VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2014/05/11(日) 17:34:30.73 ID:DojtET9s0<>男「お疲れさまです!」
先輩♂「何だ、お前はもう上がりか」
男「ええ。もう、やることないんで」
先輩♂「かーっ! いいなあ。俺なんかこれから小テストの採点して、それからテスト作成だぜ」
男「先輩は担任も持ってるから、尚更大変ですもんね」
先輩♂「まったくだ。あーあ。給料は良くなる分、時間はどんどん減っていくなあ」
男「まさに時は金なりだなあ」
先輩♂「だから、若い体は持て余さずに、しっかり使っていけよ」
男「ははは」
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<>幼馴染「私は君が思ってるような人間ではないんだよ」
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)<><>2014/05/11(日) 17:40:31.38 ID:DojtET9s0<> 男「だだいまー……」
男「と、言って返してくれる相手がいるわけではないんだが……」
男(地方の某W県から大学進学のため上京して、4年を過ごし卒業)
男(その過程で取った教職の資格を生かすため、採用試験を受けて、合格)
男(都内の私立大学に赴任してから、もう4年が経つ)
男「あー。今日は阪神戦かー……」
男「頑張ってほしいですね」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)<><>2014/05/11(日) 17:46:34.68 ID:DojtET9s0<> 男(教師と言うのは職業柄、当然の如く子供を相手にする。
自然と神経も使うわけだし、先輩教師との上下関係も考えなければならない。
給料の無い残業も多く、ハードワークなのが事実。)
男「休日も寝てばっかだったな。この4年」
男「野球も最後に見に行ったのも、学生時代の話だし……」
男「……若い体は持て余らせず……ね」
男(持て余すどころか、いっぱいいっぱいだよ……もう) <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)<><>2014/05/11(日) 17:51:00.51 ID:DojtET9s0<> ☆
男「えー、だから、ここでゲルマン人の移動が始まったわけだ」
男「そして、ここでドナウ川を越えて西進したのが……」
生徒A「せんせー。チャイム鳴ってますよ!」
男「あー、そうか」
男(もっと先までやっておきたかったが……)
男「じゃあ、今日は、ここで終わりにするけど、しっかり用語の復習しておいてな」
男(まあ、やって来るわけないけどさ) <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)<><>2014/05/11(日) 17:55:56.44 ID:DojtET9s0<> 女先輩「やっほ。男君!」
男「あ、女先輩」
男(女先輩。大学の先輩で、偶然にも同じ学校に赴任した)
男(右も左も分からなかった俺に色々教えてくれて、非常に助かった思い出がある)
女先輩「授業、終わったとこ?」
男「はい。たった今」
女先輩「そっかそっか。じゃあちょっと時間あるね」
男「なんですか? また教材準備とかだったら断りますからね」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)<><>2014/05/11(日) 18:00:17.37 ID:DojtET9s0<> 女先輩「違うよ。あれは悪かったって謝ったはずだよ」
男「まあ、そうですけどね」
女先輩「終わったことをネチネチと」
男「すみませんねえ。それで、本題の方は?」
女先輩「そうそう。ね、今日の夜って暇?」
男「夜ですか? ……まあ、暇と言えば暇ですけど」
女先輩「よし、決定! 飲みに行こう!」
男「うえ……」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)<><>2014/05/11(日) 18:07:45.27 ID:DojtET9s0<> 女先輩「なんだあ。その露骨に嫌そうな顔は」
男「だって、先輩酒癖が悪すぎて」
女先輩「大丈夫だって! 流石に前回の醜態は自分でも恥ずかしかったからさ」
男「記憶は無いのにですか?」
女先輩「男君に散々聞かされただろー」
女先輩「まあ、だから悪酔いしないからさー。お願いっ! 行こう、飲みに!」
男「……はー。分かりました。行きますよ」
女先輩「やったー! よし、じゃあ19時に駅前集合ね! 忘れるなよ!」
男「はいはい……」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)<><>2014/05/11(日) 18:16:07.97 ID:DojtET9s0<> ☆
女先輩「ったく……。ざけんなよー!」
男「先輩、そんな騒がないでくださいよ…」
女先輩「大丈夫、ここは個室だ。問題ない」
男「個室でも声は筒抜けですから」
女先輩「大体よー。高校生はエロ餓鬼が多すぎなんだよ」
女先輩「人の胸チラチラ見てきやがって」
男「そりゃ、あんな薄着で授業やってたらそうなりますって」
女先輩「あたしゃー、おめーらがちんこプラプラさせたってマジマジとは見ねーぞ!」
男「俺だって見ませんよ、女の人が秘所をさらけ出していても」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)<><>2014/05/11(日) 18:22:27.82 ID:DojtET9s0<> 女先輩「本当かー?」
男「本当です!」
女先輩「ふーん……」ニヤニヤ
男「ったく……」ゴクゴク
女先輩「ふふ」
男「?」
女先輩「ほれ」
男「ぶっっっっっー!?」
女先輩「ひひ。動揺してるじゃん」
男「い、いきなり目の前で職場の先輩がパンツごとスカート下せば誰だってこうなりますって」
女先輩「エーロ後輩♪」
男「う、うるさい! ってか仮にも一応女の子なんですから、恥じらいをですね!」
<>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2014/05/11(日) 18:25:56.56 ID:oJwijLlFo<> 修士で大学で教えてるのか <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2014/05/11(日) 18:26:57.65 ID:oJwijLlFo<> 学士で大学で教えてるのか <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2014/05/11(日) 18:28:13.25 ID:926+jsXxo<> >>11
なかったことにしてんじゃねーよ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)<><>2014/05/11(日) 18:28:18.03 ID:DojtET9s0<> >>11
ごめん私立大って打っちゃった。
私立大学→私立高校でお願い <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)<><>2014/05/11(日) 18:32:18.40 ID:DojtET9s0<> 女先輩「か〜り〜に〜も〜?」
男「うっ、やば……」
女先輩「……おりゃー!」
男「ちょっ!?」
女先輩「こんな豊満なおっぱいを持つ人間が、男のわけあるかー!」
男「言葉の綾ですよ! ってか酒臭いから離れてください!」
男(それに、こんな個室で押しつけられたら、間違いが起きる!!)
女先輩「くぅ〜。今日の今日はな〜。許さない」
女先輩「君が女の子って言うまで絶対離れないからなー!」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2014/05/11(日) 18:36:39.10 ID:omLjrYUGo<> トリップつけてくれ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)<><>2014/05/11(日) 18:40:06.32 ID:DojtET9s0<> 女先輩「ほらー、どうだー。私は女だろー!」
男「お、女の子ですよ! 紛れもなく、完全なメスです!」
女先輩「あーん。何か、言い方がムカつくな〜」
女先輩「もう一回!」
男「お・ん・な・の子! 可愛い可愛女の子です!」
女先輩「………………」
男「……………」
男「あの、先輩?」
女先輩「すぅ…すぅ…」
男「…………また寝落ちかよ」
男(ってことは、また俺が全額持つのか? おいおい…)
女先輩「にへへ。可愛い……。にへへ」 <>
◆VPATQMTCbo<><>2014/05/11(日) 18:48:59.13 ID:DojtET9s0<> 男「ほら、着きましたよ、先輩」
女先輩「ういー……。頭痛ー……」
男「少しは自分の限界を知ってくださいよ。まったく」
女先輩「ごめんね。迷惑掛けないって言ったのに」
男「もう慣れっこですから。いいですよ。別に」
女先輩「優しいね。男君。文句くらい言って良いんだよ?」
男「今言っても、どうにもならないでしょ。なら、次回からこうならないように、努力してください」
女先輩「うん……。そうだね…」
、
男「じゃあ、俺、行きますね。先輩、明日遅刻しないでくださいよ」
女先輩「分かってる分かってる」
女先輩「私が言うのもなんだけど、男君気を付けてね。遅刻しちゃダメだよ」
男「はいはい。おやすみなさい」
女先輩「うん。おやすみ」 <>
◆VPATQMTCbo<><>2014/05/11(日) 18:50:49.41 ID:DojtET9s0<> ちょっと飯とか言うのに言ってくる
見てくれている人いるのかな <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2014/05/11(日) 18:57:26.39 ID:rUgeAfbvO<> 待機 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2014/05/11(日) 19:04:50.21 ID:jf1N9T5bo<> 全裸だからはよ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2014/05/11(日) 19:12:02.61 ID:2fQrTvsf0<> 見てるからはよ <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2014/05/11(日) 19:29:10.46 ID:YxqdS6gu0<> >>12
ワロタ <>
◆VPATQMTCbo<><>2014/05/11(日) 19:36:47.29 ID:DojtET9s0<> 男「はあー」
男(女先輩の酒癖の悪さはどうにかならんのか…)
男(大体、あの人の外面、猫被り性格は、紛れもなく美少女のそれなんだから、男でも引っかけて飲めばいいのに…)
男(何で、俺なんかと……)
男「俺なんか……?」
男(そう言えば、大学時代からあの人がプライベートで俺以外の男と話しているとこ見たことないな)
男(それって……もしかして……)
男「………」
男「辞めよう。難しいことを考えるのは」
男「明日も朝早いし、シャワーでも浴びて早く寝ない……ん?」 <>
◆VPATQMTCbo<><>2014/05/11(日) 19:46:32.75 ID:DojtET9s0<> 男(部屋の前に誰かいるぞ)
男(体育座りで膝に顔埋めちゃって。家出か何かか?)
男「ったく。家出するのは勝手だけど、人様に迷惑の掛からんようにしてほしいな」
男「あのー、すみません。こんなところに居ると風邪ひいちゃいますよ?」
???「ん。すまない。ちょっとこの部屋の住人を待っていてね。あまりにも遅いので少し、眠ってしまったみたいだ」
男「いくら夏だからって流石に無防備じゃあ……え!?」
???「…………男?」
男「何でお前こんな所にいるんだよ……幼」 <>
◆VPATQMTCbo<><>2014/05/11(日) 19:50:32.55 ID:DojtET9s0<> 幼「何でって。それは男、君に会いに来たからに決まっているだろ」
男「いや! そういうことじゃなくてだ! 目的だよ! 目的!」
幼「目的か……。そうだね……それは……」キュウゥゥ…
男「…………」
幼「…………」カアアア
男「まあ、その。こんなとこじゃあ、アレだし、中入れよ」
幼「う、うん」 <>
◆VPATQMTCbo<><>2014/05/11(日) 19:56:34.90 ID:DojtET9s0<> 男「はい。残り物で作った焼き飯だけど、まあ許してくれ」
幼「うん。いや、これでも贅沢だ。ありがとう」
男「どういたしまして」
幼「……………」
男「…………」
男「高校、出て以来か?」
幼「うん…。そうなるな」
男「あんまり変わってないな、お前」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2014/05/11(日) 19:58:55.63 ID:NaR/LhDD0<> みんな病みそうだな <>
◆VPATQMTCbo<><>2014/05/11(日) 20:03:32.76 ID:DojtET9s0<> 幼「そうかい? 自分では変わったつもりだけどな」
男「いや。全然変わってないよ……。まあ、若干疲れた感じはしているけどな」
幼「ふふ。流石男だ。ご明察だよ」
男「そうか。まあ、お互い社会人だもんな。そりゃあ疲れるか」
幼「そうだな。大人は色々な付き合いがある。気も使うし、神経も磨り減るからな」
男「同じだよ。俺だって……」
男「……そういや、お前何処に就職したんだ? 大学は……確かk大だよな?」
<>
◆VPATQMTCbo<><>2014/05/11(日) 20:09:15.19 ID:DojtET9s0<> 幼「くくく。覚えてくれていたたんだな」
男「そりゃそうさ。幼馴染なんだからな」
幼「その割には、就職先は知らないみたいだがな」
男「仕事し始めてから帰る暇無かったからな。今年辺りやっと帰れそうだ」
幼「そうか。君の母さんも、大分心配していたし、随分喜ぶだろうね」
男「そうだな。……で、本題に戻るけど、何処で働いているんだ?」
幼「東京の会社だよ。職種は伏せるけどね」
男「何で、そこを伏せるんだ?」
幼「ちょっと、まあ、色々あるんだ」
男「ふうん。まあ、余計な詮索はしないけどさ」
<>
◆VPATQMTCbo<><>2014/05/11(日) 20:12:23.88 ID:DojtET9s0<> 幼「気にならないのかい?」
男「そりゃあ、気になるけど、いくら親しい中でも隠しておきたいこともあるだろ?」
幼「………………」
男「どうした? ポカンとして?」
幼「え!? い、いや。何でもない! 何でもないよ……よ。ハハハ」
男「?」
幼「そ、それはそうと、男はどんな仕事をしているんだ!?」
男「俺か? 俺はこの2駅先の学校で、世界史を教えてるよ」 <>
◆VPATQMTCbo<><>2014/05/11(日) 20:19:57.02 ID:DojtET9s0<> 幼「教師か。うん、立派な仕事をしているじゃないか」
男「まあ、中々無難かな。死ぬほど忙しいけどさ」
幼「忙しくて疲れるのは人生が充実している証拠さ。いいことだ」
男「まあ、そういう風にポジ思考を持っておくよ」
男「それはそうと、何でお前こんなとこに? 家はどうしたんだ?」
幼「あ、いや、その……。た、たまたま仕事でこの辺りに来てね。ついでに久しぶりに男の顔を見たくなってさ」
男「いや、でも何で俺の家を知っているんだ?」
幼「き、君の母さんに聞いたんだよ! ははは」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2014/05/11(日) 22:50:21.45 ID:Yny4OuTd0<> 今日の分は終わりかな?
乙 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<><>2014/05/12(月) 00:30:07.54 ID:dENA1h1j0<> まさか <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2014/05/26(月) 15:44:08.07 ID:3rODa8Bco<> まだか? <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)<><>2014/06/21(土) 13:16:28.08 ID:i0X6GjhL0<> 突然ですが宣伝です!
ここの屑>>1が形だけの謝罪しか見せていないため宣伝を続けます!
文句があればこのスレまで!
加蓮「サイレントヒルで待っているから。」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1401372101/ <>