VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2013/10/31(木) 21:08:34.90 ID:D8EqxFvDO<>久しぶりに思い出した作品を投稿な誰得SS。
アデュー×パッフィーの話しを自分なりにアレンジ。ギャグ要素含む。
主要キャラは殆ど全員生きてる設定。本編と外伝の人はごちゃ混ぜ。

旧携帯からの旧作品投稿の為不安はありますが頑張ります。

因みに書き溜めは殆ど無いし更新遅い。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1383221314
<>パッフィー「アデューと結婚したい」アデュー「」 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/10/31(木) 21:09:52.08 ID:D8EqxFvDO<> ・主要キャラ

アデュー・ウォルサム
リューナイトの騎士。現在18歳。
魔族やウォームガルデス、更に邪竜王や破滅の文字盤を打ち倒した勇者でもあるパラディンの担い手で、別名「光速の聖騎士」

パッフィー・パフリシア
マジドーラの使い手でパフリシア王国の姫。現在18歳。アデューの嫁。
ウォームガルデスを封印していた魔女で、破滅の文字盤をアデューと倒した唯一の人材。ウインディーが許嫁だったが(原作と違い)結婚に反対側でアデューに惚れた為フる。

サルトビ
イオリの幼馴染み兼奴隷兼旦那?村を焼いたイクズスとは因縁があったが大戦で和解。忍。
爆裂丸は相棒。

イズミ
パフリシア王国の神官にして僧侶。

カッツェ
エルフの商人で兄から託されたデリンガーの使い手。
パフリシア王国に身を寄せて今も商人として自力で稼いでいる。

ガルデン
パフリシア王国の騎士で元は暗黒騎士。覇王を目指していたがアデューにボコられ改心。
アデューが倒されない。

ギルツ
アデューの師匠。元覇王だがウォームガルデスを倒されて改心。
弟子馬鹿。

マルコ
ギルツの嫁兼メイド。
アデューに敵対心丸出し。
イクズス・ヒュント
元ウォームガルデス親衛隊その1&2。
現在は改心してパフリシアに裏で仕える。


その他多。

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/10/31(木) 21:13:32.52 ID:D8EqxFvDO<> アデュー「い、今なんて……?」

パッフィー「ひゃぁ!?ア、アデュー!?…べべ別に何でもありませんわ!」

アデュー「あ、ああ?」

パッフィー「わ、わたくしお母様に呼ばれていたのを思い出しました!ごきげんようアデュー!」スタコラサッサ

アデュー「………」




・新パフリシア王国、中庭


アデュー「……(呆然)」

サルトビ「おいアデュー。何呆けてやがるんだ?」

アデュー「なんだサルトビか」

サルトビ「なんだとはご挨拶だな。イズミが探してたぜ?」

アデュー「そうか…。サンキューサルトビ。後で行くって伝えてくれ」

サルトビ「おう」

アデュー「……はぁ」

サルトビ「……」

パラディン「……」

サルトビ「………ところでよ」

アデュー「……まだ何か用か?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/10/31(木) 21:14:41.93 ID:D8EqxFvDO<> サルトビ「なんでさっきからパラディンが俺らの目の前に突っ立ってるんだ」

アデュー「俺が呼んでたからだろ普通」

パラディン「」ガチャン 忠義の姿勢

サルトビ「いやいやそりゃ分かるけど。なんでパラディンを呼んでんだよ」

アデュー「呼んじゃ悪いのかよ」

サルトビ「んな事ァねーけどよ」

アデュー「……パラディンに相談してたんだ」

サルトビ「あ?何を?」

アデュー「人生」

サルトビ「」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/10/31(木) 21:16:14.97 ID:D8EqxFvDO<> アデュー「パラディンは俺に何も応えてくれない」

サルトビ「そりゃ、リューだしな」

アデュー「教えてくれ、サルトビ」

サルトビ「何をだよ!?それとその言い回しは他作品の台詞を大いに真似てるから止めやがれ!」

アデュー「…いやさ、お前結婚ってどう思う?」





サルトビ「………………………………………………………イズミィィイ!アデューが、アデューがぶっ壊れたぞォォォォオ!!」スタタッ


アデュー「!?お、おいサルトビ!?…んだよぶっ壊れてるのはサルトビだろ」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/10/31(木) 21:19:48.12 ID:D8EqxFvDO<> そうして王宮の神官の間に消えていったサルトビを見送って再びパラディンとアデューだけになる。


アデュー「…なぁパラディン、俺は騎士として、友と歩むと誓った」

パラディン「」コク

アデュー「……一応頷くんだな」

パラディン「」コク

アデュー「………しかし俺は、パッフィーに対してだけ違う感情を抱いている気がするんだ」

パラディン「」クビカシゲ

アデュー「親父や母さん、ギルツとも違うパッフィーに対するこの気持ち…良く分からないんだ」

パラディン「」コク

アデュー「さっきパッフィーの部屋で偶然聞いたあの言葉……アレでこの感情はより強く思えた」

パラディン「」ウム

アデュー「…この気持ちは、なんなんだ?」

パラディン「………」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/10/31(木) 21:21:29.61 ID:D8EqxFvDO<> アデュー「…パラディンに聞いても分からないか」

パラディン「……」












パラディン「…アデュー」

アデュー「っ!?きゅ、急に喋るなよ吃驚するって!」

パラディン「……仲間を頼れ、アデュー」

アデュー「な、仲間?」

パラディン「……」

アデュー「…どういう意味だよ、パラディン…」

パラディン「……己の道を、探せ」

アデュー「……俺の道…」

パラディン「」コク

アデュー「…分かったよパラディン。俺、仲間に聞いてくる!」

パラディン「」コク →剣に戻る <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/10/31(木) 21:23:05.71 ID:D8EqxFvDO<> ・パフリシア王国正門前


カッツェ(アカンなぁ。今日も余り売れへん。これじゃあ身寄りおらんワイをパフリシアに商人として置いてくれとるパッフィーや、孤児院の復帰の為に賞金稼ぎの旅に出てる兄ちゃんにも合わす顔があらへん)

カッツェ(デリンガーも置いて行った兄ちゃん…。ワイが挫けたらアカン!明日は頑張るで!) 銃(リューの)を見て意気込む





アデュー「見付けたぞ!」

カッツェ「ひぃぁあ!?」

アデュー「カッツェ!」

カッツェ「な、なんやアデューかいな。いきなり吃驚するやないか」

アデュー「悪い。急な用なんだ!」

カッツェ「急?ま、まさかまた魔族や邪竜族関連かいな!?」

アデュー「あ、違う違う。争いとは無縁だけど…兎に角大事な相談があるんだ!」

カッツェ「そ、相談…?……アデューにしちゃあ珍しいやないか」

アデュー「…お前もサルトビと同じ目で俺を見るなよな」

カッツェ「(たくっ、人がしんみりしてた言うのにこのアホは…ま、それで気が楽になる辺りは感謝せなアカンな)…で、相談ってなんなん?」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/10/31(木) 21:24:35.85 ID:D8EqxFvDO<> アデュー「お、おう。………カッツェ!」

カッツェ「はい!?な、なんやいきなり肩掴んで真剣な顔で!?」

アデュー「俺、パッフィーが気になる」

カッツェ「」

アデュー「俺、気になります」

カッツェ「他作品の発言でいきなり何言い出すんやボケぇ!」右ストレート

アデュー「ぐふぅ!?」

カッツェ「大体、アンタとパッフィーの事なんか遠に気付いとるわ!」

アデュー「何!?カッツェは俺のこの気持ちを知っているのか!?」復活

カッツェ「……アデューの鈍感騎士バカが色恋沙汰を持ち込んだのは吃驚したやけど」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/10/31(木) 21:26:57.64 ID:D8EqxFvDO<> カッツェ「……ってちょっと待ちィ。俺の気持ち?ってなんや」

アデュー「…実は」




かくかくしかじか




カッツェ「………」

アデュー「てな訳で、パラディンは仲間にって。だから先ずはカッツェに!」

カッツェ「……商売繁盛せんあまりにこんなアホに捕まった自分を呪うで」

アデュー「アホって言うなよ!」

カッツェ「アホやろ!?アホやろ!!パッフィーが凄い不憫やわ!」

アデュー「ってだからなんでパッフィーが不憫なんだよ!!」

カッツェ「……お前さんのアホに」

アデュー「アホ言うな!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/10/31(木) 21:29:15.44 ID:D8EqxFvDO<> カッツェ「馬鹿やないか。その気持ちはホンマは自分で気付くもんやろ」

アデュー「自分で…?」

カッツェ「そや。他人にとやかく言われて、従って結婚とかありえへんわ」

アデュー「…そりゃあそうだけど」

カッツェ「ましてアデューは誰かに言われてパッフィーと結婚するんか?」

アデュー「そんな事は無い!だからカッツェに相談してるんじゃないか!」

カッツェ「……せめてイズミやグラチェスに言わんかった事が唯一救いやな」

アデュー「?」

カッツェ「……まぁ分からん言うのは仕方あらへんし、ヒントくらいなら」

アデュー「本当か!?」

カッツェ「せやかて最終的に解決するんは自分や。それを肝に念じとけェや」

アデュー「おう!」

カッツェ「ええ返事や。……それでやな」

アデュー「それで?」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/10/31(木) 21:31:33.05 ID:D8EqxFvDO<> カッツェ「まずは身内に相談してェな」







その頃パッフィーは。


パッフィー「……ふぅ。何とかお仕事は終わりましたわね」

マイヤー「お疲れ様ですパッフィー姫。マーリア様もここ最近の姫の働きには感心を持たれて」

パッフィー「有難うマイヤー。…少し席を外しますわね」

マイヤー「分かりました」


ガチャ



・王宮正門側バルコニー


パッフィー「はぁ…(先程の呟き……アデューには聞かれてしまいました。わたくし、騎士としてアデューを王国に置いてからどんどんアデューを好きに…。旅をしていた頃より)」


イクズス「封印の魔女が何を溜め息を吐いているかと思えば…」

ヒュント「あの騎士坊主との情事かよ。大戦以来、人間も魔族も府抜けてやがるぜ」

パッフィー「え……ヒュント!?イクズス!?」

ヒュント「安心しろ。別に危害なんて加えるつもりもねぇからよ。…貴族の魔族と和平した今じゃ意味もねーからな」

パッフィー「…では何故このような場所に」

イクズス「ああ、その事だが……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/10/31(木) 21:33:38.72 ID:D8EqxFvDO<> ・飛空挺


パッフィー「あの………わたくしを連れて行ってよろしかったのですか?」

ヒュント「ああ?仕方ねぇだろ。マーリアの命ってなりゃあ」

パッフィー「……」




時を遡り一時間前


イクズス「パフリシア王国第一王紀のマーリア様から、我々を勇者ラーサーと、その妻メルの元へ連れて行けとの命が下った」

パッフィー「お母様が!?」

ヒュント「んで飛空挺を飛ばす訳」

パッフィー「……アデューのお父様の元へ…。しかし何故わたくしを?」

イクズス「そこまでは聞かされていないな。ガルデンに傭兵を頼みマーリア様自らラーサーの元へ向かったくらいだから余程の事ではあると思うが」

パッフィー「ガルデンを?(もしや反乱派の魔や邪竜族の生き残り絡みの…?いえ、それでしたら現勇者の「光速の聖騎士」アデューに真っ先に伝えに行く筈ですし)」

ヒュント「……まぁ強ち、俺は予測出来るがな」

イクズス「奇遇だなヒュント。実は私もだ」

パッフィー「え…、え?」

ヒュント・イクズス(騎士坊主も大概だが小娘も中々の鈍感天然だろ)




こうして飛空挺に乗り、嘗ての勇者達の元へ向かう羽目になった。


パッフィー(お城に姿がお見えにならなかったけれど…お母様は本当に、ラーサー様のところに?) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/10/31(木) 21:35:44.52 ID:D8EqxFvDO<> ・更にその頃


マーリア「久しぶりの再会を祝して」

イオリ「更にサルトビ達が世界を平和にし」

メル「こうして生きていられる事に」

ムラサ「アースティアに平穏が続くよう…」

ナジー「…言う事が無いわい」




ラーサー「最後に……我が自慢の子アデューとマーリアの愛娘パッフィーが結婚する事に、乾杯!」

一同「かんぱーい!」

ジェノバ(気が早くないですか!?)

ウインディー「あんの小僧にパフは相応しくない!」←フラれた元許嫁

白竜「」←図体デカくて外から乾杯




先代や仲間達が祝杯を挙げている事に誰も知らなかったのである。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/10/31(木) 21:37:48.13 ID:D8EqxFvDO<> 書き溜め&今日の投稿終わり。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/10/31(木) 21:45:18.81 ID:Xrb+hIyAO<> 乙です。
懐かしいなぁ、好きだったけど当時は色々あって毎週は見れなかったんだよなぁ。
今度レンタル探してみるかな? <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/10/31(木) 22:24:19.00 ID:/xBfhknZo<> スーパーロボット大戦NEOとスーパーロボット大戦OEとヒーロー戦記もよろしく <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/10/31(木) 22:50:45.08 ID:xOdEKMn5o<> これまた懐かしいものを。
地元じゃ放送していなかったからレンタルビデオ頼りだったんだよなぁ。
期待。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/01(金) 01:26:58.24 ID:HcQu9gfYo<> 懐かしい
TV版OVA版コミック版それぞれ違った面白さがあったな
コミック版ははまったわ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/01(金) 10:51:28.11 ID:t5Qd6fTDO<> 今日は余裕が出来たからお昼更新します。


懐かしいネタだから結構不安です。まぁ任意的にキャラを壊すからそこは申し訳ないですが(特に先代)
意外と見てた人多くて吃驚です。
凄い文才の無いSSなのでお見苦しいと思いますが、見ていただけたら幸いで。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/01(金) 11:55:06.42 ID:t5Qd6fTDO<> 今日は夕方勤務で夜に来れないから今から投稿しますね。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/01(金) 11:55:48.85 ID:t5Qd6fTDO<> マーリア「しかし私とラーサーの子が……運命と言うのは凄いですわね」

ラーサー「本当だな。俺はメルと幸せになり満足だが…アデューにも騎士以外の道をと思っていたんだ」

ジェノバ(だから気が早いですよ!)

白竜(巨大スルメイカが食べたい)

ムラサ「まぁよいでは無いか。めでたい日じゃ」

ラーサー「……元老、年齢を弁えても貴方が生きてる不思議にはツッコミません。しかし……」

ムラサ「いやそこツッコミ無いとワシも何時までも逝けんのじゃが」

マーリア「逝く願望!?」




ラーサー「……アデューに対して一つ問題が」

ムラサ「……奴か」

ラーサー「奴です」

一同「アレか………」






・ウォルサム家


ギルツ「私は認めんぞぉぉお!」ちゃぶ台返し

マルトー「ギルツ様!いい加減落ち着いて下さい!」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/01(金) 11:56:33.24 ID:t5Qd6fTDO<> ギルツ「私の自慢のアデューを誑かした封印の魔女を、私は許さん!」

マルトー「その発言は一部の女性を悦ばせてしまう言い方ですよ!」

ギルツ「…第一、奴はまだまだ修行が足らん」

マルトー「は、はあ…」

ギルツ「仲間の危機に直面せんと強くならぬ奴が結婚だと?笑わせてくれるわ。アデューはやらん!」

マルトー「……最初は正論でしたのに、最後は私欲で父親でも無いのにある意味五月蝿い姑発言に」



扉バーン!



ガルデン「それは私も同意だ!」


マルトー「っ!?ガルデン貴様!扉は静かに開けろ!」

ガルデン「ふん。貴様こそ魔族の戦士がメイド服など……落ちぶれたもんだ」

マルトー「こ、これは主君への忠義の証と仕える意思を示す為だな…///」
※OVA最終話のデフォルトマルトー参照。



ギルツ「貴様はアデューに二度敗けた挙げ句身内に迄裏切られて覇王になり損ね今は国の犬と成り下がった小僧…」

ガルデン「無駄に詳しく言うでは無い!…しかし私もアデューの今の色ボケには目を見張るのは確かだ」

ギルツ「ほう」

ガルデン「奴は私の永遠のライバルだ!それが姫と結婚で惚気だと?堪忍袋が切れそうだ!」

マルトー「お前の堪忍袋弱いな」

ギルツ「うむ、一理はあるぞ」

ガルデン「主人公がコレでは、再びスパロボ進出も夢のまた夢!」

マルトー「って本命はそれか!?」

ギルツ「うむ。私とてOVA枠で参加したいぞォ!」

ガルデン「したいな!」

ワハハハハ!

マルトー「……駄目だ完全に面倒臭い二人になっている…」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/01(金) 11:57:12.27 ID:t5Qd6fTDO<> ガルデン「兎に角、今の腑抜けたアデューがパッフィー姫と結婚など認めん」

ギルツ「腑抜けて無くとも私は認めん」

マルトー「」

ワハハハハ!

マルトー「好きにして下さい」ハァ





ウォルサム家とは隣町にある宴会場。



パッフィー「…あの、これは一体」


マーリア「あはははは!」

ラーサー「もっと飲めコラァ!」

ムラサ「もう飲めん」



パッフィー「」


イクズス「完全に出来上がっているな」

ヒュント「どうすんだよコレ!?」

パッフィー「こ、これではお話しにもなりませんね……」


マーリア「ん?パッフィーじゃない!良く来ましたね!」酒持ってユラユラ

パッフィー「ひ!?」

ラーサー「ようしマーリア、確保だ!」

マーリア「はーい」

パッフィー「い、やぁぁぁああ!」



確保されたパッフィー。
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/01(金) 11:57:53.27 ID:t5Qd6fTDO<> アデュー一行はウォルサム家を目指していた。


アデュー「やっぱり話すならギルツからだよな!」

カッツェ「師匠に結婚の悩みする騎士を初めて見たわ〜」

アデュー「身内にって言ったのはカッツェだろ?」

カッツェ「せやかて、普通親に言うやろ先ず」

アデュー「いや〜まぁ家行きゃどうせ親父居るし」

カッツェ「そうかいな」



・ウォルサム家


アデュー「おーいギルツ!アデューだよ!」コンコン


「ナニィ!アデューだとぉう!?」

「ギルツ様!違いますきっと宅配便です!私が出ますから!」

「えぇい早く行けェ!」



ガチャ


マルトー「…まさかこのタイミングとは」

アデュー「マルトー久しぶりだな!ギルツと親父達は?」

カッツェ(何でメイド服なん?)

マルトー「ラーサー様は宴会で、ギルツ様は……」

アデュー「ギルツは…?」

マルトー「……少し離れた場所で話しをしよう」

アデュー「?」

カッツェ「…(荒れとるなぁ〜多分)」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/01(金) 11:58:58.11 ID:t5Qd6fTDO<> ・酒場


アデュー「…話しってなんだよ?」

マルトー「……実は」




マルトーはアデューに今の状況を話した。
ラーサー一行が結婚を前提で宴会している事、それでギルツとガルデンが家で面倒な事になってる事を。




カッツェ「」

アデュー「ちょっと待て!何で話しがもう展開されてんだよ公共で!」

マルトー「いや……王国でマーリア様がパッフィーに白状させたらしい」

アデュー「白状?」

マルトー「結婚したい相手を」

アデュー「ナニィ!?」

カッツェ(結婚相手聞き出すなんて過保護過ぎやろ)

マルトー「確かに、王や王妃も何時までも健在とは限らん。故に後継人が気になるのだろう」

アデュー「だ、だからって宴会とか早くないか!?」

マルトー「……?結婚するのだから遅いも早いも無いだろう」

カッツェ「まぁせやな」

アデュー「俺はまだパッフィーから直接言われた訳でも言った訳でも無いし、二人の間で結婚の約束も無いのにか!?」

マルトー「」

カッツェ「まぁそうなるんわ分かってるんよ」

マルトー「」

アデュー「……で、会場は?」

マルトー「……隣町の〇〇〇〇だ」

アデュー「サンキュー」

マルトー「いや……なんかすまん」

アデュー「ギルツとガルデンは……とりあえず放置だな。行くぜカッツェ」

カッツェ「え、ああ…(相談に来たのにエライ事になってもうたな)」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/01(金) 12:00:17.26 ID:t5Qd6fTDO<> ・宴会場前


アデュー「……此処に」

カッツェ「居るんね」

アデュー「よし、パラディンで消そう」剣持ち

カッツェ「アホォ!消してどうすんや!」

アデュー「騎士道大原則一つ、騎士は証拠の抹消は絶対だ」

カッツェ「んな外道騎士道にあるかい!」頭パシーン

アデュー「いて!…じゃあどうすりゃ良いんだよ!?」

カッツェ「せやからちゃんと『結婚はまだせんすんません』って言うんや!」

アデュー「ぐ…っ、やっぱり言うしか無いよな。うわ気まずい」

カッツェ「知らんわ!ほな早よ行くで!」

アデュー「ちょ!押すなよカッツェ!」



ガチャ



ラーサー「はははは!」

マーリア「あははは!」

ムラサ「だははは!」

白竜「スルメイカ美味しい…」





パッフィー「にゃははははー!」






アデュー「」

カッツェ「」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/01(金) 12:00:59.62 ID:t5Qd6fTDO<> カッツェ「なんやこんないなカオスに」

アデュー「パッフィー!?居たのか!?」


イクズス「ぐふ…」

ヒュント「おのれ人間共め……おえ…」

カッツェ「…なんであの二人は潰れとんね。しかもホワイトドラゴン、小型化に成功しとるし」

アデュー「それよりパッフィーの様子がおかしい!大丈夫か、パッフィー!!」

カッツェ「ちょ、待ってェなアデュー!」


ラーサー「ん?おう!第二の主役が来たぞ!」

マーリア「私達の息子となるアデュー!」

ナジー「」zzZ

アデュー「だから何の話しだよ!?おいパッフィー、しっかりしろ!」ユサユサ

パッフィー「ふにゃ?……アデュー!ダーリン!ご飯にしますか?お風呂にしますか?それとも……わ・た・し?」ダキィ

アデュー「」

イオリ「あら白目。ちょーっと刺激強かったか」

カッツェ「アデュー!?」

パッフィー「む?……反応がありません。強制的に第三の選択肢になりますわ」スルスルカチャカチャ

カッツェ「何いきなりアデューのズボンに手を掛けとるんや!」

ラーサー「いいぞぉ!やれやれパッフィーちゃん!」

マーリア「孕ませちゃいなさい!」

カッツェ「アンタ等ダメな親やな!?ちょい落ち着きィパッフィー!酔ってるんかいな!!」

パッフィー「話して下さいカッツェ!これは夫婦の問題です!」

カッツェ「面倒くせぇ!」

アデュー「」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/01(金) 12:01:40.14 ID:t5Qd6fTDO<> パッフィー「大体なんでアデューとカッツェが一緒に居るんですか!まさか……浮気!?」

カッツェ「一番あらん事を平然と言うなや!!」

パッフィー「アデューは渡さない!」ギュウ

カッツェ「聞けぇ!」


アデュー「………。…は!こ、此処はどこだ!?」

ラーサー「此処はヘブンだ息子よ」

カッツェ「アンタ一人で逝ってぇな!アデューもしっかりせぇ!」

アデュー「何で俺はパッフィーに抱き付かれ………………柔らかい」

パッフィー「アデュ〜〜」ムギュウ

カッツェ「殴ってええか!?ええか!?」

アデュー「カッツェはなんで怒ってるんだ!?」

カッツェ「アンタ等のせいや!」

パッフィー「駄目ですよ。激おこぷんぷん丸は」

カッツェ「酔っとるんか素面かもう分からんな!なんやツッコミ疲れたわ!」

アデュー「え…?あ!そうだパッフィー!とりあえず退いてくれ!」

パッフィー「嫌です!」だいしゅきホールド

アデュー「可愛い!」

カッツェ「ちゃうやろ!?……う、何か吐きそ」外に出る

アデュー「は!違う!ってカッツェ!?俺をカオス空間に一人にしないでくれ!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/01(金) 12:02:19.96 ID:t5Qd6fTDO<> パッフィー「アデュー!わたくしよりカッツェがいいと仰るのですか!?」

アデュー「え!?いや…違…!とりあえず離れてくれないといい加減俺のテンペストがクラッシュドーンしてメテオザッパーしちまうよ!」

パッフィー「意味が分かりませんわ!」

アデュー「すみません俺も分かりません!だから離してくれぇえ!」

パッフィー「……アデューはそんなに、わたくしが嫌なのですか?」涙目

アデュー「違うって!」

ラーサー「女を泣かすとは騎士らしくないぞアデュー!」

アデュー「アンタにだけは言われたくないよ酔っ払い!」

マーリア「パッフィー、やはり実力行使で」

パッフィー「じ、実力行使…///」

アデュー「娘に何吹き込んでるんだ!?」

パッフィー「そ、その…わたくし酔いが覚めてきたのか急に恥ずかしく///」

アデュー「……とりあえず、パッフィー離れて」

パッフィー「は、はい…」少し寂しそうに離れ

アデュー「……(ヤバい何か胸痛い)」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/01(金) 12:03:18.08 ID:t5Qd6fTDO<> アデュー「……」

パッフィー「……。あの、今更ですがアデューは何で此処に?」

アデュー「そ、そうだ!大変なんだパッフィー!何かこの中で俺達が結婚するって話題に!」

パッフィー「え…?………は!そうでした!わたくしも話しが早いと言うつもりが飲まされて!」

アデュー「未成年に飲ますなんてダメ親過ぎる!」

メル「ご、御免なさいアデュー。私は止めたのだけれど…」

アデュー「母さんは素面みたいで安心したよ」

メル「ええ。でも…」



ラーサー「ギルツはまだかあ!」

マーリア「旦那はまだかあ!」

ムラサ「イズミは来んのかぁあ!」

イオリ「おい誰かサルトビ連れて来い!」

白竜「ワシの歌を聞けぇ!」

村人K「その幻想をぶっ壊す!」壁殴

ナジー「」zzZ




アデュー・パッフィー・メル(先代PT+αがダメダメ過ぎる!)
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/01(金) 12:04:13.73 ID:t5Qd6fTDO<> 完全に酔った先代達の中では落ち着いて話しも出来ないと思ったメルは、二人を一先ず外に連れて行った。



カッツェ「やっと抜け出せたんか」

アデュー「ああ何とか」

パッフィー「すみません。わたくし酔ってる時に迷惑を……」

カッツェ「もうええから早よ話さんかい」

メル「私達は一旦席を外すから、しっかりね」

去っていくカッツェとメルを見送る。



アデュー「…あのさ、パッフィー」

パッフィー「はい」

アデュー「あの状況じゃ、話しにならないから、親父達には明日誤解を解くてしてだな」

パッフィー「ええ…」

アデュー「パッフィーは……その、したいのか?結婚……」

パッフィー「…隠しても仕方ありませんね。わたくしはアデューと結婚したいです」

アデュー「……そうか」

パッフィー「お返事を…聞かせて下さい」

アデュー「………」

パッフィー「………」






アデュー「御免!」

パッフィー「!」ウル

アデュー「あ、いや!結婚したく無い訳じゃないんだ!」

パッフィー「え…」

アデュー「て言うか、多分俺もパッフィーを好きだと思う」テレッ

パッフィー「わ、わたくしを…?」テレッ

アデュー「ああ。…だけどまだ結婚は出来ない」

パッフィー「…理由を聞かせては、いただけませんか?」

アデュー「……」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/01(金) 12:05:38.80 ID:t5Qd6fTDO<> アデュー「…俺はまだ未熟だよ」

アデュー「騎士として、戦士として、男として」

アデュー「それに自分の気持ちもハッキリ出来ない男なんだ。こんな状態でパッフィーを守る事なんか出来ない。ましてパッフィーにも失礼だろ」

パッフィー「……」

アデュー「だから」










アデュー「待ってくれ」




パッフィー「…!!」

アデュー「俺が心身強くなって、パッフィーを守る自信がつくまで」

パッフィー「そ、それでは……」

アデュー「ああ。その時が来たら今度は俺から言うよ。結婚して欲しいと」






アデュー「夫になる自信が着いたら、妻に欲しいと」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/01(金) 12:06:20.42 ID:t5Qd6fTDO<> パッフィー「アデュー!」ギュウ抱き付き

アデュー「わ!パッフィー!?///」

パッフィー「う、嬉しい…わたくしアデューに断られると思っていましたから…嬉しいです」

アデュー「……。待たせる事はすまないと思う。だから、今は恋人同士って事で……いいかな?パッフィーの彼氏を名乗って」

パッフィー「はい!」パァ

アデュー(可愛い!)

パッフィー「わ、わたくしを……アデューの彼女に…して下さい///」

アデュー「ああ、パッフィー……」抱き締め








・物影


カッツェ「どうやら上手くいきよったみたいやな」

メル「覗き見をしたのは申し訳無いですけどね」

カッツェ「こんなけ苦労させたんやから当然や!」

メル「ふふっ。……ですから、お二人の仲を認めてはくれませんか?」









メル「兄さん」

ギルツ「………」

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/01(金) 12:06:58.49 ID:t5Qd6fTDO<> マルトー「……私からもお願いします。ギルツ様」

ギルツ「…ふん」

メル「兄さん……」

カッツェ「頑固になってもしょうがないやないか」

ギルツ「…一晩考える」

マルトー「ギルツ様!」

メル「兄さん…有難う」

ギルツ「大体アデューはラーサーとお前の子だ。私が認める認めんは決める必要無かろう」

メル「アデューはきっと、兄さんにも認めて貰いたい筈です。私達よりも長く世話をしてくれた恩師なのですから…」

カッツェ「せや」

ギルツ「…帰るぞマルトー。明日一番でパフリシアに行く」スタスタ

マルトー「は!」スタスタ


メル「照れてますね」

カッツェ「気味悪いわ」










パッフィー「アデュー」ギュウウ

アデュー「パッフィー」










カッツェ「何時まで抱き合ってるんや!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/01(金) 12:07:38.26 ID:t5Qd6fTDO<> メル「三人とも、時間も遅いですし今日は家に泊まっていきなさい」

パッフィー「よ、宜しいのでしょうか?」

メル「ええ。家は無駄に部屋が多いから大歓迎よ」

カッツェ「よっしゃ!歩き疲れたから助かるわ」

アデュー「ギャロップに乗ってきただけじゃん」

カッツェ「そのギャロップを行きで逃がしたんは誰や!」

アデュー「………」

パッフィー「あの…有難う御座います」

メル「いいわよそんな。未来の娘なんだし」

パッフィー「…///」

アデュー「か、母さん気が早いから!」アセアセ

メル「あらやだ。私ったらつい…。でも……アデュー、必ずパッフィーさんを守るのよ?」

アデュー「何にから!?まぁ大丈夫。守るさ」

パッフィー「わたくしもアデューを守りますわ」

メル「まあ、仲がいいですねぇ」

カッツェ(リア充爆発せぇ)






・ウォルサム家


ガチャ

メル「あら?兄さんとマルトーさんは寝たのかしら?部屋に鍵が」

アデュー「多分寝たな。明日早いのかな?」

カッツェ「……せやな」

パッフィー「……此処がアデューのお家」ドキドキ

メル「さ、先ずは食事にしましょう!腕にヨリを掛けて作るわ!」

アデュー「ヒャッホー!飯だ飯!」

カッツェ「タダ飯や!」

メル「ふふっ。作ってくるから待っていて?」



下拵え済みなので晩飯は早く出来た。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/01(金) 12:08:30.55 ID:t5Qd6fTDO<> ・・・・




アデュー「ふぅ〜食った食った〜」

・自室


ガチャ

パッフィー「ア、アデュー!?」

アデュー「パッフィー?なんで俺の部屋に?」

パッフィー「え!?こちらはアデューのお部屋なのですか!?」

アデュー「うん」

パッフィー「でもメル様は此処に寝てと……」

アデュー「……計ったな、母さん。何故かベッドも二つあるし」

パッフィー「くっつきすぎてダブルベッド状態ですけどね…」

アデュー「……動かない」

パッフィー「固定済みでしょうか…。魔法も使えないみたいです」

書き置き
『この家では魔法が使えない結界があるから、唱えても無駄無駄』


アデュー「」

パッフィー「……ま、まあ離れて寝れば問題ありませんね!」

アデュー「そ、そうだな!」

パッフィー「はい!」

アデュー「………」

パッフィー「…わ、わたくしお風呂へ」
着替え等入った籠を持って部屋から出る。



アデュー「………」












アデュー「どうしよう」
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/01(金) 12:10:19.25 ID:t5Qd6fTDO<> 今日の投稿はここまで。手書きだと遅いからまた書き溜めたら来ます。


因みに>>1は文才無しのエロが下手なのでエロ無しの方向で。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/01(金) 12:18:48.75 ID:9d6erbh6o<> 乙です。
エロ無しでも別に構わないよ。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/03(日) 19:21:08.51 ID:dLoa0ym4O<> 漫画の後書きだったかで王国にいる間に一線こえたみたいなことかいてあったよね <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/04(月) 19:21:28.49 ID:Iv98FiQDO<> >>40 そう言えばあったねそんな説。
漫画版も結ばれたし、TVはCDドラマで結局結婚したし、曖昧なのはOVA版だけなのかな?

今から書き溜め分を投稿します。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/04(月) 19:22:26.55 ID:Iv98FiQDO<> タタタタタ



バタンッ!



ガルデン「待ちわびたぞ、アデュー!」

アデュー「ガルデンか…。扉は静かに開けようぜ?近所迷惑だろ」

ガルデン「ぐぬぬっ。よもや騎士馬鹿に注意されるとは……だが私は良いのだ!覇王だからな!」

アデュー「設定?」

ガルデン「ちがぁーう!」

アデュー「(ウォームガルデスやア・ザカンに地位奪われた挙げ句ギルツにまで負けたからなぁ…)」

ガルデン「失礼な!戦って負けた訳では無い!」

アデュー「心を読むなよ!で、何の用だ?」

ガルデン「ふん。貴様に忠告をしに来た」

アデュー「忠告ぅ?」

ガルデン「パッフィー姫は止めておけ!」

アデュー「またその話しか……」

ガルデン「大体あの様な小娘の何が良いんだ?単に露出多い上に巻きスカートが気に入らん!挙げ句スカートですら無いヒラヒラだったり露出狂では無いか!」

アデュー「はあ!?」

ガルデン「女は黙ってズボンかロングスカートだ!髪が長いのも気に入らない!気分で一つ分けにしたり二つ分けにしたりも気に食わん!ショートが正義だ!わたくし女は論外。僕っ子が至高ではないか!」

アデュー「……それはお前の私欲だろ。可愛いじゃん、髪長いの」

ガルデン「緑毛の割に色が薄いのもマイナスだ」

アデュー「無視かよ!」

ガルデン「そして何より」











ガルデン「13歳以上はBBAなのだよ!」



アデュー「ロリコンかよ!推定200歳越えてるお前にだけは言われたくない!」

ガルデン「邪竜族の血をナメるなよ」

アデュー「ハーフ気に入ってんのかよ」

ガルデン「ロリコンは伊達ではない!」

アデュー「話しを聞け!」

アデュー(まぁパッフィーの服を鞭で破くくらい変態だし薄々勘づいてたけど)
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/04(月) 19:24:59.86 ID:Iv98FiQDO<> ガルデン「いかん、話しが脱線しそうだ!兎に角小娘は止めておけ!」

アデュー「うるせぇ!何が言いたいんだよ!?」

ガルデン「奴はな……所謂ビッチだ」

アデュー「」

ガルデン「あんな露出高いのだ。男にガッツいているに違いない」

アデュー「見た目で判断するなってーの!」

ガルデン「結婚したら貴様ともう決闘が出来ないでは無いか!」

アデュー「それが理由か!んなもん大怪我しない程度なら何時でもしてやるって!」

ガルデン「血が出ないなど斬り合いでは無い!」

アデュー「お前もう帰れよ!」

ガルデン「パッフィー姫はビッチに決定!」










パッフィー「誰が……ビッチなんでしょうか…?」



ガルデン「何!?後ろだとごふぅう!」スパカン

アデュー「ガルデンが桶で顔面叩かれて壁に吹っ飛んだ!?」

パッフィー「わたくしはそんなんじゃ在りません!まだ処女です!」

アデュー「あの、パッフィー…どさくさでスゲェ暴露してるぜ?」

パッフィー「は……!///ち、違うのですアデュー!お風呂を上がられたらガルデンが変な言い掛かりをしていたのでつい!」

アデュー「……もうそんなに話し込んでたんだ」

パッフィー「大体、わたくしはアデュー以外となんて……」

アデュー「ぃい!?落ち着けパッフィー!///」

パッフィー「///」

アデュー「………とりあえず、ガルデンを片付けよう」

パッフィー「は、はい…」

ガルデン「」チーン
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/04(月) 19:27:31.59 ID:Iv98FiQDO<> 二人で引き摺ってガルデンを空き部屋に捨ててきた。





アデュー「俺も風呂に入るかな…」

パッフィー「わたくしは部屋に戻ってます」

アデュー「ああ」

パッフィー「では」

アデュー「あ、ちょっと待って!」

パッフィー「…?どうしたのですか?」

アデュー「その……寝間着姿、可愛いぜ?」

パッフィー「え…///」

アデュー「そ、それだけ!じゃあ!」

パッフィー「あ……。……反則です、アデュー」













アデュー(……凄い恥ずかしい台詞言っちまったな。後で戻ったら気まずいぜ)

<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/04(月) 19:28:21.55 ID:Iv98FiQDO<> ・アデューの部屋


パッフィー「……」バフッ←布団に突っ伏せ

パッフィー(…まだお顔の熱が引きませんわ。アデューがあんな事を…)

パッフィー「…アデューの匂いがします」









パッフィー「そう言えばわたくし、ハグハグを置いてきてしまいましたわ」




その頃パフリシア王国


ハグハグ「パッフィーがいないハグ!つまらないハグ!」

サルトビ「うるせぇ!寝かせやがれ!」

イズミ「……私が一番寝れないのだが」










・ウォルサム家


ギルツ「…今日は珍しいではないか」

マルトー「は?何がでしょう?」

ギルツ「貴様がアデューに肩入れをした事だ。前は逢う度いがみ合っていたぞ」

マルトー「私ももう突っ掛かるのに飽きたので」

ギルツ「ふっ。私の弟子同士なのだ。仲良くやれ」

マルトー「はい」









マルトー(…計画通ォーり!)ドヤァア

マルトー(アデューがパッフィーと一緒になれば、ギルツ様は自動的に『私だけ』のモノ。誰があんな音速のバカと仲良くやるか!精々女体に溺れてパラディンを錆びさせてしまえ。ギルツ様に見限られ、ギルツ様は私だけを見る)ニヤリ

ギルツ「……(声に出ているぞマルトー。しかし……鈍られては困るな)」




・カッツェの部屋


カッツェ「此処に来るまでに拾ったお宝、明日売りさばくでぇ!」



カッツェだけ違う事を考えていた。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/04(月) 19:29:45.98 ID:Iv98FiQDO<> ・アデューの部屋


アデュー「ふぅ〜いい湯だった」

パッフィー「……」

アデュー「パッフィーお待たせ」

パッフィー「……」

アデュー「ん?パッフィー?」

パッフィー「…すー…」

アデュー「寝ちゃったのか。時間も遅いし」

パッフィー「……」zzZ

アデュー「電気消して俺も寝よう」
消灯し、距離を空けてパッフィーの隣に潜り込む。

アデュー「おやすみ。また明日な」

パッフィー「ん……アデュー………すー…」












翌朝


パッフィー「…あら……わたくし昨日、寝てしまったのかしら」起き

アデュー「ぐー……」

パッフィー「…アデューはまだ寝ています」

アデュー「ぐかー…」

パッフィー「前はちょっと可愛らしいと思いましたが…成長して逞しい顔付きになられてから…」顔近づけ

アデュー「……」zzZ

パッフィー「…や、やだわたくしったら!朝から一人で惚気るなんて!」

アデュー「……ん」

パッフィー「…!?」急いで顔離し

アデュー「……あれ…起きてたのかパッフィー…」

パッフィー「お、おはよう御座います(まだ眠そうなのを見ると…気付かれてはなさそうですね)」

アデュー「ん、おはよう……もう朝か」

パッフィー「はい。…あ、わたくし先にキッチンに行ってますね?」

アデュー「りょーかーい……」

パッフィー「……」

アデュー「………ん?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/04(月) 19:30:54.15 ID:Iv98FiQDO<> アデュー「……どうしたんだパッフィー?行かないのか?」

パッフィー「…あの、わたくしまだ寝間着で…」

アデュー「?…………ってワリィ!」

パッフィー「い、いえ」

アデュー「お、俺は一旦出てるから終わったら呼んでくれ!」慌ててスタコラ



バタン



パッフィー「……な、馴れませんね緊張して…」




パッフィー「とりあえず、着替えましょう」
※因みに服装はOVAUの温かそうなやつ。











・部屋前


アデュー(落ち着け落ち着け落ち着け。こう言う時は明鏡止水の心得だ)

アデュー(騎士道大原則ひとーつ。騎士は如何なる時も冷静に)

アデュー(ふぅ……)

アデュー(……………)




ガチャ


パッフィー「お、お待たせしました」

アデュー「いや!全然!」アセアセ

パッフィー「……ではわたくし、先にキッチンへ」

アデュー「あ、ああ……俺も着替えたら行くな?」

パッフィー「ええ」スタスタ




ガチャ バタン


アデュー「……寒、俺も少し厚着で行こう」
マントとショルダーを残して同じくOVAUの服に。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/04(月) 19:31:41.11 ID:Iv98FiQDO<> ・キッチン


カッツェ「おうアデューやないか。遅いで」

アデュー「おはよう。…………なぁカッツェ」

カッツェ「なんや?」

アデュー「お前寒くないのか?」

カッツェ「慣れとるから別に平気や」
※何時ものヘソだし

アデュー「そ、そうか」



メル「あらアデュー。起きてたの?」

アデュー「おはよう母さん。ギルツ達やガルデンは?」

メル「兄さんならマルトーさんと朝早くに出掛けたわよ?ガルデンさんは何時の間にか姿が無かったけど」

アデュー「ふーん」

メル「今パッフィーちゃんと朝食持ってくるから、二人とも待っててちょうだいね」

アデュー「はーい」

カッツェ「ショーユあらへん?」

アデュー「ん?あ、月心から貰ったやつが」

メル「それも持ってくるわね」スタスタ

カッツェ「おおきに!」

アデュー「お前ホント好きだなショーユ」

カッツェ「ショーユあればメシ三杯はいけるで!」






暫くして



パッフィー「お待たせしました」カチャ

メル「パッフィーちゃんが朝食を用意してくれて助かったわ」カチャ

アデュー「え………これみんなパッフィーが作ったのか!?」料理見て

パッフィー「は、はい。お恥ずかしながら」テレッ

カッツェ「美味そうやな〜〜このパスタなんや特に」

パッフィー「あ、有難うございます」

アデュー(あんなに駄目だったのに……練習したのかな?)

パッフィー(二年間料理長の元で修行して良かったです) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/04(月) 19:32:37.31 ID:Iv98FiQDO<> メル「ふふ、きっと良いお嫁さんになるわねぇ」ニコ

パッフィー「え!?///」

アデュー「……母さん、からかうなよ」

メル「あらあら」

カッツェ(メシうま)







こうして朝食を済ませてパフリシアに帰る準備を済ませた一向。



・庭


アデュー「ソフィから貰ったバイク、まだ動くな」

パッフィー「良かったですわねアデュー」

カッツェ「ワイはこのまま仕事行くわ」

パッフィー「え、もうですか?」

カッツェ「昨日繁盛せんかったからな。今日はちと早く出るんや」

アデュー「そうか。助かったよカッツェ、昨日はサンキューな」

カッツェ「ええわ。出世払いで今度飯でも奢ってな」

アデュー「ああ、必ず」

パッフィー「お気をつけて、カッツェ」

カッツェ「アンタ等もなー」ギャロップで去り



メル「私はラーサー達を起こしてくるわ」

パッフィー「あの…何から何まで本当に有難うございます」

メル「気にしないで。息子を宜しくね」頭下げ

パッフィー「は、はい!」頭下げ

アデュー(…なんか直ぐ結婚するみたいで照れ臭いな……)

メル「落ち着いたらパフリシアにラーサーと挨拶に行くから、アデューも身体に気を付けるのよ?」

アデュー「分かった。サンキュー母さん」

パッフィー「ではそろそろ参りましょうか」

アデュー「だな。あんま留守にするとイズミにどやされるし」

パッフィー「ふふ」クスクス



アデューがバイクに乗り、パッフィーは後ろに横向きで乗り掴まる。


アデュー「それじゃ母さん、親父達に宜しく」

パッフィー「またいずれ挨拶に来ますね」

メル「ええ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/04(月) 19:33:29.90 ID:Iv98FiQDO<> ・その頃、シミズ


『ディカルドのやつ、此処でやつけてやる!』

『く、来たわね空飛ぶゾイド!』

『いかん、ルージ!』

『ムゲン、ライガー!!』



流一刀「うむ」パリポリ

月心「流一刀殿、いい加減アニメを見てウマチップス食べる日々ばかりでは無く稽古を」

流一刀「いらん」パリポリ

月心「……はぁ」


『乱れ撃つぜぇ!』

『それでも善だ!トランザム!』

『未来への水先案内人は、このグラハム・エーカーが引き受けた!』

『クアンタムバースト!』


月心(早いであるな一作見るのに)



溜め息混じりに仕方無く出て行こうとする月心。




月心(いかんな。拙者に敗けて以来、流一刀殿が完全ニート引き籠りに)


門下生「月心殿!」

月心「む。門下生ではないか!どうしたのだ?」

門下生「………流一刀殿はまだあの状態で」

月心「……ああ」



『ルルーシュー!』

『スザークッ!』

『わははははぁー!』

流一刀「」パリポリ



月心「」

門下生「」




月心「……それより用件を聞こう」

門下生「はい。先程月心殿に御逢いしたいと言う方が道場にお見えに」

月心「客人か?よし、拙者が行こう」

門下生「ええ」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/04(月) 19:36:29.81 ID:Iv98FiQDO<> ・道場


月心「む。誰もおらんではないか」











ガルデン「はぁぁぁあ!」



月心「チェストォオ!」ピキィーン!


ガルデン「ぐは!」ドコ

月心「いかんつい反射的に峰打ちを」

ガルデン「ぐっ…反射的で反応したと言うのか」

月心「お主はガルデン!どうした急に天井から」

ガルデン「……私の腕も鈍ったな」

月心「…叫びながら奇襲などバレるであろう普通」

ガルデン「ふっ、まぁよい。それより月心大変なんだ!」

月心「は?」















ガルデン「アデューと姫がデキた」

月心「」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/04(月) 19:37:00.35 ID:Iv98FiQDO<> ・・・・





月心「成る程。アデューとパッフィーが」

ガルデン「ああ」

月心「……めでたいではないか。漸くパッフィーの想いがあの鈍感アデューに届いて」

ガルデン「めでたい訳あるかぁ!戦士たる者、戦いのみを見るものだ!女など不要!」

月心「それはお主の感覚だろう。アデューに押し付けるのはお門違いだ」

ガルデン「正論を言うな!反抗に困る!」

月心「いやお主意味が分からんぞ」

ガルデン「く……。私はアデューのライバルとして、府抜けた奴を正しい道に導きたいんだ」

月心「正しい道に進んでるところを邪魔しているようにしか見えんが」

ガルデン「」

月心「………」

ガルデン「」



月心「…もはや反論も出来ないか」

ガルデン「は!いやそうではない!」

月心「大体、あのアデューが恋したとは言え稽古とかを怠るとは思えんが」

ガルデン「いいやきっと怠る!デート三昧の日々に筋肉が衰え感覚が鈍り」

月心「まさかお主の口からデートと聞く日が来た事に寧ろ吃驚だ」

ガルデン「茶化すでない!そして夜は猛々しい雄となってあんなプレイやこんなプレイにハマり」

月心「前言撤回。ゲスいなお主」

ガルデン「ゲスだからな」

月心「自信満々に言われても………」

ガルデン「……いや、ある種腰を鍛える意味ではあり、か?」

月心「…頼む。これ以上道場で下ネタを言うのは止めてくれ」

ガルデン「新境地に立つかアデュー。まさかそれを見越しての交際!?」

月心「お主の感性は麻痺してはおらんか」

ガルデン「ふ…ならば私も、全力で夜のサポートに協力しなくては!」

月心「………」

ガルデン「昼は剣の稽古、夜は足腰の鍛え。ますます磨きを掛けた奴と戦えるのが楽しみだ!」

月心「…」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/04(月) 19:37:39.82 ID:Iv98FiQDO<> 月心(まぁ下手の真似をせねば、まるく収まったようだしよしとしよう)

ガルデン「忝ない月心、私は気付かされたようだ」

月心「どうせならば純粋に気付いて欲しかったが」

ガルデン「アデューめ、私の思考を常に何歩も先へ行くとは」

月心「すまん、いい加減お主が面倒になった」

ガルデン「そうと決まれば、私も早速パフリシアに戻り奴等を出迎えなくてはならん!」

月心「……拙者も近い内に挨拶に向かうと伝えてくれ」ヨロヨロ立ち上がり

ガルデン「分かった。大丈夫か?フラついてるが」

月心「…誰のせいだと思っている」ギロッ

ガルデン「いかんな。お前も鈍っているとは」

月心「鈍ってるのは奇襲に失敗したお主だろう!」

ガルデン「なに!?」

月心「……拙者は失礼するぞ」スタスタ



ガラガラ ピシャン!



ガルデン「私が…鈍っているだと?」














ガルデン「私も夜の稽古が必要と言う事かぁぁあああああ!」


ガラガラバン!

月心「お主は見境無さそうだからその結論だけはまてぇぇえええ!」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/04(月) 19:38:29.33 ID:Iv98FiQDO<> ・パフリシア王国謁見室



イズミ「すまぬ。代行の仕事が長引き待たせた」

ギルツ「気にするな。王紀や姫が不在なのは承知していた」

イズミ「その件だが、今はアデューも不在だぞ。お前の事だからアデューに用があったのだろう?」椅子に座り

マルトー「アデューの不在も知っている」

イズミ「なに?」

ギルツ「ふん。まぁ用があるのは確かだが…」

イズミ「……?」

サルトビ「ところでおっさん、アデューとパッフィーの他に昨日からカッツェも見当たらないぜ?」

イズミ「ふむ。そう言えば……一体何処に居るのやら…」






・市場


カッツェ「くしゅん!なんや誰かワイの噂でもしとんか?」

客「よろしいか?」

カッツェ「やあやあいらっせー。今日は名剣をぎょーさん仕入れたさかい、見てくれはれや」

客「おお、ならば俺はこの剣を」

客2「自分はこれを」

カッツェ「おおきにー(まあええわ)」






再び謁見の間



イズミ「………」

サルトビ「………」

ギルツ「………」

マルトー「………」

マイヤー「姫が着く迄お茶を………いえ何でもありませぬ」スタスタガチャッ










四人(気まずい。話す事が無い)


イズミ(一体私は何をすれば……)

サルトビ(まともに話した事無い面子が二組とか無理があるぜ…)

ギルツ(早く帰ってこぬかアデュー…)

マルトー(ギルツ様と二人きりですら気まずいのに、なんだこれは………あの二人何をしている!) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/04(月) 19:39:09.03 ID:Iv98FiQDO<> ・一方その頃二人は運転手のアデューを一時休ませる為に川原に居た。



アデュー「……静かだな」

パッフィー「ええ」

アデュー「このまま、時間が止まっていきそうな気配さえする…」

パッフィー「あら、困りますわ。まだアデューとの時間を全く堪能しておりませんもの…」クスッ

アデュー「…そうだな。時は流れていく。……これからはパッフィーと一緒に」

パッフィー「アデュー…」

アデュー「パッフィー…………」肩引き寄せ

パッフィー「ん…」ギュッ

アデュー「…そう言えば、俺達が出逢ったのはあの町だったな」



二人は遠目で聳える城を目にし。



パッフィー「ええ。アデューとサルトビが戦って、わたくしが止めて…」

アデュー「隣町で、俺がメンチ三兄弟とか言う奴等から襲撃を受けたり」

パッフィー「更にその後、か弱いリスを傷つけられて、わたくしがアデューを疑って」

アデュー「晴れて仲間になった直後、メンチ三兄弟のバックみたいな奴に狙われて…」

パッフィー「サルトビが出たけど、結局アデューが助けて…」

アデュー「…その後も皆との出逢いや戦い、敵を倒したり」

パッフィー「……わたくし達、本当に色々ありましたね」

アデュー「ああ…」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/04(月) 19:41:10.53 ID:Iv98FiQDO<> パッフィー「わたくし、アデューと出逢えて本当に良かった」

アデュー「俺もだよ、パッフィー」

パッフィー「……置き去りにされて、アデューが単身シャドゥーム王国に向かわれた時は悲しかったですが…」

アデュー「それは……すまないと思ってる」

パッフィー「…いいえ、仕方の無い事でしたもの。それにわたくしも、ガルデンに捕えられてアデューを心配させたり、無茶な呪文でアデューに加勢して、結果ギルツ様にアデューを斬らせたり……と、数え切れない程、アデューには迷惑をお掛けしましたし」

アデュー「パッフィー…」

パッフィー「アデューに迷惑と思われても、仕方ありませんよね」

アデュー「………それは違うぞ」

パッフィー「え…?」

アデュー「確かに俺は自分の無力で、沢山の苦戦が強いられた。でも、仲間を心配するのは当たり前だろ?それがパッフィーなら尚更さ。邪竜族に次々仲間をやられて、対抗する意志を喪った時も、真っ先にカツを入れてくれたのもパッフィーだぜ?」

パッフィー「それは…」

アデュー「それに俺はあの時、パッフィーが居なければギルツに一撃を与えられなかった…。俺があの時屈して逃げてたら、後にア・ザカンやウォームガルデス倒す事も、デューマから国とソフィ達を救う事も出来なかったかもしれないんだぜ?」

パッフィー「……」

アデュー「だからパッフィーは、全部誇って良いよ。俺はパッフィーを誇る」

パッフィー「アデュー…」
アデュー「な?」











パッフィー「――――ならアデューも、ご自分を誇って下さい」

アデュー「え?」

パッフィー「ギルツ様やソフィさん達、いえアースティアの皆を救ったのもアデューです。邪竜皇やウォームガルデスを倒したのも…。ですから」

アデュー「…分かってる。謙遜する気は無い」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/04(月) 19:41:48.25 ID:Iv98FiQDO<> パッフィー「…アデュー……」

アデュー「パッフィーや皆、そしてパラディンが力を貸してくれて平和になったんだ。実感はしている」

パッフィー「…わたくし達は何時でも、アデューの味方です」

アデュー「……だから、謙遜じゃない。俺は俺がトドメを刺したからって、皆に英雄呼ばわりされたく無いだけなんだ。皆が居たから今日まで来れた」

パッフィー「…そうですね…」

アデュー「迷惑なんて思った事は無いからさ」



そう言って肩を抱く手に僅かに力を込めて微笑みを向けるアデューを見て、パッフィーの表情から不安は消える。



パッフィー「…有難う、アデュー。大好き」

アデュー「俺も…」














パッフィー「アデュー、いい?」上目遣い

アデュー「……ああ」


















チュッ












その朝二人は、初めて同士のキスをした。
<> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/04(月) 19:42:57.81 ID:Iv98FiQDO<> 書き溜め以上。


投稿するにもネタが無いので、また改めて書き溜めて来ます。
多分更新は一週間は先に。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/15(金) 13:53:22.38 ID:Pk0z02zUo<> 待ってる <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2013/11/22(金) 19:12:50.40 ID:Ak40f5YDO<> 仕事が鬼忙しくて書き溜めどころか投稿する暇すら無い……。
待ってる人が居るなら申し訳ない。 <>