VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage saga<>2012/11/07(水) 23:02:19.46 ID:nZWgagDG0<>

レポ「……とのコメントを頂きました!」

『意気込みの程は?』

悪手下「いつも通りワクワクするぜぇ!」


レポ「流石は悪役人気投票で第4位に選ばれた今売れっ子の悪党ですね!」


悪手下「おうよ、今日も楽しく愉快に悪い事するぜテレビの前のみんな!」ニカッ



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1352296939
<>悪の手下「守らなきゃいけない何かがあるんだ」ドヤァ VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/07(水) 23:13:27.13 ID:nZWgagDG0<>
悪手下「とうッッ!!」シュバァッ

< スタッ

悪手下「ゲッヘッヘ 古典的ながらも古くから愛されてきた悪い事……」ギロッ


悪手下「全員手を上げろー!!」

< 「な、なに!?」

< 「やだ、銀行強盗型の怪人!?」

悪手下「隙あり」シュバァッ


< 「…?」


悪手下「ゲッヘッヘ パンツは頂いたぁぁ!!」

< 「きゃぁああああああ!!」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/07(水) 23:23:46.15 ID:nZWgagDG0<>

「そこまでよ、人類のバイキンマン」


悪手下「ぐぬぬ? この発情してしまいそうな具合にサディスティックな声は!」


『テレビの前のみんな! どうやら今日も悪手下をやっつけるために来てくれたみたいだぞ!』

『さあ名前を呼んであげよう!』


< 『【サイバー・ガール】ーーーー!!』


Sガール「……」

悪手下「いつも照れるよなお前」

Sガール「だ、だってサイバーって……なんか、恥ずかしい」

悪手下「それでもヒーローかてめぇ!!」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/07(水) 23:26:11.08 ID:Oj5NjNHIO<> よくわからないけどワンパンマンのパクり? <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/07(水) 23:36:36.76 ID:nZWgagDG0<>

『今日も二人は理解不能な喧嘩から始まったぞぉ!』


Sガール「け、喧嘩じゃない…」

悪手下「おいやめろ喋るな」


< シュバァッ!!

悪手下「そんなことよりSガール! この俺様から盗みたてホッカホカのパンツを取り返すのかぁ?」

Sガール「若くて肉食系男子に耐性の無い女の子の純情を汚させはしないわ」キッ

悪手下「ゲッヘッヘ ならば貴様のパンツも剥ぎ取ってくんかくんかしてやるわぁ!!」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/07(水) 23:49:33.94 ID:nZWgagDG0<>

< シュバァッ!!

悪手下「俺様の動きが捉えられるかなぁぁ可愛い子ちゃんよぉ?」シュバシュバシュバァッ!!

『出ました悪手下の得意技、【忍者ステップ】です!』


Sガール「……相変わらず見えない」

悪手下「ゲッヘッヘ なら、パンツは頂いていいんだなぁ!」シュバァッ

Sガール「パンツ、そもそも履いてないもの」

悪手下「!?」


Sガール「【サイコキネシス】!!」ギィンッ

< ボゴフォォオ!!

悪手下「ぐおぁああああ!!?」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/07(水) 23:59:47.40 ID:nZWgagDG0<>

・・・しばらくして


男「ひどいやひどいや……俺べつにそんな悪い事してないのにひどいや…」グスンッ

女「……」なでなで

男「ここ最近まともな戦闘してないのに、いきなり必殺技って…」

女「男」なでなで

男「なんだよう」グスンッ


女「私がいるのに……他の人のパンツを盗む事をチョイスした男が悪い」グスンッ

男「うん ぼくがわるかったよ ごめんね」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/08(木) 00:12:29.51 ID:CwmZJdRd0<>

(紹介しよう、男の前にいるこのクラスの隅っこにいそうなクーデレ系美少女……女は何を隠そう)

(中級ヒーローとして今売れっ子の【サイバー・ガール】なのだー!)

(男との関係は恋人以上夫婦未満なりぃ……////)



女「男……私と男はただのクラスメイトのはず」ギロッ

男「す、すんません…」

男「でもさー、テレビの中では『カップルを越えたライバル関係』って言われてんじゃん」

女「……」

男(お、照れた)

女「照れてない」


※ サイバー・ガールは心の声が常に聞こえる

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/11/08(木) 00:13:26.99 ID:CwmZJdRd0<> おやすみなさい <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)<>sage<>2012/11/08(木) 01:06:45.28 ID:8OSpx8ydo<> 嫌いじゃない <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/09(金) 11:32:00.23 ID:rRi7kLkT0<>

時は20XX年……!!

世界中に謎の隕石が落ちた事によってそれまでの社会は失われ、世紀末な日々が続いた。

そんなある時、1人の男がその名を高らかに告げるのだった!


・・・『正義のヒーロー、【ジャスティス】参上』……と。



まず世界中の人間が笑い転げ、男を馬鹿にした。

そして彼等はほんの数日で腐敗しきっていた目を覚ます事になるのだ。

そう、【ジャスティス】が約5000件近い事件や悪人を一掃したからだった。

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/09(金) 12:25:32.13 ID:rRi7kLkT0<>

その後、【ジャスティス】は特殊な金銭システムを作り上げると同時に会社を設立。

七つに分けられたクラスに性別年齢人種に関わらず採用した『ヒーロー』を育成。

ある程度の育成を終えた者は【ジャスティス】から世界中に落ちた隕石を拾うよう指示され、『能力』を得る。


後は【ジャスティス】の作り上げた金銭システム通りヒーローが活躍した分に合わせ報酬を自然発生させる。

まさに『ヒーロー』が新たな社会の要となる筈だった。

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/09(金) 12:34:40.27 ID:rRi7kLkT0<>
『光ある所に影あり』

この言葉が示す通り、ヒーローという職業を激しく嫌う……いわゆる『悪党』がその残忍な面を見せ始めたのだ。


『ヒーローカンパニー』設立から四年で、ヒーローが集団にリンチされたり殺害される事件が多く上がり…

過激な悪人が激増した。


そこで再び現れたのが、凄まじいカリスマを持った男だったのだ。



・・・『悪の帝王【サイアーク】の下に悪人共よ集え』、と。



如何にも痛々し過ぎる男に世界中が引いた。

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/09(金) 12:51:18.53 ID:rRi7kLkT0<>

しかし、この【サイアーク】が作り上げた金銭システムや『ヒーローカンパニー』に酷似した会社機能は悪人達には魅力的だった。

ある者は特殊能力を手に入れたいがために。

またある者はヒーローよりも簡単な『悪のお仕事』内容に比べた報酬の高さに。


悪人達はそれぞれの価値観を元に『悪の結社』に次々と入社していった。


こうして、世界は『ヒーロー』と『怪人』という職業が頂点となった新時代を迎えるのだった。


<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/09(金) 13:01:42.02 ID:rRi7kLkT0<>

妹「ケホ、ケホ……苦しいよお兄ちゃん…」

兄「妹、ごめんな…!! うちが貧乏なばかりに満足に病院にも行かせてやれなくて……」

妹「大丈夫だよお兄ちゃん、私知ってるよ? 寒い日もお兄ちゃんが毎日マッチを路上で売ってるの……」

兄「お、お前……」

妹「いつもありがとう、お兄ちゃん……」にこっ


< ぱたっ


兄「い、妹ぉおおおおおお!!」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/09(金) 13:09:51.60 ID:rRi7kLkT0<>

< バリィィン!!

兄「!?」


キンカン「俺の名は怪人【キンシン・ソーカン】だ、キンマンと呼んでくれ」ドン

兄「怪人だと!? 何をするつもりだ!」

キンカン「この薬、妹さんに飲ませてやんな」ぽいっ

兄「なんだこれ」

キンカン「妹さんの病気を瞬時に治してくれるぜ」

兄「本当か!?」バッ


兄「妹……これを飲むんだ」

妹「ん…」

兄「妹、口を開けてくれ!」


キンカン「口移ししないと妹は死ぬぜアンちゃんよ!!」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/09(金) 13:42:52.48 ID:rRi7kLkT0<>

< ちゅ…チュルッ……ゴクッ


妹「……お兄ちゃん?」パチッ

兄「妹!」

キンカン「へへ、良かったな」

兄「なんて礼を言えば…」

キンカン「礼には及ばねえさ、妹にキスでもしてやんな」


キンカン(本当は今、コイツらはキスどころかヤりたいとすら思ってるはずだがなぁあ!!)

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/09(金) 14:27:25.16 ID:rRi7kLkT0<>

Sガール「そこまでよ」バン


キンカン「な、なんだ貴様はぁ!?」

キンカン「……!! ま、まさか」


レポ「さぁ本日初の『善悪バトル』は、【サイバー・ガール】VS【キンシン・ソーカン】の対決になりそうです!」

キンカン「くそが! 対戦かよ!!」

レポ「我らがSガールの相手は怪人キンカンですが、どうやら早くも戦意喪失か!」

キンカン「うるせぇ! どうみても俺はバトルタイプじゃないだろが!」


レポ「キンカンさん、意気込みは?」

キンカン「畜生!! レポーターてめぇ兄弟いるか!」

レポ「可愛い姉がいますが先日病死しました」

キンカン「……」


Sガール「…な、なんて酷い事(コメント)を……」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/09(金) 14:32:37.85 ID:rRi7kLkT0<>

Sガール「レポーターさんの心を抉る行為……許す訳にはいかない」

キンカン「おう…早く必殺技でぶっ飛ばしてくれ」

< 「待って下さい!」

キンカン「!」


兄「妹を助けて下さり……ありがとうございました」

キンカン「・・・アンちゃん」

キンカン「…おうよ」キリッ


キンカン「行くぜサイバ…
Sガール「【サイコキネシス】!!」ギィンッ

< ボゴフォォオ!!!!

キンカン「ぐあぁああああああ!!?」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/11/09(金) 14:38:31.04 ID:rRi7kLkT0<>

女「……グスンッ…グスンッ」ポロポロ

男「『サイバー・ガール、不意打ちによる大勝利で悦楽か』…あちゃー」ガサッ

女「そんなつもりじゃ……グスンッ」

男「うん、まぁ、あるよな…たまに、うん」

女「もうヒーローやめる」

男「よしちょっと待ってろ、会社に連絡してからSガール討伐の申請すっから」

女「分かった分かったやめない…!!」


男(いやー、いつかやるとは思ってた)

女「【サイコキネシス】!!」ギィンッ

< ボゴフォォオ!!!!

男「ぐあぁああああああ!!?」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/09(金) 14:53:28.91 ID:rRi7kLkT0<>

強盗「オラァ!! 早くカネ持ってこいや!」ガチャ

女児「ぱぱーっ!」


父親「よせ! 娘を人質にするなぁ!」

強盗B「うるせぇぞ、見せしめに殺ってもいんだぞ?」

女児「ぱぱぁぁ!!」


< バリィィン!!

強盗「!?」


ショッカー手下「チッチッ、子供を人質にする時は優しくしなきゃ駄目だぜ」ヒィッ

強盗B「なんだてめぇは!!」ガチャッ

ショッカー手下「俺の名は怪人【ショッカーの手下その一】……銃を下ろしな、俺は藤岡ヒ◯シの打撃でしか倒せないぜ」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/09(金) 15:00:10.90 ID:rRi7kLkT0<>

強盗「グフッ」ドサッ


女児「ぱぱっ!」タタッ

父親「女児! ああよかった、無事か」

ショッカー手下「娘さんをしっかり抱いてな」

父親「ありがとう、君はヒーローなのかね」

ショッカー手下「怪人だが」

父親「えっ」


ショッカー手下「あぁ、全員動くなよ、銀行強盗は続行だからな」


<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/09(金) 16:16:49.81 ID:rRi7kLkT0<>

< prrr

女「……近所の銀行で強盗だって」

男「あー、やめといた方が良いぞ」

女「?」

男「怪人【ショッカーの手下その一】、名前通りの能力者でさ」

男「随分昔に流行ってた特撮の『仮面ライダー』の俳優でしか倒せないんだと」


女「……不死身ってこと?」

男「いや、奴に自分がその俳優に見えるように錯覚もしくは暗示かければ攻撃は効く」

女「……」

男「催眠術かけようとしても、先に殴られたら手も足も出ないぞ」

女「そう……教えてくれてありがとう」

男「ん、パートナーだし」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/09(金) 16:38:01.20 ID:rRi7kLkT0<>

民間人「うわぁぁぁあ!! 誰か助けてくれぇぇ!」

ヤクザ「るせぇわゴルァ、ぬっころすぞ? アァン!?」ボゴッ

民間人「だ、誰かぁ! 誰かぁ!!」


< 「ちょ、ちょっと……ヒーローはまだなの?」

< 「もう電話したんだけど……」

< 「何とかしてあげられないのか!」



悪手下「とう!!」シュバァッ

< ドゴォォオ

ヤクザ「ゴファァ!?」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/09(金) 16:47:28.78 ID:rRi7kLkT0<>
ヤクザ「な、なんだてめぇえ……」

悪手下「怪人【トゥーグローブ】、通称は悪手下で通ってます!」

ヤクザ「自己紹介なんて求めてねぇよ!!」

悪手下「お求めの物はなんでしょ」

ヤクザ「ツナマヨおにぎりで」



悪手下「……ノリノリだな」

ヤクザ「……うるせぇ」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/09(金) 16:53:24.72 ID:rRi7kLkT0<>

ヤクザ「死にさらせぇぇ!!」ガバッ

悪手下「遅い遅い」シュバァッ

< シュバァッ!!

< ドゴォォオ


ヤクザ「」ドサッ

悪手下「……よし、ノリは良くても大した奴じゃないのな」


悪手下「さて、んじゃ早速悪のお仕事しようかな」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>sage<>2012/11/09(金) 18:09:17.10 ID:sJ2KR8qDo<> 面白い
支援 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/09(金) 21:13:29.51 ID:rRi7kLkT0<>

宝石商「ななな、なんだね君はぁぁ!」

悪手下「悪の手下だよ、ここにある『トラペゾヘドロン』とかいう宝石はどこにある」

宝石商「素直に言う訳ないだろう!!」

悪手下「だよな」パチンッ


< スタッ

サトリ「……」

悪手下「ばしょは?」

サトリ「宝石商の指輪がリモコン、押せば扉が開く」

宝石商「な…ぁ!?」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/09(金) 21:23:32.28 ID:rRi7kLkT0<>

< シュバァッ!!

悪手下「首尾よく手に入ったな、サトリを連れてきて正解だったぜゲッヘッヘ」シュバァッ

サトリ「中級任務扱いの割りに盗みに行く物が凄かったから来たの、後でよく見せて」

悪手下「おーけーおーけー!」シュバァッ


サトリ「…!」

悪手下「ヒーロー?」

サトリ「うん、低級と上級ヒーロー……私達が相手するのは難しい」

悪手下「逃げ切れるか」

サトリ「悪手下は平気……」

悪手下「りょーかい、サトリが逃げ切れないのな」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/09(金) 21:29:36.08 ID:rRi7kLkT0<>

悪手下「よっ!」バッ

サトリ「……!」

悪手下「肩車で逃げるから、ちゃんとしがみついてろよ!!」シュバァッ

サトリ「ひぁ……!」ギュッ


< 「くそ、肩車して逃げ始めたぞ!」

< 「スピード系の怪人です!」


サトリ「さすがね、伊達に中級怪人の人気者やってないわ」

悪手下「まー、たまに速さが意味を為さない相手がいるんだけどな」

サトリ「Sガール?」

悪手下「サイコキネシスって距離関係無くて……」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/09(金) 21:36:03.48 ID:rRi7kLkT0<>

お面ライダー「おい、会社に連絡するんだ」

バイクマン「なんて!」

お面ライダー「近くにSガールがいないかだ! 上手くやればあいつが『対戦』に持ち込める!!」

バイクマン「でも二対一って……分が悪いんじゃ」


お面ライダー「ヒーローなんだからそのぐらい出来なくてどうすんだ! 早く連絡!」


<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/09(金) 21:40:10.68 ID:rRi7kLkT0<>

< prrr

女(怪人【トゥーグローブ】と【サトリ】が世界に1つしかない宝石、『トラペゾヘドロン』を持って逃走中)

女(……近くに【サイバー・ガール】がいる場合は至急向かうように?)


女(男……宝石なんて盗んでたんだ)

女(……行こっかな)バサァッ


Sガール「……【テレポート】」ギィンッ


< パッ


<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/09(金) 21:48:26.89 ID:rRi7kLkT0<>

サトリ「……!! 冗談じゃないわ、本当にSガールが来る!」

悪手下「ぎやぁぁぁあああ!!? 一番最悪なパターン!?」

サトリ「ちょっと、やだ! 下ろして!」

悪手下「なんで!?」

サトリ「あんたの後頭部に股間密着させてたらあの女にボコボコにされるじゃない!!」

悪手下「生々しい言い方すんな!! 興奮して俺のJr.が波動砲になるだろがぁぁあ!!」

サトリ「心の底から本気で波動砲とか思ってんじゃないわよ変態!!」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/10(土) 19:05:11.21 ID:v1BCeVaQ0<>

悪手下「に、逃げ切れないな……どうする?」

サトリ「どうするって、追いつかれたら『対戦』になるわね」

悪手下「二対一か」

サトリ「……」

サトリ「あんたは逃げなさい、私がSガールと戦う」スッ


悪手下「良いのか?」

サトリ「同じエスパー型の怪人なら、互角に持ち込めるかもしれない」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/10(土) 19:09:46.35 ID:v1BCeVaQ0<>

サトリ「……返事はOKみたいね」

悪手下「心を読みやがったな」

サトリ「ついでにいらないものもね、明日の放課後『トラペゾヘドロン』を見せてね」

悪手下「あちゃー……」

悪手下「まぁ、任せたぜ」シュバァッ

サトリ「じゃあね」



< スタッ

Sガール「…! サトリだけ?」

サトリ「文句があるなら聞くよ【サイバー・ガール】」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/10(土) 19:22:26.74 ID:v1BCeVaQ0<>

・・・後日


後輩「……こんにちは」

男「うわ、後輩だったのかお前」

後輩「そっちこそ同じ学校の、しかもあの男君とはね」

男「なんだよそれ」

後輩「……別に、それより見せて」

男「これこれ」キラッ

後輩「……」

後輩「……」じー


後輩「男君、私と結婚して下さい」

男「時価35億円付きだからだろこの野郎!!」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/10(土) 19:27:55.67 ID:v1BCeVaQ0<>

女「……結婚しちゃえば良かったのに」グスンッ

男「泣くな、もう一度言うぞ? 泣くな」

女「……無口系ばかりナンパするくせに」

男「悪かったってーゲッヘッヘ」

女「【ナイトメア】!!」ギィンッ


男「うぎゃあああぁぁあああ!!? 小さい頃のトラウマが何故か再発ぅぅ!?」

女「……今回サトリと戦って編み出した必殺技」

男「これはヤバい……悟空が裸足で逃げ出すレベル」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/10(土) 21:51:47.38 ID:v1BCeVaQ0<>

女「……ただいま」ガチャン

女「………」

女( まぁ、独り暮らしだから当然 )スタスタ

< パカッ

女( ヤクルト……ないや )


女「……」スタスタ

女「!」

< カサッ


『ペンダント風にサトリの奴に仕上げて貰った、これで機嫌直してくれよ』


女「………」

女「……」クスッ

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/10(土) 22:00:38.56 ID:v1BCeVaQ0<>

ワラシ「ミッション完了、置いてきてやったよ」スタッ

悪手下「サンキュー【ザシキワラシ】、お前の能力ならあいつの家に『トラペゾヘドロン』置けるからな」

ワラシ「自分で置きに行けっての、中級ヒーローの家に侵入すんのこぇんだぞ」

悪手下「合鍵持ってねえんだよハゲ」

ワラシ「ハゲてねぇし女だし」

悪手下「……」

ワラシ「んだよ」

悪手下「いや、俺の身近にいる怪人仲間って女ばっかだからSガールを怒らせたのかなーとな」

ワラシ「死ねハーレム野郎、きめぇんだよ」

悪手下「うるせぇ俺は一途派だ」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/10(土) 22:23:07.26 ID:v1BCeVaQ0<>

・・・・・・・・・


「……この報告は本当の事なのか?」

手下「間違いありません、数々の怪人やヒーローが死亡しています」

「…ムゥ」

「どうする? 【サイアーク】様にお願いするか」


ハイアーク「馬鹿な、それではこの【ハイアーク】が無能であると思われてしまうだろう!」

イービル「だがどうする、相手は間違いなく怪人もヒーローも殺す……殺人者だ」

ハイアーク「【イービルアーク】、先ずは信頼できる中級の怪人を偵察に出すべきだ」

ハイアーク「それに、この事態に対して『ヒーローカンパニー』がどう動くかも見たいからな」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/11(日) 21:44:22.54 ID:VtKbL70y0<>

< prrrrrr

女「? 会社から緊急メール……」

男「カンパニーから? なんだって?」

女「……長期間出張」

男「は!? ど、どこに!?」


女「香港のとある邸宅だって、詳しくは明日の朝に来る迎えが説明するって」


男「……ち、中国っすか」

女「うん」

男「あー、俺も今メール来たわ」

女「?」

男「ついてく!! 遠距離はNTRのフラグなの!!」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/11(日) 21:59:25.68 ID:VtKbL70y0<>

・・・翌日


Sガール「ぉ……男、本当に来るの?」

悪手下「長期間出張なんて普通なら発生しない、幹部クラスのヒーローが独断決定したんだ」

Sガール「……つまり?」

悪手下「何らかの罠、もしくは女の体目当てかももももももももも」

Sガール「落ち着いて!」


< バラバラバラバラ

Sガール「ヘリ!?」

悪手下(……あのヘリは確かカンパニー内部で極秘任務の時だけ出す物だ、やっぱり幹部ヒーローが独断で?)

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/11(日) 22:07:14.52 ID:VtKbL70y0<>

ジャッジ「サイバー! そっちのは誰だ!!」

Sガール「【ジャッジマン】、彼は……私と同行したいと」

悪手下「同意は求めてないぜおっさん」

ジャッジ「貴様怪人か? クラスは中級か」

悪手下「え、まあ、うん」


ジャッジ「・・・そうか、乗れ」

悪手下「??」

Sガール(怪人を……歓迎した?)

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/12(月) 17:21:34.46 ID:eSpV4qgIO<> まだ続いてんのか

オレグみたいな本物の糞スレには及ばない
中途半端に面白くないんだよね <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/13(火) 04:52:01.80 ID:AH+o3GLDO<> まあ始めたからには最後まで続けてくれ

そこそこ期待してるから <>