◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 22:27:27.73 ID:VyMH6D/W0<>・ラブライブ!とGS美神極楽大作戦!!のクロス
・GS側のストーリーにラブライブのキャラクターをあてた形式
・のぞにこ、のぞかよ
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1424006847
<>希「GS矢澤 極楽大作戦!!」【ラブライブ!×GS美神】
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 22:28:08.62 ID:VyMH6D/W0<>
1.矢澤除霊事務所出動せよ!
<>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 22:29:16.44 ID:VyMH6D/W0<> ー廃工場ー
希「えー、あなたはそこの建物の所有者に多大な迷惑をかけている!抵抗を止めて成仏するんやー!」
幽霊『うるせえ!!ここは俺の工場だぁ!再開発など許さん!!失せろ!!』パリーン
希「ぐっ……!?」
警察「く、車の窓ガラスが粉々に……」
希「念動力やな……ふふ、元気な霊や」
警察「だ、大丈夫なんですか?」
希「心配いらんよ。もうそろそろ……」
希「にこっちが、霊の背後に回り込む頃や」 <>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 22:30:13.21 ID:VyMH6D/W0<> 幽霊『……許さねえ……殺してやる……』
???「『成仏』されるのはあんたの方よ」
幽霊『!?』
???「全く、死んだ後まで世話を焼かさないでよ」
幽霊『な、何者だてめえは……』
???「もー、知らないの?……この宇宙一GSの口上を成仏前に聞けるなんて幸せ者ね」
幽霊『何……だと……?』
にこ「……くらいなさい」
<>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 22:30:52.53 ID:VyMH6D/W0<> にこ「『にっこにっこにー♪
あなたのハートににこにこにー♪
笑顔届ける矢澤にこにこー♪
にこにーって覚えてラブにこー♪』」
幽霊『ぐぁぁぁぁぁぁぁ!!』ドッパアアアアアン
にこ「……一丁上がりっと」 <>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 22:31:56.29 ID:VyMH6D/W0<> 矢澤にこ嬢ーーー
矢澤にこ除霊事務所所長。
この業界ではトップクラスの実力の持ち主や! <>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 22:33:23.95 ID:VyMH6D/W0<> 日本中で再開発が進んでいる今、地縛霊の掃除で除霊は超ボロい商売となっとる。
もはやこの日本に幽霊を住まわせる土地なんて無いんや。
言い忘れとったけど……ウチの名は東條希。この事務所でアシスタントのバイトをやっとる。
この事務所で働いている理由?それは勿論…… <>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 22:34:27.53 ID:VyMH6D/W0<> ーバスルームー
にこ「……」シャワアアアア
希「……」ジロジロ
にこ「毎度毎度、人のシャワーを覗くの、止めてくれない?」ガチャ
希「!?……き、気付いてたんやね」
にこ「希が毎回毎回荒い息立ててるからでしょ……」
希「……」
ーーー『未知』への挑戦と、冒険を求めるためである! <>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 22:35:33.46 ID:VyMH6D/W0<> ー事務所ー
にこ「ふーっ、ボロ儲けの後は気分がいいわねぇ」
希「そんなにボロかったん?」
にこ「東京のど真ん中、秋葉原での仕事よ?地価が関係して、トンデモない額が動いてるのよ」
希「……それなのにウチの時給が250円て……せめて300円位は……」
にこ「あ、次の仕事はこのファイルのやつ?……中々良さそうね」
希「無視?無視するんやね?」 <>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 22:37:08.17 ID:VyMH6D/W0<> にこ「ふんふん、山奥の温泉地での仕事……露天風呂に霊が出て客が激減……ね。ギャラは安いけど、温泉でのんびり出来るかも」
希「……ろ、露天風呂……」ゴクリ
にこ「希、又なんか変な想像してないでしょうね?」
希「そんなわけないやん」
にこ 「……で、給料が何か?」
希「え?ウチ、そんなこと言ったっけ?」
にこ「……現金なヤツ」
希「さ、早速準備しよか、にこっち!」 <>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 22:38:07.89 ID:VyMH6D/W0<> ー目的地付近の雪山ー
希「ぜぇ……ぜぇ……」
にこ「大丈夫ー?希?」
希「だ、大丈夫や!」
にこ「悪いわね、私の分の荷物まで持ってもらっちゃってー♪」
希「いやいや……ぜぇ…はぁ……」
にこ「……んー、でも、このままのペースだと依頼主の指定してた時間に間に合わないわね」
希「じゃ、じゃあ……」
にこ「それじゃ、私が先に行ってるから、ゆっくり来てねー」タタタッ
希「……」
希「ふ……ふ……ふふふ」
希「放置プレイ……いいやん」 <>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 22:39:07.64 ID:VyMH6D/W0<> 希「あ、でも駄目や……にこっち分と酸素が足りなくて……頭が朦朧と……」
希「……死ぬかも……」
???『あ……あの人……』
???『あの人が、いいかも……ようし』 <>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 22:41:03.85 ID:VyMH6D/W0<> 希「ううぅ……重い……」
???『うう……』フラフラ
希「!?」
希(胸……腰……太もも……オールコンプリート!久々のかわい子ちゃんや!……にこっちには劣るけど)
???『お、お腹が空いて、動けない……』
希「そこのお嬢さん、どうかしたん?」キリッ
???『ああ……よかった、旅の人が……私、お米が食べたくて……』
希「こ、米……?……悪いけど、ウチ、今は持ち合わせが……」
???『いえ、丁度そこに田んぼが……そこで稲刈りをして頂けませんか……』
希「田んぼ?……こんな山奥に、水田が作れるわけが……」
田田田田ドドン <>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 22:42:01.06 ID:VyMH6D/W0<> 希「……」
???『ううっ、米が、米が欲しい……』
希「え、イヤ……こんなアホな……」
???『大丈夫、怪しくなんかないんです!』
希「思い切り怪しいわ!」
???『じゃあ、せめてこの田んぼに入るだけでも……』
希「訳の分からんことを……」
???『ううっ……お願いいたします!』ダキッ
希「!?」
希(なんで急に抱き付いて来て……あ、アカン、この娘の胸がもぎゅっと……)
希「……しゃあないなあ」キリッ
???『うふふ……有難うございます』 <>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 22:42:58.29 ID:VyMH6D/W0<> 田田田田
希「……」
希「一歩だけ……」ガラッ
希「?……水音が……」スカッ
希(底に、足も付かんし……)
希(……って、今、ウチーーー)
<>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 22:43:56.91 ID:VyMH6D/W0<> 希「崖の前に、立ってーーー!?」
???『ああ、又失敗……折角死んで頂けそうな人を見つけたのに……』
???『しくしくしく……』ドロン
希「!?」
シーン
希「……」
希「今のも、幽霊……」
希「……に、にこっちー!!助けてー!!」
<>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 22:45:21.77 ID:VyMH6D/W0<> ー温泉宿ー
にこ「高校生位で、栗色の髪の毛をした女の子の幽霊に化かされた?……温泉に出るのと同じヤツかしら」
支配人「いや、うちに出るのは長髪黒髪の女の子でしてね。その子とは又別のようですわ」
希「……」
にこ「だそうよ。今回とは関係ないわ」
希「で、でもウチ、殺されるところだったんよ……」
にこ「生きてるんだからいいじゃない!……希が除霊料金出すなら別だけどね」
希(ウチにお金が無いの知っとるくせに……にこっちのいけず)
にこ「さて、一息ついたことだし……問題の露天風呂に行きましょうか」 <>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 22:47:07.02 ID:VyMH6D/W0<> ー露天風呂ー
にこ「……」
アルパカ型霊体検知機「ピコンピコン」
にこ「アルパカによると、霊体の反応はあるけど、今はそれ程近くには居ないようね」
希「や、や、やっぱり胸の平らな女の子が風呂に入ってないとダメなんやない?」
にこ「ソレ、どういう理論なのよ……」
にこ「ま、その理論に賛成するわけじゃないけど、疲れもある事だし、一回入ってみましょうか?」
希「おおおおおっ!」
にこ「って……」
希「え?」
アルパカ「ビビビビビビ」
希「ま、まさか……」
???『……す、すみません……』
園田『私、オトノキ大学山岳部の園田と申す者です』
<>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 22:49:18.62 ID:VyMH6D/W0<> にこ「へぇ……」
園田『寒いのです……どうか、助けて下さい……』
希「アホォォォ!」
園田『!?』
希「あと五分……いや、あと三分がどうして待てんのや!」
希「もーちょっとで……もーちょっとで、にこっちの裸体が拝めたものをっ……!!」
希「幽霊とはいえ、それが女のすることなん!?」
園田『え、えぇ……?』
にこ「ああ、あれは気にしなくていいから」
園田『はぁ……』
<>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 22:52:02.43 ID:VyMH6D/W0<>
にこ「遭難?」
園田『そうなんです……』
希「寒いギャグを雪山で飛ばしてる場合やないで」
園田『……』
園田『……仲間とはぐれ、自分も雪に埋もれて死んでしまったのです。しかし、未だに死体は発見されておらず、放置されていまして……』
にこ「それで、露天風呂に現れて気持ちだけでも寒さを凌いでた、って訳ね」
園田『はい』 <>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 22:53:37.26 ID:VyMH6D/W0<> にこ「じゃ、死体を見つけて供養すれば大人しく成仏するのね?」
園田『はい、そのつもりです』
希「こんなバカな体育会系のむさ苦しい女なんか、いつもの『にっこにっこにー』か、お札で吹き飛ばしてしまえばいいんや……」
にこ「……あのね、判断するのは私。大体、その二つはどちらも迂闊には使えないでしょ?」
にこ「……それで、死体の場所は?」
園田『それが……大体の見当しかつかないのです。申し訳ありません』
にこ「大体の見当、ねえ……」 <>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 22:56:16.53 ID:VyMH6D/W0<> にこ「……現地で走り回る人員が必要みたいね?」チラッ
希「!」
希「ウチが行くん?……まだ、あんなに雪が残っとるのに……」
にこ「だから希に行ってもらうんじゃない。私は行かないからね」
園田『お願いです!私を助けて下さい!』
希「…….何でウチが……」
にこ「無事にこの霊を成仏させたら、希の背中流してあげよっかなー」
希「園田くん、心配せんでもええ。亡くなった人を供養するのは人として当然のことやん?」キリッ
園田『……』 <>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 22:57:39.23 ID:VyMH6D/W0<> ー雪山ー
ビョオオオオオオ
希「張り切って出発したのはええけど」
希「ふ、吹雪……タイミング悪すぎや……」
園田『大丈夫ですか?』
希「寒さを感じない霊って、ええなぁ……」
園田『……何かすみません』
希「それより、死体の場所はまだ先なん?」
園田『そうですね、ここからおよそ二時間位でしょうか』
希「そこへ着いても、こんな天気じゃ死体を探せるわけないやん。ウチまで死んでまうわ!」
園田『この程度ならビバークすれば大丈夫です』
希「こ、ここからウチ一人で引き返せる訳もないし……」
希「死や……死の予感がする……」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/02/15(日) 22:58:28.06 ID:UFDcgtfMo<> 俺もにっこにっこにーで成仏したい <>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 22:58:32.50 ID:VyMH6D/W0<> ー温泉宿ー
にこ「さーて、温泉温泉っと」
にこ「ふー、あったかいわねぇ」
にこ「極楽、極楽♪」 <>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 22:59:59.92 ID:VyMH6D/W0<> ーテントー
ビョオオオオオオ
希「さ、寒……」
園田『ふふ、東條さん……私、嬉しいです』
希「な、何が……?」
園田『死んだ後も、こうしてもう一度女同士で山の夜を過ごせるなんて……私、とても嬉しいです』
希(……嫌な予感が……) <>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 23:01:16.87 ID:VyMH6D/W0<> 園田『ふふふふふ……山岳部の後輩の女の子と……よく、こんな状況になりました……』
希「……」
園田『寒くないように、肌と肌を合わせて……暖めあって……うふふふふふふふふふふふ』
希(……アカン)
園田『ああ、でも後輩は嫌がっていましたっけ……私がこんな身体だから』ボロン
希「えっ」
園田『寒くないですか……東條さん……!?』
希「ひいいいいい!!」バッ <>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 23:02:34.53 ID:VyMH6D/W0<> ー雪山ー
園田『東條さーん!……何処へ行くんですかぁ……』ダダダダダダッ
園田『女同士で暖めあって、友情と青春と人生を語り合って……うふふふふふふふふ』ダダダダダダッ
希「やかましいわ!冗談やない!」ダダダダダダッ
園田『逃げても無駄ですよ……戻って下さい……!』ダダダダダダッ
希「嫌や、ふたなりは嫌や!死んだ方がマシや!……でも死ぬのは嫌やな」ダダダダダダッ
希「ウチは死なんっ!生き延びて、やーらかくてかーいいねーちゃんとあっためあうんや!」ダダダダダダッ
希「ああっ、ねーちゃん!待ってるんやでー!」ダダダダダダッ <>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 23:03:49.80 ID:VyMH6D/W0<> ネーチャーン!トージョーサーン!
???『……』
???『昼間は、やり方がまどろっこしすぎたんだよね……』
???『今度はもっとストレートに死んで貰おう』
???『ようし、この石を投げて……頭にぶつければ……』
希「ぜぇ……はぁ……流石に体力が……」
???『今です!えいっ!』ブンッ
希「がっ……」ゴスッ
???『死んでくれたかなぁ……』
希「……うふ」
???『えっ……』 <>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 23:05:32.32 ID:VyMH6D/W0<> 希「うふふふふ、ねーちゃんや……ねーちゃんがおる……」
???『え?……え?』
希「ねーちゃぁんっ!」ガバッ
???『ぴゃあっ!?』
希「ああ、やーらかいなー!気持ちええなぁ!」サワサワ
希「これや、これなんやっ!ウチが欲しかったんはこれなんやーっ!!」クチュクチュ
???『いやぁぁぁ!』ダレカタスケテー
<>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 23:06:56.13 ID:VyMH6D/W0<> 園田『東條さーん!』
希「ひっ!」
園田『女同士なのです!友情なのです!』ガバッ
園田『これです……私はこれが欲しかったのです!!』ワシワシ
希「いややぁぁぁぁぁぁ!」
???『きゃぁぁぁぁぁ!』
ダレカタスケテー
タスケテー
ケテー <>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 23:08:07.85 ID:VyMH6D/W0<> ー露天風呂ー
にこ「ふー、食べ放題、飲み放題だし…………温泉も最高だし」
にこ「ギャラが安い分、長めに温泉宿にたかるのもいいわねぇ」
にこ「……」
にこ「こうして露天風呂に浸かりながら夜空を見ると、人間の醜い欲望がとてもちっぽけに見えてくるわ……」
タスケテー
にこ「……?」
<>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 23:09:07.74 ID:VyMH6D/W0<> ダレカタスケテー!
にこ「こっちに近づいてくるけど……まさか……」
???『誰か助けてぇぇぇ!!』ザバアアァァン
にこ「わっぷ!……だ、誰?」
希「ああ、こ、ここの露天風呂にもかわええねーちゃんがっ……!!」ザバアアァァン
にこ「の、希……!?」
園田『東條さーん……!』ザバアアァァン
???『ぴゃぁぁぁぁぁ!』
<>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 23:10:57.45 ID:VyMH6D/W0<> 希「裸体やーっ!裸体のねーちゃんやーっ!ウチがもろたぁぁぁ!」
園田『女同士なのです!清純なのです!』
???『こ、この人達が私を襲って……!』
にこ「……やれやれ」
ガスッボコッバキッ
希「」
園田『』
にこ「どうしようもないわね、この馬鹿は」
???『あ、有難うございました……』 <>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 23:11:56.71 ID:VyMH6D/W0<> ー脱衣所ー
希「女がええんやー、死ぬのはいややー……」
園田『友情なんです、女同士なんです……』
にこ「うん、取り敢えずこっちの事情は大体分かったわ……」
にこ「……で、あんたは?」
???『……はい』 <>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 23:13:16.28 ID:VyMH6D/W0<> ハナヨ『……私は……ハナヨといって、三百年程前に死んだ娘です』
ハナヨ『麓の村の稲の豊作を祈って、この山で人柱となったのですが……私、その後に山神となるはずだったんです』
ハナヨ『でも……私、才能無くて……山神にもなれないし、成仏も出来ずに……』
にこ「……確かに、魂が抜けた身体……この場合、希ね」
にこ「死んだ抜け殻の身体に入れば、地縛は解けるけど……何で私じゃなくて希だったの?」
にこ「希を見つけたなら、先に通った私も見えたはずでしょ?」 <>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 23:14:09.58 ID:VyMH6D/W0<> ハナヨ『あそこまでコキ使われて平気な人なら、喜んで入れ替わってくれると思って……ごめんなさい……』
にこ「ん……んー、成る程」
希「ちゃう……あれは……放置プレイや……」 <>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 23:14:57.37 ID:VyMH6D/W0<> にこ「……しょうがないわねー、じゃ、こうしましょう。山岳部の園田!」
園田『押忍!』
にこ「あんた、成仏するのを止めて、山神になりなさい!」
園田『え?』
園田『や、山の神様……』 <>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 23:16:00.44 ID:VyMH6D/W0<> 園田『それは、登山に来た女の子の裸体を覗き放題ということですか?』
にこ「ま、まあ……神力が高ければ……透視位なら出来るかもしれないわね」
園田『やります!ヤらせて下さい!』
にこ「……あんたもこれでいいわね?」
ハナヨ『はい!』
にこ「んで、希……」
希「……」
にこ「あんたは邪魔をしないよーに」
希「……」 <>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 23:16:45.62 ID:VyMH6D/W0<> にこ「……さて、いっちょやってやりますか……」
にこ「『……』」 <>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 23:17:34.16 ID:VyMH6D/W0<> にこ「『……届けてーーー切なさには名前つけようか"Snowhalation"』」
にこ「『想いが重なるまで待てずに、悔しいけど好きって純情』」
にこ「『微熱の中ためらっても駄目だね、飛び込む勇気に賛成、まもなくSTART!』」
にこ「『この者を捉える地の力よ!!その流れを変え、この者を解き放ち給え……!!』」
ハナヨ『えっ……』バチッ
園田『うわっ……!?』シュパァン <>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 23:20:03.24 ID:VyMH6D/W0<> 園田(山神)『……おお……』シュウウゥゥ
園田(山神)『こ、これで女同士の友情を暖めて、あれやこれや、う、うふふふふふふふ』
園田(山神)『あはははははは!!』バサバサ
希「……飛んで行ってもうた」
にこ「まー、見た所何の神力も持ってかったし、形式的に祀られる大人しい神になってくれるわ、きっと」
希「酷いなー、にこっち」
にこ「あんな変態にはいい罰になるわよ」 <>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 23:21:14.79 ID:VyMH6D/W0<> ハナヨ『あの……有難うございました。これで私も心残り無く成仏できます』
にこ「いいのよ、私達も仕事の手間が省けたから」
ハナヨ『希さん……あなたのことも忘れません。幽霊を押し倒した女として、次の転生先でも語り継ごうと思います』
希「語り継がんでええねん、そんな話」
ハナヨ『さよなら……』フワッ
にこ「……」
希「……」 <>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 23:22:22.67 ID:VyMH6D/W0<> ハナヨ『……』
にこ「……」
希「……」
ハナヨ『……』
にこ「……」
希「……」
<>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 23:22:59.95 ID:VyMH6D/W0<> ハナヨ『……あの、成仏ってどうやってするんですか?』
にこ「……あんたね……」
希「なんやそれ……」
<>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 23:24:55.47 ID:VyMH6D/W0<> にこ「ちょっと、霊体をよく見せて……」
ハナヨ『は、はい……』
にこ「……ふーん、地脈に長いところ縛り付けられたせいで、霊体が安定しちゃってるみたいね」
希「三百年は長過ぎたかもなぁ。悪性がない分、ウチらとしては除霊の仕事に出来へんけど……」
ハナヨ『ど、どうしたらいいでしょうか』 <>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 23:26:05.65 ID:VyMH6D/W0<> にこ「お祓いをやってもらうしかないわね」
ハナヨ『あの……その、お祓いって、やってもらえませんか?』
にこ「お祓い料金。あんた持ってる?」
ハナヨ『うぅ……』
にこ「……しょーがないわねー、じゃ、こうしましょう!」 <>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 23:28:10.05 ID:VyMH6D/W0<> にこ「うちの事務所で、料金分働きなさい!日給は……奮発して、30円!」
ハナヨ『わ、分かりました……!』
希「えぇ……」
ハナヨ『やらせて下さい!一生懸命働きます!』
にこ「ふふ、それじゃあ厳しくいくわよ!」
希「お、鬼や……」 <>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 23:29:33.51 ID:VyMH6D/W0<>
にこ「ふー、それにしても……さっきの呪文で少し疲れちゃった」
ハナヨ『じゃあ、もう一度お風呂に入りませんか?』
にこ「そうねえ……そうだ、ハナヨちゃん!初仕事よ!このにこにーの背中を流しなさい!」
ハナヨ『はいっ、誠心誠意頑張ります!』
希「……」 <>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 23:33:25.36 ID:VyMH6D/W0<> ー露天風呂ー
ハナヨ『痒いところはありませんか?』
にこ「大丈夫、気持ちいいわ」
希「……ふうむ」
希(にこっちもええけど……ハナヨちゃんも、ええなぁ……)
希(……あの乳、尻、太ももを……大きさや形はにこっちと違えど、ウチ好みや)
ハナヨ『〜〜♪』ゴシゴシ
希「……」
希(ハナヨちゃん、後ろがノーマークやな……)
希(今なら……)
<>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 23:36:05.93 ID:VyMH6D/W0<> 希「……」ソロソロ
ハナヨ『〜〜♪』ゴシゴシ
にこ「……」
希「空きあり、ハナヨちゃん!」ワシワシワシワシ
ハナヨ『ぴゃぁぁぁぁぁ!』
<>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 23:40:37.16 ID:VyMH6D/W0<> 希「あ^〜、やっぱりいい乳しとるわ……このまま揉んでるだけでウチもイッてしまいそうや〜」ワシワシワシワシ
ハナヨ『ん……あっ……希さん……そこは……』ビクンビクン
にこ「……」
ボコッゲシッガスッボコッバキッ
希「痛い!痛いって、にこっち!」
希「い、何時もよりも力強くない!?」
希「か、堪忍や、にこっちー!!」
<>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 23:44:45.38 ID:VyMH6D/W0<> 希「」
ハナヨ『あ、あの……ごめんなさい……』
にこ「何でハナヨちゃんが謝るのよ』
ハナヨ『に、にこさんが怒ってるように見えるので……』
にこ「何で私が怒る必要があるのよ?……全く……」
にこ「……あと、さん付けは他人行儀だから、止めてちょうだい」
ハナヨ『……え、でも……』
にこ「……ちゃん付けにしてみたら?」
ハナヨ『……うん、分かった。にこちゃん』
にこ「……うん、それでいいわ」 <>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 23:46:45.03 ID:VyMH6D/W0<> にこ「それにしても……」
希「」
にこ「……」
ハナヨ『?』
にこ「本当、馬鹿なんだから……」
<>
◆dSvR/kWxn3KZ<>saga<>2015/02/15(日) 23:47:33.38 ID:VyMH6D/W0<> 原作:GS美神極楽大作戦!!一巻一話
美神:矢澤にこ
横島:東條希
おキヌ:小泉花陽
見鬼くん:アルパカ
ワンダーホーゲル部の幽霊:園田海未 <>
◆dSvR/kWxn3KZ<>sage<>2015/02/15(日) 23:48:35.73 ID:VyMH6D/W0<> 終了
適当に一話完結で書いていくつもりです <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/02/16(月) 00:51:24.37 ID:ypDjdozc0<> ルシオラは誰になるんですかねぇ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/02/16(月) 12:12:11.67 ID:CVIxh1xao<> 俺得ではあるんだけどここまで入れ替えただけやな <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/03/03(火) 16:49:09.73 ID:n5tCesxjO<> ほ <>