VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/15(土) 21:18:38.80 ID:CQfyCzZE0<>21××年――。

人間とレプリロイドが共存する世界にて

機械によるアイドル、レプリロイドルを擁する芸能事務所・765プロがあった。

765プロのアイドル双海亜美・真美は、アイドル業の傍らで

異常をきたしたレプリロイドを処分するイレギュラーハンターとして活躍していた。

最強のイレギュラー・Pとの度重なる戦いを経て

成長してきた亜美と真美。

そんなある日、また新たな戦いが幕を開けようとしていた…

THE IDOLM@STER X4

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1355573918
<>P「THE IDOLM@STER X4」 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/15(土) 21:22:45.36 ID:CQfyCzZE0<> 〜ある晩、あずさ邸にて〜

ある嵐の夜。
あずさ邸にて怪しげな密談が行われていた。

P「765プロのレプリロイドル」

P「人間に尻尾を振って、レプリロイドを破壊する者たち」

P「…危険だと思わないか?」

ミウラル「……あらあら、どうしましょう」

P「あずささん、あなたも分かっているはずだ」

P「彼女らは人間の言いなりにならないレプリロイドを破壊しているにすぎない」

ミウラル「……」

P「やられる前にやるんです!あなたには彼女らを倒すだけの、強大な力がある!」

ミウラル「お引き取り願います」キリッ

P「……!」

ミウラル「亜美ちゃんと真美ちゃんを裏切れません。お帰り下さい、二度と私の前に姿を現さないで下さい」

P「……まあいい、そのうち気も変わるでしょう。ふふっ、ははははっ!」タッタッタッ
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/15(土) 22:05:53.86 ID:CQfyCzZE0<> 〜765プロ事務所・ソファーにて〜

一方その頃、真美は765プロで仕事合間に仮眠していた。
だが、彼女の夢の中へ謎の声が語りかける…。

真美「…うぅん…」ムニャムニャ

??(…マミ、フタミマミ)

真美「…ん…だ、誰?」ムクリ

??(…私の最高傑作よ)

真美「ふぇっ?オジサン、誰なの?」

??(倒せアイツを!私の敵、私のライバル、私の、生き甲斐!)

??(行け…そして破壊しろ!アイツを…!)

真美「ま、待ってよ!…う、あ、頭がぁ…」ズキズキ

〜〜〜〜〜〜〜〜

ビーッビーッビーッビーッ

小鳥『……事態発生!緊急事態発生!待機中のレプリロイドルは、直ちに集合して!』ビーッビーッ

真美「ん…。また、あの夢…」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/15(土) 22:06:22.06 ID:CQfyCzZE0<> 〜765プロ事務所にて〜

亜美はいちはやく集合し、事態の説明を聞いていた。
真美に先行し、亜美はポイントへと出発していった。
新たな事件が、ここから幕を開ける……。

小鳥『ポイント5579にてイレギュラー発生!』

小鳥『イレギュラーは最新の兵器でミナセラグーンを占拠!この軍隊はどたぷんフォースと思われるわ!』

亜美「りょうかーい!亜美は直ちに出撃するー!いっくぞー!」ビュン

真美「おはよ→ピヨちゃん!あれ、亜美は?」

小鳥『真美ちゃん、たった今亜美ちゃんは事件ポイントへ先行したわ』

真美「真美を出し抜くとはやりますな亜美隊員!真美も出るYO!!」ビュン
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/15(土) 23:16:58.96 ID:CQfyCzZE0<> 〜ミナセラグーンにて〜

街はイレギュラーがはびこっていた。
先着した亜美は街の奥の動力炉で、ある人物と出会う。

亜美「アニマル部隊の、ヒビキーン!こんなとこで何やってんの〜!?」

響「まずいぞー亜美!さっきのイレギュラーが動力炉を破壊しちゃった!」

亜美「ええーっ!じゃ、ここは…もうすぐ、下に、落っこっちゃうよ!」

響「もう手遅れさー、亜美。自分、急いで脱出する。亜美も無茶せず待避するんだよ、いいね!」バビューッ

ザザッ、ザーッ、ツウシンアリ

真美『んっふっふ〜、亜美!無線ではなしはきいたぞよ。下には私が行く!』

亜美「ええっ、待ってよ真美!置いてったらやだよう!」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/15(土) 23:18:45.72 ID:CQfyCzZE0<> グゴゴゴゴゴゴゴゴ…

あえなく街は崩壊した。
廃墟と化した街には、今度は真美が先着する。

真美「あちゃー…ひどいなぁ。犯人めー、とっちめてやるかんね!」

コトリス「う、うう…」

真美「ん?その声、ピヨちゃん!ピヨちゃんじゃん!大丈夫!?」

コトリス「…真美ちゃん。助けに来てくれたの?」

真美「大じょぶ?」

コトリス「気を付けて、伊織ちゃんが…事務所で、暴れ出して。こんなところに飛ばされて」

真美「ここにいて。すぐにケリをつけるYO!」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/15(土) 23:20:30.54 ID:CQfyCzZE0<> ゴゴゴゴゴゴゴゴ

真美「!」

イオリオン「にひひっ。ここはミナセグループの街よ!出て行きなさいよ!」

真美「いおりん!やりすぎだよー!止めちゃうかんね!」

イオリオン「うっさいわね!イレギュラーの力を思い知りなさい!」

〜〜〜〜〜〜〜〜

いつもの我侭ぶりを体現するかの様に、伊織は廃墟内で暴れまわる。
しかし真美の手にした真美セイバーが、ついに伊織の額を捉えた。

イオリオン「きゃあああっ!こ、このいおりちゃん…が…」

ドゥン!ドキャドギャドキャアン、ドギャゴギャドギャギャド…バカァーーーーーーン……!!

真美「いおりん、なんでこんなこと…。ん、誰かくる?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/15(土) 23:22:30.21 ID:CQfyCzZE0<> ビュン!

タカーネル「真美!久方ぶりですね」フフッ

真美「お姫ちん?なんでここに!?」

タカーネル「この地区が襲われていると聞き、急ぎ駆けつけたのです。小鳥嬢は無事でしょうか?」

真美「ピヨちゃんなら大丈夫。今頃亜美が連れ帰ってる」

タカーネル「…そうですか、よろしゅうございます」

真美「お姫ちん。聞きたいことがあんだけど…」

真美「ここをめちゃんこにしたのは、どたぷんフォースなの?」

タカーネル「何を言っているのです?私達も急いで駆けつけたのです」

タカーネル「ここで暴れていた軍隊は、どたぷんふぉーすではありません!」キッ

真美「お姫ちんたちにイレギュラーの疑いが、かかってるっぽいよ…」

タカーネル「何と!?」

真美「とにかく武器は捨てて、真美たちと事務所まできてよ」

タカーネル「面妖な!軍人に武器を捨てろと言うのですか。いくら貴女の頼みでも、そのような真似はできません」

真美「そんなー!このまんまじゃ、イレギュラーにされちゃうんだよ!」

タカーネル「なんとでもお呼びなさい。私達どたぷんふぉーすは、軍の誇りを捨てるより、戦いを選びます!」

タカーネル「ごきげんよう、真美!」ビュンッ

真美「待ってお姫ちんッ!真美の話をきいてよ!」

真美「…ううっ!まずいよお姫ちん!このままじゃどたぷんフォース全体が、まじにイレギュラーになっちゃうよ〜!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/15(土) 23:24:37.64 ID:CQfyCzZE0<> 〜数時間後、どたぷんフォース本部にて〜

亜美と真美は仕方なく事務所へ戻る。
だが同時に、イレギュラーと断定されたどたぷんフォース代表・あずさの演説が始まった…。

ミウラル『え〜、どたぷんふぉーすの皆さん。今や私達全員がイレギュラーと決めつけられました〜』

ミウラル『ですが私達もこのまま汚名を着せられるのは嫌です〜』

ミウラル『私達は自らの手で、レプリロイドだけの国家を作ります〜』

ミウラル『ただしこれは人類に対しての敵対ではありません〜』

ミウラル『自由と安全、それら正当なる権利を求めるための戦いなのです〜』

ミウラル『共に築きましょう、何者にも犯されない理想の国家を〜』

ミウラル『共に進みましょう、我々どたぷんフォースの未来に向かって〜!』

オオオオォォォーーーーーッ!!

タカーネル「私もあずさと同じ意見です。よいですか、私達にはこれしか道はない」

タカーネル「恐れず、勇気と誇りを持って戦いましょう」

タカーネル「我々はどたぷんふぉーす。史上最強の軍隊なのです!」

オオオオォォォーーーーーッ!!

ミーーウラル!タカーーネル!

ミーーウラル!タカーーネル! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/15(土) 23:25:38.73 ID:CQfyCzZE0<>

P「……あずささん、ついに動いたか」ククク

P「さあて765プロ、どう出る?ここでゆっくり見物させてもらうぞ」

P「ふふふ、ふはははは!」ハハハハハハ

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/15(土) 23:27:11.61 ID:CQfyCzZE0<>
〜765プロ事務所にて〜

どたぷんフォース蜂起に対し、765プロではすぐに作戦会議が行われた。
亜美と真美の出撃である。

小鳥『各地でどたぷんフォースが蜂起したわ!誘発されて、765プロの皆も加担してしまったわ!』

亜美「ピヨちゃん、事件は事務所じゃなくて、現場で起こっているのだー!」

真美「んっふっふ〜、亜美と真美で手分けして、皆を連れ帰るよ〜!」

高木「我が社の敵になってしまったのは…この子達だ!」

●のヮの・スパイダス。ジャングルの奥に隠された春香の黒い悪意を潰せ。

●サイバー・チヒャッカー。サイバー空間に悪性のハッカーが。765プロのサーバーを守れ。

●ストーム・マコトウル。空爆で地上をまっこまこにする。飛行隊を奇襲せよ。

●ガナハード・ヒビキーン。火山に立て篭もりアニマル部隊を組織。展開前に叩け。

●ジェット・ハギィンワラン。堤防に穴掘って都市を水浸しに。逃走した海上で迎え撃て。

●ハイタッチ・マシュラーム。都市破壊を狙う。もやしのゲリラ豪雨を阻止せよ。

●スラッシュ・ビストリッチャン。タカーネル御用達のらぁめんを宅配中。敵の補給を断て。

●アフゥロスト・ミキバトドス。雪山から冷凍おにぎり爆弾が飛来。長距離射撃基地を殲滅せよ。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/15(土) 23:29:39.00 ID:CQfyCzZE0<> 〜ハギィンワランステージにて〜

亜美は追跡車に乗って、穴を掘る雪歩を追撃する。
海上にて追い詰められた雪歩は、とうとう牙を剥いた。

雪歩「うぅっ……ただ穴掘ってただけなのに…」

亜美「それで町がどーなったと思ってんの!」

雪歩「あ、うぅー…!穴掘りの邪魔は許しませんーっ!!」

〜〜〜〜〜〜〜〜

意外にも猪突猛進な攻撃に亜美は苦戦する。
しかしノーガードの雪歩を、亜美バスターの一発が撃ち抜いた。

雪歩「きゃあっ、逆に掘られちゃいましたぁっ!」ガクッ

亜美「そ、そんなきわどい表現やめてよー!」

ドゥン!ドキャドギャドキャアン、ドギャゴギャドギャギャド…バカァーーーーーーン……!!

【雪歩ステージ・クリア 残り7ボス】 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/15(土) 23:30:25.02 ID:CQfyCzZE0<> 〜のヮのステージにて〜

真美は深い密林を攻める。
最深部で待っていたのは、どす黒いオーラを湛えた春香だった。

春香「真美…やっぱりあなたが来たんだね」

真美「はるるん…やっぱ、あずさお姉ちゃんに?」

春香「そうだよ。今はゲリラ部隊の隊長」

真美「今からでも遅くないから、しょーきに戻ってよ!」

春香「いたって正気だよ?アナタを倒せば私がトップアイドル…単純な引き算よ!いくよッ!」

〜〜〜〜〜〜〜〜

春香の悪意は真美を畏怖させた。
が、興奮のあまり春香は派手に転倒。打ちどころが悪かった。

春香「そんなぁーっ!ト、トップアイドルはーーっ!」ガクッ

真美「あんなのはるるんじゃない。ど、どうなってんの?あずさお姉ちゃん、皆に…なにしたの?」

ドゥン!ドキャドギャドキャアン、ドギャゴギャドギャギャド…バカァーーーーーーン……!!

【春香ステージ・クリア 残り6ボス】 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/15(土) 23:32:38.70 ID:CQfyCzZE0<> 〜ハイタッチステージにて〜

真美は続けてもやし研究所へ。
様々な仕掛けを越えた先に、無垢な笑みを浮かべるやよいが待ち構えていた。

やよい「ここまでこれるなんて、真美強いんだねーっ!」

やよい「私、強い人と戦うの大好きなんですーっ!」

真美「やよいっち!誰の命令でこんなことすんの!」

やよい「そんなの関係ないよ、早く戦おうかなーって!うっうーッ!!」

〜〜〜〜〜〜〜〜

やよいの分身攻撃に当惑される真美。
しかし電撃の弱点を発見し、真美が勝利を収める。

やよい「う、うっうー…さ、さすが真美、…ロ…ューサ…が怖が…て」

真美「え?」

やよい「ううー…」ガクッ

真美「やよいっち…何をいおうとしたの?」

ドゥン!ドキャドギャドキャアン、ドギャゴギャドギャギャド…バカァーーーーーーン……!!

【やよいステージ・クリア 残り5ボス】 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/15(土) 23:33:26.19 ID:CQfyCzZE0<> 〜ヒビキーンステージ〜

亜美は火山へと赴く。
かつてミナセラグーンで遭遇した、響の真意を確かめるため…。

響「…来たなー、亜美!」

亜美「ひびきん!なんでうらぎったの?うちの事務所、なじめなかったの?」

響「ふふっ。知りたければ、自分と戦うんだー!」

亜美「無理だよ、話そうよ、戦えないっしょ!」

響「甘いぞー亜美!…いいことを教えてやるぞ、スカイラグーンをおとしたのは、実は自分さー!」

響「あんな町一つくらい、なんくるないさー!あはははッ!」

亜美「うそっ!?亜美、メッチャ怒ったよ!お前なんかひびきんじゃない!ただのイレギュラーだよッ!」

響「そうだぞッ!怒れ、亜美!本当のパワーを見せてみろ!」

〜〜〜〜〜〜〜〜

響の繰り出す火炎地獄に、亜美も熱くたぎる。
熱戦の果て、軍配が上がったのは亜美であった。

響「…さすが…だぞ…。亜…美」

亜美「ひびきん!なんで、こんなことを!」

響「ずっと…亜美と戦ってみたかったんだぞ。そうしたら…プ……が…あらわれ…て…」

亜美「ぷ?誰、それ?」

響「亜美を本気にさせるため…どたぷんフォースにつけ、って…」

亜美「そんな!亜美と勝負するためにうらぎったの?」

響「えへへ…本気で戦えて…うれし…かっ…た……ぞ…」ガクッ

亜美「ひびきーん!!!」

ドゥン!ドキャドギャドキャアン、ドギャゴギャドギャギャド…バカァーーーーーーン……!!

【響ステージ・クリア 残り4ボス】 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/15(土) 23:34:27.66 ID:CQfyCzZE0<> 〜765プロ事務所にて〜

響との戦いの後、亜美はいち早く帰還する。
そこで待っていたのは、貴音からの挑戦状だった。

〜〜〜〜〜〜〜〜

小鳥『亜美ちゃん、貴音ちゃんからメッセージが届いたわ!』

タカーネル『双海亜美。めもりあるほーるにてお待ちしています。必ず来なさい』

小鳥「亜美ちゃん、これは罠よ!」

亜美「ううん、行くよ!お姫ちんのお尻をつかんでやるー!」

小鳥「それを言うなら尻尾をつかむ、じゃ…」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/15(土) 23:35:02.64 ID:CQfyCzZE0<> 〜メモリアルホールにて〜

静寂に包まれたメモリアルホール。
そこで、亜美と貴音があいまみえる。

亜美「お姫ちん!出てこーい!お尻は完全に包囲されているー!」

タカーネル「逃げも隠れも致しません」

亜美「要求を聞こう!いくら必要だー!」

タカーネル「はて…?長期戦に備え、食料は既に十分です」

亜美「しょくりょー?違うよ、まにーだよまにー!」

タカーネル「話し合っても無駄なようですね。時は金なり時間が惜しい…参ります!」

亜美「ちょ。た、たいむー!」

〜〜〜〜〜〜〜〜

戦いは、両者互角の攻防戦。
互いに一歩も引かず、勝敗は持ち越しとなった。

タカーネル「さすがですね。しかし次はこうはいきません。御機嫌よう!」ビュンッ

亜美「お姫ちん!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/15(土) 23:36:05.52 ID:CQfyCzZE0<> 〜チヒャッカーステージにて〜

765プロのサーバーがダウンした。
原因究明のためネット世界にダイブした亜美は、そこで思わぬ壁に直面する。

千早「潜在能力…測定不能?…信じられないわね」

亜美「なんで事務所のぱそこんぶっこわそうとすんの!」

千早「ある人に、頼まれたのよ。あなたを調べてくれって」

亜美「ある人?もしかして、それって…」

千早「邪魔するなら容赦しないわ。いくわよ…!」

〜〜〜〜〜〜〜〜

エレクトリカルな戦法を繰り出す千早。
だが、高槻さんの武器が千早の弱点だった。

千早「くっ…!でも…データはもう十分集めた…」

亜美「亜美のこじんじょーほーだよー!かえしてよー!」

千早「もう遅いわ…すでにあの人へ…転…送…」

亜美「千早お姉ちゃん!」

千早「………」ガクッ

ドゥン!ドキャドギャドキャアン、ドギャゴギャドギャギャド…バカァーーーーーーン……!!

【千早ステージ・クリア 残り3ボス】 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/15(土) 23:36:45.79 ID:CQfyCzZE0<> 〜マコトウルステージにて〜

どたぷんフォース空軍が、一大攻勢に出た。
それを止めるべく真美は奇襲攻撃を掛けるが、真が立ちはだかる。

真「ボク達どたぷんフォースを、イレギュラー扱いするなんて!」

真美「おちついてよまこちん!そもそもどたぷんフォースじゃないっしょ!?」

真「なにっ、な…75だからってバカにして…!いくぞッ!」

真美「そ〜いう問題じゃないよ〜!」

〜〜〜〜〜〜〜〜

武道家の真に、真美は苦戦を強いられる。
しかし決死の真美サーベルが紙一重の差で真を撃つ。

真「うわっ!くそー!負けた!イレギュラーに負けた!」

真美「イレギュラー…!?む〜っ、真美はイレギュラーなんかじゃないよ!」

真「負ける…もんか、イレギュ…ラ…に」ガクッ

真美「ま、まこちん…なにがどうなってんの〜っ?」

ドゥン!ドキャドギャドキャアン、ドギャゴギャドギャギャド…バカァーーーーーーン……!!

【真ステージ・クリア 残り2ボス】 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/15(土) 23:38:05.68 ID:CQfyCzZE0<> 〜ビストリッチャンステージにて〜

律子は裏ルートで貴音用のらぁめんを仕入れていた。
その補給源を断つべく、真美は軍事列車に攻撃をかける。

律子「私の部隊を襲うなんて、やるわね」

真美「律ちゃん、電車止めて!こんなことやめなよ!」

律子「…それはこちらの台詞よ。あなたたちがいるから戦いが終わらないって、気付いてないの?」

真美「…!?なにを…いってんの?」

律子「何度も何度も同じ事が続く。あの人の手を煩わせるまでもない、この螺旋は私が終わらせてあげるわ!」

〜〜〜〜〜〜〜〜

襲い来る律子の脅威を、真美は辛くも退ける。
だが、律子は倒れる直前に思わぬ言葉を口走った。

律子「く…やはり無理があったか…スペックがダンチだわ…」

真美「律ちゃん、さっきの言葉…」

律子「延々と続くのよ…あなたの、秘め…た…9…1プ…のウィ…ルス…」ガクッ

真美「91…?91といえば、あずさお姉ちゃん?…よーし!!」

ドゥン!ドキャドギャドキャアン、ドギャゴギャドギャギャド…バカァーーーーーーン……!!

【律子ステージ・クリア 残り1ボス】
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/15(土) 23:39:02.06 ID:CQfyCzZE0<> 〜ミキバトドスステージにて〜

雪山に眠る最後の脅威・美希。
凍てつく風にさらされながらも、亜美は雪道を駆けた。

美希「あふぅ」ムニャムニャ

亜美「寝てたの!?」

美希「亜美も氷のベッドでお寝んねしたら気持ちいいと思うな。あふぅ」

亜美「永久の眠りについちゃうよ!」

〜〜〜〜〜〜〜〜

戦いの末、亜美の熱い一撃が美希を撃つ。
だが、美希は意味深な言葉を口にする…。

美希「うう、やられちゃったの…」

亜美「ミキミキ…全部解決したら、また皆と一緒に元通りにするから…」

美希「…意味、ないの」

亜美「え?」

美希「…ミキ的には、もとに戻っても、また同じように…イレギュラーになるだけだと思うな」

亜美「み、ミキミキ?どういうこと…」

美希「…その内、分かると…思…う…な」ガクッ

ドゥン!ドキャドギャドキャアン、ドギャゴギャドギャギャド…バカァーーーーーーン……!!

【美希ステージ・クリア 全ボス撃破】 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/15(土) 23:39:52.73 ID:CQfyCzZE0<>

〜765プロ事務所にて〜

8ボスを倒した亜美と真美だったが、事態はすでに次へと動き出していた。
あずさと貴音は宇宙に出ようとしていたのだ。そして、小鳥にもある異変が…。

小鳥『宇宙港に、どたぷんフォースが集結しているわ…』

小鳥『あずささんと貴音ちゃんは宇宙に出るつもりよ!』

真美「ぶ・らじゃー!あずさお姉ちゃんたちに話をきかなきゃ!」

亜美「うん……」

小鳥『亜美ちゃん、どうしたの?』

真美「亜美?置いてっちゃうよ!今度はお先ー!」バビュン

亜美「あ、待ってよ真美!」バビュン

小鳥『……さて、そろそろ私も行きますか』フフフッ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/15(土) 23:40:59.85 ID:CQfyCzZE0<> 〜宇宙港ステージにて〜

真美はいち早く宇宙港へ急行する。
どたぷんフォースを止めようとするが、そこへ貴音が再び現れた。

真美「お姫ちん、そこどいて!」

タカーネル「なりません。あなたを倒すよう命を受けています」

真美「戦わなくても解決できるんだよ!?」

タカーネル「無駄です。あなたは危険な存在…」

タカーネル「あの方の忠告通り、ここで引導を渡してあげましょう!」

〜〜〜〜〜〜〜〜

真美対貴音、激戦は果てしなく続いた。
両者、最後に渾身の一撃で臨む。次の瞬間、宙を舞ったのは貴音だった。

タカーネル「何と…見事です、真美!ですが…遅すぎましたね」

真美「!?」

タカーネル「既にあずさたちは宇宙へ旅立ちました。私がここで…倒れても…どたぷんふぉーすは不滅です」

真美「お姫ちん」

タカーネル「…戦わずして、解決できると仰りましたね」

タカーネル「ですが時として、力でしか何も為し得ないことがあるのを覚えておきなさい」

タカーネル「特に…血塗られた宿命を背負う…あなたならば」

真美「…!!」

タカーネル「皆にはこうお伝えください、私は満足して死んでいったと。いざ、さらば!」

真美「お姫ちんッ!!!」

ドゥン!ドキャドギャドキャアン、ドギャゴギャドギャギャド…バカァーーーーーーン……!!

【宇宙港ステージ・クリア】 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/15(土) 23:41:55.89 ID:CQfyCzZE0<>
〜ファイナルウエポンステージにて〜

どたぷんフォースの最終兵器・ファイナルウエポン。
篭城したあずさたちを追って亜美が内部へ先着するが、そこに待っていたのは…。

亜美「真美とはぐれちゃったけど…こっちでいいのかな?」

??「フ、フフフ…」

亜美「だ、だれ!?」ビクッ

??「…ウフフ。アーッハッハ!765プロもどたぷんフォースも甘いわね。まあ、おかげでやりやすかったわ」

亜美「…な、そのこえはピヨちゃん?どうしちゃったの!」

コトリス「…あの世でゆっくり考えなさい!さようなら、亜美ちゃん!」

〜〜〜〜〜〜〜〜

小鳥の、突然の裏切り……。
亜美は涙ながらに、小鳥を討つ他なかった。

コトリス「…くっ…こんな子に…私が負けるなんて…」

亜美「ピヨちゃん、教えてよ!なんでピヨちゃんまで?」

コトリス「…フフフ。アーッハッハッ!」

コトリス「甘すぎるわぁ、亜美ちゃああん!」

コトリス「私はあなたたちを監視するために」

コトリス「スパイウィルスでイレギュラーになっていたのよおおおっ!!」

亜美「そんな…ピヨちゃん!亜美も真美も、信じてたのに!」

コトリス「アーッハッハ!!その甘さが命取りよ!」

コトリス「ばいばい亜美ちゃん!あの世で待っているわーーーーッ!!」ガクッ

亜美「ピヨちゃーーーーんッ!!」

ドゥン!ドキャドギャドキャアン、ドギャゴギャドギャギャド…バカァーーーーーーン……!!

【ファイナルウエポンステージ1・クリア】 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/15(土) 23:49:40.41 ID:CQfyCzZE0<>
…………

その間に、真美は厳重な警備網を突破しあずさのもとへ辿り着いた。
だが、あずさの口から衝撃の事実が。

真美「あずさお姉ちゃん!さがしたよ!」

あずさ「あらあら…いらっしゃい、真美ちゃん」

あずさ「でも遅かったわ…ウィルスの前には、私たち機械のレプリロイドルは無力なのよ」

真美「765プロの皆もお姫ちんも、全部ウィルスのせいなの?」

真美「また、兄ちゃんが裏で悪いことしてるんだね!?」

あずさ「そうね…でも真美ちゃん、一つ勘違いしているわ」

真美「勘違い?」

あずさ「あの人は…皆を困らせたくて、こんなことをしているんじゃないの」

あずさ「…私には、最近分かってきたの」

真美「そんなこと言われたって…わかんないよ!今更何言ってんのさ〜!?」

あずさ「私たちは戦いのたびに修復され」

あずさ「そしてまた何度でも真美ちゃんたちと戦わされる。なぜだか分かる?」

真美「へ…?」

あずさ「あなたを破壊することに、意義があるから」

あずさ「プロデューサーさんは言っていたわ」

あずさ「あなたが全ての根源…と」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/15(土) 23:52:48.59 ID:CQfyCzZE0<> 強大なあずさの前に、さしもの真美も苦戦する。
両者、膠着状態が続いた……が、その時。

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴォ

真美「なに!?なんか動いてるっぽいよ!」

あずさ「…あらあら…この兵器が動いて…」

真美「どうなってんのさー!?あずさお姉ちゃん!」

あずさ「誰かが勝手に動かしているみたいねえ…」

真美「わーっ!このままじゃ地球があぶないよ!」

真美「あずさお姉ちゃんはここにいて!真美は亜美と一緒に止めにいくかんね!」バビュンッ

あずさ「亜美ちゃんと一緒に…か。でも、あの二人が一緒に歩める時間は…もう…」

【ファイナルウエポンステージ2・クリア】 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/15(土) 23:57:42.41 ID:CQfyCzZE0<>
亜美と真美は、ウエポンの最深部へ向かう。
立ちのぼる悪い予感。
恐るべき敵――兄ちゃんが、奥にいる。
だが、かつて倒したボス達が「ボスラッシュ」で二人の前に立ちはだかった。

亜美「時間がないから」バビュン

真美「手分けしてやるよ!」バビュン <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/16(日) 00:10:07.97 ID:N+sGsaVh0<>

亜美「四人とも、亜美がお軽くのしちゃうYO!」

ドドドドド

春香「亜美ぃっ!ひれ伏しなさいぃ!」カッカー

千早「くっ!くっ!くっ!」ペターン

真「まっこまっこりーん」マッコマコ

響「なんくるないさー!」ボボボボボ





真美「……」

ドドドドド

雪歩「ま、真美ちゃん怖いですぅ!」ホリホリ

やよい「真美、メッ、ですぅー!」ガルーン

律子「ちょっと、手厳しいわね」ツヨイデスヨ

美希「…なのー!」アフゥ



蘇った765プロの仲間達との戦いが、二人の心をさらに苦しめる。
戦いが終わった頃には、二人ともすっかり疲労困憊の状態となっていた…。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/16(日) 00:14:51.79 ID:N+sGsaVh0<>
亜美「ぜぇ…な、なんとか」

真美「みんな、ごめんね…みんな」

亜美「さ、いこうよ真美。みんなのためにも…兄ちゃんを」

真美「…そだね。兄ちゃんに、責任とらせなきゃ」

…………

…………ガタッ!

春香「ヴァァァァイ!!!!」ガバッ

亜美「…!?危ない、真美っ!」

真美「ふぇ?」

グワァァァァアンッ!!!!! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/16(日) 00:20:09.95 ID:N+sGsaVh0<> 亜美「う、っ」

真美「亜美っ!大丈夫?亜美ィッ!」

春香「ア、アナタタチモ…」

春香「イレギュラーニ…」

春香「ナレバ、楽…ナノ…ニ」

春香「」ガクッ



真美「はるるん…」

真美「亜美、こっからさきは真美が行く」

真美「亜美は先に戻って、怪我を治さなきゃ」

亜美「でも…」

真美「いいから!」キッ

亜美「う……うん」



負傷した亜美を残し、真美は単身、最終決戦へ。
Pの待ち受ける、最深部に――。

【ボスラッシュ・クリア】 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/16(日) 00:23:56.20 ID:N+sGsaVh0<> ついに最深部に到着した真美。
そこに待っていたのは、やはりこの男。
元765プロ・プロデューサーにして
最凶のイレギュラー、P――。

ブゥン――

P「…ご苦労だったな、真美!」

真美「やっぱり、兄ちゃん!全部兄ちゃんのしわざだったんだね!?」

P「フフフ、お前たちには驚いたよ。音無さんや貴音まで、ためらいなく倒すとはな!」

真美「…兄ちゃんがそうさせたんだよ!」

P「違うな。お前の心が破壊を望んでいるのさ」

真美「……」

P「そろそろ教えてやる。あれは…俺がまだ765プロに来たてで」

P「まだ駆け出しプロデューサーだったころ…」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/16(日) 00:30:33.89 ID:N+sGsaVh0<>


数年前。
都内某所、ライブ会場にて。
周辺には、警察や機動隊が警戒線を張り巡らせている。

P「どうだ様子は」

律子「プロデューサー!」

P「我那覇のライブを全壊させた、赤いイレギュラーはどこだ?」

律子「は、はい。あちらのステージの裏に」

P「了解。あとは俺がやる」

律子「プロデューサー殿自ら?」

P「これ以上お前達に犠牲が出たら困るしな」

タッタッタッ…

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/16(日) 00:34:12.15 ID:N+sGsaVh0<>

崩れ落ちたステージ、照明器具。
まるで廃墟のようなライブ会場をPは進む。

P「……ひどいもんだ。これを一人の女の子がやったってのか…」

??「んっ、ふっ、ふ〜、……」ククク

P「!?」サッ

真美「てぇぇぇやぁぁ!」ブンッ

P「この子は…なんだ!?くそっ」ドガバキ

真美「んっふっふ〜!!」ババババ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/16(日) 00:39:30.81 ID:N+sGsaVh0<>

P「ん?!」

P(この子、そっくりじゃないか?)

P(数日前に見つかった、100年以上前に作られたっていうレプリロイドルと…)

P(あれの名は…確か、亜美とかいったか?)

真美「うりゃあああっ!765プロの兄ちゃん、カクゴォ!!」ブゥンッ!

P「な!なぜ、765プロの名を――

バキィンッ!!!!!

真美「ンッフッフ〜」フヒヒ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/16(日) 00:54:56.73 ID:N+sGsaVh0<> P「……ぐ、ぐあっ!う、腕が…」

真美「ンッフッフ〜」フヒヒ

P「……く、来るな」

P「来るなー!」



ウッ、ウワァアアアアアーーーーーーーーーーー!!









……

P「ぐ、ごほっ…」

真美「ンッフッフ、ンッフッフ〜♪」ガシッ

P「う、ぐぉおおーー……」

真美「765プロ、タカギ、倒ス、倒ス」グゴゴゴゴゴ

P(な、なんだ…この黒いオーラ…)

真美「倒ス、倒ス、倒倒田尾…」フラッ

P「…!い、今だ!」バシッ!

真美「ウッ!うあうあ〜!?」








<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/16(日) 01:00:51.99 ID:N+sGsaVh0<>





…………


P「……」タッタッタッ

律子「あっ、プロデューサー!」

律子「さすがですね。これでこの件も一件落t…うわっ!」

P「うぐぐ」バチバチッ

律子「ど、どうしたんですそれ…」

P「あのイレギュラーを…765プロへ運べ。ハアッ…それと…高木社長へ連絡を」

P「ぐ…あのイレギュラーを、765プロの…レプリロイドルにする」

律子「は、はぁ。でもあなたのお体の方は」

P「うるさいッ!ウゥ…」タッタッタッ

律子「……?」




………… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/16(日) 01:05:52.74 ID:N+sGsaVh0<>



〜回想終わり〜

P「と、いうわけだ…真美!お前こそイレギュラーだったのさ!」

真美「…ウソ。ウソばっかり!そんな話で、真美がびっくらこくとおもった?」

P「お前が持つウィルスがある限り…“あの男”の野望は消えないってわけだ」

真美「わかんない。わかんないよ…真美が子供だからって、難しいこと言って!」

P「すまないとは思っているよ。だがこれしか道はない」

P「お前を倒し、ウィルス源を断つしかな。…来いッ」

ついに真美は戦いを仕掛ける。
そして迎え撃つP。
最終対決が始まる。
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/16(日) 01:13:28.90 ID:N+sGsaVh0<> Pに対し、攻撃を繰り出す真美。765プロの仲間たち、そして亜美の思いに報いるべく。

P「どうだ真美ィーッ、この圧倒的なパワーはーッ。このまま、ウィルスもろとも滅菌するがいい」ゴゴゴ

真美「そんなのムダムダムダっしょ〜!!」ブンッ

P「宇宙の塵になるがいい!」ドーン

真美「それは兄ちゃんのほうだよ!!」スカッ

両者、機械のボディをすり減らし…戦いは終焉に近付く。
そしてついに、Pのパワーが尽きた。
安堵する真美。
だが、Pは不気味に笑い出した。

P「…クク、ククク」

真美「わ、わらってんの?」

P「このウエポンは間も無く自爆する…。もう誰にも止めることはできない…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ……ジバク、ゴフンマエ

真美「そんな!」

P「宿命を、受け入れろ!考えるんだ、自分がどうすべきか!さよならだ真美ーッ!」

真美「兄ちゃん!!」

ドゥン!ドキャドギャドキャアン、ドギャゴギャドギャギャド…バカァーーーーーーン……!!

【ラストステージ・クリア】

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/16(日) 01:19:48.93 ID:N+sGsaVh0<>

〜〜〜〜〜〜〜〜

崩れゆくウエポンを脱出すべく、真美は急ぐ。
そこへ、あずさが現れた。彼女は、既に敵意はないようだが…。

真美「あずさお姉ちゃん!」

ミウラル「…真美ちゃん…プロデューサーさんの言葉を…鵜呑みにしてはいけないわ」

あずさ「あの人が言う以外にも…方法はあるはず…」

真美「じゃあ教えてよ、真美はどうしたらいいの!?」

ミウラル「それはあなた自身が…見つけることよ?」

ミウラル「時間が無いわ、私のボディでこの兵器を止める。その間に亜美ちゃんを連れて脱出を…」

真美「でも、そんなことしたらあずさお姉ちゃんは…!」

ミウラル「…これが軍人さんの生き方なのよ。さようなら、真美ちゃん」ボッシュート

真美「あずさお姉ちゃーーん!!!」

あずさが開いた道により、真美は脱出艇に辿り着いた。
生と死、怒りと悲しみ、様々な思い渦巻くファイナルウエポンは、その直後大爆破を起こした。
それはまるで、宇宙に花咲く花火のように――。

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/16(日) 01:23:32.65 ID:N+sGsaVh0<>
〜エピローグ〜

亜美と真美は、爆発するウエポンからそれぞれ脱出する。
互いの無事を確認し安堵する二人だったが、その胸中は穏やかではなかった。

ドゴーーーーーーーーーーーーン!!

グゴゴゴゴゴゴゴ……

亜美「…危なかった。真美、真美は…?」

ピピピピピ…ツウシン、ツウシン

亜美「……!」

真美「こちら真美、聞こえる亜美?」

亜美「真美、心配したんだよ…!」

真美「うん、なんとか助かったっぽいよ……」

亜美「……」

真美「……」

亜美「…ねぇ、真美。もしもだよ?もし亜美がイレギュラーになったら、どうする…?」

真美「……!亜美、何いって」

亜美「真剣に聞きたいんだよ!」

真美「……」

亜美「もし……亜美がイレギュラーになったら。真美が、処理して」

真美「……亜美は、イレギュラーなんかにはならないよ」

亜美「……」

真美(なるとしたら……真美のほう…)

真美(……)

真美(私たちレプリロイドルは、結局みんな、イレギュラーなのかな…?)

脱出艇は、地球へと向かい降下していく。
その彼方にのぼりはじめた朝日が地球を蒼く照らすのが見えた。
晴れやかなる、新たな朝だ。

だがその陽光は、いまの…亜美と真美には眩しすぎたのだった。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/16(日) 01:24:15.47 ID:N+sGsaVh0<>



〜〜〜〜〜〜〜〜

…戦いは終わった。

しかし、二人の心を

例えようのない不安がよぎる。



亜美は思案する。

なぜ戦いは繰り返されるのか

その元凶は誰なのか

それを倒せば…全て終わるのか?



真美は自問する。

自分はいったい何者なのか

戦いの中心にいる自分とは

自分が消えれば…全て終わるのか?



不吉な予感は現実となり

二人のアイドルを運命の戦いへと導く。

そう遠くない未来で…



THE IDOLM@STER X4 END <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2012/12/16(日) 01:26:55.84 ID:N+sGsaVh0<> ここまで読んでくださった方へ、誠にありがとうございました。

元ネタはPSソフトロックマンX4のオマージュです。
駄オマージュ、申し訳ございません。文もわかりにくくて申し訳ありません。

では <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/16(日) 02:27:29.30 ID:tePXVpXDO<> お疲れさん。

最初レプリロイドルが言いたいだけかと思ったけどそんなことはなかった。

X4は未プレイだけど凄く楽しめたよ。乙。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/16(日) 02:48:36.47 ID:YNDxCw0vo<> X4懐かしいなぁ
マシーンに乗ってないとマグマステージのボスを自力で倒せなかったんだよね、俺

正直、この設定だとゼロは961組のフェアリーか木星の誰かの方ががしっくりくる
とりあえず乙でした <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/17(月) 17:34:15.64 ID:pT5VOr3IO<> ゼロ編とX編まぜまぜだったな
面白かった乙 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/02/13(水) 10:06:15.43 ID:mQkaqLwe0<> もうすぐ2カ月 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/02/13(水) 10:47:08.42 ID:c+f3WgTAO<> ブレードランナーかと思ってしまった <>