以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/09/08(木) 21:42:08.93 ID:5spZmz8E0<>
僕っ娘「ありえないよね」
ハーフ「なにが」
僕っ娘「いやあ、最近おばあちゃん家に遊びに行ったんだけどね」
ハーフ「ああ、そういやお盆だったわね」
僕っ娘「だから、親戚もたくさん集まったわけなんだよ。で、僕の親戚、全員年上なんだ。そうしたら、例外なく始まったよね、毎年恒例の年下いびり」
ハーフ「いや、あんたの家の夏の恒例行事なんか知らないけど」
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<>僕っ娘「青春を探した、僕らの何気ない夏の日」
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/09/08(木) 21:42:40.54 ID:5spZmz8E0<>
僕っ娘「いやあ、僕っ娘ちゃん!彼氏はできたかい?え?まだ?ガッハッハッ!それはいかんなあ!僕っ娘ちゃんの年頃の女の子に、彼氏の一人もいないようじゃあ!青春せんとな!ワシらんときはな!………」
僕っ娘「ね?」
ハーフ「ね、ていわれても、いや大体いいたいことはわかるけど」
僕っ娘「僕はそのとき、鈍器を握りしめていたよ」
ハーフ「ビールの空き瓶ね」
僕っ娘「彼氏の有無で決まる青春なんて、スローイング!&バイバイ!だ!」バイバイ
ハーフ「狭いから暴れないでよ」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/09/08(木) 21:44:00.74 ID:5spZmz8E0<>
僕っ娘「ハーフは青春についてどう思うんだい?もちろん僕の意見に賛成だよね」
ハーフ「私は「やっぱり!ハーフならそう言うと思っていたんだ!」
ハーフ「しゃべらせろ」
僕っ娘「そもそも青春ってどういう定義なのか、曖昧じゃないかい?」
ハーフ「あー、あれよあれ、なんかこうブワーッとした、あれね」
僕っ娘「わからないならわからないって素直に認めなよ」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/09/08(木) 21:44:34.73 ID:5spZmz8E0<>
運動娘「オイース、おーだらだらやってんなー」ガチャ
僕っ娘「やっ、部活あがりかい?」
運動娘「そうそう、いやー疲れた疲れた」
ハーフ「あんたらは当たり前のようにウチに上がり込むわね。許可をとりなさい許可を」
僕っ娘「僕達、顔パスだからね」
ハーフ「顔パンしたい気分ね」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/09/08(木) 21:45:12.47 ID:5spZmz8E0<>
運動娘「いやーしかし、せっかくの夏休みだってのにハーフの部屋でだらだらだら、貴重な青春がもったいねーぞ」ピコピコ
僕っ娘「でたな青春お化け!!」
運動娘「あー?」ピコピコ
僕っ娘「じゃあ青春を具体的に説明してみるがいい!さあさあ!」
運動娘「青春なー、私の場合はこうやってハーフの家でゲームすることだなー」ピコピコ
僕っ娘「情けないっ………それが君の答えなんだね………!」
ハーフ「なんでちょっとドラマチックなのよ」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/09/08(木) 21:45:48.25 ID:5spZmz8E0<>
僕っ娘「ここに一冊の本があるよ」
ハーフ「うん」
僕っ娘「本屋に並べてあった本だよ。ここの帯を見てほしい」
ハーフ「ええと?『この夏一番の青春!』ふうん、青春の教科書みたいなものなのかしらね」
僕っ娘「だろう、だからこそ僕はこの本を読んで青春を勉強しようと思う」
ハーフ「結構ね。存分に勉強しなさいな」
僕っ娘「そういうわけだから、静かにしていてくれ給え」ゴロン
ハーフ「家帰って読めよ」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/09/08(木) 21:46:38.68 ID:5spZmz8E0<>
運動娘「あっ、やられた」ドロロン
ハーフ「じゃあ交代ね………ちょ、なに続けようとしてんのよ、約束がちがう……おい!」
運動娘「わはは、ゆるせ〜ゆるせ〜」ピコピコ
僕っ娘「………」ムクッ
ハーフ「あら、読み終わったの?相変わらず速読ね」
僕っ娘「これが、こんなのが青春なら、僕はいらない………」
ハーフ「何があったのよ」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/09/08(木) 21:47:09.61 ID:5spZmz8E0<>
僕っ娘「砂糖のように甘い恋愛ストーリー………なめくじみたいな粘着質な交際………挙句の果てには獣のように身体を貪りあう始末…………これが青春なら、僕はいらない………」
ハーフ「あー、まあこれも、青春の形のひとつだから」
僕っ娘「あげる」
ハーフ「あ、うん、どうも…」
僕っ娘「………」ゴロン
ハーフ(ふて寝した)
運動娘「ああー!またやられた!」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/09/08(木) 21:47:51.86 ID:5spZmz8E0<> …
ハーフ「もう日が暮れるわよ、そろそろ帰らないと」
運動娘「………」ピコピコ
僕っ娘「………」
ハーフ「ほら、外見て外、綺麗な夕景よ。涎垂れそうなくらい綺麗。だからもう帰りましょう?」
運動娘「………」ピコピコ
ハーフ「ほら、ゲームをやめて。外の世界に飛び出すの。そして帰りなさい」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/09/08(木) 21:48:20.41 ID:5spZmz8E0<>
運動娘「………」ピッ
ハーフ「そうそう、電源を落としてね」
運動娘「………」ノビー
ハーフ「うんうん、長時間ゲームしてたものね、身体もこわばるわ」
運動娘「………」ゴロン
ハーフ「………」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/09/08(木) 21:49:02.31 ID:5spZmz8E0<>
カナカナカナ………
ハーフ「夕日が綺麗ね」
僕っ娘「………」
運動娘「………」
ハーフ「………」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/09/08(木) 21:49:43.70 ID:5spZmz8E0<>
カナカナカナ………
ハーフ「………」
僕っ娘「………」
運動娘「………」ポリポリ
ハーフ「帰れよ」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/09/08(木) 21:50:21.59 ID:5spZmz8E0<>
ゴハンヨー
運動娘「うっひょー!!ごはんだー!!!」バタバタ
僕っ娘「おばさぁーん!今日のご飯なにぃー!?」バタバタ
ハーフ「おぉい!!帰れよ!!!三日連続で同じ釜の飯たかってんじゃねえーよ!!!」
オォーイ!…………
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/09/08(木) 21:51:00.76 ID:5spZmz8E0<> …
運動娘「今日、外遊び行こうぜ」
僕っ娘「あついから、やだよ」
運動娘「いいじゃねえかよー、たまにはパァーッとプールではしゃいだりしてさー」
僕っ娘「僕はインドア派なんだ。そして、そのことに誇りをもっている。だから出ない」
運動娘「ケチな奴め、だったら、あれだ。青春しに行こうぜ!」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/09/08(木) 21:51:53.63 ID:5spZmz8E0<>
僕っ娘「せ、いしゅ、ん……?」ピク
運動娘「おう、青春、青春」
僕っ娘「馬鹿め!青春なんてものはないと、昨日決断を下したのだ!」
運動娘「ええー?ほんとうかよー、案外そのへんに転がってるかもしれねーぞ?僕っ娘がいつも正しいとは限らないからなぁ〜」
僕っ娘「いいだろう!だったら外へ探しに行こうじゃないか!そして青春なんて概念が存在しない現実を、その小麦色した顔に叩きつけてやる!いくぞ!!」バタバタ
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/09/08(木) 21:52:37.19 ID:5spZmz8E0<>
ハーフ「ただいまー……うおあ!?急に飛び出すな!びっくりしたー……」
無口「あやうく死亡事故」
運動娘「よう、さっそくで悪いけど外遊び行こうぜ!」
ハーフ「別にいいけど……なによ急に」
運動娘「青春探しに行くんだよ、そんでアイス買って公園とかいこうぜ」
ハーフ「はあ?あんたの青春はこの部屋にあるんじゃなかったの?」
運動娘「細かいことはきにするなよ!青春なんてその日の気分だ!」
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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/09/08(木) 21:53:18.17 ID:5spZmz8E0<>
シャワシャワシャワシャワシャワ………
僕っ娘「あっつ、帰りたい」
ハーフ「まだ出たばっかじゃない」
無口「今日なにするの」
ハーフ「さあ、どうせ行き当たりばったりでしょ」
運動娘「いつも通りだな!はっはっはっ!」
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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/09/08(木) 21:53:44.28 ID:5spZmz8E0<>
無口「………」キョロキョロ
ハーフ「どうしたのよ、挙動不審ね」
無口「僕っ娘がいない」
ハーフ「はあ?……ほんとね」
運動娘「あ。あいつ交番に入っていったぞ」
ハーフ「なにやってんのよ」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/09/08(木) 21:54:13.44 ID:5spZmz8E0<>
僕っ娘「はぁ〜……すずしい………」
おまわり「ははは、外は暑いからね」
ハーフ「すいません!ご迷惑おかけして………」
おまわり「いやいや、いいんだよ。暑いからね、熱中症にならないように涼んでいきなさい」
僕っ娘「涼んでいくといいよ」
ハーフ「ほんとあんた神経図太いわよね」
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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/09/08(木) 21:54:52.81 ID:5spZmz8E0<>
ハーフ「邪魔じゃないですか?」
おまわり「平気だよ。今から昼休憩だからね」
運動娘「お!にいちゃんそば喰うのか?私にもくれ!」
おまわり「こらこら」
無口「わっぱみせてください」
おまわり「こらこら」
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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/09/08(木) 21:55:34.51 ID:5spZmz8E0<>
僕っ娘「ははあ、みんなくつろいじゃって。だめだね。公共の場を私物化しちゃあ」
ハーフ「歯を食いしばるといいわ」パキポキ
僕っ娘「ぼ、ぼぼ僕は、ちゃんと理由があって交番を訪れたのさ!」
ハーフ「ふうん、なによ理由って」
僕っ娘「探し物だよ」
おまわり「うん?なにを落としたんだい?」
僕っ娘「青春って落ちてませんでしたか?」
ハーフ「前歯は折るわ」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/09/08(木) 21:56:13.92 ID:5spZmz8E0<>
僕っ娘「勘弁してください!!前歯だけは、前歯だけは勘弁してください!!商売道具なんです!!」ドゲザ
ハーフ「ドブネズミか」
おまわり「あっはっはっはっはっ!!!」
僕っ娘「…」キョトン
ハーフ「……そんなにこれの醜態が面白かったですか?」
僕っ娘「おい!」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/09/08(木) 21:56:58.00 ID:5spZmz8E0<>
おまわり「いやいや、はっはっはっ!!そうかそうか!!青春を探しているのか!!」
運動娘「気でも狂ったのか?にいちゃん」ズルズル
無口「あ」カチャカチャガチャン
おまわり「いいや、正気だよ。はは、うん、青春の落とし物はなかったよ」
僕っ娘「ああぁー!!!残念だったなぁぁあー!!!!せっかく交番まで足を運んだのになぁぁあー!!!!探し物目的で交番の敷居を跨いだのになぁぁあー!!!!!」
ハーフ「まだ三文芝居をつづける気?」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/09/08(木) 21:57:34.11 ID:5spZmz8E0<>
ハーフ「お邪魔しました」
おまわり「うん、またきてね」
運動娘「また来るぞ!」
無口「はずして下さい」
僕っ娘「ええー…もうずっとここにいようよ……」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/09/08(木) 21:58:19.96 ID:5spZmz8E0<>
おまわり「僕っ娘ちゃん」
僕っ娘「はい?」
おまわり「青春、きっと見つかるから大丈夫だよ」
僕っ娘「分かってないですねぇ、絶対に見つかりませんよ」
おまわり「あはは」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/09/08(木) 21:58:52.84 ID:5spZmz8E0<>
僕っ娘「あっついわ、おい」
ハーフ「私にキレないで神にキレなさいよ」
カップル「」イチャイチャ
運動娘「ひゅー、お熱いねぇ」
僕っ娘「」ニヤァ
ハーフ「何ニヤついてるのよ」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/09/08(木) 21:59:24.91 ID:5spZmz8E0<>
僕っ娘「あのカップル、どう思う?」
ハーフ「どうって……そのへんにいる量産型のカップルでしょう」
僕っ娘「そうだね……取るに足らないただのカップルAさ………だが、僕には、彼らの今の心境が手に取るようにわかる!」
運動娘「いい気分なんじゃないのか?」
無口「または興奮」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/09/08(木) 22:00:06.03 ID:5spZmz8E0<>
僕っ娘「甘いね。この天気を考えてみるといい」
ハーフ「快晴じゃない」
僕っ娘「そうさ、とんでもなく快晴さ……ゆえに!今日はとんでもない真夏日!」
僕っ娘「見ろ!あのカップルの汗の量を!互いが、滝のような汗を流している!」
ハーフ「そうね」
僕っ娘「とう」ベチャ
ハーフ「おい!!汗まみれの手で触るな!」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/09/08(木) 22:01:03.73 ID:5spZmz8E0<>
僕っ娘「ね?気分は良くないだろう?ちなみに僕はちょっと傷ついた」
ハーフ「あ……ごめん……」
僕っ娘「そう!汗まみれの手で触られるのは誰だって不愉快!あのカップルは互いにこう思っているはずさ!
『チッ、汗まみれ身体を密着させてくんなよ……クソブスが……』
『最悪……臭いもきついし、気持ち悪いし……はやくシャワー浴びたいわ……』ってねぇ!」
運動娘「なるほど!じゃあ、あいつらは表面上は仲良くやっていて、腹の中は互いを罵っているのか!」
僕っ娘「然り!」
無口「真理をみた」
ハーフ「なにが真理よ」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/09/08(木) 22:01:32.90 ID:5spZmz8E0<>
僕っ娘「だってそうじゃないか!なんかあのカップル見ていて痛々しいし……………!!!」ダッ
ハーフ「は?なに急に走り出してるのよ」
運動娘「……!!」ダッ
無口「」ダッ
ハーフ「はぁ?なによみんなして……意味わからないわ」
カップル男「ちょっといいか」
ハーフ「駄目です、さようなら」ダッ
カップル男「まてこらぁ!!!」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/09/08(木) 22:02:13.80 ID:5spZmz8E0<>
ミーンミンミンミンミン……
僕っ娘「スイカおいしいなあ」シャクシャク
無口「ハーフは逃げ切れただろうか。種飛ばし」プッ
僕っ娘「いや、もうあれは駄目さ。残念だけど、ご臨終だね」プッ
ハーフ「ぶち殺すぞ」ハァハァ
僕っ娘「ハーフが黄泉から帰ってきた!蘇った!」
無口「HAHAHA」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/09/08(木) 22:02:39.63 ID:5spZmz8E0<>
ハーフ「はぁっ……はぁっ……」
僕っ娘「おぉ?珍しくハーフが弱っているぞ!今がチャンスだ!種ビーム」プッ
ハーフ「」ビキィィ
運動娘「ばあちゃんがもう一個すいか食べていいって!お!おかえりハーフ!」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/09/08(木) 22:03:19.96 ID:5spZmz8E0<>
ハーフ「ほんと薄情よね、あんたたち」シャクシャク
無口「誰しも我が身が大事」シャクシャク
運動娘「でも私はちゃんと心配してたぜ?いいやつだろ〜、褒めろよ」シャクシャク
ハーフ「埋めるわよ」
僕っ娘「許してはもらえないだろうか」
ハーフ「駄目よ。庭に飛ばした種の数、全部調べるまでは許さないわ」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/09/08(木) 22:03:47.01 ID:5spZmz8E0<>
リンリンリンリン………
僕っ娘「はぁ〜、毎年思うんだけどさ、夏の夜の匂いって、いつも同じなんだよね」
ハーフ「確かにそうね」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/09/08(木) 22:04:19.22 ID:5spZmz8E0<>
リンリンリンリン………
ハーフ「で、結局青春は見つかったの?」
僕っ娘「いいや、全然見つからなかったよ」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/09/08(木) 22:04:56.65 ID:5spZmz8E0<>
僕っ娘「だから明日もみんなで探しに行かないとね!」
ハーフ「………くさいセリフを吐くのね」
僕っ娘「なんだって!?」
運動娘「おーい風呂沸いたってー。先はいるかー?」
ハーフ「僕っ娘を先に入れてあげて。今、とても臭いから」
僕っ娘「なんでだよ!なかなか骨身に染みるいい言葉だったろう!」
エ、ナンデクサインダ?
ソレガサッキネ…
ベツニ、クサクナイッテバ!
僕っ娘「青春を探した、僕らの何気ない夏の日」 終わり
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/09/08(木) 22:05:43.42 ID:5spZmz8E0<>
生意気僕っ娘は可愛い、ゆえにオチがなくても許される <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/09/08(木) 22:07:34.50 ID:II1XMLe00<> 乙
面白かったよ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/09/08(木) 22:17:29.40 ID:+hfcjVvP0<> 乙
良き良き <>