VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/11/28(水) 01:40:08.63 ID:rH1VNJ3z0<>【七色ヶ丘市・ふしぎ図書館】
みゆき「〜♪」テクテク
みゆき「今日は何を借りていこうかなぁ〜」
みゆき「あれ…?」
その絵本は、書架と本棚の間の床の上に――
忘れられたようにぽつんと放置されてて、ううん
それと同時に不思議なオーラを纏っているような――
とにかく一目見た瞬間、わたしはその絵本を手に取り上げざるを得ませんでした
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1354034408
<>星空みゆき「『魔法少女まどか☆マギカ』…?」
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/11/28(水) 01:44:50.26 ID:rH1VNJ3z0<>
みゆき「変わった本・・・こんな絵本図書館にあったかなぁ?」
キャンディ「何の本クル〜?」ヒョコ
みゆき「なになに、まほーしょうじょ・・・まどか・・・ほし・・・マギカ・・・???」
みゆき「と、とりあえず開けてみよっか」パカッ
みゆき「ん・・・?」
キャンディ「こ、これは・・・クル・・・!」
その絵本の扉絵には、可愛い子猫さんみたいな小動物が描かれていました
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/11/28(水) 01:47:39.01 ID:rH1VNJ3z0<> みゆき「わあ、白い子猫さんだぁ!」
――――キャンディの脳裡に電流走るッ
キャンディ「何だか・・・・ライバルの予感がするクル!」ピーン
みゆき「ライバルって?」
みゆき「それにしても、絵がすごくリアルだなぁ…」
わたしは、思わずその扉絵に手を触れました―――すると
≪きゅっぷい≫ ガシッ
みゆき「へっ!?」 シュルン…
キャンディ「!?」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/11/28(水) 01:51:04.22 ID:rH1VNJ3z0<>
みゆき「きゃあああああああああああっ!!!?」 シュルルルルルル〜〜〜〜ン
わたしは、そのまま絵本の中に取り込まれてしまったんです
これが、この先のわたしたちの運命を決定づける
すべてのたたかいの、はじまりでした
・・・ハップップー(膨張)
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/11/28(水) 01:57:14.44 ID:rH1VNJ3z0<> ドサッ
キャンディ「イタたた…、み、みゆき…大丈夫クル?」
絵本「・・・」 シ――――――ン
キャンディ「クル・・・?」ポツーン
絵本「\バッ!!!/」こぉぉぉぉぉ
キャンディ「クルーッ!!!!?」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/11/28(水) 01:59:09.83 ID:rH1VNJ3z0<> ドスンッ
「い、痛たた・・・」スリ
(ってあれ・・・ここは・・・?)
(あたしは確か、まどかに導かれてきれいさっぱり消滅したはずなのに・・・?)
キャンディ「だだだだだ、誰でクル―――ッ!?」ヒィ
美樹さやか「そ、それはコッチのセリフよ―――ッ!?」ヒィ
ねぇ神様、あたし・・・わけわかんないんですけど・・・
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/11/28(水) 02:09:30.06 ID:rH1VNJ3z0<> [見滝原市郊外]
シュウウウウウン…
巴マミ「……」
佐倉杏子「……ッ」ギリ
暁美ほむら「……」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/11/28(水) 02:11:51.65 ID:rH1VNJ3z0<>
マミ「逝ってしまったわね、美樹さん」
マミ「円環の(ry」
杏子「バカ野郎ッ」ガンッ
杏子「好きな男のためだからって、そんなの・・・!」ギリ
杏子(折角、やっと友達になれたのに・・ッ・・)
ほむら「……」
ほむら「―――マd」 ヒュルルルルル
みゆき「きゃあああ―――っ!!」
ほむら「え」チラ
ぐしゃっ!!!
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/11/28(水) 02:15:07.24 ID:rH1VNJ3z0<>
みゆき「い、イタタタ…」ヒリ
みゆき「ん・・・?」
ほむら「」ピクピク
みゆき「わああっ! ご、ごめんなさーい!!」オロオロ
マミ「だ、誰かしら…あの子…夜の闇の星空から唐突に降ってきたような?」
杏子「あ、あたしに聞くなよ・・・」
杏子(ってオイコラ・・・何だよこの展開?)
杏子(滅茶苦茶シミっ垂れた気分だったのに・・・)
杏子(なんか間が抜けちまったじゃねぇかよ・・・) <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/11/28(水) 02:16:34.86 ID:rH1VNJ3z0<>
みゆき「ってあれれれ・・・!?」
みゆき「ここどこなのぉ〜〜〜!?」
みゆき(はっ・・・もしかして絵本の世界に入り込んじゃったのわたし・・・!?)
みゆき「どうしようキャンディ!」キョロキョロ
みゆき「い、いないみたい・・・」ガーン
みゆき「・・・」ガクブル
マミ「あの子、可哀そうに…震えているわ…」
杏子「そりゃ、仕方ないだろうさ」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/11/28(水) 02:20:07.89 ID:rH1VNJ3z0<>
杏子「どういう事情があったかは知らねぇが」
杏子「いきなり空からひとりぼっちで降って来てんだ――尋常じゃねぇ」
杏子「……泣きたくなってもしょうがな」
みゆき「こうなったらしょうがないかぁ!」ニコッ
マミ「えっ」
杏子「えっ」
みゆき「まあ、折角絵本の中の登場人物になれたんだし〜!」
みゆき「いつまでいられるか分かんないけど、思いっきりこのセカイを楽しんじゃおー!!」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/11/28(水) 02:28:57.71 ID:rH1VNJ3z0<>
マミ「こ、この子…」
杏子「すんごい、ポジティブ…?」
みゆき「あ、あの・・・!」クルッ
みゆき「すいませ〜ん・・・ちょっと、いいですか?」
マミ「!?」
杏子(い、いきなり見ず知らずのあたしらに話しかけてきた…)
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/11/28(水) 02:32:13.62 ID:rH1VNJ3z0<>
マミ「え、えっと・・・私たち・・・?」
みゆき「はいっ」タタッ
マミ「な、何かご用かしr・・・へっ!?」
わたしは、近くにいた優しそうな金髪のお姉さんの両の手を握り
ウルトラハッピーな笑顔で、こう言いました
みゆき「わたし、星空みゆき――中学2年生です」
みゆき「このセカイのこと・・・まだまだゼンゼン良く分からないので」
みゆき「いろんなコトを教えてくれたら・・・」
みゆき「それはとぉ〜っても、嬉しいなあ・・・なーんて」にっこり
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/11/28(水) 02:33:59.80 ID:rH1VNJ3z0<> マミ「・・・・・わ」ドキリ
マミ「私なんかで・・・良かったら・・っ・・」
杏子(・・・・・マミの奴)オイオイ
ほむら「ぅ・・・ぅ・・・・」ユラリ
ほむら(ホシゾラ・・・ミユ・・・キ・・・?)
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/28(水) 02:34:00.35 ID:U3xSsQpho<> ほうほう・・・これはなかなか楽しみである <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/11/28(水) 02:35:40.74 ID:rH1VNJ3z0<>
知らない
今まで、何度繰り返したか分からない“あの”時間軸の中で
数多の並行世界の中で
幾多のイレギュラーな存在と接触する機会があったけれど
でも―――― ホシゾラミユキ なんて名前は、聞いたことがない
ほむら(一体・・・何者・・・なの・・ッ・・!?)
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/11/28(水) 02:45:05.11 ID:rH1VNJ3z0<> 【七色ヶ丘市・ふしぎ図書館】
キャンディ「(前略)ということなんでクル!」
さやか「へえ〜、…大まかな状況についてはだいたい把握できたわ…」
さやか「要するにあんたは、子供向けのアニメとかにありがちな――」
さやか「――マスコットっつーか、魔法世界から来た妖精なワケね?」
キャンディ「そうクル〜!」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/11/28(水) 02:48:42.23 ID:rH1VNJ3z0<>
さやか(で、どういう理屈かはよく分からないけど)
さやか(この世界でいう“絵本のセカイ”の中の登場人物だったあたしと)
さやか(“伝説の戦士”―――プリ…なんだっけ、まあいいや)
さやか(その戦士のひとりが、あたしと入れ替わって“絵本(アタシタチ)のセカイ”に行っちゃったと)
キャンディ「あ! さっそくみゆきが絶好調みたいでクル〜!」ペラッ
さやか「ん〜、どれどれ…」チラ
さやか「……」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/11/28(水) 02:53:59.68 ID:rH1VNJ3z0<>
さやか(マミさん・・・何かいきなり舞い上がちゃってるな〜)クスッ
さやか(って、こういう風に自分達のことが絵本になって・・・)
さやか(それを、今客観的に見てるんだよね・・・あたしは)
さやか「なーんか、ヘンな気分だわ・・・」
キャンディ「変って…何がでクル?」
さやか「あ、いやこっちの話だから!」
さやか「ところで、そのプリなんとかってのは…このリボンの子以外にもいるわけ?」
キャンディ「もちろんクル! 全部で5人いるクルよ〜」
さやか「5人・・・かあ・・・」フーン <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/11/28(水) 02:58:59.08 ID:rH1VNJ3z0<> さやか「と、ところで……プリなんとかになれる女の子も」
さやか「やっぱり決まってるの?……その、才能とかそーいうので……」
キャンディ「―――聞きたいクルか?」
さやか「う、うん」コクッ
キャンディ「そんなこと知らないクル〜!」テヘペロ
さやか「あらっ!?」コケッ
キャンディ「まーまー、細かいことは気にしない気にしないクル〜」
さやか(何か結構テキトーなのね、この妖精・・・)ハァ
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/11/28(水) 03:03:13.77 ID:rH1VNJ3z0<> さやか「それにしても」
さやか「……」ジー
キャンディ「・・・何クル?」キョトン
さやか「い、一応聞いときたいんだけどさ」
さやか「あんたは、人間の“魂”と引き換えに“願い”を1つだけかなえたりとか…」
さやか「そーいうことはしないの……よね?」ケゲン
キャンディ「!?」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/11/28(水) 03:09:50.89 ID:rH1VNJ3z0<>
キャンディ「意味がわからないでクル〜!!」
キャンディ「キャンディはそんな怖いことできないしやったりしないでクル―――ッ!!」ジタバタ
さやか「そ、そう・・・ヘンなこと聞いてゴメン」ポリポリ
キャンディ「ちみはやけに疑り深い性格クルね〜」ムムゥ
さやか「あ、いや〜…何か今までいろいろあったし…」ハハ
さやか(って“ちみ”って…どっかの資産家か何か?)
キャンディ「とにかく、このまましゃべっていてもラチが開かないでクル!」
さやか「それもそうね――あたしも“絵本(モト)のセカイ”に帰らな――」
さやか「・・・」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/11/28(水) 03:14:23.91 ID:rH1VNJ3z0<> キャンディ「? どうしたでクル?」
さやか(よく考えたら・・・もう、あたし消えちゃったんだから・・・)
さやか(帰る場所なんて・・・どこにもないじゃん・・・)
さやか(・・・あたしのことを必要としてくれる人なんて)
さやか(誰も・・・いないんだから)ウル
キャンディ「!!」ハッ
キャンディ「どうして、泣いてるでクル・・・!?」
さやか「・・・」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/11/28(水) 03:22:27.85 ID:rH1VNJ3z0<>
キャンディ「ダメでクル・・・そんな顔をしてたら、ハッピーが逃げちゃうでクル・・・!」
キャンディ「そうなったら、悪者たちの思う壺でクル〜!!」
さやか「悪者・・・ねえ・・・」
さやか「やっぱりいるんだ、この世界にも・・・」
さやか「その、プリなんとか達に逢えたら、聞いてみたいわ・・・」
さやか「あんたたちのいるこの世界は――」
キャンディ「・・・!」ハッ
さやか「――本当に“守るだけの価値”があるって、断言できるのかって」ポン
「ええ、―――断言できます」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/11/28(水) 03:25:15.55 ID:rH1VNJ3z0<> さやか「い!?」クルッ
さやか「あ、あなたは……」
キャンディ「! キュアビューティー登場クルー!」
青木れいか「はじめまして」
れいか「わたくし、青木れいか―――と申します」
さやか「あっ、・・・こ、こちらこそ」ガタッ
さやか「はじめ…まして…」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/11/28(水) 03:30:06.66 ID:rH1VNJ3z0<>
さやか「って、ひょっとしてずっとあたしたちの話聞いてたりとか・・・!?」
れいか「……ええ」
れいか「盗み聞きのような真似をしてしまったことは、……謝ります」
れいか「ごめんなさい」ペコリ
れいか「待ち合わせの時間にみゆきさんがいらっしゃらず探しておりましたら――」
れいか「――キャンディが、あなたと2人でお話しているのを見かけまして」
れいか「ちょっと、警戒してしまいました」
さやか「そ、そーでしたか……」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/11/28(水) 03:32:22.19 ID:rH1VNJ3z0<>
さやか(・・・すんげー、美人・・・)
さやか(おまけに・・・すんごい敬語口調・・・イイトコのお嬢さんって感じ・・・)
れいか「とりあえず、絵本のセカイの中に閉じ込められてしまったみゆきさんのことも」
れいか「逆にこちらの世界に飛び出してきてしまったあなたのことも」
れいか「……わたしだけでは情報不足で、有効な対策を講じられません」
さやか「……そ、そーですか」
キャンディ「まずはお兄ちゃんたちと合流するクル!」
さやか「お、お兄ちゃん?」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/11/28(水) 03:38:38.94 ID:rH1VNJ3z0<>
れいか「ポップという名前の、キャンディのお兄さんのことです」
れいか「普段は“メルヘンランド”にいらっしゃいますが、今は人間界にいらいておりまして」
さやか(って・・・こっちの世界の妖精には家族とか普通にいるのかぁ)
さやか(そーいや、さっきから話してたけど…何か普通に人間相手に話してるのとおんなじようで…)
さやか「ほーんと、どっかの無表情なアレとは大違いだわ!」
れいか「あれ…?」
キャンディ「そうと決まったら、早速出発でクル〜!」タタタッ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/11/28(水) 03:42:57.02 ID:rH1VNJ3z0<> れいか「……」
さやか「……」
れいか「それでは、わたしたちも行きましょうか?」
さやか「あ、うん・・・そーしましょうか〜!」
さやか(って、なんかあたしまでつられて敬語口調になってるし)ハハ
スタスタ
れいか「――良かったら」チラ
さやか「はい?」
れいか「教えてくださいませんか―――あなたのお名前を」ニコリ
さやか「あ、ああー!」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/11/28(水) 03:44:34.42 ID:rH1VNJ3z0<>
さやか「そういや、まだ名乗ってなかったね」
さやか「―――あたしは、美樹さやか!」
れいか「さやかさん……素敵なお名前ですね」
さやか「いやー、れいかさんのがよっぽどいいっすよ!」
さやか「―――ゼンゼン名前負けしないくらい・・・美し麗しっていうか〜」ウラヤマ
れいか「いえいえ……そんなことありません」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/11/28(水) 03:48:45.14 ID:rH1VNJ3z0<>
れいか「さやかさんのほうこそ、清(さや)かな髪に清く滑らかそうなお肌……」
れいか「羨ましいです」クス
さやか「またまた〜」アハハ
キャンディ「2人とも〜、おしゃべりはいいから急ぐクル〜!!」 ピョン ピョン
さやか「あ、ごめんごめん・・・!」タッ
れいか(何でしょうか?……とても嫌な胸騒ぎがします……)
れいか(―――早く、皆と合流しましょう) <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)<>saga<>2012/11/28(水) 03:53:26.53 ID:rH1VNJ3z0<> 【七色ヶ丘市・上空】
―――――ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
JOKER「ン〜ふふふふっ」 フワ… フワ…
JOKER「あァんまりにも・・・“おいしそうな”展開なので」
JOKER「ボク自ら“バッドエンド王国(アチラ)”より“人間界(コチラ)”に出張して来ちゃったなァ」
JOKER(何しろ、かの“奇跡の宝石(ミラクルジュエル)”の手掛かりを――)
JOKER(見つけちゃったのかも知れないから、ねェェ〜〜❤)ペロリ
(▼ To Be Continued)
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/28(水) 03:56:30.41 ID:gvWJCF8DO<> 改編後まどか×スマプリとか俺得過ぎ期待
みゆきならまどか世界でもなんとかしそう <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/28(水) 07:29:24.31 ID:7m0jrmFU0<> 中の人繋がりで、さやかがキュアベリーみたいなプリキュアになってもおかしくないな。
期待。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/11/28(水) 11:53:19.97 ID:mzPyB6yIO<> いいね <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)<>saga<>2012/12/01(土) 00:29:43.76 ID:Vgg3X5fR0<> [見滝原市郊外]
マミ「こ、このセカイは絵本の中のセカイで・・・!?」
杏子「し、しかも・・・あんたは・・・!?」
マミ・杏子「「伝説の戦士・プリキュア〜〜〜〜〜!!?」」
みゆき「い、いやぁ」
みゆき「そんなに驚かれちゃうとテレちゃうよ〜」
杏子「プッ・・・あはははっケッサクだコイツ!!」
みゆき「えっ」クル
マミ「ちょっと佐倉さ・・・ププ・・・笑っちゃだめでしょ・・っ・・」
みゆき「えっ」クル <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)<>saga<>2012/12/01(土) 00:45:30.64 ID:Vgg3X5fR0<> みゆき「も〜ホントにホントなんだよ〜!」ム〜
みゆき「あ」
みゆき(そういえば・・・プリキュアの正体って)
みゆき(フツーの人には・・・内緒だったような・・・)
杏子「つーか、マミ」
マミ「?…何かしら」
杏子「なんつーか、お前も魔法少女じゃなかったらアイツのこと笑えなかっただろうな」
マミ「ど、どーいう意味・・・かしら・・・」
みゆき「わああ〜!! わたし魔女ガエルになっちゃうよぉ〜!?」アタフタ
杏子「魔女ガエル?」
マミ「それはたぶん大丈夫なのじゃないかしら(適当)」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)<>saga<>2012/12/01(土) 00:55:19.74 ID:Vgg3X5fR0<>
杏子「ってアレ…そういやほむらの奴は?」
マミ「…さあ」
マミ「たぶん、もう帰っちゃったのね…」
杏子「・・・そうっぽいな」
みゆき(そーいえば、もうお空も真っ暗…)ミアゲ
みゆき(うわあ・・・星がとってもキレイだなあ・・・)キラキラ
杏子「じゃ、あたしも今日のところは降りさせてもらうよ」クルッ シュタッ
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)<>saga<>2012/12/01(土) 01:13:50.84 ID:Vgg3X5fR0<> みゆき「あっ」
マミ「まあ、佐倉さんのおうちは門限厳しいらしいし」
みゆき「へえぇ、そうなんですか?」
マミ「……」
みゆき「……」
みゆき「マミさんのおうちは・・・?」
マミ「そ、それじゃ、私もそろそろ帰らなくっちゃ・・・!」ソソクサ
みゆき「あ、はいっ」
マミ「それじゃ、またね星空さん」
マミ「今度、一緒に喫茶店にでも行きましょう♪」ニコッ
みゆき「・・・」パアア
みゆき「はい、喜んで」にこっ
スタスタ…
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)<>saga<>2012/12/01(土) 01:25:34.85 ID:Vgg3X5fR0<> みゆき「さよーならー、マミさ〜ん」ノシ
みゆき「さてと」
みゆき「私もおうちに帰ろっか〜」
みゆき「・・・・」
あれ、そういえば
ここのセカイのわたしのおうちって、どこなんだろ
みゆき「・・・・」ぽつーん
みゆき「帰る、場所が、ない・・・」ガクガク
みゆき「うううおおお―――っ! 気合いだ気合いだ気合いだ―ッ!!!」ふんぬっ
―物陰
ほむら「……」チラッ
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/02(日) 00:11:51.68 ID:ed4Qco11o<> まだー? <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/03(月) 00:30:34.20 ID:ihJZFoMAO<> 続きは? <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/04(火) 01:13:32.38 ID:O1KnridZ0<> みゆき「って・・・」
みゆき「気合い入れても何にも解決してないよぅ・・・」ハップップー
―物陰
ほむら(ホシゾラミユキ・・・)
ほむら(こう・・・よくよく見ると・・・)
ほむら(・・・あのコに、似ているような気がする)
ほむら「主に髪の色とか」ボソッ
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/04(火) 01:31:11.66 ID:O1KnridZ0<>
みゆき「あ!・・・そうだ」
みゆき「こういう状況、前にテレビで見たことある〜!」
みゆき「えっと、確か・・・『田舎に○まろう』だったよね!」グッ
みゆき「どこかにわたしを泊めてくれそうな、優しそうな人いないかなぁ」キョロキョロ
みゆき「!!」ハッ
みゆき「こんなことなら、マミさん達について行くんだった―――っ!!」ショック
―物陰
ほむら「……」
ほむら(家なき子・・・?)
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/04(火) 01:45:21.84 ID:O1KnridZ0<>
ほむら(何となく、気になるわね・・・)
ほむら(さっきのコトは水に流して、改めてこちらから話しかけてみようかしら)
ヒョコ
ほむら「…?」
QB「ほむら、今は彼女のことに構っている暇はないよ!」
ほむら「どういうことよ?」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/04(火) 01:56:40.11 ID:O1KnridZ0<>
QB「新たなる“敵”が現れた―――とでも言うべきかな」
ほむら「―――また新たな“魔獣”達が現れたということなの?」
QB「……」
QB「そうとも言えるし、そうでもないとも言える」
ほむら「……」
QB「さあ、早く…!」タッ
…シュタッ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/04(火) 02:17:01.33 ID:O1KnridZ0<> [見滝原市内・繁華街のビル屋上]
ざわ… ざわ…
ウルフルン「ったく・・・絵本を外側から操って」
ウルフルン「・・・中にプリキュアどもを永久に閉じ込めてやるってぇ作戦だったのによ」
アカオーニ「どうしてこんなことになったオニ・・・」
ウルフルン「あ!? テメェがあの絵本を独り占めしようとしたからだろ!?」ズイッ
アカオーニ「そっちこそ!! 最高にCOOLなバッドエンドを実現するのはこの俺だオニ!!」
ウルフルン「るせぇ!! もう勝手にしやがれ!!」フンッ
アカオーニ「それのコッチのセリフだオニ!! もう知らないオニ!!」ダッ
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/04(火) 02:22:59.81 ID:O1KnridZ0<> ヒュウウウウ
ウルフルン「…チッ」ギリッ
もう分かっていますよねぇ〜、お二人とも?
あなたがたの対プリキュア戦における度重なる失態――
ピエーロ様ももはや、あなたがたには心底失望しておられます
ですが、ピエーロ様はたいへん慈悲深いお方です――
この絵本こそが、ピエーロ様のお与えになったバッドエンド王国屈指の強化アイテムなのです
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/04(火) 02:24:24.81 ID:O1KnridZ0<>
この絵本のセカイの理に従って、目障りなプリキュア達を――
真の意味で、始末してしまいなさい
これが、 本 当 に 本 当 の 最 後 通 牒 で す よ
―――朗報を、お待ちしております
ウルフルン(クソッ・・・)
ウルフルン(だから一体何者なんだよ―――ピエーロ様っつーのは・・・ッ・・・)
ジャリ
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/04(火) 02:26:36.52 ID:O1KnridZ0<>
ウルフルン「!」
ウルフルン「何だアカオーニ?―――もう戻ってきやg」クルッ
ほむら「……」ヒュゥゥ
ウルフルン「・・・あ?」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/04(火) 02:41:27.53 ID:O1KnridZ0<>
ウルフルン「誰だ、テメェは?」ギロリ
ほむら「――その質問、そっくり返させてもらうわ」キッ
ウルフルン(って待てよ・・・絵本の中なんだから)
ウルフルン(こっちのセカイの登場人物だよな?)
ウルフルン(あいにく中身は読んでねーからサッパリだが)ポリポリ
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/04(火) 02:50:37.52 ID:O1KnridZ0<>
ほむら(って・・・何よこの化け物!?)
ほむら(狼男!?・・・魔獣の突然変異か何か!?)
ウルフルン「ウルッフッフ!・・・この俺様を見てもピクリともしねぇとは」
ウルフルン「テメェ、普通の人間じゃないな」ニヤ
ほむら(でもそれにしても・・・ありえない・・・ッ・・・)
ほむら(その姿形は異形の者でも―――人語を巧みに操るうえに)
ほむら(明らかに、“感情”といえる情緒をも備えている・・・!)
ほむら(それは、魔獣はおろか―――かつて存在した“魔女”だって)
ほむら(―――そして、インキュベーター(あいつら)さえ持ち合わせていないもの)
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/04(火) 03:11:05.07 ID:O1KnridZ0<> ほむら「答えて、くれないのかしら?」ファサァ
ウルフルン「ケッ・・・テメェなんざに名乗る名なんざねぇ―――がよ」つ『闇の絵本』
ウルフルン「今俺はムシャクシャしてんだ!―――このセカイもろとも」つ『闇の黒い絵の具』
ウルフルン「最悪の結末――バッドエンド――に染めてくれるわァ!!!」ブチュゥゥゥ!!!!
サァァァァァァァァァァァァァァァァァァ
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/04(火) 03:20:32.13 ID:O1KnridZ0<> [バッドエンド空間〜満月の夜空〜]
ウルフルン「♪」ニヤリ
ほむら「ッ!!!?」
ほむら(こ、これは・・・まさか・・・!?)
ほむら(魔女の・・・・結界・・・・!!?)ガクゼン
ほむら「で、でも・・・あんまりさっきまでと景色が変わってないような・・・?」
もわぁ・・・ もわぁ・・・
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/04(火) 03:40:31.57 ID:O1KnridZ0<>
「どうせ私・・・一生独り身で仕事だけが取り柄の寂しい女になるんだわ・・・」
「どうせ俺、上条(アイツ)のように才能ないから、このままキャラ立ちせずに忘れ去られるんだ・・・」
「はは、結局ショウさんのようにクールなホストになれるのは一握りだけなんだ・・・」
どよぉ・・・ どよぉ・・・
ほむら「こ、これは・・・ッ・・・!?」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/04(火) 03:41:38.26 ID:O1KnridZ0<>
ほむら(繁華街の通行人達の体から、まるでソウルジェムの溜まったケガレのように――)
ほむら(ドス黒いエネルギー体が・・・染み出している・・・ッ・・・!?)
ウルフルン「さぁて―――ショータイムの始まりだぜ」ゴゴゴゴゴ
ほむら「――させない」
ウルフルン「あァん?」ピク
ほむら「あなたが何者で、どういう目的を持ってこの見滝原に現れたのか」
ほむら「そんなことは、この際どうでもいいわ」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/04(火) 03:42:59.74 ID:O1KnridZ0<>
ほむら「あなたが少なくとも、良からぬ企みを腹に抱えているのならば――」
ほむら「私はあなたをこの場で排除する―――かつてこのセカイを守り抜こうとした」
ほむら「私の 最 高 の 友 達 を、悲しませない―――その、ためにも」キッ
ウルフルン「ふんっ・・・何がサイコウのトモダチだっての」ガリッ
ウルフルン「 喰 っ ち ま う ぞ 、 こ の ガ キ 」クワッ
(▼ To Be Continued)
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/04(火) 05:12:17.05 ID:8CmYym9DO<>
オオカミさんキテター!?
ほむほむからバッドエナジー搾取クルー?
と言うかみゆきちゃん早く来てーっ! <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/04(火) 09:55:07.72 ID:m7nKIuNDO<> ウルフルンさんマジオオカミ
次はなおと杏子辺りが入れ代わり最終的にはまどマギ内でプリキュア達が揃いスマプリ内で魔法少女達が揃う展開なら面白そう <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/14(金) 18:51:21.39 ID:lXfXfANAO<> 続きマダー? <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/17(月) 02:25:52.67 ID:TvxO1zzf0<> 【七色ヶ丘市内・公園のベンチ】
ガヤガヤ キャッキャッ
さやか「へー、七色ヶ丘って言うんですかこの街」
れいか「はい」
さやか「何ていうか、すっごいキレーな名前の街ですね!」
さやか「こう、 レインボー! って感じで…!」ミブリテブリ
れいか「………」
れいか「あ、はい……そうですね」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/17(月) 02:34:13.88 ID:TvxO1zzf0<> さやか(だ、ダメだ・・・)
さやか(何だかこの人、話せば話すほど超絶カンペキ優等生って感じで・・・)
キャンディ「??」チョコン
さやか(う〜ん、優等生というと…まぁ仁美もそうっちゃそうなんだけどさ)
さやか(仁美って案外、くだけたコトバ使ったりするし)
さやか(こう・・・取っ付きやすいトコあるんだよね、幼馴染でもあるし)
さやか(それに………いろいろあったもんね、仁美……とも……)…シュン
れいか「さ、さやかさん?」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/17(月) 02:36:25.18 ID:TvxO1zzf0<> れいか「あまり顔色がよろしくないようですが、大丈夫ですか…?」
さやか「え、―――あーいや、別に平気なんで〜!」ケロリ
さやか「ところで、他のプリキュアのメンバーだって子たちは〜」
れいか「あ、はい」
キャンディ「他のみんなとはここで待ち合わせだクル!」
れいか「ただ」
さやか「ただ?」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/17(月) 02:41:13.82 ID:TvxO1zzf0<>
れいか「なおは、幼い弟妹たちのお世話で少し遅れ――」
れいか「あかねさんは、実家のお好み焼き屋のお手伝いで少し遅れ――」
れいか「やよいさんは、毎週欠かさず視聴しているロボットアニメーションを見てから――」
さやか「あー、要するに皆さんと顔合わせるまでまだ時間があると」ポリポリ
れいか「そういうことです」
さやか「……」
れいか「……」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/17(月) 02:42:33.73 ID:TvxO1zzf0<>
さやか「……」
れいか「……」
さやか(やばっ・・・なんか妙な間ができちゃったよ・・・)
キャンディ「2人ともどうしてだんまりしているクル?」
れいか(この絵本の世界に唐突に登場したこの狼男は・・・おそらく・・・!)パラ
れいか(先のページはまっさらな空白・・・)
れいか(すでに絵本の世界の結末が塗り替えられつつあるんですね)
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/17(月) 02:44:20.94 ID:TvxO1zzf0<>
さやか(なんか、例の絵本のページを捲りながら考え事してるみたい)
さやか(ま、とりあえず、話しかけて気まずい沈黙を破って――)
キャンディ「!!!!!?」ハッ
サスリ… サスリ…
れいか「 」ゾクゥ
さやか「 」ゾクゥ
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/17(月) 02:47:01.62 ID:TvxO1zzf0<> スゥ…
JOKER「こんにちは、青木れいかさん」
JOKER「それと、青木さやk―――もとい美樹さやかさん」
JOKER「お2人に大事なお話がありますので、私の“空間(へや)”までご招待いたしますゥ」ニタリ
パチンッ
シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥン
キャンディ「・・・」 …ぽつーん
キャンディ「クルゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!?」
(▼ To Be Continued)
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/17(月) 07:28:35.43 ID:a+iKizvNo<> 乙
おい!ジョーカー、おい! <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/01/04(金) 23:35:03.70 ID:K25sQhE10<> これ面白い <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/02/13(水) 13:06:51.03 ID:mQkaqLwe0<> もうすぐ2カ月 <>