以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2016/12/03(土) 18:19:32.00 ID:b4iFBSoo0<>有名な某コピペのパロです。
SS初投稿なので誤字や多少の矛盾あるかもしれませんが
よければ最後まで読んでくれると嬉しいです。
書き溜めあるのでサクッといきます。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1480756771
<>ルビィ「浦女の七…八不思議!『寺生まれのMさん』」 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2016/12/03(土) 18:20:57.25 ID:b4iFBSoo0<> ルビィです。突然ですが、Aqoursのメンバーのマル…Mちゃんは、実家がお寺で不思議な力を発揮する時があるんです。この前、部室でMちゃんの話になった時に、Aqoursの全員がMちゃんに助けてもらったことがあるらしくて、だから、ルビィがMちゃんのエピソードを集めてみることにしました。
これからAqoursのメンバー1人ずつに、Mちゃんについての体験談、語ってもらおうと思います。
せーの、がんばルビィ! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2016/12/03(土) 18:26:19.77 ID:b4iFBSoo0<> 曜です。私はCちゃんから深刻な相談をされたの。


最近、飼い犬のSが
誰もいない玄関に向かってけたたましく吠えるんだって。


私がCちゃんの家に遊びに行った時も、
私を見ても全く吠えなかった人なつっこいあのSが
突然ものすごい剣幕で吠えるんだって、しかも時間関係なく。


不安がるCちゃんが割と霊を引き寄せやすい体質だったことを思い出して、私は
寺生まれで霊感の強いH丸ちゃんに相談してみたら?って言ったの


松月でCと3人で食事をしながら話をするとH丸ちゃんは
「大丈夫ずら、Sさんは
帰ってきたご先祖様に挨拶してるんだよ、この時期だし」とのこと


すっかり安心したCちゃんを送り返すと、H丸ちゃんから連絡が・・・
「Cちゃんの言っていた事だけど、、確認したい事があるずら
十千万の前に来てくれる?」


深夜2時、Cちゃんの家の前に行くと
確かに繋がれたSが吠えている。
「やはり、ずら・・・」
そう呟いてH丸ちゃんはCちゃんの家の向かいにある電柱に手を添えた
するとそこからスッと青白い光が走り
幾つもの亡者がCちゃんの家を通り抜けようとしているのが見える
でもSの抵抗に遭い、上手く通り抜けられないみたい


「大した犬ずら・・・ずっと家を守っていたんだね」
そういいながらSの頭を撫でるH丸ちゃん。
「ズラっ」
H丸ちゃんの声と共に道は家を避け天に伸び、
虹のように遠くの空に伸びていった・・・


「どうしてCちゃんに嘘をついたの?」の問いに
「他人の女とはいえ、
可愛い子を無駄に恐がらせるのはマルの仕事じゃないずら・・・」


寺生まれはスゴイ、私は初めてそう思った。
というか花…H丸ちゃん、他人の女って…!!私そんなんじゃ…っ!! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2016/12/03(土) 18:27:30.54 ID:b4iFBSoo0<> そんなわけで、最初は曜さんでした。…途中から自分の世界に入っちゃいましたけど。
次は…善子ちゃんに聞いてみようかな。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2016/12/03(土) 18:38:26.33 ID:b4iFBSoo0<> ヨハネよ。私、久々に嫌な夢を見ちゃって。
長い黒髪生徒会長が私の部屋に立っている・・・
私は恐怖のあまり動くことが出来ず、ただその黒髪を眺めている。
すると生徒会長は突然張り手で壁に穴を開けようとする
思わず「やめなさいよ!!」と叫ぶ私


するとゆっくりこちらを振り返る生徒会長
その顔は、見るも無残に痛みに歪んでいる。そりゃそうだ。壁に張り手なんかするからよ。
「あなたもこうなりたいんですの?あなたもこうなりたいんですの?
ダメですわ…ぶっぶーですわ…」


ゆっくり私に近づく生徒会長・・・私は金縛りにあったように動けず、そして・・・
生徒会長の黒髪が私の顔に・・・



そこで目が覚めたわ。



嫌な夢ね、後味が悪い・・・私は水を飲もうと立ち上がった
私の目に飛び込んできたのは、微妙に傷のついた部屋の壁!
私は恐怖で腰を抜かしてしまった、あの張り手は現実に!!
そして次こそDさんが骨折してしまうのではないかと <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2016/12/03(土) 18:39:38.36 ID:b4iFBSoo0<> 心配になった。
その日の練習で、私は寺生まれで霊感の強いZ丸にその夢を相談してみた
しかし、Z丸は「いつもの妄言ずら?」と冷たい対応
なんとしても引き下がれないので必死に何とかしなさいよ!と頼み込むと
「それじゃあマルの作ったお守りあげるからそれを枕元に置いて寝るずら、
そうしたら大丈夫。」とお守りを渡してくれた


次の日、不安ながらも朝の早かった私は床に付いた、そこでまた夢を見た
「つづき、つづき、つづき!つづき!つづき!つづき!」デスワ!
また生徒会長!!私は夢の中でZ丸のお守りを探した
しかしどこにも見当たらない・・・
「これ?これ?これ?」デスノ?
なんとお守りをDさんが持っている!もうおしまいだわ!!


だが次の瞬間、お守りが眩い光に包まれ、どこからとも無くZ丸の声が
「ズラぁ!!」
お守りは光と共に飛び散り、Dさんの半身を吹き飛ばした。夢だけどトラウマレベルねこれ。


「ぴぎゃあああああああああ」
半身でのたうつDさんを尻目に私は夢から目覚めたわ
枕元にあったはずのお守りはどこをどんなに探しても見つからなかった・・・


その話をZ丸に話すと
「半身を吹き飛ばした?
やれやれ、威力はおじいちゃんの作った奴の半分ずらか・・・」と呟くZ丸
寺生まれはスゴイ、私は感動を覚えずにはいられなかった。
…なにがすごいって、お守りの件もそうだけど、夢とはいえ知り合いの半身が飛んだ話を平然と聞けるこの子のメンタル、強すぎない…??堕天使ヨハネ、感服… <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2016/12/03(土) 18:46:08.40 ID:b4iFBSoo0<> うーん…夢の話とはいえお姉ちゃんの体飛んじゃった話はルビィも聞いてて微妙な気分でした。
次は千歌さんです! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2016/12/03(土) 18:47:33.94 ID:b4iFBSoo0<> 千歌です。私この前、自転車に乗ってお使いに出かけたんだ?普段どうり国道を走ってるとね、?真っ赤なワンピースを着た綺麗な女の子が眼に映ったの
わ、綺麗な子だな、そう思った瞬間 ?私は海から来たKちゃんにハグされかけた?ソフトをやっていた私はとっさの瞬間受身をとる事ができたんだけど?Kちゃんすっごい寂しい顔してた。?

それから半年たったある日友達のMさんが同じくKちゃんにハグされた
直ぐにホテルに運ばれたが(鼻血)、Mさんに意識は無くしばらく気絶していた(喜びで)
その場で救助に当たった従業員さんの話によるとMさんは
「梨子の同人誌の内容がマニアックすぎてよそ見しちゃったの・・・でもよそ見しててよかった…」
と呟いていたという
私は驚いた。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2016/12/03(土) 18:49:07.82 ID:b4iFBSoo0<> 梨子ちゃんはレズなんじゃないか?
私がそう思っているうちに、またあそこで事件(?)があった。被害者はルビィちゃんだったよね。
話を聞いてみると抱き逃げらしかった
この辺りは見通しがいいにも拘らずそういう事件が多いらしい
私はあの赤いワンピースの子が梨子ちゃん(レズ)だと確信した。後々考えたら全く関係ないけど。


数日後私は部活の後輩H丸ちゃんと一緒にその道を歩いていた
H丸ちゃんは実家がお寺で非常に霊感が強いらしく、私は梨子ちゃんの話をしてみた(霊感関係ないけど)。
「ふーん」っと素っ気なく聞いていたH丸ちゃん。
だが少し歩いてからH丸ちゃんが突然
「梨子さんずら!」と叫んだ。


見ると確かに赤いワンピースを着た梨子ちゃんが道を歩いている!!
「ほんとだ!梨子ちゃんだ!!」
私が叫ぶと「でもそれどころじゃないずら!あの同人誌!!」と正面を指すH丸ちゃん。


見ると顔の抉れた女の子が梨子ちゃんの行く道の方向を狂わそうと、
同人誌の内容を書き換えている所だった!
「後ろ頼んだずら・・・」
H丸ちゃんはそう呟くと両足を踏ん張って狙いを定め、
「ずらぁーーーーー!!」と叫んだ
するとH丸ちゃんの両手から青白い光弾が飛びだし、女の子の霊を吹き飛ばした
「これで安心ずら・・・」そう呟いて片手でのっぽパンに火をつけるH丸ちゃん。炙るんだ…。
寺生まれってスゴイなぁ・・・その時初めてそう思った。
あ、ちなみに梨子ちゃんは壁ドンが好きなだけでそっちの気は無いみたいです。?
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2016/12/03(土) 18:51:29.82 ID:b4iFBSoo0<> うーん…抱き逃げ…確かにあったけど、そんな大事件ではなかったような…むしろ事件って言うのかな。
というか、前半の果南…Kさんの話いらなかったですね。
でも、気にせずふんばルビィ!
次は梨子さんです、深い意味はないですよ…?? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2016/12/03(土) 18:54:19.57 ID:b4iFBSoo0<> なんか、ルビィちゃんの視線が痛いんだけど…どうしてだろう?梨子です。
私、部活仲間8人と海へ行ったんです。
でも、海岸は物凄い人で、とても遊ぶことが出来ず、
私達は目的をドライブ(運転は友達の姉のSさん)に半ば無理やり変更して
海辺の道路をひたすら走っていたんです。


すると友人のYちゃんが「あれ?この辺り人全然いないよ」と言ったの
見てみると確かにこの辺りだけ人がポカンといなくて、9人で遊ぶなら丁度いい広さがあります
浜に降りて、ビーチバレーをしたり砂のお城を作ったりと楽しい時間を過ごしました
するとYちゃんが「私現役水泳部だよ!
あのブイまで泳ぎきったらかき氷おごってね!」と言い出しました。ズルいです。


私達が返事をするより早く海に飛び込むYちゃん
なるほど水泳部だけあってか綺麗な泳ぎでブイまでたどり着くYちゃん
沖で大きく手を振るYちゃん
私達も浅瀬から手を降って返しますが、どうも様子がおかしいんです <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2016/12/03(土) 18:55:25.23 ID:b4iFBSoo0<> 「あれ!?溺れてるんじゃない!?」誰かが叫びました
確かに今にも沈みそうです!私達は急いで救助に向かいました
しかし、水泳部のYちゃんと違い泳ぎの遅い私達(1人を除く)は中々たどり着くことが出来ず
代わりにYちゃんは今にも沈みそうに・・・


「おかしい・・・」
そう思った私は水中に潜りました、するとそこにはYちゃんの身体にしがみ付き、
引き込もうとする黒い影が無数に蠢いていました!!


このままじゃ私達も・・・
そう思った瞬間、大波の向こうにさらに大きな水飛沫が!!
ダイビングショップ生まれで泳ぎの速いKさん…に乗った寺生まれで霊感の強いH丸ちゃんでした!
H丸ちゃんはKさんを華麗に乗りこなしYちゃんを抱き上げるとそのまま波に乗って陸地へ
「ずらぁ!!」
振り返らずにH丸ちゃんが叫んだ
するとKさんが起こした無数の泡がボコボコと集まり浮き輪状に、
私達もそれにつかまって陸までたどり着くことが出来ました。Kさんもかなりすごいです。


「ありがとうH丸ちゃん、でも何でKさんが?」
そう聞いた私にH丸ちゃんは
「なぁに、この辺りは毎年水難事故が起こってるっていわく付きの海岸で、
こんな事もあろうかと話し合ってたずら・・・」
そういいながらYちゃんの胸に手をあて呪文を唱えるH丸ちゃん、
するとYちゃんの口から汚れた水が吐き出されYちゃんは意識を取り戻しました。


「きっと死者が死者を呼ぶ潮の流れなんだろうね、ここは・・・」
海岸線を見つめて呟くH丸ちゃん
顔を赤くしながら
「あ、アイドルやってて水泳忘れてるとか、そんなことないからね!」
と大げさに言い放つYちゃんを見て
寺生まれはスゴイ、私はそう思いました。
ダイビングショップ生まれはもっとスゴイんじゃないかとも思いました。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2016/12/03(土) 18:58:26.88 ID:b4iFBSoo0<> さっきの千歌さんの話で、ちょっと引いてたのが態度に出ちゃったみたいです…。梨子さん、東京行った時も薄い本たくさん買ってました。まぁ趣味は人それぞれですけど…。

果南さん、じゃなかったKさん、いつも濡れてる気がしますけど、もしかして水の能力使いとかそういう類なんでしょうか…??善子ちゃんが聞いたら喜びそうです。

この辺で一旦ルビィの体験談を挟みたいと思います! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2016/12/03(土) 19:00:51.06 ID:b4iFBSoo0<> ルビィです。
数実前に、内浦の海でお姉ちゃんと朝釣りのために
キャンプをしていたときのことなんですけど。
夜中のたき火中に、
「ダレカタスケテエエエエエエエ」と女の子の声が湖の方で聞こえてきて、
もしかして!?と思いながらそちらに目をやると女の子が溺れていました。
びっくりしたと同時に、助けなきゃと思い立ち上がったらお姉ちゃんが
「ちょっと、何するんですの!?」って引き留めるから
「助けなきゃ!」と言い返したら、
「ちょっと冷静になってよく見て見なさい!
これだけ離れていて真っ暗ですのにどうして顔がはっきり見えているんですの!」


するとむこうからすごい速度のアヒルボートが!!
寺生まれで霊感の強いMちゃんでした!Mちゃんは溺れてる女の子の影に向かって
「ずらぁ!!」と叫びました、すると女の子の影はダンスなうダンスなうと悲鳴を上げながら
粉まみれになって陸に吹き飛んできました!
Mちゃんの術、すごいんだろうけどなんていうか微妙です。でも地味に嫌だよね…これ…

「この性格じゃ一緒に海に行く人は姉くらいずら。仲間が欲しかったんだろうね」
Mちゃんははにかみながら「気をつけてね」とだけ残して帰っていきました。
寺生まれってスゴイ、改めてそう思いました。
Mちゃん、さらっとすごい毒吐いてましたけど、ルビィの聞き間違いかも知れません。ちなみに、陸に飛んできた女の子は某アイドルグループSの妹さんです。…やっぱり聞き間違いじゃないかも。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/12/03(土) 19:03:52.84 ID:b4iFBSoo0<> うゅゅ…ルビィはみなさんみたいにお話が上手じゃないので、ちょっと短くなっちゃいました。

Mちゃん、運動苦手って言いながら、アヒルボートであれだけスピードが出るなんて…陸上とかやったらすごいんじゃないかな…。

あ、えっと、聞いてくれてありがとうございます。
次は…えーっと、鞠莉さんです!
残りは3年生だけだね、最後まで頑張ルビィっ♪ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2016/12/03(土) 19:07:15.10 ID:b4iFBSoo0<> ハァイ☆ マリーよ♪
高校2年の10月、私がアメリカの高校で経験した話なのだけれど。

アメリカの学生って、とにかく課題レポートを書かされるの。
もちろんパソコンを使って仕上げるわけで、私の高校には
50台程度のコンピューターが整備されているラボがいくつもあったわ。
学生はここで夜通しレポートをタイピングするわけ。

その日も私は相変わらずレポート作成に忙しかった。
夕食を済ませ、寮から荷物を抱えてコンピューターラボに入り、
パソコンの前に座った。
当時は来る日も来る日も同じような生活で、うんざりだった。

ここのパソコンはインターネットに接続されていた。
その日私が使っていたパソコンは、運悪くも型が古いもので、ウェブブラウザが「モザイク」メインだったの。
おまけに検索エンジンなどは進化しておらず、
URLはもっぱらページ制作者本人から口頭で教えてもらうことが多かった。

その夜、私はいつものようにレポートをしばらく書いていた。
その時、何気なく目をやったパソコンデスクに、鉛筆でURLが書かれていた。
学生がメモ代わりにしたんでしょう。

気分転換にはなるだろうと思い、私はそのURLをブラウザに入力してみた。
しばらくすると画面にはページが現れた。信じられないページだった。
そこには薄暗い部屋で床に血だらけで倒れている男性の写真があった。
(今ではよく見るこのような画像ではあるけどね)
私はこのような残酷な写真に戦慄し、吐き気を催した。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/12/03(土) 19:08:30.51 ID:b4iFBSoo0<> よく見ると、画像の下にはこんな一文が添えられていた。
A guy in Michigan, aged around 30, Killed by me today
間違いない、殺人者が自らの犯罪を自慢するサイトだ。
私は何かとんでもないものを知ってしまったのではと思って、
すぐにラボを飛び出して寮に帰った。
翌日まで誰とも話すことが出来なかった。

次の日の朝。私は再度ラボに出向いた。
そして、昨日のウェブサイトが気のせいであることを信じてURLを開く。
現れたのは同じく薄暗い部屋の画像だった。
しかし、今回は床に倒れているのが
丸裸で仰向けになっている女性だ。左乳房に大きなナイフが刺さっている。
口、鼻、耳から血が流れている。

写真の下にはまたも一文が添えられていた。
A bitch in Michigan, aged around 30, Killed by me today

すぐに私は事務所に行き、警備員に相談した。
しかし、まだあまりネットでの事件などがなかった頃。
「ウェブで殺人者が犠牲者の画像ファイルを掲載している」といっても、
うまく理解してもらえない。
それに恥ずかしい話だけど私の稚拙な語彙力も足かせになって、取り合ってもらえなかったの。

恐怖と好奇心が一緒になった独特の心境でもう一度ラボに戻り、
そのウェブサイトのURLを入力してみた。

すると、その日数時間前まであった画像はすでになくなっていた。
その代わりに、なぜか私の住所と電話番号が書かれていた。
その後にメッセージが一文。

「You are the next star on my Web.」

あまりの恐怖に私は声すら出せなかった
なぜなら私の後ろにいつのまにか見知らぬ男が立っていたから。
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/12/03(土) 19:09:24.67 ID:b4iFBSoo0<> 「ABU! NAI! ZURA!」
その時だった、いきなり別の見知らぬ女の子が窓を蹴破り部屋に侵入してきたの。

「SYOW TAI MISE RO !! ZURA!! ZURAAAAAA!!!」
その女の子は明らかに日本語なのに無理して英語っぽく喋っていた。
痛々しかったけど、その女の子が気合を入れた瞬間、私の後ろの気配が爆発するように消えた。

「ダイジョウブデ〜スカ〜?アノサイト トテモアーブナイズラー」
聞くとその女の子はH丸というらしく、日本のお寺の孫らしい。
わざわざ日本から怪しい気配を嗅ぎ付けて助けにきてくれたそうよ。
寺生まれってやっぱり英語苦手なんだなあと思った。

まぁ、向こうはこのこと覚えてないみたいだけど。かっこいい先輩でいたいから、取り乱しちゃったあの日の事は内緒♪ <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/12/03(土) 19:12:10.11 ID:b4iFBSoo0<> やっぱり鞠莉さんはお話が上手です…。引き込まれるような魅力がありますよね!
鞠莉さんとMちゃんが出会っていたのは意外ですが、それ以前に、Mちゃん、窓を蹴破るなんて、もう運動オンチを名乗ってはいけないんじゃないでしょうか…。
あ、次は果南さんです!果南さんは、忙しくて直接お話が聞けなかったので、お手紙でお願いしました。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/12/03(土) 19:13:06.68 ID:b4iFBSoo0<> やっほ、果南だよ。なんかMに対する体験談?みたいなの書けってル…Rに言われたから書きます。
私は学校までは船とバスで通ってるんだ。
家までの道にトンネルがあるんだけど、
その日は部活とかダイヤの手伝いで遅くなっちゃって夜の11時位にそのトンネルを通りがかった。
そしたらトンネルのはじっこを男が歩いてるの。


歩行者用の道なんて無いから思いきり車道だし、時間も時間。
ちょっと気になって見てた。
進行方向は同じだったから、始めはその人の後ろ姿を見たわけ。
だんだん近付くにつれて、異様な事に気付いたんだ。
時期は冬だし外は寒い。
なのにその人は半そで、短パン。
別にランニングしてるようでもなかった。
一番気になったのが、その人、足が長いんだ。
いやもうモデルとか余裕じゃんってレベル。


(うわー、気味悪いなあ…)


まあ深夜にそんな人見たら誰だって嫌だよね。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/12/03(土) 19:14:01.95 ID:b4iFBSoo0<> 私はあまり見ないようにしてバスの中で本の続きを読んでた。
んで、通りすぎた後にチラっとバックミラー見たの。
ここからはお約束。


も の す ご い 勢 い で 走 っ て 追 い か け て き て た 。

目は今にも飛び出すんじゃないかって位ひん剥いて、
狂ったように腕を振ってる。
まあバックミラーでカオが見えるくらいだから、すぐそこまで迫ってたんだろうな。
私は気が動転して、運転手さんに「スピード出して!!」とか言っちゃって。タクシーでもあるまいし。でも運転手さんも私の気迫に押されたみたいで、ちょっとだけスピード上げてくれて。
結構なスピードで飛ばして逃げた。
しばらく走るとどうやら振り切ったっぽい。
家も近くなってきて、だんだん落ち着いてきた。
疲れてたし見間違いだろうってね。
次の角を曲がると家・・・だったんだけど
その角を曲がった瞬間信じられないものを見た。


船着場にあの男がいる!


私はバスだし港に着くまでには当然最短ルートを通ってる。
私より先に家に着くなんてありえない。第一なんで私が船乗るって知ってるのさ!


怖くなった私は朝までコンビニに居ようと思った。
でもここで降りたら鉢合わせちゃうし、でもコンビニ近くにバス停ないし…
ここで降りてコンビニまで歩こうと思った。
それがいけなかったんだ・・・
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/12/03(土) 19:15:21.41 ID:b4iFBSoo0<> ちょうど男の前を通り過ぎようとした時だった。


「みつけた」と言う声がした。
実際には「アイファインド」だったんだけど。

目の前には男のカオがあった。
深夜で街灯の明かりだけなのに男のカオはハッキリ見えた。
肌真っ白だった。


両の眼は、まるでカラーコンタクトを入れた様にグレーだった。
男はニヤリと笑い、こういった


「ムスメがセワになってマァス」・・・。


男のカオはますます私に近づいてくる。


「おヒサシブリデェス…オボエテマスカァ…?」
聞いたことのある声、昔あったことがある幼馴染みの父Oさんだ。


Oさんは私に深々と頭を下げると、私が1人でいることに気づいて
「ムカエを呼びマァス」と言ってくれた
するとOさんはどこかへ連絡をして、しばらくするとプライベートヘリが飛んできた。


「なんであんな所に?」
「マリーと喧嘩して追い出されマシタァ…今晩眠る場所も無くサマヨッテいたところ果南サンが見えたノデ…」
そう呟いて片手でタバコに火をつけるOさん。
オーナーが追い出されるんだ…まr…Mってすごい…その時初めてそう思った。ヘリで送ってもらって助かっちゃった。



あれ、これM違いじゃんか。まぁいっか。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2016/12/03(土) 19:17:28.76 ID:b4iFBSoo0<> お手紙に『Mちゃんについてのエピソードをお願いします』とだけ書いたのが間違いだったなぁ…違うMちゃんの、それもお父さんのお話が聞けちゃいました。
えっと…娘の友達の姿を見かけただけでバスを追いかけてくるのもそれはそれで怖いような…親子揃って果南さんが大好きなのかな。
最後はお姉ちゃんです! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2016/12/03(土) 19:19:26.26 ID:b4iFBSoo0<> トリは私ですのね…。鞠莉さんの後というのは癪ですけれど…まぁいいですわ。
生徒会室で…内緒で猫を飼っていたのです。…ええそうですわ、確かに鞠莉さんのアザラシの件は注意しましたけど、これには深い事情が…コホン、それはとにかく。その猫についての話です。??飼っていたのはシャム猫。正確には、生徒会室にずっといたわけではなく、たまにふらっと帰ってきた時に私が餌を与えていたのですけれど。?元々は、お父様のご友人が飼われていた猫でしたが、そのご友人は仕事の都合で海外に行くことになったらしく、?「この猫を私と思ってしばらく面倒を見てやってくれ」と押しつけられたらしいです。しかし、お父様も多忙の身、ペットに構っているわけにもいかず、私が預かっていたのです。??私が生徒会長になった時、1人で仕事をするのに退屈でしたので、家からこっそり連れてきたのが始まりでしたわ。?お夜食に頼んだピザが来るまでの間、?私はパソコンで書類関係の仕事をしていましたの。?その時、シャムがデスクの上に乗ってきましたわ。??「ほら、邪魔ですわよ」と私が言った瞬間、キーを操作していた私の手に激痛が!?シャムが突然、噛みついてきたのです!?甘噛みではない、本気で肉を食い千切るような噛み方!?というより、肉が一部裂けましたわ! ピュゥッと血が吹き出ていますし!??「きゃっ!」と声を上げた瞬間、またも激痛!?腕に牙を立てながら、思いっきり爪を立てています!?私は思い切り腕を振り上げてシャムを投げてしまいました。??しかし、シャムは身を翻して再び立って襲う構えを見せます。?「シャアアアあああああああああああーーーーーーーー!」?シャムの鳴き声が徐々に変化してきましたわ。まるで、人間の泣き声のように!?こんな大きな声なのに周りの生徒や先生方は全く気付いていないようです。??よく見るとシャムの影が大きくなり、人の形になってきていましたの。?そして、下顎が外れそうなくらいに口をあけ、何かに狙いをさだめた様です。?おそらくは私の首筋・・・逃げなくては!しかし体が動かない!!? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/12/03(土) 19:24:58.59 ID:XRMZQsKSO<> シュレディンガー <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2016/12/03(土) 19:49:02.51 ID:b4iFBSoo0<> ≫11が見えにくかったので修正
トリは私ですのね…。鞠莉さんの後というのは癪ですけれど…まぁいいですわ。
生徒会室で…内緒で猫を飼っていたのです。
…ええそうですわ、確かに鞠莉さんのアザラシの件は注意しましたけど、これには深い事情が…コホン、それはとにかく。
その猫についての話です。??飼っていたのはシャム猫。
正確には、生徒会室にずっといたわけではなく、たまにふらっと帰ってきた時に私が餌を与えていたのですけれど。?
元々は、お父様のご友人が飼われていた猫でしたが、そのご友人は仕事の都合で海外に行くことになったらしく、?「この猫を私と思ってしばらく面倒を見てやってくれ」と押しつけられたらしいです。
しかし、お父様も多忙の身、ペットに構っているわけにもいかず、私が預かっていたのです。??
私が生徒会長になった時、1人で仕事をするのに退屈でしたので、家からこっそり連れてきたのが始まりでしたわ。?
お夜食に頼んだピザが来る間、?私はパソコンで書類関係の仕事をしていましたの。?
その時、シャムがコピー機の上に乗ってきましたわ。??「ほら、邪魔ですわよ」と私が言った瞬間、キーを操作していた私の手に激痛が!?シャムが突然、噛みついてきたのです!?
甘噛みではない、本気で肉を食い千切るような噛み方!?というより、肉が一部裂けましたわ! 
ピュゥッと血が吹き出ていますし!??「きゃっ!」と声を上げた瞬間、またも激痛!?腕に牙を立てながら、思いっきり爪を立てています!?
私は思い切り腕を振り上げてシャムを投げてしまいました。??
しかし、シャムは身を翻して再び立って襲う構えを見せます。?「シャアアアあああああああああああーーーーーーーー!」
?シャムの鳴き声が徐々に変化してきましたわ。
まるで、人間の泣き声のように!?
こんな大きな声なのに周りの生徒や先生方は全く気付いていないようです。??
よく見るとシャムの影が大きくなり、人の形になってきていましたの。?
そして、下顎が外れそうなくらいに口をあけ、何かに狙いをさだめた様です。
?おそらくは私の首筋・・・逃げなくては!しかし体が動かない!!? <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2016/12/03(土) 19:50:38.87 ID:b4iFBSoo0<> わあ!ご、ごめんなさい…
昨日マルちゃんに借りた本読んでたら変なこと書いちゃいました…。
つ、続きをどうぞ!! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2016/12/03(土) 19:52:15.00 ID:b4iFBSoo0<> わあ!ご、ごめんなさい…
昨日マルちゃんに借りた本読んでたら変なこと書いちゃいました…。
つ、続きをどうぞ!! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2016/12/03(土) 19:54:04.48 ID:b4iFBSoo0<> わあ!ご、ごめんなさい…
昨日マルちゃんに借りた本読んでたら変なこと書いちゃいました…
つ、続きをどうぞ! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2016/12/03(土) 19:56:48.05 ID:b4iFBSoo0<> ど、動揺して3回も書いちゃいました…。
うぅ…レスの付け方も分からないし、ルビィ挫けそう…。
でも、めげずにふんばルビィ!!
今度こそ、続きです! <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2016/12/03(土) 19:58:35.06 ID:b4iFBSoo0<> 「そこまでずら」?

聞いたことのある声、寺生まれで霊感の強いH丸さんですわ?
H丸さんは私とシャムの間に立つと、あるものを振り回しました・・・
??”ねこじゃらし”ですわ!??
シャムがねこじゃらしに飛び掛った瞬間、H丸さんが
「ずらぁ!!」と叫びました。?
するとねこじゃらしが光り、シャムの影を引き裂いてゆきます!
??ついにシャムの影はもとの猫の影となりました?
その瞬間シャムの首輪がパァンと弾けましたわ。

?「この首輪に念を込めてたんだね」?

シャムは人?が変わった様に大人しくなっていました。

??「なんでH丸さんがここにいるんですの?」?

「テリヤキコンビとあつあつグラタンピザですね」?

寺生まれはスゴイ、私はピザを頬張りながら思いましたわ。




…え?善子さんの夢??…何の話か分かりませんわ。

(妙に体が痛いと思ったあの日は、おそらく花…H丸さんのお守りが効いたのでしょうね)
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2016/12/03(土) 20:02:09.04 ID:b4iFBSoo0<> うぅ…なんかハテナが多くて変な感じ…。
これじゃあまたお姉ちゃん、ポンコツって言われちゃいます。
うゅ…なんか締まらないけど…

あ、生徒会室で猫を飼ってたのは知ってるよ!
でも、今はお父さんのお友達の所に帰ってるんです。
その人は名前も知らないけど、そういえば脚が長くてダンディーな外国人さんだったなぁ…。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2016/12/03(土) 20:04:50.60 ID:b4iFBSoo0<> ルビィ「ふぅ…やっと全員聞き終わった…」

一部(特にお姉ちゃん)問題はありましたけど、何にせよ、これで全員分集まりました!
名付けて『浦女の七不思議』!
…あれ、でも8つだ…じゃあ『浦女の八不思議』ですね!
あとはこれを印刷して、ファイリングして、部室にこっそり置いときます。…Mちゃんがいつか気づいて、ビックリするように。

これを通して、ルビィが言いたかったこと、ですけど。
Mちゃん、機械オンチで、運動もあまり得意じゃないって自分で言ってるけど、ほんとはすごい力を持ってるんです。でも、大事なのはそこじゃなくて。
困ってる人がいたら、迷わず助けに来てくれるMちゃん、ルビィはすごくカッコイイって思うんです。悪霊だって、成仏させて助けてあげるし、そんなMちゃんが、ルビィも、Aqoursのみんなも大好きっていう、そんなお話ですっ!
というわけで、ルビィのお話は終わりです…あ、間違えた、終わルビィ!!


終わり <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga sage<>2016/12/03(土) 20:07:11.47 ID:b4iFBSoo0<> トラブルありましたが終わりです。

初めての書き込みで、途中でページが変わると知らず連投してしまったり、sagaの入れ忘れで哲学のお話になっちゃったりして大変でした…。

拙い内容でしたが、最後まで見てくださった方、ありがとうございました。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2016/12/04(日) 22:56:19.15 ID:1YT5NQru0<> 乙 <>