◆zbRyxr8xxg<>sage<>2017/04/02(日) 22:23:51.79 ID:PPWT5CjF0<>下記が特徴のSSです。
・ヴィーネとサターニャが幼馴染設定
・ガヴでなはなくサターニャの世話してるヴィーネ
・人間界に修行くるタイミングが異なる(ガヴよりヴィーネが先)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1491139431
<>ヴィーネ「ご飯出来たわよー」サターニャ「はーい」
◆zbRyxr8xxg<>sage<>2017/04/02(日) 22:24:30.37 ID:PPWT5CjF0<>
サターニャ「ふふふ」

サターニャ「今日はどうやって人間達を恐怖に陥れようかしら」

サターニャ「悪魔的計画(デビルズプラン)を考えなければっ!」

ヴィーネ「こらーー!ご飯冷めちゃうでしょ! 早く食べなさい」

サターニャ「待ちなさいよー、今いーとこなんだから」

ヴィーネ「何言ってるの!遅刻するわよ!」

サターニャ「クックックッ…大悪魔であることの私が、なぜ人間界の掟にしたg……」

ヴィーネ「馬鹿なこといっているお口はこれかしら?」

サターニャ「い、いたっ…なにふんのほ、ひぃねっと…!」

ヴィーネ「いいからご飯食べる! 冷めないうちに! わかった?」

サターニャ「ふぁ、ふぁい」

<>
◆zbRyxr8xxg<>sage<>2017/04/02(日) 22:25:04.64 ID:PPWT5CjF0<>
ヴィーネ「もうっ、ほら遅刻しそう」

サターニャ「クックックッ、この大悪魔翌様が時間に囚われる?」

サターニャ「いえ、むしろ時間を超越してこその大悪魔!」

ヴィーネ「先生に怒られるわよ?」

サターニャ「クッ…」

ヴィーネ「行くわよ」

サターニャ「ちょ、ちょっとひっぱないでよ! 一人で走れるから」

ヴィーネ「そんな事言って変なポーズとって動かないじゃない!」

サターニャ「変っ!? 悪魔的威厳(デビルズポーズ)なのにっ」

ヴィーネ「帰ったらちゃんと見てあげるから、ほら急ぐ!」

サターニャ「クックッ、そんなに見たいと頼むならしょうがないわね!」

ヴィーネ「はいはい、見たい見たい。帰ったらね」

サターニャ「楽しみにしてるが良いわ!」

<>
◆zbRyxr8xxg<>sage<>2017/04/02(日) 22:25:45.86 ID:PPWT5CjF0<>
ヴィーネ「そういえば天界から天使がくるみたいよ」

サターニャ「ほぉ、我がライバルにふさわしいか、見極めてあげようじゃない」

ヴィーネ「初めての人間界だし困ってたら助けてあげなきゃね」

サターニャ「ま、天使なんだから大丈夫なんじゃないの」

ヴィーネ「だと良いけど」

ヴィーネ「私はサターニャと一緒だったから心細くなかったし」

サターニャ「なっ、なっ…! いきなり何言いだすのよアンタっ」

ヴィーネ「ふふ、これからもよろしくね」

サターニャ「はっ! やっと大悪魔翌様のありがたみが分かったのね!」

サターニャ「これからも大悪魔翌様についてくると良いわ!」

ヴィーネ「はいはい」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/04/08(土) 18:57:45.40 ID:RpHlKd8Mo<> はよ <>
◆zbRyxr8xxg<>saga<>2017/04/08(土) 21:46:12.07 ID:2mhHavjV0<> ---------------

キーンコーンカーンコーン

ヴィーネ(うーん!)

ヴィーネ(今日も一日たくさん勉強したわね)

ヴィーネ「サターニャ、帰りましょ」

サターニャ「うっ…」

ヴィーネ「どうしたの?」

サターニャ「補修…」

ヴィーネ「あー…そういえば今日の小テスト」 <>
◆zbRyxr8xxg<>sage saga<>2017/04/08(土) 21:48:19.48 ID:2mhHavjV0<>
サターニャ「クックッ」

サターニャ「心配ご無用よ! 悪魔的戦略撤退(デビルズエスケープ)をもってすれば」

ヴィーネ「またそんな事言って」

サターニャ「それじゃ、帰r」

グラサン「おい、胡桃沢」

サターニャ「はひっ」

グラサン「今日の補修忘れてないよな?」

サターニャ「はひっ」

グラサン「もしサボったらどうなるか、分かっているな?」

サターニャ「ご、ごめんなさいーーー」

<>
◆zbRyxr8xxg<>sage saga<>2017/04/08(土) 21:54:33.65 ID:2mhHavjV0<>
サターニャ「おのれ…グラサンめ」

ヴィーネ「逃げようとするから悪いんじゃない」

ヴィーネ「待ってるから早く済ませてきなさいよ」

サターニャ「先帰ってていいわよ」

ヴィーネ「待ってるわよ?」

サターニャ「今日は買いたいものがあるんじゃないの?」

ヴィーネ「あ、忘れてたわ」

サターニャ「ヴィネットが忘れてるなんて珍しいわね」

ヴィーネ「うー、ごめん、ありがとう」 <>
◆zbRyxr8xxg<>sage saga<>2017/04/08(土) 21:56:21.94 ID:2mhHavjV0<>
サターニャ「ちなみに何を買う予定なの?」

ヴィーネ「ふふ」

ヴィーネ「買いたいというより特典なんだけどね」

ヴィーネ「なんと!」

サターニャ「なんと?」

ヴィーネ「今日スーパーで買い物すると鯉のぼりが貰えるのよ!」

サターニャ「こ、鯉のぼり?」

ヴィーネ「そう! 一緒に飾りましょ!」

サターニャ「良いけど…相変わらずイベント好きね、ヴィネットは」

ヴィーネ「だって楽しまないと損だもの!」

<>
◆zbRyxr8xxg<>sage saga<>2017/04/08(土) 21:59:48.20 ID:2mhHavjV0<>
ヴィーネ「数量限定なの、早く行かなくちゃ」

サターニャ「付合えなくてごめん」

ヴィーネ「いいわよ、忘れるところだったし、ありがとう」

ヴィーネ「それじゃ先に帰ってるわね」

サターニャ「うん」
<>
◆zbRyxr8xxg<>sage saga<>2017/04/08(土) 22:02:45.94 ID:2mhHavjV0<>
サターニャ(ふぅ…)

サターニャ(あっ)

サターニャ(晩御飯のリクエストするの忘れてた…)

サターニャ(ま、LINEすればいっか)

サターニャ(め、ろ、ん、ぱ、)ポチポチ

サターニャ(………)

サターニャ(昨日メロンパンばっか食べるなって怒られたっけ…)

サターニャ(………)

サターニャ(か、れ、−、っと…)ポチポチ



サターニャ「よしっ!」

グラサン「遅いぞ胡桃沢ーーー!!!」

サターニャ「はひっ!!」 <>
◆zbRyxr8xxg<>sage saga<>2017/04/08(土) 22:07:27.44 ID:2mhHavjV0<>
---------------


ガヴリール「ここが下界ですね」

ガヴリール「なんという素敵な所なんでしょう!」

ガヴリール「私が迷える人達を救って見せます!」

ガヴリール「まずはお借りているアパートに行かないと」

ガヴリール「……」

ガヴリール「えっと」

ガヴリール「……」

ガヴリール(道に迷ってしまいました…)
<>
◆zbRyxr8xxg<>sage saga<>2017/04/08(土) 22:22:10.66 ID:2mhHavjV0<>
ヴィーネ「〜♪」

ヴィーネ(ふふっ、鯉のぼり貰っちゃった〜♪)

ヴィーネ(早く帰ってサターニャと一緒に飾ろう♪)
<>
◆zbRyxr8xxg<>sage saga<>2017/04/08(土) 22:23:10.89 ID:2mhHavjV0<>
ガヴリール「うーん…」

ヴィーネ(ん? あの子…)

ヴィーネ(すっごいかわいい! お人形さんみたい)

ヴィーネ(でも、何か様子がおかしいわね)

ヴィーネ(地図…?を見てるみたいね、道に迷ったのかしら?)

ヴィーネ「こんにちは、何かお困りですか?」

ガヴリール「あっ、はい。すいません」

ガヴリール「道に迷っちゃって…」

ヴィーネ「良ければ案内しますよ」
<>
◆zbRyxr8xxg<>sage saga<>2017/04/08(土) 22:24:51.78 ID:2mhHavjV0<>
ガヴリール「ありがとうございます!」

ガヴリール「この場所に行きたいんですけど…」

ヴィーネ「あ、ここなら知っています」

ヴィーネ「案内しますよ」

ガヴリール「本当ですか! ありがとうございます」

ガヴリール「お優しい方に巡り合えてよかったです」

ヴィーネ「そんな大げさな、困ったときはお互い様ですよ」

ガヴリール(なんてお優しい、下界は良いところですね)
<>
◆zbRyxr8xxg<>sage saga<>2017/04/08(土) 22:41:22.19 ID:2mhHavjV0<> ガヴリール「ありがとうございます」

ガヴリール「あ、お荷物お持ちしますよ」

ガヴリール「道案内してもらっているのに悪いです」

ヴィーネ「そう? じゃあ少しだけ持ってもらっても良いかしら」

ガヴリール「はい」

ヴィーネ「ありがとう、じゃあこれ」

ガヴリール「はい!」
<>
◆zbRyxr8xxg<>sage saga<>2017/04/08(土) 22:41:48.55 ID:2mhHavjV0<>
ガヴリール「…? 鯉?」

ヴィーネ「鯉のぼりの鯉なんです」

ガヴリール「鯉登り…?」

ヴィーネ(あっ、綺麗な金髪だし外国の方よね)

ヴィーネ(きっと日本のイベントをよく知らないんだわ)

ヴィーネ「ふふっ、鯉のぼりっていうのはね」

ガヴリール(あ、凄い目がキラキラします)
<>
◆zbRyxr8xxg<>sage saga<>2017/04/08(土) 22:42:28.27 ID:2mhHavjV0<>
ヴィーネ「というイベントなの」

ガヴリール「なるほど、素晴らしいイベントですね」

ヴィーネ「でしょう!! サターニャももっとイベント好きになってくれないかしら」

ガヴリール「サターニャ?」

ヴィーネ「あ、ごめんなさい。一緒に暮らしている人なの」

ガヴリール「ご兄弟ですか?」

ヴィーネ「いえ、家族とは今離れて暮らしていて」

ヴィーネ「今は二人で暮らしなの」

ガヴリール「へ、へ〜」


ガヴリール(恋人と同居でしょうか? 私と同じ年ぐらいに見えますが…)

ガヴリール(それとも下界は進んでいるんでしょうか…?)

ガヴリール(す、すごい///)
<>
◆zbRyxr8xxg<>sage saga<>2017/04/08(土) 22:42:59.26 ID:2mhHavjV0<>
ヴィーネ「そういえば、なぜ引っ越してこられたんですか?」

ガヴリール「転入する高校がこの近くなので」

ヴィーネ「そうなんですね! どこの高校なんですか?」

ヴィーネ「ちなみに私は舞天高校ですね」

ガヴリール「!?」

ガヴリール(こ、高校生でしたか)

ガヴリール(やっぱり同じ年ぐらいだと思ってましたが)

ガヴリール(す、進んでますね…///)
<>
◆zbRyxr8xxg<>sage saga<>2017/04/08(土) 22:43:43.74 ID:2mhHavjV0<>
ガヴリール「って、舞天高校ですか?」

ヴィーネ「はい」

ガヴリール「私もそこに転入するんです!」

ヴィーネ「え!? ほんと?」

ガヴリール「はい、すごいです! 今日出会えたのはきっと運命です!」

ガヴリール「神様が私たちを引き合わせてくれたに違いありませんね」

ヴィーネ「そうね、すごい偶然! なんだか楽しくなってきちゃった」



ヴィーネ「ちなみに私の同居人も同じ高校なの!」

ガヴリール(うわーーーー、そっちも同じ高校だったのかーーーーー)
<>