VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2012/11/03(土) 07:13:53.26 ID:f42/xXlO0<>・書き溜めは無い

・不定期

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1351894433
<>澪「リアル天使にふれたよ」 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2012/11/03(土) 07:14:39.76 ID:f42/xXlO0<> 天界

天使律「ん〜……! いや天使ってのも暇だよな梓ちゃん」

天使梓「だったらこの書類片付けてくださいよ、この給料泥棒天使」

天使梓「こっちはやること山ほどあるんですよ。人間の死亡記録をとったりとかね」

天使律「デスクワークとかチマチマしたのは嫌いなんだよ」

天使律「私らは一応天使なんだぞ天使。神様に仕える翼の生えた凄ーい天使」

天使律「天使として生まれたからにはさぁ……悩める人間を救ってみたりとかさぁ……」

天使律「なんつーの? それっぽいことしたいじゃん」

天使梓「んなことやってる天使今時いませんよ。ただでさえ人間の数が多いのに」

天使梓「くだらないこと言ってないで書類片付けてください。これとこれは明日までですよ」

天使律「こ、こんなにあんの?」

天使梓「律センパイが今まで放置していた分も含めてます」

天使律「りっちゃんはクールに去るぜ」ピュー

天使梓「あ、こらー! ……逃げ足だけは早いんですから」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2012/11/03(土) 07:15:43.99 ID:f42/xXlO0<> 天使律「ここまで来りゃ追ってこないか。危なかった」

天使律「あんなんやってたら200年は掛かるって」

天使律「それにしても本当に暇だ、なんか面白いことないかな」

天使律「そうだ、人間界でも覗いてみるか?」

天使律「望遠鏡、望遠鏡……あった!」

天使律「どれどれ……」

天使律「……」

天使律「なーんもねーな。ただただ人がゴミのようだ」

天使律「昼寝でもすっか……」

天使律「ふあ……ぁ……ん?」

天使律「女の子がビルの屋上に立ってる……なんでまたそんな所に」

天使律「あ、動いた。ふむふむ靴を脱いで……」

天使律「封筒……かな? それを横に置いて……」

天使律「鉄柵を乗り越えて……」

天使律「っておいおい! じ、自殺する気か!?」

天使律「天使が気持ち良く眠ろうって時に〜……! 見逃せない、助けなきゃ!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2012/11/03(土) 08:01:19.60 ID:f42/xXlO0<> 人間界 ビルの屋上

澪「……」

澪「……高いなぁ。今更怖くなってきちゃった」

澪「でも、もう私はこうするしかないんだよな……」

澪「根暗だし友達は一人も居ないし誰からも必要となんかされてないし……」

澪「こんな私が生きてる意味なんてどこにも無いんだ……」

澪「……もし生まれ変わったら猫になろう。猫ならきっとみんな愛してくれる」

澪「ママ、パパ、こんな娘でごめんなさい……」

澪「さよなら……」タッ


ヒュ〜…………ガクンッ!


澪「……」

澪「……」

澪「……」

澪「……あれ? 落ちてない……体が浮いてる?」

天使律「あっぶね……ギリギリ」

澪「な、何?」

天使律「どーも天使です。君を助けに来ました」

澪「て、天使!? わっわっ、背中に翼がある!」

天使律「びっくり? この翼で今飛んでるんだぞ私達」

澪「……きゅう」

天使律「うわ気絶した! ……無理も無いけどな、色々刺激的だし」

天使律「とりあえずどっかテキトーに降りるか……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/03(土) 14:49:10.76 ID:rvkS/pxP0<> これは律澪&唯梓?それとも律梓?
あと、澪以外に唯と紬も人間なのかな?
何にしても、これまでにないタイプのSSだな。
期待。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/03(土) 17:35:23.06 ID:f42/xXlO0<> 人間界 公園のベンチ

澪「んん……ここは? さっきのは夢……?」

天使律「いーや現実だよ」

澪「わぁっ!? て、天使……?」

天使律「うん、天使。見た目は人間と変わらないけどな」

天使律「一番の違いは翼が有るか無いかくらいだ」バサァッ!

澪「ほ、本物だ……! 夢じゃないんだ……」

天使律「納得して貰えた所で一つ言うけどさ……」

天使律「自分で自分を殺そうたぁ、どーゆーこったい!」

天使律「命は投げ捨てるものではないって偉い人が言ってたのを知らないのか!」

天使律「たまたま私の眼に留まったから良かったものの……」

澪「……ほっといてくれて良かったのに」

天使律「なんだと?」

澪「どうしてあのまま死なせてくれなかったんだよ!」

澪「私には生きる理由が無いんだ……友達は居ないしやりたいことも無い」

澪「生まれてから楽しいことなんて一つも無かった……」

澪「こんな惨めな人生を送るくらいなら死んだ方がマシだ!」

天使律「辛気くさい人間だな……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2012/11/03(土) 17:36:04.16 ID:f42/xXlO0<> 澪「……死のう。今度は首を吊ろう」

天使律「やめなさい。せっかく助かった命なんだ」

天使律「それはつまり神様がまだ生きろって言ってるんだよ。あと私も」

澪「……何度も言わせないでくれ。私に生きる理由は無いよ」

澪「コンビニでロープとブルーシート買わなきゃ……」ブツブツ

天使律「だぁー! だからやめろって! 私の寝覚めが悪くなるだろー!」

天使律「……あーもう面倒臭ぇ! 生きる理由があれば死なないんだなじゃあ!?」

澪「な、なんだよ……」

天使律「この私が、天使様が君に生きる理由を与えてやるってんだよ」

澪「……?」

天使律「私が君の最初の友達になってあげる」

天使律「友達が一人も居ないんだろ? 人間じゃなくて天使だけど」

澪「と、友達になってくれるの……?」

天使律「ああ、なんか君ほっとけないし。私と君は友達!」

澪「友達……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2012/11/03(土) 17:36:49.03 ID:f42/xXlO0<> 天使律「そしてその友達からのお願い。もう自殺なんて考えないこと」

天使律「君が死んじゃったら私は悲しい。だって友達だもん」

天使律「私を悲しませない為に生きろ。それが君の生きる理由だ」

澪「て、天使さんの為に……?」

天使律「そう。……そんでいつか生きることが嫌にならなくなって楽しいと思えるようになったらさ」

天使律「今度は自分で生きる理由を作るんだ」

天使律「それまでは君の友達でいてやるってのはどうでしょ?」

澪「……」

澪「……天使さんの名前は?」

天使律「名前? 律だ。君は?」

澪「私は……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2012/11/03(土) 17:37:39.08 ID:f42/xXlO0<> 天界

天使律「ただいまー。元気にやっとるかねー」

天使梓「何やってるんですか律センパイ」

天使律「散歩に行ってた」

天使梓「とぼけないでください。上から全部見てました」

天使梓「あまり人間に深く干渉するとロクなことになりませんよ」

天使律「うーん……なんか気になるんだよあの子」

天使梓「『天使ごっこ』はほどほどにしてください。あと書類片付けてください」

天使律「そのうちな」

天使梓「情が移る前に早い所見切ってくださいね」

天使律「……おう」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2012/11/03(土) 17:39:05.02 ID:f42/xXlO0<> 今日はここまで。次回の投下は早ければ明日にでも。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>sage<>2012/11/03(土) 20:21:37.00 ID:Xr7NZM58o<> おつ
天使が貧乳縛りなのは意味があるのか <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(空)<>sage<>2012/11/04(日) 08:03:31.62 ID:zM6g88VLo<> 胸が重いと飛べないんだよきっと <> 1<>sage saga<>2012/11/07(水) 01:49:53.91 ID:xkmQ4P4a0<> 風邪を引いたのでしばらく投下出来ないです。
報告遅れてすみません。誰も見てないだろうけども。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/07(水) 03:08:37.66 ID:ZPIsIxfuo<> 続き待ってるんで風邪治ってからでいいからちゃんと完結させてくれよ <> なんか申し訳無いんで今ある分少しだけ投下します<>saga<>2012/11/07(水) 04:30:02.00 ID:xkmQ4P4a0<> 人間界 桜ヶ丘高校

ドン!

澪「わっ!」

「すみません。大丈夫ですか?」

澪「は……あ、は、はい……あの……」

「本当にごめんなさいね」

澪「あ……」

澪「……」

天使律「なるほど、これなら友達が出来ないのも納得だわ」

澪「わ!? い、何時の間に!? て、ていうか、翼隠してよ! 誰かに見られたら……」

天使律「大丈夫だよ。君にしか……じゃない、澪にしか私は見えないから」

天使律「それよりさっきのなんだよ。あれか、澪ってコミュ障ってやつ?」

澪「……う、うん。人と話そうとすると頭が真っ白になっちゃうんだ」

天使律「ふーん」

澪「……どもるくらいならまだ軽い方なんだ。酷い時には気絶することもある」

天使律「重症だな……」

澪「やっぱりこんな私が生きてる意味なんて……」

天使律「すぐネガるなよ。改善すりゃ良い話じゃないか」

澪「改善……? どうやって……」

天使律「自分から誰かに話し掛けてみるとかして、会話に慣れるんだよ」

澪「無理。死んじゃう」

天使律「うおう、即答……。でもそこはチャレンジだ澪」

天使律「じゃないといつまで経っても人と話せないままだぞ?」

澪「無理無理無理無理無理。私はクラスだと口の利けないぼっちキャラということになってるから無理」

天使律「お前悲しいな……なんだか泣けてきたわ。……私とは喋れるんだから慣れちまえばイケると思うんだけど」

澪「……そういえば天使さ……律とは普通に喋れるな……なんでだろ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2012/11/07(水) 04:37:17.50 ID:xkmQ4P4a0<> 天使律「あれだな、天使パワーってやつかな」

澪「なにそれ」

天使律「いや、テキトーに言っただけだけど」

澪「おい!」

天使律「そんな大声出すなよ響くだろ……あ!」

澪「お、お前こそ大声出すなよ」

天使律「後ろ」

澪「後ろ?」

唯「じー……」

澪「ひぃっ!?」

唯「あの……独り言言ってたみたいだけど何してるの?」

澪「あ、あうあう……」

唯「はっ! も、もしかして、宇宙人さんと交信を……!?」

澪「そ、そそそういう訳じゃ……」

天使律「当たらずも遠からずって所だな」

唯「ねぇねぇ、教えて!」

澪「あの、あの、えっと……」

澪「……きゅう」

天使律「あっ、気絶した」

唯「わわっ!? だ、大丈夫!?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2012/11/07(水) 04:43:16.33 ID:xkmQ4P4a0<> 桜ヶ丘高校 保健室

澪「うーん……あれ?」

唯「じー……」

澪「ひぃっ!?」

唯「起きた? びっくりしたよー、急に倒れるんだもん」

唯「具合が悪かったなら言ってくれれば良いのに。澪ちゃん」

澪「な、なんで私の名前……しょ、初対面ですよ……ね?」

唯「違うよー初対面じゃないよー。同じクラスじゃん、覚えてないの?」

澪「そ、そうだっけ……わ、私、あまり人と話さないから誰が誰だかよく……」

唯「うん、澪ちゃんって凄い無口で謎の人って感じだよね。だから一回お話してみたかったんだ」

唯「という訳でさっきは何やってたの?」

澪「あ、あれは……あの……その……」

澪「て、てててててて……」

唯「てんぷら?」

澪「ち、違う! あ……えっと……」

澪「(天使と喋ってましたなんて言える訳無い……!)」

澪「その……あ、あー……」

澪「か、会話の練習……? ひ、人と上手く話せないから……」

唯「会話の練習……」

唯「……なるほど。それで誰も居ないのに喋ってたんだね!」

澪「(なにこれ恥ずかしい死にたい)」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2012/11/07(水) 04:53:45.62 ID:xkmQ4P4a0<> 変なとこで区切るけどここまで。
次はなるべく早く投下出来るようにします。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/07(水) 09:01:36.56 ID:nEmkj8cDO<> 見てる <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/07(水) 09:12:43.22 ID:4LKdTjt20<> 期待してます <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/07(水) 10:07:28.54 ID:7EF5xjql0<> 乙。
これはいいパラレル設定SS。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関東)<>sage<>2012/11/07(水) 11:31:55.45 ID:XP+G4oGAO<> 続きは早めに頼むよ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/09(金) 03:09:32.19 ID:XrkdY4yY0<> ちょろっと投下 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2012/11/09(金) 03:10:14.72 ID:XrkdY4yY0<> 澪「あ、あの……このことはだ、誰にも……」

唯「どうして?」

澪「だ、だって恥ずかしい……」

唯「そう? 私は努力を恥ずかしいなんて思わないけどなぁ」

唯「会話の練習をしてたってことは誰かと喋れるようになりたかったってことでしょ?」

唯「何かをしようとして頑張る人を私はカッコ悪いとは思わないよ!」

澪「(な、なんか物凄い前向きに解釈されちゃった……)」

天使律「良い子だなー」

唯「そうだ! 私が澪ちゃんの会話の練習相手になってあげようか?」

澪「え? そんな私なんかに……」

唯「遠慮しなくてもいいよ。一人より二人ってね! それに私、澪ちゃんとお友達になりたいし」

唯「この前の掃除の時間に澪ちゃんの机を覗いたんだけどノート置き忘れてたでしょ」

唯「悪いかな〜とは思ったんだけど中をチラッと見ちゃってさ」

澪「ノートって……ままままさか……!」

唯「あれ、ポエム?ってやつだよね。私感動してさ……こんなの書けるんだ凄いなぁ、これ書いた人はどんな人かなぁって思ったんだ」

天使律「……お前そんなのやってたの? そういうのは早めに卒業しとかないと……」

唯「故に今の私は秋山澪ちゃんという人に興味津々なのです!」ふんす!

澪「あ……あはは……」

唯「だからお友達になってくだ……澪ちゃん?」

澪「……きゅう」

唯「澪ちゃ〜ん!?」

天使律「澪……もうなんて言ったら良いのか……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2012/11/09(金) 03:10:43.47 ID:XrkdY4yY0<> 天使律「澪、みーお、そろそろ起きろー。外が暗くなっちゃうぞ」

澪「……律? ……さっきの人は?」

天使律「『あ! そろそろ部活の時間だ! ごめんね澪ちゃん、聞こえてたらまた明日!』だってさ」

澪「そっか……」

天使律「あの子、優しそうな子だったな」

澪「うん……私にしては上手く話せたし、友達になれたら楽しい……だろうなぁ」

天使律「(上手く話せた……? あれでかよ)」

天使律「ま、向こうはその気満々らしいし、いいきっかけになるんじゃん?」

天使律「会話に慣れるにしろ、友達になるにしろ」

澪「そう……だな。明日は自分から話しかけてみようかな……」

天使律「そうそう。そうやって人と人の輪を繋げてくのさ」

澪「が、がんばる」

天使律「(なんか今の私天使っぽくね? ぽくね? って、天使なんだけどね!)」

澪「……何ニヤニヤしてるんだよ」

天使律「してた?」

澪「してた。……もう帰る」

天使律「おーい、怒んないでよー。あ、そうだ」パタパタ

澪「何?」

天使律「ポエムって……何書いてたの?」

澪「……そこには触れないで」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2012/11/09(金) 03:11:35.39 ID:XrkdY4yY0<> 翌日 秋山家

澪「いってきますママ」

澪母「いってらっしゃい」

ガチャッ……バタン!

天使律「ママ、ですか」

澪「悪いかよ」

天使律「別に〜?」

澪「……ちっちゃい頃からそう呼んでたんだから仕方無いだろ」

天使律「だから別にって言ってるじゃん」

澪「イヤミな天使だな……」

天使律「今日はどんなご予定で?」

澪「ひっそりと目立たないように過ごします」

天使律「あれへー?」

澪「……あ、あと、昨日の人と仲良く……なる」

天使律「おー」

天使律「つーか、昨日の人って言い方は……名前知らないの?」

澪「うん。昨日まで同じクラスだったことすら知らなかったからな」

天使律「そういや、そんなこと言ってたな……どんだけコミュ障こじらせてんだお前」

澪「死にたい」

天使律「いのちをだいじに」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2012/11/09(金) 03:12:10.46 ID:XrkdY4yY0<> 桜ヶ丘高校 教室

澪「……」そろーり

天使律「もっと堂々と入れよ」

澪「恥ずかしい」

天使律「なるほど、分からん」

唯「あ、澪ちゃんだ! おはよー!」

澪「おおおおおはよう……えっと……」

唯「?」

澪「な、名前……教えてくださいごめんなさい……」

唯「名前? そうか覚えてないんだっけ。唯だよ、平沢唯。今度はちゃんと覚えてね!」ふんす!

澪「は、はい……平沢さん……」

唯「友達なんだから平沢さんじゃなくて唯って呼んでよう」

澪「わ、分かった……ゆ、ゆ、唯!」

天使律「(この子的にはもう友達なのね。苦労しなさそうな性格だよな)」

唯「昨日は途中で居なくなっちゃってごめんね。どうしても部活に行かないといけなくてさ」

澪「ううん……気にしないで。こっちこそ気絶した私を保健室まで運んでくれてあ、ありがとう」

唯「いえいえどういたしまして」

澪「……」

唯「にこにこ」

澪「……」

唯「にこにこ」

澪「(律……)」ボソボソ

天使律「どした」

澪「(何喋っていいか分かんない助けて)」

天使律「そうきたか」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2012/11/09(金) 03:12:48.58 ID:XrkdY4yY0<> 一旦ここまで <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/09(金) 10:34:39.04 ID:XrkdY4yY0<> 天使律「んー……そうだなぁ、唯ちゃん部活やってるって言ってたじゃん?」

天使律「何の部活やってるの? みたいな」

澪「(な、なるほど……)」

澪「あ、あのさ唯……」

唯「なになに〜?」

澪「ゆ、唯はどんな部活をやってるの?」

唯「ほほう、よくぞ聞いてくれました! 実は私は軽音部に所属してるんだよ!」

澪「けいおんぶ……?」

唯「私はギターとボーカル担当でね、そして二年生にして部長でもあるのです!」

澪「それって凄いことなんじゃ……」

唯「……タネを明かすと、部員が私含めて二人しか居ないだけなんだけどね……」

澪「あ、そうなんだ……」

唯「三年生はみんな居なくなっちゃったし、一年生の入部希望者は一人も来なかったし、ぶっちゃけ存続の危機」

唯「ま、仕方ないって割り切ってるけどね。だから今は残り少ないであろう部活の時間を出来るだけ有意義に使おうとしてるんだ」

唯「多分、このままの状況が続けば廃部だからさ……」

澪「……唯も大変……なんだな」

唯「でも悪いことばかりじゃないよ。もう一人の部員……ムギちゃんて言うんだけどさ」

唯「そのムギちゃんと部活の合間にするティータイムの時間が凄く心地良いんだ〜♪」

澪「ティータイム? 部活中にお茶するの?」

唯「うん! 先生に見つからないようにコッソリだけどね」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2012/11/09(金) 10:35:42.77 ID:XrkdY4yY0<> 唯「そうだ、今日のティータイムに澪ちゃんも一緒に来ない? ムギちゃんの淹れるお茶はとっても美味しいよ!」

唯「澪ちゃんにも一度飲んでみて欲しいな」

澪「……さ、誘ってくれるのは嬉しいけど、わ、私は部外者な訳だし、邪魔になるかも……」

唯「何言ってんのさ? 澪ちゃんは部外者じゃないよ。だって私の友達だもん!」

澪「……」

唯「駄目?」

澪「……行く」

唯「やった! 決まりだね!」

唯「放課後に音楽室にまで来てね。そこでいつも活動してるからさ」


キーン♪ コーン♪ カーン♪ コーン♪


唯「予鈴だ。また後でね」

澪「うん……また……」

澪「……」

天使律「ポジティブのお手本みたいな感じだな。澪とは正反対だ」

澪「……律」

天使律「うん?」

澪「また、友達が出来た……!」

天使律「……」

天使律「……やったな!」

澪「うん!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2012/11/09(金) 10:37:34.01 ID:XrkdY4yY0<> 今日はここまで
最初に書いておくの忘れてましたが澪達は二年生の設定です <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/09(金) 10:53:07.10 ID:8YJAA9v+0<> 乙。
唯がポジティブで、ムギもいい子そうだから、これは良SSの予感。
憂はどうするんだろうか? <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/09(金) 13:30:52.08 ID:upXaO6ODO<> 乙です。
これからも楽しみにしています。頑張ってください。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(空)<>sage<>2012/11/09(金) 20:52:10.49 ID:9zk+pF+Po<> 憂も気になるが
原作だと2年生時に澪とクラスメイトの和ちゃんは?
それとさわちゃんも気になるな
先生に隠れてのティータイムってあるしさ
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/12(月) 06:51:12.86 ID:fwLO2vw40<> 少し投下します <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2012/11/12(月) 06:52:04.77 ID:fwLO2vw40<> 放課後 桜ヶ丘高校 音楽室

澪「……」

天使律「入らないのか?」

澪「……どうやって入ろうか考えてるの。『こんにちは』って言いながら入るべきなのか、それとも丁寧に『失礼します』と言った方が良いのか……」

天使律「私だったら『おいーっす』って言うけどね」

澪「そ、そんな恐れ多いこと出来るか! 私はお茶会に招待された側の人間なんだぞ」

澪「……変な態度取って嫌われたらどうするんだよ」

天使律「……」

天使律「難しく考えすぎだと思うけど」

天使律「これは私の持論だけどさ、友達の定義ってのは自分の素を出せるかどうかだと思うんだよね」

天使律「今の澪みたいに他人行儀で遠慮してる方が相手に失礼なんじゃねーの?」

澪「……そういうものかな」

天使律「そういうもんだよ」

天使律「ほれ、入った入った!」

澪「わ、分かってる、押すな!」

澪「(ドキドキ……)」

ガチャッ

澪「ど、ど、どうもっ!」


紬「あら?」

唯「澪ちゃんだ! いらっしゃーい!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2012/11/12(月) 06:54:44.87 ID:fwLO2vw40<> 紬「唯ちゃんの知り合い?」

唯「うん、昨日からお友達になったの」

澪「は、はひっ、初めまして……あああ秋山澪って言います……」

紬「初めまして、琴吹紬です。唯ちゃんのお友達なら私にとってもお友達よ。宜しくね」

澪「そ、そうですか……じゃなかった、そ、そうか宜しく……」

天使律「この子がムギちゃんか。美味しそうな眉毛してるなぁ」

唯「澪ちゃん座って座って! ちょうど今からお茶を淹れるとこだったんだ」

澪「あ、うん……」

――――――

――――

――

紬「熱いから気をつけてね」

澪「あ、ありがとう」

唯「ムギちゃん、ジャムあるかな?」

紬「ええ、確かそこの棚に閉まってたような……」

澪「……」ごくっ

澪「……美味しい」

紬「ふふ、良かった」

唯「ムギちゃんの淹れるお茶は世界一だよ〜♪」

紬「大げさよ唯ちゃん」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2012/11/12(月) 06:59:55.10 ID:fwLO2vw40<> 紬「おかわりが欲しくなったらいつでも言ってね」

澪「う、うん」

唯「ムギちゃんおかわり〜」

紬「唯ちゃん早い……もっと味わって飲んで欲しいなぁ」

唯「味わってるよ? ムギちゃんのお茶が美味しすぎるのがいけないのさ」

紬「そうなの? なら今度からは不味く淹れるわね」

唯「ええええっ!?」

紬「冗談よ〜♪」

澪「……なぁ、いつもこんな感じなのか?」

唯「むー……そうだね。一日中お茶して終わることもあるよ」

唯「練習をしたくても二人だけだとどうしても限界があるから」

紬「せめて一人くらい新入部員の子が来てくれたら良かったんだけど」

唯「軽音は人気無いのかね……」

澪「……軽音ってどんなことするの?」

唯「みんなの前で歌ったり演奏したり」

澪「(うん。私には無理だな)」

天使律「(とか、思ってんだろーなこいつ)」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(空)<>sage<>2012/11/12(月) 07:18:20.05 ID:dzL55/eJo<> 乙
ホントに短いww <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/12(月) 09:29:06.24 ID:YetwpoeE0<> 乙。
最終的にはこのHTTの編成は唯澪紬憂純になるのか、
唯澪紬憂和になるのか、
どっちだろう? <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)<>sage<>2012/11/12(月) 11:36:15.45 ID:4xPiNq7Jo<> 唯澪紬の3人かもよ? <> 1<>sage saga<>2012/11/12(月) 12:51:46.06 ID:fwLO2vw40<> スローペースですみません
諸事情によりあまり筆が進まなかったもので……

これからは出来るだけ投下量を増やせればと思ってます <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/12(月) 19:33:48.69 ID:gLc+axdKo<> 俺は別にスローペースでもそんなに問題は無いが
完全にヤル気が無いまま放置されるのだけは勘弁な <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/12(月) 21:19:02.69 ID:wBXw7cFDO<> >>1さんのペースでゆっくり書き上げていってください。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/14(水) 13:05:50.64 ID:Zbzh6YLd0<> 投下します <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2012/11/14(水) 13:06:29.66 ID:Zbzh6YLd0<> 唯「とっても楽しいのになぁ、音楽ってさ」

唯「私なんかね、どんなに悩んでたりしても少しギー太……あっ、ギー太ってのは私のギターの名前ね」

唯「少しギー太を弾けばすぐ楽しくなっちゃって悩みなんか吹き飛んじゃうんだ」

紬「私もキーボードを弾いてる時はいつもの自分とは違う自分になれたような気がして凄く面白いわ」

澪「そんなに楽しいんだ……」

唯「お、興味ある? 途中入部いつでも大歓迎だよ」

澪「いや、別に」きっぱり

唯「ありゃりゃ……」

紬「澪ちゃんは背が高いからきっとステージ映えすると思うわ」

澪「む、無理無理。私楽器何も弾けないし、それ以前に皆の前で演奏するとか想像しただけで」

澪「……吐くかも」

唯「リバースしちゃうレベル!?」

天使律「緊張しいにも程があるだろ澪」

紬「大丈夫! ちゃんとフォローするから!」

唯「ちなみにうちは未経験者でも大丈夫だよ。私も去年からギター始めたばかりだもん」

澪「それでも無理。……ごめん」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2012/11/14(水) 13:07:00.39 ID:Zbzh6YLd0<> 唯「そっか……どうしてもってなら無理強いは出来ないよね」

紬「残念だけど仕方ないわ。でも入部はしなくても、遊びには来てね?」

澪「そ、それは勿論!」

紬「良かった♪」


コツコツ……


唯「む? この足音は……」

唯「顧問の先生だ! 大変、ティーセット隠さなきゃ!」

紬「こんな所見つかったら、『学校をなんだと思ってるんだー』ってまた言われちゃうものね」

唯「ティータイムが私達にとってどれだけ大切か先生は分かってないんだよ」

澪「じ、じゃあ私はこれで……」

唯「うん、またねー」

紬「またお茶しましょー」

澪「うん、ありがとう」

ガチャッ

モブ顧問「平沢、琴吹、居るな? 練習始めるぞ。といっても自由練習だが……」

モブ顧問「ん? 誰だお前」

澪「し、失礼しましたー!」ぴゅー <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2012/11/14(水) 13:07:35.08 ID:Zbzh6YLd0<> 放課後 桜ヶ丘高校 校庭

澪「思わずここまで逃げてしまった……」

天使律「面白い子達だったな。仲良くなれそう?」

澪「あ、うん……唯も紬さんも私なんかを友達って言ってくれるくらい良い人だし、もしかしたら……かも」

天使律「……軽音部だっけか? 入ってみりゃ良かったじゃん。もっと仲良くなれるかもしんねーよ?」

澪「え……それはちょっと……」

天使律「ちょっと……なんだよ?」

澪「……さっき私の話聞いてたろ。私は人前に立ちたくないんだ」

天使律「……」

澪「というか、あまり人と関わりたくない」

澪「もうひっそりと暮らしたい」

天使律「でも自分を理解してくれる友達は欲しいと」

澪「う……」

天使律「澪……お前、クッソ面倒臭い人間だな」

澪「……やっぱり死んだ方が良いのかな」

天使律「まーたネガる……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2012/11/14(水) 13:08:46.36 ID:Zbzh6YLd0<> 澪「……」いじいじ

天使律「ふむ……」

天使律「よしゃ、私に良い考えがある」

澪「……?」

天使律「今度の休みの日、私と君が出会った公園に来い」

澪「……何するの?」

天使律「取り敢えず今の澪に必要なのは『自信』だ」

天使律「その『自信』をあげよう」

澪「? ?」

天使律「今は分からなくて良いさ。それじゃあな。忘れんなよ」バサァッ!

澪「うわっぷ! ……けほけほ」

澪「飛んでっちゃった……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2012/11/14(水) 13:09:28.43 ID:Zbzh6YLd0<> 天界

天使和「梓ちゃん、これお願い」

天使梓「はいです」

天使和「りっちゃんはまたサボタージュ?」

天使梓「なんか変な人間に入れ込んでるみたいです。なんとなく気になるとかなんとか」

天使和「人間に?」

天使梓「私はさっさと手を引けって言ったんですけどね」

天使梓「人間と関わった天使は大体ロクな最期になりません」

天使和「随分な言い方するわね」くすっ

天使梓「事実ですから」

天使梓「それに……」

天使和「それに?」

天使梓「いえ、なんでもないです」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2012/11/14(水) 13:10:32.63 ID:Zbzh6YLd0<> ここまで <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/14(水) 14:20:53.41 ID:y1andtLE0<> 乙。
>>40にレスさせて頂いた者だが、編成は唯澪紬憂純になりそうだな。
流石にさわ子が天使って事があっても、憂までそうはならないだろう。
姉妹設定を考えると、唯が人間で、憂が天使っていうのはおかしいと思うので。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/14(水) 15:30:37.20 ID:xRUgpatqo<> 和ちゃんが天使か
律は天界でも和に怒られてそうだなww <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/15(木) 13:03:39.82 ID:wn7N9gmV0<> 数レス投下 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/15(木) 13:04:07.48 ID:wn7N9gmV0<> 人間界 公園

澪「……ここだよな」

澪「『自信』をくれる……って言ってたけど何をするんだろ」

天使律「おー、来たな」

澪「律? ……何その格好」

天使律「人間界のファッション雑誌見て参考にしてみたんだ。似合う?」

澪「うん……格好良いんじゃないかな? よ、良く分かんないけど」

天使律「そう? さんきゅー」

天使律「いやー、普段着ない服とか着てみたりするとさぁ以外と楽しいもんだよな」

天使律「新しい自分を発見出来たみたいでさ。んで、私ってイケてるんじゃね? とかとか思っちゃったりすんの」

澪「はぁ……」

天使律「という訳で澪も着替えようか」

澪「え?」

天使律「……の前に美容院かな。髪伸ばし放題にしてると暗いイメージ持たれるぞ?」

澪「話がよく見え……」

天使律「ぶつくさ言ってないでついて来い」ガシッ

澪「お、おい、ちょっと! どこに連れてく気だよー!」ずるずる…… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2012/11/15(木) 13:04:46.93 ID:wn7N9gmV0<> 二時間後

澪「……」

天使律「お、見違えたじゃん澪。お姫様みたい」

澪「……まさかこんな形で初美容院を経験するとは思わなかった」

天使律「え? 美容院行ったこと無かったの? 私も人間界のは行ったこと無いけど」

澪「行ったことある訳無いだろ。美容師さんと1対1でお喋りしながら髪を切って貰うとかどんな拷問だよ」

澪「……さっきは本当に死ぬかと思ったんだからな。私、『あっ』と『はい』しか喋れなかったぞ」

天使律「ならさ、普段は髪の手入れどうしてたの?」

澪「マ……お母さんに切って貰ってた」

天使律「あ……そうなの……」

澪「……もう二度と美容院行かない」

天使律「そう言うなよー。でも綺麗にはなったろ?」

澪「あまり変わってないぞ……長さ整えて髪色を少し明るくしたくらいだ」

天使律「変わった変わった。すげー可愛くなった」

天使律「澪はさ、元の素材は良いんだからもっとそこら辺気遣えば良いのに」

澪「……そう……なのか? ……そんなこと言われたの初めてだ」

天使律「じゃ、次は服だな」

天使律「服屋に向かって出発進行!」ガシッ

澪「い、いちいち引っ張るなよー!」ずるずる…… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2012/11/15(木) 13:06:11.93 ID:wn7N9gmV0<> 服屋 試着室

澪「……このスカート変かな?」

天使律「変とまでは言わないけどセンス無いな」

澪「……つまり変なんじゃないか」

天使律「その服に合わせるんなら、スカートよりこっちのパンツの方が良いんじゃない?」

澪「似合わないよ私にはそーゆーの……」

天使律「んなこたねーよ、この方が元気で明るい感じになって可愛いぞ」

澪「だ、だから似合わないんだよ。私が……」

天使律「とりあえず合わせてみろって! ほらほら!」

澪「ひゃあっ!? む、無理やり脱がすな! 着るから! 着てみるから!」

――――――

――――

――

澪「……ど、どう?」

天使律「……」

澪「……着替える」ぐすっ

天使律「可愛い」

澪「……嘘だ」

天使律「嘘じゃない。自分で鏡見てみろよ」

天使律「超可愛い。天使が嫉妬しちゃいそーなくらいに」

澪「……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2012/11/15(木) 13:07:10.75 ID:wn7N9gmV0<> 公園

澪「服にお金使ったの久しぶりだ……」

天使律「そんだけの価値はあったろ?」

澪「……まぁ、多分、恐らく」

澪「でもどうしてこんなことを……?」

天使律「言ったろ? 『自信』をあげるってさ」

天使律「人が人と関わる時にまず目に入るのは外見だからな。とりあえず澪の外面を良くしてみようかなと」

天使律「見た目が良ければそれだけで好印象を持たれやすいし、多少の性格の難は許される」

天使律「何より自分を磨けば磨くほど自分を好きになることが出来る。そして自分を好きになることが出来れば、自分に自信が持てるようになる」

天使律「自分に自信が持てるようになれば……怖かったものが怖くなくなる」

天使律「ってことで少しずつ自分を変えていけばさ、そのネガティブな性格も直るんじゃね?」

澪「……おせっかい」

天使律「だって友達だし」

澪「……」

天使律「どーよ、少しは自信持てそう?」

澪「見た目変えたくらいですぐに変われるかよ……」

澪「……でも」

澪「……」

澪「……勇気は貰った気がする」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2012/11/15(木) 13:08:29.05 ID:wn7N9gmV0<> ここまで
着地点までの構想はちゃんとあるけど迷走しないか心配 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/15(木) 23:18:38.72 ID:0msXbAD0o<> 乙 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(神奈川県)<>sage<>2012/11/16(金) 00:10:14.57 ID:uDWS+/sDo<> 乙
別に多少の迷走してもいいんでないの? <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/17(土) 14:59:23.11 ID:5ocobJ/DO<> 乙です。
これからも楽しみにしています。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(和歌山県)<>sage<>2012/11/21(水) 22:10:31.00 ID:9mQC7Zl80<> まだー <> 1<>saga sage<>2012/11/22(木) 10:17:48.13 ID:vt7WKpCi0<> 今後の展開で絶賛迷走中で書いては消してを繰り返してる状態です
続きはもう少しかかりそうです <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/22(木) 10:37:09.17 ID:Tw7bDwkDO<> 楽しみにして待っています。
これからも頑張ってください。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(空)<>sage<>2012/11/22(木) 18:51:29.96 ID:DJiIbjt4o<> 何回書き直しても別に良いと思う
こうして経過報告してくれるだけでもかなり違う
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/23(金) 21:34:28.52 ID:LZShRihDO<> 澪さんの扱いが酷くなくてりっちゃんが天使ならそれだけでいいです <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/28(水) 00:05:23.93 ID:g+HsQP/DO<> 続きを楽しみにしています。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/30(金) 11:01:46.66 ID:8o5M6khco<> 待ってる <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/04(火) 15:33:54.92 ID:KGj9akODO<> これからも頑張ってください応援しています。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/22(土) 06:52:35.96 ID:cjIzw1pDO<> 生存報告だけでも… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/01/02(水) 23:04:31.70 ID:/G8ImEbY0<> まだか <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/01/09(水) 07:33:08.05 ID:/jPubaFDO<> 待ってるよ〜 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/01/22(火) 00:11:25.58 ID:BjtP5xW20<> まだなの? <>