女医!」

女医「ミサイル迎撃の施設もシェルターになる設備も、コーン・オーマンには無いわ。
   もう、諦めるしか……」

男「諦めちゃ……ダメだ!」

博士「男君!?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2013/01/01(火) 00:27:53.92 ID:gcf4xmODO<> 男「ミサイルの一つくらい……童貞力で撃ち落としてやる!」

──パスン。

男「くっ……屁のつっぱりみたいなものしか出ない!」

教授「無理だ。君はすでに童貞ではない。
   それに、通常童貞にはミサイルを迎撃するだけの童貞力を扱う事は出来ない」

男「くそっ……オレがまだ童貞だったら!」

博士「……いや、待て! そうか! その手があったか!」

男「博士?」

博士「おい童貞、ケツを出すのじゃ」

童貞1「はい?」

博士「ふん!」

──ズブリズブリ。

童貞1「あひぃーッ!?」

男「博士がポコチンを童貞の尻に突っ込んだ!」

博士「まだまだじゃ! 童貞1よ、お前のポコチンを他の童貞に突っ込め!」

童貞1「は、はい!」

──ズブリズブリ。

童貞2「あひぃーッ!」

博士「まだまだ続けるんじゃ!」

男「博士!? これは一体!?」

博士「ふふ……これこそ、男君を童貞に戻す方法じゃよ!」

男「オレを童貞に戻すですって!?」

教授「そうか……直列童貞繋ぎか!
   これならば先頭童貞にすべての童貞力が集結する!
   男を先頭に置けば……」

男「オレも童貞に戻れる!」

博士「そういうことじゃ! みんな急げ!」

童貞たち「はい!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2013/01/01(火) 00:36:36.81 ID:gcf4xmODO<> 童貞「あひぃーッ!」

博士「よし! もう少しで童貞力が臨界を超える!」

童貞「で、でも……もう繋がる童貞がいません!」

博士「なんじゃと!? 童貞力が足りなければ男君を童貞には戻せないぞ!」

童貞「しかし、いないのは仕方ありません……」

博士「くっ……仕方ない。このまま男君にドッキングするしか……」

教授「……私の出番か」

博士「教授!? おぬしは……」

教授「ふふ、私もまだ童貞だよ?
   ……あひぃーッ!」

──ズブリズブリ。

代理人「大国ではない、オレ自身のジャスティスを見せてやる。
    ……あひぃーッ!」

──ズブリズブリ。

博士「代理人まで!」

代理人「さあ男よ! 童貞を蘇らせるのだ!」

──ズブリズブリ。

男「あひぃーッ!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2013/01/01(火) 00:54:30.73 ID:gcf4xmODO<> 男「うおおーッ!」

──ドガァーン。

童貞「うわー!」

博士「男君から凄まじい童貞力のほとばしりが!
   しかし何という童貞力じゃ! 繋がっておるポコチンが引きちぎれそうじゃわい!」

男「繋がっているみんなから童貞力が流れ込んで来ている!
  そして、それだけじゃない。このコーン・オーマンに住む女傑たちからも、彼女たちが集めてきた童貞力……そして女傑力がオレに流れ込んで来ている!」

アマゾネス『ポコチーン! ファイト!』

ハーピー『ポコチン! キシャー!』

ゴーレム『ポコチン! 頼みます』

アラクネ『ポコチン! 頑張って!』

人魚『ポコチン! あなたなら出来るわ!』

エルフ『ふ、ふん! 仕方ないから力を貸してあげるだけなんだから!
    ……帰りに、ありがとうくらい言いに来なさいよ! 待ってるから!』

男「オレは……一人じゃない! そして、オレは……オレは……」

──ピカァーッ!

男「オレは……童貞だ!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/01/01(火) 00:59:50.67 ID:3LpyM1f4o<> 年を跨いだ上に壮大だな <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2013/01/01(火) 01:03:21.74 ID:gcf4xmODO<>  男のポコチンから溢れ出た光は一条の光槍となり、砦の内壁を突き破って天へと駆け昇る。
 そしてやがて、地平の彼方に一際大きく光芒の峠が瞬いた時、皆はすべての終わりを……そして新たな年の幕開けを理解した。

 ……それから数ヶ月後。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2013/01/01(火) 01:31:05.52 ID:gcf4xmODO<> 〜 研究室 〜

男「はい……はい、わかりました。それでは……」

──ガチャン。

男「ふう、博士の代わりも大変だ」

 博士、教授、女医の三人は再び一緒に性科学を研究し始めた。別れた道を繋ぎ直しただけあって意見の衝突も多いようだが、なかなかに楽しんでいるように見える。

男「この記念写真……みんなはどうしているかな?」

 あの日、記念撮影した写真には女傑たちと童貞たちが仲良く映り込んでいる。
 女帝はあの後、永い眠りに就いた。当分、目を覚ます事はないだろう。
 女傑たちはコーン・オーマンを今まで通りに守り、童貞たちは散り散りに元いた場所へと帰って行った。
 そしてオレは……博士の助手として性科学を学んでいる。

──バァーン。

 そうこう考えているうちに、研究室の扉が勢いよく開いた。
 そして、廊下から慌てた様子の学生が研究室に飛び込んでくる。

学生「大変です! まんまんたちが男さんに会わせろって、群れを成して校門に来ています!」

男「まんまんたちが?」

学生「はい、コーン・オーマンから来たとかなんとか……」

男「やれやれ、仕方ない奴らだな。一報くれたらこちらから行くというのに」

 オレはゆっくりと椅子から立ち上がり、学生の脇を通り抜けて研究室から一歩踏み出す。
 その際、隣から学生がおずおずといった感じに声を掛けて来た。

学生「あの……もしかして、男さんは『ヤリチン』何ですか?」

男「オレがヤリチンだって? まさか……」

 振り返る。
 窓ガラス越しに射し込んで来る陽光が、視界を埋め尽くした。
 すべてが白く輝く世界にオレは眩しく目を細めながら、しかし堂々と、胸を張って答えたのだった。

男「オレはまだ……童貞さ!」



── 完 ── <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/01/01(火) 01:35:26.29 ID:ryR3lRF5o<> 素晴らしい <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga sage<>2013/01/01(火) 01:35:28.73 ID:gcf4xmODO<> あけましておめでとうございます。
今年も一年、良いお年を。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/01/01(火) 06:22:22.00 ID:3LpyM1f4o<> 乙
素晴らしい。
今年の>>1は何でもやりとげられる。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/01/01(火) 12:43:51.04 ID:Ea3nSx7To<> 明けましておめでとうございます!!
こんなに素晴らしいSSは初めてだwww
お疲れ様でした <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/01/01(火) 13:59:19.97 ID:pOL9s6Rro<> 乙 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/01/02(水) 11:44:56.00 ID:jmoF6hjq0<> 映画化すべき <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/01/02(水) 12:29:23.68 ID:qs2MmOwDO<> 乙wwwwかなりツボだったwwww <>