以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/02/07(土) 21:50:01.61 ID:j+aRetnJ0<>
男(俺は男……本職はフリーターって、自分で言うのもあれだが、これって本“職”じゃないよな?)
男(まぁそこは置いておこう、とりあえず俺の趣味はSSを書く事だ、単純に話を書くのが楽しくて好きなんだ、だからいつだってネタを考えたり探したりしてる……でもな?)
男「俺は今普通に家のトイレに行って、普通に出て来ただけだぞ?それなのにだ」
勇者「魔王!今日こそお前を倒す!そして世界に平和を取り戻す!」
魔王「クックック、それはこちらのセリフだぞ勇者よ、我に逆らう者を滅ぼしてくれるわ!」
男「なんかいかにもな最終決戦も場に出て来た」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1423313401
<>男「トイレから出たら……」
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/02/07(土) 21:55:16.25 ID:j+aRetnJ0<>
男「何で?どういう状況?てかここどこ?いつから俺の家のトイレのドアはどこでもドアになったの!?」
勇者「ついにここまで来たな男、いよいよ魔王との決戦だ!」
男「いや知らないよ!?俺ついさっきまで家のトイレにいたからね!?こんなファンタジーな世界観じゃなかったからね!?」
魔王「しかし敵ながらあっぱれよな、よもや二人でこの魔王の前まで来る人間がいようとは」
男「だから知らないって!俺そもそも旅してないからね!?バイトの夜勤明けで、寝る前にトイレ行ったらこれだからね!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/02/07(土) 21:57:23.35 ID:runEC0A3O<> 色々なジャンルのss世界へ行ける感じ………か?
期待 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/02/07(土) 22:00:42.05 ID:j+aRetnJ0<>
魔王「まぁ何人いても同じ事だがな、所詮は脆弱な人間よ、どれだけ鍛えても我ら魔族には到底適わんのだ」
男「そもそも鍛えてもいないからね?俺インドアな一般人だからね?」
勇者「ふっ俺達を普通の人と同じと思うなよ?精霊の加護を受けた俺達は、人の限界を超える!」
男「だからそれお前だけだから!俺加護も何もねえよ!精霊って誰だよ!」
精霊『さぁ勇者!男!今こそ世界を救うのです!』
男「誰!?どこから聞こえたの今!?精霊なの!?つか俺を巻き込むな!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/02/07(土) 22:08:18.35 ID:j+aRetnJ0<>
男「てか何!?君達の中では俺も旅をしてた事になってるの!?何で!?」
勇者「今までお前には散々助けられてきたな男」
男「助けてねえよ!つか今正に俺が助けて欲しいわ!」
魔王「貴様等の行動は部下から聞いている、我が配下の魔族を二人で倒してきた事をな」
男「だから知らねえよ!俺いなかっただろ!つかいても何も出来ねえよ!」
側近「魔王様……申し訳ありません……こんな者共に敗れるとは」
男「誰だよ!さっきから唐突に出てくんなよ!あといい加減俺の話を聞けや!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/02/07(土) 22:16:55.50 ID:j+aRetnJ0<>
勇者「だが男、悪いがここだけは……この魔王だけは俺に任せてくれないか?必ず勝つから!」
男「いやそもそも俺がいても意味ないから、むしろ一人の方が絶対いいから!」
魔王「クックック、一対一で決着を着けようと?面白い……いいだろうお前たちも手を出すなよ?」
水の四天王「御意に」
火の四天王「はっ仕方ねぇな」
風の四天王「頑張って魔王様!」
土の四天王「てかあいつ何?どうみても一般人じゃね?俺あいつの報告受けた覚えないんだけど?」
男「多いわ!脈絡無く出てくんな!てか魔王がそんなに引き連れて戦うつもりだったのかよ!てかお前俺の話聞いてきれるの!?」
土の四天王「聞くって言うか、何か俺以外テンション変なのな」
男「マトモな人がいて良かったわ、俺の話聞きやがらないから」
土の四天王「ツッコミ大変だな」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/02/07(土) 22:24:09.69 ID:j+aRetnJ0<>
勇者「さぁいくぞ魔王!ハァァァァ!」
魔王「こい勇者!ハァァァァ!」
男「てか待て!一般人いる前で何全力出そうとしてんの!?せめて俺逃げるまで待て!ってドア開かねえ!」
水の四天王「なんという魔力」
火の四天王「はっ流石だぜ!」
風の四天王「すごいわ魔王様!」
土の四天王「あーうんとりあえず俺の後ろにいなよ、何か死なせるのは悪い気がするし」スタスタ
男「あっありがと、つか俺が言うのも変だが、いいのか?」
土の四天王「何か明らかに空気変だしさ、お前巻き込まれた感すごいし」
男「だよな?家のトイレから出たらここだぜ?」
土の四天王「謎すぎるな」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/02/07(土) 22:26:27.63 ID:dT4xkaQE0<> !?の使い過ぎに注意
ツッコミのセリフが決定的にセンスが無い
話のテンポは悪くない <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/02/07(土) 22:30:00.70 ID:j+aRetnJ0<>
勇者「右ストレート!」バッ
男「何でだよ!魔王相手に何で肉弾戦!?」
魔王「甘いわ!俺のスウェイバックには届かん!」
男「何で!?何で魔王まで肉弾戦!?つかボクシング!?さっき魔力溜めてたのは何だったの!?」
土の四天王「風向きおかしいね」
水の四天王「なんという反応速度」
火の四天王「はっ流石だな!」
風の四天王「素敵よ!魔王様!」
男「お前ら同じ様な事しか言えんのか!?」
土の四天王「あー何か四天王辞めたくなってきた、流れに付いていけないわこれ」
男「大変だな」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/02/07(土) 22:37:16.18 ID:j+aRetnJ0<>
魔王「今度はこちらの番だ!くらえ!左ストレート!」バッ
男「何気にサウスポーかよ!」
勇者「こんなもの!」ガシッ
魔王「ふっガードなど無意味!」
勇者「グアァァァッ」ガクッ
男「おいおいまさか腕を折られて」
勇者「右膝の古傷が!」
男「何で古傷!?治してこいよ!」
魔王「更に右フック!」バッ
勇者「くっグアァァ!」ガクッ
男「また右膝か?」
勇者「左膝の爆弾が」
男「両膝やられてるのかよ!何で旅してんの!?」
土の四天王「どうなってるんだか」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/02/07(土) 22:42:23.05 ID:j+aRetnJ0<>
勇者「まっまだだ、まだ両膝をやられただけだ」
男「いや普通それ負けたようなモノだからな?両膝やられた時点で普通は勝ち目ないからな?」
魔王「クックック、もはや攻撃を避ける事もできまい、大人しく死ぬがよい」
勇者「ふっ」
魔王「何がおかしい?」
勇者「俺がただ殴られていただけだと?」
魔王「何?くっ?」
勇者「俺の受けたダメージや衝撃を、貴様に受け流していたんだよ!」
男「どうやってだよ?」
土の四天王「まぁ他と比べたらまだ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/02/07(土) 22:49:37.99 ID:j+aRetnJ0<>
魔王「ぐぁっおのれ!勇者!」ガクッ
男「まぁ効いてるのは間違いないみたいだが」
魔王「右膝の爆弾が」
男「お前も膝やられてんのかよ!」
勇者「くらえ!コークスクリュー」バッ
魔王「ぐぁっおのれ!左膝の古傷までも」
男「だから何で勇者も魔王も両膝いってんの!?つか腕でガードしといて何で膝なの!?」
勇者「これで五分だな」
魔王「まさかここまでやるとはな」
男「いやどっちも膝痛めてただけじゃん、この戦いと関係ない所じゃん!」
土の四天王「そもそもどこで痛めたんだ?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/02/07(土) 22:56:39.35 ID:j+aRetnJ0<>
勇者「お互い限界だな」
魔王「その様だな」
男「殴り合い始めてまだ三分経ってないぞ」
勇者「次で決めさせてもらうぞ!精霊よ俺に力を!」
精霊『私の力を全てあなたに』
魔王「我が力の全てをこの拳に!」
水の四天王「互いの全てを込めた一撃」
火の四天王「勝負は一瞬で決まるぜ!」
風の四天王「負けないで魔王様!」
男「何かそれっぽい展開してるけど、お互い膝やられてただけだからな?」
土の四天王「古傷の再発だけだもんな」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/02/07(土) 23:01:18.56 ID:j+aRetnJ0<>
勇者「うおおおお!くらえー!」バッ
魔王「うおおおお!くらえー!」バッ
男「クロスカウンター!」
ビキッ
勇・魔「「ぐぁぁぁぁ!」」
男「どっちが勝ったんだ?」
勇・魔「「腰が!腰の爆弾が!」」
男「腰にも爆弾抱えてたのかよ!つか何でマジでそんな奴らが勇者や魔王やってたんだよ!」
土の四天王「これで決着って……」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/02/07(土) 23:11:45.66 ID:j+aRetnJ0<>
勇者「……決まりだな」
魔王「そうだな」
男「ダブルノックアウトかよ」
勇者「最後まで立っていた者が勝者だ」
魔王「決着の時の頭部の海抜が高い方が勝者だな」
男「何その地上最強の生物みたいな物言いは?つかお互い倒れてるじゃん」
勇・魔「「お前が勝者だ、男」」
男「よせ!巻き込むな!俺は無関係だ!」
土の四天王「そもそも戦ってもいないのにね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/02/07(土) 23:17:39.74 ID:j+aRetnJ0<>
こうして男の手によって世界に平和が訪れた。
男「何この声?どこから聞こえてるのこのじいさんの声!」
土の四天王「手によってって、何もしてないよ?」
だがいつかまた新たな魔王が誕生するだろう。
男「てか魔王生きてるけどね普通に!」
その時は戦え男!負けるな男!
男「知らねえよ!俺一般人だから!何も出来ないから!巻き込まないでくれ!」
世界に平和をもたらすために!
男「知るかぁ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/02/07(土) 23:26:20.96 ID:j+aRetnJ0<>
男「俺を巻き込むな!っと」カタカタ
男「よしこれでいいな……あー疲れた」
?「ん?終わったのか?」
男「とりあえずな、読むか?」
?「おう……ははっ何だよこれ」
男「出来は悪くないと思うんだが」
?「確かにそうだけどさ、てか男のツッコミやりすぎじゃないか?」
男「そうか?」
?「もうちょっと減らしてもいいだろ」
男「まぁ仕方ないだろ」
?「そうだけどさ……」
男「あー腹減ったな……飯でも食いにいくか?土」
土「そうだな、しかし事実をそのまま書いて大丈夫なのか?」
男「心配ねぇよ、突拍子もねえしリアリティもねえしで、誰もノンフィクションとは思わないさ」
土「そりゃそうだ」
男「さて……飯食いながら考えるかね、次はどれを書くか」
土「楽しみにしとくわ」
終わり <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/02/07(土) 23:38:10.45 ID:j+aRetnJ0<> 以上です。
以前ふと思いついて、頭に居座っていた物を、少し手直しして書きました。
ツッコミに関しては自分でもくどいというか、とりあえず某銀髪侍をイメージしながら書いたのに……自分にはツッコミスキルは皆無なようですね。
とりあえず気が向いたら別のを書くので、HTMLはしないでおきます、それでは。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/02/08(日) 01:03:05.23 ID:VvtKpRcJo<> 乙
うますぎるツッコミは不自然じゃないかな <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/02/08(日) 19:36:26.82 ID:4m2UdOG+o<> いや、銀髪侍っぽいのわかったし好きだわ
乙 <>