◆JFOdixEv5g<>saga<>2016/02/14(日) 01:19:46.82 ID:50XvLH7m0<>
加奈「むー……」

P「ずいぶん真剣な顔して何読んでるの」

加奈「わああ、プロデューサー!? いつからいたんですか??」

P「別に通りかかっただけだよ。そしたら加奈がいたからさ」

加奈「こ、これは、その朋さんが貸してくれて……
   それでみんなでいっしょに読んでたんですけど、みんな先に出ちゃって」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1455380386
<>P「今井加奈とチョコレートフォンデュ」
◆JFOdixEv5g<>saga<>2016/02/14(日) 01:21:12.77 ID:50XvLH7m0<> P「なんか驚かせちゃったみたいでごめんね。邪魔するつもりはなかったんだけど」

加奈「そうだレッスン! わたしこの後レッスンなんでした。それじゃあ行ってきますね!」

P「うん。気をつけてね」

加奈「はい! 頑張ります!」
<>
◆JFOdixEv5g<>saga<>2016/02/14(日) 01:23:08.37 ID:50XvLH7m0<>
P「何をそんなに慌てて……? しかも雑誌忘れてるし」

P「『バレンタイン大特集』この冬イチオシのお店……」


P「……こりゃあ本当に悪いことしたな」
<>
◆JFOdixEv5g<>saga<>2016/02/14(日) 01:24:17.58 ID:50XvLH7m0<>

・・・・・・・・・・・・


加奈「今日の営業はどうでしたかね」

P「感触は悪くないよ。加奈のいいところは伝わったはず」

加奈「またわたしドジしちゃって……」

P「あれくらい愛嬌のうちだって。先方も笑ってたでしょ」
<>
◆JFOdixEv5g<>saga<>2016/02/14(日) 01:25:19.80 ID:50XvLH7m0<>
加奈「でもわたしから連れてってほしいって言ったのに」

P「そうそう、加奈がそう言ってくれて嬉しかったよ」

加奈「えっとそういうことじゃ……」

P「はい。この話はおしまい。加奈はこの後レッスンあったよね」

加奈「あっはい。でも時間にはまだ早いかも」

P「そっか。ならカフェにでも寄って一息つこうか」
<>
◆JFOdixEv5g<>saga<>2016/02/14(日) 01:26:51.21 ID:50XvLH7m0<>
加奈「本当ですか? そしたら行ってみたいお店があるんですけど」

P「お、さすが。下調べしてたんだ」

加奈「たまたまです! たしかこの近くだった気がして……あった! ちゃんとメモしてありました!」

P「よし。じゃあそこに行こう」
<>
◆JFOdixEv5g<>saga<>2016/02/14(日) 01:28:04.89 ID:50XvLH7m0<>
・・・・・・

加奈「中もファンシーなお店ですよね。かわいい〜」

P「ここにスーツはちょっと場違いじゃない?」

加奈「そんなことないですって」

P「入ったとき妹さんの付き添いですかって聞かれたよ」

加奈「えへへ」

P「笑ってごまかしてもだーめ」

加奈「ごめんなさい」
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◆JFOdixEv5g<>saga<>2016/02/14(日) 01:28:46.63 ID:50XvLH7m0<>
P「それにしてもよくこんなお店知ってたね」

加奈「期間限定メニューが気になってたんです。ほら、あれ見てください」

P「あーここチョコフォンデュのお店か。たしかに載ってたね」

加奈「そうなんですよ! あの特集読んでからすっごく気になって……て?」

P「どうかした?」
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◆JFOdixEv5g<>saga<>2016/02/14(日) 01:29:37.21 ID:50XvLH7m0<>
加奈「わたしこのことプロデューサーに話したっけ??」

P「いや、初耳」

加奈「じゃあどうして特集のこと……あー! この前のときですねプロデューサー!」

P「あれは申し訳なかったと思ってるよ」

加奈「なら何を読んでたかチェックしないでくださいよ、もう」
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◆JFOdixEv5g<>saga<>2016/02/14(日) 01:30:47.29 ID:50XvLH7m0<>
P「それはあそこに雑誌を置き忘れた加奈も悪い」

加奈「ええ!? 本当ですか」

P「そうだよ。だから目に入っちゃったの」

加奈「うう……ならしかたないかも」

P「まあせっかく来たんだから満喫しなよ」

加奈「そうですね」
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◆JFOdixEv5g<>saga<>2016/02/14(日) 01:31:58.31 ID:50XvLH7m0<>
加奈「プロデューサーはいいんですか」

P「うーん、コーヒー頼んだからいいかな」

加奈「やっぱり大人ですよねプロデューサー」

P「あれ? 加奈も前にコーヒー飲んでたよね」

加奈「えっとあれは……えへ☆」

P「笑ってごまかさないの」

加奈「いいんです! 今日はチョコフォンデュなんですからっ!」

P「はいはい」
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◆JFOdixEv5g<>saga<>2016/02/14(日) 01:33:57.87 ID:50XvLH7m0<>
P「それで、お味はいかが」

加奈「チョコいっぱいで夢みたいです!」

P「それはよかった」

加奈「あっでもチョコがすぐ固まっちゃってちょこっとびっくりしました」

P「チョコだけに?」

加奈「?」


P「……なんでもない。忘れて」
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◆JFOdixEv5g<>saga<>2016/02/14(日) 01:35:54.06 ID:50XvLH7m0<>
加奈「ひとつ思ったんですけど」

P「なに?」

加奈「バレンタインなのにわたしがチョコを食べてるのって変じゃないですか」

P「別にいいんじゃない。女の子がチョコ食べても」

加奈「でもプロデューサーは食べてないですし」

P「大丈夫だよ」

加奈「うーん……」
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◆JFOdixEv5g<>saga<>2016/02/14(日) 01:38:00.07 ID:50XvLH7m0<>
加奈「やっぱりプロデューサーも食べてください」

P「そんな気にしないでいいのに」

加奈「わたしの気がおさまらないんです! イチゴとバナナどっちがいいですか!」

P「えっええ? じゃあイチゴ」

加奈「わかりました! たっぷりチョコつけますからね。はい、あーん」

P「むぐ……うん、美味しい」

加奈「えへへ、よかったです」
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◆JFOdixEv5g<>saga<>2016/02/14(日) 01:39:59.65 ID:50XvLH7m0<>
P「加奈って時々すごい大胆なことするよね」

加奈「それってどういう……? あっ……」


加奈「あ、あの、これは……日ごろの感謝の気持ちというか……それでチョコを食べてほしくて」


加奈「…………」


P「気持ちは伝わったよ。ありがとう」
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◆JFOdixEv5g<>saga<>2016/02/14(日) 01:42:06.30 ID:50XvLH7m0<>
・・・・・・

加奈「バレンタイン当日にはちゃんとプレゼント用意しますね」

P「さっきので十分だよ」

加奈「あっ、あれはもう忘れちゃってください!」

P「あはは、あんなの忘れられないよ」

加奈「も〜プロデューサーってば……えへへっ」 <>
◆JFOdixEv5g<>saga<>2016/02/14(日) 01:46:08.69 ID:50XvLH7m0<> 以上でおわりとなります。
チョコレートフォンデュって響きにすごい都会っぽさを感じました。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/02/14(日) 02:29:57.73 ID:nzOIHohho<> チョコフォンデュ食べたことないな…
おつおつ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/02/14(日) 07:31:42.73 ID:4/5nPJ7zo<> アイドルの指をチョコフォンデュにしてしゃぶりたい <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/02/14(日) 13:14:34.42 ID:QHWH/o/No<> かなかなファイファイ、おー! <>