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HTML化した人:Kastanie
男「俺は死んだ・・・はずだよな」
1 : ◆ro5Tavijsazh[saga]:2015/10/29(木) 21:21:04.92 ID:4qAFYIPm0
昔からあいつはバカだった

女のくせにいつもいじめられてる俺を助けて

さんざん飛び火を浴びて、それでも最後にはにっこり笑って

「大丈夫だった?」

なんて聞きやがる

俺はいつの間にか女に助けられるのが悔しくって

あいつを避けた

俺が弱いのが悪いのに

弱いのが悪いってことに気づきたくなくて

あいつから離れた

遠くへ

遠くへ離れたかった

でもあいつは甲斐甲斐しく俺を助ける

幼稚園 小学校 中学校 高校 大学

どこでもいっしょでどこでも助けられてどこにもついてくる

いつの間にか俺はあいつに恋をしていた

いつも一緒でいつも俺を機にかけてくれる女

恥も糞もなかった

これでやっと公式にいつまでも一緒にいられる

そう思った

そう思ってた

なんでこれからって時に

なんでこれから幸せな日々が送れるって時に

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1446121264
2 : ◆ro5Tavijsazh[saga]:2015/10/29(木) 21:21:20.74 ID:4qAFYIPm0
俺が死ぬんだよ
3 : ◆ro5Tavijsazh[saga]:2015/10/29(木) 21:32:00.53 ID:4qAFYIPm0
女「男ぉ・・・なんで・・・なんでなのぉ!!」

男「お・・んな・・・最後に・・・手を握ってくれないか?」

女「わかった!だから、だから!死なないで!死なないでぇ!!」

男「女・・・最後に、言いたいことがある・・・」

女「最後なんて言わないで!何?何でも聞くよ?!」

男「俺は・・・お前が・・・好きだった・・・」

女「・・・知ってたよ・・・全部・・・知ってたよ」

男「・・?」

女「男が私に助けられて落ち込んでたのも、私を避けてたのも・・・全部知ってた」

女「でも、でも最後は私のところに来てくれると思った!」

女「やっと・・・やっとその時が来たのに・・・なんで!なんで死ぬの!!」

男「・・・女」

女「何?」

男「最後は・・・笑っててくれないか?」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]:2015/11/16(月) 00:00:44.04 ID:UL6OP6mTo
      ハ,,ハ
     ( ゚ω゚ )  お断りします
    /    \
  ((⊂  )   ノ\つ))
     (_⌒ヽ
      ヽ ヘ }
 ε≡Ξ ノノ `J



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