以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/07(火) 17:54:50.52 ID:A7yhB741O<>
ヴァルバトーゼ「ここは……何処だ」

>気が付くと見知らぬ景色があった。

ヴァルバトーゼ「確かプリニーの教育計画を書類に書いて……」

ヴァルバトーゼ「それからが思い出せん」

ヴァルバトーゼ「瘴気の薄さからして魔界ではないようだが……」

ヴァルバトーゼ「とりあえず歩くとするか」

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<>ヴァルバトーゼ「幻想郷?」 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/07(火) 17:56:25.69 ID:A7yhB741O<> >しばらく歩いて行くと紅い屋敷が見えた

ヴァルバトーゼ「紅い屋敷?」

ヴァルバトーゼ「懐かしいな。昔、似た屋敷があったが……」

ヴァルバトーゼ「あの吸血鬼姉妹は、健やかに育っているだろうか」

>昔の事を思い出しながら紅い屋敷に向かう。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/07(火) 17:57:19.89 ID:A7yhB741O<> ヴァルバトーゼ「……」

>紅い屋敷の前では、中国服を着た女が立ったまま寝ている。

ヴァルバトーゼ「いつまで狸寝入りをするつもりだ」

美鈴「……。良く見破りましたね。咲夜さんにも見破られた事がなかったのに」

ヴァルバトーゼ「当然だ!プリニー教育係の俺にかかれば、造作もない」

ヴァルバトーゼ「それに貴様の狸寝入りはプリニーに比べると、月とスッポン程の差がある」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/07(火) 17:58:51.00 ID:A7yhB741O<> 美鈴「プリニー?」

ヴァルバトーゼ「罪を犯した人間の魂をヌイグルミに封じた物だ」

ヴァルバトーゼ「奴らは隙があれば直ぐにサボろうとするからなーー」

ヴァルバトーゼ「だからこそ教育のやり甲斐があるのだがな。クッククク」

美鈴「た、大変ですね」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/07(火) 17:59:26.46 ID:A7yhB741O<> ヴァルバトーゼ「……ところで此処はどこだ?」

美鈴「幻想郷です。ーーもしかして外から来られたんですか?」

ヴァルバトーゼ「外?」

美鈴「ここは結界により隔離された世界なんです。外と云うのは人間たちが住んでいる世界のことです」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/07(火) 18:00:07.86 ID:A7yhB741O<> ヴァルバトーゼ「外が人間界の事なら違うな。俺が居たのは地獄だ」

美鈴「地獄?」

ヴァルバトーゼ「ああ。気が付くと、あそこの森にいた」

美鈴(……妖怪の賢者の仕業でしょうか。私が考えた所で図りかねますが)

美鈴「地獄の行き方なら、教えれます。案内してあげたいのは山々なんですが」

ヴァルバトーゼ「気にするな。門番が門を離れる訳にはいかないだろう」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/07(火) 18:10:19.90 ID:A7yhB741O<> >美鈴は地獄への行き方を教えた。

ヴァルバトーゼ「なるほど。了解した」

美鈴「いえ。あ、名前、教えて貰って良いですか?」

ヴァルバトーゼ「名乗ってなかったな。俺の名はヴァルバトーゼだ」

美鈴「ヴァルバトーゼさん、ですね。私は紅美鈴です」

ヴァルバトーゼ「美鈴か。機会があればまた会おう」

美鈴「はい!」

>ヴァルバトーゼは去っていった

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/07(火) 19:42:18.15 ID:A7yhB741O<> 咲夜「あら、珍しく起きているわね」

美鈴「ハ、ハハハ。そんな珍しい、なんて」

レミリア「……」

美鈴「そんな事よりも、お嬢様をお連れしてると言うことは、お出かけですか?」

咲夜「ええ。霊夢の所に行きたいらしくて」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/07(火) 21:35:26.98 ID:0t+iBv0H0<> 期待 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/07(火) 22:42:04.00 ID:A7yhB741O<> レミリア「……美鈴。さっき誰かと話していたようだけど」

咲夜「気になるのですか?」

レミリア「ええ。知っている魔力に似てたから」

美鈴「さっきまで話していたのは、ヴァルバトーゼさんって方です」

レミリア「は?」

レミリア「美鈴……もう一度名前を教えてくれるかしら?」

美鈴「ヴァルバトーゼさんです」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/07(火) 22:45:32.31 ID:A7yhB741O<> 咲夜「お嬢様?」

レミリア「〜〜〜!なんで引き止めなかったの!」

美鈴「え?え?」

レミリア「何百年振りに逢える機会だっとのに!」

美鈴「お嬢様の知り合いだったんですか?」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/07(火) 22:52:10.85 ID:A7yhB741O<> レミリア「し、知り合いよ。機会があればそれ以上の関係にも……(ブツブツ」

咲夜「お嬢様。ヴァルバトーゼと言う方は、どんな方なのですか?」

レミリア「え、あっ」

レミリア「ヴァルバトーゼ様は、私達、吸血鬼族の王よ」

レミリア「圧倒的なカリスマと無限の魔力から『暴君』とまで呼ばれ畏怖畏敬され君臨されてたわ」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/07(火) 22:56:29.74 ID:A7yhB741O<> 美鈴「……そんな方には見えなかったんですが」

レミリア「それは貴女の目が節穴だからでしょう


レミリア「咲夜!まだ遠くには言ってないはずよ。追いかけるわ!!」

咲夜「全てはお嬢様のお心のままに 」

>レミリアと咲夜はヴァルバトーゼを追いかけた <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/07(火) 23:05:40.37 ID:zxYdS5cJO<> >
これって必要か?何かちょっと読みづらい <> sage<><>2015/07/07(火) 23:07:50.41 ID:yvtj1tz0O<> 期待
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/08(水) 04:54:20.63 ID:JfiFVsRno<> 一方で魔界は慌ただしかった。

フーカ「ヴァルっちが行方不明?」

アルティナ「はい。職務室から忽然と姿を消したみたいで……」

アルティナ「あの吸血鬼さんが、狼男さんにすら何も告げずに居なくなるとは考えられません」

フーカ「確かにね〜」

デスコ「今は、プリニーを使って探してるんデスよね」

アルティナ「はい」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/08(水) 05:02:44.84 ID:JfiFVsRno<> フーカ「ヴァルっちが教育したプリニーでもまだ見つけられないって事は、魔界に居ないんじゃないの?」

デスコ「デスコもそう思うデス」

アルティナ「……魔法使いさん達に魔力探知して貰ったんですが、見つかりませんでした」

フーカ「それ。もうこの魔界以外を探した方が良くない?」

アルティナ「そうなると、余りにも探す場所が多くて……」

フーカ「取り敢えず身近から潰して行くわよ」

アルティナ「身近、から?」

フーカ「まずはこの魔界と隣接している――人間界からよ」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/08(水) 05:12:41.81 ID:JfiFVsRno<> 再び幻想郷

ヴァルバトーゼは美鈴に教えられた通りに歩いていた。

ヴァルバトーゼ「……」

???「――」

ヴァルバトーゼ「……」

???「――」

ヴァルバトーゼ「ハァ。何か用か?」

???「……」

ヴァルバトーゼ(この魔力は覚えがある。確かに――)

ヴァルバトーゼ「姿をを見せたらどうだ。フラン。フランドール=スカーレット!!」

フランドール「お久しぶり。ヴァルバトーゼさま」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/08(水) 06:11:55.46 ID:AwcEtX1DO<> 原作ゲームで暴君時代の力取り戻すイベントあると思ったらなかったなあ。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/08(水) 16:41:04.40 ID:BGhIXQW9O<> ヴァルバトーゼ「お前が居ると言うことは、あの屋敷は紅魔館だったか」

フランドール「そうだよ。と、言っても咲夜が来てから改装してるけどね」

ヴァルバトーゼ「そうか――」

ヴァルバトーゼ「それで俺を付けて来て何か用か?」

フランドール「アハ♪それはね?」

フランドールが掌を握りしめると、ヴァルバトーゼの腕が吹き飛んだ

ヴァルバトーゼ(……あの能力は健在か) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/08(水) 16:48:10.50 ID:BGhIXQW9O<> フランドール「やっぱりヴァルバトーゼさま……弱くなってる」

フランドール「私の能力が通じる事がその証明!」

フランドール「今なら!私が勝てる!?」

ヴァルバトーゼ「……」

ヴァルバトーゼ「クッククク。相変わらずだな」

ヴァルバトーゼ「だが、能力に過信し過ぎるなと警告したはずだが」

フランドール「ふんっだ!ヴァルバトーゼさまは!今日!私に負けるの!だから、説教される気は!ない!!」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/08(水) 16:55:06.26 ID:BGhIXQW9O<> ヴァルバトーゼ「説教をするつもりはない。それをするのは、レミリアの役目だ」

フランドール「――!いま!ヴァルバトーゼさまの前に居るのは、アイツじゃない!!私だよ!!」

ヴァルバトーゼ「?当然だ。何を言っている」

フランドール「〜〜〜!!」

フランドールはヴァルバトーゼに攻撃をして、それをヴァルバトーゼは巧みに防ぐ。

だが次の瞬間。場所が一転。

見知らぬ場所にヴァルバトーゼ達はいた。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/08(水) 17:03:13.72 ID:BGhIXQW9O<> ヴァルバトーゼ「――。ずっと視ているヤツの仕業か」

ヴァルバトーゼ「む」

フランドール「余所見しないで!そんなんだと……直ぐに壊すよ!」

炎の如く果敢に攻めてくるフランドール。

幻想郷にあるルール(弾幕)ではなく本気での攻撃。

ヴァルバトーゼはフランドールの本気を感じ、本気を出す事を決めた

――魔奥義:悪夢のツェペシュ―― <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/08(水) 17:09:50.00 ID:BGhIXQW9O<> フランドール「――え?」

暴君ヴァルバトーゼ「どうした……フランドール。来ないのならコチラから征くぞ」

フランドール「――!!」

圧倒的な魔力で吹き飛ばされた。

フランドール(……そうだ。これが、これこそが、ヴァルバトーゼさま!!)

フランドール「ハアアァぁぁぁぁ!!」

最強の吸血鬼と最恐の吸血鬼がぶつかり合ったり <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/09(木) 00:03:40.66 ID:OPiJBFWzo<> 戦いは一瞬で決着した。

フランドール「――やっぱり、強いなぁ」

暴君ヴァルバトーゼ「フラン。強くなったな」

フランドール「でも、勝てなかった……」

暴君ヴァルバトーゼ「鍛錬をしていけば俺を超える事は夢ではない」

暴君ヴァルバトーゼ「お前達にはその可能性がある」

フランドール「……」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/09(木) 00:10:01.70 ID:OPiJBFWzo<> フランドール「――ヴァルバトーゼさま。一つ約束してくれる?」

暴君ヴァルバトーゼ「なんだ?」

フランドール「もし私がヴァルバトーゼさまを超える吸血鬼になったら、一つ願い事を聞いてほしい」

暴君ヴァルバトーゼ「いいだろう!俺を超えた時は、願い事を叶えよう」

暴君ヴァルバトーゼ「――」

フランドール「ヴァルバトーゼさま?」

暴君ヴァルバトーゼ「いや。やはり姉妹だな、と思っただけだ。レミリアも同じ事を言ってきたからな」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/09(木) 00:13:23.36 ID:OPiJBFWzo<> フランドール「…………」

暴君ヴァルバトーゼ「?どうした」

フランドール「ううん。なんでもない」

フランドール(アイツの願い事は、たぶん私と同じに決まってる)

フランドール(絶対に負けないんだから!!) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/09(木) 00:19:46.17 ID:OPiJBFWzo<> 暴君ヴァルバトーゼ「そろそろいいか」

シュウウウゥゥ

フランドール「あ。戻った」

ヴァルバトーゼ「暴君モードは魔力消費が過多だからな」

フランドール「そう言えば、なんでヴァルバトーゼさまはそんなじょうなの?」

ヴァルバトーゼ「お前達と別れてから色々とあった。それだけの事だ」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/09(木) 00:22:56.63 ID:OPiJBFWzo<> ヴァルバトーゼ「それよりも此処はどこだ?」

フランドール「分らない。私、紅魔館からあまり出られないから」

ヴァルバトーゼ「……そうか。ならば、場所が分かるまで一緒に行動するか?」

フランドール「うん!」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/09(木) 07:43:05.21 ID:pmenpScSO<> ディスガイアとは珍しい
これは期待 <> サリィ<><>2015/07/12(日) 21:55:03.03 ID:N3auaF8LO<> 続きはよ。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/13(月) 03:09:52.10 ID:UBjFX+cEO<> フランドール「あー、また戻ってきた!!」

ヴァルバトーゼ「これで三度目か」

ヴァルバトーゼ「……どうやら異空間に閉じ込めらたみたいだな」

ヴァルバトーゼ「どこかにある術の起点を壊せば出られるハズだ」

フランドール「起点って言われても分からないよ」

ヴァルバトーゼ「可能性としては、ループしている地点が起点だと考えられる」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/13(月) 03:21:54.21 ID:UBjFX+cEO<> ヴァルバトーゼ「だいたいの検討は付いている。こっちだ」

ヴァルバトーゼに促されてフランドールは付いていく

ヴァルバトーゼ「ここだ」

フランドール「??どこにも変な所は無さそうだけど?」

ヴァルバトーゼ「空間系術特有の僅かに空間のズレを感じる」

フランドール「……目玉が分かんない」

グーパーしなからフランドールは言う

ヴァルバトーゼ「――起点さえ分かれば……後は力技だ!!」

フランドール「え?」

ヴァルバトーゼは拳に魔力を込めて思いっきり空間を殴った <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/13(月) 03:27:18.50 ID:UBjFX+cEO<> フランドール「う……そ」

ヴァルバトーゼ「ハァ!!」

空間に亀裂が奔り、そして砕け散った

ヴァルバトーゼ「どうやら元の空間に戻ったようだな」

フランドール「……」

ヴァルバトーゼ「どうした?」

フランドール「魔力を失っているのに、なんでこんな事が出来るの?」

ヴァルバトーゼ「なんだ。そんなことか」

ヴァルバトーゼ「強魚(イワシ)の力だ!!」

フランドール「…………え?」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/07/13(月) 07:57:14.47 ID:92PeQpqOO<> 乙です <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/07/13(月) 12:25:15.16 ID:K0HkzDkL0<> 乙です
細かいかもしれんが閣下曰く、いわしは「魚強」って言ってたぞ
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/13(月) 17:49:54.62 ID:KCzYArLiO<> フランドール「え……。イワシ?……――え?」

ヴァルバトーゼ「この国ではニシン科のマイワシとウルメイワシ、カタクチイワシ科のカタクチイワシ計3種を指す」

ヴァルバトーゼ「人間共は愚かにも陸に揚げると直ぐに弱ってしまうからと、魚に弱と書いて鰯と漢字にしてしまったが――」

ヴァルバトーゼ「栄養満点であり、魔除けのアイテムにもされるイワシが、弱いはずがない!!」

ヴァルバトーゼ「故に!魚編に強いと書いて『魚強(イワシ)』と呼ぶのが正しいのだ」

ヴァルバトーゼ「分かったかフランドール」

フランドール「――(ポカーン」

フランドール「う、うん。わ……分かった?」

フランドール(再会してから一番イキイキしてたよヴァルバトーゼ様) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/13(月) 17:58:10.56 ID:KCzYArLiO<> ???「相変わらずのイワシバカよねー」

ヴァルバトーゼ「その声はエトナか」

フランドール「……」

エトナ「久しぶりに行ったら行方不明って言われて探したわよ」

ヴァルバトーゼ「よく居場所が分かったな」

エトナ「そりゃ、発信――女の感よ」

ヴァルバトーゼ「そうか」

エトナ「それよりも――そのガキ誰?」

フランドール「ヴァルバトーゼ様、その女だれ?」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/07/13(月) 18:07:57.73 ID:KCzYArLiO<> ヴァルバトーゼ「魔神エトナ。俺がいる魔界とは別の魔界にいる」

ヴァルバトーゼ「最近――元魔王のクリチェフスコイの一件以来、なぜかよく地獄に来るようになったな」

エトナ「……」

フランドール「……」

ヴァルバトーゼ「フランドール。吸血鬼で昔、世話をしたことがある。今回、たまたま出会った。――妹のような存在だ」

フランドール「……」

エトナ「……」

フランドール「苦労、してるんだ」

エトナ「あんたもね」 <>