◆Q/Ox.g8wNA<>sage saga<>2016/12/09(金) 09:04:17.32 ID:56gOTQWi0<>【モバマス??×王様の仕立て屋SS】
モバマス風世界観と王様の仕立て屋のクロスSSです。
何かどこかで見たような日本人がイタリア人として登場しますが、
王様の仕立て屋では良くある事。
その辺が閲覧注意です。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1481241857
<> シンデレラの仕立て屋 〜 フィオリ・ディ・ジラソーレ 〜 【クロスSS】
◆Q/Ox.g8wNA<>sage saga<>2016/12/09(金) 09:11:09.17 ID:56gOTQWi0<> 【ナポリ 表通り】
アンナ「職人さんに下職のお願いに行ったら、すっかり遅くなっちゃった…」
アンナ「裏道程じゃないけど、この辺もあんまり治安良くないってモニカも言ってたし、早く会社に戻らないと……」
アンナ「そう言えば、今何時くらいなのかな…」(腕時計見ながら歩き)
ドンッ!!
アンナ(きゃっ! 余所見してたら、人と……)
アンナ「あ、あの…申し訳ありま」(深々と頭を下げ、相手の顔を見て絶句)
??「いえ……、此方こそ考え事をしながら歩いていて……、誠に申し訳ありません…」(重低音ボイス)
アンナ(190cmは有ろうかと言う巨漢、黒いスーツ、黒いネクタイ…、何よりこの鋭い眼光…っ)
??(身長差でアンナをギロリと見降ろしている)
アンナ(マフィアだーッ!間違いない!! い、因縁付けられて、神様の目の届かない所に売り飛ばされるッーー!?)
??「あの……」
アンナ「し、失礼しました!! わ、私急ぎますので、コレで!!」(ペコリと礼をして、一目散に逃げさる)
??「あ、あのっ!!」
<>
◆Q/Ox.g8wNA<>sage saga<>2016/12/09(金) 09:11:43.83 ID:56gOTQWi0<> アンナ(全力で走りきって立ち止まり)「ふう、危ない所だった…。もう二度とお日様を眺められないんじゃないかと…」
アンナ「此処まで走れば流石に大丈夫よね…w」(ハァハァと息を整えながら後ろを振り向く)
(明らかにアンナを先程のマフィア風の男性が、小走りで追い掛けて来る)
アンナ「 」
アンナ「な、なんでーっ!? 私なんて会社で一番ちんちくりんなのにーっ!!
追い掛けてまでっ!?」(再度、全力疾走しながら)
アンナ「そう言うのが趣味? 趣味なの?? マンマ、マンマーッツ!!」(泣)
=ジラソーレナポリ支店=
(半泣きになりながらアンナが社内に駆け込んで来る)
ソフィア「あらアンナ、おかえり……って」
モニカ「ちょ、ちょっと!一体、どうしたの??アンナ!!」
アンナ(二人に抱き止められながら、息も絶え絶えに)「マフィアが…、道でぶつかって…、
逃げたら追い掛けて来て……」ゼェゼェ
モニカ「ま、マフィア??」
(その瞬間、社内に駆け込んで来る、鋭い目付きで黒いスーツの巨漢)
ソフィア「 」
モニカ「 」
アンナ「来たーーっ!!」(泣)
<>
◆Q/Ox.g8wNA<>sage saga<>2016/12/09(金) 09:12:13.79 ID:56gOTQWi0<> ??「あの……」
ソフィア「ちょ、ちょっと!貴方、アンナに何の用が有って付け回すのっ??
許可も無いのに社内に立ち入るなら、警備を呼ぶわよっ!? 」
モニカ「 抵抗するなら裏道で覚えた喧嘩殺法が火を噴くぞ!!
ちょっとうすらデカイからって舐めんなよーっ!?」アチョーッ
モニカ(二人の背後に隠れ、怯えた様に成り行きを見てる)
??(困った様に首に手を置き)あの…そちらの女性が私とぶつかった時にコレを落としたので…、
その……(遠慮がちにモニカの携帯差し出す)
ソフィア「え」
モニカ「え」
アンナ「え、え、えっ?」 (慌てて荷物確認)
??(困った様に頭を掻き)
<>
◆Q/Ox.g8wNA<>sage saga<>2016/12/09(金) 09:12:43.78 ID:56gOTQWi0<> ユーリア「本っっつつ当に!申し訳ありませんでしたっつ!!」(深々と頭を下げ)
ソフィア(正座)
モニカ(正座)
アンナ(正座)
「「「申し訳ありませんでした!!」」」(土下座)
??「いえ……お気になさらず…、慣れていますから…悲しい事に…」
ユーリア「いえいえ!! 取引先の連絡先が大量に入った端末を落としただけでもコトですのに、
其れを届けてくれた大恩人を事もあろうに恫喝するなんて!!
このっこのっ!! バカタリどもっ!!」(正座で痺れた三人の足、ツンツン)
ソフィア「あーっッ!社長!!や、やめて…っ!!」(悶え)
モニカ「ごめんなさい!マジでごめんなさい!!」(プルプル)
アンナ「反省してます!反省してますっ!!」(ジタバタ)
??「あの…もうその辺で……」
ユーリア「ふう…、申し遅れました。私は当社、ジラソーレの社長をしております、ユーリア、ペルッツィと申します。
今回は当社の社員が大変失礼しました」(外向き様の顔で礼)
??「これはご丁寧に…、私はこう言う者です」(両手で丁寧に名刺差し出す)
ユーリア「ミシーロプロダクションのプロデューサー…、タケウチーノさんですか…」
(身を乗り出し)
モニカ「ミシーロプロ?? ミラノの超大手の芸能プロダクションじゃん!!」
アンナ「あの100人以上アイドル抱えてるって言う??」
ユーリア(上客っ!!)ギュピーン
ソフィア「確か、パリでモデルやってた時のモデル友達のアチェロが、
今、モデル辞めてミシーロからアイドルデビューしたって聞いたけど…」
タケウチーノ(イタリア人です)「アチェロさんを御存知でしたか…、
いまではウチの看板アイドルとして大活躍して頂いておりますよ」
ソフィア「そうですか! いやー、元気そうで何よりで
ユーリア「だ、れ、が、足崩して良いって言った・・・??」グリグリ
ソフィア「しゃ、社長ーっ!!後生ーっ!!」(ビリビリ)
<>
◆Q/Ox.g8wNA<>sage saga<>2016/12/09(金) 09:13:17.14 ID:56gOTQWi0<> ユーリア「さて…、こんな事が有りましたが、何卒今後とも当社を宜しくお願いしますね??
服を新調なさいます時は、当社に声をかけていただければ、今回のお詫びも含めて、
お値段の方も勉強させて頂きますので…」(むっちゃ笑顔)
タケウチーノ「服…そうですか…、ジラソーレさんでは紳士服も扱ってらっしゃるんですよね??」
ユーリア「はい、そちらの方にも大変力を入れておりますので…」
タケウチーノ「丁度良かった…、と言っては何なのですが…、服の事で相談したい事が有るのですが……」
ユーリア「はい??」
【翌日、ジラソーレ ナポリ支店】
タケウチーノ「紹介いたします、私がプロデュースしている当社のアイドル【ヌオーヴォ・ジェネラッツィオーニ】のメンバー、
右からリーンさん、アプリーレさん、ミオーラさんです」
リーン「リーンです…」
アプリーレ「はじめまして!アプリーレといいます!あ、あの、宜しくお願いします!!」
ミオーラ「ミオーラだよ!よろしくね!!」
(全員イタリア人です)
アンナ「わぁ…凄い…本物の人気アイドル、ヌオーヴォ・ジェネラッツィオーニだ…」ヒソヒソ
モニカ「ねね、サインって貰えないかな??」ヒソヒソ
ユーリア(ジロリ)
アンナ・モニカ (うへっ)
<>
◆Q/Ox.g8wNA<>sage saga<>2016/12/09(金) 09:13:50.65 ID:56gOTQWi0<> ユーリア(コホン)御活躍はテレビ等で拝見しております…が、本日は当社になんの御用で…??」
タケウチーノ「はい…お陰様で、我が社のヌオーヴォ・ジェネラッツィオーニは大人気で、
この度、社の方でもイタリアだけに留まらず、世界に打って出る為、ワールドツアーの企画が持ち上がりまして…」
ユーリア「それは素晴らしい!! おめでとうございます」
タケウチーノ「はい…めでたい話、では有るのですが…、一つ問題が持ち上がりまして…」
ユーリア「問題??」
タケウチーノ「ええ、メンバーのお一人、リーンさんのお父様が大変厳しいお方で、
アイドル活動だけでも罷り成らんのに、年頃の娘を目の届かん所に泊められるか、と、
泊まりの仕事を許して頂けていないのです…」
ユーリア「あら、まぁ…」
タケウチーノ「それでも何とか国内日帰りの仕事を積み重ねて此処まで来たのですが、世界ツアーともなると、そうも行かず…」
リーン「いつも本当ゴメン……」
アプリーレ「やめてください、リーンちゃん、私達なら大丈夫ですから!!」
ミオーラ「そうだよ、リーン、ウチだって似たようなもんだし、気にしちゃダメだよ!!」
タケウチーノ「それで、リーンさんのご実家に説得に伺ったのですが、私を一目見るなり、門前払いをくらいまして…」
リーン「プロデューサーが悪いんじゃないよ!!お父さん、誰が来ても断るつもりだったんだよ!!」
タケウチーノ「……そうだったら良かったのですが…、
実はリーンさんのお父様の説得に成功しそうな人が居るんですよ…、リーンさん…」
リーン「えっ…誰…??」
タケウチーノ「モーバ先輩(イタリア人です)です…」
リーン「モーバプロデューサーが……」
<>
◆Q/Ox.g8wNA<>sage saga<>2016/12/09(金) 09:14:23.94 ID:56gOTQWi0<> ユーリア「あの…そのモーバさんと言うお方は一体??」
タケウチーノ「はい、私の先輩プロデューサーで、ミシーロプロ切っての敏腕プロデューサーです」
タケウチーノ「当社の百数十人のアイドルのほとんどをスカウトして、
また現在もそのほとんどのアイドルをプロデュースしていると言う、業界でも伝説的なプロデューサーです…」
ユーリア「人間に出来るんですか、ソレ…」
タケウチーノ「何でも、栄養ドリンク一つで体力が全快する特殊体質の持ち主らしく…」
ユーリア「は、はぁ…」(そのドリンクが怪しいな…)
タケウチーノ「私の目標でもある先輩なのですが、そのモーバ先輩がリーンさんのお父様から好感触を頂いたそうで…」
ユーリア「なるほど、でも、それならばタケウチーノさんは残念でしたが、ミシーロプロとしては何の問題も無いのでは??」
タケウチーノ「それが…、モーバ先輩が許可を貰ったのは、あくまでモーバ先輩がプロデュースしている、
プロジェット・コロナと言うユニットの参加だけだったんです…」
リーン「うん…、私、上の指示でコロナと掛け持ちしてるから…」
ユーリア「なるほど」
タケウチーノ「モーバ先輩が出て来たのは、プロジェット・コロナの方も、世界ツアーの企画が持ち上がりつつあるからでしょう…、
このままでは問題を抱える我々の計画を凍結して、そちらの方が優先されるかもしれません…」
アプリーレ「そんな…」
ミオーラ「ええー…マジかー……」
リーン「そんな事になったら…私…私……」
ユーリア(思ったより大事だった)
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◆Q/Ox.g8wNA<>sage saga<>2016/12/09(金) 09:14:55.03 ID:56gOTQWi0<> アプリーレ「でも何でモーバさんが成功してプロデューサーがダメだったんでしょうか……??」
アンナ「確かに…??」
ミオーラ「言っちゃあなんだけど、プロデューサーはこの見た目(高身長、強面)に威圧感たっぷりの黒スーツだしねぇ…
慣れれば平気だけど、初対面はイマイチ厳しいんじゃないかな??」
モニカ「うーん、確かに。 私らもマフィアと勘違いしちゃったしねぇ…」
リーン「せめて服装だけでも明るくすれば、お父さんの態度も軟化するんじゃないか…って思う…」
タケウチーノ「はい…私も同じ結論に達しまして、今日、此処に……」
ソフィア「なるほど、それでウチに服の相談に…」
ユーリア「お話は良く分かりました! 任せてください!!当社を挙げてご協力をお約束します!!」(上客、上客♪)
タケウチーノ「ほ、本当ですか!?ありがとうございます!!」
ユーリア「それでどういった方面のファッションがご希望でしょうか??
なるべくそれに沿ったコーディネートにしたいと思いますが…」
タケウチーノ「それが…大学を出てから、仕事仕事でスーツを一本でやってきたもので……
、普段着にはあまり……」
アプリーラ「私たちも男性にアドバイスできるような知識はちょっと……」
ミオーラ「十代の女の子のファッションなら自信あるけど、プロデューサーに着てもらう訳にはいかないしねぇ」
リーン「…やめてよこんな時に…、少し想像しちゃったじゃない…」
ユーリア「んー…困りましたねぇ……
せめて、説得に成功したというモーバさんの着こなしが分かれば参考になるんですが……」
リーン「あ、私、モーバさんの画像スマホに入ってるよ!!」
ユーリア「本当??それが分かれば大分助かるわ!!」
リーン「確かコロナのライブの打ち上げの時の集合写真の脇に……ほら、この人です!!」
ユーリア「どれどれ」
アンナ「まぁ、イケメン」
モニカ「着こなしもしっかりしてるねぇ、パリのリヴァルの最新モード服だね、コレ」
ソフィア「コレで敏腕って言われるくらい仕事出来て、プロデューサーで稼いでるって、相当モテるでしょうね、この人…。
そりゃ100人スカウト出来る訳だ…」
<>
◆Q/Ox.g8wNA<>sage saga<>2016/12/09(金) 09:15:46.16 ID:56gOTQWi0<>
ユーリア「とにかく方向性は決まったわね、最新のモード服でコーディネートするわよ!
モニカは採寸!! アンナはフィレンツェ支店に最新のモードの在庫を確認して!!」
アンナ・モニカ「了解です!!」
ユーリア「ご安心ください、当社のモード服も決してリヴァルには劣らないと確信しております。
必ずお役に立ってみせますよ」
タケウチーノ「ありがとうございます!!なんといって良いやら…」
ユーリア「おっほっほ、良いんですよ、これからも当社を宜しくお願い申しますね??」(得意顔)
【更に後日】
タケウチーノ「せ、説得…大失敗致しました…」
ユーリア「えーっ!!??」
タケウチーノ「むしろ前回より反応悪く…、
『何遍も来られてうっとおしいのに、そんなチャラチャラした格好、バカにしとるのか!!』
と、大変お怒りで……」
ユーリア(冷や汗ダラダラ)
アプリ―ラ「こう言っては何ですけど、あのモード服、プロデューサーさんに似合ってませんでしたよね…、
何時ものスーツの方が似合ってました」
ミオーラ「何時もはマフィアみたいだけど、あれじゃあチンピラみたいだしねー…、
モトーレのプロデューサーがあんな感じだよね」
リーン「服は良かったよね、服は。 顔に合ってないんだよ、きっと…」
アンナ(うわー、めっちゃ酷評)
モニカ(確かにどうかとは思った)
ソフィア(止めたんだけど、社長のリヴァルに対する対抗意識が出ちゃったんだよねー…、悪い癖だよ)
タケウチ―ノ「と、いう訳で、この服はお返ししますね…」
ユーリア「も、申し訳ありません…、何と言ってお詫びすれば良いのやら……。
あの…大変聞きづらいのですが、コレからどうするおつもりでしょうか…??」
タケウチ―ノ「失敗こそしましたが、説得を諦める訳にはいきません…。
ジラソーレさんでダメなら、いっそパリのリヴァルまで行って相談してみようかと…」
ユーリア「そ、それだけはお待ちを!!ウチでどうしようも無くてリヴァルに行った、なんて事をあの器のデカさ
四畳半のアランに知られたら、話を面白可笑しく作られて、七つの大陸にまで響き渡ってしまいます!!
しょれだけはどうがごがんべんををををっつつ!!」(半泣き)
タケウチ―ノ「…と、言われましても…(汗)ウチの方にも事情と言う物が……」(不安げなリーン達をチラリと見て)
<>
◆Q/Ox.g8wNA<>sage saga<>2016/12/09(金) 09:16:15.77 ID:56gOTQWi0<> コンスタンツェ「あの…社長……」
ユーリア「何!? 今、メッチャ立て込んでるから後にして!!」
コンスタンツェ「と、言われましても…、お客様のタケウチーノ様にご用のある方がいらしているのですが……」(困り顔)
タケウチーノ「私に??」
モーバ「よう、タケウチーノ、こんな所に居たのか、探したぞ!?」
タケウチーノ「モーバ先輩??どうして此処に!?」
モーバ「いやね、本当はコロナのツアーの事でリーンちゃんにスケジュールの件で聞きたい事が有って来たんだがな??」
モーバ「お前が随分愉快な格好でリーンちゃんの親父さんにドヤされたってチヒーロ(イタリア人です)さんが言うから、
様子見に来たってのも有るなww」」
モーバ「そしたら驚いたね!この店、美人の巣窟じゃないか。こんないい店隠すなんてお前も人が悪いな、
そう思いませんか?? 美しいシニョリータ??」
コンスタンツェ「あ、あはは……」(困り顔で愛想笑い)
リーン「モーバさん!!」
モーバ「お、リーンちゃん、親父さんから許可貰えそうだよ。コロナの世界ツアーの件、進めちゃって良いかな??」
リーン「やめて。 コロナのメンバーの皆も大事だけど、こっちの方が予定は先なの。
アプリーレとミオーラを置いてなんていけない。」
アプリーレ「リーンちゃん……」
ミオーラ「リーン……」
モーバ「んー……、そうは言うけどさ、タケウチーノは親父さんに許しすら得られてないじゃん??
流石に未成年を親の許可なしに海外に連れ出すのは問題だし、実際問題厳しくない??」
リーン「そんな事ない!! プロデューサーは最後にはお父さんを説得できるって!
私達三人を世界に連れてってくれるって、私、信じてる!!」
タケウチーノ「リーンさん……」
<>
◆Q/Ox.g8wNA<>sage saga<>2016/12/09(金) 09:16:42.95 ID:56gOTQWi0<> モーバ「……………」
モーバ「……あーっ…、たくッ!!」(頭掻き)
モーバ「おい!タケウチーノ!!お前、自分のアイドルに此処まで言われてんだ!
親父さん説得する自信はあるんだろうな!?」
タケウチーノ「は?は、はい!!必ず!!この身に変えてでもっ!!」
モーバ「…よし、じゃあ、ヒントだ。お前、俺の真似してモード服で行ったらしいけど、それじゃあダメだ。
俺も最初はドヤされたからな、チャラチャラしてんな、って」
タケウチーノ「そ、そうだったんですか??」
モーバ「まあ、俺は自慢の話術と溢れる笑顔で信頼を勝ち取った訳だがな。……お前は口下手だしな……、
ちょっと笑ってみ??」
タケウチーノ「は、はい。こ、こうでしょうか……??」(不気味な薄ら笑いニャア・・・)
その場全員(うわぁ………)
モーバ「……どっちも無理そうだが、精々頑張るんだな。あんまりゆっくりしてると俺はともかく、
上は我慢してくれねーぞ??」
タケウチーノ「は、はい……。精進します…」
モーバ「じゃぁな、リーンちゃん、話はまた、今度」
リーン「はい…、ありがとうございます……」
モーバ (手をヒラヒラさせて去っていく)
<>
◆Q/Ox.g8wNA<>sage saga<>2016/12/09(金) 09:17:30.45 ID:56gOTQWi0<>
ユーリア「最初はどうなるかと思ってけど、意外とジェントルね。」
モニカ「ありゃ敏腕なのも分かるわ。余裕があるよね」
アンナ「こっちサイドは全然余裕無いですけどね……」
ユーリア「そうだった。何も解決してない!!」
タケウチーノ「単純にモード服なら良いわけでは無かった…。それなら一体どうすれば…」(頭抱えて)
ユーリア「分かりました!!キッチリした服にすれば良いんですよ!?
生地代全部ウチ持ちでパターンオーダーでカチッとしたスーツを仕立てれば…!!」
アプリーレ「……でも、それじゃ前と変わらなくありませんか??」
ユーリア「 」
ミオーラ「前のスーツも結構イイ奴なんでしょ??プロデューサー??」
タケウチ―ノ「ええ…、イギリス支社に居た時に張り切ってサヴィル・ロウの名店で仕立てました。生地も上等です…」
ユーリア「 」
リーン「今更同じ様なスーツ作ったって、あのお父さんが話聞くとは思えないんだけど……」
ユーリア「 」
ソフィア「八方塞がりですね……」
<>
◆Q/Ox.g8wNA<>sage saga<>2016/12/09(金) 09:18:06.66 ID:56gOTQWi0<> ユーリア「さ…」
モニカ「さ??」
ユーリア「最高級生地で作れば文句ないでしょおおおおお!?スーパー200s位のさぁああああ!!
お貴族様が頼むような奴でさあああぁぁぁ!! 全部ウチが持つからさぁあああああ!!!」
モニカ「ギャァー!!社長がキレたぁあああ!!」
ソフィア「マリエッタ呼んできて!!早く!!」
アンナ「ダメ!!アメリカ支社に出張中ッ!!!!」(泣)
ユーリア「値段んんん!!?? そんなの気にしなくていいからさあああぁぁぁ!!
パーッと使いなさい!!パーッとおおおおぉおお!!
ジラソーレの心意気をその頑固親父に見せつけてやるんじゃぁあああああ!!!」
モニカ「お、大暴れだ……」
ソフィア「あああ、もう収集つかない…。」
???「そいつぁ止めた方がいいな」
全員「!!!!????」
織部「高級生地を軽々しく扱うのは前に伯爵に軽く釘を刺されたろ??三十年早いって。
万一しくじったら、それこそナポリのお天道様の下ぁ、二度と歩けなくなるぞ??」
織部「他にも遣り様が有るのに、そんな無茶するこったねぇだろ」
モニカ「オリベ!!」
ソフィア「良かった!!社長を止めてくれそうな人が居た!!」
ユーリア「……あんた、どうして此処に?? 自分のサルトを開業したんじゃないの!?」
織部「どっかの誰かさんが捻じ込んだ無茶なスケジュールの穴埋めに、
サルトの留守番を弟子と居候に任せて下職のバイトだよ、お陰様で」
織部「ナポリの職人さん達は残業効かねぇからなぁ」
ユーリア「そ、そうだったわね、ゴメン……。 でも、聞かせて頂戴、他にも遣り様が有る、って如何言う事??」
織部「工房の隅っこで下職やりながら、そっちの旦那が既製服のサイズ合わせてるの眺めてたけどな、
最初にお召しだったスーツ、確かにサヴィル・ロウの老舗の名店一つの手仕事、一部の隙も無い見事な作品だった」
織部「ロンドン仕立て特有のタイト、縦長、重量感、知的、堅い、真面目な印象を与える。
どれをとっても着てる人物にピッタリだな。職人の腕を感じる見事な出来だ」
タケウチーノ「と、遠目で一目見てそこまで分かるモノなのですか……??」
ソフィア「あの人は特別」
モニカ「あんま参考にしないで。職人として自信無くすから…」
<>
◆Q/Ox.g8wNA<>sage saga<>2016/12/09(金) 09:19:26.42 ID:56gOTQWi0<>
ユーリア「じゃあ、なぜそんな見事な仕立てのスーツをリーンさんのお父さんは一目見るなり……」
織部「ロンドンとナポリじゃ緯度も温度も違うだろ??ロンドン仕立ては生地の密度が濃く丈夫なのが特徴。
そんなスーツを着て来られたんじゃあ、暑っ苦しくてしょうがないだろ」
ユーリア「!!??」
織部「ましてや大事な娘を賛成できないアイドルなんて仕事に引き込んだ男だ、好感情なんて有る訳がない、
一目見るなり追い出したくもなるってもんさ」
アンナ「成程、それで……」
織部「まして色が黒ってのも良くない。旦那の強面にはピタリと合ってるのかもしれないが、娘を預けるには
威圧感が強すぎる。少し明るい色のスーツにするべきだったな」
タケウチーノ「成程…こうして聞いてみれば理解できることだらけです…、最善を尽くしたつもりだったのですが、
こんなにも穴だらけだったとは…、お恥ずかしい限りです…」
リーン「そんな…プロデューサー……」
タケウチーノ「しかし困りました…。実は最初に作ってもらったスーツがこう言った感じだったので、
ローテーションを含めて同じ様なスーツしか持ってないんです…。一体どうすれば……」
織部「あー……、仕事人間にはありがちな話だな。
俺の故郷の日本でもサラリーマンでよく聞く話だよ。スーツは一色しか、ってな」
ユーリア「それでしたら、我が社の既製品の……」
織部「さぁ、そいつはどうだろうなぁ」
ユーリア「何よ…文句あるっての??」
織部「其処の旦那は既製服で一回やらかしちまってるだろ?? 再度、ノコノコと既製品の吊るしでござい、みたいな
新調ぶら下げて行っても、ご機嫌が直るとは思えねぇけどな……」
ユーリア「むむむ…」
織部「それに口下手、無愛想ってのは一朝一夕には治らない、ここは一つ飛び道具が居るんじゃないか??」
タケウチーノ「飛び道具…??」
織部「どうだい、特急料金五万ユーロ、出してみる覚悟はあるかい??」
<>
◆Q/Ox.g8wNA<>sage saga<>2016/12/09(金) 09:20:02.15 ID:56gOTQWi0<> タケウチ―ノ「ご、五万!?」
アプリーレ「スーツって五万もするんですかっ!?!?」
ミオーラ「酷いよ!!ボッタクリも良い所じゃない!!」
ユーリア「またあんたは!そんな!!」
織部「五万出せば、あんたの為にフルオーダーのスーツを一着仕立ててやる。
とっておきの飛び道具にするかしないかはアンタ次第だ。
どうする魔法使い??シンデレラ達にガラスの靴は用意出来ても、自分のローブに金は出せないか??」
リーン「止めようよ…、プロデューサー……お金の無駄だよ……」
タケウチーノ「……そのスーツがあれば…私は、リーンさんのお父さんを説得出来ると思いますか……??」
アプリーレ「プロデューサー……」
織部「さぁね??そいつぁアンタ次第だ」
織部「まあ、あの喪服みたいな黒スーツよりは幾分可能性が有るとは思うがね」
タケウチーノ「分かりました、一着よろしくお願いします……」
リーン「プロデューサー!!??」
織部「よし、決まった」
リーン「プロデューサー、本気なの!?考え直そうよ!! お父さんなら私が説得するから!!」
タケウチーノ「いいんですよ、リーンさん。貴女の為、
貴女達が世界に羽ばたく為なら、これくらいのお金、ちっとも惜しくはありません」
リーン
アプリ―レ 「ぷ、プロデューサー……//////」
ミオーラ
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/12/09(金) 09:20:16.23 ID:W1rdBFmRO<> 仕立屋工房とのクロスだと思ったら <>
◆Q/Ox.g8wNA<>sage saga<>2016/12/09(金) 09:20:30.48 ID:56gOTQWi0<> タケウチーノ「それに、私にもプロデューサーとしての意地が有ります。モーバさんが説得出来たのに、
私が出来なかった、では恥ずかしくて皆さんに顔向け出来ませんから…」
リーン「うん…分かった…」
アプリーレ「はい……」
ミオーラ「本当に無茶してない…??心配だよ……」
タケウチーノ「…大丈夫ですよ。……オリベさん、よろしくお願いします…!」
織部「良し、社長。工房と下職に人数貸してくれるか、特急でもかなり無理する事になりそうだ」
ユーリア「またアンタは……、別に良いけど、タグはウチのマーク入れてよ?? ウチの作品って事で宣伝するから」
織部「しっかりしてらぁ…。 …さて、仕事に取り掛かるとするか」
織部「旦那!!しっかり付いて来いよ!!仮縫いに入ったら寝れると思うなよ!!」
タケウチーノ「は、はい!!分かりました!!」
「ギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコ」
リーン「プロデューサー……」
ユーリア「…あんな事になって心配??」
リーン「うん…だって…私の為に…あんな大金…。それにスーツが三日なんて聞いた事も……」
ユーリア「そうよね、だれだってそう思うわよね…」(リーンの肩に手を置き)
ユーリア「でもね、あのジャッポネーゼは一度仕事を引き受けたら絶対に完成させる。
そして収めた仕事では、人を後悔させた事だけは一度も無い男よ」
リーン「……………」
ユーリア「色々と腹の立つ所はあるんだけどね」(ウィンク)
リーン(………)
リーン(プロデューサー………)
<>
◆Q/Ox.g8wNA<>sage saga<>2016/12/09(金) 09:22:14.09 ID:56gOTQWi0<>
【四日後、ナポリ表通り、某喫茶店テラス】
リーン父「ふん!!ワシはリーンがどうしてもと言うから、もう一度だけ会ってやるだけだからな!!」
リーン母「貴方ったら…何時までもそんな意地悪言っていると、リーンに嫌われますよ??」
リーン父「別にアイドルをやるのを反対しとるわけでは無いんだ、別にプロデューサーはモーバ君で構わんじゃないか。
彼は見所のある若者だぞ??最初はどうかと思ったが…」
リーン母「もう……あっ、見えられた様ですよ??」
リーン父「ん、そうか」(エヘン、と咳払い)
タケウチーノ「…お久しぶりです。先日は大変失礼しました、タケウチーノです」(深々と礼)
リーン父(ほう……)
リーン母(あら……)
リーン父(先日とは打って変わったライトグレーのスーツ、典型的なナポリ仕立ての雨降り袖)
リーン母(存在感のある大きめのボタンホールとワイドラペルが印象的ね、
長めの着丈、段返り3つボタンのディティールが彼の長身にぴったりだわ)
リーン父(裏地・芯地・パッドを省いた仕立てで見るからに通気性がよく、ライトグレーの生地も爽やかな印象を与えておる。
この前のような暑苦しい黒スーツとは比べ様がない)
リーン母(エレガンテでかつ適度なリラックス感、満点ね。流石にあの人も文句の付けようが無いみたい)クスクス
リーン父「………どうしたのかね。話が有るんだろう。座りたまえ」ムスッ
タケウチーノ「はっ、はい!!」ホッ
【テラス隅っこ】
織部「まずは第一段階突破だな」
リーン「凄い…三日で作ったとは思えない」
ユーリア「相変わらず呆れた腕よね、同業者として自信無くすわ……」
アプリーレ「でも凄いです!!本当に服を変えただけで話を聞いてくれるようになりました!!
まるで魔法みたいです!!」
織部「そんなんじゃねぇよ、単純な話さ。ナポレターノってのはカッコいいもんに弱いからな、認めちまったら弱いもんさ」
ミオーラ「なるへそー」
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◆Q/Ox.g8wNA<>sage saga<>2016/12/09(金) 09:22:59.13 ID:56gOTQWi0<> リーン父「…しかし、アレだね、キミはそんなスーツも持っていたんだね。」
タケウチーノ「はい、しかし、最初はお嬢さんをお預かりする大切な話ですので、一番しっかりした格好で伺いました」
リーン父「なるほど…それで二度目のあの格好はどういうつもりだったのかね??」
タケウチーノ「アレは…迂闊でした。お父様に気にいられようと考えるあまり、
説得に成功したモーバさんの恰好をそのまま参考に……」
リーン父「あっはっは!!そういう訳かね!!成程言われてみれば!!
モーバ君には良く似合っていたが、君には正直合わなかったね??」
リーン母「まぁ……」クスクス
リーン父「しかし、今日のリラックスしたナポリ仕立ては良く似合っておる」
リーン母「ええ、良くお似合いですよ」
タケウチーノ「そ、そうですか…。 有難うございます、大変嬉しく思います」ニコリ
リーン父「最初からその格好で来てくれれば話は早かったのにな、なぁ、母さん」
リーン母「ええ、そうですね、貴女」コクリ
タケウチーノ「そ、それではお嬢さんの許可を!!??」 ガタッ
リーン父「まあ待ちたまえ、ワインが来た。飲みながら娘の今までの活動の話を聞かせて貰おうじゃないか??」 スッ
リーン母「ええ、そうですね」
タケウチーノ「……ッ はい!喜んで!!」
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◆Q/Ox.g8wNA<>sage saga<>2016/12/09(金) 09:23:29.53 ID:56gOTQWi0<> 【テラス隅っこ】
織部「どうやらうまく行きそうだな……」
リーン「信じられない…あんなに不器用な笑顔だったプロデューサーがあんな笑顔まで…」
アプリーレ「本当に信じられません…」
ミオーラ「ホントに魔法、使ってないんだよね??不思議だー」
織部「なぁに、アレも簡単な話さ」
ミオーラ「簡単な話??」
織部「あの旦那も真面目一徹に見えて洒落者のナポレターナの血が流れてた、って訳さ。
木石に非ず、服を新調して褒められて、笑顔が零れぬ訳も無し、って奴さ」
ユーリア「確かに…単純な話だけど…、服を仕立てた時って、そういったモノよね……」
織部「さぁさぁ、これ以上はただの覗きになっちまう、俺達は退散退散」
ユーリア「わかってるわよぅ」
アプリーレ「はーい!!」
ミオーラ「ほいほーい」
リーン「……………(お父さんたち…プロデューサー…本当に楽しそう)」
リーン(有難う、仕立て屋さん…。貴方は簡単な話って言うけど、私達にとっては本当の魔法と変わりない……)
リーン(プロデューサーは私達にガラスの靴をくれたけど、
お城まで行くカボチャの馬車を仕立ててくれたのは仕立て屋さん、貴方だよ…)
リーン(本当に……ありがとう………)
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◆Q/Ox.g8wNA<>sage saga<>2016/12/09(金) 09:23:59.50 ID:56gOTQWi0<>
【後日 サルトリア・オリベ】
織部「と、いう訳でヌオーヴォ・ジェネラッツィオーニには世界ツアーへと旅立ち、
各地で超満員の大人気、俺も特急料金を取りっぱぐれず、めでたしめでたし、と言う訳だ」
セルジュ「特に日本が凄いらしいねぇ。地元かってくらいお客さん入って、ドームが満員らしいよ、ドーム」
マルコ「ちぇーっ、オイラも行けばよかったなぁ。折角サイン貰えるチャンスだったのにーっ」
ユーリア「あら、タケウチーノさんまた来るって言ってたから、その時にお願いすれば良いじゃない??」
マルコ「えっマジ!?また来るの??」
コンスタンツェ「ええ、普段の着こなしにも目覚めたから、ローテーション用を頼みに来るって言ってたわよ」
モニカ「ツアーから帰ってきたら寄るって言ってたよね」
マルコ「そっか〜、楽しみだなぁ」
セルジュ「ちょ、ちょっとちょっと!!」
アンナ「どうかしたんですか??」
セルジュ「どうかした?じゃないよ!!何でジラソーレさんの幹部連が揃ってウチに来てるのさ!!
ただでさえ狭いサルトがギュウギュウじゃないか!!」
ソフィア「あー、それは……」
マリエッタ「訳が有ってねぇ……」
セルジュ「…訳??」
バターン!!
モーバ「此処に居たのですか!!マイゴッデス達よ!!」
モニカ「ギャーッ!!出たーッ!!」
モーバ「今日こそは良い返事をもらうまで帰りませんよ!?
さあ、覚悟を決めてオレと一緒にシンデレラガールを目指しましょう!!」
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◆Q/Ox.g8wNA<>sage saga<>2016/12/09(金) 09:24:43.73 ID:56gOTQWi0<>
マルコ「……誰、あれ??」
織部「今回のお客さんの先輩だな。アイドルプロデューサーで、ジラソーレのお嬢さんたちに目をつけて、
アイドルにスカウトしようと追い回しているらしい」
セルジュ「それでウチに隠れてた訳か。納得した」
ユーリア「いやいやいや!!ウチら言うてももういい歳ですから!!アイドルなんて!ねぇ!!」(周りを見て)
ジラソーレ全員(ウンウン、と強く頷く)
モーバ「ご心配に及ばず!!当社のアイドルには31歳がおります故!!」
織部「マジか。アイドルってパネェな」
マルコ「パネェ」
セルジュ「知り合いのジャックスパロウは40代だけどねぇ」
ユーリア「無理ですったら!!仕事もあるし!!ホントむーりぃー……」
マリエッタ「と、とりあえず……」
コンスタンツェ「逃げるが勝ちっ!!」
ソフィア「そーれっ!!」
モニカ「ダーッシュ!!」
アンナ「ちょ、ちょっとーっ!!ま、待ってくださーい!!」
モーバ「うーん、バラバラに逃げられるとちょっと辛いなぁ」
モーバ「まぁ、各個撃破も遣り甲斐があるか!! まずは逃げ遅れた子からだな!!」
織部「お宅も熱心だねぇ、関心するよ」
モーバ「はっはっは!!あんな逸材逃す訳にはいきませんからな!!
夢は幹部全員スカウトして、ユニット12女神として鮮烈デビュー!!コレですよ、コレ!!」
モーバ「その為に明日はパリ行きの飛行機取ってますからね、その次はフィレンツェ、その次はロンドン、アメリカですよ!!」
モーバ「はっはっは!!それではサラバです!!
あっ、今度機会があれば、俺にも一着仕立てて下さいね!?」
モーバ「それではっ」(笑いながら走り去っていく)
織部「人間技じゃねぇなぁ……」
マルコ「プロデューサーってあんな化け物じゃないとなれないのかな……」
セルジュ「アレは特別だよ…、多分……」
織部「まあ、ジラソーレのお嬢さん達の行く末はともかく、今は旅先のアイドル達の無事を祈ろうぜ」
マルコ「また笑顔で来てくれる様に、ね」
セルジュ「このサルトにね」
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◆Q/Ox.g8wNA<>sage saga<>2016/12/09(金) 09:25:12.28 ID:56gOTQWi0<>
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
アプリーレ「みんなーっ!!今日は来てくれてありがとーっ!!」
ミオーラ「今日は張り切っていくよーっ!!」
リーン「せーのっ!!」
三人「私達ッ!!ヌオーヴォ・ジェネラッツィオーニッですッ!!!!」
【完】
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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/12/09(金) 20:00:09.09 ID:/O2NentGO<> 乙 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2016/12/10(土) 18:06:56.92 ID:fI9sFFWEO<> ○△□がない
熊がいない
ツインが出てこない
ファッション業界でスカウトするなら先ずマダムに話を通す(=デビュー)べき
控えおろうさん最近出てこない
乙でした <>