以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/10/30(金) 01:20:48.52 ID:h9a8Gseb0<>彼女「どうしよう?」

彼氏「どうしようって……。」

彼女「やっぱこういう時こそちゃんとしたいじゃん。」

彼氏「いや、わからんことはないけど……」




彼女「辞世の句どうしよう?」




彼氏「そんなこと言われても……。」

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<>彼氏「いよいよ処女貫通する時が来たのだが……。」 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/10/30(金) 01:21:17.93 ID:h9a8Gseb0<> 彼氏「っていうか、何で辞世の句?」

彼女「いや、やっぱりさ、なんていうか……一つの何かが散る時じゃん?」

彼氏「乙女が散る時だな。強いていうなれば。」

彼女「そう考えるとやっぱちゃんとしたいじゃん。」

彼氏「いや、だからって辞世って……死ぬわけじゃないからな?」

彼女「乙女のしての私は死にます。」

彼氏「まあ、そうだけど……。」

彼氏「重要なのはわかるけど、そこまでびっしりしなくてもいいと思うぞ?
っていうかもっとほかにも気を配るべきこともあるだろうし。」

彼女「あ、そうだ!」

彼氏「そうそう。大切なことなら避妊とかまだまだ……。」

彼女「腹を切る時、刀に水をかけるよね!?じゃあ彼氏君のにも水を……。」

彼氏「方向が変わらねぇ。ああ、でもここでぬらす意味でフ○ラでもしてくれたら……」

彼女「ペットボトルの水ドバドバ。」

彼氏「Oh……。」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/10/30(金) 01:21:48.10 ID:h9a8Gseb0<> 彼氏「っていうか、ここまでサムライチックにする必要性って何?」

彼女「う〜ん、日本人だから?」

彼氏「そこまで軽く日本人という言葉を出してほしくなかった。」

彼女「やっぱり一つの命が終わる時に変わりはないんだから、ちゃんとしないと!」

彼氏「一つの命て、今さっきの乙女としての自分か?」

彼女「膜!!!」

彼氏「お前は力を入れて言うべきところを間違っている。っていうかなんで?」

彼女「だって、彼氏君をはじめとして、男の人って、自分の一物を息子っていうじゃん?」

彼氏「言うね。」

彼女「息子、つまり息子は命をもつものだよ?」

彼氏「命……まあ命に並ぶものに変わりはないな。」

彼女「じゃあ、私にも股間に娘がいるはずだよ!?」

彼氏「その手のツッコミ初めて聞きました。」

彼女「じゃあその膜を破るってことは……その膜がなくなるってことだよ!?
つまり死ぬってことじゃん!?命がなくなるってことじゃん!!」

彼氏「命に関して何かを訴えることは大事なことだが、なんだろう、全然重くない。」

彼女「つまり、息子が彼氏君の一物なら、膜が私の娘だったんだよ!!」

彼氏「ナ、ナンダッテー!?(棒)」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/10/30(金) 01:22:22.69 ID:h9a8Gseb0<> 彼氏「っていうか、もうその辺にしとこうぜ。」

彼女「やだーやだー!何かが終わるんだからちゃんとけじめをつけさせてくれなきゃやだー!」ゴロゴロ

彼氏「サムライか駄々っ子かどっちかにせいよ。辞世の句なんてやってたらそれこそ俺のが萎える。」

彼女「……切腹は長いのより短いのでやるみたいだし、小さくてもいいんじゃない?」

彼氏「お前、人のモノを……」

彼女「とはいえ全然萎える気配ないね。」

彼氏「全国の皆様、初夜とは初めてなだけにこうもムードがないものでしょうか?」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/10/30(金) 01:35:19.23 ID:h9a8Gseb0<> なんだかんだで貫通目前



彼女「覚悟はできております!!」

彼氏「"いいよ、来て……"みたいな展開のはずですが、軍人チックに言われました。」

彼女「おお、後ろにいるからか彼氏君が見えない〜。」

彼氏「初めての時は大体正常位と聞きますが、今逆駅弁です。こんな人いるんでしょうか?」

彼女「やっぱ介錯する時も後ろに人が立つよね。それの事も合わさるとめっちゃドキドキ。」

彼氏「うちの彼女はサムライマニアでも時代劇オタクでもありません。ましてや歴女でもありません。」

彼女「それじゃあ……いくよ……!!」

彼氏「予定ではそれは俺のセリフのはずなんですが……。」




!!!!!!




彼女「ッッッ!!!!!!」

彼氏「ああ、こんな彼女とはいえ、上の声だけでやっぱこの瞬間だけは普通の女の子。
一瞬前まで乙女だった彼女なんだなって思えます。何かここで救われた感じが……」





彼女「どぅううおおおおおおおおおあああああああああああああぇぇぇああああああ!!!!!!!!」





彼氏「しませんでした。」

彼女「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

彼氏「全国の皆さま、一つお聞きいたします。これは喘ぎ声でしょうか?なんか、私が知ってるのと違います。」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/10/30(金) 01:36:14.61 ID:h9a8Gseb0<> 彼氏「喘ぎ声?アヘ声?……うめき声だこれ。」

彼女「どぅううあああああああああああああぇぇぇおおおおおああああああ!!!!!!!!」

彼氏「アヘ顔になって"おほおおおお"とか"んおおおおお"とかはわかりますが、これもう、
そんなレベルじゃありません。」

彼女「い、痛いいいいいいいいいいいいい!!!ウィイイイイイタアアァァァァァイイイイイイ!!!!」

彼氏「痛いのはわかるけど、そこまで痛いか?処女貫通での痛いどころの話に聞こえないんだが?」

彼女「……まずお股が痛いよ……。」

彼氏「ですよねー。」

彼女「それと同時にけじめで腹切ってる事も考えると、もっと痛えええええええええええええええ!!!!」

彼氏「その妄想をやめようや。」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/10/30(金) 01:36:48.24 ID:h9a8Gseb0<> 彼女「うう……なんかすごい体力使った気がする。」

彼氏「そりゃあんだけ叫びたおせばな。」

彼女「うう……。」

彼氏「どうする?しんどいならもうやめとくか?」

彼女「だ、大丈夫だよ……そのまま……」

彼氏「う、動いてもいいのか?」

彼女「介錯して。」

彼氏「もう勝手にせい。」 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2015/10/30(金) 01:37:14.68 ID:h9a8Gseb0<> 彼氏「……っていうことが夕べあったんだよ。どう思う?」

友人「リア充爆発しろ。」


終わり。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/30(金) 06:55:35.35 ID:tIcLCV4j0<> お…おつ
ここまで興奮しないのは初めて見た <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/30(金) 08:10:22.61 ID:tXDqR14Yo<> 乙。逆駅弁てどんな体勢? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/10/30(金) 11:07:35.31 ID:rGZW7Ghg0<> てっきり彼氏の処女が散るのかと <>