VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)<>saga<>2012/11/14(水) 22:53:57.02 ID:cM1oyXl20<>ほむら「どういうことよ?私を鍛えようとでもいうの?」

QB「まさか。君は僕が担当する地域の中で一番の古株だ。実力も相当のものだし、今更とやかく言うつもりはないよ。
そうじゃなくて、君には後輩たちの育成を手伝ってほしいんだ」

ほむら「それこそあなたが適任でしょう?第一私は少しでもたくさんの魔獣を倒さないといけないの。
これでも忙しいのよ。悪いけど無理ね」

QB「そう言うと思ったよ。でもこんなことを頼めるのは君しかいないんだ。どうしてもだめかい?」

ほむら「くどいわよ、QB。だいたいそんなことして私に何のメリットがあるというの?」

QB「一緒に戦えばそれだけ魔獣にやられる心配も減るし、何より魔力消費が抑えられる。結果として君の言うたくさんの魔獣を
倒すということにもつながる。いいことづくしじゃないか」

ほむら「それはあくまで味方がある程度の実力を持っていた場合。指導が必要ってことはその子たちはまだ経験が浅いんでしょう?
お守りをしながら戦うのはゴメンよ」

QB「それは実力をつけた今だからこそ言えるんだろうけど、最初はどうしていいかわからず戸惑ったはずだ。
それとも君のその力はただの一度も教えてもらうことなく実践のみで身に付けた、とでも言うのかい?」

ほむら「っ…!!」

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「マミさん!今だよ!」

「暁美さん、お願い」

「やったぁ〜、すごい、すごいよほむらちゃん」

「お見事ね」

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<>QB「ほむら、これを受け取ってくれ」 ほむら「魔法少女育成マニュアル?」 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)<>saga sage<>2012/11/14(水) 23:11:16.29 ID:cM1oyXl20<> QB「…どうやら思い当たる節があるようだね。そこでもう一度お願いするよ、ほむら。しばらくの間後輩たちを育成してくれないかな?
もちろん、僕もできる限りのサポートはしていくつもりだ」

ほむら「…わかったわ、協力しましょう。ただ昼間は私も学校があるし、教えるといっても魔獣狩りの前後になってしまうけどいいかしら?」

QB「本当かい?それは助かるよ。もちろん君の都合のつくときでいい。何しろ、ここ一週間で見滝原周辺の町に三人もの魔法少女が生まれてしまってね…。僕一人では面倒を見きれないというのが正直なところだったんだ」

ほむら「一週間で三人!?…あなた、何かよからぬことでも企んでるんじゃないでしょうね?」

QB「まさか。必要に迫られてたから契約しただけだよ。それにこの近辺の魔獣はほとんど君が狩ってるじゃないか。なのにわざわざ新しい子を増やそうなんて思わないよ」

ほむら「そう、わかったわ。それとあまり私の力を過信しないでもらいたいのだけれど」

QB「いやいや、贔屓目に見ても君は強いよ。それじゃあ、顔合わせは明日ということで、場所はいつものビルの上でいいかい?」

ほむら「わかったわ。それじゃあね」

QB「キュップイ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)<>saga sage<>2012/11/14(水) 23:23:00.65 ID:cM1oyXl20<> …我ながらどうしてこんなことを引き受けたのかしら?やはり心の奥底では仲間を望んでいる?

……まどかが願いをかなえてからはや数か月。新しく改変された世界にはあの子の姿はなかったけど、あの子が望んだ世界だもの。

だから頑張っていこうって思えた。今度こそやり直そう。みんなと仲良くしたいな。たくさん楽しいこともしたい。

そう思ってたのに、私の周りから大切な人たちは次々と消えていった。

まずはさやか、次に杏子、最後にマミ。

私は数えきれないほど泣いた。泣いて泣いて泣いて、それでも、まだ泣いた。

自分の不甲斐なさを呪った。私がもっと強ければ、と後悔した。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)<>saga sage<>2012/11/14(水) 23:34:31.50 ID:cM1oyXl20<> それからの私は学校が終わるとすぐに帰宅し、特訓を始めるようになった。

今の実力を得られたのも、この日々の特訓の賜物だと言っても過言ではない。

その代わりといってはなんだが、新しくできた友達は私のもとから離れていった。

話しかけられても適当な返事しかせず、放課後誘われてもいつも断る。

頭の片隅にあるのは効率のいい魔力に使い方や、新しい技、今晩の魔獣狩りにおけるイメージトレーニングのことばかり。

こんなことでは当然だ。私もみんなと同じ立場だったら、離れていくだろう。

でも、それでもかまわない。そんなことで4人の意志をついでいけるなら。

少しでもたくさんの魔獣を倒す。

みんなができなくなってしまったことを私がやる。

この命が尽きるまで。

だから強くなる。

…こんなわたしにも仁美と上条君と中沢君は以前と変わらず話しかけてくれる。それだけでも少しだけ救われた気がした。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)<>saga sage<>2012/11/14(水) 23:45:58.57 ID:cM1oyXl20<> ほむら「あら、ずいぶんと考え込んでしまったわ。そうね、なにを意固地になっていたのかしら。仲間は多いほうがいいに決まってるじゃない。よし、そうと決まれば早速明日のことを考えないと。うふふ…どうしようかしら?そうだわ!まずはQBにもらった本を読みましょう」

本をあらかた読み終えてから身支度を済ませ、私は床に着いた。時刻はもう1時をまわっている。

昔、いつぞやのループの中でみんなで撮った集合写真。

寝る前に一声かけるのが今の私の日課になっていた。

ほむら「みんな、聞いて頂戴。なんと私、明日から後輩の魔法少女たちに指導することになったの。人にものを教えるのは初めてだからうまくできるか心配だけど、きっと大丈夫よね。よし、早く寝て明日に備えなきゃ!!じゃあお休み、まどか、さやか、杏子、マミ………」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)<>saga sage<>2012/11/14(水) 23:50:56.99 ID:cM1oyXl20<> とりあえずさわりだけ書きました
………短くてすみません
次回の更新はしばらく空くかもしれません
おかしいところがあったらドンドン指摘してください
それではまた <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/14(水) 23:55:24.41 ID:ADbnaIkt0<> 乙っした。
たった数ヶ月でさやかを皮切りに杏子ちゃんもマミさんも導かれちゃったのか・・・
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/14(水) 23:55:41.83 ID:sFDIrZt4o<> 乙
新人はオリキャラ? <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(新潟・東北)<>sage<>2012/11/14(水) 23:56:00.14 ID:hpjuV9QAO<> 乙
改変後のほむほむには収納の力はなくなったんじゃなかったっけ? <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)<>saga<>2012/11/15(木) 01:07:56.29 ID:XTPUtTBFo<> >>9
女の子には収納できる場所がたくさんあるよ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)<>sage<>2012/11/15(木) 01:14:27.41 ID:/eCSiVD4o<> 一つづつ詳しく説明してくれたまえ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>sage<>2012/11/15(木) 01:23:10.88 ID:MfZUBGSAo<> 谷間とか……あっ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/15(木) 01:52:14.63 ID:axbqgPJXo<> まあ、物的証拠があったら本編でお前の頭の中にしかない妄想と変わらんだとか言われなかっただろうな <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)<>sage<>2012/11/15(木) 21:33:38.76 ID:r51x1aeTo<> イヌカレーウィングの中にしまえそう <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/16(金) 02:33:16.25 ID:JsU23/iHo<> とりあえずセリフが長すぎる
もうちょい改行してくれ、見づらくてかなわん <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/16(金) 15:59:25.07 ID:mheHL19G0<> 仁美、恭介に続いて中沢君もほむほむの友達ポジションに…!? <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/31(月) 15:53:51.47 ID:Jd6xk80+o<> たのしみや <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/01/05(土) 09:58:18.87 ID:0tf5WYQco<> まだなのか <>