以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/12(日) 18:54:23.22 ID:RWqSmRVe0<>初投稿です
よろしくお願いします!
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1534067662
<>【バンドリ】香澄「綺羅綺羅怒気怒気する!」
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/12(日) 19:11:58.58 ID:RWqSmRVe0<> 香澄「今日からここ、花咲川女子学園の一年生!とりあえず、クラス見よっと」
ドン!
香澄「いった!」
沙綾「っ!」
香澄「ちょっと!どこ見てるのさ!」
沙綾「、、、なにそれ?そっちがぶつかってきたんじゃない」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/08/12(日) 20:40:44.68 ID:Jzt0aCpIO<> <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/08/13(月) 00:51:06.74 ID:LUSICTEv0<> 続けて <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/13(月) 05:39:24.07 ID:Jyzta+rG0<> 香澄(はっ!ダメダメ!こんなけんか腰じゃ!もっと仲良くしないと)
香澄「ご、ごめーん。そうだ、、、
沙綾「ふん!」シュッ!
香澄「うわ!」バキ、ズタ
沙綾「まったく、朝から不快な思いさせないでよね」スタスタ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/13(月) 05:48:11.23 ID:Jyzta+rG0<> 香澄「いったーー!あのちょっとパンのいい香りがするポニーテールの子め!今度会ったら絶対やり返す!」
ケンカ? カカワラナイデオコ ガヤガヤ
りみ(あの子、、もしかして)
香澄(うわ、悪目立ちしてるよね。早く教室に行こっと)
香澄「あはは、どーも、どーも、」タッタッタ
教室
先生「では自己紹介から順番にお願いしますね」
モブ「〜〜です。よろしくお願いします」
パチパチ
香澄(よし、次は私だ!) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/13(月) 06:07:47.54 ID:Jyzta+rG0<> 先生「では次の方」
香澄「はい!」
香澄「私、戸山香澄です!中高一貫のこの学校ですが、高校からこの学校に入ることになりました!目標は普通の友達をたくさん作ることです!
よろしくお願いします!」
パチパチ
モブ「普通の友達だって」
モブ「戸山さん、おもしろーい」
香澄(そう、普通の友達。私のことを、戸山の姉御!やら、『星のカリスマ』、とか呼ばない普通の友達。そのために知り合いのいないであろう
この学校に来たんだから)
りみ(やっぱり、だよね?)
沙綾(げ、あの子。同じクラスじゃん。最悪)
たえ(あー、喧嘩したい) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/08/13(月) 09:06:08.52 ID:yq3VXBLSo<> おもしろそう <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/13(月) 09:24:38.20 ID:Jyzta+rG0<> モブ「戸山さん、一緒にご飯行かない?」
香澄「え?ほんと?行く行く!」
香澄(これだよ!こういう友達を待ってたんだよ!)
沙綾「、、、、」スタスタ
香澄「!?」
香澄(あの子は、朝の!)
モブ「それでー、どこ行こうかって話を、
香澄「ごめん!私やっぱり用事が!明日!明日ね!」タッタッタ
モブ「あ、え?、、、行っちゃった」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/13(月) 09:32:23.53 ID:Jyzta+rG0<> 沙綾(帰ったら、えーと、)
香澄「ちょっと!そこのあなた!」
沙綾「ん?、、げっ!」ダッダッダ
香澄「ああ!逃げないでよ!」
沙綾「もう!めんどくさい!」
香澄「、、、、逃げられちゃった。途中ほかの人にぶつかりさえしなければ」
香澄「はぁ、せっかくのお誘いだったのに」
香澄(けど!やられっぱなしは嫌だしね!)
香澄「明日こそは!」
香澄「今日は帰ろっと、」
りみ「あ、あの!」
香澄「うん?私?」
りみ「えっと、『星のカリスマ』、戸山香澄だよね?」
香澄「、、、え?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/13(月) 09:45:38.22 ID:Jyzta+rG0<> 羽沢珈琲店
りみ「私、牛込りみ、って教室で自己紹介したよね?えっと、よ、よろしく」
香澄(まさか、私のことを知らない人がいるところに来たはずなのに)
りみ「それで、その、『星のカリスマ』であってる、よね?」
香澄「、、、、、違う」
りみ「え?だって戸山香澄って」
香澄「、、、人違いじゃないかな?」
りみ「そ、そんな、」
香澄「だ、だいたい私喧嘩なんて、」
りみ「え、でも朝に『発酵少女』山吹沙綾ちゃんともめてたよね?」
香澄「ん?『発酵少女』?」
りみ「うん。戸山さんがさっきまで追いかけてた人のこと」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/08/13(月) 09:48:30.43 ID:K7WCrUfe0<> ええやん
バンドリSSにはなかなか無かったタイプ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/13(月) 09:53:51.11 ID:Jyzta+rG0<> 香澄「香澄、でいいよ。私もりみりん、って呼ぶから」ゴクゴク
りみ「りみりん、、、うん!かすみちゃん!」
香澄「それにしても、そっか、あの子さーや、って言うんだね。明日にでも一発仕返しを、」
りみ「、、、、」
香澄「、、一発仕返しに、、、コーヒーでも奢らないと、なんてね!」アハハ
りみ「あの、さーやちゃんはね、中学の頃からなかなかでね。昔はグループでつるんでたらしんだけど、今は一人なんだ」
香澄「へ、へー」
りみ「だから基本的あまりだれも近寄らないの。ましてや追いかけたりなんて、」
香澄「、、、」ゴクゴクゴク <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/13(月) 10:10:37.72 ID:Jyzta+rG0<> りみ「『星のカリスマ』」ボソ
香澄「!?」ビック
りみ「打たれ強く、どんなに殴られても何度も立ち上がり向かっていく。そして、戦った相手をどんどん仲間、舎弟にしていくカリスマ」
香澄「、、、、」ダラダラ
りみ「相手の悲鳴を『星の鼓童が聞こえる!』と言って、喜々として相手に襲いかかっていくこともあり、ついた二つ名が『星のカリスマ』」
香澄「ぶぅー!]コーヒーブシャー
りみ「しかし、ある日突然グループ『スタービート』を解散させ、『アタシ、世界をとってくるから』という言葉を残して消えてしまった、と言われてるよね」
香澄「ちょ、ちょっとまって!スタービートは私の必殺キックで、てか、グループに名前なんてないよ!それに悲鳴を星の鼓動って言ったわけじゃないし、喜々として襲いかかっ、、、、たかな?けど!世界をとってくる、なんて言ってないし!」
りみ「、、やっぱり」
香澄「あ、、」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/13(月) 10:20:30.82 ID:Jyzta+rG0<> 香澄「、、、策士だね、りみりん」ゴクゴク
りみ「いや、確認しただけなんだけど、」
香澄「それで?りみりんは私がそういう人だとわかって、どうするのさ。友達やめる?」
りみ「友達?」
香澄「だってそうでしょ?普通の友達はよくわからないけど一緒にカフェに行ってるんだから、もう友達じゃん」
りみ「とも、だち、」
香澄「けれど、もう友達関係は終了?」
りみ「う、ううん。そんなことないよ!だいたい、うちの学校に不良なんていっぱいいるよ!」
香澄「そ、そうなんだ。、、え?いっぱい?」
りみ「うん!全部の学年にいると思うよ。中学校の時から一緒だからね。だいたいの人間関係はできてるんだよ」
香澄「そ、そそ、そっか」
りみ「ただ、香澄ちゃんは高校からだからみんな話しかけてるんじゃないかな?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/13(月) 10:34:02.78 ID:Jyzta+rG0<> 香澄「あーそういうことか!なら全然チャンスあるじゃん!」
りみ「ね、ねえ。なんでこの花咲川に来たの?それに『星のカリスマ』ってことも隠してるっぽいし。隠してる、のかな?」
香澄「隠してるよ!私ね、自己紹介でも言ってように普通の友達が欲しいの。不良とかじゃない、普通の、ね」
りみ「普通、の、」
香澄「そう、ふつうの、」
中学
スタビモブ「おら、おら!」バン、グキ
相手モブ「ぐ、ぐはぁ、」ドン
スタビモブ「へへ、これでわかったろ?あたいらに手出すとどうなるかってよ!」ケリ
相手モブ「く、くそ、、」グッタリ
スタビモブ「終わりました、戸山さん」
香澄「う、うん」
香澄(私殴れ、なんて言ってないよね?私が勝負したかったのに。それも大人数で一方的に、)
香澄(それに最近、なぜか周りに人が増えていってるし。と、友達、なのかな?)
香澄「ね、ねえ。貴方たちは私と、その、」
スタビモブ「はい!あたいら戸山の姉御の舎弟です!」
スタビモブ「どこまでもついていきやす!」
香澄「あ、、、う、うん」
スタビモブ「いやー、戸山さんについていけば、楽勝っしょ」
スタビモブ「なんたって、『星のカリスマ』だからね」
アハハハ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/13(月) 10:44:17.91 ID:Jyzta+rG0<> 今に戻る
香澄「、、、」
りみ「あの、かすみ、ちゃん?」
香澄「え?、、あ、ごめん。なんでも、」
りみ「そ、そっか。ならかすみちゃんはもう不良として喧嘩とかはしない、のかな?」
香澄「できれば、ね。ただ、その『発酵少女』さんのようにあっちから仕掛けてこられたら、流石に対応するかもだけど、」
りみ「そっか」
香澄「そういうりみりんは?不良、なの?」
りみ「私?私は、その、どっちつかず、っていうか、」
香澄「ん?どういうこと?」
りみ「お姉ちゃんも不良でね、だから私も不良になったというか。けれど私弱くて、グループにも入れず、一般の生徒からも疎遠されてて」
香澄「そ、そっか。なんか、大変だね」
りみ「一応不良について色々情報は集めてるけど、それだけ、なんだ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/13(月) 11:14:13.82 ID:Jyzta+rG0<> 香澄「なら、お姉ちゃんのグループに入ればいいじゃん!ってそんなうまくいかないか」
りみ「うん。姉妹とかあまり関係ないから。それにお姉ちゃんのグループは私たちの学校の実質トップだし、私みたいな弱い人なんか邪魔になるだけだよ」
香澄「ん?りみりんのお姉ちゃん、学校のトップなの!?」
りみ「今の花咲川にいる不良の中でもトップと言われてるのが二つあるんだ。一つがお姉ちゃん達がいるグリッターグリーン、っていう三年生の四人組のグループ。一人一人が強いのはもちろん、連携とかもすごくて、四人いれば絶対に負けない、とまでいわれてるの」
香澄「もう一つは?」
りみ「『狂犬』『花咲川の番長』『サッドネスメトロノーム』色々な二つ名がある二年生、氷川紗夜、さん」
香澄「もしかして、その紗夜さんって人は一人?」
りみ「うん。しかも二年生でね。人と組む事を嫌ってずっと一人。けどものすごく強くて気づけばお姉ちゃん達と争う位の強さになってて」
香澄「へー、そのひとすごいね!」
りみ「噂じゃ、因縁の相手、羽丘女子学園の人達とも喧嘩してる、とか。とにかく、強いんだ」
香澄「なるほど、けどついていく人がいない、みたいな?」
りみ「う、うん。下につこうとしても拒否されるどころか、理由もなくぼこぼこにされるらしいよ」
香澄「それは、、嫌だね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/13(月) 11:26:55.63 ID:Jyzta+rG0<> 香澄「、、、なるほど、そんなかんじ、なんだね」
りみ「うん、」チュー
香澄「あ!ていうか、なんでりみりんは私に話しかけたの?」
りみ「あ、そ、それは、、その、」
香澄「うん?」
りみ「かすみちゃんにき、鍛えて欲しくて!」
香澄「、、、へ?」
ホシノカリスマ ケンカ トップ
はぐみ(、、、、、)
はぐみ(星のカリスマ、、、中学時代、蘭ちゃんと互角だったのに、しばらくしたらまったく聞かなくなった子。けどまさか花咲川に入学してた、なんてね)
カランカラン
はぐみ「あ、いらっしゃいませ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/13(月) 11:31:51.75 ID:Jyzta+rG0<> いったんここまで
いま書いているパソコンに事情がありまして八月中に終わらせる予定です
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/08/13(月) 11:58:53.01 ID:cwsNv78Co<> 乙
紗夜さんつよそう <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/08/13(月) 12:20:43.56 ID:Mfp5QMY9o<> 最後はぐみじゃなくてつぐみじゃね? <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/08/13(月) 13:04:13.93 ID:KiLNSiUQO<> コロッケカフェなんだよなぁ(適当) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/08/13(月) 13:05:23.17 ID:yq3VXBLSo<> こころが花咲川の異次元(物理)になってそう <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/13(月) 15:55:19.14 ID:Jyzta+rG0<> 》22,23
本当にすみません!はぐみ、ではなく、つぐみでした!
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/13(月) 16:02:05.30 ID:Jyzta+rG0<> ホシノカリスマ ケンカ トップ
つぐみ(、、、、)
つぐみ(星のカリスマ、、、中学時代、蘭ちゃんと互角だったのに、しばらくしたらまったく効かなくなった子。けれどまさか花咲川に入学してた、なんてね)
カランカラン
つぐみ「あ、いらっしゃいませ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/13(月) 16:11:58.51 ID:Jyzta+rG0<> 数日後
りみ「てりゃ!はっ!」シュ!
香澄「あー、だめだめ。こう、、はっ!!、、って感じだよ」
りみ「んーこう?てりゃ!」
香澄「うーーん、鋭いんだけどな〜、力が伝わってない、っというか。うまく力を使えるようになればすごくなると思うよ」
りみ「ほんと!?よーし、がんばるよ!」
香澄(って、こんなつもりじゃなかったんだけどね。『星のカリスマ』のこと黙ってもらうためにも、しかたない)
りみ「たぁ!ほりゃ!」
香澄(それに、、頑張る人は応援したいし)
キーンコーンカーンコーン
香澄「あ、時間だね」
りみ「もうかぁ、」
香澄「それじゃ今日はここまで、ね」
りみ「うん!ありがとうね!かすみちゃん!」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/13(月) 16:19:46.14 ID:Jyzta+rG0<> 香澄「いのる〜そらに〜」
香澄「って!普通の友達全然つくれてないよ!」
香澄「どーしよー!」
有咲「あ〜イライラする!」
有咲(けど、ばあちゃんとの約束で喧嘩はだめだし、ストレス溜まるなー)
ナンパA[そこのお嬢ちゃん、」
ナンパB「ちょっと、いいかな?」
有咲「はぁ?誰?」
ナンパC「いいから、気持ちいいこといない?」
ナンパD[そこの路地裏でさ」
有咲(はぁー、きも)
有咲(けど、ちょうどいい。こいつらでストレス発散させてもらうか)
有咲「ま、いいですよ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/13(月) 16:24:46.29 ID:Jyzta+rG0<> 香澄「大丈夫、私、結構話しかけていけるから、明日こそは!」
香澄「ん?」
ナンパA「ラッキー」
ナンパB「ほら、こっちこっち」
有咲「はい、はい、」
香澄「あれは!同じ制服の子が!いけない人達と!」
香澄「これは、、」ポワポワ
香澄「やめろ!」バキ、バシ
ナンパC「くそ!」
ナンパD[おぼえてろー」
??「ありがとう!お強いのね!」
香澄「いやいや、無事で良かったですよ。お嬢さん」キラ
??「はっ!」キュン
香澄「よし!待っててね!」ダッダダ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/13(月) 16:32:31.61 ID:Jyzta+rG0<> ナンパA[へへ、じゃあさっそく」ガシ
有咲「触んな、クズ」シッシ
ナンパB「へー強気だ、、」クル、ドン
ナンパC「お、おい!しっかりし、、、」ドシ、チーン
有咲「はん、よっわ」
ナンパD「こ、こいつ!」
ナンパA「ふ、ふざけんな!」
香澄「大丈夫!?」
オラ! オッセー クソ!アタラネー
香澄「こら!やめろー!」ダッタ
有咲「くらえ!」パンチ!
ナンパA[うお!」スカ
香澄「へ?、、うわぁ!」バシ!
有咲「ん?仲間がまだいたのか?」
ナンパA「だ、誰だ、こいつ?」
ナンパD[わ、わからん」
有咲「隙あり!」シュ、シュ
ナンパA「ぐはぁ!」
ナンパD[ぐほぉ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/13(月) 16:39:55.20 ID:Jyzta+rG0<> 香澄「いったぁ〜、もう!」
ナンパA[、、、」バタ
香澄「うわ、上にのしかかって、」モギュ
ナンパD「、、、」バタ
香澄「うげぇ」モギュ
有咲「さーて、スッキリー、スッキリー」
有咲「帰ろっと」テクテク
香澄「んっしょ!、ふぅー」
香澄「邪魔だな〜」ポイ
香澄「それより、なに!?あの子!」
香澄「せっかく助けようとしたのに!花咲川の不良は初対面の人には殴るの!?」
香澄「暗いけど、目はいいから覚えてるよ!あの巨乳のツインテール!」
香澄「確か、あっち方向だったはず!」ダッダッダ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/13(月) 16:46:11.51 ID:Jyzta+rG0<> 流星堂
有咲「ただいま〜」
ばあちゃん「おかえり、有咲」
有咲「うん」
ばあちゃん「学校、どうだった?」
有咲「、、、いつもどおり、だよ」
ばあちゃん「そうかい?」
有咲「うん、先に風呂、入るな」
ばあちゃん「わかったよ。あ、もちろん喧嘩してないだろうね?」
有咲「あ、当たり前じゃ、、、
香澄「いたぁ!」
有咲「んん!?」
ばあちゃん「あら?有咲のお友達?」
有咲「い、いや、ちが、、、
香澄「よくも殴ったね!!」
有咲「、、、はぁ!?」
ばあちゃん「、、、」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/13(月) 16:52:52.12 ID:Jyzta+rG0<> 有咲「ちょまま、」
香澄「助けようとしただけなのに!」
有咲「ちょまま、、」
香澄「いきなり殴るなんてさ!」
有咲「ちょっとまって!」
香澄「それに謝りもしないなんて!」
有咲「ちょっと!」
ばあちゃん「、、、、有咲、本当かい?」
有咲「ばあちゃん!ち、違うんだよ!」
香澄「何が違うのさ!他の人を殴ったのはともかく!私を殴ることないじゃん!」
有咲「お前ー!いったん、黙ってくれ!」
ばあちゃん「有咲!!!」
有咲「!!」
香澄「!!」
ばあちゃん「もう喧嘩しない、約束したね?」
有咲「それは、その、あっちから仕掛けてきたから、」
香澄「私は違うよ?」
有咲「お前ぇぇー!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/13(月) 16:58:26.02 ID:Jyzta+rG0<> ばあちゃん「理由はどうあれ、約束を破って、嘘までついた。そうだね?」
有咲「あ、、その、、」
ばあちゃん「そうだね!?」
有咲「!!、、、はい」
ばあちゃん「、、、しばらく家に入れない。いいね!?」
有咲「、、、、、は、い」
ばあちゃん「、ふん!」イリグチ、ピシャ
香澄(、、、え?なにこれ?)
有咲「、、、」
香澄(とりあえず、、)
香澄「あ、あの、」
有咲「、、、なんだよ?」
香澄「とりあえす、お返しに一発殴っていい?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/13(月) 17:06:57.11 ID:Jyzta+rG0<> とある公園
有咲「お前なぁ!お前のせいで私は!」
香澄「何さ!そっちが勝手に喧嘩してたんじゃん!」
有咲「あー!もう!うるせえ!」パンチ
香澄「うげ!」バシ
有咲「くそ!、あー、もう!」
香澄「な、何すんのさ!」イタタ
有咲「!!」
有咲(な!?こいつ!不意打ちで、完全にはいったろ!)
香澄「なんなの!?不意打ちばっか!さすがにやり返すよ!?」
有咲「なっ、く!上等だ!お前のせいで私はな!家に帰れないんだよ!」シュ
香澄「知らない、、よ!」スカ、、、シュ!
有咲「ぐっ!」ズコ
香澄「うりゃ!」シュ、グッ
有咲「がはっ!」ドン
有咲(ちょ、こいつ!つ、つえ!)
有咲「う、ら!」パンチ
香澄「ふん!」バシ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/13(月) 17:11:05.78 ID:Jyzta+rG0<> 有咲「止めた!?」
香澄「不意打ちじゃなきゃ、こんなのどうってことないよ」
有咲「な!おまえ!」
香澄「さっきから、お前お前って、私は戸山香澄!じゃーね、ありさ、、ちゃん!」シュ!
有咲「うっ!、、、」バタン
香澄「ふふーん、勝利!」
有咲「、、、、」チーン
香澄「、、どうしよう、この子」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/13(月) 17:12:21.63 ID:Jyzta+rG0<> 今日はここまでです。
また明日書きますね <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/08/14(火) 01:46:52.93 ID:r3cXafTAo<> 最初の2レスでダメかと思ったけどいいね <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/14(火) 12:27:18.10 ID:5/mKhcOS0<> 有咲「う、うーん、」
香澄「あ、起きた?」
有咲「あ、ああ、、、って!ここは!?」
香澄「私の部屋。貴方、気を失ってたからね」
有咲「それは、、お前の、、、いや、なんでもねえ」
香澄「それに家に帰れないんでしょ?」
有咲「、、まあな」
香澄「よくわからないけど、私のせいでも少しあるし、今日泊まっていけば?」
有咲「はぁ!?ま、マジかよ、」
香澄「ああ、けど普通に友達の家に泊まればいいよね」
有咲「え、、、」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/14(火) 12:32:50.56 ID:5/mKhcOS0<> 香澄「おせっかいだったかな?」
有咲「あ、、いや、、」
香澄「道具、そこにまとめてあるから、連絡つき次第でてってもいいよ」
有咲「えっと、その、」
香澄母「香澄ー!ご飯よ!」
香澄「はーい!今行く!」
香澄「あなた、、じゃなくて有咲も食べる?」
有咲「いや、迷惑、だろ?それよりなんで私の名前を、」グー
有咲「///」
有咲「い、今のは///」
香澄「名前を知ってたのはおばちゃんとの会話を聞いてたから。いいからご飯食べよ?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/14(火) 12:50:20.42 ID:5/mKhcOS0<> 香澄「いただきまーす」
有咲「い、いただきます」ペコ
香澄母「どーぞ、どーぞ」
香澄「はむ、」モグモグ
有咲「、、、おいしい、です」モグ
香澄母「それは良かったわ」
香澄「母さん、あっちゃんは?」
香澄母「まだ部活よ」
香澄「うへ、大変だね」
香澄母「あんたもなんか入りなさい。どーせまた喧嘩とかしてるだけでしょ?」
香澄「相手からくるんだから仕方なく、だよ」
有咲(へー、)モグモグ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/14(火) 12:56:49.81 ID:5/mKhcOS0<> 香澄母「それで有咲ちゃん、だったわよね?今日は泊まっていくのかしら?」
有咲「えっ、そ、それは、」
香澄「友達いるだろうし、その人たちに頼めば、、
有咲「と、泊まります!」
香澄「え?」
有咲「実は、ほ、他の友達は皆予定あって、」
香澄「いつの間に、」
香澄母「そういうことなら、香澄。あんたの部屋の泊めなさい」
香澄「はーい。ま、仕方ないよね」
有咲「よ、よろしく///」
香澄「うーん、お風呂上がりは、牛乳派?コーヒー牛乳派?」
有咲「、、、なんだそりゃ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/14(火) 13:00:31.74 ID:5/mKhcOS0<> 香澄部屋
香澄「よっと、」ファサ
香澄「これでよし、」
有咲「あ、ありがとな」
香澄「いいって、いいって。制服とかは洗濯してあるから」
有咲「ああ、ありがとう」
香澄「ん、じゃあ、おやすみ」
有咲「あ、ああ」
香澄「、、、、」スースー
有咲「、、、、」
有咲「って、ちょっと待て!!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/14(火) 18:27:39.74 ID:5/mKhcOS0<> 香澄「ん?何?」
有咲「いやいや、ちょっと急展開すぎるだろ!少しは説明しろ!」
香澄「説明、したじゃん」
有咲「足りねー!!」
有咲「つまりお前はあの路地裏で私がたまたま殴ちまってのを怒って追いかけてきた、ってことだよな?」
香澄「まあ、ざっくり言うとそうだね」
有咲「追ってきたお前は私の家まで来て、ばあちゃんの前で暴露。おかげで私は家に帰れなくなっちまった、と」
香澄「いや、あれは有紗の自業自得だよね?」
有咲「ぐっ、け、けど!お前が言わなかったら!」
香澄「だから!私は戸山香澄!お前呼びはやめてよね」
有咲「わかったよ。か、香澄///」
香澄「なんで照れてるの?」
有咲「う、うるせえ!///」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/14(火) 19:03:53.77 ID:5/mKhcOS0<> 香澄「それにしても、喧嘩したら家に入れてくれない、なんておばあちゃん厳しいね」
有咲「、、、、ばあちゃんは私の為を思っていってくれてんだよ」
香澄「有咲のため?家を追い出すことが?」
有咲「それは、、罰というか、」
有咲「、、、、うちはばあちゃんと二人暮らしなんだよ。だからばあちゃんは私のこととても大事にしてくれて。けど、小、中と喧嘩して傷ついて帰ってくる私を見て『高校生になったらそういうことはもう禁止だ!』って」
香澄「そういうことか。って、ならなんであんな人たちと喧嘩したのさ」
有咲「それは、、イライラして、つい」
香澄「あー、まあ、わからなくもないや」
有咲「そういうおま、、香澄はどうなんだよ!」
香澄「私?どう?って?」
有咲「お前明らかに喧嘩強いじゃん。それに中学の頃に見かけたことないし、高校からこの花咲川に来たんだろ?目的はなんだよ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2018/08/14(火) 19:13:09.51 ID:fscs9L2P0<> お前ら知ってるか?
戸山香澄と青葉モカは不人気韓国人なこと
なんでも池沼らしいぞ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/14(火) 19:14:18.78 ID:5/mKhcOS0<> 香澄「目的ってなにさ」
有咲「この学校のトップになることか?」
香澄「あー!、もう!違う、違う!私はね、この学校で普通の友達を作るの!」
有咲「普通の友達?」
香澄「そう!普通の!そのために今までの地域の学校はやめてこの学校に来たの!」
有咲「つまり、友達をつくるため、か?くだらねーな」
香澄「はぁ?何さ!」
有咲「だってそうだろ?そんなに強いのに友達作りって、何考えてんだか、」
香澄「有咲にどうこう言われる筋合いはないよ!」
香澄母「うるさいよ!!」
有咲「!!」ビク
香澄「あーあ、怒られちゃったじゃん。さ、もういいでしょ。今度こそ寝るね」
有咲「あ、ああ。わかった」
有咲「、、、」
有咲「な、なあ、」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/14(火) 19:18:58.45 ID:5/mKhcOS0<> 香澄「なに?」
有咲「そ、そのだな。泊めてくれて、あ、ありがとう///」
香澄「、、、え?」
有咲「って、あくまで泊めてくれたことに対して、だからな!勘違いすんなよ!」
香澄「、、、有紗ってさ、言葉遣い荒いよね」
有咲「な、なんだよ!」
香澄「それで、、ツンデレって言われない?」
有咲「うるせー!もう寝ろ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/14(火) 19:25:54.00 ID:5/mKhcOS0<> 次の日
りみ「かすみちゃん、おはよう、、って市ヶ谷さん!?」
香澄「おはよう、りみりん」
有咲(なんだよ、普通に友達いんじゃねーか)
りみ「なんでかすみちゃんが『甘辛パーソナリティ』市ヶ谷有咲、と一緒にいるの!?」
香澄「甘辛パーソナリティ?」
有咲「なぁ!なんだよそれ!///」
りみ「なにって、市ヶ谷さんの二つ名、というか、通り名、というか」
香澄「甘、、辛、、はっ!なるほど!」
有咲「な、なんだよ」
香澄「いや、やっぱり有咲は口が悪いけど、ツンデレなんだね」ニヤニヤ
有咲「う、うるせーぞ!香澄!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/14(火) 19:39:09.10 ID:5/mKhcOS0<> りみ「二人とも知り合い、なの?」
香澄「知り合い、というか、、なんなんだろうね」
有咲「うーん、昨日初めてあったんだけどな」
りみ「それでそんなに仲良く?しかも市ヶ谷さんってあんまり他人とつるんでない、よね?」
有咲「ああ、いや、そうだな」
りみ「それなのに一日でそんな仲良く、、さすがかすみちゃん!相変わらずすごいカリスマだね!」
香澄「ちょ、やめてよ、りみりん!」
りみ「あ、ご、ごめんね」
有咲(カリスマ?なんのことだ?)
香澄「それより行こうよ。学校に、」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/08/15(水) 01:29:52.46 ID:PmuJ4jnF0<> 星のカリスマ、倒置法を駆使。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/15(水) 01:46:24.67 ID:yhXoOQy90<> 学校
香澄(うーん、未だに他の人とクラスで少しは話すけど友達、とは言い難いしな〜)
香澄(正直、普通の友達ってもっとあっさりできるもんだと思ってたのに、)
お昼
りみ「かすみちゃん、お昼食べよ?」
香澄「勿論、と言いたいけどちょっと先生に呼ばれてるから、先食べてて。すぐに戻ってくるから」
りみ「うん。わかったよ」
香澄「うーん、家庭科室ってどこさ」キョロキョロ
香澄「はぁー、日直ってついてないなぁ」
香澄「だいたい、場所わかんないよ」
キャアーーーー
香澄「!!あっちから!」ダッダッダ
二年不良「うっ、」バタ
二年不良「くそ、丸山、なんかに、」バタ
二年生「ありがとう、彩ちゃん!」
二年生「ほんと、ほんと、もうダメかと思ったよ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/15(水) 02:01:09.17 ID:yhXoOQy90<> 彩「ううん、二人が無事でよかったよ」
二年生「や、やさしい〜」
二年生「ほんとに!」
香澄「悲鳴が聞こえたから来てみたら、もう終わってるし、」
香澄「あのピンク髪のツインテールの人がやったのかな?」
二年生「いや〜、やっぱり彩ちゃんはすごいね」
二年生「ほんとにね」
香澄「あ、あの、」
二年生「ん?ってあなた一年生じゃない。どうして二年生の階に?」
香澄「ちょっと教室探してて、ところであの二年生の方は?」
二年生「彩ちゃんのこと?そっか、一年生はわからなよね」
二年生「彼女は丸山彩ちゃん。噂じゃアイドルをやってるって話だよ」
香澄「アイドル?」
二年生「そうそう。けれどみんなから慕われてる理由は不良でもないのに不良に絡まれてる人たち為に戦ってるところ、なんだ」
香澄「はあ、」
二年生「アイドルは顔が命、にも関わらず、困ってる子のために戦う、もうすごいの!綾ちゃんは!」
香澄「それは、すごいですね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/15(水) 02:11:28.55 ID:yhXoOQy90<> 香澄(それがほんとだったらすごい。けどなんでだろ、あの人から強そうな感じというか、オーラというか、そそういうのが全然感じない。まるで一般人だよ。もしかして、喧嘩の時一気に解放する、ってかんじかな?)
彩「ん?そこの一年生の子、どうしたの?」
香澄「はい!えっと、えっと、私ですよね?」
彩「うん!」
香澄「その、家庭科室がわからなくて、それで、」
彩「あー、なるほど。うん!私が案内するよ!」
香澄「本当ですか!?」
香澄(この人、いい人だ!)
彩「ここだよ」
香澄「ありがとうございます!彩先輩!」
彩「先輩、か。ふふ、どういたしまして!名前は?」
香澄「はい!戸山香澄です!」
彩「香澄ちゃん、ね。わかった。それじゃあね、香澄ちゃん」フリフリ
香澄「はい!」
香澄(やった!これぞ正に普通の先輩、後輩、だよね!) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/15(水) 02:17:21.36 ID:yhXoOQy90<> 香澄「りみりーん、おまたせ、、、
有咲「へー、りみはあの三年生のゆりさんの妹なのか」
りみ「うん、そうなんだ。あ、香澄ちゃん」
香澄「うん、ところでなんで有咲?」
りみ「その、私が呼んどいたんだ。ご飯一緒の方がいいかなって」
有咲「ちなみにもう友達になったぞ」ドヤ
香澄(なんでドヤ顔?)
りみ「それよりどこで食べよっか?」
香澄「それなら屋上で食べようよ!」
有咲「まあ、いんじゃね?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/15(水) 02:27:22.53 ID:yhXoOQy90<> 屋上
りみ「けど気をつけてね。屋上ってたまに不良が」ガチャ
香澄「大丈夫、大丈夫〜」ガチャ
沙綾「、、、」パクパク
香澄「、、、」
沙綾「、、、」チラ、パクパク
香澄「、、、」
有咲「先客いたか。けど一人だし、あっちの方で食おうぜ」
りみ「う、うん。かすみちゃん、いこ」
香澄「うん、そうだね」スタスタ
有咲「なあ、りみ。香澄とあの子、なんかあったのか?」ボソ
りみ「うん、それがね、、、、、、ってなかんじで」ボソ
有咲「そ、そういうことか。それにしても、あいつが『発酵少女』」
りみ「それより、かすみちゃんとありさちゃん弁当同じじゃない?」
有咲「そ、そそれは、だな、、」
香澄「、、、」パクパク <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/15(水) 02:46:02.59 ID:yhXoOQy90<> りみ「ところで、二人は昨日どうやって知り合ったの?」
有咲「それは、」
香澄「なんというか、」
有咲「私が間違って香澄を殴っちまって、」
香澄「有咲、、、」
沙綾「プッ、、、」
香澄「、、、」カタ
有咲「お、おい!」
りみ「かすみちゃん!」
香澄「ねえ、今笑ったよね?」
沙綾「、、、べつに」
香澄「私まだこの前のこと許してないんだけど」
沙綾「そ、だから?」
香澄「今からこの前の続き、やってもいんだよ?」
沙綾「めんどくさい、」
香澄「、、、そうだね。貴方は逃げないといけないもんね。それはめんどくさいよね」
沙綾「はぁ?なにそれ」
香澄「、、、」
沙綾「、、いいよ。正直めんどくさいのは本当だし、ここで私が勝ったらもうつかかって来ないでよね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/15(水) 03:03:33.62 ID:yhXoOQy90<> 香澄「いいよ、私もやられっぱなしが嫌なだけだし、」
りみ「ふ、二人共、」
有咲「あーあ、ああなっちまったら仕方ねーよ。二人の気の済むまでやらせてやろーぜ」
りみ「ありさちゃん」
有咲「それに香澄と発酵少女のどっちが強いか、興味あるしな、」
りみ「それは、そうだけど、」
香澄「、、、」
沙綾「、、、」
香澄「!!」ザッ!
沙綾「!!」シュッ!
香澄「っと」サッ
沙綾「ふん!」シュア、ガッ
香澄「よっと」スッ、バシ
りみ「さすがかすみちゃん、山吹さんの攻撃を全部防いでる」
有咲「その山吹さんもいい動きだけどな」
沙綾「ふーん、口だけじゃなかったんだね」
香澄「有咲にも言ったけど不意打ちじゃなきゃなんてことないよ」
沙綾「いうね、けどあんたも防いでばっかじゃ勝てないよ?」
香澄「こっからだよ」グッ
沙綾「そうこなくっちゃ」グッ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/15(水) 03:12:09.52 ID:yhXoOQy90<> キーンコーンカーンコーン
香澄「お昼も終わりか、関係ないけ、、、
沙綾「やば、次数学だった。今日はここまでで、」
香澄「は、はぁ!?何言って、、、
有咲「私も急がねーと!」
りみ「かすみちゃん!先行ってるね!」
香澄「ちょ、二人まで!」
先生「こら!戸山!授業には遅れ、課題はやってこない。なんなんだ貴様は!」
香澄「いや、その、、」
先生「立ってろ!」
りみ「かすみちゃん、、」アワワ
沙綾(戸山さん、か。、、馬鹿なの?) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/15(水) 03:22:03.80 ID:yhXoOQy90<> 放課後
香澄「はぁー、ひどい目にあった」
りみ「お疲れ様、かすみちゃん。今日も、その、いい?」
香澄「うん。けど少し待ってね」
有咲「おーい、香澄、帰ろーぜ」
香澄「ええー、りみりんに付き合うからむりー」
有咲「はぁ!?お前が帰らねーと私も帰れねーだろ!」
香澄「なら、家の鍵渡しておくから、はい」
有咲「それはだめだろ」
香澄「だいたい、他の子の家に泊まればいいじゃん」
有咲「それは、、、ほら!道具!とかまだお前の家だし!」
香澄「、、それもそうか」
りみ「二人って、仲いいね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/15(水) 03:33:17.17 ID:yhXoOQy90<> 香澄「そんなことは、、あっ、そうだ。有咲、今日も泊まるなら静かにしてよね。昨日はうるさくて注意されたし」
有咲「わかってるよ、もっと静かに、だろ?」
香澄「そうそう。よしっと、じゃあ行こう、りみりん」
りみ「うん」ガタ
有咲「あ、待てよ!」タッタ
クラスメイト達「、、」
モブ「戸山さんって」
モブ「ああいう人たちとつるむんだ」
モブ「しかも、」
モブ「付き合う?」
モブ「昨晩はうるさい?」
モブ「今日は静かに?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/15(水) 03:38:58.24 ID:yhXoOQy90<> 帰り道
りみ「じゃあね、二人共」
有咲「おう、じゃあな」
香澄「またあしたね
有咲「にしても、特訓ね」
香澄「りみりんが言い出したんだけどね」
有咲「なるほどな」
香澄「ん?、、パンのいい匂い。お腹空いたな」グー
有咲「少し寄ってくか?」
香澄「賛成!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/15(水) 03:42:57.17 ID:yhXoOQy90<> 山吹ベーカリー
カランカラン シーン
香澄「よっと、」
有咲(ん?店員、いねーのか?)
香澄「何食べよっかな〜」
有咲「、、ま、そのうち来るだろ」
香澄「よし決定!」
有咲「私はこれだけでいいかな」
香澄「チョココロネだけ?もしかしてりみりんの影響?」
有咲「ま、まーな///」
香澄「それにしても来ないな〜。あの!すみません!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/15(水) 03:57:45.30 ID:yhXoOQy90<> 沙南「あ、あの!」
有咲「うん?」
香澄「子供?」
沙南「そ、その、今お姉ちゃんとパパが忙しくて、もう少し待ってもらって、いいですか?」
有咲「へー、えらいな」
香澄「そうか、そうか、なら!」
沙綾父「よし、一段落だ、ひと段落だ。沙綾、会計に方に、」
沙綾「うん、わかった」
沙綾(沙南、大丈夫かな、、、ってガラス越しに見えるあの人は、、戸山さん!?)
沙綾「まさか、家まで喧嘩しに、、」
キャアアアーーーー
沙綾「!?あいつ!!」ダッダ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/15(水) 04:04:43.95 ID:yhXoOQy90<> 沙綾「ちょっと、あんた!沙南に手出し、、、、
香澄「ほれほれ〜〜」クスグリ
沙南「アハハハ、やめ、やめてよ〜」
有咲「ふふ、、」
沙綾「あ、あれ?」
有咲「お、店員が、、ってお前は!?」
香澄「ん?ああ!?」
沙南「あ、おねえちゃん」
有咲「お姉ちゃん、そう言われれば、似てるな」
香澄「何しに来たのさ!」
沙綾「はぁ、それはこっちのセリフだよ。私の店に何か用?」
有咲「マジか、、、」
沙南「お姉ちゃん達、知り合いなの?」キョトン
香澄「知り合いというか、、喧嘩相手というか、、」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/15(水) 04:14:03.57 ID:yhXoOQy90<> 沙綾「ちょっ、勝手に言わないでよ!」
香澄「何さ、そっちから殴ってきたんじゃん!」
沙南「そうなの?お姉ちゃん?」
沙綾「そ、それは、、」
有咲「あれ?何かデジャブ、」
沙南「お姉ちゃん、もう不良やめたって、」
香澄「いきなり殴ってきたんだよ?痛かったな〜」
沙綾「あんた、、、」
有咲「香澄、楽しそうだな」
香澄「あ、それより会計いい?お腹空いちゃって」
有咲「自由すぎだろ!」
沙綾「ところであんたたち沙南に変なことしてないでしょうね?」
有咲「してねーよ」
香澄「遊んでただけだよ、ね!」
沙南「うん!」
沙綾「そっか、それは、、ありがとう」
香澄「ふ、普通にお礼言われると、、な、なんというか、」
沙南「お姉ちゃん達、仲良しなんだね!」
有咲「そ、そうか?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/15(水) 04:20:12.97 ID:yhXoOQy90<> 香澄 家
香澄「ふぅー、今日も終わったね」
有咲「にしても、お前も妹いんのかいんのか」
香澄「まーね〜、自慢の妹だよ」
有咲「そっか、、、明日、家に帰ってばあちゃんと話してみるよ」
香澄「そっか、、」
有咲「何日も悪いしな、」
香澄「うまく理解してもらえるといいね」
有咲「そ、それでなんだが///」
香澄「ん?」
有咲「お前言ってただろ?友達が欲しいって」
香澄「普通の友達、ね」
有咲「だ、だから、そ、その、私が!お前と、と、友達に!////」
香澄「え?いいよ、別に」
有咲「」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/15(水) 04:28:18.40 ID:yhXoOQy90<> 香澄「私が欲しいのは普通(不良じゃない)の友達なの」
有咲「、、、、、っそっか」
香澄「だいたい私と有咲はもう友達じゃん」
有咲「、、、へ?」
香澄「だってそうでしょ?有咲は私にとって特別(不良)な友達だし」
有咲「とくべつ、、、、特別///」
香澄(なんで顔赤くなってんの?)
有咲「そっか、、、特別、か//」
香澄「そういうこと。だから今更普通の友達に、、って言われてもね」
有咲「そ、そうだな///その通りだ!」
香澄「そういうこと、それじゃ、おやすみ」
有咲「お、おう///おやすみ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/15(水) 04:44:41.23 ID:yhXoOQy90<> お昼 屋上
香澄「よっと、、あ、」
沙綾「あんたたち、また、」
りみ「えっと、どうも」
有咲「昨日ぶり、だな」
香澄「いいから食べよう?」
りみ「その、ちなみに、昨日の続きとか、いいの?」モグモグ
香澄「あーー、うん、その、」
沙綾「気分が乗らない、というか、」
香澄「パン、安くしてもらったしね。今回はもういいかなって」
沙綾「沙南と遊んでもらったし、私も喧嘩する理由がない、かな」
りみ「そ、そっか?」
有咲「あとでおしえてやるよ」ボソ
校舎 2階
夏希「、、、」チラ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/15(水) 04:50:31.64 ID:yhXoOQy90<> 香澄「そっか、おばあちゃんと仲直りできたんだね」
有咲「まあ、なんとかな」
りみ「よかったね」
沙綾「、、、」モグモグ
香澄「、、、ねえ、こっちにくれば?もうお互いにいがみあってないし、知らない仲でもないし」
沙綾「、、、結構です」
香澄「そうですか、」
りみ「あはは、」
有咲「素直じゃなねーな」
香澄「有咲がいう?」
有咲「どういう意味だよ!」
りみ「ふふ、そうだね、」グー
りみ「うっ、やっぱりパン一個じゃ足りないよね」
有咲「それは足りないだろ」
沙綾「、、、」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/15(水) 04:57:02.97 ID:yhXoOQy90<> 沙綾「これ」チョココロネ
りみ「え!?くれるの!?」
沙綾「私もう行くから」
りみ「本当!?ありがとう!!」
香澄「さーや、やっさしい〜」
有咲「つんでれ、だな」
香澄「有咲がいう?」
有咲「だからなんでだよ!?」
沙綾「ふふ、、、じゃあ」スタスタ
沙綾「、、、」テクテク
夏希「沙綾、」
沙綾「!?、、ナツ、」
里美「、、、」
真結「、、、」
文華「、、、」
沙綾「チスパのみんな、、、」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/15(水) 05:13:11.82 ID:yhXoOQy90<> 夏希「楽しそうだったね、屋上では、」
沙綾「、、そんなことはないけど」
夏希「わかってるの?あんたのせいで私たちは大事な喧嘩に、アフターグロウに負けて、この花咲川でどんな扱いを受けてるか」
沙綾「だから、私はグループを抜けて、、」
真結「それだけ?」
文華「自分は楽しんで私たちはもう知りません、って?」
里美「この裏切り者!」
沙綾「っ!!」
夏希「そんなの私たちが許さないよ」
沙綾「、、、ごめん」
夏希「放課後、校舎の裏側に一人で来な一人できな。屋上の友達はなしで」
沙綾「、、彼女達は友達なんかじゃ、」
夏希「言い訳とかいいから、必ず来なさいよね。来なかったらあんたの家族は、」
沙綾「!?行く!必ず行くから!だから!」
夏希「なら放課後、ね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/15(水) 05:14:09.19 ID:yhXoOQy90<> いったんここまでで
投稿時間滅茶苦茶ですみません <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/08/15(水) 06:37:52.54 ID:rDGHcZCCo<> 話は面白いけど文章が惜しい
「、、、」じゃなくて「……」にするとか、!と?の後は一文字分スペース空けるとか、カギ括弧内の最後は句読点で終わらせないとか
この辺やるだけでも読みやすくなる
頑張れ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/16(木) 02:46:04.56 ID:Lf0NdEbS0<> 》74さん
わかりました!意識してみますね!
ご指摘ありがとうございます! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/16(木) 03:10:08.99 ID:Lf0NdEbS0<> 放課後
香澄「はぁー、今日も終わったな〜」
沙綾「.....」スタスタ
香澄「ん? 沙綾?」
香澄(やけにシリアスそうな顔だけど)
りみ「香澄ちゃん、おつかれ〜」
香澄「あ、うん」
りみ「どうかしたの?」
香澄「いや...なんでもないや」
りみ「そう?」
香澄「うん。さ、行こ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/16(木) 03:20:33.14 ID:Lf0NdEbS0<> 香澄「そろそろりみりんも誰かと喧嘩してみれば?意外と勝負になるかもよ?」
りみ「ええ!? そうかな?」
香澄「そうだよ。だいたい喧嘩なんて慣れだしね」
りみ「そ、そっか。うん! あ、けど誰と喧嘩すればいいかな?」
香澄「うーん、有咲とか?」
りみ「ええ!? 有咲ちゃんと?」
香澄「いや、そこらへんの人に喧嘩吹っかけるのもなんかね。知ってる人同士なら指摘し合えるし」
りみ「そっか、き、聞いてみるね」
有咲「......」
香澄「お、いたいた」
りみ「おーい!有咲ちゃん!」
有咲「ん? あ、お前らか」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/16(木) 03:30:27.34 ID:Lf0NdEbS0<> りみ「どうかしたの?」
香澄「なんか考え事?」
有咲「いや、その...沙綾のやつを見かけたんだけどなんか雰囲気が、な」
香澄「....」
りみ「雰囲気? 暗かったの?」
有咲「なんというか、真剣な顔つきで四人くらいと一緒に校舎の裏の方へ向かってたな」
香澄「四人くらい? なら呼び出しでも食らったんじゃないの? 『オラオラ〜、顔貸せ〜』みたいな?」
有咲「なんだよ、その声」
りみ「だ、大丈夫かな? 沙綾ちゃん」
香澄「うーん、まあ本人の問題でしょ」
有咲「..なんだ、意外とあっさりしてんだな」
香澄「『4対1なんて卑怯だよ!私たちも行って4対4で戦おう!』なんて言うと思ったの?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/16(木) 03:42:33.39 ID:Lf0NdEbS0<> 有咲「だからその芝居がかった声はなんなんだよ」
りみ「え? 助けに行かない、の?」
香澄「りみりん、私達と沙綾はまだ友達じゃないんだよ? ただ一緒に同じ場所でお昼を食べてるだけ」
有咲「.....まあ、そうかもな」
香澄「りみりんは今日のお昼分けてもらったから、恩を返したいっていうのも分からなくはないよ? けれどさっきも言ったようにこれは本人の問題。変に首を突っ込んでも本人からしたらいい迷惑かもしれないし、それこそ余計なお世話、かもね」
りみ「そう、なんだ」
香澄「現に私は誰かさんを助けようとして、痛い思いしたしね」チラ
有咲「あ、謝っただろ///」
りみ「そっか....」
香澄「それにもしそれで負けてもいいじゃん。いい経験になるはずだよ。沙綾の」
有咲「お前何様だよ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/16(木) 03:50:13.52 ID:Lf0NdEbS0<> 香澄「あ、でもそこにりみりんが行って喧嘩に混ざってくれば?」
りみ「ええ!? そ、それは...」
有咲「なんだ、りみもついに喧嘩デビューか?」
香澄「ホントは有咲でデビューするつもりだったんだけどね」
有咲「はぁ!? なんで私がりみと喧嘩しないといけないんだよ!」
香澄「いや〜、有咲しか頼める人がいなくて」
有咲(私、しか?)
有咲「し、仕方ねーな///」
香澄(あれ?もしかして有咲ってちょろい?)
りみ(沙綾ちゃん....) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/08/16(木) 03:51:28.96 ID:Y7tsfSc/o<> みてるよ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/16(木) 04:01:17.09 ID:Lf0NdEbS0<> 校舎裏
夏希「.......」
沙綾「.....こんなところで、何する気? 土下座ならやめる時したよね?」
夏希「そうだね。あの時の私達はその後一人一発ずつ殴ってそれで終わりにした。沙綾の事情はほんの少しだけ理解できたし」
沙綾「...ならなんで今更?」
文華「決まってんじゃん!」
真結「沙綾が! あんたが私たちの気も知らず、呑気に学校生活を送ってるからだよ!」
里美「言ってる意味わかるでしょ!?」
沙綾「......」
夏希「なんとか、、言いなさいよ!」シュ!
沙綾「うっ!」ドゴ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/16(木) 04:01:52.98 ID:Lf0NdEbS0<> >>81
嬉しいです! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/16(木) 04:10:08.61 ID:Lf0NdEbS0<> 有咲「あ、思い出した」
香澄「なにを?」
有咲「沙綾と一緒に校舎裏に行った奴らのこと。たしか一人が同じクラスの.....海野夏希、だったっけな?」
りみ「!? ってことはその人たちは...チスパの人達、かも」
香澄「りみりん、知ってるの?その人たちのこと」
りみ「う、うん。チスパっていう今は四人組のグループがあるんだ」
香澄「へー」
有咲「今は?」
りみ「そう、昔は五人組だったんだ」
香澄「昔は....」
有咲「もしかして」
りみ「うん。その一人は沙綾ちゃん、だよ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/16(木) 04:31:36.00 ID:Lf0NdEbS0<> 有咲「やめたってことか?」
りみ「一年くらい前だった気がするけど」
香澄「そうなんだ。辞めた理由、とかわかる?」
りみ「それはわからないけど、思い当たる出来事なら一つあるんだ」
有咲「それは?」
りみ「チスパとアフターグローのグループ対決だよ」
里美「五人対五人の形式での真剣勝負、ってことになったあの喧嘩は私たちにとって、とても意味があった」バシ!
沙綾「ぐっ!」バン
文華「私達は必死に特訓した。勝つために、私たちが最強のグループになるために!」キック!
沙綾「っ!」ダン!
真結「それなのに! あんたは来なかった! 時間になっても! 仕方なく私たちは四人で挑んだけど、結果は惨敗!」ハラパン!
沙綾「がはっ!」ドゴ
夏希「全部終わった後、事情を聞いた私たちは納得した。いや、しようとしていた。けど、けどね! 許せるはずないんだよ! 理屈では正しいってわかっていても! だいたい、理屈で気持ちを抑えれるなら、不良なんてやってない!」シュッ、ザッ、バシン
沙綾「うっ、ぐふっ、うあ!」バシ、シュ、ダン! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/16(木) 04:39:22.22 ID:Lf0NdEbS0<> 一年前
沙綾「集合は11時半、勝負開始が12時。このペースで歩いても余裕で間に合うね」テクテク
沙綾(大丈夫、この時のために必死に特訓したんだから! 皆と!)
沙綾「大丈夫、勝てる。きっと勝てる!」
プルルル、ガチャ
沙綾『もしもし?』
夏希『もしもーし、沙綾、今どのへん?』
沙綾『もう少しで付くよ』
夏希『オッケイ、待ってるね』ピィ
沙綾「さて、と」
プルルル
沙綾「ん? また?」ガチャ
沙南『お、お姉ちゃん!お母さんが!お母さんが!』ウエエエエン
沙綾「え?......」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/16(木) 04:50:15.14 ID:Lf0NdEbS0<> 沙綾(ど、どうしよう....)
沙綾(お父さんは出張、純は学校。行けるのは私しか! けど! 今ここで引き返したら勝負にはいけない! アフターグローは強い。正直勝てるかわからない。それなのに私がいかない、なんてなったら....)
沙綾(確実に負ける。そしてこの勝負に負けるってことは.....)
沙綾(けど!お母さんの命には変えられない!)
夏希『明日、絶対勝とうね!』
里美『頼りにしてるよ!さーや!』
真結『これで勝ったら私達やばくない?』
文華『やばい、いまから緊張してきた』
アハハハ
沙綾(みんな!!)ギュッ
沙南『お姉ちゃん!!お母さんを助けて!』ウエエン
沙綾(私は!!) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/16(木) 05:00:49.33 ID:Lf0NdEbS0<> 12時
里美「時間になっちゃったね」
真結「沙綾...」
文華「どうして」
夏希「そんな...」
蘭「時間、だね」
夏希「!!」
蘭「見たところ、一人足りないけど?」
夏希「そ、それは」
蘭「もしかして逃げたの?情けないやつ」
夏希「くっ!」
蘭「勝負は?時間になっても来ないやつなんて待たないよ」
夏希「そ、それは...」
モカ「これはモカちゃん達の不戦勝かな〜?」
巴「なんだよ、沙綾とやるの楽しみにしてたのによ」
ひまり「私の大号令も火を吹けない、かあ」
つぐみ「あはは...」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/16(木) 05:02:22.86 ID:Lf0NdEbS0<> ごめんなさい、いったんここまでで <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/16(木) 12:35:11.38 ID:Lf0NdEbS0<> 里美「どうしよう」
夏希「やるしかないよ、私たちだけで」
真結「そう、だね。ここで逃げたら」
文華「それこそとんでもないことに」
蘭「それで?やるの?やらないの?」
夏希「わ、私たち四人でやるよ!」
モカ「こっちも合わせてあげようか〜?」
巴「そうするか、数で勝ってもだしな」
ひまり「わたしやりたーい!」
つぐみ「なら、私はいいかな」
蘭「なら、始めよっか」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/16(木) 12:38:49.19 ID:Lf0NdEbS0<> 後日
沙綾「みんな、本当にごめん!」ペコ
文華「......親が倒れたんでしょ?」
夏希「....なら仕方ない、よ」
真結「ただ私たちはもう....」
里美「ごめん、しばらく休むね」
沙綾「みんな.....]
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/16(木) 12:48:24.68 ID:Lf0NdEbS0<> 今に戻る
香澄「へー、そんなことが」
有咲「聞いたことあるような、ないような」
香澄「確かにグループの一大勝負に駆けつけなかった、となれば他の人も怒るだろうね」
りみ「それにあの喧嘩にはもう一つ別の意味もあってね」
香澄「別の意味?」
りみ「私達花咲川女子学園とライバル関係にある高校、羽丘女子学園って知ってる?」
香澄「ごめん、わからないや」
有咲「意外とここから近いところにあるよな。確かそこも中高一貫だったはずだけど」
りみ「うん。その中学3年生たちが高校に上がる前に大勝負をする、って話になって、不良の中だとそこそこな注目を集めたんだよね」
香澄「あ、そっか。そのまま一年生に上がるわけだから」
有咲「勝った方が高校でも注目される、か?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/16(木) 12:53:39.45 ID:Lf0NdEbS0<> りみ「そうだね。それにその大勝負はつまりその代の花咲川と羽丘、どっちが強いか、っていう話に直結するんだ」
有咲「なるほど、勝てば周りからの評価はだだ上がり」
香澄「負ければ一転、学校の名前に泥を塗ったことになる、か」
りみ「それで結果は」
有咲「いかなかった沙綾達の負け」
香澄「チスパの人たちは花咲川の不良から当たりが強くなったと」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/17(金) 05:45:50.06 ID:X7RsPF610<> 夏希「あの後すぐにやめた沙綾にはわからないでしょう!私達チスパがどれだけ虐げられたか!」バン
沙綾「ぐふっ!」ガッ
夏希「はぁ、はぁ」
沙綾(あー、痛い。顔を殴らないでくれてるけど体中アザだらけどよ、これ)
夏希「高校に入って先輩の不良に挨拶に行ってもいい顔されず、憧れのグリッターグリーンの人たちには無視されて」
里美「私たちの高校生活は始まる前から終わっちゃったんだよ!」
沙綾(.....今日は沙南と一緒にお風呂はいれないや) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/17(金) 05:58:53.42 ID:X7RsPF610<> 香澄「....沙綾にもいろいろあったんだね」
有咲「みたいだな」
りみ「それ以来、沙綾ちゃんは一人でいるようになった、て」
香澄「.....」
有咲「あれ?けどよ、沙綾が辞めたのって中学の頃なんだろ?」
りみ「う、うん。そうだけど」
有咲「だったらなんで今呼び出されてるんだ?」
香澄「確かに...」
りみ「あれ?そうだね」
有咲「まさか、定期的にボコられてるのか!?」
香澄「いや、だいたい抜けたやつには関わらないようになる、はずだけど」
有咲「そう、か」
りみ「沙綾ちゃんが、またなにか怒りを買うような事しちゃったのかな?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/17(金) 06:08:59.23 ID:X7RsPF610<> 香澄「うーん、けど私達最近何かと沙綾とつるむけど」
有咲「なんかしてたか?」
りみ「だよね。一緒にご飯食べてるだけだし」
有咲「香澄と追いかけっこしたりしてなかったか?」
香澄「あはは、私たちもしたね、有咲!」
りみ「私たちと少し話したくらい、だと思うけど」
香澄「....いいや、それかもね」
有咲「どういう.....あ、そうか」
香澄「自分たちから抜けて一人だった奴が他の奴らとつるんでる、と」
有咲「チスパの奴らから見たら気に入らないよな」
りみ「そうなんだ...なら!」
りみ「今呼び出されたのは私たちと話したから、なの?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/17(金) 06:15:15.65 ID:X7RsPF610<> 有咲「そういうこと、かもな」
香澄「そうだね。もちろん確証はないけど」
りみ「.....」
有咲「.....」
香澄「.....」
香澄「あー!もう!」
りみ、有咲「「!?」」
香澄(グループとか、不良とか、ほんと!)
香澄「ほんと、めんどくさい!」ダッダッダ
りみ「あ!かすみちゃん!」
有咲「ふふ、行こうぜ、りみ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/17(金) 06:43:32.58 ID:X7RsPF610<> 里美「私達は花咲川の不良たちから虐げられ」
真結「沙綾は一人」
文華「ずっとそうだと思ってた」
夏希「けど!沙綾!アンタは他のやつとつるみだした!」
沙綾「あいつらはそんなんじゃ」
里美「言い訳なんて聞きたくないよ!」バシ
沙綾「うっ!」ドゴ
文華「これに懲りたらもうあいつらとつるまないでよね」
沙綾「.....わかったよ」
真結「もっと自分がしたことを考えな」
沙綾「.....」
沙綾(仕方ない、ことだよね。私はどんな理由があれみんなを...)
ザッ!
香澄「沙綾!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/17(金) 14:37:49.17 ID:X7RsPF610<> 沙綾「!?」
夏希「! こ、こいつは」
文華「屋上にいたやつ!?」
香澄「くらえ!」パンチ
沙綾「へ?....うぐっ!!」バシン
夏希「え?」
有咲「おま! 沙綾を!?」
りみ「沙綾ちゃんを助けに来たんじゃ....」
里美「なんなの、こいつ...」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/17(金) 15:02:32.19 ID:X7RsPF610<> 香澄「ふふーん!」
真結「ちょ、ちょっとあんた!」
香澄「ん?」
真結「なんのつもりよ!」
香澄「なんのって」
真結「まさか!沙綾を助けに!」
香澄「いや、ちが...
真結「ふざけんじゃないわよ!」シュ
香澄「うわ、っと」スカ
真結「なっ!?」
香澄「悪いけど、少し寝てて!」バシン
真結「がはっ!」ガツン、、バタ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/17(金) 15:14:19.17 ID:X7RsPF610<> 里美「な! こいつ!」
文華「やったね!」
有咲「お、面白くなってきたな。私たちも混ざろうぜ」ザッ
りみ「え、ええ!? だ、大丈夫!?」
バシ、シュッ、ダシ、バッ
夏希「な、なんなのさ..」
沙綾「いっった、この...」ギロ
夏希「さ、沙綾! 私たちを...」
沙綾「香澄!!」
香澄「悪いね、沙綾。この前のやつこれでチャラでいいよ」
沙綾「もういいって言ったくせに、ふざけないでよ!」シュ
香澄「よっと、はぁ!」スカ、バシ
沙綾「ぐっ、この!」グ、ズバ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/17(金) 15:23:31.38 ID:X7RsPF610<> 有咲「おら!」ケリ
里美「うっ...この!」チッ、バッ!
有咲「うおっと、へへ、ら!」シュバシ
里美「ぐっ!こ、こいつ!」
有咲「へへ、やっぱいいな...あっ!」
有咲(やっべ、ばあちゃんに喧嘩のことなんて言おう)
りみ「え、えい!」ヒョロヒョロ
文華「.....やる気ある?」
りみ「あ、あります!」
文華「いや、殴る時、目瞑ってるし」
りみ「うう〜、香澄ちゃんに教えてもらったのに...」
文華「......どうしよ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/17(金) 15:38:30.48 ID:X7RsPF610<> 夏希「な、なんなのさ! この状況...」
香澄「たりゃ!」シュ!!
沙綾「ぐっ!」ドゴ!
沙綾(くっ、チスパの皆にやられたのを抜きにしても香澄、強い!)
香澄「へへーん、おりゃ!」シュ、ケリ!
沙綾「うわ!」バシ、、バタ
夏希「沙綾!」
香澄「うーん、やっぱけっこうやられてたのかな?」
夏希「あ、あんた!」
香澄「なにさ?」
夏希「一体何のつもりなの!?」
香澄「だから、沙綾に前の借りを返しに来ただけだよ。屋上の決着もついてないし」
夏希「なんで今なのさ!」
香澄「貴方たちが沙綾をボコってたのが見えたからね。便乗しよかな、って」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/17(金) 15:58:47.55 ID:X7RsPF610<> 夏希「そ、それは...わ、私たちには理由があって...」
香澄「理由、ね。どうでもいいけど反撃しない相手にいきがってる人達なんて知ったことじゃないよ」
夏希「この!!何も知らないくせに!」シュ!
香澄「おっと」スカ
沙綾「う...な、ナツ?」ヨロヨロ
香澄「ちょうどいい、二人で来なよ。沙綾だけじゃ物足りなかったしね」
夏希「あんた!生意気だよ!」ザッ!
有咲「ほっ」スカ、ヒョイ
里美「この!逃げんな!」シュ、シュ
有咲「そんなこと言われても、よっと」ヒョイ
有咲(顔とか殴られたら、言い訳できないし) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/17(金) 16:10:04.11 ID:X7RsPF610<> 有咲「ほっと」スカ
里美「この!の!」シュ、ザ
有咲(にしてもこのままじゃ)ヒョイ、チッ
有咲「私も攻撃.....あれ?壁?」
里美「へへ、めんどいから校舎の壁際まで追い込ませてもらったよ」
有咲「やべ、まじか。しっくたな」
里美「これでやっと殴れるよ、ほら」パンチ
有咲「ちょまま、顔はやめてくれ!」チッ、チッ
里美「何!言ってんのさ!」シュ、バシ
有咲「うお!あぶね!」ジ、シュ
里美「これで!」シュ、パンチ
有咲「わ!...ぐは!」ス、バシ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/17(金) 16:15:23.92 ID:X7RsPF610<> 里美「へへ、やっとだよ」
有咲「.....いって」
里美「顔を殴って欲しそうだったから殴ってあげたよ」
有咲「てめー」ギロ
里美「なに? そっちからしかけて....
有咲「おら!」シュ!
里美「うぐ!」バシン!
有咲「この! やろ!」シュ、シュ
里美「うっ! ぐふ!」ガッ、バッ
有咲「最悪、だよ!」パンチ
里美「ぐう! こ、この!」バシ!、、、シュウ!
有咲「うぐ! この!」ガ、ザ!
里美「がは、く、くそ!」ドゴ、シュ
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/17(金) 16:24:20.46 ID:X7RsPF610<> 有咲「よっと」ガシ
里美「な!?」
有咲「へへ、これで終わり、だ!」シュウ!!
里美「がはぁ!あ、ああ」グラ、バタン
有咲「はぁ、はぁ、ったく、顔殴りやがって。いてて」
有咲「香澄は大丈夫だろ。りみのところに!」ダッダ
文華「は! や!」シュ、シュ
りみ「うっ! いた!」バシ、バシ
文華「あんたは不良、向いてないよ。今すぐやめたら?」
りみ「そ、それは....」
文華「今帰るならここまでにするけど?」
りみ「.....ううん!や、やめない!かすみちゃんやありさちゃんと一緒にいたいもん!」
文華「そ。じゃあ悪いけど寝ててもらうよ」シュ、シュ
りみ「う! っつ!」バシ、バシ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/17(金) 16:31:48.68 ID:X7RsPF610<> りみ(せっかくかすみちゃんとありさちゃんと特訓したんだもん!せめて一発くらい!)
文華「ほ、それ」シュ、バシ
りみ「うっ! ぐっ!」バシ、ドゴ
文華「ほら! ほら!」シュ、シュ
りみ(かわす、なんてできない!こうなったらあっちが攻撃しようとした瞬間こっちも!)
文華「頑張るじゃない、けどこれで!」ザッ!
有咲「りみ!だいじょう....
りみ(今だ! 当たって!)
りみ「や、やあ!」シュ!!!
ドゴ!! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/17(金) 16:36:57.45 ID:X7RsPF610<> 有咲「!?」
文華「なあ!?」
りみ「いった、い」バタ
文華「うそ、でしょ」バタ
有咲「りみ!」ダッダ
有咲「大丈夫か?」ユサユサ
りみ「あ、ありさちゃん。喧嘩って痛い、ね」
有咲「ああ、まあな。けど」チラ
文華「.....」チーン
有咲「お前の勝ちだぜ、りみ」
りみ「ほ、ほんと? よかった〜」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/17(金) 16:42:58.04 ID:X7RsPF610<> 沙綾「はあ!」シュ!
香澄「ん、よっと」ガシ、クル
沙綾「な!?」クル
香澄「だ!」バシ!
沙綾「ぐう!」ドゴ!
夏希「やあ!」ザ!
香澄「....」ヒョイ、シュ!
夏希「ぐ、がは!」スカ、バシ
香澄「とりゃ!」シュ、シュ
夏希「うっ、うう!」バシ、バシ
沙綾(嘘でしょ)
夏希(沙綾が手負いっていうのもあるけど)
沙綾(二人がかりでも)
夏希(全く通じない、なんて) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/17(金) 16:47:11.86 ID:X7RsPF610<> 香澄「大丈夫? 二人共息上がってるけど」
夏希「この!」ハァ、ハァ
沙綾「なんなのさ、香澄。あんたは」ハァ、ハァ
香澄「なんなのさ、っと言われても」
夏希「ほんと、ふざけないでよ!なんで、なんで!」
沙綾「ナツ...」
夏希「なんで、なんで私達ばっかりこんな辛い目にあってんのさ!」
香澄「....」
夏希「どうして、どうして」ウルウル
香澄「偉そうなこと言えないけどさ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/17(金) 16:54:56.80 ID:X7RsPF610<> 夏希「....なに」
香澄「けっきょく、あなたたちも悪いんじゃないの?」
夏希「はぁ!?なにが!」
香澄「うまく言えないけど、貴方たちは負けた理由を沙綾のせいにしてない?」
夏希「そ、そんなことは!だいたい、沙綾がこなっかたことは本当で!」
香澄「だったら、別の日にもう一回リベンジしに行けばよかったじゃん」
夏希「そ、それは....」
沙綾「....」
香澄「沙綾がいて勝てる自信があったんならいったはず。行かなかったってことは、完全に敵わないとわかったから、かな?」
夏希「ち、違う!」
香澄「そして、負けて周りから当たりが強くなった貴方たちは逆に沙綾にあたりを強くした、違う?」
夏希「そんなことは.....」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/17(金) 17:03:47.69 ID:X7RsPF610<> 香澄「なーんて、あなたたちの話を聞いた私の感想」
沙綾「....」
香澄「真実とか、本当はどうとか、そんなの正直どうでもいいよね。もう終わったことだし」
夏希「だったらなんでここにきたのさ」
香澄「さっきも言ったじゃん。沙綾を殴るためだって」
夏希「....」
香澄「それと」
沙綾「?」
香澄「私が理由で誰かがボコられるのは嫌だったから、かな」
沙綾「香澄....」
香澄「ま、それはいいんだよ。うん。それよりこの喧嘩私の勝ちでいい?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/17(金) 17:08:40.03 ID:X7RsPF610<> 夏希「....」
沙綾「....何言ってんの?まだ終わってないけど?」
夏希「沙綾...」
香澄「ふふ、ならもう終わらせるよ」
沙綾「やってみな、よ!」ザ!
夏希「ぐ、この!」ザ!
有咲「っと駆けつけてみたが、大丈夫そうだな」
りみ「だね。いたた」
有咲「おっと、大丈夫か? それにしても香澄の強さはなんなんだ?」
りみ「ふふ、なんて言ったて『星のカリスマ』だからね」
有咲「な!? マジか!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/17(金) 17:13:32.64 ID:X7RsPF610<> 沙綾「はっ!」シュ
香澄「よっと、ほい」スカ、ダッ!
沙綾「うわ!」ダ、ズズズ
夏希「うりゃあ!」ザ!
香澄「よっ」ヒョイ
香澄(久しぶりにやろうかな)
香澄「ひっさーつ!」
夏希「はあ!」ザ!
香澄「スタービート!!」 回し蹴り!!
夏希「がぁ、はっ!」ダン!、、バタ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/17(金) 17:18:05.04 ID:X7RsPF610<> 沙綾「ナツ!?」
有咲「うわ、今のすご」
りみ「やっぱりかすみちゃんすごいね!」
香澄「ふっ、峰打ちじゃ。...なんてね。ちゃんと蹴る場所は考えたし、勢いも抑えたから」
沙綾「香澄、マジで何者なの?」
香澄「何者って、大げさな」
沙綾「中学までいなかったでしょ、どうして花咲川に?」
香澄「自己紹介で言ったじゃん。普通の友達を作るためだって」
沙綾「....話す気はない、と?」
香澄「いや、本当だって」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/17(金) 17:23:41.39 ID:X7RsPF610<> 沙綾「...まあいいや。それよりなんで私をかばったの?」
香澄「だから!それもさっき言ったじゃん!沙綾がボコられるのはどうでもいいけど!私が理由っていうのが気に入らなかったの!」
沙綾「....」
香澄「まあそれが一割。沙綾に借りをかえすのが九割、だけどね」
沙綾「そっか」
香澄「そう。だから私はもう満足です」
沙綾「...悪いけど私はまだ満足してないから」
香澄「なに?まだやる気?」
沙綾「当然」
香澄「諦め悪いね。ま、いいけどさ」
沙綾「一発くらい!」ダッダ!
香澄「決まるといいね!」ザ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/17(金) 17:29:44.98 ID:X7RsPF610<> 後日
りみ「いたた」
香澄「大丈夫、りみりん?」
りみ「なんとか」
香澄「けどやったじゃん!初喧嘩で勝利!」
りみ「う、うん。むこうが油断してたってのもあるけど」
有咲「気にすんな。そんなの油断する方が悪い」
香澄「そういえば有咲はおばあちゃんの言い訳、何とかなったの?」
有咲「あー、それがと、友達との喧嘩っていったら、それなら、って」
香澄「そっか。なんかアバウトだね」
有咲「けどこれで言い訳はなんとか...
沙綾「....あ」テクテク
香澄「あ、沙綾」
チスパの面々「....げ」テクテク
有咲「げっ、てなんだよ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/08/17(金) 22:17:56.85 ID:VujbePzIo<> 面白いぞ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 01:50:29.68 ID:O8g9pui20<> >>119
ありがとうございます! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 01:56:35.53 ID:O8g9pui20<> 香澄達「「....」」
沙綾「.....」
チスパ「.....」
香澄達((気まずい...))
夏希「私たちは」
有咲「!?」
里美「今でもまだ、沙綾のことを素直に許せないよ」
沙綾「....だろうね」
真結「ただ、その」
文華「沙綾だけが悪いわけじゃない、というか」
沙綾「え?」
夏希「....私たちも一回の負けでビビりすぎてる、っていうか」
りみ「!!」
里美「とにかく絶対リベンジする!」
香澄「....」ウンウン <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 02:01:54.29 ID:O8g9pui20<> 夏希「言っとくけど、あんたらもだかんね」
香澄「ええ!? 私達!?」
里美「当たり前でしょ!」
真結「私なんて気づいたら気失ってたし!」
文華「私だってあんな負け方認めてないからな!」
りみ「は、はい!」
有咲「へへ、いつでも相手してやるよ」
香澄「.....まあ、いいけどさ。あまり目立たないように呼び出してよね」
夏希「はぁ? なにそれ」
沙綾「....ふふ」
夏希「とにかく、その....ごめん」ボソ
沙綾「....え?」
夏希「それだけ! じゃ!」スタスタ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 02:07:23.23 ID:O8g9pui20<> チスパ「....」スタスタ
有咲「一件落着、じゃね?」
りみ「多分ね!」
香澄「よし、教室に行こう」
沙綾「あ、あのさ!」
香澄「ん?」
沙綾「その、理由はどうであれ昨日は来てくれて......あ、ありが、とう///」
りみ「さーやちゃん。ふふ」
有咲「へへ、なんか照れくさいな///」
香澄「あ!さーや、顔真っ赤!」
沙綾「う、うるさいよ//// それじゃ」スタスタ
香澄「どうせ教室で会うのにね」
りみ「そうだね」
有咲「んじゃ、昼にな」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 02:15:17.61 ID:O8g9pui20<> 教室 お昼休み
たえ「....」モグモグ
たえ(あー、喧嘩したい。だれか喧嘩しかけても大丈夫な人、いないかな〜?)モグモグ
ヒソヒソヒソ
たえ(ん?)
モブ「ねえ、みた?」
モブ「うん。山吹さんと話してる戸山さん」
マブ「なんか対等に話してたよね」
ミブ「ってことはやっぱり戸山さんって....」
メブ「なんでも他のクラスの子とも喧嘩したとか」
ムブ「とあるグループを壊滅させたとか」
モブ「やばくない? このクラスも治める気なんじゃ」
たえ(戸山,,,香澄、か。よし!) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 02:25:08.88 ID:O8g9pui20<> お昼
沙綾「ええ!? 香澄って、あの『星のカリスマ』だったの!? 強いわけだよ」
香澄「あはは.......なんでみんな知ってるのさ」
有咲「そりゃ、お前、私でも知ってるくらいだしな」
沙綾「隣町だから見たことはなかったけどいずれこの地区にも進出するって恐れられてたね」
香澄「いやいや、そんなことは......昔の私ならワンチャンしたかも」
沙綾「ま、香澄がなんであろうとナツ達じゃないけどリベンジはさせてもらうよ」
りみ「さーやちゃん」
沙綾「だいたい、昨日は手負いだったし」
香澄「.....」
スタビモブ『いやいや、戸山さんにはかなわないっすよ!』
スタビマブ『ほんとほんと! あ、舎弟になってもいいですか?』
スタビメブ『お前ら、戸山さんを怒らせるよなことするなよ!』
香澄(違うよ、私は....) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 02:31:04.34 ID:O8g9pui20<>
沙綾「だから昨日のやつだけで勝ったなんて思わないでよね」
香澄「....」
有咲「香澄?]
香澄「....喧嘩するなら誰もいない場所にしてね」
沙綾「何それ?」
りみ「ふふ」
香澄「さ、いいから食べよう!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 02:34:05.37 ID:O8g9pui20<> 放課後 こ
有咲「香澄〜、帰っぞ〜」スタスタ
香澄「、で?」
沙綾「何?」
有咲「今日から四人、か」
りみ「やったね!」
沙綾「帰り道、途中まで一緒だし」
香澄「.....なら仕方ないね」
たえ「戸山香澄!!」ダッダ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 02:38:33.52 ID:O8g9pui20<> 香澄「ん?」
有咲「なんだ!?」
たえ「しょう、ぶ!」パンチ!
香澄「はぁ? なにいっ...ぐふ!」バシ!
有咲「香澄!?」
りみ「かすみちゃん!?」
沙綾「え? ちょ、大丈夫!?」
たえ「ふふーん、勝った」(^-^)V
香澄「いっった...」ムク <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 02:47:59.78 ID:O8g9pui20<> たえ「!? けっこう強めに殴ったのに、さすがだね」
りみ「よかった〜」
有咲「ふう、やっぱタフだな」
沙綾「っと言っても油断しすぎでしょ」
香澄「うるさいなぁ。それよりあなた! いきなり殴って来るってどういうことさ!」
たえ「私は一年一組、花園たえ! 戸山香澄! いざ、真剣に勝負!」
香澄「はぁ!? 何言ってんの?」
有咲「おいおい、なんかヤベー奴にからまれてねーか?」
沙綾「一年一組? 同じクラスじゃん。けどなんで?」
りみ「花園、たえ。....もしかして『鬼追いし花園』!?」
有咲「りみってほんとそういうの詳しいよな」
沙綾「それよりその物騒な二つ名はなに?」
りみ「他にも『うさみみサンダーボルト』っていうのもあった気がする」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 02:54:23.35 ID:O8g9pui20<> 香澄「こいつ、真剣勝負とかいいながら不意打ちしてきてるし」
たえ「一組を制覇しよったってそうはいかない!」
香澄「....ごめん。本当に何言ってるの?」
たえ「あなたは今、ここで倒す!」
香澄「どうしよう、話全く通じてないや」
有咲「やべえ、あいつマジでやばいって!」
沙綾「会話が成立してない」
りみ「なんでも花園さんの二つ名は全部自分で考えた、とか」
有咲「自分で、かよ」
沙綾(私も変えたい。三刀流の沙綾!とか///) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 02:59:54.07 ID:O8g9pui20<> たえ「さあ、勝負!」
香澄「あなたみたいな人、関わりたくないけど。売られた喧嘩は買うしか....
ナニアレ、ケンカ? ウッソー、ヤダー コレダカラフリョウハ
香澄「!?」
香澄(やばい! そういえばここは校庭のど真ん中、しかも下校時間!)
りみ「かすみちゃん、今喧嘩したら!」
香澄(そう。私の本当の目標の普通の友達が....)
たえ「よーし!いっくよ!」ザ!
紗夜「あなたたち、一体何をしているんですか?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 03:09:26.94 ID:O8g9pui20<> 香澄「!?」ビク!
香澄(う、そ。なに? こ、この人....)
有咲「あ、あの人は!」
沙綾「花咲川の、ば、番長....」
りみ「ひ、氷川紗夜、さん」プルプル
たえ「何って、喧嘩です!」
香澄「ちょ!」
紗夜「そうですか。この下校時間のタイミングで。他の生徒の迷惑です。今すぐやめなさい」
たえ「いやです!私は喧嘩がしたいんです!」
紗夜「....なるほど。では、私が相手をしましょう」
たえ「え!? 本当ですか!」
香澄(この人、馬鹿なの!?)
有咲「あいつ」
沙綾「終わったね」
りみ「や、やばいよ」アセアセ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 03:15:05.74 ID:O8g9pui20<> たえ「いきます!」
紗夜「いつでも」ポキポキ
たえ「やあ!」ザア!
紗夜「.....」フッ
ダダダン!
たえ「うっ、」グル、、バタン
有咲「うそ、だろ」
りみ「い、一撃で?」
沙綾(いや、一撃じゃない)
香澄(あの一瞬で顔、肩、脇腹の三ヶ所に。なんて速くて正確な攻撃。私にはあんなの....)
紗夜「そこのあなた」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 03:19:35.06 ID:O8g9pui20<> 香澄「!? は、はい!」
紗夜「あなたは? やりたいの?」
香澄「い、いえ! 私はただ喧嘩を売られただけで....」
紗夜「....」ジー
香澄「うっ」
紗夜「...なるほど、確かにそのようですね」
香澄「ほっ..」
紗夜「では帰るつもりだったのでしょう? なら帰りなさい」
香澄「は、はい!」
紗夜「ああ、それと、この子もお願いしてもいいかしら」
たえ「....」チーン
香澄「えー、いやー、その」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 03:24:49.16 ID:O8g9pui20<> 紗夜「私はやることがあるの。ただあなた達が他の生徒の迷惑になっていたから来た」
香澄(私たちの、いや、この子のせい、と)
香澄「わかりました。処分します」
紗夜「い、いえ、連れて帰るだけでいいわ」
香澄「そうですか、了解です」
紗夜「あなたは巻き込まれただけかもしれないけど、もうこのようなことはやめるようその子にも言っておいてくれるかしら?」
香澄「伝えておきます」
紗夜「ありがとう、それでは」スタスタ
香澄「ふぅー」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 03:34:39.74 ID:O8g9pui20<> 有咲「香澄!」タッタ
りみ「大丈夫だった?」
沙綾「災難だったね」
香澄「みんな、ほんとだよ」
たえ「....」チーン
香澄「りみりん、あの人は?」
りみ「前に言った花咲川の番長、『サッドネスメトロノーム』氷川紗夜先輩、だよ」
香澄「あの人が、なるほど」
有咲「この花園って人も違う意味でやばいけど、あの氷川先輩はすげーヤバイな」
沙綾「有咲、やばいしかいってなくない?」
香澄「それにしてもなんで私たちの喧嘩を止めたんだろ?他の生徒の邪魔になるからって」
りみ「氷川先輩は風紀委員でもあるんだ」
沙綾「なるほど、それで」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 03:58:36.90 ID:O8g9pui20<> 香澄「とりあえず移動しよう」
とある公園
たえ「....」チーン
りみ「....」ウチワ、パタパタ
香澄「風紀委員で表側から、不良として裏側から学校を治める、みたいな?」
有咲「そんな面倒なことするか? あの強さ、普通にてっぺんとれるだろ」
沙綾「それにもう花咲川の番長、って呼ばれてるくらいだし」
香澄「うーん、ならなんで風紀委員なんて」
沙綾「根が真面目だから、とか?」
有咲「まさかな」
香澄「それにしても、あんな強さの人、初めてかも」
有咲「マジか」
沙綾「もし、ガチでやりあって、勝てる?」
香澄「.....どうだろ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 04:22:09.54 ID:O8g9pui20<> 香澄「まあ、けど別に悪いことしなきゃ目つけられないでしょ。それに堂々喧嘩する気ないし」
有咲「おまえ、そういってなかなか喧嘩してる気がするんだが」
たえ「う、ううん?」パチリ
りみ「あ、よかった〜」
たえ「....お母さん?」
有咲「なんでだよ!?」
たえ「そっか、わたし負けたんだ。くやしい」
有咲「いやいや、相手を考えろよ」
沙綾「ほんと、ハラハラした」
香澄「それで? あなたは何のために私を殴ったの? 殴り返していい?」
たえ「それは喧嘩したかったから」
香澄「それでなんで私なのさ」
たえ「香澄がクラスを征服しようとしてるって」
香澄「なにそれ!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 04:27:36.98 ID:O8g9pui20<> たえ「だから喧嘩してもいいかなって」
香澄「そんな」
有咲「喧嘩なら他の不良にいえばすぐにやれるだろ」
たえ「.....他の不良、わからない」
沙綾「雰囲気とかは?」
たえ「? みんな同じでしょ?」
りみ「だから氷川先輩に向かっていけたんだね」
香澄「はぁ、いい迷惑だよ」
たえ「よっ...っと」フラフラ
りみ「だ、大丈夫?」
有咲「まだ氷川先輩のダメージが残ってんだろ」
沙綾「そう考えるとなおさらすごいね」
香澄「おそろしい」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 04:33:26.68 ID:O8g9pui20<> 香澄「とにかく、もうああいうことはやめてね」
たえ「はい」シュン
香澄「うっ...」
りみ「かすみちゃん...」
沙綾「けどいいの? 香澄殴られっぱなしはいやだって」
香澄「今日はやらないよ、さすがに」
有咲「まあ、そうだな」
香澄「だからそのかりも返したいし、近いうち回復したらかんかしてあげるから」
たえ「ほんと?」
香澄「ほんと、ほんと」
たえ「わかった、約束」ユビキリ
香澄「はいはい」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 04:38:25.59 ID:O8g9pui20<> りみ「家どこ?近くまで送っていくよ?」
たえ「ほんとう!? 一緒に帰ってくれるの?」
有咲「近くまでだけどな」
たえ「全然いいよ!」
沙綾(なんか)
香澄(有咲と似た感じ)
たえ「えっとね」
香澄「じゃあね」
たえ「ばいばーい」フリフリ
有咲「おう、またあした」
りみ「またね」
沙綾「それじゃ」
デッシャガハッシンシマス
香澄(まさか私と同じ電車通いとは) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 04:42:25.89 ID:O8g9pui20<> たえ「かがーやけ、はーなーぞーの」
香澄(嬉しそうだし)
香澄「ねえ」
たえ「なに?」
香澄「おたえはさ....
たえ「おたえ?」
香澄「あ、うん。こっちのほうが呼びやすいから」
たえ「おたえ......いい!」
香澄「そ、そう? ならよかったけど」
たえ「うん! それで? どうしたの?」
香澄「なんでそんなに喧嘩したいの?」
たえ「喧嘩、強くなりたいから」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 04:47:20.67 ID:O8g9pui20<> 香澄「それは、どうして?」
たえ「私の母さんね、元ヤンなの。今はさすがに違うけど」
香澄「それで?」
たえ「けど小さい頃に少しだけ母さんのヤンキーの頃の姿、見ることができてね。かっこよかったなー」
香澄「そっか、それで」
たえ「それで私もなりたい! って思ったの。そのためにも喧嘩をいっぱいして強くならないと」
香澄「そういうこと」
香澄(憧れ、か。そういうのもいいよね)
たえ「ただ、うさぎも好きだから将来うさぎの飼育員かヤンキーかで悩んでて」
香澄(悩む必要ないと思うけど)
香澄「どっちもやれば?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 04:51:40.76 ID:O8g9pui20<> 香澄(なんて)
たえ「香澄、天才なの?」
香澄(マジか)
たえ「両方、その発想はなかった。うん」
香澄「そ、そっか」
たえ「ありがとう! 私頑張ってみるよ!」
香澄「う、うん。がんばって」
プシュー
たえ「あ、私ここだ。じゃあね」フリフリ
香澄「そっか。うん、またね」
たえ「よっと」テクテク
香澄「おたえ、個性強すぎ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2018/08/18(土) 04:52:08.84 ID:O8g9pui20<> いったんここまでで <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/08/18(土) 05:15:45.59 ID:Fris3luoo<> 文章上手いわけでもないし、誤字脱字も多いのに(ごめん)なぜか読んでしまう
引き込まれるし素直に面白いって思う
こういうのが魅力ある作品っていうのかな <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 16:18:40.76 ID:O8g9pui20<> >>146
ありがとうございます!
文章力は難しいですが誤字脱字はなくするように頑張ります! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 16:24:58.35 ID:O8g9pui20<> 後日 校舎裏
香澄「はぁ!」シュ!
たえ「ぐっ、とりゃ!」バシ、ザ!
香澄「っと、この!」スカ、ダシ!
たえ「むむ! ほりゃ!」ヒュ、ガッ!
有咲「おお、なんだかんだ、おたえやるじゃん」
沙綾「確かに、普通に強いね」
りみ「二人共、すごい」
たえ「今だ!」ガシ!
香澄「へえ、ならこっちも!」ガシ!
たえ「ぐぬぬ!」グググ
香澄「まけ、るか!」グググ
たえ「う、ぐぐ」グググ
香澄「うっ、りゃ!」ググ、ザン!
たえ「うわぁ!」グルリン <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 16:31:04.53 ID:O8g9pui20<> 有咲「おお、力勝負は香澄の勝ちか」
沙綾「マジで香澄、なんか弱点ないの?」
りみ「うーん、先制パンチに弱い、とか」アハハ
有咲「あー、それあるな。あいつ油断してる時マジで油断してっから」
沙綾「確かに。でも所詮不意打ち、なんだよね」
香澄「ふう。やるね、おたえ」
たえ「いたた、香澄すごいね」
香澄「まあ、私も負けるのやだし」
たえ「私も! だから、負けない!」ダッダ
香澄「上等じゃん」ザッ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 16:37:10.05 ID:O8g9pui20<> たえ「りゃ! りゃ!」シュ、シュ
香澄「ほ、よっと」ヒョイ、スカ
たえ「あたらない!」ダシ
香澄「おっと! へへ、1発1発は重いけど、少し動きが単純だよ」ガシ、ダン!
たえ「うっ!」ドゴ
香澄(今だ!)スッ!
たえ(懐に!?)
香澄「ひっさーつ!」
香澄「夏のドーン!!」アッパー!
たえ「ぐふっ!」バシン! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 16:42:05.20 ID:O8g9pui20<> 沙綾「ただの」
有咲「アッパー、じゃん」
りみ「必殺技、いいなぁ」
たえ「.....いたい」チーン
香澄「ん...」スッ
たえ「.....次は勝つから」ガシ
香澄「はいはい、よっと」ヨイショ
たえ「隙有り! えい!」シュ!
香澄「なっ! うっ!」バシ
たえ「へへーん、どうだ!」バタ
沙綾「あーあ、香澄。また油断して」
沙綾(私もやろっと)
有咲「いやいや、今のは」
りみ「ああ! かすみちゃんが!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 16:46:51.75 ID:O8g9pui20<> 香澄「....おたえ」ゴゴゴ
たえ「待って香澄。立てないの。いいアッパーだったよ。うん。だから...」
香澄「立たなくていいよ? しばらく私のサンドバックになってもらうから」
たえ「ちょ、やばいよ。りみ! 有咲! 沙綾! 誰かたす....
香澄「とっりゃ!」ガツン!
有咲「おお〜」
沙綾「すごいパワー」
りみ「お、おたえちゃん!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 16:51:20.35 ID:O8g9pui20<> マッ○
彩「いらっしゃいませ! あっ、香澄ちゃん?」
香澄「ああ! 彩先輩!」
彩「いらっしゃい! お友達と?」
香澄「はい! 彩先輩はここでバイトですか?」
彩「うん。そうだ」
香澄「そうなんですね!」
沙綾「へー、不良じゃない人とも話すんだ」
りみ「一応、かすみちゃんの目標だからね」
たえ「......」チーン
有咲「おい! おたえ! しっかりしてくれ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 16:57:35.83 ID:O8g9pui20<> 香澄「よっと」
沙綾「んしょ」
りみ「ここにしよっと」
たえ「.....」ボロボロ
有咲「誰か代わってくれない?」
香澄(んん〜、普通の友達と来るような場所だよ!)パクパク
香澄(ただし)チラ
沙綾「その時はこう、はっ! ってかんじで」
有咲「あー、なるほど。くそ〜、私ももっと動けたらな〜」
たえ「はっ! こ、ここは?」
りみ「お店の中だよ。おたえちゃん」
香澄「メンバーが特別、だからなぁ」
有咲「ん? どうかしたか?」
香澄「別に」チュー <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 17:05:56.74 ID:O8g9pui20<> 香澄「んで? どうしてここに集まったんだっけ?」
有咲「た、たまには皆でこういうところもいいだろ///」
りみ「うん! すごくいい!」
たえ「そうだ! そうだ!」
沙綾「....まあ、悪くないね」
香澄「......別にいいけどさ」
りみ「はぁ」
たえ「どうしたの、りみ?」
有咲「今更だけど、滅茶苦茶馴染んでんな、おまえ」
りみ「実はね、私だけ二つ名がないんだ。仕方ないんだけどね」
有咲「ああ、そっか」
香澄「けど、りみりんがちゃんと喧嘩したの、この前が初めてなんでしょ? だったら仕方ないよ」
りみ「うん。だよね」
たえ「....わかった。今からりみの二つ名を考えるね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 17:17:37.21 ID:O8g9pui20<> りみ「いいの!?」
有咲「二つ名って自分たちで考えていいもんなのか?」
沙綾「基本は第三者が客観的に見て、つけるって感じだよね」
香澄「りみりんの二つ名、か」
たえ「私は自分でつけてるから、大丈夫だよ!」
有咲「それが大丈夫なのかよ」
沙綾「っていっても二つ名ってどんな感じなのさ」
皆「「うーん」」
たえ「自分のならポンポンでてくるのに」
有咲「たとえば?」
たえ「『花園電気ギター』花園たえ」
沙綾「ギターどこからでたの?」
香澄「りみりんのチョココロネ好きも入れてあげたいよね」
有咲「そうか?」
たえ「『私の心はチョココロネ』牛込りみ」
沙綾「流石にまんまじゃない?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 17:28:52.11 ID:O8g9pui20<> りみ「ふふ」
有咲「りみ?」
りみ「いや! おたえちゃんのが可笑しくて笑った訳じゃなくて。なんか嬉しくてね。皆が私の二つ名を考えてくれてることが」
沙綾「りみ....」
香澄「わかった!」
有咲「お前、この空気を」
香澄「確かりみりん、一発で倒したんだよね? チスパの人を!」
りみ「え? そう、らしいけど、よく覚えてなくて」
香澄「それにチョココロネを合わせて、『これでいちコロネ』牛込りみ! なんてどう!?」
沙綾「香澄....」
有咲「誰がうまいことを言えと....」
りみ「それ、すごくいいよ! かすみちゃん!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 17:33:37.52 ID:O8g9pui20<> 沙綾、有咲「「え?」」
たえ「うん、いい。悔しいけど」
香澄「でしょ?」
りみ「ありがとね! かすみちゃん!」
香澄「いやいや」
沙綾「りみがいいなら」
有咲「それでいい、のか?」
たえ「ちなみに他のみんなの二つ名は?」
りみ「えーと、まず、かすみちゃんが...」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 17:47:29.03 ID:O8g9pui20<>
たえ「そっか、皆二つ名持ちか」ゴクゴク
有咲「なんかそうやって聞くと、すごく聞こえるな///」
沙綾「た、たしかに」
たえ「なら、私たちでグループ組まない?」
りみ、有咲「「え?」」
沙綾「....」
香澄「....」
たえ「どうかな? グループ、入ってみたくて」
りみ「私は賛成!」
有咲「わ、私も///」
沙綾「私は...その」
有咲「チスパのこと、か?」
沙綾「...まあね」
りみ「それは...」
有咲「沙綾はどうしたいんだよ」
沙綾「わ、私は、は、入りたい」
たえ「なら!」
沙綾「け、けど! もう、ナツ達を裏切りたくない」
りみ「....」
香澄「沙綾ってそういうとこあるよね」
有咲「香澄?」
沙綾「そういうとこ、って?」
香澄「自分がやりたいのに、他の人のために我慢するところ、かな?」
沙綾「..なにそれ? なんで香澄がそんなことしてんのさ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 17:55:55.81 ID:O8g9pui20<> 香澄「さーなとじゅんじゅんが教えてくれたよ」
沙綾「はぁ!? なんでそこで二人が出てくるの!?」
有咲「えーと、沙綾の家に買い物に行くと、よく会って、それで色々聞いたというか」
沙綾「....マジか」
香澄「さーな、言ってたよ。中学校の頃のお姉ちゃんに戻ってほしいって」
沙綾「....」
香澄「まあ、あまり家庭の問題に深く踏み込むのもね」
沙綾「いや、かなり踏み込んでますけど」
有咲「間違いないな」
沙綾「....はぁ」
りみ「さーやちゃん?」
沙綾「わかった、入る」
たえ「やった」
沙綾「ただし! 条件!」
有咲「な、なんだよ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 18:01:16.69 ID:O8g9pui20<> 沙綾「私は家族を優先させてもらう!」
有咲「なんだ、そんあの当たり前だろ」
りみ「うん。勿論だよ」
沙綾「.....それともう一つ。チスパのことに関して可能な限りわがままを許してもらいたい」
たえ「さっきから出てくるチスパって?」
有咲「あとで説明してやるから」
香澄「....それって、もしあの子達が戻ってきて、って言ったらそっちに戻るかもってこと?」
沙綾「......そうなる、かも」
香澄「優柔不断だね」
りみ「かすみちゃん!」
沙綾「.....」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 18:11:13.55 ID:O8g9pui20<> 有咲「....いいんじゃねーの?」
りみ「ありさちゃん...」
有咲「やりたいようにやる、そうだろ?」
沙綾「有咲...」
たえ「私もいいと思う!」
りみ「おたえちゃん、うん! いいよね!」
沙綾「二人共」
有咲「んで? 香澄は?」
香澄「...私は反対、なんて言ってないけど」
沙綾「香澄、あんたはどうなの? グループに入るの? 入らないの?」
香澄「....」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 18:16:38.81 ID:O8g9pui20<> 中学時代
モブヤン「あ、あの!」
香澄「ん? ああ! あなたはこの前の!」
モブヤン「その節はどうも」ペコ
香澄「何しに来たの!? さてはリベンジに!?、」
モブヤン「ち、ちがいやす! そ、その舎弟にしてください!」
香澄「へ? なにそれ?」
モブ子「戸山さんの強さに惚れました!」
モブ美「どこまでもついていきます!」
モブ乃「いっちょ、やっちゃいましょう!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 18:27:32.52 ID:O8g9pui20<> 香澄「なんかよくわからないけど、周りに人が増えたや」
香澄(仲間、でいんだよね?)
スタビモブ「おらおら、あたいらに手を出すとどうなるかわかったろ!?」
スタビモブ「軽く喧嘩しよう? いやいや、とんでもないですよ! 戸山さんの練習相手なんて! そーだ、あの地区のやつら叩きに行きましょう! ね!」
香澄(違うんだよ、私はそんなこと望んでないのに)
香澄「仲間ってこんなもんなのかな?」
香澄「ねえ」
スタビモブ「は、はい!」
香澄「私達の関係って?」
スタビモブ「何言ってんスか!」
スタビモブ「姉貴とその舎弟、に決まってるじゃないですか!」
香澄「.....そっか」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 18:34:16.31 ID:O8g9pui20<> スタビモブ「おい、聞いたか」
スタビモブ「ああ、ここらの最大勢力、クラフト卵さんたちと喧嘩すんだろ?」
モブ「勝ってこないって!」
モブ「あっちは100人。こっちはたった30人だぞ!?」
モブ「無理だ」
モブ「ばっくれる?」
モブ「それしかなくね? ボコられたくないよ、私」
モブ「痛い思いしないためにスタビに入ったのにさ」
モブ「けど、戸山さんにあとで」
モブ「大丈夫だって! あの人、私たちにそんな関心ないし!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 18:43:58.63 ID:O8g9pui20<> 香澄「....」
卵社長「哀れだね、『星のカリスマ』。仲間に見捨てられるとは」
香澄「....別に、仲間じゃないし」
卵社長「そうか。それで? まさか一人でやろってか?」
香澄「だったら?」
卵社長「土下座して、アタイらの下に入るんだったら許してやるぜ?」
香澄「誰が」
卵社長「残念だよ。アタイはけっこうあんたの喧嘩、好きなのにね」
香澄「いいから早くやろうよ。時間がもったいない」
卵社長「はは、そうか。おまえら! やっちまいな!」
卵集団「「はい!」」
香澄「別に一人でもいいよ、だって」ドックン、ドックン
香澄「『星の鼓動』が聞こえてるしね」ドックン、ドックン
ドガ! ベキ! バシン! ズドン! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 18:47:50.44 ID:O8g9pui20<> モブ「おいおい! ほんとなの?」
モブ「間違いないって!」
モブ「本当に一人で100人倒したのか!?」
モブ「ま、まさか!」
モブ「け、けど クラフト卵も戸山さんの傘下に入ったって」
モブ「嘘でしょ」
モブ「私達、一人一人、やられるんじゃ」
モブ「ひぃ! い、嫌だ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 18:52:55.71 ID:O8g9pui20<> 香澄 家
香澄「はぁー」
香澄(最近つまんないや)
明日香「たっだいま〜、あ! お姉ちゃん! またごろごろして!」
香澄「いいじゃん、別に」
明日香「だめ! ほら、動いて!」
香澄「ねえ、あっちゃん。今楽しい?」
明日香「へ? なに? いきなり」
香澄「んー、なんとなくね」
明日香「そりゃ、楽しいよ。友達とどっか行くの面白いし」
香澄「友達....」
明日香「お姉ちゃんも、喧嘩仲間じゃなくて、普通の友達作れば?」
香澄「普通の、友達、か。.....いいかも」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 19:00:19.77 ID:O8g9pui20<> 現在に戻る
香澄「....ねえ、みんな」
りみ「?」
香澄「もし私たちがグループになったら、私たちの関係って?」
沙綾「はぁ?なにそれ」
香澄「なんでもいいから答えて」
有咲「そんなもん、な、仲間に決まってんだろ///」
香澄「!?」
りみ「うん! 一緒に困難に立ち向かってく仲間!」
たえ「一緒にご飯食べに行く仲間!」
沙綾「.....どんな困難も互いに助け合っていく仲間、なんてね」
香澄「そっか」
有咲「香澄はどう考えてるんだ?」
香澄「私? 私は、そうだね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 19:08:35.21 ID:O8g9pui20<> 香澄「私は...今まで皆のことを特別な友達だと思ってた」
りみ「ええ!///」
有咲「きゅ、急になんだよ///」
沙綾「え? うそ、ま、マジ?///」
たえ「.....うれしい」
香澄「そして同じグループになったら皆は.....絶対に守りたい相手、になるのかな?」
香澄(なんて、私、重すぎでしょ)チラ
りみ「...///」
有咲「...///」
沙綾「...///」
たえ「私も!!」
香澄(え? 何この反応?) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 19:15:45.54 ID:O8g9pui20<> りみ「かすみちゃん、卑怯だよぉ///」
有咲「いや、いやー、だめだろ。今のは///」
沙綾「ね、狙いすぎ///」
香澄「は? いや、なにが?」
たえ「香澄! 私も香澄のこと守りたい!」
香澄「だったら私より強くなってね」
たえ「なる!」
香澄「それにしても....」
香澄(皆のこと、信じて...)
香澄「いい、かな。うん! いいよ! よし!」
香澄「私もはいるよ! グループに!」
たえ「ほんと!? やった!」
りみ「こ、これでいいの、かな?///」
有咲「いいんじゃね///」
沙綾「....私も入っていい?///」
香澄「当たり前じゃん! さっきは酷いこと言ってごめんね!」
沙綾「いや、もういいよ///」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 19:22:42.73 ID:O8g9pui20<> たえ「それじゃあ、グループ名決めないとね!」
りみ「う、うん。そうだね///」
香澄(もう一回、頑張ってみようかな)
たえ「ポッピンパーティー、なんてどう?」
有咲「よ、よくわかんねーけどいんじゃね?///」
香澄(今度は自分から)
たえ「掛け声は...ポピパ! ピポパ! ポピパパピポパ! でどう!?」
沙綾「多分いいと思う///」
香澄(このグループで!)
たえ「よし、なら決定!!」
香澄「いやいやいや!! ちょっと待って!!!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/18(土) 19:26:05.67 ID:O8g9pui20<> とりあえずここまでで
気をつけると言った矢先、間違いがあってすみません
ここまでで一段落です
次からは自分が書きたかった他バンドとの絡みを書いていく予定です
もしよろしければお付き合いください <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/08/18(土) 19:27:00.45 ID:fynp/TMio<> 頑張れ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/08/18(土) 21:06:35.27 ID:2w0UMNreO<> 続けてくれて嬉しい
面白いよ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/08/18(土) 23:47:54.17 ID:ggVVoOts0<> 急に空気がピンクくなってわろた
もちろん悪い意味じゃなくてね 続きも期待 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/08/19(日) 00:41:28.35 ID:k+Tmaf9kO<> かすみんつよい
それより強い紗夜さんとは一体… <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/08/19(日) 01:40:29.51 ID:+blx01n8o<> ハロハピがどうなってるのか気になる <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/19(日) 05:41:53.83 ID:FITOF7gj0<> ありがとうございます!!
頑張ります! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/19(日) 05:51:13.66 ID:FITOF7gj0<> 羽丘女子学園
蘭「ふん!」シュバ!
羽モブ「ぎゃ!」ズドン
丘モブ「くそ!」バタ
モブモブ「やっぱり、つよ、い」バタリ
巴「よっと、へへ、いっちょ上がり」
モカ「だいたい片付いたかな〜」
ひまり「だね!」
蘭「手応えなさすぎ」
つぐみ「まあまあ、蘭ちゃん」
モカ「何はともあれ、これでモカちゃん達が一年のトップですなあ〜」
巴「だな! 順調、順調」
蘭「それじゃ、そろそろ挨拶に行くよ」
ひまり「ええ〜、行かないとダメ?」
つぐみ「ひまりちゃん、流石にそろそろ行かないとね」
蘭「軽く顔を合わせるだけだよ、この学校のトップにね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/19(日) 06:04:17.27 ID:FITOF7gj0<> アフロ「「....」」テクテク
巴「この学校のトップって三年生の人だっけ?」
つぐみ「うん。学年全員を仲間にしてる、なんて話もあるしね」
ひまり「行ったら即リンチ、とかないよね?」
モカ「そうなったら、リーダーのひーちゃんを差し出して許してもらおう〜」
ひまり「モカ! そんなこと言わないでよ!」
蘭「三年生、ね」
つぐみ「蘭ちゃん?」
蘭「つぐのなら知ってるんじゃない? この学校の本当のトップ」
つぐみ「え? それは」
ひまり「ええ!? 三年生の人じゃないの!?」
巴「ひまり! 声がでかい!」
モカ「まあ、あくまで二年生が言ってるだけらしいけどね〜」
蘭「それでも、私はもう一人の方がトップだと思ってる。あのプレッシャー、本物だよ」
ひまり「会ったのは蘭とつぐだけなんでしょ? どんな人? 名前は?」
つぐ「.....」
蘭「二年生、湊友希那。私が知る限り、多分最強」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/19(日) 06:12:10.86 ID:FITOF7gj0<> ひまり「!?」
巴「蘭がそこまで言うか」
モカ「....」
蘭「正直、今の私なら勝てない」
つぐみ「蘭ちゃん....」
モカ「今は、でしょ〜?」
蘭「....まあね」
モカ「喧嘩はね最後に勝てば良かろう、なのだよ」
蘭「ふふ、なにそれ。けどモカの言うとおりいつか必ず....
リサ「!? おっと!」ヒョイ
蘭「!? っと」ヒョイ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/19(日) 06:20:05.61 ID:FITOF7gj0<> リサ「ごめんね、そこ曲がり角で見えづらくて」
蘭「....いえ、こちらこそ」
蘭(この人、ってことはもしかしてあの人も)
友希那「リサ? どうかしたの?」
アフロ「!?」
巴(この人が)
モカ(なるほど〜)
ひまり(やば、こわい!)
友希那「.....なにかしら?」
巴「い、いえ! なにも!」
リサ「友希那〜、ごめんごめん、私がぶつかりそうになっちゃってさ」
友希那「そう、気をつけて」
リサ「わかってるって」
リサ「それじゃあね、一年生ちゃん。お待ちかねの先輩はこの上だよ。頑張ってね〜」フリフリ
友希那「....」チラ
蘭「?」
友希那「....」クル、、スタスタ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/19(日) 06:27:31.02 ID:FITOF7gj0<> リサ「どう? 期待の一年生は?」
友希那「悪くないわ。あれなら花咲川との喧嘩でしっかり役立ってくれそうね」
リサ「...花咲川、とね。勿論喧嘩はするけど、その、紗夜や燐子、とも?」
友希那「.....」
中3のころ
雨 ザア!
紗夜「すみません、湊さん。私は、あなたと同じ学校にはいけません」
雷 ピカ!
友希那「紗夜、どうして!」
あこ「りんりん!」ウルウル
燐子「ごめんね、あこちゃん。けど私、紗夜さんを一人にさせてあげたくないの」
リサ「どうして....」ウルウル <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/19(日) 06:37:15.41 ID:FITOF7gj0<> 友希那「....私たちの前に立ちふさがるのなら、容赦はしないわ」
リサ「友希那....」
友希那「私の目標は変わらない。頂点に立つためにも、紗夜を倒し、そして花咲川を潰す!」
三年TOP「まあ、最低限のことを守れば後は自由だ。好きにしな」
蘭「どうも」
三年TOP[ふふ、どう? 私たちの下に入る気は?」
蘭「失礼します」クル
三年TOP[けっ、つれないね」
アフロ「....」スタスタ
三年TOP[あんたらも知ってるだろうけど」
アフロ「「?」」
三年TOP「そう遠くないうちに、花咲川との全面対決になる。せいぜい腕みがいときな」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/19(日) 06:44:58.79 ID:FITOF7gj0<> 花咲川
りみ「挨拶、いつ行こっか?」
たえ「?」
香澄「誰に? 何の話?」
りみ「えーと、お姉ちゃん達、グリッターグリーンに」
沙綾「そういえばお姉ちゃんって言ってたっけ」
有咲「挨拶? 必要か? 別に喧嘩するわけでもないだろ」
りみ「けど、お姉ちゃん言いたいこともあるし、挨拶に来な、って」
たえ「ご指名とあらば、行かないと」
香澄「まー、そういうのしっかりしたがるよね。この学校のトップも気になるし挨拶くらいは行ってもいいかな」
有咲「じゃあ、決まりだな」
りみ「あ、でも今日はいないから別の日ね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/19(日) 06:54:17.64 ID:FITOF7gj0<> たえ「じゃあ、次の目標を決めよう」
りみ「次の目標?」
たえ「そう! まずは一年生制覇! その次は二年生、最後に三年生! そしてこの学校のトップになる!」
有咲「大層な目標だな」
沙綾「弱音をいう気はないけどさ」
香澄「キツくない?」
たえ「大丈夫だよ、私たちなら」
有咲「どこからそんな自信が」
りみ「そういえばかすみちゃんは?」
香澄「私?」
りみ「かすみちゃん、普通の友達つくるって」
香澄「ああ、それね。実は」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/19(日) 07:01:44.71 ID:FITOF7gj0<> 教室
香澄(よし! 今日こそ!)
香澄「ねえ! あのさ...」
クラスメイト「え、えーと、私、用事が!」
クラス子「うんうん、私も!」
クラ子「じゃ、じゃあ!」
香澄「....なんでさ」ポツーン
香澄「みたいなね、まあ、諦めたわけじゃないけどさ」
沙綾「まあ、もう広がってるんじゃない?」
有咲「香澄が不良だって」
香澄「そっか...」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/19(日) 07:18:52.10 ID:FITOF7gj0<> 香澄「部活もいいのなかったしね」
たえ「部活?」
沙綾「いつの間に」
香澄「春先、りみりんの特訓の合間に部活の見学に行ってたんだよね」
有咲「マジか、それで?」
香澄「それが....」
テニス部
香澄「はぁぁ! おら!」シュッ! バシン!
美咲「え!? ちょ、ちょっとま....ぐへ!」ベシ!
香澄「へへ、完璧なストローク!」
美咲「う、うう。こころ、じゃん」バタ
剣道部
イヴ「めぇぇん!」シュ!
香澄「わ、っと、この」ガ、ツゥ
イヴ「ここです!」ザ!
香澄「この〜、武器なんているか!」ポイ、ガシ
イヴ「へ?」
香澄「とりゃ!」バシ
イヴ「ぐう!」ブシドー
茶道部
花音「それでね、こうゆっくりと回して」クルクル
香澄「まどろっこしいですね」バチャバチャ
花音「ああ! その、強すぎるよぉ〜!」
香澄「ありゃ、液体なくなっちゃった」
花音「ふぇぇぇ!」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/19(日) 10:32:48.42 ID:FITOF7gj0<> 香澄「みたいな」
有咲「それ、お前がダメじゃね?」
たえ「あ、そうだ。グループの名前と掛け声は決まったけど、リーダーとか決めてないよね」
有咲「あー、まあそうだけど」
香澄「別に決めなくても。それに名前に関しては少し反対だし」
たえ「ここは言いだしっぺの私がリーダーをやるべきだよね?」
有咲「いやいや! お前やりたいだけだろ!」
沙綾「たいていは一番強い人、だよね」
りみ「だったら」チラ
香澄「もう、しょうがな...
たえ「だったら有咲の家で誰が一番強いか決めよう!」
有咲「私の家かよ。まあいいけどさ」
沙綾「誰が強いか、ってのは決めたかったし、香澄にもリベンジできるのはいいね」
たえ「じゃあ行こっか」
香澄「はぁ、りみりん、いこ」
りみ「う、うん」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/19(日) 10:38:01.55 ID:FITOF7gj0<> 有咲 家
りみ「や、やあ!」バシン!
香澄「うお! っと」ガ!、、ズズ
りみ「香澄ちゃん、大丈夫!?」
香澄「いたた、大丈夫、大丈夫」
りみ「よかった」ホッ
香澄「それにしてもりみりん、すごいパワーだね」
りみ「あ、ありがとう。けど」
香澄「回避や、ガードが甘い。それにどんなに強くても当たらないと意味がない、ね」
りみ「うん。そうだよね」
香澄「....りみりんの場合、カウンターを狙った戦い方がいいかも」
りみ「カウンター?」
香澄「うん。意外と形になってるしね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/19(日) 10:41:58.45 ID:FITOF7gj0<> りみ「そう、かな?」
香澄「初めての喧嘩もそうやって勝ったんでしょ?」
りみ「う、うん」
香澄「だったら、とことん磨いてみようよ」
りみ「香澄ちゃん...うん! がんばる!」
香澄「よし! まずは.....」
有咲「おら!」シュ!
たえ「ふん!」ザ!
沙綾「はぁ!」ダッ!
ガツン!
たえ「ぐっ」グラ
沙綾「っと」フラ
有咲「うげ」バタ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/19(日) 10:47:27.03 ID:FITOF7gj0<> 有咲「くそー! ここまでか。悔しい!」
たえ「へへ、そこで寝てな」
沙綾「馬鹿なこと言ってないで、続き!」ダシ!
たえ「ほっと、ほっ!」クル、シュ!
沙綾「と、は!」ベシ、ザザ!
たえ「ぐぐ...」ダ、ダ
沙綾「ふぅ、これで!」ダッダ、バシン!
たえ「私、も!」タッタ、パンチ!
沙綾「っ!」スッ
たえ「!?」
沙綾「やあ!」バン!
たえ「ぐはぁ!」クル、ズドン <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/19(日) 10:54:10.24 ID:FITOF7gj0<> 沙綾「よし!」
たえ「く、くやしい〜」
沙綾「次! 香澄!」
香澄「あー、だめだめ! まだ目閉じちゃってるよ。ここは...っとお呼びだ。ちょっと行ってくるね」
りみ「あ、うん」
香澄「おまたせ、へえ、沙綾が一番?」
沙綾「そ。香澄を倒して、ね!」ダッダ
香澄「やってみなよ!」ザ!
沙綾「は!」シュ!
香澄「ほっ!」クル
沙綾(甘い!)
沙綾「ここ!」シュ、シュ
香澄「おわ!」ダシ
沙綾「やぁ!」シュ、バシ!
香澄「うっ、ぐふ!」チ、ダシ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/19(日) 10:59:17.83 ID:FITOF7gj0<> 沙綾(チャンス!)
沙綾「はぁぁ!!」シュ、シュ、シュ!
香澄「っ!、く!、がは!」ダッ、ベシ、ドゴ!
有咲「おお! 沙綾がおしてるぞ!」
たえ「いっけー! 沙綾!」
沙綾「ど、どうさ!」ハァ、ハァ
香澄「いてて、へへ、やるね。前より全然強いよ」
沙綾「当たり前だよ!」シュ!
香澄「けど」ガシ!
沙綾「!?」
香澄「動きは早いけど、一撃は少し軽いかな」
沙綾「ぐぬぬ...」
沙綾(ほどけない!)
香澄「さあ、おかえしだよ!」ダ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/19(日) 11:04:34.13 ID:FITOF7gj0<>
沙綾「あー、もう!」バタ
香澄「よし、私の勝ちっと」フゥー
りみ「お疲れ様、二人共」
有咲「沙綾なかなかやったじゃん」
沙綾「嫌味にしか聞こえない」
香澄「そこそこ苦戦したよ、うん」
沙綾「そこそこ、ね」
たえ「香澄ならもしかして」
りみ「おたえちゃん?」
たえ「みんな! 明日暇?」
有咲「なんだよ、いきなり?」
たえ「明日みんなをスペースに連れて行こうと思って!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/19(日) 11:10:10.87 ID:FITOF7gj0<> 花咲川 とある教室
美咲「聞いてきたよ」ガラガラ
花音「お疲れ様、美咲ちゃん」
美咲「いえいえ、このくらいは」
はぐみ「みーくん! それでどうだった?」
美咲「明日やってるって、スペース。どうする? 行く?」
こころ「当たり前よ! スペースも笑顔でいっぱいにしてみせるわ!!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/19(日) 15:25:01.56 ID:FITOF7gj0<> 翌日 スペース前
たえ「ここがスペースだよ!」
沙綾「へー」
有咲「ここが」
香澄「んで? ここは何するところなの?」
たえ「ここはね、喧嘩を見たり、やったりする場所なの」
りみ「え? どういうこと?」
たえ「どういうってそのままの意味だよ」
有咲「待て、全然意味わかんねーぞ」
たえ「いいから、入って入って」
沙綾「大丈夫、かな」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/19(日) 15:29:12.34 ID:FITOF7gj0<> りみ「中、は」
香澄「ライブハウス?」
有咲「みたいだな」
たえ「こっち、こっち」
沙綾「ちょ、大丈夫なの?」
たえ「オーナー!」
オーナー「ん? 花園かい。後ろの連れは?」
たえ「同じ仲間です!」
オーナー「そうかい、それで?」
たえ「地下に連れて行きたくて」
有咲「地下!?」
りみ「大丈夫なの!?」
オーナー「全員見るだけかい?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/19(日) 15:37:26.67 ID:FITOF7gj0<> たえ「いえ、えっと、この香澄が出場します!」
香澄「え? え?」
オーナー「わかった。おい、こいつをつれてきな」
まりな「はーい、ほら、こっちこっち」
香澄「え? そ、その! 大丈夫なんですか!?」
まりな「それは、あなたの腕っ節しだいだね」
香澄「なんですか!? それ! ちょっとー!」
有咲「香澄が」
沙綾「連れてかれちゃった」
りみ「ど、どうしよう」
たえ「この四人は観客で!」
オーナー「一人500円だよ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/19(日) 15:45:22.82 ID:FITOF7gj0<> オーナー「確かに。花園、アンタが案内しな」
たえ「はい! みんなこっちだよ」テクテク
有咲「なあ、急展開過ぎてついていけないんだが」
沙綾「右に同じく」
りみ「香澄ちゃん、大丈夫かな」
たえ「ここ、ここ」ガチャ
ワアァァァァ!!!
有咲「うお!」ビク
沙綾「う、うるさい」
りみ「ここは?」
たえ「ここはスペース、簡単にいうとお金をかけて喧嘩をするの」
三人「「え、ええ!?」」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/19(日) 15:54:12.23 ID:FITOF7gj0<> 控え室
まりな「ここで試合開始まで待っててね」
香澄「試合? ちょ、本当にここどこなの?」
香澄「もしかして、私おたえに売られた!?」
香澄「そ、そんな〜! 嘘だよね? おたえー!」
有咲「おいおい! お金って!」
沙綾「大丈夫なの!?」
りみ「法律、とか」
たえ「大丈夫。お金っていっても入場料の500円が帰ってくるかどうか、だけだから」
有咲「それなら、いい、のか?」
沙綾「いやー、それでもダメなんじゃ」
りみ「捕まらない、よね?」
たえ「上でライブやってるし、ここのことはまずバレないから安心だよ」
有咲「バレないって言ってる時点で」
沙綾「ヤバいって認めてるんだね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/19(日) 16:06:34.69 ID:FITOF7gj0<> りみ「ここの仕組みは?」
たえ「ここはね、参加者を集めて一対一のトーナメントをするの」
有咲「内容は喧嘩、ってことか?」
たえ「そう、それで大会開始五分前までに誰が優勝するか予想してその人が優勝したら入場料が帰ってくるって感じ」
りみ「仕組みはなんとなくわかったけど」
沙綾「それで香澄を出場させたと」
たえ「うん。ちなみに私の最高は準優勝。あと少しだったんだけどね」
有咲「よく来るのか?」
たえ「喧嘩したい時にね。それでもこの大会自体、多くて週一だし」
りみ「よく見ると、花咲川の人もちらほら」
たえ「花咲川ってなぜかあまり堂々と喧嘩する人いなくて」
有咲「そりゃ、あの氷川先輩が風紀委員だしな」
沙綾「皆どうどうと喧嘩できないでしょ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/19(日) 16:28:34.06 ID:FITOF7gj0<> りみ「だから皆ここで満足に出来ない喧嘩を見たり、やったりってことかな?」
たえ「多分そういうことだと思うよ」
有咲「なるほどな」
沙綾「おたえ、それでも香澄にもっと説明しないと」
たえ「やっぱり、やばかったかな」
有咲「....大丈夫じゃね? 香澄なら」
りみ「有咲ちゃん、そういう問題じゃ」
控え室
オーナー「それじゃ、簡単に説明するよ」
香澄(なんの!?)
オーナー「ルールはいつも通り、一対一のトーナメント戦。組み合わせはこのあとくじ引きをしてもらう。格好は自由だが武器や飛び道具はいっさいなし。自分の拳一つで戦いな。負けの基準は気を失うか、降参するか。制限時間は十分。これまでに決着がつかなければ引き分けでどっちも敗退。一方的な攻撃、あからさまなやりすぎはこちらで判断するよ。優勝者には1000円。どうせアンタラは金のために来てるんじゃないだろ? ルールは以上だ。何か質問は?」
香澄(かなり一気に言われたけど、ようはここにいるやつらと順に喧嘩して勝てってことでしょ?)
オーナー「ないならくじ引きからだ。近くの奴から引きな!」
香澄(あれ? お金発生してるけどいいの?) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/19(日) 16:40:02.53 ID:FITOF7gj0<> まりな「さあ! それでは今日もやっていきましょー!」
イエーイ! ガヤガヤ!
たえ「いえーい!」
りみ「大丈夫かな」
有咲「香澄って書いたし、金なら大丈夫だろ」
沙綾「香澄の身を心配しようよ」
まりな「なお、ステージは二つあるから参加者は二つのブロックに分かれてるよ。出てる人を確認してね」
有咲「香澄は....第二ブロック、あっちか」
たえ「行こう」
沙綾「うん」
りみ「....」
りみ(気のせいならいいけど、もう一つの方にとんでもない名前が)
有咲「りみー、いくぞ」
りみ「あ、う、うん!」
ココロハ? ダイイチブロック ナラソッチダネ フェェェ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/19(日) 16:50:58.57 ID:FITOF7gj0<> 香澄「おりゃ!」ドシ!
モブ「ぐふ!」バタ
まりな「勝者、戸山香澄〜!」
わぁぁぁl!!
有咲「いいぞ! 香澄!」
たえ「いえーい!」
りみ「ナイス!」
沙綾「まあ、まだ一回戦だしね」
わぁぁぁぁ!!
有咲「あっちも盛りやがってんな」
たえ「ね? 意外といいでしょ?」
りみ「けど心配だよ」
沙綾「ま、喧嘩なら香澄の望むとこ、でしょ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/19(日) 16:55:16.38 ID:FITOF7gj0<> 二回戦
香澄「ふん!」ベシ!
モブ「ぎゃふん!」バタ
三回戦
香澄「ほっ!」ベシ!
モブ「なん、だと」バタ
四回戦
香澄「あーらよっと」クルクル、シャ!
モブ「こいつ! ふざ....がは!」バタ
準決勝
香澄「夏の、ドーン!」アッパー!
モブ「....]バコ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/19(日) 17:02:35.16 ID:FITOF7gj0<> 沙綾「滅茶苦茶」
有咲「余裕」
りみ「だね」
たえ「準決勝までは来れるんだよ、うん」
有咲「まあ、優勝も余裕そうだけどな」
沙綾「あっちのグループも決まったみたい」
まりな「さあ! それでは決勝戦です! まずは右側、花咲川女子学園、一年生! 戸山ぁぁぁl、香澄!!」
イエーーーーーイ!!!!
「頼むよ!!」
「あんたにかけてんだから!」
「初でここまではスゲーぞ!」
「香澄ちゃーん!!」
有咲「歓声すご!」
沙綾「さすがのカリスマ、なのかな?」
りみ「実際、ここまでほぼダメージないしね」
たえ「まだ! 油断しちゃダメ!」
香澄「どーも、どーも」
香澄(ふう、ようやく最後か) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/19(日) 17:10:58.59 ID:FITOF7gj0<> まりな「そして左は、なんと同じく花咲川女子学園、一年生! 弦巻ぃぃぃ! こころ!!」
こころ「イエーーーーーイ!!」
イエーーーーーイ!!
「こころちゃーん!!」
「こっちも今日初じゃね?」
「初めて勝負か?」
「きゃあ!! こっちむいて! 笑ってぇぇl!!」
有咲「なぁ!! 嘘、だろ?」
沙綾「は、『花咲川の異空間』」
りみ「『笑顔の波状攻撃』弦巻こころ、ちゃん。そんな...」
たえ(...え? 誰? わからない...)
こころ「今日もみんなを笑顔にするわよ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/19(日) 17:13:49.05 ID:FITOF7gj0<> いったんここまでで
続きは明日になるとおもいます <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/08/20(月) 00:54:40.31 ID:7R7JndYDO<> 応援してるぞ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/21(火) 06:37:57.97 ID:lH36nOD20<> >>211
ありがとうございます!
昨日投稿出来ず、すみません。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/21(火) 07:05:59.57 ID:lH36nOD20<>
花音「ふぇぇぇ、こころちゃん、本当に決勝まで来ちゃったよ」
はぐみ「こころんなら優勝も間違いなしだね!」
美咲「いやー、どうだろうね」
美咲(とはいえ、ここまでほぼ一撃できてるわけだし、普通に優勝すると思うけど)
美咲「こころー! やりすぎないでねー!」
たえ「りみ、相手の人、どんな人なの?」
有咲「おま!? 知らねーのか!?」
沙綾「私たちの学年ならある意味一番の有名人、だと思うけど」
たえ「知らない....」
りみ「『花咲川の異空間』弦巻こころ、ちゃん。その常時高いテンションや常人では思いつかないような行動、ううん、思いついてもやらないようなことをするためこの二つ名がついた、って話だよ」
有咲「授業中に、昼寝したいわ! っとか言って教室を抜け出したり」
沙綾「中学の修学旅行前日になって、やっぱり海外がいいわ! って言って一人だけ外国に行ったり」
りみ「中学の時の体育祭で学年ごとの対決だったのに気づけば三学年全てと一人で争ってたり」
有咲「立ち入り禁止の場所にも普通に入ったり」
沙綾「下校時間になっても校内を走り回ったり」
りみ「鍵が掛かっていても、関係ないわ! って言って鍵を壊して入ったり」
有咲、沙綾、りみ「「などなど....」」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/21(火) 07:24:02.59 ID:lH36nOD20<> たえ「....なんか大変そうだね」
有咲「ちゃんと伝わったか?」
りみ「こころちゃんの家はあの弦巻財閥だからね、先生も強く出れないとか。噂ではこころちゃんを叱った先生は次の日から学校に来なくなったとか」
沙綾「何それ、怖い」
有咲「そういえば、笑顔の波状攻撃ってのは?」
りみ「世界を笑顔に! っていうのが口癖らしくて、みんなを笑顔にするため喧嘩してることから呼ばれているらしいよ」
沙綾「それ、本気なの?」
りみ「少なくとも本人はそう思ってるらしいよ。喧嘩で皆が笑顔になると思ってるんだって。あなたを笑顔にするわ! っていいながら喧嘩を仕掛け、あげく相手を泣かせ、うーん、今日はうまくいかなかったわ! なんて言ってるとか。さらに噂だと倒した相手を『ほら、笑いなさいよ』っと言って脅したりとか」
沙綾「うそ、だよね?」
有咲「やばい! やばすぎだろ!」
沙綾「喧嘩の方は? やっぱり強いんでしょ?」
りみ「本人の異常性のおかげで誰も喧嘩は挑まないらしいからよくわからないんだけどね。ただ自分から仕掛けて、返り討ちにあったことはないって」
たえ「強いんじゃない?」
りみ「一年生で、いや、学校で最も関わってはいけない人、なんて呼ばれてるとも」
有咲「恐ろしい、マジで」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/21(火) 15:19:43.75 ID:lH36nOD20<> まりな「さあ! それでは始めたいと思います! どちらも今日初参加にして圧倒的なと強さで勝ち上がってきた二人! どんな戦いをみせてくれるのでしょうか!」
香澄(決勝まで来てるわけだし、弱い、なんてことはないよね。少し集中して、っと)
こころ「さあ! はじめましょ!」
まりな「それでは〜、決勝はじめ!」
こころ「えい!!」回し蹴り!!
香澄「え......
ガツン!! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/21(火) 15:45:39.18 ID:lH36nOD20<> りみ「!?」
たえ「!?」
沙綾「!? か、」
有咲「香澄!!」
「ね、ねえ、いまのやばくない?」
「頭、だったよね」
「しかもノーガード、だったような」
「すごい音したし」
まりな「こ、これは...開始早々強烈な回し蹴りが...」
まりな(え? だ、大丈夫なの? あの子...)
オーナー「....」
はぐみ「だ、大丈夫かな。相手の人...」
花音「や、やばいんじゃ。お、起き上がらない、し」
美咲「.....」
美咲(やばいよ。頭、だし。もしかして) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/21(火) 16:01:13.81 ID:lH36nOD20<> りみ「か、か、香澄ちゃん!!」
たえ「ど、どうしよう。香澄が起き上がらない」
沙綾「いや、それより試合を中断して」
有咲「病院に連れてかねーと!」
こころ「あら? 大丈夫、かしら?」
まりな(これは、もう...)
まりな「と、戸山香澄ちゃんが意識不明、なので決勝はつる....
香澄「いたた..」ムクリ
まりな「!?」
りみ「香澄ちゃん!」
たえ「よ、よかったー」
沙綾「ふぅー、よかった、本当に。香澄はやっぱりタフだね」
有咲「マジでな。けど、大丈夫か? あいつ」
はぐみ「よかったー。立ち上がったよ!」
花音「うん、一安心だね。けど、」
美咲「頭ですからね、安静にしたほうが」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/21(火) 16:14:12.81 ID:lH36nOD20<> 香澄「ふぅー」
香澄(いった、マジで痛い。....それにしても反応しきれなかった。油断しすぎたのもあるけど、この人、速い)
こころ「あなた、大丈夫かしら? 倒れたけど?」
香澄(カッチーン!!)
香澄「おかげさまで! けどもう食らわないから!」
まりな「か、香澄ちゃん? その、大丈夫? 頭だったけど...」
香澄「大丈夫です! いいから続けさせてください!」
香澄(このまま舐められたままじゃ終われない!)
まりな「オーナー、いい、ですか?」
オーナー「本人がやる、てんだ。やらせときな」
まりな「はぁ、わかりました」
まりな「なんとか起き上がた香澄ちゃん、ここからどう戦ってくれるのでしょうか!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/21(火) 16:37:00.76 ID:lH36nOD20<> 有咲「おいおい、香澄のやつ大丈夫か?」
沙綾「ど、どうだろう。何か話してたっぽいけど」
たえ「香澄、負けず嫌いだし、やられっぱなしで終わらないんじゃない?」
りみ「けれど不安、だよ」
花音「続ける、らしいね」
はぐみ「いけー!! こころーん!」
美咲「大丈夫かな?」
香澄「さ、続けよっか」
こころ「ええ! もちろん! まだ全然動き足りないわ!」
香澄「...」イラ
香澄「それは悪かった、ね!」シュッ
こころ「ほっ!」グル、タン
香澄「!?」
有咲「おい! 今の!」
たえ「香澄の蹴りを」
沙綾「バク転でかわしたよ」
りみ「すごい...」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/21(火) 16:49:07.65 ID:lH36nOD20<> 香澄「はあ! た!」シュ、ザ!
こころ「ほ!」クル、シュタ
香澄「この! とりゃ!」シュ!!
はぐみ「またこころんが回ったよ!」
花音「今度はバク宙...」
美咲「こころ、相変わらずだよ」
香澄「体操選手、じゃん!!」パンチ、ケリ
こころ「おっと! 今のは危なかったわ!」ヒョイ、クルクル
香澄「このぉ! 人を煽る天才だね!!」イライラ
こころ「そろそろ反撃させてもらうわ! たあ!」シュ!!
香澄「なぁ! ぐっ」チィ、ダン
こころ「ほ! はぁ!」シュ!、シュ、シュ
香澄「く、と、うぐ!」チ、バシ、ドガ!
こころ「とりゃぁ!」ス、パンチ!
香澄「っと、がは!」ザ、ドゴ!! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/21(火) 17:16:30.90 ID:lH36nOD20<> りみ「香澄ちゃんが!」
沙綾「完全におされてる!」
花音「すごいね、あの子。こころちゃん相手にあそこまで耐えてる」
美咲「はい、しかも同じ学校の同じ学年、だなんて」
香澄「ぐっ..この!」
こころ「あなた、すごいわね! とっても楽しいわ!」
香澄「へん、ここまで一方的に殴れればそりゃ楽しいだろうね!」
こころ「ふふ、さあ! もっと! もっと! 笑顔にしていくわよ!」ザ!
香澄「意味がわからないよ!」ダッダ!
まりな「こころちゃんがしかける! 香澄ちゃん、それをこらえつつ反撃! あっと! しかしまたもやこころちゃんがいなしていく!」
こころ「とりゃ! はっ!」シュッ、ザ
香澄「うぐ! く!」バシ、ダダ
こころ「たぁ!」バシン!
香澄「こ、のお!」バシン! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/21(火) 17:26:35.05 ID:lH36nOD20<> りみ「ああ! ふう...ああ!」
沙綾「りみ、少しおちつ....
有咲「ああ! あっぶねぇー!!」
沙綾「うるさい!!」
たえ「けど香澄...」
はぐみ「今! ああ、惜しい!」
花音「あれ? けど」
美咲(こころの動きについてきてる?)
こころ「とお!」シュ、シュ
香澄「ぐっ、っと」スッ、ヒョイ
香澄(少しずつだけどだんだん動きがとらえられるようになってきた)
香澄「おりゃ!」シュ、シュ
こころ「ほお! とお!」クルリ、クルリ
香澄「そのかわし方は腹立つけど!!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/21(火) 17:34:52.43 ID:lH36nOD20<> 「いいよー! 二人共!」
「がんばれー!」
「そこだ! 」
「こころちゃーん!」
「おら! いけや! 香澄!」
まりな「おーと! お互いにお互の攻撃を受け止め、躱して、防いでいく! ここにきて香澄ちゃんがこころちゃんの動きに合ってきたか!?」
香澄「お、ら!」シュ、ダ
こころ「っと、てりゃ!」ヒョイ、シュ
香澄「ぐ、は!」チ、ザザ
こころ「っ! っと!」ヒュ、クル
香澄「はぁ、はぁ、や、やるね」ハァ、ハァ
こころ「あなたも強いわね!」ハァ、、フゥ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/21(火) 17:50:48.33 ID:lH36nOD20<> りみ「さすが、香澄ちゃん!」
たえ「相手の人もすごい」
有咲「前から思ってたんだが香澄のやつ本気、ってかスイッチ入るまで時間かかんのか」
沙綾「最初殴られるのも油断してるからだろうしね。おそらくある程度やり合わないとやる気が起きないんじゃない?」
有咲「段々強くなっていく、か。相手としたらたまったもんじゃねーな」
はぐみ「みて! こころん、笑ってる! 嬉しそうだよ!」
花音「こころちゃんはいつも笑ってるような」
美咲「けど相手の人も心なしか笑ってるように見えますね」
花音「....こころちゃん、勝てるかな?」
美咲「....こころの攻撃の手数が減ってます。躱すことに無意識に集中してるのかもしれません。対してあの戸山さん、って人。攻撃を受けてはいるものの最小限におさえ、カウンター狙いでどんどん攻めていってます。これは戸山さんの攻撃がこころに届くか、その前にこころが戸山さんをノックアウトできるか、その勝負になりそうです」
花音「こころちゃん...」
香澄「はぁぁ!!」
こころ「てりゃぁぁ!!」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/21(火) 18:07:17.75 ID:lH36nOD20<> まりな「あつい!! あつい勝負になってきました! まさに一進一退! これはどちらが勝つのでしょうか!? 最初に攻撃を受けてた香澄ちゃんの方がやや不利か!?」
香澄(この! ここまで苦戦したのはマジで久しぶりだよ。けど!)
こころ「りゃ! っと」シュ、クル
香澄「ぐ、とりゃ!」シュ、ガシ!
こころ「うわぁ!」
香澄「へへ、ようやく捕まえた、よ!!」パンチ!
こころ「うぐ!」ドゴ!!
香澄「今までの、お返し! だ!」バシ、ドゴ、バキ
こころ「うぐ! っつ! だは!」バッシーン!
まりな「あーーと! ここでこころちゃんが捕まる! その隙に香澄ちゃんのラッシュ! ラーシュ!! こころちゃん耐えられるか!?」
りみ「やった!」
たえ「そのまま一気に」
有咲「いっちまえ!」
沙綾「香澄!!」
はぐみ「ああ! 逃げて! こころん!」
花音「あっ! よ、良かった。なんとか脱出できたみたいだね」
美咲「けどこころは戸山さんと違って、受けて戦うってタイプではないですからね。どちらかといえばヒットアンドアウェイスタイル。あんまり攻撃は受けてられないですよ」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/21(火) 18:17:36.90 ID:lH36nOD20<> こころ「はぁ、はぁ、いたたた..」
香澄「へへ、ようやくまともに当てられたよ。いちち...」
こころ「あなた、本当に強いわ! ふふ、どっちが勝つか、ワクワクするわね!」
香澄「....あなたは他の不良とは少し違うく感じるよ。あなたとの喧嘩はどこか清々しさ、というか純粋に戦える、なんてね」フッ
こころ「!! いい笑顔になってきたわね! けどまだよ! もっと、もーっと! 笑顔になってもらうんだから!」
香澄「なにさ、それ。けど、いいよ。こうなったらとことん付き合ってあげる!」
こころ「望むところだわ!」
ピィィーーーーーーーーー!!!
香澄「ん?」
こころ「何かしら?」
まりな「あーっと! 何と言うことでしょう! なんとここでタイムアップだぁ!」
香澄、こころ「「え?」」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/21(火) 18:23:14.29 ID:lH36nOD20<> 有咲「タイムアップ?」
沙綾「時間制限、なんてあったの?」
たえ「うん。あのタイマー見て。試合時間は10分」
りみ「ってことは」
はぐみ「この勝負...」
花音「引き分けってことになる、のかな?」
美咲「そう、なると思いますけど...」
まりな「な、なんということでしょう! この接戦の結末は引き分け、引き分けです!」
「ええ!?」
「そんな!」
「賭け金はどうなるんですか!?」
「私の500円!」
「決着つくまでやらせなよ!」
オーナー「うるさいよ、小娘ども」
ビク!!!!! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/21(火) 18:31:21.13 ID:lH36nOD20<> オーナー「ルールの説明はしたはずさ。時間内に終わらなかった試合は引き分け。両者敗退。よって今日の試合は優勝者なし、そういうことさ」
まりな「オーナー...」
オーナー「ルールは守ってもらう。それとも何かい? 反対する奴でも...
こころ「なっとくいかないわ!」
香澄「私も!」
たえ「ま、まままずいよ、香澄! オーナーには逆らわない方が...」
有咲「お、おたえが怯えてる!」
花音「ふぇぇぇ、こころちゃん」
美咲「こ、こころ! やめなって!」
こころ「これからがいいところなのよ!」
香澄「お金とか賭けとか、そういうのはいいから喧嘩だけさせてもらいます!」
オーナ「.....」
まりな(あわわわ...これはやばい! 私、しーらないっと) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/21(火) 18:37:40.19 ID:lH36nOD20<> こころ「さあ! 続きよ! 香澄!」
香澄「望むところだよ! こころん!
オーナー「調子に乗るんじゃないよ、小娘が」
バシン!! バシン!!
香澄「がはっ!」バタン
こころ「ぐふ!」バタン
オーナー「それで? まだ文句ある奴はいるかい?」
シーーーーーーーーン
オーナー「もういい時間さ。帰りな」
「「は、はい!」」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/21(火) 19:25:26.04 ID:lH36nOD20<> 有咲「か、香澄!」タッタ
美咲「こころ!」タッタ
オーナー「連れかい? ちょうどいい、連れて帰んな」
沙綾「香澄! 香澄!」
香澄「....」チーン
たえ「だめだ、完全に気を失ってる」
りみ「香澄ちゃんが気を失うなんてはじめてだね」
はぐみ「こころん! こころん!」
こころ「....」チーン
美咲「こりゃ、だめだ」
花音「とりあえず運ぼう、か」
オーナー「あんたら」
「「は、はい!」」
オーナー「そいつらが起きたら伝.....
香澄「...う、うん」パチクリ
有咲「香澄!」
りみ「よかった〜」
たえ「おはよう」
香澄「わたしは..いつつ!」
沙綾「あー、とりあえず安静にしてね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/21(火) 19:34:38.67 ID:lH36nOD20<> オーナー(.....しばらくは目を覚ませないくらい強めにやったんだが)
オーナー「まあ、いい。おい、あんた」
香澄「わたし? ですか?」
オーナー「そうだ。 今日のところはいい喧嘩だったから見逃すが、次あんなことしたらただじゃおかないよ」
香澄(あんなこと? やばい、頭がクラクラして全く思い出せない)
オーナー「いいね!?」
香澄「は、はい!!」
オーナー「そっちのやつにも伝えときな。話は終わりさ」テクテク
たえ「すごいよ、香澄! オーナーが試合を褒めるなんてなかなかないよ!」
香澄「へ、へえ。どうでもいいけど疲れた」
沙綾「とりあえず、ここを出ようか」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/21(火) 19:42:25.72 ID:lH36nOD20<> とある公園
美咲「....なるほど、あ! こころの迎えがきましたね」
有咲「へ? ええ!! なんだこれ?」
はぐみ「こころんの家はね! とーってもお金持ちなの!」
沙綾「みたいだね。っていうかはぐが不良、か」
花音「それじゃあ、先に失礼するね」
おたえ「はい、おつかれさまでした!」
りみ「こころちゃんもお大事に」
こころ「....」チーン
香澄「もしかしたら明日会うかも、だけどね」
ブーーン
りみ「いっちゃったね」
たえ「いい人達で良かった」
有咲「ほんとな」
有咲(同じクラスはいなかったけど)シュン <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/21(火) 19:49:42.33 ID:lH36nOD20<> 沙綾「それで? 香澄は大丈夫なの?」
香澄「うーん、まだ頭はジンジンするよ」
有咲「まあ、だろうな」
たえ「香澄にしては珍しく、今日ボロボロだもんね」
りみ「仕方ないよ」
香澄「今日はゆっくり休みたい」
有咲「仕方ねえ、家まで着いてくか」
りみ「家知ってるの有咲ちゃんだけだもんね」
香澄「ごめんね」
有咲「いいって、気にすんな」
沙綾「それじゃ、今日は解散かな」
たえ「うん。今日は皆、スペースに来てくれてありがとね」
香澄「おかげで大変な目にあったけど」
沙綾「まあ、まあ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/21(火) 19:58:15.06 ID:lH36nOD20<> 香澄「それじゃあね〜」
りみ「あしたね」
たえ「おやすみ〜」
沙綾「ゆっくり休みなよ」
香澄「うん、わかってるよ」
有咲「よし、いくか」
香澄「う〜、まだクラクラする」
有咲「しっかりしろ、二日酔いみてーだぞ」
香澄「そんなこと言ったって〜」
有咲「まあ、仕方ねーか」
有咲「なあ、あのままやってたらお前、弦巻さんに勝ってたか?」
香澄「いきなりなにさ」
有咲「まあ、その、なんとなくだよ。それで、どうだ?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/21(火) 20:12:21.31 ID:lH36nOD20<> 香澄「....あのまま、こころんが何も切り札がなかったら、ね」
有咲「つまり普通にやってれば勝ってた、てことか?」
香澄「まあ、否定はしないけど」
有咲「そっか」
香澄「自分でもなんとなく思ってるけど、私は多分やられたり、殴られたり、血を流したりすると段々と動きが良くなってく、と思うんだよね」
有咲「まあ、そうかもな」
香澄「対してこころんは反対に最初がピークでそこから下がっていくタイプ、だと思う」
有咲「へー、そっか」
香澄「まあ、不良の喧嘩なんて意識がなくなってからが本当の勝負なんだけどね」
有咲「そ、そうか...」
香澄「っというわけで、最初のうちに倒されなかったからあのままやってたら多分私が....いや間違えなく私が勝ってたね」
有咲「......ふふ、そっか」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/21(火) 20:20:38.96 ID:lH36nOD20<> 香澄「....なにさ」
有咲「いや、な。話半分に聞いてほしんだが、私はな、お前が負けるところを、その、見たくない、というか」
香澄「.....」
有咲「プレッシャーを与えてるわけじゃねーぞ!? ただな、もし、負けそうなら私たちを頼ってほしい、というか」
香澄「一対一の勝負で?」
有咲「ちげーよ! 一対一なら負けねーんだろ?」
香澄「....さあね」
有咲「そこは、うん、って言えよ」
香澄「嘘は付きたくないからね」
有咲「とにかくだ! 私が言いたいのはお前を倒すのはポピパの誰かなんだからそれまで負けんなよ、ってことだ」
香澄「そこで、私が、って言わないんだね」
有咲「嘘は付きたくねーからな」
香澄「...ふふ、そうだね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/21(火) 20:25:30.81 ID:lH36nOD20<>
香澄 家
有咲「着いたな」
香澄「泊まってく?」
有咲「泊まりたいけど、今日はいいかな。お前もゆっくり休みたいだろうし」
香澄「私は別に」
有咲「いいから、いいから。それより明日、病院行けよな」
香澄「はい、はい。わかったよ」
有咲「んじゃ、おやすみ」
香澄「ん、おやすみ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/22(水) 11:38:09.52 ID:8ag3rmzi0<> 翌日 学校
香澄「あ〜あ、病院行ってたら午後になっちゃた」
香澄(途中からって、教室に入りずらいんだよね〜)
香澄「こ、こんにちわ〜」ガラガラ
沙綾「!? か、香澄!?」
香澄「あ、さーや! 良かった〜。持つべきものはやっぱりともだ.....
沙綾「今すぐ逃げて!」
香澄「へ?」
りみ「あ、香澄ちゃん! よかった〜、じゃなくて! 今すぐ隠れて!」
香澄「え? え? なんで?」
はぐみ「ああ! 昨日の! って、かーくん?」
香澄「へ? その呼び方、もしかしてはぐみ?」
たえ「二人って知り合い?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/22(水) 11:53:06.41 ID:8ag3rmzi0<> 香澄「まあ」
はぐみ「昔よく遊んだよね!」
沙綾「そうなんだ。あれ? それならなんで今更気づいたの?」
香澄「うーーん、そう言われても」
はぐみ「かーくんの頭のちょこんとしたやつがあってわからなかったよ!」
沙綾「それだけで!?」
香澄「っていうか、それで? なにかあったの?」
りみ「ああ! そうだった!」
沙綾「そうだよ! 香澄今すぐ....
ガラガラ!
有咲「おい! 弦巻さんが...って、香澄! 来てたのか!」
美咲「本当だ! ああ、まずいですよ。このタイミングで」
香澄「まずい? え? なにが?」
ガラガラ! ピシャ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/22(水) 11:59:17.92 ID:8ag3rmzi0<> こころ「香澄!? どこかしら〜!!!」
香澄「こころん?」
有咲「ああ! やべー!」
美咲「お、追いつかれちゃった」
沙綾「香澄、ドンマイ」
香澄「へ?」
こころ「あ! 香澄じゃない!」
香澄「あ、うん。こんにち...
こころ「昨日の続きよ!!」シュ!
香澄「へ?.....ぐへ!」バシ
有咲「か、香澄!!」
はぐみ「かーくん!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/22(水) 12:32:08.95 ID:8ag3rmzi0<> 香澄「いっつつ...」
香澄(あー! もう! やっぱりこころんもどっかネジ外れてるよ!)
香澄「わかった! こうなったらほうかご....
こころ「じゃあ、えい!」シュ
香澄「へ? うわ!」スカ
こころ「やあ!」シュ、シュ
香澄「わあ! ちょっ!」スカ、スカ
たえ「香澄! 大変!」
美咲「これは! 仕方ありません! こころを止めて、戸山さんを逃がしましょう」
有咲「このままじゃ他の人の迷惑になる、仕方ねえ」
はぐみ「こころん、とまって!」ガシ
りみ「香澄ちゃん、逃げて!」
沙綾「ああ、もう! 仕方ない!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/22(水) 12:39:13.07 ID:8ag3rmzi0<> 香澄「ぐ、こめん。みんな!」タッタ
香澄「はぁ、こころん。思ってた以上にやばい人なんじゃ....」
ガタン!
香澄「へ?」
こころ「待ちなさい! 香澄!」
香澄「ちょ、うそ!」
こころ「勝負よ!」ダッダ
香澄「わわ!」ダッダ
有咲「弦巻さん」
たえ「パワフルだね」グデー
沙綾「香澄、ごめん」
美咲「戸山さん、ドンマイ」
こころ「まちなさーい!!」ダッダ
香澄「勘弁してよーーーー!!!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/22(水) 12:41:14.64 ID:8ag3rmzi0<> ここで一段落で
更新時間バラバラですみません <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/08/22(水) 13:01:51.56 ID:ET6JcWeqo<> 助けて紗夜さん <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/22(水) 15:00:56.10 ID:8ag3rmzi0<>
氷川家
ピリリーー
紗夜「....」ムクリ
紗夜「おはよう」
日菜「あー! おはよう! おねーちゃん!」
紗夜「日菜、朝からうるさいわ」
日菜「えー! いいじゃん!」
日菜「それでね! その時麻弥ちゃんがね!」モグモグ
紗夜「食べながら喋らないの」
日菜「はーい」モグモグ
日菜「おねーちゃん、今日土曜だけどどうするの?」
紗夜「今日は白金さんと約束があるから学校に行ってくるわ」
日菜「えー、そっか〜。一緒にどっか行きたかったのに〜」
紗夜「今度、ね」
日菜「約束ね!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/22(水) 15:10:47.45 ID:8ag3rmzi0<> 登校中
紗夜「....」チラ
燐子『ごめんなさい、紗夜さん。今日は付き合っていただいて』メール
紗夜『いえ、白金さんの頼みでしたら』
燐子『ありがとうございます。それでは弓道場の前で』
紗夜『はい』
紗夜「さて」
紗夜「....羽丘女子学園との、友希那さんとの喧嘩が迫っていますが」
紗夜「今のままで、はたして勝てるかどうか」
紗夜(友希那さんとのタイマンならチャンスがあるかもしれませんが)
紗夜「学校同士での対決、となると」
紗夜(それにおそらく、日菜ともやりあうことに)
紗夜「......ふぅ。今考えても仕方ありませんね。とりあえず学校に行きましょう」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/22(水) 15:17:47.71 ID:8ag3rmzi0<> 学校
香澄「もー、あっちゃんったら弁当忘れるなんて」
香澄「せっかくの土曜日、家でゴロゴロしてたいのに」
香澄「はい、これ」
明日香「うっ、ごめんね。お姉ちゃん」
香澄「うーん、ま、そのお礼に免じて許してあげるよ」
明日香「ありがと」
香澄「いーから、いーから。部活頑張ってね」
香澄「さーて、帰ろ」テクテク
香澄「ん? 弓道場の前に誰かいる? しかもキョロキョロしてるし、大丈夫かな?」
燐子「....」キョロキョロ
燐子(紗夜さん、まだかな?)
香澄「あの」
燐子「!? は、は、はい!?」ビク
香澄「そんな驚かなくても」
燐子「そ、そ、それで、何の用....でしょうか?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/22(水) 15:27:19.85 ID:8ag3rmzi0<> 香澄「いえ、何か困ってそうだったのですが、どうかしました?」
燐子「い、いえ。なんでも...ない、です」
香澄「そう、ですか。てっきり部活の見学、体験でもしたいのかと思いまして」
燐子「いえ。その、弓道部の方、ですか?」
香澄「いえ、何部にも入ってないですよ。ただ私も見学の時どこから入ればいいかわかんなくて、そんな風にキョロキョロしてましたから」
燐子「そう、なんですか。自分に、合わなかった、んですか?」
香澄「いえ...まあ、そんな感じですかね、やっぱり。全部の部活に行ってみたんですけど、これ! というのがなくて」
燐子「全部の!? それは、すごい、ですね」
香澄「いえいえ、結局見つからなかったわけですし」
燐子「....あの、もしかして、不良....ですか?」
香澄「あー、えーと、まあ、周りから見たらそういう風に見えちゃいますよね」
燐子「あ、いえ! その、そういう風に見えて言ったわけじゃなくて。この学校そういう人多いから、そうなのかな、って」
香澄「そういうことですか。それなら別に。すみません、ちなみに先輩の方ですか?私は一年の戸山香澄、です」
燐子(すごいグイグイくる子、だ。あこちゃんみたい) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/22(水) 15:34:14.12 ID:8ag3rmzi0<> 燐子「あの、わた....
紗夜「あなた、白金さんに何をしているの?」ゴゴゴ
香澄「!?」ビク
香澄(このプレッシャー! あの時の風紀委員!)
燐子「あ、紗夜さん」
紗夜「遅くなってすみません、白金さん。理由は後ほど。それよりそちらの方は?」
燐子「えっと、その」
紗夜「少し前に校庭で騒ぎを起こしてた生徒、ですね?」
香澄「ま、待ってください! あの時は一方的に殴られただけで! それに今だってただ話しかけただけです!」
紗夜「...白金さん、本当ですか?」
燐子「う、うん。この子は良かれと思って私に話しかけてくれたの」
紗夜「.....そうですか」
香澄(ふぅー、よかった) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/22(水) 15:42:24.89 ID:8ag3rmzi0<> 紗夜「変に疑ってしまってすみません」ペコ
香澄「!? あ、い、いえ!」
香澄(驚いた。不良って変なプライドがあるから例え間違っても押し通して来るのに。間違いを認め、しかも頭を下げて謝るなんて)
紗夜「それで? どうしたのですか?」
香澄「あ、この人が困ってるようだったので話しかけてのですが、もしかして待ち合わせ、でしたか?」
燐子「そう、です。紗夜さんと」
香澄「紗夜、さん」
香澄(そういえば、そんな名前だった気が)
紗夜「そういうことでしたか。困っているようだったから話しかけた、ですか」
香澄「は、はい」
紗夜「いい心がけです。どうか続けてくださいね。えっと...」
燐子「一年生の戸山香澄、ちゃん、だって」
紗夜「戸山、さん。これからも頑張ってください」
香澄「は、はい。頑張ります」
香澄(頑張るって、なにを?) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/22(水) 15:51:31.97 ID:8ag3rmzi0<> 香澄「あ、それじゃ、白金先輩も大丈夫のようですし、私は帰りますね」
燐子「うん。ありがと、ね」
紗夜「気をつけて」
香澄「はい。失礼します」スタスタ
紗夜「さて、それで白金さん、どうしたのですか?」
燐子「あ、その前に、今日は休みなのにありがとう、ございます」
紗夜「言ったはずです。白金さんの頼みなら別にいいと」
燐子「それで、その」
紗夜「?」
燐子「わたしを、弟子にしてください!!!」
香澄「紗夜先輩、か」
香澄「皆が思ってるより全然いい人、っぽいね」
香澄(喧嘩も強そうだし、てか間違いなく強いでしょ)
香澄「グループなり、チームなり組めば間違いなく敬られるのに」
香澄「けどりみりんの話だとずっと一人、って」
香澄「...まあ、流石に友達くらいはいるか」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/22(水) 16:11:00.38 ID:8ag3rmzi0<> 違う日
りみ「っ!、いた!....これで、いちコロネ!!」バシ!
ふりょー「ほら! ほら!.....ぐは!」バタ
りみ「いたた、やった! みんなは?」
有咲「てて、ちょっと食らっちまったか。しかもたった二人だし」
たえ「私3にーん」
沙綾「私も」
香澄「私も三人だけど一人リーダーっぽいし、二人分でいいよね」
有咲「はぁ!? そんなのねーよ!」
たえ「みてみて、この人バック高そう。多分リーダーだよ!」
沙綾「ここに半額のタグが」
りみ「さ、流石だね、みんな」
香澄「りみりんもお疲れ様。もっと特訓が必要みたいだけどね」
りみ「うん!」
有咲「それよりどうしたんだ? こいつら。急に、勝負だ! って」
沙綾「もしかして。....ねえ、皆知ってる? 私達が一年生のトップ、って噂されてるのを」
たえ「やった!」
香澄「いや、なんでそうなってるのさ」
りみ「今の一年生って横並び、というか飛び抜けてる人がいなかったんだよね。皆同じくらい、というか」
有咲「そうなのか。確かにこの学年のトップは? って聞かれてもな」
りみ「例外としてはこころちゃんだったんだけど、香澄ちゃんをここ最近追い回してることから、こころちゃんが香澄ちゃんに負けたっていう話が出てきて」
沙綾「あー、そういう」
たえ「つまり?」
有咲「それで私たちがこの学年のトップって思われてるってことか」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/22(水) 16:20:19.17 ID:8ag3rmzi0<> たえ「やったじゃん! 目標の一年生制覇! 次は二年生だよ!」
香澄「まあ、落ち着いてよ」
沙綾「そうだよ。ってかそれならますますグリグリに挨拶に行かないと...
イヴ「たのもぉー、です!!」
有咲「な、なんだ!?」
たえ「い、いつからそこに!?」
香澄「いや、曲がり角から来たよね」
沙綾「....あれ? 同じクラスの....」
イヴ「貴方たちが一年生の長、補っ稟覇ー鄭ー、ですね!?」
有咲「ちげー!! 色々と違うぞ!!」
たえ「よく気づいたね。そのとおり!」
有咲「おたえ!!」
イヴ「貴方たちはもう一年生を制覇したつもりかもしれませんが、まだ私がいます!」
沙綾「いや、べつにしてないよ」
イヴ「一年生最強を名乗るのなら、まずは私を倒してからにして下さい!」
香澄「いや、別に名乗りたいわけじゃ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/22(水) 16:26:16.52 ID:8ag3rmzi0<> たえ「わかった」
りみ「おたえちゃん?」
たえ「私がやる、いいでしょ?」
沙綾「まあ」
香澄「売られた喧嘩は買わないと」
有咲「お前が言うと納得するわ」
たえ「私は一年A組、花園たえ!」
イヴ「私も一年A組、若宮イヴ、です!.....あれ?」
香澄「私たちと」
りみ「同じクラス!!?」
沙綾「やっぱり」
有咲(どうして私のクラスには誰もいないんだ)
たえ「なるほど。でも手加減はしないよ!」
イヴ「もちろんです! 武士の情けはいりません!」
有咲「なんか使いどころ違うくね?」
沙綾「まあ、まあ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/22(水) 16:36:08.99 ID:8ag3rmzi0<> たえ「よし、いくよ!」ダッ
イヴ「いざ! 真剣に勝負! です!」ダッ
バシ、シュ、ドシ、ガッ!
たえ「た! くっ!」バシ、シュ
イヴ「はぁ! せぇ!」ダシ、ダダ!
有咲「なんかあの若宮さん? めっちゃいい声出してね?」
沙綾「気合が入ってるって言いなよ」
香澄「...でもなんか動き変だね」
りみ「おたえちゃん! がんばれ!」
イヴ「はぁ! っく!」シュ!、ベシ
たえ「っぐ! こ、の!」バッ!、ズシ!
イヴ「今です!」ガシ!
たえ「なぁ!」ガシリ
有咲「おたえの襟と制服の端を掴んだ!?」
沙綾「まさか、超至近距離で殴り合おう、っての!?」
香澄「....い、いや。あの動きは!」
イヴ「はぁぁぁ!!」背負投!!
たえ「え、ちょ、うわぁ!」グルン、ズドン!
四人「「背負投!?」」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/22(水) 16:42:44.03 ID:8ag3rmzi0<> ズドン!!
たえ「ぐへ!」
イヴ「ふふーん! どうです!」
有咲「なぁ...マジかよ」
沙綾「喧嘩で」
りみ「背負投って」
香澄「いや、確かに武術を取り入れる人はいるけど」
イヴ「さあ! 次はどなたが....
たえ「この!」パンチ!
イヴ「ぐふ!!」ドゴ!
有咲「あーあ、いいのはいったな」
沙綾「油断するほうが悪い」
イヴ「なぁ! あなたは...」フラフラ
たえ「あんなんじゃやられないよ。必殺! 花園サンダー電気パーンチ!!」パンチ!
イヴ「がは!」ブシドー
有咲「いや、サンダーと電気ってかぶってんだろ」
沙綾「ネーミングセンス...」
香澄「ま、どうであれおたえの勝ち、だね」
りみ「よかった、の、かな?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/22(水) 16:48:04.58 ID:8ag3rmzi0<> イヴ「....」チーン
たえ「ふぅ」
有咲「おつかれさん」
沙綾「手ごわかったんじゃない?」
たえ「背負投の後、油断してなかったらこんなにあっさり勝てなかったよ」
香澄「そうだね。この子まるで技を決めたら勝ち、みたいな感じだったし」
りみ「確かに」
有咲「話を聞くためにも少し待つか」
沙綾「そうだね」
二年 教室
彩「どうしよう、千聖ちゃん! イヴちゃんがいないよ!」
千聖「まさか、本当に喧嘩に行ったんじゃ」
彩「ええ!? ど。どうしよう!?」
千聖「とにかく探しましょう! 学校の敷地内、喧嘩スポットも」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/22(水) 16:58:57.34 ID:8ag3rmzi0<> イヴ「....」チーン
たえ「起きない。私のパンチが強すぎた?」
有咲「自惚れるな」
沙綾「にしても喉渇いたね」
香澄「ほんと、放課後すぐだったし」
りみ「飲み物買いに行こうか?」
香澄「いーや、ここは一人で行かせるために.....」
じゃんけんぽん!!
香澄「.....マジか」マケ
たえ「ジュースおっごり〜」
香澄「お金は払ってよ!」
りみ、有咲((こういうのしてみたかった///))
沙綾「私昆布茶、ね」ヒョイ
香澄「しっぶ! てか、売ってるの?」
たえ「私コーヒー! ブラックで!」
有咲「飲めんのかよ? ふ、普通のお茶で」
りみ「私は、うーん、甘いもので」
香澄「なにそれ。どんなのでも文句言わないでね!」タッタ
たえ「行ったか」
りみ「五本もだけど、大丈夫かな?」
有咲「大丈夫だろ」
沙綾「いいだしっぺだしね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/22(水) 17:04:43.85 ID:8ag3rmzi0<> 香澄「うわー、売り切れじゃん。仕方ない、少し遠くへ」タッタ
たえ「香澄おそーい」
有咲「子供かよ」
沙綾「けどそろそろ帰ってきてもいいと思うけど」
りみ「なにかあったのかな?」
彩「ねえ! ちょっといいかな?」
たえ「? はい?」
有咲「知り合い?」ボソボソ
沙綾「いや、そもそも一年じゃないんじゃ」ボソボソ
りみ「あの、なにか?」
彩「あのね、えーと、一年生の若宮イヴちゃん、って見なかった?」
有咲「あ、えーと」
沙綾「それは」チラ
千聖「彩ちゃん! ってあら? そちらは?」
彩「あ、千聖ちゃん、今この子達に聞いてて...」
たえ「その子ならここです」
イヴ「....」チーン <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/22(水) 17:11:20.32 ID:8ag3rmzi0<> 彩「!?」
千聖「イヴちゃん!」
有咲「あ、いや、その、これは」
沙綾「事故、というか」
千聖「誰がやったの?」ゴゴゴ
りみ「!? そ、それは、その」
たえ「私です! 勝ちました!」
有咲(ちょ! おたえ!)
沙綾(空気を読んで!)
彩「だ、大丈夫!? イヴちゃん!」
たえ「それが中々起きなくて....
ガツン!!
たえ「ぐっ!」ググ
沙綾「うっ!」ググ
有咲「いてぇ」ググ
りみ「!?」
彩「!! 千聖ちゃん!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/22(水) 17:19:22.14 ID:8ag3rmzi0<> 千聖「彩ちゃんは下がってて。私一人でやるから」
彩「そんな! 待って!」
千聖「いずれにしろ、イヴちゃんの敵をとらないと」
たえ「いったい」ジンジン
沙綾「三人で防いだのにあの重さ」
有咲「あの金髪の人つええ」
りみ「だ、大丈夫?」
沙綾「りみは下がってて、あのピンク髪の人がきたらお願い」
有咲「まったく、話を聞いて欲しいぜ」
たえ「勘違いも不良の特徴、ってね」
彩「わ、私もやるよ!」
千聖「何言ってるの? あなたは..」
彩「4対1なんて卑怯じゃん! わたしも加勢するよ! 話はそのあとにしよう!」
千聖「ちょ、待ちなさい! 彩ちゃん!」
彩「大丈夫! ちゃんとアイドルのお仕事には支障のないようにするから!」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/22(水) 17:24:14.08 ID:8ag3rmzi0<> 彩「それに知ってるでしょ? 私、二年生の中では正義の味方、なんて。えへへ///」
千聖「何言ってるのよ」
千聖(貴方、自覚ないだけで、喧嘩滅茶苦茶弱いのよ!?)
彩「よし! 頑張ろう!」
有咲「あの人もやるみたい、だな」
沙綾「りみ、お願い。やばかったら呼んで」
りみ「う、うん! よーし!」
たえ「こっちも集中しないとね」
香澄「昆布茶ないんですけど....」
香澄(さーやめ、騙したな) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/22(水) 17:32:09.07 ID:8ag3rmzi0<> 千聖「はぁ!」ビュン!
有咲「うわ!」チィ
沙綾「うっ」チッ
たえ「ぐっ、だりゃ!」ベシ、シュッ
千聖「ふっ、たぁ!」ヒョイ、ダシ!
たえ「ぐふ!」ドン!
有咲「おたえ! く、そ!」シュ、シュ
千聖「おっと」ガシ
有咲「なぁ!?」
千聖「遅いわね、はぁ!」ドシ!
有咲「がはっ!」ドン!
沙綾「ふっ!」ザ、ズ!
千聖「っと!」チッ
沙綾(今のを躱し、ますか)スタ
千聖(隙を突いたいい攻撃。だけど)
千聖「ワンテンポ遅かったわね」クル、ダシ!
沙綾「ぐっ!」ガズン!
沙綾(おっもい!)ゴロ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/22(水) 17:38:07.06 ID:8ag3rmzi0<> りみ「う、うう」グ
彩(私と同じく喧嘩苦手そうな子、けど!)
彩「ごめんね、後で謝るから!」ザッ!
りみ「き、きた!」
りみ(しゅ、集中しないと!)
彩「うわぁ!」ツルリン、グル
りみ「え?ころん...
ザ!
りみ「うっ!」
りみ(目に土が!)
彩「うっ!」ズドン
りみ「え....いた!!」バタン
りみ(そん、な。転んで、一回転して、踵が、頭に当たる、なんて...)バタ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/22(水) 17:44:55.28 ID:8ag3rmzi0<> 彩「いたた...お尻から落ちちゃった、てあれ?」
りみ「....」チーン
有咲「やべえ! りみが!」
沙綾「いつの間に! あっちの人も強い! けど!」
たえ「こっちも人数をさけな.....
千聖「よそ見、とはね。油断大敵、よ」グル、シュバン!!
たえ「がっ! ぐふ!」シュ、、、ダン!
有咲「おたえ!?」
沙綾「吹き飛ばされた!?」
千聖「ふぅ」チラ
千聖(よかった、持ち前の運で何とかしたようね)
千聖「彩ちゃん、もういいわ。2対1で十分よ! 下がって!」
彩「ううん! 2対2に!」
千聖「お願いだから下がって!!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/22(水) 17:55:03.86 ID:8ag3rmzi0<> 有咲「やべえぞ、どうする」
沙綾「一対一、にしよう。有咲、そっちの人頼める?」
有咲「大丈夫か? 一人で?」
沙綾「やるしかないでしょ。香澄が戻ってきた時に皆やられてました、は恥ずかしいし。そっち倒したら直ぐに戻ってきてね」
有咲「ああ! 直ぐに倒してくる!」ダッダ
彩「千聖ちゃん、一人は任せて!」
千聖「ああ、もう!」
千聖(私が速攻で一人を倒して彩ちゃんを助けるしかない!)
千聖「いい!? 無理しないのよ!」ダッダ
沙綾「よし、こい!」
千聖「悪いけど、時間はかけられないから!」ビュン!
沙綾「はや!」
ダシン!!
香澄「.....」ググ
沙綾「香澄!?」
千聖(私のパンチを止めた!? 片手一本で!?)
香澄「はぁ!!」ビュン!!!
千聖「っ!」バシン!!、ズズズ
千聖(なんて威力、それにパワー)ジンジン
香澄「今のを受け止めますか」
沙綾「か、香澄...」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/22(水) 18:01:02.00 ID:8ag3rmzi0<> 香澄「...」チラ
たえ「....」
りみ「....」
香澄「...」グッ!
千聖(この子....強いわね。リーダー、かしら? 彩ちゃんの方も気になるっていうのに)
香澄(さっきの一撃といい、さっきの反応といい、すぐには倒せそうにない。ここはさーやを有咲の方へ)
香澄「さーや、有咲を助けに....
彩「あれ? 香澄ちゃん?」
香澄「.....へ? 彩先輩?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/22(水) 18:02:24.59 ID:8ag3rmzi0<> いったんここまでで
喧嘩描写乏しくてすみません <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/08/23(木) 02:25:21.15 ID:jimH6tvPo<> 頑張って <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/23(木) 16:22:39.71 ID:uSMqKICO0<> >>269
ありがとうございます!! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/23(木) 16:28:28.03 ID:uSMqKICO0<> 彩、千聖「「ごめんなさい!!」」
香澄「いや、あの、えーと」
沙綾「まあ、悪気があったわけじゃないというか」
有咲「勘違いだし、その」
千聖「いえ、よくよく考えれば、ちゃんと話も聞かずに喧嘩をふっかけたのは悪かったわ」
彩「そ、そうだよ! 千聖ちゃん!」
千聖「.....彩ちゃん、あなたね」
有咲「誤解が解けたようなのでなによりです」
千聖「詳しい話は後日にしましょう。私達このあと用事があって」
沙綾「そういうことでしたら」
彩「イヴちゃんは連れて帰るね」
香澄「どーぞ、どーぞ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/08/23(木) 16:29:49.13 ID:RdACeCIbO<> 楽しく読ませてもらってるんだけど少しだけ言わせて!
紗夜→友希那の呼び方は「湊さん」
燐子→紗夜の呼び方は「氷川さん」
あと美咲の口調が敬語使い過ぎでかなり違和感ある。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/23(木) 16:33:35.03 ID:uSMqKICO0<> >>272
わかりました! 助かります!
気をつけて書きますね <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/23(木) 16:44:18.06 ID:uSMqKICO0<> 翌日
イヴ「皆さん! 誠にすみません!」ペコリ
沙綾「ちょ、頭あげて!」
香澄「そうだよ!」
ウワー、ナニアレ? オソロシイ タテシャカイ?
香澄(うわー、最悪)
イヴ「皆さんには多大なご迷惑を。それにあろうことかあのお二人にまで....」
たえ「私達はもう気にしてないよ」
りみ「それよりあの二人って、昨日の先輩のこと?」
イヴ「はい! そうです! 私の憧れです!」
沙綾「憧れ...ピンチを助けてもらった、とか?」
イヴ「いえ、そういうのではありませんが」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/23(木) 17:30:10.50 ID:uSMqKICO0<> イヴ「皆さんはアヤさんとチサトさんのことをご存知ですか?」
香澄「彩先輩のことはわかるけどその、千聖先輩? とは昨日初めて会ったよ」
りみ「『正義のアイドル』丸山彩先輩、『微笑みの鉄仮面』白鷺千聖先輩、だよね」
沙綾「せ、正義」
たえ「かっこいいね」
イヴ「そうなんです!!」
香澄「うわ!」ビク
イヴ「アヤさんはかっこいいんです! 困ってる人、やられている人がいたらすぐに助けに行きます!」
沙綾「それで正義、か」
イヴ「はい! それにチサトさんもすごいんです!」
たえ「二つ名、少し変だけど」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/23(木) 17:54:50.74 ID:uSMqKICO0<> イヴ「チサトさんはアヤさんの師匠なんです! さらにはアヤさんがピンチの時に駆けつけて、サポートしてくれるんですよ!」
りみ「そ、そうなんだ」
沙綾「それじゃあ、千聖先輩の方が強い、ってこと?」
イヴ「今のところはそうです! けれど弟子はいずれ師匠を超えるもの。アヤさんもいずれはチサトさんを超えるかもしれません!」
たえ「なんか熱いね!」
香澄「少年漫画じゃん」
香澄(嫌いじゃないけどね。むしろ羨ましい!)
沙綾「あはは....」
りみ「なんというか、すごいね。同学年で師弟関係って」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/23(木) 18:03:38.49 ID:uSMqKICO0<> 彩「ヘクチ!」
千聖「クシュ!」
彩(風邪、かな。お仕事に響かないようにしなきゃ)
千聖(誰かが噂でもしてるのかしら。なんて。それよりイヴちゃん、しっかり説明できてるかしら)
2年モブ「彩ちゃん! あっちでまた喧嘩が!」
彩「わかった! 今行くね!」ダッダ
千聖「!? ま、待ちなさい! 彩ちゃん! あなたいい加減に自分の強さを...
花音「千聖ちゃん、一緒にご飯食べない?」
千聖「花音!! ええ! 喜んで! 今すぐ食べましょう!」
花音「うん」
モ「が!」ブシ!
ブ「は!」ドシ!
紗夜「あまり廊下のど真ん中で喧嘩など、迷惑です」
彩(さ、さすが紗夜ちゃん。私来なくてもよかったね)
燐子「ひ、氷川さん、行きましょう」
紗夜「そうですね、授業に遅れてはいけませんし」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/23(木) 18:15:50.56 ID:uSMqKICO0<> 放課後
有咲「と、いうわけで」
沙綾「いよいよ挨拶に行くわけだけど」
たえ「三年生の教室に?」
香澄「そうだよね? りみりん」
りみ「うん。来れば歓迎するって」
沙綾「歓迎、ね」
有咲「どういう意味なのやら」
たえ「お菓子とかジュースおごってくれたり!」
香澄「教室入った瞬間殴ってきたりね。殴り返してやるけど」
有咲「香澄、お前もう完全に不良の考えに戻ってるんじゃ....」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/23(木) 18:24:48.94 ID:uSMqKICO0<> テクテク
二年生の階
二年「....」ギロ
二年「....」ジー
有咲「めっちゃ見られてんな」ボソ
沙綾「そりゃーね」ボソ
花音「あ、香澄ちゃん達」
香澄「ん? ごめんなさい。どなたですか?」
有咲「そっか、お前ちゃんと話してなかったか」
沙綾「えーと、こころ達と一緒にいた花音先輩、だよ」
たえ「お疲れ様です。花音先輩」
りみ「お疲れ様です」
花音「うん。皆もね」
香澄「なるほど......こころん、と」
花音「あはは、こころちゃんが迷惑かけちゃったみたいで、ごめんね」
香澄「いや、まあ」
有咲(実際、かなり追い回されたみたいだしな) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/23(木) 18:29:31.06 ID:uSMqKICO0<> 花音「それで皆どうしたの? こんなところで」
りみ「それが...」
花音「ええ!? ポピパの皆も!?」
沙綾「へ?」
有咲「私達、も?」
香澄「それって...」
こころ「かのーん! 待ったかしら!?」
美咲「すみません、花音さん。こころが....って」
はぐみ「かーくん! それにみんなも!」
有咲「マジか」
たえ「奇遇だね!」
りみ「本当だね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/23(木) 18:42:19.93 ID:uSMqKICO0<> こころ「あら? 香澄じゃない!」
香澄「げ、こころん」
こころ「こんなところで会うなんて奇遇ね!」
香澄「う、うん。そうだね」
こころ「こうなったらしょう....
美咲「だーめ! ほら! 戸山さん、嫌そうにしてるでしょ」
こころ「大丈夫よ! 喧嘩し始めればきっと笑顔に....
美咲「ならないから!」
香澄「....なんか、ごめんね。美咲ちゃん」
有咲「相変わらず大変そうだな、奥沢さん」
沙綾「もしかして、はぐみたちも三年生に挨拶に?」
はぐみ「うん!そうだよ! あ、それとね! はぐみ達もグループ作ったんだ!」
たえ「そうなんですか?」
花音「うん。名前は」
こころ「ハロー、ハッピーワールド! よ!」
有咲「いきなり来たな、弦巻さん」
たえ「いい名前ですね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/23(木) 19:37:36.67 ID:uSMqKICO0<> 香澄「けど不良、って感じの名前じゃないよね」
香澄(私たちが言えないけど)
沙綾「それで、えーと、ハロハピさん達も呼び出しくらったんですか?」
美咲「いや、違うんですけどね。こころが」
こころ「この学校で一番喧嘩が強いのだから、きっととんでもない笑顔の人よ! 会いに行きましょう!」
美咲「という、意味不明な解釈を」
有咲「流石、異空間」
たえ「あ、すみません。皆さんの二つ名、聞いていいですか?」
有咲「お前、それ聞くの好きだな!」
たえ「え? おもしろくない?」
美咲「うーん、私の二つ名、なんて」
花音「わたしもない、かな」
はぐみ「はぐみもわからないや」
たえ「りみ、わかる?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/23(木) 20:08:25.57 ID:uSMqKICO0<> りみ「えっと、はぐみちゃんが『北沢印は元気印」。花音先輩が『迷宮のジェリーフィッシュ』かな?」
たえ「なるほど」
はぐみ「ええ!? はぐみにそんな二つ名があったの!?」
花音「ふぇぇぇぇ! 私にも!?」
有咲「なあ、りみ。お前、その情報どこからきてるんだ?」
香澄「りみりんは物知りだね」
美咲(も、もしかして私にも?)
美咲「....」ソワソワ
りみ「えーと.....ごめんなさい。美咲ちゃんのはちょっとわからない、かな」
美咲「.....そうですか」
美咲(いや別に? 気にしてないし?)
こころ「大丈夫よ、美咲! 二つ名なんてなくてもあなたはあなたよ!」
美咲「こころ.....」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/23(木) 20:14:56.22 ID:uSMqKICO0<> 沙綾「さて、そろそろ行こう? けっこう待たせちゃってるんじゃない?」
香澄「それもそっか」
こころ「そうね! 行きましょう!」
燐子「あれ? 戸山、さん? どうして三階に?」
三年教室
りみ「えっと....あ、この教室だよ!」
有咲「ふぅ、いざ入るってなると」
美咲「なんか緊張する、というか」
花音「だ、大丈夫、かな」
たえ「なんとかなりますよ。多分」
沙綾「最後...」
はぐみ「は、早く挨拶して帰ろう!」
香澄「どーかな。歓迎するって言ってたんでしょ?」
香澄(それに周りに三年生がいなさすぎる。流石に不自然でしょ)
香澄「やっぱり扉開けたらいきなり....
こころ「失礼するわ!!」ピシャ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/23(木) 20:31:17.38 ID:uSMqKICO0<>
ゆり「随分元気だね。今年の一年生は」
七菜「.....」
リィ「....」
ひなこ「ふふーん」ドヤ
たえ(あの真ん中の人)
有咲(なるほど、確かに似てるな、りみに)
沙綾(ってことはこの人達が)
香澄(紗夜先輩とは違うもう一つのトップ。グリッターグリーン。か)
りみ(お姉ちゃん....)
こころ「あなた達がこの学校で一番強い人たちなのかしら!?」
美咲「ちょ、こころ!」
花音「直接すぎるよぉ」
ゆり「恐いもの知らず、だね? まあ、いずれにしてもその質問の答えはイエス、だけどね」
こころ「やっぱりそうなのね!」
ひなこ「だったら、どうなのかな〜?」
こころ「あら? けれど四人もいるわ。誰が一番強いのかしら?」キョトン
有咲(ちょま!)
沙綾(踏み込むね)
たえ(わたしも気になる)
香澄(流石こころん)
リィ「ふふ、だってさ」
七菜「誰、か。ちょくちょくやり合うけどいまいち結果ははっきりしないよね」
ひなこ「それは勿論! このひーなちゃんだよ!」
ゆり「ひなこ、その冗談笑えないよ」
リィ「自惚れすぎ、だぞ」
七菜「まあ、真面目に答えると」
リィ、七菜、ゆり「「私、かな(だね)」」
リィ、七菜、ゆり「「はぁ?」」
ひなこ「はい! はい! 私も!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/23(木) 20:38:40.39 ID:uSMqKICO0<> ゆり「どうしたの、みんな?」
リィ「お前こそ。妹の前で意地はりたくなったのか?」
七菜「いつもはそんなのどうでもいい、って」
ひなこ「ちょっと!? 私も!」
ゆり「上等じゃん! 今日こそ決着付けてあげるよ!」
リィ「望むところ、だぞ」
七菜「別に付き合ってあげてもいいけど」
ひなこ「ねえ!? わたしも!」
ガヤガヤ!!
有咲「なんつーか」
沙綾「仲いいね」
美咲「そういう解釈します?」
たえ「結局誰が一番強いの?」
りみ「おたえちゃん! それは」
花音「ふぇぇぇ」
はぐみ「喧嘩始まりそう、だね」
こころ「私も混ざるわ!!」
香澄「.....」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/23(木) 20:43:13.30 ID:uSMqKICO0<> ゆり「コホン......見苦しい所見せちゃったね」
リィ「ホントだぞ」
沙綾「い、いえ。そんな、気にしてませんから」
ゆり「さて、改めて、だけど」ジー
ポピパ「「?」」
ハロハピ「「?」」
ゆり「.....なるほど、ね」
美咲「あの、なにか?」
七菜「どう?」
ゆり「うーん、半々、かな。やっぱり直接見るしかないよ」
ひなこ「さんせーい!」
香澄「直接、見る?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/23(木) 20:51:41.98 ID:uSMqKICO0<> ゆり「その前に、と」
有咲「?」
ゆり「あなたたちは、私達、花咲川と羽丘の因縁、というか関係について知ってる?」
沙綾「まあ」
有咲「ある程度なら」
美咲「知ってます、けど」
香澄、こころ、たえ、はぐみ「「ん? なにそれ?」」
有咲「うん、知ってた。お前らがわからない、ってことは」
沙綾「羽丘っていうのは」
ゆり「ああ、いいよ。私たちが説明するから」
こころ「それは、助かるわ!」
リィ「....」
ひなこ「えーと、こころちゃん、だっけ? ちょーとさっきから口のきき方がなってないんじゃんないかな?」
こころ「そうかしら?」
ひなこ「おーと、一年のころの私よりやばいかもね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/23(木) 21:01:20.34 ID:uSMqKICO0<> こころ「それよりその羽丘っていうのについておし....
ビュン!!.......ピタ
七菜「....次はないよ」シュン
美咲(こころの顔スレスレ!)
有咲(なんつー、速い蹴りだよ)
花音(全然見えなかったよぉ)
沙綾(なるほど、やっぱり強い、よね)
たえ(寸止め。上手だね)
りみ(やっぱり、七菜さんもすごい!)
はぐみ(あわわ、こころん、大丈夫かな?)
香澄(うーん、手ごわそうだな。このレベルが四人。それも連携してくる、か。私一人じゃ勝てないかも。っていうかこの四人と渡り合える紗夜先輩ってやっぱり....)
こころ「今の! すごかっ.....
美咲「す、すみません! 後で言って聞かせますので!!」ガシ
花音(ナ、ナイスだよ! 美咲ちゃん!)
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/23(木) 21:13:36.68 ID:uSMqKICO0<> リィ「どうする?」
ゆり「話が進まないよ。後で」
七菜「わかった」
ゆり「それじゃ、話を続けるけど」
ゆり「私達、花咲川と羽丘はね、ぶっちゃけて言えば滅茶苦茶仲が悪いの」
香澄「はぁ、仲が悪い、ですか」
ゆり「そう。それで年に一度こっちとあっちの不良全員で学校のメンツをかけて勝負するの」
たえ「初めて知った...」
有咲「中学校の頃からそんな話はあったけどな」
七菜「例年通りだと来月、かな」
美咲「けっこう早いんですね」
リィ「勝負の内容は簡単に言えばこっちとあっち、どっちが先にトップを倒せるか、っていうシンプルなもの」
はぐみ「うっ、勝負、勝ち負け....」
ひなこ「なんとビックリ! 今年で第100回目!」
こころ「そんなにやってるのね!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/23(木) 21:22:52.41 ID:uSMqKICO0<> たえ「ちなみに勝率、とか」
ゆり「49勝49敗1引き分け」
沙綾「見事に」
有咲「引き分けてる、な」
七菜「だから節目の今年の喧嘩、絶対に負けるわけにはいかないの」
りみ「なるほど...」
ゆり「だからこそ私たちは力を合わせる必要がある。そこで一年のトップと言われる貴方たちに来てもらった、というわけよ」
リィ「お前達がどれだけ強いか、使えるか、確かめるためにな」
香澄「使える、ですか」
ひなこ「そうなんだよ。あっちは一年にアフターグロー、なんて強い子達が入ったってのに、こっちはチスパだか、パスタだかでしょ? まずそこで一歩不利なんだよね〜」
沙綾「....」ギリ
香澄「....」
ゆり「そこであなたたちを試させてもらうよ」
たえ「ためす?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/23(木) 21:33:17.36 ID:uSMqKICO0<> ゆり「入って」
ゾロゾロ
有咲「ちょ!」
美咲「30人、くらい?」
花音「そ、そんなぁ」
花音(そもそも私、二年生なのにぃ〜)
りみ「ど、どうしよう!」
たえ「は、はめられた」
はぐみ「ま、まさか戦え、なんて.....」
沙綾「くっ! そういうこと!」
香澄「はぁ、結局こうなるんだね」
こころ「あら! みんなお友達かしら?」
ゆり「別に勝てる、なんて思ってないよ。ただどこまでできるか見せてね」
リィ「安心しろ。私たちは参加しないから」
七菜「力見る前に終わっちゃうしね」
ひなこ「みんな、がんばってね〜」
ゆり「それじゃ、スタートだよ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/23(木) 21:43:39.81 ID:uSMqKICO0<> 三年モブ「わるいね、一年」
三年不良「グリグリの命令だし、悪く思わないでね!」
三年子分「そら! いくよ!」ダッダ
花音「ふぇぇぇぇ!」チッ!
美咲「花音さん、こっちに! はぐみは右側、こころは正面を....って、こころ!」
こころ「勝負よ〜!」ザ!
りみ「わ、わわ!」
香澄「くっ! りみりん! 今そっちに!」ダッ
三年モブ「おっと、私とやってもらうよ」ザ
香澄「この、邪魔!」ダシ!
三年モブ「ぐっ! こ、の!」ドゴ、シュ
香澄「ふっ、はぁ!」スカ、ダダ!
三年モブ「がは! ち、やるな」ッザ
香澄「しぶとい!」
たえ「ほわっちゃ!」シュルシュル、ザ!
三年不良「おっと、危ないね」ダ、スカ
たえ「おたえトルネードが!」
三年不良「なにそ、れ!」シュウ!
たえ「ぐっ!」バイン! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/23(木) 21:51:36.10 ID:uSMqKICO0<> はぐみ「や、やぁ!」シュ!
三年モブゥ「おっと、早いじゃん。けど!」チイ、ヒョイ
はぐみ「やぁ! たぁ!」シュ、ザ
三年モブゥ「ワンパターン過ぎ、よ!」ガシ、ダン!
はぐみ「いた!」ドシ!
有咲「おら!」シュ
三年子分「ぐっ! お返し!」ドゴ、シュ!
有咲「がは!」ドゴ!!
沙綾「有咲!」ザ
三年子分2「おっと」ザ!
沙綾「この! たぁ!」シュウ、ザザ
三年子分2「と? おわ!」スカ
こころ「はぁぁ!!」シュ、ドシ、バシ!
モブ「ぐ!」ドシ
不良「がは!」ドシ
子分「つえ!!」ドシ
こころ「ふふーん!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/23(木) 22:02:47.88 ID:uSMqKICO0<> 有咲「ぐ、いってー」
有咲(くそ、こいつら一人一人がつえー。これが三年生か)
美咲「はぐみ! 離れすぎないで! 花音さん後ろ! ってかこころ、戻てきて!」シュ、チッ
美咲(しかも数が多い! このままじゃ時間の問題だよ!)
有咲「ぐふ! くそ!」ガツン、シュ!
有咲(それに弦巻さんはともかく、香澄が本気になるのには時間が! このままじゃ間に合わねーぞ)
りみ「これでいちコロネ!」シュウ!!
三年子ブ「とお! いちち...」シュウウ
りみ「そんな!?」
三年子ブ「へへ、おら!」シュウ!
りみ「きゃあ!」バシン!
香澄「いいかげん、しつこいよ!」クル、バシン!
三年モブ「がは!」バタン
三年モ分「やるね」
三年不分「次は私らとやりな」
香澄「この! ゴキブリみたいにうじゃうじゃと!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/23(木) 22:07:43.94 ID:uSMqKICO0<> ゆり「....」
リィ「どーだ?」
七菜「うーん、まあまあ?」
ひなこ「お!? あの生意気な子、やるじゃーん」
ゆり「あの変な髪型の子もそこそこ」
リィ「それにしても効率のいいやり方だな」
七菜「どれだけできるか確かめつつ、三年生に逆らわないように体に叩き込む、ね」
ひなこ「まあ、いんじゃない?」
ゆり「....」
リィ「妹が心配か?」
ゆり「....別に」
七菜「心配しなくてもそこまでひどくはやらないでしょ」
ひなこ「そうそう、ちょーっと痛い目にあってもらってるだけだよ」
ゆり「わかってるよ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/23(木) 22:20:57.42 ID:uSMqKICO0<> 花音「きゃあ!」ベシ!
美咲「花音さ...ぐ!」ダシ
三年子分3「へへ、少しねて、な!」シュ!
こころ「おっと!」ガシ
三年子分3「な!?」
こころ「残念だけど、あなたのやり方じゃ、笑顔にできないわ! こうするのよ!」シュ、シュバ!
三年子分3「へ!? ぐふ! がは!」ドドド!
こころ「ふふーん、どうかしら!」ハァ、、ハァ
香澄「と、りゃぁぁぁ」シュ、シュ、ダシン!
三年モ「この子!」バタ!
三年「段々!」バタ!
三「強く!」バタ!
香澄(くそ、みんなと離れちゃった! 急がないと!)
ガラガラ......ドゴン! バゴン! ガゴン!
香澄「!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/23(木) 22:25:24.16 ID:uSMqKICO0<> 沙綾「ぐ....って、え?」
はぐみ「はぁ、はぁ、今」
たえ「いつつ.....十人くらい、吹き飛んだような...」
有咲「だ、誰だ?」フラフラ
ゆり「.....三年の教室に何の用?
ゆり「氷川紗夜!!」
紗夜「......」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/23(木) 22:31:29.30 ID:uSMqKICO0<> 美咲「は、花咲川のばん、ちょう?」フラフラ
花音「紗夜、ちゃん?」クラクラ
こころ「? 誰かしら?」
香澄「....紗夜先輩」
モブ1「この!」
モブ2「何しに!」
モブ3「きたのさ!」
モブ4「二年の!」
モブ5「分際で!」
紗夜「....邪魔です」シュ!
ガツン!
モブ12345「「....」」チーン
美咲「一瞬で...」
有咲「五人、も」
たえ「なんか扱い雑だね」
沙綾「モブだから」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/23(木) 22:36:45.99 ID:uSMqKICO0<> 紗夜「....」チラ
香澄「?」
紗夜「一年生相手に倍の人数で集団リンチ、ですか。やることが随分と汚いですね」
ゆり「.....」
ひなこ「ん〜、挑発? 喧嘩売ってるのかな?」
紗夜「思ったことを言っただけです。他意はありません」
リィ「いまここでやりあってもいんだぞ?」
紗夜「....そちらがお望みとあらば」
七菜「へぇ、本気?」
紗夜「....」
ゆり「....」
紗夜「いえ、やめておきます」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/23(木) 22:44:39.42 ID:uSMqKICO0<> ひなこ「あれ〜?」
七菜「なに? 逃げるの?」
紗夜「私の目的はこの一年生たちの安否の確認、そして救出、ですから」
リィ「なんだそれ?」
燐子「と、戸山さん!」
香澄「!? 白金先輩?」
燐子「よ、よかった。無事で」
香澄「まさか、先輩が?」
紗夜「白金さんが教えてくれたのよ、礼なら彼女に」
燐子「いや、そ、その、助けたのは氷川さん、ですから」
紗夜「とにかく、この場はここまでよ。一年生の皆さん、立てますか?」
有咲「な、なんとか」
沙綾「ふぅ、危なかった」
香澄「よいしょっと。大丈夫? りみりん」
りみ「んっしょ、あ、ありがとう。香澄ちゃん」
たえ「さーや、こっちも」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/23(木) 22:49:48.71 ID:uSMqKICO0<> 美咲「こころ、手伝って」
こころ「ええ! はっ!」
美咲「ちょ! いたた!」
はぐみ「みーくん、大丈夫そうだね!」
紗夜「松原さん、大丈夫ですか?」
花音「え、あ、う、うん」
紗夜「私が支えますから、よっと」
花音「あ、っと。ありがとうね」
リィ「このまま返していいのか?」
ひなこ「なーんかおもしろくないよ?」
ゆり「....」
七菜「ゆり?」
ゆり「はぁ、今日はいいよ。興がそれた」
リィ「....お前がそういうなら」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/23(木) 22:53:36.04 ID:uSMqKICO0<> 紗夜「...」テクテク
ゆり「氷川紗夜」
紗夜「...」クル
ゆり「いずれどっちが本当のトップか、決着をつけるよ」
紗夜「...どちらでもいいですよ」
七菜「なに?」
紗夜「私はただ.....羽丘に負けたくないだけです。絶対に」
ひなこ「....」
紗夜「失礼します」ペコ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/23(木) 23:03:24.63 ID:uSMqKICO0<> 美咲「この度は、その」
有咲「本当に助かりました」
皆「「ありがとうございました!」」ペコ
燐子「お、お礼なら氷川さんに。助けたのは氷川さん、ですから」
紗夜「いえ、だから今回の件は白金さんの...」
香澄「助かりました。紗夜先輩」ペコ
紗夜「....戸山さん」
燐子「ふふ、ですって。氷川さん」
紗夜「....はぁ、風紀委員として当然のことをしただけです。それでは」クル、スタスタ
燐子「あ、ま、待ってください」
香澄「白金先輩も!」
燐子「!?」
香澄「助かりました」ペコ
燐子「そ、そんな。わたしは、なにもしてないし。そ、それじゃ!」タッタ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/23(木) 23:09:56.43 ID:uSMqKICO0<> 沙綾「....なんというか」
たえ「つかれた」
はぐみ「はぐみ、早く帰って、ねたいや」
有咲「あー、マジでいてー」
千聖「花音!!」ダッダ
花音「千聖ちゃん!?」
千聖「だいじょ....ってその傷!」
花音「えへへ、やられちゃった」
千聖「....誰?」
花音「え?」
千聖「誰にやられたの?」ゴゴゴ
花音「いや、これは、その」
彩「花音ちゃーん! って、大丈夫!?」
花音「彩ちゃん。うん、なんとか」
彩「それはよかった。って千聖ちゃん!?」
千聖「....」メラメラ
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/23(木) 23:18:48.92 ID:uSMqKICO0<> イヴ「みなさん! ご無事ですか!?」
沙綾「イヴまで。どうしてまだ学校に?」
イヴ「実は私お二人に弟子入りしたのです!」
たえ「弟子入り?彩先輩と千聖先輩に?」
イヴ「そうです! お二人のようになりたくて一緒に特訓をしていたら、皆さんが三年生にやられた、という話を聞きまして」
りみ「そういうことだったんだね」
有咲「おいまて。おまえらいつの間にそんなにイヴと仲良く?」
香澄「クラスで」
有咲「だぁー! 羨ましい!」
美咲「なにはともあれ、酷い目にあった」
こころ「あの人たちとまだ勝負してないわ!」
美咲「今はやめときなよ、こころ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/24(金) 12:03:07.23 ID:2pq/6JiF0<> マッ○
彩「この前のお詫びも含めて奢るからなんでも注文してね!」
香澄「わぁ! ありがとうございます!」
花音「従業員割引、あるからね」
千聖「さすが花音ね!!」
有咲「つまり今日のやつはなんというか、毎年あること、なんですか?」
千聖「そうね。三年のトップが呼び出して、使えるかどうか見て、その上三年に逆らえないようにするのが目的らしいわ」
こころ「次こそあの人たちと勝負よ!」
香澄「本当になめたマネしてくれたよね。今度あったらぶっ飛ばす」
美咲「まあ、二名ほど効果がないようですが」
りみ「....ごめんね、みんな」
たえ「りみは悪くないでしょ」
はぐみ「そうだよ! あっちが完全に悪いよ!」
イヴ「そうです! 大人数で攻める、なんて卑怯です!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/24(金) 12:16:01.74 ID:2pq/6JiF0<> 沙綾「先輩方も去年、呼ばれたんですか?」
彩「いや、呼ばれてないよ」
千聖「基本、グループを呼ぶらしいわ。私たちはグループ、なんて結成してないもの」
花音「それでも、紗夜ちゃんが呼ばれたらしい、よね」
彩「そうだったの?」
千聖「まあ、あの人はね。おそらく三年生を脅かすかもしれなかったからじゃないかしら?」
有咲「一年生で、ですか?」
千聖「有名だったのよ。中学から。ロゼリア、って知ってる?」
りみ「は、はい! 知ってます!」
たえ「?」
香澄「わかんないや」
沙綾「かなり有名、だったよ」
こころ「そうなの? 美咲?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/24(金) 12:31:38.84 ID:2pq/6JiF0<> 美咲「中学校の時ね。一つ上の学年にものすごいグループがあったの。高校生にも平然と向かっていく五人組。それが...」
有咲「ロゼリア。...けどそれって」
沙綾「羽丘中学、の話ですよね」
千聖「そうね。けど高校になってなぜか聞かなくなったでしょ。理由は、知ってる?」
美咲「いえ」
有咲「噂で解散した、くらいしか知らないです」
千聖「うーん、まあ、そう言われればそうなんだけど」
たえ「あの、そのロゼリアがどうして今出てくるんですか?」
千聖「紗夜ちゃん、実はロゼリアだったの。中学は羽丘よ」
一年「「ええーーーー!?」」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/24(金) 12:42:27.54 ID:2pq/6JiF0<> 有咲「へ? え? どういうことですか?」
千聖「そのままの意味よ。高校を機に花咲川に来たの」
沙綾「え!? でもあっちも中高一貫ですよね?」
千聖「そうだけど、必ずそうしないといけないわけではないでしょ?」
香澄「うん、うん」
千聖「それで他の人、まあ全員ではないけど、残りのロゼリアの人はそのまま羽丘に。それによってロゼリアは今二つに割れてる、らしいわよ」
美咲「そう、なんですね」
千聖「それで紗夜ちゃんは目をつけられてたらしいわよ」
たえ「あの強さ、ですしね」
彩「千聖ちゃん」
花音「よく知ってるね」
千聖「....まあ、本人と少し、ね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/24(金) 12:53:39.18 ID:2pq/6JiF0<>
千聖『はぁ、はぁ、』
紗夜『はぁ、ふぅ、』
千聖『あなた! なんのつもりよ! 花音が怪我をしたの、あなたのせいらしいじゃない!』
紗夜『こちらのセリフです。よくも白金さんに!』
燐子『ま、待てください!!』
千聖(昔、ガチの喧嘩をしたことがある、なんてね)
千聖(しかも理由が、当時のトップからの紗夜ちゃんへ対する嫌がらせを互いに勘違いしてた、なんていうね)
花音「へー、いつの間に」
千聖「あ、ちなみにこのことは広めないでね。今回のことで紗夜ちゃんが噂のような人じゃないってわかっただろうし」
香澄「りょーかいです」
こころ「わかったわ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/24(金) 18:48:52.37 ID:2pq/6JiF0<> 千聖「とまあ、話を戻すけど今日のやつは、なんでもその年の三年トップがやるおきまり、みたいなものってこと」
有咲「ひぇ〜、怖い」
沙綾「こっちからしたらたまったもんじゃないですけどね」
彩「けど、もうないんじゃないかな?」
花音「だったら、いいな」
千聖「花音、また呼ばれたら言いなさい。私も行くから」
りみ(.....お姉ちゃん)
たえ「私、ポテトおかわりしていいですか?」
彩「もちろん!」
こころ「私も!」
はぐみ「はぐみも!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/24(金) 18:54:08.44 ID:2pq/6JiF0<> ゆり「それじゃ」
リィ「ん」
七菜「また明日」
ひなこ「バイバーイ!」
ゆり「....」テクテク
ゆり「....はぁー」
ゆり「りみに、嫌われちゃった、かな」
去年
元トップ「ゆり! これからの花咲川は任せたよ!」
ゆり「先輩....私にできるでしょうか」
元トップ「大丈夫、さ。お前なら」
ゆり「....でも」
元トップ「それに、そのためのグループ、グリッターグリーン、だろ?」
ゆり「!?」
元トップ「四人で引っ張ってけばいいさ。学校を、な」
ゆり「はい!!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/24(金) 19:03:30.12 ID:2pq/6JiF0<> 元トップ「にしても懐かしいね。一つ上を倒してトップになったアタイたちはあんたらにも洗礼、みたいなのをやったけど、よくもまあ、食ってかかってきたもんだよ」
ゆり「そ、それは、当たり前ですよ! あんな大人数で! 卑怯です!」
元トップ「だけど、やるやつってのは最後まで向かってくるもんさ。あんたらみたいにね」
ゆり「そういわれると...」
元トップ「来年もやるかどうかはあんたが決めな。ただ」
ゆり「?」
元トップ「羽丘のやつらには負けんじゃないよ。」
ゆり「....わかってます。負け続きだった花咲川を去年、勝利に導いてくれた先輩の思いは無駄にはしません!」
元トップ「へへ、よけいな心配、だったかな?」
ゆり「いえ」
元トップ「ゆり、あんたは正しいことがわかるはずだ。なにが正しいのか、な」
ゆり「そうでしょうか?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/24(金) 19:07:32.19 ID:2pq/6JiF0<> 元トップ「そうさ、だから自分が正しいっと思ったことをやりな。いいね?」
ゆり「わかりました。先輩がそうおっしゃってくれるなら」
元トップ「んじゃ! この学校は任せたよ!」
現在
ゆり「....」
ゆり「私は、この学校のためにも」ググ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/24(金) 19:18:00.83 ID:2pq/6JiF0<> 香澄「あの、いいですか?」
彩「ん? どうしたの?」
香澄「羽丘と花咲川の因縁の喧嘩? 勝負? についても教えて欲しいです」
たえ「私も」モグモグ
こころ「知りたいわ!」モグモグ
美咲「遠慮しなさすぎでしょ、二人共」
有咲「あー、できれば私も」
沙綾「中学校の頃から仲悪いのは知ってたけど、その喧嘩のことはよく知らなかったので」
千聖「って言われても、私も詳しいことはよく知らないの」
彩「その日はお仕事あったしね! お仕事!」
花音「私も参加してなかったから、よくわからないんだ。ごめんね」
香澄「いえ、そういうことなら」
イヴ「仕方ないです」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/24(金) 19:22:37.73 ID:2pq/6JiF0<> 帰り
彩「それじゃあ皆、気をつけてね〜」
千聖「また学校で」フリフリ
イヴ「お疲れ様です!」
こころ「あ! 車が来たみたいね!」
美咲「もう私達の家を含めた帰りのルートが」
花音「設定されてるんだね」
はぐみ「みんな〜、またね!」
有咲「はぁー、今日は本当に疲れた」
りみ「....」
たえ「帰っておっちゃんで癒されたい」
りみ「....」
沙綾「げ、帰ったら洗濯しないと」
りみ「....」
香澄「...りみりん、大丈夫?」
りみ「あ、うん」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/24(金) 19:27:13.54 ID:2pq/6JiF0<> 有咲「お姉ちゃんと、仲いいのか?」
りみ「うん。家だととっても優しいの」
沙綾「お姉さん、だものね」
たえ「なら帰ったら聞いてみればいいよ。今日のこと」
香澄「ま、それが一番かもね」
りみ「だよね、うん! 聞いてみる!」
沙綾「その意気だね」
有咲「そうだな、がんばれ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/24(金) 19:32:06.00 ID:2pq/6JiF0<> りみ 家
りみ「た、ただいま」ガチャ
ゆり「あ....おかえり」
りみ「う、うん。.....あのね!」
ゆり「ご飯、できてるよ」スタスタ
りみ「あ、うん」
ゆり「....」パクパク
りみ「.....」パク
ゆり「....ごちそうさま」
りみ「あ....」
りみ「ふぅ...いっ!」チャプン
ゆり「! ....さき、あがるね」バザー
りみ「....お姉ちゃん」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/24(金) 19:38:00.30 ID:2pq/6JiF0<> ゆり「おやすみ」
りみ「....お姉ちゃん」
ゆり「....」
りみ「あれって、伝統行事、なんでしょ?」
ゆり「.....今日のやつ?」
りみ「うん」
ゆり「違うよ、わたしがやれって」
りみ「けど、去年もやったとか」
ゆり「今年やるかどうかは私が決めたの」
りみ「そっか....」
ゆり「.....そう」
りみ「お姉ちゃん、真面目だからね。それに伝統は大事、だよね」
ゆり「.....怒ってないの?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/24(金) 19:49:14.78 ID:2pq/6JiF0<> りみ「怒ってるよ。自分の弱さに」
ゆり「!?」
りみ「今日も皆の足を引っ張って、皆の迷惑になっちゃったこと。すっごくね」
ゆり「....これからだよ。一年なんだし」
りみ「そうは言ってられないんでしょ? 羽丘と喧嘩だって...」
ゆり「そうだけど! それは私たちがなんとかするから、りみ達は来なくていいよ」
りみ「ふふ」
ゆり「...なに?」
りみ「やっぱりお姉ちゃんは優しいな、って」
ゆり「それは....」
りみ「ねえ、お姉ちゃん。皆でもっと仲良くできないかな?」
ゆり「どういうこと?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/24(金) 20:00:24.35 ID:2pq/6JiF0<> りみ「目標は羽丘に勝つこと、なんでしょ? 私はまだ全然役に立てないけど、ポピパのみんなは多分力を貸してくれるよ」
ゆり「さあ、どうかな」
りみ「ほかにもきっといるし、あの紗夜先輩だって、きっと」
ゆり「っ!」
紗夜『私はただ.....羽丘に負けたくないだけです』
ゆり「ちがうよ。私がやらなきゃ...]
りみ「だから、あんなことしなくても....」
ゆり「.....あんなこと?」
りみ「え?」
ゆり「....りみ。りみが言ってることは綺麗事、だよ。実際は力で示すしかない」
りみ「そんな...」
ゆり「もう寝るね。おやすみ」バサ
りみ(お姉ちゃん) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/24(金) 20:12:47.44 ID:2pq/6JiF0<> 有咲「ええ!?」
沙綾「グリグリと紗夜先輩が!?」
たえ「勝負?」
はぐみ「皆、さわいでるよ!」
りみ(お姉ちゃん、どうして)
イヴ「まさに、頂上決戦! です!」
有咲「い、いつ!?」
はぐみ「それが、放課後、なんだけど」
沙綾「もう放課後でしょ!」
イヴ「場所はわからないのですか?」
はぐみ「うう、ごめん」シュン
有咲「ああ! いや、違うぞ!」
沙綾「み、みんなで探そう! そうしよう!」
たえ「そういえば、香澄は?」キョロキョロ
りみ「たしかに。いないね」
こころ「それー!」ダッダ!
香澄「ちょ! マズいって! さすがの私でもヤバいってわかる!」ダッダ
美咲「だよね! 止まって! こころ! このままいったら私達三人だけで羽丘に殴り込んじゃうことになるから!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/24(金) 20:35:22.81 ID:2pq/6JiF0<> 校舎 隠れスポット
ザ!
ゆり「ここなら余計な邪魔も、野次馬も来ない」
リィ「いきなり呼び出して悪かったな」
紗夜「いえ、昨日は一年生を助けることが目標でしたので。私は基本、売られた喧嘩は買います」
七菜「だから今日は呼び出しに従った、と」
紗夜「私は花咲川のトップになりたいわけではありません」
ゆり「...」ギリ
紗夜「昨日も言った通り、羽丘との勝負い勝ちたいのです。なんとしても」
ひなこ「けどけどぉ〜、花咲川の番長、なんて呼ばれてるじゃん?」
七菜「昔はロゼリアの番犬、だっけ?」
紗夜「他人が勝手にそう呼んでるだけです。自ら名乗ってるわけではありません」
ゆり「私達も羽丘には負けたくない」
紗夜「....」
ゆり「けど、それはそれとしてトップとしての意地と誇りがある」
リィ(ゆりがこんなことを言うなんて)
ゆり「羽丘との決戦の時、どっちがトップか、なんて下の奴らに聞かれても面倒でしょ? だから」
紗夜「今日ではっきりさせよう、と?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/24(金) 20:41:14.35 ID:2pq/6JiF0<> リィ「悪いが、付き合ってもらうぞ」
紗夜「いえ、丁度私も次のステージに行きたいと思ってましたから」
七菜「....どういう意味?」
紗夜「今日、この場で皆さんと戦えることは幸運、っという意味です」
ひなこ「私にはいいレベルアップ相手、って聞こえるけど」
紗夜「想像に任せます」
七菜「生意気だね」
ゆり「もういいよ、やろう。さっそく一対一で一人ずつ....」
紗夜「いえ、
紗夜「四人一斉に来てください」
ゆり「あなた....本当に生意気だね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/25(土) 14:41:33.58 ID:p+4RZknr0<> 有咲「マジで見当たらねー」
沙綾「ほんとだね」
「おい、いたか?」
「いや」
「屋上は?」
「いなかったよ」
たえ「みんな探してるね」
有咲「そりゃそうだろ」
はぐみ「とっても気になるもんね!」
りみ「もしかして」
りみ(昔教えてもらったあの場所かも) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/25(土) 14:56:34.65 ID:p+4RZknr0<> 一方その頃
こころ「もうすこしね!」
香澄「こころん! さすがに引き返そうよ!」ググ
こころ「あら? せっかくここまで来たのにもったいないわ! そうよね? 美咲!」
美咲「い、いや。はぁ、はぁ、それより二人共早いんだけど」
こころ「きっと楽しいわよ? あ! あそこに羽丘の生徒がいるわ! 話してくるわね!」ダッダ
香澄「うそ!? タイミング!」ダッダ
こころ「そこのあなた! ちょっといいかしら!」
薫「おや? 私かな?」
麻弥「あれ? 花咲川の生徒、っスね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/25(土) 15:06:33.52 ID:p+4RZknr0<> 花咲川 校舎
紗夜「はぁ!!」ザ!!
七菜「っ!」ダシン!
リィ「ぐっ!」ダシン!
ひなこ「とお!」シュ!!
紗夜「くっ!」シュ
ゆり「ふん!」グル、バ!
紗夜「うっ!」バシ
紗夜「はっ、だ!」シュ、、、ババ!
ゆり「この!」ジュウ
ひなこ「おも!」ガツン!
リィ「そこ!」シュシュ!
紗夜(止めれる)バシ
七菜「ふっ!」グル、バシン!
紗夜「ぐっ!」ドシ
紗夜(囮、でしたか) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/25(土) 15:18:12.75 ID:p+4RZknr0<> ひなこ「ふぅ、やっぱりやるね」
リィ「言うだけはある。けど」
七菜「さすがにこっちが押し始めたね」
ゆり「こっちは四人だもん。当然だよ」
七菜「....」
リィ「....なあ、ゆりちゃん、今日はいったいどうしたんだ?」
ゆり「今は勝負に集中してよ」
紗夜「はぁ、はぁ、ふぅ」
紗夜(流石に強い、ですね)
紗夜(私の攻撃を二人が防いで、二人が攻撃。しかも誰がどの役割、というわけではなくその場で各自が瞬時に判断する。加えて連携も見事)
紗夜「これは、キツイですね」
ゆり「今から一人ずつでもいんだよ?」
紗夜「いえ、だからこそ」
紗夜(私が強くなるために、湊さんに勝つためにも)
紗夜「ここで引くわけにはいきません」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/25(土) 15:31:14.96 ID:p+4RZknr0<> ゆり「そう。なら続きね」
紗夜(ただ)
紗夜「その前に一つ聞いてもよろしいでしょうか?」
ゆり「いいよ。なにかな?」
紗夜「あなたたちは、いえ。ゆりさん、あなたは花咲川のトップになりたいのですか? それとも羽丘に勝ちたいのですか?」
ゆり「? 何その質問? そんなの両方に決まってるじゃん」
紗夜「....そうですか。うまく言えませんが、あなたの攻撃が一番軽かったので気になりまして」
ゆり「それなら、あなたにとってはラッキーじゃん」
紗夜「いえ、私としては全力のあなた達と戦いたいのですが。なにか迷いがあって、それを無理やり解決するために私と勝負している、というのであれば迷惑だと思いまして」
ゆり「っ!」
ひなこ「...ゆりちゃん」
七菜(...そう。今まで氷川紗夜と喧嘩をしようとしなっかたゆりがどうしていきなり今日やろうと言ったのか。そこが気がかりではあった) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/25(土) 15:38:41.79 ID:p+4RZknr0<> ゆり「悩みなんてない! あるとすればあなたとどちらがトップなのか気になっていた、ということ! だから今日、決着をつけようとしたの!」
紗夜「....そうですか。わかりました。これ以上は無粋ですね。つづけま....
りみ「お姉ちゃん!!!」ザ
ゆり「りみ!? どうしてここが!?」
りみ「昔お姉ちゃんの喧嘩を見るためにここに連れてってもらったことがあって」
ゆり「...そっか。そんなこともあったね」
りみ「い、今、喧嘩してるのって、もしかして昨日私がなにか変なこと言っちゃったから、なのかな?」
ゆり「りみは関係ないよ。いずれ決着をつけようと思ってたの。それが今日だった、ってだけ」
りみ「そ、そんな」
ゆり「わかったら離れてるか、いや、いっそもう帰って」
七菜「いや、私も気になるね」
りみ「!?」
ゆり「七菜?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/25(土) 15:48:12.29 ID:p+4RZknr0<> 七菜「ゆり、なんであんたが今日、いきなり喧嘩しようとしたのか、ね」
ゆり「だ、だからそれは」
リィ「氷川紗夜、何度も悪いけど少し待ってもらっていいか?」
紗夜「私は別に構いませんよ」
ゆり「リィまで」
ひなこ「まぁ、まぁ、ここまでいったら気になるしね」
七菜「ゆり、私たちの間で隠し事はなし、そうでしょ?」
ゆり「それは、そうだけど」
リィ「りみちゃん、昨日のゆりとの会話、教えてもらっていいか?」
りみ「あ、はい! えっと」
ゆり「待って! りみは関係ない!」
ひなこ「だったらゆりちゃんが教えてよぉ」
七菜「....」ジー
ゆり「....はぁ、わかったよ」
紗夜「いったん離れましょうか?」
ゆり「いいよ、別に」
ゆり「簡単にいうけどね。私は...... <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/25(土) 16:14:31.17 ID:p+4RZknr0<> 一方その頃
こころ「なるほど、つまり二年生ってことね!」
薫「つまり君はわざわざ私に会いいに来てくれたと? ああ! 儚い!」
麻弥「つまり、そういうこと、ですね!」
美咲「話、ついていけてる?」
香澄「ごめん、わかんない」
こころ「それじゃあさっそくやるわよ!」
薫「デートのお誘いかい? 困ったね。これから用事があるんだけど」
麻弥「そうっスね。それが終わってからにしてもらったらどうですか?」
こころ「いくわよ! えい!」シュ!
薫「!! っと、ふふ、危ないじゃないか」
麻弥「いやいや! ほんとに危ないっスよ!」
美咲「こころー! 本当にやめて!」
香澄(あの距離の攻撃を躱すなんて。すごい反射神経) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/08/25(土) 17:02:52.61 ID:/64BrRgO0<> 乙
こころはトラブルメーカーすぎる…… <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/26(日) 01:34:17.57 ID:U/Kpjgpm0<> >>334
ありがとうございます!
こころは書きやすく、書いてて楽しいキャラです! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/26(日) 01:46:26.43 ID:U/Kpjgpm0<> こころ「はぁ! たぁ!」シュ、シュ
薫「おっと、っと」スカ、ヒョイ
美咲「こころにはやめてほしいけど」
香澄「あの羽丘の人、こころんの攻撃をあんなに簡単にいなす、なんて」
麻弥「はっ!」ビュン!
美咲「!?」
香澄「くっ!」ドシン!
麻弥「む、やるっスね」
美咲「い、いきなになにするんですか!」
麻弥「悪いですけど、3対1を黙って見てるだけはできないっスよ」ググ
美咲「そ、そんなつもりは...」
香澄「美咲ちゃん、下がって。私がやる」
美咲「戸山さん。けど」
香澄「どの道、こころんが仕掛けちゃたのは事実だしね。幸い二人だけ。他の羽丘に知られる前に悪いけど倒させてもらいます」ググ
麻弥「できればいいですけど、ね!」シュ!
香澄「は!」シュ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/26(日) 01:58:52.32 ID:U/Kpjgpm0<>
ゆり「....ってなわけ。簡単に言うとね」
七菜「....そう」
リィ「去年の先輩からのエール。それを受けての」
ひなこ「ゆりちゃんなりに学校のためにできること」
七菜「どうすれば羽丘に勝てるか、ね」
りみ「....」
紗夜「....」
七菜、リィ、ひなこ「「馬鹿なの?」」
ゆり「!? どういうこと!?」
七菜「まずさ、なんで悩んでたこと、黙ってたわけ?」
ゆり「それは...」
リィ「大方、先輩に言われた通り、正しいことをしなきゃ! とか勝手に自分を追い込んでたんだろ?」
ゆり「うっ」
ひなこ「バレバレだよね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/26(日) 02:07:21.06 ID:U/Kpjgpm0<> リィ「だいたい、四人で頑張れ、って言われたんだろ?」
ひなこ「頑張れてないじゃん!」
ゆり「ぐっ」
七菜「それと、あの一年生を呼び出して攻撃する奴、反対だったんでしょ?」
りみ「え?」
ゆり「...まあ」
七菜「だったらそう言いなよ」
リィ「てっきり先輩にやられた腹いせを後輩にやるのかと思って」
ひなこ「まあ、私たちも賛成したけどね」
ゆり「そんなこと、しないよ」
七菜「それの後ろめたさにりみちゃんにも強く当たっちゃった、と」
ゆり「はい....」
ひなこ「ダメお姉ちゃんじゃん」
ゆり「ううっ!」グザ!
リィ「お? 一番ダメージ食らってるぞ?」
りみ「お姉ちゃん! 私、気にしてないから!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/26(日) 02:16:26.06 ID:U/Kpjgpm0<> ひなこ「終いには、パニクって今日、紗夜ちゃんに喧嘩を挑んだ、と」
ゆり「おっしゃる通りです」
紗夜(おや? なぜか私がちゃん付けされてますが?)
七菜「やれやれ」
リィ「これは」
ひなこ「罰ゲーム、だね」
ゆり「うう...」
七菜「ゆり、あんたには三つの罪がある。それは....」
リィ「一つ! このリィちゃんに相談しなかったこと!」
ひなこ「二つ! このひーなちゃんに相談しなかったこと!」
七菜「三つ、この私に相談しなかったこと」
ゆり「全部、同じじゃん」
ひなこ「問答無用!」ベチン!
ゆり「いった!」
リィ「ふん!」ベチン!
ゆり「っ!」
七菜「はぁ!!!」ベチン!
ゆり「ちょ、気合はいりす....ぐふ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/26(日) 02:21:33.14 ID:U/Kpjgpm0<> りみ「あわわ、いたそう」
ゆり「....」ジーン
七菜「実際、言った通りだよ」
リィ「私たちが怒ってるのはその一点」
ひなこ「それ以外のことはどうでもいい。だって私たちに相談してくれてたら全部解決してたんだもん」
リィ「.....それは、どうだろう?」
七菜「ひなこが関わると、どうだろうね?」
ひなこ「え!? なんでさー!」
七菜「とにかく! 私たちの言いたいこと、伝わったでしょ?」
ゆり「....まあね」
リィ「だったら、まず言うことあるだろ?」
ひなこ「りみちゃんにも、ね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/26(日) 02:29:07.25 ID:U/Kpjgpm0<> ゆり「みんな、その、ごめん」ペコ
七菜「ふう、まあ、ゆりばかりに任せた私たちもね」
リィ「私たちも少し反省だな」
ひなこ「うん、うん」
ゆり「....みんな」
七菜「ただし、もうこんなことはなしね」
ゆり「わかってるよ。それと、りみ」クル
りみ「?」
ゆり「ごめんね。昨日は強く当たっちゃって。それに昼間もボコって」
りみ「そんなことないよ! 私もお姉ちゃんの気持ち、全く知らなかったし。私の方こそ、ごめんなさい!」ペコ
ゆり「りみ....」
七菜「いい妹さんだね」
リィ「これに懲りたら、気をつけるんだぞ」
ゆり「わかったって」
ひなこ「ほんとかなぁ〜?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/26(日) 02:37:55.15 ID:U/Kpjgpm0<> アハハハ
紗夜「....」
〜中学〜
あこ「聞いてください! 紗夜さんがなんと! 昨日フライドポテトを食べてました!」
紗夜「な!? 宇田川さん!? なぜそれを!?」
あこ「えへへ、実は家族でいるとこを見ちゃって」アハハ
リサ「あら〜、紗夜、それは、ねえ」
紗夜「待ってください。昨日は家族で行ったので、その、私だけ何も頼まない、というのも、あれでして」
燐子「その、それなら」
あこ「ダメですよ! ねえ! 友希那さん!」
友希那「そ、そうね。私としては別にどうでもいいのだけど」
あこ「なら罰ゲームですね! えーと、あこはなにしてもらおっかな〜」
燐子「わ、私はでは、ゲームに付き合ってもらう、というので」
紗夜「そ、それでしたらなんとか」
リサ「私は〜、そーだ! 紗夜に買い物でも付き合ってもらおっかな〜」
紗夜「そ、それも別に問題ありません」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/26(日) 02:44:58.30 ID:U/Kpjgpm0<> あこ「えー! リンリンもリサ姉も普通だよ! 罰ゲームなんだからもっとこう、バーン! ドーン! って感じのやつ! ですよね! 友希那さん!」
友希那「え? いえ、別に」
あこ「そんな〜!」
友希那「私は別に付き合って欲しいことなどないから、そうね....なら、ビンタ一発、というのでどうかしら?」
紗夜「....本気ですか」
燐子「ひぃっ!」
リサ「友希那、それは...」
あこ「あわわわ」ブルブル
友希那「罰、ということだし、妥当なところだと思うわ」
紗夜「いえ、その、湊さんのビンタは冗談にならないというか」
友希那「では、いくわよ、紗夜」
紗夜「い、今ですか!?」
友希那「はっ!」シュ!
ベチン!!! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/26(日) 02:51:52.32 ID:U/Kpjgpm0<> 〜現在〜
紗夜「...ふふ」
リィ「とりあえず、これで一件落着、かな」
ゆり「.....いや、まだ、だよね」チラ
紗夜「.....」
ひなこ「待たせてごめんね。紗夜ちゃん」
紗夜「いえ、大丈夫ですよ。それでどうしましますか?」
七菜「喧嘩を続けるか? ってこと?」
紗夜「そうです」
リィ「ゆり」チラ
ゆり「うん。みんな、今日はもう少し私のわがままに付き合ってね」
七菜「...まあ、今日は、ね」
リィ「実際はっきりはさせたいしな」
ひなこ「どっちが強いか、ね」
紗夜「望むところです」
りみ「....」ゴクリ
ゆり「りみ、もう少し下がってて」
りみ「う、うん!」タッタ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/26(日) 02:56:18.32 ID:U/Kpjgpm0<> ゆり「さて」
七菜「もう一回、集中しないとね」
リィ「大丈夫」
ひなこ「グリグリの力、改めて思い知らせてあげよう!」
紗夜(先程までの感じであればおそらく勝てない、でしょう)
紗夜(しかし、これから先のため、強くなるためには、絶対に負けられません)
紗夜「ふぅーー」ググ
紗夜「....全力でいきます」ゴゴゴ
ゆり「....」ダッ!
紗夜「....」ダッ!
ザ!! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/26(日) 10:30:46.66 ID:U/Kpjgpm0<> こころ「たぁ!」シュ、パンチ
薫「おっと」シュン、クル
こころ「あなたすごいはね! 一度も当たらないわ!」
薫「そういう子猫ちゃんこそ、激しい攻撃だよ」
香澄「ふっ、ほ!」シュ、ズバ!
麻弥「ん、とお!」ベシ、ガン!
香澄(んー、やりずらいな、この人。あまり攻撃はすごくないけど、守りがうまい、っと言うか。踏み込みすぎたら、なんかヤバそうな感じ)
麻弥(ジブンのカウンター狙いに気づいてるんスかね? なかなか踏み込んでこないっス)
香澄(私もまだ全開じゃないし、あっちも守り重視。こりゃ長引きそうだね)
美咲(私だけ......足手まとい、だよね) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/26(日) 10:56:14.58 ID:U/Kpjgpm0<> こころ「とお!」キック!
薫「っ!」スカ
こころ「ここね!」クル、バシン!
薫「くっ!」ドシ!
こころ「やっと、当たったわ!」
薫「この短時間でもう私の動きに対応してくるとは。すばらしい対応力だね」
こころ「あなたもすごいわ! こんなに攻撃が当たらないのは初めてよ!」
薫「ふふ、軽く流そうと思ってたが仕方がない。私も攻撃するとしよう」
こころ「ええ! 望むところよ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/26(日) 11:08:55.91 ID:U/Kpjgpm0<> 麻弥(こうなったら)
香澄「ふん!」シュバン!
麻弥「おっと」クル、シュ
香澄「甘いです!」ザ、シュ!
麻弥「残念ながらそっちがっスよ」シュ、ガシ!
香澄「な! ぐう!」ガシ!
美咲「あれは! 首絞め!?」
麻弥「絞め技、っス。少し苦しいですが気づけば意識を失ってるっスよ」ググ
香澄「冗談じゃ、ないよ」ググ
香澄(な、なんて力、なのさ) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/26(日) 11:32:31.06 ID:U/Kpjgpm0<> 薫「ふっ!」ザ!
こころ「!! ほっ!」シュン!
薫「は!」ビュン、ビュン
こころ「っと! わあ!」シュ、バシ!
薫「はぁ!」シュバン!
こころ「うっ!」ドゴ!
薫「やれやれ、こんなに攻撃してやっと一発か。やはりすばらしいね」
こころ「いたた、殴られるとやっぱり痛いわ」
薫「本来なら美しいお姫様を攻撃はしたくない。この辺で引いてくれないかな?」
こころ「いいえ! まだあなたを笑顔にしてないもの! 続けるわ!」
薫「やれやれ、強引なお姫様だね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/26(日) 11:42:03.69 ID:U/Kpjgpm0<> 香澄「ぐう、う」ググ
香澄(やばい! 本当に意識が!)
麻弥(中々しぶといですね。けど)
麻弥「そろそろですね。これで!」ググ!
香澄(さらに強くなって!? こうなったら!)
香澄「う、りゃぁぁ!」ダッダ!
麻弥「へ? ちょ! うわ!」
ドシン!
美咲「!! 近くのコンクリートの壁にぶつかっちゃった。...って大丈夫!? 戸山さん!」
麻弥「驚いた。まだあんな力が。って...」
香澄「いっつ...」ポタポタ
美咲「頭から血が!」
麻弥「うわ! そ、その、大丈夫ですか?」
香澄「ええ、大丈夫です。気にしないでください」
麻弥「そ、そうですか」
香澄「それより続けましょう。いきますよ」
麻弥「え!? いや、病院に行ったほうが....
ビュン!! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/26(日) 11:56:49.71 ID:U/Kpjgpm0<> 美咲「!?」
麻弥「!?」ピタ
麻弥(す、寸止め!?)
香澄「いいですから、早く続きやりましょうよ」
麻弥「わ、わかりました」
麻弥(ふ、雰囲気が変わった?)
香澄「それでは、さっそく」ダッダ!
麻弥「!?」
こころ「っく、やぁ!」バシ、シュ!
薫「ぐ! はぁ!」ドシ、バン!
こころ「あなた! はぁ、はぁ、本当にすごいわ!」
薫「はぁ、はぁ、ふふ、そちらも本当に強い。ああ、敵同士であるのがもったいないよ」
薫(やれやれ、千聖に向けての特訓はまだまだ必要みたいだね)
こころ「そうだわ! あなた、私達、ハロハピに入らないかしら!」
薫「ハロハピ? なんだい、それは?」
こころ「私たちのグループよ! 香澄たちは五人なのに私たちは四人なの! 一人必要だったのよ!」
薫「なるほど、つまに私は口説かれてる、っということかな?」
こころ「? ええ! きっとそうよ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/26(日) 12:06:48.36 ID:U/Kpjgpm0<> 薫「そうか。まったく、私は罪深い。こんなお姫様の心も盗んでしまうのだから」
こころ「それでどうかしら!?」
薫「残念だがすまない。私にはやることがある。それに敵同士。まさにロミオとジュリエットさ」
こころ「? 敵とか味方とか関係あるかしら? やりたい! って思ったらやるべきよ! 周りとか、環境とか、そんなの関係ないわ!」
薫「.....君は眩しいね。いいだろう! 考えておこう!」
こころ「入ってくれるのね! ありがとう!」
薫「さあ、ひとまず、決着を付けようじゃないか!」
こころ「ええ! いいわよ!」
美咲「戸山さん....強い」
香澄「はぁぁ!!」シュ! ドゴ!
麻弥「ぐ! がは!」バキ、ドシ!
香澄「ふっ!」シュ、シュ!
麻弥「こ、の!」シュ。スカ
香澄「そこ!」タッタ、ビュン!
麻弥(さっきより全然速い!)
麻弥「うう!」ドシ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/26(日) 12:19:44.85 ID:U/Kpjgpm0<> 香澄「ふぅ」
香澄(やっと力出てきた。ほんと、ある程度やられないと力でないっていう自分の体質、というかやる気の問題なのかもしれないけど、めんどくさい)
麻弥「ぐっ」
麻弥(絞め技をやる前とは全然違う。手を抜いてた、ってわけっスか。舐められたものですね)
麻弥「それが本気ですか?」
香澄「さあ、どうでしょうね」
麻弥「まあ、どうでもいっス。それじゃあこっちもそれ相応の対応させてもらいます」
香澄「そうしてください。出し惜しみで負けた、なんてやめてくださいね」
麻弥「....」ザッ
香澄「....」グッ
リサ「なーにしてるの♪」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/26(日) 12:38:04.87 ID:U/Kpjgpm0<> 美咲「!?」
香澄「!?」
こころ「?」
薫「リサ、えーと、これは」
リサ「薫と麻弥は帰ってこないから掃除終われない〜、って蘭がごねてたよ」
蘭「ごねてないです。変なこと言わないでください」
日菜「やっほ〜、およ? なんか楽しそうなことしてるね、二人共」
美咲(やばい...これは)
こころ「お友達、かしら?」
香澄「....」
香澄(羽丘の二年生? 全員かなり....)
蘭「ん?」
蘭(あの麻弥さんとやりあってる奴、どこかで...)
日菜「いーなー、私もやりたい!」
リサ「だーめ! とりあえず掃除終わらせるよ。麻弥も薫も続きはその後ね」
薫「いや、それだと」
麻弥「さすがにそこから仕切り直すのは....」
こころ「そうよ! ここからが...」モガモガ
美咲「ほ、ほんとやめて! 今日はもういいでしょ!」
香澄「ふぅ、そうだね。どうします? 仕切り直します?」
麻弥「あー、いえ、ジブンもなんというか。今日はいいです」
薫「やれやれ、私もいいかな。それにまたやりあうことになりそうだ」
リサ「んじゃ、そういうことで! 帰るよ!」
日菜「はーい。仕方ないや。帰ってお姉ちゃんの写真でも整理してよっと」
蘭「....」
蘭「ねえ、あんたたち」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/26(日) 12:48:52.71 ID:U/Kpjgpm0<> こころ「ん? なにかしら?」
蘭「一年? 名前は? 見逃すんだからそんくらい答えてよ」
リサ「ちょっと、蘭?」
薫「私も気になるな」
麻弥「ジブンも知りたいっス」
こころ「そのくらいいいわよ! 私は一年の弦巻こころ、よ!」
美咲「あー、いらないと思いますけど、同じく一年、奥沢美咲、です」
香澄「...同じく一年、戸山香澄、です」
蘭「!?」
蘭(戸山、香澄!)
蘭「そう。つぐが言ってたことは本当だったってわけね」
香澄「?」
蘭(星のカリスマ、ようやく)
こころ「そっちも教えてくれないかしら!」
薫「もちろんだ。二年生、瀬田薫、だ」
麻弥「同じく二年、大和麻弥、です」
リサ「えーと、私たちも、かな? 同じく二年の今井リサ、だよ」
蘭「....一年、美竹蘭」
日菜「はいはーい! 二年生の氷川日菜、でーす!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/26(日) 13:02:53.94 ID:U/Kpjgpm0<> 美咲(氷川? もしかして)
香澄「もしかして、紗夜先輩の親戚、とかですか?」
リサ「!!」
日菜「お姉ちゃんを知ってるの!」
美咲「お姉ちゃん?」
こころ「姉妹なのね!」
香澄「同い年、ですよね? ということは....」
リサ「紗夜と日菜は双子の姉妹だよ」
日菜「ねえ、ねえ! お姉ちゃんはそっちではどんな感じなの!」
こころ「そうね、うーん....」
美咲「普段はだれともつるまない人、ですね」
日菜「へー、そうなんだ!」
香澄「けど白金先輩と話したりしてますし、千聖先輩と喧嘩したりとか、ってわかります?」
リサ「燐子と、そっか」
リサ(良かった)
薫「へー、あの千聖が。意外だね」
香澄(意外と交友関係あるんですね。お互い)
香澄(それにしてもさっきからこっちにガン飛ばしてきてる、あの人)
蘭「....」ジー
香澄(どこかで) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/26(日) 13:15:27.93 ID:U/Kpjgpm0<> 日菜「そっかー、お姉ちゃんが、そっかー」
美咲「すごい、なんとも言えなそうな顔してますね」
香澄「あとは...一応うちのトップ? なのかな? どうなんだろ?」
日菜「お姉ちゃんが一番に決まってるじゃん!」
美咲「あ、それと昨日は氷川先輩に助けられました。どうもです」
日菜「.....なにそれ? 私だってまだ助けられたことないのに」
香澄「へ?」
日菜「私だってお姉ちゃんに助けられたい! 大勢の不良に囲まれ時、次々とその不良をなぎ倒して登場するお姉ちゃん! そして私をお姫様抱っこして連れ去っていくの! キャー! お姉ちゃん!」
こころ「素敵ね!」
日菜「でしょー!」
美咲「確かに大勢に囲まれた私たちの前に」
香澄「不良をなぎ倒して現れたけど」
麻弥「日菜さんなら囲んでる大勢の不良も自分で倒せるのでは?」
日菜「もー! そういうことじゃないんだよ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/26(日) 13:35:53.96 ID:U/Kpjgpm0<> 蘭「あの、そろそろ本当に帰っていいですか?」
リサ「そうだね。日菜、そろそろいくよ」
日菜「ええー! まあいっか。帰ったら聞こっと!」
美咲「私たちも帰るよ」
こころ「そうね! 楽しかったし!」
香澄(実は頭がめちゃくちゃ痛い...)
薫「それではいずれまた会おう!」
麻弥「今度こそ決着をつけるっス」
リサ「紗夜によろしく〜」
日菜「お姉ちゃんによろしくね〜」
蘭「...」スタスタ
美咲「....よかったぁ〜」
こころ「さあ、帰りましょう! って私たち、何しに来たのだったかしら?」
美咲「こころが行こうって言い出したんでしょ!」
こころ「そうだったかしら?」
美咲「そうだよ!」
香澄「どうしよ、本当に頭痛い。病院だ、これ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/26(日) 13:49:37.06 ID:U/Kpjgpm0<> 花咲川
有咲「ああ! りみ!」
沙綾「どこいってたの?」
りみ「その、ちょっとね」
たえ「それより見た? グリグリの人たちも、紗夜先輩も滅茶苦茶ボロボロだったの」
りみ「う、うん。そうだね」
イヴ「もしかしてリミさん、見てたんですか? その喧嘩を」
りみ「え!! い、いやそんなことは...」
はぐみ「ええ! ずるい!」
沙綾「ねえ! どっち勝ったの?」
有咲「教えてくれ!」
りみ「うー.....ごめん!」
たえ「ひどい」シクシク
沙綾「嘘泣き、バレバレ」
有咲「結局香澄たちもどこに行ったのやら」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/26(日) 14:02:34.15 ID:U/Kpjgpm0<> 次の日
お昼
香澄「や、やっほー」
りみ「香澄ちゃん!」
たえ「昨日の放課後ぶり。頭大丈夫?」
香澄「あはは、おたえ喧嘩売ってる?」
沙綾「香澄、しっかり説明してもらうよ」
香澄「はーい」
香澄「グリグリと紗夜先輩が喧嘩!? それで!?」
沙綾「どっちが勝ったかは、わからないの」
香澄「えー、なにそれ?」
たえ「結果は本人たちも言わないの」
イヴ「引き分け、という話が多いです」
はぐみ「それより、こころんとみーくんと一緒に羽丘に?」
沙綾「それでそんなボロボロに?」
りみ「香澄ちゃんがそんなにやられるなんて」
香澄「いや、これは自分で...」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/26(日) 14:23:31.74 ID:U/Kpjgpm0<> 香澄「それにしても、そっか。そんなことが」
りみ「でも」
香澄「?」
りみ「強くなった、と思うよ。グリグリの人達も、紗夜先輩も」
香澄「?.....ま、いっか」
香澄(問題は向こうの人達....)
香澄(こんなこと考えたくないけど)
香澄「学校対抗、勝てるかどうか、ね」
たえ「? どうしたの?」
香澄「いや、なんでも」
香澄(とりあえず、向こうの人について先輩たちに聞いてみよ、っと)
美咲家 前
こころ「それじゃね、美咲!」
美咲「はいはい、また明日ね」
美咲(にしても私たちが羽丘に行ってる間にそんなことが)
美咲「....はぁ」
美咲(このままで私、こころ達の役に立てるのかな)
プルルル
美咲「!?」
美咲(こころの黒服さん達から?)ガチャ
美咲「はい..........え? 着てもらいたい着ぐるみがある?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/26(日) 14:33:48.31 ID:U/Kpjgpm0<> ここで一段落です
自分が考えてる構成としては
ポピパ結成 編
花咲川 編 ←今終わりました
羽丘 編
全面対決 編
といった感じです。ようやく半分ですがお付き合いして下されば嬉しいです。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/08/26(日) 15:55:55.07 ID:rs1Dy7q4o<> 楽しみにしている <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/08/26(日) 16:02:14.20 ID:wgHLTy9Zo<> おつおつ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/08/26(日) 20:25:49.98 ID:ddO1vxfaO<> いいね! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/27(月) 19:55:22.64 ID:aYy7uIBZ0<> 羽丘 一年教室
ひまり「あーーーん」パク
巴「ひまり、よく食べるな」
ひまり「だって、昼間また喧嘩挑まれたんだよ? そりゃ、お腹も減るよ」
モカ「また太るよ〜」
ひまり「ちゃんと運動してるからいいの!」
蘭「....お待たせ」ガラガラ
つぐみ「あ、蘭ちゃん」
巴「おー、こっち、こっち」
モカ「ごめんね、先に食べてて〜」
蘭「別にいいよ」
ひまり「聞いてよ、蘭! モカがまた....」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/28(火) 01:03:58.25 ID:NStLzDZl0<>
つぐみ「それで? 蘭ちゃん、なにか言いたいことがあるって言ってたけど」
蘭「この前の大掃除の日、『星のカリスマ』に会った」
ひまり「ええ!?」
巴「まてまて、どういうことだ?」
蘭「よくわかんないけど、先輩と喧嘩してた」
つぐみ「羽丘に来てたってこと?」
蘭「そうなるね」
モカ「一人?」
蘭「いや、三人くらいで」
ひまり「なにしたかったんだろ?」
蘭「さあね」
巴「んで? やりあったのか?」
蘭「先輩とやってボロボロだったからやめた」
モカ「蘭は優しいね〜」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/28(火) 01:15:04.02 ID:NStLzDZl0<> 蘭「そんなんじゃないし」
ひまり「けど、これでつぐが言ってたことは本当だってわかったね」
つぐみ「ひまりちゃん、信じてなかったんだね」
巴「すまん。アタシも半信半疑だった」
モカ「モカちゃんも」
蘭「けどいることがわかった。なら」
巴「お、もしかして」
つぐみ「やりに行くの?}
蘭「当然。どっちが強いかはっきりさせる」
ひまり「けど、いいのかな? 花咲川との喧嘩まであと一ヶ月もないんだし、もう少し待てば?」
蘭「都合よくやりあえるかわからないでしょ?」
つぐみ「まあ、そうだね」
モカ「たしかに〜」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/28(火) 01:27:44.59 ID:NStLzDZl0<> 巴「けどよ、どうするんだ? まさか五人で花咲川に行って『星のカリスマ! 出てこーい!』なんて言うつもりか?」
蘭「....どうしよ」
ひまり「ノープラン、なんだね」
モカ「流石、蘭」
蘭「う、うるさい///」
つぐみ「そういえば、私も色々調べたんだけど」
ひまり「ん?」
つぐみ「なんでも、あの『発酵少女』と一緒につるんでるとか」
巴「沙綾と?」
ひまり「ってことは、チスパに入ったの?」
蘭「まさか。そもそもその『発酵少女』も今はチスパかどうか怪しいし」
モカ「けどこれで」
巴「とりあえずの動きは決まったな」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/28(火) 01:57:49.19 ID:NStLzDZl0<>
高等部 教室
あこ「あ! リサ姉、友希那さん!」テクテク
リサ「やっほー、ごめんね。こっちまで来てもらって」
あこ「いえいえ、お姉ちゃんにも会えますし!」
友希那「けど、大変でしょ? いつも言ってるけど無理に来なくてもいいのよ?」
あこ「来ますよ! お昼はできるだけロゼリアで一緒食べるようにしてるじゃないですか!」
リサ「あこ....そうだね。さあ、食べよっか」
友希那「ええ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/28(火) 02:07:50.30 ID:NStLzDZl0<> あこ「そこでですね! あこがこう、バーン!って!」
リサ「すごいじゃん、あこ」
あこ「ええ! もう中学では敵なし、です!」
友希那「ふふ、流石ね」
あこ「えへへ」
リサ「あ、そういえば」
友希那「どうしたの?」
リサ「いやー、うん、ま、いっか」
あこ「?」
リサ「この前大掃除、あったでしょ?」
友希那「ええ。それで?」
リサ「その時花咲川の一年生が三人くらいなぜかうちの二年生と喧嘩してたんだよね」
あこ「ええ!? それで!?」
リサ「まあ、掃除仲だったし、無理やり終わらせたんだけど」
友希那「引き分けだった、ってこと?」
リサ「あの時はね。あのまま続けたら多分勝ってた、と思うけど」
あこ「そうなんですね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/28(火) 02:21:48.73 ID:NStLzDZl0<> 友希那「それで? それだけかしら?」
リサ「いや、その子達がね。紗夜と、面識があったらしくて」
あこ「!! ほんと!?」
友希那「.....そう」
リサ「あっちで燐子と仲良くやってるって」
あこ「りんりんと! よかったー!」
友希那「.....」パクパク
リサ「....」チラ
あこ「実はりんりんとはちょくちょく連絡をとってるんですよ!」
リサ「そっか、いいことだね。うん」
友希那「.....ごちそうさま」ガタ
あこ「あっ....」
友希那「....二人には、言っておくわね」
リサ、あこ「「?」」
友希那「花咲川と勝負の前に、三年のトップの倒し、私がこの学校のトップになるわ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/28(火) 02:25:52.22 ID:NStLzDZl0<> 花咲川 二年教室
香澄「....」キョロキョロ
燐子「と、戸山、さん。どうした、の?」
香澄「!! 燐子先輩! よかったです。探してたんですよ」
燐子「私、を?」
香澄「あ、いや、二年生で私が知ってる人を、なんですけど」
燐子「そっか、そ、それで?」
香澄「実は聞きたいことがあって」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/28(火) 02:43:01.55 ID:NStLzDZl0<> 彩「おまたせ!」
千聖「どうしたのかしら? 聞きたいことって?」
紗夜「白金さん、この集まりはいったい?」
燐子「な、なんでも戸山さんが皆さんに聞きたいことがあって」
香澄(正直、紗夜先輩を連れてきてくれたのは予想外だけど)
香澄「あの、急にすみません。実は紗夜先輩がグリグリさんと喧嘩してた時、羽丘に行ってて、そこで....」
彩「うーん、その人たちはわからない、かな。千聖ちゃんは?」
千聖「.....」
燐子(今井さん...)
紗夜「....戸山さん、まず」
香澄「は、はい」
紗夜「そのような軽はずみな行動は今後控えてください。いいですね?」
香澄「わ、わかりました!」
紗夜「そしてその人たちのことですが、気にしなくても大丈夫です」
香澄「え?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/28(火) 02:53:36.09 ID:NStLzDZl0<> 紗夜「私がケリをつけるからです」
香澄「は、はあ」
千聖「そうね。だから、香澄ちゃんは気にしなくてもいいわ」
彩「おお。カッコイイね。千聖ちゃん」
香澄「そう、ですか」
香澄(ワケあり。二年生同士で決着をつける、ってことかな)
紗夜「戸山さんたちは一年生の相手をすることになると思います。そちらに集中してください」
香澄「わかりました」
彩「それにしても相手のことを知りたい、なんて。香澄ちゃんやる気まんまんだね!」
香澄「え? それは勝負は負けたくないですし...」
香澄(あれ? 確かに。なんでこんなにやる気なんだろ) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/28(火) 03:03:26.85 ID:NStLzDZl0<> 彩「私は他校とはあまり喧嘩はしたくないんだけどね」
紗夜「それで、ほかに何か?」
香澄「いえ、他には」
紗夜「なら失礼しますね」スタスタ
燐子「あ、紗夜さん。わ、私も失礼します!」タッタ
千聖「私も失礼するわね」クル
彩「私も。じゃあね! 香澄ちゃん!」
香澄「はい。ありがとうございました」ペコ
紗夜「....」
燐子「氷川さん、今日もいいですか?」
紗夜「え? ああ、勿論です」
燐子「あ、ありがとう、ございます」
紗夜「ですが、その」
燐子「?」
紗夜「いいのですか? はっきり言って白金さんにあっている、とは言えないのですが」
燐子「それでも、もう、私だけ見てる、というのは嫌なんです」
紗夜「....わかりました。では頑張りましょう」
燐子「は、はい!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/28(火) 03:07:46.98 ID:NStLzDZl0<> 彩「はー、今年もし仕事が被らなかったら千聖ちゃんはやっぱり参加するの?」
千聖「....」
彩「千里ちゃん?」
千聖「え、ええ。それでなんだったかしら?」
彩「もう! 聞いててよ〜。喧嘩、参加できたらするの?」
千聖「なるべくしたくないわね。お仕事入れようかしら」
彩「うっ! 羨ましい」
千聖「なんて、ね」
千聖(薫....) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/28(火) 03:12:56.70 ID:NStLzDZl0<>
有咲 家
有咲「そっか、はぐらかされたか」
香澄「まあね。深くも追求しなかったよ」
有咲「いんじゃね? 先輩たちがやるって言うんだから」
香澄「まーね」
有咲「なあ、それより、なんでうちに集まってんだ?」
イヴ「す、すごいです! これは、兜!」キラキラ
こころ「これもすごいわ!」
花音「こ、こころちゃん! あまり勝手に漁らない方が...」
沙綾「はっ!」ビュ!
夏希「くっ! たぁ!」シュ!
里美「と、ら!」シュ、シュ
りみ「これで、いちコロネ!」ビュン! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/28(火) 03:24:18.15 ID:NStLzDZl0<> 有咲「しかもいろいろ来てるし」
たえ「広くていいね。喧嘩しても誰にも叱られないし」
有咲「あのなぁ」
香澄「そもそもなんで沙綾とりみは喧嘩してるの?」
有咲「ああ、あれはなんでも特訓、ってか」
香澄「特訓?」
有咲「なんでもチスパの方から言ったらいいぜ。もう少しで羽丘とやるしな。アフターグロウ、だっけ? そいつらともリベンジするためにも、てな」
香澄「なるほど。それで、イヴちゃんたちは?」
有咲「うちの雑貨あさり。あ! おい! それは売りものだ! やめろー!」ダッダ
香澄「一気に賑やかになったね」
たえ「騒がしいの嫌い?」
香澄「いや、そういうわけじゃないよ。ただ」チラ
たえ「?」
香澄「さーや達気合入ってるなー、って」
有咲「そりゃ、そうだろ」ハァ、ハァ
香澄「それはそうなんだけど、さ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/28(火) 03:36:47.72 ID:NStLzDZl0<> 香澄「....」
香澄「二人はさ、羽丘との勝負、絶対に勝ちたい、よね?」
有咲「はぁ? 何言ってんだよ? 当たり前だろ?」
たえ「もちろん」
香澄「だよね」
有咲「一応、学校の名前のかかってるしな。あんま思い出がないとはいえ中学から通ってるし」
たえ「私は純粋に負けたくない」
香澄「うん、そうだね」
香澄(私も負けたくない。それは勿論。けど他の人ほど熱意が、ない)
香澄(先輩たちも何かしらの因縁があるみたいだし、ポピパや他のみんなも中学からのこの学校のため、ってのがある)
香澄(けど、私はそんなのないしなぁ)
香澄(理由、決意、なにかのため。そういうのがある人は土壇場で強い。最終的にそのことが力になることがある)
香澄(だとしても、今回の勝負で私が喧嘩する理由。いや、負けられない理由、か) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/28(火) 03:46:46.49 ID:NStLzDZl0<> 香澄「まあ、ポピパの皆を守るため、っていうのがなくもないけど...」
はぐみ「あーちゃん! はぐみたちも勝負しよ!」
有咲「はぁ!? まじかよ!」
こころ「いいわね! やりましょう!」
たえ「私もやる」
ガヤガヤ
花音「みんな、ほどほど、に」
香澄(そういえば、この人も二年生、だよね)
香澄「あの」
花音「ひゃ! か、香澄ちゃん、ど、どうかしたの?」
香澄「その、先輩って二年生、ですよね? なんで千聖先輩とかじゃなくて、こころんと一緒にいるのかな、って思いまして」
花音「ああ、そうだよね。べ、別に千聖ちゃん達と仲が悪いわけじゃないよ?」
香澄「ですよね。仲良さそうですし」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/28(火) 03:59:38.05 ID:NStLzDZl0<> 花音「私ね、ずっと千聖ちゃんに守られてきたの。だから私も強くなろうとして。けど全然うまくいかなくて」
香澄「...」
花音「ある日、私のドジで不良さんを怒らせちゃってやられそうになった時、こころちゃんが助けてくれたんだ」
香澄「なるほど」
花音「そしたらすぐに、『あなた! 私のグループに入ってくれないかしら!』って言われて。気づけば今の感じに」
香澄「.....なるほど」
香澄(すごい想像しやすい)
花音「けど、こころちゃんには感謝してるんだ。今、とっても楽しいから」
香澄「そうですか。それは良かったですね」
香澄(やっぱ、いろいろあるよね。人それぞれ。それにしても...)
花音「あ! 危ないよ! こころちゃーん!」
香澄(この人だけ、強さがわからない。彩先輩みたいにすごく弱そうなのに、実は強い? みたいなこともあるし)
香澄「あの」
花音「ん?」
香澄「私と軽くでいいので勝負してくれませんか?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/28(火) 04:18:56.35 ID:NStLzDZl0<> 花音「ふぇぇ!? 香澄ちゃんと!? そ、そんな!」
香澄「軽く、ほんとにちょっとでいいので」
花音「う、うーん」
香澄「全然本気じゃなくていいので!」
香澄(少し動きを見れればいいので)
花音「....わ、わかった。け、けど!その、あまり強くない、からね」
香澄「全然構いません。ありがとうございます」ペコ
花音「じゃ、じゃあ! いくよ!」
香澄「はい」
花音「や、やあ!」ヒョロヒョロ
香澄「...」ペチ
花音「と、とお!」ヒョロロ
香澄「...」パシ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/28(火) 04:26:32.48 ID:NStLzDZl0<> 香澄「....」
香澄(....)
花音「て、てりゃ!」ヒョロロン
香澄「....」スカ
香澄(滅茶苦茶弱いぃぃー)
花音「さ、流石だね」
香澄「ま、まあ」
香澄「で、では」
香澄(これは弱くしとこ)
香澄「えい」シュ
花音「ふぇぇ」ヒョイ
香澄「うっ」
香澄(目つむちゃってるし)
香澄「失礼します」シュ、シュ
花音「ふぇぇ、ふぇぇ」スカ、ヒョイ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/28(火) 04:34:11.27 ID:NStLzDZl0<> 香澄「あ、あれ?」シュ、ザザ
花音「ふぇぇぇー」ヒョイ、ヒョイ
香澄「なぁ!」シュ、ダン
花音「ふぇえぇ」スカ、スカ
香澄「あたらない...」
花音「や、やぁ!」ヒョロン
香澄「...」ペチ
香澄(攻撃は弱い。けど)シュ、ダダダ
花音「ふぇ、ふぇ」シュ、シュ
香澄「一発も当たらない」
香澄(しかも.....目つむってるよね?) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/28(火) 04:45:16.68 ID:NStLzDZl0<> 香澄(目はつむってるのに。まさか体が勝手に躱してるとか?)
香澄「そんなこと!」シュ!、ババ!!
花音「ふぇ、ふぇー、ふぇ!」シュシュ、サッ、スカ
香澄「嘘、でしょ?」
香澄(なんの極意さ!)
香澄「少し本気でいきます」
花音「ええ!? 今の本気じゃなかったの!? しかも軽くって話じゃ!」
香澄「はぁ!!」シュ、バババ!!
花音「ふぇぇぇぇぇぇぇ」スタタタ
沙綾「ふぅ、休憩にしない?」
夏希「さ、さんせい」
文華「強くなったね、あんた」
りみ「へへ、まだまだだよ」
はぐみ「つかれた〜」
有咲「いちち」
こころ「あなたやるわね!」
たえ「こころも流石だね」イタタ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/28(火) 05:02:59.57 ID:NStLzDZl0<> 有咲「よっと。なんか飲み物とってくる。かすみー、お前もなんか...
香澄「はぁ! せりゃ!」シュ! ダダ! ズドン!
花音「ふぇ、ふぇ、ふぇえー」シュ、クル、ストン
香澄「はぁ、はぁ、この!」タッタッタ、クルクル
香澄「サークリング!!」旋回裏拳!!
花音「ふぇ!!!」仰け反り
香澄「な!? これも躱すんですか!」ハァ、ハァ
香澄(しかもなんて避け方!!)
花音「はぁ、はぁ、よくわかんないけど、つ、疲れてきたよ」
香澄「くっ、こっちの方が疲れますよ!」ハァ、ハァ、
沙綾「....え?」
夏希「....うそ」
りみ「....すごい」
たえ「今の避け方、わたしもやりたい」
はぐみ「わー! すごいよ!」
こころ「花音はすっごいのよ!」
花音「ね、ねえ。香澄ちゃん。皆休んでるし、私たちも、ね?」ハァ、ハァ、
香澄「ぐぬぬ......わ、わかりました。今日のところは」
香澄(ですが! いずれ必ず!) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2018/08/28(火) 05:03:24.07 ID:NStLzDZl0<> いったんここまでで <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/08/28(火) 05:10:44.46 ID:Dt9qrivVo<> はい <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/08/29(水) 01:09:52.96 ID:4AGGbXhe0<> かのちゃんはドラムスティックしか折ったことないもんね <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/08/29(水) 01:54:27.18 ID:o6MZm3DL0<> 思ったんだが、避けられるという事は本能で、相手がどこからどんな風な攻撃をして来てるって分かるわけだから、花音には合気道とか掴む系のファイトを習得したらいいと思うんだ。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/29(水) 06:05:35.26 ID:aRSXEe1K0<> >>391
参考にさせてもらいます! 実はどうしようか悩んでいたので笑 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/29(水) 06:31:57.28 ID:aRSXEe1K0<> 別の日 羽丘
リサ「友希那! 本気なの!? 本気で今日、三年と」
友希那「私はいつでも本気よ? リサは無理についてこなくても...」
リサ「い、行くよ! 当たり前じゃん!」
三年教室
ガラガラ
三年トップ「....」
友希那「失礼します」
リサ「ど、どーも」
三年取り巻き「あらあら?」
三年取り巻き「何の用?」
三年取り巻き「ようやく、私達の下につく気になったのか?」
友希那「いいえ、むしろ逆よ」
三年トップ「あん?」
友希那「この学校のトップ、その座をいただきに来たわ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/29(水) 07:03:54.26 ID:aRSXEe1K0<> 三年トップ「....それはつまり」
取り巻き「私らを倒す、と?」
取り巻き「三年生全員を、しかもたった二人で?」
取り巻き「どうやらボコボコにされたいようね」
リサ「いやー、そのー...」
友希那「少し違うわね。私は別に取り巻きや舎弟なんて必要ないもの。欲しいのは三年トップを倒した、という事実。三年トップのあなたさえ倒せればいいわ」
三年トップ「たしかに湊、お前の強さは知ってる。ガチでやり合うと面倒だ。だけどな、だからこそ1対1でやりあうと思ってんのか?」
取り巻き「こっちは教室にいる30人、そっちはお友達を含めて二人」
取り巻き「単純に1対1したかったのかもしれないけど」
取り巻き「そう簡単にはいかないのよね」
リサ「で、ですよね〜、それじゃ、私たちはこれで...」クル
三年トップ「まあ、待てよ」
取り巻き「せっかく来たのに」
取り巻き「話だけ、なんて寂しいじゃない」
三年トップ「少し遊んでいけよ」パチン
ゾロゾロ
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/29(水) 07:12:38.66 ID:aRSXEe1K0<> リサ「うっ」
リサ(教室にいた三年生が皆立ち上がった)
リサ「ゆ、友希那。どうするの?」ボソボソ
友希那「30人、思ったより少なくて助かったわ」
リサ「へ?」
友希菜「リサ、数人任せていいかしら?」
リサ「ま、まさか、やる気!?」
友希那「ホントはリサを巻き込みたくはなかったのだけど...」
リサ「友希那....わ、わかった。やれるだけ、がんばる!」
友希那「ふふ、ありがとう。無理だけはしないで」
三年トップ「おまえら、可愛がってやんな」
友希那「さあ、いくわよ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/29(水) 08:56:04.71 ID:aRSXEe1K0<>
麻弥「それ! よっ!」シャンシャン
薫「ふっ! ああ! 儚い!」
日菜「なにしてるのー? 二人共?」
麻弥「あ、日菜さん。これはバンドリ、っていう音ゲーです」
日菜「音ゲー? 楽しいの? るんってくる?」
麻弥「それは、日菜さん次第ですね。やってみます?」
日菜「一回だけやってみようかな〜」
「おいおい、マジかよ」
「それほんと?」
「でも確かに」
日菜「ん?」
麻弥「なにやら騒がしいですね」
薫「ああ、そうだね。....そこの子猫ちゃん、ちょっといいかな?」
モブ猫「は、はい///」
薫「何かあったのかい?」
モブ猫「そ、それが...」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/29(水) 09:00:18.81 ID:aRSXEe1K0<> 一年 教室
蘭「二年の友希那さんと三年のトップが喧嘩!?」
つぐみ「うん。ついさっきまでやって見に行ったら終わってたんだけど」
ひまり「いつの間に」
モカ「全然気付かなかったよ〜」
巴「それで、どっち勝ったんだ!?」
つぐみ「それが...」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/29(水) 09:09:55.03 ID:aRSXEe1K0<> 少し前
友希那「はぁ、はぁ」
リサ「うっ、ゆき、な」バタ
友希那「リサ、少し、休んでて。あとは私が...」
取り巻き「まじ、かよ」バタ
取り巻き「あたいら、三年だぞ」バタ
取り巻き「つ、つええ」バタ
三年トップ「.....」
友希那「ようやく、1対1、ね」
三年トップ「そうかな? おまえら少し騒ぎ過ぎたかもな」
ゾロゾロ
2組モブ「なんかあったんですか?」
3組モブ「うわ! なにこれ?」
4組モブ「みんなやられてる!?」
友希那「他の、クラスの..」
三年トップ「そういうことだ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/29(水) 09:25:39.38 ID:aRSXEe1K0<> 三年トップ「さて、全員合わせて90人くらいか?」
友希那「....」
2組モブ「この子が?」
3組モブ「許せない!」
4組モブ「アタイらで!」
三年トップ「まあ、待ちな」
モブ「!?」
三年トップ「たった二人でここまでやったんだ。さらにこの上、大人数やられた、なんてなったら示しがつかない」
2組モブ「で、でしたら?」
三年トップ「湊友希那。お望み通り、あたしがやってやるよ」
友希那「そう。助かるわ」
三年トップ「ただし、覚悟しな。ここまでやったんだ。しばらくはベットの上の生活を送ってもらうぜ」
友希那「あなたの方は安心していいわ。花咲川との喧嘩までには治るようにしてあげるから」
三年トップ「はは、面白い冗談、だ!」ダッダ
友希那「ふっ!」シュッ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/30(木) 06:14:32.71 ID:3RWES1ek0<> 三年トップ「っと、は!」ドシ、シュ!
友希那「っ! はぁ!」ズド、シュ!
三年トップ「ぐ! おら!」バシ、シュバン!
友希那「うっ! ふん!」ドシ、ズドン!
三年トップ「ごぉ! この!」ズシ、シュ!
2組モブ「いけいけ!」
3組モブ「生意気な二年なんて!」
4組モブ「ぶっとばせ!」
リサ「友希那?」
リサ(何か変....だよね)
三年トップ「おら!」バシ、ドン!
友希那「ぐ! ふっ!」バシ、ジュ!! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/30(木) 11:16:30.82 ID:3RWES1ek0<> 三年トップ「へ、流石だな。だが!」ビュウン!
友希那「くっ!」バシ!
三年トップ「殴り合いであたしに勝とう、なんて十年は早いんだよ!」シュ!
友希那「ふふ、どこかで聞いたことあるセリフね!」シュ!
バシン! ドガ! ズゴ! ドゴォ!
「や、やるな。あの二年」
「ああ、すげー」
「どっちもノーガードで殴り合ってるぜ」
「けどそれは三年トップさんの得意なスタイル。負けるはずがねえ!」
リサ(...そう)
リサ(友希那の喧嘩のスタイルは相手の攻撃を喰らわず、防いで逆に鋭い一撃を与えていくスタイル)
リサ(いつもはあんなふうに喰らわない。なんでわざわざ向こうの得意なスタイルを?)
リサ(もしかして友希那....) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/30(木) 11:31:48.29 ID:3RWES1ek0<> 三年トップ「ぐっ、はぁ、はぁ」ゼェ、ゼェ
友希那「はぁ、はぁ」
「な、なあ。なんか三年トップさんの方がやられてないか?」
「た、たしかに」
「そ、そんなわけねーだろ!」
三年トップ(おかしい。普通はやられれば段々弱ってくはず! なのにこいつは...)
友希那「大丈夫? かなりキツそうだけど?」
三年トップ「へ! それはてめーもだろ!」ケリ!
友希那「どうかしら」ガシ
三年トップ「!? こいつ!」
友希那「殴り合う、なんてやっぱり私にあわないわね」
三年トップ「この!」シュ、シュ!
友希那「....」ヒョイ、スカ
三年トップ「てめー、まさか!」
友希那「あなたの攻撃、確かに重くいい攻撃だったわ。けど..」
友希那「これで終わりよ!」シュッ!
ドゴン!! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/30(木) 11:41:03.47 ID:3RWES1ek0<> クルクル....ズドン!
三年トップ「....」ピクピク
友希那「ふぅー」
「な、マジかよ」
「三年トップさんが」
「ま、負けた!?」
「しかも最後空中で三回転くらいしなかったか?」
リサ「ゆ、友希那!」フラフラ
友希那「リサ、あなたフラフラなのだし無理しない方が」
リサ「それは友希那もでしょ!」
友希那「まあ、さすがに体中痛いわ。こんなにボロボロになったのは紗夜が花咲川に行く、って言って喧嘩した時以来かしらね」
リサ「それは...ってそれより今の喧嘩! なんであんな戦い方を!」
つぐみ「うそ...これは!」タッタ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/30(木) 11:51:34.89 ID:3RWES1ek0<>
つぐみ「...っていう感じ、だよ」
巴「マジか」
ひまり「本当に勝っちゃうなんて」
蘭「.....」ギリ!
モカ「蘭?」
巴「ってことは、これでその湊さんはこの学校のトップ、ってことか?」
つぐみ「そうなる、のかな?」
ひまり「さ、流石は『狂い咲く紫炎の薔薇』だね」
蘭(負けてらんない!)
蘭「今日! 今日いくよ」
モカ「えー、明日にしてよ〜。ポイント二倍なんだから〜」
蘭「な! もう! わかったよ。なら」
蘭「明日、放課後に山吹ベーカリーに行くよ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/30(木) 18:45:42.33 ID:3RWES1ek0<> 同時刻 花咲川 二年教室
千聖「さてと」
千聖「花音、今日一緒に帰らないかしら?」
花音「うん。大丈夫だよ」
彩「た、大変だよー!!」タッタッタ
花音「ど、どうしたの!?」
千聖「つい十秒前に教室出て行ったばっかりじゃない」
彩「大変なの! とくに花音ちゃんに関係あるんだけど」
花音「え!! な、何かな?」
彩「こころちゃんがね! 校庭でクマの着ぐるみと喧嘩してるの!」
花音、千聖「「へ?」」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/30(木) 19:08:08.03 ID:3RWES1ek0<> 校庭
こころ「は! とりゃ!」シュ!ザ!
ミッシェル「ちょ、ちょと! 話を聞いてよ!」ヒョイ、ヒョイ
たえ「あのクマ、ただものじゃない」
はぐみ「うん! うん! すごいよ!」
イヴ「あの巨体であの身のこなし! あっぱれです!」
りみ「こころちゃんの攻撃を完全、とはいかないけど普通に躱してるよ!」
有咲「いや、たしかにすげーけどよ。なんかあの声、聞いたことあるような」
沙綾「確かにね。それにさっきまでの会話と、奥沢さんが今いないことを考えると..」
香澄「あの中は美咲ちゃん、なはず。けど、どうしたんだろ?」
沙綾「着ぐるみを見せびらかしたかった、とか?」
有咲「いや、奥沢さんはそんなことしねーと思うけどな」
花音「ふぇぇぇ! 本当にやってるよぉ〜」
千聖「こころちゃんは相変わらずだけど、あのクマの着ぐるみ、俊敏な動きね」
彩「何がどうなってるの!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/30(木) 19:28:43.62 ID:3RWES1ek0<> 沙綾「あ、先輩方」
有咲「お、お疲れ様です」ペコ
千聖「お疲れ様。それでこの状況は?」
香澄「えっとですね、放課後になって美咲ちゃんが見て欲しいものがあるって言って黒い車に向かって行ってしばらくしたらその車からあの着ぐるみ、名前はミッシェル、だそうです。そのミッシェルが出てきてこころんが喧嘩をしかけて、今の状況です」
彩「な、なるほど」
千聖「そうなるとあの着ぐるみの中は...」
花音「美咲ちゃん、だよね?」
有咲「まあ、そうなりますよね」
沙綾「そうなんですけど、少し変じゃないですか? 奥沢さん、あんなに動けましたっけ? しかも着ぐるみ着ながら」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/30(木) 19:48:54.66 ID:3RWES1ek0<> こころ「てりゃ!」シュバン!
ミッシェル「もう! 少しはこっちの話をきいて、よ!」シュッ!
こころ「!! わ!」ガツン!!、グルン
ミッシェル「!! だ、大丈夫!?」
こころ「あなた! すごい力ね!」
ミッシェル「へ? いや、この着ぐるみのおかげで...」
こころ「ますます気に入ったわ! 私達ハロハピに入ってもらうわよ!」
ミッシェル「いや、もう入ってるんだけどね」
こころ「よーし! それじゃ、続きよ!」ダッダ!
ミッシェル「だから! 話を聞いてよ!」
紗夜「あなたたち、何をしているのかしら?」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/30(木) 20:10:54.72 ID:3RWES1ek0<> 三年 教室
ひなこ「お、見てみて。紗夜ちゃん、後輩達と追っかけっこしてる。私も混ざって...
リィ「くるなよ」
七菜「風紀委員は大変そうね」
ゆり「それよりどうする? ケーキかドーナツか。わたし的にはケーキなんだけど」
七菜「楽しそうで何よりよ」
ゆり「おかげ様で色々吹っ切れたから。羽丘との喧嘩に向けて頑張るけど、まずは今日の食べ放題。早く決めてよ」
七菜「ケーキ」
リィ「ドーナツ」
ひなこ「ドーナッツ!!」
ゆり「.....ふふ、これだから四人組は」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/30(木) 20:21:39.95 ID:3RWES1ek0<> とある公園
美咲「こ、恐かったぁ」ブルブル
花音「美咲ちゃん、大丈夫?」
香澄「うん、うん。あの紗夜先輩の目、怖いよね」
沙綾「香澄、それ本人に言ってみなよ」
有咲「にしても、やっぱりあの着ぐるみ、ミッシェルの中は奥沢さんだったか」
りみ「全然気付かなかったよ」
たえ「私は知ってたけどね」フンスー
有咲「嘘つけ」
沙綾「あれ? 他の人は?」
花音「それが、彩ちゃんとイヴちゃん、千聖ちゃんがお仕事入ったからって」
有咲「よくよく考えて、アイドル、モデル、女優、ってすごいよな」
花音「こころちゃんとはぐみちゃんが....」チラ
こころ「ミッシェルー!!」
はぐみ「どこー!?」
こころ、はぐみ「「ミッシェルー!!」」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/30(木) 20:25:20.38 ID:3RWES1ek0<> 花音「一応説明したんだけどね」
美咲「あとでもう一回ちゃんと説明してみますね」
香澄「それより私たちに説明してよ。あのミッシェルのこと!」
たえ「そうそう。私たちには?」
有咲「必要か!?」
沙綾「いきなりどうしてあの着ぐるみを?」
美咲「それが....」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/30(木) 20:30:11.80 ID:3RWES1ek0<> 数日前
美咲「着てもらいたい着ぐるみがある?」
黒服『はい。どうでしょうか?』
美咲「どうでしょうか、って言われても」
美咲(まあ、話だけなら)
美咲「とりあえず話くらいなら聞きますよ」
黒服『ありがとございます。では..』
キィィーーー! ガチャ
黒服「こちらにお乗りください」
黒服『お待ちしております』ピィ
美咲「....早すぎ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/31(金) 05:35:49.49 ID:ziPdh5uc0<> ミッシェル製造工場
黒服「到着いたしました」
美咲「はい?」
美咲(何ここ? そしてあの着ぐるみは何?)
黒服「お待ちしておりました。こちらへ」
美咲「はあ」テクテク
黒服「こちらが美咲様に着ていただきたい着ぐるみ、名前はミッシェルといいます」
美咲「ミッシェル....」
黒服「サイズは美咲様に合わせてお作りしましたので大丈夫かと」
黒服「さあ、どうぞ」
美咲「どうぞ、じゃないです! 説明してくださいよ!」
黒服「わかりました。実はこころ様がハロハピのメンバー探しをしていまして、どのようなお方がいいかとお聞きしたところテレビに映っていたぬいぐるみのような方が言い、と言われましたので」
美咲「そういえばそんなこと言ってたっけ。ハロハピも五人にするわよ、とか」
美咲「けど、それならどうして私なんですか?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/31(金) 16:01:59.95 ID:ziPdh5uc0<> 黒服「美咲様は以前にもうちの着ぐるみバイトをなさってた経験があるとのことでしたのでピッタリかと」
美咲「そ、そんな理由で....」
美咲「だいたい、私がやったらハロハピの人数変わりませんよね?」
黒服「あ....」
美咲「....今まで気付かなかったんですか」
黒服「至急別の人を探してきます」
美咲「けど、それって私用に作ったんですよね?」
黒服「問題ありません。また作れます」
美咲「そうだろうですけど、一応作ってもらったわけですし、試しに来てみますよ」
黒服「なるほど。では...」ドーゾ
美咲「よいしょっと」ヌギヌギ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/31(金) 16:17:12.59 ID:ziPdh5uc0<> ミッシェル「こ、これは....」
黒服「どうでしょうか?」
ミッシェル「どうって...」
ミッシェル(滅茶苦茶動きやすい! すご!)シュ!、シュ!
黒服「冷暖房機能も付いております。そしてこころ様の要望にも答えられるように試着者の運動能力を向上させる効果もございます」
ミッシェル(なにそれ!? すごい!)
ミッシェル(....けど、これさえあれば私も皆の役に立てる、かも)
黒服「いかがでしょう? 何か不自由な点があればお教えください」
美咲「い、いえ。特には」
黒服「そうですか。ではこれをベースに新たなミッシェルを....」
美咲「あの!」
黒服「? なにか?」
美咲「少しだけ、少しだけミッシェルになってもいいですか?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/31(金) 22:52:54.75 ID:ziPdh5uc0<>
美咲「.....という感じで」
花音「美咲ちゃん...」
美咲「いや、その、わかってるんですよ。けど、私も、役に立ちたく、て」
香澄「....」
有咲「ま、まあ、着ぐるみを着るだけだし」
沙綾「特に変なことはない、よね」
たえ「あれのうさぎバージョン、私も着たい」
りみ「頼んだら作ってくれそうだよね」アハハ
美咲「その、どうも」
花音「うん。わかったよ。けど...」チラ
はぐみ「どこー?」
こころ「出てきなさい! ミッシェルー!」
美咲「....うまく言っときますね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/31(金) 23:02:25.33 ID:ziPdh5uc0<> 翌日 放課後
沙綾「ごめん。今日お店忙しいから先帰るね。それじゃあ」タッタ
香澄「行っちゃった」
有咲「仕方ねーだろ」
りみ「ごめんね、私もちょっと」
たえ「今日新しい家族が増えるから」
香澄「行っちゃった」
有咲「二人っきりか。なんか珍しくね?」
香澄「そうだね。どーしよっか?」
有咲「あー、う、うち来るか?///」
香澄「うーん、そうしよっかな。帰ってもすることないし」
有咲「それじゃ、決まりだな///」
香澄「あ、さーやの家のパン買って行こうよ」
有咲「お前、さーやは忙しいって...」
香澄「大丈夫。売上に貢献するから」
有咲「....まあ、腹減ったし、いっか」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/31(金) 23:10:54.75 ID:ziPdh5uc0<> 山吹ベーカリー
沙綾「ありがとうございました!」
沙綾父「沙綾、少し離れるけど大丈夫か?」
沙綾「大丈夫。任せて」
沙綾父「すまんな。頼むぞ」ガチャ、バタン
沙綾「ふぅ、よし!」
カラン、カラン
沙綾「いらっしゃいま....」
モカ「お支払いはカードで」ドヤ
巴「お! 沙綾じゃん。ラッキー! 久しぶりだな!」
蘭「...」スタスタ
沙綾「モカ、巴...」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/31(金) 23:17:55.07 ID:ziPdh5uc0<> モカ「えっと、これと、これと」
巴「おいおい、そんなに食べるのか?」
モカ「今日はポイント二倍だからモカちゃんの食欲も二倍なのだ〜」
巴「なんじゃそりゃ」
蘭「それよりなんでひまりとつぐは来れないの?」
巴「仕方ないだろ。あ、もしかして蘭、さみしいのか〜?」
蘭「な、そんなんじゃないし!///」
モカ「よし、き〜まりっと」
沙綾(アフターグロウ。どうしてここに?)
モカ「これ、おねがいしまーす」
沙綾「....合計1900円になります」
モカ「カードとポイントで」
沙綾「ご、合計....150円です」
巴「どんだけあったんだよ!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/31(金) 23:25:46.05 ID:ziPdh5uc0<> モカ「どーも〜」
沙綾「ありがとうございました」
巴「んじゃ、帰るか」
蘭「いや、違うでしょ」
モカ「は! そーだった」
蘭「ったく。ねえ、あんた」
沙綾「...なに?」
蘭「『星のカリスマ』って知ってるでしょ」
沙綾「さあね」
蘭「あんたとつるんでるって話があるんだけど」
巴「そいつと軽く喧嘩したいだけなんだよ」
モカ「戸山香澄、だったっけ?」
沙綾「なんで香澄と喧嘩したいの?」
蘭「やっぱり知ってるじゃん。理由はどうでもいいし」
モカ「蘭と中学の時の決着がついてないんだ」
巴「引き分けだったからな」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/31(金) 23:37:36.67 ID:ziPdh5uc0<> 沙綾「香澄が!?」
蘭「余計なこと言わなくていいの!」
沙綾「けど、なんで今なの? もう少しであんた達と学校をかけて喧嘩するじゃん」
蘭「私の目標のためにも花咲川とやるときはあんたらの番長、氷川紗夜、さん、とやり合う予定なの。『星のカリスマ』に割いてる体力はない」
モカ「けど『星のカリスマ』との決着をつけたい欲張りな蘭はこうしてわざわざここまで来たのでした」
巴「というわけで近いうちの喧嘩できるように言っといてくれないか? 頼む!」
沙綾「いや、普通に考えて嫌だよ」
蘭「別にいいでしょ? あんたがやるわけじゃないし」
沙綾「どうしてもやりたいなら学校の喧嘩まで待てば? わざわざめんどくさいよ」
巴「えー! いいじゃんかよ」
沙綾「い、や、だ。さ、もう買わないなら他のお客さんの迷惑だから帰っ.....
カラン、カラン
香澄「やっほー、さーや」
有咲「わり、忙しいところ」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/31(金) 23:45:10.44 ID:ziPdh5uc0<> 蘭「あ」
香澄「うん?」
巴「お! 花咲川の制服」
モカ「むむ、ひーちゃんに劣らずのダイナマイトボディー」
有咲「な、なんだよ!///」
沙綾「はぁー、最悪」
蘭「まさかそっちから来てくれるとはね。来たかいがあったよ」
香澄「えーと、確か....蘭ちゃん、だっけ?」
蘭「いきなり下の名前? ならこっちも香澄って呼ばせてもらうよ」
香澄「それはいいけど、どうしたの? 花咲川の地区まで来て」
蘭「ちょっと香澄に用事があってね」
香澄「私に?」
蘭「戸山香澄! あたしとサシで勝負しな!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/08/31(金) 23:53:16.42 ID:ziPdh5uc0<> 有咲「はぁ!?」
巴「こいつが戸山香澄か!」
モカ「そーいえば、こんな感じだったような....」
香澄「いきなり何?」
蘭「そのままの意味。私と勝負してよ。そっちも中学の時の決着、つけたいでしょ?」
香澄「中学の決着? なにそれ?」
蘭「忘れたの? 私達一回やりあったことがあるんだよ。勝負はつかなかったけどね」
香澄「.....そ、そうだっけ?」
香澄(やばい、全く思い出せない)
蘭「....もしかして本当に覚えてないの?」
香澄「ご、ごめん....」
巴「マジか!」
モカ「忘れん坊なのか、単に記憶力がないのか...」
巴「それってほぼ同じ意味じゃないか?」
香澄(中学の時っていい思い出ないからな〜) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/01(土) 00:03:23.70 ID:pKv5kSN70<> 有咲「香澄のやつ、アフターグロウとも喧嘩してたのかよ」
沙綾「ほんとにね。隣町だし、関わらないはずなのに」
有咲「なあ、それよりなんであの人たちがいんだよ?」
沙綾「知らない。香澄と喧嘩しに来た、らしいけど。それよりなんでうちに来たのさ」
有咲「さーやの家のパン食いたかったんだから仕方ねーだろ」
蘭「はぁー、ま、もういいよ。中学のことは」
香澄「なんか、ごめん」
蘭「それは別として、私と勝負しな! 香澄!」
香澄「....」
香澄「なんで今なの?」
蘭「またその質問? 花咲川との喧嘩の時は他に戦う相手がいるから、今のうちに、ってことだよ」
香澄「そう。なら嫌だ」
蘭「はぁ!?」
香澄「それって私の方が手っ取り早く済むからってことでしょ? そんなのやる気でないよ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/01(土) 00:12:24.02 ID:pKv5kSN70<> 蘭「うわ、めんどくさ」
香澄「全く同じ気持ち。また今度ね」
蘭「....仕方ない。こんなやり方、したくないんだけど!」ビュン!
香澄「!?」バシン!
有咲「な!? いきなり仕掛けやがった!」
沙綾「ちょっと! 店の中だよ!」
巴「おお〜、反応したな」
モカ「あれくらいしてもらわなくちゃねぇ〜」
蘭「やるじゃん」ニヤ
香澄「あのさ、迷惑だとか思わないの?」
蘭「思うよ。だから場所移そうよ」
香澄「....はぁ、わかったよ」
有咲「香澄! いいのかよ!?」
香澄「仕方ないよ。なにより、これ以上さーやの店に迷惑かけれないでしょ」
有咲「まあ、そうだけどよ」
沙綾「うん。本当にごめん。あとはお願い」ガチャ
有咲「ん? どうしたんだ?」
沙綾「私も行く」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/01(土) 00:25:10.70 ID:pKv5kSN70<> 巴「良かったな! ところで場所は?」
蘭「あの橋の下の河川敷でいいでしょ」
モカ「他の人に見つかりにくいしね」
沙綾「香澄、ほんとにいいの?」
香澄「仕方ないよ。こうなったら喧嘩で黙らせるしかない」
沙綾「そっか。けど、絶対油断はしないでね」
香澄「わかってる。かなり強い、よね」
蘭「あたし達についてきて」
香澄「わかったよ」
蘭「....」テクテク
香澄「結局、あの三人はなんなわけ?」
沙綾「アフターグロウの三人だよ」
香澄「アフターグロウ!? あの三人が?」
有咲「厳密に言えば5人のうちの3人なんだけどな」
香澄「へぇー」
沙綾「『豚骨しょうゆ姐御肌』宇田川巴。『ゴーマイウェイ』青葉モカ。そして香澄と勝負する『反骨の赤メッシュ』美竹蘭。わかってると思うけど三人とも強いよ」
香澄「だろうね。それなら、私はともかく二人は大丈夫なの? あの二人が挑んでくるかも」
沙綾「もしそうなったら、むしろ願ったり叶ったりだよ」
有咲「わ、私は、まあ、やるしかねえよな」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/01(土) 00:39:50.52 ID:pKv5kSN70<> 河川敷
蘭「ここ」
香澄「なるほど、人目につきにくいね」
蘭「それじゃ、さっそく....」
巴「あ、ちょっと待った」
蘭「なに?」
巴「いやー、蘭たちの邪魔はしないからさ、アタシらもやっていいだろ?ちょうど2対2だし」
蘭「別にいいけど...」
香澄「やっぱりね」
沙綾「私は構わない。むしろ望むところ!」
有咲「ここ逃げるわけにもいかねえし、私もやる!」
香澄「いいの? 別に断っても...」
有咲「ここで断ったらなおさら、だろ? なんだよ香澄。信じてねーのか?」
香澄「別に、そういうわけじゃ....」
モカ「向こうもやる気マンマンですな」
巴「よっしゃ! あ、アタシ沙綾な」
モカ「ならモカちゃんはあのナイスバディーの子の相手を」
蘭「向こうもいいみたいだね」
香澄「そうだね」
蘭「なら、始めるよ!」ダッ!
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/01(土) 00:54:26.52 ID:pKv5kSN70<> 蘭「はぁ!」シュ!
香澄「くっ! たぁ!」ベシ、シュン!
蘭「おっと、おそいよ!」ヒョイ、ビュン!
香澄「なぁ! ぐっ!」バシン!!
香澄(おっもいな!)
蘭「はぁ! はっ!」シュン!ビュン!
香澄「っと! うっ!」チッ、ドゴ!
蘭「こんなもんじゃないでしょ! もっと! 本気で! きなよ!」シュン!シュン!バッ!
香澄「うぐ! がっ! ぐふ!」ベシ!ドゴ!バシン!
香澄「いっつ....」
香澄(やば、素の状態じゃキツイ。けど..)
蘭「もしかして様子見でもしてるの? 手応えなさすぎなんだけど」
香澄「こっから、だよ!」シュン!!
蘭「!!」パシン!
香澄(受け止める、か)
蘭「.....」ジンジン
蘭(今の完全に躱しきれなかったし、パワーも上がってる)
蘭「やっと本気ってこと?」
香澄「私は最初っから本気だよ!」ダッ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/01(土) 01:02:15.40 ID:pKv5kSN70<> 花咲川 弓道所 近く
燐子「や、やあ!」ヒョロロ
紗夜「白金さん、もっと腕に力を」
燐子「は、はい! やあぁ!」ヒョロ!
紗夜「あ、今の少し良くなりましたよ」
燐子「ホントですか!?」
紗夜「ええ」プルル
紗夜「すみません、失礼します」ガチャ
紗夜「もしもし」
友希那『もしもし、紗夜?』
紗夜「!? 湊、さん」
燐子「え!?」
友希那『今、時間大丈夫かしら?』
紗夜「え、ええ、大丈夫です。それよりどうしたのですか?」
友希那『今から少し会えないかしら?』
紗夜「今から、ですか?」
友希那『ええ。できれば燐子も連れてきてくれると嬉しいわ』
紗夜「白金さんも..」チラ
燐子「??」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/01(土) 01:12:45.71 ID:pKv5kSN70<> 紗夜「本人に聞いてみますね」
友希那『お願いするわね。場所は私たちが最後に五人で集まったあの橋の下の河川敷で。準備が出来次第、すぐ来て欲しいのだけど』
紗夜「構いませんが、なぜこのタイミングで?」
友希那『あなたと戦う前に聞きたいこと、そして言いたいことがあるのよ。どうかしら?』
紗夜「.....わかりました。準備が出来次第、すぐに向かいます」
友希那『ええ。それでは』ピィ
紗夜「...」ピィ
燐子「あ、あの、氷川さん。今のは? 友希那さんから、ですよね?」
紗夜「それが......」
友希那「終わったわ」ピィ
リサ「そ、そっか。それで紗夜は!?」
友希那「準備が出来次第すぐに向かうそうよ」
リサ「そっか...」
あこ「あ、あの! りんりんは!?」
友希那「声をかける、と言ってたわ。来るかどうかは燐子次第よ」
あこ「そうですか...」
友希那「それでは向かいましょう。あの場所へ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/01(土) 01:21:57.81 ID:pKv5kSN70<> 河川敷
沙綾「はぁぁ!」グルン!
巴「おっと、そんな大ぶりじゃ当たらないぜ」ヒョイ
沙綾「くっ!」
巴「今度はこっちから行くぜ!」シュ!シュ!
沙綾「うっ! この!」バシ!、バン!
巴「っと、ほら!」チッ、パンチ!!
沙綾「!! うわっ!」ズドン!
巴「へへ、どーだ! 熱ーいパンチだろ!」
沙綾「こっの!」ダッダ!
巴「おっと、少し落ち着けよ」ヒョイ
沙綾「うるさい!」シュン!
モカ「モカちゃんぱーんち!」キック、ケリ
有咲「いって! キックじゃねーか!」ドシ!
モカ「おお〜、ツッコミもひーちゃんと同じだ」
有咲「誰だよ!」シュ、シュ
モカ「ほい、ほい」ユラユラ
有咲「はぁ!?」
モカ「モカちゃんきーっく!」シュ!パンチ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/01(土) 01:31:31.30 ID:pKv5kSN70<> 香澄「っの! ら!」バシ、シュバン!
蘭「おっと、はぁ!」チッ、ズドン!
香澄「へっ! たぁ!」ググ、ドン!!
蘭「っ! らぁ!」ズズ、シュン!
香澄(くっそ! いい感じに体は上がってきてんのに互角がやっとだなんて!)
蘭(やっぱりやるね。羽丘一年の中でここまでやれる奴はあたしたち以外いないし)
香澄「しぶといね」ハァ、ハァ
蘭「そっちもね」ハァ、ハァ、
蘭「けど....」
蘭「ようやく体が温まったよ」
香澄「は?」
蘭「ガチでやるなんてさ久しぶりでさ。それこそ春先に日菜さんとやった以来だし。ちょっと時間かかっちゃったけど」ググ
香澄(嘘でしょ。まだこっから上がってくる、なんて)
蘭「さ、続きといこうよ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/01(土) 01:40:13.01 ID:pKv5kSN70<> 蘭「はぁ!」ビュン!
香澄「っく!」バシン!
香澄(もう! 本当に重くなってるし!)
蘭「ふん!」シュ!、シュ!
香澄「うっ! ぐふ!」チッ、ドゴ!!
蘭「ら!」ビュン!
香澄「がはっ! この!」バゴ!ダッ!
蘭「!?」
香澄(懐に入った!)
香澄「夏のドーン!!」アッパー!!
蘭「!! この!」パシ!、ザッ!
香澄「なっ!」
香澄(手のひらで拳を受け止めて、アッパーで上に上げる瞬間、自分から後ろにとんで回避した!?なんて反応速度...)
蘭「いった...」
蘭(余力があったのは私だけじゃない、ってことね)
蘭「いいじゃん。そのほうが燃えてくる!」ダッダ!
香澄「っ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/01(土) 01:46:40.67 ID:pKv5kSN70<> 沙綾「うっ! っつ!」ザザー!
巴「っと、いちち。流石にやるな」
沙綾「くっ、この!」ハァ、ハァ
巴「けどま、アタシの方が上、だな。こりゃ」
沙綾「まだ、勝ってないでしょ!」ダッダ!
巴「そうだな、はぁ!」ビュン!
沙綾「ぐっ! この!」ガ!シュ!
巴「うっ、おら!」ドシ、バシン!
沙綾「がは! っつ、この!」ドシン!シュ、シュ!」
巴「っと、うっ! おかえし、だ!」ガツン!
沙綾「!!」
バシン!! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/01(土) 01:58:49.81 ID:pKv5kSN70<> 有咲「う、ら!」ベチン!
モカ「!! わっ!」バシ
有咲「はぁ、はぁ、どうだ!」ゼェ、ゼェ
モカ「うぐぐ、今のは痛かった」
有咲「くそ! 全然痛そうじゃねーな!」
モカ「おかえし!」シュ、シュ、シュ
有咲「!?」
有咲(くそ、動きがはえぇ!)
有咲「うっ! ぐっ!」ドシ、ドシ
モカ「速い動きが苦手、そんなところもひーちゃんそっくりだよ」
有咲「だから、だれ、だよ」シュ!
モカ「おっと」ヒョイ
モカ「これでフィニッシュ! ひっさーつ!」
モカ「くらくらーいあうと!!」パンチ!!
有咲「がっ!!」ドゴ!
有咲「うっ....」バタ
モカ「ふふ、勝った(^-^)V」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/01(土) 02:09:52.17 ID:pKv5kSN70<>
香澄「サークリング!!」旋回裏拳!!
蘭「ぐっ!!」バシン!!
香澄(くっ! 浅い!)
蘭「甘いよ!」ガシ
香澄(やば!)
蘭(ときおり見せる大技、その隙。狙いどおり!)
蘭「これで躱せない! ひ、ひっさつ!///」
香澄「くっ! 振りほどけない!」ダッ!
蘭「くらくらーいあうと!!」正拳突き!!
香澄「ぐ!、がは!!」ドゴン!! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/01(土) 02:22:59.53 ID:pKv5kSN70<> 沙綾「はぁ、はぁ」フラフラ
巴「おい、大丈夫か?」ハァ、ハァ
沙綾「心配、いらないよ」フラフラ
巴「そうか、なら、終わりにするぜ」
沙綾「こっちのセリフ、だよ」ダッダ!
巴「...!」ググ!
沙綾「たぁ!!」シュ、シュ!
巴「っ! く!」ドシ、ドシ
沙綾(何のつもりか知らないけどこのまま一気に!)
巴「....へへ、待ってたぜ。さーやが自分からこの距離まで迫ってくるのを!」
沙綾「!?」
巴「ひっさーつ!!」
巴「くらくらいあうとぉぉー!!」ラッシュ!ラッシュ!
沙綾「な! がは! ぐっ! だっ!」バシ、バシ、バシ、バシ!! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/01(土) 02:28:52.82 ID:pKv5kSN70<> 沙綾「うっ...」バタ
巴「ふぅー、今度こそアタシの勝ち、だろ?」
沙綾「くっ、うっ....はぁ」ピクピク
沙綾(ダメだ、力が入らない)
モカ「お疲れ〜」
巴「おう、そっちは?」
モカ「もっちろーん」(*^^)v
巴「う、嬉しそうだな」
有咲「....」チーン
沙綾「あり、さ..」
巴「蘭はどんな感じだ?」
モカ「蘭の方も終わりそうだったよ」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/01(土) 02:43:31.92 ID:pKv5kSN70<>
蘭「完全に入ったね」
香澄「ううぅ、がはっ!」
香澄(こ、呼吸が、しづらい)ヒューハー
蘭「無防備だった肺のあたりを攻撃させてもらったよ」
香澄「はぁーーふぅーー」
蘭「そのうち気を失うでしょ。私のか...
ビュン!!
蘭「!?」チッ
香澄「はぁ、はぁ、まだ、終わってないっての!」ゼェ、ゼェ
蘭「まだ動けるなんて」
蘭(しかも今の蹴り。今までの中で一番の威力、ものすごい風圧。もしかしてまだ上があるっていうの?)
蘭「おもしろいじゃん!」
香澄(うっ、かなりいいのもらっちゃったよ)
香澄(正直、かなりきつい!)
香澄(けど、負けるわけには!)
蘭「そんなになっても向かってくる、香澄にもあるんだね。負けられない理由が」
香澄「負けられない理由....」
蘭「けど、あたしにもある。だから、香澄! あんたに負けるわけにはいかない!」
香澄(負けられない理由...)
香澄(いや...ない。私には他の皆のような、負けられない理由、っていうのは....)
蘭「さあ! 決着を付けるよ!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/01(土) 02:52:17.39 ID:pKv5kSN70<> 香澄(でも! 負けられない理由は確かにない。それでも!)
香澄「そんなの今はどうだっていい! 喧嘩を始めた以上、負けるわけにはいかない!」
蘭「いくよ! 香澄!」ダッ!
香澄「こっちこそ!」タッ!
巴「おお!? 熱い! あついぜ!!」
モカ「うむむ、あやつ、できる」
リサ「いやいや、モカ。それ何キャラ?」
モカ「これはですね....え?」
巴「え、ええ!? リサさん!?」
あこ「おねーちゃん!!」
巴「あこ! お前まで!」
リサ「ちなみにもう一人...」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/01(土) 03:03:09.11 ID:pKv5kSN70<> 蘭「はぁぁ!」パンチ!
香澄「たぁぁぁ!」パンチ!
友希那「二人共、そこまでよ」パシン!!
蘭「!?」
香澄「!?」
蘭(あたしと香澄のパンチを片腕ずつで!?)
友希那「もうすぐ思う存分やりあえるわ。今はやめておきなさい。決戦の前にどちらかにやられた、というのは説明がめんどくさいのよ」
蘭「湊、さん? どうしてここに?」
友希那「それは...
香澄「誰か知らないけど! 邪魔しないでください!!」ビュン!
蘭「ああ! だめ! 香澄!」
バシン!!!!
香澄「が、はっ!」バタン
友希那「言って聞かないならこうするしかないわ」
リサ「うひゃ〜、今のは痛いな〜」
巴「いや、痛い、とかのレベルではないと思いますけど」
リサ「それよりそこに倒れてる二人は? ま、まさか花咲川の!?」
モカ「そうですよ〜」
リサ「まずいよ! この状況は! もうすぐここに紗夜が!」
紗夜「私がどうかしました?」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/01(土) 03:13:59.94 ID:pKv5kSN70<> 燐子「ど、どうも」ペコ
あこ「あ! りんりん!」
巴「この二人って」
モカ「花咲川の? あれ〜、どっかで見たことあるような」
紗夜「それよりどうしてロゼリアに関係ない人た、ち...」チラ
有咲「....」
沙綾「うっ....」
香澄「....」
燐子「!? 戸山さんたち!?」
紗夜「.....まさか」
リサ「ま、待って! 違うのこれは!」
あこ「あこ達じゃなくて、えっとその」
友希那「彼女たちとアフターグロウが喧嘩をしていたのよ」
紗夜「...友希那さん。では倒れているのは..」
友希那「そう。純粋に負けたから。それだけよ。私たちは関与してないわ。.......してないわ」ボソ
紗夜「そうですか。湊さんがそうおっしゃるのならわかりました」
蘭(香澄を気絶させたのは湊さんだけどね)
蘭(それにしても)チラ
紗夜「白金さん、とりあえず市ヶ谷さんをこちらに運んで下さい」
蘭(この人が花咲川のトップと言われてる氷川紗夜さん、か)
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/01(土) 03:20:22.09 ID:pKv5kSN70<> 沙綾「っつ、よっと」フラフラ
紗夜「山吹さん、大丈夫ですか?」
沙綾「私はなんとか。二人のことお願いします」
紗夜「白金さん、市ヶ谷さんはどうですか?」
燐子「か、完全に気を失ってます」
紗夜「そうですか。...戸山さん! 戸山さん!」ユサユサ
香澄「....」チーン
紗夜「こちらもダメですね」
沙綾(あの香澄が、完全に気を失ってるなんて)
沙綾(やっぱり、りみの言ってたことは本当だったんだ)
沙綾(最近、羽丘のトップを倒して新しいトップになった二年生、湊友希那)
沙綾(ここまでだなんて) <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/01(土) 03:25:43.88 ID:pKv5kSN70<> 蘭「ふぅー、いたっ」ズキン
巴「おい、大丈夫か?」
蘭「もちろん、なんてね。少しフラフラする」
モカ「強かった?」
蘭「まーね。どうせならしっかりと決着つけたかったけど仕方ない。花咲川とやる日まで待つよ」
巴「なら、帰るか」
モカ「蘭の手当もしないと」
蘭「っということで私たちは失礼します」
リサ「おっけー、またね」
あこ「おねーちゃん、あとでね!」
巴「おう! あとでな!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/01(土) 03:33:08.99 ID:pKv5kSN70<> リサ「さて、と...」
あこ「....」ゴクッ
友希那「....」
紗夜「....」
燐子「...」ソワソワ
沙綾(き、気まずい)
沙綾「あ、あの! 私達も失礼しますね」ググ
紗夜「待ちなさい。山吹さん、あなたのその体では二人も運べないでしょう? 手伝うわ」
沙綾「ええ? でも...」
紗夜「構いませんよね? 湊さん」
友希那「いいえ、むしろちょうどいいわ」
紗夜「え?」
友希那「そんなに長話する気はないわ。そこのあなた、少しだけ待っててくれるかしら?」
沙綾「は、はい! わかりました」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/01(土) 03:53:12.49 ID:pKv5kSN70<> 友希那「....紗夜、あなたの今の目標、決意。それは二年前ここで私と喧嘩した時と変わらないのかしら?」
紗夜「....そうです。私は湊さん達と一緒にロゼリアとして活動できたことにはとても感謝しています。ですが私は一緒に活動していくうちに、湊さん。あなたを超えたいと思った。あのまま一緒に羽丘に行ったとしても超えることはできなかったでしょう。あなたと学校をかけて本気の勝負をすることも」
友希那「そうね」
紗夜「羽丘と花咲川の対決、そこで勝ってみせます。あなたにも、そして羽丘にも!」
リサ「紗夜...」
あこ「紗夜さん...」
燐子「....」ギュッ
友希那「そう....紗夜、私の目標も変わってない。私は私の目標のために勝ち続ける。立ちふさがる者、全てを倒してみせる」
紗夜「でしょうね。湊さんらしいです」
リサ(友希那....)
友希那「私の方は学校のトップになることはできたわ。もちろん、学校全てが言うとおりになるわけじゃないけど」
紗夜「流石ですね。私の方は....どうなんでしょう?」
リサ「へ?」
紗夜「ひとまず、認めてもらえた、っといった感じでしょうか? 学校のトップに」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/01(土) 04:15:58.33 ID:pKv5kSN70<> 友希那「あなたがトップになったのではないの?」
紗夜「どう、なんでしょうか? 一応トップには勝ちましたが、別に広がってないので」
友希那「紗夜....」
紗夜「ですが安心してください。羽丘との戦いでは協力し合うと約束しました。万全な態勢です」
友希那「.....協力。あなた、少し変わったわね」
紗夜「そうでしょうか?」
友希那「まあ、いいわ。改めて言うけど、紗夜。向かってくるなら構わないわ。私は全力で相手をするだけよ」
紗夜「私もです。必ず勝ってみせます」
友希那「言いたかったこと、聞きたかったことは全て聞けたわ。リサ、何かある?」
リサ「紗夜、ロゼリアが嫌になったから花咲川に行ったわけじゃないんだよね?」
紗夜「ええ、もちろんです」
リサ「そっか、それはよかった。ならさ、この勝負が終わったらまたみんなでさ!」
あこ「リサ姉....」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/01(土) 04:22:33.36 ID:pKv5kSN70<> 紗夜「今井さん、それは勝負が終わってから話しましょう」
友希那「そうね」
リサ「あ、う、うん」
あこ「け、けど! あこも信じてますから! また五人で活動できるって!」
燐子「わ、私も信じてます!」
紗夜「白金さん....」
友希那「....そうね」
リサ「友希那!」パアア
友希那「今日はここまでにしましょう。紗夜、燐子、今度は拳で語りましょう」
紗夜「望むところです」
友希那「ふふ、それじゃ」スタスタ
リサ「じゃあね! 二人共!」フリフリ
あこ「またメールしますね!」ピョーン、ピョーン <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/01(土) 04:23:51.27 ID:pKv5kSN70<> いったんここまでで <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/09/01(土) 04:41:11.75 ID:FI4i6OIgo<> ロゼリア強し <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/01(土) 13:50:21.68 ID:pKv5kSN70<>
香澄「....う、うう」パチリ
沙綾「香澄! よかった...」
香澄「さーや? 一体...いっつ!」
紗夜「友希那さんの一撃をまともに食らったんです。しばらくは痛いはずですよ」
燐子「それでも、目が覚めるの早い、です」
香澄「え? 紗夜先輩に燐子先輩、どうしてここに?」
紗夜「まあ、色々ですよ。それより動けますか?」
香澄「っつ! な、なんとか」グラ
沙綾「まだキツそうだけど」
香澄「大丈夫。それより、有咲は?」
沙綾「まだ寝てる」
有咲「う、うーん...」
沙綾「あ、起きた」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/01(土) 13:55:25.50 ID:pKv5kSN70<> 燐子「それでは...」
紗夜「気をつけて帰ってください」
有咲「はい」
沙綾「すみません、助かりました」
香澄「.....」
紗夜「....?」
燐子「あの、氷川さん?」
紗夜「あ、いえ、大丈夫です。それでは...」
香澄「ありがとう、ございました」ペコ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/01(土) 14:04:13.02 ID:pKv5kSN70<> 沙綾「二人共、大丈夫?」
有咲「ああ。迷惑かけたな」
香澄「大丈夫....」
沙綾「そっか。はぁ、今日は疲れたね」
有咲「....わり。あんなこといって結局負けちまった」
沙綾「そんなこと言ったら私もだよ。負けてないのは香澄くらいで...」
香澄「いや、結局私も気を失ったわけだし」
香澄(それに蘭ちゃんとの勝負もあのままやってても勝てたかわからないし)
香澄(なにより最後のあの人。恐ろしく重い一撃だった)
香澄「.....私は..」
沙綾「?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/01(土) 14:18:03.80 ID:pKv5kSN70<> 翌日 教室
香澄「はぁー」
りみ「ね、ねえ。香澄ちゃんどうしたの?」
たえ「黄昏てるよね」
沙綾「昨日から、なんだけど」
はぐみ「はぐみ、心配だよ」
イヴ「はい、大丈夫でしょうか」
沙綾(負けたことに落ち込んでる? けど、はっきり負けたわけじゃないし。なら気絶したこと? いやいや、気絶したくらいでそんなに落ち込む?)
沙綾「うーん、どうしたんだろ」
昼休み
こころ「そういう時は喧嘩が一番よ!」ダッダ!
美咲「いいから! おとなしくしてようね! ね!」
こころ「うーん、けど、それもそうね! ミッシェルと勝負するためにも力をとっておかないとだわ!」
美咲「うっ、それは....」
こころ「あ! そうよ、美咲! 私達ハロハピにミッシェルっていう新しい仲間が!」
美咲「だから! それは私なんだって!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/01(土) 14:26:35.55 ID:pKv5kSN70<> 三年 教室
紗夜「失礼します」ペコ
ひなこ「んー、入って、入って」
七菜「お茶でいい?」
紗夜「はい」
リィ「ほい」
紗夜「ありがとうございます」
ゆり「さてと今日呼んだのは他でもない。紗夜ちゃんに色々聞くため、だよ」
紗夜「....羽丘のことを、ですか?」
ゆり「まあね」
紗夜「勿論構いませんが私が知ってるのは中学までですよ?」
ゆり「全然いいよ」
ひなこ「そうそう、だいたい今の三年とは毎年やりあってるしね」
紗夜「そうですよね」
ゆり「そこで下のことを聞きたいんだけど、ぶっちゃけ、注意しないといけない人、いる? 紗夜ちゃんから見て」
紗夜「注意、というか、私が勝てるかどうかわからない相手が二人います」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/01(土) 14:36:04.90 ID:pKv5kSN70<> リィ「二人も、か」
七菜「学年は?」
紗夜「一人は同じ二年生の湊さんです」
ゆり「ロゼリアのリーダー、だよね」
ひなこ「もう一人は?」モグモグ
紗夜「同じく二年生で私の妹、氷川日菜、です。この二人には絶対に負けたくありませんが、正直勝てるかどうかは.....わかりません」
ゆり(紗夜ちゃんが勝てるかわからない、か)
紗夜「ですが、この二人は私が倒します」
七菜「はい?」
紗夜「なんとしても、必ず」
リィ「言ってることが少し変じゃないか?」
ゆり「ふふふ、いいじゃん。そんな紗夜ちゃんにお願いがあるんだ〜」
紗夜「な、なんでしょうか?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/02(日) 00:49:10.70 ID:oqrh12OT0<> 放課後
香澄「うーーん....」
有咲「お〜す、って、香澄まだ治ってねーのかよ」
沙綾「みたい、だね」
りみ「そんなに昨日のことがショックだったのかな?」
たえ「けど香澄だったらその負かされた相手にすぐにやり返しに行くと思ったけど」
有咲「あー! ジレってー! おい! 香澄!」
香澄「ん? どしたの?」
有咲「それはこっちのセリフだ! 昨日からどうしたんだよ! なんか元気なさそうだし....」
香澄「ああ、うん。ちょっと考え事...」
たえ「香澄、が?」
香澄「馬鹿にしてない?」
沙綾「てっきり昨日のこと気にしてるのかと思ったけど。喧嘩、勝てなかったこと、とか」
有咲『お前が負けるところ、みたくない、というか...』
香澄「....まあ、昨日の人達とはいずれ決着をつけるよ。ってか、負けてないし」
有咲「なら、何に悩んでんだよ」
香澄「それは...... <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/02(日) 01:07:11.17 ID:oqrh12OT0<> ショッピングモール カラオケ
香澄「ティアドロップス・レボリューション! キミがおーしえてくれたね! ノンストップ!サーキュレーション.......
有咲「香澄....歌うま」
沙綾「ってか、なんでカラオケ?」
たえ「困ったときや悩んだ時は大声を出すのが一番」
りみ「ふふ、香澄ちゃん、さっきからずっと歌ってるもんね」
香澄「ふはぁー! 気持ちいい! 次の必殺技、ティアドロップにしよっと!」
有咲「おつかれ、飲むか?」
香澄「ん! どーもー!」
たえ「次私行こっと」
沙綾「私もいれとこ」
有咲「にしても喧嘩する理由、なんて、意外と変なことで悩んでんな」
香澄「なんだけどね。なんか大声だしてたらどうでも良くなってきちゃった」
有咲「いいのかよ、それで。けど、確かに喧嘩の理由なんてどうでもいいだろ。やられたからやり返す、自分のために戦う、そんなもんだろ?」
香澄「........そうだね」
有咲「だいたい、今までなんで喧嘩してきたんだよ」
香澄「へ?」
有咲「だから、ポピパになって喧嘩してきた理由! 特にないかもしれないけど、だったらこれからもそれでいんじゃねーの?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/02(日) 01:17:43.61 ID:oqrh12OT0<> 帰り道
香澄「今日はありがとね、みんな」
たえ「私も楽しかったし」
りみ「香澄ちゃんも元気になったみたいでよかった!」
沙綾「それじゃ、明日からまた特訓だね」
有咲「だな。それと香澄。またなんか悩んでたら直ぐに言えよな」
香澄「わかってるって。それじゃあね」
香澄「....」テクテク
香澄(私がポピパにいる理由、ポピパで喧嘩する理由。それは中学校でできなかった、本当の仲間、友達であるポピパの皆のため。皆を守るため...)
香澄(有咲がそのことをわかってて言ったのかわからない。けど.....そうだね。それでいいかも。誰かの為、それも十分な理由だし)
香澄「それにやられっぱなしも嫌だしね! よーし! 帰ろっと!......あれ?」
香澄(携帯がない!.....ああ! 電源消して、机の中にしまいっぱなしだった!)
香澄「うへ、学校に戻ろっと」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/02(日) 01:29:10.00 ID:oqrh12OT0<> 花咲川
香澄「はぁー、だるい」
香澄「早くとって帰ろっと」タッタ
ヤァ! マダマダデス! タァ!
香澄「ん?」
弓道場 近く
燐子「や、やぁ!」ヒュン!
紗夜「っと、今のもいい感じですよ」ペシ
燐子「ほ、ほんとですか? よかった〜」ヘナヘナ
紗夜「少し、休憩しまようか」
燐子「はい」
香澄「紗夜先輩? 燐子先輩?」
紗夜「!? 戸山さん?」
燐子「!!ゴホ、ゴホ、い、いつからそこに!?」
香澄「いえ、たった今忘れ物を取りに。先輩達はどうしたんですか? 見る限りだと....」
紗夜「特訓中、と言うのでしょうね。この状況は」
燐子「わ、私に付き合ってもらってるん、です」
香澄「なるほど....」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/02(日) 01:37:50.19 ID:oqrh12OT0<> 紗夜「....」ジー
香澄「!! あ、あの、なにか?」
紗夜「いえ、昨日の今日ですが元気に動いているので」
香澄「へ? それが、なにか?」
燐子「す、すごいですよ? 喧嘩の怪我や友希那さんからのダメージがあると思いますけど...」
香澄「ああ、そういうことですか。私、タフってよく言われますので...」
紗夜「それに心なしか、スッキリしたようにも見えますから」
香澄「!?」
燐子「?」
香澄「え? それって...」
紗夜「ちょうど良かったです。戸山さん、少しお手合せ、よろしいでしょうか?」
香澄「ええ!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/02(日) 01:50:52.35 ID:oqrh12OT0<> 燐子「さ、紗夜さん!?」
紗夜「アフターグロウの美竹さん、と言えばかなりの強さです。その美竹さんと互角な戦いをした戸山さんの強さ、少し気になりまして。どうでしょうか?」
紗夜(それに伝えたいこともありますし)
香澄「ひょ、評価してくれるのは嬉しいんですけど...」
香澄(いや、むしろちょうどいいかも)
香澄(こんなチャンス、そうそうないだろし。それに私も知りたい。紗夜先輩がどれほどなのか)
紗夜「とはいえ、いきなり過ぎましたね。昨日の怪我もありますし、この時間帯なら人目がなくちょうど良かったのですが....」
香澄「やります! いえ、やらせてください!」
燐子「ええ!?」
紗夜「....ふふ、ありがとうございます」
香澄「いえ、こちらこそですよ」
燐子「ほ、本気なんですか? 二人共」
紗夜「出来る限り、本気で来てくださいね」パシン
香澄「言われなくても! 最初っから全開でいきます!」ググ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage saga<>2018/09/02(日) 02:00:40.33 ID:oqrh12OT0<> いったんここまでで
それと私の事情とパソコンの事情で申し訳ないんですが次の更新は早くても2週間後になりそうです。
遅くても一ヶ月以内にはなんとか
それでおそらくパソコンが変わるのでIDも変わると思うのですがそれで続きを書いても大丈夫なのでしょうか? <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/09/02(日) 02:02:36.62 ID:8lcWxv09o<> idは毎日変わってるから本人確認にはトリップ使うといいよ
詳しくはググって <>
◆sfvyBU76YRxD<>sage saga<>2018/09/02(日) 02:11:16.33 ID:oqrh12OT0<> わかりました!
ありがとうございます! <>
◆sfvyBU76YRxD<>sage saga<>2018/09/02(日) 02:33:36.07 ID:oqrh12OT0<> 最後に私の中のキャラの強さの設定、みたいなものです
少しネタバレ? になるかもしれないので見てくださる方は気をつけてください
S、A、B、C、D、の五段階評価です。+がついてたら喧嘩中に強くなれる香澄タイプって感じです。
あくまで現段階ですので
ポピパ 香澄 A+ りみ C 有咲 B たえ B 沙綾 B
パスパレ 彩 D 千聖 A イヴ B 日菜 S 麻弥 A
アフロ 蘭 S モカ A 巴 A ひまり B+ つぐみ B+
ロゼリア 友希那 S+ リサ A 紗夜 S 燐子 C あこ B
ハロハピ こころ A 美咲(ミッシェル)A はぐみ B 花音 D 薫 A <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/09/02(日) 03:49:55.37 ID:Q8MZRW1oo<> >>463
まじかー
続き楽しみに待ってる <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/10/15(月) 23:56:12.33 ID:PI6mX5iU0<> 復活キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/10/16(火) 12:17:28.05 ID:e9NNb/nZO<> もう来ないんかな… <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2018/10/17(水) 14:48:55.87 ID:zit7YkIiO<> 作者さん復旧した事に気づいて続き書いてください <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/10/18(木) 20:13:18.25 ID:V9L0J2Fq0<> バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・) バンバンバンバン゙ン
_/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
\/___/ ̄
バン はよ
バン(∩`・д・) バン はよ
/ ミつ/ ̄ ̄ ̄/
 ̄ ̄\/___/
; ' ;
\,,(' ⌒`;;)
(;; (´・:;⌒)/
(;. (´⌒` ,;) ) ’
( ´・ω((´:,(’ ,; ;'),`
( ⊃ ⊃ / ̄ ̄ ̄/__
\/___/
ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
ポチ ポチポチポチポチポチポチ
ポチ(∩`・ω・) ポチポチポチポチポチ
_/_ミつ/ ̄/_
/_/ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/10/24(水) 05:46:48.22 ID:L24n86Mg0<> バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・) バンバンバンバン゙ン
_/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
\/___/ ̄
バン はよ
バン(∩`・д・) バン はよ
/ ミつ/ ̄ ̄ ̄/
 ̄ ̄\/___/
; ' ;
\,,(' ⌒`;;)
(;; (´・:;⌒)/
(;. (´⌒` ,;) ) ’
( ´・ω((´:,(’ ,; ;'),`
( ⊃ ⊃ / ̄ ̄ ̄/__
\/___/
ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
ポチ ポチポチポチポチポチポチ
ポチ(∩`・ω・) ポチポチポチポチポチ
_/_ミつ/ ̄/_
/_/ <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/10/24(水) 23:52:17.97 ID:s0PH5df70<> すみません!
今日の夕方に復旧されてることに気づきました!
またちょくちょく更新していくつもりです
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/10/24(水) 23:54:41.62 ID:s0PH5df70<> 紗夜さんと香澄の喧嘩から再開です <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/10/25(木) 00:01:39.22 ID:DK+0qgdF0<> 香澄「はぁー!!」ビュン!
紗夜「おっと」ヒョイ
香澄「たぁ!」シュ!シュ!
紗夜「ふ、っと」ヒョイ、スカ
香澄(完全に見切られてる)
紗夜(いい動きですが、まだまだ無駄が多いですね)
紗夜「どうしました? この程度ではないのでは?」
香澄「ここからです、よ!」ダッタ! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/10/25(木) 00:08:45.26 ID:DK+0qgdF0<> 燐子(ど、どうしてこんなことになってるんでしょうか!?)
燐子(私と氷川さんで特訓していただけなのに、戸山さんが来て、気づいたらこんな状況に....)
紗夜「そろそろこちらからもいきます」スッ
香澄「いつでもどうぞ!」ググ
紗夜「ふっ!」ビュン!
香澄「っ!!」チッ!
紗夜「はぁ!」バッ!
香澄「くっ!」バシ!
香澄(躱しきれない!)
紗夜「!!」シュ!シュ!
香澄「ぐっ、うっ!」シュ、ドゴ! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/10/25(木) 00:18:48.36 ID:DK+0qgdF0<> 香澄(いいのもらちゃった)ヨロヨロ
香澄「いちち...」
紗夜「私の力を探っているのなら無駄ですよ?」
香澄「まさか。そんな余裕ありませんし」
香澄「ただ、私もやられっぱなしじゃないので!」タッ!
香澄「てりゃ!」ビュン!
紗夜「!!」バン!
香澄「はぁ!」シュ!シュバン!
紗夜(速く、それに先ほどより動きが鋭くなっている)
紗夜「なるほど、そういうタイプですか」
香澄「まだまだ!」ビュン!!
紗夜「いいでしょう、少し付き合ってあげます」ス... <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/10/25(木) 00:28:05.07 ID:DK+0qgdF0<> 紗夜「ふ、はっ、」シュ、バシン、
香澄「なぁ! くぅ!」ダシ、ズシ
香澄(防ぐので手一杯だなんて)ズズ
紗夜「ふー、はぁ!」回し蹴り!!
香澄「!?」バシン!!
香澄「ぐ、は!」バタン
燐子「さ、紗夜さん! 今のは!」
紗夜「ただの回し蹴りですよ。白金さんにはまだ早いかもですが」
燐子「そ、そうではなく! 戸山さんが!」
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/10/25(木) 00:35:53.63 ID:DK+0qgdF0<> 紗夜「いいんですよ。これくらいしないと」
燐子「え?」
香澄「う、うぅ、」ムク
燐子「そんな! まともに決まったように見えたんですけど」
紗夜「腕でガードはしていましたよ。ギリギリですが。それでも防ぎきれず倒れたようですが」
燐子「それでも、その、いんですか?こんな風に一方的に....」
紗夜「仕方ありません。それに、おそらくここからが本番でしょうから」
香澄「ほんと、いったいなぁ」
香澄(とっさに防いだのにギリギリだし、防ぎ切れてないし、痛いし)
香澄「紗夜さんは全然余裕そうじゃん」
香澄(これが私達、花咲川のトップ)
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/10/25(木) 00:39:01.62 ID:dw+8d4CH0<> キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/10/25(木) 00:41:21.23 ID:DK+0qgdF0<> 紗夜「大丈夫ですか?」
香澄「おかげさまで、なんとか」
紗夜「この辺で終わっておきますか?」
香澄「ふふ、まさか!」
香澄「ここからですよ!」ダッ!
紗夜「やれやれ、ようやくですか」スッ
香澄「はぁ!!」シュン!
紗夜「っ、ふ!」ベシ、ビュン!
香澄「ぐっ、たぁ!!」ドシ、バン!
紗夜「うっ、はぁ!」ドス、バシン!
燐子「すごい、戸山さんが、氷川さんと互角に...」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/10/25(木) 00:48:39.18 ID:DK+0qgdF0<> 香澄(やっとスイッチ入ったってのにそれでもついて行くのがやっとだなんて)
紗夜(躱すのが難しくなってきましたね。まったく、時間がかかる相手です)
香澄「はぁ! だぁ!」シュ、シュ!
紗夜「くっ、うっ!」スカ、ドゴ!
香澄「う、らぁ!」ビュン!!
紗夜「っ!ふっ!」ズズ、スッ!
香澄「いなされた!?」
紗夜「はぁぁ!」右ストレート!
香澄「がはぁ!」バキ!
香澄「こ、のぉ!」ガシ
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/10/25(木) 00:55:26.16 ID:DK+0qgdF0<> 紗夜「!?右腕が!」
香澄「おかえし、ですよ!」左ストレート!
紗夜「ぐっ!」バシン!
香澄(左手で受け止めた!?)
香澄「けど!」蹴り!
紗夜「甘いです!」蹴り!
香澄「同じタイミングで!?」
紗夜「右手の拘束が緩んでますよ」クル、ガシ
香澄「右手が!」ググ
紗夜「パンチはこうやってやるんです、よ!」左ストレート!!」
香澄「この!」
香澄(私も左手で受け止め.....)
バシーン!! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/10/25(木) 01:01:26.44 ID:DK+0qgdF0<> 香澄「が...は...」ヨロヨロ
香澄(左手ごと、私を..)
紗夜「....」クルクル
紗夜「今度は先ほどより優しくありませんよ」ダッ!
香澄「やば..い!」ガード
紗夜「ふっ...はぁ!」回し蹴り!!
ドゴ!!
香澄「う..あ..」バタン <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/10/25(木) 01:16:03.72 ID:DK+0qgdF0<> 燐子「あわわ....今のは」
紗夜「戸山さん、貴方は確かに喧嘩をする上でタフでどんどん強くなっていく。正直、相手にしたくないタイプです」
紗夜「ですが、時間がかかりすぎです。どれだけ打たれ強かろうと、段々強くなろうと、その前にやられれば、意味がありません」
紗夜「羽丘との喧嘩までの課題、ですね。貴方ならなんとかできると思いますが」
紗夜「あとは.....まぁ、いいでしょう。先ほどの顔を見る限り、自分の中で整理がついたのでしょうし」
燐子「氷川さん、もしかして戸山さんに色々教えるために喧嘩、したんじゃ」
香澄「....」ムク
紗夜「もう起き上がりますか、さすがの回復力ですね。しかし今日はもう....」
香澄「紗夜さん」
紗夜「はい?」
香澄「続き、しましょう」ドックン、ドックン <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/10/25(木) 01:22:20.11 ID:DK+0qgdF0<> 燐子「!?」
紗夜「!?」
燐子「戸山、さん?」
紗夜「明らかに先ほどまでと雰囲気が違いますね。なにより」
香澄「.....」ドックン、ドックン
紗夜「それは、心臓の音、ですか?」
香澄「この音、ですか?」ドックン、ドックン
香澄「私は『星の鼓動』って呼んでます。すっごく集中すると本当のたまに聞こえるんです」ドックン、ドックン
紗夜「星の、鼓動?」
香澄「それより、続きをしましょう。いいですよね?」ドックン、ドックン
紗夜「.....」
紗夜「....わかりました」
燐子「氷川さん!?」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/10/25(木) 01:28:41.37 ID:DK+0qgdF0<> 紗夜(少し前の戸山さんとはあまりにも違いすぎます)
紗夜(一体どういうことなのか。確かめるためにも拳を交えなければ)
紗夜「ですが、羽丘との戦いが迫っています」
紗夜「手を抜け、っというわけではありませんがやりすぎないようにしましょう」
香澄「努力します」ドックン、ドックン
紗夜(わかりました、ではなく、努力します。ですか)
紗夜(やはりどこか変わったような...)
香澄「それじゃ、いきますよ」ドックン、ドックン
紗夜「ええ、いつでも」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/10/25(木) 01:29:19.14 ID:DK+0qgdF0<> 今日はここまでで <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/10/25(木) 08:05:34.88 ID:9NkgzR7VO<> これかも続けて下さい
乙です <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/10/25(木) 13:23:27.67 ID:F+PzCwXXo<> 復活ありがとう <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/10/26(金) 00:30:02.23 ID:rznsClqa0<> 自分も続きどうしようか悩んでいたのでちょうど良かったです
勿論完結まで書く予定ですので <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/10/26(金) 00:41:44.04 ID:rznsClqa0<> 香澄「ふっ!」ドックン、ドックン
ビュン!!!
紗夜「が、は、」ドゴ!
燐子「え?」
香澄「はっ!」ドックン、ドックン
バシン!!
紗夜「ぐっ、うぅ」ベシン!
香澄「....」ス、、
香澄「お返し!」右ストレート!
ドガ!!
紗夜「ぐぅ!!」バッ、、ドサ <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/10/26(金) 01:16:38.34 ID:rznsClqa0<> 燐子「嘘....紗夜さんが、あんなに一方的に....」
紗夜「....っく」ヨロヨロ
紗夜(油断、していたとはいえこれほどとは)
紗夜「私もまだまだ、ですね」スク
香澄「....」グッ
紗夜「それが戸山さんの本気ですか」
香澄「どう、ですかね」ドックン、ドックン
紗夜「...まあいいでしょう」
紗夜「流石にここまでやられては、黙ってはいられませんね」スーハー
紗夜「私も本気でいきます」ゴゴゴ
香澄「!!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/10/26(金) 01:51:25.98 ID:rznsClqa0<> 紗夜「いざ!」ダッ!!
香澄「....」ザッ!
ドン!!
燐子「す、すごい...」
香澄「っ!、だっ!!」ズドン!!
紗夜「ふっ! はっ!」ビュン!!
香澄「ぐふ! う、らぁ!」ドゴ! バシン!!
紗夜「つっ、、ふん!」ドシ! シュン!!
香澄「くっ!」シュタ
香澄(『星の鼓動』が聞こえてる今の状態でも勝ちきれないなんて)
紗夜「っ、ふぅー」スタ
紗夜(完全に互角ですか、私と。まったくたいしたものですよ) <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/10/26(金) 02:16:19.31 ID:rznsClqa0<> 香澄(これがおそらく紗夜さんの本気。流石ですね)ハァ、ハァ
紗夜(しかし友希那さんに勝つためにも、こういう勝負に負けるわけにいきません!)
香澄「ハァ、ハァ、」
紗夜「そろそろ、限界なのでは?」
香澄「かもしれませんね。けど、それは紗夜先輩なんじゃないですか?」
紗夜「どうでしょうね」
紗夜「戸山さん、本当は貴方の力を試し、少し話すだけのつもりでした。しかし貴方がここまでやるとは想像以上ですよ」
香澄「それは....ありがとうございます? ですかね」
紗夜「感謝します。こういう勝負を私は待っていましたので。私がもっと上に行くためにも」
香澄「それは、私もですよ」
紗夜「ですがそれは勝負に勝ってこそ。決着をつけさせてもらいます!」
香澄「望むところです!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/10/27(土) 11:02:31.36 ID:WPTHMDSI0<> 紗夜「ふっ!」ダッ!
香澄「やぁ!」シュン!
紗夜「くっ!」ガシ!
香澄「っと!」ガシ!
紗夜「はぁ!」ググ
香澄(なんて力! いったん距離を!)シュタ
紗夜(いい距離です!)ス..
紗夜「ふぅ...」
香澄(あの構え、回し蹴り!)
香澄「三回も食らいませんよ!」ザッ!
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/10/27(土) 11:13:41.44 ID:WPTHMDSI0<> 香澄(いや、逆に私が決める!)
香澄「回し蹴りなら負けない!!」ダッ!
紗夜(向かってきますか。フェイクに使おうと思ったのですが、それならこちらも)
紗夜「正真正銘、全力です!」クル
香澄「スタービート!!」 回し蹴り!!
紗夜「ブラックシャウト!!」 回し蹴り!!
バシン!!!! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/10/27(土) 11:22:51.37 ID:WPTHMDSI0<> 羽丘女子学園 二年教室
日菜「ふ、ふふ〜ん、っと! フルコンボ〜!」
麻弥「本当ッスか!?」
日菜「こんなのちょちょいのちょい! だよ」
麻弥「難易度29なんですけど」
日菜「最近お姉ちゃん帰ってくるの遅いんだよね。だから家でやってたんだ」
麻弥「なるほど」
日菜「今お姉ちゃん何してるのかな〜。あー! 早くお姉ちゃんと喧嘩したーい!」
麻弥「日菜さんはお姉さんと仲が悪い訳ではないですよね?」
日菜「勿論だよ。私達は相思相愛なんだから!」
麻弥「だったら普通喧嘩したくないんじゃないですか?」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/10/27(土) 11:28:17.59 ID:WPTHMDSI0<> 日菜「うーん、他の人たちはどうかわからないけど私はしたいんだよね」
日菜「きっとお姉ちゃんもそう思ってるはずだし!」
麻弥「そうなんですか?」
日菜「そうだよ。だって、」
日菜「お姉ちゃんに本気でぶつかるのも、お姉ちゃんの本気を受け止めるのも、私だけなんだから!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/10/27(土) 11:46:04.99 ID:WPTHMDSI0<> 香澄「....う、ううん?」パチリ
紗夜「目が覚めましたか」
香澄「紗夜、さん」ムクリ
紗夜「今、白金さんが飲み物を買いに行ってくださってるので少し待っていてください」
香澄「.....私は、負けたんですね」
紗夜「貴方の勝ち、ではありませんが負け、ということでもないでしょう」
香澄「え?」
紗夜「私も先ほどまで気を失ってましたから」
香澄「そうなんですか?」
紗夜「この場合、引き分けでしょうかね」
香澄「引き分け....」
紗夜「不服ですか?」
香澄「どうせなら白黒つけたかったですよ」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/10/27(土) 12:11:53.03 ID:WPTHMDSI0<> 紗夜「それは勿論私もですが、また別の機会にしましょう」
香澄「そうですね。正直もうクタクタで」ゴロン
紗夜「私もここまで本気でやり合うとは思っていませんでした」
紗夜「戸山さんの先ほどの、星の鼓動、でしたっけ? あれは?」
香澄「あー、私もよくわからないんですけど、何というか滅茶苦茶集中したときだけ聞こえる、みたいな?」
香澄「実際、喧嘩って集中するっていうより感情にまかせてやることが多いので滅多に聞こえないんですけどね」
紗夜「戸山さん自身が好きなタイミングでできるわけではないのですね?」
香澄「うっ、その通りです」
紗夜「なるほど」
香澄「けど、『星の鼓動』が聞こえても紗夜さんとは引き分けがやっと。紗夜さん、本当に強いですね」
紗夜「それはこちらの台詞ですよ。戸山さんこそ強いですね」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/10/27(土) 12:33:49.93 ID:WPTHMDSI0<> 香澄「私は、中学の頃喧嘩しかしてませんでしたから」
香澄「.....紗夜さんは喧嘩する理由ってありますか?」
紗夜「自分のためです」
香澄「え?」
紗夜「私も中学の頃喧嘩に明け暮れていました。今と違うのはグループで喧嘩をしていたということ」
香澄「...ロゼリア」
紗夜「知っていましたか。そうです。そのロゼリアで私は頂点を目指していました」
紗夜「ロゼリアの皆さんとはうまくいっていましたし、私達は順調に強くなっていっていました」
紗夜「しかし一方で私はとある不安を抱えていました」
香澄「不安?」
紗夜「自分とリーダーである湊さんとの力の差です」
香澄「リーダーとの力の差....」
紗夜「私はロゼリアとして強くなるのは勿論ですが、私自身も強くなりたかった」
香澄「それは、当然ですよ。自分が強くなりたいと思うのは」
紗夜「ですが基本グループ同士で戦うときはリーダー同士で決着をつけるもの。よって基本的に強い人と戦うのは湊さんでした」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/10/27(土) 12:51:40.17 ID:WPTHMDSI0<> 紗夜「結果、ロゼリアがどんどん強くなるにつれ、私と湊さんとの差も開いていきました」
紗夜「勿論、自身で特訓もしましたが、なおさら差を感じるだけ」
紗夜(さらにその時期に日菜も喧嘩をし始め、さらに私は....)
紗夜「....」
香澄「紗夜さん?」
紗夜「すみません、続けますね」
紗夜「そして私は決めました。このままでは強くなれないと思い、ロゼリアを離れることを」
香澄「それは....思い切りましたね」
紗夜「そうですね。そのせいで迷惑もかけました。特に白金さんには」
燐子「......」コソ <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/10/31(水) 10:57:38.13 ID:y5dVn9Ew0<> 香澄「けど、紗夜さんはロゼリアが嫌いになったわけじゃないんですよね?」
紗夜「それはそうです。ロゼリアはわたしにとって、た、大切な場所ですので」
香澄(あ、少し照れた)
紗夜「だからこそ私は強くなった、いえ、私らしい私になってロゼリアに戻りたい、そう思っています」
香澄「自分らしい自分?」
紗夜「....まぁ、もし納得できる自分になったとしても今更ロゼリアの皆さんが私のことを受け入れてくれるかどうかはわかりませんけど...」
燐子「大丈夫です!!」
香澄「わぁ!」ビク
紗夜「白金さん、聞いていたのですか」
燐子「あこちゃんも今井さんもきっと湊さんも待ってます! 私達が、紗夜さんが戻ってきてくれるのを!」
紗夜「!!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/10/31(水) 10:59:47.27 ID:y5dVn9Ew0<> 紗夜「そう、だと嬉しいですね」
燐子「はい!」
燐子「あ、その、これ。飲み物です」ヒョイ
紗夜「ありがとうございます」
香澄(この流れで!?) <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/10/31(水) 11:04:48.59 ID:y5dVn9Ew0<> 香澄「ゴクゴク....」
紗夜「なんだか私の話を聞いてもらう形になってしまいましたね」
香澄「ぷはぁ!」
香澄「いえ。私は紗夜さんのことが知れたので良かったですよ」
紗夜「戸山さんはどうなのですか?」
香澄「え?」
紗夜「戸山さんも私と同じく、高校からこの花咲川に入学したはずですよね?」
紗夜「それなら戸山さんも何か理由があるのではないですか?」
香澄「それは...そうですね」
香澄「紗夜さんの話も聞きましたし、少しだけ」
香澄「実は....」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/10/31(水) 19:07:08.63 ID:FxdsYcpg0<> 香澄「私も中学の頃から喧嘩してたんですよ。一応グループで」
香澄「ただ、グループといっても単純に私に対する畏怖とかで集まった人達だけで」
香澄「自分たちより人数が多いグループとの喧嘩には来なかったり、なんて当たり前でした」
紗夜「....」
香澄「そんな時あっちゃんが、あ、あっちゃんっていうのは私の妹です」
香澄「そのあっちゃんが友達と遊びに行ってるのを見ていいな、って思ったんですよ」
香澄「私が本当に欲しいのはそういう仲の人達なんだって」
香澄「だから、近くの高校にいかないで、あっちゃんのいるこの花咲川に来ました」
香澄「本当は普通の友達を作るために喧嘩はしないつもりでした。けど...」
紗夜「見事にしていますね」
香澄「あはは...」
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/10/31(水) 19:13:32.26 ID:FxdsYcpg0<> 香澄「けれどそのおかげでポピパのみんなに会えました」
香澄「私が望んでた出会い方じゃなかったけどそれでも今は中学の時にはできなかった本当の仲間と出会えたと思ってるんです」
香澄「だから今の私の戦う理由はみんなを守るため!」
香澄「っというのも教えてもらったんですけどね」
紗夜「なるほど」
紗夜「そ、それにしても戸山さんは平気で恥ずかしいことを言いますね」
香澄「へ? 恥ずかしいこと?」
紗夜「自覚なしですか。ま、いいです」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/10/31(水) 19:20:37.41 ID:FxdsYcpg0<> 紗夜「とりあえずは安心しました。それなら大丈夫そうですね。羽丘との決戦も」
香澄「私は私の出来ることをする、だけですけどね」
紗夜「構いませんよ、それで。私と引き分けたのですから、自信を持ってください」
燐子(引き分け? だって勝ったのは.....)
香澄「ありがとうございます。紗夜先輩」
紗夜「さて、それでは帰りましょうか」スタ
香澄「はい....うぐぐ」ヨロヨロ
燐子「あ、肩、貸します」
香澄「す、すみません」
紗夜「しばらくは安静ですね。お互い」
香澄「.....」ジー
香澄(のわりに紗夜さん、元気そうな。もしかして) <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/03(土) 23:21:44.71 ID:eFSuwUKC0<> 香澄「よっと、あ、ここまでで大丈夫です。ありがとうございました」ペコ
燐子「いえ」
紗夜「それでは戸山さん、気をつけて帰ってくださいね」
香澄「はい、失礼します」
香澄「氷川紗夜さん、か」
香澄(あの人もあの人で色々あるんだね)
香澄(今日はそれを知れて良かったかも)
香澄「にしても強かった。うん」
香澄「あの紗夜さんよりも強いであろう湊さん? って人はどれくらいなのやら....」
香澄「あー、ほんと、中学の頃の私は井の中のなんとかだよ」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/03(土) 23:24:29.22 ID:eFSuwUKC0<> 香澄「けど」
香澄(中学校の頃より全然今の方が楽しいや)
香澄「やっぱりみんなのおかげ、なのかな?」
香澄「ふぅ、とりあえず帰ろっと」
香澄「んん? 私なんであの時間に学校行ったんだっけ?」
香澄「ああ!? 携帯電話!!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/03(土) 23:45:59.56 ID:eFSuwUKC0<> 燐子「あの、お疲れ様、です」
紗夜「白金さんもです。今日は特訓を途中で終わらせていまいすみません」
燐子「それは大丈夫なんですけど....」
紗夜「何か?」
燐子「良かったんですか? 戸山さんと引き分け、ということで」
紗夜「そのことですか」
燐子「戸山さんは気を失いましたけど紗夜さんは膝をついただけで.....」
紗夜「本気でやってあそこまで追い詰められたのですから負けみたいなものですよ」
紗夜「ただ、それだと戸山さんが納得しないと思ったので引き分け、ということにさせてもらいました」
燐子「紗夜さんがそれでいいのならいいんですけど」
紗夜「そういうことにしてください」
紗夜「.....戻れ、ますかね? 昔の私達のように」
燐子「大丈夫です。絶対に」
紗夜「ふふ....そうですね」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/03(土) 23:58:00.02 ID:eFSuwUKC0<> 別の日 美竹家
蘭「.....」モグモグ
蘭父「......」ペラ
蘭「ご馳走様」ガタ
蘭「行ってきます」スタ
蘭父「まだ喧嘩なんかしてるんじゃないだろうな」
蘭「...」ピタ
蘭父「中学の時は自由にやらせてきたが高校からは華道に力を入れてもらう、そういう約束だったな」
蘭「.....」
蘭父「どうなんだ?」
蘭「別に、いつも通りだし」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/04(日) 00:02:06.71 ID:/OhVk0VA0<> 蘭父「なんだと?」
蘭「遅刻するからもう行く」ガチャ
蘭父「こら! 蘭!」
学校
蘭「あー! もう!」イライラ
巴「目に見えてわかるくらい」
ひまり「イライラしてるね」
つぐみ「大丈夫かな?」
モカ「多分大丈夫〜」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/04(日) 00:08:46.47 ID:/OhVk0VA0<> ドン!
羽丘チンピラ「って!」
蘭「っ!」
羽丘チンピラ「ちょっと! どこに目つけて....」
蘭「うっさい!」シュ!
羽丘チンピラ「ぐへぇ!!」バタ
巴「荒れてるな」
ひまり「荒れてるね」
つぐみ「モカちゃん、どうしよ」
モカ「あ、リサさんからラインだ」
ひまり「連絡取り合ってるんだね」
モカ「ふむふむ、なるほど」
巴「なんだって?」
モカ「一週間後に控えた花咲川との喧嘩にむけた作戦会議の日程のお知らせ〜」
ひまり「へ〜、そういうところって以外としっかりしてるんだね」
つぐみ「あ! 蘭ちゃんがまた!......あ〜あ、やっちゃった」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/04(日) 00:14:46.47 ID:/OhVk0VA0<> 花咲川 学校 放課後
香澄「はぁ!!」ズドーン!
香澄「ふぅー」
たえ「気合い入ってるね、香澄」
香澄「まーね、もう少しだし」
たえ「ちょうどいい、少し勝負しよ!」
香澄「いいね。手加減はしないよ!」
有咲「香澄のやつ、完全に吹っ切れたみたいだな」
沙綾「だね。そもそも香澄が悩んでる、っていうのもなんか変だったし」
りみ「有咲ちゃん、沙綾ちゃん、お姉ちゃんから連絡が来て近いうち羽丘との喧嘩に向けて作戦会議だって」
有咲「いよいよか」
沙綾「緊張してる?」
有咲「し、してねぇ!」
沙綾「ふーん、どうだか」
有咲「してねぇ、ったらしてねぇ!」
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/04(日) 00:46:50.47 ID:/OhVk0VA0<> とある撮影場所
カメラマン「お疲れ様でした〜」
彩「はい! お疲れ様でした!」
彩「ふぅー、今日も終わったな〜」
千聖「.....」スタスタ
彩「あ、千聖ちゃーん!」
千聖「あら、彩ちゃん」
彩「お疲れ! 今帰り?」
千聖「ええ、まーね」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/04(日) 00:51:35.18 ID:/OhVk0VA0<> 千聖「見てたわ。彩ちゃん、空手始めたのね?」
彩「ふふ〜ん、まーね!」
彩「これでもっとみんなの役に立てるよ!」
千聖「そう......ねえ、彩ちゃん」
彩「何? どうしたの?」
千聖「羽丘との喧嘩の日、お仕事入ってる?」
彩「え? えっと、入って....」
千聖「.....」
彩「ない、ね」
千聖「....そう」
彩「けど、いいの! この習ってる空手できっとみんなを守ってみせるから!」
千聖「そ、そうね。頼りにしてるわ」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/04(日) 00:54:50.43 ID:/OhVk0VA0<> 彩「さ!一緒に帰ろ!」
千聖「ごめんなさい、少しよるところがあるから」
彩「えー、でも仕方ないか」
千聖「ごめんなさいね」
彩「ううん。それじゃ、また明日ね!」
千聖「ええ、また学校で」
千聖「失礼します」
千聖「少し相談が」
千聖「ええ、この日の撮影のことで」
千聖「私と彩ちゃんの日付を変えてもらえませんか?」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/04(日) 01:01:23.83 ID:/OhVk0VA0<> 弦巻家
こころ「花音! 行くわよ!」ダッ!
花音「そ、そんな!ちょっと待って!」
こころ「それ!」パンチ!
花音「ふぇぇ!」ヒョイ、ガシ
こころ「あら?」
花音「ふぇぇ!!」グルン
こころ「きゃ!」グル、ズド
花音「こ、こころちゃん! 大丈夫!?」
ミッシェル「おおー、花音さんうまい」
はぐみ「今、こころんが一回転したね!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/04(日) 01:07:08.93 ID:/OhVk0VA0<> こころ「すごいわ! 花音!」
花音「え! そ、そうかな?」
こころ「こうなったら負けてられないわ!」
花音「え?」
こころ「それ〜!!」シュ!シュ!
花音「ふぇぇ!」スカ、ヒョイ、ガシ、グルン
こころ「わわ!」クルリンパ
はぐみ「すごいすごい! 今度は二回転したよ!」
ミッシェル「ってか、その後ちゃんと着地してるこころもどんだけ....」
ミッシェル(それにしても花音さん、もしかして反射的にやってる?)
ミッシェル(だとしたらすごすぎるんですけど)
はぐみ「次ははぐみもやりたーい! それ!」シュ!
花音「ふぇぇ!!」ササ、ガシ、グルン
はぐみ「わぁ!」ズコ
こころ「次は私よ!」
ミッシェル「こらー、花音さんで遊ばないの!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/04(日) 01:14:14.45 ID:/OhVk0VA0<> 羽丘高校
リサ「これでよし、っと」
リサ「友希那、とりあえず作戦会議の日程連絡し終えたよ」
友希那「ありがとう、リサ。助かるわ」
リサ「これくらいどうってことないって」
友希那「後は彼女ね」
リサ「彼女?」
友希那「ええ、今回の喧嘩のことで今のうちに話をつけておかなくちゃいけない人よ」
リサ「それって....」
ガチャ
日菜「やっほー!」
友希那「来たわね」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/04(日) 01:19:57.21 ID:/OhVk0VA0<> リサ「日菜?」
日菜「おお、リサちーもいる。やっほー!」
リサ「やっほー、って、どうしてここに?」
日菜「どうしてって、友希那ちゃんに呼ばれたからだよ」
リサ「友希那が?」
友希那「ええ、そうよ」
日菜「それで、話って?」
友希那「花咲川に向けた作戦会議の前に決めておかなければいけないことがあるからよ」
リサ「決めておかなきゃいけないこと?」
日菜「えー? 何?」
友希那「どちらが紗夜と戦うか、よ」
日菜「そんなのあたしに決まってるよね?」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/04(日) 01:24:28.00 ID:/OhVk0VA0<> 友希那「悪いけど、私も紗夜と話したのよ。決着をつけましょうって」
日菜「.....ふーん、それで?」
友希那「私達のどちらかと戦えばおそらく片方とは戦えないわ」
友希那「だからどちらが戦うか決める必要があるはずよ」
日菜「悪いけどお姉ちゃんは譲らないよ」
友希那「私も約束があるわ」
日菜「.....」
友希那「.....」
リサ「ちょ、ちょっと二人とも!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/04(日) 01:27:56.36 ID:/OhVk0VA0<> 日菜「...はぁー、めんどくさい」
友希那「?」
日菜「だったらさ、ここでどっちがお姉ちゃんと勝負するか、決めようよ」
リサ「まさか、」
日菜「こっちの方が早いでしょ?」パキパキ
リサ「待って! 日菜!」
友希那「.....」
友希那「やっぱり、話し合いは無理だったようね」
リサ「え!? 友希那!?」
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/04(日) 01:32:08.05 ID:/OhVk0VA0<> 友希那「わかったわ」
リサ「ええ!?」
日菜「....」
友希那「だったら」
日菜「?」
友希那「紗夜に決めさせましょう」
リサ「へ?」
日菜「んん?」
友希那「喧嘩当日、紗夜が相手をする、っと決められた人が相手をする。それでどう?」
日菜「なるほど」
友希那「それなら文句はないはずよ」
日菜「うん! それでいいよ!」
リサ「いいんだ」
日菜「勿論! だって、お姉ちゃんは私を選ぶに決まってるもん!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/04(日) 01:41:05.80 ID:/OhVk0VA0<> 友希那「なら、そういうことで話は進めさせてもらうわよ」
日菜「いーよー」
友希那「話したかったのはこれだけだよ」
日菜「それじゃ帰るね。ばいばーい」スタスタ
リサ「友希那! ってっきり喧嘩するかと思ったじゃん!」
友希那「流石に今の時期に日菜とはやりたくないわね」
リサ「途中までそんな雰囲気だったよ!」
友希那「けどこれでとりあえず話し合いの時、突っかってくることはないわね」
リサ「まあ、確かに」
友希那「あとは、三年元トップさん達だけど....」
友希那「あの人達は一度こっちが勝ってるから少しは話を聞いてくれるはずだわ」
リサ「確かに」
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/04(日) 01:44:56.26 ID:/OhVk0VA0<> 友希那「こんなところかしらね」
リサ「...友希那はさ、紗夜が友希那と戦うことを選ぶって思ってる?」
友希那「少なくとも、私はそう願ってるわ」
リサ「そ、そっか。うん、だよね」
友希那「そして私が勝ち、紗夜を引き戻す、それだけよ」
リサ「うん、だよ....え?」
友希那「さ、本格的に作戦を考えないとね」スタスタ
リサ「ちょ、友希那ー! 今のもう一回言って!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/04(日) 02:03:02.69 ID:/OhVk0VA0<> 花咲川 教室
紗夜「.....」ボー
少し前
ゆり『そんな紗夜ちゃんにお願いがあるんだ〜』
紗夜『な、なんでしょうか?』
ゆり『今回の羽丘との戦い、その指揮を執って欲しいの』
紗夜『私が、ですか?』
ゆり『うん。そうだよ』
紗夜『どうして、ですか?』
紗夜『私より皆さんが執った方がみんな従いやすいと思いますが』
リィ『まあ、確かにそうかも知れないけど』
七菜『私達は四人、でしょ?』
ひなこ『だからだよ!』
紗夜『は、はあ?』 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/04(日) 02:11:19.15 ID:/OhVk0VA0<> リィ『私達は四人でこの学校のトップ』
七菜『つまり四人揃わないと本来の力を発揮できないの』
ゆり『けど、本番で私達四人が固まってるって効率が悪いでしょ?』
ひなこ『多分バラバラに動く羽目になると思うんだよね』
紗夜『そうかもしれませんが、しかし』
ゆり『その点、私達四人と一人で引き分け以上の紗夜ちゃんなら問題ないかな〜って』
リィ『みんなには私達から説明するから心配するな』
ゆり『それに、なにも学校のトップを背負ってくれ、なんて言ってる訳じゃないからね』
七菜『それは私達の役目』
ひなこ『紗夜ちゃんは作戦を考えて、みんなに指示を出してくれればいいから!』
紗夜『そういう、ことでしたら』 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/04(日) 02:14:52.51 ID:/OhVk0VA0<> ゆり『いきなりこんなこと言ってごめんね』
ゆり『けど、私達も勝ちたいからさ』
ゆり『これが最善!っていうならためらわずに使う』
ゆり『勿論、紗夜ちゃんの意見を尊重するけどね』
紗夜『.....』
紗夜『...いえ、わかりました』
紗夜『私でよろしければ、力を尽くさせてもらいます』 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/04(日) 02:20:10.99 ID:/OhVk0VA0<> 現在
紗夜(私は、私のために喧嘩をし、今回の羽丘との喧嘩もしようとしていました)
紗夜(しかし、他の方は皆、誰かのため、学校のために戦おうとしている)
紗夜(勿論、それが必ずしもいい、というわけではありませんが)
紗夜(今の私はロゼリアの氷川紗夜である前に花咲川の氷川紗夜)
紗夜(そうであるならば、今の私がすべきことは.....)
紗夜「もう私だけの喧嘩ではない、ということなのでしょうね」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/04(日) 02:21:18.97 ID:/OhVk0VA0<> 今日はここまで <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/11/04(日) 05:58:10.96 ID:EA2LuF3Ho<> 喧嘩ものなんて一回も人生で読んだことないのにこのSSすごい読み進めちゃう
面白い <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/05(月) 09:16:00.65 ID:ctdhYjBh0<> >>534
ありがとうございます!!
すごい嬉しいです! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/05(月) 09:29:37.69 ID:ctdhYjBh0<> 次の日 有咲蔵
香澄「....」
香澄『サークリング!!』
蘭『甘いよ!』ガシ
紗夜『時間がかかりすぎです。どれだけ打たれ強かろうと、段々強くなろうと、その前にやられれば意味がありません』
香澄(今までの私はあまり回避とか、受け止めるとかしないでただ単にやり合ってただけ)
香澄(自分の喧嘩の体質に頼って、ただ慢心してたんだ。中学まではそれで勝てたから)
香澄(けどもし蘭ちゃんや、可能性としてロゼリアのリーダーさんと戦うことになったら今のままじゃだめ)
香澄(強くなる、というよりは隙をなくする、って考えた方がいいかのかもしれない)
香澄「まあ、一週間で出来ることなんて限られてるけどね」
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/05(月) 09:36:43.94 ID:ctdhYjBh0<> 有咲「ふわぁ〜、おはよー」
香澄「あ、おはよう。有咲」
有咲「おまえ、朝早いな」
香澄「まあね。他のみんなは?」
有咲「昨日の遅くまでの特訓の疲れでまだ寝てるよ」
香澄「有咲はいいの?」
有咲「そりゃ、疲れてるけど、目が覚めちまってな」
香澄「そっか」
有咲「そういうおまえこそ早起きじゃん」
香澄「私は少し考え事」
有咲「はぁ? またかよ」
香澄「どうやったら強くなれるかな、って」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/05(月) 09:51:59.99 ID:ctdhYjBh0<> 有咲「へぇ〜、お前でもそんなこと考えるんだな」
香澄「それはそうだよ。羽丘との喧嘩ことを考えたらなおさらね」
有咲「そうだけどよ。なんかお前らしくないな」
香澄「そんなこと言われても。今のままじゃ私はみんなのことを守れないし...」
沙綾「誰が守って、なんて頼んだの?」
たえ「逆に香澄が頼ってきそう」
りみ「おたえちゃん、それはないんじゃないかな?」
香澄「みんな」
有咲「そうだぞ、香澄」
有咲「自分の身ぐらい自分で守るさ。多分」
香澄「多分なんだ」
沙綾「そうそう。だからそんなことで悩んでないでどうやったらテストの赤点回避できるか悩んだ方がいいよ」
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/05(月) 10:03:32.93 ID:ctdhYjBh0<> 香澄「うっ...」
りみ「今日テストだもんね」
たえ「私、国語だけは完璧かも」
沙綾「だけ、なんだ」
有咲「いやいや、国語こそだめだろ」
香澄「...確かになるようになるしかないもんね」
たえ「テストが?」
香澄「テストもだけど! 喧嘩の方!」
沙綾「そうそう」
有咲「もし香澄が勝てなさそうだったら私達が手伝ってやるよ」
りみ「私達はポッピンパーティーだからね!」
香澄「...ありがとう、みんな」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/05(月) 10:09:22.89 ID:ctdhYjBh0<> 羽丘編 終了です
次から全面対決編です
今日か明日の夜には投稿します <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/07(水) 10:44:12.45 ID:mbZL2zR/0<> 学校
香澄「うへぇ〜、終わった−」
沙綾「テストお疲れ」
たえ「りみ、補習っていつだっけ?」
りみ「おたえちゃん、諦めるの早いよ」
有咲「おーい」
香澄「あ、有咲」
有咲「早く行こうぜ」
沙綾「三年生の教室、だったね」
たえ「またボコられたりして」
りみ「そんなことないよ!」
香澄「それじゃ、行こっか」
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/07(水) 10:51:31.48 ID:mbZL2zR/0<> 羽丘
モカ「お疲れ様でした〜」
つぐみ「午前授業って楽でいいね!」
ひまり「いつもならここで帰るんだけど」
巴「今日は用事があるからな」
蘭「めんどくさいけどね」
モカ「場所は...二年生のみたいだよ」
蘭「湊さんがトップなんだしそうでしょ」
巴「ほんじゃ、さっさと行こうぜ」
ひまり「それじゃあ、みんな! レッツゴー!」
つぐみ「ひまりちゃん、張り切りるところじゃないよね?」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/07(水) 10:56:25.26 ID:mbZL2zR/0<> 花咲川 三年教室
香澄「失礼します」ガラガラ
ゆり「お、きたきた」
七菜「これで全員かな」
リィ「うちのバカを除いてね」
ガラガラ!
ひなこ「ごめーん! ちょーっと、おトイレに!」
リィ「大きな声で言うな!」
七菜「はぁー、私達の威厳が」
ゆり「もはやあってないような物だけどね」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/08(木) 08:51:51.15 ID:5rqRBqT00<> 羽丘 二年教室
蘭「失礼します」ガチャ
友希那「来たわね」
リサ「そっちに座ってね」
モカ「了解で〜す」
つぐみ「モカちゃん、先輩なんだしここは...」
三年モブ「随分と遅いな、一年」
ひまり「え、えーと」
三年モブ「やれやれ」
巴「これでも急いだんですけどね」
友希那「その辺にしてもらえるかしら」
三年元トップ「そうだ。さっさとはじめな」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/08(木) 09:06:20.39 ID:5rqRBqT00<> 羽丘
ゆり「それじゃ、皆揃ったし始めようか。作戦会議」
ゆり「知ってると思うけど私、グリッターグリーンの牛込ゆりが仕切らせてもらうよ」
ゆり「いよいよ一週間後、羽丘との全面対決になるわけだけど今日話し合うのはそれについて」
ゆり「簡単な説明、それと向こうの三年と話し合った最低限のルールから話そうかな。七菜、よろしく」
七菜「いつもこの時期に羽丘と花咲川はその年どっちが強いか決めるため喧嘩をしてるわけだけど」
七菜「今回は第100回目ということで今までとは少し勝敗の決め方を変えることになったの」
香澄「あの、ちなみに今まではどうやって決めていたんですか?」
リィ「去年まではお互いのトップを倒せば勝ちだった」
有咲「それが普通、ですよね?」
沙綾「確かに」
七菜「そう。それで今までやってきて結果は前にも言ったとおり一回引き分けがあり」
七菜「49勝49敗、完全な互角となってるの」
ひなこ「あくまでトータルだからその年その年でちゃんと勝ち負けは出てるけどね」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/08(木) 09:12:32.44 ID:5rqRBqT00<> 羽丘
三年元トップ「けどキリがいい今回の喧嘩でよりわかりやすく勝ち負けをはっきりさせようとってことで」
三年元トップ「勝敗の決め方を変えたわけだ」
蘭(てっきり湊さんが仕切るのかと思ったけど)ボソ
つぐみ(向こうの三年生と話し合ったのはあの人だから説明してるんじゃないかな?)ボソ
三年元トップ「そして今回の喧嘩と決着の付け方は...」
花咲川
ゆり「相手の学校の中にある校章を壊すこと」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/08(木) 09:17:29.89 ID:5rqRBqT00<> 花咲
香澄「校章を、壊す?」
ゆり「そう。私達の三年の教室前のスペースに飾れてあるあの校章」
千聖「壊せるのですか?」
七菜「残念なことにそんなにいい物じゃないらしいからね」
リィ「地面に強くたたきつけられると、壊れる」
ひなこ「そしてそれは向こうも同じ」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/11(日) 15:14:57.68 ID:K56P12A+0<> 羽丘
三年元トップ「うちの高校の校章は校長室にある」
三年モブ「それが割られると負け、ってことですね」
三年元トップ「そういうこと」
ひまり「あの、校章なんて壊して、その、叱られませんかね?」
三年モブ「はぁ? お前先公に叱られるのが叱られるのが怖いのか?」
三年モブ「それでよく喧嘩やろうとしてるね」アハハ
蘭「....」ギロ
三年モブ「...何か?」
友希那「後にしてくれないかしら。まだ話の途中よ」
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/11(日) 15:24:47.29 ID:K56P12A+0<> 花咲川
ゆり「ま、壊されたら、壊された方のせい」
ゆり「つまり負けたらもれなく先生のお説教付きだよ」
彩「うわ! それは嫌だよ!」
こころ「壊れたら新しいの用意すればいいじゃない?」
はぐみ「なるほど! それだよ!こころん!」
こころ「何ならもっとみんながハッピーになれるようなデザインに...」
美咲「あのね! そういう問題じゃないの!」
花音「けど、校章を割ったら勝ちってことは」
千聖「喧嘩する場所は学校、ということですか?」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/11(日) 15:31:35.86 ID:K56P12A+0<> 羽丘
友希那「そうよ」
友希那「今回の喧嘩は花咲川と羽丘の学校、二カ所で行われるわ」
日菜「二カ所で?」
麻弥「ということは」
薫「私達も二つに分かれる、ということだね?」
友希那「ええ、そういうことよ」
巴「みんな集まってやり合うんじゃないのか?」
つぐみ「校章を壊しに花咲川に攻める人と」
つぐみ「校章が壊されることを防ぐためこの学校で守る人に分かれる、ってことなんじゃないかな?」
友希那「その通り」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/11(日) 15:39:21.33 ID:K56P12A+0<> 花咲川
ゆり「と、ざっくり説明するとこんな感じだけど、何か質問ある?」
紗夜「特にありません」
こころ「大丈夫よ!」
香澄「えーと、簡単に言うと向こうに校章を壊される前に」
香澄「こっちが向こうの校章を壊せばいいんだよね?」
有咲「ま、そんなとこだな」
たえ「学校に殴り込み....いい!」
りみ「おたえちゃん、嬉しそう」
沙綾「そのメンバー分けは決めてあるんですか?」
ゆり「そのことなんだけど」
ゆり「今回の喧嘩、その作戦および指揮を紗夜ちゃんに執ってもらうことになったから」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/11(日) 15:45:51.28 ID:K56P12A+0<> 三年モブ達「「!!」」
香澄「え!?」
有咲「マジか!?」
美咲「本当に?」
彩「紗夜ちゃん、すごい!」
三年モブ「待ってください!」
三年モブ「グリッターグリーンが指揮を執るんじゃないんですか?」
ゆり「ううん、紗夜ちゃんに執ってもらうことにしたの」
三年モブ「それは、その紗夜というやつの方が強いから、ですか?」
ゆり「....」
燐子「....」ギュッ
りみ(お姉ちゃん..) <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/11(日) 15:52:15.44 ID:K56P12A+0<> ゆり「私達と紗夜ちゃんはほぼ互角、だよ。それに別にそういう理由で紗夜ちゃんに頼んだわけじゃない」
ゆり「私達花咲川が勝つために最善の手を使う、それだけだよ」
三年モブ「けれど...」
ゆり「指揮を任せるだけでリーダーは私達。あくまで紗夜ちゃんは、何というか、参謀? かな?」
ひなこ「参謀! いいじゃん!」
リィ「物はいいようだな」
ゆり「いや、他にいい言い方がなくて」
紗夜「ふふ」
燐子「紗夜さん!?」
紗夜「わかりました。参謀、しっかりと務めさせてもらいます」
ゆり「うん、よろしくね」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/11(日) 15:56:07.87 ID:K56P12A+0<> 有咲(何か紗夜さんとグリグリの人達仲良くね?)ボソ
沙綾(だよね? 何かあったんだろうけど)ボソ
ゆり「ということなんだけど、どうかな?」
三年モブ「...わかりました。そういうことなら」
ゆり「さて、後はないかな?」
ゆり「ないなら作戦並びにメンバー分けを紗夜ちゃんからお願いするよ」
紗夜「はい」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/11(日) 16:03:17.06 ID:K56P12A+0<> 羽丘
友希那「作戦とメンバーについてはこちらでもう決めてあるわ」
友希那「原則したがってもらうけど、異議があるなら後で私に言ってちょうだい」
友希那「始めに言っておくけど、私はこの喧嘩になんとしても勝つつもりよ。そのためにも各自しっかりと自分の役割をしてもらうわ」
花咲川
紗夜「始めに、皆さんの中には私のことをまだ信用しきれてない人がいると思いますが」
紗夜「私はこの喧嘩に、羽丘になんとしても勝つつもりです。そこだけは信じてもらって構いません」
紗夜「ある程度はこちらで決めましたが異論がある場合は言ってもらって構いませんので」
紗夜「ではまずはメンバーの方から」
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/11(日) 16:12:57.63 ID:K56P12A+0<> 紗夜「まずこの学校の守りから。校章前にはグリッターグリーンの皆さんにいてもらいます」
ゆり「了解」
紗夜「基本、守りの指示は皆さんに任せます」
七菜「わかったわ」
ひなこ「守りか〜」
リィ「私達が最後の砦なんだからしっかりするんだぞ」
ひなこ「わかってるって」
紗代「そして、三年生の半分、一年生の半分ほどをこの学校の守備に回します」
彩「フムフム...あれ?」
有咲「ということは、まさか」
紗夜「攻撃は二年生全員と残りの三年生と一年生です」
「「ええー!?」」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/11(日) 16:25:30.26 ID:K56P12A+0<> 羽丘
友希那「まずはメンバーについてだけど、三年元トップさん」
三年元トップ「何?」
友希那「貴方には校章の前の守りをお願いするわ」
三年元トップ「...へー、ってきりあんたがやると思ったけどね」
友希那「私には別にやることがあるので」
三年元トップ「あっそ。ま、負けたんだし、一応従ってやるよ」
友希那「お願いするわね」
友希那「そして残りの守りのために二年生全員と三年、一年の半分をこの学校に残すわ」
三年モブ達「「はぁ!?」」
モカ「それってもしかして〜」
リサ「残りの攻撃には」
友希那「花咲川への攻撃は三年と一年の残り半分にいってもらうわ」
「「はぁ!?」」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/11(日) 16:34:08.73 ID:K56P12A+0<> すみません、いったん中断です
頑張って夜から再開します <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/11/11(日) 22:43:49.96 ID:inLz8l0to<> おつおつ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/11/12(月) 00:04:07.68 ID:ZihhN/tRo<> ロゼリアは入れ違いか <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/11/12(月) 00:04:55.98 ID:ZihhN/tRo<> ごめん勘違いした <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2018/11/12(月) 00:12:35.50 ID:uzV7YS/PO<> お前にとっての夜は何時からだ?
待つ身は辛いのぉ <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/12(月) 02:04:03.42 ID:fg5VyXii0<> 本当にすみません!
今からやります <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/12(月) 02:12:35.23 ID:fg5VyXii0<> 花咲川
紗夜「細かい指示は実際に羽丘に行ったとき出ないと出せませんがいくつか言っておくことが...」
美咲「あ、あの! ちょっといいですか?」
紗夜「はい、えっと...奥沢さん? でしたね。どうぞ」
美咲「その、攻撃に人数を割きすぎじゃないですか? 守る人数が少なすぎるような...」
ひなこ「それ、私も思った! 私達がいるから何とか出来なくもないけど」
七菜「確かにバランスは悪いわね」
紗夜「確かにそれは承知です。ですが後ほど人数を微調整することはあっても基本的にはこの人数比を変えるつもりはありません」
香澄「それはどうしてですか?」
紗夜「向こうはきっと守備固め、守りに力を入れてくるはずだからです」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/12(月) 02:23:01.88 ID:fg5VyXii0<> 羽丘
友希那「誰が攻めるか、というのは各学年で決めてもらって構わないわ。ただし、今の時間内に...」
三年モブ「ちょっと待ちな!」
友希那「異議は後で、っと言ったはずですが?」
三年モブ「その前ちゃんと説明して! どういうつもり!?」
三年モブ「せっかくの大喧嘩なのに守りを固める? ここにきて怖じ気づいたの?」
三年元トップ「湊、確かにこれは変だろ。ちゃんと説明しな」
蘭「なんでそんなに守りが多いんですか?」
友希那「...そうね、作戦も含め説明してしまった方が良さそうだわ」
友希那「まず始めに向こうはをきっと攻め重視、攻撃に力をいれてくるはずよ」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/12(月) 02:29:17.45 ID:fg5VyXii0<> 花咲川
有咲「守りが多いから、こちらも攻めの人数を多くする、ってことですか?」
紗夜「そうですね。簡単に言うとその通りです」
美咲「何というか、少し単純すぎませんか?」
紗夜「言いたいことはわかります。ですがおそらくこれが勝つための最善ではないかと」
紗夜「それに皆さんに聞きますがせっかくの喧嘩ですのに守って勝ちたいですか?」
たえ「学校に攻め込みたいです!」
沙綾「おたえ、さっきからそればっか」
こころ「わかるわ! その気持ち!」
美咲「こころは」
香澄「実際にやってるもんね」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/12(月) 02:39:27.13 ID:fg5VyXii0<> 紗夜「そういうことです。私自身も攻めて勝ちたい、という思いが強いので」
紗夜「ただし、各学年で誰が攻めで誰が守るかはしっかりと決めてもらいます」
紗夜「いかがでしょうか?」
ゆり「う〜ん、ま、とりあえずメンバー決めしよっか」
美咲「一応、納得はしました」
有咲「とりあえず、了解です」
紗夜「ありがとうございます」
紗夜「それではメンバー決めに移ります」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/12(月) 02:53:28.69 ID:fg5VyXii0<> 羽丘
友希那「そしてそれを、敵の攻撃を真っ向からねじ伏せ、その上で校章を壊す」
友希那「それでこそ完全勝利。向こうより先に校章を壊す、では足りないわ」
薫「なるほど。花咲川の攻撃を完全に封じ、その上で勝利すると」
友希那「そういうことね。幸いこの学校と向こうの学校は歩いて移動できる距離にあるわ」
友希那「攻めてきた人達を完全に倒した後、最低限の人数を残しあちらに攻め込む」
友希那「これが私の考えてる大体の作戦よ」
三年元トップ「....」
ひまり「あの、それだったら最初から全員で守ってた方がいいんじゃないですか?」
友希那「喧嘩で守ってるだけ、なんてそんなの相手からしたらつまらないでしょ?」
友希那「それにみんながみんな、私の作戦に賛同しないことくらいわかってるわ」
友希那「だからこそ攻めたい人に攻めさせる。ただし、決めてある人数は各学年残してもらうわ」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/12(月) 03:00:11.59 ID:fg5VyXii0<> 友希那「さて、大体は説明したけど他に何かあるかしら?」
日菜「はいはーい!」
友希那「日菜、何?」
日菜「私との約束覚えてる?」
友希那「ええ、勿論」
日菜「だったらさ、どうして私達どっちも守りなの?」
日菜「お姉ちゃんに会いに私は攻めたいんだけど」
友希那「紗夜は必ず攻めてくるわ」
友希那「自分の手で決着をつけたがる。そうでしょ?」
日菜「うーん」
友希那「それに紗夜が貴方に会いに来ると考えたらどう?」
日菜「それはもう最高!!」
日菜「はぁ〜、やっぱりお姉ちゃんは私と惹かれ合う運命なんだね」
友希那「一応私と戦うかもしれないのだけど...」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/12(月) 03:05:26.31 ID:fg5VyXii0<> 友希那「解決した、ということでいいかしら?」
日菜「うん! OK!」
友希那「良かったわ。それで他には?」
友希那「何のならメンバーを決めてもらうわよ」
友希那「各学年、今の時間内に決めてちょうだい」
モカ「良かったの? 蘭?」
蘭「何が?」
モカ「攻撃の人数が少ないこと不満そうだったから〜」
蘭「別にいいよ。私が攻めれるんだし」
蘭「湊さん達が来る前に私が校章を壊してみせる」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/12(月) 03:15:52.29 ID:fg5VyXii0<> 花咲川
紗夜「....とりあえず今の段階ではこういう振り分けということで」
攻め
三年 モブ達
二年 紗夜 燐子 彩 千聖 その他
一年 ポッピンパーティー イヴ その他モブ
守り
三年 グリッターグリーン その他残りモブ
二年 花音(ハロハピで動くことになったので)
一年 こころ 美咲 はぐみ チスパ その他残りモブ
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/12(月) 03:20:53.60 ID:fg5VyXii0<> 羽丘
友希那「...ではこれでいいかしら?」
攻め
三年 モブ達
二年 なし
一年 アフターグロウ その他モブ
守り
三年 三年元トップ その取り巻き その他モブ
二年 友希那 リサ 日菜 薫 麻弥 残り全員
一年 あこ(中等部だけど特別に) <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/12(月) 03:22:14.51 ID:fg5VyXii0<> ここまでで
遅くなってしまって本当にすみません! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/14(水) 22:59:24.89 ID:33Ch32+10<> イヴ「ポッピンパーティーの皆さん! 一緒に頑張りましょう!」
りみ「よろしくね。イヴちゃん!」
たえ「やった! 殴り込み!」
こころ「あら? 美咲! 私達はもしかして学校に残るのかしら?」
美咲「そうだよ。羽丘の人達からこの学校の校章を守るの」
こころ「そんなのつまらないわ! 私達も攻めましょ!」
美咲「役割が決まってるの! どうしても行きたいなら攻めてくる羽丘の人達みんな倒してからにしてよね」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/14(水) 23:12:02.33 ID:33Ch32+10<> 彩「二年生全員攻め、か。なんかもう今から緊張してきたよ」
千聖「早すぎよ。それに彩ちゃんなら大丈夫よ」
彩「え? そ、そうかな? えへへ、ありがとう。千聖ちゃん!」
千聖「どういたしまして」
千聖(それより)
千聖「花音。あなた...」
花音「千聖ちゃん。うん。学校に残って守りだよ。千聖ちゃんとは別々になっちゃったね」
千聖「...そうね。その、花音。もし良ければ私から...」
花音「だけど大丈夫。私もね、少しは強くなったから。前のように千聖ちゃんに守られてばっかりの私からは少し進んだの」
千聖「...」
千聖(花音...)
花音「だからこっちは任せて攻撃の方、よろしくね!」
千聖「...ええ、まかせて」
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/14(水) 23:39:34.27 ID:33Ch32+10<> 夏希「沙綾」
沙綾「ナツ」
夏希「頼んだよ。ぶっ飛ばしてきてね」
沙綾「そっちこそ。気づいたら壊されてました、なんて勘弁だからね」
夏希「当たり前じゃん」
沙綾「それと...」
夏希「アフターグロウのこと、でしょ?」
沙綾「うん」
夏希「軽く聞いたよ。沙綾もボコられたんだって?」
沙綾「なんか嬉しそうじゃない?」
夏希「そんなことないよ。もしこっちに来たら代わりにボコってあげるからさ」
沙綾「それはどーも! 代わりにあっちにいたらギッタンギッタンにしといてあげる!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/14(水) 23:49:02.75 ID:33Ch32+10<> 有咲「私達は攻め、だな」
香澄「うん。正直良かったよ。守りなんてガラじゃないしね」
有咲「そうだな」
香澄「それにポッピンパーティーみんなで動けるのも助かる」
有咲「紗夜さんがすでにあるグループはまとまって行動しろ、って言ってたし」
香澄「それより羽丘の学校どこにあるのか詳しい位置とか知らないんだけど」
有咲「...私も」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/14(水) 23:59:42.86 ID:33Ch32+10<> 紗夜「だいたいの振り分けはこんなものです」
ゆり「ありがと」
リィ「それよりこの人数比で本当に大丈夫なのか? 」
紗夜「勿論不安はありますが、それでもこれしかないと思っています」
七菜「まあ、任せたのは私達だしね。いまさらどうこうは言わないでおきましょう」
ひなこ「りょーかい!」
ゆり「守りの指示は私達がとるから、そっちのことはよろしくね。何かあったら連絡を」
紗夜「携帯の電源は入れておきますので」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/15(木) 00:40:28.77 ID:NEU4Zp2h0<> 羽丘
蘭「予定通り私達は攻めだね」
巴「よっしゃ! 今からたぎってきたぜ!」
モカ「まだ一週間もあるよ〜」
つぐみ「がんばろうね!」
ひまり「うん!」
リサ「改めて見ても守りに戦力が集中してるね」
友希那「そういう風に分けたから、当然よ」
リサ「あこも参加するって言ってたし」
友希那「あこは普通の中学生とは違う。高校の喧嘩に参戦しても問題ないわ」
リサ「あとは私達の問題だね」
友希那「ええ」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/15(木) 00:48:37.46 ID:NEU4Zp2h0<> 日菜「麻弥ちゃんに薫君も守りだね! 一緒にがんばろー!」
麻弥「二年生はみんな守りですからね」
薫「ともに頑張ろうじゃないか」
日菜「あ〜、あと一週間か。早く来ないかな〜」
麻弥「そういえば家で紗夜さんと喧嘩の話とかするんですか?」
日菜「うーうん。しないよ。家だと一緒にテレビ見たりご飯食べたりで、喧嘩の話はしないの」
麻弥「そうなんですか?」
薫「姉妹で仲が良いことはいいことだ」
日菜「勿論! なんたって私達は好き好き同士なんだから!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/15(木) 00:59:21.91 ID:NEU4Zp2h0<> 花咲川
紗夜「さて、皆さん。それでは最後に少しだけ」
紗夜「日付は一週間後。時間は12時からスタートします。攻撃の方々は羽丘女子学院の校門前に集合してください」
紗夜「守りの方々は何時に来ても構いませんが12時にはしっかりと構えておいてください」
紗夜「ないとは思いますがダラダラ長引いてしまうことを防ぐため時間は2時間、14時までとしています」
羽丘
友希那「その日は学校の設立記念日で部活も休み、先生もいないはずよ」
友希那「勝敗はさっき言ったとおりどちらかの校章が割られたかで決める」
友希那「それを踏まえた上で私達は向こうの攻めを完全に抑え、完全な勝利を目指すわ」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/15(木) 01:10:59.19 ID:NEU4Zp2h0<> 花咲川
紗夜「私達はシンプルに攻撃を多くして、攻め勝ちます」
紗夜「といっても守りをおろそかにするつもりはありません。数こそ攻めの方が多いですが戦力的にはそれほど差があるわけではないと思います」
紗夜「攻めも守りも、一人一人が全力を出さなければ勝てないでしょう」
紗夜「私から言うことは一つだけ」
羽丘
友希那「皆、自分が何をするのかなんて今更言われなくても分かってるはずよ」
友希那「だから一言だけ」
紗夜「必ず勝ちましょう」
友希那「勝つわよ」
香澄「...」グ!
蘭「...」ギュ! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/15(木) 01:19:01.20 ID:NEU4Zp2h0<> 有咲 蔵
たえ「必殺技の特訓しよ!」
有咲「はぁ?」
りみ「おたえちゃん? いきなりどうしたの?」
沙綾「とりゃ!」シュ! バシ!
香澄「ほっ! っと!」ヒョイ、スカ
沙綾「今日はやけに躱すね!」グル、ビュン!
香澄「躱す、だけじゃないよ」ス..ガシ!
沙綾「やば!」ダッ!
香澄「おっ、いい反応」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/15(木) 01:27:05.88 ID:NEU4Zp2h0<> 沙綾「へへ、まーね。それより香澄、今日は消極的じゃない?」
香澄「ん? そうかな? まあ、ちょっとね」
沙綾「...」ジー
香澄「別に悩んでるとかじゃないよ。ただ..」
沙綾「ただ?」
香澄「私って少しやられないと上がってないでしょ? 今度の喧嘩は一対一じゃない。一人倒せばいいって分けじゃないし」
香澄「そう考えるとちょっとでも体力を温存したり、傷を負わないようにしようかなって」
沙綾「なるほど」
香澄「まあ、土壇場になったらそんなこと忘れちゃうだろうけど」
沙綾「いや、その通りかもね。意識するだけでも変わると思うし」
有咲「おーい! 二人とも! ちょっときてくれ!」
りみ「おたえちゃんが必殺技! だって」
たえ「はぁ! サンダートルネードパーンチ!!」
有咲「ださ! って、こっちくんな!」
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/15(木) 01:31:03.84 ID:NEU4Zp2h0<> りみ「ええい!!」パンチ!!!
ビュン!!!
香澄「!? わぁ!」バッ!
りみ「もう一回!」スウ
香澄「遅い!!」ダッ!
りみ「わ! え、えい!」シュ!
香澄「ほ!」バシ
りみ「わわ!」
香澄「へへ、残念」
りみ「ま、まだ!」グググ
香澄「うっ、ぐぬぬ」グググ
香澄(りみりん、力強!) <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/15(木) 01:39:09.32 ID:NEU4Zp2h0<> たえ「サンダースパーキングフラッシュ!!」キック!
有咲「マジでそういう名前やめてくれ」ヒョイ
沙綾「しかもただのキックだし」
たえ「まだまだ!」
沙綾「それにしても必殺技か」
有咲「なんだ、沙綾も何かやるのか」
沙綾「ふふ、実は一ついいのがあるんだ〜」
有咲「うわ、マジかよ」
沙綾「まだ練習中だけどね」
有咲「...私も考えようかな」
沙綾「必殺技は喧嘩の花だからね」
たえ「肉厚ハンバーグ!」パンチ!
有咲「....喧嘩の花」
沙綾「...こっち見ないで」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/15(木) 01:41:39.27 ID:NEU4Zp2h0<> 事務所
彩「ええ!? この日にお仕事、ですか?」
マネジャー「そうなの、急な変更でごめんね」
彩「あ、い、いえ」
マネジャー「何かまずかったかしら?」
彩「だ、大丈夫です!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/15(木) 01:49:09.01 ID:NEU4Zp2h0<> 彩「どうしよう! 千聖ちゃん! お仕事になっちゃった!」
千聖「そう、良かったじゃない」
千聖(これでいいわ。流石に今回の喧嘩じゃ彩ちゃんのラッキースキルも働かないでしょ)
千聖(私もつきっきりは出来ないし、何より喧嘩をさせなくて済む)
千聖(本当は花音も何とかしたいのだけれど...)
花音『前みたいに千聖ちゃんに守られてばっかりの私から少し進んだの』
千聖(...花音。貴方は)
彩「せっかくみんなのために頑張ろうと思ったのに」
千聖「仕事なら仕方ないじゃない」
彩「ちなみに千聖ちゃんは?」
千聖「残念ながら、お休みよ」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/15(木) 01:52:06.67 ID:NEU4Zp2h0<> 彩「そっか」
千聖「いいから彩ちゃんは仕事に集中! 喧嘩と仕事、どっちがやりたいかなんてはっきりしてるでしょ?」
彩「そ、それは勿論!」
千聖「ならいいの。喧嘩なんてしない方がいいんだから」
彩「千聖ちゃん...」
マネジャー「千聖さん、準備お願いします」
千聖「はい、今行きます」
千聖「それじゃあね」
彩「う、うん」
彩「...」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/15(木) 01:56:28.42 ID:NEU4Zp2h0<> 薫「ふっ!」
薫「はぁ!!」
麻弥「薫さん、そろそろ下校時刻です」
薫「おや? もうそんな時間か。すまない、麻弥」
麻弥「いえいえ、これどーぞ」タオル
薫「ありがとう」フキフキ
麻弥「最近、随分力入ってますね。演劇を早めに切り上げたりして」
薫「ああ、今度の戦い、絶対に負けられないからね」
麻弥「なるほど、学校のため、ですか。すごいですよ、薫さんは」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/15(木) 02:00:20.55 ID:NEU4Zp2h0<> 薫(学校のため、か)
薫「少し違うが」ボソ
麻弥「え?」
薫「いや、何でもない。さて、帰ろうか」
麻弥「はい!」
薫(千聖、いよいよ決着をつける時が来たみたいだね)ギュ! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/15(木) 02:08:10.64 ID:NEU4Zp2h0<> こころ「美咲ー!」
美咲「はいはーい!」
こころ「さぁ! 特訓しましょ!」
美咲「ええ!? それなら私じゃなくて別の人に...」
こころ「ダメよ! 最近貴方ふらふらってどっか行っちゃうじゃない!」
美咲「うん、いつもすぐそばにいますよ」
こころ「貴方はハロハピのメンバーなんだから今回の喧嘩、頑張るわよ!」
美咲「はいはい」
こころ「そうだ! ミッシェルも呼びましょう!」
美咲「だから私がミッシェルで...ってもういいや」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/15(木) 02:11:58.67 ID:NEU4Zp2h0<> ミッシェル「おまたせ〜」
こころ「ミッシェル!」ダキ
ミッシェル「わっとと」
こころ「よく来てくれたわ! さあ、特訓...あら?」
ミッシェル「どうしたの?」
こころ「美咲がいなくなったわ」
ミッシェル「うげ」
こころ「一体どこに行ったのかしら?」
バ! ザザ!
美咲「ご、ごめん、ちょっとね」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/15(木) 02:14:24.13 ID:NEU4Zp2h0<> こころ「美咲! 探したわよ!」
美咲「探したって、首を左右に振っただけじゃん」
こころ「そうだわ! 貴方まだミッシェルと会ってないでしょう?」
美咲「うげ」
こころ「ミッシェル! この子が...ってあら?」
美咲「ああ! もう!
バ! ザ!ザザ!
ミッシェル「ご、ごめんね〜」ハァハァ
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/15(木) 02:17:34.35 ID:NEU4Zp2h0<> こころ「あ! いたわね。美咲、これがミッシェル...あら?」
ミッシェル「あー! もう!」
バ! ザザ!ザザ!
こころ「美咲」
美咲「はい」ザ!
こころ「ミッシェル」
ミッシェル「はい」ザ!
こころ「ミッシェル」
美咲「はい!」ザ!
こころ「? 貴方は美咲よ?」
美咲「もういい加減にして!!」ハァハァハァ <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/15(木) 02:21:02.85 ID:NEU4Zp2h0<> 美咲「こころ絶対わかってるでしょ!」
こころ「今分かったわ」
美咲「...え? 本当に?」
こころ「美咲、貴方ミッシェルと仲悪いのね!」
美咲「...そうきたか」
こころ「メンバー同士で嫌い合ってるなんてダメだわ! 私が仲直りさせてみせる!」
美咲「いや〜、あの」
こころ「とりあえず二人で向かい合って、それから..」
美咲「もう勘弁してー!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/15(木) 02:21:28.98 ID:NEU4Zp2h0<> 今日はここまでで <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2018/11/17(土) 17:25:58.98 ID:vSYxe3AGO<> 気長に待つから無理せず頑張って <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/18(日) 17:04:15.18 ID:dAqk3tJI0<> >>598
すみません。ありがとうございます!
夜の12時頃には書きます! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/19(月) 00:15:27.73 ID:KPTCzH/u0<> 蘭「ただいま」ガチャ
蘭父「こんな時間までどこ行ってた」
蘭「....別に」
蘭父「変なチンピラどもと一緒にいたんじゃないだろうな」
蘭「!! みんなはチンピラなんかじゃない!」
蘭父「ふん、どうだかな」
蘭「!!」ギリ
蘭父「華道も中途半端にしてるようなお前だ。どうせ今やっていることも途中で投げ出すんだろう?」
蘭「もういい!!」
蘭「近いうちに私が遊びじゃないって証明してみせる!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/19(月) 00:26:08.86 ID:KPTCzH/u0<> 蘭部屋
蘭「あー! もう!」ガツン!
蘭「はぁー」ゴルン
蘭「...」
中学
ひまり「あ! クラス分けあるよ! 見に行こ!」
巴「ひまりは元気だな」
つぐみ「けどドキドキするよね」
モカ「モカはいつも通り〜」
蘭「私も」
ひまり「あった! どれどれ〜」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/19(月) 00:29:29.23 ID:KPTCzH/u0<> 蘭「...」
巴「蘭だけ」
つぐみ「別のクラスに」
ひまり「なっちゃた」
モカ「小学校からの連続記録が〜」
つぐみ「モカちゃん!」
蘭「...」スタスタ
ひまり「蘭!?」
蘭「私の教室に行く。また放課後にね」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/19(月) 00:33:36.98 ID:KPTCzH/u0<> 蘭「...あっ」
蘭父「また切りすぎだ」
蘭「はい」
蘭父「これで今日5回目。直す気はあるのか?」
蘭「あり、ます」
蘭父「やれやれ、少し休憩したらまた再開する」テクテク
蘭「...」
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/19(月) 05:44:05.81 ID:2s9WI9n60<> 屋上
モカ「蘭、はっけーん」
蘭「モカ。授業中でしょ?」
モカ「それは蘭もだよ」
蘭「それは、そうだけど」
モカ「最近蘭が蘭らしくなくてさ〜」
蘭「私らしくない...]
モカ「やっぱり一人はさみしいのかな?」
蘭「そんなこと...いや、そうかもね」
モカ「お?」
蘭「私はみんなとクラスが変わって一人にんなって、その、さみしい、かも」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/20(火) 15:52:37.07 ID:G04uI0a50<> ガチャ、バタン
巴「そんなことじゃないかと思ったぜ」
ひまり「蘭は素直じゃないからね」
つぐみ「蘭ちゃんらしいけどね」
蘭「みんな...」
モカ「蘭の考えなんてお見通しなのだ〜」
蘭「なんか悔しい」
つぐみ「けどその通りだよね。今までずっと一緒だったのに」
ひまり「うん...あ、それならさ! 五人で何か始めない!?」
巴「何かって何だよ」
ひまり「この学校に合わせるなら、喧嘩、かな?」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/20(火) 15:58:55.23 ID:G04uI0a50<> 現在 蘭 部屋
蘭(あの時、ひまりの何気ない提案から始まった今のアフターグロウだけど)
蘭(私は、今のアフターグロウが好き。だから...)
蘭「何としても父さんに証明する。今やってることはくだらなくなんかないって」
蘭「あの日、夕焼けにみんなで誓った約束のためにも」ギュ! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/20(火) 16:07:48.81 ID:G04uI0a50<> 友希那 家
友希那「ただいま」
友希那母「おかえり、ご飯は?」
友希那「いらない」スタスタ
友希那父「やれやれ」
ガチャ
リサ「あのぉ、失礼します」
友希那父「リサちゃんじゃないか。どうしたんだい?」
リサ「あ、お邪魔します」ペコ
リサ「ちょっと友希那の忘れ物を届けに」
友希那父「それはすまないね。今呼んでくるよ」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/20(火) 16:10:16.86 ID:G04uI0a50<> リサ「ああ! 大丈夫です! 私ももう帰るので!」
友希那父「そうかい?」
リサ「はい。 これ、友希那に渡しておいてください」
友希那父「わかった。確かに」
リサ「それじゃ失礼します」
友希那父「リサちゃん」
リサ「は、はい?」
友希那父「近いうち、何かあるのかい?」
リサ「え?」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/20(火) 16:17:53.31 ID:G04uI0a50<> 友希那父「最近の友希那はいつにもまして気が立ってるからね」
友希那父「何か大きなことでもあるのかなって思ったのさ」
リサ「...それは」
リサ(いよいよ明日は紗夜と、花咲川との喧嘩の日)
リサ(友希那の目標のためにも絶対に負けられない戦い)
リサ(けどここでそんなことを言って心配させるわけにもいかないよね)
リサ「最近、ちょっと喧嘩気味で」
友希那父「....そうか、わかった」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/20(火) 16:21:36.52 ID:G04uI0a50<> 友希那父「それなら友希那に言っておいてくれないか?」
リサ「な、なんですか?」
友希那父「あまり無理はするな、ってね」
リサ「...わかりました。必ず伝えます」
友希那父「引き留めて悪かったね」
リサ「いえ、お邪魔しました」ペコ
リサ「...」テクテク
リサ(近いうちに何か大きなこと、無理はするな、か)
リサ「もしかしたら本当は気づいてるのかも」
リサ「....友希那」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/20(火) 16:27:12.43 ID:G04uI0a50<> 香澄 家 庭
香澄「はぁぁ!!」
香澄「ダブルレインボー!!」シュン!シュン!
香澄「ぷはぁー!」ゴロン
香澄「こんなもんかな」ヨット
香澄「あとは明日に向けて寝よっと」
ガラガラ、ピシャ
明日香「お姉ちゃん、うるさいよ」
香澄「ごめんごめん。あ、ポテチちょーだい」アー <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/20(火) 16:30:58.35 ID:G04uI0a50<> 明日香「ん...って、汗臭い!!」
香澄「ええ!! ひどいよ、あっちゃん!」
明日香「いいから! お風呂入ってきて!」
香澄「わかったから。あ、ポテチ残しておいてね〜」
明日香「残しておくから、早く!」
香澄「そんなにくさいかな?」クンクン
香澄「そうでもない気がするけど」テクテク
明日香「やれやれ」
明日香(それにしても最近お姉ちゃんやけに気合いが入ってるけど)
明日香「何かあるのかな?」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/20(火) 16:31:45.90 ID:G04uI0a50<> ここまでで
明日の夜に続き書く予定です <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/21(水) 22:39:47.06 ID:1hxLx6UI0<>
学校
燐子「やぁ!」シュ!
紗夜「ふっ!」パシン!
燐子「はぁ、はぁ、」
紗夜「今のは良かったですよ」
燐子「本当、ですか?」ハァ、ハァ
紗夜「ええ。自分でも手応えありませんでしたか?」
燐子「その、少し良かった、と思いました」
紗夜「はじめの頃に比べると全然良くなってますよ」
燐子「良かった、です」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/21(水) 22:47:05.67 ID:1hxLx6UI0<> 紗夜「さ、今日はここまでにしましょう。いよいよ明日ですから」
燐子「わかりました」
紗夜「どうぞ」ノミモノ
燐子「あ、ありがとうございます」
燐子「....」ゴクゴク
紗夜「...白金さん」
燐子「ゴクゴク...は、はい?」
紗夜「白金さんは確かに前より強くなりました。そこは自信を持ってもらって大丈夫です」
紗夜「しかしだからといって過信はしないように。それと、危ない、勝てないと思ったら逃げても構いません」
燐子「え?」
紗夜「自分にあった相手と喧嘩をする、と言う意味です。もっとも、白金さんなら大丈夫だとは思いますが念のため」
燐子「紗夜さん...」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/21(水) 22:51:09.77 ID:1hxLx6UI0<> 燐子「心配、ありがとうございます。けど..」
紗夜「..?」
燐子「私も戦います。ロゼリアの一員、ですから」
紗夜「...なるほど」
燐子「あの、すみません」
紗夜「いえ、私も少し心配し過ぎだったかもしれません」
紗夜「明日は互いに頑張りましょう」
燐子「は、はい!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/21(水) 23:00:37.58 ID:1hxLx6UI0<> 氷川 家
紗夜「ただい...」
日菜「おねーちゃん!」ダキ!
紗夜「日菜、帰って来るなり抱きつかないでちょうだい」
日菜「ええ〜、いいじゃーん!」
紗夜「動きにくいの。離れて」
日菜「はーい」パッ
紗夜「まったく」
氷川母「二人とも、ご飯よー!」
日菜「今行く! さ! お姉ちゃんも!」グイ
紗夜「わかったから、引っ張らないで」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/21(水) 23:09:00.33 ID:1hxLx6UI0<> リビング
日菜「それでね! 麻弥ちゃんがこう、シュ! って! それで...」
紗夜(普段と全く変わらないのね。確かに日菜はプレッシャーとか感じるタイプではないけど)
紗夜「日菜、ちょっといいかしら?」
日菜「ん? どうしたの?」
紗夜「明日、いよいよ花咲川と羽丘で喧嘩をするわけだけど」
日菜「うんうん」
紗夜「日菜はとくにこれと言って心配事や思うところはないの?」
日菜「心配事や思うところ? うーん...あ、ある!」
紗夜「え? あるの?」
日菜「お姉ちゃんと勝負できるかどうか、だよ!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/21(水) 23:16:56.28 ID:1hxLx6UI0<> 紗夜「そういうことね」
日菜「私はお姉ちゃんが喧嘩やってるの見て始めようと思ったの。なのによくよく考えたら私、お姉ちゃんと一度も喧嘩してないんだよ?」
紗夜「別にしなくても...」
日菜「だめだめ! 私知ってるんだから! 喧嘩し合った二人が『やるね!』『あんたもね!』 って言って仲良くなっていくんでしょ!?」
日菜「私ももっとお姉ちゃんと仲良くなりたーい!」
紗夜「なんとなくあってるような、間違ってるような」
日菜「それにね。私もお姉ちゃんの本気を受けたいし、お姉ちゃんに本気を伝えたい」
日菜「お姉ちゃんの本気を受けるのも、お姉ちゃんに本気でぶつかるのも私だけじゃないと嫌だもん」」
紗夜「....」
日菜「だから...」
日菜「明日は絶対に勝負しようね! おねーちゃん!」
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/21(水) 23:27:50.99 ID:1hxLx6UI0<> 紗夜 部屋
紗夜「ふぅ..」ゴロン
紗夜「日菜は相変わらず、ね」
紗夜(今までなんとなく日菜の近くで喧嘩することを避けてきた)
紗夜(グリッターグリーンの皆さんには私が戦う、っと言いながら心のどこかで湊さんと戦うため、なんていいわけをつくって戦わないことを考えていたのかもしれない)
紗夜「けど..」
紗夜(確かに日菜と決着をつけるいい機会。日菜の才能に嫉妬して今まで避けてきたことも含めて、思いを全部ぶつけられれば)
紗夜「けれど日菜と戦う、ということは湊さんとは...」
紗夜「一体、どちらと決着をつければ良いのか」
紗夜「決戦前日だというのに迷うだなんて。私らしくないわね」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/21(水) 23:31:09.78 ID:1hxLx6UI0<> 弦巻家
はぐみ「うわ! このクッション、すっごいふわふわー!」
こころ「このベットもすごいわよ!」ピョーン
美咲「やれやれ、緊張感ないな〜」
花音「み、みみ美咲ちゃん! 私ここで寝るね!」
美咲「花音さんはもっと落ち着いてください」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/21(水) 23:35:34.63 ID:1hxLx6UI0<> こころ「何だか喉が渇いたわ」
はぐみ「はぐみも!」
こころ「何か取りに行きましょ!」
はぐみ「うん!」スタスタ
美咲「あの二人は自由すぎ。まあ、緊張してもらうよりは今のまま方がいいけど」
花音「...」
美咲「花音さん?」
花音「美咲ちゃん、明日大丈夫かな?」
美咲「それは...まだ分かりません。明日になってみないと」
花音「だ、だよね」
美咲「...私も本音言うと不安です。ミッシェルがあるから頑張れますけどそれがなかったら私なんて役立たずですし」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/21(水) 23:42:26.96 ID:1hxLx6UI0<> 花音「そんなことないよ。美咲ちゃんの指示、すごくわかりやすいし」
美咲「そう言ってもらえると嬉しいですよ。花音さんこそ最近ますます躱しに磨きがかかってついには投げ技まで」
花音「自分でもどうやってるのかわからないんだけどね」エヘヘ
美咲「無事に、終われるといいですね」
花音「うん。勝ち負けは大切かもしれないけど、私はみんなが大怪我しない方が大切だよ」
美咲「ですね。まぁ、こころがどんな動きするか分かりませんけど」
花音「ふふ、そうだね」
こころ「美咲ー! 花音! 二人は飲み物どうするのかしら?」
美咲「やれやれ、私は...」
こころ「あら、ゴマ蜂蜜味? これにしましょう!」
美咲「ちょっと待ってよ!!」
花音「あ、あはは..」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/21(水) 23:44:09.97 ID:1hxLx6UI0<> 当日 香澄 家
ピリリリ、ピリリリ ピィ
香澄「...」ムク
香澄「いよいよ、か」ヨイショ <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/21(水) 23:46:25.86 ID:1hxLx6UI0<> リビング
香澄「おはよ〜」
明日香「お姉ちゃん!? 今日学校休みだよ!?」
香澄「知ってるけど...」
明日香「だったらなんで早起きしてるの!?」
香澄「なんで早起きして攻められてるの?」
明日香「だって!」
香澄母「はいはい、いいからご飯食べちゃいなさい」
香澄「はーい」
明日香「...今日雪降るかも」
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/21(水) 23:50:46.25 ID:1hxLx6UI0<> 明日香「...」モグモグ
香澄「モグモグ...あっちゃんは今日お出かけ?」
明日香「うん、そうだよ。友達とね。お姉ちゃんは?」
香澄「...友達の家に遊びに行ってくる」
明日香「...ふーん、そっか」
香澄「? 何かした?」
明日香「何か最近のお姉ちゃん気合い入ってるからさ。何かあるのかなって思って」
香澄「何かって何さ」
明日香「それは、わからないけど」
香澄「ご馳走様〜」
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/21(水) 23:54:20.52 ID:1hxLx6UI0<> 明日香「よっと」トントン
香澄「行ってらっしゃーい」
明日香「お姉ちゃん、うまく言えないけど無理しないでね」
香澄「しないしない。どうしたの? あっちゃん?」
明日香「何か今のお姉ちゃん、中学の時大怪我して帰ってきた日の朝に似てるからさ」
香澄「....」
明日香「そんなこと、ないよね?」
香澄「勿論。あの時とは違うよ」
明日香「そっか。ならよかった。それじゃ、行ってきまーす!」
香澄「いってらっしゃい」フリフリ <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/21(水) 23:58:12.03 ID:1hxLx6UI0<> 香澄(そう、あの時とは違う)
香澄(今はちゃんとした仲間がいる。頼れる先輩が、決着をつけなきゃいけない相手が)
香澄「何より、明確な戦う理由がある」
香澄「それだけであの時とは違う」
香澄「さてと、有咲の家集合だし、ちょっと早いけど行こっと」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/22(木) 00:02:04.78 ID:tu8FRKmt0<> 有咲 家
たえ「円陣、しよ」
有咲「いきなりどうした」
香澄「そもそも円陣なんてあったっけ?」
たえ「ある」
沙綾「どんな感じ?」
たえ「ポピパ! ピポパ! ポピパパピポパー!」
香澄「...え?」
有咲「これ、マジ?」
たえ「マジ」
りみ「おたえちゃん、いつの間に考えたの?」
たえ「え? グループ名決めるときみんなこれでいいって」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/22(木) 00:07:25.72 ID:tu8FRKmt0<> 沙綾「言ったっけ?」
香澄「そう言われると言ってたような、言ってなかったような...」
たえ「さ、肩組も」
有咲「マジでやんのかよ」
たえ「なら有咲を外して四人で...」
有咲「ああ!! やるやる!!」
沙綾「一瞬で有咲を説得した」
香澄「おたえ、有咲の扱い方を分かってきてる」
りみ「沙綾ちゃん、香澄ちゃん、やろ?」
沙綾「...ふぅ、やれやれ」
香澄「まあ、やらないよりはね」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/22(木) 00:12:29.34 ID:tu8FRKmt0<> ガシ!
たえ「よーし、いくよ」
有咲「かけ声ってリーダーの仕事じゃね?」
たえ「なら私でいいじゃん」
沙綾「いつからおたえがリーダーになってたのさ」
香澄「リーダーはともかく、最初のせーの、だけだしおたえでいいよ」
りみ「おたえちゃん、よろしくね」
たえ「まかせて」
香澄「ポピパ、ピピパ、ポッピンパー。だよね?」
沙綾「いやいや。ポピパ、ピポパ、ポピピンパー、だよ」
有咲「それもおかしくねーか?」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/22(木) 00:16:01.02 ID:tu8FRKmt0<> 十数分後
香澄「よし! 覚えた!」
りみ「まさかこんなに時間かかるなんて」
たえ「本当だよ」
有咲「おたえがちょくちょく変えるからだろーが!」
沙綾「全くその通り」
香澄「時間迫ってるし、いくよ」
たえ「うん。それじゃ、せー...」
香澄「せーの!」
「「ポピパ! ピポパ! ポピパパピポパー!!」」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/22(木) 00:20:30.91 ID:tu8FRKmt0<> 香澄「決まった!」
りみ「身が引き締まるね!」
沙綾「確かに」
有咲「悪くねーな」
たえ「...」
有咲「さて、行くか」
沙綾「バス使う?」
りみ「近くまでいいのあるよね」
香澄「そうしよ。わざわざ戦う前から体力使いたくないし」
たえ「...」
たえ「...もう一回、やろ」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/22(木) 00:23:36.29 ID:tu8FRKmt0<> 移動中
有咲「ったく、結構ギリギリじゃねーかよ」
沙綾「おたえ、何でやり直したの?」
たえ「つーん」プイ
香澄「つーん、って言ってるし」
りみ「それでも開始には普通に間に合うよ」
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/22(木) 00:28:11.91 ID:tu8FRKmt0<>
巴「ったく、今日に限って寝坊かよ、モカ」
モカ「昨日パン食べ過ぎたんだよ〜」
ひまり「それで今日大丈夫なの?」
モカ「ちょー余裕」
つぐみ「モカちゃんなら大丈夫そうだよね」
蘭「つぐ、そうやってモカを甘やかしたら...」
香澄「あ...」
蘭「...え?」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/22(木) 00:43:31.30 ID:tu8FRKmt0<> 沙綾「アフターグロウ...」
巴「えーと確かポッピンパーティー、だったよな」
有咲「げ、この前の」
モカ「おお〜、ひーちゃんに似てる子」
たえ「この人たちが」
りみ「アフターグロウ」
ひまり「なるほど」
つぐみ「この人達がポッピンパーティー、なんだね」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/22(木) 00:47:01.65 ID:tu8FRKmt0<> りみ「ということはもしかして右から..」
りみ「『大いなる普通』 羽沢つぐみ」
りみ「『豚骨しょうゆ姉御』 宇田川巴」
りみ「『反骨の赤メッシュ』 美竹蘭」
りみ「『ゴーマイウェイ』 青葉モカ」
りみ「『不発の大号令』 上原ひまり」
りみ「この五人、だよね?」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/22(木) 00:50:23.54 ID:tu8FRKmt0<> たえ「何か久しぶりに聞いた」
有咲「りみの二つ名知識」
ひまり「誰!? 不発の大号令って言った人!」
つぐみ「大いなる普通....」
巴「おーい、大丈夫か?」
モカ「知識ならつぐも負けてないよ〜」
巴「おお、そうだぜ! つぐ! 言ってやれ!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/22(木) 00:54:19.43 ID:tu8FRKmt0<> つぐみ「何を競ってるか知らないけど、えーと..」
つぐみ「左から『これでいちコロネ』 牛込りみ」
つぐみ「甘辛パーソナリティ』 市ヶ谷有咲」
つぐみ「『星のカリスマ』 戸山香澄」
つぐみ「『発酵少女』 山吹沙綾」
つぐみ「『鬼追いし花園』 花園たえ」
つぐみ「以上の五人だったはすだよ」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/22(木) 00:58:22.69 ID:tu8FRKmt0<> りみ「はわわ// 私にも二つ名が///」
たえ「あれ? 私そんな名前だったっけ?」
ひまり「流石つぐ! くっわし〜」
モカ「あのひーちゃんに似てる子、有咲って言うんだね〜」
香澄「....」
蘭「....」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/22(木) 01:03:31.25 ID:tu8FRKmt0<> 蘭「...ここにいるってことはもしかして攻め込む派?」
香澄「まーね。そして蘭ちゃんも、でしょ?」
蘭「勿論、喧嘩は攻めてなんぼでしょ」
香澄「否定はしないね」
蘭「それにしても残念だよ。この前の決着つけれると思ったのに」
香澄「私も。勝負はまた今度みたいだね」
蘭「いいや」
香澄「?」
蘭「私が花咲川の校章を速攻でぶち壊して羽丘に戻ってあげるよ」
香澄「....へー」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/22(木) 01:10:44.33 ID:tu8FRKmt0<> 蘭「だからせいぜい学校で待ってな」
香澄「ふふ、いいや。私達こそすぐに壊して花咲川に戻ってあげるよ」
蘭「それは無理」
香澄「なんで言い切れるのさ」
蘭「香澄達じゃ、湊さんは倒せないよ」
香澄「...へー、言っていいの?」
蘭「どうせすぐにわかることだし。そっちも分かってるんじゃないの?」
香澄「どうだろうね」
蘭「まあ、そんなことはどうでもいい」
蘭「とにかく、私との決着がつくまで他の誰かにやられないでよね」
香澄「蘭ちゃんは私とやる前に誰かにやられてもいいよ」
蘭「私とやり合うときもそんな冗談が言える状態であることを期待してる」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/22(木) 01:13:54.52 ID:tu8FRKmt0<> 沙綾「香澄。そろそろ」
香澄「うん、わかった」
ひまり「蘭ちゃん。私達も」
蘭「そうだね」
香澄「それじゃあ、またね」テクテク
蘭「また」テクテク
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/22(木) 01:15:25.86 ID:tu8FRKmt0<> 今日はここまでで
ようやく次から喧嘩がスタートすると思います。
次の更新は金曜日の予定です <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/24(土) 00:16:27.39 ID:AdsMLGPm0<> 羽丘学校前
有咲「ここか」
沙綾「やっぱりもう結構集まってるね」
たえ「あ、イヴ」
イヴ「皆さん、こんにちわ!」
りみ「こんにちわ、イヴちゃん」
イヴ「いよいよですね! 腕が鳴ります!」
沙綾「うん、いつも通りだね」
香澄「えーと」キョロキョロ <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/24(土) 00:24:14.24 ID:AdsMLGPm0<>
紗夜「...」
香澄「あ、いたいた。みんな、ちょっと待ってて」タッタタ
有咲「おい、どこ行くんだよ」
香澄「紗夜さんのとこ〜」
有咲「...え?」
沙綾「香澄、いつの間に紗夜さんと仲良くなったの?」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/24(土) 01:01:22.70 ID:AdsMLGPm0<> 香澄「紗夜さん!」タッタタ
紗夜「戸山さん。来ていましたか」
香澄「今ついたところです」
紗夜「人数を確認中でしたのでちょうど良かったです」
香澄「今日決着つけれるといいですね。友希那さんと」
紗夜「つけますよ。必ず。貴方の方こそ美竹さんとやり合うのでは?」
香澄「ああ、それがここに来る途中にすれ違っちゃって。アフターグロウは攻める側みたいです」
紗夜「そうでしたか。では決着は今度に持ち越しのようですね」
香澄「いえいえ。こっちの校章を壊したらすぐに戻って決着をつけに行くつもりです」
紗夜「....なるほど。その考えはありませんでした」
香澄「まぁ、その前にこっちに集中ですけどね」
紗夜「勿論です。頼りにしていますよ」
香澄「..え? あ、はい! 任せてください!」
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/24(土) 01:03:55.02 ID:AdsMLGPm0<> 香澄(驚いた。そんなこと言われるとは思わなかったよ)
紗夜「何か?」
香澄「い、いえ! 何も!」
二年モブ「紗夜さん、こっちの確認終わりました」
紗夜「今行くわ。それじゃ、失礼するわね」
香澄「はい」ペコ
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/24(土) 01:11:20.92 ID:AdsMLGPm0<> 香澄「ただま〜」
有咲「お前、いつの間にあんな風に紗夜さんと話すようになったんだ?」
香澄「え? うーん、そうだね。喧嘩した以来かな?」
たえ「香澄、紗夜さんと喧嘩したの?」
香澄「うん。まぁ、負けたけどいい経験ってやつに...」
有咲「やっぱりか!」
香澄「へ?」
沙綾「あの日でしょ。カラオケ行った日」
香澄「う、うん」
りみ「次の日学校に行ったら香澄ちゃんあっちこっち怪我してたもんね」
有咲「お前は本当に手当たり次第喧嘩しないと気が済まねーのかよ」
香澄「いやいや! 私から挑んだんじゃないから!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/24(土) 01:18:17.63 ID:AdsMLGPm0<> 花咲川学校前
ひまり「とうちゃーく、っと」
巴「ここか」
つぐみ「時間になったら入るんだよね?」
ひまり「うん。他の羽丘の人達もそこら辺で待ってるしね」
モカ「作戦とかあるの〜?」
蘭「正面突破」
つぐみ「それを作戦とは言わないんじゃ...」
巴「賛成! やっぱり正々堂々とだよな!」
ひまり「巴も賛成してるし」
蘭「とにかく私達で校章を壊す。絶対に」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/24(土) 01:31:23.04 ID:AdsMLGPm0<> 花咲川学校内
七菜「ハロハピのみんなはここをお願い」
ミッシェル「わかりました」
七菜「...貴方はその着ぐるみで戦うの?」
ミッシェル「はい。あ、気にしないでください。これで本気なんで」
七菜「そ、そう。まぁ、そう言うなら」
ミッシェル「とにかく了解です」
七菜「うん。よろしくね」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/24(土) 01:35:54.89 ID:AdsMLGPm0<> こころ「いよいよね! 早く来ないかしら!」
はぐみ「はぁー、ふぅー」
こころ「はぐみ? どうしたの?」
はぐみ「そ、その、なんだか緊張してきちゃって」
こころ「そうなの?」
はぐみ「うん。はぐみ、しっかりやれるかな?」
こころ「大丈夫よ! はぐみがしっかりやる必要はないわ!」
はぐみ「え?」
こころ「私達でしっかりやればいいのよ! はぐみが大変なら私が助けるわ! 勿論、ミッシェルも、花音も!」
はぐみ「こころん...うん! その代わりはぐみもみんなを助けるね!」
こころ「お願いよ!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/24(土) 01:43:24.99 ID:AdsMLGPm0<> ミッシェル(なんだかんだ、やっぱり私達のリーダーはこころなんだよね)
ミッシェル(たまたまなのかもしれないけど、こころはその人の本質をある意味見抜いてるって言うか)
ミッシェル(多分本人は思ったことを言ってるだけなんだろうけど)
花音「美咲ちゃん。ミッシェルの調子はどう?」
ミッシェル「バッチリです。昨日黒服の人達に最終調整してもらってより動きやすくなりましたから」
花音「それは良かった。今日は頑張ろうね」
ミッシェル「はい」
こころ「そろそろ時間ね。はぐみ! 花音! ミッシェル! 今日来れない美咲の分も頑張りましょう!」
はぐみ「うん!」
花音「あはは...」
ミッシェル「結局理解してもらえなかったけど、まあ、今日はいっか」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/24(土) 01:55:00.34 ID:AdsMLGPm0<> 羽丘 学校内
友希那「それでは校長室の守りはお願いします」
三年元トップ「わかってるよ。けどお前がその前にいたんじゃアタシの仕事もなさそうだけどな」
友希那「どうでしょうね」
三年元トップ「ふん、今更敬語使いやがって」スタスタ
友希那「今は仲間ですので」
リサ「友希那、みんな配置につかせたよ」
友希那「ありがとう、リサ。私達もつきましょう」
リサ「けれど良かったの? 日菜は二階で友希那は三階で紗夜を待つって」
友希那「そうでないとまた日菜がうるさいのよ」
リサ「あはは、なるほど」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/24(土) 02:00:47.81 ID:AdsMLGPm0<> 友希那「それに、私は校長室に行くには絶対に通らないといけない場所で待てるわ」
リサ「対して日菜は、正面、西、東のどこかで紗夜を待たなくちゃいけない、か」
友希那「三階への階段はその三つだから日菜にはそどこかで待つように言ってあるわ」
リサ「三分の一、だね」
友希那「後は紗夜次第よ」
リサ「...来るといいね」
友希那「ええ。さ、もう時間よ。行きましょう」
リサ「うん」
友希那「....リサ」
リサ「うん?」
友希那「その...頼むわね」
リサ「!! うん! こっちこそ!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/24(土) 02:05:02.78 ID:AdsMLGPm0<> とあるスタジオ
カメラマン「はい! 休憩入ります!」
彩「ふう」チラ
彩(そろそろ始まる時間だよね)
マネージャー「お疲れ様。彩ちゃん」
彩「あ、お疲れ様です!」
マネージャー「さっきから時計気にしてるけど何か用事でもあった?」
彩「い、いえ! そんなことは...」
マネージャー「千聖ちゃんにはこの時間が空いてるって教えてもらったんだけど」
彩「...千聖ちゃん、が?」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/24(土) 02:18:22.93 ID:AdsMLGPm0<> 羽丘学校内
麻弥「それで、場所は決まりました?」
日菜「もっちろん! お姉ちゃんならぜーったい正面から来るから私は正面の階段で待ってるんだ!」
薫「姉妹同士にしかわからない思いか。儚い」
麻弥「自分たちはどこにします? 薫さん」
薫「そうだね。シェイクスピア曰く、『運命とは、最もふさわしい場所へと貴方の魂を運ぶのだ』つまり、そういうことさ」
麻弥「えっと、それで?」
薫「西に行こう。きっとそこが私達の戦いの舞台になる!」
麻弥「...シェイクスピアの言葉必要でした?」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/24(土) 02:24:39.79 ID:AdsMLGPm0<> 羽丘学校内
二年モブ「ごめんね〜、あこちゃん。中学生なのに参加してもらって」
あこ「ふふふ、仕方がない。この戦いが漆黒に包まれし我の力を求めたのだから」
一年モブ「え、えーと」
あこ「この戦いで封印されし闇の力が...えっと、こう、ババーンって! 発動するの!」
二年モブ「そ、そっか。よろしくね」
あこ「うう、はい」
一年モブ「あ、そのブレスレット? かっこいいね!」
あこ「!! こ、これは...」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/24(土) 02:29:07.08 ID:AdsMLGPm0<> 中学
あこ「う〜! 列長いよ!」
燐子「仕方ないよ。このゲームの初版に当たっただけでもすごいことだよ」
あこ「あこ、待つの苦手ー!」
燐子「それじゃ、この神話の本、読む?」
あこ「読む〜!」
あこ「いやったー! 買えたー!」
燐子「買えたね」
あこ「しかも見て! このブレスレット! かっこいいよね!」
燐子「うん。デザインもいい」
あこ「りんりんとおそろーい!」
燐子「同じゲーム買ったからね」
あこ「あこ、ずっとつけてるね!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/24(土) 02:33:57.83 ID:AdsMLGPm0<> 現在 羽丘学校前
燐子「...」キラン
燐子「すぅー、はぁー」
紗夜「白金さん」
燐子「!!」ビク
燐子「は、はい!」
紗夜「そこまで驚かれるとは」
燐子「す、すみません」
紗夜「いえ、私もタイミングが悪かったですね。大丈夫ですか?」
燐子「はい。覚悟はもう、決めました」グ!
紗夜「そうですか。では...」
ゴーン、ゴーン <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/24(土) 02:39:54.25 ID:AdsMLGPm0<> 燐子「!! これって」
紗夜「時間ですね」
ひまり「鐘がなったよ!」
蘭「12時だね」
ゆり「さて、と」
三年元トップ「ふん...」
友希那「....」
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/24(土) 02:48:49.76 ID:AdsMLGPm0<> りみ「じ、時間だね!」
たえ「いよいよ」
香澄「うん」ギュ
紗夜「皆さん! 時間です!」
紗夜「作戦は事前に言ったとおり、入り口正面にいる人達を突破次第、中央、西、東の三つに分かれそれぞれ校長室を目指します」
紗夜「それぞれのルートでスムーズに行けばいいですが、もし困難な場合は違う通路の人達と合流し、協力し合っても構いません!」
紗夜「それと何人かは連絡係をお願いします」
紗夜「作戦は以上です! 細かな部分は各自の判断に任せます。最終的に校章を壊せばいいので」
紗夜「それでは、攻撃開始です!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/11/24(土) 02:49:50.41 ID:AdsMLGPm0<> ここまでで
もう今日ですが夜にまた書く予定です <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/03(月) 13:36:18.77 ID:DHIbuRwa0<> 面白い
ちゃんと見てるぞー <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2018/12/03(月) 22:34:18.28 ID:Y4WO+NSNO<> 今日の夜はいつくるんだろうね
いつ書くかは自由だが実行できない予定なら言わない方がいい <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/04(火) 01:31:38.99 ID:yPkTrPeP0<> >>664
ありがとうございます!
>>665
おっしゃるとおりです
一週間以上更新せずすみません! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/04(火) 01:39:17.40 ID:yPkTrPeP0<>
羽モブ「来たぞ!!」
丘モブ「返り討ちだ!!」ゾロゾロ
りみ「ひ、人が多い!」
たえ「けどこっちの方が全然多いよ」
沙綾「向こうもまさかここに全員構えてるわけじゃないでしょ」
有咲「学校の中にも待ち構えてるだろうな」
香澄「ちゃちゃっと突破するよ!」ダッ! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/04(火) 01:43:53.54 ID:yPkTrPeP0<> 紗夜「はぁ!!」バシン!
モブ「うわぁー!」バタ
モブ「つえー!」バタ
羽2年モブ「氷川紗夜だ!」
羽3年モブ「下がってな! アタイが!」タッタ!
紗夜「ふん!」ドゴ
羽3年モブ「ごほぉ! お、おお..」バタ
羽2年モブ「先輩!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/04(火) 01:48:44.71 ID:yPkTrPeP0<> 紗夜「...」キョロキョロ
紗夜(やはりいませんか)
紗夜「流石にここでやり合おうとは思いませんよね」
紗夜(やり合うなら誰の邪魔も入らないような教室の方が都合がいいはず)
紗夜「学校の中で待っているのでしょう」タッタ
千聖「はっ!」シュ!シュ!
羽モブ「うお!」ブシ
丘モブ「ぐへ!」バタ
千聖「まったく。無駄に数がいるわね」
イヴ「千聖さん! 私三人倒しました!」
千聖「すごいわ、イヴちゃん。けれど体力はなるべく取っておくのよ」
イヴ「はい!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/04(火) 01:55:14.24 ID:yPkTrPeP0<> 花咲川
蘭「ふっ!」パンチ!
花モブ「え? はや...」バタ
咲モブ「うそ! やられ...」バタ
巴「おら! おら!」ドシンドシン
花1年モブ「きゃ!」バタ
咲1年モブ「つよい!」バタ
ひまり「こっちの人数が少ないから不安だったけど」シュ!
つぐみ「花咲川の人達の方がもっと少ないね」ダダ!!
モカ「楽ちん、楽ちん〜」
蘭「けど、そこそこのやつも混じってる」チラ <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/04(火) 02:01:39.37 ID:yPkTrPeP0<> 七菜「よっと」スタ
羽モブ「うっ!」バタ
丘モブ「くっ!」バタ
七菜「さて、と」
開始前
ゆり「私達は別れよう」
リィ「マジか」
ひなこ「そんな! 私達とは遊びだったのね!」
七菜「ふざけないの」
ゆり「向こうの数が分からない以上、ここに四人もいるのはもったいない」
ゆり「二人をここに残して、一人を二階に、もう一人を入り口に置こうと思うんだけどどうかな?」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/04(火) 02:06:27.19 ID:yPkTrPeP0<> リィ「了解」
ひなこ「私はお役御免、ですか」ヨヨヨ
七菜「いつまでやってるのさ」
ゆり「そこでそれぞれの配置なんだけど...」
現在
七菜「...」
七菜(うーん、人数的にもそうだけど一年生の差が大きい)
七菜(向こうの子達に突破されそう)
七菜「けど!」シュババ!!
モブ「おわぁ!」バタ
七菜「私の仕事は一人でも多く減らすこと!」ダッ! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/04(火) 02:16:42.56 ID:yPkTrPeP0<> 巴「どうする、蘭? やり合っとくか?」
蘭「いや、いいよ。なんとなくだけど、こっちに来る気配しないし」
つぐみ「先のことを考えるといらない勝負は避けた方がいいしね」
ひまり「そうそう。あくまで目的は校章だもんね!」
モカ「いっちょ上がり〜」シュン!
モブ「くそぉ」バタ
巴「お、頑張ってるな。モカ!」
蘭「とにかくここを突破するよ!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/04(火) 02:20:20.84 ID:yPkTrPeP0<> 羽丘
香澄「たりゃ!」グルン!
羽丘モブ「ぶへ!」バタ
りみ「えい!」ビュン!!
羽モブ「ごほぉ!!」ドゴォォ!!
沙綾「今、やばい音しなかった?」
有咲「き、気のせいだろ」
たえ「見て! あそこ!」
イヴ「人が少ない! 突破できそうです!」
千聖「そのようね。それに」チラ <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/04(火) 02:24:36.33 ID:yPkTrPeP0<> 紗夜「これで!」ドゴン!
羽モブ「うわぁ!」ズゴ
丘モブ「くそー!」バタ
紗夜「よし!」スタ
羽丘モブ「くそぉ! 抜かれたぞ!」
花咲モブ「紗夜さんに続けぇ!」
燐子「はぁ、はぁ、」タッタ
紗夜「白金さん。大丈夫ですか?」
燐子「は、い。なんと、か」ハァハァ
紗夜「無理に私のペースに合わせなくてもいいんですよ?」
燐子「い、え。ついて、いきます」ハァハァ <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/04(火) 02:30:36.56 ID:yPkTrPeP0<> 紗夜「わかりました。それでは行きますよ」
燐子「ふぅー。はい!」バッ!
紗夜「事前に決めていたとおり、私達は東側に!」
イヴ「とぉ!」バシ!
千聖「よし、抜けたわ」
イヴ「はい!」
花咲2年モブ「千聖ちゃん!」
花咲2年モブ「私達も!」
千聖「ありがとう。心強いわ」
イヴ「千聖さん! 私達は!」
千聖「ええ、西側から行きましょう」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/04(火) 02:44:01.75 ID:yPkTrPeP0<> 羽丘3年モブ「どこのグループとも知れねえ一年共が! 調子に乗るな!」ビュン!
香澄「おっと!」ヒョイ
香澄「なら覚えといてください。私達、ポッピンパーティーを!」パンチ!!
羽丘3年モブ「ぐふ! く、そ..」バタ
羽丘モブ「三年の『アスノヨゾラ』さんがやられた!」
羽丘モブ「こっちも『ロストワン』先輩が!」
花咲3年モブ「やるね。ポピパ!」
たえ「ありがとうございます」
有咲「よし! 人混みを抜けた!」
沙綾「香澄、私達は!」
香澄「うん。正面の階段から校長室を目指す!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/04(火) 02:49:06.23 ID:yPkTrPeP0<> 花咲川
蘭「ふん!」グル、ザ!
花1年モブ「がっ!」バタ
巴「よっしゃ! 突破!」
ひなこ「このまま校章までいっちょくせーん!」
七菜「こ! の!」バシン! バシン!
羽3年モブ「おっと!」ググ
丘3年モブ「ぐ! あぶね!」ヨット
七菜「めんどくさい」チラ
七菜(抜かれちゃったか。二階は頼むよ、リィ) <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/04(火) 02:55:56.61 ID:yPkTrPeP0<> 一階 正面階段
蘭「このまま正面階段から三階に....」
こころ「えーい!!」ジャンピングキック!!
蘭「!! くっ!」バシン!!!
つぐみ「蘭ちゃん!!」
ひまり「蘭が吹き飛ばされた!?」
こころ「やっぱりよ!」
はぐみ「こころん! 待って!」タッタ
花音「ふぇぇぇ!」タッタ
ミッシェル「こっちから足音って....ホントだった」
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/04(火) 03:02:21.24 ID:yPkTrPeP0<> モカ「待ち伏せ、ってわけじゃ」
巴「なさそうだな」
蘭「いた..」スク
つぐみ「大丈夫? 蘭ちゃん」
蘭「問題ないよ」
蘭(とっさのことだったけど腕で防がなかったら危なかったかも)
蘭「不意打ちとはやってくれるじゃん」
こころ「待ってたわ! さ、始めましょう!」
蘭「...話通じてる?」
こころ「こっちは準備万端よ!」
蘭「...」
蘭(苦手なタイプかも) <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/04(火) 03:10:06.72 ID:yPkTrPeP0<> 巴「これは、やリ合う流れか?」
モカ「そっちの四人はグループかな? つぐ、わかる〜?」
つぐみ「えっと..『北沢印は元気印』 北沢はぐみ」
つぐみ「『熊の中の常識人』 ミッシェル」
つぐみ「『笑顔の波状攻撃』 弦巻こころ」
つぐみ「『迷宮のジェリーフィッシュ』 松原花音」
つぐみ「グループ名はハロー、ハッピーワールド、だね」
ミッシェル「こっちのこと完全に知られてるし」
花音「わ、私にもそんなあだ名が...」
はぐみ「ミッシェル! 向こうの人達わかる!?」
ミッシェル「えっと....あ! アフターグロウ! だった気が...」
巴「あってるぜ」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/04(火) 03:13:30.42 ID:yPkTrPeP0<> つぐみ「階段を通るためにも倒さないといけないみたいだね」
モカ「だね〜」
ひまり「こっち一人多いけど、悪く思わないでね」
ミッシェル(私が二人相手にするしかない)
ミッシェル「花音さん、はぐみ。一人ずつお願いします」
花音「う、うん! 頑張る!」
はぐみ「はぐみも!」
ミッシェル「こころは...」
こころ「りゃー!」キック!
蘭「この!」キック! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/04(火) 03:18:55.09 ID:yPkTrPeP0<> ミッシェル「もうやりあってるし」
巴「おーい、こっちもやろうぜ」
モカ「モカちゃん、あの熊とやりまーす」
巴「あ! ずるいぞ、モカ! あの着ぐるみはアタシが目をつけてたのに!」
ひまり「それじゃ私元気印の子とやろっと! 私の方が元気あるもんね!」
つぐみ「それじゃ私は松原さんと」
ミッシェル「二人とも、頑張ろう」
花音「ミッシェルもね」
はぐみ「よ、よし! 頑張る!」ググ <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/04(火) 03:21:51.93 ID:yPkTrPeP0<> 今日はここまでで
一週間以上音沙汰なく本当にすみませんでした <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/04(火) 03:33:02.22 ID:zwJYGSp8o<> 待ってる <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/10(月) 16:42:04.33 ID:jE3DYHIq0<> 羽丘 西側 一階
イヴ「あ! 見えてきました! 二階への階段です」
千聖「ええ、けどその前に..」
羽モブ「こっから先は!」
丘モブ「行かせないよ!」
千聖「やっぱりいるわね」
イヴ「押し通ります!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/10(月) 16:48:41.79 ID:jE3DYHIq0<> 中央 一階
有咲「見えてきたぞ」
たえ「階段だ」
りみ「玄関を抜けてからはスムーズだったね」
沙綾「確かに」
香澄「けど、どうせ階段の前に羽丘の人達が...」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/10(月) 16:52:27.63 ID:jE3DYHIq0<> 中央階段 一階
香澄「...いないね」
りみ「これって二階に行っていいんだよね?」
たえ「私達もしかして人がいないルート通ってるのかも。運がいい」
有咲「運がいい、のか?」
沙綾「人数が足りないとか?」
花咲3年モブ「ほら! 二階に行くよ!」タッタタ
花咲2年モブ「止まってないで!」タッタタ
りみ「は、はい!」
香澄「まぁ、行くしかないか」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/10(月) 17:01:50.87 ID:jE3DYHIq0<> 東側 一階
バシ! ドシ!
羽モブ「うっ...」バタ
紗夜「随分手応えがありませんね。どうやら楽なルートだったようです」タッタタ
燐子「紗夜さんが強すぎるだけなんじゃ...」
花2年モブ「お待たせしました〜」タッタタ
咲2年モブ「正面もいい感じで押してます!」タッタタ
紗夜「そのために攻めの人数を増やしましたから」
紗夜「ですが上に行けば行くほど手強いはずです」
燐子「あ! 人影、が見えます」
紗夜「そろそろ階段ですね。二階に行く前にもう一暴れですか」
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/10(月) 17:14:27.42 ID:jE3DYHIq0<> 東 階段前 一階
あこ「ふふふ..よくぞきた! 花咲川の軍勢よ! しかしこの私! 聖堕天使あこがいる限り...」
紗夜「....」
燐子「あこちゃん..」
あこ「って、ええ!? 紗夜さん! りんりん!?」
羽丘モブ「あの子は確か」
羽丘2年モブ「日菜ちゃんのお姉ちゃんの」
羽丘モブ「もう一人の子も見たことがあるような気が」
花咲2年モブ「人数はこっちの方が多い!
花咲3年モブ「一気に突破だ!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/10(月) 17:24:14.10 ID:jE3DYHIq0<> 紗夜「白金さん。少し下がっていてください」
燐子「紗夜さん...」
あこ「どうして、紗夜さんならともかく、りんりんまで」
紗夜「宇田川さん」
あこ「!! 紗夜さん...」
紗夜「私は上に行って湊さんと戦わなければいけません。そこを通してくれませんか?」
あこ「うっ...それは、出来ません!」
紗夜「そうですか」
あこ「あこも友希那さんにここを託されましたから!」
紗夜「なるほど。確かに、話し合いなど意味がありませんね」
紗夜「では、力尽くで通らせてもらいます」ダッ! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/10(月) 17:29:09.52 ID:jE3DYHIq0<> 羽丘 中央階段 二階
花咲3年モブ「うっ...」バタ
花咲2年モブ「そん、な...」バタ
りみ「!?」
有咲「先に行ってた先輩達が!」
たえ「お昼寝?」
沙綾「気絶してる、いや、させられたんだね」
香澄「多分、あの子だ」
日菜「お! 次々来たね」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/10(月) 17:36:26.71 ID:jE3DYHIq0<> 日菜「んん? ありゃ、またお姉ちゃんじゃないや」
羽3年モブ「おいおい、頼むよ、日菜。ここにあんたの姉貴が来るって言うから一階に奴らも引き上げてここで待ってたのに」
日菜「あれ〜? お姉ちゃんなら正面から来ると思ったのに」
香澄「お姉ちゃん、それにあの見た目。もしかしてあの人が紗夜さんの...」
花咲3年モブ「気を、つけて」
沙綾「大丈夫ですか?」
花咲3年モブ「あいつら、滅茶苦茶、強い」
有咲「しかも、多いし!」
日菜「う〜ん、これはもしかして別のところかな?」
丘3年モブ「とりあえず新しく来た子達も可愛がってあげないとね」スタスタ
羽2年モブ「ですね」ギュ! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/10(月) 17:41:06.17 ID:jE3DYHIq0<> 香澄(もしそうなら私がやらなきゃ!)
香澄「ポピパのみんなと他の人達は周りの人をお願い!」
香澄「私はあの真ん中の子とやるから!」ギュ!
たえ「わかった」
りみ「うん!」
有咲「香澄、大丈夫か?」
香澄「勿論...といいたいけど、どうかな?」
香澄「けど絶対に勝つ。有咲もみんなのことお願いね」
有咲「ああ」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/10(月) 17:45:31.49 ID:jE3DYHIq0<> 沙綾「有咲」
有咲「私達は周りのやつらに集中しよう。油断できねえぞ」
沙綾「香澄の相手の人。相当強いよ」
有咲「だから香澄がやるっていってくれたんだろ? だったら任せるしかない」
沙綾「...わかった。こっちも頑張らないとだしね」
有咲「ああ」ギュッ!
日菜「やれやれ、お姉ちゃんが来るまでの準備運動になってね」
香澄「準備運動、ですめばいいですけど」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/10(月) 17:46:00.36 ID:jE3DYHIq0<> 一端ここまでで <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/12(水) 22:37:32.06 ID:x919ZXtH0<> 花咲川 中央一階
蘭「はぁぁ!!」バシン!!
こころ「やあぁぁ!!」バシン!!
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/12(水) 22:47:38.05 ID:x919ZXtH0<> 巴「おうおう、蘭のやつ燃えてるなぁ〜!」
巴「蘭の相手もなかなか強そうだしうらやましいぜ!」
巴「モカー! そろそろアタシと変わってくれよ!」
モカ「モカモカパーンチ!」パンチ!
ミッシェル「うおっと」ヒョイ
モカ「むむ、見た目に合わず随分すばやい」
ミッシェル「それはどう、も!」ビュン!
モカ「っと!」バッ!
ミッシェル「そっちも十分素早いですよ」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/12(水) 22:52:36.68 ID:x919ZXtH0<> モカ「巴〜、ごめーん、もうちょっとやらせて〜」
巴「いいけど、早くしてくれよなー!」
巴「やれやれ、ひまり達はどうなってるかな、っと」チラ
ひまり「おりゃー!」シュン!
はぐみ「わわ!」スカ
ひまり「まだまだ!」ビュン!
はぐみ「危ない!」チッ!
ひまり「ふふ〜ん、私の自慢のパンチの前に手も足も出ないみたいだね」
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/12(水) 22:56:30.49 ID:x919ZXtH0<> 巴「ひまりは良さそうだな。つぐの方は」
つぐみ「えい! やぁ!」シュン! バッ!
花音「ふぇぇ!」ヒョイ、ヒョイ
つぐみ(当たらない!)
つぐみ「こうなったらつかみ技で!」ガバ
花音「ひぇぇぇ!」スカ
つぐみ「え!? わ、わ、わぁ!」ズコ、ドテ!
花音「あ、あの、大丈夫ですか?」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/12(水) 23:01:48.28 ID:x919ZXtH0<> 巴「ちょーっと苦戦気味か? けど別にやられてるわけではなさそうだし」
巴「あー! 何でアタシだけ相手がいないんだ!」
巴「けど、二対一ってのは卑怯だし...」
蘭「この!」ビュン!
こころ「ほっ!」バクテン
蘭「はぁ!?」
こころ「てりゃ!」回し蹴り!」
蘭「ふん!」ヒョイ
こころ「あら?」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/12(水) 23:10:22.47 ID:x919ZXtH0<> 蘭「やりずらいったらないね」
蘭(滅茶苦茶動きがアクロバティックなんだけど。絶対に疲れるでしょ、それ)
蘭「けど、おかげで動きが読みづらい。さっきからまともに当てれてないし」
こころ「何度も当たったと思ったのに全部防がれてるわ」
こころ「貴方すごいのね!」
蘭「それはどうも。あんたも喧嘩なんかやってないで新体操にでも行ったら?」
こころ「新体操? それって楽しいのかしら?」
蘭「さあね」
蘭(花咲川に香澄の他にこんな出来る一年がいるなんて)
蘭「これは速攻で羽丘には戻れそうにないかな」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/12(水) 23:15:54.99 ID:x919ZXtH0<> 羽丘 中央 二階
香澄「はぁぁ!」バシン!
日菜「よっと」ヒョイ
香澄「くっ、ならこれで!」グル
日菜「とりゃ!」ピョーン
香澄「へぇ?」
日菜「とおぉ!」かかと落とし!
香澄「!! やば!」ザッ!
日菜「あれ?」
ガツン!
日菜「!! いっった!!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/12(水) 23:23:09.94 ID:x919ZXtH0<> 香澄「いきなり飛んだ思ったらまさかかかと落としだなんて」
香澄「しかも反動もなしに普通に飛んであの高さ、なんてジャンプ力」
香澄「あの破天荒な動き、誰かさんにそっくりなっんだけど」
日菜「いたたた、まさか避けられるなんて」
香澄「流石に避けますよ」
日菜「ふむふむ、香澄ちゃん、だっけ? やるね」
香澄「それは、どうも」
日菜「それじゃ私も少しはちゃんとやろっかな〜」
香澄「...」ググ!
香澄(俗に言うお遊びはここまでってやつかな?) <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/12(水) 23:28:26.13 ID:x919ZXtH0<> 日菜「とぉ!」ビュン!
香澄(はや!)
香澄「くっ!」チッ!
日菜「もういっちょ!」キック!
香澄「この!」キック!
バシン!!
香澄「いっっ!!」ヒリヒリ
日菜「へへ〜ん、ほ!」パンチ!
香澄「はぁ!!」パンチ!
ガチン!! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/12(水) 23:33:18.09 ID:x919ZXtH0<> 香澄「〜〜〜!! いったぁ!」ヒリヒリ
日菜「えへへ〜、どんなもんだい!」エッヘン
香澄「ふぅー、ふぅー」
香澄(躱せないからとっさに同じ動きで相殺しようと思ったけど甘かった!)
香澄(少なくとも力はあっちが完全に上)
日菜「いや〜、いいね。いつもはこんなにやり合える子がいないから久しぶりに楽しい!」
香澄(しかも動きはこころん並に破天荒でハチャメチャ)
香澄「最悪の相手だよ」
日菜「さーて! まだまだ付き合ってもらうよ!」ダッ! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/12(水) 23:38:29.05 ID:x919ZXtH0<> 東側 階段前 一階
紗夜「ふっ!ドス
羽丘モブ「きゃ! つよ、すぎ」バタ
紗夜「さて、これで」チラ
あこ「てりゃ!」シュン!
花咲1年モブ「うっ!」バタ
あこ「よ、よーし、ってあれ?」キョロキョロ
紗夜「残りは宇田川さん、貴方だけです」
あこ「ええ!? 嘘!」
紗夜「改めていいます。通してくれませんか?」
あこ「うっ!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/12(水) 23:43:38.02 ID:x919ZXtH0<> 紗夜「人数的にも強さ的にももはや勝敗は明らか。一方的に攻撃するのは好きではありませんので」
あこ「そ、それは! 確かにあこは紗夜さんには敵いませんけど、それでも! あこだってこの二年ただぼーっとしてた訳じゃないんです!」
あこ「紗夜さん! あこと一騎打ちしてください!」
紗夜「本気ですか?」
あこ「勿論です! 今のあこは羽丘のあこなんですから!」プルプル
紗夜「...わかりました。宇田川さん、貴方がその覚悟に答え私も....」
燐子「待ってください!!」
紗夜「??」
あこ「りんりん?」
燐子「その勝負、私にやらせてください」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/12(水) 23:51:10.47 ID:x919ZXtH0<> 紗夜「!!」
あこ「ええ!?」
紗夜「白金さん、いいのですか?」
燐子「はい。やらせてください。私も、私だって、戦えます!」
紗夜「...」
紗夜「そうでしたね。では宇田川さんとの勝負は任せます」
燐子「はい!」
あこ「りんりん、どうして?」
燐子「あこちゃん、あこちゃんが頑張ってたように私も昔みたいに紗夜さんたちの喧嘩を後ろから見てるだけの私から変わるように頑張ったの」
燐子「だから....だから! 勝負だよ、あこちゃん」
あこ「りんりんと、しょう、ぶ? そんなのって、」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/12(水) 23:56:35.00 ID:x919ZXtH0<> 紗夜「白金さん、私達は先に上に行きますね」
燐子「は、はい」
紗夜「しっかり、決着をつけてきてください」
燐子「そのつもり、です」コク
紗夜「...」タッタタ
あこ「あっ!」
燐子「あこちゃんは私と勝負、だよ」ザザ
あこ「りんりん、本当に、やるの?」
りん「うん」
あこ「そんな...」
燐子「私から、いくね」
燐子「や、やぁ!」ダッ! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/13(木) 00:03:26.25 ID:v2bKuyUx0<> 中央 二階
日菜「ふ! は! とぉ!」シュン! バッ! ダシ!
香澄「ぐっ! が! ごほ!」バシン! ドゴ! バキ!
日菜「はぁ〜、とぉ!」ビュン!!
香澄「っく!」バッ、ゴロン
日菜「むむ! 渾身のタックルが」
香澄「悪質タックル、でしょ」ゴホゴホ
香澄(くっそ〜、ホントに強い!) <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/13(木) 00:08:30.09 ID:v2bKuyUx0<> 香澄「けど、やられっぱなしは嫌なんで!」パンチ!
日菜「ほっ!」ガシ!
香澄「この!」左ジャブ!
日菜「なんの!」バシ!
香澄「まだまだ!」キック!
日菜「私も、っと!」キック!
香澄「あー、もう! なら!」グイ!
日菜「!? わわ!」
香澄「えい!」頭突き!!
ゴツン!! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/13(木) 00:14:50.00 ID:v2bKuyUx0<> 日菜「いったぁー!!」ジンジン
香澄「へへ....いたっ」ジンジン
香澄(こんなことしてるけど正直完全に負けてる)
香澄(私の体質上、段々力は上がってきてるけどまだ足りない)
香澄「ここでもう全力を出さなきゃ、かな」
香澄「色々考えながらやり合って勝てる相手じゃないし」
香澄「よし!」
日菜「頭突きとか、やめてよね。ほんとに!」ジンジン
香澄「これくらいしか思い浮かばなかったんで」
日菜「もっとあるでしょ? つかんだまま投げ飛ばすとかさ!」
香澄「あんなにガッチリ捕まれてたら無理ですよ」
日菜「まったく! そんなんじゃ、全然るんってこな.....」
日菜「この匂い、まさか!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/13(木) 00:19:43.17 ID:v2bKuyUx0<> 香澄「へ?」
日菜「間違いない。お姉ちゃんが二階に来たんだ!」
香澄「紗夜さんが?」
香澄(けど確か東側だったような)
日菜「この匂いはあっちからだ!」クンクン
香澄「うそ!?」
香澄(あってる!)
日菜「ここじゃなかったみたい。まぁ、いいや! お姉ちゃん! 今行くよ!」ダッダダ
香澄「ああ!! 私との喧嘩は!?」
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/13(木) 00:22:53.65 ID:v2bKuyUx0<> マッテテー!
香澄「行っちゃった」ズキ
香澄「いつっ!」
香澄「これじゃ私、ただボコられただけじゃん」
たえ「りみ!!」
香澄「!!」
香澄「みんな!」ダッ <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/13(木) 00:30:28.93 ID:v2bKuyUx0<> りみ「きゃあ!」バタ
有咲「りみ! 大丈夫か!?」
りみ「う、うん。大丈夫」ググ
沙綾「手強い!」シュ!
羽丘3年モブ「っと!」バシン!
花咲3年モブ「気をつけて! 三年が多い!」
羽3年モブ「そういうこった!」パンチ!
丘3年モブ「日菜がここに紗夜が通るっていうから戦力が他より多めなのさ!」キック!
たえ「エレキパーンチ!」パンチ!
羽1年モブ「うぐ!」バシン! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/13(木) 00:37:14.32 ID:v2bKuyUx0<> たえ「人数は同じくらい」
有咲「つっても三年はあっちの方が多そうだ!」
羽丘3年モブ「おら!」シュ!
羽羽3年モブ「くらいな!」ドシ!
沙綾「く! うっ!」チッ! バシ!
丘丘3年モブ「終わりだ!」パンチ!
香澄「こ、のぉ!!」ドロップキック!!
羽丘3年モブ「ぐふぇ!」ドシ!
羽羽3年モブ「ぐえ!」ベシ!
丘丘3年モブ「ぐほ!」バシ! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/13(木) 00:41:52.11 ID:v2bKuyUx0<> 香澄「沙綾! 大丈夫!?」
沙綾「勿論、っていっても助かったよ。ありがと」
香澄「無事なら良かったよ」
沙綾「こっちに来たってことは勝ったの?」
香澄「いや、どっか行っちゃった」
沙綾「へ? 逃げたの?」
香澄「いや、そうじゃないと思う。追いかけたいけどまずはここを片づけよう」シュン! シュン!
羽2年モブ「ぎゃ!」バタ
丘1年モブ「くっ!」バタ <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/13(木) 00:49:38.45 ID:v2bKuyUx0<> 沙綾「流石だね」
香澄「さっきの人にいい感じにボコられたから力が湧き上がってるの!」ビュン!
羽3年モブ「ぐふっ!く、そ...」バタ!
香澄「よし!」フンスー
沙綾「頼りになるっと!」グル、バッ!
香澄「みんな! 三年生は私に任せて!」
有咲「すまねぇ!」
羽モブ「生意気なやつがいるね」
羽1年モブ「シャルル先輩!」
シャルル先輩「アタイにまかせな」
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/13(木) 00:53:55.48 ID:v2bKuyUx0<> 香澄「りみりん、おたえ。そっちの人達お願いね!」
りみ「うん、香澄ちゃんも気をつけて」
たえ「やばかったら呼んで」
香澄「うん。分かってるよ」
シャルル先輩「きな、一年嬢ちゃん」
香澄「日菜さんを追いかけないとだからさっさと終わらせてもらいます」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/13(木) 00:54:29.37 ID:v2bKuyUx0<> 今日はここまでで <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/16(日) 14:22:13.46 ID:toTaDrke0<> 西側 階段前 一階
千聖「ふっ!」シュバン!
羽モブ「ぐふ!」バタ
千聖「よし」
イヴ「てりゃー!」パンチ!
丘モブ「うへ!」バシ!
イヴ「どんなもんです!」フンスー
羽モブ「くそー、つえー!」
丘モブ「このままじゃ突破されちゃう!」
羽丘モブ「せめて一人だけでも!」チラ <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/16(日) 14:29:50.03 ID:toTaDrke0<>
モブ達「「はぁ!」」ダッダ!
イヴ「え!?」
花モブ「四人がかりで!?」
咲モブ「イヴちゃん! 危ない!」
千聖「っ!」バッ!
バシン!!
羽丘モブ達「なぁ!?」
千聖「ぐっ!」グググ <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/16(日) 14:34:53.24 ID:toTaDrke0<> イヴ「千聖さん!」
花咲2年モブ「すごい! 一人で四人の攻撃を受け止めた!」
千聖「私の大切な後輩に、大人数で攻撃するのは見過ごせないわね!」バッ!
羽モブ「うわ!」
千聖「はぁ!」バシ! ドシ!
羽モブ「うへ!」バタ
丘モブ「ぐへ!」バタ
イヴ「私も! やぁ!」シュン! シュン!
一年モブ「きゃ!」バタ
一年モブ「わぁ!」バタ <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/16(日) 14:39:59.56 ID:toTaDrke0<> 千聖「これでよしっと。イヴちゃん、怪我はない?」
イヴ「はい! 大丈夫です! 千聖さん、ありがとうございました!」
千聖「気にしないで。あれくらいどうってこ...っ!」ズキ
イヴ「? どうかしました?」
千聖「い、いえ。なんでもないわ」
千聖(右足が痛むわね。イヴちゃんを庇った時、変に受け止めたからかしら)クネクネ
千聖(けど、大丈夫。普通に動かせる)トントン
花咲2年モブ「ここにはもういません」
千聖「では二階に行きましょう」タッタタ
イヴ「はい!」タッタタ <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/16(日) 14:46:32.58 ID:toTaDrke0<> 西側 二階
イヴ「到着です!」スタ
千聖「ふぅ」
花咲モブ「このまま三階へ...」
薫「おっと、そうはさせないよ。子猫ちゃん」
花咲モブ「!?」
薫「三階に行く前に私達が相手だ」
千聖「...薫」
薫「やあ、千聖。やはり私達はこうやって出会う運命なんだね」
千聖「そんな運命なら願い下げよ」
麻弥「ここから先には行かせないッス」スッ
イヴ「いいえ! 通らせてもらいます!」ザッ! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/16(日) 14:50:29.70 ID:toTaDrke0<> とあるスタジオ
カメラマン「それじゃ、丸山彩さん。お願いします」
マネージャ−「あの、すみません」
カメラマン「どうしました?」
マネジャー「たった今本人から具合が悪くなったので病院に行ってくると」
カメラマン「へ?」
彩「はぁ、はぁ」タッタタタ
彩「千聖ちゃんの、バカ!」ハァハァ <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/16(日) 14:56:25.04 ID:toTaDrke0<> 羽丘 東側 一階
燐子「や、やぁ!」ヒョロロ
あこ「えっと、ほい」ヒョイ
燐子「たぁ!」ヒョロロ
あこ「ほっ!」スカ
燐子「や、やるね。あこちゃん」ハァハァ
あこ「...やっぱり、りんりんに喧嘩なんてあってないよ。今だって殴るとき目つむってるし」
燐子「これから! これから本気を出すの」
あこ「そんなこと言ったって」
燐子「あこちゃんも本気で来て」
あこ「出来ないよ! りんりんを殴る、なんてそんなこと」
燐子「だったら、私だけずっと攻撃するから」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/16(日) 15:10:01.63 ID:toTaDrke0<> あこ「どうしてそんなにやる気なの!? りんりんはあこのことが嫌いなの!?」
燐子「そんなわけ、そんなわけないよ!」
あこ「だったら、どうして...」
、
燐子「さっき言ったよね? もう後ろで見てるだけは嫌だって。だから...」
あこ「それは...」
燐子「それに、ね。私はどうしてもあこちゃんに勝ちたいの」
あこ「?」
燐子「私達が中学の頃ロゼリアで活動してたとき、みんなの喧嘩をいつも後ろから見てて、危なくなったらあこちゃんが助けてくれたよね?」
あこ「う、うん。そうだったけど」
燐子「それからしばらくしてロゼリアは今みたいに少しバラバラになっちゃって」
燐子「けど、氷川さんはまた昔のロゼリアに戻ろうとしてる」
燐子「それでもし、また昔みたいに五人に戻れた時、私だけお荷物の状態は嫌、なの」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/16(日) 15:16:46.01 ID:toTaDrke0<> 燐子「またロゼリアとして戻った時、今度は私が他の皆さんを、あこちゃんを助けられたらって」
あこ「りんりん...」
燐子「だからあこちゃんを守るためにも私はあこちゃんより強くなくちゃダメだと思うんだ」
燐子「だからここで私はあこちゃんに勝ちたい、そう思ってるよ」
あこ「っ!」
あこ「....ずるいよ、りんりんは。いつもいつもかっこいいんだから」
燐子「だからあこちゃん。私と真剣に勝負してくれないかな?」
あこ「....うん、わかった」
あこ「あこも、これからもりんりんを守ってみせる。そのためにも、りんりんに勝つ!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/16(日) 15:25:47.81 ID:toTaDrke0<> 花咲川 中央 一階
こころ「やぁ!」シュン!
蘭「あっぶな!」チッ
こころ「むむ! また当たらなかったわ」
蘭「本当に予測しずらい。けど速さにはなれてきたよ」
こころ「こうなったら、えい!」 回し蹴り!
蘭「おっと!」スカ!
こころ「!?」
蘭「はぁ!」バシン!
こころ「きゃ!」バシン!
蘭「よし、やっとまともに入った。回し蹴りなら香澄のやつの方が鋭かったよ」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/16(日) 15:30:28.42 ID:toTaDrke0<> はぐみ「たぁ!」シュン!
ひまり「ほっ!」チッ
はぐみ「あわわ!」
ひまり「へへーん、カウンター!」グル、パンチ!
はぐみ「うわぁ!」ザッ!
ひまり「また躱された!?」
はぐみ「はぁ、はぁ、危なかった」グル
ひまり「むむむ〜! すばやい!」
ひまり「私の渾身のパンチが! こうなったら!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/16(日) 15:34:54.18 ID:toTaDrke0<> はぐみ「うぅ、おされっぱなしだよ。けどこころん達のためにもここは頑張らないと!」
はぐみ「やぁ!」シュン!
ひまり「いたっ!」ペシ!
はぐみ「!! や、やった!」
ひまり「けど!」ガシ!
はぐみ「うわ! 腕が捕まれちゃった!」ググ
ひまり「やっぱり素早い人にはこれが一番!」ガシ
ひまり「くらえ〜! ひまりパーンチ!」パンチ!
はぐみ「きゃあ!」バチン! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/16(日) 15:43:09.67 ID:toTaDrke0<> つぐみ「やぁ! たぁ!」シュ! シュ!
花音「ふぇぇぇ!」ビュン、ビュン
つぐみ(本当に当たらない。目をつむってるし、どうやって避けてるの!?)
つぐみ「体が勝手に、ってことなのかな?」
花音「うぅ、反撃しなくちゃいけないけどどうしたら」
花音「この前みんなで遊びながら練習したあの投げ技しかできないよぉ」
つぐみ「反撃が来ないからカウンターとかも出来ないし、つかもうとしてもそれすらも躱される」
つぐみ「どうしよう、本当に打つ手がないや」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/16(日) 15:51:41.70 ID:toTaDrke0<> 巴「ようやくアタシの番だぜ!」シュン! シュン!
ミッシェル「くっ! わっ!」ビュン、ビュン
巴「てりゃ!」バシン!
ミッシェル「うっ!」ドゴ!
巴「よっし! 今のは入ったんじゃないか?」
ミッシェル「うぅ...」ムク
巴「ありゃ、そうでもないか。着ぐるみを殴ってるわけだが、効いてるかどうかいまいち分からないんだよな〜」
ミッシェル(効いてますよ、しっかりと)
ミッシェル(そりゃ他の人達よりは効いてないかもだけど、私の素のスペックからすると殴られたりするとかなりの衝撃が来るんですよ)
ミッシェル(おまけに着ぐるみ最大の弱点たる視界の狭さ! 他の着ぐるみよりは高性能だけど流石に人の視界よりは全然悪いし)
モカ「巴〜、あと三分」
巴「なぁ! モカはもうちょっとやってただろ!」
モカ「そんなことありませんよ〜」
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/16(日) 15:58:59.51 ID:toTaDrke0<> 巴「くそー! こうなったら三分でケリつけてやるぜ!」
ミッシェル「勘弁してくださいよ」
ミッシェル(現状、他のみんなは見えないけど間違いなく押され気味なはず。特にはぐみと花音さんがやばいかも)
ミッシェル(まぁ、花音さんは攻撃は全然だけど、回避はすごいからやられはしない、かな?)
ミッシェル(かくいう私も自分のことで精一杯。人が変わってからはちょっとやばそうだし)
ミッシェル(こころは問題ない、と思いたいけどおそらくこの人達のリーダー。間違いなく強い)
ミッシェル「つまりこのままだと確実にやばいってことだよね」
巴「さ〜て、続きいくぜ!」
ミッシェル「私も集中しなきゃ...」
ゾロゾロ... <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/16(日) 16:06:37.17 ID:toTaDrke0<> ミッシェル「!?」
モカ「おや?」
羽丘モブ「よっと」スタ
羽丘モブ「アフターグロウじゃん」
羽丘モブ「手伝うよ」
ミッシェル「羽丘の人達。まぁ、来るよね」
モカ「あ〜、今いい感じで一対一やってるから邪魔しないでね〜」
羽丘モブ「え? 何それ?」
羽丘モブ「全員でボコった方が早くない?」
羽丘モブ「確かに! それある〜!」
蘭「いいから、邪魔しないで」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/16(日) 16:13:40.39 ID:toTaDrke0<> 羽丘モブ「ちぇ、はいはい」
羽丘モブ「なら先に行かせてもらうよ」
羽丘モブ「ばいばーい」スタスタ
巴「あーあ、ま、いっか。先に行って他の奴らを蹴散らしてもらってるって思えば」
モカ「最後に勝つのはモカ達だからね」
羽丘モブ達「「きゃー!」」バタバタ
ミッシェル「!?...階段から落ちてきた」
花音「全員、気絶してるよ」
スタスタ
つぐみ「二階から誰か来る!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/16(日) 16:22:09.34 ID:toTaDrke0<>
ひなこ「じゃじゃーん! ひーなちゃんだよ!」
ひまり「...誰?」
蘭「さあ?」
ミッシェル「ひなこさん!」
ひなこ「やっほー! 大丈夫かい? ハロハピのみんな!」
ミッシェル「どうしてここに? 先輩は校章の前にいたはずじゃ?」
ひなこ「まぁまぁ、これも作戦の内だよ。私達も校内のいろんな場所に行って戦いに参加したりしてるんだ」
ミッシェル「なるほど」
ひなこ「それにこの場に助っ人も連れてきたよ」
はぐみ「助っ人?」
ひなこ「そう! 私以外にね」
夏希「ハロハピのみんな、悪いけど私達にもアフターグロウとやらせて」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/16(日) 16:23:47.42 ID:toTaDrke0<> 今日はここまでで <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/26(水) 16:46:53.11 ID:OyET+qXF0<> ミッシェル「貴方達は、チスパの皆さん!」
里美「喧嘩中ごめんね」
文華「私達もアフターグロウに借りがあるの」
真結「リベンジ、しなきゃだからね」
ひまり「あの子達って」
つぐみ「中学の頃私達が倒したチスパ、だね」
モカ「おお〜。何か懐かしいね」
巴「久しぶりだな!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/26(水) 16:54:12.11 ID:OyET+qXF0<> 蘭「今更何?」
夏希「今言ったじゃん。リベンジするって」
蘭「出来ると思ってるの?」
夏希「強くなったのはそっちだけじゃないよ?」
蘭「それはそうだね。それじゃ、あんたもさっさと倒して....」
こころ「よくもやったわね!」ジャンピングキック!!
蘭「ぐっ!」バシン!
夏希「こころ!」
こころ「あら? 貴方は..誰だったかしら?」
夏希「この前も名前言ったじゃん。まぁ、いいや」
夏希「悪いけど、少し変わってくれない? 蘭達とは私達が決着をつけたいの」
こころ「だめよ! あの人は私が喧嘩してるんだから!」
夏希「へ?」
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/26(水) 17:01:52.70 ID:OyET+qXF0<> こころ「今すごく楽しいの! だから変わるのはできないわ」
夏希「ええ!? いや、私達も因縁ってか、借りがあるっていうか」
こころ「? 何か借りてるなら返した方がいいわよ?」
夏希「だから! 今からそれを返そうとしてるの!」
蘭「ほんっと、めんどくさいね。あんた」ムク
こころ「起きたわね! さぁ、続きするわよ!」
蘭「それはいいけど、私は蘭。あの人じゃないから」
こころ「私はこころ! 弦巻こころよ!」
蘭「こころ、ね。それじゃ、こころと夏希」
夏希「何よ」
蘭「二人まとめてかかってきなよ」
夏希「な!? バカにしてるの!?」
こころ「わかったわ! いくわよ〜!」ダッ!
夏希「は!? え、ちょっと!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/26(水) 17:11:22.66 ID:OyET+qXF0<> 文華「話には聞いてたけど」
真結「あれが弦巻こころ」
里美「本当に破天荒な人なんだね」
ミッシェル「うちのこころが本当にすみません」
巴「それじゃ他のチスパのみんなも混ざるか?」
つぐみ「巴、軽いね」
ミッシェル「皆さんの考えもあると思うけどここは協力してもらってもいいかな?」
文華「えっと、誰?」
ミッシェル「あー、美咲です」
真結「美咲ちゃん?」
里美「なんで着ぐるみ着てるの?」
ミッシェル「話せば色々あるので。それよりどうです?」
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/26(水) 17:18:42.31 ID:OyET+qXF0<> 里美「確かに乱入させてもらう身だし」
文華「いいよ。私達だけじゃ悔しいけど勝てるか分からないし」
真結「二対一になっちゃうけど」
花音「あ、ありがとう」
はぐみ「助かった〜! はぐみ、結構ピンチだったから」
モカ「あらら」
つぐみ「一人で二人相手だね」
ひまり「大丈夫! 私達ならいけるよ!」
巴「おうとも! けど、結局一人余るんじゃないか?」
モカ「巴〜、モカちゃんと交代の時間だよ」
巴「な!? まてまて! アタシだけまた残っちまうじゃねーか!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/26(水) 17:26:50.06 ID:OyET+qXF0<> ひなこ「仕方ないなぁ。私がやってあげよう!」
巴「えっと、誰ですか?」
ひなこ「名乗るほどのものじゃないよ!」
ひまり「うわ〜、大変そう」
ひなこ「ちなみに私三年だし、強いよ?」
巴「ホントですか!? よっしゃ!」
ミッシェル「助かります。ひなこさん」
ひなこ「なんのなんの。可愛い後輩のためよ」
花音「これでさっきよりやりやすくなったね!」
はぐみ「うん! ありがとう!」
里美「こっちの台詞だよ」
真結「それにお礼は勝ってからね」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/26(水) 17:31:11.34 ID:OyET+qXF0<> こころ「やぁ!」ビュン!
蘭「おっと」チッ
夏希「ここだ!」パンチ」
蘭「甘いよ!」ガシ
夏希「くっ!」ググ
蘭「そんなパンチじゃ食らわないね」
夏希「悔しいけどそうみたいだね。けど!」グイ
蘭「!? っと!」ヨロ
夏希「こころ!」
こころ「たぁ!」バク宙蹴り!
蘭「はぁ!? ぐ!」バシン! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/26(水) 17:37:04.86 ID:OyET+qXF0<> 蘭「あー、いった」
蘭「さっきからいちいち飛ばされてばっかなんだけど」スタ
こころ「フフ、決まったわね。ナイスよ! つかんでた人!」
夏希「だから夏希だってば」
夏希「それより、今の動きやばくない? 助走付きとはいえバク転しながらキックしなかった?」
こころ「ええ、あの動き楽しいのよ!」
夏希「あ、あはは、なるほど」
蘭「やるね。いいコンビネーション」
夏希「間違いなくたまたまだけど」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/26(水) 17:40:08.19 ID:OyET+qXF0<> 夏希「結局二人でやってるし」
蘭「別にいいよ。もう油断しないし」
蘭「二人まとめて倒してやるから」
こころ「ふふーん、望むところよ!」
夏希「ま、こうなった以上やるしかないか」
夏希「ちょっとやり方は変わったけど、中学の借りを返させてもらうよ!」ダッ! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/26(水) 17:44:11.62 ID:OyET+qXF0<> いったんここまで
バイトですので帰ってき次第また更新します.....多分、いや絶対。
12時くらいの予定です
それと一週間以上空けてしまいすみませんでした <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/27(木) 00:31:06.81 ID:HVasbHt/0<> 羽丘 東 二階
紗夜「ふん!」ベキ、ドシ
モブ「ぎゃふん」バタ
紗夜「ここもあらかた片づきましたね」
紗夜(白金さんは無事でしょうか)
紗夜「今は信じるしかありませんが」
花咲二年モブ「紗夜ちゃん、大方倒したよ」
紗夜「わかりました。それでは作戦通り三階へ行き校長室、およびその周りを確認」
紗夜「終わり次第他のルートの人達と合流し、一気に校長室に乗り込みます」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/27(木) 00:43:39.82 ID:HVasbHt/0<> 花咲二年モブ「りょーかい!」タッタタ
紗夜(後の、いや、本命の問題は日菜と湊さん)
紗夜(今、理想なのはこの状態で湊さんと戦えること)
紗夜(日菜には悪いけど私は今日、湊さんと決着をつけたい)
紗夜(湊さんはおそらく校長室前。つまりもうすぐそこ)
紗夜(日菜がどこにいるかだけわからなかったけど会わなかったのは運が良かったわ)
紗夜「ここを上ると湊さんと..」ギュッ!
紗夜「行きましょう」
モブ、モブ「「きゃあ!!」」バタバタ
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/27(木) 00:49:02.59 ID:HVasbHt/0<> 紗夜「!!」
紗夜「中央の方から? 一体何が?」
日菜「やったー! やっと会えたね! おねーちゃん!」
紗夜「....日菜」
日菜「もー! 探したよ〜。お姉ちゃんなら正面から来るって思ったのにさ!」
紗夜「ほんと、うまくいかないものね」
紗夜(あと少しだったのに、なんて)
日菜「けどこうして会えたしね!」
日菜「いや〜、よーやくだよ。お姉ちゃんとの喧嘩!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/27(木) 00:57:45.06 ID:HVasbHt/0<> 紗夜「そんなに楽しみだったの?」
日菜「それは勿論! 今日をどれだけ楽しみにしてたことか!」
紗夜「そう」
紗夜(今の日菜に何を言っても無駄ね)
紗夜「やるしかないようね」
日菜「早速やろよ! 準備運動もしてきたから大丈夫だよ!」
紗夜「はぁ」ギュウ!
紗夜「いいわ、かかってきなさい。日菜」
日菜「うん! いっくよ〜!!」ダッ! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/27(木) 01:08:29.37 ID:HVasbHt/0<> 羽丘 校長室前
リサ「ふわぁ〜」アクビ
友希那「リサ、だらしないわよ」
リサ「ご、ごめん! って言ってもね。誰も来る気配ないしさ」
友希那「だからといって気を抜いて言い理由にはならないはずよ」
リサ「まぁ、そうだよね。もう一回ちゃんと気を引き締め直して、っと」スク
伝令二年「友希那さん!」ダッダダ
友希那「貴方は?」
伝令二年「えっと、各場所の状況を伝えに来ました」
リサ「それは助かるな〜。それで今どんな感じ?」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/27(木) 01:21:55.36 ID:HVasbHt/0<> 伝令二年「はい。その、各場所それぞれ二階での喧嘩になっています」
リサ「へぇ〜、以外と近くまで来てるんだね」
友希那「それくらいは当然だわ。それで? 確認できる相手は?」
伝令二年「西側では制服の色的に二年生が主体らしいです」
伝令二年「中には『微笑みの鉄仮面』白鷺千聖がいたとのことです」
リサ「千聖、か。うーん、聞いたことないけど二つ名あるくらいだしそこそこ強いのかな?」
伝令二年「西側にいる薫様達が相手をしています!」
リサ「薫様って」
友希那「日菜のいる正面は?」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/27(木) 01:33:19.97 ID:HVasbHt/0<> 伝令二年「それが、日菜さんは、その、」
伝令二年「とりあえず正面は未だに交戦状態でしたがもう少しでに突破されるか、って感じです」
友希那「日菜がいながら?」
伝令二年「それが、日菜さん、東側に向かい残った人達で戦っていて」
伝令二年「向こうは学年バラバラでしたけど、ポッピンパーティー、と言うグループが手強いらしいです」
リサ「ポッピンパーティー...あれ? どっかで聞いたことあるような、ないような」
友希那「私も。まぁ、いいわ。思い出せないなら別に....」
リサ「あ、そーだ。モカ達アフターグロウの標的、だったような」
友希那「なるほど、それなら多少は手強そうね」
友希那「それより日菜は? どうして東側に?」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/27(木) 01:41:59.41 ID:HVasbHt/0<> 伝令二年「それが、おそらくなんですけど、東側に花咲川のトップと思われる氷川紗夜がいまして」
リサ「!!」
友希那「それで?」
伝令二年「私がそこを出てきたときはまだ会っていなかったんですけど...」
伝令一年「し、失礼します!」
リサ「お、違う子が来たよ?」
伝令一年「二階東側で日菜先輩と、向こうのトップの氷川紗夜さんが喧嘩を始めました!」
友希那「...そう」
リサ「友希那、その」
友希那「日菜との約束。どちらかと喧嘩し始めたら横やりは入れない」
リサ「つまり今回は紗夜とは」
友希那「戦えない、いや、戦わないかしらね」
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/27(木) 01:47:33.34 ID:HVasbHt/0<> 友希那「日菜と喧嘩し、ボロボロになった紗夜に喧嘩を挑みはしないわ」
リサ「だよね、けどこれからどうするの?」
友希那「昨日言った通りよ。紗夜と戦えないならここにいる意味がない」
友希那「だから...」
友希那「これから花咲川に向かうわ」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/27(木) 01:48:50.82 ID:HVasbHt/0<> ここまでで
明日、というか今日また更新します
あまり進まず、すみません <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/28(金) 00:42:36.64 ID:GtGPapZW0<> 羽丘 東側 二階
日菜「えぇーい!」ビュン!!
紗夜「はぁ!」バシン!!
羽モブ「す、すご」
花モブ「全く手出し出来ないんですけど」
丘モブ「あんなパンチ食らったら絶対入院するよ」
咲モブ「入院だけですめばいいけど」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/28(金) 00:48:36.58 ID:GtGPapZW0<> 日菜「やぁっ!」パンチ!
紗夜「ふっ!」シュタ
日菜「まだまだ!」ビュン!ビュン!
紗夜「甘いわね」シュン、バシ
日菜「えりゃー!」パンチ!!」
紗夜「っつ!」ザッ! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/28(金) 00:56:30.56 ID:GtGPapZW0<> 日菜「ああ〜! おしい!」
紗夜「ふぅ」
紗夜(ほんと、油断も隙もないわね)
日菜「けれど、やっぱりいいね! お姉ちゃんとの喧嘩!」
日菜「他の人達だとこうはいかないし」
日菜「何よりお姉ちゃんと同じことを同じ空間でしてるって言うのがたまらないよ!」
紗夜「相変わらずぶれないわね。日菜」
日菜「さ! もっともっと強くしていこ!」
紗夜「貴方は本当に....」
友希那「取り込み中失礼するわ。二人とも」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/28(金) 01:00:35.72 ID:GtGPapZW0<> 日菜「友希那ちゃん」
紗夜「湊さん。いつの間に」
友希那「今来たところよ」
リサ「紗夜、久しぶり、だね」スタスタ
紗夜「今井さんまで」
日菜「約束したよね? 先に喧嘩した方がお姉ちゃんと喧嘩するって」
友希那「ええ、安心して。すぐにいなくなるわ」
日菜「そっか。それならいいよ」
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/28(金) 01:09:23.45 ID:GtGPapZW0<> 紗夜「湊さん、どうしてここに?」
友希那「今から花咲川に行ってくるわ」
紗夜「!? それは!」
友希那「そう。私の手で貴方の高校の校章を壊す」
紗夜「それならどうして最初から攻撃ではなく守備に?」
友希那「紗夜と戦うためよ。けど、それは不可能になった」
紗夜「待っていてくだされば必ずお相手しますが」
友希那「日菜相手なら喧嘩が終われば貴方は満身創痍なはずよ」
紗夜「...」
友希那「紗夜。貴方との喧嘩の約束、またの機会にとっておくわ」
リサ「友希那...」
友希那「言いたかったことはこれだけ。それじゃ」スタスタ <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/28(金) 01:16:18.08 ID:GtGPapZW0<> 紗夜「花咲川は...」
友希那「??」
紗夜「負けませんよ」
友希那「...私も負けるつもりはないわ」スタスタ
リサ「紗夜、それじゃ、また」
紗夜「今井さん。それでは」
リサ「....うん」タッタタ
紗夜(今の花咲川に友希那を止められる戦力はない)
紗夜(可能性があるとしたら、それは)
日菜「お姉ちゃん、もういい?」
紗夜「すっかり待たせたわね」
日菜「本当だよ! けど」
日菜「これで邪魔する人はいなくなった」
日菜「ここからは正真正銘、私とお姉ちゃんだけの世界だよ!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/28(金) 01:20:51.67 ID:GtGPapZW0<> 羽丘 正面玄関
彩「はぁ、はぁ、つ、ついた」ハァハァ
彩「千聖ちゃん達はどこだろ?」
彩「うーん...よし! 西側から回っていこう!」
彩「待てってね、千聖ちゃん」
彩「言いたいことがあるんだから!」タッタタ <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/28(金) 01:26:05.05 ID:GtGPapZW0<> 正面 二階
羽3モブ「く! たぁ!」バシ、シュ!
沙綾「たあ! くっ!」ドシ!ベシ!
羽3モブ「く、くそ! しつこい!」ヨロ
沙綾「今だ!」
沙綾「響け! ハートビート!!」回し蹴り!!
羽3モブ「ぐわぁ!」バシン! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/28(金) 01:37:55.94 ID:GtGPapZW0<> 羽3モブ「く、そぉ」バタ
沙綾「ふぅ、勝った」グ!
たえ「沙綾、いまのって」
有咲「明らかに香澄のスタービート....」
沙綾「あーあー、聞こえなーい」
りみ「け、けど! こっちの先輩達も頑張ってくれて後は香澄ちゃんの相手の人だけだよ!」
シャルル先輩「おりゃ!」シュン!
香澄「おっと」ヒョイ
シャルル先輩「くそ! ちょこまかと!」
香澄「日菜さんに比べたらたいしたことないね!」シュッ! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/28(金) 01:45:39.76 ID:GtGPapZW0<> シャルル先輩「ぐっ!」ドゴ!
香澄「これで決めるよ!」ダッ!
シャルル先輩「!!」
シャルル先輩(しめた! その動き方はさっきの日菜のやつとの喧嘩で見てるんだよ!)
香澄「たぁ!」グル
シャルル先輩(やっぱり回し蹴り!)
シャルル先輩(仕掛けた瞬間、しゃがんで回避。そのまま懐に入り込んでやる!)
シャルル先輩「なめるなよ! 一年が!」
香澄「いっけ!」シュン! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/28(金) 01:51:46.53 ID:GtGPapZW0<> シャルル先輩「今だ!」スッ
りみ「ああ!!」
たえ「しゃがんだ?」
有咲「スタービートが読まれた!?」
沙綾「香澄!」
シャルル先輩「よし、このまま...」
香澄「ふふ」ピタ
シャルル先輩「なに!? フェイク!?」
香澄「蹴りやすい位置にいますね先輩!」シュ!
シャルル先輩「やば!」
香澄「ダブルレインボー!!」キック!! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/28(金) 02:09:21.44 ID:GtGPapZW0<> シャルル先輩「ぐはぁ!」バタ
香澄「よし、っと」
有咲「香澄」タッタタ
香澄「あ、みんな。無事そうで何よりだよ」
沙綾「今のダブルレインボー、って?」
香澄「ああ、あれね。スタービートで蹴った後さらに追撃翌用に考えた技だよ」
香澄「さっきみたな使い方も出来る」フンスー
りみ「すごい!」
たえ「いいこと聞いた。私もやろっと」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/28(金) 02:14:13.46 ID:GtGPapZW0<> 花3年モブ「お疲れ、パピパ」
香澄「どうも」
花3年モブ「ここも何とか突破出来たし、三階に向かうよ」
香澄「それなんですけど、私達さっき戦ってた日菜って人を追わないといけないんです」
香澄「あの人、紗夜さんを追っていましたし」
花3年モブ「そっか、わかった。そういうことならそっちは任せる。私達は動ける人達で進むよ」
香澄「はい、ありがとうございます」
香澄「ということで、東側に行きたいんだけど...」
有咲「それは別に構わねーけど」
沙綾「あの人とまた喧嘩するんでしょ?」
香澄「行ってみないとわからないけどね」
香澄「もしかしたらもう紗夜さんと戦ってるかもしれないし」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/28(金) 02:16:23.60 ID:GtGPapZW0<> たえ「わかった。なら行こう」
沙綾「おたえ」
たえ「大丈夫。もし戦うことになっても今度は五人で戦うから」
有咲「それっていいのか!?」
りみ「私も頑張るね!」
香澄「うん。頼りにしてる。」
香澄「それじゃ、向かおう」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/28(金) 02:16:49.50 ID:GtGPapZW0<> ここまでで <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/28(金) 03:57:54.21 ID:t127uyESo<> 見てる
がんばれ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2018/12/28(金) 07:15:23.98 ID:0j9xUfa4o<> いつの間にやらスレも800近くまで伸びてる… <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/29(土) 11:46:23.91 ID:UpSz+Q9X0<> >>776
ありがとうございます!!
>>777
本当は500くらいで終わる予定だったのですが....
このスレ中には終わると思いますので <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2018/12/29(土) 11:51:39.05 ID:UpSz+Q9X0<> 東側 一階
あこ「はぁ、はあ、いたた..」
燐子「ぜぇ、ぜぇ、、うぅ」バタ
あこ「りんりん!」タッタタ
燐子「あこちゃんの勝ち、だね」ヨロヨロ
あこ「りんりんもびっくりするくらい強くなってたよ」
あこ「ただ、喧嘩慣れしてないっていうか...」
燐子「紗夜さんとしか特訓してなかったから」
あこ「な、なるほど」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2018/12/29(土) 11:58:21.63 ID:UpSz+Q9X0<> 燐子「ごめんね、あこちゃん。私のわがままに付き合ってくれて」
あこ「ううん。そんなことないよ」
あこ「最初は辛かったけど、りんりんとこうやって初めて喧嘩して」
あこ「うまく言えないけど、もっとりんりんのことが好きになった気がする!」
燐子「ふふ、私もだよ」
スタスタ
友希那「あこ、それに燐子も?」
リサ「ええ!? 燐子!?」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2018/12/30(日) 14:49:20.06 ID:5R1ovN4g0<> 燐子「湊、さん。今井さんも」
あこ「友希那さん! リサ姉! どうしてここに?」
友希那「私達はこれから花咲川に向かうの」
リサ「予定がちょっと変わってね。それより燐子こそどうしてここに? しかもそんなボロボロで。もしかして...」
燐子「あこちゃんと、喧嘩してました」
あこ「してました」
リサ「燐子が!? どうして?」
友希那「....」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2018/12/30(日) 15:20:27.45 ID:5R1ovN4g0<> 燐子「私も、変わりたかったんです。それで、あこちゃんに付き合ってもらって」
あこ「りんりんと喧嘩をしてました...」
リサ「そ、そっか」
友希那「別に申し訳なさそうにすることはないわ」
友希那「今は花咲川と羽丘とで戦い中よ。別々の高校の生徒が戦うことは普通だわ」
あこ「だ、だけど...」
友希那「それに燐子。あなたは変わりたい、そのためにあこと喧嘩をした。そうよね?」
燐子「は、はい! そう、ですけど...」
友希那「それも普通のことよ。私たちはロゼリア。常に上を目指すのは当然のことだもの」
リサ(私達、か)
リサ「ふふ、よかった」
友希那「リサ? どうかしたの?」
リサ「なんでもないよ」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2018/12/30(日) 15:47:12.19 ID:5R1ovN4g0<> 友希那「あこ。あなたはこのまま燐子と一緒にいて手当してあげて」
あこ「いんですか?」
友希那「あなたの担当の場所はここなのだからここにいてくれて問題ないわ」
友希那「私とリサは今から花咲川に向かうからこっちのことは任せるわ」
燐子「湊さん。氷川さんとは?」
友希那「紗夜は日菜と決闘中よ。今回は日菜の方が早かったの」
燐子「そう、ですか」
友希那「紗夜とはまた別の機会に決着をつけるとして今回はこの勝負そのものに決着をつけてくるわ」
リサ「というわけで私たちは行くから。二人は無理しないでね」
友希那「ゆっくり休んでなさい」タッタタ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2018/12/30(日) 15:54:27.58 ID:5R1ovN4g0<> あこ「いっちゃたね。友希那さんたち」
燐子「氷川さん...」
あこ「紗夜さんがどうかしたの?」
燐子「うん。氷川さん、友希那さんと戦うことを目標にしてたから、その..」
あこ「そっか。そうだったんだ」
燐子(それにこのままだと花咲川の校章が友希那さんに破壊されちゃうし)
燐子「けど、今の私にはなにもできない、よね」
あこ「りんりん。とりあえず保健室に運ぶね。絆創膏とか貼らないと」
燐子「ありがとう、あこちゃん」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2018/12/30(日) 15:57:12.18 ID:5R1ovN4g0<> 羽丘 二階 東側付近
有咲「お! 人影が見えてきたぞ!」タッタタ
沙綾「本当だ」
たえ「けどあまり動いてない?」
りみ「そう見えるね。あ、でも二人くらい喧嘩してるよ!」
香澄「とにかく近くに行こう!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2018/12/30(日) 16:06:16.70 ID:5R1ovN4g0<> 東側 二階
りみ「ついた!」
有咲「あ! さっき香澄とやりあってた人と」
沙綾「氷川先輩がやりあってる」
たえ「しかもどっちもすごい」
香澄「紗夜さん!」
紗夜「!? 戸山さん!?」
日菜「む! すきあり!」シュン! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2018/12/30(日) 16:09:34.43 ID:5R1ovN4g0<> 紗夜「しまっ! ぐっ!」ドシ
日菜「もー、お姉ちゃん、だめだよ。私との喧嘩中によそ見なんてさ」
紗夜「あなたも随分油断してるわよ」ガシ
日菜「わわ/// お姉ちゃんに抱きつかれ...」
紗夜「ちょっと、離れてなさい!」グル、バッ!
日菜「ええ! わ、わ、わぁ!」グルン、ズコ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2018/12/30(日) 16:18:38.05 ID:5R1ovN4g0<> 紗夜「ふぅ」
香澄「すみません、タイミング悪くて」
紗夜「いえ、それより中央のほうから?」
香澄「はい。少し前日菜さんとやりあってたんですけど紗夜さんの匂いだ、って言っていなくなっちゃって」
紗夜「...なるほど」
香澄「この様子だと一騎打ちですよね? だったら私たちは先に進んで...」
紗夜「いえ、その必要はありません」
香澄「え?」
紗夜「戸山さん。及び、ポッピンパーティーの皆さんは今すぐに花咲川に戻ってください」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2018/12/30(日) 16:24:57.13 ID:5R1ovN4g0<> 香澄「え?」
有咲「今すぐに花咲川に戻れって」
沙綾「どういうことですか?」
紗夜「言葉通りの意味です。三階に進むのではなく花咲川に戻って欲しいということです」
りみ「で、でも、ここまできてもうすぐなのに...」
たえ「どうしてですか?」
紗夜「先ほど羽丘のトップ、湊さんが花咲川に向かいました」
香澄「ええ!? 校長室前で待ち構えてるはずじゃ?」
紗夜「ここを通ったので間違いありません。校章を壊しにいったのです」
有咲「だったらなんで最初っから攻めに行かなかったんだ?」
沙綾「さあ。それはわかんないけど」
紗夜「花咲川には最低限の人数しか割いていません。湊さんは止められないでしょう」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2018/12/30(日) 16:33:49.83 ID:5R1ovN4g0<> 香澄「だったら! 私たちが先にここの校章を壊せば!」
紗夜「たしかにそれもありです。しかし、校長室にはおそらく三年生、それも手強い人たちが待ち構えているでしょう」
紗夜「貴方たちとここにいる何人かを連れて行ったとしても人数的にも強さ的にも返り討ちに合うだけです」
りみ「そんな...」
紗夜「西側、それに正面の人たちの合流を待ってから校長室に攻撃をするのが一番ですが、待っている時間が惜しい」
紗夜「そこで貴方たちに戻ってもらい湊さんと今井さんを倒す、もしくは足止めしてもらいたいのです」
沙綾「私たちにやれる、のですか?」
有咲「向こうのトップ。しかも強さは紗夜さんと同等以上、なんですよね?」
たえ「...」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2018/12/30(日) 16:39:25.55 ID:5R1ovN4g0<> 紗夜「申し訳ありませんが、やってもらう、しかないです」
紗夜「この状況は正直私も想定外ですので」
りみ「ど、どうしよう、香澄ちゃん」
香澄「...私たちは」
香澄「戻ろう。花咲川に」
有咲「ま、お前ならそういうと思ったけどよ」
沙綾「止められるの? その湊さんって人を」
香澄「どうかな? わかんないや。けど..」
香澄「私が日菜さんと決着をつけられなかったから、今紗夜さんが日菜さんとやりあってるわけだし」
香澄「花咲川のトップからの指示だし、ね」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2018/12/30(日) 16:51:55.16 ID:5R1ovN4g0<> 有咲「へへ、お前がそんな風に言うなんてな」
沙綾「はぁ、わかったよ」
りみ「香澄ちゃんが行くって言うなら」
たえ「しょうがないから付き合ってあげる」
香澄「ふふ、ありがと」
香澄「というわけで紗夜さん。今から私達戻ります!」
紗夜「ええ。申し訳ありません。大変な役割を押し付けてしまい」
香澄「大丈夫ですよ。それじゃ、今すぐに...」クル
紗夜「戸山さん」
香澄「はい? まだ何か...」
紗夜「花咲川のこと、頼みます」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2018/12/30(日) 16:59:37.07 ID:5R1ovN4g0<>
日菜「やっと終わった!」
紗夜「待たせたわね、日菜」
日菜「本当だよ! もう次は待たないからね」
紗夜「大丈夫よ。今ので最後だから」
紗夜「ここはいいから他の場所の手伝いをしてきてください」
花2年モブ「わ、わかりました」タッタタ
紗夜「さて、」
紗夜(一番の最善策は戸山さんと協力して日菜をたたき、各場所の生徒を集め校長室に攻撃すること)
紗夜(けど、そんな風にして勝っても得られるものなんてない)
紗夜(何より、今ここで本気の日菜と向き合わなければいつ向きあえばいいのか)
紗夜「これで正真正銘、二人っきりよ、日菜」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2018/12/30(日) 17:08:12.52 ID:5R1ovN4g0<> 日菜「お姉ちゃん///」
紗夜「そしてもう、邪魔もはいらない」
紗夜「あとは私が勝って進むか、貴方が勝って私を止めるかよ」
日菜「大丈夫! 私が勝ったらお姉ちゃんを膝枕で介抱するから!」
日菜「だからお姉ちゃんも私が負けたら膝枕で介抱してね!」
紗夜「...それは約束しかねるわ」
日菜「ええ〜! いいじゃーん!」
紗夜「ほんと、あなたはどんな時も変わらないわね」スーハー
紗夜「日菜、ここからは本気の勝負よ」
日菜「うん! まっかせて!」
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2018/12/30(日) 17:13:58.21 ID:5R1ovN4g0<>
有咲「何やら大変なこと頼まれちまったな」タッタ
沙綾「ホントだよ」
香澄「うん、そうだね」
りみ「羽丘のトップ湊さん、それに今井さんって人もいるんだよね? 私たちで大丈夫かな?」
たえ「大丈夫! 私達、五人でポピパだから!」
有咲「何の説得にもなってねぇ!」
沙綾「けど、その通りかもね」
香澄「うん。きっと、きっと大丈夫!」
香澄「さぁ、急いで戻ろう!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2018/12/30(日) 17:23:36.76 ID:5R1ovN4g0<>
友希那「...」タッタタ
リサ「ごめん、友希那。わたし...」
友希那「リサ? まさかもう疲れたの?」
リサ「そうじゃなくて! 私どうやって花咲川まで行くのか不思議だったけどまさか走りなんて!」
友希那「タクシーでも使いたかったの?」
リサ「そうじゃないけど!」
友希那「私たちはまだ誰とも喧嘩してないのよ? 走って軽くアップしないと」
リサ「うん。まぁ、いっか」
友希那「それに歩いていたら時間が来てしまうわ」
リサ「それもあるし、もしかしたら蘭たちがもう校章壊してたりして」
友希那「それならそれで構わないわ。私たちが勝つ、そのことが大事なのよ」
友希那「とはいえ、紗夜とも戦えず、校章も壊せないではまったくこの戦いの意味がなくなってしまうわ。急ぎましょう」
リサ「うん、りょーかい」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2018/12/30(日) 17:34:27.97 ID:5R1ovN4g0<> 自分用に軽くまとめます
花咲川女学院
一階
チスパ&ハロハピVSアフターグロウ
二階
グリグリの二人喧嘩中
三階
ゆりさん守り中
羽丘女子学園
二階 西側
イヴ、千聖VS麻弥、薫
東側
紗夜VS日菜
彩 校内散策中
友希那、リサ ポピパ 移動中 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2018/12/30(日) 17:35:13.07 ID:5R1ovN4g0<> ここまでで <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2018/12/31(月) 16:20:37.67 ID:FBfxh9su0<> 羽丘 西側 二階
イヴ「やぁ!」シュ!
麻弥「ほっ!」スッ
イヴ「たぁ!」パンチ!
麻弥「おっと」ヒョイ
イヴ「うぅ! 当たりません!」
麻弥「悪いっすけどこっちも負けられないので」シュ!
イヴ「きゃぁ!」ベシ
麻弥「早めに決着付けさせてもらうっす」バシ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2018/12/31(月) 16:30:14.02 ID:FBfxh9su0<> 千聖「はぁ!」バシ! ドシ!
薫「ふっ!」ゲシ! バッ!
千聖「ふん」クル、バッ!
薫「っと!」シュタ!
千聖「逃がさな...」ズキ!
千聖「くっ!」ヨロ
薫「ふぅ」スタ
薫「流石だね、千聖。相変わらず強い」
千聖「よく言うわよ。全然本気出してないくせに」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2018/12/31(月) 16:39:00.13 ID:FBfxh9su0<> 千聖(足の痛み、思ったより響くわね。それに)チラ
麻弥「たぁ! ほっ!」シュン、スバ!
イヴ「うっ! うわ!」チ、ドシ
千聖(イヴちゃんも危なそうね。なんとか助けに行きたいのだけど)
薫「あの子が気になるかい?」
千聖「,,,」
薫「麻弥は強いからね。ただ、今は私に集中してもらわないと」
千聖「わかってるわよ」スウ
薫「ふふ、さーて、そろそろ本気でいこうかな」スッ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2018/12/31(月) 16:48:12.99 ID:FBfxh9su0<> 千聖「っ!」ダッダ!
薫「ふっ!」蹴り!
千聖「くっ!」ヒョイ
千聖「この!」パンチ!
薫「ぐっ! だが!」ドシ! ス!
千聖「!?」
薫「はぁ!」パンチ!
千聖「きゃあ!」バシ!
薫「もう一撃!」グル!
千聖「やらせない、わ!」グル、スタ
薫「もう少しだったんだけどね」スタ <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2018/12/31(月) 16:54:56.17 ID:FBfxh9su0<> 千聖「はぁ、まったく」
千聖(昔より打たれ強くなってるわね)
薫「うまく決まれない。だが!」ダッダ!
千聖(タイミングを合わせて蹴りでカウンターを...)
ズキ!!
千聖「っ!」グラ
薫「今だ!」シュ!
千聖「しまっ...」
薫「はぁ!」キック!
千聖「うっ!」ドゴ!
薫「ふっ!」パンシ!
千聖「うぐ!」バシン!
薫「さらに、どうだ!」蹴り!
千聖「きゃぁ!」バキ! バタ! <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2018/12/31(月) 17:07:48.99 ID:FBfxh9su0<> 薫「今のはなかなか効いたんじゃないか? 千聖」
千聖「う、うぅ」ヨロヨロ
千聖(脇腹を、思いっきり蹴られたみたいね)ズキズキ
千聖「いっつ」グラグラ
薫「やはり立ってくるか」
千聖「勝った、なんて思わないでよ」スーハー
薫「当然さ。私は君に負けを認めさせるために戦ってるのだから」
千聖「あら、それなら貴方が勝つことはないわね」
薫「私が圧倒的な勝利をすれば認めざるえないだろう?」
千聖「その考え方がもう勝ったと思ってるって言ってるのよ」
薫「そうかい? しかし、いずれにしろ結果で示せばいいだけのことだ」
千聖「そうね。今度はこっちから....」
彩「千聖ちゃん!!」ハァ、ハァ <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2018/12/31(月) 17:09:22.56 ID:FBfxh9su0<> 今日はここまで
続きは来年(明日)で
皆さん、よいお年を <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/02(水) 00:01:08.58 ID:kXazC8ud0<> 薫「おや? 誰かな?」
千聖「彩、ちゃん? どうして、ここに?」
彩「戦うために、はぁ、はぁ、決まってるよ」
千聖「仕事、あったでしょ。まさかサボったの?」
彩「そっちは...何とかなると思う」
千聖「何とかって、そんな曖昧な...」
彩「それより! 千聖ちゃん、私ちょっと怒ってるんだよ?」
千聖「....」
彩「どうして私のお仕事変えたの? 私、そんなこと頼んでないのに!」
千聖「...彩ちゃん、不器用じゃない。こんな大喧嘩してるのバレたら間違いなく仕事に支障でるわよ」
彩「それは、千聖ちゃんもじゃん」
千聖「私は、何とかできるもの。けど彩ちゃんはそうじゃないでしょ?」
彩「うっ、それは...」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/02(水) 00:05:55.12 ID:kXazC8ud0<> 千聖「わかったら仕事に戻りなさい」
彩「いやだ!」
千聖「なっ!? どうして!?」
彩「千聖ちゃん、私のこと心配してこんなことしてくれたんでしょ? けど、私だって千聖ちゃんやイヴちゃんのこと心配だよ!」
千聖「彩ちゃんに心配されるほど弱くはないわ」
彩「今ボロボロじゃん!」
千聖「そ、それは... こ、ここからよ!」
彩「だったら私も協力する!」
千聖「足でまといよ!」
彩「それでもする!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/02(水) 00:12:23.81 ID:kXazC8ud0<> 千聖「いい加減しなさい! 彩ちゃんは自分の実力がわかってないからそんなことを...」
彩「わかってるよ!」
千聖「え?」
彩「わかってるよ。私が本当は全然喧嘩強くないことを。ただ毎回たまたまなんとかなってるってことを」
千聖「そう、なの?」
彩「だから千聖ちゃん、私の事心配してくれたんでしょ? 今回も私が喧嘩しないようにしてくれて」
千聖「....」
彩「けど、何回も言うけど私だって心配なの! 力になりたいの」
彩「そのために今空手だってやってるし」
千聖「顔とか殴られたら絶対に叱られるわよ?」
彩「その時は、、一緒に謝って?」
千聖「もう、何よそれ」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/02(水) 00:18:22.50 ID:kXazC8ud0<> 千聖「はぁー、本当にもう」
千聖(花音も、彩ちゃんも、私が知ってるよりずっと成長してるのね)
千聖(誇らしい半分、少しだけさみしいような...)
千聖「彩ちゃん」
彩「な、何かな?」
千聖「向こうでイヴちゃんが戦っているのだけど正直危ないわ。助けてあげて」
彩「え? けど、千聖ちゃんは?」
千聖「イヴちゃんが気になって集中できなかったの。けど彩ちゃんが行ってくれるなら安心ね」
彩「!! 千聖ちゃん!」
千聖「そっちがおわったら私の方も手伝って欲しいわ」
彩「うん! まっかせて! 行ってくる!」
千聖「無理だけはしないでね」
彩「わかってるよ」タッタ <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/02(水) 00:23:57.03 ID:kXazC8ud0<> 千聖「まったく...」
薫「随分と仲よさげじゃないか」
千聖「まぁ、貴方よりは何倍もね」
薫「これでも千聖とはいい関係だと思っていたのだが...」
千聖「いい関係、ね。ほんとかしら」
薫「さて、それでは続きを初めていいかな?」
千聖「そうしましょう。彩ちゃんが戻ってくる前にケリをつけるわよ」
薫「望むところさ!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/02(水) 00:30:11.88 ID:kXazC8ud0<> 彩「イヴちゃん!」タッタ
イヴ「はぁ、はぁ、彩さん!?」
彩「遅れてごめんね! ここからは私も手伝うよ!」
イヴ「本当ですか!? 彩さんが手伝ってくださるなら百人力です!」
彩「えへへ、そんなことないよ」
麻弥「増援、ですか? 一人だけのようですけど」
彩「割って入ちゃってごめんなさい」
麻弥「別に大丈夫っすよ。一対一でやってたわけじゃないので」
イヴ「彩さん、あの方強いです。特に掴んだり、絞めたりするのが得意なようで...」
麻弥「そっちも投げ技が得意そうですけど」
彩「わかったよ! けど、私も少しは強くなったから絶対に勝ってみせる!」ギュウ! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/02(水) 00:32:30.78 ID:kXazC8ud0<> 少しですがここまでで
あけましておめでとうございます <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/06(日) 23:08:59.44 ID:Yhz/c9vh0<> 花咲川 正面 一階
七菜「ゆり、一階正面はもう片づいた。あとは学校の中の子達だけだよ」
ゆり『ん、ありがとう。一階の階段前にひなこ、西にリィがいるから七菜は東をお願い』
七菜「いいけど、そっちは大丈夫?」
ゆり『ひなこを呼び戻すよ。代わりに正面に三年生を何人か送るつもり』
七菜「なるほど」
ゆり『現状、正面が苦戦してる以外は順調。他の場所をたたき次第集中して正面の羽丘の人達を叩く」
七菜「このままいけば守れきれそうね」
ゆり『油断はなしだよ』
七菜「わかってる」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/06(日) 23:18:20.48 ID:Yhz/c9vh0<> 一階 正面 階段前
ひなこ「えー! 戻ってこい!?」
ゆり『その代わりそっちに何人か送るから』
ひなこ「けど、ここの子達強いよ?」
ゆり『だから他のところを叩いて最後にそこを集中攻撃するの』
ひなこ「う〜〜、わかった」
ゆり『すぐにむかわせてあげるから』
ひなこ「約束ね」ピィ
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/06(日) 23:23:47.03 ID:Yhz/c9vh0<> ひなこ「ということでごめん。帰る」
巴「はぁ!? 待て待て! ちょっとしかやり合ってないぞ!」
ひなこ「リーダーからの指示! 仕方ないでしょ!」
巴「ちょ、逃げるな!」
ひなこ「逃げてないから! 後で決着つけるからね! 覚えてろよー!」タッタタ
巴「....マジで行っちまったぜ」
巴「何か、アタシこんなんばっかだな」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/07(月) 00:00:38.85 ID:rDUcMnce0<> ミッシェル「ふっ! たぁ!」シュ!シュ!
モカ「ほぉ〜、とぉ〜」バシ、バシ
ミッシェル「そんな声しておいてなんて機敏な動き」
真結「けどこっちはお留守だよ」ザッ!
モカ「わわ!」ズル
ミッシェル「チャンス!」シュ!
モカ「いたっ!」ベシ!
真結「こっちもね!」パンチ
モカ「おっとと」ヒョイ
真結「くっ! 惜しい!」
モカ「むむむ...2対1って思ったより辛いな〜」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/07(月) 00:12:25.98 ID:rDUcMnce0<> つぐみ「たぁ! りゃぁ!」シュ!シュ!
花音「ふぇ! ふえぇぇ!!」スカ、スカ
里美「今だ!」パンチ!
つぐみ「きゃ!」ベシ
花音「わ、私も!」ヒョロロ〜
つぐみ「おっと! 貴方は遅いよ!」カウンター!
花音「今!」ガシ
つぐみ「え?」
花音「や、やぁ!」グルン!
つぐみ「うわぁ!」グル、ズドン! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/07(月) 00:15:23.93 ID:rDUcMnce0<> 里美「やるね! あんた!」
花音「そ、そうかな///」
つぐみ「いつつ...」
つぐみ「あの人にあんな投げ技が。二人相手ってのもきついかも」
里美「このまま行くよ!」
花音「う、うん」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/07(月) 00:20:20.04 ID:rDUcMnce0<> ひまり「わっ、くっ!」シュバ、ダダ
はぐみ「それ! それ!」シュシュ!
文華「やぁ! やぁ!」タタ!タタ!
ひまり「わぁ! あ、あぶな...」スカ
はぐみ「えい!」足払い!
ひまり「きゃあ!」ズコ
文華「私も!」シュ!
ひまり「いた!」バシ!
はぐみ、文華「「ダブルパーンチ!!」」
ひまり「きゃあぁ!」バシン!
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/07(月) 00:25:45.59 ID:rDUcMnce0<> 文華「いける!」
はぐみ「う、うん! このまま...」
巴「おっと、そうはいかないぜ」スタ
ひまり「と、巴!」
巴「大丈夫か?」
ひまり「ま、まあ。ちょっとやられ気味だったけど。ここから挽回するつもりだったの!」
巴「わかってるって。けど、アタシも混ぜらせてもらうぜ」
ひまり「もう、仕方ないな」
文華「うっ、巴...」
はぐみ「わわ、強そうだよ!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/07(月) 00:32:35.86 ID:rDUcMnce0<> 蘭「はぁぁ!」バシ!シュン!ザザ!
こころ「ええぇい!!」ダシ!ドシ!ビュン!
夏希(悔しいけど二人のレベルについていけない!)
夏希「けど、どこかに隙が出来るはず! そこを狙う!」
蘭「はっ!」ビュン!!
こころ「ほ!」ジャンプ!
蘭「くっ!」スカ
こころ「えい!」グル、キック!
蘭「大ぶり、過ぎ!」スカ、ダッダ!
こころ「また躱されたわ!」
蘭「なんで嬉しそうなのさ!」裏拳!
こころ「きゃ!」バシン! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/07(月) 00:46:00.09 ID:rDUcMnce0<> こころ「うっ!」バタ
蘭「しばらく寝てな!」かかと落とし!
夏希「おっと!」バッ!
蘭「くっ! 鬱陶しいね!」ググ
夏希「ホント痛い、けど!」ズキズキ
夏希「一発食らってもらうよ!」スッ、シュン!
蘭「残念だけどそれは無理」スカ
夏希「くっ、こ、こころ!」ガシ
こころ「っと、えーい!」ビュン!
蘭「何度も何度も食らわないって」グル
夏希「うわ!」グル
蘭「ほら、こうやってどっちかを盾にすれば攻撃は...」
こころ「必殺! ハピィーマジカル!」ジャンピングキック!
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/07(月) 00:50:03.49 ID:rDUcMnce0<> 夏希「うげぇ!」ドシ!
蘭「はぁ!? ちょ、わぁ!」ドシ!
こころ「ふふ〜ん、決まったわね!」
夏希「い、いたたた、マジで痛い」ヨロヨロ
蘭「こころ、あんたねぇ」スタ
こころ「何かしら? あ、やっぱりハピネスもつけないとダメだったかしら?」
蘭「そういう問題じゃないっての!」
夏希「私だけ、ダメージ量多くない?」
蘭「...お疲れ様」
夏希「うん、全然嬉しくない」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/07(月) 00:55:34.37 ID:rDUcMnce0<> 蘭「はぁ、今の決着ついたらもうあんたとはやりたくないね」
こころ「あら? どうして? こんなに楽しいのに!」
蘭「そう思ってるのはあんただけ。相方はそう思ってないみたいだけど」
こころ「そんなことないわ!」
夏希(そんなことあります)
蘭「ふぅ、ま、とりあえずこの勝負に決着をつけようよ」
こころ「望むところだわ!」ダッダダ
夏希(また、二人の戦いが...ん?)
夏希「あれ? そんな...」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/07(月) 00:58:23.72 ID:rDUcMnce0<> 蘭「ふん!」シュ!
こころ「わわ!」チッ!
蘭「ほら!」グルン、シュ!
こころ「わぁ!」チッ!
蘭「甘いよ」ザ!
こころ「きゃあ!」ドサ!
蘭「ふっ!」ビュン!
こころ「いた!」ドシ!
蘭「はぁ!」キック!
こころ「きゃぁ!」バシン! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/07(月) 01:06:49.08 ID:rDUcMnce0<> 夏希「こころがまともに食らい始めてる!?」
蘭「これで決めるよ、必殺、くらくらーいあうと!」正拳突き!!」
こころ「!! や、やぁ!」ザ!
蘭「!! まだそんなに動けるなんてね」
こころ「はぁ、はぁ、」
夏希「完全にやられ始めてる。私もちゃんと参戦、しないと」グググ
蘭「無駄だってわかるでしょ。さっきまで二対一でどうにかこうにか互角だったのにもう明らかに差がつき始めてる」
夏希「あんただって攻撃食らってるじゃん」
蘭「そりゃ私だって痛いよ。けど、体力はまだ大丈夫。けどこころは?」
こころ「私も、はぁ、平気よ」
夏希「こころ...」
蘭「そしてあんたは体力以前にダメージがひどいんじゃない?」
夏希「こ、こんくらい...」ヨロヨロ <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/07(月) 01:10:53.26 ID:rDUcMnce0<> 蘭「そう、まだやるんだ。ならもう立てなくなるまで続けるだけ」パシ!
こころ「望むところ、だわ」ハァハァ
夏希「こころの強がり、め」グググ
ミッシェル(こころ! 助けに行きたいけど)チラ
巴「オラオラ!」ビュン!
ひまり「一対一なら負けないよ!」シュン!
文華「く! きゃ!」バシ!
はぐみ「わわ! っつ!」ベシ! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/07(月) 01:16:43.80 ID:rDUcMnce0<> ミッシェル(はぐみのとこもやばい。ひなこさんはどこに?)
ミッシェル(花音さんの方は大丈夫そうだけど、あっちも人数は割けない)
ミッシェル(こうなったら)
ミッシェル「真結さん、つぐみや文華さんの方を手伝ってきてください。この人とは私一人でやるので」
真結「...大丈夫?」
ミッシェル「必ず勝ちます」
真結「そっか。わかった」タッタタ
ミッシェル(必ず勝つ、だなんてどの口が言ってるんだか)
モカ「あれれ〜? 一対一に戻していいの〜?」
ミッシェル「まぁ、何かしら手を打たないといけないし、誰かが頑張らないとね」
モカ「ほほう、苦労してますな〜」
ミッシェル「そう思うなら早いとこやられてほしんだけど」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/07(月) 01:17:20.88 ID:rDUcMnce0<> ここまでで <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/01/07(月) 01:35:47.70 ID:wzxnO7SB0<> 美咲よ‥これは神のお告げです。
キャストオフしなさい。
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/01/07(月) 19:39:46.24 ID:wzxnO7SB0<> かのちゃんが渋川剛気並みに覚醒したら最高なんだがな。 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2019/01/08(火) 13:01:42.61 ID:j0xzfzqF0<> しっかり完結させることが大事
頑張れー <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/01/09(水) 03:02:36.11 ID:72+eUc9/O<> つぐはぐは紛らわしいから仕方ないね <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/11(金) 01:34:34.96 ID:lK9lS2yi0<> 相変わらず間違いばっかりで本当にすみません
必ず完結はします <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/11(金) 01:54:01.36 ID:lK9lS2yi0<> 羽丘 西側 二階
イヴ「きゃぁ!」バタ
麻弥「悪いですけど、これで終わりッす!」バッ!
彩「させないよ!」ドン!
麻弥「おわ!!」グラ!
イヴ「助かりました!」
彩「ううん! 大丈夫!」
麻弥「うぅ、二人って以外と面倒ですね」
彩「この人を倒したら千聖ちゃんの助けに行くよ」
イヴ「はい!」
麻弥「まだ勝ってないですよ、っと」バッ!
彩「やぁ!」ビュン!
麻弥「おわぁ!」ザザ
イヴ「今です!」ダッ! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/11(金) 02:03:55.27 ID:lK9lS2yi0<> 麻弥「と、見せかけて」ガシ
イヴ「わぁ!」ガッチリ
彩「ああ! イヴちゃん!」
麻弥「狙いは貴方ですよ」首締め!
イヴ「うっ! く、苦しぃ!」グググ
麻弥「このまま落ちてもらいますよ」ガッシリ
彩「すぐ助けないと!」ダッ!
麻弥「おっと」グル
彩「!! イヴちゃんが間に!」
麻弥「これならこの子が邪魔で攻撃出来ないでしょう」
彩「ど、どどうしよう!!」アワワ
イヴ「うぅぅ...」
麻弥「もう少し、これで...」
薫「ぐっ! うわっ!」バタ! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/11(金) 02:10:49.34 ID:lK9lS2yi0<> 麻弥「のわぁ!」バッ!
イヴ「!! きゃ!」バッ!
彩「イヴちゃん!」ガシ
薫「いたた... ふふ、どうやら本気になったみたいだね、千聖」
千聖「随分大げさに吹き飛んだじゃない。流石の演技だわ、薫」
薫「そういう君こそ、足を痛めているとはまったく感じられない攻撃だよ」
千聖「さぁて、何のことかしらね」
イヴ「ゲホッ! ゲホッ!」
彩「イヴちゃん! しっかり! えっと、こういうときって背中を叩けばいいんだっけ!?」
千聖「さすってあげた方がいいに決まってるじゃない」
彩「だ、だよね!」ナデナデ
イヴ「うぅ、助かり、ます」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/11(金) 02:15:19.13 ID:lK9lS2yi0<> 麻弥「薫さん、しっかりしてくださいよ〜」ムク
薫「ああ、すまない。いいところを邪魔しちゃったかな?」スタ
麻弥「まぁ、いいですけど」
薫「もう少し離れて戦おうか」
麻弥「賛成です」
千聖「彩ちゃん、今私が助けないとイヴちゃんが危なかったのだけど?」
彩「そ、それは、その、ごめんなさい!」ペコ
千聖「謝らなくていいから集中して。私を助けることよりまずは目の前の相手よ」
彩「わかりました!」
千聖「イヴちゃんも、彩ちゃんを助けてあげて」
イヴ「は、はい!」ゴホゴホ <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/11(金) 02:20:36.31 ID:lK9lS2yi0<> 東側 二階
モブ「きゃあ!」ドッ!
モブ「嘘!」ガツン!
花モブ「ああ! だから言ったでしょ!」
咲モブ「あの二人の攻撃線上には入っちゃダメよ!」
紗夜「はぁぁ!!」ビュン!!
日菜「うわっと!」ヒョイ!
モブ「へ? きゃぁ!」ブオン!
花モブ「紗夜さんの蹴りの風圧で後ろの子が吹き飛んだ」
咲モブ「嘘でしょ、ホントに」
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/11(金) 02:25:44.90 ID:lK9lS2yi0<> 日菜「たりゃ!!」パンチ!!
紗夜「くっ!」パシン!!
日菜「!! さっすがお姉ちゃん! 私のパンチを片手で止めるなんて!」
紗夜「貴方もで、しょ!」パンチ!!
日菜「ええい!」パシン!!
紗夜「く、っ!...」グググ
日菜「えへへ、お姉ちゃんと手を合わせ合ってるよ〜」グググ
紗夜「笑顔で恐ろしい力入れてるわね」スッ、ガシ
日菜「わぁ!」グラ
紗夜「はあぁ!」背負い投げ!
日菜「わ、きゃ!」ドシン!! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/11(金) 02:32:10.61 ID:lK9lS2yi0<> 日菜「ゴホッ、いっった〜い! 背中打ったー!」
紗夜「貴方が気を緩めたからよ」
日菜「緩めてないもん! ただお姉ちゃんの手のぬくもりを感じてただけだもん」
紗夜「....手つかむのやめようかしら」
日菜「ええー! 何でー!」
紗夜(何度か日菜はこんな感じで気を緩め、その都度こうして攻撃を加えてるわけだけど、痛がってる様子がまったく見受けられないわ)
紗夜「やっぱり、リスク覚悟で至近距離から全力で攻撃するしかないみたいね」
日菜「ぶぅー! いいもん! それなら私の方からつかみに行くから!」
紗夜「好きにしなさい」
日菜「そうするね! えい!」ダッ! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/11(金) 02:39:28.55 ID:lK9lS2yi0<> 紗夜(速い!)
日菜「やぁ!」ビュン!
紗夜「くっ!」ガシ
日菜「へへ〜、えい!」ビュン!
紗夜「こ、の!」ガシ
日菜「えへへ〜、今度は恋人つなぎしてるよ!」グググ
紗夜「変なこと言うのはやめなさい!」グググ
紗夜(力比べのつもりかしら? それとも...)
日菜「ほい!」スッ
紗夜「それは、読んでたわ!」スッ
紗夜(いきなり力を抜いて体制の崩れたところを攻める。貴方なら私のマネをすると...)
日菜「なら、えい!」グイ!
紗夜「!! なっ!」グイ <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/11(金) 02:49:40.30 ID:lK9lS2yi0<> 紗夜(強引に引き寄せられっ...)
日菜「やぁ!」グル、バン!
紗夜「がはっ!」ドン!!
日菜「これでお互い背中打ったね!」
紗夜「ぐっ、うぅ」ムク
紗夜(力任せに壁に叩きつけられるなんて)
日菜「さーて、次はどうしよっか?」
紗夜「さっきから私と似たようなことばかり」
紗夜「貴方、本気でやってるの?」
日菜「...そういうお姉ちゃんはどうなの?」
紗夜「え?」
日菜「お姉ちゃん、全然向かってこないじゃん。さっきの攻撃だって本気じゃないでしょ? だってあんまり痛くないもん」
紗夜「それは...」
日菜「だから、お姉ちゃんが本気で私に向かってきてくれない限り私も本気で喧嘩しないよ?」
紗夜「....」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/11(金) 02:54:47.55 ID:lK9lS2yi0<> 紗夜「はぁ、そうね。確かに本気じゃなかったわ」
日菜「でしょ?」
紗夜「貴方に勝つにはもっとギリギリでやり合わなきゃいけないわけね」
日菜「そうだよ! 今までみたいにちょっとずつやり合うんじゃなくてさ! ドカン!!ってやり合おうよ!」
紗夜「結局、こうなるまで私はまだ貴方から逃げてたってことなのかしらね」ボソ
日菜「うん? どうしたの?」
紗夜「貴方の言うとおりだと思ったのよ」
日菜「へへ、でしょ!」
紗夜「それならここからは容赦しないわよ」
日菜「私だって!」
花モブ「え? あの二人...」
咲モブ「まだ本気じゃなかったの?」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/11(金) 03:02:05.19 ID:lK9lS2yi0<> 紗夜「ふっ!」ダッ!
日菜「たぁ!」ダッ!
紗夜「はっ!」シュ!
日菜「ほっ!」スカ
紗夜「...」スッ
日菜「フェイク!?」
紗夜「ブラックシャウト!!」回し蹴り!!
ガツン!!
日菜「ぐふっ!」ドゴ!
紗夜「もう、一撃!!」グル
日菜「!!」スッ!
紗夜(しまった! 逆に懐に!) <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/11(金) 03:12:43.56 ID:lK9lS2yi0<>
日菜「ワンダーランド・ガール!!」アッパー!!
ガツン!!
紗夜「がはっ!」バシン!
日菜「さらに、えい!」パンチ!!
紗夜「うっ!」ドゴ!
日菜「おまけだよ!」キック!
紗夜「!!」キッ!
紗夜「はぁ!」ガード!!
日菜「片手で!!」
紗夜「すぅー、ふっ!」ダッ!
紗夜「デタミネーション!!」キック!!!
日菜「うぐっ!!」バシン!
日菜「どわぁ!」バタン <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/11(金) 03:17:42.92 ID:lK9lS2yi0<> 紗夜「ふぅ」
日菜「いっった...」ゴロン
紗夜「....」
日菜「えへへ!」ムクリ
紗夜「...ふふ」
花モブ「...やば」
咲モブ「絶対痛いやつだよ、どっちも」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/11(金) 03:25:12.50 ID:lK9lS2yi0<> 道路
有咲「はぁ、はぁ、なぁ! まだか!?」
たえ「もう、少し」ハァハァ
りみ「遠い、ね」ハァハlハ
沙綾「あと少しだから! 頑張ろう!」タッタタ
香澄「以外と遠いよね」ホッ
有咲「それにしても、はぁ、その湊さんと今井さんって人達の背中すら、はぁ、見えねーな!」
沙綾「確かにね」
りみ「あ! 学校見えてきたよ!」
たえ「本当にもう少しだった」
有咲「ようやく、だ」ハァハァ
香澄(時間的に考えると、もしかしてそろそろ学校に着いてるんじゃ...)
香澄「よし! ここからダッシュで行くよ!」
有咲「マジでふざけんなぁぁぁーーーー!!!」 <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2019/01/12(土) 17:28:40.10 ID:nh+kaWfi0<> 今日ぶっ通しで読み進めてた!
頑張れ〜! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/13(日) 10:15:07.04 ID:r2vgQeQ/0<> >>849
ありがとうございます! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/13(日) 10:21:49.80 ID:r2vgQeQ/0<> 花咲川 正面 一階
つぐみ「たぁ! やぁ!」シュ!バッ!
花音「うっ、ふぇぇ」スカ、スカ
つぐみ「この!」ドッ!
花音「あっ!」ガシ
つぐみ「!?」
花音「え、えい!」
つぐみ「わっ! きゃあ!」グル、ズドン!
里美「す、すごい.. 完全に押してる。花音..先輩、あんなに強かったんだ」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/13(日) 10:28:25.72 ID:r2vgQeQ/0<> つぐみ「うっ、うぅ」ムクリ
つぐみ(まったく攻撃が当たらないのはそうだけど、途中から私の攻撃の勢いを使ってそんまま攻撃に転じてきてる)
つぐみ「えへへ、ちょっとやばいかも」
里美「こんなに強ったんですね!」
花音「あ、えっと、体が勝手に、っていうか」
里美「それでもすごいですよ!」
花音「あ、ありがとう///」
つぐみ(こうなったら手数で勝負するしかないよね)
つぐみ「私だって、負けたくないんだから!」ダッ! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/13(日) 10:34:24.39 ID:r2vgQeQ/0<> 里美「来ました!」スッ!
花音「う、うん!」ググ
つぐみ(まずは...)
里美「こっち!?」
つぐみ「倒せる方から!」シュ!
里美「わっ! くっ!」チッ、シュ!
花音「え、ええっと」アワワ
つぐみ「えい!」キック!
里美「わぁ!」ドシ
花音「!! 助けないと!」ダッダ! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/13(日) 10:43:31.07 ID:r2vgQeQ/0<> 花音「やぁ!」ヒョロロ
つぐみ「!! チャンス!」クル
里美「危ない!」
花音「あっ!」
つぐみ「攻撃の隙、ここだ!」
つぐみ「くらくらーいあうと!!」パンチ!!
花音「!!」
バシン!!! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/13(日) 10:50:58.13 ID:r2vgQeQ/0<>
里美「あぁ!!....あれ?」
つぐみ「ぐはっ! なっ、どうし、て...」バタ
花音「ふぇぇぇ?」
里美「花音先輩、今何を?」
花音「その、殴られる瞬間、目を瞑っちゃって」
里美「そ、そうなんですね」
里美(何かあの人のパンチがあの人に帰っていったように見えたんだけど...)
花音「あの、大丈夫ですか?」ユサユサ
つぐみ「...」チーン
花音「これって...」
里美「私たちの勝ち、ですね」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/13(日) 10:52:34.66 ID:r2vgQeQ/0<> ごめんなさい、ここまでで <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/18(金) 00:06:59.23 ID:H6FiXQ+x0<> ひまり「巴!! つぐが!」
巴「わかって、る!」シュ!
文華「くっ! きゃ!」バシ!
巴「こいつで決める!」
巴「ジャンボリージャーニー!!」右ストレート!!
文華「うぅっ!!」バキ!! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/18(金) 00:18:33.33 ID:H6FiXQ+x0<> はぐみ「あ!!」
ひまり「よ、よーし! 私も!」ダッ!
はぐみ「っ!!」スッ!
ひまり「いっくよ!!」ググ
はぐみ「こ、こうなったら!」タッ!
ひまり「ひっさつ〜」
はぐみ「ふわふわゆめいろ....」スウ
ひまり「くらくらーいあうと!!」キック!!
はぐみ「きゃあっ!!」バシン!!
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/18(金) 00:24:27.36 ID:H6FiXQ+x0<> ひまり「よし!」
巴「さーてと」
真結「...やばいね、これは」
里美「大丈夫! 真結!」タッタタ
花音「は、はぐみちゃん!!」
真結「二人とも、助かるよ」
ひまり「来たね、つぐの敵!」
巴「まとめて倒してやるぜ」
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/18(金) 00:50:19.46 ID:H6FiXQ+x0<>
ミッシェル「のっびのびトレジャー!!」パンチ!!
モカ「わぁ!」バチン!
ミッシェル「ふう、やっとはいった」
モカ「いつつ...」
ミッシェル(いける。このままなら勝てる)
モカ「むむむ、ちょっとピンチっぽいかも」
ミッシェル「これで決める!」ダッ!
モカ「そうはいかないんだな〜」スタタタ
ミッシェル「あ! ちょっと!」
モカ「ふふ〜、勢いをつけて〜の!」ダッ!
ミッシェル「うへ、走ってきた」
モカ「いっくよ〜!」ザッ!
ミッシェル「仕方ない。ここで!」スウ! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/18(金) 01:03:09.85 ID:H6FiXQ+x0<>
モカ「ツナグソラモヨウ!!」ドロップキック!!
ミッシェル「君がいなくっちゃ!!」キック!!
バシン!!!
モカ「うっ!!」ビシ!
ミッシェル「くっ!」ドシン!
モカ「うわぁ」バタ
ミッシェル「うぐぐ...」ゴロ
モカ「き、効いた〜」
ミッシェル「こ、こっちも」
ミッシェル(すごい衝撃。頭クラクラする)
ミッシェル「けど、ここでとどめを」ムク
モカ「あ、ちょっと待ってよ〜」ヘナヘナ
ミッシェル「悪いけどそれは...」
こころ「きゃっ!!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/18(金) 01:11:20.76 ID:H6FiXQ+x0<> ミッシェル「!! こころ!」
こころ「うっ!」バタ
夏希「ここ、ろ」グラ
蘭「ふぅ、思いのほか手こずったよ」
こころ「うっ、くぅ」フラフラ
蘭「ここまでだね。今止め刺してあげる」スタスタ
こころ「まだ、まだよ」フラフラ、スタ
蘭「なんでそんなに頑張るかは知らないけど」スウ
蘭「私達にもしなきゃいけないことあるから」ザッ <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/18(金) 01:25:36.59 ID:H6FiXQ+x0<> ミッシェル「やばい、今助けに...」ダッ!
モカ「おっと」ガシ
ミッシェル「わぁ! いつの間に!」
モカ「へへ〜、パンチやキックじゃ効いてるかわからないしやっぱり絞め技だね〜」ググ
ミッシェル「うわ、ちょっ!」ンー!ンー!
モカ「ほ〜ら、このままじゃ腕が大変な事になっちゃうよ〜」
ミッシェル(やばい!! ホントにやばい!!)
ミッシェル「いたい! 痛いから!!」
モカ「モカちゃんも心痛めてるか〜」
ミッシェル「そんなの知らないから!!」
ミッシェル(こうなったら!)
ミッシェル「ホントはしたくないけど!」スル!
モカ「あれ??」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/18(金) 01:35:44.27 ID:H6FiXQ+x0<> 美咲「ぷはっ!」スパ
モカ「おお〜、着ぐるみを脱ぐとは」
美咲「はぁ、はぁ、ほんとはこんなことしたくなかったんだけど」
美咲(あのままだったら腕が大変なことに...)
モカ「黒のタンクトップなんだね〜」
美咲「か、格好はどうでもいいでしょ///」
美咲「ってこうしてる場合じゃない!」ダッ!
モカ「あれれ? ちょっと〜」
こころ「うっ、うぅ」バタ
蘭「はぁ、はぁ、これで、終わりだよ!」パンチ!
美咲「こころー!!」バッ!
ドゴ!! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/18(金) 01:56:43.05 ID:H6FiXQ+x0<> ここまでで
<>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<><>2019/01/19(土) 05:05:56.30 ID:N8LaN1dx0<> 今日見始めました
続きを気長にお待ちしております <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/22(火) 15:54:01.73 ID:vUVOWvyR0<> ありがとうございます! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/22(火) 15:58:22.18 ID:vUVOWvyR0<> 蘭「...!?」
夏希「...!?」
美咲「うぅ...」バタン
こころ「美咲!」
蘭「え? 誰、あの人」
モカ「あの着ぐるみの中の人だよ〜」
蘭「モカ、ってボロボロじゃん。大丈夫?」
モカ「蘭も中々だけどね〜。平気だよ〜」
蘭「ならいいけど。それにしても中の人ね」
モカ「親友を庇う、熱い展開だね〜」
蘭「私が悪者じゃん」
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/22(火) 16:08:09.27 ID:vUVOWvyR0<> 美咲「いたた、ミッシェルを脱いだらすぐやられるなんて、やっぱり私喧嘩向いてないな」ゴロン
こころ「美咲! いつの間に来てたの?」ユサユサ
美咲「ずっといましたよ〜」
こころ「..? いなかったじゃない?」
美咲「だから..っ!」ズキ
こころ「美咲?」
美咲「あー、ごめん。気、失いそ、う」
こころ「それは大変よ! 今すぐに...」
美咲「こころ....お願い」
こころ「え?」
美咲「こころは..負け.ない..で」ガク
こころ「...美咲」
モカ「うぅ〜、感動だよ〜」
蘭「ひまりじゃないんだからさ。そもそも、あの着ぐるみはモカが相手してたんじゃないの?」
モカ「いや〜、それが強敵で...」
スタスタ <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/22(火) 16:14:51.27 ID:vUVOWvyR0<> 蘭「..?」
モカ「また階段から足音?」
花三年「一階中央階段前のアフターグロウを足止めしといて」
咲三年「って、ゆりちゃんに言われたから来たけど」
花咲三年「あの羽丘の制服の子達だよね」
花女三年「確かに押され気味だね」
蘭「また誰か来たし」
モカ「もぉ〜、キリがないですな〜」
蘭「ホントめんどくさい」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/22(火) 16:21:43.35 ID:vUVOWvyR0<> ひまり「きゃあぁ!!」グル、バタン!!
巴「ひまり!!」
ひまり「う、うぅ...」バタ
真結「や、やった」
里美「あと一人!!」
花音「へへ、やった」ハァハァ
巴「これは、完全に予想外だぜ」
真結「あとは!」シュ!
里美「あんただけ!」ザッ!
巴「おっと」シュ、シュ
真結「きゃ!」ベシ!
里美「くっ!」ドシ!
巴「この二人はともかく...」
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/22(火) 16:28:22.80 ID:vUVOWvyR0<> 花音「やぁー!」ヒョロロ
巴「..!! っと!」バッ、スタ
巴(思わず避けちまった。たいしたことないはずなんだけどな、あの人)
花音「はぁ、はぁ」
真結「大丈夫、ですか?」ハァハァ
里美「大分、警戒されてますね」ハァハァ
花音「えへへ、そうかな」ハァハァ
里美(実際この人が二人も倒してるわけだし)
真結「頼りっぱなし、っても情けない話ですけどお願いします」
花音「う、うん。任せて」
巴「...認めるしかないよな」
巴「あの水色の髪の人が強いって」
巴「ひまりも突っ込んでいってやられちまったわけだし」
巴「それを踏まえてどうするか、だけど...」
スタスタ <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/22(火) 16:36:36.36 ID:vUVOWvyR0<> 花音「..? 入り口の方から足音?」
里美「ってことは、また羽丘のやつらなんじゃ...」
友希那「これは...」
リサ「あれ? モカ達じゃん」
真結「う、そ...」
花音「え、えっと、知ってるの?」
里美「羽丘のトップ、ですよ」
巴「学校に残ってたんじゃ...」
モカ「蘭ー! あっち見て!」
蘭「何? 今この人達を...湊さん!?」
花三年「マジか」
咲三年「どーしよ」
花女「ええ〜」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/22(火) 16:37:34.32 ID:vUVOWvyR0<> ここまでで <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/25(金) 00:28:14.11 ID:RRKLP82Z0<> リサ「モカ〜! どしたの? こんなところで?」
モカ「リサさん。いやー、これはですね」
友希那「美竹さん、貴方ならてっきりもう校章の前あたりだと」
蘭「くっ! それは、その、これは!」
里美「さーて、どうしよっか」
真結「いや、無理でしょ」
花音「ふぇぇ、そんなぁ」
花咲三年「ゆりちゃんがその二人とはグリグリがやるから残りの子をお願いだってさ」
花三年「おお、それなら」
咲三年「何とかなるかも」
花女三年「やってみよっか!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/25(金) 00:36:35.85 ID:RRKLP82Z0<> 友希那「ま、いいわ。それなら私達が先に行くだけよ」
蘭「...!! させませんよ! 私達はここまで戦ったんですから!」
友希那「ここまで、ってまだ一階じゃない」
蘭「そうですけど!」
リサ「あはは、それじゃあ、モカ。おっさき〜」
モカ「あー、ずるいですよ〜」
里美「....あんたはどうすんの?」
巴「アタシか? アタシはそうだな...やっぱつぐとひまりの敵かな」ビッ!
花音「ふぇぇ!」
真結「続けるってことね」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/25(金) 00:43:52.94 ID:RRKLP82Z0<> 友希那「それじゃ」バッ!!
蘭「あ! ちょ、ああ〜、もう!」ダッ!
花咲三年「おっと、貴方は待ってね」シュ!!
蘭「わっ!」スッ
花三年「悪いけどこっからは私達と勝負ね」
蘭「どうしてあたしばっかりこうなの」
モカ「らん〜!」スタ
蘭「モカ!」
モカ「手伝うよ〜」
蘭「ありがと、速攻でカタをつけるよ」
咲三年「ふふ、空色デイズの二つ名を持つ私の力、とくと見せてあげる」
花女三年「自分で言ってるだけでしょ」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/25(金) 01:02:32.01 ID:RRKLP82Z0<> リサ「二人とも、頑張れー!」
友希那「リサ、私達は先に進むわよ」スタスタ
リサ「わかってるって」クル
こころ「この先へは行かせないわ!」ザッ
友希那「....貴方は?」
リサ「かなりボロボロだけど」
こころ「私は弦巻こころ! ここから先へ人を通さないように任されてるのよ。本当は蘭と続きをしようと思ったのだけど、どうやら違う人と喧嘩しているみね! 今は貴方達が優先よ!」
友希那「そう、貴方がここで美竹さんとやり合っていたのね。けど、私は彼女のように甘くはない。すぐに決着をつけさせてもらうわよ」
こころ「望むところよ! 美咲にもお願いされてるの! 何か今はとーっても負ける気がしないわ!」
友希那「リサ、手を出さないで」
リサ「わかってるって。けど、こんなボロボロな子相手じゃ友希那やり過ぎちゃうんじゃ...」
友希那「そんな心配は不要よ」
リサ「え?」
友希那「...」スッ
こころ「ふふ!」グッ
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/25(金) 01:10:24.22 ID:RRKLP82Z0<>
友希那「ふっ!」キック!
こころ「やぁ!」キック!
バシン!!!
友希那「...くっ」グググ
こころ「うぅ〜!」グググ
友希那「ふん!」バッ、ビュン!!
こころ「..!! ほっ!」バクチュウ
友希那「..!?」
こころ「今度はこっちから!」パンチ!
友希那「...」ベシ!
こころ「たぁ!」シュ!!
友希那「...」スカ <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/25(金) 01:25:03.85 ID:RRKLP82Z0<> 友希那「はぁ!」パンチ!!
こころ「ほっ!」ムーンサルト
友希那「...嘘でしょ」
こころ「よっと」スタ
リサ「あの子、普通に強い....けどそれよりあの動きは何!?」
蘭「こころのやつ、私との喧嘩であんな動きは...」
モカ「らーんー! こっちに集中しーてー!」ヒョイ、ヒョイ
花三年「よそ見すんな!」シュン!シュン!
友希那(ヒットアンドアウェイのようなスタイル。それでいて回避の仕方が...何というか、独特な動き)
友希那「美竹さんとやり合っただけはあるようね」
友希那(けど)
友希那「次で終わりよ」
こころ「まだまだ、よ」ハァハァ
リサ「あの子、もう足が震えてる」
こころ「負け、られないわ!」スーハー
友希那「...」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/25(金) 01:33:39.30 ID:RRKLP82Z0<> 友希那「それは、私もよ」スッ
友希那「油断はしない。本気で行くわよ!」ダッ!
こころ「私も!」バッ!
巴「オラ! ソイヤ!!」ビュン!ビュン!
里美「きゃ!!」バタン
真結「ぐっ...うぅ」バタン
巴「これで、あんた一人だぜ」
花音「二人とも!」ハァハァ
巴「あんたには悔しいけど攻撃を当てられない。けど、つぐ達とやり合ったからこそもう体力が限界なはず。こうなったらとことん追い込んでやるぜ!」
花音「うぅぅ...」
夏希「私も、力を貸します」
花音「夏希ちゃん!」
巴「夏希じゃねーか!」
夏希「悔しいけど、あっちはもう私が介入できるレベルじゃない。なら、少なくとも一人くらいアフターグロウを倒さないと」
巴「それでアタシか? いいぜ、相手になってやる!」
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/25(金) 01:40:47.88 ID:RRKLP82Z0<> 蘭「ふっ、はぁ!」ビュン!
咲三年「ぐふっ!」ヨロヨロ
蘭「これで倒れないんだ。しぶとい」
咲三年「いったいなぁ〜、もう!」
蘭「ったく、こっちは湊さんとこころの喧嘩に介入したいのに」
モカ「そうなったらモカちゃんがやられちゃうからやめてね〜」シュ!バシ!
蘭「わかってる!」ドシ!!
友希那「はっ!」ガツン!
こころ「うっ!」ズキン!!
友希那「入ったわね。もう回避も間に合ってない。これで終わりにしてあげるわ」グル
友希那「ブラックシャウト!!」回し蹴り!!
こころ「..!!」ハッ
こころ「えぇーーい!」スライディング <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/25(金) 01:53:15.79 ID:RRKLP82Z0<> リサ「嘘!?」
友希那(私が蹴りのために回り始めた瞬間にもう動いて...)
こころ「今よ!」ダキ!
友希那「...!!」
こころ「このまま投げ飛ばして...」グググ
友希那「...残念ね」
こころ「動か..ない..」プルプル
友希那「貴方が本来の体力ならともかく、そんな弱り切った力では私を投げ飛ばすことは不可能よ」バッ
こころ「きゃ!」
友希那「そして」ガシ
こころ「..!!」
友希那「貴方に本当の投げ技、プロレスの技を見せてあげる」グルン!!
友希那「ヒロイック・アドベント!!」バックドロップ!! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/25(金) 02:01:40.71 ID:RRKLP82Z0<>
ガシン!!
こころ「がはっ!」
友希那「勝負あり、ね」
こころ「うぅ...くや、し..」バタン
友希那「ふぅ、」
リサ「大丈夫? 友希那」
友希那「ええ、ちゃんと叩きつける場所は考えたわ」
リサ「さっすが」
友希那「けど、この子の体力が普段通りだったらこんなにうまくはいかなかったわね」
リサ「かもね。けど、これで」
友希那「ええ、二階に進めるわ」タッタタ <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/25(金) 02:09:27.47 ID:RRKLP82Z0<> 蘭「こころが...やられた」
花三年「隙あり!!」ガツン!
蘭「っつ!」グラ
花三年「へへ、油断たいて...」ガシ
蘭「いったいよ!」ビュン!!
花三年「うげっ!」ドシン!
蘭「くっ、私が倒したかったのに。それに湊さんも行っちゃったし」
巴「ソイソイソイ!!」シュ!シュ!シュ!
花音「ふぇぇぇぇ!!!」ス、ス、ス
夏希「すっごい、本当に全部避けてる。けど..」
巴「くそ! マジであたんね!」
花音「はぁ、はぁ、」ゼェゼェ
巴「けど、へへ。辛そうだな」
花音「はぁ、はぁ」チラ
こころ、美咲、はぐみ「 」
花音(みんな...)ウル <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/25(金) 02:15:05.14 ID:RRKLP82Z0<> 花音「きゃ!」ズコ
巴「どうやら、本当に限界みたいだ」
花音「う、うぅ...」
巴「これで、決着だ!」パンチ!!
パシン!!
香澄「大丈夫、ですか? 花音先輩」グググ
花音「香澄ちゃん!?」
巴「お前は...」
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/25(金) 02:24:01.10 ID:RRKLP82Z0<> 夏希「香澄、あんた羽丘に...」
沙綾「まさか、ナツ達がアフターグロウと、ね」
夏希「沙綾!!」
沙綾「大丈夫? 他のみんなは?」キョロキョロ
夏希「それが、やられちゃった」
沙綾「そっか...けど、こっからは私達に任せて」
有咲「やっと着いたと思ったら」
たえ「さっきぶりだね」
りみ「め、めっちゃ疲れた!」ハァハァ
香澄「よっと」パッ
巴「おっと」スタ
香澄「...」チラ
蘭、モカ「ダブル・くらくらーいあうとー!!」Wパンチ!!
花女三年「ぐはっ!」グラ、バタン
花咲三年「く、そぉ」バタン <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/25(金) 02:33:28.76 ID:RRKLP82Z0<> モカ「ふふーん、正義は勝つ」ドヤ
蘭「はいはい」チラ
香澄「...」
蘭「...」
香澄「てっきりもう校章前あたりにいると思ってたよ」
蘭「だーかーら! 次から次に来るんだから仕方なかったの。こころだって強かったし」
香澄「こころん? こころんとやってたの?」
蘭「まーね、あのままやってたらあたしが勝ってた。邪魔が入って最後湊さんにもってかれたけど」
香澄「!? それいつ?」
花音「ほんのちょっと前、だよ」
有咲「もうちょいだったのか! 頑張って走ったかいがあったぜ!」
りみ「だね!」
蘭「...なるほど。湊さんを追ってきたんだ。もしかして止めるため?」
香澄「止める...いや、倒すためだよ」
蘭「それは無理だね。香澄じゃ湊さんには勝てない。まずあたしに勝てないんだから」
香澄「何それ? 寝ぼけてるの? 蘭ちゃん?」
蘭「それはそっちでしょ」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/25(金) 02:43:09.67 ID:RRKLP82Z0<> 巴「あーもう! やるならさっさとやろうぜ!」
モカ「モカちゃん、連戦に次ぐ連戦でちょっときついなぁ〜」
有咲「私達も到着してそのままきたし体力がちょっと...」
巴「そんなの気合いだ、気合い!」
沙綾「大丈夫、喧嘩しながら息を整えればいい」
モカ、有咲「「本気で言ってるの?」」
香澄「花音先輩は休んでてください! あとは私達が!」
花音「ごめんね。お願い」
夏希「沙綾、私も戦える」
沙綾「大丈夫なの?」
夏希「ようやく反撃って時に休んでられないよ」
沙綾「...わかった。ただし、足引っ張らないでよね」
夏希「あったりまえじゃん!」
モカ「うわ〜、これは..」
有咲「やる流れだな、完全に。けど、ちょうどいいや」
モカ「おや?」
有咲「お前にリベンジできるしな」
モカ「ほほ〜う。それなら受けてたとうかな〜」
たえ「私も息整えよ。複式呼吸でいいかな?」
りみ「おたえちゃん!普段の呼吸方法でいいから!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/25(金) 02:49:41.03 ID:RRKLP82Z0<> 香澄「なっちゃんとみんなはあの二人をお願い」
夏希「なっちゃん??」
沙綾「ん、任せて」
有咲「やるしかない、かぁ」
たえ「ヒッヒフー、ヒッヒフー」
りみ「あわわ! 始まっちゃうよ〜!」
蘭「巴、モカ、周りの奴らをお願い」
巴「おう!」
モカ「ほーい」
香澄「私は蘭ちゃんと...」
蘭「私は香澄と....」
香澄、蘭「「ここで決着をつける!!」」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/25(金) 02:51:25.38 ID:RRKLP82Z0<> ここまでで <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/01/25(金) 03:02:14.69 ID:GU2+AIjqO<> 乙 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/26(土) 23:47:43.06 ID:SM9VYRz20<> 羽丘 西側 二階
麻弥「ふっ! とりゃ!」シュ!ザッ!
イヴ「きゃぁ!」バシ!
彩「わわ!」ズコ
麻弥「一気にたたみかけるッス!」ザッ!
彩「させないよ!」ブン!!
麻弥「のわぁ!」チッ!
イヴ「はぁ、はぁ、助かり、ました。アヤさん」
彩「ううん、大丈夫だよ」チラ
彩(イヴちゃん、苦しそう。私がもっと頑張らないと!)ギュッ!
麻弥(あのピンクの髪の方の攻撃は強そうッスね。けど動きは単調だから躱しやすい。まずはもう一人の方を、っと)
イヴ(悔しいです。私、アヤさんに助けてもらってばかりで)
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/31(木) 14:51:29.89 ID:cxYoZt6s0<> 麻弥「そろそろ倒れてもらいますよ!」ダッ!
彩(イヴちゃんの方に!)
イヴ「これ以上、やられ、ません!」
麻弥「そんなフラフラな状態じゃ無理しない方がいいっスよ」
彩「やぁ!」ビュン!
麻弥「おっと」ヒョイ
彩「..!! そんな!」
麻弥「貴方は後回しっス。まずは」シュッ!
イヴ「くっ!」ベシ!
麻弥「ほっ!」ダシ!
イヴ「きゃあ!」バタ
彩「ええーい!!」ビュン!
麻弥「おっとと」ササ
彩「うぅ〜、当たらないよ」
麻弥(どうやら何か習ってるみたいですけど実践は初めてみたいっスね。これなら..) <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/31(木) 15:11:31.55 ID:cxYoZt6s0<> 麻弥「とりゃ!」ダッ
彩「私の方に来た! これなら当てられる!」スッ
麻弥(さっきから同じ構え方。やっぱり...)
彩「てりゃ!!」ビュン!!
麻弥「ここ!」チッ!
彩「そんな! ギリギリで躱すなんて!」スカ
麻弥「ワンパターンッスよ。ほい」ガシ
彩「わわ! 掴まれ..」
麻弥「サバイバー ねばーぎぶあっぷ!」グル...バシン!!
イヴ「アヤさん!!」
イヴ(アヤさんが地面に叩きつけられて...)
麻弥「ふぅー、かなり強めに投げたので効いてるはずです」チラ
彩「うわぁーん!! 痛ーい!!」ウルウル
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/31(木) 15:20:26.73 ID:cxYoZt6s0<> 麻弥「...へ?」
イヴ「アヤ、さん?」
彩「うぅ、痛いよぉ」ウルウル
麻弥「あ、あの..」
彩「背中思いっきり打っちゃった..ゴホゴホ」
イヴ「あっ! 今背中さすります!」
彩「うぅ、ごめんね」
イヴ「い、いえ。この辺ですか?」スリスリ
彩「もうちょっと下の方お願い」
麻弥「えっと...え? 何ですかね?」
麻弥(喧嘩中、ですよね? なのに相手の前で堂々とこんな..)
麻弥(しかも泣いてたような...)
彩「すごくヒリヒリする。背中、絶対赤くなってるよぉ」
イヴ「見てみますね」ヒラ
彩「ひゃあ/// イヴちゃん!」
イヴ「確かにすごく赤くなってます!」
彩「やっぱり...ってそうじゃなくて!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/31(木) 15:28:37.60 ID:cxYoZt6s0<> 麻弥「あの! もう攻撃しても良いっスか?」
イヴ、彩「「!!」」
彩「ちょっと待ってください!」サササ
イヴ「あ、アヤさん!」サササ
麻弥「ええー」
彩「うっ、すっごく痛い」
イヴ「きれいな払い腰でしたね!」
彩「そんなこと言ってる場合じゃないよー!」
イヴ「た、たしかに」
彩「このままじゃ...」
イヴ「...」
彩(千聖ちゃんの助けに行くどころか足引っ張るだけだよ)
イヴ「アヤさん!」
彩「うわぁ! ど、どうしたの?」
イヴ「私に考えがあります!」
彩「ほんと!?」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/31(木) 15:49:33.74 ID:cxYoZt6s0<> イヴ「はい! それは...」ヒソヒソ
彩「うん。それで...」ヒソヒソ
麻弥「...もうそろそろ13時。あと1時間たらずで決着、と。攻めてる組はどうなってるのやら」
麻弥「私達以外はパッと見ても両方同じくらいやられてる感じですかね」
麻弥「そういえば薫さんはまだ戦ってるんッスかね?」キョロキョロ
イヴ「お待たせしました!!」
麻弥「おっと。もう痛いのはいんですか?」
彩「おかげさまで!」
麻弥「それは何よりです。それでは続きですね」
彩「イヴちゃん、本当にいいの?」ボソ
イヴ「はい! アヤさんもしっかりとお願いしますよ」ボソ
彩「...わかったよ」ボソ <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/31(木) 16:02:34.78 ID:cxYoZt6s0<> イヴ「はぁぁー!!」ダッ!
彩「えーい!」ダッ!
麻弥「そっちから来ますか」スッ
彩「今度こそ! やぁ!」ビュン!
麻弥「もう無駄ッス」ヒョイ
イヴ「ここです!」パンチ!
麻弥「ほっ!」バシ!
イヴ「受け止められた!?」
麻弥「最初の頃ならともかく、今の状態の攻撃じゃ通用しませんよ」ググ
麻弥「このまま投げ飛ばします!」グル!
イヴ「きゃあ!」グイ
麻弥「てりゃー!」バシン!!
イヴ「がっ、はぁ!」バタン
彩「イヴちゃん!」
麻弥「これで残りは一人だけ。さぁ、これで終わりに...」
イヴ「まだ...です」ガシ <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/31(木) 16:13:26.38 ID:cxYoZt6s0<> 麻弥「!! まだ意識が!?」
イヴ「えーい!!」ガシ!
麻弥「うわぁ!」ズコ
イヴ「はぁ!」グググ
麻弥「こ、これは...寝技、っすか」グググ
イヴ「私も、日本の武道の、経験が...少しは..」グググ
麻弥「く、苦しい。けど..」グググ
麻弥(やっぱり拘束の力が弱い! 抜けられる!)ググ
イヴ「くっ! うぅぅ...」ググ
麻弥「あと、少し..」ググ
イヴ「もう、力、が...」ググ
麻弥「う、りゃぁ!」バッ!
イヴ「あぁっ!」
麻弥「はぁ、はぁ、危なかった」ゼエゼエ
彩「はぁぁ!」グッ!
麻弥「!!」
麻弥(真横に!? やばい!)
彩「はなまる アンダンテ!」バシン!!! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/31(木) 16:24:36.89 ID:cxYoZt6s0<> 麻弥「がはっ!!」
彩「ごめんなさい! もう一発!」ググ
麻弥(やば..い、避け、ないと)
彩「もういちどルミナス!!」正拳中段突き!
麻弥「だはっ!」ドシン!!
彩(完全に入った!)
麻弥「う、うぅ、きつい、ッスね」バタン
彩「はぁ、はぁ、やった、よね?」
彩「そうだ! イヴちゃん!」タッ!
イヴ「アヤさん、やりました、ね」
彩「うん! これもイヴちゃんのおかげだよ!」
イヴ「私達の勝利、です、ね」ガク
彩「イヴちゃん? イヴちゃん!!」
イヴ「アヤさん、あとは、お願い、しま、す」バタ
彩「イヴちゃん....ありがとう」ギュッ!
彩「私、行くね。千聖ちゃんのところに!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/01/31(木) 16:28:31.48 ID:cxYoZt6s0<> ここまでで <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/08(金) 14:36:03.78 ID:vbMTS6e+0<> 羽丘 二階 西側
千聖「はぁ、はぁ...」
薫「はぁ、はぁ...」
千聖「まったく、貴方も、しつこいわね」ハァハァ
薫「ふふ、千聖ほどでは、ないさ」ハァハァ
千聖(足の痛みは相変わらずね。けど、段々慣れてきた。問題は脇腹の方。動く度に痛いわ)
薫(本当に千聖は甘くないね。足の様子もそうだが、それを理由に手を抜く訳にはいかない。そう思って本気でやっているのに)
千聖「ふぅー...」
千聖「そろそろ決着をつけたいところね。貴方とこうして喧嘩してるのも飽きてきたわ」
薫「賛成だ。しかし、相変わらず千聖は私に厳しいね。何かしたかな?」
千聖「別に。けど、貴方だって私を目の敵にしてるじゃない」
薫「目の敵、って訳ではないさ。ただ私は君を倒したいだけなのさ」
千聖「なんでよ」
薫「...小さい頃からの憧れ、だからかな。超えたいんだよ、君を」
千聖「.....そう」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/08(金) 14:44:35.11 ID:vbMTS6e+0<> 薫「少し恥ずかしいな。私も言ったんだ君を言ってくれないか?」
千聖「貴方を見ていると腹が立つからよ」
千聖(...まったく成長していない自分に)
薫「それは...どうしようもないな」
千聖「もういいでしょ。続けましょ」
薫「ああ、わかったよ」
千聖「ふっ!」ダッ!
薫「はっ!」ダッ!
千聖「はぁ!」ビュン!
薫「くっ!」バシ!
千聖「たぁ!」ドシ!
薫「うっ!」ドゴ!
千聖「もう、一撃!」ビュン!!
薫「はぁぁ!」ガシ!
千聖「くっ、うぅ..」グググ
薫「ぐっ、だぁ!」バッ! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/08(金) 15:04:59.62 ID:vbMTS6e+0<> 千聖「はぁ、はぁ、この!」シュ!
薫「おっと」ヒョイ
薫「今度はこっちに番だ」スゥゥ
薫「ファントムシーフ!!」パンチ!
千聖「ぐっ! きゃあ!!」ドシ!バタン!
薫「防がれたか。けど!」ダッ!
千聖「まだ、よ」ムク
薫「私の儚い最高の一撃を!」ググ
千聖「いいわ、これで決めてあげる!」グッ!
薫「ゴーカ! ごーかい! ファントムシーフ!!」パンチ!!!
千聖「ゆら・ゆらリングドングダンス!!」キック!! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/08(金) 15:19:27.84 ID:vbMTS6e+0<>
バシン!!!
薫「がはっ!!」
千聖「うっっ!」
薫「くっ、相打ち、か」グラグラ
千聖「まだ、よ。私の蹴りは...」グラ
薫「!?」
千聖「もう一撃、あるの、よ!」グル
バシン!
薫「がっ、ぐぅぅ」バタン
千聖「ぜぇ、ぜぇ、うぅ」ガタ
千聖「はぁ、はぁ、私の、勝ち、ね」
千聖「私だって、貴方には、負けたく、ないのよ」バタン
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/08(金) 15:28:04.41 ID:vbMTS6e+0<> 彩「千聖ちゃん!!」タッタタ
千聖「彩、ちゃん?」
彩「良かった! 勝った!?」
千聖「おかげさまでね」ゴロ
彩「!! 大丈夫!?」
千聖「はぁ、見ての通りよ。情けない姿見せちゃったわね」
彩「ううん。そんなことないよ」
千聖「イヴちゃんは?」
彩「あっちで横になってる。イヴちゃんのおかげで勝てたから」
千聖「そう。なら私も...うっ!」
彩「あ! 無理に起き上がらなくても!」
千聖「はぁ、ダメね。私はここでリタイアかしら」
彩「とりあえず安全な場所に移動するから」
千聖「...彩ちゃん」
彩「どうしたの?」
千聖「お願いがあるのだけれど...」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/08(金) 15:43:37.30 ID:vbMTS6e+0<> 花咲川二階 中央階段
友希那「ふん!」シュ!
モブ「きゃぁ!」バタ
リサ「ごめんね!」シュ!
モブ「うわぁ!」バタ
友希那「残すは三階だけね」
リサ「うん。あと少し。そう言えばモカ達来ないね」
友希那「苦戦してるのか、他に強い子達がいたのか、けど来ないなら構わないわ。私達が校章を壊すだけよ」
リサ「ま、そうだね」
三階
リサ「とうちゃーく、っと。後はここをまっすぐに行くだけだけど...」
友希那「そう簡単にはいかないようね」
ゆり「そういうことだよ」
ひなこ「やっと暴れられるぅ〜!」
七菜「騒がないで、ひなこ」
リィ「二人、か。報告通りだね」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/08(金) 15:51:44.63 ID:vbMTS6e+0<> 友希那「ここにいるということは..」
リサ「三年生、それも最後の砦、みたいな?」
友希那「でしょうね。恐らく話に聞いていた..」
ゆり「私達はグリッターグリーン。校章を壊す前に私達と戦ってもらうよ」
友希那「ロゼリアの湊友希那よ。望むところだわ」
ひなこ「人数こっちの方が多いけど、許してね」
リサ「いえいえ〜、こっちが勝ちますから」
リィ「言うね」
七菜「さーてと」
ゆり「様子見なんてしない。はじめから全力で行くよ、みんな」
三人「「了解!」」
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/08(金) 16:17:53.46 ID:vbMTS6e+0<> 羽丘 二階 東側
紗夜「はあぁ!!」ズドン!!
日菜「いったぁ! わたし、もぉ!!」バシン!!
紗夜「ぐふっ! くっ、はぁ!!」パンチ!
日菜「うっ!! とりゃぁ!」キック!
紗夜「がはっ!」バシン!
紗夜「く、うぅ」ハァハァ
日菜「はぁ、はぁ、いたた...」
紗夜(決めきれないわ。なかなかいい一撃を入れれない。このままならどっちが先に倒れるかの我慢比べになりそうね)
日菜「うぅ、お姉ちゃんと理想の殴り合いをしているのに嬉しい反面、滅茶苦茶痛いよ。流石お姉ちゃん!」
紗夜「貴方の攻撃も十分に痛いわよ」
日菜「ふぅー、よーし!!」
紗夜「?」
日菜「そろそろお姉ちゃんに膝枕、してあげるね!」
紗夜「それは私を倒す、ってことかしら?」
日菜「えへへ〜」
紗夜「...いい笑顔ね。けどいいわ。私も我慢比べは好きじゃないもの」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/08(金) 16:18:37.01 ID:vbMTS6e+0<> ここまでで <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/14(木) 17:05:24.25 ID:0B6K4XCo0<> 羽丘 一階 中央
蘭「ふっ! らっ!」シュ!シュ!
香澄「っと! この!」スカ、ビュン!
蘭「へー、今回は最初っから本気みたい、じゃん!」ビュン!
香澄「わっと! 別にこれが普通だよ!」ビュン!
バシン!!
蘭「いった...」
香澄「いつつ...」
蘭「よく見たらもうボロボロじゃん」
香澄「そっちだって。結構お疲れのようだけど?」
蘭「はぁ? そんなことないし」
香澄「私だって全然ボロボロじゃないし」
蘭「....」
香澄「....」
蘭、香澄「「このぉ!!」」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/14(木) 17:12:03.70 ID:0B6K4XCo0<> 夏希「はぁ!」シュ!
沙綾「たぁ!」シュ!
巴「ふっ、それ!」サッ、サッ
夏希「この!」ブン!
巴「遅い遅い!」スッ
沙綾「今だよ!」
りみ「やぁ!」グググ
巴「!! 後ろに!?」
りみ「これで、イチコロネ!!」ビュワン!!!
巴「やばっ!」ダッ、ゴロン
りみ「そんな!?」
夏希「あそこから反応するなんて...」
巴「ふぅー、危ない危ない。けど、二度は通じないぜ」
沙綾「1度目すら通じてないけどね」
巴「さーてと、そんじゃ、こっちからもいかせてもらうぜ!」ダッ! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/14(木) 17:18:06.93 ID:0B6K4XCo0<> 巴「おら!」ビュン!
夏希「くっ!」ザザ
巴「そら!」ダシン!!
沙綾「うっ!」バシ
巴「それそれ!!」ソイソイ!
りみ「二人とも! わ、私も!」ダッ!
巴「お、混ざるか? けどな!」足払い!
りみ「きゃあ!」ズコ
巴「そこだ!」キック!
りみ「だはっ!」バシン!
巴「動きについて来れてないぜ」ダッ!
沙綾「りみ!」
沙綾(まずい。りみじゃさばききれない!)
沙綾「この!」パンチ!
巴「おっと!」バシ!
沙綾「ナツ!」
夏希「たぁぁ!」パンチ! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/14(木) 17:23:18.06 ID:0B6K4XCo0<> 巴「反対側から!? けど!」ガシ!
夏希「くっ!」ググ
巴「アタシに食らわせるには速さが足りないな」グググ
沙綾「はぁぁ!」シュ!バッ!
巴「おっとと」バシ、ダシ
夏希「こっちも!」バッ、シュン!
巴「おわ! 待て待て! 違う方向からはずるいぞ!」シュ、スカ
夏希「ずるくて!」シュ!
沙綾「結構!」ドシ!
巴「ぐわ!」ドシ!
夏希「こっちも!」ビュン!
巴「うお!」ドゴ!
沙綾「てりゃ!」キック!
巴「うが!」バシ!
夏希「ほら!」パンチ!
巴「だはっ!ベシン! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/14(木) 17:28:40.19 ID:0B6K4XCo0<> 巴「この〜、いい加減に」バッ!
夏希「なぁ!?」ガシ
沙綾「うわ!」ガシ
巴「しろぉー!!」ブン!ブン!
夏希「わぁ!」グル、ドサ
沙綾「のわぁ!」グル、バタ
巴「ったく、そんなちまちまじゃなくてもっとこう、ガツンってこいよな」
夏希「ぐっ、このバカ力め」
りみ「ふ、二人とも、大丈夫?」
沙綾「りみ! そっちこそ」
りみ「私はなんとか。ごめんね、足ひっぱてて」
沙綾「そんなことないよ」
夏希「悔しいけど一対一じゃ圧倒的にあっちの方が強いからね」
巴「へへ、今度は三方向からか? その前にこっちから行ってやるぜ!」ダッ! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/14(木) 17:33:23.69 ID:0B6K4XCo0<> モカ「えーい」シュン!
有咲「くっ、おりゃ!」シュ!
モカ「うぐ」チッ
有咲(私が強くなったってのもあるかも知れねーけど今日のこいつの攻撃は簡単に対処できるぜ)
有咲「おら!」パンチ!
モカ「おっとっと」グラ
有咲「へへ、らっ!」シュ!
モカ「ほっ!」クルクル
有咲「なぁ!? 受け流してこっちに来やがった!?」
モカ「この勢いで〜、モカちゃんパーンチ!」パンチ!
たえ「させない」ガシ
有咲「おたえ!」
モカ「ぐぬぬ、あと一歩の所を」
たえ「私も。おたえパーンチ!」パンチ
モカ「うぐ!」ドシ! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/14(木) 17:40:44.47 ID:0B6K4XCo0<> モカ「いたた〜、容赦ないなぁ」フラフラ
有咲「...」
たえ「有咲、一気に決めよう」
有咲「なぁ、おたえ」
たえ「うん?」
有咲「ここからはあいつと一対一でやらせてくれないか?」
たえ「どうして?」
有咲「前にあいつに負けてんだよ。それにもし勝ったとしてもあんなフラフラな状態のやつ相手に二対一ってのもな」
たえ「...わかった」
有咲「わり、その代わりおたえは沙綾の方を....」
たえ「私があの人を倒すから有咲は沙綾の方をお願い」
有咲「お前話聞いてたか!?」
たえ「一対一で戦うって話でしょ? 任せて」
有咲「いや、そうだけど」
たえ「冗談だよ。ここは任せるね」タッタタ
有咲「...すげーわかりにくいぞ」
モカ「おやや? いんですか?」
有咲「まあな。言ったろ? この前の借りを返すって」
モカ「なるほど〜。そういうことなら改めて受けて立ちますとも〜」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/14(木) 17:48:45.25 ID:0B6K4XCo0<> 香澄「はぁぁぁぁ、らぁ!」バシン!!!
蘭「がはっ!..つつつ、だぁぁ!」ビュン!!
香澄「ぐはっ!」ザザ
蘭「はぁはぁ、がはっ。いった...」
蘭(前にやったときより隙がなくなってる。変に大技も出してこないし、今みたいにカウンター気味じゃないと思いっきり殴れない)
香澄「はぁはぁ、ふぅー」ゴシゴシ
香澄(くっそー、誘われた。チャンスって思ったのにあっちも狙ってた訳ね)
蘭「ふん、前よりやるじゃん」ダッ!
香澄「そりゃ、成長しますよ」ガシ!
蘭「うぐぐぐ!」グググ
香澄「悪い、けど、力比べ、ならぁ!」ググ、グイ!
蘭「くっそ!」グイ
香澄「だぁ!」パンチ!
蘭「ぐふっ!」ドシ
香澄「おりゃ!」キック!
蘭「がはっ!」バシ!
香澄「スター、ビート!」回し蹴り! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/14(木) 17:59:51.16 ID:0B6K4XCo0<> 蘭(やっと来た! 大技)シュン!
香澄(しゃがんだ!? けど!)
香澄「対策済みだよ!」グル
蘭「もう一回転!?」
香澄「ダブルレインボー!!」キック!!
蘭「っく、っだ!」バッ、グルン
香澄「右に飛んだ!?」
蘭「っと、いた」グル、バタ
香澄「あそこから避けるなんてね」
蘭「はぁ、はぁ、っしょ」ムクリ
香澄「...」
香澄(明らかに疲れてる。おそらくこっちで激しい戦いをしてたんだろね。けど)
香澄「私達の喧嘩には関係ない」
蘭(やっば。結構ピンチじゃん)
蘭(香澄だってあの様子だとあっちでそれなりに戦ってきたんだろうし、ここまで走って来たんだろうし)
蘭「そもそも喧嘩が始まった以上、言い訳は通じない」ダッ! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/14(木) 18:03:57.39 ID:0B6K4XCo0<> 羽丘 三階
リサ「ふっ!」キック!
七菜「っと」スカ
リサ「てりゃ!」シュ!
七菜「っふ!」スタ
リサ「あらら〜、当たらないね」
七菜「本気に見えないけど?」
リサ「段々上げていくタイプなんですよ」
七菜「なら、早めに仕掛けさせてもらうわね!」ダッ!
リサ「おっと」ササ
七菜「ふっ!」シュ!
リサ「よっと」スカ
七菜「はっ!」キック!
リサ「それ〜」スカ <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/14(木) 18:06:53.69 ID:0B6K4XCo0<> 七菜(当たらない)
リサ「ふむふむ、なるほど〜」
七菜「何か?」
リサ「いえ、ただ...」
七菜「?」
リサ「いや、もうちょっとかな〜、と」
七菜「もうちょっと? 一体何が?」
リサ「いえいえ、お気になさらず。続けましょう」
七菜「...そうね」
七菜(少し、不気味ね)
七菜「あっちの方も心配だし早めにケリをつけましょう!!」ダッ! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/14(木) 18:11:44.67 ID:0B6K4XCo0<> ゆり「はっ!」ビュン!
リィ「てい!」バッ!
ひなこ「それぇー!」バシン!
友希那「ふっ、っと、はっ」バシ、ベシ、ササ
ゆり「ふん!」グル、バシン!
友希那「っく!」チッ
リィ「そこ!」パンチ!
友希那「甘いわ!」ガシ
ひなこ「甘いのはそっちかな〜」ビュン!
友希那「っ! っく!」バシ!
ゆり「悪いけど、はっ!シュ!
友希那「ぐっ!」ドシ <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/14(木) 18:15:35.69 ID:0B6K4XCo0<> リィ「よっ」バッ
友希那「くっ」スタ
リィ「悪いな、三人で」
ひなこ「ほんとだよ〜」
ゆり「けど、貴方もこんなものじゃないでしょ?」
友希那「ええ」コキコキ
友希那「貴方達こそ、もっと本気で来てもらって構わないわ」ググ
リィ「へー」
ひなこ「わお、言うね!」
ゆり「その言葉、そっくりそのまま返すよ!」ダッ!
友希那「ふっ!」ダッ! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/14(木) 18:16:09.17 ID:0B6K4XCo0<> ここまでで <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/02/20(水) 02:38:53.58 ID:UalrgLo3O<> 待ってる <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/20(水) 11:27:39.69 ID:pH5KvzL90<> 沙綾「ふっ!」
夏希「でりゃ!」
たえ「はぁ!」
巴「くっ、そ!」
巴(もう一人混ざってきやがったぜ!)
りみ「おたえちゃん、あっちは?」
たえ「有咲が一人でやるって」
りみ「大丈夫かな?」
たえ「有咲なら大丈夫。それよりもこの人」
りみ「う、うん。確かに強いよね」
たえ「そう。だからこっちに集中しないと」
沙綾「おたえも混ざって四対一、か」
夏希「少し悪い気がするね」
巴「へへ、遠慮なんていらないぜ。むしろこれぐらいがちょうど良いってもんだ」
沙綾「そっちがいいならいいけど」
夏希「あんたを倒すことに変わりはないしね!」ダッ!
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/20(水) 11:39:58.08 ID:pH5KvzL90<> 巴「上等だぜ!」ダッ!
夏希「てりゃ!」シュ!
巴「おら!」ガシ
沙綾「ふっ!」シュア!
巴「無駄無駄!」ガシ
たえ「私も!」シュ!
巴「くっそ。こうなったら足で!」ガシン
夏希「こ、のぉ!」グググ
沙綾「三人の攻撃を、受け止めるなんて...けどね!」グググ
りみ「やあぁ!!」ビュン!!
巴「!! それはやばいぜ!」バッ!
りみ「!! 躱されちゃった」
たえ「あの人すごいね。こうなったら私の必殺技で!」ダッ
沙綾「私も!」ダッ!
巴「へっ! 受けてやるぜ!」ダッ!
たえ「花園電気パーンチ!!」パンチ!!
沙綾「ハートビート!!」回し蹴り!
巴「Y.O.L.O!!!!」キック!!! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/20(水) 11:50:36.97 ID:pH5KvzL90<> バシン!!!
たえ「きゃあ!」バシン1
沙綾「っつ!!」バシン!
沙綾(私の蹴りとおたえのパンチを一蹴りで吹き飛ばすなんて!)
巴「どんなもんだ....」
夏希「えぇーい!」ビュン!
巴「うお! やべ!」ベシ
夏希「油断したね。くらいな!」ググ
夏希「シャイン・シャイニング!!」パンチ!!
巴「ぐほっ!」ドゴ
巴(くそ! 腹に...)
りみ「私も!」グイ
巴(やべ!!)
りみ「これでイチコロね!!」パンチ!!!!!
巴「そっ、れぇーー!」バッ!
りみ「また避けられた!?」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/20(水) 11:56:23.80 ID:pH5KvzL90<> 巴(あいつのパンチはもう完全に見切ったぜ)
巴「それでも危なかったけどな」クル、スタ
沙綾「ありがと。こっちに避けてきてくれて」クル
巴「!?」
巴(やばっ! もう動き出して...)バッ!
沙綾「今度こそ! ハートビート!!!」回し蹴り!!
巴「ぐわぁ!!」バシン!! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/20(水) 12:09:24.23 ID:pH5KvzL90<> 蘭「ぐわぁ!」バシ
蘭「このぉ!!」ビュン!!
香澄「うぐっ!」ベシ!
香澄「でりゃ!」パンチ!
蘭「はぁ、はぁ、ったく。きりがない」ハァハァ
香澄「それは、はぁ、こっちのセリフ」ゼェゼェ
蘭(悔しいけど、完全に力はあっちの方が上。けど、お互い、あと何発か入れば倒れそうな状態)
蘭(なら、一撃の多さよりも、いかに攻撃を当てるかどうかにかかってる!)
香澄(さっきから蘭ちゃんがあまり踏み込んでこなくなった、気がする)
香澄(何冷静に分析してるのさ! まったく!)
香澄「喧嘩は考えるんじゃなくて本能でやるんだよ!!」ビュン!
蘭「はぁ!? 何言ってるの!」スカ
蘭「私はあんたみたいにただ喧嘩してるわけじゃないの!」シュ!!
香澄「私が何も考えてないって言ってんの!?」ヒョイ
蘭「そうにしか見えない、よ!」ビュン!
香澄「ぐっ! そんな一撃大して効かないよ!」ビュン!!
蘭「おっと」スカ
香澄「この!」シュ、シュ!
蘭「ぐ! うっ!...今だ!!」ビュン!
香澄「がはっ!」ベキ! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/20(水) 13:02:33.26 ID:pH5KvzL90<> 蘭「それ!」シュ!
香澄「ぐふっ!」
蘭(いける!)
香澄「調子に、ならないでよね!」ガシ
蘭「くっ!」グググ
香澄「この!」グイ
蘭「わっ!」ズル
香澄「でりゃー!!」パンチ!
蘭「だはっ!」ベキ!!
香澄「はぁ、はぁ、ど、どうよ」ゼェゼェ
蘭「くっそ...痛い」ハァハァ
香澄「前やったときより強いね。けど...」
蘭「...けど、何さ」
香澄「前やった時と違うように感じる」
蘭「はぁ!? 何が?」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/20(水) 13:16:30.70 ID:pH5KvzL90<> 香澄「何が、って言われると分からないけど」
香澄「強いて言うなら、うーん...オーラ?」
蘭「そんなの見えるわけないじゃん。バカなの?」
香澄「強いて言うならって言ったでしょ!」
香澄「何か、勝ちたい! じゃなくて負けたくない、って感じじゃない?」
蘭「同じじゃん」
香澄「いやいや、違うよ」
蘭「結局何が言いたいの?」
香澄「うーん、うまく伝わらない。もういいや!」
蘭「....」
蘭(勝ちたい、じゃなくて負けたくない、か)
蘭「香澄」
香澄「何?」
蘭「あんたは負けられない理由、ってある?」
香澄「うわ、急に何さ」
蘭「いいから」
香澄「...あるよ」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/20(水) 13:29:31.26 ID:pH5KvzL90<> 香澄「けど、私の場合は何より自分の気持ちが一番で喧嘩してるから。だから勝ちたいよ」
香澄(ポピパのためや、紗夜さんに託されたから。そういうのもあるけど)
香澄(やっぱり私が喧嘩する理由なんて相手に勝ちたいから、そんなもんだよね)
蘭「...そっか」
香澄「そっちこそいきなり何?」
蘭「別に。ただ聞いただけ」
香澄「はぁ!? 何それ?」
蘭(私はこの戦いに勝って父さんにみんなを、そして今の私を認めてもらう)
蘭(そのためにも負けられない、そう思って喧嘩してた)
蘭(けど...)
蘭「はぁー、めんどくさい」
香澄「今度は何?」
蘭「こっちの話」
香澄「そう。んじゃ、続けるよ」
蘭「いいよ。その前に最後に一つ」
香澄「ん?」
蘭「私はやっぱり負けたくない。だからこそあんたを倒すよ」ニヤ
蘭(確かに父さんだとか、認めてもらうだとかより)
蘭(今は純粋に香澄に負けたくない、ってのが一番だ)
香澄「そっか。ふふ、今の負けたくないはさっきの負けたくないと違うみたいだね」ダッ!
蘭「どうかな!」ダッ! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/20(水) 14:40:20.04 ID:pH5KvzL90<> 香澄「おりゃ!!」ブン!
蘭「くっ、このぉ!」バシ!!
香澄「ぐふっ! うりゃ!!」ビュン!!
蘭「がはっ! うら!」シュン!!
香澄(このまま!)
蘭(殴って勝つ!!)
香澄「はぁぁ!!」
蘭「たぁぁ!!」
香澄「スタービート!!」回し蹴り!!
蘭「くっ!」ザザ!
香澄(躱された!?)
蘭「今だ!」
蘭「くらくらーいあうと!!」正拳突き!!
香澄「っら!」バッ
蘭(避けられた!?) <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/20(水) 14:52:01.38 ID:pH5KvzL90<> 香澄(前の技は)
蘭(効かないって訳ね)
香澄「だったら!」ビュン!
蘭「違うやつで!」ドシ!
香澄「おりゃ!」バシン!!
蘭「うぐ!」ズズ
香澄(いっけ!)
香澄「タイム・ラプス!!」ラッシュ!!
蘭「ぐふっ、うぐっ、がは!」バシ、ドゴ、バシン
香澄「このまま!」シュ!、シュ!、シュ!
蘭「うっ...はっ!」バシ、バシ
香澄(腕をつかまれた!?)
蘭「はぁー!」頭突き
香澄「っつ!!」バシ!
蘭「トゥルーカラー!」膝蹴り!
香澄「がぁ!」ドゴ!! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/20(水) 14:58:37.32 ID:pH5KvzL90<> 香澄(やばっ..い!)ゴホゴホ
蘭「そら!」パンチ!
香澄「ぐふ!」ベシ
香澄「この!」ブン!
蘭「くっ!」バッ
香澄(マジでやばい。こうなったら!)
蘭(次の一撃で!)
香澄、蘭((勝つ!!))
香澄「ライト・ディライト!!」パンチ!!
蘭「ヘイ・デイ・カプリチオ!!」パンチ!!!
バキ!!! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/20(水) 15:04:32.04 ID:pH5KvzL90<>
香澄「がっ、は...」ポタポタ
蘭「....」ハァハァ
香澄「まさ、か」ポタポタ
香澄(クロス、カウンター? 狙って..たの?)フラフラ
香澄(やば、い。血が.. それに、平行、かんか..く...も)フラフラ..バタン
蘭「私の、勝ち。でしょ?」ハァハァ <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/20(水) 15:12:30.24 ID:pH5KvzL90<> 香澄「...」フラフラ...バタン
有咲「香澄!!」
有咲(どうなってるんだ!? 香澄がやられたのか!? そんなはず...)
モカ「よそ見はよくないなぁ〜」シュ!シュ!
有咲「がっ!くそ!」バシ、バシ
有咲「どけよ!」ビュン!
モカ「あらら〜」ヒョイ
モカ(攻撃が単調になってきましたね〜)スカスカ
有咲「くそ! はやく! 香澄のところに!!」シュ!シュ!
モカ「ほ、よ!」ヒョイヒョイ
モカ「モカちゃんパーンチ!」キック!
有咲「ぐは!」バシ!
モカ「心配しなくても蘭と私には勝てないよ〜」
有咲「この、お前!」ダッ!
モカ(少し勢いが足りないけど)
モカ「ツナグソラモヨウ!!」ドロップキック!!
有咲「ぐわぁ!!」ドン!!! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/20(水) 15:16:52.36 ID:pH5KvzL90<> モカ「...ふふふ、さっきの熊さんには決まらなかったからね」
モカ「今回はきれいに決まった。...おっと」ガク
モカ「正直モカちゃん、かなりフラフラ〜」
有咲「く...そぉ」ググ
有咲「思いっきり食らっちまった」ゴホゴホ
有咲「はぁはぁ、きつい、な」スーハー
有咲「それより、香澄は?」チラ
香澄「....」
有咲「!! おい! 香澄!」ダッ!
モカ「えれれ? またまたさっきと同じ展開。モカちゃんほったらかしですか?」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/20(水) 15:25:41.86 ID:pH5KvzL90<>
巴「おりゃぁぁぁぁーーー!!!」ブン!!!
たえ「うわ!」バシン
沙綾「うぐ!」バシン
りみ「きゃぁ!」バシン
夏希「三人とも! 大丈夫!?」
沙綾「追い詰めた、はずなのに...」ヨロヨロ
りみ「いきなりさらに強くなって」ヨロヨロ
たえ「ピンチになったら強くなる..香澄みたい」フラフラ
巴「はぁ、はぁ、いってーな、しかし」
巴「けど、へへ。まだまだだぜ。今、めちゃくちゃ体中が熱いんだ」
巴「燃えてくるぜーーー!!」
沙綾「香澄と言い、喧嘩バカばっかり」ムク
たえ「いわば対香澄みたいなもの」
沙綾「お、それいいね。香澄をぶっ飛ばすイメージで」
りみ「そ、それっていいのかな?」
夏希「あんたら香澄のこと嫌いなの?」
たえ「まだ勝ったことないだけ。嫌いってわけじゃない。むしろ好き」
沙綾「まだ香澄に勝ったことないだけ。嫌いとそんなんじゃないよ。むしろ...」
りみ「ふふ、仲いいでしょ?」
夏希「そのようで」
巴「よっしゃー! もういっちょ行くぜ!!」ダッ! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/20(水) 15:34:24.89 ID:pH5KvzL90<> 有咲「香澄!!」ダッ!
香澄「あり、さ..?」
有咲「おま、口から血が!」
香澄「大丈夫、だから」
蘭「ちょっと、邪魔しないでくれない?」
モカ「ごめーん」
蘭「モカ、まさかあの人」
モカ「モカちゃんのお相手です」
蘭「なんでこっちきてるのさ」
モカ「ちょっと逃げられて...」
香澄「...」
香澄(やられたのに、何か落ち着いてる。この感じ...)
香澄(紗夜さんとやったときみたい...)
有咲「おい! 香澄!」ユサユサ
有咲「くそ、香澄が負けたのかよ」ギリ
香澄「まだ負けてない」
有咲「うわ!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/20(水) 15:40:06.24 ID:pH5KvzL90<> 香澄「有咲はもう一人の人に集中して。まずは自分の喧嘩でしょ」ドックンドックン
有咲「それは... てか、お前どうした?」
香澄「別に。ただもう二度とやられないから」ムク
有咲「そ、そうか?てか、雰囲気変わってね?」
蘭「香澄! 完全に倒したと思ったのにね」
香澄「いや、正直やられてもおかしくなかったよ」ドックンドックン
香澄「けど、私を倒したいならちゃんと意識まで確認しないと」ドックンドックン
蘭「そうみたいだね。けど、大丈夫? そんな体で?」
香澄「それはお互い様でしょ? それに...」ドックンドックン
香澄「もう、食らわないから」ドックン、ドックン <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/20(水) 15:52:47.81 ID:pH5KvzL90<> ここまでで
それと続きは月曜日に書く予定です
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/25(月) 16:14:04.70 ID:b+z8mthg0<> 花咲川 三階
七菜「ふっ! はっ!」シュッ!シュッ!
リサ「それ〜、それ!」スカ、ヒョイ
七菜(さっきからまったく当たらない)
七菜「...まさか、見切ったの? もう?」
リサ「得意なんですよね。そういうの」
七菜「なるほど」
七菜(このままやってても不利になるだけか)クル
リサ「ん? どうしたんですか?」
七菜「誰かと変わってくるから少し待ってて」タタタ
リサ「えぇー! いやいや! ちょっと!」
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/25(月) 16:24:51.09 ID:b+z8mthg0<> ゆり「はぁー!!」シュン!シュン!
友希那「ふん!」バッ!
ひなこ「私も!」ビュン!
ゆり「それ!」グル、バシン!!
友希那「っく!」バッ
友希那(どちらか片方の側面に!)スタ
リィ「おっと、きたな」シュン!
友希那「!?」ガツン!
友希那(よまれた? いったん距離を...)
ひなこ「させないぞー!」バッ!!
友希那「いつの間に!」グル、ビュン!
ひなこ「なんちゃって」スカ
ゆり「たぁ!!」パンチ!!
友希那(後ろから!?)
友希那「っつ!」バシン! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/25(月) 16:40:58.14 ID:b+z8mthg0<> ゆり「こんなに仕掛けて、ようやく一撃か」
リィ「これは思ったより大変そうだな」
ひなこ「ってか、私にもパンチ少しかすったよ!?」
ゆり「それは...ごめんね」
友希那「ふぅー、なるほどね」
友希那(あの三人、恐ろしいほど連携がとれているわ。あらかじめ決めてある動きかしら? それにしても仕掛ける時に打ち合わせしたそぶりもないし)
友希那(一人一人の強さは大体把握できてはいる。三人の中だとゆり、って人が一番強い。私達の学校の三年トップよりも)
友希那(けどそれでも一対一なら問題ない。問題なのは三人で、しかもあのコンビネーション)
友希那「けど私に同じパターンは通用しないわ」
ゆり「私達だって同じ動きが通用するとは思ってないよ」
リィ「私達のパターンも一つじゃないしな」
ひなこ「そうそう!」
友希那「でしょうね。こうなったら....」
七菜「ごめん。誰かあの子の相手変わって?」タッタタ
リィ「...急にどうした?」
ゆり「あっちの子は?」
七菜「後ろ」チラ
リサ「友希那〜、ごめーん!!」タッタタ
友希那「倒した訳でも、やられたわけでもなさそうだけど?」
リサ「それが、いざ反撃だ! ってなった時にこっちに移動されて」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/25(月) 16:53:55.85 ID:b+z8mthg0<> ひなこ「あれれ〜、逃げてきたの?」
七菜「そんなんじゃないから」
ゆり「今煽ってどうするの」
リィ「誰か変わる?」
ひなこ「しょーがない! 私が行ってあげよう!」
ゆり「それもいいけどせっかく四人揃ったんだからこのままいかない?」
リィ「確かに」
七菜「なるほどね」
ひなこ「ま、それでもいっか」
ゆり「ロゼリアの子達には悪いけど、私達は四人で戦えば無敵だから」
友希那「まぁ、そういうことなら仕方ないわ」
リサ「うぅ、ごめん」
友希那「謝らなくていいわ。それより次はしっかりと頼むわよ」
リサ「それは勿論!! ....ってあれ? 何か向こうが...」
友希那「四人できそうな感じね」
リサ「そうっぽいね。な、ならさ! 私達も二人で戦わない!?」
友希那「...まぁ、向こうに苦戦しているわけだし」
リサ「そっか。ならさ! ね!」
友希那「わかったわ。二人で戦いましょう、リサ」
リサ「うん!! よーし! 絶対勝とうね!」
友希那「勿論よ」
<>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/25(月) 17:06:30.81 ID:b+z8mthg0<>
蘭「がはっ! こ、のぉー!!」ビュン!!
香澄「ふっ」ヒョイ、バシン!!
蘭「ぐはぁ!」フラフラ、ガク
香澄「....」ドックン、ドックン
蘭「何なのさ、急に。別人のように強くなっちゃって」フラフラ、ムクリ
香澄「何って言われても、私は星の鼓動が聞こえてるだけだけど」
蘭「星の鼓動? 何言ってるの?」
香澄「いや、そのままだよ」
蘭「ほんと、意味わかんないんだけど!」ダッ!
モカ「....」チラ
有咲「おりゃ!」パンチ!
モカ「!! わわ!」チッ!
有咲「てーい!」キック!
モカ「うっ!」バシ!
有咲「くらえー!」パンチ!
モカ「のわぁー!」バタン <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/25(月) 17:14:03.20 ID:b+z8mthg0<> 有咲「わざとらしい声上げやがって」
有咲(けど、確かにはいったな)
モカ「うぅ〜、いたた...」
有咲「どんなもんだ」
有咲「...」チラ
有咲(確かに気になる。香澄のやつ、いきなに強くなりやがった)
有咲(色々聞きたいけど後回しだ。まずはこいつを!)
モカ「よいしょ」フラフラ
モカ(これは、もう限界っぽいな〜)
モカ「今日は頑張ったししかたないよね〜」
モカ(けど)
モカ「こうなったらひーちゃんもどきだけでも」グググ
有咲「誰がもどきだ」
有咲(こいつももう限界だろ、流石に)
有咲「今決めてやる!」ダッ! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/25(月) 17:20:41.95 ID:b+z8mthg0<>
モカ「くらくらーいあうと!!」パンチ!
有咲「私も...のわぁ!」ズコ!
モカ「えぇ!?」
有咲(足がもつれて... やべ! ぶつかる!)
有咲「ちょまま、ちょまま、ちょっと待って! ちょっとー!」頭突き!
モカ「ぐへぇ!」ドゴ!
有咲「うわぁ」ゴロン
モカ「う、ぐぐ...こ、こんなやられ、方」ガク、バタン
有咲「あ、あれ? 勝った、よな?」
有咲「そ、そうだ、勝った! リベンジ達成!」
有咲「....何かすっきりしないけど」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/25(月) 17:29:25.30 ID:b+z8mthg0<> 巴「でりゃー!!」ビュン!
たえ「はぁぁぁ!!」バシン!
沙綾「たぁぁぁ!!」ドシン!
りみ「す、ごい。おたえちゃんもさーやちゃんも」
夏希「...沙綾のやつ。ふふ、いっけー!」
たえ(確かに強い。けど)
沙綾(いずれ香澄に勝とうっていうんだからこんな人数差で負けちゃいられない!)
巴「へへ、いいぜ、すっごいいい! こんなに熱い勝負をしてんだ。ぜってー負けたたくねー!」
たえ「それは!」
沙綾「私達もだよ!」チラ
りみ「!!」
りみ「夏希ちゃん、いくよ!」ダッ
夏希「え!? ちょっと!」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/25(月) 17:39:29.51 ID:b+z8mthg0<> たえ「いくよ! 私の最終奥義! 受けれるものなら受けてみて!」ダッ!
沙綾(そんなのあったんだ)
たえ「ホームストリート!!」キック!!!
巴「どりゃぁー!!」ガシ!
沙綾「今度こそ、私も!!」ダッ!
沙綾「八月のイフ!!」キック!!
巴「負けるかー!」バシン!
沙綾(私とおたえのキックをそれぞれ腕一本で...)
たえ「悔しい...」
巴「受けきったぜ、最終奥義ってやつ! 今度はアタシの最終奥義を食らわせてやる!」
沙綾「私のは最終奥義じゃないけどね。けど、いいのかな?」
巴「何?」
たえ「私達の攻撃はまだ終わってないよ」 <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/25(月) 17:53:02.80 ID:b+z8mthg0<> りみ「イチコロねの低温レシピ!!」キック!!
バシン!!!!
巴「がっ! ぐはぁ!」ヨロヨロ
たえ「りみがキックを..」
りみ「けどまだ倒れないよ」
沙綾「大丈夫! ナツ!」
夏希(まったくこんなお膳立てしてくれちゃって)
夏希「絶対決めてやる!」
夏希「ビ・シャイン・シャイニング!!!」パンチ!!
バシン!! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/25(月) 18:00:12.73 ID:b+z8mthg0<> 巴「ぐはぁっ!!」ザザ!
夏希「これで!」ハァハァ
沙綾「どうだ!」ゼェゼェ
巴「ぐぅ、はぁはぁ」ヨロヨロ
りみ「お願い! 倒れて!」
たえ「...ごくり」
巴「っつ、ぜぇぜぇ」フラフラ
巴「く、そっ! ここまで、か」フラ、バタン
りみ「...勝った、よね?」
たえ「うん。...多分」
りみ「やったぁ!」ヘナヘナ
たえ「ふぅー」ゴロ
たえ「厳しい戦いだった」バタ
夏希「や、やった...やった!!」
沙綾「ナツ」スッ
夏希「!! ふふ」スッ
沙綾、夏希「「いえーい!!」ハイタッチ! <>
◆sfvyBU76YRxD<><>2019/02/25(月) 18:02:16.04 ID:b+z8mthg0<> ここまでで <>
◆UoIACtoViU/N<><>2019/02/27(水) 15:43:26.01 ID:cwO3b9mc0<> 香澄「はぁ!」パンチ!!!!
蘭「ぐはっ!!」バタン
蘭「くっ、そ」ハァハァ
蘭(みんな)チラ
巴「...」
モカ「...」
つぐみ「...」
ひまり「...」
蘭(くっ!)
蘭「私、まで、倒れる、わけには!」フラフラ
香澄「強かったよ。正直、星の鼓動が聞こえてなかったら絶対に負けてた」ドックン、ドックン
蘭「へん! もう勝ったつもり? まだ負けてないっての!!」
香澄「そうだね。私もさっきのパンチのお返ししたいし!」グイ <>
◆UoIACtoViU/N<><>2019/02/27(水) 15:53:39.39 ID:cwO3b9mc0<> 蘭(絶対に香澄だけには勝ってみせる!)
蘭(いきなり速くなったし、攻撃は重くなったけど、それでも向こうだってダメージは残ってるはず!)
蘭(現にまだ血はでてるし)
蘭(後一発、まともに入れば勝てる)
香澄「...」ドックン、ドックン
蘭「っ!」ダッ!
香澄「....」ダッ!
蘭(どうせなら私の技の中で一番自信のあるこの技で!)
香澄(紗夜さんの時に決めきれなかったこの技で!)
蘭、香澄((決める!!))
蘭「ザットイズハウアイロール!!」キック!!!
香澄「スタービート!!」回し蹴り!!! <>
◆UoIACtoViU/N<><>2019/02/27(水) 16:00:08.50 ID:cwO3b9mc0<>
ガツン!!!!
香澄「うっ、りゃ!!」ビュン!
蘭「うっっ、だぁ!」バキ
蘭(足が! けどまだ!)
蘭「腕が、ある!!」グイ!
香澄「!?」
蘭「ヘイ・デイ・カプリチオォ!!」パンチ!!
香澄(ちょうど良いよ)
香澄「私もお返ししたかったからさ!」
香澄「イエス!バンドリ!!」パンチ!!
ドゴ!!! <>
◆UoIACtoViU/N<><>2019/02/27(水) 16:04:33.07 ID:cwO3b9mc0<>
香澄「...」
蘭「...がはっ!!」フラフラ
香澄「ふぅー」
蘭「なっ、さっきの私と、おな、じ...」
香澄「そ。クロスカウンター、だよ」
蘭「...ほんと、むか、つ、、く」バタン
香澄「...正直、危なかっ、た」フラフラ...バタン
<>
◆UoIACtoViU/N<><>2019/02/27(水) 16:09:48.66 ID:cwO3b9mc0<> 有咲「香澄! おい!」
沙綾「しっかりして! 香澄!」
香澄「...う、うぅん?」パチリ
りみ「あ! 良かった!!」
たえ「目が覚めた!」
香澄「私...もしかして気を失ってた?」
沙綾「少しの間だけどな」
有咲「お前が倒れたのが見えたから近寄って声かけたら目を覚ましたって感じだ」
香澄「そっか... 心配かけたね」
沙綾「まぁ、そんなに心配してないけど」
香澄「ひどい...」
香澄「それより蘭ちゃんは?」キョロキョロ
夏希「倒れてるよ。意識も失ってる」
香澄「なっちゃん...」
沙綾「他のアフターグロウのメンバーも倒したよ」
香澄「そっか。みんなもお疲れ様」 <>
◆UoIACtoViU/N<><>2019/02/27(水) 16:16:45.98 ID:cwO3b9mc0<> たえ「アフターグロウ、強かった」
りみ「...うん。とっても」
沙綾「しかも私達が来る前から戦ってたんだよね?」
夏希「うん。ハロハピ達とね」
有咲「それであんなに動けたのかよ」
りみ「最初っから戦ってたら負けてたかも...」
香澄「けど、今回は勝った。でしょ?」
沙綾「香澄...」
香澄「次やったらどうかわからない。けど、少なくとも今回は私達が勝った。それでいいじゃん」
有咲「...そう、だな」
たえ「うん! 私達ポピパの勝利!」
りみ「うん! そうだね!」
沙綾「そういうことにしておきますか」 <>
◆UoIACtoViU/N<><>2019/02/27(水) 16:27:13.19 ID:cwO3b9mc0<> 香澄「さて、友希那さん達を追っかけない、と」グググ、バタ
有咲「お、おい! 大丈夫か?」
香澄「うぅ、思ったよりダメージがでかい」
沙綾「思いっきり血流してるもんね」
りみ「少し休む?」
たえ「正直私も疲れた」
夏希「よい、しょ」ズズズ
沙綾「ナツ?」
夏希「ああ、気にしないで。倒れたチスパのみんなを移動させてるだけだから」
沙綾「手伝おうか?」
夏希「いいから、休んでて」
香澄「いや、行かないと!」ググ、ヘナヘナ
有咲「無理じゃねーか」
香澄「うぅ、お腹すいた」グー
たえ「私も」グー <>
◆UoIACtoViU/N<><>2019/02/27(水) 16:35:26.84 ID:cwO3b9mc0<>
花音「みんな、お疲れ様!」タッタタ
香澄「花音先輩?」
花音「みんな勝ったんだね。すごい」
有咲「いえ、先輩達、ハロハピが戦っててくれたおかげですよ」
沙綾「花音先輩は何を?」
花音「私もハロハピのみんなを安全な教室に移動させてたんだ。力がなくて時間がかかったけど」
たえ「なるほど」
花音「みんなはこの後どうするの?」
りみ「上に行って校章を守りに行きます!」
花音「そっか。さっき行っちゃった人達を追いかけるんだね。きっと今グリッターグリーンの人達が止めてくれてると思うけど」
有咲「グリグリさん達が!?」
沙綾「そっか。校章の前守ってくれてるんだね」
りみ「お姉ちゃん達がいるなら大丈夫だよ!」
たえ「うん、安心だ」
香澄「けど、私達も参戦した方がいいよ」
有咲「って言ってもお前動けないんだろ? 腹も空いてるだろうし」 <>
◆UoIACtoViU/N<><>2019/02/27(水) 16:47:08.46 ID:cwO3b9mc0<> 花音「お腹すいてるの? それなら、はい」ヒョイ
たえ「!!」
沙綾「それは...コロッケ?」
花音「はぐみちゃんがね、喧嘩が終わったら食べようって持ってきたの」
りみ「コロッケを?」
有咲「えーと、もらって良いんですか?」
花音「私が食べたことにしておくから。みんなはもう少し喧嘩するんでしょ?」
香澄「花音先輩! ありがとうございます!」パク
たえ「ございます!」パク
有咲「はや!」
沙綾「すいません」
花音「大丈夫だよ」
りみ「ありがたくもらった方が良いよね」
有咲「だな。実は腹減ってたし」
沙綾「私も。少し休憩してから行こう」
香澄「美味しい!」パクパク
たえ「美味しい!」パクパク <>
◆UoIACtoViU/N<><>2019/02/27(水) 16:53:30.59 ID:cwO3b9mc0<> 羽丘 二階
紗夜「はぁ、はぁ、ゴホッ!」ポタポタ
日菜「はっ、はっ、すぅー...ゴホゴホ!」ポタポタ
花女生「す、すごい...」
花女徒「喧嘩を始めてかれこれ一時間たったよね?」 <>
◆UoIACtoViU/N<><>2019/02/27(水) 17:03:05.02 ID:cwO3b9mc0<> 紗夜(右腕の感覚がなくなってきてるわね。動かせはするものの)グググ
紗夜(体を動かす度にどこかが痛い。ひどい有様ね)ズキズキ
日菜(血を流してるお姉ちゃんもかっこいいけど)フラフラ
日菜(すっごい意識を失いそう)
日菜「へへ...」
紗夜「また妄想?」
日菜「違うよ!」
日菜「今ね、すっごく意識がなくなりそうなの。こんなこと初めてでどんな感じなのかな〜って」
紗夜「そう。あまりいいものではないわよ」
紗夜(私も喧嘩を始めた時なんかはよく気を失うまで喧嘩をしていたけれどね)
紗夜(主に湊さんにやれていたけど)
紗夜(私もやり返していたしお互い様だわ)
日菜「にしても、やっぱりお姉ちゃんはすごい!」
紗夜「急にどうしたの?」
日菜「だって私ここまでボロボロになるまで喧嘩したことなかったもん!」
日菜「大抵こんなになる前に倒しちゃうし」 <>
◆UoIACtoViU/N<><>2019/02/27(水) 17:09:50.50 ID:cwO3b9mc0<> 紗夜「そうでしょうね」
日菜「へへ、だからね。今すごく痛いけど、楽しいの」フラフラ
紗夜「フラフラじゃない」
日菜「お姉ちゃんだってさっきから全然動いてないよ?」
紗夜「ただ立ってるだけよ」
日菜「もーう! そうやってすぐ否定して!」
紗夜「ホントのことだもの」
日菜「そうだけどさ〜...あ! いいこと思いついた!」
紗夜「何よ?」
日菜「二人同時に同じ攻撃して決着つけない!?」
紗夜「はぁ!? 貴方何言ってるの?」
日菜「だからさ! 私とお姉ちゃんと同時に同じ攻撃して決着つけようってこと!」
紗夜「同時に同じ攻撃、って何するのよ?」 <>
◆UoIACtoViU/N<><>2019/02/27(水) 17:22:44.15 ID:cwO3b9mc0<> 日菜「それは〜、さっきお姉ちゃんがやってたデタミネーションってやつ!」
紗夜「あのキックを?」
日菜「そうそう! 滅茶苦茶かっこいいんだもん! 私もやりたい!」
紗夜「貴方に出来る?」
日菜「一回見たから出来るよ!」
紗夜「はぁー、私が必死に身につけた技が」
日菜「ね!? ね!? いいでしょ?」
紗夜「....わかったわ」
日菜「ホント!? やったー!」
紗夜「白黒つける良い方法だしね」
日菜「へへ、、おっと」フラフラ
日菜「あはは..それじゃやろっか!」
紗夜(あの子も限界のようね)
紗夜「条件は同じ。後はこの一撃に全てをかけるだけ」スタスタ
日菜「うんうん! そういうこと!」スタスタ <>
◆UoIACtoViU/N<><>2019/02/27(水) 17:29:45.49 ID:cwO3b9mc0<> 紗夜(デタミネーションは右足で相手の頭付近を狙って蹴る技)
紗夜(私も日菜も同時に蹴るならお互いノーガードで受けることになる)
紗夜(つまりこれはもう満身創痍な上に蹴りを食らって耐えれるかどうか)
紗夜(そういう勝負ね)
紗夜「ようやく決着、ね」フー
日菜「私は楽しかったよ! 痛かったけど」
紗夜「私は痛いだけだったわ。もうやりたくない」
日菜「えー! そんなこと言わないでよぉ!」
紗夜「いいから集中しなさい。やるわよ」
日菜「あ、うん。まずはこの勝負に決着つけないとね」
紗夜「そういうことよ」
日菜「すーはぁー、うん! いくよ! お姉ちゃん!」
紗夜(これで勝負がつく)
紗夜「ええ! 行くわよ!!」 <>
◆UoIACtoViU/N<><>2019/02/27(水) 17:45:32.74 ID:cwO3b9mc0<> 紗夜「....あ、待ちなさい」
日菜「ええ!?」ズル
紗夜「どうせ絶対に当たるなら違うのにしましょう」
日菜「えぇー、私、技わかんないよ?」
紗夜「大丈夫よ。ほとんど同じだから」
日菜「どんなの?」
紗夜「蹴る前に回転して勢いをつける。それだけよ」
日菜「それだけなら、なんとか」
紗夜「喧嘩中だと中々当たらないのだけどこの状況ならいけそうね」
日菜「でも別に今変えなくても」
紗夜「いいじゃない。名前、貴方がつけて良いわよ」
日菜「いいの!? これからもお姉ちゃんが使う技なんだよね!?」
紗夜「ええ、まぁ、一応」
日菜「やったー! ならいいよ!」
紗夜「ほんと、単純な子」フフ <>
◆UoIACtoViU/N<><>2019/02/27(水) 17:54:48.21 ID:cwO3b9mc0<>
日菜「決めた! 技の名前は、デタミネーション・シンフォニー!!」
紗夜「シンフォニー、ね。なるほど」
日菜「あぁ〜。感動だよ〜」
紗夜「さてと、練習も良いわね」シュ!
日菜「うん! 大丈夫だよ!!」シュ!
紗夜「それじゃ、今度こそ行くわよ」
日菜「うん!」
紗夜「っ!」ダッ!
日菜「っ!」ダッ! <>
◆UoIACtoViU/N<><>2019/02/27(水) 18:04:03.19 ID:cwO3b9mc0<>
紗夜(絶対に勝つ!!)グル
日菜「ほっ!」グル
紗夜、日菜「「デタミネーション・シンフォニー!!!」」キック!!!!!
バシン!!!! <>
◆UoIACtoViU/N<><>2019/02/27(水) 18:07:25.42 ID:cwO3b9mc0<>
紗夜(ぐっ!)ズキ
日菜「うっ!」バキ
紗夜「はぁー!!」バン!!
日菜「えぇーい!!」バン!!
ドン!! ドン!! <>
◆UoIACtoViU/N<><>2019/02/27(水) 18:12:46.98 ID:cwO3b9mc0<> 花女生「二人とも!」
花女徒「吹き飛んだ!?」
紗夜「ぐ..うぅ...」バタ
日菜「うぐぐ..うっ」バタン
花女生「そして二人とも倒れちゃった」
花女徒「引き分け、ってこと?」 <>
◆UoIACtoViU/N<><>2019/02/27(水) 18:17:36.09 ID:cwO3b9mc0<>
友希那『紗夜、今度の学校対抗での戦い、そこで決着をつけましょう』
ゆり『紗夜ちゃんに指揮を任せようと思ってるの』
ゆり『大丈夫、もう紗夜ちゃんは私達花女の仲間だから』
燐子『紗夜さん、頑張って...いえ、頑張り、ましょう』
あこ『紗夜さん。あこは、またロゼリアとしていたいです!』
リサ『待ってるからね、紗代』
香澄『わかりました。花女は任せてください!』
香澄『その代わり、紗夜さんは羽丘の校章、お願いしますね!!』 <>
◆UoIACtoViU/N<><>2019/02/27(水) 18:24:34.54 ID:cwO3b9mc0<> 紗夜(わた、し、は...)
紗夜「う、ぐぐ...」ピクピク
紗夜「うぐ、ぐぐぐ!!」グググ!
紗夜「う、ぁああああ!!」ムクリ
花女生「!!」
花女徒「紗夜さんが起き上がった!!」
紗夜「はぁ、はぁ、はぁ、」ヨロヨロ
紗夜「ひ、、な」スタ
日菜「おね、、え、ちゃん」
紗夜「今は、寝て、なさい。話は、家に、帰って、から、よ」ヨロヨロ
日菜「へへ、う、ん。わか、、った」ガク
紗夜「....」
紗夜(今の勝負...花女に行かなければ、勝てなかったかもしれないわね)
紗夜「私、が、誰かのために、喧嘩する、なんて、ね」 <>
◆UoIACtoViU/N<><>2019/02/27(水) 18:34:25.17 ID:cwO3b9mc0<> 彩「はぁ、はぁ..あ! 紗夜ちゃん!!」タッタタ
紗夜「丸山、さん? なぜここに? 今日は来れないと、白鷺さんから聞いて、いたのですが」
彩「え、えっと、色々あって来れるようになりまして!」
紗夜「そう、ですか。助かり、ます」
彩「だ、大丈夫? すごくフラフラしてるけど」
紗夜「何とか。それより、いよいよ校長室に行き、最後の戦いです。他のメンバーが合流次第、行きます」
彩「あ、うん! 他の通路から来た人達もここに合流するようにしたから集まるまで少し休んでた方がいいよ!」
紗夜「そう、ですね。では、お言葉に甘えて...」バタン
彩「きゃ! だ、大丈夫!?」
紗夜「メンバーが集まり次第、起こしてくださ、い。時間もありませんので長くても五分です」
彩「わ、わかったよ!」
紗夜「...」スースー
彩「え? 寝た、のかな?」 <>
◆UoIACtoViU/N<><>2019/02/27(水) 18:41:48.22 ID:cwO3b9mc0<> 花女 三階
ゆり「ドントビーアフレイド!!」キック!!
友希那「ワンネス!!」キック!!
友希那「はっ!」バシン!
ゆり「ぐっ、うっ!」ザザ!
友希那(このまま一気に!)ザッ!
リサ「友希那!!」
リィ「ドントビー...」キック!!
七菜「アフレイド!!」キック!!
友希那「!!」バッ!
友希那(躱しきれない!!」)バシン! <>
◆UoIACtoViU/N<><>2019/02/27(水) 18:45:44.01 ID:cwO3b9mc0<> 友希那「ぐっ!」ゴロ
リィ「当たったけど...」
七菜「片腕一本かな?」
リサ「友希那!」バッ!
ひなこ「おっと!」シュ!
リサ「きゃ! この!」スカ、シュ!
ひなこ「ほいほーい!」ヒョイヒョイ
リサ「どいて、よ!!」ビュン!
ゆり「隙だらけ、だね」シュ!
リサ「いつの間に!? うっ!」ベシ!
ひなこ「チャーンス!」バッ!
ひなこ「ドントビーアフレイド!!」キック!!
リサ「きゃぁ!!」バシン!! <>
◆UoIACtoViU/N<><>2019/02/27(水) 18:52:54.66 ID:cwO3b9mc0<> ひなこ「こっちは決まったね!」
ゆり「あっちに戻るわ。お願いね」
ひなこ「ほいほーい」
リサ「いたた...」
友希那「リサ」
リサ「友希那! 大丈夫!? いまそっちに...」
友希那「来なくていいわ」
リサ「え?」
友希那「お互い目の前の相手に集中しましょう」
リサ「あ、うん。...わかった」
リサ(私は友希那の助けになるどころか逆に...)
リィ「押せ押せだけど」
七菜「油断できないね」
ゆり「その通り」
ゆり(実際、事前に決めてある攻撃パターンでは通用してない)
ゆり(その場その場でみんなが対応してなんとか攻撃出来てる感じ)
ゆり(そろそろ攻撃パターンもなくなるし、早めに決めたい所だね) <>
◆UoIACtoViU/N<><>2019/02/27(水) 19:04:22.33 ID:cwO3b9mc0<> 友希那「ん」グパグパ
友希那(多少痛むくらいね。問題ないわ)
友希那「さて」スゥ
友希那(三人相手、いい加減になれてきた所よ)
友希那(確かに毎回毎回攻撃の仕方は違うけれど全てにおいて共通していることがある)
友希那(そこをつけば...)
リィ「いくぞ!」バッ!
七菜「えぇ」ダッ!
ゆり「うん」ダッ!
リィ「たりゃ!」ブン
友希那「ふっ」スカ
七菜「えい!」ビュン!!
友希那「...」スカ
友希那(この二人はフェイク。本命は)チラ
ゆり「たぁ!!」ビュン!!
友希那「読み通りよ!」ガシ!
ゆり(掴まれた... けど) <>
◆UoIACtoViU/N<><>2019/02/27(水) 19:11:43.18 ID:cwO3b9mc0<> リィ(そのままゆりに攻撃するはず!)
七菜(その瞬間、私達が別々の方向から!)
友希那「...」パッ
ゆり「な!?」
リィ「!?」
七菜「!?」
ゆり(私の足を離して、リィの方に!?)
友希那「当たりね」グイ
リィ(狙いは私か!)ザッ!
七菜「こっちが仕掛ける前に!」ダッ
リィ「望む所だ!」バッ!
リィ「ドントビーアフレイド!!」キック!!
友希那「それはもう見たわ」グル
友希那「ブラックシャウト!!」キック!! <>
◆UoIACtoViU/N<><>2019/02/27(水) 19:20:52.13 ID:cwO3b9mc0<> バシン!!
リィ「ぐはっ!」バッシン!
七菜「リィ!」
ゆり「っつ!」バッ!
友希那「まずは一人」
リィ「う、うぅ」バタ
友希那「次は貴方ね」クル
七菜「やれるものなら!」シュ!
友希那「ふん!」バシ!
ゆり「はぁ!」ビュン!
友希那「ふっ!」ヒョイ
ゆり(完全に避けられた!?)
友希那「レジェンダリー!!」パンチ!!
七菜「きゃあぁ!!」バシン! <>
◆UoIACtoViU/N<><>2019/02/27(水) 19:23:35.31 ID:cwO3b9mc0<> すみません、一時中断します
数時間後には再開するので <>
◆UoIACtoViU/N<><>2019/02/28(木) 04:01:17.62 ID:7cTY7P+G0<> ゆり「七菜!」
七菜「う、あぁ...」バタ
友希那「これで貴方一人ね」
ゆり(リィと七菜がほぼ一撃...)
ゆり(それでも!)
ゆり「タイマンだって望む所だよ!」ダッ!
友希那「私もよ」ダッ!
ひなこ「とー!」ビュン!
リサ「くっ!」ガッ!
ひなこ「あっちもやばそうだし、こっちは終わらせてもらうよ!」シュ!
リサ「っと! そうはさせない、ですよ」スカ
ひなこ「ん?」
ひなこ(当たらなくなってきてる? っていうよりこれは)
ひなこ「動きが読まれ始めてる?」
リサ(例え相手が三年生でも友希那のために)
リサ「負けるわけにはいかない!」シュ! <>
◆UoIACtoViU/N<><>2019/02/28(木) 04:20:52.06 ID:7cTY7P+G0<> リサ「たぁ!」シュ!
ひなこ「うっ! っとと」バッ!
ひなこ(いくら動きを読めても)
ひなこ「そんな攻撃じゃ、私は倒せないんだな〜、これが!」パンチ!
リサ「っほ!」スカ
ひなこ「むむ!」
リサ(確かに私の攻撃はあまり強くない)
リサ「でも、私にだって必殺技くらいはあるから!」バッ!
ひなこ「なら私の必殺技と勝負だね!」ダッ!
リサ(絶対に決めてみせる)
ひなこ「いっくよ〜」
ひなこ「ドントビーアフレイド!!」キック!!
リサ「ブラックシャウト!!」キック!! <>
◆UoIACtoViU/N<><>2019/02/28(木) 04:27:31.85 ID:7cTY7P+G0<> ガッ!!!
ひなこ「てりゃ!」バシン!
リサ「うっ!」グググ
リサ(当然だけどキックの打ち合いじゃ私は勝てない。けど!)バッ!
ひなこ「突っ込んできた? 返り討ちだー!」ビュン!
リサ(ギリギリで躱して、後ろに回り込む!!)
リサ「とりゃ!」スカ
ひなこ「この〜! ちょこまかと!!」裏拳!!
リサ「今だ!」ダキ
ひなこ「!!」
リサ「ロードナイト!!」スリーパーホールド!! <>
◆UoIACtoViU/N<><>2019/02/28(木) 04:38:42.84 ID:7cTY7P+G0<> ひなこ「へ!? 嘘!」グググ
リサ(決まった! あとは逃がさない!)ガッシリ!
ひなこ「うぐぐ...この! この!」ガッ!ガッ!
リサ「いた! った! おとなしくして!」グググ
リサ(友希那から教えてもらった私の技。これなら相手に決まりさえすればあとは)
リサ「落ちて、ください」ギリギリ
ひなこ「うげ...ホントにやば、い」グググ
ひなこ「う、うぅ、だー!!」ブンブン
リサ「うわぁ! わわ!」ブンブン
ひなこ「うっ! りゃ!!」バン!バン!
リサ「ぐっ! うぐ!」ドン!ドン!
リサ(後、少し...)
ひなこ「うっ! ...っ!」ヘナヘナ
リサ「いけーー!」ガッシリ!
ひなこ「ぁ.....」ガク
リサ(抵抗がなくなった?)
リサ「やった、のかな?」
リサ「....はぁー!」バタ
リサ「何とか勝てた。いたた... てか、この人暴れすぎ」
リサ「そうだ! 友希那は!」バッ! <>
◆UoIACtoViU/N<><>2019/02/28(木) 04:40:37.33 ID:7cTY7P+G0<> すみません、続きは次スレにします <>
◆UoIACtoViU/N<><>2019/02/28(木) 04:51:52.70 ID:7cTY7P+G0<> VIPで立てたつもりがRで立っているのですが、これって何か間違えました? <>
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします<>sage<>2019/02/28(木) 05:52:10.57 ID:ReJVySKao<> バグでここしばらくはRに建つようになってる
解決策としては専ブラからスレ建てするか、バグで建っちゃったもんは仕方ないからRに建てられた新しい方を使うかくらい
もう最終決着近い感じなのかな
楽しみにしてる <>
◆UoIACtoViU/N<><>2019/02/28(木) 06:10:38.19 ID:7cTY7P+G0<> >>992
ありがとうございます
それではRの方で建てたものを使いますね <>
◆UoIACtoViU/N<><>2019/02/28(木) 07:49:31.34 ID:7cTY7P+G0<> https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1551296846/
【バンドリ】ポピパ「「綺羅綺羅怒気怒気する!」」
続きです。SS速報Rにあります
よければご覧ください <>