◆HbpyZQvaMk<>saga<>2015/09/29(火) 00:13:43.55 ID:xWjzh7ts0<>デレステのコミュも少し入ります

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1443453223
<>モバP「天使との出会い」
◆HbpyZQvaMk<>saga<>2015/09/29(火) 00:31:55.78 ID:xWjzh7ts0<> <オーディション会場>

モバP「では1番の方、自己紹介をお願いします」

幸子「はい!1番、輿水幸子です!」

モバP「……きみは1番じゃないよ」

幸子「え……だってここに……はぁ!?ゼロが付いてた……」

モバP(テンパったのか、元気がいいのか……どちらにせよここからの巻き返しは厳しいだろうな……)

幸子「い………い………いやいや、勘違いしてもらっては困りますね!」

モバP(ん?)

幸子「『一番』っていうのはオーディションの番号ではなく、『ボクが一番カワイイ』ってことですから!」

モバP(…………は?)

幸子「そうなんです!ボクはなんでも一番!はっきり言ってボクが一番カワイイでしょう!」

モバP(お、おいおい……なにを言い出すんだ……周りの子たちの目を見ろ。戸惑いと軽い殺意がこもってるぞ……)

幸子「成績でいっても……たぶん一番、身長順で並んでも一番です!」


<>
◆HbpyZQvaMk<>saga<>2015/09/29(火) 00:44:56.14 ID:xWjzh7ts0<> 幸子「というかアナタは相当にラッキーですね!ボクは将来、世界を席巻する超トップアイドルとなる存在!そんなボクをオーディションで見つけだせたわけですから!」

モバP「大きく出ましたね」

幸子「フフーン、ボクはカワイイですからね」

モバP「では特技などはありますか?」

幸子「え?特技……ですか?んー?ノートの清書です!趣味であり、特技ですから!」

幸子「世界で一番カワイイ、このボクの存在自体がもはやスペシャル。ナンバーワンであり、オンリーワン、それがボクなんです。だから特技とか細かいことは気にしないでください!」

モバP(周りからすごいオーラが……)

幸子「今、それよりも不安なのが、この超新星、輿水幸子をアナタがちゃんとプロデュースできるか?ということです」

幸子「ボクをちゃんとトップアイドルにすることができますか?どうなんですか!?」

モバP「できます」



<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/29(火) 02:35:23.62 ID:o9ZBuC9CO<> 天使ちゃんマジ天使 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/09/29(火) 07:12:00.12 ID:daMk6jlPo<> できますから溢れる似た者同士感 <>
◆HbpyZQvaMk<>saga<>2015/09/29(火) 11:02:27.12 ID:8eeeEQPJO<> 幸子「フフーン、気のない返事ですが……まぁアナタはボクの見込んだプロデューサーです、きっとなんとかしてくれますよね、死ぬ気で働いてください!」

モバP「まだ採用決定ではないのですが……結果は審査結果は後日追って報告します」

幸子「なにを言ってるんですか?これほどの逸材、即採用でしょう?」

幸子「まったく………社会人の常識ってものがないですね!まぁいいです、合格の報告、待ってますから」

モバP(まるで自分を中心に世界が回っているような口振りだな……)

幸子「お、お願いしますよ!待ってますよ!ホントに!」

モバP「わかりました。では改めて、一番の方、自己紹介をお願いします」

モバP(なかなかおもしろい)
<>
◆HbpyZQvaMk<>saga<>2015/09/29(火) 11:25:30.44 ID:8eeeEQPJO<> <数日後>

幸子「………………」

モバP「こんにちは、輿水さん」

幸子「っ!……………フフーン、やっぱりボクが合格じゃないですか。まぁボクはカワイイですから」

モバP「輿水さん」

幸子「はい?」

モバP「たしかに今回はアナタが採用されました。しかし、他の方と実力はほぼ同じでした」

幸子「…………なにが言いたいんですか」

モバP「たまたま運がよかっただけで調子に乗るな、ということだ」

幸子「!?」

モバP「アイドルになるには今のままでは売れないからな」

幸子「…………さっきと全然口調が違いますね」

モバP「担当アイドルなんだ。遠慮なんてしてたらなにもできなくなるしな」

幸子「アナタがボクのプロデューサーさんなんですか?」

モバP「あぁ、よろしくな。幸子」

幸子「まぁボクのために死ぬ気で頑張ってくださいね」

モバP「幸子が死ぬ気で頑張るのなら俺も死ぬ気で働くよ」

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