以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga <>2015/06/06(土) 20:43:34.09 ID:FheLEH9M0<>
側近「左様でございます」

魔王「...ど、どうしてこうなったの」

側近「いえ、私にもわけがわからず...」

魔王「...取り敢えず勇者の様子を見てみよう」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1433591004
<>魔王「...へ?勇者のステータスがカンスト?」 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/06/06(土) 20:49:32.61 ID:FheLEH9M0<> 勇者「...ふっ!」ズバッ!

ドラゴン「ガァァァァァァアアアアアアア!!!!」ボォォォ!

勇者「遅い...!」ヒュッ

ドラゴン「.......ガ...ッ!!!」

ズズ...

戦士「おーおー、お前ひとりであのドラゴン倒せるのかよ」

賢者「流石は勇者ですね」

魔法使い「もうあいつ一人でいいんじゃないかな...」

勇者「何やってんだ?早くいこうぜ」

戦士「了解っと...ぐへへ」

魔法使い「また何か変なこと考えてるでしょ」

戦士「んー?別に変なことは考えてないぜ。どうやって魔王をいたぶろうか考えてた所さ」

賢者「全く歪んだ性格を持ってからに...」

戦士「おいおい...欲望に忠実と言って欲しいもんだぜ」

勇者「はやく行くぞ!魔王の城はもうすぐだぞ!」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/06/06(土) 20:57:19.96 ID:FheLEH9M0<> 魔王「......」

側近「......」

魔王「あのドラゴンは神に匹敵する力を持っていた...はずだよね?」

側近「はい。ドラゴンの一族の中でも最も力に優れていたものです」

魔王「それを容易にやっつけちゃうかー...」

側近「ですが魔王様ならあの程度ならいけるかと」

魔王「確かにそうなんだけど...油断は禁物かな」

魔王「...はぁ」

側近「...魔王様」

魔王「(...勇者...か)」

魔王「(私が魔王の座について初めて見る人間...)」

魔王「(人間とは一体どういう種族なんだろ...)」

魔王「側近」

側近「はっ」

魔王「メイドたちを避難させて騎士部隊、精鋭部隊を呼んで...いや、それじゃあ無駄死にさせるだけだね」

魔王「全員避難させて...私が直々に相手するよ」

側近「な...!?」

魔王「あんなんじゃいくら用意しても無駄だからね...」

側近「ですが...!」

魔王「大丈夫。...もしもがあったら側近が助けてくれるよね」

側近「はい、命を賭してでも魔王様をお助けします!」

魔王「それはダメだよ...死にそうになったら逃げてね。これは魔王命令」

側近「ですが...いえ、了解しました」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/06/06(土) 21:04:21.42 ID:Lz4H+0A6O<> 支援 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/06/06(土) 21:09:35.38 ID:FheLEH9M0<> 魔王「まあ、だとしても負けることはないだろう...」

側近「では私はいつでも迎えるように準備しておきます」

魔王「うん、頼んだよ」


________

_____

__



勇者「もうすぐ謁見の間か」

戦士「はははははは!魔王!俺が殺してやる!!」

賢者「.......下品な」

魔法使い「これでもうすぐ...平和が訪れるのかな...?」

勇者「いや...人間たちはきっと魔族が滅べば人間同士で争うだろう」

勇者「自分たちの私利私欲の為に...」

勇者「だが魔王がいてはもっと大変なことになるだろう」

勇者「もっとも、俺はそのために存在してるんだしな...」

勇者「魔族との和平は...不可能だろうな...」ボソッ

魔法使い「当たり前でしょ。あんなに沢山も人を殺してるのよ」

魔法使い「魔王だって邪悪でまさに魔族の王と呼べるような存在よ」

賢者「そうだな勇者。余計な雑念は捨てるんだ」

勇者「そうだな...さて、行くか」

戦士「へへへ、待ち遠しいぜ!」




<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/06/06(土) 21:18:50.78 ID:FheLEH9M0<> 魔王「はぁ...」

魔王「やはり戦うのは避けられないか...」

魔王「まあこれも運命だろう...全力で戦う...うん」

勇者「魔王!!!」バン!

魔王「よく来たな勇者よ...」

勇者「(ローブを被ってて分からないけど...小さい...?)」

勇者「(いや、大きさでは判断してはいけないだろう...)」

勇者「貴様のこれまでの所業、断じて許されない!」

勇者「この俺がお前を倒し、世界を平和に導く!!」

魔王「(そういえばお父様と先代勇者が戦ってる時も同じことを言ってたような...)」

魔王「(セリフとか覚えてるのかな...)」

魔王「くははは、貴様にできるものならやってみるがいい」

魔王「我を倒し、世界を平和にする...とほざくか」

魔王「舐められたものだな...私も」ズ...

勇者「...っ!!?」

勇者「(気迫だけで倒れそうだ...なんて奴だよ)」

勇者「賢者!!」

賢者「わかってます...【----------】」

魔王「....む?」ピクッ

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/06/06(土) 21:29:30.42 ID:FheLEH9M0<> 魔王「なんだ...これは」

勇者「俗に言う、魔封じってやつだな...これでお前は魔法が使えない」

魔王「...っ」

魔王「(やばい...魔法が得意な私にはきついかも...)」

魔王「くははは、魔法を封じたくらいがなんだ、魔法が使えずとも貴様らを屠るくらいわけがないぞ」ガチャ

勇者「(ローブの奥には鎧...か、騎士って感じか)」

勇者「...それが貴様の本当の姿ということか」

魔王「さあ、かかってくるがいい...来ぬのならこちらから行くぞ!!」ヒュッ

勇者「...!?戦士、後ろだ!!」

戦士「...んあ?」

魔王「...死ね」ビュッ

戦士「が...!?」

勇者「賢者!回復だ!」

賢者「わかってる...!」

勇者「魔法使い!最上級魔法を喰らわせてやれ!!」

魔法使い「わかった!【----------!】」ゴォォォォl!

魔王「ふん、そんなもの...」バキィ

魔法使い「う...そ」

魔王「ふん、所詮こんなもn...っ」

勇者「どこを見ている...?」

魔王「ちぃ...!」



<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/06/06(土) 21:41:44.84 ID:FheLEH9M0<> 魔王「すばしっこい奴め...!」

勇者「それが俺の取り柄なんでね...っと!」ヒュン

バリバリバリバリ!

魔王「ぐ...ぁ...!?」

魔王「(雷...しかも最上級...ガードできずにモロに喰らったちゃった...まずい)」

勇者「賢者と魔法使いはサポートを頼む!こいつは俺一人で倒す...!!」

魔法使い「了解...っと!速度上昇魔法...攻撃力倍増魔法...防御力上昇魔法...!」

勇者「さんきゅー魔法使い!」ガガガガ!

魔王「く...!」ガガガガ!

魔王「(まずい...押されてる...魔法が使えれば...)」ガン!

魔王「...ぐ」クラ...

勇者「(効いてる...!)」

勇者「賢者!魔法使い!とどめを刺すぞ!!」

賢者「わかった...!」

魔法使い「とっておきを喰らわせてやるわ...!」

勇者「とどめだ魔王!!ギガスラッシュ!」ズバッ


ドォォォォォォン!





<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/06/06(土) 21:48:28.23 ID:FheLEH9M0<> 勇者「...どうだ?」

賢者「ありったけを喰らわせてやったが...」

魔法使い「これで死ななかったら化け物よ...」

魔王「ぐ...ぅ...」ヨロ...

「「「!!?」」」

勇者「な...!?」

魔法使い「んで...生きて...」

賢者「...ん?鎧がはがれてい...!?」

勇者「お...女...?」

魔王「く...そ...この...私が」

魔法使い「なによこれ...人間だったら15歳にも満たない大きさよ」

賢者「大きさや性別は関係ない...こいつが魔王という事実は変わりない...」

魔王「ふ...ふふ」

勇者「...なぜ笑っている」

魔王「強いな...人間よ」

魔王「私はお前たちが初めてなんだ...人間と会うのが...な」

勇者「......」

魔王「まさか魔法を封じる手段を持っているとは驚きだったよ...」

魔王「...もう私に力はない...殺すがいい」

魔王「.......はぁ」

勇者「......そうはいかない」

魔王「......?」



<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/06/06(土) 21:54:37.10 ID:KHEAfrGKO<> 期待 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/06/06(土) 22:00:07.64 ID:FheLEH9M0<> 勇者「お前には一緒に来てもらう...王都にな」

魔法使い「な...何言ってんの!?」

賢者「正気の沙汰とは思えんな...理由を聞こう」

勇者「いや、これといった理由じゃないんだがな」

勇者「今の魔王には力がない」

勇者「そして魔王は...一応女なんだ...俺には攻撃できない...」

勇者「それにもしかしたら魔族との和平も希望が持てるかもしれないんだぜ?」

賢者「...多少は理にかなっているが...」

魔王「...はっ、不可能だよ」

魔法使い「なによ!!なんで不可能なの!?あんたは人類を滅ぼすのが目的だから!?」

魔王「そうじゃない...」

魔王「いいか人間たちよ...魔族がどれくらいいるのか想像できるか...?」

魔王「やつらは私欲のために動き、弱きものには容赦がない」

魔王「だが動き回るには多少なりとも統率者が必要なんだ」

魔王「そう...魔族の中で最も力のある存在である統率者が」

勇者「それが魔王か」

魔王「そうさ...だが統率者とは名ばかりさ...碌に言うことを聞きやしない」

魔王「だから私は各種族のトップを私の幹部に置いたんだ」

魔王「そうしたら多少は言うことを聞くようになったさ、幹部の皆は話が通じる奴らだからな」

魔王「だが幹部たちは良くてもその下に付いている者たちが言うことを聞くのは破壊活動のみだ」

魔王「確かに個人で戦えば私が圧倒するだろう...だが集団で戦えば私もただではすまい」

魔王「それに私が全力を出してしまえば世界が消えてしまうからな...」

賢者「なんだと...?」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/06/06(土) 22:09:58.03 ID:FheLEH9M0<> 魔王「当たり前だ...私は魔法が得意なんでな」

魔王「おかげさまで碌に力も入らなかった」

魔王「魔法の使えない私なんてただの雑魚にすぎんさ」

魔法使い「それであの強さ...なの?」

魔王「話が逸れたな...とにかく、流石の私も魔族を絶滅させるわけにはいかないからな」

魔王「だから私は魔族の象徴として、人間の悪として存在しているのさ」

勇者「そういうことか...」

魔法使い「支離滅裂な話だったような気がするけど...」

魔王「どう思うかなんてお前たちには関係ない...」

魔王「私はお前たち人間の事なんて知らないからな...」

魔王「だから人間に対してこれといった感情なんて持たなかった」

魔王「まあもし私がお前たちを憎んでいたらすでに人間の世界は滅んでるさ」

勇者「それで...俺たちで人間というものを試したということか」

魔王「...そういうことになるな」

賢者「ほぅ...」

勇者「そんなこと言って大丈夫なのか?仮にも魔王だろ」

魔王「私はお前たちに負けた...私が逆らえる立場ではないだろう」

勇者「それもそうか」

魔法使い「...そういえばいい忘れてたけど...」

魔法使い「魔王...素っ裸なんだけど...大丈夫?」

魔王「......」

勇者「......」

賢者「......」

魔法使い「......え?」

魔王「〜〜〜〜!?///」カァァァ

勇者「」

賢者「」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/06/06(土) 22:19:38.69 ID:FheLEH9M0<> 魔王「...見たな...///」

勇者「お、俺は見てないぞ!!」

賢者「なんということだ....仮にも魔王に少し欲情してしまうとは...賢者である私が...」ワナワナ

戦士「いてて...」

魔法使い「あ、戦士起きたの?」

戦士「くっそ...魔王の野郎...ん?」

戦士「...なんだそいつは」

勇者「えっ!?あっ、この子が魔王!!」

魔王「く...///」

戦士「ん?ほぅ...ほーう」

戦士「なんだよお前ら!魔王を弄るなら俺も混ぜてくれよ〜!」

勇者「...は?」

賢者「何を言ってるんだ戦士」

魔法使い「うわ...」

戦士「へぇ...へぇ」スタスタ

魔王「な...なんのつもりだ...」ゾクッ

戦士「ナニって...そりゃあ...ね!」ガバッ

魔王「なっ...!」

戦士「ほぅ...いい体してんじゃねえか」

魔王「はな...せ!きさ...まぁ」ジタバタ

勇者「おい、戦士!やめろ!」

戦士「さっきやられたおかえしなんだ...存分に楽しませてもらうぜ、邪魔すんじゃねえ!」ジュルリ

魔王「や...やめ...いや...だ」ビクビク

戦士「ココはどうかな...」スッ

魔王「ひっ...!」ゾクッ



<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/06/06(土) 22:54:59.55 ID:FheLEH9M0<> 勇者「いい加減に...!」

魔王「そ...きん...」

戦士「へへへ...っ!?」ガン!

戦士「ちっ...誰だ!?」

側近「貴様...魔王様に対する行為...万死に値する!!」

魔王「...っく...ひっく...」

側近「魔王様...避難が遅れて...申し訳ありません...」

側近「貴様ら...生きてここから帰れると...思うなぁぁぁああああああ!!」

戦士「へ...おもしれぇ!!お前程度、俺一人で十分だ!!」





勇者「戦士のやつ...くそっ!」

勇者「魔王...大丈夫か...!?」

魔王「....な...........て.............ぇ」ブツブツ

勇者「魔王...?」


魔王「こんな...世界なんて...消えてしまえ...」


勇者「!?」ゾワッ

バチバチバチバチバチ!

魔王「いやだ...いやだ...助けて......」バチバチバチバチバチ

勇者「(魔封じが壊れて...!?馬鹿な!?)」

魔王「いや...いや...」バチバチバチバチバチ

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

魔法使い「まずいよ勇者...!」

賢者「これは...」

側近「魔王様!?お気を確かに!!」

側近「このままでは...世界が...!」

勇者「...くそっ!」バッ

魔法使い「勇者!?」



<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/06/09(火) 01:24:43.92 ID:6DrOBM7EO<> 期待 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/06/21(日) 11:42:59.48 ID:1JfEb0PfO<> 待ってるよ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2015/07/04(土) 19:54:37.92 ID:sy/DvO8Z0<> 自分で書いてて設定ごちゃごちゃでわけわかんないなぁ... <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga <>2015/07/04(土) 20:09:46.30 ID:sy/DvO8Z0<> 勇者「ぐぅ...っ!」バチバチ

勇者「ダメだ...近づけない!」

魔法使い「んー...あ...」

魔法使い「勇者!」

勇者「なに!?」

魔法使い「今からこの言葉言って!!大声で聞こえるようにね!」

魔法使い「〜〜〜〜〜!」

勇者「は、はぁ!?そんなこと言えるわけないだろ!!」

魔法使い「いいから!早くしないとほんとにこの世の終わりよ!?」

勇者「どんな根拠があるんだ!?」

魔法使い「女の勘よ!」

勇者「くそっ...どうにでもなれ...」スゥー

勇者「まおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

魔王「......」バチバチ

勇者「俺は...お前がすきだあああああああああ!!」

賢者「へ?」

側近「な...!?」

戦士「ん?」

魔王「」

魔法使い「よし、やっぱり止まった!私の勘が当たったわ!」

魔法使い「勇者!そこで魔王に抱き付いて!」

勇者「!?」

魔法使い「早く!」

勇者「ああもう!」ダキッ

魔王「...な」

勇者「ん?」

魔王「なにをするのよー!」バキッ

勇者「ぐぇ...っ!」

勇者「(なんで俺がこんな目に...)」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga <>2015/07/04(土) 20:53:40.62 ID:sy/DvO8Z0<> 勇者「...ん」パチッ

魔法使い「あ、勇者が目を覚ましたわよー」

賢者「心配しましたよ勇者、全然起きませんから」

戦士「」

勇者「いつ...あれ、戦士はどうしたんだ」

魔法使い「ああ、この馬鹿は叩きのめしておいたわよ...全く」

勇者「はは...って!」

勇者「魔王は!?」ガバッ

魔王「......なんだ」

勇者「良かった...もう平気なのか」

魔王「心配せずとも先ほどは少々危機を感じていただけだ...色々な意味でな」

側近「ふん、人間風情が...魔王様は純粋で純愛を好まれるお方だ、そして少々臆病な所もあるがそこが可愛ら...ゲフンゲフン」

魔王「側近...?」ピクピク

側近「し、失礼しました」スゥ...

魔王「と、とにかくだな...仕切り直しといこうじゃないか」

勇者「...やっぱりやらないといけないのか...?」

魔王「...当たり前だ」

魔王「今は魔力を封じられていないからな...前のようにはいかんぞ?」

勇者「くっ...」

魔王「そういえば...お前はステータスがカンストしているらしいな」

勇者「ああ」

魔法使い「ほんとこいつの強さはおかしいわよ...」

賢者「そうですね...私たちがいらないくらい...」

魔王「どれ...絶望を見せつけるのも良いだろう...全力で斬りかかってくるんだ」

勇者「は?でもそれじゃ...」

魔王「問題ない、私は魔王だぞ」

勇者「......」

魔王「私が女だから遠慮しているのか?大丈夫だ、お前は私に傷一つつけることはできないのだから」

勇者「もうどうにでもなれ...はあああ!!」

ガンッ

魔王「......」

勇者「......っ!?」









<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/05(日) 03:37:36.30 ID:gFZwb+rQO<> 支援 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga <>2015/07/06(月) 14:56:49.61 ID:uxDrZ08u0<> 勇者「くっ...」

魔王「どうした勇者?それが全力か?」

勇者「なんで...斬れないんだ...」

魔王「簡単だよ、魔力でシールドを全身に張り巡らせてるだけさ」

魔王「私は魔の使い手だ。だから魔法の方が得意なんだよ」

魔王「つまりこのシールドがある限り私に傷をつけることができないというわけさ」

魔王「もっとも、魔力がなければそこらの奴にも勝てないんだがな...」

魔法使い「勇者は化け物とは思っていたけど魔王も化け物ね...」

賢者「私たちはこんな者と戦おうとしているのですね...」

勇者「...魔法を封じるあれは一度きりしか使えない」

勇者「さっきの攻撃は全力だ。それでお前の防御を剥がせなかった...」

勇者「俺たちにはもうどうしようもないな...」

魔王「...ふむ、まあこれ位あれば十分だろう」

魔王「魔剣よ、わが手に宿れ」スッ..

勇者「...何をする気だ?」

魔王「勇者よ、お前は間違いなくこの世界では2番目に強いだろうな...この世界では...な」

勇者「どういうことだ...?」

魔王「お前たちはどうやってここまで来たんだ?」

勇者「そりゃあ次元の狭間で魔界に......!?」

魔王「まあ想像通りだと思うが...次元の空間には様々な世界があるんだ」

魔王「それを今から見せてやろう...」ブン!

バリバリバリバリ!

魔法使い「うっ...なに...この気持ち悪い感じ」

賢者「魔界に来る時の次元とは...また違う感じですね...」

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