VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/01/13(日) 17:18:08.60 ID:vsJ/YWEk0<>
ことり「きょうもいいてんきだね」
 
こねこ「いいてんきだね。」
 
ことり「わたしも はやく いちにんまえになって お空を」
 
ことり「…」
 


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1358065088
<>ことり「きょうもいいてんきだね」 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/01/13(日) 17:19:04.87 ID:vsJ/YWEk0<> こねこはことりをころしてしまいました。
今日のご馳走はチキンです。
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/01/13(日) 17:20:33.10 ID:vsJ/YWEk0<> こねこ「もぐもぐ」

こねこなかま「おや、こねこ。ずいぶんと汚い食べ方をしてるね。」

こねこ「久しいね。七面鳥をたべているんだ。」


こねこはともだちの「こねこなかま」とあいました。
これはけっしてぐうぜんではないのです
なぜなら、ここは庭の前。
こねこなかまの庭の前なのですから。
<> ◆EVhmZi554U<><>2013/01/13(日) 17:23:54.96 ID:vsJ/YWEk0<>
こねこなかま「ひとの庭のまえで食いちらかさないでくれないかな?」

こねこ「おしゃべりにあきたんだ。ついでに嫌がらせをしようとおもってね。」


ふたりの仲はよくありません。

「いぬさるのなか」ってほどではないですが。

そうこう言ってる内に、ことりさんは胃袋のなか。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/01/13(日) 17:24:25.93 ID:B2PF/1Nw0<> 何だろう…狂気を感じる… <>
◆EVhmZi554U<>saga<>2013/01/13(日) 17:26:54.52 ID:vsJ/YWEk0<> こねこなかま「そうそう君に見せたいものがあるんだ。」


そう言うと、こねこなかま(これからはなかまとよびます)は

自分の『けんきゅうじょ』に、こねこを招き入れるのでした。
<>
◆EVhmZi554U<>saga<>2013/01/13(日) 17:30:38.10 ID:vsJ/YWEk0<>
みんなのはなし1

いぬ「このまえさつじん事件、いや、さつとり事件があったんだって」

もぐら「わたしはきょうみはないわ。じめんのなかのせいたいけいに
    えいきょうをあたえないもの」


もぐらはすこし、『いんてりじぇんす』なので、むずかしいことばをほうふに使います
しかし意味はよくわかってません。


かえる「どうでもいいから雨がふってほしい」

<>
◆EVhmZi554U<>saga<>2013/01/13(日) 17:33:42.45 ID:vsJ/YWEk0<>
こねこ2

なかま「ここがけんきゅうじょだ。」


研究所にはこねこの知らないような機械がいっぱいありました。


こねこ「このきかいは?」

なかま「これはひとのこころをよむきかいだ」
   

なかま「きみとポーカーするときによく使う」



こねこ「じゃあ、これは?」

なかま「これは危険をさっちして、自動でなるアラームだ」


なかま「きみとけんかするときによく使う」



こねこ「じゃあ、このまんなかの。」

なかま「これは処刑台ぎろちんさ」


なかま「きみを」

<>
◆EVhmZi554U<>saga<>2013/01/13(日) 17:53:05.90 ID:vsJ/YWEk0<>
みんなのはなし2


いぬ「このまえさつじん事件、いや、さつねこ事件があったんだって」


もぐら「わたしはきょうみはないわ。CO2はいしゅつりょうに
    えいきょうをあたえないもの」


もぐらはすこし、『いんてりじぇんす』なので、むずかしいことばをほうふに使います
しかし意味はよくわかってません。


かえる「そろそろ雨がふってほしい」


<>
◆EVhmZi554U<>saga<>2013/01/13(日) 17:56:05.18 ID:vsJ/YWEk0<>
ことり1


ことりは死んだので死後の世界におくられます。

たとえあなたが無宗教であっても、死後の世界に送られるのです。


ことり「ここはどこ?」

かみ「ここはしごのせかいじゃよ」

ことり「いきかえる?」

かみ「むり」

かみ「ここでお前さんに週休二日制ではたらいてもらうのじゃ」

ことり「はたらくのいやだ。」

かみ「ぎむじゃ」

ことり「はたらくとしぬ。」

かみ「しんでるじゃろうに。」

かみ「ほれ」


神様がそう言うと、最新型の機械をとりだして

ことりのまえにおきました
<>
◆EVhmZi554U<>saga<>2013/01/13(日) 18:08:26.97 ID:vsJ/YWEk0<>

かみ「ここから給料がでてくる。」

かみ「いいな。」


こうして、ことりはビジネスマン、いや、オフィスレディとして
死後の世界で働くこととなりました。

<>
◆EVhmZi554U<>saga<>2013/01/13(日) 18:18:04.26 ID:vsJ/YWEk0<>
みんなのはなし3


きつつき「しんどいなぁ。だれか代わりに木をつついてくれないかな」


もぐら「わたしはむりだわ。するどいくちばしなんて、もってないもの」
    

もぐらはすこし『いんてりじぇんす』ですが、むずかしいことばを使いませんでした



ちなみに、かえるは干からびて。 天国に召されました。

ざんねん。
<>
◆EVhmZi554U<>saga<>2013/01/13(日) 18:25:47.29 ID:vsJ/YWEk0<>
ちょうどそのころ。

とりと、ねこでの大きな戦争がおきていました。

原因はことりさんの死です。


とり軍とねこ軍との戦争です。

ちなみに、きつつきはとり軍ではありません。ざんねん。


ねこ「てあたり次第ぜんめつさせよう」

ねこはとりを、まさに『てあたり次第』ぜんめつさせました。


一方、とり軍は頭が良かったので、『大量殺猫兵器』を開発しました


とりかがくしゃA「これでわれら、とり軍の勝ちだ。」
        「今こそ、鳥類の優位性を示す時だ。」

とりかがくしゃB「最適落下高度を計算しています。」

とりかがくしゃC「射程範囲を算出しました。」


こうして、第一次とりねこ戦争が始まったのです。

<>
◆EVhmZi554U<>saga<>2013/01/13(日) 18:39:41.79 ID:vsJ/YWEk0<>
第一次とりねこ戦争が始まったせいか、ことりさんの仕事は忙しくなりました。


ことり「今日も残業だわ」
ことり「死者を仕分ける仕事。冷酷さが身に染み付いてしまいましたわ」


そう言いながらことりさんは、次々と死後の世界に来る猫達に地獄行きを命じるのでした。

<>
◆EVhmZi554U<>saga<>2013/01/13(日) 18:41:00.08 ID:vsJ/YWEk0<> ここで、一旦休憩します。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/01/13(日) 19:28:23.55 ID:B2PF/1Nw0<> 絵本っぽいけど、怖いんだよな…
子供が見ると泣きそう <>
◆EVhmZi554U<>saga<>2013/01/13(日) 21:21:52.00 ID:vsJ/YWEk0<> 続き投下します。 <> ◆EVhmZi554U<>saga<>2013/01/13(日) 21:22:26.94 ID:vsJ/YWEk0<>
とある とり兵隊「じょにー」の話


じょにーはとり軍の兵隊。

とり軍の基地は地下にあります。


じょにーは兵隊になるため

地下の基地で生まれ

地下の基地で育てられ

地下の基地で学び

地下の基地で晩ごはんをたべたので

外の世界を知りませんでした。


じょにー「俺も地上の世界を見てみたいぜ」

ともだち「何を言っているんだ。どこかで頭でもぶつけたか?」

じょにー「俺はいつか地上の世界をこの目で見るんだ。」

ともだち「ばかなことを言うなよ。監視の目なんてくぐり抜けられないぜ。」


それでも、じょにーにとっては『地上の世界』ほど気になるものは無かったのです。



みんなのはなし4


きつつき「さいきん、木が枯れてて仕事がないよ。これではきっと死んでしまうさ」


もぐら「みみずがないわ」
    

もぐらはすこし『いんてりじぇんす』ですが、むずかしいことばを使うよゆうなどありませんでした。


そばには、かえるの墓がひっそりと。

<>
◆EVhmZi554U<>saga<>2013/01/13(日) 21:23:46.14 ID:vsJ/YWEk0<>
ことりさんが死んで、数年経たくらいの話。

とり軍の作った兵器はとても強かったので、ねこ軍をほとんど全滅させました。

ついでに、毒ガスで、地球上のほとんど全ての生命も絶滅させました。

あくまでも、『ほとんど』ですからね。
<>
◆EVhmZi554U<>saga<>2013/01/13(日) 21:24:51.03 ID:vsJ/YWEk0<>
じょにー「ああなんてことだ。地上になんて出るべきじゃなかった。」

じょにー「このままでは毒ガスが南半球まで覆ってしまう。」

じょにー「北半球は既に全ての生命が滅びているらしい」

じょにー「こんなことなら、軍の地下施設で一生暮らすべきだった。」


じょにーは、地上のようすを知らなかったので、外に出てしまいました。

こんな荒れ果てた地上に出る馬鹿はいないだろうと、

とり軍が監視の目を緩めた隙に。
<>
◆EVhmZi554U<>saga<>2013/01/13(日) 21:31:51.92 ID:vsJ/YWEk0<>
じょにーが見たのは、まっさらな風景。

目の前に広がるむき出しの地面。

なにもありませんでした。

いや、「なにも」というと語弊がありますね。


じょにー「君は何をしているんだい?」


グラサンかけたいぬがいました。

いぬ「地上に出てのフィールドワークさ。」

いぬ「実地のことを知らないやつは
    
   科学者とは言わないのさ。」


いぬ「ちょっとおいで。」


じょにーは、いぬについて行きました。
<>
◆EVhmZi554U<>saga<>2013/01/13(日) 21:33:34.77 ID:vsJ/YWEk0<>
時を同じくして。

ことり「……」

ねこ「…」

ことり「はい。あなたは地獄行きです。」



ことりさんが、死者をあまりにも手際よく分けたので、

地獄にはねこ。

天国にはその他という構図が出来上がっていました。


かみ「差別など、せんようにな。」

かみ「善人を天国へ。」

かみ「悪人を地獄に送るのじゃ。」


ことり「はい、わかってます神様。 わたしをころしたねこ等は、地獄行きに決まってます」

ことりがそう優しく微笑むので、神様は何も言えませんでした。
<>
◆EVhmZi554U<>saga<>2013/01/13(日) 21:39:30.54 ID:vsJ/YWEk0<> 一旦、ここまで。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/01/13(日) 23:47:51.79 ID:zSDxiLyEo<> おお…… <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/01/16(水) 20:52:07.09 ID:p1gEExrJ0<> 続き気になる
はよ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/01/25(金) 22:34:45.36 ID:/F0/EKmX0<> 需要あるよー



俺には <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/02/02(土) 15:36:21.90 ID:ZFKHEgDd0<> マダー? <>