以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/05/06(水) 08:13:05.56 ID:z6ab/4ms0<>咲夜「パチュリー様」
パチュリー「はい」
咲夜「教えて下さいますか」
パチュリー「えぇ」
咲夜「魔法を」
パチュリー「えっ」
咲夜「えっ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1430867575
<>咲夜「その包み紙は館の色で」
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/05/06(水) 08:14:35.26 ID:z6ab/4ms0<> パチュリー「待って」
咲夜「では早速」
パチュリー「なにを教えろって」
咲夜「魔法を」
パチュリー「んふっ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/05/06(水) 08:15:14.32 ID:z6ab/4ms0<> 咲夜「素敵な笑顔です」
パチュリー「なんで」
咲夜「はい?」
パチュリー「なんでいきなり魔法なのよ」
咲夜「それはねパチ様」
パチュリー「ふふっ」
咲夜「パチ様」
パチュリー「やめて」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/05/06(水) 08:15:48.33 ID:z6ab/4ms0<> 咲夜「私は教えてもらいました」
パチュリー「はい」
咲夜「お嬢様からは家族の絆を」
パチュリー「ほぅ」
咲夜「妹様には純粋な心を」
パチュリー「うん」
咲夜「そして美鈴には」
パチュリー「美鈴には」
咲夜「愛を」
パチュリー「くふっ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/05/06(水) 08:17:19.04 ID:z6ab/4ms0<> 咲夜「どうして」
パチュリー「笑っていないわ」
咲夜「いいえ」
パチュリー「素敵だと思う」
咲夜「ひどい」
パチュリー「とても素敵」
咲夜「さっきのは嘘です」
パチュリー「えっ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/05/06(水) 08:17:51.73 ID:z6ab/4ms0<> 咲夜「美鈴には慈愛の温かさを」
パチュリー「愛は?」
咲夜「嘘です」
パチュリー「嘘なの」
咲夜「はい」
パチュリー「偽物の愛だったのね」
咲夜「ノーレッジ様」
パチュリー「んふっ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/05/06(水) 08:19:15.65 ID:z6ab/4ms0<> 咲夜「ずるいですよ」
パチュリー「意地悪が過ぎたわ」
咲夜「反省してください」
パチュリー「はい」
咲夜「まったく」
パチュリー「ふふふ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/05/06(水) 08:21:37.32 ID:z6ab/4ms0<> 咲夜「とにかく」
パチュリー「注いでもらったのね」
咲夜「それはもうたくさんの優しさを」
パチュリー「素敵」
咲夜「はい」
パチュリー「うん」
咲夜「んふっ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/05/06(水) 08:22:08.44 ID:z6ab/4ms0<> パチュリー「とても素敵よ」
咲夜「私は思いました」
パチュリー「確かにそれは愛であったと」
咲夜「パチ様」ギュム
パチュリー「いひゃひゃひゃ!!」ジタバタ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/05/06(水) 08:23:36.06 ID:z6ab/4ms0<> 咲夜「違います」
パチュリー「ごめんなさい」
咲夜「教えてください」
パチュリー「そんなこと言われても」
咲夜「パチュリー様もなにか教えていただきたく」
パチュリー「えっ」
咲夜「えっ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/05/06(水) 08:24:06.81 ID:z6ab/4ms0<> パチュリー「待って」
咲夜「はい」
パチュリー「私はなにも教えてないの?」
咲夜「それは」
パチュリー「愛とか」
咲夜「やめてください」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/05/06(水) 08:24:48.44 ID:z6ab/4ms0<> パチュリー「私の愛は伝わっていないのかしら」
咲夜「残念ながら」
パチュリー「そんな」
咲夜「愛が伝わるエピソードなどがありましたら」
パチュリー「絵本」
咲夜「絵本?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/05/06(水) 08:26:24.04 ID:z6ab/4ms0<> パチュリー「絵本を読んだわ」
咲夜「あぁ」
パチュリー「私は咲夜に絵本を読んであげたわ」
咲夜「そうでした」
パチュリー「読み過ぎて声が枯れたくらいに」
咲夜「ホコリのせいでは」
パチュリー「ちょっと」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/05/06(水) 08:27:23.35 ID:z6ab/4ms0<> 咲夜「だって」
パチュリー「一心に絵本を手に取ったのよ」
咲夜「細い腕で?」
パチュリー「息も絶え絶えに」
咲夜「飯は、飯はまだか」
パチュリー「さっき食べたじゃあありませんか」
咲夜「これは失敬」
パチュリー「おほほほ」
咲夜「あははは」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/05/06(水) 08:27:51.87 ID:z6ab/4ms0<> 咲夜「悪くないかと」
パチュリー「悪いわよ」
咲夜「そんな路線も」
パチュリー「読めないじゃない」
咲夜「味のある良い声なのでは」
パチュリー「老眼よ」
咲夜「ではなくて」
パチュリー「はい」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/05/06(水) 08:28:25.61 ID:z6ab/4ms0<> 咲夜「咲夜に」
パチュリー「んふふ」
咲夜「私、咲夜に読み聞かせたその情景を」
パチュリー「絵本を読む私の姿を」
咲夜「思い出してください」
パチュリー「しっかりとね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/05/06(水) 08:28:56.25 ID:z6ab/4ms0<> 小悪魔『早く続きを読んであげてくださいよ』
パチュリー『だって』
小悪魔『なんですか』
パチュリー『恥ずかしい』
小悪魔『えっ』
パチュリー『代わりにお願いするわ』
小悪魔『愛は』
パチュリー『ほ、他の形で示すわ』
小悪魔『「おのれ邪気王!!」、リュウはそう言い放つと』ペラ
さくや『ほぅ』
パチュリー『上手いわね』 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/05/06(水) 08:30:16.56 ID:z6ab/4ms0<> パチュリー「違うの」
咲夜「違いません」
パチュリー「小悪魔がどうしてもって」
咲夜「確かにノリノリではありましたが」
パチュリー「あの時だけよ」
咲夜「毎回難癖をつけて小悪魔に」
パチュリー「あっ」
咲夜「他にも?」
パチュリー「たくさんの飴玉をあげたわ」
咲夜「パチュリー様」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/05/06(水) 08:30:57.34 ID:z6ab/4ms0<> パチュリー「いちご味」
咲夜「心は痛みませんか」
パチュリー「えっ」
咲夜「方や愛に、方や飴玉」
パチュリー「ごめんなさい」
咲夜「ふふふ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/05/06(水) 08:31:39.76 ID:z6ab/4ms0<> パチュリー「とても痛い」
咲夜「でしょう」
パチュリー「自分でもそれはないかなって」
咲夜「飴玉などで人の心を」
パチュリー「食べる?」ジャラジャラ
咲夜「おいしい」コロコロ
パチュリー「いちご味だもの」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/05/06(水) 08:32:06.93 ID:z6ab/4ms0<> 咲夜「ごちそうさまでした」
パチュリー「おかわりは言ってね」
咲夜「はい」
パチュリー「常備してるから」
咲夜「飴違う」
パチュリー「んふっ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/05/06(水) 08:33:08.22 ID:z6ab/4ms0<> 咲夜「飴玉などで人の心を」
パチュリー「されど飴玉よ」
咲夜「報告します」
パチュリー「レミィに?」
咲夜「小悪魔に」
パチュリー「やめて」
咲夜「愛に溢れる小悪魔に」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/05/06(水) 08:34:26.20 ID:z6ab/4ms0<> パチュリー「あの子は望まないわ」
咲夜「責任をなすりつけようとしたことも含めて」
パチュリー「本当にやめて」
咲夜「頭の羽根をしょんぼりさせながら言うのです」
パチュリー「ちょっと」
咲夜「パチ様ひどい、と」
パチュリー「教えるわ、魔法」
咲夜「やった」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/05/06(水) 08:35:05.42 ID:z6ab/4ms0<> パチュリー「特別なんだから」
咲夜「ありがとうございます」
パチュリー「どんな魔法がお望みかしら」
咲夜「それはですね」
咲夜「飴玉をたくさん出す魔法」
パチュリー「」
終 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/05/06(水) 08:35:43.15 ID:z6ab/4ms0<> 美鈴「パチ様」
パチュリー「咲夜ね」
美鈴「小悪魔から」
パチュリー「ど、どうりで」
美鈴「咲夜さんもそう呼んでましたか」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/05/06(水) 08:36:24.11 ID:z6ab/4ms0<> パチュリー「どうしたの?」
美鈴「最近の咲夜さん」
パチュリー「うん」
美鈴「たくさん飴玉くれるんですよね」
パチュリー「んふふ」
美鈴「いちご味ばっかり」
パチュリー「愛されてるじゃないの」
美鈴「はい?」
今度こそ終 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/05/06(水) 08:38:22.73 ID:z6ab/4ms0<> ありがとう、紅魔館
そしてごめんなさい、紅魔館 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/05/06(水) 10:00:26.38 ID:uFihR8mpo<> かわいい <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/05/06(水) 10:19:07.86 ID:Dgl8Jq5r0<> よい <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/05/06(水) 12:47:43.38 ID:GfBCTfyeo<> 若干面白かった <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sag<>2015/05/10(日) 05:13:49.32 ID:55UguXbXo<> 雰囲気が好き <>