◆bfn/Aps7v2<>sage saga<>2017/05/20(土) 22:06:34.53 ID:P4RjKm3Q0<>
オリジナル作の前作
悪の組織の幹部（男）「正義の味方（女）がヤンデレすぎてやばい」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1490969079/#footer
時間があれば是非お読みください。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1495285594
<>ベルゼブブ「俺と契約して悪魔少女になれ」
◆bfn/Aps7v2<>sage saga<>2017/05/20(土) 22:13:30.25 ID:P4RjKm3Q0<>
少女「…え？」
ベルゼブブ「契約しろと言ったんだ。さぁ契約しろ」
少女（どういうこと？親指サイズの蠅が話しかけてきたんだけど）
ベルゼブブ「どうした、契約しないのか？」
少女「そ、その前に！貴方は一体…？」
ベルゼブブ「うむ、自己紹介がまだだったな」
ベルゼブブ「俺は『魔王ベルゼブブ』、最強の悪魔だ」
少女「…悪魔？」
ベルゼブブ「そうだ、だから俺と…何故寝ようとする」
少女（いかんいかん、学校で疲れて変な幻覚と幻聴が…早く寝よっと）
ベルゼブブ「…人間風情が俺を無視するなぁ！！」ﾄﾞｺﾞｫ!!
少女「ぐへっ！？は、蠅のくせに強いタックル…」
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◆bfn/Aps7v2<>sage saga<>2017/05/20(土) 22:33:12.81 ID:P4RjKm3Q0<>
少女「とにかく、契約って何？」
ベルゼブブ「知らんのか、無知め」
ベルゼブブ「約束。一定の法律的効果を発生させる目的で、相対する当事者の…」
少女「そういうことを聞いてるんじゃないの！」
少女「貴方は、私に、何の契約をしたいの！？」
ベルゼブブ「そんなことか」
ベルゼブブ「俺達悪魔は太古の昔に本来の肉体を失った。肉体を復活させるには人間の欲が必要なのだ！」
ベルゼブブ「しかしこんな体ではどうしようもない…だから人間と契約するのだ」
少女「…欲って？」
ベルゼブブ「俺は『暴食の悪魔』、すなわち『食欲』だ」
少女「それで？何で私はどうすればいいの？」
ベルゼブブ「簡単だ。俺が力を貸す、俺の力で食欲旺盛な奴の食い意地を吸うんだ」
少女「吸うって…」
ベルゼブブ「安心しろ、人体に影響はない」
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◆bfn/Aps7v2<>sage saga<>2017/05/20(土) 22:38:41.25 ID:P4RjKm3Q0<>
少女「でも…私に一体何の特があるの？見返りは？」
ベルゼブブ「俺が肉体を取り戻したあかつきには、叶えられる範囲で願いを叶えてやる」
少女「うわ〜胡散臭」
ベルゼブブ「何だと！？俺を胡散臭いだと！？」
少女「だいたい肉体取り戻した後に、『願いを叶える？何のこと？』って惚けられるかもしれないし」
ベルゼブブ「俺の目を見ろ！純粋な目だろ！！」
少女「…気持ち悪」
ベルゼブブ「」
少女「でも…面白そうだしイイよ。最近退屈してたし」
ベルゼブブ「それが得策だ…で？お前の願いは何だ？」
少女「…悪魔って、病気を治すこともできるの？」
ベルゼブブ「可能だ。人間の病など屁でも無いわ」
少女「…じゃあ、私の願いは…」
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◆bfn/Aps7v2<>sage saga<>2017/05/20(土) 22:44:30.94 ID:P4RjKm3Q0<>
ベルゼブブ「これで契約完了だ」
少女「高校生にもなって『魔法少女』かぁ〜気が引ける」
ベルゼブブ「？、何を言っている」
少女「え、だって魔法少女に」
ベルゼブブ「俺は『悪魔少女』と言ったんだ」
少女「うっそ！！思い切り魔法少女になるつもりだった！」
ベルゼブブ（気が引けるのにか？）
少女「あ、悪魔少女って何！？」
ベルゼブブ「悪魔少女は、俺達悪魔の力を持つ女のことだ」
少女「う〜ん、ま、いっか！そこまでたいしたこともないし」
ベルゼブブ「ところで、お前の名は何と言う？」
少女「私は…『羽田 食子（はねだ たべこ）』と言うのよ」
ベルゼブブ「…東洋人にしては変わった名だな」
少女「ほっといて！」
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◆bfn/Aps7v2<>sage saga<>2017/05/20(土) 22:54:52.57 ID:P4RjKm3Q0<>
食子「ところでどうやって欲を集めるの？」
ベルゼブブ「簡単だ、俺で変身するんだ」
食子「変身…？」
ベルゼブブ「細かいことは実践で話す！さぁ！早速食欲を探すぞ！」
食子「ちょっと！もう遅いから明日にして！」
翌日の昼
食べ放題バイキング
食子「ここ…かな？」
ベルゼブブ「ここに食欲の塊がいるのか」
食子「多分…いないということはないと思うけど」
ｶﾞﾂｶﾞﾂﾓﾘﾓﾘ!!!
食子「え？」
デブ「ﾊﾑﾊﾑｼｬｸｼｬｸﾓｸﾞﾓｸﾞ」
ベルゼブブ「ほぉ…肥えた奴がいたな。欲的にも見た目敵にも」
食子「まずどうすんの？」
ベルゼブブ「まずは俺の仕事だ」ﾌﾞｩｰｰｰﾝ
デブ「ﾅﾝﾀﾞﾖｳｯﾄｳｼｲﾊｴﾀﾞﾅ!」
ベルゼブブ「はぁあ！！」ﾈﾝﾘｷ
デブ「ｳｺﾞｯ…!?」
ベルゼブブ「目覚めよ…その欲望！！」ｶｯ!!
デブ→豚の化け物「ｳﾜｧｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱ!!!!!」
食子「ひぃ！？豚の怪物に！？」
ベルゼブブ「まず欲望の持ち主を、欲望だけで動く怪物『ヨークボウ』にする」
食子「ちょっと！？これ大丈夫なの！？」
ベルゼブブ「早めに倒しちまうぞ！！」
食子「ちょ、ちょっと！！」
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◆bfn/Aps7v2<>sage saga<>2017/05/20(土) 23:07:33.36 ID:P4RjKm3Q0<>
ベルゼブブ「行くぞ！！」
食子「え？」
食子「べ、ベルゼブブが可愛らしい服になって私に服に〜！？」
ベルゼブブ『これが悪魔少女、「ベルゼ」だ！』
食子→ベルゼ「こ、これが…！」
ベルゼブブ『行け！早くしないと周りに被害が出るぞ！！』
ベルゼ「わ、分かった！」
ヨークボウ「ﾌﾞﾋｨｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲ!!!」
ベルゼ「うわっ！襲いかかってきた！」
ベルゼブブ『気をつけろ、今の奴の目には、お前は食べ物みたいに映ってるはずだ！』
ベルゼ「それって食われるって事〜！？」
ベルゼ「ど、どうすればいいの！？」
ベルゼブブ『あいつは襲い！空を飛んで攻めるんだ！！』
ベルゼ「そ、空！？どうやって…」
ベルゼブブ『背中に羽があるだろ！』
ベルゼ「あ、本当だ…しかも飛べた！」
ベルゼ「と〜うっ！」ｹﾞｼｯ!!
ヨークボウ「ｳｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵ!!!!????」
ベルゼブブ『傷一つつければ十分だ！息を多く吸え！！』
ベルゼ「え！？…わかった！」
ｽｩｳｳｳｳｳｳｳｳｳｳｳｳｳｳｳｳｳｳｳ!!!!
ベルゼ（傷口から…黒い靄みたいのが…私の口の中に…」
ヨークボウ→デブ「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉ…」
ベルゼブブ『終わりだ、もう奴に食欲は無い』
ベルゼ「案外あっけないなぁー」
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◆bfn/Aps7v2<>sage saga<>2017/05/20(土) 23:13:58.57 ID:P4RjKm3Q0<>
デブ「あれ？俺は何を…」
ベルゼ→食子「これで終わりか…」
ベルゼブブ「どうだった？感想は」
食子「やっぱこんな町の真ん中でやらない方がいいね」
ベルゼブブ「…それもそうだな」
こうして食子は「悪魔少女」となった。
いつか自分の望みが叶うまで、戦え！ベルゼ！
？？？「ふーん、あれが食欲かぁ…」
？？？「商売敵が増えちゃったよ」
？？？「仕方ない、行こうレヴィアタン」
レヴィアタン「ああ、奴らより先に…！」
to be continue…
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