VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/02/11(月) 02:14:39.73 ID:VSAa8yCa0<>
友「で、呼び方はどんなのがいいんだ?」
男「そうだなぁ…無難にお兄ちゃんかな」
友「無難すぎないか?もう少し捻った感じのほうがいいだろ」
男「たとえば?」
友「おにぃとか、あんちゃんとか」
男「おにぃはちょっとないなぁ…」
友「じゃサバサバした感じで兄貴とかはどうだ?」
男「いいじゃん。ボーイッシュな感じで好感もてるよ」
友「呼び方は決まったな。じゃ後は性格か…」
男「ボーイッシュじゃ駄目なのか」
友「呼び方通りじゃつまらないだろ?」
男「じゃブラコンで甘えまくりな妹で頼む」
友「了解」
男「それじゃちょっと俺のこと呼んでみて」
友「分かった」
友「兄貴ぃ……」(裏声)
男「oh」
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<>男「なぁ俺の妹になってくれよ」友「あぁいいぞ」
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/02/11(月) 02:15:19.34 ID:VSAa8yCa0<>
男「やっぱ駄目だわ。お前男だもん」
友「え?いい感じだと思ったんだけどな」
男「駄目駄目。トリハダすごいよ」
友「じゃどうするんだよ。俺以外に妹役いないぞ?」
男「お前の友達でいないのか?俺の妹になってくれそうな奴」
友「少なくとも俺の友達にそんな変人はいないな」
男「困ったな…俺にもそんな友達いないしな…」
友「そうだな……お前友達いないしな……」
男「……」
友「となりのクラスの田中は?あいつ意外と妹キャラかも」
男「田中って男じゃん」
友「意外と可愛いかも」
男「お前、もしかしてそっち系なのか」
友「いや?客観的に、いや女の目線に立って言っているだけだって」
男「女の目線から見たら田中は可愛いのか?」
友「あぁ間違いないね」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/02/11(月) 02:15:55.33 ID:VSAa8yCa0<>
友「お。丁度田中こっちに来たぞ」
男「やめとけって。俺話したことないぞ」
友「おーい田中」
男「ちょ」
田中「ん?何か用」
友「あのさ、こいつの妹になってくれない?」
男「どうも、お兄ちゃんって呼んでくれ」
田中「はぁ?」
田中「久しぶりに声かけたかと思ったら何てくだらないことを……」
友「中学以来だなぁ田中」
田中「同じ高校なのにめったに会わないから本当だね」
男「なんだ友。田中君と友達だったのか」
田中「ただの元クラスメイトだよって…男君…だったっけ?」
男「あぁお兄ちゃんって呼んでくれても構わないよ」
友「それか兄貴な」
田中「ずいぶん図々しいんだね。男君は……」
男「おかげで高校始まっても全然友達できなくて困ってるよ」
友「こいつの会話はいろいろ着いて行けないことが多いからな」
男「その口が言うか」
田中「二人とも仲良さそうでなによりだ」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/02/11(月) 02:16:40.33 ID:VSAa8yCa0<>
友「それで、どうしたらこいつに妹できると思う?」
田中「それは男君のお母さんの頑張りによるんじゃないかな…」
男「あー…うちの母親もういないんだわ」
田中「あっ…ごめん」
男「ま、小さいことの話だし気にしなくてもいいから」
友「じゃ頑張ってもらうのはお父様のほうだな」
男「そうだよな…再婚して義兄妹という夢のような家族が…」
田中「そんなに簡単なことじゃないと思うけど…」
男「でもうちの父親もいま単身赴任で海外なんだよなぁ」
友「お前一人暮らしだったのか」
男「いや、姉貴がいるから」
友「おい」
田中「おい」
男「ん?」
友「いいじゃないか。姉貴がいるんだろ?妹いらないじゃないか」
男「馬鹿野郎。姉と妹じゃ全然違うだろう」
田中「いや、家族に女兄弟がいるって時点で相当羨ましいけど…」
男「俺は妹が欲しいんだよ!ばっちり甘えられたいんだ!」
友「じゃ姉に妹役を頼めよ」
男「その手があったか」
田中「それでいいのか……」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/02/11(月) 02:17:19.62 ID:VSAa8yCa0<>
男宅
男「ただいま」
姉「お帰りー」
男「帰ってくるの早いね」
姉「午前中で終わった」
男「またサボりか」
姉「大学はそんなもんなの」
男「気楽でいいねぇ」
姉「そのうちわかるさ」
男「そういえばさ」
姉「ん?」
男「姉貴、俺の妹になってくれない?」
姉「えっと…ん?」
男「いや、俺の妹になってくれないかなーって」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/02/11(月) 02:17:55.59 ID:VSAa8yCa0<>
―事情説明中―
姉「あんたの妹に対する情熱は理解したよ」
男「さすが姉貴、話が分かるぜ」
姉「だがな弟ちゃんよぉ…あんたはわかってないな…」
男「なにがだ?」
姉「数年間、共に姉と暮らしてきたお前に私の妹が通用するかな…?」
男「はっ…俺は妹なら愛せると誓うぜ…」
姉「いい目だ…闘う男のいい目をしている」
男「御託はいい。さっさときやがれ」
姉「ふっ…じゃいくぞ」
男「来い」
姉「おにぃちゃん♪だぁいすき」キャピピピピピーン
男「ぐふっ!!!」
姉「ねぇおにぃちゅわぁん♪」
男「や…やめてくれ俺が悪かった…」
姉「お・に・い・ちゃん♪」
男「ごめんなさい。僕が悪かったです」(涙目)
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/02/11(月) 02:18:37.33 ID:VSAa8yCa0<>
姉「なんだよ。まだこれからじゃないか」
男「まだ鳥肌が収まらない…あれはなんだったんだ」
姉「どう?愛でたくなった?」
男「殴りたくなった」
姉「だろう?肉親の兄妹関係なんてそんなものさ」
男「しかし、俺は妹をあきらめないぞ…!」
姉「こうなったら誰か他人に妹になってもらうしか手はないようだね」
男「手伝ってくれるのか」
姉「めんどうくさいから嫌だ」
男「なんだよケチ」
姉「だが、弟ちゃんを見ていて私も妹が欲しくなってきたな…」
男「だろ!?なぁ手伝ってくれよ」
姉「自分で頑張るんだな」
男「ぐぬぬ」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/02/11(月) 02:19:10.12 ID:VSAa8yCa0<>
次の日
友「で、うまくいったのか」
男「駄目だ。やはり本物の兄妹だと駄目だということが分かった」
友「じゃどうするんだよ」
男「この学校で妹を探す」
友「その目…本気だな…」
男「あぁ…俺は探し出してやるよ」
男「たった一つの妹を……!!」
完
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/02/11(月) 02:19:38.65 ID:VSAa8yCa0<> 力尽きた <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/02/11(月) 02:53:48.18 ID:RXJ+rgi8o<> おいおい
第一章の終わりだよな? <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/02/11(月) 06:55:47.30 ID:PcrlldmT0<> おいおい、これをここで終わらすのはもったいないぞ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/02/11(月) 07:47:59.02 ID:M9OfwgvSO<> すまん、最後の一文字が見えない
だから続けるんだ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/02/11(月) 09:26:19.91 ID:iWW9sZilo<> お前ならいける <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/02/11(月) 09:36:24.87 ID:Lr9FtVkto<> 打ち切りは許さないぞ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/02/11(月) 12:51:04.33 ID:9V8o4Nk2o<> まだ始まったばっかりだろ <>