以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/12/25(金) 18:06:06.86 ID:mXCPszaAO<>
※嘘予告を元にしたSSです。色々原作とは設定が変わっています。



ウォール・ローゼ









「…いってらっしゃい…」





「ジャン」






「ジャン」



「ジャン…ジャン!」


ジャン「…あ?」パチッ


クリスタ「ジャン…そろそろご飯だって。起きなきゃ…なんか凄く寝入ってたよ」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1451034366
<>ジャン「俺達に任せろ!!」ガリッ 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/12/25(金) 18:10:47.18 ID:mXCPszaAO<>
ジャン「ああ…なんか、すげぇ長い夢を見ていた気がするんだが…なんだっけな…」

クリスタ「…!ジャン…?」

ジャン「あ?」

クリスタ「どうして…泣いてるの?」


ジャン「…え?」






ジャン「うわ、なんだこれ!?おい、絶対誰にも言うなよ!!」

クリスタ「う、うん…でも…」

ジャン「絶対言うなよ!母ちゃんにでも見られたら恥ずかし…」


ガチャッ


ジャン母「ジャン!!ご飯だって言ってるでしょ…」

ジャン母「ってあら!?あなたなに泣いてんの!?」

ジャン「ババア!ノックしろよ!!」


クリスタ「…」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/12/25(金) 18:16:55.30 ID:mXCPszaAO<>


クリスタ「いただきまーす」

ジャン「…ます」

ジャン母「ちゃんとはっきり言いなさい!ヒストリアはいっつもちゃんと言って良い子なのに!」

ジャン「うるせえな、いいだろ別に」

クリスタ「言わなきゃ駄目だよ…」

ジャン母「ほら、ヒストリアも言ってるじゃない!」

ジャン「わかったよ、俺が悪かったよ…」



ジャン母「ヒストリアもこの家に来てもう一年くらいだね…」

クリスタ「…はい…毎日が楽しいです」

ジャン母「そうかいそうかい!嬉しいねぇ!」

ジャン(ヒストリアは一年前、母ちゃんが急にこの家に連れてきた……詳しい事情はまだ聞かされてねぇ)

ジャン(この家じゃヒストリアって呼んでるけど、外ではクリスタって名乗らなきゃならないらしい…) <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/12/25(金) 18:22:18.03 ID:mXCPszaAO<>


ジャン「ふう…食った食った」

クリスタ「ごちそうさまです」カチャ

ジャン母「あ、洗い物は私がやるからいいよ、ヒストリア」

クリスタ「え、でも…」

ジャン母「いいからいいから。まだまだ真っ昼間なんだから子供は遊べばいいんだよ」

ジャン「そうだ、めんどくせぇ事は母ちゃんにやらせりゃいい」

ジャン母「あんたは手伝おうともしないくせに偉そうに言うんじゃないよ」


ジャン母「いい天気だからヒストリア連れて外でも行ってきなさい。こんな日に家の中に居るなんてもったいないよ」

クリスタ「そうですね、ありがとうございます」

ジャン「へいへい、行ってくるよ」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/12/25(金) 18:28:26.88 ID:mXCPszaAO<>
―外―


クリスタ「…」


ジャン「…お前、いつも歩いてるだけで楽しそうだな」

クリスタ「うん、楽しいよ。歩いてるだけで色々なものが見えるから」

ジャン「…俺には見慣れて面白くもねぇな」

クリスタ「ははは、まあ、ずっと暮らしてたらそうかもね」


ダダダダダッ

「おーい、ジャン!ヒ…ススタ!!」

ジャン「おっ」

コニー「よう!なにしてんだ!」

クリスタ「コニー、こんにちは」

コニー「おう!こんにちはだな!」

ジャン「なんだ、こんなとこで何してたんだ?」

コニー「おつかいを頼まれたんだ…俺は天才で頼りになるからな」

クリスタ「あはは…」

ジャン「そうだな、お前は天才だよ」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/12/25(金) 18:35:10.91 ID:mXCPszaAO<>

???「…あの三人はどうだ?」

???「はい、予定通りあの三人は友好関係にあるようです」

???「そうか、あの男の協力もあったおかげだな。あとの二人はまだ居場所がまだわからねぇ…特定次第知らせろ」

???「はっ」

???「ククク…てめぇらはこの俺の夢を叶えるのに必要な存在だ。奴等の好きにさせる訳にゃいけねぇ」

???「計画は順調だ…ハハハハハ!!!」

???「バキュウウウウウウンッ!!!」

???「隊長、声がでかいです、バレますよ」

???「おっと、すまねぇ」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/12/25(金) 19:05:48.29 ID:mXCPszaAO<>


カンカンカンカンカンカンカンカン!!!


ジャン「うお!?」ビクッ

クリスタ「警報!?」ビクッ

コニー「な、なんだ…!?」


パカラッパカラッパカラッ


クリスタ「あ…向こうから馬に乗った兵隊さんが…」

ジャン「え?」



駐屯兵「みんな、早く逃げる準備をしろ!!ウォール・マリアが…巨人に突破された!!!」

クリスタ「!!?」

ジャン「なんだって!?」

コニー「突破されたって…オイ、それヤベーんじゃねぇか!?」

駐屯兵「このローゼももしかしたら破られるかも知れない!早く!」

ジャン「そ、そんな…」




それは突然の事だった



845年………超大型巨人の出現により、ウォール・マリアは突破された。

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/12/25(金) 20:10:13.73 ID:mXCPszaAO<>

その後、ウォール・ローゼが突破される事はなかったが、人類はウォール・マリアを放棄…二割の人口と3分の1の領土を失った。


人類は再び巨人の恐怖を思い出した………






二年後



ジャン「…なんだ、結局お前らも訓練兵団に入るのか」

コニー「おう。憲兵になって母ちゃんを喜ばせるんだ」

クリスタ「私も…何かやらなきゃいけない気がして」

ジャン「俺は快適に暮らしてぇから憲兵を目指す」

コニー「おいおい、ジャン。もっと立派な理由はねぇのかよ」

ジャン「巨人がいつまた来るかわからねぇんだ。自分の身を守るのも立派な事だろ」

コニー「ジャン…俺にはわかるぜ。なんだかんだ言って母ちゃんを安全な場所に暮らさせたいからだろ?」

クリスタ「なるほど」

ジャン「ちょっと待てコラ!!」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2015/12/25(金) 20:20:32.08 ID:mXCPszaAO<> コニー「そういや、今日の新聞見たか?」

ジャン「いや、まだだ。珍しいなお前が新聞の話するなんて」

コニー「おう、俺はこの人のファンだからな。『人類最強の男』」



ジャン「ああ…腰パンレオン兵士長だっけ?」

コニー「そうだ!この間も大活躍だったらしいぜ!!」

クリスタ「いつも思うけど凄い名前だよね、この人」

ジャン「常に腰パンらしいからな…立体機動中も」

クリスタ(危なくないのかなぁ、それ…)

コニー「俺もいつかこの人みたいな立派な兵士になってみたいんだ」

クリスタ「夢があるのはいいことだね」

ジャン「まあ、頑張れや」



「お前ら、いつまで雑談してやがる…もうすぐ入団式だ、さっさと集まれ」

クリスタ「あ、すみません!」

ジャン「あの人が教官か」

コニー「みてぇだな」

ジャン(…身長低いな…あの人)



リヴァイ「さっさと整列しろ。もう5分で開始する」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2015/12/25(金) 23:31:37.70 ID:QZBKwcxvo<> 2代目中華の覇王かと思ったら違った <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage <>2015/12/27(日) 01:57:37.38 ID:nDstEDofo<> 期待 <>