名無し<>saga<>2013/06/20(木) 16:29:22.23 ID:vfWrwaRS0<>※本編とは全く関係ないオリジナルです
※短編(?)です
※ナレーション(?)の視点が変わるかもです
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1371713362
<>リヴァイ「…」
名無し<>saga<>2013/06/20(木) 16:33:34.01 ID:vfWrwaRS0<> いつからだろう…
リヴァイがあんな状態になったの
…ペトラたちが死んだ日
多分その日からだと思う
ハンジ「リヴァイ…会議始まるよ」
リヴァイ「…」
ハンジ「…先に行っとくね」
リヴァイ「…」
ハンジ「…」スタスタ
リヴァイ「…」ガタッ
なんにも喋らなくなってしまった
…というより感情をなくしてしまった
本当に動く抜け殻みたいだ <>
名無し<>saga<>2013/06/20(木) 16:35:49.92 ID:vfWrwaRS0<> エルヴィン「索敵班のメンバーは…」
リヴァイ「…」
ハンジ「…」
いつもならここでも発言する
…しなくても頷いたりなんらかの仕草はある
でも何も動かない
エルヴィン「…」チラ
リヴァイ「…」
エルヴィン「では、索敵班のメンバーは…」
エルヴィンも今のリヴァイの状態をわかっている
分かっていても…何もできない <>
名無し<>saga<>2013/06/20(木) 16:38:07.32 ID:vfWrwaRS0<> リヴァイは訓練の時だけ体を動かす
リヴァイ「…」ザシュ
いつもの立体起動の訓練なら声を出していた
旧リヴァイ班のときは生き生きしていた
…ただ、今は作業をしているみたいだ
目が死んでいる
リヴァイ「…」
終わったらすぐに自分の部屋に戻る ノックをしても返事をしない <>
名無し<>saga<>2013/06/20(木) 16:40:17.27 ID:vfWrwaRS0<> ごはんの時間でも出てこず、毎回モブリットが
モブリット「兵長…置いときますね」
と、返事のないのをわかっていながら言って飯を置いていく
そして飯を食べ終わり見てみると少ししか減っていない
…最近やつれている
人類最強の精神がここまで折れた…その理由は2つある <>
名無し<>saga<>2013/06/20(木) 16:42:50.10 ID:vfWrwaRS0<> 1つ目は今までのリヴァイ班の中で1番まとまっていて仲が良かった
本人は気づいていない…いや、気づかないようにしていたのか
リヴァイはペトラが好きだった
それはペトラも同じだった
だが2人ともそのことを口に出さずに生活していった
また、グンタ エルド オルオもバカだがいいやつばかりだった
…それをたった1回の壁外調査でなくしてしまった <>
名無し<>saga<>2013/06/20(木) 16:46:48.02 ID:vfWrwaRS0<> それが2つ目の理由だった
普通ならリヴァイ班が全滅などあり得ることではない
リヴァイ班はいつもトップレベルのメンバーだ
今回も4人の成績は討伐補佐も含め199体という膨大な戦力
…その4人が知能があるとはいえたった1体の巨人に殺されてしまった
愛する者 共に過ごした気の良いバカ…それら1時間ほど離れただけで殺された
…心の傷はとてつもなく深いはずだ
リヴァイ班が全滅したのは今回だけではない
…だが今回のメンバーは…
,,,,
良すぎた…
<>
名無し<>saga<>2013/06/20(木) 16:52:23.21 ID:vfWrwaRS0<> そう良すぎたのだ…
リヴァイはなかなか笑わないが、あいつらといた日はいつも笑っていた
…そいつらを奪われたのだ
原因はこれだろう 間違いなく
…いや、もう1つあった
…自分だけ生き残ったことだろう
あいつらを守れなかった
自分だけ生き残った
この2つの罪悪感と後悔だろう
リヴァイはこの2つの気持ちに帰られてしまったのだ
〜リヴァイの部屋〜
リヴァイ「…」 <>
名無し<>saga<>2013/06/20(木) 16:52:50.83 ID:vfWrwaRS0<> ここまで 夜再投下 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/20(木) 16:57:49.82 ID:T8GGlwOOo<> 兵長‥ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/20(木) 17:34:09.40 ID:ZUwfNbV2o<> 理由が一つなのか二つなのか三つなのか
断定なのか予想なのかはっきりしてくれ <>
名無し<>saga<>2013/06/20(木) 17:58:03.67 ID:vfWrwaRS0<> >>11 3つです 書いた後もう1つ思い浮かんで…すいません
再開 <>
名無し<>saga<>2013/06/20(木) 18:01:15.21 ID:vfWrwaRS0<> いつからだろう…
こんな自分になったのは…
…何にもしたくなくなった…やる気がなくなったのは…
夢に出るのはあいつらのことばっかりだ…
…………………………
だが俺には1つ目的がある…
巨人を殺すこと
<>
名無し<>saga<>2013/06/20(木) 18:03:45.93 ID:vfWrwaRS0<> …今までしてきたことなのに…
何故だが殺したくなる…
多分今巨人と出会えば理性を失うだろう…
キョジンヲコロシタイ
…今俺の心の中はこれで満たされている <>
名無し<>saga<>2013/06/20(木) 18:08:39.64 ID:vfWrwaRS0<> もうすぐ第58回目の壁外調査だ…
それまでに…万全な状態でいなければな…
死わ…なぜだか全く怖くなくなった
やっとだ…やっと…
キョジンヲコロセル <>
名無し<>saga<>2013/06/20(木) 18:11:41.95 ID:vfWrwaRS0<> 〜壁外調査前日〜
リヴァイ「…ふっ!」ザシュ ザシュ
ハンジ「…エルヴィン…リヴァイやけに気合入ってるね」
エルヴィン「…明日は壁外調査だからな」
エルヴィン「…何かを償いたいのか」ボソッ
ハンジ「え?」
エルヴィン「…いやなんでもない」 <>
名無し<>saga<>2013/06/20(木) 18:17:14.20 ID:vfWrwaRS0<> リヴァイ「…」
部屋に帰り椅子に座る
眠気は全く来ない 腹もすかない
興奮しきっている
全身が熱い
リヴァイ「…まっててくれ皆…」
リヴァイは一睡もすないまま朝を迎えた <>
名無し<>saga<>2013/06/20(木) 18:27:29.40 ID:vfWrwaRS0<> 壁外調査が始まった
エルヴィンが考えた陣形はいかに巨人と戦わないか
だが俺は巨人を殺したいから索敵班にいる
モブ「2時の方向に巨人3体!7m級と12m級2体!」
モブ「…やばいな」パン
リヴァイ「…!!!」ダッダッダ
モブ「兵長!?」
無意識に動いていた
気づいたら巨人は3体とも死んでいた
…なぜだか快感を覚えていた
モットコロシタイ
<>
名無し<>saga<>2013/06/20(木) 18:31:33.87 ID:vfWrwaRS0<> それから俺は巨人を殺しまくった
多分1人で30体は狩っただろう
ガスは尽き 刃はぼろぼろになっていた
そこにエルヴィンが
「撤退だ、戻れ!」
俺は心の中で舌打ちしながら従った
今回は大幅に行路を確保できたし死人も限りなく少なかった
リヴァイが索敵班で大活躍したおかげだった
ガスと刃を補給し撤退を開始した <>
名無し<>saga<>2013/06/20(木) 18:36:36.64 ID:vfWrwaRS0<> 町に帰還
町民「おお、今回は死人が少ないな…」
町民「ああ、流石は調査兵団だ」
勝手なことばかり言う町民
…お前らに俺の気持ちがわかるか…
!!!
あれは……
ペトラの父親 <>
名無し<>saga<>2013/06/20(木) 18:43:05.62 ID:vfWrwaRS0<> …ペトラの父親の顔を見た瞬間驚愕した
…なんて目をするんだ
憐れむような目…たまらなくなった
怒鳴りそうになったがなんとか気持ちを落ち着かせた
後ろから冷たい目線を浴びている気がした
…それはまるで巨人を殺している俺を否定するかのような目だった <>
名無し<>saga<>2013/06/20(木) 18:47:56.51 ID:vfWrwaRS0<> 〜リヴァイの部屋〜
死にたい
生まれて初めてそう思った
あの目を思い出すたびに吐きそうになった
リヴァイ「…」
涙が出てきた
何に対しての涙かはわからない
でも止まらなかった
泣き止んだころには腹が減っていた
久しぶりに腹が減った気がする
扉を開けて飯を取ろうとすると
手紙があった <>
名無し<>saga<>2013/06/20(木) 18:51:04.15 ID:vfWrwaRS0<> リヴァイへ
南の丘に
私とエルヴィンで墓を作った
明日行ってやれ
ハンジ
リヴァイ「…」
リヴァイ「…あいつらの…墓」
飯を平らげたあとすぐに墓に向かった
<>
名無し<>saga<>2013/06/20(木) 18:53:21.70 ID:vfWrwaRS0<> 墓についた
左から エルド グンタ オルオ
…そしてペトラ
リヴァイ「エルド、グンタ、オルオ、ペトラ」
自然に声が出ていた
言い終わった後 また泣いた
…胸がいっぱいになった <>
名無し<>saga<>2013/06/20(木) 19:05:00.62 ID:vfWrwaRS0<> リヴァイがいない
探しても見つからない
ハンジ「…あそこか」
墓についた
見るとリヴァイが泣いている
声はかけない
ハンジ「…戻ろう」 <>
名無し<>saga<>2013/06/20(木) 19:23:56.55 ID:vfWrwaRS0<> 墓の前に花が植えてあった
ヒルガオ 花言葉は絆
リヴァイは顔を上げた
リヴァイ「…戻るか」
完 <>
名無し<>saga<>2013/06/20(木) 19:24:27.29 ID:vfWrwaRS0<> 駄文すいません m(__)m <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/20(木) 19:27:27.62 ID:FViS0zjSO<> これはいい <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/20(木) 19:32:55.75 ID:ZUwfNbV2o<> 次があるならもっと推敲してから貼ってくれ
例えば>>13とか>>25とかどっちやねんってなる <>
名無し<>saga<>2013/06/20(木) 19:33:56.33 ID:vfWrwaRS0<> >>29 すいません 文抜けてるの今気づいた… 申し訳ない <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/20(木) 20:19:46.15 ID:u+f5XNMDO<> 乙。ウルッときた… <>