無料アクセスカウンターofuda.cc「全世界カウント計画」
■掲示板に戻る■ ■過去ログ倉庫メニュー■ ■VIPService (VIPサービス)■
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。もう書き込みはできません。。。
HTML化した人:伊吹
【ゆるゆり】櫻子「今日は櫻子さまの誕生日だー!」
1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/06(火) 22:41:19.53 ID:KPBK1Wm50


櫻子「・・・というワケで、みんなから誕生日プレゼントを山ほど貰えるにちがいない!」

櫻子「なぜなら、櫻子さまはみんなの人気ものだからだー!」

櫻子「さーて、今日はいつもより張りきって学校行くぞー!

櫻子「おー!」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1473169279
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/06(火) 22:42:11.29 ID:KPBK1Wm50

(教室)

ガラ

櫻子「やー。あかりちゃんにちなつちゃん、おはよー!」

あかり「あ、おはよー櫻子ちゃん」

ちなつ「おはよー」

3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/06(火) 22:43:27.99 ID:KPBK1Wm50


櫻子「・・・」ジー

あかり「・・・ん?どうしたの櫻子ちゃん」

ちなつ「ジーって見つめて」

櫻子(ふっふっふ、しらばっくれてる・・・。私はちゃーんとお見通しだからねー)

4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/06(火) 22:44:39.19 ID:KPBK1Wm50


櫻子「・・・そうだよねー。朝イチでいきなりだとなんか味けないもんねー。うんうん」

あかり「え、い、一体何の話だろ?」

ちなつ「え?さ、さぁ・・・」

5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/06(火) 22:46:09.81 ID:KPBK1Wm50


櫻子「期待してるよ、あかりちゃんにちなつちゃん」

あかり「え、う、うん・・・?」

ちなつ「変な櫻子ちゃん・・・」


ガラ

向日葵「皆さん、おはようございます」

6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/06(火) 22:47:04.65 ID:KPBK1Wm50


あかり「あ、おはよう向日葵ちゃん」

櫻子「おっそいよ、向日葵ー」

向日葵「悪かったですわね。低血圧のせいで寝坊して・・・」

ちなつ「あ、だから今日遅かったんだね」

7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/06(火) 22:48:19.93 ID:KPBK1Wm50


櫻子「それより、アレは?」

向日葵「アレ?アレって何ですの?」

櫻子「まったくもー、向日葵までしらばっくれる気ー?まーいいけどさ」

8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/06(火) 22:49:55.09 ID:KPBK1Wm50


櫻子「こう引っ張られると、期待も膨らむってもんじゃないの!」

向日葵「・・・どうしちゃったんですの櫻子は」

あかり「今朝からずっとこんな感じだよね?」

ちなつ「うん、そうだよね」

―――
――

9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/06(火) 22:51:10.53 ID:KPBK1Wm50

キ〜ンコ〜ン・・・

(放課後)

あかり「それじゃ、また明日ー」

ちなつ「生徒会がんばってね」

向日葵「ええ、また明日」

櫻子「・・・」

10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/06(火) 22:52:31.20 ID:KPBK1Wm50


向日葵「さて、私達も行きましょうか桜子」

櫻子「・・・」

向日葵「ん?どうしたんですの?」

櫻子「・・・あの二人さー、行っちゃったね」

向日葵「え?ええ。二人とも部活がありますからね」

櫻子「・・・そっかー」

11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/06(火) 22:56:56.28 ID:KPBK1Wm50


櫻子「・・・」

櫻子「ま、いっかー・・・」

向日葵「どうしたんですの、櫻子?」

12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/06(火) 23:27:16.30 ID:KPBK1Wm50


櫻子「・・・ううん、何でもない。それより、向日葵はアレだよね?」

櫻子「生徒会室で、先輩たちと一緒に・・・って事だよね?」

向日葵「・・・?」

13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/06(火) 23:28:02.07 ID:KPBK1Wm50


櫻子「ま、まったく盛り上げてくれるじゃないの。さぁ、生徒会に行くぞ向日葵ー!」

向日葵「え、ええ・・・?」

―――
――


14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/06(火) 23:29:02.62 ID:KPBK1Wm50

〜生徒会室〜

櫻子「こんにちはー、杉浦先輩に池田先輩!」

向日葵「今日は」

綾乃「今日は、大室さんに古谷さん」

千歳「元気のいい挨拶やなぁ、大室さん」

15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/06(火) 23:30:31.32 ID:KPBK1Wm50


綾乃「さて、今日はプリント整理も無いし、特にほかにする事も特にないから」

綾乃「二人とも、のんびりしてていいわよ」

櫻子「え?のんびりしていいんですか?」

向日葵「嬉しそうですわね櫻子」

16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/06(火) 23:31:55.59 ID:KPBK1Wm50


櫻子「やったー!じゃ、お言葉に甘えて・・・」

櫻子「・・・ん?」

向日葵「どうかしましたか桜子?」

17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/06(火) 23:32:36.52 ID:KPBK1Wm50


櫻子「何も・・・ないんですか?」

綾乃「ん?ええ、そうよ?」

櫻子「本当に?まったく?何も?」

綾乃「え、ええ・・・」

18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/06(火) 23:33:03.97 ID:KPBK1Wm50


大室「まさか、ドッキリとかじゃありませんよね?」

綾乃「よ、よっぽど信じられないのかしら」

千歳「大室さん、急に仕事振ったりしないからから安心してや?」

19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/06(火) 23:34:34.71 ID:KPBK1Wm50


櫻子「・・・そうですかー」

綾乃「な、何か急に元気が無くなったわね?」

向日葵「櫻子、アナタそんなに仕事したかったんですの?」

千歳「何なら、ウチの作業手伝う?もうすぐ終わりやけど」

20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/06(火) 23:36:05.97 ID:KPBK1Wm50


櫻子「・・・ううん、大丈夫です」

向日葵「おかしいですわね。いつもなら今日は楽だぞーとか大騒ぎしますのに」

櫻子「ひ、向日葵!人をそんなサボり魔みたく・・・」ピリリ

櫻子「・・・あ。メールが来た誰からだろ?」ピッ

21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/06(火) 23:37:01.32 ID:KPBK1Wm50


差出人:あかり

件名:櫻子ちゃんへ

櫻子ちゃん、今忙しいかな?

良かったらごらく部まで着て欲しいんだけど大丈夫?

22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/06(火) 23:38:34.51 ID:KPBK1Wm50


櫻子「・・・」

櫻子「ふ・・・」

櫻子「ふへへ、へ・・・」

23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/06(火) 23:40:16.25 ID:KPBK1Wm50


櫻子「何だー、そういう事かー」

櫻子「まったくもー、あかりちゃんってばー!」バシバシ

向日葵「ちょ、ちょっと痛いですわ櫻子・・・」

24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/06(火) 23:43:09.90 ID:KPBK1Wm50


櫻子「先輩!あかりちゃんに呼ばれたんで、ごらく部に行ってきてもいいですか?」

綾乃「え?ええ、構わないけど・・・」

千歳「何や急に元気になったなぁ」

25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/06(火) 23:45:31.70 ID:KPBK1Wm50


櫻子「それじゃ!いってきまーす!」ダダダ・・・

向日葵「・・・ものすごい早さで出ていってしまいましたわ」

―――
――

26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/06(火) 23:49:43.35 ID:KPBK1Wm50

〜ごらく部〜

ガラ

櫻子「今日はー!あかりちゃん、呼んだー?」ハァハァ

あかり「さ、櫻子ちゃんもう来たの!?早っ!」

ちなつ「あ、汗びっしょりだよ?」

京子「さくっちゃん、ま、まぁ落ち着いて」

結衣「ほ、ほら麦茶あるからこれでも飲んで」

27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/06(火) 23:51:35.01 ID:KPBK1Wm50


櫻子「んぐっ、んぐっ・・・ぷはぁー、ごちそうさま」

櫻子「・・・それで、あかりちゃん用ってなに?」ワクワク

あかり「あ、それはねー」

28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/06(火) 23:53:20.12 ID:KPBK1Wm50


あかり「生徒会に提出するプリントのこことここ、どうやって記入していいかわからなくって・・・」

櫻子「・・・へ?」

29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/06(火) 23:57:58.11 ID:KPBK1Wm50


あかり「櫻子ちゃんなら生徒会にいるから詳しいかなぁって。ゴメンね、もしかして忙しかった?」

櫻子「・・・あいや。大丈夫だよ」

あかり「良かったー、じゃどうしたらいいか教えて?」

櫻子「・・・うん。これはね、こーしてここに・・・」

ちなつ「さすが櫻子ちゃんだね」

京子「おおっ、頼りになるなぁ。ついでに私のプリントも記入しといてー」

結衣「それは自分でやれ」

30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/07(水) 00:00:29.47 ID:b4qpRYZp0

(10分後)

あかり「ありがとうね、櫻子ちゃん」

あかり「助かっちゃった」

櫻子「・・・ううん、いいよこれくらい。じゃあね」

ガラ

31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/07(水) 00:05:51.09 ID:b4qpRYZp0


櫻子「・・・」トボトボ・・・

向日葵「櫻子?」

櫻子「向日葵・・・?どうしてここに?」

32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/07(水) 00:09:52.46 ID:b4qpRYZp0


向日葵「生徒会、今日は特に何もないから帰ってもいいって」

向日葵「先輩たちも帰りましたわ。なので私も。ほら、櫻子のカバン」

櫻子「・・・あー、ありがとう」

33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/07(水) 00:13:20.73 ID:b4qpRYZp0


向日葵「ごらく部の用事は済みましたの?」

櫻子「・・・うん」

向日葵「他に、なにか用事はありません?」

櫻子「ううん・・・」

34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/07(水) 00:15:20.25 ID:b4qpRYZp0


向日葵「それじゃ、帰りますわよ」

櫻子「うん・・・」

―――
――

35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/07(水) 00:19:50.46 ID:b4qpRYZp0

(向日葵の家の前)

向日葵「・・・それじゃ、また明日ね櫻子」

櫻子「・・・」

向日葵「櫻子・・・?」

36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/07(水) 00:21:30.88 ID:b4qpRYZp0


櫻子「・・・」

櫻子「うっ・・・」

櫻子「うっ、うっ・・・」ポロポロ・・・

37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/07(水) 00:23:12.22 ID:b4qpRYZp0


向日葵「さ、櫻子・・・?」

櫻子「なんで・・・なんでなのさ・・・」

向日葵「・・・は?」

38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/07(水) 00:27:21.20 ID:b4qpRYZp0


櫻子「何で、誰も私の誕生日おめでとうって言ってくれないのさ!」ポロ・・・ポロ・・・

向日葵「・・・え」

39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/07(水) 00:29:49.94 ID:b4qpRYZp0


櫻子「あかりちゃんも・・・ちなつちゃんも・・・」

櫻子「先輩たちも・・・それから」

櫻子「向日葵だって・・・!」

向日葵「ちょ、ちょっとあの櫻子・・・」

40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/07(水) 00:37:58.04 ID:b4qpRYZp0


櫻子「みんな、私のことなんてどうだっていいんだ・・・」

櫻子「・・・もう、みんな大嫌いだ!」

向日葵「・・・櫻子」

41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/07(水) 00:42:29.70 ID:b4qpRYZp0


向日葵「あなた、自分の誕生日いつか覚えてます・・・?」

櫻子「は?当たり前じゃん、そんなの」

櫻子「9月7日だよ」

42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/07(水) 00:46:27.18 ID:b4qpRYZp0


向日葵「今日は、何日ですか?」

櫻子「えーと、9月・・・6日?あれ?」

43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/07(水) 00:49:22.53 ID:b4qpRYZp0


向日葵「櫻子の誕生日は明日じゃありませんの」

櫻子「・・・な」

44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/07(水) 00:53:31.97 ID:b4qpRYZp0


櫻子「なーんだぁ!私の誕生日は明日かー!」

向日葵(自分の誕生日すらカン違いするとは・・・)ドンビキ

45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/07(水) 00:56:55.33 ID:b4qpRYZp0


櫻子「どーりで、誰も私の誕生日祝ってくれないわけだー!」

向日葵「当たり前ですわ」

向日葵「だから、今日1日様子が変だったんですのね」

櫻子「うっ・・・」

46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/07(水) 01:00:55.71 ID:b4qpRYZp0


櫻子「きょ、今日の事は誰にも内緒だぞ向日葵ー!」

向日葵「ええ、はいはい」

―――
――

47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/07(水) 01:08:33.22 ID:b4qpRYZp0

(次の日、教室)

あかり「櫻子ちゃん、お誕生日おめでとう!」

ちなつ「おめでとー!」

櫻子「いやぁー、ありがとねー」

向日葵「もっと心をこめてお礼言いなさいな」

48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/07(水) 01:13:20.81 ID:b4qpRYZp0


あかり「これ、誕生日プレゼント!」

ちなつ「私からも!」

櫻子「うっひょー!いいの?いいの?」

向日葵「昨日の反動からか、猿みたいに喜んで・・・」

49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/07(水) 01:15:54.61 ID:b4qpRYZp0


あかり「それとね・・・」

櫻子「ん?」

50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/07(水) 01:34:55.15 ID:b4qpRYZp0


あかり「放課後、時間があったらごらく部に来て欲しいなー、ねーちなつちゃん?」

ちなつ「うん!」

櫻子「え?マジ?マジで?このパターンってひょっとして?」

向日葵「少し落ち着きなさいな櫻子」

51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/09/07(水) 07:49:16.95 ID:+RRYPZGC0
【やまゆり】
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/07(水) 20:31:24.34 ID:b4qpRYZpo


櫻子「わかったよ、あかりちゃんにちなつちゃん。放課後すぐ行くから!」

向日葵「それじゃ生徒会サボる事になりますわよ、櫻子」

53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/07(水) 20:33:23.79 ID:b4qpRYZpo

〜放課後、生徒会室〜

綾乃「大室さん、今日はお誕生日ですってね。これ、私からプレゼントよ」

千歳「はい、ウチからも。お誕生日おめでとう大室さん」

櫻子「えっ?せ、先輩たちからも?やったー、ありがとうございます!」

向日葵「ありがとうございます、わざわざ櫻子のために」

54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/07(水) 20:35:44.59 ID:b4qpRYZpo


櫻子「それで、あの・・・私ちょっとごらく部に呼ばれてたんですけれど・・・」

綾乃「え?ああ、今日も特に忙しくないし、行ってきても大丈夫よ?」

櫻子「ありがとうございます杉浦先輩!それじゃ、行ってきまーす!」ドヒューン

向日葵「ものすごい速さで、あっという間に・・・」

千歳「陸上部顔負けやねぇ」

55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/07(水) 20:37:01.79 ID:b4qpRYZpo

〜ごらく部〜

ガラ

櫻子「こんにちはー!呼ばれて来ましたー!」

あかり「あ、来た来たー」

ちなつ「入って入って、桜子ちゃん」

京子「よおーさくっちゃん、お誕生日おめでとー!」

結衣「大室さん、お誕生日おめでとう」

56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/07(水) 20:38:02.84 ID:b4qpRYZpo


京子「ほい、これ私からプレゼント」

結衣「これは私から」

櫻子「ええ?歳納先輩と船見先輩からも?」

57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/07(水) 20:38:57.14 ID:b4qpRYZpo


京子「あ、あと今日のお茶菓子カップケーキだからさ」

京子「誕生日ケーキの代わりだと思って食べてってよ」

結衣「あと、紅茶もあるからね」

櫻子「え?いいんですか?」

58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/07(水) 20:39:53.13 ID:b4qpRYZpo


京子「もちろん。今日はさくっちゃんの誕生日だからねー」

あかり「櫻子ちゃん、遠慮しないで食べてって」

ちなつ「はい、紅茶が入ったよ櫻子ちゃん」

櫻子「うっひょー、じゃあ、いっただきまーす!」

―――
――

59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/07(水) 20:41:29.56 ID:b4qpRYZpo

(帰り道)

櫻子「はぁー、プレゼントたくさん貰えたし!」

櫻子「みんな祝ってくれて、ちょー最高!」

向日葵「良かったですわね、櫻子」

60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/07(水) 20:42:23.08 ID:b4qpRYZpo


櫻子「・・・さーて、それじゃ」

櫻子「みんなからたくさんプレゼントもらったから、今さらありがたみも薄いけど」

櫻子「向日葵からのプレゼントも、貰ってあげようじゃないのー」

向日葵「・・・は?」イラ

61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/07(水) 20:43:44.14 ID:b4qpRYZpo


向日葵「・・・」

向日葵「私からのプレゼントは、ありませんわよ?」

櫻子「へ?」

62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/07(水) 20:47:11.93 ID:b4qpRYZpo


向日葵「皆さんから沢山貰えたんでしょう?なら、それで十分じゃありませんの」

櫻子「そ、そんなー・・・。向日葵ー・・・」

向日葵「どーせ私のプレゼントは、ありがたみが薄いそうですから」

櫻子「・・・」

63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/07(水) 20:49:04.78 ID:b4qpRYZpo


向日葵「だから、櫻子にあげるプレゼントなんてありませ・・・」ハッ


櫻子「・・・」

櫻子「・・・」ジワ・・・

64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/07(水) 20:58:23.80 ID:b4qpRYZpo


櫻子「向日葵の、バカ・・・」グス・・・

櫻子「なんで・・・なんで、私の誕生日なのに・・・」

向日葵「ちょ、ちょっと櫻子」

65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/07(水) 21:00:00.48 ID:b4qpRYZpo


向日葵「冗談ですわよ。ちゃんと用意してますから」

櫻子「・・・へ?」

66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/07(水) 22:03:32.92 ID:b4qpRYZpo


向日葵「ふふ・・・。何も泣く事ないでしょう櫻子」

櫻子「う・・・うっさい!泣いてなんかないやい!向日葵のバーカバーカ!」

向日葵「・・・本当にプレゼントあげませんわよ?」

櫻子「あっ、冗談だってー、プレゼントちょうだい向日葵ー」

向日葵「さーて、どうしましょうか」

櫻子「ねーゴメンってば向日葵ー、ねーってばー・・・」




終わり

67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga]:2016/09/07(水) 22:04:25.19 ID:b4qpRYZpo
昨日のうちに完結させたかった
大室櫻子ちゃんお誕生日おめでとう
読んでくれてありがとうございました
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/09/08(木) 00:31:56.44 ID:KIazQjqA0
おつ
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/09/08(木) 01:09:39.52 ID:4iz8fikgO
あら 終わってた
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]:2016/09/08(木) 09:47:50.83 ID:Vq8KCfxNo
すばらしいですわ〜



Pastlog.cgi Ver2.0
Powered By VIP Service
Script Base by toshinari