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HTML化した人:
dos
★
男「……世界が……ひっくり返った」
1 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/14(日) 10:24:23.62 ID:0+Qg62UX0
思いつきです
すぐに終わります
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1418520253
2 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/14(日) 10:27:31.50 ID:0+Qg62UX0
ワイワイガヤガヤ
男「……」
男(今日も……学校に行けなかった……)
男(勝手にサボり始めてもう3日目だ……そろそろ母さんにバレるかもしれないな)
看板【ドーナツ80円セール!】
男「……お」
男「……もう昼だしな。なにも食べてないし……」
3 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/14(日) 10:31:47.22 ID:0+Qg62UX0
男「2つ下さい。キャラメルとプレーンで」
店員「はいよー!2つで160円になりまーす!」
チャリンチャリン
店員「ありがとうございまーす!って君学生かい?」
男「えっ……」
男「そうですけど……」
男(まさか……学校に連絡でもされるのか!?)
店員「学生にはサービスでい!ストロベリーも持ってきな!」
4 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/14(日) 10:34:40.83 ID:0+Qg62UX0
男「……」パクパク
男「良い人でよかった……」
男(……ドーナツ美味いな……)
男(皆んなは今頃五限を受けてる頃か)
男(たしか……数学だっけ。俺苦手なんだよなー……もう追いつくのは厳しそうだ……)
5 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/14(日) 10:38:22.38 ID:0+Qg62UX0
男「……明日こそは……行く」
男「……明日こそは……」
ズズッ……
グラッ……
男「……?」
ドォンッッ!!
男「うわぁ!?」
キャーキャー!
ナンダイマノハー!?
男(じっ、地震か!?)
男(凄い衝撃だったぞ!?)
6 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/14(日) 10:41:39.76 ID:0+Qg62UX0
男(まだ揺れてる……!まさか関東大震災ってやつか!?)
グララララッッ!
ズォンッッ
バガァン!
男「目の前のビルが……崩れる!?」
男「うわぁああ!!」ダダッ
スゴゴゴゴオオオオオオンンンン
7 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/14(日) 10:44:11.12 ID:0+Qg62UX0
男「はぁ……!はぁ……!」
男「け、煙が凄い!目が開けられない……」
ウーウーウーウー
ピーポーピーポー
ガシャァンッッ ドゴォンッッ
男「大混乱じゃんか……!!どうなってんだよ……!?」
男「そ、そうだ!スマホでNEWSを……!」
8 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/14(日) 10:49:37.73 ID:0+Qg62UX0
男「……!」スッスッ
男「速報……!」
男「関東全域を中心にとても大きな地震……東京は……震度8強!?」
男「嘘だろ……やばい……」
女性「キャァア!」
男「!?」
女性「た、助けて下さい!彼氏の脚が……!!」
男「ど、どうしたんですか!?」
女性「瓦礫に挟まれて……」
男「!!」(これは酷い……!潰れちゃってる)
彼氏「ぐぅ……ああ……!」
9 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/14(日) 10:53:36.59 ID:0+Qg62UX0
彼氏「い、いけ!女性……!俺の脚はもう……ダメだ……ッ」
女性「やだよ!置いてなんていけない!」
彼氏「まだ揺れてるんだ……こんな危険なところにいるな……ッッ」
男「……!」
男「確かに……このビル……もう一度崩れそうです……!」
女性「いやです!手伝ってください!瓦礫を……持ち上げ……ッッ」グッグッ
彼氏「無理だ……人間じゃ上がんねーよ……」
10 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/14(日) 10:58:35.38 ID:0+Qg62UX0
男「ご、ごめんなさい!」ダダッ
女性「あぁッッ!」
男(やだッッ……!死にたくないッ!)
男(あそこにいたら……ダメだ!)
ズズンッッ……!
男「!!」
男「き、きた!」
ズガジャァァアアアアンンンッッ
11 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/14(日) 11:10:53.48 ID:0+Qg62UX0
男「はぁ……はぁ……!」ガクッ
男「ごめんなさい……ごめんなさい……」
男(仕方なかったんだ……でも……)
男「うっ……ウプッ」
ゲロロロロロロロ
男「げほぉあ!……ふぅ……ふぅ!」
男「もう……動きたくないよ……!」
女「あなた……大丈夫?」
12 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/14(日) 11:15:16.51 ID:0+Qg62UX0
男「えっ……?」
女「辛そうだね。これ、ハンカチあげるよ」
男「あっ、あぁありがとう……」フキフキ
女「凄い地震だね」
男「うん……君は……?」
女「私は○○高校3年の女。あなたは?」
男(○○高校!?めっちゃくちゃ頭良いところじゃんか!)
男「俺は……☆☆高校3年の男……」
女「あそこなんだ!ためだったとは」
男「……なんなんだよな、これ……。現実には見えない」
13 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/14(日) 11:17:40.89 ID:0+Qg62UX0
女「夢ならいーんだけどねー」
男「女は……結構冷静だね……すごいよ」
女「……」
女「私はこれ、嫌いじゃないからね」
男「……はっ!?」
男「どういうこと?」
女「……まあこんな状況だし、いいかな」
14 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/14(日) 11:23:15.33 ID:0+Qg62UX0
女「私、家を飛び出してきたんだ」
男「……?」
女「あのね、私の家って再婚なの。新しい母親が私は好きじゃなくて……」
女「それなりに上手くはやってたんだけどね。優秀な高校に入って、文武両道で頑張ってきた。新しい母親も、気に入ってたとおもう」
男「……」
女「父さんも新しい母親にゾッコンでね。私が良い成績をとっても、あまり興味もないようで、私は家にどんどん居場所がなくなっていったの」
男「そりゃあ……」
女「辛くはなかったよ。悲しくもなかった」
女「ただ、無感になっていく自分がよくわかったよ」
15 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/14(日) 11:28:02.32 ID:0+Qg62UX0
女「だから、こんな世界でも嫌いに思えないの。別にいいかなって」
女「……頭おかしいと思った?」
男「……」
男「……いや、分かるかも……しれない」
女「え?」
男「なんとなくだけど、ね」
男「いや、こんなのもちろん嫌だよ俺は。さっきも凄い嫌な場面に遭遇しちゃったし……」
16 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/14(日) 11:38:32.66 ID:0+Qg62UX0
男「でも……この世界の感じ……」
男「全部ぶっ壊れて、皆んな同じスタート」
男「俺の親もしっかりしてるし、学校でイジメを受けてたわけでもないけど……」
男「正体不明の焦燥感と孤独感が、つねにあった」
女「……」
男「今は……皆同じだ」
17 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/14(日) 11:46:27.30 ID:0+Qg62UX0
男「……なんだろ……」
男「…………世界が……ひっくり返った」
男「って感じ……」
女「……」
女「男君は面白いね」
男「えっ?そうかな?」
女「ふふ、こんな状況でこんなこと話してる時点で、2人とも少し変なのかも」
男「本当……やべーよこれは……」
男「まだ……死にたくないよ……」
18 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2014/12/14(日) 11:48:01.75 ID:tCWmk8XxO
8強がすでにある世界か…
19 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/14(日) 11:59:35.10 ID:0+Qg62UX0
女「私も……死ぬのは嫌だなー」
男「今は落ち着いてるけど、また地震が起きるかもしれない……安全な場所に移動しない?」
女「そうだね、移動しよっか」
☆☆高校
友「ぐっ……ああ……」
友「あんだよ……これ……」
友「地震が起きたと思ったら……天井が……」
20 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/14(日) 12:01:34.16 ID:0+Qg62UX0
友「ッッ……頭から……出家してやがる……」
不良「ちくしょおお!!」ガシャンッッ
不良「誰かいねぇのか!」
友「あいつは……不良?」
友「あいつも生きてたのか」
不良「くそっ……返事しろよお!」
21 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/14(日) 12:02:42.74 ID:0+Qg62UX0
しくった
頭から出家じゃない
出血です
22 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/14(日) 12:06:28.79 ID:0+Qg62UX0
友「ふ、不良!」 フラフラ
不良「友!!生きてたのか!」
友「なんとか……な。こりゃどうなってんだ……?」
不良「地震で天井が崩落したんだ……。そこかしこに同級生の屍体が転がってやがる……」
友「なっ!?まじでか……!?」
不良「マジだよ……おそらく、他の生き残りは急いで学校から飛び出したんだろうな。生きてるやつが見当たらない」
友「嘘だろ……なんだよこれ……」ガクッ
23 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/14(日) 12:09:04.82 ID:0+Qg62UX0
不良「とにかく、俺らと似たような気絶しただけの生き残りがいるかもしれねえ」
不良「探しだして、ここからさっさとトンズラしよう!」
友「……あ、あぁ」
友(ま、まさか……俺の彼女も……茶髪……!!)
友(あいつはB組だった。確認しないと……!)ダダッ
24 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/14(日) 14:34:32.13 ID:vhnE/Is4O
B組
茶髪「……うっ……」
茶髪「あれ……?ここは……」ムクッ
茶髪「!!」
茶髪「な、なにこれ……?」
友「茶髪ーーッッ!!」ガシャンッッ
茶髪「いや……なにが起きてるの?こんな……」
友「茶髪ッ!大丈夫か!?」
茶髪「と、友君……?なんで……?」
友「お、落ち着け!」
友「地震があって、天井が崩落したんだ…..」
茶髪「じ、地震……?」
25 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/14(日) 14:39:11.85 ID:vhnE/Is4O
茶髪「友君は……怪我ないの……?」
友「俺は大丈夫。茶髪は?!」
茶髪「少し頭が痛いけど……大丈夫」
友「よかった……」
不良「てめえ!!」
友「不良の声!?」
26 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/14(日) 14:40:23.00 ID:vhnE/Is4O
ちょい中断
明日には持ち越さず終わらせます
27 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/14(日) 15:52:11.23 ID:0+Qg62UX0
友「どうした不良!?」ガシャッ
不良「友!」
不良「こいつ……ネコババしてやがったんだよ!」
友「こいつ……?」
友「って……キモオタじゃねーか!」
キモオタ「……ぐ……ふぅ……」
不良「死んだ女子の鞄から……財布取ってやがった……一発ぶん殴ってやったよ」
キモオタ「……ふん……」
キモオタ「バカだなぁ……もうどうせ日本は崩壊するのに……」
キモオタ「変な正義感振りかざしちゃって……」
28 :
通高生
[sage]:2014/12/14(日) 17:13:53.14 ID:GYybNUSN0
まあ、こういうやつは出てきますよね。
29 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/14(日) 19:29:33.62 ID:3Qw4wXKcO
期待してるぞ
30 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2014/12/14(日) 19:30:17.31 ID:3Qw4wXKcO
すまない下げ忘れた
31 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/14(日) 22:40:35.94 ID:go7PEclhO
キモオタ「死んだやつはお金を使えないんだよ?」
友「こ、こいつ……!」
不良「このイカれ野郎が!」バギィッ
キモオタ「ぶふッ!」
不良「はぁ……はぁ……行こうぜ友。こんなやつと絡んでたらなにがあるかわからねえ」
友「ああ……行くか」
友「茶髪を呼んでくるよ」
タッタッタッ
不良「わかった。俺も歩いておう」
キモオタ「ふーッ……ふーッ!」
キモオタ「茶髪……ふーッ……確か友の……ふしゅーッ……」
32 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/14(日) 22:44:57.99 ID:go7PEclhO
友「茶髪!」
茶髪「……友君!」
茶髪「不良君はどうだった?」
友「キモオタってやつと少し揉めてたけど、大丈夫だ。ここを出ようって話になった」
茶髪「そっか……」
友「多分、出口で待ってくれてる。俺たちも行こう!」
茶髪「う、うん!」
33 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/14(日) 22:48:36.09 ID:go7PEclhO
ガシャンッッ
友「くそっ、上手く歩けない……!」
茶髪「瓦礫が凄いね……うっ!」
友「大丈夫か!?」
茶髪「大丈夫……少し捻っただけだよ」ニコ
友「手をつなごう。学校を出るまで、危険が多い」ギュッ
茶髪「友君……///」
友「あそこを曲がれば……出口まで一直線だ」
34 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/14(日) 22:51:12.51 ID:go7PEclhO
茶髪「もう少しだね……!」
友「外に出られるぞ!」
茶髪「早く出て誰かに…
茶髪「友君!前!!」
友「えっ?」
ゴシャッッッ
友「がっ……!?」ドサッ
35 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/14(日) 23:00:41.52 ID:0+Qg62UX0
茶髪「い、いやぁあああ!!」
キモオタ「ふしゅーッッふしゅーッッ……!!」
キモオタ「や、やってやったぞ……!」
キモオタ「俺を……馬鹿にするからだ……!ッッ!」
友「あ……ッ……がぁ……ッッ!」ドクドク
茶髪「友君!!」
キモオタ「う、うらあ!」ドンッッ
茶髪「きゃあ!!」ガシャンッッ
キモオタ「と、友に寄るな……!こいつは……」
キモオタ「これから嬲り倒してやるんだ……!」
36 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/14(日) 23:04:22.95 ID:0+Qg62UX0
茶髪「い、いや……ッッ!」
キモオタ「おらあ!」ドゴォ
友「ぐああ!?」ガシャッ
友「がぁ……ああ!?」
キモオタ「へ、へへ……!良いザマだ……!」
茶髪「な、なんでこんな……!」
キモオタ「……」
キモオタ「……お、俺を……蔑んだ目で見たからだ……!」
37 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/14(日) 23:11:46.74 ID:0+Qg62UX0
キモオタ「前から気に食わなかったんだ……!」
キモオタ「可愛い彼女と……いちゃいちゃリア充しやがって……!!」
キモオタ「俺を虐めるやつを収めるときのこいつの目……!」
キモオタ「俺を……完全に見下した目だ……ッ!」
キモオタ「何様のつもりだったんだ……よッッ!」ドゴォッ
友「ぐああ!!」
38 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/14(日) 23:15:29.73 ID:0+Qg62UX0
茶髪「も、もうやめてよぉ……」グズッグズッ
友「」
キモオタ「もう気絶かよ……つまらねえ」
キモオタ「まあいいや……次は……茶髪」
キモオタ「お前だ」
茶髪「いや……!」
キモオタ「大人しくしやがれ……!」ガッ
茶髪「あぁっ!」
キモオタ「騒げば……ぶん殴るからな……!!」
39 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/14(日) 23:17:46.77 ID:0+Qg62UX0
茶髪「お願い……やめて……!」
キモオタ「へ、へへ……これが女子の太ももか……!」さわさわ
茶髪「……!!」
キモオタ「じ、地震様様だぜ……!」
キモオタ「じっとしとけよ……!」
40 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/14(日) 23:19:41.06 ID:0+Qg62UX0
パンパンパンパンパンパンッ
友「」
茶髪「うぅっ……!あん……ッ…!」
キモオタ「ふしゅ!ふしゅ!ふしゅ!」
キモオタ「さ、最高だあ……」
41 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/14(日) 23:32:49.34 ID:0+Qg62UX0
不良「友達……遅いな」
不良「もう10分くらい経つぞ……!」
不良「戻って様子を見てくるか……」
ガシャンッ
キモオタ「ふぅ……ふぅ……!」
茶髪「……ひっく……えぐ……っ」
キモオタ「物音が……不良かな?」
キモオタ「……返り討ちにしてやる」
42 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2014/12/14(日) 23:38:25.84 ID:b3v46F430
このキモオタは[
ピザ
]なのかきになるき
43 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/15(月) 11:57:58.79 ID:wF77O/7Y0
持ち越してしまった
申し訳ない
44 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/15(月) 12:00:42.04 ID:wF77O/7Y0
キモオタ「さて……お前も……気絶してもらうからな……ッ……」
茶髪「や、やぁ……!」
キモオタ「ふ、ふん!」ゴッ
茶髪「うっ!!」ドサッ
キモオタ「充分楽しませて貰ったぜ……」
キモオタ「あとは……不良に復讐して……終わりだッッ……!」
45 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/15(月) 12:04:36.84 ID:wF77O/7Y0
不良「おーい!友ー!茶髪ー!」
不良「ちっ……周りの音がデカすぎてなんも聞こえやしねえ……!」
不良「たしか……B組は……」
キモオタ「き、きた……!」コソコソ
キモオタ「この……椅子でぶん殴ってやる……!」
ガシャンッッ
不良「ぐっ!足場が悪りぃ」
キモオタ「今だッッ……!!」
キモオタ「き、キエエーーーッ!!」バッ
不良「!!??」
ゴシャッ
46 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/15(月) 12:09:47.40 ID:wF77O/7Y0
キモオタは170センチの75sです
ちょいデブ
想像しやすい体型はこんな感じだと思います
47 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/12/15(月) 12:26:59.27 ID:q2kRg03mO
http://i.imgur.com/7O2yry4.jpg
48 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2014/12/15(月) 14:59:21.32 ID:BHqy29g50
これキモオタにする必要あったのか
49 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/17(水) 12:09:47.74 ID:d9HFUNQIO
不良「あ、あがぁああああ!?」ガクッ
キモオタ「や、やったッッ!」
不良「がッ……あぁ!?キモオタ……ッッ」ドクドク
不良「なにを……!?」
キモオタ「ふ、ふん!自分の胸に……きいてみな!」
ガンッッ
不良「ぐぁぁああああ!!」
キモオタ「……いいざまだ……はぁ……はぁ……」
50 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/17(水) 12:12:09.77 ID:d9HFUNQIO
不良「」
キモオタ「気絶したか……」
キモオタ「ふふふ……ッッ……」
キモオタ「今までの……人生……ッッ」
キモオタ「……ひっくり返せるぞ……ッッ……この地震のおかげで……!」
キモオタ「ふふふ……はははッッ……ハーッハーッハーッ!!!!」
51 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2014/12/17(水) 12:15:19.01 ID:QDYqiXmY0
うわああ
52 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/17(水) 12:20:49.72 ID:d9HFUNQIO
男「……おっと……」
男「危ねぇ……足場が崩れそうだ」
男「女ーっ!ここらへん気をつけてくれ!」
女「う、うん。大丈夫」
女「よい……しょ」
女「ふー……。大分高いところまできたね」
男「うん……ここからなら、街が見渡せる」
ガヤガヤ
男「俺ら以外にも……人がいるんだな」
女「考えることは同じだね」
53 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/17(水) 12:24:32.86 ID:d9HFUNQIO
おっさん「おい、そこの2人」
男「……?」
おっさん「あんたらも避難してきたんだろ?こっちに食いもんがある!分けてもらうといいぞ」
男「ほ、本当ですか!?」
おっさん「あんまり数がねえ。早くいきな」
男「はい!」
女「よかった……お腹減ってたんだ」
ガヤガヤ
男「ここか……元々は売店だったのかな?」
おっさん「そうだよ。売店の主人がいい人でな、無料で配ってくれてんだ」
54 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2014/12/17(水) 13:36:50.48 ID:LFReOG/a0
日本が崩壊したら金は使えないのに財布を取ろうとした意味とは…
55 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2014/12/17(水) 13:40:35.50 ID:0gZ/NGgg0
三国人か
56 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/18(木) 10:18:26.03 ID:DxCsefLVO
主人「おお……若い男女か」
主人「よくここまできたな。生き残れてなによりだ」
男「ありがとうございます」
主人「食え。数は少ないがな……」ポン
男「うおお!こんなに!?」
女「菓子パンにお菓子……野菜ジュースまであるわ」
主人「在庫も解放しちまえばこんなもんさ……何日ももたねえけどな」
男「ありがとうございます……大切に食べよう」
女「うん!」
57 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/18(木) 10:22:12.52 ID:DxCsefLVO
パクパク ムシャムシャ
男「……」モグモグ
女「…………」モグモグ
男「どこもかしこも……酷いな」
女「うん。ここが東京だとは思えないね」
男「俺の家族……生きてるかな」
女「えっ、確認してないの?」
男「連絡も通らないんだ……両親は埼玉に仕事だから、会いにも行けない」
女「……そう」
女「心配?」
男「そりゃあね。家族だから」
女「……」
58 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/18(木) 10:30:08.30 ID:DxCsefLVO
女「私には……あんまり分からないことだなあ」
男「……」
女「独りの方が……気楽でいいかも」
男「……独りはだめだよ」
女「ん?」
男「なんとなく……落ち込まない?」
男「俺、独りだと嫌なことばっかり思いついちゃうんだ」
女「……」
男「ここに来るのも……多分……女がいなかったら最初で挫けてたかもしれないし……」
男「主人さんも、おっさんも、助けてくれて本当に感謝してる。こんな状態だけど……」
男「助け合うのって、良いことだなあって芯から思ったよ」
59 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2014/12/18(木) 10:31:19.50 ID:A/yXLp9Jo
俺地震起こったら幼女レイプしたい
60 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/18(木) 16:07:17.61 ID:bEcwNqje0
男「地震直後……俺、カップルを見捨てちゃったんだ」
男「そのこともあってなのかもしれない」
男「罪悪感とか……よくわからない感情があって……」
女「あのときね……」
女「しょうがないよ、こんな状況で他人を助けるなんて、誰にでもできることじゃないもの」
男「……ありがとう」
61 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2014/12/18(木) 16:10:17.83 ID:llx7vXyCO
>>59
ローション扱う店も無くなってたら無理っぽくね?
あ、爪楊枝サイズのナニなら問題ないか
62 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/18(木) 16:14:55.36 ID:bEcwNqje0
女「出会ったばかりでお互いをよく知らないけど、出会ったのが男みたいな優しい人でよかった」
男「優しいかな?」
女「多分」
男「多分て!」
女「ふふっ、冗談冗談」
男「なんだよー」
男「でも……俺も声かけてくれたのが女でよかったよ」
女「本当?」
男「本当。女も優しいよ」
女「そうかなあ」
男「吐いてるやつにハンカチくれるんだから」
女「あはは、そうだったね」
63 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2014/12/18(木) 16:48:39.80 ID:A/yXLp9Jo
災害時にイチャイチャしてんじゃねえよ
そんな甘い考えじゃお前ら死ぬぞ
64 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/19(金) 13:50:34.91 ID:Iyz7oLR/O
男「これからどうしようかな」
女「……」
女「家族がいる埼玉に……向かうべきだと思うよ」
女「……大切に思えるなら」
男「……女は?」
女「わたし?……んー……」
女「わからないなあ」
女「とりあえず自衛隊とかを探して……」
男「……」
男「良かったら……
ドォンッッ!!!!
65 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/19(金) 13:53:07.93 ID:Iyz7oLR/O
男「!?」
女「ッッ!」
グラララララッッ
男「ま、またか!」
女「凄い大きい!!」
ギャー!! ギャー!!
ドォン! ゴギャァ! ズズズンンッッ!
男「やべぇ……!立ってられない……ッッ」
66 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/19(金) 13:58:07.35 ID:Iyz7oLR/O
ズズズ……!!
女「……!?」
バガァァンンッッ!!!
男「!!??」
男「じ、地割れかッッ!?」
ビギビギビギビギッッ!!
おっさん「離れろぉお!!」
ギャー! イヤァァァ!
男「クソ!女ァ!!」
女「あっ……」
女(足……浮いてる?)
男「女ァァア!!」
67 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/19(金) 14:02:02.06 ID:Iyz7oLR/O
学校
グラララララッッ
友「うっ!」
友「……ま、また地震か!?」
友「ッッ!頭……痛ッッ!?」
友(そうだ……確かキモオタに……)
友「茶髪!?茶髪は!?」
ガァン! ゴシャァ!
友「クソ!今度こそ完璧に潰れそうだ……!!」
68 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/19(金) 14:06:16.45 ID:Iyz7oLR/O
友「……!?これは……」
友(茶髪の……制服か!?俺があげた缶バッチが着いてる)
友(なんでブレザー脱いでんだよあいつ……!)
友「探さねえと……!」
友「茶髪ーーーッッ!!どこだぁあ!返事をしろぉおおお!」
ドォン……ズズズンン……
友「茶髪ーーー!!」
友(俺を置いて離れるはずねえ……!)
友(近くにいるはずだ……!)
友「茶髪ーーーッッ返事をしろぉおおお!」
〜・
友「!?」
友(今……微かに音楽が……)
69 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/19(金) 14:10:59.61 ID:Iyz7oLR/O
友(しかもこの音楽……)
友(俺の好きなバンドのやつだ……!!)
友「こっちか!!」ダッ
友「ちっ!足場がッッ!」
友(音はこっちからしてる!遠くねえ!こんなバンド知ってるやつ……茶髪のほかにいるはずがない!)
友「はぁ!はぁ!」
〜・
友「このへんか!茶髪ーーーッッ!」
〜・
と……も……くん……
友「!!」
友(茶髪の声!!その瓦礫の下か!?)
70 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/19(金) 14:14:47.91 ID:Iyz7oLR/O
友「今行く!瓦礫をどかすからな!待ってろ!」
グググッッ
友「ぐっ……おおおおおおおおおお!!!」
友「らあああああああああ!!!
」ドゴオオオンッッ
友「よし!茶髪ッッ……
友「!!!!」
茶髪「と……も……く……」
友「あ……あぁ……」
友「ああああ!!!」ガシッ
友「なんで……!茶髪……ッッ!!」
茶髪「きづ……いて……くれて……良かった……」
71 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/19(金) 14:20:13.33 ID:Iyz7oLR/O
友「ぐぐッ……こんな……瓦礫!!」
友「今どがじでやるがらな!!」
茶髪「も……う……私はダメ……だよ……」
茶髪「両脚……潰れちゃって……るもの……」
友「……ッッ!」
友「いやだ!!たすげる!一緒に帰るぞ茶髪!!」ガッ
友「も、もぢあがれよッッ……!ごのおお!」グググッッ
茶髪「最期に……会えて……よかった……よ」
友「最期なんがじゃねえ!ふざけんな!!」グググッッ
茶髪「……ありがとう……
とも……くん」
72 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/19(金) 14:23:46.31 ID:Iyz7oLR/O
友「……ッッ!!!」グググッッ
友「ぐぞお……!もちあがっでぐれよ……ッッ!」
ドォン! ドォン!
茶髪「ともくん……も……死んじゃう……」
茶髪「……わたしは……いいから……」
友「いやだぁぁああ!!ぜってえだずげる!」
友「だれが!手伝ってぐれる人はいねえが!?」
73 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/19(金) 14:27:00.04 ID:Iyz7oLR/O
友「死なせだぐねぇんだよ……ッッ神様……!!」
グラララッッ!!
友「!?」
友「グッ!!」
ガジャァッッ
友(が、瓦礫が!!!)
友「茶髪ッッ!!!」
茶髪「……」ニコッ
ドゴオオオンンンンッッ!!
友「茶髪ーーーッッッッ!!!!」
74 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/19(金) 14:29:28.75 ID:Iyz7oLR/O
友「なんだよ……ごれ……」ガクッ
友「まだなんもはなぜてねえよ……ッッ」
友「ふざけんなよ……!」
友「ぐぞぉぉ……」
友「くそぉぉおおおおおおおおおおおお!!」
75 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/19(金) 16:22:09.59 ID:Iyz7oLR/O
商店街だった場所
友「…………」フラフラ
友「……」
友「茶髪……茶髪……」ブツブツ
友「なんで……なんで……」
ガッ
ズデンッッ
友「ぐっ……」
76 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/19(金) 16:28:22.71 ID:Iyz7oLR/O
友「もう……1人で生きてる意味もねえな……」
友「……くそ……」
友「どこに行けば……いいんだっつんだ……こんな状況で……」
町民「お!おい君!」
77 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2014/12/19(金) 16:52:39.12 ID:Iyz7oLR/O
友「……ん?」
町民「こんな危ないところをうろついていたらダメだ!こっちへ!」グイッ
友「うっ、な、なんだよ……」
友(……どこに連れてく気だ……)
町民「今までどこに避難していたんだ!?」
友「……学校にいたんですよ……」
町民「学校か……この近くでその制服……☆☆高か?」
友「……」コクリ
町民「☆☆高はひどかったな……辛かったろう……」
友「……」
町民「ここからすぐの市役所の施設に大勢の人が集まってる。そこでゆっくり休め」
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2014/12/22(月) 15:30:43.63 ID:IRamOLT5O
ガヤガヤ ガヤガヤ
友(こんなに……生きてたのか……)
お姉さん「あら、新入りさん?」
町民「ああ。商店街をふらついていたからここへ案内した」
友「……どうも」
お姉さん「初めまして。ここはとても安全な場所よ。疲れを癒すといいわ」
友「……ありがとうございます」
町民「ほら、毛布だ。少し埃っぽいが、仮眠をするには必要だろう」
町民「マットの上で休んでおけ」
友(……みんな優しいな……)
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2014/12/22(月) 15:34:31.90 ID:IRamOLT5O
友(ここで……仮眠をとっていいのか……)
ゴロン
友(……)
友(……茶髪……ッッ)
友(……キモオタのせいだ……あそこであいつにやられなければ……!!)
友(……あいつは……どこにいやがる……!)
友(会ったらぶち殺してやる……ッッ!)
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2014/12/22(月) 15:42:45.04 ID:IRamOLT5O
病院だった場所
ゲホッ ゲホッ
はぁ……はぁ……!
なんだ?……この惨事は……?
僕は……確か……
風邪で病院に…………
ゲホッ!!
ぐぅ……!
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2014/12/22(月) 15:45:56.79 ID:IRamOLT5O
ここは……トイレ……か?
顔を……洗いたいな……
あった……水道だ……
キュッキュッキュッ
くっ……やっぱり出ないか……
ん?
か、鏡が……
フキフキフキ
酷い顔してるな……
……僕はこんなところでは死ねない……
妹の元へ帰らなきゃ……
しっかりしろ、兄
兄「いこう……!」
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2014/12/23(火) 14:13:53.99 ID:lruY7T4YO
ガシャッンッッ
兄「ゲホッ……!ぐっ!」
兄「すごいな……地上がめくれ上がってるみたいだ……」
兄(人は……いないみたいだね)
兄(……)
兄(妹は学校に行っていたはず……)
兄(避難がうまくいっていればいいけど、どこに避難したのか……)
兄(それに、この有様だ。道が全然わからない)
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2014/12/23(火) 14:16:12.45 ID:lruY7T4YO
兄「……とりあえず歩くかな」
ガシャッ
スタッ
ガシャッ
ズズッッ
兄「はぁ……!はぁ……!足場が……悪過ぎる」
兄「これじゃ体力が全部奪われてしまう……」
兄「どこかで休憩を……
ーー!!
兄「……!」
兄「人の……声?」
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2014/12/23(火) 14:18:32.21 ID:lruY7T4YO
兄「こっちからだ……行ってみよう……」
みろ……よ……!
ひゃっ……ほー……!!
お……いお……
兄「複数いるのか……?」
兄「声が大きくなってきたぞ……」
兄「!!」
兄(男性と女性のグループか……?)
兄(コンビニっぽいところで……はしゃいでる)
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2014/12/23(火) 15:38:29.02 ID:TF+u1OLao
キモオタアグレッシブだな
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