VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/29(土) 21:38:21.35 ID:sBku1XE50<>・進撃の巨人

ミカサが食料事情を向上させるお話です。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1372509501
<>ミカサ「…麦?」 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/29(土) 21:40:22.34 ID:yLX7ZCgFo<> ギギギ・・・・・・ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/29(土) 21:41:57.76 ID:NwbsGBC40<> 米のほうが麦より単位面積当たりの収穫量多いんだよな、条件厳しいけど <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/29(土) 21:47:31.24 ID:lfZAKziCo<> …妻?にみえたww <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/29(土) 21:51:49.42 ID:sBku1XE50<> ミカサ「リョーサイケンボ?」
ミカサ母「そうよ。お母さんのお母さんから教えてもらった言葉よ。」
ミカサ母「夫を影から支えられるのがよい妻だったのね。」
ミカサ母「ミカサがお嫁さんになるまでにいろいろと教えるからね。」
ミカサ「うん!」
ミカサ母「まずベッドの中で…」
ミカサ父「おーい、かあさーん!?」

・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/06/29(土) 21:54:48.37 ID:lhrpjyce0<> アッカーマン訓練兵に幸せが訪れるのかと <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/29(土) 21:56:39.69 ID:I72vEqn0o<> 妻も麦もどちらも興味深い <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/29(土) 22:14:39.36 ID:sBku1XE50<> ミカサ「(夢を見た。まだお父さんとお母さんがいた時の)」
ミカサ「(よい妻になるためには夫を影から支えるか…)」

ーー朝 食堂にて

ミカエレアル「いただきます」

サシャ「変わったあいさつですね。どういう意味ですか」モグモグ

エレン「ああ、昔ミカサに教えてもらったんだ。食べる事は命を貰うことだって」

アルミン「神様じゃなくて、その命そのものに感謝するんだって」

サシャ「私たちが森や獲物に感謝するのと同じですね!」ゴクン <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/29(土) 22:27:08.80 ID:sBku1XE50<> ミカサ「(エレンを影から支えるには?立体機動について教える?)」

サシャ「ミカサ?食べないならいただきますよ?」チョウダイ

ミカサ「(私が教えてもエレンは喜ばないだろう、弟扱いしているつもりはないのに)」

エレン「おい、サシャ!人の分を勝手に食うなよ!」

アルミン「そうだよ、みんなお腹は空いているんだ。ミカサ、僕の分を半分食べてよ」

エレン「まったく、ミカサもサシャを前にぼーっとしてんなよ。ほら俺のも半分」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/29(土) 22:57:06.66 ID:sBku1XE50<> ミカサ「ふたりともありがとう。」

ミカサ「けれどサシャ?あなたの故郷では仲間からも獲物を横取りするの?」

サシャ「ひぅ、そんなことはしません…」

ミカサ「そう、なら私は仲間とは思われていないのね」

ミカサ「ごちそうさまでした」

アルミン「まってよ、ミカサ!」

サシャ「うぅ…」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/29(土) 23:13:49.64 ID:sBku1XE50<> 現在勝手に付け加えた情報

ミカサ母は東洋の不思議な島国出身。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/29(土) 23:34:46.84 ID:sBku1XE50<> ーー対人格闘訓練

ミカサ「(サシャは狩猟の村の出身、おそらく獲物が獲れない日が続く恐怖を知っている)」

クリスタ「私からならず者をやるね!」

ミカサ「(量は少ないけれど、定期的に食べられる今の状況にはまだ馴染めてないのだろう)」

クリスタ「やー!あれ?」グルンパターン

ミカサ「(しかし、このままでは誰かのパンが奪われ続ける)」

クリスタ「いたっ、くない。けど動けない。ミカサ、これ何?」

ミカサ「(そして、お人好しのエレンがパンを分け与えるだろう…)」

クリスタ「おーい、ミカサ?」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/29(土) 23:40:02.84 ID:sBku1XE50<> ミカサ「(サシャは間接的にエレンのパンを奪っている!)」

ミカサ「クリスタ、体重が減っている。自分の分は食べなければいけない。」

クリスタ「うん?(完全に上の空だったんだ…)」

ミカサ「今のは私のお母さんから教わったもの。自分より大きな人間に対抗するための技術、なので今からそれを教える」

クリスタ「うん!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/29(土) 23:42:24.32 ID:sBku1XE50<> ーー昼 食堂

クリスタ「でね、動けないのに痛くないの!これなら思い切りやっても相手の人は怪我をしないよね。すごいでしょ、ユミル?」

ユミル「へーへー、クリスタ様はお優しいことで。けどそれだけじゃダメだぞー」

ミカサ「(そう、やさしさだけで問題は解決しない。このままではエレンはいたずらに体力を消耗するだろう)」モグモグ

ミカサ「(向こうではエレンたちサシャに何かを話している。おそらく今朝のことだろう。)」ゴクン

ミカサ「(エレンに私の分を食べさせる。直接的だし、おそらくエレンは拒否するだろう)」

ミカサ「(夫は影から支える…。そう、エレンの代わりにサシャに食べさせれば、結果としてエレンの食事が確保できる)」

ミカサ「(今朝から考え過ぎた、何か甘いものが欲しい)」

クリスタ「今日のミカサは静かだね?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 00:30:08.63 ID:9KAU4qHm0<> ーー立体機動訓練

ミカサ「(午後が立体機動訓練でよかった、これでゆっくり考えられる)」パシュ

ミーナ「ミカサ危ない!」

エレン「ミカサ、ぼーっとしてんじゃねぇ!」

ミカサ「(次の休日に、市場で食料を確保しよう)」スルリクルーン

ミーナ「嘘?なんで避けられるの?」

キース「(自身の動線を目で追っていないだと?)」

キース「(アッカーマン訓練兵はこれほどの逸材とは)」

ミカサ「(遠目の目付ー)」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 00:40:52.90 ID:9KAU4qHm0<> ーー夕方 浴場

ミーナ「ミカサ、今日の訓練すごかったね!私ぶつかっちゃうかと思った」チャプーン

ミカサ「視線のとり方にコツがある、ので、また一緒に訓練をしよう」

ミーナ「わー、ありがとうミカサ!けど体がついていかないかも」

ミカサ「そんなことはない。ミーナも確実に強くなっている」モミモミ

ミーナ「ちょっとミカサ?んっ」

ミカサ「胸は、筋肉がついた分少し大きくなっている」モミモミ

ミーナ「あぅ、ちょっと」

ミカサ「腰は、以前より引き締まっている」サスサス

ミーナ「ひゃん、ミカサぁ」

ミカサ「尻は、ちょうど良いさわり心地」ワシヅカミ

ミーナ「さわり心地!?鍛えられているとかは?」

アニ「よかったじゃないか、ミカサのお墨付きだ」サワサワ

チョットアニマデ ヤイノヤイノ

ミカサ「(細くはなっている、けれど脂肪が落ちただけのようだ)」

ミカサ「(サシャはどうだろうか?)」

ミカサ「(これは!)」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 00:44:33.40 ID:9KAU4qHm0<> ミカサ「(明らかに細っている)」

ミカサ「(人の分まで食べているにも関わらず、なぜ?)」

ミカサ「(明日はサシャ連れて市場へ行こう)」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 01:38:05.04 ID:9KAU4qHm0<> ーー夜 食堂

サシャ「ミカサ、ここいいですか?」

ミカサ「どうぞ」

サシャ「今朝はすみませんでした。勝手にミカサのパンを食べてしまって」

サシャ「お腹が減ると我を忘れてしまって。お詫びに、半分どうぞ」

ミカサ「どうも(本当に半分だ)」

サシャ「謝れてよかったです。(エレンたちのお陰ですね)」

サシャ「これだけでは悪いので、明日の休みに一緒に市場に行きませんか?」

サシャ「一緒に食事をしましょう」

ミカサ「ええ行きましょう(以外、サシャの方から)」

サシャ「おおき、いえ、ありがとうございます」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 07:39:27.02 ID:9KAU4qHm0<> ーー休日 市場

サシャ「見てくださいー、食べるものがたくさんありますよ!」

サシャ「ミカサいかがですか?くらっべ?川にいる虫ですかね」モグモグ

ミカサ「ありがとう(休日もこれだけ食べているの?なら体重減少の原因は)」モグモグ

ミカサ「(ストレス…)」

サシャ「これは鹿肉ですね!私鹿にはうるさいんですよー、この香りは.…」

サシャ「…ミカサ、そろそろお昼を食べましょう」

ミカサ「(鹿肉ーダウパー村産、やはり懐郷病か)」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 08:00:11.78 ID:9KAU4qHm0<> ーー昼 料理店

サシャ「このお店はですねー、なんと鹿のお肉がたべられるんですよ。」

ミカサ「サシャ」

サシャ「私のお給金ではあまりくることはできませんけど」

ミカサ「サシャ!」

サシャ「はい?」ビク

ミカサ「故郷が恋しい?」

サシャ「何ですか急に?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 08:00:52.09 ID:9KAU4qHm0<> ーー昼 料理店

サシャ「このお店はですねー、なんと鹿のお肉がたべられるんですよ。」

ミカサ「サシャ」

サシャ「私のお給金ではあまりくることはできませんけど」

ミカサ「サシャ!」

サシャ「はい?」ビク

ミカサ「故郷が恋しい?」

サシャ「何ですか急に?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 08:38:02.80 ID:9KAU4qHm0<> ミカサ「あなたは人よりもたくさん食べている、にもかかわらず体重が減少している」

サシャ「…」

ミカサ「原因は、心的な負担。例えば」

ミカサ「家族との別れ」

サシャ「…」ピク

ミカサ「私もそうだった」

ミカサ「ーーー」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 10:08:54.83 ID:9KAU4qHm0<> サシャ「なんで、そんな話をしてくれたんですか?」

ミカサ「サシャの話を聞きたい、そのために先に話をした。」

ミカサ「話をするだけでも楽になる、らしい」

サシャ「私は…、ウチはーーー」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 10:56:54.47 ID:9KAU4qHm0<> ーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
サシャ「お見苦しい姿をお見せしました。」

ミカサ「私は構わない、それより顔色がよくなってよかった」

サシャ「えへへ、ありがとうございました。」

サシャ「たくさん泣いたのでお腹が空きました。ミカサ、何か食べに行きましょう」

ミカサ「残念だけど、もう帰らなければいけない。その代わりに、飴を買って帰りましょう」

サシャ「いいですねー、けどものすごく高くありませんか?」

ミカサ「ウォール・マリア域の甜菜畑が使えないから」

サシャ「いつか私たちでウォール・マリアを取り戻しましょう!」

サシャ「土地を奪還すればまた、牛も羊も飼えますから」

サシャ「お砂糖もたくさんです。あとパンを作るには何が必要でしょうか?」

ミカサ「...麦?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 11:23:47.20 ID:9KAU4qHm0<> ーーーーー
ミカサ「お母さん、これはどうやって作ったの」ネリネリ
ミカサ母「これは麦をねーーー」
ーーーーー

サシャ「ミカサ?どうかしましたか」

ミカサ「サシャ、麦を買って帰りましょう」

サシャ「麦?パンを作るのですか?」

ミカサ「違う、小麦ではなく大麦。あと燕麦も」

サシャ「オートミールを作るのですか?けど、なぜ大麦は種籾を?」

ミカサ「後で教える、ので、急いで帰りましょう」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 12:14:45.88 ID:h2YIOeuDO<> おもしろい <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 13:09:40.98 ID:9KAU4qHm0<> ーー夜 食堂

ミカサ「水を用意してーー」

ミカサ「ーー後は干して砕いてーー」

ミカサ「ーー煮詰める」

サシャ「ミカサすごいです!パンを半分どうぞ」

ミカサ「どうも」

一同「(サシャがパンを渡した?)」

アルミン (エレン、昨日の今日で何があったのかな?)

エレン (俺にもわからねぇ、けど二人とも笑っているからいいんじゃねぇか?) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 13:27:22.74 ID:9KAU4qHm0<> ーーーー夜 女子宿舎

サシャ「ミカサ、芽が出てきましたーー」

ミカサ「ーーに移して、もう少し育てる」


クリスタ「あの二人、畑を作るのかな?」

ユミル「さぁ?開拓地へ移る準備じゃないか?」

クリスタ「さすがにあの二人はないでしょ…」

ーーーー夜 女子宿舎
サシャ「ミカサ、芽が伸びてきましたーー」

ミカサ「ーー乾燥したら、砕いて」

サシャ「休日が楽しみですね!」


ミーナ「サシャはパンを作ろうとしているのかな?」

アニ「あんたは籾入りのパンを食うのかい?」

ミーナ「やだなー、家畜じゃないんだから」

アニ「…わるかったよ」

ーーーー
ーー
ー <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 14:04:30.64 ID:9KAU4qHm0<> ーーーー夜 調理室

サシャ「ミカサ眠いです。」

ミカサ「サシャ、休日にはやることがある。準備だけは今しよう」

サシャ「はい!早速始めましょう、まず何をしますか?」

ミカサ「まず燕麦を煮てーー」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 14:09:29.99 ID:9KAU4qHm0<> ーーーー

ミカサ「これでいい。入れたらかき混ぜて」

サシャ「はい!」ドサドサ

サシャ「なんだかさらさらしてきました」グルグル

ミカサ「それでいい、少し味を見て?」

サシャ「ほんのり甘いです」

ミカサ「そう、今夜はここまで。明日に備えて休んで」

サシャ「はい!明日が楽しみです」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 14:10:39.87 ID:9KAU4qHm0<> 飛ばした

>>29.5に挿入


ーーーーーーーーーーーーー

サシャ「オートミールになりました!」

ミカサ「そう、少し冷まして。その後に麦の粉をいれよう。」

サシャ「結局アレは何だったんですか?」

ミカサ「入れるとオートミールが甘くなる」

サシャ「すごいじゃないですか。この大鍋いっぱいのオートミールが?」

サシャ「今すぐ入れましょう!」

ミカサ「あせらない。冷まさなければダメ」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 14:53:56.69 ID:LZ9Ly2Ojo<> 何作ってるかわかった!なるほど懐かしい味だ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 15:23:37.22 ID:9KAU4qHm0<> ーーーー朝 調理室

サシャ「おはようございます、ミカサ」

ミカサ「おはようサシャ」

ミカサ「昨日の鍋はどう?」

サシャ「昨日より甘いです」

ミカサ「では中身を漉してーー」

ミカサ「あとはハチミツくらいのとろみになるまで煮詰める」

ミカサ「灰汁を取る必要があるので、途中で交代しながらやろう」

サシャ「いえ、それは私がやります」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 15:43:49.11 ID:9KAU4qHm0<> サシャ「ミカサに話をしてから気がついたんです。」

サシャ「皆さん仲間意識が高く羨ましかったんですが…」

サシャ「私自身もその仲間だったんです」

ミカサ「…」

サシャ「その仲間から食事を奪い取っていたんですね…」

サシャ「その仲間に私からお返しがしたいんです」

サシャ「変ですかね、えへへ」

ミカサ「とても素晴らしいことだと思う。」

ミカサ「けど、無理はしないで。火の前での作業は体力を消耗する」

サシャ「安心してください、死ぬ寸前まで走った回数では誰にも負けません!」

ミカサ「…時々見にくる、ので、ここは任せる」

サシャ「はい!」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 16:34:34.14 ID:9KAU4qHm0<> ーーーー
ユミル「朝から何やってんだ〜、芋女?」

サシャ「おおぅ、恩人様〜。」

サシャ「みんなに食べてもらうために、鍋をかき混ぜてるんですよ」

ユミル「…」

サシャ「恩人様の分もありますからね、楽しみにしてください」

ユミル「いや、その呼び方は止めろよ」

ユミル「私はクリスタと水汲みに行ってきますかね〜」

ユミル「サシャ」

サシャ「はい?」

ユミル「よかったな」

サシャ「はい!ユミルもいってらっしゃい」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 16:58:08.02 ID:9KAU4qHm0<> ーーーー

サシャ「(ミカサが定期的に来てくれてますーー)」グルグル

ーー

サシャ「(クリスタが来てくれましたーー)」グルグル

ーー

サシャ「(エレンが来てくれましたーー)」グルグル

ーー

サシャ「(アルミンが来てーー)」グルグル

サシャ「(ミーナがーー)」グルグル

サシャ「(アニーー)」グルグル


サシャ「おとったん、ウチに仲間ができました」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 17:04:54.41 ID:2/9FS46Xo<> ミカサが女の子と仲良くしてたら和むな <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 18:10:13.70 ID:9KAU4qHm0<> ーーーー夕方 調理室

サシャ「できた、本当に死ぬほどかき混ぜた…」

ミカサ「お疲れ様。後は小分けにして冷ますだけ」

ミカサ「サシャは休むといい」

サシャ「zzz」

ミカサ「サシャ、私が戻ってくるまで寝ていて」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 18:32:09.18 ID:k5tgVVLno<> サシャかわいいわー和む <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 18:37:40.64 ID:lhzI+9GWo<> サシャかわええ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 18:43:55.09 ID:9KAU4qHm0<> ーーーー夕方 教官室

キース「入れ」

ミカサ「はっ、失礼致します」

キース「アッカーマン訓練兵か、なんの用だ?」

ミカサ「はっ、私とブラウス訓練兵から贈物です。こちらの紙が私、こちらの瓶がブラウス訓練兵からです」

キース「この瓶の中身はなんだ?」

ミカサ「水飴であります」

キース「なんだと?貴様等の1ヶ月分の給金程度ではこの量は買えんだろう」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 18:47:23.72 ID:9KAU4qHm0<> ミカサ「私のお母さ、いえ母から製法を教わりました」

キース「(カルラか?いや、アッカーマン夫人か)」

キース「(思えば、アッカーマン訓練兵は二度も両親を失っているのか)」

ミカサ「こちらの紙にその製法を書き記しました。お受け取りください」

キース「確かに受け取った。アッカーマン訓練兵、一つ質問がある」

キース「今週のブラウス訓練兵に他者との協調性を感じられた。これは貴様の影響か?」

ミカサ「いえ、別段私はなにもしておりません」

キース「そうか。では下がる前に要件を言え」

ミカサ「はっ、要件は2つありますーー」

ーーーーーー
ーーー <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 19:00:04.72 ID:9KAU4qHm0<> ーーーー夜 調理室

ミカサ「サシャ、おきて」

サシャ「はっ、ミカサ。鍋はどうなりましたか?」

ミカサ「あなたはやりとげた。小分けにしたので、それをもって食堂へ行こう」

サシャ「はい!みんな喜んでくれますかね?」

ミカサ「もちろん」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 20:44:17.61 ID:9KAU4qHm0<> ーーーー夜 食堂

エレアル「ごちそうさまでした」

エレン「しかし、アルミン。この飯で戦えるのか?」

アルミン「そうだね、開拓地の時より量は増えている。けど、それ以上に運動してるからね」

アルミン「自主訓練までしているエレンじゃ多分足りないと思うよ」

エレン「くっそー、けど訓練しなきゃアイツらにも追いつけねぇ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 20:48:33.65 ID:9KAU4qHm0<> サシャ「あの、みなさん!」

サシャ?ドウシタ?ザワザワ

サシャ「え〜と…、これはですね、え〜と」

ミカサ「サシャが飴を用意した、その名もサシャ飴」

サシャ「(ミカサ?本当に何を言ってるんですか?)」

ミカサ「みんなで食べてほしい、ので、まずこれを手に取って欲しい」チャップスティックス

ミカサ「サシャが食べ方を見せる」

サシャ「え?え〜とですね、こうやって先に飴をつけて」ネリネリ

サシャ「白くなったら食べ頃です」ハム
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 20:54:03.46 ID:PU1+UXSGo<> へぇ、こうやって水飴って作れるんだな <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 21:04:13.01 ID:LZ9Ly2Ojo<> 麦芽糖の飴は優しい甘さでいいもんだ。ネットでも買えるぞ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 21:35:10.64 ID:9KAU4qHm0<> マルコ「へぇ、サシャすごいじゃないか。飴なんて久しぶりだよ」ネリネリ

サシャ「えへへ、よろこんでもらえてよかったです。」

コニー「サシャ飴か!お前の名前は飴から来てたんだな!甘い!」アムアム

サシャ「いや、ミカサが名づけたんですよ?」

サシャスゴイードウヤッテツクッタノ?コレハデスネーー

エレン (サシャが輪の中に入ってる)ネリネリ

アルミン (本当だね、あの日ミカサがなにかしたんじゃないかな)ハムハム

エレン (やっぱりミカサがやったのか)モムモム

エレン「(ミカサやっぱりおまえはすげーよ。いつか追いついてやるからな)」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 21:37:19.04 ID:9KAU4qHm0<> ーーーー

サシャ「エレンがこっちを見てますね。ミカサ?どうかしましたか」

ミカサ「エレンが、サシャ飴うまいよありがとう、と考えてる」

サシャ「本当ですか?パンのお返しになりそうでよかったです!」

ミカサ「(エレンが私に追いつきたいと思っている)」

ミカサ「(エレンが望むなら、私は影から全力でサポートしよう)」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 21:55:35.06 ID:9KAU4qHm0<> ーーーー
ジャン「うーい、お前ら何やってんだ?」ガチャ

マルコ「サシャが飴を作ってくれたんだよ。ジャンもたべなよ、甘いよ?」ネリネリ

サシャ「はい、頑張りました」

ジャン「わははは、サシャが人に食べ物をわたす?あのサシャが?」

サシャ「…はい」

ジャン「食べられない部分を渡されてんじゃねーのか?」

サシャ「…」

マルコ「おいジャン!」

シーン

サシャ「…はははは、さすがですねジャン。そのとおりなんですよ」

サシャ「皆さんも簡単に騙されましたね、ダメですよ〜?芋女のやることを真に受けちゃ」

サシャ「バレちゃったので、先に宿舎に戻りますね」バタン <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 22:07:23.79 ID:PU1+UXSGo<> ジャーンー <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 22:14:00.72 ID:9KAU4qHm0<> ジャン「どうしたんだ?芋おん

ユミル「なんでもねぇよ」顔面右フック

ジャン「がっ」

アニ「たしかになんでもないね」右ロー

ミーナ「えーっと、なんでもないんだからね?」頭突き

ジャン「いってぇー、なにすんだ!」

クリスタ「なんでもないよ?」右手首とっての関節投げ

バターン
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 22:31:43.32 ID:9KAU4qHm0<> キース「今の音は何だ?誰か説明してもらおうか。」ガチャ

マルコ「そこの女子4人がキルシュタイン訓練兵に暴行を加えた時の音です」

キース「ふむ」マワリヲミワタシ

マルコ「そして今から私もそこに加わります!」ニギリコブシ

キース「それはならん、ボット訓練兵」

マルコ「しかし!」

キース「聞こえなかったのか?これは命令だ」

マルコ「はっ、申し訳ありませんでした。」

キース「実行犯の4名に何か言い分はあるか?」

4名「ございません」

キース「ふむ、では一晩中反省していろ。」

4名「はっ、死ぬまで走ってきます!」

キース「違う!宿舎で反省していろ。」

一同「!」

キース「10秒で移動しろ。走れ!」

4名「はっ」ダット <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 22:34:07.95 ID:+zzN7beK0<> ジャンボコボコになって当然ジャン <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 22:42:47.81 ID:9KAU4qHm0<> キース「他の者たちは用が済み次第宿舎に戻るように」

一同「はっ」

キース「そしてアッカーマン訓練兵、先ほどの貴様の申請は受理された」

キース「もう一つの報告書については早馬で通達を回した」

キース「人類への貢献を感謝する」ヒダリムネドン

ミカサ「迅速な対応に感謝します!」ヒダリムネドン

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 22:56:37.26 ID:9KAU4qHm0<> ジャン「」チーン

マルコ「ジャン、君の言葉はみんなに届くんだ」

マルコ「今までのサシャの行動は褒められたものではなかったよ」

マルコ「けど、今後の彼女まで否定するのはどういうことだ?」

マルコ「悪いけど、先に戻るよ」

ーーーーーー

コニー「気にすんなよ、ジャン!」

コニー「今回は完全にお前が悪いからさ!」

コニー「ちゃんとサシャにあやまれんだろ?」

コニー「先に寝るわ!おやすみな」

ーーーーーー

エレン「どうしたんだよ、ジャン」

エレン「そりゃお前の言葉はきついけどさ」

エレン「本音でぶつかってくるやつだろ?」

エレン「さっきのはなんなんだよ?」

エレン「怒る気にもなれねーよ」

エレン「…先にもどる」

ーーーーーー

ーーー

ー <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 23:17:27.27 ID:9KAU4qHm0<> ジャン「はっ?俺は何を」

ミカサ「気がついた?」

ジャン「ミカサ?他の連中はどうしたんだよ」

ミカサ「おそらくもう寝ている。就寝時刻は過ぎている。あなたは気絶していた」

ジャン「思い出したぜ。くそ、俺が何をしたって言うんだよ!」

ミカサ「ジャン、あなたはーー」

ーーーーーー
ーーー


ジャン「マジかよ…。最低野郎じゃねえか。どうすりゃいいんだよ」

ミカサ「気にすることはない。サシャは怒っていない」

ジャン「はぁ?何でお前に分かるんだよ」

ミカサ「サシャが言っていたから。」

ミカサ「ジャンは口は悪いけれど本音でぶつかってきてくれる」

ミカサ「こんな私にも関わろうとしてくれている」

ミカサ「サシャがそう言っていた、ので、気にする必要はない」

ジャン「ミカサ.…」

ミカサ「問題は、みんなの言葉よりもむしろあなたの言葉を信用しているということ」

ジャン「はぁ?何で俺なんだよ」

ミカサ「本音で話しているから。あなた、サシャが建前を使い分けられると思っているの?」

ジャン「ありえねぇ」

ミカサ「それでサシャは考えた、みんな本当はジャンと同じように思っているのだろう、と」

ジャン「マジか…俺は一体どうすれば」

ミカサ「もう寝ましょう、ジャン。明日からまた訓練が始まる」

ミカサ「それから、これはあなたの分のサシャ飴」

ミカサ「サシャが食べ物を渡す意味を考えてあげてほしい」

ミカサ「おやすみなさい、ジャン」バタン

ーーー

ジャン「俺は…」

ジャン「甘いな」ハム
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 23:38:12.47 ID:9KAU4qHm0<> ーーーー朝 立体機動訓練

ジャン「吹かしすぎなんだよ、死に急ぎ野郎!」パシュッ

ジャン「ガスの最大出力はきまってんだ!それ以上の速度では吹かしても意味ねーんだよ」スイー

エレン「やってみなきゃわかんねーだろ!」パシューー

ジャン「わかるんだよ!てめぇ、座学と実技を別々に考えてるだろ!?」パシュッ

ジャン「人類の蓄積を舐めてんじゃねぇ!どっちも必要だからやってんだろ!」スイー

エレン「お?おう!ジャン、どのタイミングで止めりゃいいんだ?」パシュー

ジャン「まだ、まだ、そこだ!」

エレン「マジかよ!?ガスなしでも速度がかわんねーよ」スイー

ジャン「根性は技術じゃねーんだよ、頭を使えよ!」

エレン「おう!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/06/30(日) 23:44:40.52 ID:9KAU4qHm0<> サシャ「やーいエレン、怒られてますねー」

ジャン「てめぇもだ!芋女」

ジャン「本番じゃ考えてる暇なんてねーんだよ!」

ジャン「訓練の内に体に染み付かせて考えなくても判断できるようにするんだよ」

ジャン「多少できるからってあそんでんじゃねぇ!」

サシャ「あ、はい」アラブルタカノポーズ

エレン「サシャも怒られてやがるっ」

ジャン「てめぇも笑ってんじゃねぇ、俺と芋女よりお前と芋女の方が実力が離れてんだよ!」

エレン「マジかよ!」

サシャ「そうですよー、能あるタカは爪を隠すんですよー」タカノポーズ

ジャン「だから遊んでんじゃねー!」

ヤイノヤイノギャーギャー

マルコ「なんか、ジャンとサシャ大丈夫そうだね?」パシュッ

ミーナ「本当だね?何でだろう」クルリスイー

アルミン「ミーナ、なんでよそ見しながらよけらるんだい?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/07/01(月) 00:03:19.90 ID:vOsE074+0<> ーーーー昼 食堂

エレン「なぁ、なんでお前ら何事もなく話してんだ?」

ジャン「はぁ?」

サシャ「どうしたんです?エレン」

エレン「だってよぉ、昨日の今日だぜ?ぎくしゃくしそうなもんだろ?」

ジャン「俺は正直者なんだよ、昨日も今日もかわんねー」

サシャ「そうですよ?ジャンも私もかわりませんよ?」

エレン「?そうかならいいんだ」

ジャン「そういえば、昨日のサシャ飴うまかった。ありがとう」

サシャ「いえいえどういたしまして」

ジャン「けどよ、お前の名前って飴から取ってたんだな!笑っちまうよ」

サシャ「おぉ、コニーと一緒の発言ですね」

エレン「あぁ、ジャンもバカだもんな」

ジャン「なんだと!」

ヤイノヤイノ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/07/01(月) 00:04:58.69 ID:vOsE074+0<> サシャ「そういえば一度男子に聞いてみたかったのですが」

ジャン「なんだよ」

サシャ「私って綺麗ですか?」

エレン「はぁ?」

サシャ「いえ、正直者のジャンなら教えてくれるかと思いまして」

ジャン「そんなことかよ、鏡見たらわかるだろ?」

サシャ「…』

ジャン「サシャ、お前は美人だよ」

エレン「何言ってるんだよ、ジャン」

ジャン「本当の事はそのまま言ってやればいいんだよ」

ジャン「わかってんのか、エレン?」

エレン「あ?ああ!」

サシャ「ーーー」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/07/01(月) 00:18:34.25 ID:vOsE074+0<> ーーーー昼 対人格闘

クリスタ「エレンいくよー」

エレン「こい!」

クリスタ「せいっ」

エレン「うおう?」グルン

クリスタ「エレンは軽いねっ」

エレン「なんでクリスタが俺をなげられるんだよ!」

クリスタ「さぁ?なんでかなー」

エレン「もう一回だ!」

クリスタ「いくよー?」

コイ!グルンパターン


ジャン「ミカサ、クリスタに何を仕込んだんだよ?」

ミカサ「技術?あなたがエレンに教えてくれたように、私も教えた」

ジャン「別に、そんなんじゃねーよ」

ミカサ「このタイミング」パシン

ジャン「うおっ?」グルン

ミカサ「このタイミングでエレンの重心が浮く、ので、倒してあげてほしい」

ジャン「はいよ、エレンを強くするお手伝いをしますよ」

ミカサ「ありがとう、ジャン」

ジャン「いいって、お前の頼みは断れねーよ」

オラ!エレンオレトヤルゾ
コイ!グルン!ナンデオマエマデデキルンダヨ

ーーーーーー
ーーー



<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/07/01(月) 00:38:53.40 ID:vOsE074+0<> ーーーーーー夜 食堂

サシャ「おや?今夜はパンが一つ多いですよ?」

コニー「本当だな?スープの他に魚もあるぞ?」

オイシイデスネーイイヒダナー

アルミン「ミカサ?一体どんな魔法を使ったのさ?」

ミカサ「この前にーー」

ーーーーーー
ーーー
ー <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/07/01(月) 00:40:38.36 ID:vOsE074+0<>
キース「アッカーマン訓練兵、2つの要求とは何だ?」

ミカサ「申し上げます。一つはこの製法を技術局に公表していただきたく存します」

キース「なぜだ?分からん。この技術を独占すればお前は内地での安穏とした人生が保証されるだろう」

ミカサ「そのようなものに興味はありません。我々は巨人を殲滅します」

ミカサ「そのためには人類全体の士気を高めなければなりません。」

ミカサ「母方の先祖の言葉に、腹が減っては戦はできぬ、とあります」

ミカサ「食料に関する技術は人類全体で教授すべきです」

キース「ふむ、では技術局へ報告書を通達させてもらおう」

ミカサ「よろしくお願い申し上げます」

キース「貴様のような恋人を持ったイエーガー訓練兵は果報者だな!」

ミカサ「…家族です」

キース「ふむ?妻というヤツだな。さぞ優秀な子をなすであろう」

ミカサ「!」ポン
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/07/01(月) 00:46:00.00 ID:vOsE074+0<>
キース「二つ目の要求は何だ!」

ミカサ「はぅ?はっ!訓練兵食事の量を増やしていただきたく存じ上げます。」

ミカサ「今の食事では体を維持するだけの栄養が足りません」

ミカサ「最悪、訓練兵での奪い合いが始まります」

キース「この要求だけでは通すことはできなかったが、貴様の提供した情報はそれを上回る!早急に手配させてもらおう」

ミカサ「はっ、お願い申し上げます」

ーーーーーー
ーーー
ー <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/07/01(月) 01:01:21.24 ID:vOsE074+0<> アルミン「そんなことがあったのか」

ミカサ「そう。エレンの食事を確保することを考えたらこうなった」

アルミン「すごい行動力だよ、本当に」

ミカサ「そう?リョーサイケンボになるため、なので、それも必要」

アルミン「なにそれ?」

ミカサ「夫を影から支えるのがよい妻、ということらしい。私のお母さんが教えてくれた」

ミカサ「そのためには夫よりも優秀である必要がある、ので、私はさらに鍛錬を重ねよう」

アルミン「それじゃエレンは気がつかないよ、寂しくないの?」

ミカサ「構わない、エレンの幸せが私のーー

エレン「ここ座るぞ」

アルミン「エレン遅かったじゃないか、早く食べようよ。今日の夕食はおいしそうだよ?」

エレン「ああ、アルミン。待たせて悪かったな、ミカサ」

ミカサ「かまわない。では、いただき

エレン「あのさ、ミカサ」

ミカサ「なに?」


エレン「お前って綺麗だよ」


アルミン「!!」

ミカサ「ありがとう、エレン」

エレン「さあ、食おうぜ!いただきます!」

ミカアル「いただきます」



アルミン (ミカサ!本当にどんな魔法を使ったのさ!?)

ミカサ (ーーー)

ミカサ「…麦?」


おしまい <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/07/01(月) 01:21:21.16 ID:vOsE074+0<> これにて終了です。

反応をくださった方々に沢山の感謝を捧げます。

>>2 物語の核心を突きすぎです。正しく麦の芽の話でした。
>>3 その通りです。同業者の方でしょうか。今回の厳しい条件は
  北ヨーロッパ風の気候を想定したことでした。さすがに
  稲にとっては寒いです。
>>4 それは第104話ですね。第103話「…米?」でできた米のライスシャワー
  で終了予定です(嘘)。

一文を書く前にすべて予想されてしまいました。
本当に恐ろしい空間です。



設定

東洋の不思議な島国出身のミカサ母が
ミカサの夢枕に立つことで、ミカサは
何かを思い出します。
それは大体ロストテクノロジーとなっており、
進撃の世界の食料事情に影響を与える形に
なっています。

 今回はドイツ風の世界にもかかわらずビールではなくワインを
飲んでいた事から、モルト(大麦麦芽)の存在を忘れていると仮定して
話を進めました。

本来であれば、

1。大麦を見て水飴の作り方を思い出す

2。水飴を作る

3。国中で水飴を作る技術が定着する

という10レスくらいで決着がつくはずのものでした。

しかし、自分なりに整合性を取っている内に長いもの
になってしまいました。

精進致します。


以上です。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/07/01(月) 01:36:32.02 ID:8Zbb+lJ7o<> 心温まるいい話だった
おもしろかったよ乙 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/07/01(月) 07:39:28.97 ID:HtcUq17oo<> よかった。

おつ! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/07/01(月) 11:22:16.01 ID:k3XTMB0Mo<> ほっこりした
>>1乙 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/07/01(月) 17:58:56.09 ID:q5dUNac0o<> 丁度いい長さでほっこりした
おつ! <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/07/03(水) 19:07:14.56 ID:6rxOHk5ho<> とてもよかった
乙 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/07/04(木) 03:24:18.39 ID:oDddDAYbo<> 乙乙! <>