VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/06(木) 22:34:34.78 ID:U3hwOY4R0<>
QB「最近、どうもエネルギーの回収率が今一つだな」
QB「魔女化してしまえば、一発で大きなエネルギーを回収できるけど……」
QB「魔女ばかり増えて、新しい魔法少女と契約するのもね……」
QB「ほら、魔女になる前に魔法少女が死ねば、エネルギーは回収できないからね」
QB「そういう訳で、魔法少女にイタズラをしに行こうと思うんだ」
QB「え? エネルギーになるのかって? 当然なるさ。微々たる物だけどね。チリも積もれば山となる」
QB「感情の相転移は、何も希望から絶望だけじゃないんだよ」
QB「そういう訳で、魔法少女にイタズラを決行しよう」
QB「ちなみに、エッチなイタズラは無いからね」
QB「まずは、杏子の所から行こうか」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1354800874
<>QB「魔法少女達にイタズラしよう」
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/06(木) 22:41:32.54 ID:U3hwOY4R0<>
QB(ターゲットを発見。タワーの上から、何かを食べてるようだね)
杏子「……やっぱり、見晴らしのいい場所で食うタイヤキは、格別だな」
QB「やぁ、杏子。こんな所で、何をしてるんだい?」
杏子「ん? キュウべえじゃねーか。何の様だ?」
QB「特に用事は無いさ。僕もたまには、ブラブラするよ」
杏子「ふーん……」タイヤキパクリ
QB「……タイヤキかい? やっぱり、景色の良い所で食べるのは、気分が良いのだろうね」
杏子「おっ? キュウべえも、解るか?」
QB「推測さ。君は、良く高台で、物を食べているからね」
杏子「まぁね。街を見下ろしながら何か食ってると、気分が良いんだよ」
QB「……なるほどね」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/06(木) 22:48:48.25 ID:U3hwOY4R0<>
QB「でも……」
杏子「……?」
QBは杏子の手に持ってる、タイヤキの入った紙袋を奪い取り、そのまま空へと投げ飛ばした。
杏子「……!? テメー何しやがる!!」
QB「……こんな所で食べていても、カラスの餌になるだけさ」
杏子「食い物を粗末にするんじゃねぇ……殺すぞ」
QB「粗末にはしてないさ。ほら……」
QBがそう告げた時、紙袋をくちばしにくわえた一匹のカラスが、杏子の目の前を飛び去って行った。
杏子「……」ボーゼン
QB「何とかと煙は、高い所が好きらしいからね。僕はこれで失礼するよ」
杏子「……はっ!! しまった、逃げられた……あのヤロー!!」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/06(木) 22:51:18.46 ID:U3hwOY4R0<>
QB「ふふ……上手いタイミングでカラスが来てくれたから、逃げ切れたよ」
QB「次は……マミにイタズラしよう。実は……もうネタは仕込んでいるのさ」
QB「今から、マミの学校に見物しに行こうかな」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/06(木) 23:02:41.14 ID:U3hwOY4R0<>
見滝原中学、マミの教室。
先生「先日、校内で喫煙をしている生徒が居ました。なので、今日は皆さんの持ち物を検査します」
クラス全員「えー……」
先生「皆さん、カバンと生徒手帳を机の上に出してください」
クラスメート女「私、彼氏の写真が手帳に入ってるからなぁ……」
クラスメート男「ヤベ……カバンにゴム入れてるよ……」
マミ「私は……特に大丈夫だと思うけど」
クラスメート女「だって、マミちゃんは優等生だし、真面目だもんね」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/06(木) 23:06:52.95 ID:U3hwOY4R0<>
持ち物検査を続ける先生。マミのカバンの中身をチェック。
先生「……巴のカバンは、特に何もないね。次は手帳を見せなさい」
マミ「……はい」
先生は、マミの生徒手帳を見て、凍りついた。
先生「巴……手帳の写真は何だ!!」
マミ「……?」
マミは、自分の生徒手帳を見て、唖然としていた。
マミ(何で、私の顔写真の所が、裸の女性の写真に変わってるの!?)
先生「信じられないな……優等生の巴が、こんな破廉恥な写真を持っているとは……」
マミ「違います!! それをやったのは、私じゃありません!!」
先生「お前意外に、この生徒手帳を触る奴が居るのか!?
顔写真の部分をポルノ写真に変えるなんて、信じられない公道だ……」
マミ「私は知らないですよ!! むしろ、私が聞きたい位です!!」
クラスメート女「あの巴さんが、あんな事するなんて……」
クラスメート男「そんな……見滝原のアイドルの巴さんが……」
マミ「違うわ!! これは……誰かの陰謀よ!!」
先生「とにかく、この手帳は預かっておく。それと、放課後に職員室に来なさい」
マミ「そんなぁ……」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/06(木) 23:09:54.43 ID:U3hwOY4R0<>
QB「……ふふ。成功だね」
QB「実は、事前に情報を得ていたのさ。明日、持ち物検査が有るとね」
QB「だから、昨日こっそりマミの手帳に、細工したわけさ」
QB「マミのあの泣きそうな顔……ご飯三杯は行けそうだね」
QB「ま、家に帰ったらネタばらししてみようかな……」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2012/12/06(木) 23:11:20.08 ID:U3hwOY4R0<> まずは、杏子とマミにイタズラして、一旦区切りです。
次のQBのターゲットは、誰にしようかな?
ま、お楽しみに。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/06(木) 23:12:43.63 ID:b9m+j/x0o<> マミさんのダメージがシャレになってないような気がする <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<> sage<>2012/12/06(木) 23:41:00.24 ID:9NcviYQF0<> いたずらというより陰湿な嫌がらせだな
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/06(木) 23:41:47.06 ID:TfobpjDTo<> まどっちが楽しみ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/07(金) 00:33:55.53 ID:J1z691Zv0<> >>10
べぇさんは感情についての理解が浅いからな
加減が効かないんだろう <>
1<>saga<>2012/12/08(土) 21:10:22.84 ID:UFErTWDU0<> 再開します。 <>
1<>saga<>2012/12/08(土) 21:22:50.30 ID:UFErTWDU0<> マミの自宅にて。
マミ「キュウべえ……何か言い残す事とはあるかしら?」
QB「そんな、ちょっとした出来心じゃないか」←リボンで拘束中
杏子「死刑確定だな……」
マミ「そうね……」
QB「ええー……そんな殺生なぁ!?」
杏子「弁解は罪悪だと知りな!!」
マミ「問答無用よ……――ティロフィナーレ!!」
QB「」
<>
1<>saga<>2012/12/08(土) 21:38:32.99 ID:UFErTWDU0<>
QB「ぅぅ……酷い」
マミ「自業自得よ。そもそも、何でこんな真似したの?」
QB「何でって……感情エネルギーの採取だよ」
杏子「何だそりゃ?」
QB「ソウルジェムが濁りきると、グリーフシードになるのは、ご存じだよね?」
マミ「ええ。以前に暁美さんが言ってたわね……思い出したくもないけど」
QB「前のバージョンでは、その方法でしかエネルギーを回収してなかったんだけど……。
今回のバージョンアップでは、それ以外の状態でも、感情エネルギーを採掘できるようにしたんだ」
杏子「……どういう事だ?」
QB「例えば、杏子はタイヤキを食べようとして安心してた所で……カラスにタイヤキをさらわれた。
この感情の転移でエネルギーが生まれ、それを僕たちが回収した訳。
魔法少女→魔女の小さいタイプと例えれば適切かな」
マミ「所で、そのバージョンアップした場合でも、魔女にはなるのかしら?」
QB「なる事はなるよ。ただ、穢れるペースは、大幅に遅くなるね。
今までは、大きなエネルギーをドカンと稼いでたけど、今回からは小さいエネルギーをマメに稼ぐようにしたのさ」
杏子「ふーん……」
マミ「良いのか悪いのか、良く解らないわね」
<>
1<>saga<>2012/12/08(土) 21:44:59.65 ID:UFErTWDU0<>
QB「まだ、試験段階だから、元に戻る可能性はあるよ」
杏子「何だよ。気が利かねーな」
マミ「だけど、今になって方法を変えるのも、変な話ね……」
QB「そこは僕たちの管轄外だよ。
家畜を飼ってて食べ物に困らなくても、突然全ての家畜を食べつくす訳にはいかないからね。
今まで、春眠をむさぼってた上の連中が目を覚ましたんだろう」
マミ「それはそれで置いておくとして……一つだけ忠告して良いかしら?」
QB「何だい?」
マミ「暁美さんは、気難しいから、絶対にイタズラしちゃダメよ?」
QB「……」
杏子「確かに、アイツ結構神経質だしな」
マミ「解ったわね? 絶対に、余計な事をしたらダメだからね!!」
QB「解ったよ、マミ」
<>
1<>saga<>2012/12/08(土) 21:47:03.93 ID:UFErTWDU0<>
そして、マミ家を出たQB。
QB「やるなよ、やるなよ、絶対にやるなよ」
QB「これは、やれというフリと見て、間違いないだろうね」
QB「そうと決まれば、早速暁美ほむらの家に向かおう」
QB「これと……これを持っていけば問題ないな」
<>
1<>saga<>2012/12/08(土) 22:01:40.68 ID:UFErTWDU0<>
QB「……どうやら、暁美ほむらはまだ帰ってきて居ない様だ。好都合だから、さっさと仕掛けよう」
そして、QBはビニール袋から、腐った魚と腐ったチーズを取り出した。
ほむらのベットの下や、テレビ台の後ろに、それらを隠す。
QB「よし、こんな感じだな。後は外に隠れて、帰って来るのを待つとしよう」
30分後。
ほむら(今日は課題が多いわね……)
ほむらは、ドアを開けた瞬間に表情を歪めた。
ほむら「何よ、この臭い!?」
焦って冷蔵庫を確認するが、冷蔵庫の電源は切れていない。
ほむら「もう……何なのよこれ」
ブツブツと文句を言いながら、部屋中を見て回る。そして、発見したのは腐ったチーズと魚が多数。
ほむら「ちょっと、何でこんなのが隠してあるのよ!!」
ヒステリック気味に叫んだほむらを見て、窓から颯爽と登場したQB。
QB「やあ、ほむら。元気かい?」
ほむら「何よ、こんな時に……」
QB「僕からのプレゼントは、気に入ってくれたかい?」
ほむら「……これ仕掛けたのは、あなたなの?」
QB「そうだ……よ?」
ほむら「……」←変身完了
QB「」
時間停止中
ほむら「……殺す」
QB「」←縛り上げられる
時間停止解除
ほむら「……何か言い残す事は有るかしら?」
QB「ちょっとしたイタズラじゃないか……そこまで怒らなくても……」
ほむらは、コンロに圧力鍋をセットして、湯を沸かしていた。
ほむら「……釜茹での刑よ」ポイッ
QB「あっつ、熱いってー!! 熱い熱い……」←鍋に入れたまま、ふたを閉められた。
<>
1<>saga<>2012/12/08(土) 22:05:00.58 ID:UFErTWDU0<>
QB「……熱湯コマーシャルの気分だよ」
ほむら「……もっと茹でても構わないのよ?」
QB「うう……マミには撃たれるし、ほむらには茹でられるし……」
ほむら「自業自得よ。もし、まどかに変なイタズラしてみなさい。
その時は、容赦しないわ。何匹湧いてこようが、全て打ち殺すわ。解ったわね」
QB「解ったよ……」
<>
1<>saga<>2012/12/08(土) 22:14:37.99 ID:UFErTWDU0<>
その週の日曜日。
まどかは、家族で動物園に来ていた。
タツヤ「ライオンだー」キラキラ
知久「ここに来るのも、何年ぶりかな」
詢子「まだ、まどかがだいぶ小さい時だったわね」
まどか「私も来てたの? 全然覚えてないよ」
QB(……ターゲット発見)
<>
1<>saga<>2012/12/08(土) 22:20:21.68 ID:UFErTWDU0<>
≪まどか……こっちにきて≫
まどか(……!? この声、キュウべえ!?)
知久「……? まどか、どうかしたのかい?」
まどか「え……あー、向こうの方見てきても、良いかなぁーなんて……」
詢子「向こう? ああ、ワニが居る方だねぇ」
まどか「ちょっと、一人で見てみたいから、行ってくるね!!」トテテテ
詢子「……どうしたんだ?」
知久「きっと、久しぶりに来たから、どうしても見たかったんじゃないかな?≫
タツヤ「まろかー?」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/08(土) 22:26:47.24 ID:LeNoAQ0DO<> △△△「○○○」←状況説明
これやめた方がいい <>
1<>saga<>2012/12/08(土) 22:35:07.03 ID:UFErTWDU0<>
ワニ園の前。
QB「やぁ、まどか」
まどか「キュウべえがこんな所に居るなんて、珍しいね」
QB「実は、君に折り入って頼みたい事が合ってね」
まどか「……?」
QBは、何を思ったのか。ワニの居るであろう池に、まどかを突き飛ばした。
まどか「……きゃぁッ!?」
QB「おやおや……ワニの居る池に、転落してしまったようだね」
まどか「キュウべえが押したんじゃない!! 助けてよ!!」
QB「そうだね……。ここで、契約の話をしようか」
まどか「……!? こんな時に何言ってるの!?」
QB「契約すれば、すぐにでも自力で這い上がれるよ?」
まどか「……そんなのって無いよ!! ひどすぎるよ!!」
QB「そうかい? あんまり君が、契約しないからこうやって策を練って……アレ?」
気が付けば、まどかは池から姿を消していた。
ほむら「それには及ばないわ」フサァ
まどか「……ほむらちゃん」
ほむら「大丈夫よ。魔法で服も乾かしておいたから、家族の所に戻りなさい」
QB(……不味い)タラタラ
ほむら「逃げようとしても、そうは行かないわ」
QB「あれ……いつの間にか、体にリボンが?」
マミ「キュウべえ? あれほど言ったのに……聞き分けが無いのね」
ほむら「あなたに残された選択肢は、一つだけよ」
QB「そんな、軽いジョークだよ!!」
マミ「……そう。言い訳は聞きたくないわ」
マミは、拘束したリボンを操って、QBの体を口の開けたワニの元へ送った。
QB「きゅっぷーーっ!!」
ほむら「……罪の重さを知りなさい。インキュベーター」
マミ「野放しにした、私がバカだったわ……」
<>
1<>saga<>2012/12/08(土) 22:38:49.29 ID:UFErTWDU0<>
QB「ワニに食べられて、酷い目にあったよ」
QB「あのまま邪魔されなければ、まどかと契約できたかもしれないのに……」
QB「いいさ。気を取り直して、次のターゲットに向かおうか」
<>
1<>saga<>2012/12/08(土) 22:40:02.66 ID:UFErTWDU0<>
本日は、ここまで。
書き方が不評な様なので、ちょっとづつ変えていきます。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/08(土) 22:47:13.48 ID:VdtJYk6po<> (゚ε゚)キニシナイ!!
乙乙 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/09(日) 21:10:41.75 ID:5ZlpeIi50<> 俺「QBさんちょっとウザすぎだろ」←と言いつつ支援している。 <>