無料アクセスカウンターofuda.cc「全世界カウント計画」
■掲示板に戻る■ ■過去ログ倉庫メニュー■ ■VIPService (VIPサービス)■
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。もう書き込みはできません。。。
HTML化した人:伊吹
櫻子「まさか向日葵が麻薬中毒者だったなんて………」
1 : ◆fYy.VX8Iq62016/09/19(月) 15:08:24.36 ID:VFpRldRW0
世界観は同じだけど読まなくても平気な前作

前々作
あかり「赤ちゃんが産まれるんだぁ」

前作
京子「あかりが進みすぎててヤバい……」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1474265304
2 : ◆fYy.VX8Iq62016/09/19(月) 15:09:28.01 ID:VFpRldRW0
ある日の大室家



ピンポ〜ン




向日葵「櫻子、来ましたわよ〜」

櫻子「おお来たか我がしもべよ! 早く入れ!」

向日葵「誰がしもべですの!」ガツン

櫻子「痛い!! そ、そんなすぐに暴力振るうことないだろ〜」

向日葵「あなたも良い加減に学習なさい! ただでさえ頭が悪いというのに……」

櫻子「あんだとぉ〜!!」

向日葵「あら、今日私がなにをしに来たと思ってますの?」

櫻子「私の宿題をやりに来たんだろ」

向日葵「教えに来たんですの!」

櫻子「あんだよも〜 やってくれりゃ良いのに」
3 : ◆fYy.VX8Iq6[saga]:2016/09/19(月) 15:17:18.84 ID:VFpRldRW0
向日葵「帰りますわね」

櫻子「待った待った! せっかくだから私に宿題教えてけ! な?」

向日葵「はぁ……」

櫻子「ため息吐くなよ……」

向日葵「ところで撫子さんはいらっしゃいませんの? 今日は少し用事があったのですが」

櫻子「あぁ、買い物。今日は花子が食事当番だから」

向日葵「花子ちゃんって1人で買い物行ってませんでしたっけ?」

櫻子「ほら、この前近くで通り魔事件があったじゃん。もう犯人は見つかったけれど心配だからって付いて行っちゃった」

向日葵「あぁ、そう言えばそうでしたわね。隣町のあの連続通り魔事件でしょう? 怖かったですわね」

櫻子「ほんとほんと」
4 : ◆fYy.VX8Iq6[saga]:2016/09/19(月) 15:24:06.45 ID:VFpRldRW0
櫻子(なんであんな事件を起こすかね…… 普通に生きてれば私のようなバカでもあんな事しないのに)

櫻子(確か麻薬とか使ってたんだよね。ニュースでもやってたし。なんて言ったっけな? なんか草みたいなイメージのやつだったような)

向日葵「そう言えば櫻子に入ってませんでしたけども、ちょっとした趣味をしてましてね」

櫻子「趣味? なになにちょっとした趣味って? 珍しいじゃん」

向日葵「えぇ、家庭菜園を始めてハーブを育ててますの」

櫻子「ふ〜ん…………え?」

向日葵「それでハーブティーとかを作ってるんですけれどもこれが中々美味しくて」

櫻子「え、え? 向日葵今なんて言った!? ハーブ作ってるの?」

向日葵「だからそう言ってるじゃありませんの。なにか変ですわよ櫻子ったら」

櫻子(た、確かニュースでも通り魔の人はなんとかハーブを吸っていて錯乱とか言ってたよね!? え、え!? なに向日葵? じょ、冗談だよね!?)

櫻子「は、ははっ! 向日葵ったら冗談キツイってば〜 あまり私を馬鹿にするのも良い加減にしなって」

向日葵「冗談なんて言ってませんけども?」

櫻子「うわぁああああ!!」

向日葵「どうしましたの!? 」

櫻子「い、いやなんでもない!! ちょっと飲み物とってくるね! あっははははは!!」



ドタドタ
5 : ◆fYy.VX8Iq6[saga]:2016/09/19(月) 15:36:56.23 ID:VFpRldRW0
櫻子「な、なんてこった! まさか向日葵が麻薬中毒者だったなんて…………」ガクガク

櫻子「た、確かに最近の向日葵は少し暴力的だった…… 本当の向日葵はもっと優しくて良い奴のはずなのに……全部麻薬のせいだったのか…………」ガクガク

櫻子「ど、どうしよう…… 警察に電話した方が良い、とは思うけども………………」

櫻子「…………………………」ジワァ

櫻子「い、イカンイカン!! そんなのダメだ! ここは私がなんとかして向日葵に麻薬を辞めてもらうしかない!!」

櫻子「絶対……絶対に向日葵を救ってみせるからな!!」

櫻子「た、確かテレビでやってたけどそういう人にはあまり挑発的な態度を取っちゃいけなくて……できるだけ話を聞いてあげた方が良いとか………」

櫻子「や、やってやる!!」
6 : ◆fYy.VX8Iq6[saga]:2016/09/19(月) 15:41:43.46 ID:VFpRldRW0



櫻子「お、お待たせ向日葵! オレンジジュースで良かった?」

向日葵「ありがとう櫻子。頂きますわ」

櫻子「あ、あのさ向日葵。さっき言ってた趣味のことなんだけど……」

向日葵「あぁ、ハーブの事ですね」

櫻子「そ、そうそう。それなんだけどもいつ頃から始めたの?」

向日葵「始めたのは中学生になってすぐですわ」

櫻子「そ、そんなに前から………なんで今更私に教えてくれたの?」

向日葵「だって始めたばっかりの頃は上手くいくか分からなかったんですもの。もし駄目になったら貴女に馬鹿にされると思ったからですわ」

櫻子「あ、あぁ〜 なるほどね〜」

向日葵「それに下手をすれば育ちきってないのに櫻子に毟って行かれそうで」

櫻子「そんなもんいるか!! 私をなんだと思ってるんだ!!」
7 : ◆fYy.VX8Iq6[saga]:2016/09/19(月) 15:44:32.69 ID:VFpRldRW0
向日葵「な、なにいきなりいきりたってるんですの……」

櫻子「あ、あぁ! だって私あんまりそういうの興味ないからさ! そ、それに向日葵が大切に育ててるものをそんな簡単に毟ることなんてできないよ!」

向日葵「興味ありませんの?」

櫻子「そ、そりゃ1人の人間として興味が全くないと言ったら嘘になるかも知んないけどさ、やってみようとかは全然思わない、かな」

向日葵「あらそう」

櫻子(と、取り敢えず向日葵を刺激しないようにしないと……)

櫻子「逆にさ、向日葵はどうしてそういうものに興味を持ったの?」

向日葵「元々は楓が好きになったのがキッカケでしたわね」

櫻子「楓が好きになったのがキッカケだってぇ!?」
8 : ◆fYy.VX8Iq6[saga]:2016/09/19(月) 16:04:06.37 ID:VFpRldRW0
向日葵「ええ。楓ったらああ見えて大人っぽいところがあるんですのよ」

櫻子「大人っぽいって……そんな良いもんじゃないだろ!」

向日葵「ただああいうものってやはり使い捨てですし消費量も多くって。それならば自分で育ててしまおうと思ったのが始まりね」

櫻子「そ、そーなんだー」

向日葵「なにしろ育成はあまり難しくないですし、少し気をつければどんどん増えますしね」

櫻子「ふ、ふーん……」

向日葵「使い方もいろいろありますしね」

櫻子「う、うん。そうなんだ……やっぱり向日葵も使ってるわけ?」

向日葵「そりゃ作ったのならば使わなくては勿体ないじゃないですか」

櫻子「そ、それもそうだよね。あはは」

向日葵「なんか変ですわね?」

櫻子「べ、別に変じゃねーし! 向日葵はもう結構使っちゃってるわけ……?」
9 : ◆fYy.VX8Iq6[saga]:2016/09/19(月) 16:09:36.25 ID:w6gHMz88O
向日葵「もちろんですわよ」

櫻子「や、やっぱり吸ったりしてるわけ……?」

向日葵「吸う……というよりは嗅ぐですけどもね。なかなか良い香りがしますのよ。例えばお洋服とかに吹きかけたりとか。香りだけじゃなくて防虫効果もあるんですの」

櫻子「そ、そうなんだ。そんな風な使い方もあるんだ………」

向日葵「ええ、なかなか快適な生活ですわよ。なにせ今着ているこの服にも吹きかけてきてますから。匂い嗅いでみます?」

櫻子「うわぁ!! 私に近づくなぁあああ!!」バッ

向日葵「ちょ、失礼すぎませんの!? なに貴女、頭だけじゃなくて行動まで虫並みになってしまったの!?」

櫻子「あ、あぁごめん……」

向日葵「い、いえ……」

向日葵(なんですの? 今日はなにやらしおらしいですわね…… それに櫻子って香水の香りとか苦手でしたっけ?)
10 : ◆fYy.VX8Iq6[saga]:2016/09/19(月) 16:13:06.50 ID:VFpRldRW0
櫻子「あ、でもさ。そういうの使うのってなんか色々加工しなくちゃいけないって聞いたけど……」

向日葵「ああ、そうですわね。流石にそれは私にできませんから他の方に頼んでますの」

櫻子「へ、へぇ〜 誰に?」

向日葵「西垣先生ですわ」

櫻子「西垣先生に!? 加工を頼んでるだってぇ!?」

向日葵「えぇ。やはり櫻子も驚きますわよね」

櫻子「お、驚くってレベルじゃないよ! 仮にも先生なのに!!」

向日葵「うふふ、科学が得意な方ですからね。そういう加工には精通していると思ってましたら案の定でしたの」

櫻子「いや、そういうことじゃなくて………それ以前の問題というか…………なんか言われたりしなかったの?」

向日葵「あぁ、多少ハーブを分けてくれって言われましたわね。まぁ加工料として喜んでお渡ししてます」

櫻子「まさかのそっち側の人間だった!!」

向日葵「他には紅茶とかにしてますわね。いわゆるハーブティーですが」

櫻子「ふ、ふ〜ん……」

向日葵「もともと楓が好きだったのがこのハーブティーでして。私も楓から勧められて飲み始めましたの」

櫻子「楓ェ………」
11 : ◆fYy.VX8Iq6[saga]:2016/09/19(月) 16:19:18.91 ID:VFpRldRW0
向日葵「これがなかなか美味しくてですね。それに健康にも良いですし」

櫻子「いや、絶対に良くないと思うけど……」

向日葵「それに精神が安定しますの。心が落ち着いて安らかな気持ちになれるというか」

櫻子「…………」

向日葵「それにダイエットにも良いらしいですのよ。集中力も上がって勉学にも良く励めるようになりましたの」

櫻子(ま、まるっきり麻薬を誘うときのじょーとーくじゃないか!! ねーちゃんに無理矢理テレビを見せられて良かったぁ!!)

櫻子「そ、そんなに美味しいんだ……」

向日葵「えぇ、櫻子も良かったらーーー」

櫻子「いや結構絶対にいらないダメ絶対そういうの良くないと思うからッ!!」

向日葵「そ、そうですの…………そこまで言うのでしたら無理にオススメはしませんけれども……」

櫻子「う、うん……ごめんねせっかく勧めてもらったのに!」

向日葵「別に良いですわよ。こういうのは好みもありますしね」

櫻子「あ、あははは」

櫻子(危ない危ない……こういうのって一度使うとやめられなくなるって言うし…………)
12 : ◆fYy.VX8Iq6[saga]:2016/09/19(月) 16:23:52.33 ID:VFpRldRW0
向日葵「でも出来れば一回くらい使って貰いたいですわね。多分櫻子も気にいると思いますから」

櫻子「気に入っちゃった時点でアウトだよ!」

向日葵「あ、それならお風呂とかどうですか?」

櫻子「え?」

向日葵「西垣先生にお風呂の入浴剤に加工してもらってますのよ。一つプレゼントしますわ!」

櫻子「い、いやいいよ!! てかそんな風に使うことも出来んの!?」

向日葵「遠慮なんかしなくても良いですってば! ポカポカ暖かいものや少しスーッとするものとどちらが良いですか?」

櫻子「どっちもいらないよ!! それ絶対にハイになっちゃうものとボーッとしちゃうもののことだよね!?」

向日葵「お肌もツヤツヤになるのよ? 櫻子ももう中学生なんですからそろそろ美容に気を使った方がいいのでは?」

櫻子「美容よりも私は常識の方を取りたいよ!!」

向日葵「じょ、常識ですか? 一体なんのことを言ってるんですの」

櫻子「ハーブやるとか非常識にもほどがあるでしょ! そんなの絶対やめたほうがいいって!」

向日葵「は、はぁ? いきなり何を言ってますの櫻子?」
13 : ◆fYy.VX8Iq6[saga]:2016/09/19(月) 16:29:44.13 ID:VFpRldRW0
櫻子「いまならまだ戻ってこられるってば! ほら、もうやめようよ向日葵!」

向日葵「やめるって言われても……さすがにもう無理ですわよ」

櫻子「な、なんでさ!」

向日葵「だってもう生活になくてはならないものになってしまっているんですもの。香りや防虫、入浴剤に食用。毎日使ってますもの」

櫻子「我慢してよ向日葵! そういうゆーわくを耐えてこそでしょ!?」

向日葵「それに今更やめたら他の方にも迷惑がかかってしまいますし」

櫻子「ほ、他の方!?」

向日葵「最近生徒会に良い香りのする芳香剤があるじゃないですか」

櫻子「西垣先生が持ってきたやつでしょ。確かにあれいい匂いするよね。私も結構好きかもしれない。杉浦先輩とかすごく欲しがってたし」

向日葵「アレにも私の育てたハーブが使われてますのよ」

櫻子「うっぎょおあああああ!! な、なんてことをしてくれてんだ向日葵ぃ!!」
14 : ◆fYy.VX8Iq6[saga]:2016/09/19(月) 16:47:08.26 ID:VFpRldRW0
向日葵「それに最近はごらく部の部室にも置いてありますし」

櫻子「なんだって!?」

向日葵「それに教室に置いてある芳香剤も私のハーブですわよ?」

櫻子「ちょっ!? せ、先生とかは何も言わないわけ!?」

向日葵「皆さん喜んでましたわ」

櫻子「喜んでたぁ!?」

向日葵「ええ」

櫻子「な、なんてこった……でも大丈夫なはず! 私はまだ中毒にはなってない! だから他の人もまだ平気なはず!」

向日葵「中毒って人聞きの悪い……あ、でも赤座さんなんてとても気に入ってくれましてね、栽培方法を教えて欲しいと頼まれましたわ」

櫻子「あかりちゃん何てことを!? お、教えちゃったのぉ!?」

向日葵「ええもちろん」

櫻子「何やってんだよ向日葵!! そんなこと絶対にしちゃダメじゃんか!! よりによってあかりちゃんに教えちゃうなんて!」

向日葵「何てことをいいますの櫻子。赤座さんは友達でしょう!」

櫻子「友達だからこそでしょ! 絶対にやっちゃダメなことだよ!」

向日葵「は、はぁ……? 今日の櫻子はいつにも増してよく分かりませんわね」
15 : ◆fYy.VX8Iq6[saga]:2016/09/19(月) 16:57:14.25 ID:VFpRldRW0
櫻子「私も今日の向日葵には末恐ろしい感情を抱いてるよ……」

向日葵「恐ろしいってなぜ……」

櫻子「まったく、自覚がないのがおかしいよ……」

向日葵「何ですのさっきから! まるで人を犯罪者みたいに扱ったりして失礼じゃありませんの!」

櫻子「みたいじゃなくて犯罪者そのものだろ!」

向日葵「犯罪じゃありませんわよ!」

櫻子「犯罪だっつーの!!」

向日葵「そんなわけ無いじゃないですの! 吉川さんもお姉さんに言われて小学生からよく使っていると言ってましたわ!」

櫻子「ちなつちゃんも使ってたのぉ!? しかも小学生の頃から!?」

向日葵「そうですわ!!」

櫻子「そんなの絶対におかしいよ!! だってちなつちゃん別に普通じゃんか!!」

向日葵「それは私が普通じゃないと言いたいわけ?」

櫻子「いや、だってさ! ああいうのって長く使ってるとかなり悪い影響が出るって言うじゃん!」
16 : ◆fYy.VX8Iq6[saga]:2016/09/19(月) 17:02:16.69 ID:VFpRldRW0
向日葵「え、そうなんですの? 私そこまでは知りませんでしたわ。例えばどんな影響が出るんですの?」

櫻子「えっと……確か頭がおかしくなるとか」

向日葵「頭がおかしくなる!? 失礼にもほどがあります!!」

櫻子「目が血走ってきたりとか」

向日葵「血走るんですの!? 目が!?」

櫻子「後は幻覚とかを見たり、他の人が見たら悍ましいと思うような絵を描いたり、ヨダレを垂らしたり」

向日葵「流石にそれは盛りすぎじゃありませんの!? ハーブのせいでそんなことする人がいるわけないじゃないでしょう!!」

櫻子「でもそうなるってテレビでやってたんだもん!」

向日葵「嘘おっしゃい! そんな話聞いたことありませんわよ!」

櫻子「さっきハーブの悪影響のこと知らないって言ってたくせに!」

向日葵「流石にそんな衝撃的な副作用があるのなら小耳に挟んでるはずです!!」

櫻子「副作用っつーかそっちが主作用みたいなもんじゃないか!」

向日葵「そんなことはありませんわよ! キチンとリラックス効果や健康効果が主作用です!」

櫻子「ハーブを進める人はみんなそう言うんだよ!」
17 : ◆fYy.VX8Iq6[saga]:2016/09/19(月) 17:25:37.19 ID:VFpRldRW0
向日葵「大体そんなことを言っている櫻子だって、ハーブ使ったことあるじゃないですか!」

櫻子「は、はぁ!? そんなこと一度もないってば! 失礼なこと言わないでよ向日葵!」

向日葵「だってこの家のお風呂場にある市販の入浴剤、ハーブ入ってるもの使ってましたわよ?」

櫻子「うぇえええ!? そ、そんな馬鹿な!?」

櫻子(そ、それじゃあ私ももう実はおかしくなってきてる? い、いや全然そんなことはない……と思う)

櫻子(そ、そうか! お風呂は別に直接体内にハーブを入れてないからだ!だからまだ私は平気なはず!)

向日葵「それに昨日の晩御飯、夜にチキンの香味焼きを出したでしょう?」

櫻子「あぁアレメッチャ美味かった! また今度作ってよ!」

向日葵「あれも私のハーブ使ってます」

櫻子「おっぎゃぁああああんっ!!」ゴロゴロ

向日葵「さ、櫻子ッ!? どうしたのいきなりのたうち回ったりして!」

櫻子「な、な、なんてことをしてくれたんだ向日葵ぃ!! 自分だけならまだしも私を巻き込んでんじゃねー!! お、オェエエエエッ!!」

向日葵「な、なに喉の奥に手を突っ込んでるの!? や、やめなさい櫻子!!」

櫻子「 う、うるさい! ま、まさか向日葵がッ…………ひまちゃんがこんな悪事に手を染めるだなんて!! 大好きだったのに!!」グスッ

向日葵「あ、悪事に手を染めたってなにを言ってるのよ貴女は!! てかなぜ半泣きなのよ貴女は!?」

櫻子「うるさいこのおっぱい魔神! もう向日葵なんか知らない!! おっぱい魔人にでも廃人にでも変人にでもなっちゃえ!!」バタン!

向日葵「ちょっとどこ行くのよ!? ま、まったく……訳が分かりませんわ!」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]:2016/09/19(月) 17:52:56.42 ID:unPg6dSVo
ワロタ
19 : ◆fYy.VX8Iq6[saga]:2016/09/19(月) 17:55:48.44 ID:VFpRldRW0



櫻子「く、くそぅ……こうなったらもう最後の手段しか………け、警察に電話……」

櫻子「うぅ……ひまわりぃぃ………」グスッ


ガチャ


撫子「ただいま」

花子「ただいまだし」

櫻子「あ、ねーちゃん…花子……」グスッ

撫子「なんで半泣きなの?」

花子「どうせくだらないことだし」

櫻子「うっさい! 今私は大好きな幼馴染を取るか正義を取るかの瀬戸内なんだぞ!!」

撫子「瀬戸際ね」

花子「微妙に使い方間違ってるし」

撫子「なにがあったのかは知らないけれど、特に大したことないのなら荷物運ぶの手伝ってよ。色々買ってきたし」

花子「ヒナの餌も買ってきたし」

櫻子「ちくしょう……誰も私の苦悩をわかってくれない………ん? なにこれ?」ガサゴソ

撫子「苗だよ」

櫻子「なんの?」

花子「ハーブのだし」

櫻子「………え?」

撫子「ひま子から勧められて私たちもやってみようかって思ってさ」

花子「いつも貰ってばっかりじゃひま姉に悪いし」

櫻子「あ………あぁ…………!」ブルブル

撫子「だからアンタも一緒に育て……櫻子?」

花子「どうしたんだし?」


櫻子「」バタン!



花子「うわぁああ!! 櫻子が泡吹いて倒れたし!!」

撫子「ちょ、さ、櫻子!? し、しっかり!! 櫻子!!櫻子ぉおおおお!!」



後日、誤解は解けました





おわり
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/09/19(月) 17:56:51.47 ID:3jhxEQ7w0
危険ドラッグのせいでハーブに対する風評被害えげつないよな
21 : ◆fYy.VX8Iq62016/09/19(月) 18:01:11.25 ID:VFpRldRW0
その他のやつ


【ホラー系単発】

京子「結衣、私結衣のこと大好きだよ」


【ゆるゆりif】

あかり「今日から京子ちゃんも中学生だね!」

櫻子「生徒会福会長!」

ちなつ「1人暮らし始めました」
22 : ◆fYy.VX8Iq62016/09/19(月) 18:02:23.67 ID:VFpRldRW0
>>20
小学生くらいの頃は結構櫻子みたいな勘違いする子って多いんじゃないかと。私もそうでしたし
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/09/20(火) 02:22:40.32 ID:4UxlOZU7O
危険薬物のことを普通に「薬」とか「ドラッグ」とか公的に呼ぶの止めたほうがいいよな。
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします2016/09/20(火) 13:13:33.21 ID:mkLQFI2LO
薬じゃなくてクスリだと完全にあっちをイメージするよね
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]:2016/10/07(金) 22:04:50.96 ID:1FfF+e6CO
おつ
このシリーズ好きだ
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]:2016/10/09(日) 07:22:57.64 ID:5d7fKDOoO
さりげなく告白してませんかねぇ…



Pastlog.cgi Ver2.0
Powered By VIP Service
Script Base by toshinari