春香「神は言っている、ここで死ぬ定めではないと」＠VIPService過去ログ倉庫

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HTML化した人：Kastanie ★

春香「神は言っている、ここで死ぬ定めではないと」

1 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/07/27(日) 13:23:31.20 ID:7kWmHCABO: 神は言っている、ここで死ぬ定めではないと

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1406435011
2 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/07/27(日) 13:23:50.93 ID:7kWmHCABO: http://m.youtube.com/watch?v
3 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/07/27(日) 13:35:20.13 ID:7kWmHCABO: 何かが聞こえた気がした

春香「………」

倒れていた体を起こし、周りを見渡す

……………。

…………………………。

足元には路線

周りには私を見下ろしている人達がいる

焦って私の元に降りて来ようとする人も

ダメだ、もう間に合わない

男性の大きな声が辺りに響いている
4 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/07/27(日) 13:49:28.98 ID:7kWmHCABO: 前を見ると、そこには私に向かって走ってくる電車があった

クラッシュを鳴らしながら私に向かってくる

ああ、死ぬのか
私のドジでこけて路線に落ちて

こんなことで私は最後を迎えてしまうのか

そう思いながら、止まるはずもない電車を途方もない目で見つめる
5 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]：2014/07/27(日) 13:56:22.40 ID:MOt0x+fWo: こんなスレ立てで大丈夫か？
6 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]：2014/07/27(日) 13:59:49.24 ID:fmNsccGmO: 期待
7 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/07/27(日) 14:01:57.35 ID:7kWmHCABO: 電車はどんどん私に近づいてくる

それと同時に周りの騒ぎも大きくなる

私は軽く深呼吸をした

とても落ち着いている

こういう場面に直面した時は、恐怖でパニックになるものだと、昔からそう思っていた

実際に体験してみて分かったことだけれども、今更そんなことはどうでもいい

もう時期私は死ぬのだ
8 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]：2014/07/27(日) 14:14:57.65 ID:ZMFD4TAaO: ×もう時期 ○もう直
9 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/07/27(日) 14:16:23.60 ID:7kWmHCABO: 周りには私に必死に呼びかける人や、顔を背けている人、いろんな人が居た

そのことが私の状況をより鮮明に教えてくれる

この後、電車はそのまま私に近づいて私を跳ねるだろう

無駄な抵抗は辞めよう

私は少し先の情景を思い描いて、目を瞑ろうとした

春香「………」

が、その時

人ごみの中に奇妙な物が映った

私に向かって笑いながら手を振っている人がいたのだ

私はとっさに前に手をかざした

まだ死ぬわけにはいかない

そんな思いが不意に頭を過ぎった

…………………………

電車は私の目の前で止まった
10 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]：2014/07/27(日) 14:17:54.65 ID:s1weg2dD0: >>5
大丈夫だ問題ない
11 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]：2014/07/27(日) 14:17:59.02 ID:YYrTKWiro: やべぇ…
期待
12 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]：2014/07/27(日) 14:52:35.77 ID:2X3ukO1dO: 千早「フォォォォォォォーーン！！！」
13 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]：2014/07/29(火) 21:59:31.90 ID:ARLsAEsAO: はよ
14 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/08/02(土) 14:33:51.00 ID:8hBFYXP00: 深呼吸をする

辺りを見回す

春香「………」

さっきまで私に向かって手を振っていた人が居たところには、大勢の人が群がっていた

…見失った

私は路線から1発で段差を上がる

「ちょっと君、大丈夫なのかい？」

春香「はい、なんとなく電車が止まるような気がしましたし」

私は心配そうに話しかけてくる人に笑顔を向けると、そのまま事務所へと足を運んだ
15 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/08/02(土) 14:55:22.48 ID:8hBFYXP00: 春香「………」

何かがおかしい

事務所に向かう途中、道に置いてあるダンボールが目にとまる

春香「捨て猫？」

拾ってくださいという文字に加えて、大人しそうに猫が箱の中に座っていた

春香「……」

春香「この後大雨が降ってそれは夕方まで降り続ける…」

私はバッグに入れていた折りたたみ傘をダンボールの屋根代わりに引っ掛けて外れないようにすると、事務所へとまた歩き始めた
16 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/08/02(土) 15:05:00.28 ID:8hBFYXP00: ………………………

数分後のこと

私は事務所から少し離れたスーパーの入り口に雨宿りしていた

そう、自分の傘が無かったのだ

春香「もうすこし降り出すのに時間がかかると思ったんだけどね」

私は空を見上げながら浮かない顔をする
17 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/08/02(土) 15:15:03.39 ID:8hBFYXP00: 春香「これじゃあ事務所に間に合わないかなぁ」

私は道路を走りゆく車を見ながらため息をつく

春香「遅れるわけにはいかないよね、いざとなったらずぶ濡れも覚悟で…」

春香「ってそれも嫌だなぁ」

止みそうにない雨のなか、店から出てくる人の傘が目に映る

春香「あ、そうか…買っちゃえばいいんだ」

ここはスーパー、傘くらいなら余るほど売ってあるはず

「雨だー！」

店の入り口から走りながら出てくる、おそらく幼稚園児であろう小さな子を華麗によけると、私もウキウキ気分で店の中に足を踏み入れた
18 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/08/02(土) 17:40:22.89 ID:TLKYYhu60: エルシャダイキャラは出るのかな？
19 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]：2014/08/29(金) 23:35:09.88 ID:mGaghDrPo: ほ
20 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]：2014/09/25(木) 08:34:06.52 ID:ywmUbfuXO: えたったか……
21 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]：2014/10/06(月) 19:09:33.05 ID:yurh96ytO: お願いします復活して

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