◆zs5Wxdipgbwx<><>2013/01/12(土) 16:35:37.90 ID:fPzr6AYW0<>魔王(女)×勇者(男)

病んでる魔王と元中二病の勇者がおりなす物語

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1357976137
<>魔王「誕生日おめでとう…約束通り世界をあげるよ」勇者「えっ!?」
◆zs5Wxdipgbwx<><>2013/01/12(土) 16:43:32.34 ID:fPzr6AYW0<> 幼い女の子「ねぇゆーしゃ」

幼い男の子「なぁに?」

幼い女の子「たんじょうびさ、なにがほしい?」

幼い男の子「そーだなぁ…このせかいが欲しい」

幼い女の子「せかいって、そんなちゅーにびょーみたいな…」

幼い男の子「ちゅーにびょーいうな!だってこの世界には色んなふしぎなものがあるだろ?」

幼い女の子「ふーん、この世界かぁ……分かった」

幼い男の子「えっ!?」


幼い女の子「わたしがんばるから忘れないでね」 <>
◆zs5Wxdipgbwx<><>2013/01/12(土) 17:01:41.11 ID:fPzr6AYW0<> 十数年後…

兵士A「ば、化け物くるなぁ!」

「……化け物かぁ…それもいいかも」

兵士B「撃てぇ!」

その化け物には科学も魔法も通じず

世界を崩壊へと追いつめていた…


勇者「えっ?僕がその化け物退治をするのですか父上?」

王「すまん…勇者の血はお前にしか受け継がれていないのだ…今日はお前の17の誕生日、勇者の力が覚醒する日なのだ」

勇者「……わかりました父上!僕がその化け物を倒して見せます」


〜〜廃墟〜〜
勇者「と意気込んできたけど…本当にここが化け物の住処なのか?」

勇者「ずいぶんと綺麗に掃除されてるのが気になるな…」

勇者「ん?あれは灯り?あそこか!?」


〜〜〜〜
勇者「さぁ化け物かかって…あれ女の人?」

女「……ふふ、ねぇ覚えてる?」

勇者「えっ?覚えてるって何を…」

女「酷いなぁ……まぁ仕方ないか、十数年かかったし……改めて男誕生日おめでとう!プレゼントは世界だよ」

勇者「……あ、小さい頃よく廃墟で一緒に遊んだ魔族の女の子か?」

女「そうだよ!私と“魔王”もう一度いうね」

魔王「誕生日おめでとう…約束通り世界をあげるよ」

勇者「えっ!?」

勇者「ええええええええ!」 <>
◆zs5Wxdipgbwx<>sage<>2013/01/12(土) 17:06:08.97 ID:fPzr6AYW0<> >>3
> 十数年後…

> 兵士A「ば、化け物くるなぁ!」

> 「……化け物かぁ…それもいいかも」

> 兵士B「撃てぇ!」

> その化け物には科学も魔法も通じず

> 世界を崩壊へと追いつめていた…


> 勇者「えっ?僕がその化け物退治をするのですか父上?」

> 王「すまん…勇者の血はお前にしか受け継がれていないのだ…今日はお前の17の誕生日、勇者の力が覚醒する日なのだ」

> 勇者「……わかりました父上!僕がその化け物を倒して見せます」


> 〜〜廃墟〜〜
> 勇者「と意気込んできたけど…本当にここが化け物の住処なのか?」

> 勇者「ずいぶんと綺麗に掃除されてるのが気になるな…」

> 勇者「ん?あれは灯り?あそこか!?」


> 〜〜〜〜
> 勇者「さぁ化け物かかって…あれ女の人?」

> 女「……ふふ、ねぇ覚えてる?」

> 勇者「えっ?覚えてるって何を…」

> 女「酷いなぁ……まぁ仕方ないか、十数年かかったし……改めて男誕生日おめでとう!プレゼントは世界だよ」

> 勇者「……あ、小さい頃よく廃墟で一緒に遊んだ魔族の女の子か?」

> 女「そうだよ!私は“魔王”もう一度いうね」

> 魔王「誕生日おめでとう…約束通り世界をあげるよ」

> 勇者「えっ!?」

> 勇者「ええええええええ!」 <>
◆zs5Wxdipgbwx<><>2013/01/12(土) 18:34:40.26 ID:fPzr6AYW0<> 〜〜謁見の間〜〜
王「おお!息子よ速かったではないか!して化け物は倒せたのか?」

勇者「えっと…」

魔王「化け物は倒しましたよ王様」

王「そちらの方は?」

勇者「まお…じゃ無くて魔族の女さんです」

魔王「はじめまして王様」

勇者「あのこの人と一緒に化け物を倒しました」

王様「ほぉ、そうでしたか」

勇者(実はその化け物ですけど……)

※※※回想※※※
勇者「ちょっと待った僕そんな事言った覚え無いよ!」

魔王「言ったよ、覚えてない?わたしが中二病がどうのって言ったこと」

勇者「……だからって本当に世界を手にしようとするかよ」

魔王「さぁ、わたしと結婚しよ?」

勇者「……それは出来ない」

魔王「え、どうして?」

勇者「それは…」 <>
◆zs5Wxdipgbwx<>とりあえずここまで<>2013/01/12(土) 18:50:04.73 ID:fPzr6AYW0<> 〜〜〜〜
「爺、貿易の状況を簡単にお願い」

爺「はい、姫…現在隣国内との交渉が続いております」

姫「あら、あの国はまだ渋っていますの?」

爺「はい、どうやら王子を差し出すことを渋っているようで」

姫「仕方ないですわね…私が直接交渉に参りますわ」
〜〜〜〜

魔王「婚約ねぇ…じゃあわたしは側室ね」

勇者「……はぁ!?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/01/12(土) 20:27:54.08 ID:gDNeR0j5o<> ほう <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/01/12(土) 22:36:27.66 ID:qwrquphSo<> はよ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/01/12(土) 23:57:32.53 ID:svjXB5Edo<> 乙
がんばって <>
◆zs5Wxdipgbwx<><>2013/01/13(日) 06:58:37.25 ID:690GwVXv0<> 魔王「それと帰ったらその姫とお話ししたいのだけど」

勇者「……」

※※回想終了※※
勇者「結局連れてきちゃったんだよな…」

バタンッ

姫「ごきげんよう王子、今日はアナタと直接交渉に参りましたわ」

勇者「扉…」

姫「さぁ我が国へ行きますわよ」


魔王「待たんかゴラァ!」

姫「王子、この女性はどなたですか」

勇者「えっとその…まお……じゃ無くて魔族の女さん」

姫「それで魔族の女さんが何ですか」

魔王「貴様に問おう、何故にこの者を欲する?」

姫「何故って欲しいものを欲しいと言って何がいけないんですか!?」

魔王「くっはははは!貴様の答えはつまらないなぁ…せめて愛だの恋だのが聞きたかったが……まぁいい」

姫「なんですかアナタは兵士を呼び」

魔王「“我に従え”」

姫「」ビクンッ

勇者「ちょっと何やってんのさ!」

魔王「権力と金にしか興味ないお馬鹿さんを矯正しただけだよ」

勇者「……姫ちゃん大丈夫?」

姫「……はい……大丈夫です」

勇者「なんか様子がおかしいですよー」

姫「……あら?私何をしていたのでしたっけ……あ」

勇者「ん?(魔王ちゃんを見つめて固まった?)」

姫「お姉様!」

勇者「……お姉様?」

魔王「ふふ、姫ちょっとお願いしていいかしら」

姫「はい、お姉様!」

勇者「……どういうことだよ!」

魔王「魅了の魔眼の力だよ」 <>
◆zs5Wxdipgbwx<><>2013/01/13(日) 10:42:31.82 ID:690GwVXv0<> 姫「あぁ、お姉様ぁ…」

魔王「煩いちょっと黙ってて」

勇者「つまり魅了の魔眼で心ごと姫ちゃんを縛り付けたと」

魔王「そう最悪の場合は眷族にするつもりだったけど…心を覗いたら単に欲しいだけで利用しようとかはなかったから」

勇者「心を覗いた?いつの間に」

魔王「目を合わせれば大体読めるよ」

姫「あの…お姉様、お願いとはいったい?」

魔王「アナタの国と勇者の国の貿易を再開しなさい」

姫「はい、お姉様!」

魔王「さぁダッシュ」

姫「はいっ!」ピュ-

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/01/15(火) 06:07:48.73 ID:XIG5LLcRo<> 乙乙! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/02/24(日) 09:21:21.91 ID:5tW5q406o<> エタったか... <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/02/24(日) 21:48:42.56 ID:uRLTVZHgo<> こないな <>