>>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:30:15.99 ID:c4iaYTLAO<>※キャラ崩壊あり

※アニマスから数年後、皆少しだけ大人になってて、皆かなり仲良しになってます

※年末忙しいので、年越しを先取りです

※このSSでの原作以上のキャラ付け的なもの

・春香さん…家事を完璧にこなせる、千早ちゃんの通い妻(介護要員)。料理の腕は、美食家いおりんが「やよいと一緒に、うちに専属で来なさい!」と駄々をこねるレベルとか。たまにふざけ過ぎて怒られる。むっちゃ可愛い。

・千早ちゃん…歌は完璧、仕事も完璧、私生活はダメダメな、春香さんの旦那。笑いの沸点は低く、ツボが分かりにくく、他人とズレている。ちはやけの家主だが、春香さんや美希より家の中の事を知らない。むっちゃ可愛い。

・美希…ちはやけのコタツに住む、だるんだるんな生き物。仕事の忙しさ、大変さに応じて、ちはやけのコタツ内でのだるんだるん度合いも増える。春香さんも千早ちゃんも大好き。むっちゃ可愛い。

・雪歩…途中参加。皆ともっと仲良くなりたがっている。「雪歩スペシャル」なる、あまりの美味しさに業界を震撼させる程のブレンド茶の配合を生み出した凄い子。むっちゃ可愛い。


こんな4人が、大晦日の糞忙しい日にコタツでだべる、どーしようもない物語です。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1356654615
<>千早「年末…今年は暇だわ」春香「平和で良いよ」 >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:31:28.90 ID:c4iaYTLAO<> 〜大晦日、ちはやけ〜

千早「…」

春香「…」

千早「…」

春香「ん?はい、千早ちゃん」ミカンパス

千早「ありがとう、春香。良く分かったわね」

春香「そりゃあ…コタツに入って欲しいものと言えばねー」ムキムキ

(もぞもぞ)

美希「ミキにも蜜柑〜…」

春香「起きたらあげるよ」

美希「んにゅ〜…」モゾモゾ

春香「はいどうぞ」

美希「ありがとうなのー♪」モッキュモッキュ

美希「美味しいの♪」テーレッテレー!

千早「美希ったら…でも、コタツの中で食べる蜜柑はどうしてこんなに美味しいのかしら?」

春香「それは、蜜柑に含まれているミーカンαが、コタツで温まった身体の温度に反応して、口の中で甘味成分に変わるからで〜す」

千早「そんな適当な」

美希「それ、誰が言ってたの〜?」

春香「小鳥さん」

千早「やっぱり」

美希「小鳥は最近更に迷走してるの〜…」

春香「仕方ないよ…ついに来年は大台らしいから…」

千早「ついに…」

美希「正直な話、小鳥はまだ20代前半で通じると思うの…」

千早「気にし過ぎなのよね…」

春香「ねー。前にお仕事遅くなって、スーパー銭湯に一緒に行ったんだけどさぁ…」

ちはみき「ふむふむ」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:31:57.67 ID:c4iaYTLAO<> 〜回想〜

春香「ふぇ〜…今日も疲れたぁ」

音無「ふふ、お疲れ様。ここの電気風呂とか、疲れた身体をほぐしてくれるわよ」

春香「…」じーっ

音無「な、何?春香ちゃん…」

春香「小鳥さん、スタイル超良いですよね…」

音無「ええっ!?そ、そんなこと無いわよ」

春香「何というか、出過ぎず、引っ込み過ぎず…しかも肌ツルツル…むむむ…」ぷにぷに

音無「ちょ、変な所つつかないで!…んもぅ!苦労してるんです!ほら、入りましょう!風邪引いちゃうわ!」



〜回想終わり、ちはやけ〜

春香「あれはズルい」

美希「おっぱいは勝ってるけど、全体的なスタイルは負けてる気がするの…」

千早「ノーコメント」

春香「なんかね、おっぱいとかお尻じゃなくて、足、しかも太もも」

美希「ああ…分かる気がするの」

千早「何というか、むちむちだけど、太いという訳じゃないのよね」

美希「エロいの」

春香「うん、エロい」

千早「同意だわ」

美希「あの制服のぴっちり感とか、口元のホクロとか」

千早「たまに見せる大人の雰囲気とか」

春香「結論。美人事務員の音無小鳥さんはエロい」

美希「エロいの〜」

千早「異議無しだわ」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:32:26.54 ID:c4iaYTLAO<> 春香「わー」パチパチ

美希「わーなのー」パチパチ

千早「わ、わー…」パチパチ

春香「…」

美希「…」

千早「…」

春香「お茶淹れてくるねー」

美希「この寒さの中、コタツから躊躇無く出る勇気…春香、ナンバーワンなの…っ!」

春香「んな大袈裟な」

千早「春香、蜜柑の買い置きもお願い」

春香「ここ、千早ちゃんの家だよね?…私の方がどこに何があるか分かるの、おかしくない?」

美希「多分、ミキも千早さんより詳しいの」

千早「いいじゃない、私は気にしないわ」

春香「…美希ー、冷蔵庫のおにぎり、チンしよっか〜?」

美希「超ありがとうございますなの」

春香「感謝のレベルが高過ぎるよ」

千早「というか、いつおにぎりを入れたのかしら」

美希「え?昨日だよ?炊飯器のご飯が余ったって、千早さんが言うから…作って冷蔵庫入れておくよーって…」

千早「すっかり忘れていたわ」

美希「というか、千早さんは自分の部屋の冷蔵庫の中身を把握してないの?」

千早「というより、日付が今日になってからは開けてないわ。中身は知らない内に春香が追加して、レシートだけ置いてあるの」

美希「もう完全に春香の冷蔵庫なの…」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:33:09.04 ID:c4iaYTLAO<> 春香「というか、冷蔵庫の中身を追加するのも、その中身を使って千早ちゃんに料理作るのも私だよ」

美希「完全に千早さんのお嫁さんなの」

春香「というよりは介護…」

千早「誰が要介護者よ…まだ大丈夫だわ」

春香「まだって…あ、美希、もうちょっと待っててね」

美希「分かったのー………はっ!?このお醤油の焦げたようなかほりは…まさか!?」

春香「うん、ただ暖めたら美味しくないし、お醤油塗ったのとお味噌塗ったのを用意して、トースターで焼おにぎりを錬成してます」

美希「お…おぉ…お米の錬金術師様なの…」

千早「…ぶふっ…お、お米の錬金術師…」

春香「別に両手をパーンってしたらおにぎり出来る訳じゃ…」

美希「パーンってしてから握り始めたら問題ないの」

春香「それ、普通に作ってるだけでしょ」

千早「…ふ、く…2人…とも…やめて…」

美希「千早さんがプルプルしてるの」

春香「着信中なのかしら?っと、いけないいけない…焼おにぎり見ないと…」

千早「はー…はー…」

美希「あ、止まったみたいなの」

春香「意外に短かったね、メールだったのかな…あちち」

千早「あ、あなた達…なんで追い討ちかけるの…」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:33:41.00 ID:c4iaYTLAO<> 美希「お米の錬金術師様待ちの間、暇だったからなの」

春香「美希は私じゃなくて、焼おにぎり待ちでしょ?…いや、私はお米の錬金術師じゃないからね?」

千早「や、やめて…お米の錬金術師やめて…」

美希「千早さんの今年一番のツボかもしれないの」

春香「あと十数時間で今年は終わるけどね」

美希「まさかの滑り込みセーフだったの」

春香「くふっ…」

美希「どしたの?」

春香「いや、髪型含めて頭が米粒の形したイケメンが、あの錬金術師の格好して、上からどんどん閉まってくる「年末」って書かれた扉に、ヘッドスライディングしてる姿を想像しちゃって」

美希「あははは!そ、想像力が豊か過ぎるのっ!」

春香「何かねー、1つ浮かんだら連鎖しちゃってさー…よし、そろそろいいかなー?」

美希「はぁ…ふぅ…どーでもいい事で腹筋を破壊されかけたの…」

千早「」←悶絶中

美希「千早さんがやられたの…!」

春香「千早ちゃんは、この戦いには着いてこれないわ…!置いていく…っ!」

美希「く…千早さん…ミキと春香が無事に帰ったら、一緒におにぎり屋さんをやるの…!」

春香「やらないわよ、はい焼おにぎりどーぞ」

美希「わーい」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:34:11.88 ID:c4iaYTLAO<> 千早「くふ…はぁはぁ…わ、私にも焼おにぎり、貰えるかしら…」

春香「ん、お醤油とお味噌、どっち?」

千早「お醤油」

春香「はーい…はぁっ!」

(パァァァン!!!)←両手の平を勢い良く合わせた

春香「…」

千早「」ポカーン

美希「」ポカーン

春香「っしょっと、あちち…はいどうぞ」

千早「特に何も無し!?」

美希「いきなり何事かと思ったの!」

春香「お、お米の錬金術師を…」

千早「ぶふぅ!?」

美希「まだ引っ張ってたの!?もう千早さんが呼吸困難になっちゃうの!」

春香「いやー、まさか年末に千早ちゃんがこんなにツボに入るキャラクターが生まれるとは」

美希「来年から春香はそれで売り出せばいいと思うの」

春香「Sランク錬金術師、『天海・オコメツブ・春香』で〜す♪…ヴァイ!」(パァァァン!)←また両手の平を勢い良く合わせた

千早「もう…勘弁して…」プルプルプルプル



〜千早ちゃんが漸く落ち着きました〜

千早「はぁ…もう、あなた達2人はノリ出すと止まらないんだから…」

春香「…髪型をお米の形に変えようとしたのは、流石にやり過ぎでした…あははは…」

美希「春香は走り出す前に止まり方を覚えるべきなの」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:34:59.18 ID:c4iaYTLAO<> 春香「そういえば今日はフェアリーはお仕事無いの?」

美希「響も貴音も里帰りしてるの。カウントダウンライブは竜宮がやるーって、律子が張り切ってたの」

千早「さん付けしないとまた怒るわよ、律子」

美希「本人いないから別に大丈夫なのー」

春香「去年はカウントダウンライブを4ユニットでやったからね〜」

美希「竜宮小町とフェアリーと…限定ユニットだっけ」

春香「そ。竜宮小町、フェアリー、私と千早ちゃんと真、やよいと真美と雪歩のユニットだったね」

美希「…Sランクの春香と、最強の歌姫の千早さんと、イケメンでダンスの天才の真クンのユニットとか…パワーバランスが崩れ過ぎなの」

千早「そ、そんな事無いわよ」

春香「そうだよ、フェアリーだって凄かったじゃない!」

美希「まあ…他のユニットと違って、カッコ良い曲とかでいったから良かったけど…」

春香「けど?」

美希「『乙女よ』→『自転車』→『約束』のメドレーは、反則にも程があると思うの」

千早「だ、だって持ち歌をしようって話だったし…」

美希「竜宮小町…というか、デコちゃんすっごい悔しかったみたいで、今年は私達が〜!ってなったみたい」

春香「伊織…」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:37:17.65 ID:c4iaYTLAO<> 千早「負けず嫌いだからね、水瀬さんは」

春香「千早ちゃんがそれを言う?」

美希「ミキもそう思うの…」

千早「」

春香「あずささんの『隣に…』を聞いた瞬間、突然空気変わったんだよ、舞台袖で…」

美希「あー…分かる気がするの」

春香「発声練習とかし出して、私達の時に歌う歌の順番まで変えて、最初にメドレーするとか言い出して…」

美希「うわあ」

春香「しかも、最後にソロで『眠り姫』やるし…」

美希「765プロでつぶし合いなの…」

千早「て、テンションがね?こう、上がっちゃって…つい…」

春香「あのすぐ後で歌えたやよいは凄いとしか言えないわ」

美希「やよい以外には無理なの。響なんか、「自分達の番が終わってて良かった…」って涙目だったの」

春香「隣にいた私と真は、既に満身創痍だったよ…」

千早「皆に謝らないといけないわね…」

春香「いや、もう過ぎた事だけど」

美希「デコちゃんは悔しかったみたいなの。自分に惹き付けたお客さんが、全員持っていかれちゃったって思ったみたいなの」

千早「…悔い改めるわ…」

春香「まあ、一年間悔しがり続ける伊織も凄いけどね」

美希「負けず嫌いにも程があるの」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:37:46.17 ID:c4iaYTLAO<> 〜まったりと時間は過ぎていき…〜

美希「…うにゅ〜」

春香「美希が変な鳴き声上げてる…」

千早「寝てるのよ…ね?」

春香「多分ね」

美希「にへへ…」

春香「笑った…」

千早「幸せそうね」

美希「オニギリン…またねなの」

春香「オニギリン…って言った?いま」

千早「な、何なのかしら、オニギリン…」

春香「またねなの…って事は、対象は意思の疎通が出来る訳で…」

千早「オニギリンって名前からして…おにぎりに関係した何かよね…」

春香「お米の錬金術師は『アマミン・オコメツブ・ハルカッカ』だし」

千早「何で名前がパワーアップしてるのよ」

春香「そりゃ、修行とかで…」

千早「少年漫画のノリになってきたわね」

春香「早にぎりとか」

千早「…強くはならなそうね…」

春香「こう…「ヴぁい!(ニギニギ)」「ヴぁい!(ニギニギ)」「ヴぁ…くっ、もう…もう手が火傷で…塩がしみる…」みたいな」

千早「む、無駄に過酷なのね…」

オコメツブ(春香)「だが…だが私は…戦争で苦しむ子供達におにぎりを…大量の、大量のおにぎりを届けなくてはいけないんだ…!」

千早「何だか、ちょっと応援したくなってきたわ…」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:38:12.75 ID:c4iaYTLAO<> オコメツブ(春香)「うぉぉぉぉお!(ニギニギニギニギ)ぅぁいたーっ!」

千早「なっ、ど、どうしました!?お米の錬金術師様!」

オコメツブ(春香)「強く握り過ぎて…塩と米粒が飛んで、目に…!」

千早「お米の錬金術師様ぁぁ!」

オコメツブ(春香)「く…わ、私はもう…握れない…せめて私が握った16億個のおにぎりを…届けてくれ」

千早「ぶふっ…16億…多すぎる…コホン、わ、分かりましたわ、必ず届けます…」

オコメツブ(春香)「最後に…」

千早「はい」

オコメツブ(春香)「ご飯を炊いてくれた近所の主婦の皆様…ありがとう…がくっ」

千早「凄いバラエティー番組の企画っぽい!じゃなくて、お米の錬金術師様ぁぁぁ!」

美希「うるっさいのぉぉぉぉぉぉ!」ガオー

はるちは「」

美希「寸劇に全力投球し過ぎなの!なんなのなの!?千早さんまでノリノリで!しかも声量あるのに叫んだりして!なんなのなの!もう全く一体全体なんなのなの!」プンスカ

はるちは「ご、ごめんなさい…」

美希「ミキの夢が途中から安っぽいコントになって、お米が沢山取れる地域での夕方のバラエティー番組の企画になって、最後にまたコントになったの!年末に悪夢を見たの!」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:38:40.04 ID:c4iaYTLAO<> 〜さらにまったりタイム〜

美希「…あふぅ…お蜜柑様、お蜜柑様」

はるちは「?」

美希「いちごババロア味になって下さいなのぉ〜」ヘヘー

千早「うぶっ」

春香「ぶはっ」

美希「ひぃ!?2人共、蜜柑吹き出さないで欲しいの!」

春香「げっほげっほ!ふ、吹き出すに決まってるでしょ!?」

千早「げほっ!かはっ!いちごババロア味って!既に蜜柑じゃ無くなってるじゃない!」

春香「というか、ババロアに加工までされてるし!蜜柑だって、そんな無茶苦茶なお願いは叶えられないよ!」

千早「しかも、その蜜柑は普通の蜜柑よ!?いわば一般人、エリート蜜柑でも、神様蜜柑でも無いのよ!」

春香「千早ちゃんも意味が分からなくなってきてるよ!神様蜜柑って何!?エリート蜜柑ってどんなの!?」

蜜柑(美希)「ボクはそんじょそこらの蜜柑とは一味も二味も違うんだミカン」

千早「語尾がミカン!?」

春香「すっごい投げやりなキャラ付けでアフレコしないであげて!」

千早「一味も二味も…どれだけ違うのかしら」

蜜柑(美希)「いちごババロア味がするんだミカン」

春香「だから蜜柑なのにいちごになってる!しかもババロアに加工までされてる!」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:39:16.03 ID:c4iaYTLAO<> 千早「エリート蜜柑…恐るべしね!」

美希「」ムキムキ…モッキュモッキュ…

美希「しゅっぱいのっ!」ヒーン!

はるちは「(…か、可愛い)」

美希「やっぱりいちごババロアが食べたいの」ノソノソ…

春香「おお、コタツの主こと美希が、ついにコタツの外に出た…」

千早「奇跡の瞬間ね」

美希「ん〜…」ノソノソ…ノソノソ…

千早「…また戻ってきたわ」

美希「寒いの〜…」モゾモゾ…

美希「はわぁ…」ヌクヌク

春香「…千早ちゃん、鼻血」

千早「春香こそ」

美希「むにゅ〜ん…」ウトウト…

春香「…はぁ…千早ちゃん、何か食べたいものある?」

千早「え?」

春香「いちごババロア買ってくるから、何かついでにあれば言って」

千早「えーっと…トイレットペーパーと、お茶と…あ、ブーツ用の乾燥剤がそろそろ切れ」

春香「もう付いて来てよ…」

千早「分かったわ」ゴソゴソ…

千早「う…寒い…」

春香「早く!」

千早「はい…」



〜買い物の帰り道〜

春香「うひー…寒いなぁ…」

千早「コタツが恋しくなるわね」

春香「だねぇ…あ、メール…美希からだ」

千早「?」

『起きたら2人共いなかったの!
ミキを置いてどこに行っちゃったの!?』 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:39:54.86 ID:c4iaYTLAO<> 千早「…可愛いわね、いちいち」

春香「はぁ…」ポチポチ

『いちごババロア食べたがってたから買いに行くついでに、色々必要なものを買い物に行ってたんだよー
もうすぐ帰るからね』

春香「よし…」

千早「春香…美希のお母さんみたいよ」

春香「生活能力が足りない千早ちゃんの妻でもあります」

千早「つ、妻…」

春香「はいはい、冗談だから顔真っ赤にしないのー」



〜ちはやけ〜

美希「〜♪」モキュモキュ

千早「すっごい幸せそうに食べてるわね、いちごババロア」

春香「寒い中買いに行った甲斐があるってもんです」

美希「ミキ、春香の子供になるの」

春香「こんな歳の近いワガママ娘、いりません」

千早「焼おにぎりの時もだけど、駄目な子を甘やかす母親みたいね」

美希「駄目な子なんて酷いの!」

春香「私が駄目な母親みたいじゃない!」

千早「ごめんなさい」

春香「駄目な夫め」

千早「なっ!?」

美希「駄目なパパなのー」

千早「んなっ!?」



〜夕方、ちはやけ〜

春香「…」ダルーン

千早「…」ダルーン

美希「…」スヤスヤ

春香「まった〜り、してるねー…」ダルーン

千早「何もする気にならないわ…」ダルーン <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:40:46.10 ID:c4iaYTLAO<> 春香「…うちの事務所で年末仕事してるのは…竜宮小町だけ?」

千早「えーっと…あ、夕方の番組に高槻さんと真美が出るわね」

春香「雪歩はお休みだって話だし…」

千早「年少組が働いてるのに、私達は…」

春香「スケジュール調整したプロデューサーさんに言って下さいな」

千早「真は?」

春香「お父さんと初日の出を見るって富士山に行ったみたい」

千早「」

春香「しかも山頂まで登るらしいよ、半日で」

千早「…出来そうだから怖いわ」

春香「全く立ち止まらずにサクッと登り切りそうだよね」

千早「そうね…そういえば、萩原さんもお休みなのね」

春香「舞台終わったし、休養中なんだってさ」

千早「ふーん」

美希「雪歩、来るってさー」

はるちは「はい?」

美希「いま、メールしたら『私も実は暇してたの』って。だから、呼んでみたの」

千早「ああ、そう…」

春香「今更だけど、ここは千早ちゃんのお家で、765プロ集会所じゃ無いんだけど…」

千早「最多宿泊数を誇る春香が言ってもね…」

春香「私は千早ちゃんの介護を…」

千早「だから、まだ介護は必要無いわよ!」

美希「2位は多分ミキなの♪」

千早「はぁ…」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:41:17.37 ID:c4iaYTLAO<> 〜雪歩、襲来〜

(ピンポーン)

春香「はぁい」

美希「来客に千早さんじゃなくて春香が出る辺り、もう春香は同居人レベルなの」

千早「普段からそうな辺り、私もどうかと思うわ」

<イラッシャーイ♪ オジャマシマスゥ♪

美希「家主に何の許可もなく来客を上げたの」

千早「もういいわ、気にしないし」

春香「雪歩、到着でーす」

雪歩「こんばんはぁ♪千早ちゃん、お邪魔します」ペコリ

千早「」

雪歩「…千早ちゃん?どうしたの?」

千早「この2人は最近、ただいまって来るから…そんな丁寧にうちに来た人があまりに久しぶりで…」

雪歩「」

春香「第2の我が家ですから」

美希「なの」

千早「少しは萩原さんを見習って、2人とも」

雪歩「あ、そうそう…お土産買ってきたよ」

はるみき「!」キュピーン

雪歩「ひぃ」

春香「和菓子、お茶菓子の知識は日本でもトップ10に入る、萩原雪歩さんのお土産…」

美希「これは…相当に美味しい和菓子が期待されるの…」

千早「あなた達…本当酷いわね、色々と」

雪歩「えっと…ミスドでごめんなさい…」

千早「ぶふっ」

はるみき「」

雪歩「ち、千早ちゃん?」

千早「よ、予想外だったわ…」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:41:49.96 ID:c4iaYTLAO<> 〜乙女4人inコタツ〜

雪歩「はふぅ…暖かいなぁ、おこた」

春香「雪歩は何でいちいち可愛いの」

雪歩「えぇっ!?」

美希「おこた…って、その言い方がもう可愛いの、ずるいの」

雪歩「ず、ずるいって言われてもぉ…」

千早「気にしないで、萩原さん。この子達はあまりに暇過ぎて変なの」

雪歩「あ、あはは」

春香「ところで千早ちゃん」

千早「何?」

春香「私ね、気になってたんだけど…」

千早「だから、何?」

春香「何で千早ちゃんは雪歩を未だに「萩原さん」って呼ぶの?」

千早「えっ」

春香「他人行儀だよ!だから千早ちゃんは、もっと雪歩に近付くべきだよ!親しい呼び方で呼ぶべきだよ!」

千早「え〜っと…」

雪歩「こ、困ったねぇ、千早ちゃん」

千早「ええ…」

美希「千早さんは雪歩の事を何て呼んだらいいか…今決めるの!」

春香「お〜!」

雪歩「あわわ」

千早「2人共、暇なだけでしょ!?」

はるみき「うん」

千早「この…っ」

雪歩「ち、千早ちゃん落ち着いて…でも、確かに萩原さんって、ちょっと他人行儀なのかも?」

千早「は、萩原さん?この2人に感化され始めてない?」

はるみき「」ニヘラ <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:42:19.76 ID:c4iaYTLAO<> 雪歩「ん〜…そんな事は無いよ?多分」

千早「多分って…」

春香「エンゼルクリームうまうま♪」

美希「ポンデちゃんうまうまなの♪」

雪歩「(2人共可愛いなぁ)」

千早「(可愛いわ)」

千早「…いけないいけない。兎に角、私は萩原さんを嫌ってるとか、そういう感情は無いわ」

雪歩「そうなんだぁ…でも、何で名字で?」

千早「うーん…今まであまり接点が無かったから…かしら」

雪歩「なるほどぉ…確かに、私と千早ちゃんって、そんなにお仕事とか一緒にした事無かったよね」

千早「今じゃお互いの家の場所も知ってるし、何度か行き来した事もあるし…」

美希「千早さん!」

ゆきちは「」ビクッ

美希「ずるいの!ミキ、まだ雪歩のお家に行った事無いの!」

春香「私は何度かあるかなぁ」

美希「春香は色んなアイドルのお家に泊まり過ぎなの!」

春香「だって、実家が遠いんだもん!終電の時間に収録が中盤とか、最近は当たり前なんだもん!」

美希「1人暮らしすればいいの!」

春香「だったら部屋代とか折半して千早ちゃんの部屋に住むよ!」

美希「そんなの、もうしてるようなもんなの」

春香「…確かに」

千早「ちょっと…」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:42:58.02 ID:c4iaYTLAO<> 雪歩「春香ちゃん、そんなに千早ちゃんのお家にいるの?」

春香「大体週1位でいます」

千早「泊まりにきて3日はいるわね」

美希「やっぱりもう住んでるの」

千早「部屋代請求しようかしら」

春香「私物持ち込むよ?」

千早「服だけで既にキャリーバッグ1つ分あるのに?」

春香「そんなもんじゃ済まないよ」

雪歩「もう、2人で住める部屋に引っ越したらどうかな?」

春香「新居か…2人の愛の巣…」

千早「ど、どうしてそうなるのよ!」

美希「愛の巣…素敵なの…」

千早「美希!?」

雪歩「愛の巣かぁ…羨ましいなぁ」

千早「萩原さんまでっ!?」

春香「大丈夫、介護もちゃんとしてあげる」

千早「だから要介護者じゃない!ちゃんと自分でご飯作ったり掃除洗濯したり出来ます!」

春香「今日の朝ご飯は誰が作りましたか?」

千早「…春香」

春香「泊まりにきてなかった間に溜まった洗濯物を洗濯して、そこに畳んだのは?」ユビサシ

千早「…春香」

春香「美希が来るまでにお部屋の掃除したのは?」

千早「…春香」

春香「まだ何かあるかしらー?」フフン

千早「参りました…」

美希「雪歩、これがダメな夫と鬼嫁の姿なの」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:43:26.33 ID:c4iaYTLAO<> 千早「誰がダメな夫よ!」プンスカ

春香「誰が鬼嫁か!」プンスカ

雪歩「ツッコミまで息がピッタリだぁ…」

美希「因みにミキは、2人に甘やかされてる娘なの!」

はるちは「律子(さん)に報告ね」

美希「ごめんなさいなのそれだけはやめて欲しいの」

雪歩「…律子さんに何をされたら、そこまでトラウマに…頭を叩かれたとか?」

美希「ブレーンバスターされたの、事務所で、下は床なのに」

はるちはゆき「」

美希「音に気付いたハニーが飛んできて律子を止めてくれたけど…あのままだったら更なる追撃が…」ガタガタブルブル

千早「…律子…」

春香「最近、律子さんはバイオレンス過ぎると思う」

雪歩「この前、悪戯した亜美ちゃんがアイアンクローされてたけど、足が浮いてて…」

春香「…律子さんが同じ性別どころか、同じ人かどうかも疑問になってきたよ…」

千早「アイドルのプロデューサーとか新しい事務所とかを夢見るより、プロレスラーとかの方が現実的なんじゃ…」

美希「…鬼畜眼鏡、恐ろしや…なの…」

千早「まぁ…やり過ぎないように、私達も止められたら止めましょう」

春香「…止められたら…ね」

雪歩「うう…頑張ります…」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:43:54.39 ID:c4iaYTLAO<> 〜おゆはんタイムのちはやけ〜

美希「年越し蕎麦なの!」

春香「蕎麦かぁ…今から打つとなると…」

雪歩「春香ちゃん、何でそこから自作しようとしてるの?」

千早「春香なら、蕎麦粉から蕎麦を打って、麺つゆを出汁から作りかねないわ」

春香「自作が一番美味しいのです!」

雪歩「あずささんとかやよいちゃんと料理番組した時は、凄かったもんねぇ…」

美希「ああ、生っすかの企画のだよねー」

千早「まさか放送時間の8割使って、あそこまで豪勢な料理を作るとは思わなかったわ」

春香「いやー…最初は簡単に混ぜご飯(あずささん)、もやし炒め(やよい)、和のアイスクリーム(私)の予定だったんだけど…」

美希「だけど?」

春香「何か、皆のテンションが振り切れちゃって…あんな事に」

雪歩「全部で23品目を3人前分だっけ…」

千早「ファミレスの全メニューかってレベルの品目の多さね」

春香「序盤からもう訳分からなくなっちゃって…同時に3品とか作りだしたり、コンロ足りなくて「足りませーん!」て、予備の簡易コンロ使ったりしてね…」

千早「…あれ、ゲロゲロキッチンのセットとか借りてたから、コンロだけで8ヶ所あったわよね?確か」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:44:25.44 ID:c4iaYTLAO<> 美希「あの作り終えた後の3人の物凄く良い笑顔と、試食役の貴音の今までで最高クラスの笑顔は、何だか斜め上にキラキラしてた気がするの」

雪歩「あの料理の数々、放送終わった後でスタッフさんも含めて、皆で食べたんだよね」

千早「どれも美味しかったわ」

美希「あの美食家のデコちゃんが、ツンデレ忘れて「美味しいわ」って言う位だから、相当なもんなの」

春香「まぁ、その影で私達3人はプロデューサーさんと律子さんに怒られてたけど」

雪歩「えぇ!?そうだったの!?」

春香「うん。ほら、よく料理番組って、凄い沢山の素材を山積みしてて、そこから選んだりするじゃない?」

美希「うん」

春香「あれを以前見たらしいやよいが、ずっと疑問だった事をスタッフさんに聞いたの」

千早「疑問?」

春香「こほん…残ったお野菜とかお魚とかお肉は、どうなっちゃうんですかぁ?…って」

美希「何で物真似したの?」

千早「しかも微妙に似てる、中途半端なクオリティで…」

雪歩「あ、でもやよいちゃんの疑問は分かる気がしますぅ」

春香「でしょ?私もあずささんも「そういえば…」って、気になっちゃって…」

千早「確かに…気になるわね」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:44:53.68 ID:c4iaYTLAO<> 美希「良くある、「※スタッフが美味しく頂きました」じゃないの?」

春香「でもほら、あまりに大量だったりするじゃない?」

美希「確かに…言われてみたら、スタッフさんだけじゃ無理があるの」

千早「スタッフに四条さんがいれば、疑問はなくなるんだけどね」

雪歩「…否定出来ません…」

春香「スタッフさんの解答としては、料理人さんがいれば、たまに調理して観覧のお客さんに振る舞われたりするらしいよ」

春香「だけど、そうじゃないパターンで、しかも調理に時間かかりまくったりする場合…物によっては鮮度が落ちたり、悪くなったりしちゃうじゃない?」

雪歩「お魚とか?」

春香「うん。だって、材料選んだ後も、追加だなんだって素材を選ぶ場合があるから、結局常温で放置しちゃうでしょ?野菜の一部だけは平気だけど、殆どの素材は悪くなっちゃうんだって」

千早「そうなの…」

春香「で、それでもスタッフさん達で調理したりして食べたりするんだけど…無理な場合は捨てちゃう事もあるんだって、そのスタッフさんは言ってたなぁ」

雪歩「何だかもったいないですぅ」

春香「そう、それが実は私達3人のエンジンがかかるポイントだったんだよね…」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:46:30.14 ID:c4iaYTLAO<> 美希「どういう事なの?」

春香「その話を聞いたやよいがね、「そんな…あれだけあれば…無駄遣いしなかったら、私の家だったら何十日もお腹いっぱい食べられるのに…もったいないです〜…」って、凄い悲しそうな顔をして言ったの」

千早「高槻さん…」

美希「やよい…」

雪歩「や、やよいちゃん…」

春香「それを見た私とあずささんがエンジンかかって…即フルスロットルに…」

千早「仕方ないわ」

美希「え?でも確か…あそこにはかなり食材あったよね?確か…ミキ達の司会のテーブル位の所に山盛り…」

春香「やよいのお持ち帰り分(スーパーの袋満タンに2つ分)除いて、全て無駄なく使い切りました!」ピース!

ちはみき「」

雪歩「…す、凄いねぇ、春香ちゃん…」

春香「アシスタントで来てくれた料理学校の生徒さん達にも手伝ってもらったけどねー」

千早「それにしたって…」

美希「で、何で怒られたの?」

春香「…やり過ぎだって。あの食材の一部は、別のスタジオで次にすぐ使う予定だったらしいのと、アシスタントの方々が疲れ切って動けなくなっちゃって…」

美希「あはは…」

春香「あと、次の日に3人とも凄まじい筋肉痛に襲われまして…」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:47:18.64 ID:c4iaYTLAO<> 美希「ああ…何かやよいと春香とあずさがポンコツロボットみたいだったのは、筋肉痛が理由だったんだ…漸く分かったの」

雪歩「ぽ、ポンコツロボット…」

春香「いや、でも実際…本当にポンコツなロボットみたいになってたよ…私はラジオだから助かったけど…」

美希「やよいはオフだったの」

千早「あずささんは…確かダッスレッスン…」

雪歩「あのあずささんが絶望的な雰囲気だったのは、それが原因だったんだ…」

春香「あ」

千早「どうしたの?」

春香「ちょっと思い出した事が…」スタスタスタ

美希「ああやって何の躊躇いもなくコタツから出る勇気…やっぱり春香がナンバーワンなの…間違いないの…」ダルーン

雪歩「それ、何のナンバーワンなの?」

千早「言いたいだけよ、多分」

春香「ふふふー、やっぱり残ってた!」

ちはみきゆき「?」

春香「今年の夏頃、千早ちゃんと美希が「素麺に飽きた」って言うから多めに買い込んだ…茹でるだけのお蕎麦!」

ちはみきゆき「おおー!」

雪歩「…って、随分余ってるね」

春香「2人が大丈夫って言うから沢山買ったのに、食べた初日に「素麺と大差無い」ってお蔵入りしてました…」

雪歩「うわぁ…」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:49:20.78 ID:c4iaYTLAO<> ちはみき「…」ショボン

春香「なので、これを茹でてみようかなと」

雪歩「あ、私も手伝うよ」

春香「ありがと♪じゃあ、そこの棚から鰹節出してくれる?」

雪歩「まさか…削る所から?」

春香「流石に今日はそこまでしないよー」

雪歩「今日は…?そして業務用サイズの削り節が出てきた…」

美希「千早さん」

千早「何?自分の家なのに云々なら、聞かないわ」

美希「…」

千早「そうだったのね…因みに、業務用サイズの削り節があったのは、今知ったわ」

美希「美希はその前の、「今日はそこまでやらないよー」が衝撃的過ぎたの」

千早「以前はやったって事よね、鰹節を削る所から」

美希「…春香、凄まじいの」



〜暫くして…〜

春香「はい、出来たよー。お蕎麦と…これが蕎麦つゆに、蕎麦湯〜」

雪歩「こっちは私が伊○園さんと協力して出来たお茶の元になった、雪歩スペシャルですぅ」

千早「雪歩スペシャル…?」

美希「あ…聞いた事あるの。確か、『白雪玉露』って名前の、雪歩がブレンドした特製茶葉があるって」

春香「100gで3500円という、超高級茶葉にございます…」

千早「さ、さ、さんぜんごひゃくえん!?」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:49:49.97 ID:c4iaYTLAO<> 雪歩「あ、あの、もっとお手頃な価格のも発売されてて…」

美希「3500円…100gで…」

春香「私も最初聞いた時はビックリしたけどね。やっぱり味が違うんだよねー、普通のと」

千早「飲んだの!?」

美希「いつ!?」

春香「え?朝から飲んでたじゃない?」

千早「はぁあ!?」

美希「これ!?ミキが飲んでたこれ!?3500円!?」

春香「うん」

千早「緑茶色した、何か違う飲み物かと思ってたわ」

春香「お茶っていったじゃ〜ん…」

美希「だってこれ、渋みも無ければ苦みも無いの!寧ろ、抹茶の香りな上にほんのり甘いの!」

千早「信じられないわ…これが緑茶…」

雪歩「玉露ベースに、抹茶とか、複数のお茶を細かくブレンドしたんだぁ♪」

春香「凄いよね〜♪もうなんか、普通のお茶が飲めないよー」

雪歩「え〜?これも普通のお茶だよ?お茶はお茶、どんな物でもね♪」

春香「そっかぁ♪」

千早「…」

美希「千早さん」

千早「何かあの2人は楽しそうだけど…」

美希「100g3500円もする高いお茶を、何にも味あわずにカパカパ飲んでたの…」

千早「凄くもったいない事をした気分だわ…」

美希「なの…」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:50:20.73 ID:c4iaYTLAO<> 〜濃厚な年越しそばタイム〜

春香「」ズルルルル

美希「」ズルルルル

千早「」ズルルルル

雪歩「」ズルルルル



美希「何で皆して無言?」

千早「この蕎麦汁が…あまりに美味しくて」

春香「お腹空いてて…てへへ」

雪歩「わ、私は…皆が静かだから何となく…」

千早「美希、何か気になる事でも?」

美希「んとね、皆は紅白観ないのかなって。去年はイベントで見れなかったし…」

雪歩「うちはお父さん達が「最近は演歌が少ない」って、テレ東さんの演歌の番組観てるなぁ」

千早「私は絶対に観ないわ」

春香「という事で、この家では紅白は観れません」

雪歩「千早ちゃん、歌好きなのに観ないの?」

千早「」ズルルルルルルルル!

千早「」ドン!

みきゆき「ひぃ」

千早「…語るわよ?」

みきゆき「ど、どうぞ…」

千早「忘れもしないわ。カウントダウンライブ前に、私だけ紅白呼ばれたでしょう?」

雪歩「あ、そうだったねー」

美希「千早さんによる恐怖の765プロ潰しが決行される前?」

千早「…そうだけど、別に潰したかった訳じゃないわ」

千早「話を続けるわね。そこの控え室にいた時に紅白のスタッフ達(愚か者共)の立ち話を聞いたのよ」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:51:00.63 ID:c4iaYTLAO<> 雪歩「スタッフの読み方が…」

千早「アイドルの歌を馬鹿にするような発言の数々…私の楽屋近くで、故意か偶然かは分からないけどね」

千早「散々馬鹿にしていた上に、枕営業だとか何だとか」

美希「NHKだっけ?滅ぼしに行くの」ガタッ

春香「恐怖に心を押し潰されるよう、出来うる限りじっくりといたぶりながら命を消してやろう…」ゴゴゴゴゴ…

雪歩「待って!2人とも待って!美希ちゃん!蜜柑持って何する気!?春香ちゃんも!お玉を置いて!」

千早「2人とも、大丈夫よ。それでね、私も我慢出来なくて楽屋飛び出したの」

千早「で、文句言おうと思ったけど、悔しくて言葉が逆に出て来なかったの…ただ涙目で睨み付けるしか出来なかった」

春香「千早ちゃんを泣かせた、と…」ゴォォッ…

美希「ミキ、今の春香なら律子すら瞬殺しそうな気がするの」

雪歩「基準が律子さんなのが良く分からないけど、2人とも座って!美希ちゃんは小脇に抱えた蜜柑の入ったカゴを置いて!春香ちゃんも…さっきまで持ってたのはお玉だったよね?なんでいつの間にか中華鍋に変わってるの?何する気?雪道を疾走するの?」

千早「そんな時、予想外の人が現れたのよ」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:52:25.67 ID:c4iaYTLAO<> 雪歩「誰?」

千早「日高舞さん。実は、876プロの愛ちゃんが私と一緒に出るからって楽屋も一緒だったのよ」

雪歩「へ〜、愛ちゃんかぁ…あの元気な子だよね?」

千早「ええ…だけど、愛ちゃんも当然さっきの話を聞いてて泣きそうになってたから、私は飛び出しちゃったんだけどね…」

春香「愛ちゃんまで…そう…OK、更地にしてくる」ゴゴゴゴゴゴゴ…

雪歩「ひぃ!?」

美希「は、春香…さ、さ、流石に閣下モードで殺意全開は、ミキでも引くの…やめてほしいの…世界が滅ぶの…」

雪歩「こ、これがSランクの本気…っ!」ガタガタブルブル

美希「い、今の春香なら、きっとパンチで人が血煙に変わるの…」ガタガタブルブル

千早「春香、座りなさいってば」

春香「ヴぁい」プシュー

雪歩「あぁ…一瞬で春香ちゃんが優しい春香ちゃんに戻った」

美希「流石は春香の旦那なの」

千早「で、日高舞さんの登場。涙目の私と、もうぐすぐすし出してる愛ちゃんを見て…そこからが恐怖の始まりよ」

美希「伝説のオーガ…あの、復活後に春香との伝説のライブバトルをした…」

雪歩「魔王エンジェル3人を相手に1人で勝利した春香ちゃんと、互角に戦う、日高舞さん…」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:53:17.00 ID:c4iaYTLAO<> 春香「舞さんとのライブ、楽しかったよ♪」

雪歩「…他のアイドル達は、途中から怖くて見れなかった子までいたのに…」

美希「亜美真美はずっとあずさに、やよいとデコちゃんは律子にずっとしがみついてたの…」

雪歩「真ちゃんまで脅えるレベルだったからね…」

美希「響が「完璧って、なんだろう…」とか呟いてたり、貴音が売店で買ったポップコーンを食べるのを忘れる位だったの」

千早「…あれは、ライブという名の、他のアイドル達を打ちのめす逆公開処刑会場よ」

春香「えぅ〜…ただ全力で取り組んだだけだよぅ」

千早「で、そんな舞さんがその状況を見て、一言「誰がやった?」って…」

みきゆき「ヒィィ…」

千早「凄かったわよ…その瞬間、大御所も新人も関係なく楽屋から出てきたからね…」

春香「わぁ、舞さん凄いねぇ♪」

千早「スタッフ…ディレクターと音響とADだったらしいんだけど…大の男が泣きながら土下座してたわ」

雪歩「仕方ないよ」

美希「仕方ないの」

千早「そんな事があってから…私、N○Kの内部は信用してないの。紅白も薄っぺらく感じちゃったし、765プロの年末ライブの方が大切だと思えるようになったわ。だから…」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:53:44.98 ID:c4iaYTLAO<> 春香「紅白は見ません!先輩達も出てるし、きっと名前は売れるかもだけど…見ません!オファーが来たら出るけど、途中で帰ります!」

美希「765プロはそれで行く事になるの?」

春香「ううん、私と千早ちゃんはってだけ」

雪歩「春香ちゃんがいたら、流石に対応が変わると思うけど…でも、それでいいと思うよ。今年は無いけど、毎年765プロは年越しライブでてんやわんやになるから」

千早「紅白見たい人いたらごめんなさい」

美希「ミキは別に見たくないかな。何か、あの番組のキラキラは違う気がするの。一部は無理矢理なの」

雪歩「私も。ここ数年は見てないしなぁ」

春香「なら、これだねっ!」

(ぴっ)

『笑ってはいけない○○24時』

千早「こ、これは…」

美希「千早さんキラーの…」

雪歩「わあ!私、これいつも再放送しか見た事無かったんだぁ!」

春香「因みに、これを見ながら、各自で笑ったら紙に『正』の字を書いていってね」

雪歩「えっ」

美希「えっ」

千早「えっ」

春香「一番多かった人が、罰ゲームだ〜!」

ちはみきゆき「」ゴクリ

春香「あ、始まったよー♪」ワクワク

ちはみきゆき「」ワクワク



バトル、スタート! <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:54:29.52 ID:c4iaYTLAO<> 〜放送終了直前〜

千早「」チーン

雪歩「お、お腹痛いよぅ」ハヒーハヒー

美希「こ、今年は凄かっの…」ヒィヒィ

春香「ダメ…私、毎年ジミーさんのコーナーに勝てない…」ハァハァ

美希「…で、一番笑ったのは誰?」

春香「千早ちゃん以外だね。千早ちゃんの紙、酷い事になってるし」

雪歩「正の字すらまともにかけてない…」

美希「全ての線がぐにゃぐにゃなの…」

春香「しかも、笑いすぎて途中から気絶してたし…」

雪歩「…あ、一番は私だぁ…」

春香「雪歩かぁ…美希だったら罰ゲームは「正の字の秒数分、ベロチュー」とか考えてたけど」

美希「何でなの!?何で美希の罰ゲームは性的なの!?どうして貞操を奪おうとするの!?春香は欲求不満なの!?千早さんと2人で解消して欲しいの!」ガオー

雪歩「そんな事したら、美希ちゃん目覚めちゃうよぅ!?目覚めたら、後は修羅の道だよ!?」

美希「雪歩は何を言ってるの!?雪歩までどうしちゃったの!?」

春香「美希とはまだちゅーしてないから…」

美希「春香は相変わらずどうしちゃったの!?ちゅーしてないからって、別に今後もしなくていいの!お構いなくなの!のーさんきゅーなの!」ガオー

春香「うーん」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:55:00.99 ID:c4iaYTLAO<> 春香「よし!じゃあ雪歩は「正の字の秒数分、抱き締められてベロチュー」で」

雪歩「待って!結局私もそっち系!?」ビクーン

美希「春香、キスに飢え過ぎなの…」

千早「んあー…?」パチクリ

美希「ち、千早さん!おはようなの!早速で悪いけど、春香を止めて欲しいの!」

千早「んふぇ?」

雪歩「ちょ、春香ちゃん!?冗談でしょ!?ね?今ならまだ間に合うから、止めよう?ね?」

春香「雪歩…」顎をくいっ

雪歩「あ…は、はるか…ちゃん…」ドキドキ

春香「大丈夫、怖くないから…」ササヤキ

雪歩「や…でも…ダメ…私、戻れなく…あぁ…ダメだよぅ…」カオマッカ

美希「千早さん!雪歩が陥落寸前なの!Sランクアイドルの魅了(チャーム)的な能力かもしれないの」

千早「…はぁ…もう」スタスタ

美希「千早さん…?」

千早「春香」

春香「あ、千早ちゃんおはよ(がしっ)…う?」

千早「」ムチュー

春香「んん!?」

美希「ふぉお…なの」

雪歩「あわ、あわわ」

(ちゅ…ちゅぱ…れろれろ…ちゅうぅ…)

みきゆき「あわわわわ…」カオマッカ

春香「ん…んふ…あふっ…ち、ちは…んん」

(ちゅぅ…ちゅっちゅっ…れろぉ…)

千早「ふ…んふ…ん…はぁっ…」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:55:42.82 ID:c4iaYTLAO<> 美希「しゅ、しゅごいの…」カオマッカ

雪歩「あわわ…あわ、あわわわわわ」カオマッカ

(ちゅぽん…)

春香「ち、ちはやひゃん…」ポワワーン

千早「春香…」

(つぅ…)

美希「あわわわ、い、今、春香と千早さんの唇の間に、キラキラした糸が…っ!」

雪歩「え、えっちぃ…年の瀬になんてえっちぃものを見せつけて…春香ちゃんと千早ちゃん…恐ろしい子達だよぅ…」

千早「愛の糸よ」ドヤァ

美希「ドヤ顔はカッチーンとくるけど、何という説得力なの…」

雪歩「ちょ、ちょっと羨ましい…かも」

美希「雪歩…雪歩まで美希の貞操を…」

雪歩「ううん」キッパリ

美希「そんなはっきり言わなくても…」アホ毛ヘニョーン

春香「はうぅ…えへ、えへへ…ちゅーされちゃったぁ…」ポワポワ

雪歩「春香ちゃんが乙女モードに…(超可愛いですぅ…)」

美希「さっきの閣下モードとはなんだったのかなの(やっぱり春香は可愛いの)」

千早「ふぅ…」ツヤツヤ

美希「こっちはこっちで、物凄く満足した顔してるの(羨ましいの)」

雪歩「あれだけ激しいちゅーしたら…そりゃ満足するよ…(羨ましい)」

TV『明けましておめでとー!』

4人「っ!?」

春香「と、年越してる!?」ガビーン! <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:56:24.55 ID:c4iaYTLAO<> 千早「い、いつの間にそんな時間に…」ワタワタ

美希「貞操の危機を感じたり、馬鹿っプルのふれんちゅー(フレンチキスの事)を見せ付けられてたら年越ししちゃったの!もぉ〜!なんなのなのー!」ガオー

雪歩「あわわ、あわわわわわ、と、取り敢えず穴を…」スチャッ

千早「萩原さんやめて!ここは私の家だから!せめて外でお願い!」ドタバタ

春香「と、年越しそばは食べ終わってるからよし!あとは…あとは…美希!お年玉頂戴!」

美希「何で年上でミキより遥かに稼いでる春香にお年玉を 千早「ぷふぅ!」 あげ、駄洒落じゃないの千早さん!新年早々笑いの沸点が低いの!」ウガー

雪歩「し、新年明けましておめでとうございます!」

春香「あ、うん!明けましておめでとうございます!はいこれ!お年玉!」

雪歩「春香ちゃん!?中華鍋渡されても困るよぉ!」ワタワタ

春香「ゆ、雪歩!鍋構えて!」

雪歩「へ!?あ、はいっ!」

春香「お玉アターック!」

(カーン!)

春香「…」

千早「」ポカーン

美希「」ポカーン

雪歩「はわぁ」シビビビ

千早「…何?」

春香「じょ、除夜の鐘…なんちて…」テヘッ

美希「だーかーらー!もう新年明けたの!除夜の鐘は過ぎたのー!」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:57:06.18 ID:c4iaYTLAO<> 〜元旦〜

4人「…改めてまして…」

4人「新年明けましておめでとうございます(なの)」ペコー

4人「そして鳴り止まない皆の携帯」

春香「あけおメールですよ!あけおメール!」

千早「私は事務所関係と両親からだけだから、もうすぐ止ま…なんで送るのよ、春香」

春香「な、流れで」

美希「ミキの所にも来たの」

雪歩「私の所にも来てますぅ」

春香「メール作成中も、新着メールが止まらないよぅ」

千早「私はそろそろメールラッシュが止むから返信を…」

雪歩「う、うちの従業員の皆さんからのメールが止まらないですぅ…」

美希「友達にお姉ちゃんに…むきー!皆準備してたみたいなの!ズルいの!ミキ達は馬鹿っプルのふれんちゅーを見せ付けられてたって言うのにぃぃ!」

春香「あ、あんまりふれんちゅー言わないでよ…」カァァ…

ちはみきゆき「(新年早々可愛いなぁ…(なの))」

春香「私…まだメール来る…」

雪歩「もう諦めましたぁ…」

美希「ミキはもうとーっくに諦めたの〜」

千早「」←返信に必死

春香「…千早ちゃん、返信しなくていいよぅ」

美希「ミキにも来てるの…」

雪歩「千早ちゃん…」

千早「つ、つい…」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:57:41.64 ID:c4iaYTLAO<> 春香「…美希」

美希「ミキもなの!」

雪歩「じゃ、じゃあ私も…」

春香「あああ…またメールがあ…」

千早「くっ…」



〜30分後〜

春香「…」

美希「…」

千早「まだ来てるの?メール」

はるみき「」コクン

雪歩「凄いねえ…あ、充電器に繋いだ方がいいよ」

春香「このまま電池切れた方が静かでいいかなーって」

美希「もうミキは電源切るの…」

千早「年賀メールも考え物ね」

雪歩「だねぇ…あ、初詣、どうする?」

春香「うーん…間違いなく人、人、また人…だと思うなぁ」

美希「ミキはこのコタツから出ると死んじゃうの…」

千早「さっきトイレに行ったじゃない」

雪歩「凄い早さで戻ってきたけどね…」

美希「緊急時以外は出ないの」

春香「まぁ、お漏らしされたりボトラーされても困るけど…」

雪歩「ボトラー?」

春香「詳しく知らないんだけど、小鳥さんが言ってた。トイレに行く時間すら惜しんで、空いたペットボトルに済ませちゃうらしいよ…」

千早「音無さんの知識は無駄だという事が証明されたわね」

雪歩「新年早々にね」

美希「流石小鳥なの」

春香「本人の知らぬ所で株が下落する小鳥さん…」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:58:18.58 ID:c4iaYTLAO<> 美希「ふにゅ…蜜柑…蜜柑…」

春香「コタツの主が餌を探し始めたよ」

千早「毎度の光景ね」

雪歩「毎度なんだ…」

美希「蜜柑見つけたの♪ふふふーん♪」ムキムキ…モキュモキュ…

美希「…しゅっぱいのっ!」ヒーン

春香「(可愛いなぁ)」

千早「(美希…お昼位にも同じ行動を見た気がするけど、可愛いわ)」

雪歩「(美希ちゃんは本当に可愛いなぁ)」

美希「むー…だんだん眠くなってきたの…」

千早「美希…コタツで寝たら風邪引くわよ?」

春香「お布団敷いてくるね」

千早「ありがとう、お願い」

美希「ん〜…」

雪歩「も、もう寝てる…み、美希ちゃん起きて、いま春香ちゃんがお布団敷いてくれてるよ…」

美希「ミキは…コタツから出ないの…ここで寝るの…コタツさん家の子になるの〜…」

雪歩「美希ちゃん、コタツさんは無機物だから、養子縁組みは出来ないよ?」

千早「萩原さん、そのツッコミは何か違う気がするわ」

春香「お布団敷けたよ〜」

千早「ほら美希、布団に行きなさい」

美希「やぁ〜…コタツから出たくないの〜…」

千早「…仕方ない…春香、いつものやるわよ」

春香「うぇ〜…新年早々やるのか〜…」

雪歩「いつもの?」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:58:46.95 ID:c4iaYTLAO<> 千早「美希を布団で寝かせる技よ」

春香「雪歩、ちょっと離れててね」

雪歩「あ、うん…」

千早「はっ!」ガシィッ!←コタツの主の両脇から手を回して上半身固定

美希「やん」

春香「ほい!」←コタツを引っ張り、コタツの主を剥き出しに

美希「さむ、さむ、さむひぃぃ」プルプル

春香「よっ!」ガシィッ!←コタツの主の両足を抱えて捕獲

春香「オッケー!」

千早「Go!」

はるちは「わんつー!わんつー!」←捕獲したコタツの主を運搬中

美希「あわわ…揺れ、揺れるのぉぉ」

はるちは「そぉい」ポイッ←布団の上に投下

美希「やぁん!」ポフン

はるちは「ふぅ…」

雪歩「」

春香「あとは放っておけば…」

美希「あう〜」モゾモゾモゾモゾ

美希「なの〜」ゴソゴソゴソ…

美希「おやすみなさいなの…」コテン

千早「コタツの主が布団の主になるわ」

雪歩「…や、ヤドカリみたい…」

春香「自分から宿を探さないぐーたらだけどね〜」

美希「すやすや…」

雪歩「えぇ!?もう寝ちゃった!」

春香「これだけの速度で瞬寝(しゅんしん、春香さんの造語)出来るのは、世界中でものび太君か美希位だよ、多分」

雪歩「す、凄いねぇ…美希ちゃん」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:59:23.21 ID:c4iaYTLAO<> 千早「コタツとかソファと違って、布団の柔らかさとかを無意識に感じて、即睡眠に入れるみたいよ」

雪歩「…美希ちゃんって、睡眠に関しては人間離れしてるんだねぇ」

春香「冬場は特に、ハードスケジュールを終えた後でお風呂入ってポカポカした状態で寝たら、放置しとくと丸1日半起きなかったりするよ、美希は」

雪歩「」

千早「多分、冬眠に近いわね」

春香「餌を貯えないから、起きたら開口一番「お腹空いたの!」って騒ぐけどね」

雪歩「何て言うか…本能に忠実なんだねぇ」

千早「天才って、そうなのかもね」

春香「千早ちゃんは努力型の天才、美希は本能だけでやれる天才…色んな天才がいるんだねぇ」

千早「私は天才なんかじゃないわ。ただ、歌う事がが好きで好きで、仕方ないの…今はね」

春香「千早ちゃん…そう思えるなら、私は凄く嬉しいな」

千早「春香…」

春香「千早ちゃん…」

雪歩「口から砂糖がマーライオンですぅ…あ、コタツの位置戻そう…」



〜ほぼ早朝になってきました〜

春香「よぉし…メールを処理しよう」

雪歩「大変だねぇ…」

千早「」ウトウト

春香「…千早ちゃん、もう寝たら?」

千早「そう…する…」ウトウト <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 09:59:55.78 ID:c4iaYTLAO<> 雪歩「は、春香ちゃん!千早ちゃん、何か可愛いよ!?」ボソボソ

春香「千早ちゃんは眠くなると、ちょっと子供になるんだよ!たまらないでしょ?」ボソボソ

雪歩「う、うん!普段と全く違う!」ボソボソ

千早「ん…はるか…わたし、もうねる…」

春香「うん、おやすみなさい、千早ちゃん」

雪歩「千早ちゃん、おやすみなさい」

千早「おやすみなしゃい…」テクテクテク…

千早「にゃう…」モゾモゾモゾモゾ…


雪歩「」

春香「雪歩、鼻血」

雪歩「はぅあ!」

春香「気持ちは分かるよ。初めて見たら、そーなるよ」

雪歩「うん…何か、今日は良い事ばっかりで幸せですぅ♪」

春香「?」

雪歩「私ね…本当はもっと皆と仲良くなりたかったんだぁ…」

春香「そうなの?もう仲良しだと思ってたけど…」

雪歩「うーん…何て言うんだろう?もっと深い部分って言うのかな?事務所の中とか、仕事中とかじゃなくて、本当のプライベートで、包み隠さずにさらけ出してる部分…みたいなのをね、もっとお互いに共有したかったというか…」

雪歩「あぅぅ…上手く表現出来ないけど…」

春香「大丈夫、何となく伝わったよ」

雪歩「えへへ…良かった♪」

春香「うふふ♪」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 10:00:21.99 ID:c4iaYTLAO<> 雪歩「真ちゃんは前から仲良しだったし、春香ちゃんはいつも自然体だから、2人とは仲良くなれてると思えてたのね」

春香「仲良しだよ!私は、雪歩と仲良しだと思ってるもん」

雪歩「えへへ…ありがとう♪…でね、その内に、他の皆とも仲良くなりたいなぁ…って、思い始めたの」

春香「実際、仲良しだと思うよ?歳も、住んでる場所も全然違うのに、皆がお互いを大好きだと思う」

雪歩「凄い事だよね、本当。でも、皆を繋ぎ合わせてる中心は春香ちゃんだよ。これは、皆間違いなくそう思ってる」

春香「そんな…私、そんな凄い存在じゃないよぅ…」テレテレ

雪歩「うふふ♪春香ちゃん、顔真っ赤だよ」

春香「も、もう!そんな事いいから、続きを聞かせてよ!」

雪歩「ふふ…えっと、真ちゃんと春香ちゃんの2人とは仲良くなれてると思ってて。だけど、他の皆とは2人と違って交流もそこまでは無くて」

春香「誰かとお泊まりしたりって事?」

雪歩「仕事じゃなくて、ね。それと、こんな風に夜更かししてお喋りしたり、さっきみたいに気兼ねなく一緒にご飯食べたり…私は引っ込み思案だしネガティブだから、つい自分から距離を置いちゃう」

春香「そっかぁ…なるほどねぇ」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 10:00:49.85 ID:c4iaYTLAO<> 雪歩「うん、事務所に入った当初より、少しは成長したかなぁ…とは思ってるけど、やっぱり自分からは少し距離を置いちゃうの。それがきっと、自分的には楽なんだと思うんだ」

春香「雪歩…」

雪歩「だから、今日美希ちゃんからメール貰った時、ちょっと前に踏み出してみようって」

春香「そっかぁ…それで?踏み出してみて…どうだった?」

雪歩「正解だったかな?千早ちゃんや美希ちゃんの意外な所が知れたし、2人は分からないけど、私は気を使わないでお喋り出来た…と思う」

春香「所々が後ろ向きなのが、雪歩っぽいと言えば雪歩っぽいなぁ」

雪歩「あはは…この性格は、そんな簡単には治らないのかも」

春香「おお!」

雪歩「ふぇ!?な、何?」

春香「あ、急にごめんね、おっきな声出して」

雪歩「あ、ううん…大丈夫」

春香「いや、昔なら、後ろ向きだなんて言われたら、「こんなダメダメでひんそーでちんちくりんな私は穴掘って埋まってますぅぅ!」って、四次元ゆきポケットからスコップ出してたから」

雪歩「よ、四次元ゆきポケットって…あ、でも本当にそうだねぇ…やっぱり…成長、してる?」

春香「うん!最近は大人っぽいし、強くなってるよ!」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 10:01:25.86 ID:c4iaYTLAO<> 雪歩「春香ちゃんにそう言われたら、ちょっと自信出てきたかも!」

春香「おおー!じゃあ、その調子で私と765プロのアイドル宅への泊まり歩きの旅を実行しよう!」

雪歩「えぇ!?そ、それはまだ緊張するよぅ…それに、皆にも悪いし…そんなにすぐには無理だよぅ」

春香「はちゃー…まだちょっと早かったかぁ…でも、少しずつ前に進もう!」

雪歩「う、うん!」

春香「最終目標は…響の家かな?」

雪歩「響ちゃん?どうして?」

春香「いぬ美を始めとした、我那覇家の愉快な家族達との交流」

雪歩「あ〜…でも、いぬ美ちゃんは平気になったんだよ」

春香「っ!」

雪歩「えへへ…いぬ美ちゃんはあまり吠えないし、凄い優しいから…仲良くなれたんだぁ♪」

春香「雪歩…私の知らない内に強くなって…はる母さんは嬉しいわっ!」オヨヨ

雪歩「私、頑張ったよ!はる母さん!」ダキツキ

春香「雪歩!」ダキシメ

雪歩「…」

春香「…」

雪歩「…春香ちゃん」

春香「しまった…ツッコミ出来る人がいなかった…」

雪歩「千早ちゃんも美希ちゃんも、もうぐっすりだよ」

春香「…舞台メインで活動してる雪歩とだと、ミニコントの演技力が無駄に高いね」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 10:02:26.30 ID:c4iaYTLAO<> 雪歩「演じるからには全力ですっ!」フンス

春香「おー…本当、雪歩は強くなったねぇ」

雪歩「えへへ…」

(コースモスコスモス♪)(オトメヨータイシヲイダーケー♪)

雪歩「あれ?」

春香「およ?」

雪歩「メールきた…真ちゃんだ」

春香「私にもきた…うわ!初日の出凄い!綺麗だね〜!」

雪歩「ねぇ春香ちゃん…これ、真ちゃん薄着過ぎないかな?」

春香「んん?…え、ちょ…真、まさかこんな格好で深夜の富士山登頂したの!?」

雪歩「これ、いつものジャージにマフラーしただけだよね?」

春香「うん…ストックも杖も見当たらないし…真…凄すぎる…」

雪歩「凄い良い笑顔だけど…これ、山頂は氷点下だよね?」

春香「うん…」

雪歩「真ちゃん…可愛い路線は諦めたのかな」

春香「これでまだ「まっこまこりーん♪」言うなら、この写真を公開した上で世間に可否を問うよ、私は」

雪歩「そ、それはやり過ぎだけど…女の子らしさはこの写真からは見当たらないよね…」

春香「これ撮影したの、真のお父さんかな?」

雪歩「一緒に行くって言ってたから、多分そうだと思う…」

春香「…注意しなかったのかな、真のお父さん…」

雪歩「娘の可能性にかけすぎだよね…」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 10:02:53.46 ID:c4iaYTLAO<> 春香「富士山をこんな薄着で登頂しきる可能性なんか、普通は娘に求めないよ」

雪歩「真ちゃんもやってのける辺り、流石というか…」

春香「もう生っすかで『真チャレンジ』をやるべきだと思う」

雪歩「響ちゃんが富士登山にチャレンジとかは?」

春香「ほら、響って暑さにも寒さにも弱いし、多分無理かな」

雪歩「あ〜…そういえば、この時期は毎回美希ちゃんと一緒に四条さんに抱き付いて離れないからねぇ、響ちゃん」

春香「一見すると仲良しなフェアリーだけど、実際は寒さに惨敗してる3人組だからね…」

雪歩「皆スタイルいいから、密着率が凄い事になってるんだよねぇ…」

春香「あれを私は、妖精団子と名付けたいと思います」

雪歩「よ、妖精団子…春香ちゃん、流石に四条さんに怒られるよ?」

春香「ダメかぁ…貴音さんは意外に許してくれそうだけど…」

雪歩「そういえば、竜宮小町はどうなのかな?やっぱり、あずささんに2人が抱き付いてるのかな?」

春香「伊織を抱き締めるあずささんと、前から伊織にしがみつく亜美とか?」

雪歩「あ…それ良いかも」

春香「竜宮サンド、またはデコサンドと…」

雪歩「で、デコサンドは止めた方が…」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 10:03:21.56 ID:c4iaYTLAO<> 春香「うん…いま、伊織が超怒ってる顔が鮮明に見えた…」

雪歩「伊織ちゃん、怖いからねぇ…」

春香「あ、もう5時なんだ…」

雪歩「結局夜更かしどころか、朝まで起きちゃってたね」

春香「だね。さて、朝ご飯の支度でもする?」

雪歩「お節は作ったの?」

春香「流石にお節は作ってないなぁ…あ、でもお雑煮は作りたいかも」

雪歩「お正月の気分を味わえるよね、お雑煮」

春香「材料はあったかなぁ…冷蔵庫、オープン!…ん〜…」

雪歩「春香ちゃんのお家では何を入れるの?」

春香「ん〜…確か、小松菜と、鶏肉と、鳴門と…あ、人参も入ってた」

雪歩「へー…私の家は鳴門は無かったかも。変わりに、牛蒡は入ってたかも」

春香「あー、牛蒡いいね〜…ダメだぁ…人参くらいしか無いや」

雪歩「買いに行く?確か駅の近くにあるスーパーが24時間だったよ」

春香「うん、行こう。作りたいって思ったら、作らないと気が済まない!」

雪歩「あはは…因みに、お醤油ベース?」

春香「うん、お味噌ベースも作ってみたいけど、やっぱりお醤油ベースがいいや」

雪歩「お醤油は大丈夫だね。出汁は…やっぱり鰹節?」

春香「時間次第かなぁ…」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/28(金) 10:05:41.65 ID:c4iaYTLAO<> 今日はここまで。
また近いうちに続きを投下します。

>>1に書き忘れましたが、百合ん百合んでしたね、すみません

千早が壊れ過ぎてますが、今後も壊れたままです。
千早好きな方々、ごめんなさい <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/28(金) 18:13:56.10 ID:qJ7qE6PVo<> 乙

この感じで765みんな描いて欲しい <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/28(金) 18:55:49.65 ID:HVChy3RA0<> 期待! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/28(金) 19:57:41.23 ID:yEEHBq94o<> 乙です
みんないい感じに吹っ切れてて可愛かった!
他の子も書いて欲しい <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 00:40:12.68 ID:XKQRVVEAO<> 急に時間が空いたから

投下します。 <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 00:40:38.13 ID:XKQRVVEAO<> 〜そんなこんなでお買い物に来た春香と雪歩〜

春香「はふ〜…寒かったねぇ、外」

雪歩「だねぇ…材料、あるかな?」

春香「お正月だから難しいかもね…」

雪歩「うーん…」

春香「よし、手分けして探そう!」

雪歩「うん、分かった!」



〜数分後〜

春香「…こんなもん、かな?」

雪歩「だね。お餅を危うく忘れる所だったね」

春香「あはは…あれ?メールが来てる…」

雪歩「?」

千早『起きたら春香と萩原さんがいなかったから、心配になってメールしました。先に寝ちゃったから、帰っちゃったの?』

春香「…」

雪歩「…千早ちゃんって、寂しがり屋さんなんだね」

春香「優君の事を乗り越えて、皆を頼る事を覚えて…それからかな?ちょっと寂しがり屋になったかも?」

雪歩「そうなんだ…寂しがり屋さんの千早ちゃん…可愛いですぅ」

春香「千早ちゃんはいつでも何でも可愛いよ」

雪歩「…また口から砂糖がマーライオンですぅ…」



〜はるゆきコンビ、ちはやけに帰還〜

春香「ただいま〜」

雪歩「またお邪魔しますぅ」

千早「」←居間で体育座り中

はるゆき「」

千早「…はるかぁ…」

春香「ち、千早ちゃん…」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 00:41:06.27 ID:XKQRVVEAO<> 雪歩「よ、予想外過ぎて…どうしたらいいか分からないよぅ…」

千早「うぅ…起きたら春香達がいなくて、この部屋が…何だか凄い静かに感じたの」

春香「はいはい、大丈夫。千早ちゃんに何も言わずにいなくなったりしないから。お雑煮を作ろうと思ったんだけどね、材料無かったから買い出しに行ってたの」

千早「お雑煮…私も食べたいかも」

春香「でしょ?…ふっふっふー♪春香さんと雪歩さんに任せなさい!」

雪歩「うん、私も頑張って作るからね、千早ちゃん」

千早「分かった、待ってるわ」

春香「千早ちゃん、落ち着いてきたかな?」

千早「え?あ、うん」

雪歩「千早ちゃんが体育座りしてたのを見た時は、びっくりしましたぁ…」

千早「ご、ごめんなさい…寝起きのボーっとした状態で、まともな判断が出来なかったから、寂しさでいっぱいになっちゃって…」

雪歩「千早ちゃん、可愛いですぅ…」

春香「あげないよ?」

雪歩「分かってるよぅ!…ちぇっ」

春香「ゆーきーほー?いま、ちぇっ…て言った?」

雪歩「言ってませーん♪さぁ、千早ちゃんの為にも、早くお雑煮作ろう?」

春香「むむむ…雪歩、強くなったねぇ」

雪歩「えへへー♪」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 00:41:43.90 ID:XKQRVVEAO<> 〜調理中のキッチン〜

春香「うーん…やっぱりお雑煮作り出すと、お正月って感じだなぁ」

雪歩「だねぇ…春香ちゃん、お野菜切り終わったよ」

春香「こっちもお汁はおっけーかな?…はい、味見」

雪歩「ん……わぁ!美味しい!」

春香「ふっふっふー♪じゃあ、鶏肉とお野菜投入ー!」

雪歩「おー!」



〜キッチンの外れ、トースター前〜

千早「…」←餅を焼いてる

千早「…」←しかも超真剣

(ぷくぅ…)

千早「っ」パァァ

(ぱすん…)

千早「…」ショボン

雪歩「は、はる、春香ちゃん!千早ちゃんが!千早ちゃんがっ!」ヒソヒソ

春香「こ、この千早ちゃんは初めて見たよっ!お餅が膨らむのに一喜一憂してる…か、可愛いよぅ千早ちゃん!」ヒソヒソ

(ぷくぅ…ぱすんぺちゃっ)

千早「っ!?…っ!…っ!」オロオロ

雪歩「は、はるっ、はるるん!ち、ちはやっちは、ちはー!」ヒッソォォ!

春香「落ち着いて雪歩!分かる!分かるけど落ち着いて!」ヒッソォォ!

千早「あ、あの、春香…割れたお餅がくっついてしまったのだけど、どうしたら…」オロローン

春香「そだね…2つならお雑煮に入れたら食べられるから、他のは気を付けてね?」

千早「わ、分かったわ…」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 00:42:10.30 ID:XKQRVVEAO<> 千早「…」ジィッ ←さらに真剣に餅監視員を続ける歌姫さん

雪歩「はぁぁ…千早ちゃんって、普段クールなのに、こんなに可愛かったなんてぇ…」ホワワン

春香「あげないよ?千早ちゃんは誰にもあげないよ?…あ、千早ちゃん。これ使って、菜箸」

千早「ありがとう、春香…そうよね、素手じゃ危ないわよね」

春香「そりゃね。熱々のお餅とか、結構凶器だからねぇ」

雪歩「あ、お雑煮いい感じだよ、春香ちゃん」

春香「はいはーい、どれどれ〜?…ん、美味しい!千早ちゃん、味見してみる?」

千早「ええ、いただくわ…あ、美味しい」

春香「でしょ〜?」

雪歩「本当、春香ちゃんってお菓子以外の料理も凄い上手くなったよねぇ」

春香「お嫁さんにしたいアイドル第1位は伊達じゃないのです!」フンス

雪歩「第2位があずささん、第3位が響ちゃんだっけ?」

春香「響チャレンジで料理と編み物が出来るのが分かってから、急上昇したよね」

千早「我那覇さんは家庭的なのよね、実際」

春香「ちっちゃくて可愛い、スタイル良い、明るくて元気、ダンスが得意で運動得意、料理と編み物が出来る、動物と意思疎通が出来る…響って、超ハイスペックなんだよねぇ」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 00:42:36.73 ID:XKQRVVEAO<> 雪歩「改めて考えると、765プロ所属のアイドルって、ハイスペックな子が多いよねぇ」

千早「マイナス面もあるけど、基本的にはハイスペックね」

春香「筆頭はあずささんだと思うなぁ…あのおっぱいはズルいよ」

千早「性格は穏和、スタイルは神懸かり的、1人暮らししてるから家事全般得意…方向音痴も神懸かり的だけどね」

雪歩「GPSが追えないんだよねぇ、あずささん」

春香「多分、ワープでもしながら移動してるんじゃないかな?」

千早「ま、まさか…」

雪歩「スタイルで言えば、四条さんも凄いよねぇ…」

千早「あの人は765プロ最大の謎でもあるけどね」

春香「あの凶悪なまでの食欲と燃費の悪さは、確かに謎だね」

雪歩「でも、それ以外だと…凛として格好良かったり、天然ボケが凄い可愛かったり…」

春香「そして、あのお尻!」

千早「凄いわよね、あのお尻」

雪歩「うん、凄い」

春香「…美希も凄いチートなんだよねぇ」

千早「何をやらせても高水準、スタイルは抜群、天真爛漫で猫みたいな可愛さがあるし…」

雪歩「本気になった美希ちゃんは、本当に止められないんだよねぇ」

春香「まさに天才、アイドルの申し子だよ」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 00:43:22.43 ID:XKQRVVEAO<> 雪歩「フェアリー…凄いね…」

千早「竜宮も凄いわよ…リーダーからして完全チートに近いし」

春香「何せ水瀬財閥の令嬢、圧倒的ツンデレ力の持ち主で、常識人」

雪歩「頭もいいし、リーダーシップも取れるし、歌も上手いしダンスも出来る」

千早「中学生の頃から竜宮小町のリーダーとして第一線でやってきてるし…」

春香「伊織は凄いよねぇ…何というか、苦労も沢山してるし、抱えてる物も普通の人以上なのに、それを物ともしない」

雪歩「竜宮小町で言うなら、亜美ちゃんも…」

春香「というか、亜美真美…双海姉妹は2人ともハイスペックだけど、方向性というか、やっぱり全然違うんだよね」

千早「明るくて元気で無邪気な亜美と、ちょっと大人で恥ずかしがり屋の真美と…竜宮小町の亜美と、ソロで独自に活動してる真美」

雪歩「ハイスペックと言えば、真ちゃんもハイスペックだよね」

春香「超人的とも言えるけどね」

千早「でも、765プロで一番の乙女思考でもあるわよ」

春香「…斜め上の乙女思考だけどね」

雪歩「真ちゃんは自然体が一番素敵ですぅ」

はるちは「異論なし」

雪歩「やよいちゃん」

千早「可愛い」

春香「うん、可愛い」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 00:43:50.93 ID:XKQRVVEAO<> 雪歩「可愛いは正義、やよいちゃんは本当に可愛いよねぇ」

春香「天使って言われて違和感無いしね」

千早「高槻家を支えるお姉ちゃんなんだけど、やっぱり可愛らしいのよね、素直だし」

春香「良い所しか浮かばない辺り、やよいの凄さが伺えるね」

雪歩「後は…千早ちゃん」

千早「や、止めて…恥ずかしいわ…私なんかより春香が…」ワタワタ

春香「うえぇ!?や、ヤだよぅ!私だって恥ずかしいし…それなら雪歩を…」ワタワタ

雪歩「ひぇ!?わ、私なんて皆と違ってひんそーでちんちくりんでダメダメだから…」ワタワタ

3人「…もうやめとこうか」

雪歩「(でも…実際、千早ちゃんは765プロでも皆に負けない位チートだよね…デビューしてすぐCD出して、いきなり売上ランキングでTOP10入りだし…歌姫って呼ばれるのが当たり前に思えるもん)」

千早「(…やめるとは言ったけど…春香は765プロで一番凄い子だと、私は確信してる。美希がアイドルの申し子だなんて言ってたけど、私は春香こそがアイドルの申し子だと思う。何をするのも自然体なのに、何をしても人を惹き付け、全ての人を笑顔にしてしまう…Sランクアイドルになるのは必然だったのかもしれないわね)」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 00:44:25.65 ID:XKQRVVEAO<> 春香「(恥ずかしがるから言わないけど、雪歩だって凄いアイドルだよね。歌だってダンスだって上手いし、特に今は…舞台で演劇してるのを見てると、将来は大女優になる事間違いなしだもん。何て言うか、引き込まれるんだよね、雪歩の演技は)」

3人「」ウズウズ

千早「あ、お餅忘れてた…」

雪歩「お雑煮…」

春香「あ、考え事しながらずっと混ぜてた…焦げてはいないから平気」

千早「お餅も無事よ」

雪歩「あはは…じゃあ、そろそろ美希ちゃんを起こす?」

春香「7時半…かぁ」

千早「美希には早朝ね…起きるかしら」

美希「」テクテクテク

3人「」

美希「…いい匂いがしたの…お腹空いたの…」

春香「お雑煮作ったけど…食べる?」

美希「食べるの〜!」

春香「じゃあ準備を手伝って。器を運んでくれる?」

美希「分かったの〜」

千早「(母娘だ…)」

雪歩「(お母さんと娘ですぅ)」



〜とても濃厚なお雑煮タイム〜

4人「いただきます(なの)」

4人「」ズズー…

4人「ふう」コトン

雪歩「美味しい〜…」

千早「本当、凄く美味しいわ」

春香「にゃはは♪」

美希「ん〜〜〜っ…」モニュゥゥゥン…

美希「ん〜」モッチモッチモッチモッチ <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 00:46:53.43 ID:XKQRVVEAO<> 美希「」ゴックン

美希「♪」ニパァ

はるちはゆき「(…可愛い…)」

美希「はぁ…新年最初のご飯がこんなに美味しいなんて…幸せなの…」

春香「ふ…ふふふ…」

美希「春香?」

春香「そんな美希を更に幸せにしてあげよう」

美希「?」

春香「さっき出汁に使った鰹節を醤油と混ぜて…」

美希「…ま、まさか」

春香「しかも白胡麻まで振り掛けた…」

美希「」カタカタ

春香「おかかと白胡麻のおにぎりです!」ドン!

美希「は、春香様…一生着いて行くの」ウットリ

千早「見て、萩原さん。あれが新しいジゴロのタイプよ」

雪歩「味覚と胃袋を完全に支配してしまう…さ、逆らえる気がしない…恐ろしいですぅ」

春香「誰がジゴロか…あ、冷蔵庫に余ってた煮物も、暖めたから食べてねー」コトン

春香「他に何かあったかな〜」←また冷蔵庫に向かう春香さん

雪歩「わぁ、いただきまぁす♪」

千早「あ、萩原さん…その煮物は…」

雪歩「ふぇ?」パクッ

美希「あぁ…」

雪歩「…っ!?」

美希「その時雪歩に、電流走る…なの!」

雪歩「ゴクン…え?何?この煮物、何?」

千早「凄いでしょ?春香本人が、「年の瀬に出来た最高傑作」とまで言う煮物は…」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 00:47:57.11 ID:XKQRVVEAO<> 雪歩「この煮物…本当に今まで食べた中でも、最高かも…」

美希「和食に五月蝿い雪歩がそこまで言うなんて…」

千早「春香…日常生活で同業者のアイドル達までファンにしていく気なのかしら…?」

美希「きっと、アイドル界を支配する気なの」

雪歩「…これだけのお料理を毎日食べられるなら、私…春香ちゃんに貢いでもいいですぅ…」

千早「…」←部屋を自由に使えるように提供する貢ぎっぷり、かなりの依存度

美希「…」←実は自宅に春香グッズを揃えてる

雪歩「…じ、冗談だったんだけど…」

千早「私は…もう手遅れなのよ、萩原さん」

美希「ミキもなの…」

千早「以前、春香の手料理食べた四条さんも陥落してたわね」

美希「響は「料理に関しては春香は師匠だぞ」って言ってたの」

ちはみきゆき「…」

春香「ただいま〜…冷蔵庫ごそごそすると、色々出てきちゃうねぇ…反省、反省」テヘペロ

千早「春香、貴方は今度から自分を無個性とか言うの、禁止」

美希「お嫁さん能力が完全にグラフを突き抜けてるの!」

雪歩「只でさえ円グラフがカンスト直前の完全な円形なのに、ずるいよぅ!」

春香「何で私は唐突に3人から怒られてるんだろう…?」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 00:48:43.42 ID:XKQRVVEAO<> 〜食後の〜

千早「」マンゾク

美希「」マンプク

雪歩「あ、お茶淹れるね」

千早「高いお茶じゃなくていいわ」

美希「うん、美味しいけど…」

雪歩「あぅ…ところで春香ちゃんがまた台所に…」

美希「何を企んでるの…これ以上ミキに何をしろっていうの…」

千早「もうこれ以上美味しいものを出されたら…体重計が怖いわ」

雪歩「あわわわ…」

春香「そっか〜…皆、もういらないか〜」タダイマ

ちはみきゆき「?」

春香「せっかく、『白雪玉露』があるんだし…きな粉もちとお汁粉、作ってみたんだけど」

千早「頂くわ」キリッ

雪歩「春香ちゃん、私幸せだよぅ」ホワン

美希「いらないなんて言ってないの!ダメなの!食べたいの!たーべーるーのー!」ウワァァン

春香「このアイドル達…大丈夫なのかな、体重とかスタイルとか」

千早「絞るわ」キリッ

雪歩「舞台の練習の消費カロリーは半端じゃないんですぅ」

美希「なら何で作ったの!?春香の作ったデザートならマズい訳無いの!なのにそれを食べるなとか、イジメなの!拷問なの!殺意ある行為なの!」ウガー

雪歩「み、美希ちゃん、落ち着いて…」

美希「ぜーったいに!たーべーるーのー!」ゴロゴロゴロー! <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 00:49:37.11 ID:XKQRVVEAO<> 雪歩「ああっ!コタツの主の美希ちゃんが、コタツの外に出てまでゴネ始めちゃった!」オロオロ

美希「むきー!でーざーあーとぉぉ!」ゴロゴロゴロー!ゴロゴロゴロー!ジタバタジタバタ!

春香「美希、本当にデザート抜きにする?」

美希「ヤなの」ピタッシュババッ!

雪歩「あ、あんなに駄々こねてたのに…一瞬で正座に…」

千早「しかも、物凄く背筋ピーン!としてるわ…完全に飼い慣らされてるわね…美希」

美希「…寒いの」グデン

雪歩「あ、崩れ落ちた…」

美希「さむいのぉ」モゾモゾ

千早「…巣に戻ったわね」

美希「ふゃ〜…」ホンワカ

春香「じゃ、美希が巣に戻ったので、デザート運ぶよー」

雪歩「お茶は任せて」

千早「お願いね」

美希「任せたの〜」

春香「(休日の何もしないお父さんとちっちゃい子だ)」

雪歩「(休日の疲れたお父さんと子供ですぅ)」



〜果てしなく濃厚な和デザートタイム〜

美希「♪」モッチモッチ

千早「♪」モッチモッチ

春香「♪」モッチモッチ

雪歩「♪」モッチモッチ

※美味しいおやつに言葉もないアイドル4人



春香「…思いの他、上手く出来たなぁ」

雪歩「甘さ控えめだし、凄く美味しいよ」

千早「本当、お店で食べるより美味しいわ」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 00:50:29.43 ID:XKQRVVEAO<> 美希「でも、お餅ばかりだから…カロリーg」

春香「美希、この世には触れない方がいいことがあるの」

千早「気付かないふりをして、見ないようにする方が良い事もあるの」

雪歩「大丈夫、美希ちゃんだって分かってるはずだよぅ」

美希「…はいなの」

美希「(めっちゃ怖いの…アイドルの目じゃないの…アイドルが醸し出して良い雰囲気じゃないの…)」

春香「…ダンスレッスン三昧かな、年明け」

千早「腹筋、いいわよ?」

雪歩「私、舞台に必要だから腹筋しようかな…?」

美希「…(超人気アイドル3人が、お汁粉片手に窓の外の青空を見つめてるの…)」

春香「空…晴れてるなぁ」

千早「快晴ね」

雪歩「雲一つ無い青空ですぅ」

美希「…(でも雰囲気はどんより曇り空なの。人に見られる商売故の苦労(律子の受け売り)なの…)」



〜お昼過ぎ〜

春香「」スヤスヤ

雪歩「」スヤスヤ

美希「2人とも、洗い物終わったら寝ちゃったの…」

千早「2人はずっと起きてたし、お雑煮まで作ってくれたからね。寝かせてあげましょう」

美希「そうなのっ!」アホ毛ピコン

美希「〜♪」トコトコ

千早「美希?自分の巣(コタツ)から出てまで…どうしたの?」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 00:51:16.72 ID:XKQRVVEAO<> 美希「ちょっと、なの♪」

美希「」トコトコ

千早「…?」

<アッタノー♪

千早「何があったのかしら…」

美希「えへへー…枕なのっ♪」テッテレー

千早「枕?」

美希「ミキ位の熟練者じゃないと、コタツで寝ちゃうと首が痛くなっちゃったりするの。だから、枕なの!」

千早「なるほど、確かになるわね。2人の事を気遣って…美希は優しいのね」

美希「にへへ〜♪それ程でもないのぉ♪」テレテレ

千早「(あら可愛い)じゃあ、2人を一回起こさないと…」

美希「ふっふっふ、その必要はないの!」キラン

千早「?」

美希「ふむふむ…春香はちょっと強引でも大丈夫かな?雪歩は…うん、そーっとなの」

千早「美希?」

美希「…えい」←春香の頭を持ち上げる

千早「」

美希「ほい」スポッ!ポスン…←瞬時に枕を差し込んで、春香の頭を離した

春香「んに…」スヤスヤ

千早「お、起きてない…の?」

美希「そーっと…」←雪歩の頭を持ち上げる

美希「はい!」スポッ!ポスン…←春香と同じ

雪歩「んん…ん〜…」スヤスヤ

千早「萩原さんも起きてない…」

美希「ミキにかかればこんなもんなの。見れば、どれくらい深く寝てて、どこまでやっても平気か位、すぐ分かるの」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 00:52:17.11 ID:XKQRVVEAO<> 千早「本当、こと睡眠に関しての美希は凄いわね…」

美希「あとは、コタツから体が出てる部分に何かをかけてあげれば完璧なの」

千早「あー…毛布をかけてあげましょう」

美希「了解なの♪」

千早「ついでに加湿器もつけましょう。乾燥で喉がやられがちだし」

美希「喉に関しては流石千早さんなの」

千早「数%単位までなら湿度が分かるわ。深呼吸した時の、喉を通る空気の感じで」

美希「…予想を遥かに超えてたの」

千早「そう?」

美希「普通の人は出来ないの」

千早「765プロの所属アイドルは、何かしら人間離れしてる能力があるから…」

美希「そんな言い訳無いの。他に人間離れしたアイドルなんて…」

千早「なんて?」

美希「結構いたの…」

千早「まず四条さん」

美希「ブラックホール胃袋なの。ラーメンに関しては、日本のラーメンの総売り上げの1割は、きっと貴音なの」

千早「それは言い過ぎ…とは言えないのが怖いわね」

美希「あとは、響も特殊能力持ちなの」

千早「動物と対話…テレパシー的なアレね」

美希「ハブ対マングースショーは絶対行かないって言ってたの。ハブの悲痛な叫びと、マングースの悲哀が聞こえるって」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 00:53:12.28 ID:XKQRVVEAO<> 千早「…キツいわね」

美希「うん…」

千早「睡眠関係のプロ、フードファイター、動物限定テレパシスト…フェアリー凄いわね」

美希「変な集団みたいな言い方しないで欲しいの」

千早「さっきは皆がハイスペック過ぎるって話してたけどね」

美希「なんでその時は美希がいなかったの…」

千早「ぐっすり寝てたもの」

美希「むぐぅ…」

千早「特殊能力と言えば、萩原さんも結構凄いわよね」

美希「穴掘りだけじゃなくて、利き茶も出来るって」

千早「あと、詩を書くじゃない?そのせいか、文字に強いって」

美希「文字に強い?」

千早「舞台の台本は2、3回読めば一冊丸々暗記出来るらしいわ」

美希「…凄いの。文字の錬金術師なの!」

千早「んふっ…別に生み出す訳じゃないから、錬金術師は関係ないじゃない!」

美希「だったの…寝てる2人で言えば、春香はもう何なのなの」

千早「料理は神業レベル、歌もダンスも上手いというよりは、人を惹き付ける力があって…他のアイドルの特殊能力っていうのとは違うけど…」

美希「本当、料理以外は何にも突出してないのに、Sランクになるのが当たり前に思える…本当に何なのなの。ちょっと羨ましいの」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 00:54:03.06 ID:XKQRVVEAO<> 千早「最近真美にオススメされて借りたゲームっぽく言うなら、きっと春香には『特殊能力:敵全範囲に魅了、味方全範囲を回復』とかがあるのよ」

美希「身内やファンは元気に、ファンじゃない人はファンに…お、恐ろしい能力なの…」

千早「ファン一号は私だけどね」

美希「そんな自信満々に言わなくても…でも、ミキも春香は大好きなの♪」

千早「あげないわよ?絶対に」

美希「千早さん、目が超怖いの…」

千早「特殊能力…あずささんのはどうなのかしら…」

美希「無自覚にワープするあれ?」

千早「やっぱりワープなのかしら…春香も言ってたけど」

美希「お姉ちゃんの友達が貸してくれたアニメみたいなの」

千早「どんなの?」

美希「無意識にワープしちゃうの。後半は頭に思い浮かべた場所にワープ出来るようになったけど…」

千早「へぇ〜…」

美希「ロボットが出て来るアニメで、ギャグ要素もあるんだけど…暗い話も沢山あるの」

千早「そうなの?」

美希「うん…アニメより映画版が…もう主人公の男の人も、その奥さんも可哀想過ぎて…」ウルウル

千早「そんなに悲惨なんだ…」

美希「うん…千早さんにも今度貸してあげるの…」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 00:54:36.10 ID:XKQRVVEAO<> 千早「何てアニメ?」

美希「『機動戦艦ナデシコ』なの」

千早「分かった、楽しみにしてるわね」

美希「うん!…で、何の話だっけ?」

千早「あずささんのワープ能力よ」

美希「ああ〜…ハニーも律子も、いつも連絡した場所にいろっていうのに聞かないあずさが悪いの」

千早「結論が出たわね…」

美希「次は…デコちゃんなの!」

千早「水瀬さん?」

美希「デコビームなの!」

<出ないわよ!

ちはみき「!?」

千早「ど、どこかから水瀬さんのツッコミが聞こえたわ…」

美希「あわわ…あ、テレビにデコちゃん出てるの…」

千早「あ、これかしら…びっくりしたわ…」

美希「竜宮小町で言うと…亜美?」

千早「特殊能力はあまり無い気もするけど」

美希「物真似とか」

千早「というか、亜美も真美も…悪戯含め、自分達が「楽しい」と感じる事を見付ける天才だと思うわ」

美希「特殊能力…でいいのかなぁ…」

千早「いいと思うわ」

美希「後は…やよいと真クン?」

千早「高槻さん=可愛い。以上」

美希「…もうそれでいいの」

千早「真は…さっき写真を見たけど、身体能力がもう特殊能力だわ」

美希「あの初日の出写真?」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 00:55:43.65 ID:XKQRVVEAO<> 千早「ええ」

美希「どこが変なの?ミキには分からなかったの」ポチポチ←画像呼び出し中

千早「…真の格好と、登り始めた時間よ」

美希「…!!!」

千早「気付いた?」

美希「ま、真クン、いつもジャージにマフラーしただけなの!」

千早「しかも、麓から半日ちょっとで山頂に登りつめたのよ?」

美希「…信じられないの…何なのなの…」

千早「乙女担当よ」

美希「パワフル過ぎる乙女なの…あ!」

千早「どうしたの?」

美希「メール来たの、真クンから」

千早「なんて?」

美希「麓に着いた、今からご飯だけど、マックになりそう…だって」

千早「初日の出から昼過ぎまでに富士山を下山して、お昼ご飯がマック!?」

美希「流石のミキも、話だけで…」

千早「…真、本当に凄いわね…」

美希「多分、芸能界最強なの」

千早「…否定出来ないわ」



〜夕方、ちはやけ〜

春香「…んにゃ?」

雪歩「あ、春香ちゃんおはよう」

春香「おふぁよぉ…」ムニャムニャ

千早「おはよう春香」

春香「あ、おはようちは!?…や、ちゃん…」

千早「どうしたの?」

雪歩「千早ちゃん、鼻血は拭こう?気持ちはとっても良く分かるけど」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 00:56:11.87 ID:XKQRVVEAO<> 春香「およ?そういえばコタツの主は?」

千早「特番があったんだって、竜宮小町のリーダーとフェアリーのリーダー…つまり伊織と美希でトーク番組の1コーナー使って…」

春香「何それ不安」

雪歩「い、伊織ちゃんいるから大丈夫だよぅ…多分」

春香「いや、伊織だからこそ不安というか…」

千早「真面目に語って仕事をこなしたい伊織」

春香「楽しくお喋りしたい美希」

雪歩「うあぁ〜…ふ、不安になってきたぁ…」

春香「生放送だよね?多分」

千早「ええ…」

雪歩「はわ、はわわ」

春香「祈ろう、無事に終わる事と、新年早々に伊織がキレない事を…」

千早「…厳しいでしょうね…」

雪歩「一応、番組見てみる?」

はるちは「…うん」

春香「…ん?メールだ…」

真美『はるる→ん!暇だよ→!亜美はお仕事だし、真美は新年早々パパのお客さんに挨拶しなきゃなんないし→!つまんないYO!』

春香「…『それも病院持ってるパパがいるお嬢様のお仕事だよ』と」

雪歩「真美ちゃん?」

春香「うん」

千早「可哀想だけど…すぐに暗くなるのに家に来させる訳には行かないわ」

雪歩「私は昨日の夜来たよ…」

春香「家、近いじゃない」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 00:56:50.97 ID:XKQRVVEAO<> 千早「双海家は、家から電車に乗って二駅、その後乗り継ぎして…だからね」

春香「家よりは遠くないけどね!」

千早「そりゃ…ね」

雪歩「始発で来るんだよね?春香ちゃん」

春香「うん」

雪歩「凄いなぁ…」

春香「だから、皆のお家に泊まらせてもらうのです」

千早「プロデューサーに少し文句言わないと。考えて仕事を取ってきて欲しいって」

春香「私を番組で使いたいという人の期待に応える…それが天海春香なのです」

雪歩「春香ちゃん…格好良い!」

春香「いぇい!」ピース

千早「身体を壊さないか…心配だわ」

春香「そしたら千早ちゃんの部屋に泊まりっぱなしで看病してもらうもーん」

千早「…春香が治るまで休みを取るわ。何年だって」

雪歩「あー、また砂糖マーライオンの時間ですぅ…」

春香「…何かそれ、人の名前みたいだね」

千早「…ぶふっ!」

雪歩「佐藤マーライオンさん…病院とかでは呼ばれたくないね…」

千早「んふっ!…くぅ…」プルプル

春香「佐藤さーん、佐藤マーライオンさーん。身長と体重が終わりましたら、レントゲン室にお入りくださーい」

千早「ま、まさかの健康診断…」

雪歩「沢山吐いてるからね…」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 00:57:36.70 ID:XKQRVVEAO<> 千早「くはっ!」

雪歩「ち、千早ちゃん!?」

千早「…っ!…っ!」←悶絶中

春香「沢山吐いてる、がトドメになったみたいだねー」

雪歩「だ、だって、マーライオンだし、ジャーッて…」

千早「も…許して…」

雪歩「ああっ!千早ちゃん!」

春香「ふーむ、千早ちゃん…深呼吸、深呼吸」

千早「ひっ…ふっ…かはっ…んふふふっ!ダメっ!止まらな…」

春香「ふむー」

雪歩「ど、どうしよう、春香ちゃん…」

春香「放置」

雪歩「えぇっ!?」

春香「千早ちゃんの中で処理しないといけないからね、これは」

雪歩「千早ちゃんが歌えなくなった時は放っておかなかったのに?」

春香「別・問・題!」

雪歩「はぅ!?」

千早「くふっ…かはっ…追い討ち…しないで…は、ぎわら…さん…」プルプルピクピク

春香「あの時の私の思いと千早ちゃんの悲しみを、健康診断が必要な吐き癖のある佐藤マーライオンさんと一緒にしないで!」

千早「は、吐き…癖…ど、どんなのよぅ…」ピクピク

雪歩「お、お互いに少し離れてよう?」

春香「だね…」

千早「是非…そうして…」ゼェゼェハァハァ



〜はるゆきコンビ、少し離れてみました〜

春香「寒い」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 00:59:25.74 ID:XKQRVVEAO<> 雪歩「台所は流石に寒いねぇ…」

春香「ミニヒーター持ってくるかな…」

雪歩「!は、春香ちゃん…あれ」

春香「んぇ?」

千早「…」←寂しそう

春香「え〜…」

雪歩「ひ、1人っきりになっちゃったら、急に寂しくなっちゃったんだね…千早ちゃん」

春香「な、何て面倒くさい…でも」

雪歩「可愛い、でしょ?」

春香「うん」キッパリ

雪歩「お互いの辛かった事を乗り越えて、年越しした辺りからおかしいなぁとは思ってたけど…既にこんなに馬鹿っプルになってたなんて…」

春香「羨ましい?」ドヤァ…

雪歩「とっても」キッパリ

春香「つ、強くなったね、雪歩…斜め上にだけど…」

雪歩「例え斜め上でも、強くなれたならいいんですぅ」

春香「そっか…あ、そういえば…忘れてたけど、千早ちゃんと美希はお昼どうしたんだろ?」

雪歩「あ…お雑煮美味しかったって、言ってたような…」

春香「まさか…」

(かぱっ)

寸胴鍋『あ、すんません、もう売り切れちまいやして…』

春香「」

雪歩「よっぽど美味しかったんだねぇ…」

春香「た、確かに作った量は少な目にだったけど…晩御飯、どうしよう…」

雪歩「材料はまだあるけど…多分」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 01:02:10.56 ID:XKQRVVEAO<> 春香「何だか作る気にならない時って、あるよね?」

雪歩「分かりますぅ」

春香「じゃあまず…寸胴鍋を洗っちゃおう…」

雪歩「私、千早ちゃんに伝えてくるよ」

春香「お願いー…うぐ…やっぱり鍋だけでも重い…」

寸胴鍋『なんかすいやせん』



〜ゆきちは劇場〜

雪歩「千早ちゃん、千早ちゃん」

千早「萩原さん、さっきはごめんなさい。一度ツボに入ると弱くて」

雪歩「ううん、気にしないで。それより…」

千早「?」

雪歩「ほら…お昼に、お雑煮を全部食べちゃったじゃない?千早ちゃんと美希ちゃんで」

千早「あ…春香に言い忘れてた…」

雪歩「春香ちゃんが「ちょっと作る気にならないから外食しよう」だって」

千早「っ!!!?」

雪歩「え?ち、千早ちゃん…?」

千早「(は、春香が外食、しかも作る気にならない…)」

※歌姫コンピューター、演算開始!

私と美希で春香手作りのお雑煮を食べ尽くした上に伝えてなかった

春香「作る気にならない」

きっと、春香は怒ってる。余程じゃなければ自炊する春香が外食を選んだ=ご飯を作ってやる気にならない

春香はきっと私に呆れている…嫌われてしまう

演算終了! <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 01:03:02.98 ID:XKQRVVEAO<> 千早「は、は…」

雪歩「千早ちゃん?」

千早「春香ぁぁぁぁぁぁあああ!!!」←歌姫、音量MAX

(ゴォォッ!)←歌姫のフルパワーに巻き起こる突風

雪歩「ひょわぁぁあ!?」キーン



〜台所〜

春香「ごっしごし〜♪お鍋の汚れをごっしごし〜♪んっふっ…」

<春香ぁぁぁぁぁぁあああ!(ゴワァァァッ!)

春香「ふぉあ!?」ガターンドンガラガッシャーンバシャーッ!←音に驚いて転倒、鍋の中のお湯を全て被るSランクさん

雪歩「は、はるかひゃん!しゅごひおろかひたろ!?」フラフラフラ←サウンドバズーカにやられながらも、必死の雪歩さん

春香(頭防具:寸胴鍋(+15))「…ちぃはぁやぁちゃぁん?」←鍋内部で声が反響中

千早「春香!私を嫌わな…い…で…あれ?」

春香「」ゴトン←鍋装備解除

春香「千早ちゃん!」

千早「ぴぃ!?」

春香「普段はフルパワーで叫んじゃダメだよってあれほど言ったでしょ!?」

千早「」シュン…

雪歩「は、春香ちゃん、まずお風呂に…」

春香「うぅ…でもまずはここを掃除しないと」

千早「ごめんなさい…はるかぁ…」ジワッ

春香「う〜…じゃあここの片付けを手伝って。後は、お風呂で背中流してっ!」ビシッ!

千早「」コクン <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 01:03:45.27 ID:XKQRVVEAO<> 〜お風呂ヴァ!〜

春香「うぇ〜…台所洗剤の匂いがすりゅ〜…」ゴソゴソ

雪歩「頭から被っちゃったからね…」ゴソゴソ

千早「う…ごめんなさい…」ジワッ

春香「新年から台所洗剤の匂いがするのは、食器か私くらいだね」

千早「うぅ…」

雪歩「春香ちゃん…千早ちゃんが立ち直れなくなっちゃうから…」

春香「あはは、ごめんごめん…うひぃ、寒い…早くお風呂に…」ガラーッ

雪歩「ほら、千早ちゃんも…」

千早「えぇ…」

(シャワー…)

春香「ふぇ〜…暖かい〜♪」

雪歩「スポンジ借りるねぇ」

千早「あ、あの、春香…」

春香「ん?」

千早「お背中…流します…」マッカ

春香「」ブッ

雪歩「は、春香ちゃん!?鼻血鼻血!」

春香「おっと…」

千早「春香、大丈夫…?」

春香「だ、大丈夫…じゃあ、お願いします」

千早「あ、うん」

雪歩「今更だけど、何で私まで入ってるんだろう…」

春香「掃除して汚れたし、面倒だから一緒に入っちゃえ的な」

千早「ちょっと3人だと狭いわね」

雪歩「ご、ごめんなさい…」

千早「あ、違うの!うちのお風呂がそこまで広くないから…」

春香「たまに雪歩の代わりに、美希がいるけどねぇ」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 01:04:53.00 ID:XKQRVVEAO<> 雪歩「美希ちゃんも一緒に入るんだぁ」

春香「あのけしから羨ましいボディ(小鳥さん談)を見せ付けよるのですよ!」プンスカ

千早「くっ…」

春香「千早ちゃんはこの綺麗な整った身体と、この割れた腹筋を見せ付けよるのですよ!」ツイーッ

千早「ひゃっ!?や、やめて春香、指先でなぞらないで…」

雪歩「」ブッ

春香「ゆ、雪歩、鼻血鼻血!」

雪歩「はわぁ…いけないいけない…」

春香「と、まあ…春香さんはいつもこんな風に、ヘヴンな光景を見ているのです」

雪歩「はわわ…」

千早「ヘヴンって…」

春香「因みに今日は、コタツの主のけしから羨ましいボディの代わりに、白雪歩姫様の透き通るような色白素肌を鑑賞しておる訳ですが」

雪歩「っ!?」ザバッ

春香「へっへっへ〜…隠しても無駄だぜ〜?」

雪歩「ひぃ…」

千早「萩原さんが怖がってるからやめなさい」

春香「じょーだんだよぅ♪ごめんね雪歩」

雪歩「はぅ…でも、春香ちゃんも肌綺麗」

春香「え?」

千早「スタイルも悪くないしね」

雪歩「むしろ、おっきい方だよね…」

春香「うぇえ!?」

千早「ほら、肌も凄いすべすべだし」背中ツーッ

春香「ひゃん!?」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 01:06:30.55 ID:XKQRVVEAO<> 雪歩「わあ…やわらかいねぇ」ムニムニ

春香「うひゃわわわ!?」

千早「春香って、肌も凄い綺麗だし…」サワサワ

雪歩「スタイルも平均以上なんだよねぇ」ムニムニ

春香「や、やめなさぁぁい!」

(ぽこん!ぽこん!)←桶アタック×2

千早「あぅ!」

雪歩「ひゃう!」

春香「ふ、2人がかりで何するの!?」ゼェハァ

雪歩「つ、つい…」

千早「何かテンションがおかしくなってしまって…」

雪歩「春香ちゃん顔真っ赤…ドキドキしt」

(ぽこーん!)

雪歩「うにゃあ!?」



〜マッタリお風呂〜

春香「」ワシャワシャ

千早「はふぅ…」ホンワカ

雪歩「ほわぁ…」ホンワカ

千早「ごめんなさい、うちのお風呂は狭いから、2人までしか入れなくて…」

春香「分かってた事なんだから、気にしない気にしない」ワシャワシャワシャワシャ

雪歩「は、春香ちゃん…泡立ち過ぎて、頭が白いアフロみたいになってるよ?」

春香「そう?」ワシャワシャワシャワシャ

千早「んふっ…アフロ…くふっ」

春香「千早ちゃん、お風呂で笑いすぎると危険だよ」クルッ

千早「んっふ!…く…は、春香ぁ…」

雪歩「は、春香ちゃん…なんで…泡で髭まで…ぷふふ…」

春香「アフロだし…ラテンの風をと…」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 01:07:17.72 ID:XKQRVVEAO<> 千早「意味が分からないわっ!ラテンに謝りなさいっ!」←笑いを何とかこらえる歌姫さん

雪歩「ば、バンジョーとか持って…」←もう笑いが止まらない萩原さん

春香「仕方ないなぁ…流すよぅ」シャワワワ…

春香「はい」クルッ

千早「髭!髭だけ残さないでっ!」

雪歩「あはははっ!だめ、お腹痛いぃ!」

春香「あ、普通に忘れてた…」シャワワワ…

雪歩「はぁ…はぁ…次は私が頭洗うから…春香ちゃんは湯船に入って…大人しく…」

春香「はーい…アイドルの出汁が…」

千早「大人しくっ!」

春香「お、怒られたぁ…」

雪歩「〜♪」ワシャワシャ

千早「…くふっ」

春香「や、やっぱり雪歩だってアフロになるじゃない!」

雪歩「え!?…あ、本当だ…あわわ」ワシャワシャワシャワシャ

千早「泡だけに…!あわわ…!ぷくく…」

春香「そこ!?」

雪歩「流しますぅ」シャワワワ…

雪歩「はぅ…」ペシャーン

春香「雪歩は髪の毛流した後も、そんなに変わらないんだね」

雪歩「あまり長くないからね…じゃあ、私は先に上がりますぅ」

春香「あ、うん。もう一度暖まらないの?」

雪歩「うん、もう大丈夫。それに、その流れだと千早ちゃんが1人になっちゃうから」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 01:08:00.08 ID:XKQRVVEAO<> 千早「萩原さん、私は1人でもお風呂に入れるけど…」

雪歩「はわ!?そ、そういう意味じゃなくて…思い出し笑いしたら、危ないかなぁって…」

春香「納得」

千早「納得しないで」

雪歩「じゃあ、お先ですぅ」ガラガラー

春香「さ、千早ちゃん…頭を洗ってあげる」

千早「へ?」

春香「長いから大変でしょ?」

千早「あ、ありがとう…」

(ワシャワシャ)

春香「千早ちゃん、髪綺麗だよねぇ…いつも思うけど」

千早「そ、そうかしら…?今までも特に手入れをしてきた訳じゃないんだけれど…」

春香「そうなんだ…肌も綺麗だし、髪も…こういうのがシルクヘアーっていうんだろうなぁ」

千早「あ、あまり意識した事無いから分からないわ…」

春香「流すよー」

(シャワワワ…)

千早「ん…」

春香「続いてトリートメント〜」

(クシュクシュ)

千早「…これ、リンスとは違うの?」

春香「どう違うかは詳しくは美希に聞いて、凄い詳しいから。まぁ、リンスよりは髪を保護?してくれるし、サラサラになるのかも」

千早「そうなの…」

春香「因みに、これは美希がCMに出た時にお試しで最初は貰ったらしいんだけど、凄い売れちゃったからお礼って、凄い量が…」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 01:08:45.39 ID:XKQRVVEAO<> 千早「そういえば、詰め替え用を5つも持ってきたわね、美希」

春香「トリートメントだけでね。あの時、シャンプーも詰め替え5つ、両方のボトルを1つずつ、専用ブラシとボディソープまで持ってきたんだよ…」

千早「…それ…使い切るまでが大変ね」

春香「現在4つ目まできてます」

千早「…何とかなりそうね」

春香「美希の実家には、2箱届いたらしいよ」

千早「事務所で押し付けるみたいに配ってたのは、それだったのね」

春香「うちの実家にも2つあります…よし、流すねぇ」

千早「んん…」

(シャワワワ…)

春香「よっし、終わりっ!」

千早「じゃあ、もう一度暖まったら上がりましょう」

春香「うん」

(ちゃぷん)

千早「はい」

春香「はい?」

千早「…どうしたの?早く」

春香「いや、千早ちゃんは何で両手を広げて待ち構えてるの?」

千早「寒いでしょ?いいから早く入りなさい」

春香「はぁい…」

(ちゃぷん…むぎゅ)

春香「やっぱり〜…」

千早「春香、身体が冷たいわ。寄りかかっていいから、キチンと浸からないと」

春香「あぅ〜」チャプン

千早「〜♪」←春香を後ろから抱き抱えられて、幸せそうな歌姫さん <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 01:09:32.11 ID:XKQRVVEAO<> 〜お風呂ヴァで濃厚なはるちは〜

千早「ねぇ、春香」

春香「ん〜?」

千早「大晦日はバタバタしてて言えなかったけれど…去年は一年間お疲れ様、今年も一年…よろしくお願いします」

春香「うん。千早ちゃんも去年一年間お疲れ様、今年も一年、よろしくお願いします」

千早「ふふっ…」

春香「あははっ」

千早「春香、暖かい」ギュッ

春香「千早ちゃんも、暖かいよ…」



〜その頃、ちはやけのコタツ〜

雪歩「」

美希「だう〜…お腹空いたの〜…」

伊織「アンタが作りなさいよね〜…」

雪歩「コタツの主が…ふ、増えた!?」ガビーン

美希「あ、雪歩だ〜」グッタリ

伊織「お邪魔してるわ〜」グッタリ

雪歩「あれ?ここ、千早ちゃんの家…事務所じゃないよね?」

あずさ「違うわよ〜?千早ちゃんのお家よ?」

雪歩「なら何で家主に断りもなくっ!」

伊織「メールしたわよ〜?」グッタリ

美希「返事無かったけど〜…」グッタリ

雪歩「…千早ちゃん達に伝えてきます…」

あずさ「あ、あらあら〜?許可、取れたんじゃなかったの〜?」

伊織「…美希が大丈夫って言ったから、大丈夫よ…」

美希「デコちゃん、美希のせいにしないで欲しいの〜…」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 01:10:36.87 ID:XKQRVVEAO<> 〜ちはやけのコタツにて〜

美希「」チーン←正座

千早「貴方は!少しは考えてっ!行動を!しなさい!」ガミガミ

美希「はいなの」

千早「いい!?ここは私の家なの!気にしないとはいえ、私の許可無く人を上げない!分かったかしら!?」

美希「分かったの…」

伊織「まぁまぁ、美希だって反省してんだから、伊織ちゃんに免じて許しt…」

千早「水瀬さんも反省するっ!」

(すぱーん)←スリッパでデコを攻撃

伊織「いたーっ!?あ、アンタ何すんのよ!」

千早「反省、しなさい…?」ゴゴゴ…

伊織「う…」

あずさ「ご、ごめんなさい、許可取れて無かったとは思わなくて…」

千早「あずささんまで…取り敢えず、律子に連絡しますから待ってて下さい…」

伊織「大丈夫よ、新堂呼ぶわ」

千早「あずささんはどうするの」

伊織「一緒に乗せてくわ」

あずさ「悪いわねぇ、伊織ちゃん」

伊織「さて、コタツの魔力につい引っ張られたけど…新年の挨拶もしたし、帰るわ」

千早「不法侵入という新年の挨拶をね」

伊織「…ごめんなさいね。疲れきってて、まともな思考が出来てなかったわ」

千早「はぁ…次は気を付けてね」

伊織「ええ」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 01:11:25.67 ID:XKQRVVEAO<> あずさ「あ、千早ちゃん…私もまたお邪魔していいかしら?」

千早「事前に連絡をいただけるなら、構いませんが」

あずさ「あぅ…分かりましたぁ」

千早「ふぅ…」

美希「千早さん、凄い機嫌悪いの…どうしてなの?」コソコソ

雪歩「多分、春香ちゃんとの2人っきりのお風呂を邪魔されたから…」コソコソ

千早「美希?」

美希「」ビクッ

千早「萩原さん?」

雪歩「ひぃ!」ビクッ

伊織「ああ、新堂?悪いけど迎えにきて…そう、千早のマンションの下に、ええ、お願いね」

あずさ「そ、それじゃあ千早ちゃん、またね」

千早「はい、また事務所で」

伊織「お邪魔したわ」

千早「ええ」

伊織「う…じ、じゃあまたね」

(パタン)

春香「あの〜…私の下着はまだかなぁ?」

千早「…忘れてたわ」

春香「あぅ…くしゅん!」

千早「ごめんなさい。もう一度暖まった方がいいんじゃ…」

美希「なら、ミキも入るの。春香のお背中、お詫びに流すの!」

春香「私は湯船入ったらすぐ出るよ?」

美希「…あぅ〜」

千早「いいから入ってきなさい」

美希「はぁい…」

雪歩「千早ちゃん、はいお茶」

千早「ありがとう、萩原さん…はぁ、暖まるわ」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 01:12:58.16 ID:XKQRVVEAO<> 〜またもちはやけのコタツにいる4人〜

雪歩「…ご飯、忘れてたね」

千早「…食べに行こうって話だったのよね」

春香「千早ちゃんが暴走して、先にお風呂になったんだっけ」

千早「」シュン…

美希「千早さん…何しちゃったの…」

雪歩「音量MAXで叫んで、春香ちゃんがビックリして洗ってる最中の寸胴鍋を頭からこう、バシャーッと…」

千早「」ズーン…

春香「久しぶりに被害のあるドンガラでした」

美希「いつもあれだけ派手にこけて、被害が無い事が不思議なの」

春香「何でだろう…転び過ぎて、無意識に身体が怪我しない倒れ方をしてるとか?」

美希「い、いらないスキルなの…」

春香「私には必須だよ?生きる為に」

千早「くふっ…」

雪歩「まず転ばないようにしないと…」

春香「出来たらしてるよぅ」

美希「何でなんだろうね?前に出した足に後ろから来た足が引っかかるとか、わざとかと思うレベルなの」

春香「私自身が不思議だよぅ…」

千早「まさか…春香は転ぶ事で、エネルギーを地面に逃がしているんじゃ…」

春香「はい?」

雪歩「っ!?じゃあ…もし転ばなかったら…そのエネルギーは行き場を失い…」

春香「え?あの…え?」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 01:13:39.21 ID:XKQRVVEAO<> 美希「…いつしか、エネルギーは春香の中で膨張し続けていき…」

春香「は?はぁ?」

雪歩「最後は…」

美希「リボンがバーン…なの」

千早「…っ!り、リボン…なんで…なんでリボンが…」

雪歩「ふふ…どぉしてリボン…どう…してぇ…あははは!」

美希「ダメ!じ、自分で言って、リボン…あははははは!バーンって!なんでなの!」

春香「」スクッ

春香「」スタスタスタ

春香「」ガチャッ

春香「あー…」

ちはみきゆき「?」

春香「1人分なら、足りるかn」

千早「春香待って!落ち着いて!早まらないで!ごめんなさい!」

雪歩「ご、ごめんなさい!ごめんなさいぃ!」

美希「ごめんなさいなの!謝るから!ご飯抜きは嫌なのぉぉ!」

春香「全く!調子いいなぁ!さぁ、早く支度して、ご飯食べに行こう!」プンスカ

ちはみきゆき「はぁい…」

春香「…あ、私も着替えないと…っとわぁぁあ!?」ビターン!

美希「…言ったそばから…」

雪歩「あわわ、春香ちゃん大丈夫!?」

千早「春香、怪我してない!?大丈夫!?」

春香「あぅ…大丈夫だよ〜…」

美希「新年初転び?」

春香「多分…」

雪歩「1日持たなかったね…年明けから」 <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 01:14:51.00 ID:XKQRVVEAO<> 春香「うぐぐ…今年はもう転ばない!」

千早「出来るの?」

春香「…で、出来るだけ転ばない!」

雪歩「春香ちゃん?」

春香「…ように、気を付ける…」

美希「気を付けたら転ばないの?」

春香「…事が、出来たらいいなぁと…思います…うん…」

千早「気を付けてね?春香が転ぶと、私はいつも心配なの…」

春香「千早ちゃん…うん、気を付けるよ」

雪歩「うふふ、やっぱり2人は仲良しだね」

美希「ちょっと羨ましいなって思うの」

雪歩「そうだねぇ…羨ましいかな」

美希「よし!あんな馬鹿っプルは放っておいて、さっさとご飯食べに行くの!」

春香「誰が馬鹿っプルかぁ!」

千早「待ちなさい!」

美希「雪歩、一緒に先に行こっ♪」

雪歩「ふぇ!?あ、まっ、待ってぇ!」

千早「待ちなさいってば!」

春香「あ、美希も雪歩も千早ちゃんも、上着忘れて…はぁ、戸締まりしたら追い掛けますか♪」




〜暫く経った日のちはやけのコタツ〜

美希「」フニャー

雪歩「」フニャー

千早「」フニャー

春香「…」

春香「仕事から帰ってきたらこの3人は…朝、仕事に行った服のまま、着替えもせずに…」

春香「まーたコタツの中で座ったまま…」

春香「はぁ…」

春香「ま、いっか…雪歩、千早ちゃんや美希とは仲良しになれたみたいで良かった♪」



ちはやけのコタツに、もう1人アイドルが増えました。
雪歩を追って真が、美希を追って響と貴音が増えてしまいそうな気がして、ちょっと不安です。

以上!天海春香でした! <> >>1<>sage saga<>2012/12/31(月) 01:21:24.02 ID:XKQRVVEAO<> 以上、投下抜けのチェックとかしてきます

html申請は…年明けになりそうです

他のアイドルも書きたいのですが、亜美真美は口調が難しい、響はウチナーグチが難しい、貴音さんは面妖、律っちゃんは(苦労を)いっぱいかけてしまいそうだし、伊織はマジツンデレで表現難しい、あずささんはあらあらだし、やよいは天使

なので、暫く考えてみます <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/31(月) 02:27:43.83 ID:Y1EpdeSW0<> 2年なら待てる <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2012/12/31(月) 09:48:14.19 ID:dqXesIWho<> 乙
まだまだ砂糖が吐きたりないよ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/01/02(水) 00:36:10.83 ID:UknvsdiWo<> 続きほしいなー <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/01/03(木) 22:55:22.13 ID:5qoV7jub0<> 乙
終始ニヤニヤしっぱなしだったわ
時間掛かってもいいからもうちょいこの空気を味わいたいな <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/01/06(日) 12:36:49.15 ID:Yu33m8XAO<> 俺書いたらマズいんだっけかな…>>1です

取り敢えずまだhtmlに埋葬されてないのでご報告をば

現在、設定引き継いでちょろっと書いてます
大晦日でも正月でもない、ただのクッソ寒い日常を過ごす多忙なはずなのに年中コタツにいる子達のお話になってますが <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/01/06(日) 19:22:40.42 ID:EHmW9IUt0<> 二ヶ月間は放置でも大丈夫だよ、ここ
がんばって <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/01/07(月) 12:17:14.10 ID:1XTAFYMAO<> >>97
元日すぐに申請出しちゃいまして
申請出した以上、引っ込めて削除人さんにご迷惑かけたくないですし、新規にスレ立てします

次からは気を付けます <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/01/07(月) 21:25:31.69 ID:u/cCqVfAO<> 取りあえず次スレ案内……余計な真似をスマン

千早「私の部屋はいつから集会所に?」春香「本当にね」
http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/1357530899/-20 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/01/08(火) 22:15:57.10 ID:O9lOwr+so<> 携帯から携帯アドレスでスレ誘導されても <>