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HTML化した人:lain.
根暗っ子「剣と魔法と便所飯」
1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2013/01/30(水) 21:32:16.53 ID:cbewHKEUo
ネクラ「王立魔法学園、北校舎4階。西側トイレ」

ネクラ「死霊が出没するという噂から、他の生徒達はあまり近寄りたがらない」

ネクラ「つまりネクロマンサーの私が、便所飯をするには格好のスポット」

ネクラ「ふふふ・・・・・・」

???「おい、こら」

ネクラ「ひ、ひゃあっ!?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1359549136
2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2013/01/30(水) 21:37:57.78 ID:cbewHKEUo
ネクラ「だ、だれですかっ!?いつの間にこの個室トイレに!?」

アクマ「俺様は悪魔だ。いまより昔、かれこれ100年程前からここにいる」

ネクラ「あ、悪魔!?学園の中にモンスターが!?」

アクマ「モンスターだと?不躾な。俺様を、そんじょそこらの有象無象と一緒にするな。

     だいたい、お前こそ誰なんだ。眠りを妨げやがって」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2013/01/30(水) 21:41:54.26 ID:cbewHKEUo
アクマ「そもそもトイレというのは、飯を食う場所じゃないんだ。さっさと出ていけ」

ネクラ「い、言われなくともっ!!おじゃましまっ…」

アクマ「いや、ちょっと待て」

ネクラ「へ?」

アクマ「お前、可愛い顔をしているな。処女をよこすが良い」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2013/01/30(水) 21:46:09.70 ID:cbewHKEUo
ネクラ「しょ、処女!?な、なんで分かったの!?」

アクマ「悪魔はなんでもオミトオシなのさ。ほら、魔女というのは皆、悪魔に処女を捧げるものなんだぜ?さあ脱げ」

ネクラ「あ、あのう」

アクマ「?」

ネクラ「あなた、女の子。ですよね」

アクマ「そう見えるか?」

ネクラ「はい」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2013/01/30(水) 21:55:16.00 ID:cbewHKEUo
アクマ「悪魔には元々、性別などはない。たまたま、人間の女を模したというだけだな」

ネクラ「ほ、ほう」

アクマ「このトイレに封印されて以来、何も食っていない。処女を奪えば、魔力が回復するのだ。はやく脱げ」

ネクラ「と、とにかく!お断りします」

アクマ「無駄だ。扉は閉ざした」

バキンっ!

アクマ「っ!!」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2013/01/30(水) 21:59:37.24 ID:cbewHKEUo
ネクラ「さようならー!!」

アクマ「……力が衰えているとはいえ、悪魔の力を退けるとは」

アクマ「まあいい。策はすでほどこした」

――――――――――――――――――――――――――

授業中


ネクラ「……はあ」

ネクラ「結局ご飯食べれなかった」

ネクラ「散々な目にあったわ」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2013/01/30(水) 22:06:30.18 ID:cbewHKEUo
アクマ『おい』

ネクラ「ひいっ!!」

教授「そこ、うるさいぞ」

ネクラ「す、すみません」

ネクラ「(な、なんであなたがここに!?)」

アクマ『別に、此処にいるわけではない。お前の頭の髪飾りに思念を憑りつかせた』

ネクラ「(ちょっ…いつの間に)」

アクマ『外そうとしても無駄だ。なにせ、それは呪いの証なのだからな』
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2013/01/30(水) 22:11:37.08 ID:cbewHKEUo
ネクラ「(の、呪い!?)」

アクマ『ああ。お前にとって、最もやっかいな呪いをかけてやった』

ネクラ「(なんですか!?)」

アクマ『卒業までに、学園の生徒100人と接吻をすることができなければ、魂と処女を失う呪い』

ネクラ「は!!?????」

教授「廊下に立ってなさい」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2013/01/30(水) 22:16:29.10 ID:cbewHKEUo
ネクラ「ちょ、ちょっと!この学園、女子校なんですよ!?」

アクマ『そんなこと、知ったこっちゃない。それが難しそうだなあと思って、かけてやった』

ネクラ「そんなあ……」

アクマ『お前が接吻をすることによって相手から生気を奪い、俺様は力を取り戻す

    仮にお前が誰とも接吻をしなかったとして、その時はお前の魂と処女を頂く

    我ながらグッドアイデアだな』
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2013/01/30(水) 22:21:19.38 ID:cbewHKEUo
アクマ『一応、契約みたいなもんだからな。お前に付きまとって色々アドバイスしてやるよ

    ありがたく思え』

ネクラ「死んだ方がマシだー」

アクマ『人間ってのは生きてナンボだぜ?がんばれよ』

ネクラ「悪魔がいっても説得力ありません!!」

アクマ『これから二年間の付き合いなんだ。そう邪見にするなよ』

ネクラ「いきなり馴れ馴れしい……」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2013/01/30(水) 22:23:39.35 ID:cbewHKEUo
ネクラ「私、ネクロマンサーなんですよ?キスする相手はおろか、友達すらいませんよ」

アクマ『だが、お前は優秀だ。悪魔の魔法を容易く解除するとは』

ネクラ「優秀なだけじゃ友達はできませんよ」

アクマ『そうなのか。人間というのは面倒くさいな』
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2013/02/02(土) 21:05:37.76 ID:JtVmeIPHo
つづきはよ
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2013/03/14(木) 01:23:41.70 ID:FSkE0Cr8o
まだかしら



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