VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2014/07/06(日) 00:09:41.36 ID:pCBaKcds0<>妹「じゃあ、ピノを所望」

男「おい。人になにかをかってもらう訳だし」

男「そこはハーゲンダッツとかじゃないか?」

妹「……いいの?」

男「駄目だ」

妹「ほれみろ」

妹「だったら、ピノ」

男「わかった」

姉「あ、じゃあさ私はモナカ…「却下」

男「お前はドライアイスでも舐めて死ね」

姉「な、なんで!?」

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<>妹「暑い、死ぬ」 男「アイス買ってくる」 VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2014/07/06(日) 00:17:03.09 ID:pCBaKcds0<> 男「行ってきます」ガチャッ バタン…


姉「行ったね……」

妹「うん、行った」

姉「そ、それよりさ妹ちゃん?」

妹「何だよ蛆虫」

姉「……うん、慣れたから何も言わないよ?」ウルッ


姉「ところで最近、男君が冷たい気がするの」

妹「気のせい」

姉「そう?」

妹「それは自意識過剰といふものだ、ツェツェバエ」

姉「……うーん」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2014/07/06(日) 00:21:22.28 ID:pCBaKcds0<> 姉の自室


とさっ

姉「はぁー、ベッド落ち着くーっ」

姉「私の心の拠り所は、この柔らかベッドしか無いっ!」

姉「あははっ!」


姉「……あはっ」ショボン

姉「はぁ。いつからだろうか、家族が私に冷たくなったのは……」

姉「最初こそ男君は味方であってくれたのに……うーん」

姉「分からない、分からないなあ」

姉「……よし、こんなときは直接本人に聞くのがベスト!」

姉「『最近どうしたのー?』っと……男君に送信!」メルメル <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2014/07/06(日) 00:27:09.00 ID:pCBaKcds0<> 姉「おっ」ピロリーン

姉「えーと…『死ね』……?」

姉「あ、これ友ちゃんからか……『どうしてかな』っと」メルメル

姉「……ふーっ、返信来るまでちょっと寝ようかなーっ」

姉「……すー」





夕方




カァー カァー

姉「……はっ!」

姉「結構寝てしまった気がする……うぅ、頭痛い」

姉「返信は来たかなーっと」ピッ


ガチャッ


姉「ん?」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2014/07/06(日) 00:32:48.20 ID:pCBaKcds0<> 男「……」

姉「あれ、男君。どうしたの?」

男「アイス」

姉「え?」

男「アイス買ってきたから」

姉「……私に?」

男「ん」

そういって男が差し出してきたのは、棒つきアイスである、ガリガリ君。
味はソーダと梨しか知らない私だが、それにはナポリタンと記載されていた。
これには酷く驚いた。

姉「な、なにこれ……?」

男「アイスはアイスじゃボケ。それ食って歯磨きせずに虫歯になって死ね」

姉「ひどっ…い、けど、ありがとう!」

姉 (なーんだ、男君が冷たいのなんて気のせいか!) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2014/07/06(日) 00:37:19.17 ID:pCBaKcds0<> 姉「ふふん、なんだか嬉しいなあーっと!」

姉「それにナポリタン味ときた! なんだか美味しそう!」

姉「んっ」シャリシャリ

姉「……ん?」


姉「……」シャリシャリ


姉「ん、んん?」シャリシャリ


姉「…………」


姉 (まずすぎィ! まずいまずい……!)

姉「おえーっ!!」

姉「な、なにこれ……! まずい!」

姉「嫌がらせ……? これは嫌がらせェ!?」

姉 (ぐっ……駄目だ、男君だけは信じないと……たまたま、マズイノ買っちゃっただけかもしれないし) <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2014/07/06(日) 07:27:16.90 ID:QruRIYboo<> ここからどうなるのか <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2014/07/06(日) 13:26:49.92 ID:pCBaKcds0<> 姉「……」シャリシャリ

差し出されたアイスは、ナポリタン味。
だが何故か、ちょっぴり塩気があった。





姉「さーて、夜飯も食ったし……日課のランニングと行こうかなーっ!」

妹「おい」

姉「ん、あっ妹ちゃん!」ニコッ

妹「バカ面晒すな。それより、どこに行く?」

姉「えーと、外だけども」

妹「……そうか。だったら、精々夜道には気を付けるがいい」

妹「お前はなんか雰囲気がうざいが、それ以外は異性に愛される我儘ボデーという奴だ」

姉「……?」

妹「……いや、何でもないや。とっとと行けば?」

姉「あ、はい」 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2014/07/06(日) 13:32:27.50 ID:pCBaKcds0<> 姉「ふっ……ふっ」タッタッ

姉 (町内を後……三週ぐらいでいい運動になるかな)

姉「ふっ……と、ん?」

ペースに乗り、心地よいリズムで走れるようになった折りに、
姉は川の土手の方に何かを見つけた。
人である。数人が、何か蠢いている。

姉「なんだろ、あれ」フーフー

息を整えつつ、ゆっくりと、好奇心に誘われ近寄っていく。
そこは、


不良「あー、煙草おいしー!」

ヤンキー「ばっかお前、やっぱりハッパだろうがよ!」

金髪チャラ男「……あれ?」


姉「!」

不良の溜まり場だった。
更に不幸なことに、そのうちの一人に気が付かれた。

金髪チャラ男「おいねーちゃん、なにやってんのー?」

姉 (ちょっ、こっちくんな!)

姉は逃げ出そうとしたが……。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2014/07/06(日) 13:33:50.00 ID:jGcuC/tq0<> 胸糞展開なら先に言えよ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2014/07/06(日) 13:37:35.08 ID:pCBaKcds0<> ヤンキー「おっとっと、反応が遅いんじゃなあい?」ケラケタ

姉「えっ……?」

姉 (い、いつの間に私の腕を掴んで……!?)

金髪チャラ男「さっすがー陸上部ゥ! ダッシュは慣れてますねー!」

不良「いや、多分キメてるから速かったんだろ」

姉 (な、なにいってるのこの人たち……怖い!)

ヤンキー「どーでもいいけどさ、ねーちゃん」


ヤンキー「ヤらね?」


姉 (これは……まずい)

二度目の不味いである。 <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>saga<>2014/07/06(日) 13:38:55.49 ID:pCBaKcds0<> 胸糞とかシリアスはかけないので
必然的にこれはコメディというか馬鹿展開になります <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2014/07/06(日) 15:02:40.08 ID:rPb+6SgIO<> がんば。
期待して待つ <> VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2014/07/06(日) 23:28:19.46 ID:QruRIYboo<> 安心した <>