VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 18:38:49.08 ID:QeDpFTHf0<>小早川 渚とは魔法少女まどか☆マギカのオリジナルキャラクターであり。


小早川渚「とことん潰してやろっと♪」新川たえ「マジっすか」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1351455360/218-

の主人公です。

このスレは上記のスレで出来なかったルートです。



(同時進行なので、どちらかの投稿が遅れるかもしれません)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1353404328
<>魔法少女なぎさ☆マギカ(絶望の断片) VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 18:40:44.64 ID:QeDpFTHf0<> 病院



ほむら「………」



ほむら「また……まどかを守れなかった……」



ほむら「だけど、この時間軸では必ずまどかを……!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 18:43:54.12 ID:QeDpFTHf0<> 学校



早乙女「―――で、転校生を紹介します」



さやか「そっちを先に言えよ……」ガクッ



早乙女「それじゃあ、入ってきて」



ガラッ…



ほむら「………」スッ…



早乙女「それからもう一人……」



ほむら(もう一人?)



ガラッ…



渚「…………」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 18:46:11.92 ID:QeDpFTHf0<> ほむら(誰……!?こんな人、今までの時間軸には居なかったのに…!)



早乙女「それじゃあ……こっちの子から」



ほむら「暁美ほむらです…どうぞよろしく……」



早乙女「じゃあ…次」



渚「こ、小早川 渚って言います、よ、よろしくお願いします……」オドオド… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 18:52:23.74 ID:QeDpFTHf0<> ほむら(質問攻めになる前に早めに……)スッ…



ほむら「鹿目まどかさん?あなた、保健委員なんでしょ?ちょっと気分が悪くなったみたいで……保健室に連れてってくれない?」




「小早川さんは前、なんの学校に行ってたの?」



渚「そ、そんな名乗る程の学校じゃないよ」



「部活は?」



渚「体を動かすのが苦手だから、帰宅部……」エヘヘ……



ほむら「…………」



まどか「暁美…さん?ど、どうしたの?」



ほむら(気のせい……ね)



ほむら「じゃあ行きましょう」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 18:55:12.84 ID:QeDpFTHf0<> CDショップ



さやか「あの黒髪の方の転校生、大丈夫だったの?」



まどか「う〜ん…大丈夫なの…かな?」



まどか「あ、あの人……」



渚「〜♪」



さやか「アホ毛の方の転校生!?」



渚「え?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 18:59:19.31 ID:QeDpFTHf0<> さやか「あんたも来てたの?」



渚「え?えぇ…ま、まぁ……」



さやか「何聴いてるの?」パッ!



渚「あ!や、止めて下さい!恥ずかしいです!///」



ギュワワワワ……



さやか「ハードロック……」



まどか「い、意外だね……」



渚「/////」カァ〜… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 19:01:25.06 ID:QeDpFTHf0<> さやか「ハードロックもいいけど、クラッシックもいいよ?」



渚「く、クラッシックですか?」



さやか「ホラ、こっち来てよ」グイッ…



渚「あ、ちょっと……」トテトテ…



まどか「私も何か聴こっと」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 19:07:43.86 ID:QeDpFTHf0<> 『助けて…!』


まどか「……?」



『助けて…!』



『誰か……助けて……!』



まどか「だ、誰……?」



さやか「――て、事で……ん?」



まどか「………」フラフラ…



さやか「お、おーい!まどかー?」



渚「………?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 19:13:31.03 ID:QeDpFTHf0<> まどか「……あ!」



QB「た、助けて……!」ググ…



まどか「だ、大丈夫!?」



QB「助けて……」



「そいつから離れて……」



まどか「!?」



ほむら「………」ザッ…



まどか「暁美さん!?」



ほむら「………」スッ



まどか「!」ビクッ!



バシュゥウウウウウ!!!



ほむら「!」バッ!



まどか「さやかちゃん!?」



渚「え〜っと……まどかさん?は、早く…!」



まどか「小早川さん!?」



さやか「早く逃げるよ!まどか!」



ほむら「クッ……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 19:16:16.21 ID:QeDpFTHf0<> 渚「そ、それは?」タッタッタ……



さやか「何それ!?生き物!?」タッタッタッ……



まどか「分かんないけど……とにかく病院かどこかに……」タッタッタッ……



ゾォッ!



まどか「!?」



さやか「な、何!?」



渚「う、うわぁ!?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 19:17:51.90 ID:QeDpFTHf0<> 使い魔A「」グラグラ…



使い魔B「」グラグラ…



まどか「な、何!?これ……」



さやか「……!?」



渚「…………」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 19:25:27.78 ID:QeDpFTHf0<> ドォゥン!ダアゥン!



使い魔A「」ビシッ!



使い魔B「」グチャッ!




まどか「な、何!?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 19:47:21.56 ID:QeDpFTHf0<> マミ「大丈夫?」



さやか「!?」



渚「魔法………少女」ボソッ…



まどか「え?」



渚「あ!な、何でもないよ!ただそれっぽく見えたから……!///」ワタワタ… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 20:15:23.95 ID:QeDpFTHf0<> マミ「あら?キュゥべえを助けてくれたの?ありがとう、その子は私の大切な友達なの」



まどか「わ、私…呼ばれたんです!この子に……」



マミ「ふぅん、そうなの……」



マミ「その制服、貴方達も見滝原の生徒の様ね?……一年……二年生?」



渚「あ……あなたは?」



マミ「そうね、自己紹介が必要ね……だけどその前に―――」




マミ「――――一仕事終わらせてもらっていいかしら?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 20:19:39.39 ID:QeDpFTHf0<> ゴォッ!



渚「うわっ!」ズザザッ!



まどか「……あ!」



マミ「はぁ!」



ドドドドドドゥン!!!!!



ボオォォンン!!!



まどか「わぁ……!」



さやか「す、凄い……! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 20:21:31.13 ID:QeDpFTHf0<> さやか「?」ハッ…



さやか「あ、アレ?あのアホ毛の転校生は?」キョロキョロ… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 20:24:27.71 ID:QeDpFTHf0<> ゴオォ……


ほむら(結界が消えていく……そんな事よりまどか達を……!)



ドォウン!



ほむら「!」サッ!



チュィーンッ!



ダァウン!ドゥンッ!ドゥンッ!



ほむら「ッ!ッ!ッ!」シャッ!サッ!



ほむら(狙撃……!?どこから…!?)



ほむら(しまった…!余計な時間を……!)
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 20:30:26.70 ID:QeDpFTHf0<> パァァ……


QB「…う…ぅぅ……」



QB「ありがとうマミ、助かったよ!」



マミ「お礼はこの子達に言いなさい…って、もう一人の子は?」



まどか「あ、そ、そうだ!」



渚「私ならここに居るよ〜…」



さやか「あんた、どこに行ってたの!?」



渚「どこって……さっきからそこで隠れて見てたんだけど……」



渚「それから固まってた様で……」エヘヘ…



さやか「なーんだ…てっきり、さっきのヤツらにこっそりとやられたのかと……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 20:35:50.47 ID:QeDpFTHf0<> QB「とにかく、無事で良かったね。小早川 渚」



渚「!?」



QB「それと、助けてくれてありがとう、鹿目まどか!美樹さやか!」



まどか「え!?」



さやか「な、何で私達の名前を!?」



QB「……実は僕はキミ達にお願いがあって来たんだ!」



まどか「お、お願い?」



QB「僕と契約して…魔法少女になって欲しいんだ!」



渚「……ま、魔法少女…?」



渚「そんなの……実在するの……?」



マミ「実在するわよ、だって目の前に居るじゃない」



渚「………!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 20:46:53.97 ID:QeDpFTHf0<>


ほむら「………!」ザッ



ほむら「……ひと足…遅かったわね」



ほむら「………」



ほむら「あの狙撃は一体、何だったのかしら………」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 20:59:54.85 ID:QeDpFTHf0<> 『暁美ほむらちゃん』



ほむら(テレパシー!?QB……の声じゃないわね……)



『忠告しておく、キミはこれから家で大人しくしてたらいいよ☆』



ほむら(そういう訳にはいかないわ…私には、まどかを守る義務がある)



『………ま、何でもいいけどさ』



ほむら(あなたは誰?何者?)



『私は………創造神でもあり、破壊神でもある』



『悪いけど、これからの出来事を私は傍観させてもらうよ』




ほむら(……何だったのかしら) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 21:06:59.85 ID:QeDpFTHf0<> マミのマンション



マミ「入っていいわよ」ガチャッ




まどか「お邪魔します」


さやか「お邪魔しまーす」


渚「お邪魔します」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 21:12:10.40 ID:QeDpFTHf0<> まどか「うわぁ、素敵なお部屋」



マミ「一人暮らしだから遠慮しなくても、いいわよ」



渚「へー、一人暮らしなんですか」



マミ「………」イソイソ… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 21:17:31.37 ID:QeDpFTHf0<> さやか「てゆうか、左手の薬指どうしたの?」



渚「え?」



まどか「あ、本当だ、左手の薬指だけ無いね?どうしたの?」



渚「あ!これ?これはちょっと小学生の時……事故でちょっと…ね?」



渚「左手の薬指がその事故で千切ちゃったていうか……」



まどか「な…なんか、腕の力が抜けて来たよ……」ヘニャ… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 21:22:21.58 ID:QeDpFTHf0<> マミ「ケーキ焼けたわよ」



渚「うわぁ、ケーキだ!」



マミ「好きなの?ケーキ?」



渚「うん!大好きだよ!」



マミ「うふふ、それは良かったわ」



さやか「はいはーい!私も好きでーす!」



まどか「わ、私も!」



マミ「はいはい、ちょっと待っててね♪」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 21:27:35.92 ID:QeDpFTHf0<>

マミ「どう?味は?」



まどか「凄く美味しいです!」



さやか「メッチャ美味いです!」



渚「もう言葉が出ない程、美味しいです!」



マミ「ふふ…それは良かったわ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 21:41:25.17 ID:QeDpFTHf0<>

マミ「これがソウルジェムよ」



まどか「うわぁ、綺麗ですね」



QB「ソウルジェムは僕と契約したと同時に与えられる宝石さ」



渚「へー、そうなんだ!ところで契約って何の事?」



QB「僕と契約する事で、一つ願いを叶えられるんだ」



さやか「どんな願いでも?」



QB「うん、一つだけならね」



渚「へー…一つだけかぁ、二つや三つぐらいなら色々と願えるんだけどなぁー」



渚「一つだけなら何を願う?」



さやか「え?う〜ん…金銀財宝に名声に名誉に不老不死に……」



さやか「あ!全宇宙を手にする力とか!」



まどか「さ、さやかちゃんそれ悪役みたいだよ……?」



さやか「え?そう?」



渚「それに一つだけだし……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 21:45:31.71 ID:QeDpFTHf0<> さやか「そんな物、一つに纏めればいいんだよ!」



渚「えぇー!?」



QB「でも願いを叶えると同時に、魔法少女として魔女を倒す役目を背負わされるんだ」



まどか・さやか「魔女?」



渚「魔女って……?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 21:50:33.76 ID:QeDpFTHf0<> 渚「魔法少女とは違うの?それとも、ハイレベルな魔法少女って事?」



さやか「ハ、ハイレベル……?」



QB「渚が思ってる様な物じゃないよ、魔法少女が願いで生まれたのなら―――」



渚「その魔女は呪いで生まれた物って事?」



QB「うん、そう言う事さ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 21:59:17.20 ID:QeDpFTHf0<> QB「そしてもう一つ……危ないのも居る」



まどか「危ない?」



QB「同じ魔法少女なんだけど何かが違う、普通に見えるけど、どこかが異常、普通の人間に見えるけど

人によっては化け物にも見える……」



QB「僕達はそんな魔法少女をこう呼んでいる」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 21:59:55.65 ID:QeDpFTHf0<>






QB「ネガティブ系魔法少女、と」





<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 22:08:49.50 ID:QeDpFTHf0<> さやか「ネガティブ系魔法少女?根暗な魔法少女って事?」



QB「そう言う意味じゃないんだ、言ってしまえば悪の魔法少女だよ」



QB「絶望寄りの願いを叶えて、他の魔法少女達を絶望に引きずり込もうとしてる魔法少女なんだ」



マミ「とんでもなく酷いヤツらよ、私は見たこと無いけど……キュゥべえ曰く、そう言う魔法少女が普通の魔法少女を

巻き込んでるみたよ」



さやか「それは酷いヤツらですね……」



まどか「同じ魔法少女なのに、何で仲良くしないんだろう?」



渚「魔法少女にも悪い魔法少女とか居るんだね……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 22:16:34.71 ID:QeDpFTHf0<> マミ「魔女と戦い、そのネガティブ系魔法少女の存在に警戒しなくてはならない毎日……」



マミ「だから私は常に死と隣り合わせなのよ」



さやか「!」



マミ「だから貴方達は、QBと契約する時はよく考えて契約した方がいいわ」



渚「う〜ん…それは悩むね……」



マミ「そこで提案があるんだけど……貴方達、私と魔女退治に来てみない?」



まどか「え?」



マミ「魔女退治とはどう言う物か……危険を犯してまで叶いたい願いがあるか…じっくりと考えて欲しいの」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 22:23:24.05 ID:QeDpFTHf0<> 明日



渚「やぁ!さやかちゃん!えーと……志筑さん?お先!」ビュンッ!



さやか「うわっ!」



仁美「あれは……確か転校生の?」



さやか「うん……小早川 渚」



仁美「何をあんなに急いでるんでしょうか?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 22:26:10.80 ID:QeDpFTHf0<> 教室



渚「………」ガラッ!



渚「はぁ…はぁ…」



ゴソゴソ……



渚「………あ、あった」



キリキリ……



ピンッ! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 22:32:02.62 ID:QeDpFTHf0<> まどか「あ、渚ちゃん。本当に先に来てたんだ」



渚「あ、鹿目さ……うわっ!?」



QB「ん?何だい?」



渚『何でこんな所に!?』



まどか『あー…それは色々と説明が……』



渚『だ、大丈夫なんですか?大騒ぎに……』



QB「大丈夫だよ、僕は他の人には見えないから!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 22:48:46.59 ID:QeDpFTHf0<> 屋上



まどか「はい、キュゥべえ」



QB「ん」パクッ



渚「何か願い事決めた?二人共」



さやか「そう言う渚は?」



渚「あはは……私も何も……」エヘヘ…



さやか「そうだよね、ま…そんなもんだよ……」



渚「?」



さやか「やりたいことは確かにいっぱいあるけど……命懸けってのがね……」



さやか「それで少し、詰まってるんだよね……」



さやか「ひょっとしたら私達、平和馬鹿だからかな?」



渚「………」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 22:57:20.28 ID:QeDpFTHf0<> さやか「何で私達なのかな……」



さやか「他にも困ってる人が居るのに……こんなチャンスを私達だけ貰っていいのかな」



さやか「今この瞬間でも絶望してる人は沢山居るのに……」



渚「美樹さん……」



渚「そんなの、深く考えなくていいんだよ」



渚「他の人なんてどうでもいいじゃん」



渚「正義の味方とか、奇跡とか、希望とか、そんな頻繁に訪れる物じゃないんだよ」



渚「だけど私達が常に居てくれるのは……絶望さ」



渚「それも真っ黒じゃない、寝ぼけた様な黒の絶望のね」



渚「今、私達は希望の最骨頂に居るんだよ」



渚「それを美樹さんは……その希望を投げ捨てるのかい?」



渚「千年一遇のチャンスを見逃すのかい?」



さやか「……それ、どういう意味?」



渚「…………」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 23:03:36.76 ID:QeDpFTHf0<> 渚「あ……ごめんなさい!私ったら…またこんな事を…!」



渚「ごめんなさい美樹さん!凄く悩んでるのに意味不明な事を言って……!」



さやか「い、いや…いいんだよ……」



まどか(………さっきの渚ちゃん…何だか怖かった……)



まどか(背筋が凍る様な笑顔、魂が抜き取られそうな声……)



まどか(まるで闇の底から這い出でた何かみたいに………)



渚「…?どうしました?鹿目さん?気分が悪いんですか?」



まどか「だ、大丈夫だよ!」



まどか(ううん!そんな事ないよね、渚ちゃんは転校して来たばかりといえ…私達の友達なんだから…)
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 23:16:02.34 ID:QeDpFTHf0<> ファミレス



マミ「それじゃあ、魔法少女体験コース第一弾行ってみようか?」



マミ「準備はいい?」



さやか「準備は何すれば良かったのか分からなかったから、とりあえず」バッ!



渚「金属バット?」



さやか「何もないよりはマシだろ?」



渚「ま、まぁ…そうだね……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 23:19:58.49 ID:QeDpFTHf0<> さやか「渚は何か持って来たの?」



渚「え…い、いやぁ……モデルガン程度しか……」スッ…



さやか「モ…モデルガン!?そんなの殺傷力がないでしょ?」



渚「あはは…それもそうだね……」



渚「それで…鹿目さんは?何か持ってきたの?」




まどか「え?私?私は……えぇっと……」ゴソゴソ… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 23:23:44.17 ID:QeDpFTHf0<> 『黒歴史ノート』バァンッ!



さやか「う…うわぁ…」



まどか「取りあえず、衣装だけでも考えておこうと思って……」



「「「あっはははははははははははは!!!!!!」」」



まどか「えぇっ!?えぇ……」



渚「あはは…うん、それも大切だね!」



まどか「むぅ……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 23:30:15.99 ID:QeDpFTHf0<> 鉄橋



マミ「それで…この前の魔女の事なんだけど……どうやら仕留められた様ね」



まどか「え?誰にですか?」



さやか「あの転校生かな?」



マミ「転校生?あぁ……キュゥべえを襲ったっていう子?」



マミ「彼女がそこに居たのならそうかもしれないわね」




渚「そうですよね……だって『他に』魔法少女なんて見かけませんでしたもんね……」



マミ「……あら?新たな反応が出てるわ」パァァ…



マミ「こっちよ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 23:37:04.01 ID:QeDpFTHf0<> 建物の付近



マミ「ここね」



さやか「あ!あれ!」



女性「」バッ!



渚「うわ!?落ちた!」



まどか「きゃあ!」



マミ「やぁ!」シュルル…



女性「」グッタリ…



渚「あ、この人の首に……」



マミ「魔女の口付け……やっぱりね」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 23:42:04.54 ID:QeDpFTHf0<> マミ「……ここね」



マミ「とりあえず、身を守る程度にはしてあげるわ」ピカァッ!



さやか「うわ!バットが変わった!」



渚「す…凄い……!」



マミ「それじゃあ……行くわよ!」



さやか「は、はい!」



まどか「はい!」



渚「…………」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 23:45:50.26 ID:QeDpFTHf0<> 結界内



使い魔A「ピロピロ…」



使い魔B「ピロピロ…」



さやか「うわ!早速……!」



マミ「下がってて」チャキッ!



ドォゥンッ!バゥンッ!



使い魔A「ャー!」



使い魔B「ゴォー!」



さやか「あ、あれ!?渚は!?」



まどか「あれ?本当だ!渚ちゃんが居ない!」



マミ「どうしたの?」



まどか「あ、あの!渚ちゃんが居ないんです!さっきまで一緒だったのに!」



マミ「何ですって!?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 23:46:51.10 ID:QeDpFTHf0<> 渚「………」



使い魔C「…」



使い魔D「…」




渚「………」ジャキッ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 23:48:53.63 ID:QeDpFTHf0<>

QB「ひょっとしたらこの結界の最深部に居るのかもしれない!」



マミ「なら、早く行きましょう。まったく……離れないでって言ったのに」



まどか「渚ちゃん……大丈夫かな……」



さやか「大丈夫だって!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 23:51:47.81 ID:QeDpFTHf0<> ほむら「……!?」



ほむら(え…?この結界って……そんな!早過ぎる!)



ほむら(早く巴マミを……!)



カチッ!



ほむら「!」



ボオォォンン!!!



ほむら「じ、地雷…!?」



ほむら「……!」



使い魔C〜AX「「「「「…………」」」」ゾロゾロ……



ほむら「クッ!何でこんな時に限って……!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 23:56:53.55 ID:QeDpFTHf0<> 結界の最深部



シャルロッテ「………」



マミ「見て、あれが魔女よ」



さやか「へ、へぇ……そんなに怖く無いですね」



マミ「外見に惑わされちゃ駄目よ、恐らくあの魔女も凶暴のハズ」



まどか「あ!渚ちゃん!」



渚「み、みんな!?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/20(火) 23:59:49.74 ID:QeDpFTHf0<> さやか「何やってんだよここで!?」



渚「ごめんね、ちょっとはぐれてガムシャラに行ってたらここに来ちゃって……」




マミ「まったく……次から、はぐれちゃ駄目よ?」



渚「はーい……」



マミ「貴方達はそこで隠れてて」バッ! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/21(水) 00:03:47.96 ID:Yyv/wuJv0<>
マミ「ッ!」ドゥン!バゥンッ!



使い魔「「「!」」」」メギャッ!



マミ「やぁ!」ブンッ!



シャルロッテ「……」ポヨン



マミ「悪いけど、一気に終わらせてあげるわ!」



マミ「ティロ・フィナーレ!」ドガァンッ!



シャルロッテ「!」ビシッ!



さやか「や、やったぁ!」



まどか「す、凄い……!」



渚「………」キュッ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/21(水) 00:06:01.55 ID:Yyv/wuJv0<> マミ「どう?これが魔法少女の力よ」ズズ…



さやか「……!」



まどか「マミさん!上!」



シャルロッテ「……」グォッ!



マミ「え?」



ビスッ!



マミ(痛っ!?い、今の痛みは…!?) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/21(水) 00:08:24.44 ID:Yyv/wuJv0<> シャルロッテ「………」ギ…ギギ…



マミ(さっきのダメージか分からないけど……スローになってるわね……)



マミ(大丈夫……慌てる必要は無い……わ!?)ビキッ!



マミ(う…動けない……!?な、何で!?)ググ…… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/21(水) 00:12:43.74 ID:Yyv/wuJv0<> シャルロッテ「………」ギギギ……



さやか「マ、マミさん!」



渚「巴先輩!?何してるんですか!?早く逃げて!」



まどか「あ……あぁ……!」



マミ「―――!――!―――!」パクパク…



マミ(しかも喋れない……!ど、どうなってるの!?)



シャルロッテ「…………」ギギギ……



マミ「―――!―――!―――――!―――!」パクパク……



QB「マ、マズイ!まどか!さやか!早く僕と契約して魔法少女になるんだ!」



QB「僕と契約して、マミを!」



渚「……!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/21(水) 00:13:58.55 ID:Yyv/wuJv0<> QB「まどか!」



まどか「………!」



QB「さやか!」



さやか「………!」



QB「渚!」



渚「………!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/21(水) 00:16:37.44 ID:Yyv/wuJv0<> シャルロッテ「…………」ギギギ……



マミ「――――――!――!―――!」



マミ「―――!―――!」



まどか「キュ…キュゥべえ!わ、私……!」



渚「鹿目さん!?」



マミ「――――――――――――!!!!!!」



まどか「……あ」



ブシュッ! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/21(水) 00:17:29.86 ID:Yyv/wuJv0<>






ベキベキベキメギメギッギギギギギギベキベキッ!!!!!!!!




<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/21(水) 00:20:18.60 ID:Yyv/wuJv0<> カチンッ!



マミ「」ボタボタボタ…



マミ「」バタッ



渚「あ…あぁ……!」




まどか「………!」



さやか「うっ…!マ……マミさ……うぷっ…!」



QB「マミ…!まどか!さやか!渚!マミの仇をとれるのはキミ達しかいない!」



QB「早く僕と契約するんだ!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/21(水) 18:33:19.18 ID:Yyv/wuJv0<> ほむら「はぁ…!はぁ…!」



使い魔AB「ギャー!」



ほむら「もう、駄目……魔力が……!」



ほむら「クッ…グリーフシードを全部使い切る前に、最深部まで行かなきゃ……!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/21(水) 18:36:49.45 ID:Yyv/wuJv0<>


マミ「」ドクドク…



シャルロッテ「」グォォ…



渚「マミさん!」ダッ!



まどか「あ!渚ちゃん!」



渚「マミさん!マミさん!」



マミ「」ドクドク…



シャルロッテ「………」ズズ…



さやか「あぁ!渚!」



QB「マズイ!このままでは渚まで…!早く僕と契約を!」



ビシッ!


シャルロッテ「!?」グルンッ!



ボオォォォンンン!!!!



まどか「え……?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/21(水) 18:38:40.19 ID:Yyv/wuJv0<> さやか「は、破裂した……?」



まどか「あ!アレ!」




ベレー帽の魔法少女「…………」




さやか「まさかアイツが?」




ベレー帽の魔法少女「……」スッ…



まどか「あ……帰っちゃう……」



ゴオォ……! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/24(土) 08:47:06.64 ID:QTXOrKIs0<> ほむら「待ちなさい」



白ベレー帽の魔法少女「…………」



ほむら「あなたは……何者?」



白ベレー帽の魔法少女「…………」ボゥッ!



ほむら「!」



ほむら(煙幕っ……!) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/24(土) 08:51:49.01 ID:QTXOrKIs0<> 翌日 学校の屋上



まどか「…………」



さやか「…………」



渚「……マミさんが死んじゃったって事は…この見滝原を守る人が居なくなったって事だよね?」




QB「その心配はないよ」ピョコン



QB「キミ達が契約すればいい話さ」



さやか「……そう簡単に言うけどさ」



まどか「うん、あんな事になるなんて………」



渚「人知れずに死ぬなんて……私には出来ないよ……」



QB「……やれやれ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/24(土) 08:53:53.37 ID:QTXOrKIs0<> 渚「ところでさ、QB。あの白いベレー帽を被った魔法少女は何者?」



QB「さぁ?よく見えなかったよ」



さやか「あの魔法少女が早めに来ていたら、マミさんは助かったのかもしれないのに……」



まどか「………」



渚「…………」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/24(土) 08:55:31.02 ID:QTXOrKIs0<> さやか「……この前の恭介も何だか変だった」



まどか「え?」



さやか「何て言うか……変だったんだよ」



まどか「上条君が?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/24(土) 08:59:09.89 ID:QTXOrKIs0<> この前  病室



さやか「恭介ー…入っていいー?」ガラッ



恭介「あはっ♪待ってたよさやか♪さぁ、コッチに来て♪」



さやか「え?えぇ…うん……」



恭介「今日も何か持って来たの?ねぇねぇ?」



さやか「ど、どうかしたの?恭介…?何か嬉しい事とかあったの?」



恭介「あはは♪面白い事を聞くね♪大好きな友人が来てるのに嬉しくない訳がないじゃん♪」



さやか「へ、へぇー……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/29(木) 06:46:36.18 ID:XEiMZgIx0<>

さやか「何だか…気味が悪かった……」



まどか「……」



渚「……でも、上条クンは上条クンでしょ?」



さやか「……うん、そうだね」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/29(木) 06:57:19.93 ID:XEiMZgIx0<> 渚「……でも、いつまでもクヨクヨしてる訳にはいかないよ!」



渚「そりゃあ……マミさんが死んだのはツライけど、あれは運命だったんだよ……」



渚「『運命』だなんて事で、マミさんの死を片付けたくは無いんだけどね……」



まどか「………」



さやか「でも、どうするの……?見滝原は丸腰状態だよね?」



さやか「もう、ここを守る人は居ない……」



渚「………」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/29(木) 07:00:56.34 ID:XEiMZgIx0<> 渚「暁美さんが居るよ…あの人もこの見滝原の魔法少女だし……」



さやか「アイツは駄目だ!」



さやか「アイツは絶対にマミさんのやってきた事をぶち壊そうとするよ……」



渚「……そうかな?」



さやか「そうだよ!」



渚「じゃあ……なるの?魔法少女に…?」



渚「マミさんと……同じ運命を辿る事になるかもしれないんだよ?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/29(木) 07:08:52.31 ID:XEiMZgIx0<> さやか「…………」



まどか「…………」



渚「マミさんは魔法少女になる事を勧めてくれた……だけど、闇雲に願いを叶えるのは駄目だと思う」



渚「マミさんの様な交通事故はともかく……」



渚「何も願う様な事を無いのに願うのは……駄目だと思う」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/29(木) 20:11:06.61 ID:XEiMZgIx0<> ――――

――


さやか「………!」ハッ



さやか(病院…?あ、そっか……私…あの後、病院に……)



恭介「……さやかは僕をイジメてるのかい?」



さやか「え?」



恭介「僕の左手は絶対に治らないと言われたんだ、もう二度とバイオリンが出来ないのに音楽を聴かされるなんて……」



恭介「もうたくさんだ!」グシャッ!



さやか「!」バッ



恭介「………ッ!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/29(木) 20:25:11.65 ID:XEiMZgIx0<> 恭介「……医者に言われたよ、奇跡か魔法でもない限り治らないって……!」



さやか「あるよ!」



恭介「え?」



さやか「奇跡も、魔法もあるんだよ!」



恭介「さ、さやか?」



さやか「………」キッ



QB「………」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/29(木) 20:38:04.09 ID:XEiMZgIx0<> さやか「待ってて!恭介!」ダッ!



恭介「あ……」



ピシャッ!



恭介「………」



恭介「………」スッ…



カチッ……カチャッ!



ドシャッ!



恭介「………」ニヤッ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/29(木) 20:46:23.56 ID:XEiMZgIx0<> ――――


まどか「あれ……?あれは仁美ちゃ……」



仁美「〜♪」



仁美「あらー?鹿目さんではありませんの」



仁美「あ、そうだ!鹿目さんも素晴らしい場所に行きましょう、そうしましょう!」グイッ



まどか「え?ちょっと……!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/29(木) 21:03:27.79 ID:XEiMZgIx0<> ――――



ほむら「確か、この後……」



ドゥンッ!



ほむら「!」ビシッ!



ほむら「な、何…!?今の……」



ビキッ!



ほむら「なッ…!?動けない……!?」



ほむら「こ、こんな事をしてる場合じゃないのに……!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 18:36:32.77 ID:GmyXsOUX0<> 工場内



工場長「へ、へへ……この工場は終わりだぁ……」


「終わり終わり……」トプトプ…


「終わりなんだよ……」トプトプ…



まどか「あ、あれは……!」



まどか「だ、駄目!」ダッ!


ガッ!


まどか「えいっ!」


ガシャァン!


まどか「はぁ……はぁ……!」



まどか「あ……!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 18:39:23.00 ID:GmyXsOUX0<> 「この野郎!神聖な儀式をッッ!!!」



まどか「うわ…!」



まどか「ッ!」ガチャッ!



ゾワァッ!



まどか「ッ!?こ、ここは……!?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 18:42:33.33 ID:GmyXsOUX0<> 雑音の魔女の結界



『どうせ勝てやしない……』


『終わりなんだよ、何もかも……』


『敗北、それ以外考えられない』


『どうせ勝てない、どうせ負ける』


『弱者はいつまでも強者の踏み台だ…』



まどか(な……何…!?頭の中に声が……!?) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 18:47:11.19 ID:GmyXsOUX0<> 『もう何だっていいじゃないか!』


『死んでも誰も悲しむヤツなんて居ない……』


『終わり終わり終わり終わり……』


『死んだ方がマシって言われたんですよ』


まどか「ううぅっ……!」ガクッ



『死ねって』


『そう言われた』


『どうせ誰も助けに来ない』


『カッコイイヒーローの様に駆けつけてくれる人なんて居ない』


『私がどれだけ泣き叫んでも、助けに来ない』


『いつまでもこのループは続く』


『家に帰っては殴られ学校に行っても殴られ……』


『……もう嫌だよ…』


『誰か助けてよ……』


『助けて……!』



まどか(……!?い、今の声って……どこかで……) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 18:49:26.44 ID:GmyXsOUX0<> 使い魔A「イヘヘヘヘヘ!!」


使い魔B「ビロビロビロビロ……」



まどか「ヒッ…!」



「まどか!」



まどか「……え!?」


ズバァンッ!


使い魔A「ギャア!!!」


使い魔B「ギィッ!!!」



まどか「さ、さやかちゃん……?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 18:51:22.25 ID:GmyXsOUX0<> 雑音の魔女「ギィン……ギィン……」



さやか「コレで最後だぁああああああ!!!!」



ドッ!


ズゥゥウウウウウウウンンンンンンンン!!!!!



ゾワワワワワワ……




さやか「……ふぅ」



ゴォォ…… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 18:55:04.71 ID:GmyXsOUX0<> まどか「さ、さやかちゃん!?そ、その格好……!」



さやか「え?あ、あぁ…どう?カッコイイでしょう!」



まどか「………」



さやか「あ、だ、大丈夫だって!何とかなるって!」



ほむら「……」ザッ



さやか「あ……」



ほむら(この運命は避けられないの……?)



さやか「な、何か用かよ」



ほむら「………」スッ



さやか「な、なんだよ……アイツ……」



まどか「ほむらちゃん……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 19:04:16.17 ID:GmyXsOUX0<> 同時刻  見滝原付近



杏子「……それで?その情報は本当なのかよ?マミがくたばったってのは」



お面の少女「そうだ、そして今は見滝原は丸腰状態……なのだが……」



杏子「?」



お面の少女「魔法少女が二人確認された」



杏子「二人?誰だよ」



お面の少女「暁美ほむら……そして最近魔法少女になったのは美樹さやかと言う名の者だ」



杏子「フーン……まぁ要するにそいつら潰せばいいって事なんだろ?ネガティブ系魔法少女さんよぉ」



お面の少女「…………」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 19:08:21.09 ID:GmyXsOUX0<> 杏子「お前達、ネガティブ系魔法少女のリーダーが見滝原に潜入してるって言うじゃねーか」



お面の少女「……さぁ?どうだったかな」



杏子「まぁいいや、ちょっくら寝床を探してくるよ」



お面の少女「………」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 19:15:37.19 ID:GmyXsOUX0<> 翌日



渚「えっ!?美樹さん……契約しちゃったの!?」



さやか「あ……あぁ…うん、まぁね」



渚「何か大切な願い事があったの?」



さやか「うん、モチロン」



渚「……そう」



さやか「あ、魔女の反応が……」



まどか「かなり近いね……」



さやか「よし、行ってみようか!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 19:27:13.57 ID:GmyXsOUX0<> 小道具の魔女



使い魔A「ビロロロロロ!!!」



まどか「さやかちゃん!」



さやか「分かってるって!」



ジャキッ!



さやか「でやぁ!やぁ!」ビュン!ヒュッ!



使い魔A「ぎにゃ!」グサッ!



使い魔B「!?」



さやか「もう一体――」



ザドンッ!ズドンッ!



さやか「うわっ!や、槍!?」



使い魔B「ビガガガガ……」



ゴォォ… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 19:33:43.41 ID:GmyXsOUX0<> 杏子「おい、何やってんだよ!アイツは使い魔だろうが!」



さやか「あ、新しい魔法少女……!?」



杏子「……ん?あぁそっか、お前が最近、魔法少女になったばっかりの魔法少女ってお前の事か」



杏子「オイ、ヒョッコ。この際だから教えてやる」



杏子「使い魔なんて倒したところで、意味なんてねーんだよ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 19:40:15.44 ID:GmyXsOUX0<> さやか「……アンタ、もしかしてネガティブ系魔法少女…!?」



杏子「あー違う違う、情報提供者がネガティブ系魔法少女なんだよ」



杏子「つーか、お前……ひょっとしてアタシみたいな感じのヤツを全部ネガティブ系魔法少女だとか

思ってんのか?」



杏子「だとしたら滑稽だな!お前はアイツらの事なんざ何も分かっちゃいねぇ」



杏子「そもそもアタシがネガティブ系魔法少女だったら真っ先にお前を狙うっつーの」



さやか「………!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 19:43:52.65 ID:GmyXsOUX0<> 杏子「まぁそんな訳だ、命だけは助けてやるよ」



さやか「ま、待て!」



さやか「あ、アンタみたいな魔法少女……あたしは許さない!」ジャキッ



杏子「……お前、馬鹿だな…折角助けてもらった命を無駄にしようとするなんてよ」



杏子「本っ当に反吐が出るぜ」ニタァ…



さやか「ッ!」バッ!



杏子「ヘッ!」ジャキッ! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 20:06:57.17 ID:GmyXsOUX0<> バギャッ!



さやか「グッ!」



杏子「ハッ!チャラチャラ踊ってんじゃねぇぞ!」ビュッ!



さやか「ッ!?」ドォゥン!



まどか「や、止めてよ!魔法少女同士で戦うなんて、こんなの絶対におかしいよ!」



杏子「っるせぇ!」ズバァッ!



まどか「きゃっ!?」



ボォンッッ!


杏子「アタシ達、魔法少女はそんな甘くねぇんだよ!」



杏子「アンタみたいな普通の人間は黙って――」



さやか「っぐぉおおおおおおおおおお!!!!!」



杏子「……うッぜぇ!」



カチッ! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 20:13:05.15 ID:GmyXsOUX0<> ボォウンッ!


杏子「グッ…!?な、何だ…!?」



さやか「……!」



ほむら「こんな所で騒いでる場合じゃないでしょ?あなた達、ネガティブ系魔法少女とやらに見つかったらどうする気?」



杏子「ハァ?なんだお前は」



さやか「どいてよ……!そいつは絶対に許さない……!」



ほむら「……どかない」



さやか「どけぇっ!」ヒュッ!



まどか「さやかちゃ――!」



カシャッ!



さやか「ッ!?」スカッ!



ほむら「……正義のヒーローでも気取ってるの?」



ほむら「そういうのが、早死するのよ」



さやか「〜〜〜〜〜ッ!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 20:15:13.50 ID:GmyXsOUX0<> ほむら「あなたも早く帰る事ね」



杏子「……ケッ!」



杏子「命拾いしたな、ヒョッコ」



さやか「……ッ!」ギリッ… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 20:23:49.14 ID:GmyXsOUX0<> ――――



まどか「もしもし?渚ちゃん?」



渚『なに?鹿目ちゃん?』



まどか「さやかちゃん知らない?」



渚『………』



渚『知らないよ?どうかしたの?』



まどか「実は……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 20:27:53.80 ID:GmyXsOUX0<> 病院



さやか「………あれ?」



看護婦「どうしたの?」



さやか「あ、あの!ここの患者は、どこに……」



看護婦「え?上条君なら別の場所に移されたけど?」



さやか「え……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 20:31:20.83 ID:GmyXsOUX0<> ――――



さやか「………」



さやか「恭介、教えてくれなかった………」



さやか「………」トボトボ…



杏子「よぉ」



さやか「ッ!?」



杏子「ヘッ……また会ったな」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 20:33:54.39 ID:GmyXsOUX0<> 歩道橋



杏子「ここなら誰も邪魔は来ねぇ!」



杏子「ヘヘッ!完全にブッ潰してやるよ……!」スッ…



さやか「………!」スッ…



渚「あ!あそこに…!」



まどか「あ…!駄目!さやかちゃん!」ダッ!



渚「鹿目さん!?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 20:37:36.40 ID:GmyXsOUX0<> まどか「ッ!」バッ!



さやか「ちょっ…!まどか!」



まどか「えいっ!」ブンッ



ブォォォ……



ほむら「!?」カッ…



ほむら「ッ」シュッ!


さやか「まどか!?あんた、何て事を!?」



まどか「だ、だって!ああでもしないと……!」



さやか「」フッ…



まどか「え……?さ、さやかちゃん?」



杏子「……!?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 20:39:55.76 ID:GmyXsOUX0<> まどか「さやかちゃん!?さやかちゃん!?」



杏子「ッ!」ガッ!



さやか「」



まどか「あ…!ら、乱暴にしないで…!」



杏子「ど、どういう事だよオイ!?」



杏子「コ…コイツ……死んでんじゃねぇか!?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 20:42:16.42 ID:GmyXsOUX0<> 渚「ま、まさか……ソウルジェムを投げたから……?」



杏子「はぁ!?」



QB「渚の言う通りだよ、さやかがそうなったのはソウルジェムが手元から離れたからさ」



まどか「キュゥべえ!?」



杏子「どういう事だよ!教えろ!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 20:46:13.86 ID:GmyXsOUX0<> 道路



ほむら「ッ!」シュ!シュッ!



ほむら(後…もう少し……!)



ザッッ!



お面の少女「………」



ほむら「!?」



お面の少女「……」スッ…



ほむら(美樹さやかのソウルジェムを……!?)



ほむら(そうはさせない!)チャキッ!



タァンッ!



お面の少女「ッ!?」ビシッ



カンッ!コロコロ……



ほむら(何とか……取り戻せたわ……)スッ…





お面の少女「………」チッ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 20:49:52.86 ID:GmyXsOUX0<> ―――――――


QB「――ソウルジェムがある限り、魔法少女は死なない」



杏子「ふざけんじゃねぇ!そんなのアタシ達はゾンビになった様なものじゃねぇか!」



QB「……そんな事を僕に当たられても困るよ」



杏子「………!」



ほむら「……」シュッ!



まどか「あ、ほ…ほむらちゃん……」



ほむら「………」スッ…



さやか「……!」ハッ…



さやか「あ、あたしは……一体……?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 20:57:00.17 ID:GmyXsOUX0<> ―――
――


『あーあ……やっぱりこうなったか……』



『……これじゃあ最悪のシナリオが始まるね』



『自分がゾンビと知った美樹ちゃんは……もう二度と上条クンと会おうとしないね……』



『……まぁ、『本物』の上条クンは既に犠牲になってるけどね』 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 21:00:03.47 ID:GmyXsOUX0<> ――――


仁美「私は上条さんの事をお慕いしてましたの」



仁美「一日だけ待って差し上げますから、後悔なさらぬ様に……」



さやか「へ、へぇ〜!きょ…恭介のヤツも隅に置けないなぁー!」



さやか「あは、あははは!あははは!」



『ホラ、やっぱり』 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 21:03:26.73 ID:GmyXsOUX0<> 『恨んでる恨んでる』



『呪ってるよ』



『そこから出てみな、美樹ちゃん、最悪の物が見えるから』



さやか「……帰ろ」ガタッ



さやか「……」ウィーン…



「志筑さん!」



さやか「……?恭介?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 21:08:19.87 ID:GmyXsOUX0<> 恭介「実は僕は志筑さんの事が好きだったんだ!付き合ってくれ!」



仁美「え!?えぇ…!?か、上条さん!?」



恭介「お願い!僕の気持ちを……受け止めてくれ!」ギュッ!



仁美「えっ!?ちょ…ちょっと…!//////」



さやか「………!!!!!」



さやか「………」ギリギリ…!



『………』 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 21:22:17.41 ID:GmyXsOUX0<> ―――あぁ……心の奥からドス黒い何かが溢れてくる……



何もかもブッ潰したくなってきた………



さやか「―――あはっ♪」



さやか「あはははははははは!!!!はーっはははははははは!!!!!」



影の魔女「」ビュッ!



さやか「遅っせェ!!!」ザスッ!



影の魔女「!?」



さやか「遅っせぇし弱ぇえし何だこの雑魚は!?ハァ!?ボケが!あたしに敵うと思ってんのか!?」



ザスッ!ドスッ!ザクッ!ザクッ!


ブシャッ!ブチブチブチッ!グシャッ! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 21:27:25.37 ID:GmyXsOUX0<> さやか「あひゃひゃひゃ!!!弱ぇ!弱ェぞコイツ!?あはははは!!!」ザクッ!ドスッ!



まどか「さ……さやかちゃん……?」



杏子「お……オイ…アイツ、どうしちまったんだよ……」



さやか「弱い!弱い!雑魚!雑魚!雑魚!雑魚ぉ!」



まどか「止めて……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 21:30:46.93 ID:GmyXsOUX0<> さやか「クカカカ……カカカカ!!!」



ゴォォ……



まどか「さ、さやかちゃん……!?ど、どうしちゃったの……?」



さやか「あはは…!?あぁ……!?」



――何だ?コイツら……鴉?



何でこの鴉、私と同じ大きさなの? <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 21:38:33.93 ID:GmyXsOUX0<> まどか「さ、さやかちゃ……」グッ



さやか「触るな!汚い!」バッ



まどか「さ、さやかちゃん……!?」



さやか「この野郎!うるさいんだよ!」グッ!



まどか「がぅっ!」



ギリギリギリ………



まどか「か…はっ!や、止め……!」



渚「そこまでだよ、さやかちゃん!」



さやか「……?」



さやか「渚……?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 21:42:41.79 ID:GmyXsOUX0<> 杏子「お、お前は、この前の……」



渚「……さやかちゃん、少し血が上ってる様だね……」



渚「私と来て、ゆっくり話そうよ」



さやか「う、うん………」



まどか「………さやかちゃん」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 21:45:42.55 ID:GmyXsOUX0<> 駅



さやか(……何だか、渚なら何でも話せそうな気がする……)



さやか(どうして……?)



渚「………さやかちゃん」



さやか「え?な、何?」



渚「………上条クンの事なんだけどさ」



さやか「え?」



渚「実は上条クンは――――」



ゴオオオォオォォォォオォォォォ………… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 22:10:59.07 ID:GmyXsOUX0<> ―――――


杏子「ハァ…!ハァ…!」



さやか「………」



杏子「ようやく見つけたぞ………」



杏子「アイツはどこに行ったんだよ?あの髪の毛が跳ねた………」



さやか「……渚は、あたしの想像を超えたモンスターだったんだ……」



さやか「そして全ては渚の手の平の上であたし達は踊らされてたんだ……」



さやか「それで恭介が………」ポロポロ……



杏子「オ、オイ……?」










さやか「あたしって、ほんとばか」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 22:15:44.17 ID:GmyXsOUX0<> ――――――


杏子「………」ザッ…



ほむら「………」ザッ…



まどか「さ、さやかちゃん……!?」



さやか「」



渚「な、何で……!」



まどか「さやかちゃん………!さやかちゃん……!」



渚「クッ……美樹さん…!」



ほむら「………小早川 渚」



渚「?」



ほむら「あなた……ネガティブ系魔法少女…ね?」



渚「……え?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 22:23:20.46 ID:GmyXsOUX0<> まどか「え…?な、何を…言ってるの……?」



杏子「さやか曰く、お前は上条とかいうヤツを殺したらしいじゃねぇか……!」



渚「えっ……!?」



ほむら「それだけじゃないわ、あなたは魔法少女の仕組みも予め知ってたようだし……」



ほむら「その上、巴マミが交通事故の件を知ってた………」



渚「ちょっ、ちょっと待ってよ!何でそんな事だけで私をネガティブ系魔法少女って決めつけるの!?」



ほむら「噂によると、ネガティブ系魔法少女は大量の情報網が敷かれてるって聞くわ」



渚「………!」



まどか「もう止めてよほむらちゃん!」



ほむら「まどか……?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 22:29:48.96 ID:GmyXsOUX0<> まどか「仁美ちゃんは失踪しちゃったし……さやかちゃんはこんな事になっちゃったんだよ……」



まどか「これ以上、私から友達を奪わないで……!」ポロポロ…



ほむら「まどか……!」



渚「鹿目さん……」



まどか「渚ちゃんはそんな事しないよね!?あんなに優しい渚ちゃんが、マミさんやさやかちゃんを

殺したりしてないよね!?」



まどか「渚ちゃん!」



渚「………もちろんだよ、私はそんな事しないよ?」



まどか「渚ちゃん……」ギュッ



杏子「………」



ほむら「………」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 22:46:50.61 ID:GmyXsOUX0<> 杏子「それで?どうするんだよ?」



ほむら「………最悪の結果よ」



杏子「え?」



ほむら「まどかは恐らく、この後、殺される」



ほむら「そして私を絶望させる気よ……」



ほむら「まどかに信じてもらえない以上、もう無理……」



杏子「だったら、あの野郎をブッ飛ばせちまえば……!」



ほむら「無理よ……相手がどんな魔法を持ってるのか分からない以上……」



『だったら、巻き戻せばいい』



ほむら「だ、誰!?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 22:51:46.70 ID:GmyXsOUX0<> 次元の狭間



ほむら「―――!?」



ほむら「どこ……?ここ……?」



『この空間は、私が特別に作った空間さ』



ほむら「……!?小早川……渚!?」



ゼロ『あー…違う違う、私の名前はゼロ』



ゼロ『創造神でもあり、破壊神でもある』 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 22:55:51.05 ID:GmyXsOUX0<>
絶望の断片は本の様な物だ。


ここまでの話は『絶望の章』だ。さぁ、もう一回本をめくってみよう。




次の章が待っている。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 22:58:19.88 ID:GmyXsOUX0<>            






               2・『虚無の章』





<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 23:05:45.73 ID:GmyXsOUX0<> 辺は真っ白の空間、ほむらの目の前には朱色の長い髪にアホ毛があり、真っ白い純白の和服を着ている少女が立っていた。


ほむらはこの状況に理解出来ていない、何故なら突然の事だからだ。


混乱しているほむらをよそに、ゼロと名乗る少女は口を開いた。



ゼロ『いや〜…突然の事でごめんね!』



ゼロ『だってさ!ほむらちゃん完全に詰んでたからさ☆』



ゼロ『ちょっと助けてあげようかなって思ってさ』



ほむら「どうして……私を助けようと……?」



ゼロ『……キミを応援してるからさ』



ゼロ『希望を掴もうとするキミをね……☆』 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 23:17:07.63 ID:GmyXsOUX0<> ほむら「その口振り……今まで私が何をしてたか知ってる様ね」



ほむら「………何で応援はするのに助けてくれないの?」



ゼロ『え?はぁ?』



ゼロ『希望は自分の手で掴むもんなんだよ、人に頼ってまでキミは希望を掴む気か?』



ほむら「えぇ」



ゼロ『………よし、少しだけ渚ちゃん対策を教えてあげよう』



ゼロ『まずさ、ほむらちゃんは渚ちゃんをどうしてやりたいの?』



ほむら「もちろん……必要なら殺すわ」



ゼロ『殺す……ねぇ……』



ゼロ『本当にそれでいいの?』



ほむら「え?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 23:20:29.10 ID:GmyXsOUX0<> ゼロ『渚ちゃんの過去を知らないよね?』



ほむら「小早川 渚の過去……?」



ゼロ『うん、渚ちゃんの過去でも見てから考え直したら?』



ゼロ『本当に渚ちゃんを殺す事が真のハッピーエンドなのか……』



ゼロ『正義が一方的に悪を叩き潰すのはいい事なのだろうかを……』 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 23:23:17.92 ID:GmyXsOUX0<> ―――――――


私の名前は小早川 渚。小学1年生だ。



初めての友達や初めての教室や初めての授業………


何もかもが楽しかった。


学校に行くこと自体が好きだった。


だけど………私が5年生の時…… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 23:26:28.57 ID:GmyXsOUX0<> 「渚!テメェ!ムカツクんだよ!」


「何だその反抗的な目はぁ!?」



痛い……痛い……涙を流しながら訴えても、みんなには私の声が聞こえない……。


「おらぁ!もういっちょう!」ドンッ!



痛い。



「おらっもう一回!」ドンッ!



痛い。



「ラストの蹴りぃ!」


ズンッ!



渚「ごっ……!?ぶはぁっ…!?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 23:30:42.64 ID:GmyXsOUX0<> ビチャビチャッ!



男子A「うわっ!吐きやがったコイツ!」



男子B「臭っせぇ〜……」



男子C「早く掃除しろよ!教室を汚しやがって!」グイッ!



渚「ブッ…!?」ビチャッ!



男子A「ホラ!早く飲めよ!」



渚「………!」グググ……



男子B「誰が悪いんだよ!」ボゴォッ!



渚「グッ……!?」



男子B「大人しく飲めよ!自分のだろ!?」



渚「…………」ゴクッ…ゴクッ…



男子C「うわっ!マジで飲みやがったぞコイツ!キモッ!」



渚「………」ポロポロ…… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 23:34:48.61 ID:GmyXsOUX0<> 私は学校でイジメられる様になりました。



女子A「ねぇちょっと、アンタ臭いんだけど」



女子B「ブスのクセに学校に通ってんじゃないわよ!」



女子C「死ねよメス豚!」



渚「………」



女子A「何…?その目…?反抗してるの?」



女子B「マジムカツク……」



渚「わ、私の…事……なんて、気にしないでよ……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/11/30(金) 23:59:04.06 ID:GmyXsOUX0<> 女子A「はぁ!?誰にモノを聞いてるんだよ!」



女子B「マジでムカつくわコイツ、ゲロ女のクセにして!」



女子C「こっちに来いよ!処刑してやる!」ガッ!



渚「痛い痛い!止めて!髪を引っ張らないで!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/01(土) 02:45:37.48 ID:2kDRCSpZo<> 相変わらずいじめシーンは心が痛い <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 08:46:43.52 ID:INoRWZtz0<> 私は執拗に虐められた。


女子A「ホラ!早く便器の水を飲めよ!」



渚「い、いや……っ!」



女子B「早く飲みなさいよ!ここは男子トイレなのよ!うぇっぷ」



女子C「早く飲め!」



渚「………!」ググ…



女子A「早くしろ!」ガッ!



渚「ッ!?」ザバッ!



渚「〜〜〜〜〜!」ジタバタ…! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 08:55:03.21 ID:INoRWZtz0<> 私はイジメられてた。


家に逃げた。


だけど……



「このクソガキが!何で学校から帰ってきやがった!?」



渚「だ、だって!だって!」



「ねー、治昭君、誰?その子?」



治昭「あ?あー久美子はあっち行ってろよ!」



治昭「早く学校に行け!」



渚「お父さん!?誰その人!?」



治昭「黙れ!」ボクッ!



渚「ごほっ…!?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 08:57:46.63 ID:INoRWZtz0<> 久美子「やーん、治昭君、それって児童虐待ってヤツじゃない?」



治昭「は?こんなのはしつけだよしつけ」



渚「ごほっ…!げほっ…!」



治昭「オイいいか?彩夏には絶対に言うんじゃねぇぞ!もし言ったらお前の舌を抜き取るからな!」



渚「………!」プルプル… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 08:59:51.12 ID:INoRWZtz0<> 私には、お姉ちゃんが居る……


だけど、お姉ちゃんは仕事で広島に居る。


お母さんは夜まで帰ってこない。


お父さんは働いてない…。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 10:04:35.06 ID:INoRWZtz0<> お姉ちゃんに電話して相談しようとしても……


渚「お姉ちゃん……」


『何!?渚ちゃん!?何かあったの!?通り魔にあった!?痴漢にあった!?ストーカーにあった!?下着ドロにあっ

た?!ロリコンにあった!?大丈夫!渚ちゃん、そいつら全員ぶっ殺してやるから安心して!』


話を進めて、しかも言ってる意味が分からないし……。



お母さんに言っても…


「ごめんね、渚……私は……どうすることも出来ない……」


お父さんに弱みを握られてるらしく、行動できないし……。



犬のゼロに言っても…



「ワンッ!」



渚「………」



言葉が通じないし……。




私には味方がいない……。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 10:08:57.30 ID:INoRWZtz0<> ある日、犬のゼロがクラスのみんなに殺された。



私の目の前で殺された。



私には何も出来なかった、ただ『止めて!お願い!何でもするから!』を連呼するだけだった。



それで結局、ゼロは撲殺されて、近くの川に捨てられた。



私は気が狂いそうだった。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 11:11:28.23 ID:INoRWZtz0<>






ある日、お姉ちゃんが帰ってきた。



<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 11:17:54.85 ID:INoRWZtz0<> お姉ちゃんは私を見るなり抱きついて来た、私はお姉ちゃんが大好き。


私の唯一の味方はお姉ちゃんだ、だけど……少し怖い。

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 13:27:30.73 ID:INoRWZtz0<> お姉ちゃんは実は変な宗教団体に入団して以来、おかしくなった。


誰かを殺した事があるような口振りを時々見せる。


そんなお姉ちゃんにお父さんも流石に引いてしまってる。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 13:29:15.72 ID:INoRWZtz0<> 「渚ちゃん?元気にしてた!?」



渚「う、うん……」



「どうしたの?元気が無いね……」



渚「あ、ううん!何でも無いよ!」



「……そう」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 13:46:11.99 ID:INoRWZtz0<> その後、クラスの何人かが行方不明になった。


私を今までイジメていた人達全員。


その上、私の訴えを耳すら貸さなかった先生も失踪した。


それだけじゃなくて、私に関わった人達が何人か失踪した。


それ以降、私に関わろうとしなくなって、気味悪がられて、私に近づこうとしてくれなくなった。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 13:49:15.59 ID:INoRWZtz0<> ある日



治昭「ヒック……!クソがぁ……!」



渚「………」



治昭「………」イラッ



治昭「テメェ……誰の許可を得て俺の部屋に入ってやがんだ!」



渚「わ……私!この家を出ていく!」



渚「もう嫌だよ!こんな所、大っ嫌いだ!」



治昭「……はぁ?」



治昭「ちょっとコッチ来いよテメェ」ガッ!



渚「あうっ!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 13:52:30.68 ID:INoRWZtz0<> 私はお父さんに一階の台所に連れていかれた。



治昭「いつからお前は!そんなデカい口を叩く様になったんだ!?」ガッ!



渚「ぐっ……!」



治昭「そんな……ヤツは……ちょっと痛い目にあわないと分からねぇみてぇだな」チキチキ…



お父さんはカッターナイフを取り出し、私の左手を押さえつけた。


何をする気か大体予想がついた。



渚「あっ!や、止めてぇ!!!!止め――――!」




ブツッ! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 13:56:55.80 ID:INoRWZtz0<> 渚「あ……うがぁ……!」



渚「あぁあああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」



渚「痛い痛い痛い痛い痛い痛いぃいぃぃいいいいいいいいい!!!!!!」



左手の薬指部分に走る激痛、そして床に落ちている指らしき物……誰の物かは言うまでも無い。



左手から大量の鮮血が吹き出てる、激痛に苦しんでる私をよそにお父さんは二階に上がって行った。



渚「なんで……誰も…助けてくれないの……?」



渚「なんで……誰も私のことを助けてくれないの……?」



渚「こんなに苦しいのに……こんなに叫んでるのに……こんなに泣いてるのに……」



渚「もう誰か助けてよ……!」



渚「……けて…」



渚「助けて……!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 14:00:30.44 ID:INoRWZtz0<> その時、目の前に草履を履いた足が見えた。


上を見上げると朱色の髪をして純白な和服を着ているした少女が私を見下ろしていた。


その人は何者か……それを聞こうとした途端。



『私は創造神でもあり破壊神だよ』



私が質問する前にそう返された。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 15:07:03.75 ID:INoRWZtz0<> 渚「か、神様……?」



『……まぁ、バッサリと言うならそうなのかもね』



『ねぇ、渚ちゃん。キミはもし一つだけ願うとしたらどうする?』



渚「………?」



『おっと、来たね』



私が振り返ると、猫の様な白い生物がテーブルの上に居た。



「小早川 渚、キミには魔法少女の素質がある」



「僕と契約して、魔法少女になってほしいんだ!」



「僕と契約すると願いを一つ叶えられる、キミの願いはなんだい?」



渚「………」



『渚ちゃんは何を願うのかな?』



渚「……私は」







渚「―――他人に様々な絶望を送る事」



『…………』 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 15:10:06.62 ID:INoRWZtz0<> それから私は中学一年辺りで今の私が出来上がった。


ネガティブ系魔法少女のリーダーとして。


他のネガティブ系魔法少女の気持ちは全て痛いほど分かる。


その内、私の周りにはネガティブ系魔法少女達がついてくる様になった。



「アンタがそう言うならそれに従うだけだよ、リーダー」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 16:10:27.21 ID:INoRWZtz0<> ―――――――



ゼロ『こうして、渚ちゃんはネガティブ系魔法少女達と共にキミ達魔法少女を潰そうとした』



ゼロ『理不尽な運命を辿った少女達と共に』



ゼロ『よく考えるんだね、暁美ちゃん』



ゼロ『キミは本当にこんな子達を皆殺しにして希望を掴む気かい?』



ほむら「………!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 16:11:52.45 ID:INoRWZtz0<>






             『虚無の章』


              END

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 16:54:12.81 ID:INoRWZtz0<>






            3・『忘却の章』








<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 16:59:49.52 ID:INoRWZtz0<> ほむら(小早川 渚にそんな過去があるなんて……!)



ほむら(それだけじゃない…ネガティブ系魔法少女は小早川 渚の様な理不尽な運命を送って人を恨んだ魔法少女……)



ほむら(……確かにそんな連中を私が一方的に叩きのめしても、見方によってはどっちが悪でどっちが正義

なのか見当が付かない……)



ほむら(それは本当に、最高のハッピーエンドと言えるの……?)



ほむら(小早川 渚が理不尽な人生を送って、他人の幸せを呪ったまま殺していいの……!?)



ゼロ『………☆』 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 17:02:36.84 ID:INoRWZtz0<> ほむら「……ねぇ、小早川 渚が狂うのは中学一年だったわよね?」



ゼロ『そうだよ☆』



ほむら「契約したのは…?」



ゼロ『小学五年ぐらい』



ほむら「………あなた、確か神様だったわよね」



ゼロ『違う、ただの神様じゃない…私は―――』



ほむら「創造神でもあり破壊神でもある、でしょ?」



ゼロ『そう、その通り』 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 17:07:34.80 ID:INoRWZtz0<> ほむら「……ねぇ、小早川 渚を正気を保ったままで見滝原に転校させる事って出来ない?」



ゼロ『………可能だよ☆』



ほむら「本当?」



ゼロ『モチ』



ゼロ『それはいい考えだね☆蓮美ちゃんの様になる前の渚ちゃんにするのか』



ゼロ『オーケー☆そろそろ傍観も飽きてた頃だ、手を貸してあげるよ暁美ちゃん』



ゼロ『だけど覚えておく事だね、渚ちゃんはネガティブ系魔法少女だ☆』



ゼロ『仲間にするなら、渚ちゃんを覚醒させないことだね☆』



ほむら「分かってるわ」



ゼロ『うん、よろしい』 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 17:09:41.07 ID:INoRWZtz0<> ゼロ『戻す場所は巴ちゃんがまだ生きている頃だ』



ゼロ『渚ちゃんが転校して数分後に戻す』



ゼロ『それじゃあ、頑張って☆』



ほむら「…………」



――――――――

――――

―― <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 17:51:15.02 ID:INoRWZtz0<> 学校



ほむら「――――!」



ほむら(ここは……!学校……!?)



ほむら(そうだ、小早川 渚……!)



渚「………」イソイソ…



ほむら(教室を出るつもりね……) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 17:55:45.50 ID:INoRWZtz0<> 廊下



ほむら「小早川さん」



渚「ハ、ハイ!?」ビクッ!



ほむら「………あなた、ネガティブ系魔法少女ね」



渚「えっ…!?ど、どうしてそry」



渚「ななな、何の事を言ってるのかさ、さっぱりわわわ分からないなぁ!」ダラダラ…



ほむら(やっぱり……この小早川 渚なら大丈夫……動揺してるのがバレバレ……)



ほむら(前の小早川 渚は平然とシラを切れてたわね………) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 17:59:02.74 ID:INoRWZtz0<> ほむら「そんなに怯える事はないわよ、私はあなたの少なくとも、あなたの味方よ」



渚「え?って事は……キミは……」



ほむら(私が魔法少女と言う事すら知らないの……?)



ほむら「私は普通の魔法少女だけど……あなたの味方よ」



渚「え…?普通?」



ほむら「………えぇ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 19:40:17.86 ID:INoRWZtz0<> ほむら「小早川 渚……いや、小早川さん、頼みがあるの」



ほむら「ある事に協力してほしいの」



渚「ご、ごめんなさい……私はネガティブ系魔法少女だから……」



渚「わ、私は……普通の魔法少女である……えっ…えっと……暁美さん?と協力すると……」



渚「ほ、他のみ、みんなが………」



ほむら「………小早川さん」



渚「は、はい!?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 19:55:22.45 ID:INoRWZtz0<> ほむら「これから話す事……信じてくれる?」



渚「……は、はい」



ほむら「私が、別の時間軸から来たと言っても?」



渚「……え?」



ほむら「私は何回もの時間軸を回って来たの、一人の友人を助ける為に……」



渚「………」



ほむら「だけど、何回も失敗してまうの……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 20:01:21.24 ID:INoRWZtz0<> ほむら「だけど他の時間軸とは違うのは、あなたが居る事……」



ほむら「ネガティブ系魔法少女なんて、どの時間軸でも見たこと無かった」



ほむら「ネガティブ系魔法少女の噂を聞いたけど、特殊な魔法少女だと聞いたわ」



ほむら「ネガティブ系魔法少女なら、あの魔女を倒せるかもしれないの……」



ほむら「お願い…!力を貸して…!」




渚「……そうか……暁美さんは苦労したんだね」



ほむら「……うん」



渚「いいよ、力を貸してあげる」



ほむら「ほ、本当…?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 20:05:01.39 ID:INoRWZtz0<> ほむら「本当に本当に……私の話を信じてくれるの?」



渚「もちろんだよ、私なんかで力になるなら……」



ほむら「でも……他のネガティブ系魔法少女はどうするの?」



渚「この事は内緒にするよ、私も……困ってる人の役に立ちたいって思ったことあるから」



渚「だから…ね?一緒に頑張ろ?」



ほむら「………」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 20:29:10.77 ID:INoRWZtz0<> ほむホーム



ほむら「………」



ゼロ『どうだい?渚ちゃんとは上手くいった?』




ほむら「えぇ……何であんな良い子が、『他人に様々な絶望を送る事』なんて願いを?」



ゼロ『一瞬、渚ちゃんの何かが爆発したんだろうね、だからそんな思い切った様な願いを叶えたんだ』 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 20:35:37.50 ID:INoRWZtz0<> ゼロ『まぁ、何はともあれ。メチャ優しい渚ちゃんが味方になってくれたんだ』



ゼロ『狂ってたら、私が直々に交渉しなきゃならなかったかもね!』



ピンポーン…



「暁美さーん……」



ほむら「あぁ、小早川さんだわ……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 20:38:10.61 ID:INoRWZtz0<> ガチャッ


ほむら「入っていいわよ」



渚「あ、し、失礼しまーす……」



渚「うわー……広いお家だね」



ほむら「それじゃあ、これから起きる事を説明するわね」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 20:45:39.62 ID:INoRWZtz0<> ほむら「実はこんな所で、おちおちしてられないのよ」



渚「え?」



ほむら「巴マミっていう魔法少女を助けに行かなきゃならないのよ」



ほむら「彼女は止めなきゃ」



ほむら「さもないと、魔女に殺される」



渚「じゃ、じゃあ!早く助けに行かないと!」



ほむら「それじゃあ行くわよ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 20:49:49.12 ID:INoRWZtz0<> 結界



マミ「〜♪」タッタッタ…



まどか「マ…マミさん……?」



マミ(鹿目さんが魔法少女になってくれるなら……私はもう一人ぼっちじゃない)



マミ「うふ、うふふふ……」



まどか「?」



ほむら「待ちなさい」ザッ



渚「………」ザッ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 20:57:39.46 ID:INoRWZtz0<> まどか「小早川さん……!?小早川さんも魔法少女だったの!?」



マミ「あら、また邪魔する気?そこの魔法少女も貴方の仲間かしら?」



ほむら「………」



渚「………」



マミ「退きなさい、早くキュゥべえと美樹さんを助けに行かなきゃいけないのよ」



ほむら「……ここの魔女はあなたとは相性が悪いわ」



ほむら「私達が倒すわ」



マミ「………」



渚「ほむらちゃん……行かしてあげようよ」



ほむら「え?」



渚「こんな事をしてる内に美樹さん達は、魔女にやられるかもしれないよ?」



ほむら「……分かったわ」スッ



マミ「賢明な判断よ、それじゃあ行きましょうか、鹿目さん♪」



まどか「えっ!?は、はい!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 21:02:34.79 ID:INoRWZtz0<> ほむら「………」



渚「あのマミさんって言う人……よっぽど一人になりたくないんだね」



ほむら「よく分かったわね」



渚「うん」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 21:14:21.33 ID:INoRWZtz0<> 数分後



ほむら「そろそろね……」



渚「もう行くの?」



ほむら「えぇ…そろそろ頃合でしょう」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 21:34:49.91 ID:INoRWZtz0<> 結界最深部



マミ(体が軽い……!こんな気持ちで戦うのは初めて!)



マミ(もう何も怖くない!)



マミ「ティロ・フィナーレ!」



シャルロッテ「!」ズガァッ!



さやか「やったぁ!」



シャルロッテ「っ!」グォッ!



マミ「え……?」



まどか「あ……!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 21:45:40.18 ID:INoRWZtz0<> マミ(え……)



シャルロッテ「…」グォッ!



ドォゥンッ!



シャルロッテ「!」ビシッ



シャルロッテ「!?」グルンッ!



ボォオオオオオオオオンンンンンン!!!!!!



渚「対魔女専用弾丸『自爆弾』……大丈夫?えーっと……マミさん?」



ほむら(あの黒紫色の拳銃、スナイパーライフルにも変形するの!?)



ほむら(それに、あの対魔女専用弾丸……もしかすると、ワルプルギスの夜にも……!) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 22:19:55.77 ID:INoRWZtz0<> 翌日



さやか「へー、アンタも魔法少女だったんだー」



渚「あ、大きな声出さないで……」



さやか「あぁ、ごめんごめん」



まどか「でも驚いたよ、転校生二人共、魔法少女だったなんて」



さやか「魔法少女と言えば、今日、マミさん来てないみたいだよ?」



ほむら「………」



渚「へぇ……あ、あの!マミさんが住んでる場所知ってる?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 22:34:53.96 ID:INoRWZtz0<> マミのマンション



マミ「はぁ……」



マミ「………」



プルルルル……プルルル……



マミ(……電話を出る気力も無い)



マミ(この私が、うかれて油断するなんて……)



マミ(鹿目さん達に失望させちゃったかな……)



マミ(また……一人ぼっちだ……)



ピンポーン!



マミ(………?)



渚「マミさん?居ますかー?私です、この前の……」



マミ「………?」スッ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 22:42:53.59 ID:INoRWZtz0<> ガチャッ



マミ「あ……」



渚「お、お久しぶりです……え、えっと確か三年生だから……マミ先輩?」



マミ「貴方……確か暁美さんと居た……」



渚「こ、小早川 渚って言います……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 22:54:04.89 ID:INoRWZtz0<> マミ「……何しにきたの?」



渚「マ、マミ先輩……学校に居なかったから……」



渚「し、心配で……」



渚「……あの、何か悩みでも」



マミ「……別に無いわよ」



渚「………本当ですか?」



渚「本当に悩みは『絶対』に無いって、言い切れますか?」



マミ「………」



渚「な、何か困ってる事があったら私が話を聞いてあげますよ……?」



渚「きょ、強制はしませんけど……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 23:07:08.54 ID:INoRWZtz0<> マミ「…………昔、交通事故で私の両親が死んだ」



マミ「車の中で私が死にかけた時にキュゥべえと会って、魔法少女になった」



マミ「魔法少女になっても、帰っても一人ぼっちだという事実は変わらなかった」



渚「………」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 23:18:00.85 ID:INoRWZtz0<> マミ「だけどある日、ある魔法少女と一緒に魔女狩りする事になった」



マミ「その子は私を頼ってくれた、とても嬉しかった」



マミ「だけど、ある日……その魔法少女は私の元から離れていってしまった」



マミ「原因は分からない……」



マミ「そして再び私は一人ぼっちになった………」



マミ「それからして、鹿目さんと美樹さんに出会った」



マミ「私はこの二人を魔法少女にしたくて、仕方がなかった……」



マミ「もう絶対に一人ぼっちにならない為に……!だけど……」



マミ「貴方に助けられる羽目になった私に……鹿目さん達は、私の事に幻滅したのかもしれないっていう気がしたの」



マミ「せっかく、鹿目さんが魔法少女になってくれるって言ってくれたのに……」



マミ「こんな惨めな……!こんな自分勝手な思いで鹿目さん達に怖い思いをさせたと思うと……自分が憎くて……!」



マミ「ただ、一人になりたくないって思いだけで……!」ポロポロ…



渚「………」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 23:28:34.97 ID:INoRWZtz0<> 渚「マミ先輩、マミ先輩……」ユサユサ…



マミ「ぇ…?」



渚「確かに……マミ先輩は自分勝手です」



渚「ほ、本当に……自分勝手で……他人を危険に巻き込む」



渚「鹿目さんや美樹さんが、巻き込まれても死んでしまうかもしれない所に連れていった……」



マミ「………」



渚「……最低です……」



マミ「………」



渚「……けど」



渚「毎日が一人ぼっちだったのに、後輩の前で泣き言一つ言わないマミ先輩は、とても尊敬します」



マミ「……!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 23:33:26.53 ID:INoRWZtz0<> 渚「あ、いや、今は悩み事を吐き出しただけですから、泣き言じゃないですよ?」



渚「……私が毎日が一人ぼっちだってのは、とてもじゃないけど耐えられません」



渚「ひょっとしたら、ガムシャラに自分を分かって貰える人を馬鹿みたいに探し回ってるかもしれません」



渚「でも、その魔法少女が去っても、両親が居なくても、悲しい思いを押さえつけて魔女狩りをして

いたんでしょ?」



渚「そんな深い悲しみがあるのに、使命を貫くってのは本当に凄いです」



渚「それに、マミ先輩は一人なんかじゃありません!」



マミ「……え?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 23:41:03.35 ID:INoRWZtz0<> 渚「鹿目さんや美樹さんはモチロン……暁美さんやクラスのみんなも居るじゃないですか」




渚「自分を必要としてないとか思ってませんか?自分が何もしなくても誰かがやってくれるって思ってませんか?」



渚「そんな事無いですよ、少なくとも、この見滝原は……マミさん抜きだと…魔女の餌食です」



渚「みんな気付いてないだけです、マミさんが陰で魔女を倒してくれてるから、見滝原の人達は

普通の日常を送れているんですよ?」



渚「だからマミさんは私なんかより、とても強いです」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 23:48:13.29 ID:INoRWZtz0<> 渚「マミさんはもう一人じゃないですよ?だってマミさんには友達が居るじゃないですか!」



マミ「とも、だち……?」



渚「さっき言った鹿目さんも美樹さんも……ひょっとしたら暁美さんも」



渚「マミさんのかげがえのない友達です!」



マミ「……!」



渚「だから『私は自分勝手だ』とか『一人ぼっち』だとか『情けない』とかそんな悲しい事は言わないで

下さい!」



渚「本当の『孤独』というのは、今マミさんが置かれている状況の事じゃないんです!一人だとマミさんが

そう思ってるだけです!」



渚「少なくとも、鹿目さん達はマミさんの事を一人ぼっちだとは思ってません!」



渚「………そう、ですよね?」ニコッ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 23:50:49.10 ID:INoRWZtz0<> マミ「………」



渚「あ、あの!図々しいですけど私も友達のカテゴリーに入れてくれませんか!?マミさん!」



マミ「ふ、うふふふ……先輩呼びじゃなくなってるわよ」



渚「あぁっ!ご、ごめんなさい!」



渚「それと、ついうっかり熱く喋って支離滅裂な事を言ってしまいました……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/01(土) 23:55:54.66 ID:INoRWZtz0<> マミ「いいや、大丈夫よ」



マミ「ごめんね?先輩なのにクヨクヨしちゃって」



渚「そ、そうですか、じゃあ…明日……」



マミ「えぇ、明日はちゃんと学校に行くわ、みんなが心配してるかもしれないから」



渚「フフ……それは良かったです!」



マミ「ありがとう、小早川さん……」



渚「じゃあ私はこれで……」



マミ「えぇ……あっそうだわ!」



渚「え?」



マミ「友達のカテゴリーに小早川さんを入れておくわ」



渚「フフ……ありがとうございます!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/02(日) 00:00:35.45 ID:Wv9koYd20<> バタンッ



マミ「さて、と……明日の為に寝ましょう」



マミ「あら?ソウルジェムが濁ってるわ……」



マミ「グリーフシード……グリーフシードっと……」



マミ「あ、あった」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/02(日) 00:04:29.80 ID:Wv9koYd20<> マンション前



ほむら「どうだった?」



渚「バッチリ…!かな…?」



ほむら(……様々な理不尽な運命を辿ってきたネガティブ系魔法少女達が小早川さんに集まってくるのが

なんとなく分かった気がするわ) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/02(日) 04:56:24.42 ID:Wv9koYd20<> ほむホーム



ほむら「よく巴マミの魔女化を防いでくれたわね」



渚「えへへ……」



ほむら(次は私も手を焼かした、美樹さやかの問題……) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/02(日) 05:06:31.73 ID:Wv9koYd20<> 翌日



ほむら「さて、次なんだけど……」



渚「は、はい!」



ほむら「……もう一人、新しい魔法少女が来る」



渚「えっ!?」



ほむら「そして美樹さやかと争う」



渚「ど、どうして美樹さんと?」



ほむら「美樹さやかが魔法少女となるのは宿命……だけど、魔女になるのは変える事が出来るわ」



渚「み、美樹さん……魔法少女になるの…?」



ほむら「これから起こる事を一通り話すわ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/02(日) 05:10:49.92 ID:Wv9koYd20<> ほむら「――――って訳、それじゃあ、今日は解散よ」



渚「えぇっ!?契約するのを止めないんですか!?」



ほむら「止めないわ、だって美樹さやかは絶対に上条恭介の為に願いを叶えるわ」



ほむら「それは宿命なの」



渚「……な、なんだかイマイチ納得出来ない気がしますけど……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/02(日) 05:13:27.83 ID:Wv9koYd20<> 翌日



ほむら「……この後は何もしなくていいわ」



渚「でも、その佐倉さんって人に襲われるんじゃ……」



ほむら「えぇ……だけど、それは巴マミが死んだ時のルート」



渚「あ……!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/02(日) 05:17:49.78 ID:Wv9koYd20<> 裏路地



杏子「ケッ…!相変わらず甘い考えしてんなマミ!」



マミ「………私の縄張りに踏み込んで来るとはね佐倉さん」



さやか「マ…マミさん…!?誰なんですかコイツ!?」



まどか「………」オロオロ…




ほむら「さ、行くわよ」



渚「は、はい!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/02(日) 05:22:45.51 ID:Wv9koYd20<> ザッ!



ほむら「そこまでよ」



渚「……!」



杏子「あぁ?誰だお前ら」



マミ「暁美さん!?小早川さん!?」



ほむら「こんな所で、無駄な争いはしないことね」



杏子「何でアンタの命令に従わなきゃいけねぇんだよ!」



渚「い、いやでもほら、これはもはや消化試合というか……」



杏子「るっせぇ!」ブンッ!



ボォウッ!



杏子「!?」



バン!ドォウッ!ボウッ!バウッ!



渚「……あ!ネガティブ系魔法少女!」



マミ「えっ!?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/02(日) 05:26:54.14 ID:Wv9koYd20<> ほむら(建物の上に複数の銃器を持った魔法少女が……!あれは小早川さんの手先…!?)



杏子「ネガティブ系魔法少女だと……!?チッ!こんな時に来やがって……!」



杏子「今日は見逃してやる!今度会った時は覚えてろよ!」ダッ!



マミ「美樹さん!鹿目さん!早く逃げるわよ」



マミ「暁美さんも小早川さんも早く!」



ほむら「……」ダッ!



渚「………」ダッ! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/02(日) 05:32:42.96 ID:Wv9koYd20<> マミ「ここまで来れば安全ね……」



さやか「ハァ…ハァ…あの、ネガティブ系魔法少女ってのは…?」



マミ「私も初めて見るわ、外見からじゃ普通の魔法少女で見分けがつかないわ」



マミ「だけど唯一違う所は特殊能力ね」



さやか「特殊能力?」



マミ「ネガティブ系魔法少女は即効回復能力があり、どれだけ魔法を使ってもソウルジェムは穢れないらしいわ」



さやか「な、何ですかそれ……!じゃあ会ったら確実に勝てないじゃないですか…!」



マミ「えぇ……彼女達はどうして魔法少女狩りをしているのか分からないけど……恐ろしい連中だと言うことを

覚えておくべきよ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/02(日) 05:38:38.55 ID:Wv9koYd20<> ―――――――


ほむら「どれだけ魔法を使ってもソウルジェムが穢れないって本当?」



渚「穢れないというか……まぁそうですね」



渚「あ、そうだ……これから病院に行かなきゃ……」



ほむら「上条恭介のところに?」



渚「はい…!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/02(日) 05:41:47.31 ID:Wv9koYd20<> 病院



さやか「恭介ー?居るー?」



恭介「あぁ、さやかか…入っていいよー」



さやか「どう?恭介?」ガラッ



恭介「まぁまぁかな?あ、そうだ、今度さ別の所に僕移されるから……」



さやか「あ、うん、分かった」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/02(日) 05:48:13.86 ID:Wv9koYd20<> ―――――――



恭介「だからその時、僕は言ってやったんだよ『お前は手羽先か』!てな!」



さやか「あはは!そりゃ言われても仕方ないね!」



さやか「……何か今日の恭介は何か明るいね」



恭介「え?そう?」



さやか「何ていうか……雰囲気が違うね」



恭介「……当たり前だよ」



さやか「え?」



恭介「僕はもう前の僕じゃない」



さやか「………」




恭介「参考までに言っておくけど、僕の戦闘力数は53万だよ」



さやか「あはは…!何それ!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/02(日) 07:07:17.27 ID:Wv9koYd20<> さやか「それじゃあ、私は……」



恭介「うん、それじゃあね」



ガラガラ……



恭介「………」



ガラッ



ほむら「……さすがね、小早川さん」



渚「あはは……気付いてたの?」スッ…



ほむら「しかし、美樹さんはどうして気付かなかったのかしら?上条さんにこんな不自然なアホ毛があるのに」ビョーン



渚「さ、触らないで下さいよぉ……」



ほむら「あら、ごめんなさい」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/02(日) 07:16:56.14 ID:Wv9koYd20<> ほむら「しかし、よく上条さんが別の病院に移されるって知ってたわね」



渚「はい、ネガティブ系魔法少女に調査してもらったんです」



ほむら「ネガティブ系魔法少女に?」



渚「はい」



ほむら「……どうやって?」



渚「複数のネガティブ系魔法少女を病院内に潜伏させたんですよ」



ほむら「……どうやって?」



渚「さ、さすがに企業秘密です……真似されたら困りますから……」



ほむら「誰も真似しないわよ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/02(日) 07:21:18.12 ID:Wv9koYd20<> ほむら「まぁこれで大丈夫よ……問題は…」



ほむら「美樹さやかのヘタレ心をなんとかしないと……」



渚「ヘタレ?」



ほむら「えぇ、これが私が一番悩んでる所なの」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/02(日) 07:29:59.93 ID:Wv9koYd20<> 渚「!」ピピピ…



ほむら「電話鳴ってるわよ」



渚「あぁ…はい?もしもし?」ピッ



『魔法少女達が歩道橋の上で集結してます……どうしますか?』



渚「え…?あぁ……」



渚「歩道橋の上で、みんなが集まってるらしいよ?」



ほむら「……!」



渚「それで?今の状況は?」



『巴マミ、そして佐倉杏子と思われる人物が戦いを始めようとしてます』



渚「何だって!?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/02(日) 09:39:01.74 ID:Wv9koYd20<> ――――


渚「急がないと!」



ほむら「場所は分かるわ、コッチよ!」



渚「え!?ろ、路地裏!?」



ほむら「ホラ!早く!」



渚「ま、待って……!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/02(日) 09:40:50.06 ID:Wv9koYd20<> 渚「路地裏はあんまり好きじゃないんだよね、薄暗いし、ネズミとか虫とか偶に居るし……」



ほむら「ボヤいてないで早く行くわよ」ダッ!



渚「うおっ…!狭っ…!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/02(日) 09:44:26.85 ID:Wv9koYd20<> 歩道橋



杏子(チッ…!やっぱりマミは強えな……自分から喧嘩吹っかけるんじゃなかった…!)



杏子(だけど……どんな手を使っても勝たせてもらうぜ!)ギンッ!



さやか「頑張れ!マミさん!」



まどか「……!」



マミ「そろそろ降参したら?」



杏子「ヘッ…!誰が降参なんて……するかよッ!」シュッ



マミ(ッ!?消え……)



パッッ!



マミ「あ!私のソウルジェム!」



杏子「アタシの勝ちだ!マミ!」ポイッ!



さやか「あぁっ!?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/02(日) 12:13:44.47 ID:Wv9koYd20<> マミ「」フッ…



杏子「え…?マ、マミ…?」



渚「あ……!早く回収しに行くんだ!」



白ベレー帽の魔法少女「……御意」シュッ!




杏子「オイ!マミ!?マミ!?」



マミ「」



杏子「……!?し、死んでる……!?」



さやか「え……?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/02(日) 12:16:38.92 ID:Wv9koYd20<> ほむら「……とうとう知ってしまったわね」



杏子「え…!?ど、どう言う事だよ!」



ほむら「………」



QB「さっきのはやりすぎたね、杏子」



杏子「キュゥべえ!?」



QB「何でソウルジェムを投げたりなんかしたのさ」



さやか「ど、どういう事……?」



お面の少女「………」ザッ!



お面の少女「回収してきました」スッ…



渚「ありがとう」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/02(日) 12:23:57.48 ID:Wv9koYd20<> マミ「……!」



マミ「あ、あれ……?私は……?」



お面の少女「………」



渚「キミは引き続き、監視の方を頼むよ」ヒソヒソ…



お面の少女「はい」



QB「ソウルジェムはキミ達の魂を物体化させた物だ、それを遠くにやってしまうと、『抜け殻』となる」



QB「まぁ、要するにソウルジェムがあればキミ達が死ぬ事は―――グッ!?」ガッ!



杏子「ふざけんじゃねぇ!そんなの私達はゾンビになった様な物じゃねぇか!」グググ…



QB「―――聞かれなかったからさ」



QB「って言ってもどうせ『納得しない』って返すんだろ?」



QB「甘いんだよ」



QB「僕が何でもかんでも秘密をペラペラ喋るとでも思ってたのかい?」



杏子「クッ……!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/02(日) 12:28:23.15 ID:Wv9koYd20<> ほむら「…………」



渚「……ソウルジェムの秘密を知ってしまったね」



ほむら「………」チラッ



さやか「………!」



ほむら(………) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/02(日) 20:00:14.40 ID:Wv9koYd20<> ―――――


ほむら「ねぇ小早川さん」



渚「はい?」



ほむら「あなた……誰かにフラれた事ある?好きな男の子とかに」



渚「と、唐突な質問ですね……残念ながら、私にはそう言った機会が無いものでして……」



ほむら「それじゃあネガティブ系魔法少女の中に、失恋とかして悩みとかある人とか居る?」



渚「少なくとも4〜5人ぐらい、居ましたかね?」



ほむら「………」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/02(日) 20:44:04.29 ID:Wv9koYd20<> ほむら「実はこれから私も諦めかけた事が始まるわ」



渚「はい?」



ほむら「……説得して欲しいの」



渚「説得?」



ほむら「美樹さやかが上条恭介に告白する様に説得してくれない?」



渚「え?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/02(日) 20:52:53.02 ID:Wv9koYd20<> 翌日  ファミレス



仁美「――私は上条さんをお慕いしてましたの」



仁美「先にさやかさんから、上条さんに思いを悔いなく告げる事ですわね」ガタッ



さやか「へ…へー!恭介のヤツも隅に置けないなー!」




渚「……成歩堂、そう言う事なんだ」



ほむら「……あなたって、たまに小ネタを挟むわね」



渚「え?」



ほむら(自覚が無い…!?) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/02(日) 20:57:53.02 ID:Wv9koYd20<> ほむら「とにかくそういう事よ、私が早めに告白する様に促しても何故か逆ギレされるし……」



ほむら「あなたなら、どうなのかなって」



渚「う、うーん……困ったね……」



ほむら「なんなら、もう一回、上条恭介に変装してコッチから……」



渚「……出来れば、本人に告白してくれればいいんだけど」



ほむら「そんな勇気、彼女には無いわよ…まったく、さっさと告白すればいいのに……」



渚「あはは……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/02(日) 21:09:52.56 ID:Wv9koYd20<> 外



さやか「………」トボトボ…



『ふざけんじゃねぇ!そんなのアタシ達、ゾンビになった様なモンじゃねぇか!』



さやか「ゾンビ……か……」



さやか「こんな体じゃ………」



渚「あ!み、美樹さーん!」



さやか「……渚?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/02(日) 21:31:01.13 ID:Wv9koYd20<> 渚「ハァ…ハァ…ま、待って……」



さやか「何?どうしたの……?」



渚「………上条クンの所に行かないの?」



さやか「!」



さやか「き、聞いてたの……!?」



渚「た、偶々ね……」



さやか「………」



渚「ご、ごめん……盗み聞きするつもりは無かったんだ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/02(日) 22:06:55.87 ID:Wv9koYd20<> 渚「あ、あのさ……やるだけやってみれば……?」



さやか「………」



渚「け、結果がどうだったとしても、や、やらないよりはマシ……」



さやか「出来ないよ……」



渚「え?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/02(日) 22:18:46.37 ID:Wv9koYd20<> さやか「こんな体じゃ……恭介に告白出来ないよ……!」



さやか「私達、魔法少女はゾンビなんだよ……」



さやか「半分死体なんだよ!私達は!」



渚「そんな事無いよ……」



渚「さやかちゃん……いや、魔法少女はゾンビなんかじゃない」



渚「ちゃんと生きてるよ?」



渚「ゾンビだったらさ、そんな感情は生まれないと思うよ?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/02(日) 22:29:25.24 ID:Wv9koYd20<> 渚「ね?」



さやか「………」



渚「これは最後のチャンスなんだよ?これを逃したら上条クンとは距離が離れちゃうよ?」



渚「格好悪いよ!そんなの」



渚「自分の感情に逃げないでさ、受け止めてみようよ」



さやか「でも……」



渚「やってみなきゃ分かんないって!」



渚「逃げるなんて、さやかちゃんらしくないよ!?」



渚「いつもの感じでいいんだよ、上条クンも、いつもの感じのさやかちゃんが好きなんだと思う」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/02(日) 22:33:26.72 ID:Wv9koYd20<> さやか「………そうなの?」



渚「……さぁ?」



さやか「」ガクッ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/02(日) 22:37:11.60 ID:Wv9koYd20<> さやか「まぁ…いいわ……とりあえず、行ってみる」



渚「うん、頑張ってね」



さやか「さーて!ちょっくら、恭介にコクって来るかな!」



渚「カッコイイところ見せてよね!」



さやか「任せな!」




ほむら「……」ヒョコ…



ほむら「上手くいったわね……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/02(日) 22:42:57.68 ID:Wv9koYd20<> ゼロ『だけど、まだなんだよなー☆』



ほむら「ゼロ?」



ゼロ『後は美樹ちゃんの問題なんだけど……だけど上条クンは美樹ちゃんの事を友達程度にしか

思ってないんだ』



ほむら「えっ…!?て、事は……」



ゼロ『美樹ちゃんが上条クンと上手く行く確立12%』



ゼロ『告白が成功する確率は……まぁ0スレスレかな?』



ほむら「そんな……!」



ゼロ『まぁまぁ、渚ちゃんを信用しようぜ、そこは☆』 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/02(日) 22:46:14.00 ID:Wv9koYd20<> ――――――



さやか「………」



渚「……どうだった?」



さやか「駄目でした」



渚「あはは!そうなんだ!残念だったねー!」



さやか「何で笑うんだよぉー!」



渚「あはは…だって、全然、悔しそうな顔してないもん」



渚「清々しい顔してるもん」



さやか「そ、そう?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/02(日) 22:49:43.64 ID:Wv9koYd20<> さやか「でもさ、悔しいったら悔しいかな!」



渚「でも……格好よかったよ、さやかちゃん!」



渚「さすが!さやかちゃん!」



さやか「あははー!それ程でもー!」



渚「よ、日本一ー!」



さやか「あたしにとって、日本は狭すぎる」



渚「えぇっ!?」ガビーン!





ほむら「………」



ゼロ『な?』



ほむら「……ついて行けないわ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/03(月) 06:50:08.25 ID:VHR5MV680<> ほむら「……だけど、これで……」



ほむら「……ようやく見えてきたわ」



ほむら「真のハッピーエンドが……」



ほむら「この時間軸なら……!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/03(月) 06:54:50.67 ID:VHR5MV680<> ――――


さやか「……あ」



杏子「あ」



さやか「………」



杏子「……ア、アタシは何も見てないからな!」



さやか「って言う奴に限って盗み見してるんだよなぁ」



杏子「グゥッ……!?」



さやか「……見てたんだね、私のカミカミの告白を」



杏子「………」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/05(水) 21:55:52.36 ID:POrEA6ys0<> ほむホーム



ほむら「ありがとう、小早川さん」



渚「いえいえ……それじゃあ……」



バタンッ!



ほむら「……ここまでは順調ね」



ほむら「本当に小早川さんは、そんなに恐ろしい人だったのかしら……?」



ゼロ『あの時、キミが選択を間違ってたら…渚ちゃんの本性を見れたかもね』



ほむら「あ、あなたは……!?」



ゼロ『……渚ちゃんの恐ろしさをコレで見ればいいよ』スッ…



ほむら「…?何?この古ぼけた本……」グッ…



ほむら「ッ!?」




キィィンッッ!!! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/05(水) 21:57:33.05 ID:POrEA6ys0<>





            『死人の章』



<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/05(水) 21:59:43.75 ID:POrEA6ys0<> まどか「渚ちゃんは…そんな事しないよね!?ネガティブ系魔法少女なんていう悪い人じゃないよね!?」



渚「……うん、当たり前じゃないか」



渚「まどかちゃん……帰ろう?」



まどか「……うん…!」




杏子「……どうすんだよ」



ほむら「……そっとしておきましょう」



ほむら「今は、美樹さやかの魔女の対処よ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/05(水) 22:03:53.56 ID:POrEA6ys0<> 鹿目家前



まどか「…………」



渚「大丈夫?」



まどか「うん……」



渚「それは良かった…」



まどか「それじゃあ……」



渚「……うん」 <>