以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/19(火) 12:02:01.36 ID:NqBy0Fcf0<>
王様「何じゃ?申してみよ」
家臣「はい、実は・・・王様の・・・」
王様「ワシの?」
家臣「王様の、、、足が臭いのです・・・」
王様「お主、自分が何を申しておるのか分かっているのか?」
家臣「理解した上で充分に思考した上でのご申告であります・・・」
王様「ううむ。して、どの程度の臭みなのだ?」
家臣「は、はい。ハッキリ申しますと、剣道部の胴着レベルであります」
王様「なんと!それほどであったか!」
家臣「なんとか、匂いを緩和して頂く事はできないでしょうか?」
王様「ううむ。では検討してみようではないか」
家臣「ありがとうございます!!!」
王様「うむ。下がってよい」
家臣「ハッ!」ギィイバタンッ
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<>家臣「王様、折り入ってお話が・・・」
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/19(火) 12:04:45.46 ID:NqBy0Fcf0<> 翌日
家臣「王様、折り入ってお話が・・・」
王様「何じゃ?またか?申してみよ」
家臣「はい、実は・・・王様の・・・」
王様「ワシの?」
家臣「王様の、、、口が臭いのです・・・」
王様「お主、昨日に懲りず今日までもか!?」
家臣「はい、充分に思考した上でのご申告であります・・・」
王様「ううむ。それで、どの程度の臭みなのだ?」
家臣「は、はい。ハッキリ申しますと、牛乳を拭いた雑巾の匂いであります」
王様「なんと!それほどなのか!」
家臣「なんとか、匂いを緩和して頂く事はできないでしょうか?」
王様「ううむ。では検討してみようではないか」
家臣「ありがとうございます!!!」
王様「うむ。下がってよい」
家臣「ハッ!」ギィイバタンッ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/19(火) 12:07:29.21 ID:NqBy0Fcf0<> そのまた翌日
家臣「王様、折り入ってお話が・・・」
王様「・・・・申してみよ」
家臣「はい、実は・・・王様の・・・」
王様「うむ」
家臣「王様の、、、脇が臭いのです・・・」
王様「ワシは臭さしか無いのか・・」
家臣「申し訳ございません・・・」
王様「ううむ。それで・・・どの程度なのだ?」
家臣「おっさんの寝た枕の香りの30倍程度の匂いであります」
王様「ええい、分かりづらいではないか!」
家臣「なんとか、匂いを緩和して頂く事はできないでしょうか?」
王様「検討はしてみようぞ・・・」
家臣「ありがたき幸せであります!!!」
王様「。。。下がってよい」
家臣「ハッ!」ギィイバタンッ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/19(火) 12:14:10.43 ID:NqBy0Fcf0<> そのまたそのまた翌日
家臣「王様、折り入ってお話が・・・」
王様「待て」
家臣「・・・?どうされました?」
王様「今、ワシはミントのガムを噛み、シーブリーズを脇に染み込ませ」
王様「足が蒸れぬ様にサンダルを履いておる」
家臣「はい!理解しております」
王様「理解しておるなら良い。申してみよ」
家臣「王様の、、、顔が臭いのです・・・」
王様「いっそ隠居してしまおうか・・」
家臣「それは、なりません!王様は国民から絶大な評価を受けております!」
王様「家臣から超絶的なクレームを受けているのだが?」
家臣「申し訳ございません!」
王様「それで、顔が臭いとは一体どういう事だ?」
家臣「間近で見るとむず痒い見た目をしているのです」
家臣「大臣やその他の役職からも同じ報告が・・・」
王様「」
家臣「なんとかして頂く事はできないでしょうか?」
王様「」
家臣「それでは失礼いたします」ギィイバタンッ
王様「」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2017/09/19(火) 12:16:14.25 ID:NqBy0Fcf0<> そのまたそのまたそのまた翌日
王様は寝室で首を吊って亡くなられました
どうして王様は亡くなられたのでしょうか?
家臣であり、王様の右腕として長年、傍に
寄り添わさせて頂いた私としては理解しようにも
理解しがたい事実でございました。
どうして王様は亡くなられたのでしょうか?
完 <>