VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2013/02/25(月) 22:44:58.71 ID:zn8Lfl/z0<>
──昔、憧れたものがあった。
それはヒーローと呼ばれるものの類。
──やがて成長するにつれそれは叶わぬ事だと知って絶望した。
そして妄想などを知り、架空の世界で俺は勇者になっていた。
──だが現実はそうあまくない…世間ではソレを中二病と呼ぶらしい。
ソレは周りから痛いなど冷たい眼差しを向けられる。
だから僕はソレを隠して生きてきた。いや、今も隠している。
二○一三年、春。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1361799898
<>男「…妄想が…現実に」
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/02/25(月) 22:48:15.17 ID:3roIHu2IO<> ギガロマですか? <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2013/02/25(月) 22:48:45.77 ID:zn8Lfl/z0<>
男「今日も何も変わらぬ…何も変えられん一日…か」
男「…学校行きたくねー、学校なんてなくなればいいのにー!」ジタバタ
友「おーい、上で騒ぐな」
男「お前が二段ベットの下じゃなきゃ眠れないのが悪いんだろ」
友「体質はなおしようがねぇ」
男「治す気ないくせに」
友「わりぃか」
男「いいや、べっつにー」
友「それより早く着替えろ、寮長に怒られるぞ」
男「それは勘弁だね」
友「じゃあ着替えろ」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2013/02/25(月) 22:49:34.67 ID:zn8Lfl/z0<> >>2 ギガロマ? <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/02/25(月) 22:52:51.55 ID:LNJ2/Pqf0<> >>4カオスヘッドの
ギガロマニアックスノのことじゃない? <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/02/25(月) 22:54:26.84 ID:3roIHu2IO<> Chaos;HeadというADVがありまして…
それはいいとして続けろ下さい <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2013/02/25(月) 22:55:22.59 ID:zn8Lfl/z0<>
男「あいよっ!」
===
三年B組み
委員長「起立」
委員長「礼…直れ、着席」
先生「相変わらずこのクラスは硬いね、先生がひとり浮いてるよ」
委員長「先生、授業を」
先生「…はぁい」
先生「…男!」
男「(え、何?!)はい」
先生「……委員長怖いよね?」
男「(同意を求めるなー!)……いえ」
委員長「男君…今の間は何?」
男「なんでもありません。この教師の戯言を無視しようか考えていただけです」
委員長「そう」
先生「俺もう教師やめようかな」
男(やめるなー!だめだ、あんたがやめたらこの学校は軍みたいになる!!)
先生「…男…そんなに期待の眼差しで……そんなにやめてほしいのかぁ」ブワッ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/02/25(月) 22:57:13.59 ID:B+T4Oe1fo<> 支援 <>
カオスヘッドは知ってるよ。アニメだけ<>saga<>2013/02/25(月) 22:58:34.31 ID:zn8Lfl/z0<>
放課後
男「…なぁ友」
友「なんだい男」
男「…いや、なんでもない」
友「そうかい、それはそうと宿題は終わらせたのかい?ゲームばかりやってるとテストに響くよ」
男「終わらせた」
友「この秀才め!」
男「はいはい…さて」
友「どこか行くの?」
男「…昼寝」
友「いまはもう夕方だ……飯の時間になったらおこすからな」
男「ん」
──俺の心が休まる時間…それは
妄想の時だ! <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2013/02/25(月) 23:02:00.60 ID:zn8Lfl/z0<>
男『……はっ!』
女神「お目覚めか…勇者、男よ」
男『あぁ…女神…今日も大変だったよ』
女神「そうかえそうかえ…して、どんな事があったのだ?」
男『先生がネガティブになって、委員長が怖くて、クラスのみんなが軍人なの』
女神「そうかえそうかえ…大変だったの」ナデナデ
男『うん…女神だけだよ…俺の悩みを聞いてくれるのわ』
女神「妾は勇者だけの女神じゃ…何もおか──おが──おげぐあ」
男『…めが…み?』
女神「ゆ…じ…ぐあ」
男『お、おい…どうしたんだ…おい?』
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2013/02/25(月) 23:06:48.33 ID:zn8Lfl/z0<>
パッ
男「な、なんだ!?いきなり真っ暗に……」
男「ん…?なんだ…あの光…」
──誰しも憧れを抱くものがある。
それは人によって様々だ。
だが、それの大半は叶わぬまま、人は諦める。
もしくは夢を忘れる。
そうして人は人生を歩き続け、死して終を告げる。
「夢は諦めなければ叶う」そう言った人は本当に夢を叶えただろうか?
でも僕は知っている。夢を信じ続け、叶えた人を。
それは───。
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2013/02/25(月) 23:19:26.92 ID:zn8Lfl/z0<>
──光の方向へ歩いて行った。
長かった…いや、短かった?それはわからない。
だがたどり着いた光に。
そこには何もなかった。ただ、穴があった。
僕はその穴を見ていた。すると光が僕を包み込むように広がった。
まぶしさで目を閉じた僕が次に目を開けると、
景色が変わっていた。
男「…なん………だ?ここ」
──周りには古風な服をきた人々がワイワイと賑わっていた。
僕はその中にひとり立ち尽くしていた。
何が起こったかわからない。今自分がどうしてここに立っているか。
そもそも僕は今まで妄想の中で女神と話していたはずだ。
そんなことを考えていると一人の少女が話をかけてきた。
少女「どうしたの?こんな所に立ち尽くして」
僕の顔を覗き込むように見てくる少女。
彼女は不思議そうに僕のことをジッ、と見つめている。
男「…あ、あぁ…えっとtね君は?」
少女「私?私は少女だよ、君は?」
男「俺は…男だよ」
少女「よろしく」
男「あぁ…よろしく」
少女「で?なぜこんなところで立ち尽くしているの?」
男「…さぁ」
少女「?へんなの」
口に手を当て、クスクスと微笑む。
それに合わせ僕も苦笑してしまう。 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2013/02/25(月) 23:25:54.55 ID:zn8Lfl/z0<>
しばらく二人で話したあと、少女が「暇なら一緒に来ない?」と行ったので、
彼女の家に行くことにした。
少女「いらっしゃい」
男「おじゃまします」
家に入ると小さい子が三人、奥の方から出てきた。
弟「あれー?姉ちゃんカレシー?」
妹2「カレチー?」
妹「シッ!…おねえちゃん…この人は?」
少女「街であったの、なんか困ってたみたいだから連れてきたの」
僕は困ってたみたいに見えたのか。
確かに困ってはいた。というか混乱していた。
男「ありがとね」
少女「ううん、きにしないで」
妹「さ、どうぞ」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2013/02/25(月) 23:32:04.37 ID:zn8Lfl/z0<>
奥に入っていくと二人の大人がいた。
おそらく、いや、確実にこの子達の両親だろう。
父「?その子は?」
少女「友達」
僕はいつから友達になったのだ?
どうやら彼女は説明がめんどくさいようだ。
僕は一礼して、自己紹介をした。
男「どうも、男です」
父「そうか…まぁゆっくりしていってくれ」
母「よろしくね」
少女が横にで手招きをしていたので、
もう一度、一礼をして彼女についていった。
その時だった。突然視界が歪んだ。
男「がぁっ!…なん…だ?」
激しい頭痛に襲われる。
頭を両手で強く押さえつける。
少女「……」
結構な大きさの声を上げたはずなのに少女は気づかない。
痛みは更に増す。
痛みに耐えきれず僕は意識を失った。
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2013/02/25(月) 23:34:39.14 ID:zn8Lfl/z0<>
すみません。
書き溜めがないもので。
今日は一旦… <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/02/25(月) 23:41:15.34 ID:FrbVIbH/o<> (お、カオへスレか?) <>