VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/06(木) 01:05:39.71 ID:lsujw+jV0<>男「・・・」カタカタカタカタ


とあるアパートの一室で、軽快なキーボードを叩く音が鳴る。
彼は今ネットサーフィンをしている。
いつものようにお気に入りのサイトを覗く。


男「・・・おっ」

そんななかでふと目に着いたサイト名があった。


男「・・・懐かしいな。このssサイト」


懐かしい昔の思い出が一気に頭を駆け巡る。


男「・・・ちょっと覗いてみよ」


そう呟いて、マウスに置いている人差し指に重みをつけ、


カチッ!


いつもの動作だが、今回はいつもと違う、不思議な感覚だった。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1354723539
<>男「変わっていくもの」 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/06(木) 01:14:00.79 ID:lsujw+jV0<> 男「うわぁホントいつぶりだろ。このss見るの」


ノスタルジーな感覚に対して謎の興奮と、そしてやり場のない寂しさが彼の心を支配した。
楽しかったあの頃へはもう戻れないという、そんな寂しさ。


男「・・・あっ!このss一番好きだったんだよな〜」


それはすでに2年も前に書き込まれた文章だった。
その文章は長く、好奇心を掻き立てられる内容だった。

もちろん楽しい気持ちになるだろうと思っていた。

・・・しかし。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/06(木) 01:23:34.13 ID:lsujw+jV0<> 男(おもしろくない・・・)


なぜか昔のように、楽しめなかった。
あの時は何回読んでも飽きなかったのに。

そして、彼が思った結論は。


男「・・・いろいろ、変わっちゃったな」


年齢、社会的立場、人間関係、感受性。
そのどれもが成長していた。
だが、そのせいで彼は純粋に楽しむ心を失くしたのだ。

男「・・・あのときが一番楽しかったかな」


男「友達もいて、いろんなことに挑戦できて、いろんなことが初めてで、いろんなことが楽しめて・・・」


男「・・・」


黙って俯く。

楽しいかった思い出、苦しかった思い出。
さまざまな思い出を思い出す。

彼は、懐かしい。
そう一言だけ呟きPCの電源を消した。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/06(木) 01:25:15.92 ID:lsujw+jV0<> 今日はこれで終了。


次の更新は今週中だす。


ゆっくり書いていくんでそこは許してください。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/13(木) 21:26:37.48 ID:dJZJaX0O0<> はよ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/25(火) 05:55:46.91 ID:xR9x9H8IO<> ハヤク <>