以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/05/03(水) 00:28:40.17 ID:TyH4wZ280<>
モバP(以下、P)「うーむ、どうしたものかな…」

雪美「…P…、…どうしたの…?」

P「ええっとな、新作映画のオーディションで雪美に合いそうな役が合ったんだが、中々演技の難易度が高そうなんだよ」

雪美「…どういう……役……?」


P「ヒロイン役なんだが、多重人格の女の子で日常の出来事がトリガーになって、色んな人格に切り替わるんだ」


P「普段は物静かで、落ち着いた雰囲気のキャラクターらしい。監督から指定されている条件も小学生〜中学生くらいの綺麗な長い髪の女の子ってことだから、別人格の演技さえ上手くできれば雪美にハマると思うんだよなぁ」


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<>【モバマス】雪美「ものまね…レッスン……?」 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/05/03(水) 00:33:04.05 ID:TyH4wZ280<>
雪美「…Pは……、…私に……映画………出て欲しい……?」

P「出来るなら、出演させたいと思ってるよ。この監督、かなり優秀な人で話題作もいっぱい作ってるからなぁ。出演したらファンもたくさん増えるはずだ」

雪美「…そう……。…うん……、…Pの気持ち……伝わる……。…私も……、…Pと同じ気持ち…。…出たいと……思う……」

P「分かった。じゃあ、来週のオーディションに参加しよう。ただ、分かっていると思うけど、今の雪美だとヒロインを演じるには表現力が足りない」

雪美「…うん……。…特訓……、…必要………」

P「だな。で、オーディション対策として特別レッスンを考えてみたんだ」

雪美「ふふっ……。…秘密の……個人レッスン……ね…?」

P「お、おう。確かにトレーナーさんの空きがないから俺が一緒にレッスンするけど、誤解を招きそうな発言はやめような!」

雪美「…ふふっ……。…なんのこと……かな…?」

P「雪美はお茶目さんだなぁ!」
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/05/03(水) 00:36:18.65 ID:TyH4wZ280<>
P「さて、気を取り直してレッスンの話だ。いきなり適当なお題を出されても演じるのは難しいだろうから、事務所のアイドルのモノマネをしてもらおうと思う」


P「普段からよく知っているアイドル連中なら、特徴や口調なんかも捉え易いだろう? ウチのプロダクションは個性豊かな人間が盛り沢山だから、真似するだけでも演技の上達に繋がると思うんだ。どうだ、雪美。やれそうか?」

雪美「……うん…。…ものまねだったら…多分……できる……。…まかせて……」

P「よし、決まりだな。ちょうど空いてる会議室があるから、そこで練習しよう!」

雪美「…うん……。…いっぱい…演技する……」フンス

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/05/03(水) 00:38:55.56 ID:TyH4wZ280<>
お題:『双葉杏』


雪美『…P……。…お仕事………、…疲れた……。……ソファーに……ばたりー………』

雪美『…ふう…。…ソファー……気持ちいい……。このまま事務所で…寝たい……かも…』


雪美『…だめ…? …そんなー……。…雪美は…ぐうたらアイドルだよ……。…適度に甘やかさないと……働かない……ぞー……』


雪美『……ん…。…いつものなでなで……、…気持ちいい……』


雪美『…しょうがない…にゃあー……。…いいよ……。…Pのために……、…またちょっとだけ…働く……』


雪美『……』




雪美『…だから……また…なでなで……。…お願い……ね…』


<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/05/03(水) 00:42:58.87 ID:TyH4wZ280<>
お題:『一ノ瀬志希』


雪美『……これ…? …なにを作ってる……かって……?』

雪美『……みんなが……ペロと話せるように……なる……お薬……』

雪美『……みんなが話せるようになったら……たぶん…、…今よりも…楽しくなる……かも…』


雪美『……ふふっ…。…でも……、…副作用……ある……』

雪美『……飲んだ人…猫になる……かも……。…ダイジョーブ……、…確率……10%……だから……。…P……、…飲んで……』


雪美『…ふふっ……。…飲んでくれて……ありがとう……』




雪美『………10%……、…本当は……成功率……だよ……』

雪美『…安心……して…。…Pが猫になっても……、…いっしょう面倒……見てあげる……』



雪美『…私と……ペロと……P……。…ずっと一緒……。…これでずっと……幸せ……、…ね…。…ふふっ……』
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/05/03(水) 00:46:29.17 ID:TyH4wZ280<>
お題:『神谷奈緒』


雪美『…な…、…なに……Pさん…?』

雪美『……新しい…お仕事……、…グラビア……!』


雪美『……ム…、ムリ……。…わ…、…私……、…そんなに…可愛くない…し……、…水着……需要……ない…』

雪美『…えっ……? …そんなことない……って…? …むしろ……、…みんな…すっごく…見たい………?』


雪美『……Pさんもっ……、…そ…、…そう…なの……?』


雪美『……小学生の…水着……、…見たいって……、…へんたい……!///』


雪美『………でも…、…Pさんが……そこまで見たいなら……、…しょうがない…から……、…グラビア……出てあげる……』

雪美『…かっ…勘違い……しないで……! …べっ…別に……Pさんのため…、……じゃない……!』

雪美『……Pさんの魔の手………、…他のアイドル……行かないように……、…身代わりになる……だけっ……!』


雪美『…ううっ……/// …Pさん……、…すごく……ニヤニヤ……/// ……バカ…バカ……///』ポカポカ
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/05/03(水) 00:48:40.26 ID:TyH4wZ280<> お題:『二宮飛鳥』


雪美『…やあ……、…こんなさびれた屋上にくる……なんて……。…わた…、……ぼくは……くろねこ……だよ…。…ふよういな邂逅……不幸になるかも……なのに……。…ぼくに何かご用……かな……?』


雪美『……ふふっ……。……たそがれに来ただけ……って……?』


雪美『……きみ……、…痛いひと……だね……』

雪美『……ふふ……。…だけど…ぼくも…、……痛い…ひと……。…これは…きょうめい……?』


雪美『……ふふっ…。…違う…かな……? …かんそく者は…きみ……、…だから……、……ぼくは…アイドル……だよ…』

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/05/03(水) 00:51:41.06 ID:TyH4wZ280<>
雪美『……ねえ…、…空……見て…?』


雪美『…まるで……らぐなろく……ね…。……せかい……、…終わりそう……』

雪美『…ふふっ……、…冗談……だよ…。…きみ……、…かみさま……信じてる……?』


雪美『…ふふっ…、信じているんだ……。…ぞんがい……、…ろまんちすと……だね…』


雪美『……ぼくに……会えたこと……、…かみさまの……贈り物……?』


雪美『……ふふ……。…やっぱり……、…痛い…ひと……』


雪美『…でも……なぜ……? …この場所……、…こごえるみたいに…寒いのに……。…心…、……満たされるみたいに……あったかい…』


雪美『……きみ…、…魔法使い……みたい…』




雪美『…今度は……ぼくに…触れたい…って……? ……次は…どんな魔法……かけるの……? ふふっ……、…楽しみ……だね…』

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/05/03(水) 00:55:05.44 ID:TyH4wZ280<>
お題:『日野茜』



雪美『…!』

雪美『………』

雪美『う……』

雪美『ぅぉぉぉぉ…! P、おはよう!! 朝陽、気持ちいい!!! ね!』

雪美『今日!! 事務所来る前、ランニングしてきた!! 健康!! お茶!! おいしい!!!』


雪美『なんか、体!! 熱い!! Pのお膝!! トライ、してもいい!!??』

雪美『ペロ、持って!! Pに、ドーーン!! これで5点、ね!!』
<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/05/03(水) 00:59:39.40 ID:TyH4wZ280<>
雪美『わ!! P、強い!! ビクとも、しない!!!』

雪美『私!! まだまだ、修行足りない!!』

雪美『もっと鍛えたい!! ぅぉぉぉぉぉ…! 燃えるぅぅ…!!!』


雪美『いきなりだけど、流行りのやつ!! やる!! ね!!』



雪美『空前絶後のぉ…!! 三点リーダーアイドルっ…!! ペロを愛しっ!! ペロに愛された女の子!! 前川みく、一ノ瀬志希、高峰のあ、すべての猫アイドルの生みの親ァ!!! そう、私こそはぁ!!! 佐城ぉぉっ!!!』ボフッ(ペロを頭の上に乗せる音葉)


雪美『雪っ!! 美っ!! ィェェェェー…!!! ジャスティスっ……!!!』

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/05/03(水) 01:02:18.68 ID:TyH4wZ280<>
―――特訓終了後


雪美「」チーン

P「おおー、よしよし。雪美はよく頑張った。えらいえらい」ナデナデ


雪美「うう……。…すごく……、…疲れた……。…雪美はもう…、…働かないよ……」グデー

P「ははっ。杏っぽい雪美もギャップがあっていいな。たまには、こんな感じもありかもな」ナデナデ


雪美「……P…、……養いたく……なった……? …一緒に暮らしたら……私とペロ……、…一緒に遊べて……楽しい……よ…」

P「魅力的な提案だなー。杏と違って、雪美は家事とかも頼めばやってくれそうだしな」

雪美「…一家に一人と一匹……。…雪美とペロ……だよ…。…ごろにゃー……」スリスリ

P「かわいい(かわいい)」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/05/03(水) 01:09:14.38 ID:TyH4wZ280<>
P「それにしても、雪美にこんなに引き出しがあるとは思わなかったよ。将来、女優を目指すのもいいかもな」

雪美「……」

雪美「…Pは……、…演じてる私の方が………好き…?」


P「…ん? まあ、色んな雪美を見れたのは、楽しかったな」

雪美「……そう…」ボフッ

P「おおっと、いきなり俺の胸に顔を押しつけてきてどうした? 雪美さん、ヤバイよー。早苗さんに見つかったら俺、シメられちゃうよー」

雪美「……知らない……」ムスー


P「……」ナデナデ


P「……大丈夫だよ。俺は雪美のこと、ちゃんと見てるから」ナデナデ

雪美「……」

P「どんなキャラクターを演じても、本当の雪美を忘れたりしないさ」

雪美「…!」


雪美「……ふふっ…。…Pと私……、…やっぱり心…繋がってる……ね……」


雪美「…ん……。…それなら……、…安心……。…うん……。…私……、…オーディション……がんばる……」

P「おう。雪美ならきっと受かるよ。応援してる」

<> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/05/03(水) 01:15:39.77 ID:TyH4wZ280<>
雪美「……ねぇ…、…P……。…オーディション……受ける前に……、…勇気……分けて欲しい……」

P「勇気?」

雪美「…うん……。…ちょっとだけ…だから……」

P「んん!? なんか雪美の顔が、目の前に迫って来てるんだが!」


雪美「……奏のものまね……だから……、…ダイジョーブだよ……。…Pのキスで……、…私を…満たして…欲しいの………。…胸から零れ落ちほどでも……いいから……。……Pの…愛情の海で……揺蕩いたい……」

P「ゆ、雪美! それ、まじでヤバいって! 事案、事案なっちゃうから! リアルに冷たい牢獄に捕らわれるやつだから! 第一、奏は基本寸止めだぞ! 思わせぶりだけど本当にはしてないからな、たぶん!」


雪美「……ものまね…、…誇張した方が……それっぽく見える……。…だから……レッスン的に……キスするのが正解………だよ…。……P…、…人生……あきらめが肝心……。……受け入れて……」ズイッ

P「雪美、ちょ、ま、マジでダメだって! あっ、あっ、あっ、アーーッ!!」





その後、Pとの特訓のおかげか、雪美は無事にオーディションでヒロイン役を射止めた。

映画本編も好評を博し、速水奏が考察本を執筆するほどの大ヒットになったそうな。


終わり <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>saga<>2017/05/03(水) 01:16:50.72 ID:TyH4wZ280<>
HTML化の依頼出しておきます。 <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/05/03(水) 01:56:02.05 ID:k1KHs3xko<> 小学生と...キスするなんて...この...変態... <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/05/03(水) 02:50:56.68 ID:q38DlkjDO<> しずくとたくみんと(ry にはある部分かまだ届かないからマネはできないな <> 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2017/05/03(水) 04:21:28.26 ID:7Fy1JN14O<> おつ
かわいい。 <>