VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/11/02(金) 17:30:29.45 ID:+yXU9jKIO<>はじめに
呪文などはドラクエ基準です
更新遅いかも
駄文ですが、よろしくお願いします
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1351845029
<>勇者弟「じゃあな、魔王」
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/02(金) 17:34:06.84 ID:+yXU9jKIO<> 俺達はいつも一緒だった、魔王を倒した伝説の勇者の故郷、一の国。
勇者の孫である俺達は幼少時代から周りからの期待やらなんやらで重圧も大きく、周りの子供達も距離をはかりかねてる感じだった。
だから一緒に居るのは流れというかなんというか。
性格的にはあんまり合わないし、むしろ兄弟でなければ近づこうとも思わなかった筈だ。
兄貴は魔法使いだった母に似て、魔法が得意で頭も良い。
理屈っぽく考えすぎるとこもあるが。頭が硬いんだな。
もっと人生は楽しまないといけないだろう、いつ死ぬかもわからんこんな世の中だしな。
魔王が倒されたとはいえ、世界には魔物がまだまだ残っているし、どっかの国がなにやら不穏な動きをしているらしい。
小難しい話はよくわからんけど。
俺は何も考えず剣を振るのが性に合う。
頭を使うのは兄貴の領分だ。
そんなこんなで俺達は健やかに?育ち、今日王国騎士団に入る
為の…
「おい、居ないと思ったらこんな所で何をしているんだ」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/02(金) 17:35:24.56 ID:+yXU9jKIO<> 俺達はいつも一緒だった。
勇者の孫である俺達は幼少時代から周りからの羨望、期待で重圧も大きく、周りの子供達も近づいてこようとはしなかった。
実際鬱陶しく思っていたのだろう。
だから一緒に居るのは惰性というか、仕方なくというか…
性格的には合わないと思う、むしろ兄弟でなければ近づこうとも思わなかっただろう。
弟は父に似て、剣術が得意だ。
楽観的で適当で自分勝手で…
そんなところまで似てしまっている。
今日だってやっと王国騎士団に入る為の試験だから最後に稽古するって言ったのに、朝から何処にも……居やがった。
なんだってあんな高い所に…馬鹿だからか。
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/02(金) 17:37:33.44 ID:+yXU9jKIO<> 「おい、居ないと思ったらこんな所で何をしているんだ」
あーあ、見つかっちゃったよ。
見つかんねぇと思ってクソ高ぇ街の時計台を登って来たっつーのに。
「おぉ、兄貴、こんなところまで何しに来たんだ?」
「とぼけてんじゃねぇ、今日は試験だろうが、念のため稽古するって言っただろう」
ふむ、バレている。
当たり前か、そしてこの顔…かなりきてるな。
「大丈夫だよ、俺の腕知ってんだろ、剣だけなら兄貴にも負けねーだろ」
「…試験は魔法も有りだろうが、第一、剣だけでもお前に負けるつもりは無い」
おう、言うね。
兄貴が騎士団に入ってからは一緒に稽古する事も無かったが、一年でひっくり返るとも思えねーけど。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/02(金) 17:39:40.33 ID:+yXU9jKIO<> 「言うじゃん、さすが一年で騎士隊隊長になっただけあるね」
「なら、ためしてやろう」
と、言うなり胸を押された。
俺は屋上の立ち上がりに腰掛けていたために、当然…
「って、うわぁーー!!!人殺しー!!」
いきなり何しやがんだ!!!!やべぇ!死ぬぅ!!
「……ルーラ」
ギュン!!!
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/02(金) 17:42:12.19 ID:+yXU9jKIO<>
-----ドサッ!
「着いたぞ」
「着いたぞ…じゃねーよ!落とす必要ねぇだろ!!」
なんて奴だ、ちょっと魔法が得意だからって図にのりやがって。
「お前が調子にのるからだよ」
「へーへー…ってココ試験で使う訓練広場じゃねぇか、もうそんな時間か?」
「試験前に使えるようにして貰った、あと一時間ほどだ」
「ふぅん隊長さんはんな事もできるんですねぇ」
「そうだ、さぁ始めるぞ、木刀を取れ」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/02(金) 17:46:33.40 ID:+yXU9jKIO<> とりあえずここまでです
駄文失礼! <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)<>sage<>2012/11/02(金) 20:00:38.32 ID:p6NQ28Ddo<> おつん
期待して待ってるよ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<>sage<>2012/11/04(日) 15:52:52.86 ID:1pOiLAf2o<>
「…行くぞ」
「来い」
一歩踏み出す、次の一歩を全力で踏み込んだ。一般人なら反応出来ないであろう速さで接近する。
「ウォラァ!!」
ズガッッ!!!
「ちっ、一撃で終わらせるつもりだったんだけどなぁっ!」
二人の木刀がぶつかり合う。
「…でかい口叩くのは良いが、油断すんなよ、剣でも負けないと言ったはずだ!」
勇者兄は素早く身を引き勇者弟の木刀を払う。
その勢いを利用し、回転切りで胴を狙う。
しかし勇者弟は高く飛び上がってそれを躱す。
「まだまだァ!!」
真上からの攻撃を勇者兄が受ける。
着地し、連続で斬りかかる。
右、左、下、右、上ーーー!
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<>sage<>2012/11/04(日) 15:54:02.73 ID:1pOiLAf2o<> 「らぁぁあ!!」
急所だけはなんとか凌ぐ勇者兄。
勇者弟は獰猛な笑みを浮かべ、とどめの一撃を放つ。
「終わりだっ!」
しかしその一撃は空を斬る!
目にも止まらぬ速さで回避しつつ背後にまわった勇者兄が襲いかかった!
ガッッ!
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<>sage<>2012/11/04(日) 15:55:14.68 ID:1pOiLAf2o<>
「……だから油断するなと言っただろう、最初はわざと力を抑えてただけだ」
「…ちっ、もう一回!!」
「もう終わりだ、試験もな」
「はぁ?どういう事だよ」
「御苦労だったな、勇者弟」
げっ、この声は…
「……いつから見てたんだよ、戦士」
「お前なぁ…もう大人なんだ、口の聞き方に気をつけろ」
この底意地の悪そうな顔をした男は戦士。
小さい頃からの付き合いで、こいつだけは俺達に気兼ね無く話しかけてきた。
つっても友好な関係では無く、喧嘩相手だったけど。
歳は四つ上で、兄貴よりも三年早く騎士団に入った。
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<>sage<>2012/11/04(日) 15:55:58.08 ID:1pOiLAf2o<> 「はいはい、申し訳ありませんでした、正騎士団副隊長殿」
「…相変わらず腹の立つ野郎だ」
それはこっちのセリフだっての。
「んで?試験が終わりってどういう事だよ」
「今のが試験だったという事だ、まぁ及第点だな」
「あーん?」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<>sage<>2012/11/04(日) 15:57:16.60 ID:1pOiLAf2o<> ここまで
また夜来れたら来ます。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<>sage<>2012/11/04(日) 16:01:18.43 ID:1pOiLAf2o<> >>8
ありがとうです!
励みになります! <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<>sage<>2012/11/05(月) 20:48:26.38 ID:DHj15UjSo<> 「お前の実力はわかってる、形だけでも試験をやらねばならんが、どうせなら一度その傲慢な鼻をへし折っとこうと思ってな」
「それで俺が相手したというわけだ」
なんだコイツら、すげぇムカつくんだけど。
いきなり頭カチ割ってやろうか。
「それじゃ、とりあえず今日は帰っていいぞ」
「お、マジ?お疲れっしたー」
「…はぁ、お前に口の聞き方直せと言うのが無茶なのか…もういい、さっさと行け」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<>sage<>2012/11/05(月) 20:49:29.85 ID:DHj15UjSo<> 「何だ、わかってんじゃん、行こうぜ兄貴」
俺がにやけながら言うとなにやらブツブツ言いながら戦士は去って行った。
そのうちブチ切れるかもしれねーな。
「いや、俺は一回教会に寄って行くから先にかえってろ」
「ふぅん、最近は随分と熱心じゃん、俺も久々に行くかな」
「いや、お前は来るな、すぐ戻るから」
「何でだよ、別に良いだろ」
「いいから先に帰ってろ、どうせ祈りやしないだろうが」
「それはそうだけど」
何だ、怪しいぞ。
俺の顔を見ようともしない。
「まぁいいや、じゃあ先帰ってるわ」
「あぁ、じゃあな」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<>sage<>2012/11/05(月) 20:50:17.15 ID:DHj15UjSo<>
と、素直に帰るわけが無いお茶目な僕でした。
現在標的を追跡中、逃がしはせんぞ!
ーーーーー
って教会向かってねぇし。
やっぱ何かあるな。
なんだろう、まさか女か?いや、あの兄貴だぞ。
顔はいいかもしれねぇけど、中身がなぁ。
やっぱ俺みたいに男らしさに溢れてねぇと…お、止まった。
さて、何をするのか…
「悪い、待ったか」
「ううん、大丈夫、今来たトコだよ」
「そうか、とりあえず座ろう」
「うん!」
ーーーーー?!
あれ!?マジで女?!
うっそ。まてまてまて、落ち着け、あれは幻覚だ。
落ち着いて素数でも数えよう。
……ん?素数って何だっけ?
あぁ、こんな事なら勉強しとくべきだったなぁ。
母さんゴメンよ、親不孝な俺を許しt
「あのね!今日はクッキー焼いてきたの、食べてくれる??」
「あぁ、勿論食べるよ、ありがとう魔法使い」
「うん!はい、あーん」
「え?いや、自分で食うよ」
「あーん!」
「全く……ん、美味しいよ、さすがだな」
「んふふ〜今回のはいつもより上手くできたんだよ」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<>sage<>2012/11/05(月) 20:51:17.97 ID:DHj15UjSo<>
……今日の時計台からの景色は良かったなぁ。
空も青くて、雲一つ無い素晴らしい天気だった。
あぁ……鳥になりたい。
……おっと、思わず現実逃避してしまった。
とりあえずあの二人の邪魔をしなきゃな。
砂糖吐きそうだ、おぇ。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<>sage<>2012/11/05(月) 20:57:28.05 ID:DHj15UjSo<> 終わりです
やっぱ地の文難しいな…
台本形式にしようかな <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>sage<>2012/11/05(月) 22:44:52.39 ID:JftatIMno<> 邪魔すんなよwww <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/05(月) 23:58:59.76 ID:3svtcihio<> いいかんじ、期待してる <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<>sage<>2012/11/07(水) 01:53:11.74 ID:ME4Sn0xyo<> さて、どうしたものか。
とりあえず背後に回ろう。
メラゾーマで焼き尽くすのも悪かねーけど、生憎、低級呪文しか使えねぇしな。
「そういえば、今日弟君の試験だったんでしょ?どうだったの?」
「あぁ、結果だけ言えば合格だ」
「そっか!良かったね、強くなってた?」
「まぁ、自信過剰なせいか油断しがちな所があるが、やはり剣術の才は飛び抜けている、俺もこの一年でかなりレベルを上げたけど、実際ギリギリだった」
「ふぅん、でも勝てたんだ、兄の面目躍如だね!」
…ほぅ、兄貴もたまにはいい事言うじゃないか。
しかし邪魔はするけども、くふふ。
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<>sage<>2012/11/07(水) 01:53:44.12 ID:ME4Sn0xyo<> 「ねぇ、今度弟君に会わせてよ」
「そうだな…いずれは紹介しようとは思っていたが」
「うん!その…いつかは家族になるかもだし…」
「しかし、アイツに会わせるとなると…ん?今何か言ったか?」
「んぇ?!い、いや何でもな」
「私と結婚してよ!」
「ふぇ?!」
「えぇ!?い、いきなり何を」
「勿論だ、魔法使い」
「?!」
「あ、あわわわ…」
「お、落ち着け魔」
「さぁ、服を脱げ!」
「えぇ?!こ、ここで!?人来るかもだし、わ、私の部屋のほうが…!」
「ななななにが」
「…ぶっ、あははははははは!!」
「「!?」」
「何だコイツら!あははは、兄貴のそんな顔初めて見たぜ!!ケラケラケラ!!!」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<>sage<>2012/11/07(水) 01:54:17.19 ID:ME4Sn0xyo<> 「どーよ俺の声真似術は!ぶぷ、女の声色は大変なんだぜ!ごふっ」
おぉ!完全に2人共アホ面してやがる!ぷくく、実に愉快である!
「「……」」
あれ?無反応なんですけど。
壊れたかな?
「もしもーし、入ってますかー?」
「…め」
何だ、めって。
兄貴、可哀想に。
ん?何か右手が赤く光ってるけど。
「…メラゾーマ…!!」
「!??」
俺に向かってなにやら燃え盛る鳥のようなものが!
どこの大魔王だお前は!!
やばいこんなもの食らったら死ぬ!序盤の俺じゃ耐えきれねぇ!
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2012/11/07(水) 01:55:22.80 ID:ME4Sn0xyo<> え、早ッ…
うすれゆく景色の中、不思議な事に熱さはあまり感じなかった。
そのまま目の前が暗く……
ーーーーーー
「って[ピーーー]気か!!!」
…ん?ここはどこだ?ってウチじゃねーか。
「起きたか」
「……」
「どうした?」
「起きたか、じゃねぇよ!二度と目覚めないトコだったわ!!」
「ちゃんと手加減したから大丈夫だ」
嘘つけこの野郎…!あれが手加減した呪文かよ!
「まぁとにかく、因果応報というやつだ」
<>
忘れてた<>saga<>2012/11/07(水) 01:56:39.16 ID:ME4Sn0xyo<> え、早ッ…
うすれゆく景色の中、不思議な事に熱さはあまり感じなかった。
そのまま目の前が暗く……
ーーーーーー
「って殺す気か!!!」
…ん?ここはどこだ?ってウチじゃねーか。
「起きたか」
「……」
「どうした?」
「起きたか、じゃねぇよ!二度と目覚めないトコだったわ!!」
「ちゃんと手加減したから大丈夫だ」
嘘つけこの野郎…!あれが手加減した呪文かよ!
「まぁとにかく、因果応報というやつだ」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<>sage<>2012/11/07(水) 02:01:01.69 ID:ME4Sn0xyo<> 今日はここまでです
表現がわかりにくかったらゴメンナサイ
>>20>>21ありがとうです、頑張ります
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>sage<>2012/11/07(水) 06:19:18.07 ID:6eiwu0+go<> 乙でした <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<>saga<>2012/11/16(金) 21:25:59.41 ID:R5OIMuAgo<> 一週間ぶりに来ました。
遅くて申し訳無い
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<>saga<>2012/11/16(金) 21:26:38.30 ID:R5OIMuAgo<>
よくもぬけぬけと、最高な気分だったのに一気にどん底だよ。
「ところで兄貴、いつから付き合ってたんだよ、言わないなんて水くせぇぞ!」
「こういう事をされるのがわかってたからだよ!」
「そうか、確かに」
うんうん、俺ってばいたずらっ子だからな。
「とにかくもうやるな、次は手加減しないぞ」
「おぉ、怖え、ってかマジで手加減してたんかよ」
「アレはメラゾーマと言ったがメラだ、魔力の操作次第で形を変える事も出来る」
「簡単に言ってるけど、それを出来る奴が何人いるんだか…」
てか、意外と冷静だったんだな。
まぁ死んだらそれっきりのこの世界だ、実の弟が死ぬ様なまねはしないか。
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<>sage<>2012/11/16(金) 21:27:28.48 ID:R5OIMuAgo<> 「魔法使いは出来るぞ、あんな風でアイツは騎士隊副隊長だからな」
「マジで?人は見かけによらないんだな」
「あんまり失礼な態度を取るなよ、今日はもう寝ろ、明日からは早いぞ」
「分かってるよ、じゃあまた明日ー」
「あぁ」
静かにドアを閉めて、兄貴が出て行く。
寝るとは言ったものの、すぐに寝れる訳も無くぼんやり天井を眺める。
しかし今日は濃い一日だったな、楽しかったけど結構疲れが溜まるもんだ。
明日からは剣を振るい、剣に生きる毎日が始まる。
どこまで強くなれるかはわからないけど、手の届く所は全て守れる様になりたい。
もう、大切な人を無くすのは嫌だ。
力の足りない自分をブン殴りたくなる。
手を伸ばし、握りしめる。
「親父、母さん…頑張るよ、世界を救った爺ちゃんの様に、勇者と呼ばれる様になってやる」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<>sage<>2012/11/16(金) 21:28:05.46 ID:R5OIMuAgo<>
ーーーーーーー
あれから半年経ち、兄貴は魔法使いと結婚したため今は別々に住んでいる。
毎日が平和で、充実していた。
朝起きて、兄貴の家に突撃し、兄貴からゲンコツをくらい、魔法使いちゃんの手料理をご馳走になり、三人で城に行って訓練、模擬戦、魔法学の勉強、兵法の勉強、そしてまた訓練。
夜になりまた手料理をご馳走になり、魔法使いちゃんをからかい、兄貴にゲンコツをくらい、家に帰る。
慌ただしくも、楽しく過ごしていた。
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2012/11/16(金) 21:29:07.55 ID:R5OIMuAgo<> そして今日も兄貴の家に突撃だ!!
「おっはよう!魔法使いちゃん!今日の朝ごはんはなにかな?!」
「うひゃあっ!……もう!弟君!びっくりするから普通に入って来てって言ってるでしょう!」
「いや、お約束って奴ゴぺっ!!」
「そしてコレもお約束だな」
「いてぇよ!もうちょっと加減しろよな!」
「お前が普通に入って来れば済む話だろう」
ぐぬぬ…いつもよりかなり痛かったぞ。
さては昨日魔法使いちゃんの入浴中に覗こうとしたのを根にもってやがるな!
小せえ男だ! <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2012/11/16(金) 21:29:40.69 ID:R5OIMuAgo<> 「弟君、明日は普通に入って来てね!」
「断るよ!!」
「爽やかな笑顔で即答された!?」
普通だなんてつまらないじゃないか、そんな事より飯はまだか!
腹が減り過ぎて腹が痛いぞ!
「お前にはゲンコツじゃなくて延髄蹴りとかの方が良いかもな」
「おい待て、それはツッコミってレベルじゃない」
「あ、朝ごはんは目玉焼きだよ!」
「あん?」
「ん?」
「え?」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<><>2012/11/16(金) 21:30:15.56 ID:R5OIMuAgo<> あぁ、朝ごはんね。
流れぶった斬るから戸惑ったわ。
たまに会話がズレる人だからな。
「おー早く食おうぜ!腹へったよ!」
「お前は大人しく待ってろ」
「ふふ、今持って行くよー」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<>sage<>2012/11/16(金) 21:36:04.55 ID:R5OIMuAgo<> 今日はここまでです
>>28
ありがとうです! <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)<>sage<>2012/11/16(金) 22:19:07.51 ID:WJpCzn+Do<> 乙でした <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空)<>sage<>2012/11/17(土) 14:02:52.57 ID:g9CqBhvBo<> 追いついた
面白そうだから期待してる <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/26(月) 21:35:47.39 ID:ZMZzxWMIO<> >>1です
イマイチ文章がまとまらない…
もう少しお待ち下さい
>>37
>>38
あまり期待しないで下さいww <>
1<>saga<>2012/12/01(土) 18:20:57.60 ID:Ua4mNRiIO<> 魔法使いちゃんの美味い朝飯を食い、いつものように三人で城に向かう。
「そいやぁ小耳に挟んだんだけど
、ここ一年ぐらい三の国の王が国連総会にまともに参加してないらしいな」
「…あぁ、何を企んでいるのか、斥候を出してはいるが有益な情報は得られていない」
「あの国は軍事に力を入れてるよね??戦争をしかけてきたりしなければ良いけど…」
「各国もそれを警戒しているようだが、今の所は軍を整備しながら静観するというのが総会の意志だ」
「戦争ねぇ…いくら軍事国家でも各国全てを敵に回したら勝ち目はねぇだろ」
「それはそうだが、もし仕掛けて来るのなら何か勝算があっての事だろう、三の国の国王も馬鹿ではないからな」
ふぅん、勝算ねぇ。
自分で言うのもアレだけど俺達兄弟は力量がズバ抜けている。
普通の兵士なら百人いても負けはしないだろう。 <>
1<>saga<>2012/12/01(土) 18:21:33.08 ID:Ua4mNRiIO<> 勇者という血筋はそれだけ特別な物だ。
普通の人間でありながらそれに対抗できる戦士や魔法使いちゃん、後は正騎士団団長に近衛師団団長なんかは天才と呼ぶに相応しい人達なんだろう。
そんな俺達に他の国々…無理じゃね?
「…まぁ、そうと決まったわけじゃねぇしな、考えてもしょうがねぇか!」
「まぁな、その事について考えるのは王様と文官達だ。
それよりも最近は魔物が活発化しているのが気になる」
「そいえば魔物に襲われる事件も増えてるみたいだね、アバン商会の人達も心底困ってる様だけど」
「そのために今日は騎士隊で付近の魔物を討伐しに行く、弟、初任務だ、分かってるとは思うが油断するな」
「分かってるよ、隊長殿」
そうだ、今日は初任務だったな。
今日から俺の伝説は始まるのだ!
いずれは兄貴や戦士をひざまづかせてやる!
ふはははははは!
<>
1<>saga<>2012/12/01(土) 18:22:10.84 ID:Ua4mNRiIO<> 「弟くんがなにやら邪悪な笑顔を…」
おっと、顔に出てたか、危ない危ない。
「気のせいだよ!人聞きの悪い事を言わないでほしいな!」
「どうせ手柄をたてて俺達をこきつかおうとでも思っていたんだろ」
お前はエスパーか!大体合ってるじゃねぇか!
「滅相もない、さぁ行こうぜ!もう着くぞ!」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/02(日) 01:11:21.84 ID:PbYTTZMDO<> 乙 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/10(月) 00:33:27.59 ID:t3HffVMIO<> まだー? <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/17(月) 03:03:56.55 ID:QX/SlDwro<> まだー? <>
1<>sage<>2012/12/18(火) 22:44:50.69 ID:en/JGmkIO<> >>43-45
すまぬ…
年末の追い込みで仕事がガチ忙しい…
年内には来るから許してくれ! <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/18(火) 23:08:35.85 ID:mqCbDbBVo<> 舞ってます <>
1<>sage<>2013/01/01(火) 01:23:48.83 ID:HgbbygeEo<> ごめんなさい、今日中に投下します。 <>
1<>sage<>2013/01/01(火) 01:24:19.53 ID:HgbbygeEo<> あ、明けましておめでとうございます <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/01/01(火) 01:44:27.71 ID:iG116b0Co<> あけおめことよろ <>
1<>sage<>2013/01/02(水) 16:00:34.05 ID:NTV7caSso<> 城に着いた俺たちはそのまま騎士隊の詰所に向かった。
中には20名ばかりの隊員達が談笑している。
「あ、隊長、副隊長、弟さん!」
その中の1人が声を上げた。
全員がこっちを見て一斉に敬礼する。
「「おはようございます!」」
「あぁ、おはよう」
「おはようございます」
「うむうむ、よく訓練されてお…いってぇ!!」
こ、この野郎また殴ったな!
頭悪くなったらどうする気だ!
「お前はまだ一番下っ端だろう、ちゃんと挨拶しろ」 <>
1<>sage<>2013/01/02(水) 16:02:43.61 ID:NTV7caSso<> 遅れてすいません
待ってくれてる方が思ったよりもいてビックリかつ焦りました
でも今日1レスでご勘弁!
だって忙しいんだもん! <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/01/02(水) 22:35:00.62 ID:L3KEbSPDO<> 乙
明日から頑張るんだよな?な? <>
1<>sage<>2013/02/20(水) 05:47:10.49 ID:VM3GUImAo<> 待ってくれてる人いたらすまん!
今週末には投下しようと思います <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/02/21(木) 18:56:14.05 ID:KuoXlslDO<> >>54
ノシ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/04/12(金) 23:06:11.64 ID:l9yGgkDCo<> どうなってんだオイ! <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/04/13(土) 03:31:40.48 ID:ShRgD6+io<> ...| ̄ ̄ | < 続きはまだかね?
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