◆Zy3NiYUtWc1R<>sage saga<>2014/12/12(金) 00:17:35.99 ID:Pf2cS/zZ0<>書き溜め無しなので執筆速度低です。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1418311045
<>勇者「必ず魔王を倒して生還してみせる」
◆Zy3NiYUtWc1R<>sage saga<>2014/12/12(金) 00:42:27.73 ID:Pf2cS/zZ0<> 王様「勇者よ、せいぜい頼んだぞ(笑)」フリフリ
勇者(王様め……帰ってきたらボコボコにしてやる)
_城下町
勇者「まず最初は仲間集め……か」
勇者「いつも一人旅だったからよくわからんけど」
勇者「とりあえず酒場に行けばいいんだよな」
カランカラン
マスター「おっ勇者じゃねぇか! 王様に挨拶はすませてきたのか」
勇者「うん。それより仲間集めをしてるんだけど……旅人はこの店にいない?」
マスター「早速仲間集めか! それならあそこに魔法使いと戦士がいるぞ」
勇者「ありがとう」
勇者「そこの魔法使いさんと戦士さん」
魔法使い(♂)「俺達に何か用か?」
勇者「はい。僕は勇者という者です」
戦士(♀)「あぁ……その話なら聞いてるわ。この国から勇者が今日旅立つって」
戦士「その様子だと……もっぱら仲間を探してるところかしら」
勇者「はい。説明する手間が省けました」
勇者「初対面で図々しいとは思いますが、僕と一緒に魔王討伐の旅をしてくれませんか?」
戦士「どうする……」コソッ
魔法使い「勇者がへたれだったらこっちの命が危ねぇ……。だが成功すれば多額の報酬が貰える」
魔法使い「ここは勇者の実力を見て、強かったら仲間になる。弱かったら断るでいいんじゃないか?」
戦士「そうね……」
戦士「勇者さん。わかりました」
勇者「本当ですか?」
戦士「はい。ただし条件があります」
勇者「条件……?」
戦士「私と戦って、私に勝てたら仲間になります」
勇者「上等です。ここでは流石にあれなので表にでましょうか」 <>
◆Zy3NiYUtWc1R<>sage saga<>2014/12/12(金) 01:06:33.83 ID:Pf2cS/zZ0<> __
ザッ
戦士「勇者さん……準備はよろしいですか?」
勇者「えぇ。いつでもかかってきて下さい」
戦士「では……こちらからいきますよ!」ブンッ
勇者(力はあるが……遅い!)ヒラッ
戦士「もう一回!」ブンッ
勇者「……」ヒラッ
ブンッ ヒラッ ブンッ ヒラッ
持ち前の腕力で軽々と剣を振る戦士であったが、肝心の攻撃は勇者に全て避けられてしまう。
__
戦士「はぁ……はぁ……はぁ……」
勇者「それで終わりですか? 次はこちらの番です」ヒュッ
戦士が剣を構えるか構えないかのうちに、戦士の剣は宙を舞った。
戦士「……!」
勇者「僕の勝ちですね」
戦士「完敗だよ……分かった。君の仲間になるよ」
勇者「魔法使いさんは?」
魔法使い「俺と戦士は相棒だからな。相棒がなるって言うんなら俺もなるよ」
勇者「そうですか……では簡単に歩きながら自己紹介をしましょうか」
戦士「荷造りは!?」
勇者「既にあなた方の分も用意してあります」
戦士「私が負けるのは計算通りだったわけね……」
魔法使い「まぁいいじゃねぇか」
勇者「……では僕から自己紹介を」
勇者「14代目勇者の勇者と申します。特技は剣術です……宜しくお願いします」
魔法使い「おう……頼りにしてるぜ! 次は俺だな」
魔法使い「俺は魔法使い! 主に精神攻撃魔法が得意だな……宜しく」
勇者「精神攻撃魔法ですか……興味深いですね」
戦士「……こいつ本当に汚いのよ」
魔法使い「……うるせぇ」
戦士「最後は私ね。私は戦士。主に剣術と棒術を得意としているわ……よろしくね」
勇者「宜しくお願いします」 <>
◆Zy3NiYUtWc1R<>sage saga<>2014/12/12(金) 01:15:30.33 ID:Pf2cS/zZ0<> 勇者「では自己紹介もすみましたし冒険の旅に出発!」
魔法使い・戦士「おーー(棒)」
魔法使い「戦士」コソッ
戦士「?」
魔法使い「お前勇者に負けたとき素が出てたぞ」
戦士「……」
魔法使い「イケメソな勇者の前でそんな口調にしたくなるのもわかるが、俺は素のお前の方が言いと思う」
戦士「う、うっさい!」
勇者「〜であるからして……どうかしました? 戦士さん」
戦士「い、いや、何でもないわ」
勇者「そうですか」 <>
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします<>sage<>2014/12/12(金) 22:11:03.12 ID:E0Ch2hAFo<> しえん <>