◆ddlClgI6fA<>saga<>2015/09/27(日) 00:08:44.82 ID:UrWEoRVq0<>・キヨシ×花です
・原作18巻までのネタバレあり
・あまり書き溜めしてませんのでペースは遅めです

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1443280124
<>【監獄学園】キヨシ「千代ちゃんと付き合いたいです」花「は?」 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/27(日) 00:12:23.26 ID:qSRhD31Ao<> 表生徒会出るのか期待 <>
◆ddlClgI6fA<>saga<>2015/09/27(日) 00:14:13.35 ID:UrWEoRVq0<> キヨシ「お願いします。これを読んでください」

花「何よこれ」

キヨシ「嘆願書です。それを読んで、是非とも許可を頂きたいんです」

花「それはわかってる。何の嘆願書よ?」

キヨシ「千代ちゃんとの交際を認めて欲しいんです」

花「は? 何で私に言う訳?」

キヨシ「会長と副会長が不在なので」

花「へ、へえ……。もう……、告白したの……?」

キヨシ「……まだです。許可をもらってから、告白しようと思います。万が一千代ちゃんに迷惑かけたりしないように」

花「そうなんだ、まだなんだ……」ホッ

キヨシ「許可して……もらえますか」

花「却下」

キヨシ「俺、本気なんです。ただ可愛いから好きとかそんないい加減な理由でもないです」

花「お前みたいな変態に認めるわけないでしょ」

キヨシ「性欲に任せている訳でもありません。彼女は俺にとってかけがえのない希望の日輪なんです。彼女を守りたい。こんなに本気で思ったのは初めてなんです」

ズキッ
花「……」

キヨシ「千代ちゃんのことが愛おしい。ただ、それだけなんです」

ズキズキ
花「お前が本気なのは……よくわかったわ……」

キヨシ「本当ですか」

花「まあ、会長も不純じゃなきゃ認める方針みたいだし」

キヨシ「じゃあ」

花「……許可」

キヨシ「ありがとうございます!」 <>
◆ddlClgI6fA<>saga<>2015/09/27(日) 00:22:57.74 ID:UrWEoRVq0<> 花「なんてするかよクソキヨシ」
ビリビリ

キヨシ「そんな……三日三晩寝ずに書いた嘆願書が……。酷すぎます」

花「ざまあみろ、お前の恋心もビリビリにしてやったぞ! 何が愛おしいだ、この変態」

キヨシ「あんまりだ! 酷すぎます。こうなったら会長に直談判を」

花「あんまりしつこいとあの写真、千代ちゃんに見せるぞ」

キヨシ「そ、そんな……。じゃあどうすれば千代ちゃんとの交際を認めてもらえるんですか!」

花「お前の淡い恋をズタズタにするのが私の復讐よ」

キヨシ「そんな……。おしっこかけて花さんの復讐は終わったじゃないですか」

花「あれで終わったなんて思うなよ。お前の嫌がることなら何でもする。私は言ったら必ずヤル女だから」 <>
◆ddlClgI6fA<>sage saga<>2015/09/27(日) 00:25:32.15 ID:UrWEoRVq0<> アニメ最終回観てきます <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/27(日) 00:29:14.25 ID:mHIISWoaO<> 乙
俺キヨシと花ちゃん大好きなんだ
嬉しいよ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/27(日) 01:16:00.59 ID:c6bg5YjDO<> 燃えろキヨシ男なら ここで一発キヨシ
かっとばせよ かっとばせよ ライトスタンドへ <>
◆ddlClgI6fA<>saga<>2015/09/27(日) 02:04:12.82 ID:UrWEoRVq0<> キヨシ「酷過ぎる……」
ウルウル

花「どうだ、失恋の感想は?」

キヨシ「……」

花「ショックで言葉も出ないかクソキヨシ。言っとくけど、会長に直談判なんてしたらこの写真を千代ちゃんに見せるから」

キヨシ「……これで僕の愛が断ち切れると思ったら大間違いです」

花「あ?」

キヨシ「あなたが何をしても、千代ちゃんを想う気持ちが変わる事はありません。今日のところはこれで失礼します」

ガラガラピシャリ


花「な……なんなのおぉぉぉぉっ!」
バコーン

花「あの態度……ムカつくわ。……そうよ、あの舐めた態度に対する復讐も考えないと……」

ガラガラ


万里「花、どうしたの?」

花「べ、別に何でもないよ」

芽衣子「机に穴が空いてるぞ」

花「あ、あれー。どうしたんだろーなー」

万里「あら、この破られた書類は何かしら」

花「あ、それは別に関係ないから」

万里「でも、願書って書いてあるように見えるわ」

花「違うのこれはただのゴミ。燃えるゴミよ」

万里「そう。ならちゃんとゴミ箱に捨てないと」

花「そうよねー。私捨て忘れちゃってたー。あははは」 <>
◆ddlClgI6fA<>saga<>2015/09/27(日) 12:27:21.48 ID:UrWEoRVq0<> 男子寮

キヨシ「どうしよう……。今の万里さんなら許可くれそうな気もしなくないけど、直接言っても写真を見せられる……」

キヨシ「どう考えても花さんにバレずに裏生徒会から許可を貰うなんて無理だ……これはえげつなさすぎる……」

ガチャ

ガクト「キヨシ殿、裏生徒会からの許可は貰えたでゴザルか?」

ズーン
キヨシ「……」

ガクト「そ、そうでゴザルか。万里殿もキヨシ殿のことは認めているでゴザル」

キヨシ「違うんだ……読んですら、もらえなかった」

ガクト「きっと渡し方を間違えたでゴザルよ」

キヨシ「渡す相手を間違えたよ」

ガクト「だが諦めないでほしいでゴザル。これは小生にとっても、否、全ての男子の希望でゴザル」

キヨシ「え……」

ガクト「キヨシ殿が許可を貰えれば他の男子も堂々とお付き合いできるでゴザルよ。現在の万里殿は余程不純なものでなければ黙認しているでゴザル。しかし、堂々と交際するにはやはり、規則の下許可がある方が心強いでゴザル」

キヨシ「そうだな……」

ガクト「それに、千代殿もキヨシ殿には少々好意の様な感情があるようにお見受けするでゴザル」

キヨシ「本当か?」

ガクト「だから、キヨシ殿も諦めないでほしいでゴザル」

キヨシ「ありがとう。どうにか頑張れそうだよ」

ガクト「そうでゴザル。小生もみつ子殿と和解して……できたらいいでゴザルな……」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/09/27(日) 15:44:37.09 ID:ojBNbYHm0<> 花ほんとかわいい
監獄ssもっと増えろ
<>
◆ddlClgI6fA<>saga<>2015/09/27(日) 18:46:42.37 ID:UrWEoRVq0<> 裏生徒会室

万里「花」

花(何なのよクソキヨシ! 何でこんなに腹が立つの?)

万里「花、聞いているの?」

花「会長、何? ごめんボーっとしてた」

芽衣子「花、会議中だぞ」

花「ごめん、副会長」

万里「花、顔色が悪いみたいだけれど大丈夫ですか?」

花「うん、大丈夫……」

万里「裏生徒会が出した男子との接触を禁止するとう規則について、撤回しようと考えています」

花「え、何で?」

万里「完全な接触禁止はやり過ぎだったことと、この規則が有名無実化していることが理由です」

芽衣子「流石会長、自分の非を認め訂正することを恐れていない!」

花「へ、へー。……でも、そんなことしたら、男子達調子に乗ったりしないかな」

万里「今の彼らはそこまで愚かでもないと思うのです」

花「で、でも、キヨシのバカが」

万里「キヨシがどうかしましたか?」

花「……何でもない。忘れて」 <>
◆ddlClgI6fA<>saga<>2015/09/27(日) 19:37:26.11 ID:UrWEoRVq0<> 教室

キヨシ(できれば許可を貰っておきたいよな……。万が一にも千代ちゃんに迷惑をかけるようなことがあってはいけないし)

千代「キヨシ君、おはよう」

キヨシ「あ、千代ちゃん、おはよう」

千代「来週の日曜ってキヨシ君、用事ある?」

キヨシ「来週? 特に何もないよ」

千代「じゃあさ、買い物付き合ってくれないかな?」

キヨシ「いいよ。何の買い物?」

千代「ありがとう。七夕祭りのデコレーションに使う物とか買おうかなって」

キヨシ(え、そういうのって女子と行った方がいいのでは? 可愛いのとかわかんないしセンス無いぞ。いや、千代ちゃんもそんな事織り込み済みでは?)

キヨシ(あえて女子を誘う所に俺を誘うことでデートと分かるようにしてくれてるんだ。鈍い男の俺でもわかるようにしてくれてるんだ)

千代「あとはさ、ついでにお茶でもして相撲の話とかできたらな……なんて」

キヨシ(お茶して、カラオケ行って……密室の中でチューとかできたりして……)

『ざまあみろ、お前の大事な初チューを台無しにしてやったぞ』

キヨシ(そうだ、初チューは花さんに奪われた。でもそれは……千代ちゃんと過ごす学園生活のため……)

千代「キヨシ君が良かったらだけど……」

キヨシ「もちろん、喜んで。万難を排してでも行きますとも」

千代「そんな、無理はしなくていいんだよ」 <>
◆ddlClgI6fA<>saga<>2015/09/27(日) 22:51:50.34 ID:UrWEoRVq0<> 男子寮

シンゴ「キヨシ、えらく元気いいな。むしろニヤついて気持ち悪いぞ」

キヨシ「来週の日曜、千代ちゃんとのデートが決まったんだ」

ガクト「それで……裏生徒会の許可は貰えたでゴザルか?」

キヨシ「まだなんだ……」

シンゴ「そんなことよりデートプランだろ」

ジョー「どうせホテルに連れ込むだけだろ」ゲホッ

シンゴ「それまでのムードが大事なんだよ」

ガクト「シンゴ殿はチューをしようとして失敗したでゴザろう」

シンゴ「それはキヨシがデタラメ吹き込んだせいだ」

キヨシ「あれはデタラメじゃねえよ。ただねお前達もチュー出来たらいいなと思って言ったんだ」

シンゴ「それって、千代ちゃん以外の女子でフルチンペットボトルのキヨシとチューした女子がいることになるぞ」

キヨシ「そうなるな」

ガクト「パンツをスルッと下ろす辺り、なかなか変わり者の女子とお見受けするでゴザル」

キヨシ(あの時のことを思い出したらまたエリンギが石になってきた……。駄目だ駄目だ、俺はこれから千代ちゃんとのデートのプランを練るんだ)

キヨシ「それよりもデートプランだ」


女子寮


『お姫様だっこ』

花「やっぱりかわいく撮れてるな……」
ニヤニヤ

花「って、こんなことしてたらまるで……。これはキヨシを脅すためのもので……」

花「はぁ。…………どうして溜息出たんだろう」 <>
◆ddlClgI6fA<>saga<>2015/09/28(月) 00:32:48.95 ID:5n9o/JyK0<> キヨシ「デートプランか……難しいな……」

「フレーフレー! ハ・チ・ミ・ツ」

キヨシ「チアか……。チアの衣裳っていいな……千代ちゃんとか似合うだろうな……」

〜〜〜妄想〜〜〜

チアの衣装の千代
千代「燃えろー! キヨシ男ならーここで一発キ・ヨ・シ」

キヨシ「千代ちゃん、頑張るよー!」


〜〜〜〜〜〜〜〜

キヨシ「でへへって、妄想してて涎垂れてた。危ない危ない。ていうか何で中畑の応援歌なんだ?」

「ハ・チ・ミ・ツ」

キヨシ「かわいい……体格とか違うけど、髪型とかどこか千代ちゃんと似てるな……」

「ファイトー! ハ・チ・ミ・ツ」

キヨシ「でも、スカートの下にジャージはナンセンスだな……スカートの下にジャージ……?」

花「ハ・チ・ミ・ツ」

キヨシ「は、花さん!?」

花「え、キヨシ?」


数分後


花「笑うんでしょ」

キヨシ「え?」

花「……似合ってないって思ってるんでしょ! こんなの似合わないって笑って馬鹿にするんでしょ!」

キヨシ「そんなことないです。かわいいですよ」

花「バカッ、お前に言われなくても私はかわいいんだよ」

キヨシ「そうですね」

花「休憩終わるからそろそろ戻るわ」

キヨシ「そうですね、俺もシンゴ達と約束有るんで寮に戻ります」 <>
◆ddlClgI6fA<>sage saga<>2015/09/28(月) 00:36:41.29 ID:5n9o/JyK0<> 応援レスがあって嬉しいです。ありがとうございます。

>>7
ネタ頂きました

今日の所はそろそろ寝ます。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/09/28(月) 02:14:01.76 ID:79YeVD4Qo<> 花さんかわいい <>
◆ddlClgI6fA<>saga<>2015/09/28(月) 23:24:17.40 ID:5n9o/JyK0<> 男子寮

シンゴ「杏子からどんな格好が好きか聞かれたんだ」

キヨシ「何て答えたんだ?」

シンゴ「色気のある系で答えたに決まってるだろ」

ジョー「杏子さんの色気はパプリックドメインだからな」ゲホッ

シンゴ「テメエ見るなって言っただろ」

ジョー「パブリックドメインなんだから普通見るだろ」ゴホッ

ガクト「確かにあのパイチラを見るなというのは無理な相談でゴザル」

シンゴ「ガクト、テメエまで!」

ガクト「キヨシ殿は千代殿にどのような格好をして欲しいでゴザルか?」

キヨシ「チアとかいいなって……」

ガクト「確かにいいでゴザルな。色気ムンムンな感じでゴザルからな」

キヨシ「そうか? 色気はあんまりないけど、かわいいなって」

シンゴ「お前、正気か? チアは色気だぞ」

ガクト「小生もシンゴ殿に同感でゴザル」

ジョー「アンスコの隙間から見えるか見えないかがたまらないんだ」ゲホゲホ

キヨシ「アンスコってジャージ履いたら見えないだろ」

ガクト「スカートの下にジャージなんて色気の無い恰好、花殿以外あり得ないでゴザル」

ガクト「ププププッ、花さんがチアとか爆笑ものだろゴホッ、プププププ」

シンゴ「アハハ、やめろよジョー、腹筋潰す気かハハハハハハハ」

ガクト「ハハハハハハハハ、花殿に……ハハハハハ聞かれたら命が無いでゴザルよ……ハハハハハハハ」

キヨシ(って、何で千代ちゃんの話で花さんのチア姿浮かべてるんだよ。確かに花さんのチアかわいかったけど……) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>age<>2015/09/30(水) 16:20:34.21 ID:3DE1GGoNo<> ござるぅぅぅぅ(´∀`∩)↑age↑ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/30(水) 16:28:13.60 ID:5UZG+flTO<> 花ちゃんはジャージさえ脱げば無敵なのに <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/30(水) 17:14:00.79 ID:oNQX37jD0<> アンドレいなくね? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/30(水) 18:17:32.84 ID:FSjgphXk0<> アンドレはほら、ペットだから… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/30(水) 20:33:50.98 ID:kKeq5aPI0<> 続きが気になるんじゃ〜^ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/09/30(水) 20:40:00.11 ID:u4iRwV4KO<> 今日は更新あるかな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/01(木) 16:36:19.88 ID:Tz2vycvyO<> 全力支援 <>
◆ddlClgI6fA<>saga<>2015/10/01(木) 22:46:54.16 ID:9hqrrcI70<> グラウンド

「じゃあ今日はここまでです。お疲れさまでした」

「お疲れさまでしたー」

花(ケイトとのこともあるし、チアどうしようか迷ってたけど……)

『かわいいですよ』

花(続けるのもいいかな……)
ニヤニヤ

杏子「あ……、花さん……」

花「杏子、久しぶりね?」

杏子「お久しぶりです。たまたま通りがかったんです……」

花「今日はやけに知り合いが来るわね……。そういえばDTO以来だっけ?」

杏子「はい。あの時は……ごめんなさい……」

花「ああ、もういいのよ。……DTO自体が間違ってたってことになったし。会長も顔見せないから心配してたよ」

杏子「いいえ、そうではなくて、私もDTOに協力したのに何のお咎めもなくて」

花「アンタは私達に言われてやったことでしょ」

杏子「でも、……シンゴを騙したことは、許されていいのかなって時々思うんです」

『あの時に、花さんの隙をついて鍵を開けました』

花「……許せる訳ないだろ」
ブツブツ

杏子「花さん?」

花「……ううん。ごめん、今のは忘れて」

杏子「……はい」

花「私、着替えてシャワー浴びるから行くわ。あ、そうそう」

杏子「何ですか?」

花「さっきの事、誰かに言ったらあんたを殺して私も死ぬから」

杏子「も、もちろん言いません!」

杏子(何のことだろう?)

花「大丈夫だとは思うけど念のためにね」

杏子「はい、それではまた」

花(嫌なこと思い出しちゃったな……。早く部屋に戻ってお茶でも飲もう) <>
◆ddlClgI6fA<>saga<>2015/10/02(金) 01:05:32.80 ID:YYSXD49a0<> 翌朝、教室


キヨシ(はあ、千代ちゃんと他愛のない話の出来る日常……幸せだ!)

千代「そうだキヨシ君、聞いてよ」

キヨシ「どうしたんだい?」

千代「スポーツ新聞を読みたいって言ったの。そしたら表生徒会も裏生徒会も花さん以外、皆話も聞かずに却下したの。お姉ちゃんなんて、まるで有害図書みたいに言うんだよ」

キヨシ「そ、そうなんだ……。でもさ、他の新聞と比べて娯楽要素強いから仕方ないんじゃないかな……」
汗ダラダラ

キヨシ(千代ちゃん、スポーツ新聞はスポーツの情報も満載だし、大相撲の記事も多分豊富だよ。でも、スポーツだけじゃないんだ!)

千代「時事問題だって新聞で読む方が身に着くって言うよね。相撲だってそうじゃなかなって思うの。それに新聞は新聞よ」

キヨシ「えっとね、スポーツ新聞には芸能ニュースとかもあるから……その中には熱愛とか、破局とか……不倫なんかの報道もあるんだよ」

キヨシ(千代ちゃんには言えないな……。アダルト面があるからって。俺があらぬ誤解を受けかねない)

千代「へえ、そういうのもあるんだ。それで、そんな記事読んで私が不倫するとでも? 私、ヤリ○ンじゃないよ! あ、あの時はお姉ちゃんの気持ちを理解したかっただけで」

キヨシ「それはわかってるよ」

千代「そんな浮気とか不倫とかは最低だよ。恋人がいて他の人とキスとかいろいろするとかなんてあり得ないよ。そうだよね、キヨシ君?」

キヨシ「ソ、ソウデスネー」

キヨシ(花さんとキスしたなんて……バラされる訳にはいかない)

千代「でね、話を聞いてくれた花さんから説得しようと思うの。花さんだったら空手家だし、わかってくれると思うの」

キヨシ(千代ちゃんの思い込みの激しいところを考えると、あの写真を見られたら即終わり。やっぱり、あの写真は何とかして削除すべきだな)

千代「それで、他の皆を説得してもらうのよ」

キヨシ(こうなったら、花さんの隙をついて携帯から写真を消す。写真 デリート オペレーション、SDOだ!)

千代「スポーツ新聞 導入 オペレーション、SDO作戦よ!」

キヨシ「何が何でもSDOを成功させよう」

キヨシ(しまった! 何て間の悪い独り言呟いてんだ俺は!)

千代「オペレーションと作戦が被ってたね。じゃあ改めて、SDO一緒に頑張ろうね」 <>
◆ddlClgI6fA<>sage saga<>2015/10/02(金) 01:12:50.52 ID:YYSXD49a0<> 今日はここまでです

書いてない間にこんなにレスが付いてると驚いています
応援レスありがとうございます <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/10/02(金) 02:14:57.21 ID:dWldjgTBO<> いいねいいね <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2015/10/02(金) 03:06:23.71 ID:jeh5Ih5K0<> SODに見えた <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/10/04(日) 03:29:31.63 ID:Y1y/NLA70<> 期待 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/10/05(月) 05:00:32.20 ID:zhoOBIrh0<> 遅 <>
◆ddlClgI6fA<>sage saga<>2015/10/06(火) 22:30:40.34 ID:VuHD2scz0<> 放課後、グラウンド


キヨシ(どうしようかな……。コントみたいなやり取りとはいえ、約束しちゃった訳だし……。写真を消すタイミングも探らないといけないし、花さんに合ってみるか)

花「キヨシ、アンタまた来たの?」

キヨシ「花さん、練習終わりですか」

キヨシ(荷物は見当たらない。部室に置いてるのだろう……。ジャージのポケットには……あれだけ動くから入れないだろうな)

花「そうよ。……はあ、喉渇いたわ」

キヨシ「丁度スポーツドリンク持ってます」
スッ

花「え……」

キヨシ「どうしました?」

花「それ……何入ってるの」

キヨシ「スポーツドリンクですよ。見るからにレモン味ですけど」

花「あーそう……」

キヨシ「あと、飲みかけですけど」

花「まあいいわ。喉渇いてるからこれで我慢してあげる」
ゴクゴク

キヨシ「花さんって間接キスとかあんまり気にしないんですね」

ブーーーッ

キヨシ「うわっ、汚いですよ!」

花「アンタが急に変な事言うからよ!」
ドキドキ

キヨシ「うわあ、シャツもビショビショじゃないですか」
シャツのボタン開ける

花「はい、タオル……って、何外で脱ごうとしてるのよ」

花(あれ……開いた胸元から目が離せない……)
ドキドキ

キヨシ「いや、シャツの中を拭くためですよ」
フキフキ

花「だ、だいたい私は体育会系だから回し飲みとか気にしないの」

千代(あれ、キヨシ君に花さん……。SDOの話でもしてくれてたのかな?)

キヨシ「なるほど。ズボンまでって濡れてる……しかもベタベタする」

花「ここで脱ぐなよ」

キヨシ「シャワー浴びて着替えますよ。それでは」
スタスタ

千代(あれ、キヨシ君、どこかへ行っちゃった)

キヨシ(ひとまず、チアの練習中、携帯は部室にあるということはわかった……。これでSDOの成功と千代ちゃんとのリア充生活に一歩近づいた)
スタスタ

花(キヨシの胸、固そうでゴツゴツしてたな……)
カアアァァァ

千代「あの、花さん」

花「ふぇ、あ、千代ちゃん?」

千代「あれ、花さん鼻血出てますよ」

花「あ、あれ、体質なの」

千代「暑いですからそのせいかもしれませんね。水分補給とかちゃんとしてくださいね」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/10(土) 05:19:23.37 ID:LYNhtFiNo<> 千代ちゃんって裏のメンバーにはタメ口じゃなかったっけ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/10/12(月) 20:50:57.00 ID:eViaFaj+0<> 期待させといて書かないのかよ
遅すぎ <>
◆ddlClgI6fA<>saga<>2015/10/16(金) 23:34:00.55 ID:0MsEPs1A0<> 千代「ティッシュどうぞ」

花(確かに千代ちゃん、良い子だな……)

千代「ところでキヨシ君と何の話してたんですか?」

花「たまたま通りがかったからちょっと話してただけよ」

千代「そうなんですか」

千代(なんだか最近キヨシ君と花さん、仲いいな……。二人で一緒にいること多いし……)

花「千代ちゃんこそどうしたの?」

千代「ところで昨日の件なんですけど」

花「ああ、スポーツ新聞ね」

千代「キヨシ君も協力してくれるって言ってくれました。スポーツ新聞 導入 オペレーション、SDOです」

花「へえ……」

千代「ちなみにキヨシ君は読んだ事あるみたいなんです。なんでも大人の男性向けだから高校生向けではないって」

花「そうなんだ……。まあ知らないんじゃ話にならないから外で買って読んでみようか」

千代「そうだね」


数時間後、女子寮 千代の部屋


千代「新聞屋さんに飛び込んで手に入れたけど、野球の記事が多いなあ……」

千代「あ、相撲で一ページある。しかも親方の解説付きだ……。これなら相撲好きになるきっかけになるかも!」

千代「芸能欄はキヨシ君が言う程でもないじゃん……」

マユミ「あれ、千代新聞読んでるの? ちょっとテレビ欄見せて」
サッ

マユミ「今日は面白いのなさそうね……。ありがと千代」


同時刻、女子寮 花の部屋


花「とりあえず外のコンビニで買ってきたけど……。野球、サッカーはまあ普通として。競馬にパチンコ……わからねえしつまんないな。てか、学校に置くのにギャンブルはマズいよな」

花「そうだ、テレビ欄は…………っ!」

花「何よ、アダルト面って……」

ク○ニの写真

花「これは……直飲み……? そういえばキヨシも直飲みしたいとか言ってたな……。男は直飲みしたいのかな……」

花「もしかしたらあの時、キヨシはこれをしようとしてたの?」
カアアアア

『僕はあなたのメデューサと……キスが……してみたい……』

花「いっそあの時……」

花「何考えてるの! 私はそんな変態みたいな事したくない。やっぱりあいつは変態だ!」

花「って、こんな過激な内容は流石に裏生徒会としては許可できないな……」
<>
◆ddlClgI6fA<>saga<>2015/10/16(金) 23:48:44.69 ID:0MsEPs1A0<> 男子寮の裏


ガクト「改まって話とは何でゴザル?」

キヨシ「頼む、携帯のパスワードの破り方を教えてくれ」

ガクト「何をするつもりでゴザルか? そもそも誰のどんな携帯でゴザル?」

キヨシ「それは……言えない」

ガクト「困ったでゴザル。小生、パソコンに精通しているとはいえ、ハッキングできる訳では無いでゴザル。ましてやキヨシ殿に手ほどきなど……」

キヨシ「頼む、なんとしても必要なんだ」

ガクト「キヨシ殿が何をしようとしているかは詮索しないでゴザルが、よく考えた方がいいでゴザルよ」

キヨシ「ああ、いろいろ考えた末の結論だ」

ガクト「他人の携帯を覗き見る等、良い結果をもたらす気がしないでゴザル」

キヨシ「大丈夫だって」

ガクト「なんだか嫌な予感がするでゴザル」

キヨシ「ああ、俺もだ。それでも後ろに退く訳にはいかないんだ」

ガクト「リスクは覚悟の上でゴザルな。では、説明するでゴザル。まず――」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/30(金) 22:51:01.26 ID:MGgnPI6M0<> まだかな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/11/06(金) 17:07:25.30 ID:hfdW7DDCo<> 保守 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/11/14(土) 22:59:16.95 ID:zxsLpszAO<> まだか <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/11/23(月) 14:10:11.95 ID:bUraaeqQ0<> はよ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/11/24(火) 04:52:49.54 ID:PTJGrKLm0<> 待ってる <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/12/02(水) 18:36:40.46 ID:VDCx47y5O<> pixivの人の新作で満たされた <>