以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/08/28(金) 23:26:18.46 ID:YfKTfgwq0<>それはエレンがまだ幼い頃であった。  <br>    <br>  父グリシャ・イェーガーがハンネスと酒を飲み交わしていた時、グリシャがダジャレを言ったのだ。  <br>    <br>  ハンネス、母カルラ・イェーガー、そしてエレンは皆固まった。  <br>    <br>  しばらく誰も声を発しなかった。  <br>    <br>  エレンは自分の背筋がゾクゾクと震えるのを感じた。  <br>    <br>  今まで感じたことの無い感覚であった。  <br>    <br>  それ以来、エレンはダジャレの虜となった。<br><br>SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1440771978<br><>エレン・イェーガー　〜ダジャレを極めし者〜
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/08/28(金) 23:28:43.64 ID:YfKTfgwq0<> エレンはグリシャに何度も教えを乞うた。 <br>  <br> ダジャレの極意を教えてほしいと。 <br>  <br> しかしグリシャは頑なに教えようとはしなかった。 <br>  <br> 仕方なく、エレンは自分で考えていくことにした。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/08/28(金) 23:32:58.87 ID:YfKTfgwq0<> 毎日エレンは考えた。 <br>  <br> だが何も思いつかなかった。 <br>  <br> そして一週間が経った。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/08/28(金) 23:35:41.13 ID:YfKTfgwq0<> ある日、エレンは晩飯を食べながらダジャレについて考えていた。 <br>  <br> その日のおかずは納豆である。 <br>  <br> 納豆を題材に何か思いつきはしないか、エレンは思案していた。 <br>  <br> しかし、やはり何も思いつきはしなかった。 <br>  <br> そして無意識につぶやいた。 <br>  <br> 「わからなっとう。」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/08/28(金) 23:39:16.35 ID:YfKTfgwq0<> その時、一瞬であったがその場の空気が変わった。 <br>  <br> エレンはそれを見逃さなかった。 <br>  <br> 今までどうしても辿り着けなかった領域に、一歩足を踏み入れた感覚があった。 <br>  <br> エレンは喜んだ。 <br>  <br> 自分一人の力で、ダジャレの道を進むことができたのだ。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/08/28(金) 23:48:45.73 ID:YfKTfgwq0<> エレンはその感覚を忘れないように、他の題材にも挑戦してみることにした。 <br>  <br> 「家ーい！」 <br>  <br> 「いい壁んにしろ！」 <br>  <br> 「んで俺はその時こういってやったんだ、お前の巨人を削いでやろうか、ってな？」 <br>  <br> 何故だろうか、全くキレが感じられない。 <br>  <br> 残念に感じながら、エレンは飯を食べ終えた。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/08/29(土) 17:21:42.47 ID:D1pOwfWAO<> 土下座の人か <br> このノリ割と好きよ <>