◆v8z87fWzc2<><>2012/11/11(日) 23:47:02.46 ID:nD6y/OcZo<>SAO再構成物です。
オリジナルの解釈や、展開もいれると思います。
エロとかはないです。
鬱展開はあるかも。
初めて書くので、期待せずに。
エタッたらすみません。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1352645222
<>リーファ「私があなたを守るから」
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)<>sage<>2012/11/11(日) 23:49:23.72 ID:nD6y/OcZo<> ―
――
―――
女の子「このこのっ!」スカスカッ
イノシシ型モブ「…(俺はスライム相当だぜ?)」ゲンナリ
??「闇雲に降っても当たらないよ?『シリカ』ちゃん」ヤレヤレ
女の子改めシリカ「ううっ…」
??「まずこうやってモーションを起こしてスキルを立ち上げて…」シュイインッ
??「そうすればあとはシステムが勝手に当ててくれるからさっ!」シュッ
―バシィッ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)<>sage<>2012/11/11(日) 23:50:58.48 ID:nD6y/OcZo<>
イノシシ型モブ「ブヒィッ!」
シリカ「うーん…」
シリカ「…」シュイインッ
―バシィッ!
イノシシ型モブ「ブヒィィィ!」バタン… パキーン
[RESULT ]
Exp+ ...
シリカ「やったぁぁ!」
??「おめでとう」ニコリ
シリカ「ありがとうございます!『リーファ』さんのおかげですっ」パァァ
??改めリーファ「大したことじゃないよ…」テレテレ
リーファ「さ、次いってみよー!」
シリカ「おおー!」
―――
――
―
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)<>sage<>2012/11/11(日) 23:52:17.66 ID:nD6y/OcZo<>
―
――
―――
―数時間前
シリカ「…」キョロキョロ
シリカ「(また迷子になっちゃった…)」ガックシ
―ザワザワ
―「…パーテ…マナイ?」
―「…エー…ドウシ…カナァ…」
―「…オレ…ブキニシヨ…ナ!」
シリカ「(困った…)」トボトボ
―ドンッ
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)<>sage<>2012/11/11(日) 23:53:15.67 ID:nD6y/OcZo<>
??「キャ…」
シリカ「わわっ!すみません!!」アセアセ
??「っと、んーん。気にしないでいいよー!」
??「それじゃ、これからは前方注意でねっ」マタネー
シリカ「はい…」ションボリ
シリカ「…」
??「」トコトコ
シリカ「…ッ」ダダダッ
―ガシッ
??「おおっ!?」ビックリ
シリカ「あのっ!」
――私、迷子になっちゃって…
―――
――
―
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)<>sage<>2012/11/11(日) 23:54:30.43 ID:nD6y/OcZo<> ―
――
―――
リーファ「大分うまくなってきたねー!」
シリカ「リーファさんが教えてくれたからですよ!本当にありがとうございます!」フカブカ
リーファ「あはは。最初は何かと思ったよー」
リーファ「なにせいきなり、『私、迷子になっちゃって…』だからね!」アハハ
シリカ「あの街ひろいんですもん…地図読むのも苦手ですし…」
リーファ「だからってその大人な見た目で迷子なんていわれたら…ブフフ」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)<>sage<>2012/11/11(日) 23:55:27.60 ID:nD6y/OcZo<> シリカ「むー!リーファさんいぢわるですね!」ムカー
リーファ「ごめんごめんっ、まあそのおかげでこうして友達になれたんだからいいじょない?」ニコリ
シリカ「そうですねっ」テレテレ
リーファ「それにしても、お兄ちゃんはなにやってるんだろうなぁー」
リーファ「暫く別行動しようっていったきり連絡もないし、まったくもうっ」プンスカ
シリカ「あはは。仲良いんですねー、私は兄弟がいないから憧れちゃいますっ」ポワー <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)<>sage<>2012/11/11(日) 23:56:06.10 ID:nD6y/OcZo<>
リーファ「そ、そんなことないよっ」///
リーファ「ゲームばっかりやってて、ちっとも構ってくれなかったし、…それに…」
―どこか避けられてるような気がするし…
シリカ「それに?」
リーファ「ッ! なんでもないよっ!」ブンブン
リーファ「…だからその分、この世界で役に立ってもらうんだっ」
シリカ「…」ニコニコ
リーファ「なにその笑顔」ジトー
シリカ「なんでもないですよーっ」ニコニコ
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)<>sage<>2012/11/11(日) 23:56:54.10 ID:nD6y/OcZo<>
――ゴーン…ゴーン…
シリカ「あれ、この音何でしょう?」
――ゴーン…ゴーン…
リーファ「五時の鐘とか!」
――ゴーン…ゴーン…
シリカ「時間的にもそんなかんじですし、そうか…
――シュオン
リーファ「ッ!シリ…
――シュオン
―――
――
―
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)<>sage<>2012/11/11(日) 23:57:32.33 ID:nD6y/OcZo<>
―
――
―――
――シュオン
シリカ「リーファさん!」ダキッ
リーファ「っと、シリカちゃん!」ダキッ
シリカ「ここ、どこ何でしょう…?」
リーファ「始まりの街の広場…だね。みんな転送されてきてるみたい」
――ガヤガヤ
――「オイウンエイデテコイヤ!」
――「ナニナニ?ドウシタノ?」
――「イベントキター」
――「コレハ…フラグッ…!!」
シリカ「なんだか凄く雰囲気が怖いですね…」プルプル
リーファ「そうだね……ッ!!」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)<>sage<>2012/11/11(日) 23:58:03.19 ID:nD6y/OcZo<> [SYSTEM ANNOUNCEMENT ]
?「…」
――ザワザワ
シリカ「なに、あれ…」
?「ようこそ、私の世界へ」
?「私の名前は茅場晶彦。今やこの世界をコントロールできる唯一の存在だ」
茅場「最初に言っておく。諸君らが今存在している世界は最早単なるゲームではない。諸君らにとっての、唯一の現実だ」
茅場「君達はもうログアウトボタンが消失していることに気づいていると思う」
シリカ「ッ!!」ポチポチ
シリカ「ない…」ガクゼン <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)<>sage<>2012/11/11(日) 23:58:39.32 ID:nD6y/OcZo<> 茅場「君達はログアウトを任意にすることはできないし、外部からの解除も有り得ない」
茅場「そして、この世界での死は現実世界での死を意味する」
シリカ「!!」
リーファ「そんなこと…」
――ザワザワ
――「コレエンシュツダヨナ?」
――「ナニイッテンダコイツ」
茅場「ナーヴギアに搭載された高出力なんたら…」ドヤァ
シリカ「あああ…」フラフラ
リーファ「ッ!」ガシッ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)<>sage<>2012/11/11(日) 23:59:21.98 ID:nD6y/OcZo<> 茅場「最後に、プレイヤー諸君にプレゼントを用意した。受け取りたまえ」
リーファ「手鏡…?」
――シュオオオオン
――シュオオオオン
リーファ「なに!?」ビクッ
ッ!
――シュオオオオン
リーファ「シリカちゃん!大丈夫!?…ッ!」オドロキ
リーファ「もしかして、」チラ
リーファ「(やっぱり…私がいる!)」
シリカ「…」シッシン <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)<>sage<>2012/11/11(日) 23:59:57.12 ID:nD6y/OcZo<> 茅場「さて、以上でソードアートオンライン・チュートリアルを終了する。プレイヤー諸君、がんばってくれたまえ」
――シュン
――ウワアアアアアアアアアア!!
――キャアアアアアアアア!!
シリカ「う、うん…」モゾモゾ
シリカ「あれ、ここは…」
リーファ「シリカちゃん!」ダキッ
シリカ「リーフ…ってどちら様ですか!」オドロキ
リーファ「私はリーファだよ…シリカちゃんが気を失ってる間に、みんなのアバターが現実世界の姿になったの…」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)<>sage<>2012/11/12(月) 00:00:49.12 ID:RGsxVDQDo<> シリカ「え?ええ?」コンワク
シリカ「あれ、これってさっきの夢の続きですか?」ツネリ
シリカ「イタイ…どういうこと?え?」
リーファ「シリカちゃん…これは、現実なんだよ…」
リーファ「さっきの話も全部本当にあったことなんだよ…」
シリカ「え、え、え、、あ…」
シリカ「…」ポロ…
シリカ「…リーファさん」ポロポロ
シリカ「リーファさん…リーファさん…」ポロポロ
――ウワァァァン
―――
――
― <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)<>sage<>2012/11/12(月) 00:01:21.13 ID:RGsxVDQDo<> ―
――
―――
リーファ「すこしは、落ち着いた?」シンパイ
シリカ「はい…」ションボリカ
シリカ「これから、どうなっちゃうんでしょう。私たち…」
リーファ「わからない…けど、脱出するにはゲームをクリアするしかないって、あいつは言ってた」
シリカ「リーファさんは、戦うんですか?死んじゃうかもしれないのに?」
リーファ「お兄ちゃんほど詳しくないけど、多分戦わないでじっとしているのにも、限界があると思うから…」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)<>sage<>2012/11/12(月) 00:02:18.15 ID:RGsxVDQDo<>
リーファ「それに…」
―お兄ちゃんが死んじゃうかもしれないじっとしてるなんて…
リーファ「シリカちゃんは、どうする?」
シリカ「私は…戦いたくない…」ガクガク
リーファ「そっか。じ…
シリカ「でも!!」
ッ!
シリカ「独りは、イヤです!」ウルウル <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)<>sage<>2012/11/12(月) 00:02:44.41 ID:RGsxVDQDo<> リーファ「…」グッ
リーファ「シリカちゃん―いや、シリカ」
リーファ「私があなたを守るから」
リーファ「あなたをひとりにしないから」
―お兄ちゃんも、シリカも、私が…
リーファ「絶対死なせないから」
リーファ「だから、一緒にいこう?」
―守りきってみせる!
―――
――
― <>
◆v8z87fWzc2<>sage<>2012/11/12(月) 00:03:56.12 ID:RGsxVDQDo<> ここまで。
書くのって大変ですね。
結構書き溜めたつもりが全然だ…
ゆっくりペースで進めて行きたいと思います。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<>sage<>2012/11/12(月) 00:34:02.35 ID:kVQTRgxKo<> 乙
期待してる <>
◆v8z87fWzc2<>sage<>2012/11/12(月) 19:26:05.28 ID:RGsxVDQDo<> ―
――
―――
―第一層:始まりの街―
―トコトコ…
シリカ「まずはどうするんですか?」
リーファ「うーんと…」
リーファ「まずはお兄ちゃんと合流するのが最優先…かな」
リーファ「お兄ちゃんはベータテスター?って言うのに当選したらしくて、以前にこのゲームをプレイしたことがあるみたいなの」
リーファ「だから、私達がこれからすべきことも教えてもらえると思うし…」
リーファ「何より、まだはじめたばかりの私達二人じゃ安全面でも限界があるとおもうから…」
シリカ「そう…ですね…」
<>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/12(月) 19:45:14.37 ID:RGsxVDQDo<> リーファ「…!」ハッ
リーファ「いや、シリカのことは絶対に私が守るから大丈夫だよ」ニコリ
リーファ「ただ念には念を入れてってこと!」
シリカ「!!」ガバッ
シリカ「いえっ!リーファさんのことを信頼してないとかじゃないんです!ただ…」
リーファ「?」
シリカ「なんだか私助けてもらってばかりで悪く思えてしまって…」ションボリカ
リーファ「…」
リーファ「ふふっ」ニコニコ
シリカ「な、なんで笑うんですかっ!」
リーファ「ごめんごめん」アハハ <>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/12(月) 19:55:03.50 ID:RGsxVDQDo<> リーファ「だって私達は友達で、」
リーファ「友達が困っていたら、『助ける』のは当然でしょ?」
リーファ「そこには損得も存在しなくて、『助けたい』から助けるんだよっ」
リーファ「だから、気にする必要なんてないの」
リーファ「それでも気になるようなら、お節介なお姉ちゃんが一人増えた位に思って」ニコニコ
シリカ「…」ウルウル
シリカ「…はい//」ニコ
リーファ「あっ、そうだ!私のことはこれからリーファって呼んで」
リーファ「お姉ちゃんなのに『さん』は他人行儀だもんね」
<>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/12(月) 19:58:46.95 ID:RGsxVDQDo<>
シリカ「はい///」
シリカ「えっと…」
シリカ「リー…ファ…///」カアッ
リーファ「そ、それでよし!(ヤバイカワイイ…)」マンゾクゲ
シリカ「…なんだか、すごく照れますね…///」
リーファ「使っていくうちに慣れるよっ」
シリカ「そ、そうですかね…///」
リーファ「よーーしっ、お兄ちゃんに新しい妹ができた事も報告しなきゃだし!早く合流を目指そう!!」エイエイオー
シリカ「い、いきなり妹なんて馴れ馴れし…」アタフタ
リーファ「…」ジロリ
シリカ「う…」 <>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/12(月) 19:59:17.61 ID:RGsxVDQDo<> シリカ「…オニイチャンニハヤクアイタイナー」
リーファ「ウムウム」マンゾクゲ
リーファ「それじゃー張り切って…」
シリカ「でもどうやって合流するんですか?」
リーファ「いこ…、あ。」
リーファ「あああああああ!!」
リーファ「そういえば集合場所も何にも決めてないから分かんないんだった!!」ガックシ
シリカ「(しっかりしてるようで天然なのかな…)」ジー
リーファ「取り敢えず街をうろつけば…」
リーファ「でもこんなに広いし…あえる確率低すぎだよ…」
リーファ「…どうしたら…」
―――
――
― <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)<>sage <>2012/11/12(月) 20:58:35.58 ID:iomMgmyL0<> 面白い期待
地の文付ければもっと描写とか濃くなると思う <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/12(月) 21:55:10.30 ID:kEc1eTqyo<> 私が皆を守るから誰か私を守ってくれ・・・に見えた <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県)<>sage<>2012/11/13(火) 01:55:14.57 ID:xSo26RqOo<> リーファとシリカって同い年じゃ……ま、まぁアレにアレな差はあるけどさ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(熊本県)<>sage<>2012/11/13(火) 18:54:49.84 ID:z0izC4xa0<> >>28
リ、リーファの方が年上だから(震え声) <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(熊本県)<>sage<>2012/11/13(火) 19:26:02.26 ID:z0izC4xa0<> SAO開始時
シリカ 12歳
リーファ 13歳
キリト 14歳
アスナ 15歳
なお、直葉は13歳の頃からそれなりの大きさだった模様 <>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/13(火) 21:58:33.35 ID:ZJP9BX0co<> ―
――
―――
―タッタッタッタッ
?「(クラインには悪いけど、流石にあれだけの人数をカバーできるほど俺には腕はないし…)」
?「(そうなったら下手に俺の元にいるのは危険なんだ…)」トットッ…
?「(だから俺は見捨てた訳じゃ…)」グッ
?「ッ!クソッ!!」ガンッ!
?「…」ハァッ…ハアッ…
?「(…今はこの事は忘れよう)」
?「(今最優先すべきはスグとの合流…)」スッ
?「(スグもきっとこの状況に困っているはず…)」ポチポチ
?「(スグは俺の大切な家…)」
?「…」
?「(…そう。大切な家族なんだから)」
<>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/13(火) 21:59:28.69 ID:ZJP9BX0co<> −−−−
[FRIENDFIST]
>リーファ
>位置検索
−−−−
?「(絶対に守ってやらないとな…)」ポチ
?「あっちか…」ダッ!
−−−
−スタッ
?「この辺にいるはずなんだけどな…」キョロキョロ
?「…!」
?「(誰かといっしょにいるな…)」ジー
「オニイチャン…ヤ…タイナー…」
「ハリ…ッテイ…」
「アアアアアアア!!!」
??「」ビクッ
「ソウ…シュウ…バショモ…」
「…マワ…」
?「(よくききとれないけど俺のことを捜そうとしてるのか…?)」フシギ <>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/13(火) 22:00:23.12 ID:ZJP9BX0co<> ?「(フレンド登録してるんだし、検索すれば…ってあいつ初めてだからわからないのか…)」ヤレヤレ
「ドウシヨウ…」ドヨーン
「キヲオト…!リーファ…サン///」アタフタ
?「…」クスリ
?「(みてても面白いけど、早く安心させてやんなきゃな)」ニコリ
?「おーい!」タタタッ
―――
――
―
<>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/13(火) 22:01:27.54 ID:ZJP9BX0co<> ―
――
―――
?「おーい!」タタタッ
リーファ「この声!」バッ
?「遅くなってごめんな」ニコリ
リーファ「お兄ちゃん!」ダッ
―ギュッ
?「っと///」カアッ
シリカ「(これが兄弟愛ってやつですか…///)」
リーファ「うぅ…」ポロポロ
リーファ「心配…だったんだよ…」ズズッ
リーファ「連絡も取り方わかんないし…いきなり変な人がデスゲームを始めるとかいうし…」
<>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/13(火) 22:02:04.70 ID:ZJP9BX0co<> リーファ「でも…今はがんばらないといけないって…思って」チラッ
シリカ「…(映画みたいですね…///)」
?「…そっか」
―ワシャワシャ
?「よく頑張ったな」
?「これからは、一緒にいるから」
?「そうして俺が、安全を保障する」
?「だから…安心しろ」ニコリ
リーファ「…///」ズズッ
リーファ「…!」ニヤ
リーファ「…やだ」プイッ
リーファ「だって、私がお兄ちゃんを守るもん!」
?「!?」
<>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/13(火) 22:02:35.31 ID:ZJP9BX0co<>
リーファ「お兄ちゃんは家にこもってばっかりでなまってるだろうからー」
リーファ「私の方が運動できるしーっ」
リーファ「なによりお兄ちゃんたまに抜けてるところあるからねーっ」ニヤニヤ
?「…なんだそりゃっ」アハハ
リーファ「だから、私が、お兄ちゃんのことを守ってあげる」ニコリ
?「…そっか」
?「じゃあ、俺のことはよろしく頼むよ」
?「俺はスグのことを絶対に守る」
?「お互いにそうしていれば、無敵だからな」ニコリ <>
◆v8z87fWzc2<>sage<>2012/11/13(火) 22:06:57.21 ID:ZJP9BX0co<> 書き貯めはあるんですが、書き直しをしたくなったりすることが多々あるのでこの辺で。
地の文を入れたい気はあるのですが、いかんせん文章力が足らず、イメージがあってもなかなか筆が進まないので諦めました…
元々は同様の内容をシリカの一人称で進行させようと思っていたんですけどね。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<>sage<>2012/11/13(火) 22:08:06.00 ID:bnNjMnafo<> もうキリトでよくね? <>
◆v8z87fWzc2<>sage<>2012/11/13(火) 22:15:30.39 ID:ZJP9BX0co<> >>38
まだ文章中に名前が出てないので、そのまま進行してます。
元々シリカの一人称だったことの名残りで、最早必要ない「?」なんですけど、個性ってことで寛容にみてください… <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/13(火) 23:13:46.76 ID:wFDqmIYDO<> タイトル的に種とのクロスで直葉死亡ネタ?と思っちまった。
あっちは「私の思いが貴方を守るから」だったなwwwwww
機体 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>sage<>2012/11/15(木) 01:46:02.27 ID:SfxAZ0fM0<> おや、しょっぱなから直葉が出てくる作品がとうとう
断固支援 <>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/15(木) 23:05:24.61 ID:aaAuIY2Oo<> ?「ところで…」キョロキョロ
?「そろそろ周りの目が痛かったりするんだけど…」アセアセ
リーファ「!!///」バッ
リーファ「早くいってよもう!///」カアッ
?「いやぁー、役得だし、それにそういう場面じゃないなっておもってさ」アハハ
?「あと、そこの子についても紹介してもらいたいしね」
リーファ「あっ…ごめんね、シリカ」
リーファ「この人は私のお兄ちゃんの…えーっとえーっと…」
キリト「キリトだ。スg…じゃないか、リーファに付いていてくれてありがとな」ニコリ
<>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/15(木) 23:05:57.88 ID:aaAuIY2Oo<> シリカ「い、いえいえっ!私の方が助けてもらってばっかりだったんです!」アタフタ
シリカ「リーファさんがいなかったら、いまどうなっているかわかんないくらいで!本当に頼りにさせていただいて…」
シリカ「…あっ、えっと、私はシリカです。えーっと、これから妹に…!?」アッ
シリカ「いえっ!そのっ!精神的にってこと何ですけど!」アタフタ
シリカ「リーファさんが私のことをお姉ちゃんだと思えって言ってくれて…」
<>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/15(木) 23:06:25.27 ID:aaAuIY2Oo<> シリカ「だから、リーファさんのお兄さんは私のお兄さんにもなるねって話していて…その…」
キリト「…」ジー
リーファ「え、えっとね!お兄ちゃん!シリカとこれから…」アセアセ
シリカ「まってください!」
シリカ「これくらいは…、自分で言いたいん、です…」
リーファ「…」
シリカ「もし、よければなんですけど…、これから、一緒に行動させてもらえたら…、って、その…」ボソボソ
シリカ「やくにたてるかどうかはわかんないんですけど…精一杯、努力するので…」
<>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/15(木) 23:07:21.23 ID:aaAuIY2Oo<>
キリト「…」スッ
―ポンポン
シリカ「!」カアッ
キリト「妹なら守らなきゃいけないからな」ニコリ
キリト「歓迎するよ。こちらこそよろしくな、シリカ」
―――
――
― <>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/15(木) 23:11:10.66 ID:aaAuIY2Oo<> 投下遅くて申し訳ない。
やりたい内容はたくさんあるのですが上手くまとまらなくて…
早くアリア編位には入りたいものです。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>sage<>2012/11/16(金) 00:03:22.14 ID:lTsrmHlKo<> 乙 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>sage<>2012/11/17(土) 13:51:58.87 ID:v1FbrD/Q0<> 待ってるぞ <>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/17(土) 16:48:42.27 ID:ou39mxpCo<> ―
――
―――
―第一層:フィールド―
―シュイイン
―ザクッ
―パキィッ
キリト「さ、もうそろそろ夜になるし、この辺で切り上げようか」
「りょーかい」「はいっ」
―トコトコトコ
シリカ「キリトさんって本当に凄いですね!道からクエストから道具から…全部知ってるみたいです!」
リーファ「ほんと、一プレイヤーに一台ほしいくらいね」アハハ
キリト「おいおい…」アキレガオ
キリト「まあMMOの序盤のスタートダッシュでなにより重要なのは情報だからなぁ」 <>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/17(土) 16:49:31.25 ID:ou39mxpCo<> キリト「時間が経つほどにおいしいクエストや場所はすぐに人でいっぱいになる」
キリト「だから、人が集まらないうちにこうして進めておかないと取り合いになったり、待ち時間を課せられたりして後れをとるわけだ」
リーファ「廃人…」ボソ
キリト「まあ、廃人が敵じゃなくて味方でよかっただろ?」アハハ
シリカ「…命もかかってますしね」ショボン
リーファ「そっか。そういうスタートダッシュができた悪い人に襲われでもしたら、太刀打ちできる訳ないもんね…」
<>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/17(土) 16:53:32.87 ID:ou39mxpCo<> キリト「まあ、今のところはそういう行動にでる奴は居ないとおもうけど…」
キリト「それでもそうした犯罪行為に快感を覚える輩は絶対にいるからな…気をつけた方がいい」
キリト「俺はともかく、リーファやシリカは可愛いからな…、ストーカーとかも出そうだなぁ」ウーム
「「(可愛い…///)」」カアッ
キリト「よし。村に戻ったらケープか何かを買おうか。それを被れば多少は目立たなくなるだろ」
リーファ「ケープとか動きにくそう何だけど…」
シリカ「背に腹は変えられないってやつですね」
キリト「そうだな…動きにくさも生存率に大きく関わるけど、この場合はこっちを優先だな…」
キリト「(女の子二人を連れてPTしてるなんて目立ちすぎて本当にやばいからな)」
キリト「お、村が見えてきたぞー」
―――
――
―
<>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/17(土) 16:54:37.98 ID:ou39mxpCo<> ―
――
―――
―第一層:エルベ村―
―シーン
キリト「やっぱりまだこの村にたどり着く奴は少ないなぁ」
リーファ「まだ初日だしね…、みんなこれからどうするか考えてるところなんだろうと思う」
シリカ「周囲のモンスターのレベルの方が私たちより高いくらいですもんね…」
キリト「それくらいのほうが経験値はうまいんだよ。多少は危険度を増すけど、三人なら間違いなく死ぬことはないしな」
キリト「そういえば、二人とも武器はどうするつもりなんだ?」
<>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/17(土) 16:55:06.56 ID:ou39mxpCo<>
リーファ「うーん…、どういうやつが有るかもよくわかんないからなぁ…」
シリカ「正直使い勝手が分からないから決めようもないですしね…」
キリト「まあそうだよな…」
キリト「でもこの世界では装備は自分の分身みたいなものになるからなぁ。後になって路線変更するのも厳しいし…」ウーン
キリト「そうだな…、じゃあ取りあえず必需品を買ったら武器屋を見にいってみようか」
キリト「そこでこれから一緒に生きる相棒を見つけるのも悪くないだろ?」ニコリ
<>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/17(土) 16:56:01.47 ID:ou39mxpCo<>
――
―チャランチャラン
―マイドアリーシター
シリカ「ケープなんて普段着ないから物語の登場人物になった気分です!」キラキラ
キリト「なんだかんだいって満足してるじゃないか」アハハ
リーファ「でも、なんか地味なのしかなかったのが残念だなー」ガッカリ
キリト「それはプレイヤーメイドの服とかが手にはいるようになるまで辛抱しなきゃなぁ」
キリト「基本的に上層の装備ほどカッコ良くて、かつ強かったりするもんだ」
<>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/17(土) 16:56:27.57 ID:ou39mxpCo<>
シリカ「まだ1/100のそれまた何分の1なのか…、そんなところの装備だから仕方ないですね」
リーファ「ちぇー、私そういうの作れるようになろうかなぁ…」
キリト「このゲーム戦闘スキルですらマゾいのに、生産系ともなるとさらにマゾい仕様だから覚悟しとけよ…」
キリト「さ、ここが武器屋のはずだ。入ろうか」キィ…
―スタスタ
キリト「まあ品揃えは村だからよくはないけど、一種類につき一個ずつくらいはあるかなー」キョロキョロ
<>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/17(土) 16:57:09.75 ID:ou39mxpCo<> シリカ「これって試着みたいなことできるんですか?」
キリト「ああ、NPCショップでも試用はできるよ。むしろ新しい種類の武器の試用はNPCショップが基本かな…」
キリト「プレイヤーショップは試用しているときに、武器をぶつけて壊して弁償…ってことも起こるときもあるみたいだったし」
キリト「その点、ここのは壊れないからな。存分にふれるよ」ニコリ
シリカ「じゃあどんどんためしてみましょう!」ワクワク
リーファ「そだね!やろうやろう!」
<>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/17(土) 16:58:09.10 ID:ou39mxpCo<> キリト「俺のおすすめは…、シリカは小柄だし、短剣とかどうかな?」
キリト「一発の威力は低いけど隙も少なくて、ダメージも食らいにくいし、例外的に両手に一本ずつ装備することも可能できるね」
キリト「スグは…あっちで剣道をやってたからすぐにどんな武器も扱えるとは思うけど、曲刀とかもありかなぁ」
リーファ「曲刀っていうと…あの海賊がもってるような奴?」
キリト「そうそう。ただそれが目的じゃないんだけどな…」
リーファ「?」
<>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/17(土) 16:58:44.34 ID:ou39mxpCo<> キリト「この世界では基本武器に関してはスキルレベルをあげなくても初めから装備が可能で、初期のスキルを使うこともできるけど、一部の武器はそうじゃないらしいんだ」
シリカ「隠し武器ってやつですか!」
キリト「そう。まあ武器が発見されてそのスキルが判明することが大半なんだけどな」
キリト「そのうちの一つ、カタナは曲刀を上げていると出現する…って噂をきいたことがあるんだ」
キリト「ただ、βの時にいけた割と上層のモンスターが使っていた位で、実際に装備できてる奴をみたこともないからガセかもしれないけどな」アハハ <>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/17(土) 16:59:30.60 ID:ou39mxpCo<> リーファ「カタナかぁ…、魅力的ではあるんだけどなぁ…」チラッ
キリト「?」キョトン
リーファ「お兄ちゃんは片手剣を使うの?」
キリト「ああ。βのときもこれだったから慣れてるんだ」
キリト「片手剣もわるくないよ。盾も装備する事できるしな」
キリト「俺は取りあえず筋力値が足らない間は重量を減らすためにつけないつもりだけどさ」
リーファ「そっかー…、んー…」
<>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/17(土) 17:00:10.77 ID:ou39mxpCo<> ――
―キィ…
シリカ「ふふっ…」トコトコ
キリト「シリカは結局短剣にしたか。満足してるようでよかった」ニコリ
キリト「スグはそのままでよかったのか?」
リーファ「まあねー」
リーファ「ほかの武器にすることも悩んだんだけど、ある程度スキルレベルがあがってるのがもったいなくてさ」
キリト「まあ片手剣も悪い武器じゃないけどさ、あとで変えたくなっても知らないからな」ニヤ
リーファ「大丈夫!それに理由はそれだけじゃないしねっ」 <>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/17(土) 17:00:48.93 ID:ou39mxpCo<> キリト「そうか。まあスグは自分の決めたことは最後まで貫き通すしなー」
シリカ「そういえばなんですけど…」
キリト「ん?」
シリカ「…たまに『スグ』って呼んでいるので気をつけた方がいいですよ?」
キリト「…あれ?」アセアセ
リーファ「まあなれるのは大変だとおもうけどさ…」ハァ…
リーファ「シリカだから別にいいんだけど、ほかの人を混乱させないように気をつけてよね」ジトー <>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/17(土) 17:01:30.54 ID:ou39mxpCo<> キリト「ハイ…」ガックシ
キリト「(これがリアル知り合いとネトゲをするときの注意点ってやつか…)」
リーファ「さて、武器も買ったしこれからどうするの?」
キリト「そうだな。やることはやったし、宿にいって今日は寝ようか」
キリト「精神的にも相当疲れていると思うしな。これからのことについては明日の朝話そう」
シリカ「分かりました」
リーファ「それじゃいこっか」
―――
――
―
<>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/17(土) 17:50:50.46 ID:ou39mxpCo<> ―
――
―――
―第一層:エルベ村 宿―
―
リーファ「ふぅ…」フキフキ
リーファ「(まさかゲームの中にもお風呂があるとはねー)」
リーファ「(ちょっと思っていたより再現と低かったけど、高い宿にしてもらって正解だったなぁ…)」
リーファ「(パジャマパジャマ…)」ポチポチ
―シュオン
リーファ(これでよしと…)」フラフラ
―ぽふん
リーファ「ふぁー…、つかれたぁー…」グッタリ
リーファ「(ここ、ゲームの中なんだよね…)」
<>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/17(土) 17:51:30.02 ID:ou39mxpCo<> リーファ「(それで私たちはこの世界に閉じこめられてる)」
リーファ(この世界で死んでしまうと現実でも死…か)」
リーファ「悪い夢…じゃないんだよね…」ハァ…
リーファ「きっとお父さんお母さん心配してるだろうなぁー」アーア…
リーファ「娘と息子両方が一度に居なくなったみたいなもんだもんね…」
リーファ「…」
リーファ「(…なんでだろう)」
リーファ「(なんでこんなに私落ち着いてるんだろ?)」 <>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/17(土) 17:51:55.39 ID:ou39mxpCo<> リーファ「(あまりに突拍子のない話だったからなのかな…)」
リーファ「(でも普通もっと取り乱してるよね…)」
リーファ「…お兄ちゃんのおかげかな?」
リーファ「(殆どのことを熟知してるし…、これ以上の頼もしい人はいないよね)」
リーファ「(でも、それだけなのかな?)」
―トントン
リーファ「ん?」
シリカ「シリカです。リーファさん、まだ起きてますか?」
リーファ「ん、起きてるよー。いまあけるね」ガチャリ
シリカ「おじゃまします…」
<>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/17(土) 17:52:23.62 ID:ou39mxpCo<> ―ぽすっ
リーファ「それで、どうしたの?何かあった?」
シリカ「えっと…」
シリカ「…」
リーファ「?」
シリカ「…怖いん…です」フルフル
シリカ「独りで部屋にいると、私…、これからどうなっちゃうんだろうって…」
シリカ「朝起きたら…、二人とも、居なくなっていたら…、どうしようって…」
リーファ「…」
シリカ「…今日、二人と行動してる間は、違ったんです」
<>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/17(土) 17:54:17.10 ID:ou39mxpCo<> シリカ「一緒にいたときは不安とかあんまり感じなくて…逆に段々楽しめるようになってきて…」
シリカ「…明日は何をするのかなって、楽しみに思えたりもしたんです」
シリカ「…でも、独りになったら…」ガクガク
シリカ「不安で…壊れちゃいそうで…」ウルウル
シリカ「…だから、…しばらく一緒に、…寝てもらえませんか…?」ポロポロ
シリカ「ウウッ…ッ…ズズッ…」
リーファ「…」ギュッ
―(そっか…) <>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/17(土) 17:55:18.52 ID:ou39mxpCo<> リーファ「気づけなくてごめんね…」ナデナデ
リーファ「一緒に寝よっか」
リーファ「大丈夫だよ」
シリカ「ッ……ウッ……」ギュー
リーファ「私は、どこにも行かないよ」
―(私が強くいられるのは)
リーファ「言ったじゃない?シリカのことを守るって」ニコ
シリカ「リ゙ーブァ゙…ザン…」ポロポロ
リーファ「大丈夫。大丈夫…」ナデナデ
リーファ「『お姉ちゃん』がついてるからね」
―(守る人がいるからなんだ)
―――
――
―
<>
◆v8z87fWzc2<>sage<>2012/11/17(土) 18:02:50.25 ID:ou39mxpCo<> やっとこさ纏まったので、投下。
この後は時間を飛ばして、アリア編に入りたいと思います。
尚、キリト達とタイミングがずれた関係でコペルは問題なく手に入れたようです。
ある程度書かないと投下出来ないので、また暫く日にちが空くと思います。すみません。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>sage<>2012/11/18(日) 00:57:02.43 ID:pE4c7yYd0<> 乙
キリトとお揃いにしたくて曲刀使わないリーファかわいい
にわかなんで細かいことは分からんが頑張ってくれ
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/18(日) 11:34:12.66 ID:BHauOU0IO<> 乙!
しかし、直葉やシリカとパーティー組んでるとなると、黒猫団やアスなんとかさんの出番が……www <>
◆v8z87fWzc2<>sage<>2012/11/18(日) 22:29:13.23 ID:FQdITEwno<> 思ったより今日で話が進んだので投下。
書かなきゃ上手くならないだろ。と、友人の言葉をいただいたため、アリア編の間はとりあえず、地の文を含んで書いています。
そのままいけそうな感じが続けば定着させて行きたいなと思います。 <>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/18(日) 22:29:59.13 ID:FQdITEwno<> ―
――
―――
―第一層:トールバーナ―
第一層迷宮区最寄りの街であるトールバーナは人であふれていた。
リーファ「もうこの世界で過ごすようになって三週間かー」
茶色のフード付きケープに包まれた少女はその雑踏の中で呟く。
シリカ「本当にあっという間でしたね」
その呟きに反応するのは同じ格好をした―これまた少女。
二人は戦闘で消費したアイテムの補給をしていたのであった。
リーファ「ほんとにねー。でもまだ私達がいるのは第一層なんだよね…」
シリカ「目標は百層ですからね…、気が遠くなりますよ。」ヤレヤレ
シリカ「…前線近くは攻略しようって気に満ちた人もたくさんいるみたいですけどね。始まりの街の辺りでは治安も大分悪くなってきてるらしいですよ」
<>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/18(日) 22:30:48.34 ID:FQdITEwno<> リーファ「まあ、無理もないよね…。不安に満ちた生活を続けて約一カ月、そしてその間に希望もみえてこない…」
二人に暗い陰が落ちる。
リーファ「ただ、それは前線で戦ってる人もそうだと思うよ。誰しもが心の中で不安を感じてると思うし、このずっと足踏みしてる状況にストレスを感じてると思う…」
リーファは広場の隅に座っている男をみらとみる。ウィンドウを操作して何かをしているらしいその男の顔には僅かに疲れがにじんでいる。リーファは顔を伏せた。
そのとき―
―ピロリン
リーファ「あ、お兄ちゃんからみたい」
シリカ「キリトさんもやっぱりそろそろ戻るって連絡ですかね」
<>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/18(日) 22:31:53.31 ID:FQdITEwno<>
二人がパーティーを組んでいる黒を基調とした装備をしている少年―そしてリーファの兄であるキリトと一緒にいなかったのには訳があった。
今日も朝から三人は迷宮区に赴き、攻略に勤しもうとしていた訳だが、ある時MOBの攻撃をパリィしたシリカの持っていた武器が壊れてしまったのだ。
シリカの武器は短剣であったが、不幸にも―まあキリト曰わくゲームでは良くあることらしいのだが、ドロップに恵まれず、武器をあまり新調できずにいた。
クエストで入手できる武器もあったのだが、キリトやリーファのもつアーニルブレードほどの高性能な武器は第一層では貰えず、仕方なくその場しのぎで修理を繰り返して使用していて、遂に限界に達してしまったというわけだ。 <>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/18(日) 22:32:59.51 ID:FQdITEwno<> そうなってしまったからには仕方がない、『新しい武器を買いにいこう。ついでに雑貨品も買い足しておこう。』ということになったのだが、迷宮区入り口に戻ったときに急にキリトが
キリト「ここから先は安全だろ?俺はどうせだし、もうちょっと狩りをしてから戻るよ。もしかしたら短剣がドロップするかもしれないしな」
なんて言い出し、一人で迷宮区の中に戻ってしまったのだ。
『この廃人っ、ソロなんてしてたら危ないじゃん!』
なんて、言おうと思ったリーファだったが、そういえば装備しているインナーの耐久度も徐々に0に近づいてきていることにも思い出し…、
『もしかしたら気を遣ってくれたのかも?』
なんて思ったリーファはそう開いた口を閉じて、二人で買い物にいくことになったわけだ。
<>
◆v8z87fWzc2<><>2012/11/18(日) 22:33:39.04 ID:FQdITEwno<> そうして、別行動になってから数時間…
もう時刻は正午を過ぎている。
そう言えば今日は昼食を買っていっていなかった。
もしかしたら、その関係かもしれないな。
そんなことを頭に浮かべながら開いたダイレクトメッセージはいつもと違う様子を感じさせた。
リーファ「飯4人分を持って『座標192,64,318に急いできてくれ』…?」
二人の頭の上に疑問符が飛ぶ。
リーファ「4人分ってなに?」
シリカ「キリトさん二人分がっつくんでしょうかね?」
シリカはおどけた調子で続けて言った。
シリカ「これはもしかして…キリトさんの武器まで壊れてしまったからやけ食いでもしないとやってられないとか!」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)<>sage<>2012/11/18(日) 22:38:32.65 ID:FQdITEwno<> リーファ「なるほど!それなら確かに…」フムフム
リーファ「武器がドロップするかもとか言って籠もり続けた結果自分の奴まで壊れたのね。だからやけ食い…って!」
リーファ「こんな事になってたら酷すぎるでしょ!妙にリアリティがある冗談やめてよ!」
てへ、と舌を出して笑うシリカ。
可愛すぎる―きっとフードを被っていなかったらアイドルになってでもいたんじゃないか?と、リーファは思う。
リーファ「まあ、取りあえずリクエストを買って急ぎでもどるとしますかー」
シリカ「そうですね。丸腰でいるとしたら相当危険ですし…」ナンテネ
リーファ「もうっ!だからそんな心配になるようなこといわないでよ!」プンスカ
シリカ「ごめんなさい」テヘ
キリトからの返信はこない。
だが、急ぎでというならきっと大事なことなのだろう。
まずはいわれたとおり四人分の昼食を買うべく、二人は足を動かし始めるのだった。
―――
――
― <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)<><>2012/11/18(日) 22:53:27.32 ID:FQdITEwno<> 以上ここまでです。
始まりの日編では、シリカのリーファへの呼び方はどうしても呼び捨てに出来ず結局そのままになってしまっているわけですが、就寝前のやり取りがあったあと、変化がある予定でした。
が、あまりにも原作の「リーファさん」で脳内が固定化されすぎてしまっていて、どのように変更するか決めかねています。
なので、見てくださっている方にお聞きしたいのですが、次のうちどれがシリカのお姉ちゃんへの呼称に合うでしょうか?
参考にさせてください。
1:お姉ちゃん
2:リーファ
3:りーねえ
4:おねぇ
5:ねぇね
6:その他記述
出来れば、心的な変化を描きたいので呼称は変えたいのですが、「リーファさん」しかないだろって方が多ければそのようにすることにします… <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>sage<>2012/11/18(日) 23:31:46.52 ID:Oq69lDNFo<> 乙でした
1で <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/18(日) 23:34:28.53 ID:5imu8CVNo<> 乙
6: リファねえ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>sage<>2012/11/19(月) 02:18:42.88 ID:NKmaQdqN0<> 乙
1かな <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)<>sage<>2012/11/19(月) 02:34:32.03 ID:MflaVVdZo<> 乙
1かリーファさん <>
アセロラ<><>2012/11/24(土) 14:40:11.92 ID:mQCw+Wm60<> 乙
1だろ、それか、まさかの、リーファたんwwwwww <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/24(土) 15:08:32.37 ID:V+zZfWpj0<> 原作どうりが読んでて一番読みやすいかなぁ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/01(土) 23:12:53.93 ID:fyo2DHzVo<> 1
待ってる <>
◆v8z87fWzc2<>sage<>2012/12/02(日) 12:01:00.74 ID:52FwP6KmP<> 更新出来ずすみません。
自分の思うように人柄を書けず、アニメ最新話でさらに書き直しを必要とすることに気づいてしまった感じです。
入試等もありまして、空き時間も少なくなり放置が続くと思いますが、必ず書きたいと思いますので宜しくお願いします。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/02(日) 16:26:52.00 ID:Dp+nPlnIO<> 待ってる <>
◆v8z87fWzc2<>sage<>2012/12/06(木) 22:28:42.12 ID:4gx6Ur8uo<> ―
――
―――
―第一層:迷宮区前―
―おーい!こっちこっち!
急いで走ってきた二人を呼ぶお兄ちゃんが小さく見える。
ちらと背中を確認すると、その背中には剣が背負われていて、心配していたような事態にはなっていなかったことに胸をなで下ろした。
だが―
リーファ「…?」
少し離れた距離ではよく分からないが、何かがそばにあることに気づいた。
布系の何か…いや、あれは―
シリカ「あれって人、ですよね?」
シリカも同様の考えに至ったようで、話しかけてきた。
そう、恐らくあの布は私たちの着ているケープ。
そして―
リーファ「多分ね。頼まれたものはあの人用ってことになるのかな…?」
シリカ「そうかもしれないですね。まあ取りあえず話を聞いてみましょうっ」
リーファ「そだねっ」
<>
◆v8z87fWzc2<>sage<>2012/12/06(木) 22:29:14.68 ID:4gx6Ur8uo<>
そうして走ると、一分とたたずに到着した。
キリト「いやーわざわざごめんな。リーファ、シリカ」
リーファ「全くもう。急にあんなメッセージ飛ばしてきて。返事も帰ってこないし、どういうことなの?」
シリカ「武器がキリトさんまで壊れちゃったのかもって二人で心配になっちゃいましたよ!メッセージの内容の意味とかぜんぜんくみ取れませんでしたから!」
途端に二人に非難されて額に汗を浮かべているキリト。
キリト「い、いやぁ。本当にごめんな。こっちも保護しながら迷宮区を出てこないといけなくてさ…、返信する余裕も何もなかったんだよ…ほんと…」
キリト「ま、まあお説教タイムは後でとってくれよ。とりあえずは説明を先にだな…」アセアセ
「「…」」ジトー
キリト「え、えっとだな…」
<>
◆v8z87fWzc2<>sage<>2012/12/06(木) 22:29:41.57 ID:4gx6Ur8uo<>
キリト「…そういうわけで、俺はこいつを連れてなんとか迷宮区から出てきた訳だ。少しは俺が大変だったことが理解できたか?」
リーファ「なるほどね…、この世界でも気を失うことなんてあるんだ…」フムフム
シリカ「そう言うわけでしたら仕方ないですね…」ヤレヤレ
シリカ「それにしても、前線に私とお姉ちゃん以外の女の人をみるなんて初めてですね」キョウミシンシン
リーファ「そうだねー。女性自体少なくてレアだっていうのは分かってたけど、あれほどいないとは思わなかったからなぁ」
キリト「ナーヴギア以外のプラットフォームのMMOでは均衡してるぜ?、大半がネカマだけどな」アハハ
キリト「そう言えばチュートリアルの前に女性を選択していて、茅場に性別を戻された人たちはどうしてるんだろうなぁ…」
<>
◆v8z87fWzc2<>sage<>2012/12/06(木) 22:30:16.07 ID:4gx6Ur8uo<> シリカ「そういう人たちがこのゲームの一番の犠牲者だとおもいますね…」
リーファ「それ以前になんで性別を偽ってやろうと思うのか全く理解できないけどね…。まあこれを機にネカマも随分減るんじゃない?」
キリト「まあこんな目に遭った奴らは絶対にやろうとは思わないだろうな…」クショウ
―ん……
「「「!」」」
どうやら遂にお目覚めのようだ。
目覚めたその人物は状況把握のためか、きょろきょろと周りを見渡し…
そして、そこにお兄ちゃんを見つけたことで状況を察したらしい。
どんな反応をするのかと見守っていると、それは予想外のものだった。
<>
◆v8z87fWzc2<>sage<>2012/12/06(木) 22:30:45.71 ID:4gx6Ur8uo<>
??「余計な…コトを…」ギリッ
お兄ちゃんを睨むその視線はとても冷たく―暗いものを含んでいた。
そして、その視線を向けられたお兄ちゃんも俯いている。
そしてふっと顔を上げたお兄ちゃんは、突然の展開に戸惑う私とシリカに対して、自分に任せてほしいといいたげな視線を送ってきた。
??「余計な…」
再び声を漏らそうとするレイピア使いだが、それをシニカルな笑みを浮かべたお兄ちゃんの声が上書きした。
キリト「あんたを助けた訳じゃないさ」
その言葉に私達は目を丸くする。驚いたのはレイピア使いも例外ではなかったようで、口をつぐむ。
??「……なら、何でおいていかなかったの?」
キリト「俺が助けたかったのはあんたが持ってるマップデータさ。四日もこもっていたんなら随分マッピングも進んでいるだろう?あんたと一緒に消えるのがもったいなくてさ」 <>
◆v8z87fWzc2<>sage<>2012/12/06(木) 22:31:11.82 ID:4gx6Ur8uo<> あまりにいつもと違いすぎる振る舞いに思わず口を挟みたくなるが、先ほどの視線を思い出し、ぐっと堪える。
??「……」
??「…なら、もってけば」
ウィンドウを操作するレイピア使い。
そして、マップデータをコピーしたらしい羊皮紙を地面に放り投げた。
??「それで、あなたの目的は達したでしょう?それじゃ、私は行くわ」
そういって立ち上がるレイピア使い、その足下は覚束なく、今にも微小なポリゴンの集合となってしまいそうだった。
そして、一歩足を踏み出そうとしたそのとき―
キリト「まてよ、フェンサーさん」
キリト「あんたも、基本的にはゲームをクリアするために頑張ってるんだろ?迷宮で死ぬためじゃなくな」
??「…」
キリト「なら、会議には顔を出してみてもいいんじゃないか?」
??「…………会議?」
足を止めるレイピア使い。
キリト「今日の夕方、迷宮区最寄りの街―トールバーナで、一回目の第一層迷宮区ボス攻略会議が開かれるらしい」
―――
――
― <>
◆v8z87fWzc2<>sage<>2012/12/06(木) 22:39:38.70 ID:4gx6Ur8uo<> 以上です。
次に帰ってくるのはセンター後…いや、国公立二次試験後…?どちらにせよ随分先になると思います。
尚、地の文の主体が前回と異なりますが、以降は神の目ではなく一人称視点に変更しました。気になる方はすみません。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/06(木) 23:19:46.68 ID:IqPLQtvro<> 乙
勉強しろよ高3wwww <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/06(木) 23:41:36.04 ID:7vQGMz700<> 受験優先した方がいな
だいぶん間が空くから、こいつは一度落として建てなおした方がいいんじゃないかね? <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/07(金) 00:38:00.25 ID:CCK2ggY9o<> 乙でした <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/07(金) 06:17:27.70 ID:SGKvYVJ6o<> 受験生かよwwwwwwww
投下はともかく二次前ぐらいには生存報告よろしく <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/26(水) 22:22:21.44 ID:ChbBH2Ud0<> 落とさないようにっと <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/30(日) 02:42:36.80 ID:pkyn9Fixo<> ほっほー <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/01/11(金) 17:07:17.99 ID:SMO7xR4t0<> まだかな… <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/01/11(金) 22:25:51.39 ID:eFaFGIbF0<> 今年のセンターは19〜20日だから、最低でも20日の夜にならないとだな <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/01/13(日) 00:06:53.81 ID:CdBXNUNy0<> マ ジ か <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/01/20(日) 02:51:01.51 ID:IUvnm7LR0<> そして運命の20日がやって来る…… <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/01/21(月) 22:52:04.03 ID:GKsKzXCe0<> 落!
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/01/22(火) 14:01:41.30 ID:iRd0Z6Mco<> 滑! <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/01/22(火) 22:24:51.24 ID:Rqoo6Ork0<> >>106>>107
おまえらやめろwwwwwwwwww <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/01/23(水) 22:40:22.30 ID:n/RvNa7U0<> そういえば湯島天神で派手に転んだ奴見た <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/01/24(木) 07:55:33.98 ID:rIY6D4110<> とりあえず、2月頭には生存報告をお願いしたい… <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sagesage<>2013/02/06(水) 17:31:52.33 ID:TTNeV/880<> 二重の意味で落ちそうなんだが <>